1: 2013/03/28(木) 23:10:37.91 ID:GlgEMs2q0
モバマス姫川友紀SSです。
P「えーと…」キョロキョロ
ちひろ「あ、ここですよ。プロデューサーさん」
P「あ、すみません。これ、飲み物です」
ちひろ「ありがとうございます。しかし…凄い熱気ですねぇ」
P「そろそろ試合始まりますしねぇ」
ちひろ「社長に感謝しなきゃですね。野球の試合のチケットをくれるなんて」
P「まぁ、気分転換してこいってことでしょう。ちなみに、ちひろさんはどこのチームが好きなんですか?」
ちひろ「…実は、あんまり詳しくなくてルール位しか…。オリンピックとかなら見るんですけど」
P「ま。俺もそこまで詳しくないですし、雰囲気を楽しみましょうか」
ちひろ「えぇ、そうですね。あ、選手が出てきましたよ」
P「えーと…」キョロキョロ
ちひろ「あ、ここですよ。プロデューサーさん」
P「あ、すみません。これ、飲み物です」
ちひろ「ありがとうございます。しかし…凄い熱気ですねぇ」
P「そろそろ試合始まりますしねぇ」
ちひろ「社長に感謝しなきゃですね。野球の試合のチケットをくれるなんて」
P「まぁ、気分転換してこいってことでしょう。ちなみに、ちひろさんはどこのチームが好きなんですか?」
ちひろ「…実は、あんまり詳しくなくてルール位しか…。オリンピックとかなら見るんですけど」
P「ま。俺もそこまで詳しくないですし、雰囲気を楽しみましょうか」
ちひろ「えぇ、そうですね。あ、選手が出てきましたよ」
3: 2013/03/28(木) 23:13:44.45 ID:GlgEMs2q0
ウグイス嬢『メンバーの紹介を致します。先攻キャッツ、一番ライト――』
応援団『ウォー!!』バンバンバン
ちひろ「す、凄い応援ですね」
ちひろ(耳がキーンとする)クラクラ
P「外野指定席ですからね。応援団とかいるんで当然ですよ」
ちひろ「えーと、いつもホームラン打った時に映るとこですか?」
P「そうですね」
ちひろ「あ、いよいよ始まるみたいですね。先攻は…キャッツってとこですね」
P「みたいですね」
?「かっとばせー、かっとばせーキャッツ!かっとばせー――」
P(隣の人も元気だなぁ。女の子なのに)
?「ほら、お兄さんも応援しようよっ!」グイッ
P「えっ?」
応援団『ウォー!!』バンバンバン
ちひろ「す、凄い応援ですね」
ちひろ(耳がキーンとする)クラクラ
P「外野指定席ですからね。応援団とかいるんで当然ですよ」
ちひろ「えーと、いつもホームラン打った時に映るとこですか?」
P「そうですね」
ちひろ「あ、いよいよ始まるみたいですね。先攻は…キャッツってとこですね」
P「みたいですね」
?「かっとばせー、かっとばせーキャッツ!かっとばせー――」
P(隣の人も元気だなぁ。女の子なのに)
?「ほら、お兄さんも応援しようよっ!」グイッ
P「えっ?」
5: 2013/03/28(木) 23:16:24.12 ID:GlgEMs2q0
?「ほらっ、今日勝てば首位入れ替わるんだから応援しなきゃ、かっとばせー!」
P「え、えぇ。いけーいけー、キャッツ!お前が打たなきゃ誰が打つ!」
P(意外と楽しいぞ?)
?「いいねっ。その意気で!」
――
―
P「ほらっ、そこだいけっ!」
?「あー、相手ピッチャーいいなぁ」
ちひろ(プロデューサーさんもノリノリだなぁ…。あ、このアイス美味し♪)パクパク
P「だぁ、惜しいっ!」
?「やっぱ、一球前に決めなきゃだよねー」
P「そうですねっ。…あ、ちひろさんすみません。俺一人で楽しんでるみたいで」
ちひろ「い、いえ、別にいいですよ。アイスも美味しいし、プロデューサーさんの意外な一面を見れて、楽しいですから」
P「ならいいんですけど…」
P「え、えぇ。いけーいけー、キャッツ!お前が打たなきゃ誰が打つ!」
P(意外と楽しいぞ?)
?「いいねっ。その意気で!」
――
―
P「ほらっ、そこだいけっ!」
?「あー、相手ピッチャーいいなぁ」
ちひろ(プロデューサーさんもノリノリだなぁ…。あ、このアイス美味し♪)パクパク
P「だぁ、惜しいっ!」
?「やっぱ、一球前に決めなきゃだよねー」
P「そうですねっ。…あ、ちひろさんすみません。俺一人で楽しんでるみたいで」
ちひろ「い、いえ、別にいいですよ。アイスも美味しいし、プロデューサーさんの意外な一面を見れて、楽しいですから」
P「ならいいんですけど…」
6: 2013/03/28(木) 23:18:07.64 ID:GlgEMs2q0
?「それじゃ、景気づけに一杯やっときますかー!」プシュ
P「え、未成年じゃないんですか?」
?「大丈夫二十歳は過ぎてるって!ぷはー美味し! それじゃ、応援頑張ろっか!」
P「えぇ、ここまで来たら負けられないですよね!」
カキーン
P「きたきたきたぁ!」
?「やったぁ!」
ちひろ「あ、ボールがこっちに…。あ、ホームランですね」
応援団「ワァァァァー!」
?「これで、首位交代だぁっ!お兄さんの応援のおかげだよっ!」ガシッ
P「ありがとうっ!」ガシッ
ちひろ「女の子相手に何してるんですかプロデューサーさん…」ジトー
P「え、未成年じゃないんですか?」
?「大丈夫二十歳は過ぎてるって!ぷはー美味し! それじゃ、応援頑張ろっか!」
P「えぇ、ここまで来たら負けられないですよね!」
カキーン
P「きたきたきたぁ!」
?「やったぁ!」
ちひろ「あ、ボールがこっちに…。あ、ホームランですね」
応援団「ワァァァァー!」
?「これで、首位交代だぁっ!お兄さんの応援のおかげだよっ!」ガシッ
P「ありがとうっ!」ガシッ
ちひろ「女の子相手に何してるんですかプロデューサーさん…」ジトー
7: 2013/03/28(木) 23:21:39.14 ID:GlgEMs2q0
P「あ、や、これはですね…不可抗力と言うか何と言うか…」
?「うんっ!喜びは皆で分かち合わなくちゃ!お姉さんも応援ありがとー」ギュ
ちひろ「きゃっ!あ、ありがとうございます」
?「あたし、姫川友紀って言うんだけど、今から祝勝会しに行こうよ」
P「あ、俺はPって言います。はい、行きますよ。あ、ちひろさんはどうします?」
ちひろ「私は今日は遠慮しておきます」
ちひろ(雰囲気に疲れちゃった…)
P「分かりました。駅まで送りますね。姫川さんその後で良いですか?」
友紀「勿論!その間に居酒屋探しとくねー」ポチポチ
?「うんっ!喜びは皆で分かち合わなくちゃ!お姉さんも応援ありがとー」ギュ
ちひろ「きゃっ!あ、ありがとうございます」
?「あたし、姫川友紀って言うんだけど、今から祝勝会しに行こうよ」
P「あ、俺はPって言います。はい、行きますよ。あ、ちひろさんはどうします?」
ちひろ「私は今日は遠慮しておきます」
ちひろ(雰囲気に疲れちゃった…)
P「分かりました。駅まで送りますね。姫川さんその後で良いですか?」
友紀「勿論!その間に居酒屋探しとくねー」ポチポチ
8: 2013/03/28(木) 23:24:03.34 ID:GlgEMs2q0
――
―
P「それじゃ、お疲れ様でしたちひろさん」
ちひろ「プロデューサーさんは、明日も仕事があるんですからね」
P「はい。そんなにハメは外しませんよ」
ちひろ「ならいいですけど…。それじゃおやすみなさい」
P「おやすみなさい」
友紀「綺麗な人だねー。彼女さん?」
P「いやいや、仕事の同僚ですよ」
友紀「ふーん。それじゃ、行こっか。祝勝会♪」
―
P「それじゃ、お疲れ様でしたちひろさん」
ちひろ「プロデューサーさんは、明日も仕事があるんですからね」
P「はい。そんなにハメは外しませんよ」
ちひろ「ならいいですけど…。それじゃおやすみなさい」
P「おやすみなさい」
友紀「綺麗な人だねー。彼女さん?」
P「いやいや、仕事の同僚ですよ」
友紀「ふーん。それじゃ、行こっか。祝勝会♪」
10: 2013/03/28(木) 23:25:56.49 ID:GlgEMs2q0
居酒屋
友紀「それじゃ、今日の勝利にかんぱーい!」
P「乾杯」
友紀「んぐんぐ…ぷはぁ!やっぱり勝利の後のビールは美味しいね!」
P「そうですね。久々にあんなに叫びましたよ」
友紀「やっぱり応援はいいよねー。こう、体がカァって熱くなるよね!」
P「そうですよねー」
友紀「堅いよー。Pさん。こんな席だしフランクにいこ!」
P「…よし、飲もう!キャッツにかんぱーい!」
友紀「かんぱーい!」
友紀「それじゃ、今日の勝利にかんぱーい!」
P「乾杯」
友紀「んぐんぐ…ぷはぁ!やっぱり勝利の後のビールは美味しいね!」
P「そうですね。久々にあんなに叫びましたよ」
友紀「やっぱり応援はいいよねー。こう、体がカァって熱くなるよね!」
P「そうですよねー」
友紀「堅いよー。Pさん。こんな席だしフランクにいこ!」
P「…よし、飲もう!キャッツにかんぱーい!」
友紀「かんぱーい!」
12: 2013/03/28(木) 23:28:27.42 ID:GlgEMs2q0
――
―
友紀「いや、だから、私は先発のえーと…名前が思い出せないけど、26番の起用が間違ってると思うんだよねー」
P「うんうん」
P(マズイな。俺詳しくないから全然分からない)
友紀「てか、それよりも打順がおかしいって、そう思わない?」
P「俺はあんまり詳しくなくてですねぇ…」
友紀「あれ?てっきり、外野にいたから熱狂的なファンかと思ってたのに違うの?」
P「…あの席は社長からチケットを貰ったんですよ。俺自身はそこまで詳しくな――」
友紀「それは勿体ないよ!えーと、明後日。明後日キャッツのデーゲームがあるから見に行かない?」
P「え、えーと…明後日なら空いてるかな?」
友紀「よし、それじゃ、決まりだね。また、二人で応援しようね!それじゃ、アドレス教えとくから待ち合わせ場所は明日にでも決めよ」
P「は、はい…」
友紀「よし、それじゃ、残ってるビール飲んで帰ろっか。スポーツニュースでキャッツの試合見たいし」
P「好きなんですね。キャッツ」
友紀「うん。大好きっ!それじゃ、また明後日ね。それじゃあ、お疲れ様ー!」
―
友紀「いや、だから、私は先発のえーと…名前が思い出せないけど、26番の起用が間違ってると思うんだよねー」
P「うんうん」
P(マズイな。俺詳しくないから全然分からない)
友紀「てか、それよりも打順がおかしいって、そう思わない?」
P「俺はあんまり詳しくなくてですねぇ…」
友紀「あれ?てっきり、外野にいたから熱狂的なファンかと思ってたのに違うの?」
P「…あの席は社長からチケットを貰ったんですよ。俺自身はそこまで詳しくな――」
友紀「それは勿体ないよ!えーと、明後日。明後日キャッツのデーゲームがあるから見に行かない?」
P「え、えーと…明後日なら空いてるかな?」
友紀「よし、それじゃ、決まりだね。また、二人で応援しようね!それじゃ、アドレス教えとくから待ち合わせ場所は明日にでも決めよ」
P「は、はい…」
友紀「よし、それじゃ、残ってるビール飲んで帰ろっか。スポーツニュースでキャッツの試合見たいし」
P「好きなんですね。キャッツ」
友紀「うん。大好きっ!それじゃ、また明後日ね。それじゃあ、お疲れ様ー!」
15: 2013/03/28(木) 23:30:57.71 ID:GlgEMs2q0
当日
友紀「あ、Pさーん!こっちこっちー!」
P「あ、おはよう姫川さん」
友紀「別に友紀でもいいよ。それじゃ、行こっか」
P「はは。分かりました」
球場
友紀「いやぁ、今日は苦手なスターズだからねぇ。なんとしてでも勝たないとねっ」
P「相性よくないんですか?」
友紀「今日のピッチャーには負け越しててね。チームとしての通算成績だと勝ってるんだけどさ」
P「なるほど」
友紀「あ、Pさーん!こっちこっちー!」
P「あ、おはよう姫川さん」
友紀「別に友紀でもいいよ。それじゃ、行こっか」
P「はは。分かりました」
球場
友紀「いやぁ、今日は苦手なスターズだからねぇ。なんとしてでも勝たないとねっ」
P「相性よくないんですか?」
友紀「今日のピッチャーには負け越しててね。チームとしての通算成績だと勝ってるんだけどさ」
P「なるほど」
16: 2013/03/28(木) 23:33:08.03 ID:GlgEMs2q0
友紀「さぁ、いよいよだね。キャッツ頑張れー!」
P「いけいけーっ!」
友紀「あ、今日は始球式やるみたいだよ」
P「本当だ」
P(確か最近売り出し中のアイドルだな)
友紀「いいなー。あたしもあそこで始球式してみたいよ。きっとあたしならいい球投げれるし!」
P「確かに投げれそうですね」
友紀「始球式投げる人ってどうやって決めてるのかな。やっぱり芸能人じゃないとダメなのかな」
P「まぁ、確かに芸能人が投げてるイメージが多いですよね。今投げてる彼女もアイドルだし」
友紀「だよねー。たまに子供が投げてるの見るけど、そんな年じゃないし。それに、あたしに、芸能界の知り合いいないし、諦めるしかないかー」シュン
P「……」
P「いけいけーっ!」
友紀「あ、今日は始球式やるみたいだよ」
P「本当だ」
P(確か最近売り出し中のアイドルだな)
友紀「いいなー。あたしもあそこで始球式してみたいよ。きっとあたしならいい球投げれるし!」
P「確かに投げれそうですね」
友紀「始球式投げる人ってどうやって決めてるのかな。やっぱり芸能人じゃないとダメなのかな」
P「まぁ、確かに芸能人が投げてるイメージが多いですよね。今投げてる彼女もアイドルだし」
友紀「だよねー。たまに子供が投げてるの見るけど、そんな年じゃないし。それに、あたしに、芸能界の知り合いいないし、諦めるしかないかー」シュン
P「……」
18: 2013/03/28(木) 23:37:03.45 ID:GlgEMs2q0
――
―
P「なんか流れが悪くないですか?」
友紀「んー…九回で四点差かぁ…ちょっと難しいかも」
P(心なし応援団の人も静かだ…)
友紀「でも、選手はもっと辛いよね」
P(姫川さんもなんだか元気がない。よし―!)
友紀「が――」
P「頑張れーキャッツ!ここで打たなきゃ男がすたるぞー!いけーっ!」
応援団「そこの兄ちゃんに負けるな!行け行けキャッツ!――」
カキーン
P「あっ!」
友紀「あっ!入った!これで同点だよっ」
応援団「打て打てキャッツ!オーオーオーオー!燃えろっ!」
P「そこだ行けっ!」
―
P「なんか流れが悪くないですか?」
友紀「んー…九回で四点差かぁ…ちょっと難しいかも」
P(心なし応援団の人も静かだ…)
友紀「でも、選手はもっと辛いよね」
P(姫川さんもなんだか元気がない。よし―!)
友紀「が――」
P「頑張れーキャッツ!ここで打たなきゃ男がすたるぞー!いけーっ!」
応援団「そこの兄ちゃんに負けるな!行け行けキャッツ!――」
カキーン
P「あっ!」
友紀「あっ!入った!これで同点だよっ」
応援団「打て打てキャッツ!オーオーオーオー!燃えろっ!」
P「そこだ行けっ!」
19: 2013/03/28(木) 23:39:03.08 ID:GlgEMs2q0
――
―
アナウンサー「それでは、ヒーローインタビューです。今日は九回の勝ち越し打、凄かったですね」
選手「いえ、ボクも正直難しいと思ってました。だけど、ファンの方の声が聞こえた気がしたんです。そこからやる気が出ましたね」
選手「間違いなくファンの方が打たせてくれたホームランです。皆さーんありがとうございまーす!」
友紀「聞いた!?ファンのおかげだって。嬉しいよねー!きっとPさんのおかげだよ」
P「そんな俺は別に…」
友紀「凄いカッコよかったよ!よっし、今日はあたしのおごりで夕方だけど飲みに行っちゃおう!いいよねっ?Pさん」
P「行きますよ」
友紀「さ、それじゃ、早く向かおっか!」
―
アナウンサー「それでは、ヒーローインタビューです。今日は九回の勝ち越し打、凄かったですね」
選手「いえ、ボクも正直難しいと思ってました。だけど、ファンの方の声が聞こえた気がしたんです。そこからやる気が出ましたね」
選手「間違いなくファンの方が打たせてくれたホームランです。皆さーんありがとうございまーす!」
友紀「聞いた!?ファンのおかげだって。嬉しいよねー!きっとPさんのおかげだよ」
P「そんな俺は別に…」
友紀「凄いカッコよかったよ!よっし、今日はあたしのおごりで夕方だけど飲みに行っちゃおう!いいよねっ?Pさん」
P「行きますよ」
友紀「さ、それじゃ、早く向かおっか!」
20: 2013/03/28(木) 23:43:46.30 ID:GlgEMs2q0
居酒屋
友紀「それにしても、今日は嬉しかったなー。キャッツが優勝した次くらいに嬉しかったよ!」ゴクゴク
P「楽しかったですねぇ」
友紀「うん。あたしが奢るからジャンジャン飲もうよ。…うんっ!美味し!」プハー
P「いやいや、むしろ俺が奢りますって。一応、お金は持ってるんで…」
友紀「ん?そういや、なにしてるのお仕事」
P「アイドルのプロデューサーやってますよ」
友紀「アイドルの?」
P「はい。アイドルのプロデューサーです」
友紀「へぇ、凄い…のかな?あ、店員さん生中追加でー」
――
―
友紀「…あ、ねぇねぇ。あたしだったらアイドルになれる?…ひっく」
P「事務所に入ればなれますよ。売れるかは本人次第ですけど」
友紀「あ、ほんとー?もし、あたしでもなれるんだったらなりたいなぁ…それで始球式で投げたいなぁ。えへへ」
P「勿論オーディションとか受けなきゃいけな…酔ってます?」
友紀「それにしても、今日は嬉しかったなー。キャッツが優勝した次くらいに嬉しかったよ!」ゴクゴク
P「楽しかったですねぇ」
友紀「うん。あたしが奢るからジャンジャン飲もうよ。…うんっ!美味し!」プハー
P「いやいや、むしろ俺が奢りますって。一応、お金は持ってるんで…」
友紀「ん?そういや、なにしてるのお仕事」
P「アイドルのプロデューサーやってますよ」
友紀「アイドルの?」
P「はい。アイドルのプロデューサーです」
友紀「へぇ、凄い…のかな?あ、店員さん生中追加でー」
――
―
友紀「…あ、ねぇねぇ。あたしだったらアイドルになれる?…ひっく」
P「事務所に入ればなれますよ。売れるかは本人次第ですけど」
友紀「あ、ほんとー?もし、あたしでもなれるんだったらなりたいなぁ…それで始球式で投げたいなぁ。えへへ」
P「勿論オーディションとか受けなきゃいけな…酔ってます?」
22: 2013/03/28(木) 23:46:32.88 ID:GlgEMs2q0
友紀「酔ってないよー。アイドルかー…応援される側かぁ…」スゥ
P「寝ちゃったか。まだ、七時位だし、寝かせておこうかな」
友紀「んー…」ムニャムニャ
P「全然起きる気配がない…。どうしよう」
店員「すみません。お客様。そろそろ。お待ちのお客様もいらっしゃいますので…」
P「あ、分かりました。すみません。出ます。ほら、起きて」
友紀「あ、寝てた?あわっ!ごめん!」
P「いいですよ。歩けますか?とりあえず、お店から出ますよ」
友紀「はーい…」
P「寝ちゃったか。まだ、七時位だし、寝かせておこうかな」
友紀「んー…」ムニャムニャ
P「全然起きる気配がない…。どうしよう」
店員「すみません。お客様。そろそろ。お待ちのお客様もいらっしゃいますので…」
P「あ、分かりました。すみません。出ます。ほら、起きて」
友紀「あ、寝てた?あわっ!ごめん!」
P「いいですよ。歩けますか?とりあえず、お店から出ますよ」
友紀「はーい…」
23: 2013/03/28(木) 23:47:45.78 ID:GlgEMs2q0
友紀「うーん。飲み過ぎたかなー」
P「大丈夫ですか?肩貸しますよ?」
友紀「平気だって!それより、今日はありがとねー!多分Pさんの応援がなかったらキャッツ負けてたよ」
P「それは言い過ぎですよ」
友紀「言い過ぎじゃないって!それじゃ、おやすみー」
P「あ、これ、あげますんで興味があれば…」スッ
友紀「ん?なに?名刺?」
P「とりあえず、そこに来ていただければ色々お話するんで」
友紀「ん。分かった!それじゃ、おやすみ!」
P「大丈夫ですか?肩貸しますよ?」
友紀「平気だって!それより、今日はありがとねー!多分Pさんの応援がなかったらキャッツ負けてたよ」
P「それは言い過ぎですよ」
友紀「言い過ぎじゃないって!それじゃ、おやすみー」
P「あ、これ、あげますんで興味があれば…」スッ
友紀「ん?なに?名刺?」
P「とりあえず、そこに来ていただければ色々お話するんで」
友紀「ん。分かった!それじゃ、おやすみ!」
25: 2013/03/28(木) 23:50:56.06 ID:GlgEMs2q0
事務所
P「おはようございます」
ちひろ「あ、おはようございます。今週も頑張っていきましょうね!」
P「はいっ!あ、近い内にオーディションある所ってありますか?」
ちひろ「オーディションですか?そうですねぇ…あ、ありますよ」
P「ありがとうございます」
ちひろ「なにか――」
コンコン
P「はい、どうぞー」
友紀「失礼しまーす…」
P「あ、どうも姫川さん。こんにちは」
友紀「うん。えーと…あたし、昨日アイドルになるとか言ってなかった?」
P「言ってましたよ」
友紀「それで、Pさんはなれるって言った気が…」
P「はい。一応その気があるのかなって思ってオーディションの日程は調べておきましたけど」
P「おはようございます」
ちひろ「あ、おはようございます。今週も頑張っていきましょうね!」
P「はいっ!あ、近い内にオーディションある所ってありますか?」
ちひろ「オーディションですか?そうですねぇ…あ、ありますよ」
P「ありがとうございます」
ちひろ「なにか――」
コンコン
P「はい、どうぞー」
友紀「失礼しまーす…」
P「あ、どうも姫川さん。こんにちは」
友紀「うん。えーと…あたし、昨日アイドルになるとか言ってなかった?」
P「言ってましたよ」
友紀「それで、Pさんはなれるって言った気が…」
P「はい。一応その気があるのかなって思ってオーディションの日程は調べておきましたけど」
26: 2013/03/28(木) 23:55:12.60 ID:GlgEMs2q0
友紀「うん…あたしやるよ。目指すは始球式だね!」
P「それじゃ、今からオーディション当日までみっちり練習ということで」
友紀「なんのオーディション?」
P「野球とは関係ないですよ。流石にいきなり、そんな仕事なんて来ないですからね」
友紀「ならいいや。うん頑張る!あ、でも…」
P「…数日くらいキャッツの応援はスポーツニュースで我慢してくださいね」
友紀「はーい…」
レッスン場
P「とりあえず、俺が教えるな」
友紀「あ、Pさん言葉使い変わったね」
P「一応アイドルとマネージャーになったからな。ま。とりあえず、手始めに歌の方から――」
P「それじゃ、今からオーディション当日までみっちり練習ということで」
友紀「なんのオーディション?」
P「野球とは関係ないですよ。流石にいきなり、そんな仕事なんて来ないですからね」
友紀「ならいいや。うん頑張る!あ、でも…」
P「…数日くらいキャッツの応援はスポーツニュースで我慢してくださいね」
友紀「はーい…」
レッスン場
P「とりあえず、俺が教えるな」
友紀「あ、Pさん言葉使い変わったね」
P「一応アイドルとマネージャーになったからな。ま。とりあえず、手始めに歌の方から――」
27: 2013/03/28(木) 23:57:53.52 ID:GlgEMs2q0
オーディション当日
P「よく頑張った。もうこれで一人前に戦えるはずだ」
P(球場で応援をやってたおかげか、声は通るし、体力もある。もしかしたら逸材かもな…)
友紀「あ、あたし、頑張ったよね?」
P「あぁ、だから行ってこい」
友紀「う、うん」ガチガチ
P(ものすごく緊張してるなぁ…)
P「大きなオーディションじゃないとは言え、初めては緊張するよなぁ…」
P(大丈夫かな…)
P「よく頑張った。もうこれで一人前に戦えるはずだ」
P(球場で応援をやってたおかげか、声は通るし、体力もある。もしかしたら逸材かもな…)
友紀「あ、あたし、頑張ったよね?」
P「あぁ、だから行ってこい」
友紀「う、うん」ガチガチ
P(ものすごく緊張してるなぁ…)
P「大きなオーディションじゃないとは言え、初めては緊張するよなぁ…」
P(大丈夫かな…)
28: 2013/03/29(金) 00:01:59.72 ID:vtzoAL7J0
審査員「次の方」
友紀(き、緊張してきたぁ!)
友紀「は、はいっ」
友紀「あ、あの、あたし、姫川友紀っていひっ!?」
友紀(あ、噛んじゃった…。どうしようえーとなんだっけ…折角練習したのに)
友紀「あ――」
P「頑張れ友紀!!」
友紀「え?」
友紀(今客席の方から…)
P「負けるな友紀!!お前がやらなきゃ誰がやるんだっ!」
友紀(Pさん…よしっ!)ニコッ
友紀(体がフッとと軽くなった!)
友紀「改めまして、姫川友紀、二十歳、趣味は野球観戦ですっ!お願いしますっ!」
友紀(き、緊張してきたぁ!)
友紀「は、はいっ」
友紀「あ、あの、あたし、姫川友紀っていひっ!?」
友紀(あ、噛んじゃった…。どうしようえーとなんだっけ…折角練習したのに)
友紀「あ――」
P「頑張れ友紀!!」
友紀「え?」
友紀(今客席の方から…)
P「負けるな友紀!!お前がやらなきゃ誰がやるんだっ!」
友紀(Pさん…よしっ!)ニコッ
友紀(体がフッとと軽くなった!)
友紀「改めまして、姫川友紀、二十歳、趣味は野球観戦ですっ!お願いしますっ!」
30: 2013/03/29(金) 00:04:27.04 ID:vtzoAL7J0
P(追い出されてしまった…)
P「まぁ、あんだけ叫んだら審査の邪魔だもんなぁ。失格になってなきゃいいけど…」チラッ
P(あ、踊ってる。なんとか審査して貰えてるみたいだ)
P「流石だなー、いい感じに人を巻き込んでいけてるな」
P(意外といい結果になるんじゃないかな)
――
―
友紀「あ、Pさーん」
P「お、終わったのか」
友紀「うん。中々楽しかったよ!」
P「結果はもう少ししたら発表か」
友紀「うん。とりあえず疲れた」
P「お疲れ様」
友紀「うん!それと…ありがと」
P「俺はなにもしてないって。あ、そろそろだな。行くぞ」
友紀「うんっ!」
P「まぁ、あんだけ叫んだら審査の邪魔だもんなぁ。失格になってなきゃいいけど…」チラッ
P(あ、踊ってる。なんとか審査して貰えてるみたいだ)
P「流石だなー、いい感じに人を巻き込んでいけてるな」
P(意外といい結果になるんじゃないかな)
――
―
友紀「あ、Pさーん」
P「お、終わったのか」
友紀「うん。中々楽しかったよ!」
P「結果はもう少ししたら発表か」
友紀「うん。とりあえず疲れた」
P「お疲れ様」
友紀「うん!それと…ありがと」
P「俺はなにもしてないって。あ、そろそろだな。行くぞ」
友紀「うんっ!」
31: 2013/03/29(金) 00:07:10.99 ID:GlgEMs2q0
審査員「発表します。今回の優勝者は、エントリー№22番―――」
P「残念だったな」
友紀「まぁ、あたしもあがっちゃってたしね。しょうがないか」アハハ
P「今日はさ――」
友紀「Pさん、今日は公園に行かない?」
P「ん?別にいいけど」
友紀「うん。あたし、着替えてくるからちょっと待ってて」
P「……」
P「残念だったな」
友紀「まぁ、あたしもあがっちゃってたしね。しょうがないか」アハハ
P「今日はさ――」
友紀「Pさん、今日は公園に行かない?」
P「ん?別にいいけど」
友紀「うん。あたし、着替えてくるからちょっと待ってて」
P「……」
33: 2013/03/29(金) 00:11:37.96 ID:vtzoAL7J0
公園
P「着いたけどなにを―」
友紀「そりゃっ!」ビュッ
P「わっ!ってボールか」
友紀「鞄の中に入ってたんだ。ヘイ。Pさん」
P「おりゃ」ビュッ
友紀「中々やるね。あたしの伝家の宝刀、全力ストレートを受けてみろ!」
P「ちょ、ちょっと、グローブ付けてないんだから優しく投げてくれって!」
友紀「はぁ…はぁ…。ちょっと休憩」
P「息が上がるまでやるとはな」ゼェゼェ
P「ちょっと、ベンチに座るか」
友紀「うん…」
P「着いたけどなにを―」
友紀「そりゃっ!」ビュッ
P「わっ!ってボールか」
友紀「鞄の中に入ってたんだ。ヘイ。Pさん」
P「おりゃ」ビュッ
友紀「中々やるね。あたしの伝家の宝刀、全力ストレートを受けてみろ!」
P「ちょ、ちょっと、グローブ付けてないんだから優しく投げてくれって!」
友紀「はぁ…はぁ…。ちょっと休憩」
P「息が上がるまでやるとはな」ゼェゼェ
P「ちょっと、ベンチに座るか」
友紀「うん…」
34: 2013/03/29(金) 00:15:46.02 ID:vtzoAL7J0
友紀「Pさん。あのさー、関係ないんだけどキャッツの選手って二軍含めるとさ、50人以上いるんだよ」
P「そうなのか」
友紀「それでもさ、一軍の試合出てるのって九人とちょっとじゃない?」
P「そうだな」
友紀「プロの世界ってそんなもんなんだよねー。キラキラと輝く場所の下にはなれなかった人達が大勢いる」
P「友紀…」
友紀「分かってたんだけどねー。たかだか一週間程度の練習でそんなとこにいけないなんて…。でも、正直ちょっと悔しい」グスッ
P「才能はあるんだ。辞めな――」
友紀「辞めないよ?だってPさんに応援された時、凄い気持ち良かったし。あのヒーローインタビューの時の選手のセリフの意味が分かった気がするんだ」
友紀「ファンのおかげ。自分を応援してくれる人のおかげってのはあると思ったよ」
P「そっか」
友紀「ま。その中でも多分Pさんの応援は特別だけどね」
P「それって…」
友紀「よしっ、飲みに行こっか!残念会しなきゃ!」
P「そうだな。よし、行くかっ!」
P「そうなのか」
友紀「それでもさ、一軍の試合出てるのって九人とちょっとじゃない?」
P「そうだな」
友紀「プロの世界ってそんなもんなんだよねー。キラキラと輝く場所の下にはなれなかった人達が大勢いる」
P「友紀…」
友紀「分かってたんだけどねー。たかだか一週間程度の練習でそんなとこにいけないなんて…。でも、正直ちょっと悔しい」グスッ
P「才能はあるんだ。辞めな――」
友紀「辞めないよ?だってPさんに応援された時、凄い気持ち良かったし。あのヒーローインタビューの時の選手のセリフの意味が分かった気がするんだ」
友紀「ファンのおかげ。自分を応援してくれる人のおかげってのはあると思ったよ」
P「そっか」
友紀「ま。その中でも多分Pさんの応援は特別だけどね」
P「それって…」
友紀「よしっ、飲みに行こっか!残念会しなきゃ!」
P「そうだな。よし、行くかっ!」
35: 2013/03/29(金) 00:19:37.10 ID:vtzoAL7J0
居酒屋
友紀「だからぁ…本当に…悔しかったんですよー」ヒック
P「うん。分かった分かった」
P(泣き上戸なのか笑い上戸なのかどっちなんだ…?)
友紀「あそこまで頑張ってくれたPさんに申し訳が立たなくて…」ヒック
P「うん。いや、これから頑張ろうな」
友紀「はい…」グビグビ
友紀「あ、Pさん隣行っていいですか?」
P「ん?別にいいけど…」
友紀「はーい」ポフッ
P「そこまで近づかれると恥ずかしいな」ポリポリ
友紀「いいじゃんよー。あたしの女房役はPさんしかいないんだからさっ♪ふふふ」ニヤニヤ
友紀「だからぁ…本当に…悔しかったんですよー」ヒック
P「うん。分かった分かった」
P(泣き上戸なのか笑い上戸なのかどっちなんだ…?)
友紀「あそこまで頑張ってくれたPさんに申し訳が立たなくて…」ヒック
P「うん。いや、これから頑張ろうな」
友紀「はい…」グビグビ
友紀「あ、Pさん隣行っていいですか?」
P「ん?別にいいけど…」
友紀「はーい」ポフッ
P「そこまで近づかれると恥ずかしいな」ポリポリ
友紀「いいじゃんよー。あたしの女房役はPさんしかいないんだからさっ♪ふふふ」ニヤニヤ
37: 2013/03/29(金) 00:24:29.14 ID:vtzoAL7J0
P(出来上がってるなぁ…)
P「それじゃ、今日は疲れてるだろうし帰るか」
――
―
友紀「流石に飲み過ぎたかなぁ…。フラフラする」
P「ほら、とりあえず、家まで送るからっ!」
P(思ったより酔ってるみたいだ)
友紀「あ、ありがと。もうすぐそこだから」
P「謝るなら自分で歩いてくれって」
友紀「あははー。ここでいいよ」
P「それじゃあな。ちゃんと寝ろよ」
P「それじゃ、今日は疲れてるだろうし帰るか」
――
―
友紀「流石に飲み過ぎたかなぁ…。フラフラする」
P「ほら、とりあえず、家まで送るからっ!」
P(思ったより酔ってるみたいだ)
友紀「あ、ありがと。もうすぐそこだから」
P「謝るなら自分で歩いてくれって」
友紀「あははー。ここでいいよ」
P「それじゃあな。ちゃんと寝ろよ」
39: 2013/03/29(金) 00:31:32.98 ID:gZhyAbSI0
友紀「うん。…Pさん、あたし決めたよ」
P「ん?何をだ?」
友紀「もし、あたしがさ、始球式やって、そのままアイドルとしてトップまで行ったとしてもプロデューサーは、Pさんだけだからね!」
P「うん」
友紀「あーもうリアクション薄いなぁ。逆指名だよ。あたしは、Pさんがプロデューサーさんじゃなきゃ、嫌だってこと。じゃね!」
P「…そんな指名しなくていいぞ」
友紀「え?」
P「だって、俺のドラフト一位はいつも、アイドル姫川友紀だからさ」ニカッ
友紀「あ、あはははは!Pさん流石にクサいってそのセリフ。…嫌いじゃないけどね!」
P「そりゃよかった」
友紀「…と、と言うか、そんなこと言うんだったら、あたしの気持ち、ちゃんとキャッチしてね!Pさん!」
P「ん?何をだ?」
友紀「もし、あたしがさ、始球式やって、そのままアイドルとしてトップまで行ったとしてもプロデューサーは、Pさんだけだからね!」
P「うん」
友紀「あーもうリアクション薄いなぁ。逆指名だよ。あたしは、Pさんがプロデューサーさんじゃなきゃ、嫌だってこと。じゃね!」
P「…そんな指名しなくていいぞ」
友紀「え?」
P「だって、俺のドラフト一位はいつも、アイドル姫川友紀だからさ」ニカッ
友紀「あ、あはははは!Pさん流石にクサいってそのセリフ。…嫌いじゃないけどね!」
P「そりゃよかった」
友紀「…と、と言うか、そんなこと言うんだったら、あたしの気持ち、ちゃんとキャッチしてね!Pさん!」
41: 2013/03/29(金) 00:34:06.01 ID:gZhyAbSI0
終わりです。見てくれた方ありがとうございました。
42: 2013/03/29(金) 00:35:05.02 ID:KMNa5px30
え?
44: 2013/03/29(金) 00:38:29.39 ID:TwIWNnE90
おっつおっつ
ユッキカワイイよユッキ
ユッキカワイイよユッキ
引用元: モバP「酒と野球とアイドルと」
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