1: 2013/03/27(水) 16:17:23.97 ID:fVocFQuz0
灰原「は?何言ってるの?」

コナン「や…やべ!も、もう抑えきれねぇ…」

灰原「は?」

歩美「どうしたのぉ?コナン君」

元太「体が震えてるぞ。うな重食って落ち着け」

光彦「なんで元太君はすべてうな重なんですか…」

コナン「あぁあぁああ!もう無理!らぁああああああああああああああああああああんんんん!!!」

一同「!?」

8: 2013/03/27(水) 16:22:14.05 ID:fVocFQuz0
灰原「きゅ、急にどうしたのよ?」

コナン「はぁ、はぁ…」

元太「やっぱうな重食べて落ち着け」

歩美「コナン君?」

光彦「コナン君が壊れましたぁ~」

12: 2013/03/27(水) 16:24:59.03 ID:fVocFQuz0
コナン「や、やべ…まただ…なんだよこの感情は…くっ」

灰原「ちょっと!!江戸川君落ち着きなさい!」

歩美「そうよ!ほら一回イスに座って!」

コナン「あ、あぁ…」

元太「なんだよどうしたんだよ急に『らぁん』って」

光彦「そんなに叫んでも蘭さんは来ませんよ?」

コナン「み、光彦…違うんだこれは…わっやべ!」

17: 2013/03/27(水) 16:28:37.96 ID:fVocFQuz0
灰原「何よ?」

コナン「らっらぁああああああああああああああああああああああああんん!!!」

一同「!?」

先生「ど、どうしたのよ!?職員室にまで聞こえたわよ!?」

歩美「せ、せんせ~!」

先生「ん?」

歩美「コナン君が!コナン君が!」

先生「え?」

コナン「らぁああああああああああああああああああああああん!!」

先生「え、江戸川君?」

歩美「先生!コナン君がこんな様なんです!どうしたら」

18: 2013/03/27(水) 16:31:30.07 ID:fVocFQuz0
灰原「江戸川君?落ち着きなさい!!一回!」

コナン「は、灰原!無理なんだ!お、おさえきれねぇんだよ…」

灰原「え?」

コナン「さ、叫ぶことを…!」

光彦「さ、叫ぶことを抑えきれない?」

元太「じゃあ、うな重って叫んでみろよ!」

コナン「なんでうな重なんだよ!!」

元太「だって美味いじゃん」

コナン「…まぁ否定できねぇ~けど…」

19: 2013/03/27(水) 16:34:36.14 ID:fVocFQuz0
灰原「そんなことより、叫ぶことを抑えきれないってどういうことよ!?」

コナン「なんというか…叫びたくなっちまうんだよ…急に…お、抑えきれないくらいにな」

先生「江戸川君?どうしたの?一体」

コナン「いや…先生なんでもないです…」

先生「そう…」

コナン「はぁ~今、なんとかおさまったみた…い…」ドキドキ

コナン(またこの感情だ!落ち着け俺!!なんとか…なんとか我慢を…)

25: 2013/03/27(水) 16:39:47.90 ID:fVocFQuz0
   朝の会

先生「えっ~と次は…江戸川コナン君!」

コナン「っ!!(ダメだ…もう抑えきれねぇ…こ、ここまで抑えてきたけど…!も…う)」

コナン「らぁああああああああああああああああああああああああああんん!!」

クラスのみんな「!?」

先生「江戸川君!?」

コナン「って、あ、いや…今のは…えっと…なんでもないです…」

(ど、ど~なってんだ!?)


     アガサ帝

アガサ博士「ほぉ~今日一日中」

光彦「はい。急に叫びたくなるみたいで…今はガムテープでふさいでますが…」

灰原「博士、ちょっと調べてみましょう。何かの病気かもしれないわ」

元太「ああ!調べてくれよ!」

27: 2013/03/27(水) 16:46:03.64 ID:fVocFQuz0
コナン「うあmんぅいzんmんw(博士。俺からも頼む!)」

アガサ博士「ああ…わかった!まずはコナン君のガムテープを外そう」

コナン「dんdmzwm(おう!そうしてくれ!さっきからかゆいんだ)」

アガサ博士「かゆかったのか?じゃあ早くはずさんと…」びりっ

コナン「…!(なんでわかった!?)」

アガサ博士「よ~し!まずは検査じゃぁ!」

コナン「なぁ、俺はど…!」

灰原「ま、まさかもうきたんじゃ!」

コナン「あ、ああ…ま、まだ抑えきれる…あ、もうなんかあっ」

歩美「コナン君!?」

コナン「く、くそ!ら、ら、らぁっらぁあああああああああああああああああああああああああああああん!」

灰原「くっ!さっきのよりさらに大きくなってる!」

元太「耳氏ぬ」

光彦「さっきまで抑えてましたから…」

アガサ博士「これが一日中か」ふむふふ

32: 2013/03/27(水) 16:49:29.30 ID:fVocFQuz0
アガサ博士「そういうことか」

灰原「え?まさかわかったの?原因」

アガサ博士「ああ…。コナン君、蘭君が危険になると叫ぶじゃろ?」

コナン「おう」

アガサ博士「もはやそれだけじゃ抑えきれなくなっとるんじゃ…」

コナン「え」

アガサ博士「そう…つまりこれは…」

コナン「…ゴクッ」

アガサ博士「らぁあああん!!依存症じゃよ!!」

一同「依存症!?」

35: 2013/03/27(水) 16:53:30.45 ID:fVocFQuz0
コナン「ら、蘭依存症?」

アガサ博士「ああ、蘭君の名前を叫ぶことに異常にはまってしまったのじゃ」

コナン「こ、こんなことって…」

歩美「博士!治すことできないの!?」

アガサ博士「う~ん…わしにもよくわからないのぉ~…」

コナン「博士~助けてくれよ~!俺、これからもおっちゃんの推理ショーしなくちゃなんね~のによ~」

アガサ博士「そ、そうじゃの…なんとか事件に遭遇する前に治した方がいいのぉ…」

37: 2013/03/27(水) 16:57:59.28 ID:fVocFQuz0
コナン「はぁ~…早く治してくれよ~」ドキドキ

光彦「!?」

元太「おいコナン…」

コナン「ん、ん?」ドキドキドキドキ

歩美「す、すごい汗よ!?」

灰原「まさかまた!?」

コナン「あ、あぁ…そうみたいだな…おい…俺が抑えきれなくなる前に原因をつきとめてくれよ~」

アガサ博士「む、無理じゃよ!ど、どうにもならんのぉ…ど、どうすれば…」

光彦「あ!思いつきました!叫んでもおかしくはない遊園地へ行くんですよ!」

灰原「え?」

光彦「そこでたくさんあきるまで叫ぶんです!依存症でも、たくさん叫べばもしかしたら…」

コナン「み、光彦!!ナイスアイディア!」ドキドキドキドキドキドキ

39: 2013/03/27(水) 17:02:32.21 ID:fVocFQuz0
灰原「でも、どこに?」

光彦「されはやはり…絶叫マシンの多い富士急ハイランドですね…」

歩美「され賛成!歩美達も苦なしで楽しめられるもん!」

元太「なぁ、そこにうな重ないのか?」

コナン「ま、またうな重かよ!!ん、んんで!い、いついくんだよ」ドキドキドキドキドキドキ

アガサ博士「明日…はどうじゃ?土曜日だし」

一同「賛成!!」

灰原「江戸川君は?」

コナン「お、お…おおおううううああああらぁあああああああああああああああああああああああめーーーーーーーーーーーん!!」

歩美「きゃあああ!」

元太「耳氏んだ」

灰原「す、すごい絶叫」

43: 2013/03/27(水) 17:06:19.10 ID:fVocFQuz0
コナン「はぁ…はぁはぁはぁ…」ドキドキドキドキ

元太「じゃあ俺、先帰るな!なんか耳鼻科行く予定はいったみたいだし」

コナン「わ、悪いな元太…」

元太「ん?なんて言った?」

コナン「わ、悪いな!元太!!」

元太「おう!!」

歩美「じゃあ、明日、博士ん家、6時集合で!」

元太「おう!じゃな!」バタンッ

45: 2013/03/27(水) 17:10:26.04 ID:fVocFQuz0
光彦「にしても…このあとまた叫ぶ確立高いですよ?」

灰原「そ、そうね…どうすれば…」

歩美「ん~…」

コナン「じゃあよ、俺、もう帰るな!」

歩美「え?」

光彦「なんでですか!?」

コナン「お前らに迷惑かけちまうだろ?それに明日の準備もしなくちゃいけねぇ~し」

灰原「確かに…明日の準備した方がいいわね」

歩美「じゃあ歩美達も」

光彦「そうですね!じゃあみなさんまた明日!」

コナン「おう!じゃ~な~!!」

47: 2013/03/27(水) 17:13:40.70 ID:fVocFQuz0
     毛利探偵事務所

コナン(とは言ったものの…また叫ぶ確立高い…どうしたら…)

蘭「あ、コナン君!!明日、富士急行くんだって?」

コナン「あ、うん」

蘭「楽しんできてね♪」

コナン「うん!!」

蘭「あ、それはそうと…今からお父さん、ストーカーにあってるっていう女の人の家に行くんだけど…」

コナン「ま、まさか…」

蘭「コナン君も行こう!私も行くから」

コナン(ま、まずい…絶望的だ)

49: 2013/03/27(水) 17:17:44.70 ID:fVocFQuz0
蘭「あ、タクシー来た!ほら!早く行こう!」グイッ

コナン「あ、う…うん…」



       依頼人の家

美沙「それで毛利さん…ストーカー対策はどうしたら…」

おっちゃん「それはですね~まず…」

コナン「ほっよかった…。今回は事件なさそうだな…」

女「き、きゃああああああああああああ!」

おっちゃん「!?」

美沙「!?」

蘭「!?」

コナン「あぁあああああああ…」

50: 2013/03/27(水) 17:24:12.90 ID:fVocFQuz0
俺が絶句してる間に、蘭たちは現場についていた。外から事件の内容を聞いて、だいたい犯人もわかったものの…

コナン「証拠ねぇし…てか、どうしよう…おっちゃんの推理ショー…」

コナン(被害者は女のストーカーをしてた41歳の男性。無職。氏因は上から落ちた花瓶。)

コナン「どう考えてもこの家の美沙さんが怪しい。ってか、よ~くベランダ見てみたら何かを引きずった跡あったし」

(さらにそこに花瓶を置いていた跡もな…これが証拠…でも、俺は一体どうしたら…)

コナン「今のうちだ!おっちゃんはっと…あ、いた!」

おっちゃん「これは自殺自殺!さぁもう帰りまっ」プスッ

おっちゃん「はれほらゆらあぁい…」ドサッ

蘭「お、お父さん?」

52: 2013/03/27(水) 17:28:35.19 ID:fVocFQuz0
おっちゃん「いや…これは他殺…殺人ですよ…!」

メグレ警部「な、何!?」

おっちゃん「そう…犯人は…」ドキドキ

コナン(あ、やべ~!きたきたきたぁあああ…)

おっちゃん「美沙さん!あなただ!」ドキドキ

美沙「え!?」

おっちゃん「あ、あなたはまず、花瓶を落ちやすいように…!」ドキドキ

コナン(お、落ち着け…お、落ち着けっていってるだ、だろ?あ、なんか…も…)

おっちゃん「らぁあああああああああああああああああああああああああああ!あああああああああああんんんん!!!」

蘭「!?」

54: 2013/03/27(水) 17:33:02.41 ID:fVocFQuz0
俺はついにやってしまった…。もう戻ることはできないので照れながら推理ショーは続いた。
そして次の日

      車内

アガサ博士「新一君、ついにやってしまったの~」

灰原「ええ…もう噂は広がってるわよ?眠りの小五郎、娘の名前を絶叫ってね」

コナン「あ、あぁ…そのあとよ…おっちゃん、さんざん恥かいてた…」

アガサ博士「まぁ気にするな。次から気をつければいいさ」

コナン「おう…」

元太「あ!あともう少しで富士急だ!」

光彦「いえーいい」

歩美「コナン君!いっぱい叫べるね☆」

コナン「うん…」

55: 2013/03/27(水) 17:37:00.97 ID:fVocFQuz0
     富士急

元太「じゃあ最初は高飛車!!」

アガサ博士「楽しみじゃの~www」

光彦「はい!」

コナン「…まぁ、ここでなら叫べるな…」


  がた、がた、がた、がた、

歩美「つ、ついにあの一番怖い所だね…」ドキドキ

コナン「ああ…(なんだ余裕…)」ドキドキ

歩美「!?」

元太「おい!また汗が」

光彦「まさか…」

灰原「そのようね…でもここでなら叫べるわ!思いっきり叫びなさい!」

コナン「おう!」

56: 2013/03/27(水) 17:40:06.55 ID:fVocFQuz0
コナン「らっらぁあああああああああああああああああああああああああああん!!!」

歩美・灰原「きゃあああああああああああああああああああああああああああああ」

元太「う~な~じゅううううううううううううううううううううううううううううううう!」

光彦「なんでそれなんですか!」

アガサ博士「ほっほっほっほっwwwwww」

コナン「らぁああああああああああああああああああああああああ、あ、ああぁぁ…あ~ああ…」

灰原「?」

元太「どうしたんだよ?」

コナン「ごえが…がれだ…」

歩美「ええええ~!!」

灰原「叫びすぎね」

58: 2013/03/27(水) 17:43:48.72 ID:fVocFQuz0
こうして俺は結局、声がかれたことによって富士急も何も楽しめなかった。


      探偵事務所

コナン「あ、あ、あ~い~う~え~おおお!」

蘭「コナン君大丈夫?」

コナン「うん。大丈夫」

蘭「そういえば…さっきなんで叫んでたの?」

コナン「え?」

蘭「帰ってきたあとよ!『う~な~じゅううううううううううううううううううう』って」

コナン「ああ、あれね…いろいろあったんだ」

61: 2013/03/27(水) 17:47:02.07 ID:fVocFQuz0
    アガサ城

コナン「今度は元太!お前の口癖がうつった!!」

元太「え?」

コナン「らぁん!じゃなくてうな重って!」

元太「マジで?」

歩美「コナン君がついにうな重にまで」

光彦「それにしてもなんか博士の家、広くなりましたね」

アガサ博士「そうかの?」

コナン「ああ、なんか城みて~だぜ☆いけてるぜ!」

アガサ博士「ほっほっほっ」

64: 2013/03/27(水) 17:51:49.57 ID:fVocFQuz0
アガサ博士「実はの~いい薬ができたんじゃ」

コナン「え!まさか!」

アガサ博士「そのまさかじゃ!これでもう、らぁあん依存症と、う~な~じゅうう依存症から解放されるぞ!」

コナン「サンキュー☆」ゴクッ

コナン(ん?なんか喉が痛い…)

アガサ博士「この薬はの~飲むと一発で喉がかれるのじゃ!それでもって声がれがなおった時には依存症も治るのじゃ」

コナン「ありがで~げどよぉ…ごえがれるのばな~」

元太「んじゃうな重食え」

65: 2013/03/27(水) 17:56:03.39 ID:fVocFQuz0
光彦「お前のうな重好きはなんとかならんのかね!」

元太「え?今、お前って」

コナン「光彦が…」

光彦「空耳ですね」

コナン「ああ、そう…そうだよな…」

歩美「でも、よかったね!これで治るって!」

コナン「ああ…もうこれで…」

アガサ博士「薬作ったかいあったわいwwwほほほほwwww」

67: 2013/03/27(水) 17:59:13.14 ID:fVocFQuz0
こうして俺は薬のおかげでなんとか依存症を治すことができた

今回は博士にも感謝してる。ただ、そんなある日…

      探偵事務所

コナン「あれ?蘭ね~ちゃん?汗すごいよ?」

蘭「え?そ、そう?」

コナン「う、うん(ま、まさか…)」

蘭「し、しっ!」

コナン「え?」

蘭「しーーーーーーーーーーーーーーんーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーーちーーーーーーーーー!!」

コナン「らぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!」



       end

70: 2013/03/27(水) 18:08:38.35 ID:woom/qpw0

引用元: コナン「や、やべ…!す、スゲ~叫びてぇ…」