1: 2012/10/01(月) 00:56:05.75 ID:mW5OJta40
P「今日もまた休日に買い物に付き合わされてしまった……」

P「まあ最近頑張ってるみたいだし、たまには素直に従ってやろう」

P「せっかくだからちゃんとかわいがってやるかな。幸子が来たらまず何をしようか?」


>>3
1 誉めそやす
2 スキンシップ

3: 2012/10/01(月) 00:59:42.19 ID:Wb1CHfat0
スキンシップ

5: 2012/10/01(月) 01:09:49.38 ID:mW5OJta40
P「スキンシップしてみよう。といっても何をするべきか、いきなりハグされても驚くだろうし」

P「ふむぅ……おっ、あれは」

幸子「こんにちは、プロデューサーさん。ふふっ、ちゃんとボクより早く来てますね?」

P「まあな。それくらいの甲斐性は俺にも残されてたよ」

幸子「そうでしたか、ボクとしてはもっと気が利いてくれてもいいと思いますけど」

P「相変わらず手厳しいな……」

幸子「ボクのプロデューサーを務めてるならそれぐらい当然です!」

P「そんなに元気よく言われてもなぁ」

幸子「ほらほら、そんなことより行きましょう。今日はどうしても行きたいところがあるんですから!」

P「そう急かすなよ、っと」

P(そうだ、手を繋いでみるか。荷物持ちだから今くらいしかできそうにないし)

6: 2012/10/01(月) 01:14:37.22 ID:mW5OJta40
P(さり気なく手を繋いでみよう)

P「さて、今日も荷物持ち頑張りますかー」ギュッ

幸子「っ!?」ビクッ

P「どうしたんだ?」

幸子「いえ、あの……ま、まあ仕方ないですね、ボクがカワイイのがいけないんですから」

P(なんかうろたえてるな、失敗だったか?)

幸子「さ、さあ行きますよ! ボクについてきてくださいね!」

P「幸子、赤! そっちは赤信号だ!」

10: 2012/10/01(月) 01:21:37.18 ID:mW5OJta40
P「……」

幸子「……」

P(どうしたものか、声が掛けづらい。でも手はちゃんと繋いでくれてるし――というか)

P「なあ、幸子」

幸子「な、なんですか?」

P「どうも市街地の方に向かって歩いてる気がするんだけど、こっちでいいのか?」

幸子「え? ……あっ」

P「おいおい」

幸子「えっと……そ、そうです! まずはそこの公園にでもと思ってたんですよ!」

P「本当か?」

幸子「本当です! さっさと行きますよ!」

P「まあお前がそう言うなら、って引っ張るな引っ張るな!」

11: 2012/10/01(月) 01:22:32.97 ID:mW5OJta40
市街地じゃなくて住宅街だてへぺろ

14: 2012/10/01(月) 01:34:09.82 ID:mW5OJta40
P「公園かー、久し振りに入ったな」

幸子「そこのベンチが空いてますね。座りましょうか?」

P「そうしよう、もう遊具で遊ぶような歳じゃないしな俺」

幸子「ふふっ、まだまだ通用するかもしれませんよ?」

P「褒められてるのかけなされてるのか……さあ座るぞ」

P(いつもなら服の1着でも持たされてる頃合いだけど、公園とは珍しいな)

P「あー、いいよなぁ公園。のんびりするには最適だ」

幸子「プロデューサーさん、もしかしてお疲れですか?」

P「疲れてないと言えば嘘になるな。もともと休みも少ないし、休日もこうして付き合いがあるわけだし」

幸子「……」

P「ああ、すまん。別に幸子に付き合うのが嫌とかじゃなくてな? ほら、体力くらいしか俺は取り柄ないから動いてないと調子狂うんだよ」

幸子「そんなことはないと思いますよ? その、変わったセンスをお持ちみたいですし」

P「それも褒められてるのか微妙なとこだな……」

19: 2012/10/01(月) 01:46:02.64 ID:mW5OJta40
P(買い物に付き合わされたはずが公園でのんびりしていた。何を言ってるかry)

P「――あれ? もしかして、俺が疲れてると思ってこうして公園に来たのか?」

幸子「えっ!? あ、う……そ、そうですとも! ボクはカワイイ上に誰かさんと違って気も利きますからね!」

P「そうだったのか……ありがとう幸子、お前に気遣ってもらえるなんて思ってもみなかったよ……」

幸子「あ、あはは……」

P「よっし、何だか元気でてきたぞ! 俺はもう大丈夫だから買い物に戻ろう。欲しい物あるんじゃないのか?」

幸子「え、あ、そ、それはそうなんですけど」

P「?」

幸子「もう少しこうしていませんか? ボクも最近張り切り過ぎたみたいで、ちょっと」

P「そうか。最近頑張ってたもんな」

P(俺も幸子を見習っていたわってやるとしよう。どうしようか?)


>>22
1 スタドリをあげる
2 肩でも揉んであげる
3 頭を撫でてみる

22: 2012/10/01(月) 01:47:46.45 ID:T3wHYVFT0

27: 2012/10/01(月) 01:56:17.14 ID:mW5OJta40
P(頭を撫でてみよう。ただ口で褒めるだけよりもいい、よな?)

P「いつもお疲れ様、幸子」ナデナデ

幸子「あう……って、なにしてるんですか!」

P「幸子の頭を撫でてる」ナデナデ

幸子「も、もう……子供扱いしないでくださいよ」

P「あ、スマン。嫌だったか?」

幸子「……誰も嫌とは言ってないですけど」

P「じゃあ撫でる。俺にはこれくらいしかしてやれないし」

幸子「……いつもこれぐらいしてくれたらいいのに」ボソッ

P「何か言ったか?」

幸子「なんでもないですよ! それよりも、ボクの頭を撫でられるなんて名誉なことなんですからね、しっかり撫でてください!」

P「お、おう……」ナデナデ

30: 2012/10/01(月) 02:09:12.11 ID:mW5OJta40
P(身体が小さいから撫でやすい位置に頭あるんだよな、幸子)

幸子「? どうしたんですか。手が止まってますよ」

P「ああ、悪い悪い」ナデナデ

P「って、実は結構甘えん坊なんだな」ナデナデ

幸子「なっ! ぷ、プロデューサーさんが頭を撫でたいって言うからさせてあげてるんですよ!?」

P「そうか?」ナデナデ

幸子「そうです! じゃあ、とりあえず今はもう撫でてくれなくてもいいですよ?」

P「今は、ね」

幸子「むー……そんなに言うなら、プロデューサーさんもボクに甘えてみてください!」

P「ほほう。いいのか?」

幸子「えっと……公序良俗に反しなければ……」

P「さすがに滅多なことは求めないけど、そうだな。>>33


1 膝枕とかどうだ?
2 たまにはジュースでも買ってきてもらおうか
3 俺の膝にでも乗ってみる?

33: 2012/10/01(月) 02:13:39.11 ID:3Qsto38h0

35: 2012/10/01(月) 02:22:42.12 ID:mW5OJta40
幸子「……」

P「……」

幸子「えっと、それってどういう意味ですか?」

P「なんでもないいまかんがえなおすちょっとまって」

幸子「いえ、プロデューサーさんがどうしてもというなら。ボクはカワイイさに寛大さも兼ね備えてますからね」

P「なるほど」

幸子「ちょっとくらい性的嗜好が怪しくても、目を瞑ってあげます」

P「ぐぬぬ……じゃあやっぱり」

幸子「それでは失礼しますね」チョコン

P「Oh...」

幸子「……ど、どうですか? 満足しましたか?」

P(俺の膝に幸子ががが)

>>38


1 さらに抱きしめる
2 満足したので解放する
3 しばらく静観して幸子の様子を見る

38: 2012/10/01(月) 02:23:44.52 ID:d3N1Pav+0
3

42: 2012/10/01(月) 02:30:02.04 ID:mW5OJta40
P(しばらく幸子の様子でも見てみるか)

幸子「プロデューサーさん?」

P「……」

幸子「あの、どうかされましたか? プロデューサーさん!」

P「……」

幸子「返事してくださいよ! い、いくらボクがカワイイからって」

P「……」

幸子「……プロデューサーさん?」

P「……」

幸子「何とか言ってくださいよ、ねえってば」

P「……」

幸子「……」

P「……」

幸子「は、恥ずかしいんですから! もう、降りちゃいますよ!」

P(かわいい)

44: 2012/10/01(月) 02:41:30.19 ID:mW5OJta40
幸子「まったく、ひどい辱めを受けました。さすがのボクも看過できません!」

P「人聞きが悪いぞ幸子」

幸子「誰のせいだと思ってるんですか!」

P「幸子が可愛いせい、かな」

幸子「なっ!?」

P(おお、顔が真っ赤だ。さすがに怒らせちゃったか?)

幸子「ボクがカワイイのは当然ですけど、い、今言いますかね、そんなこと」

P「嘘はついてないぞ、嘘は」

幸子「むー、ああ言えばこう言いますね……とにかく、許してあげませんからね!」

P「それは困ったな」

幸子「ちゃんと反省する気があるなら、その、公園でのんびりでもいいかなとも思いましたけど」

幸子「やっぱりショッピングに行こうと思います。ボクのためにちゃんと働いてください、いいですか?」

P「もともとそのつもりだったから問題ないぞ」

幸子「……そうですか。そうでしたね、では予定通りショッピングに行きましょう」

P(今日はどのくらい荷物を持たせられるやら……)

47: 2012/10/01(月) 02:52:12.76 ID:mW5OJta40
P「じゃあ、暗くならないうちに済ませないとな。さっさと行こう」

幸子「……あの」

P「ん? どうしたんだ」

幸子「手……繋がないんですか?」

P「なんだ、繋いでほしいのか?」

幸子「プロデューサーさんこそ、遠慮しないでいいんですよ?」

P(そういやここに来る前に俺から手を取ったんだっけ)

P「そうだな、幸子さえよければ」

幸子「ふふん、最初から素直にしてくれればいいんです。さあ、行きましょう」ギュッ

P(今さらだけど、幸子と手を繋いで歩くのはなかなか危ない絵になってる気がする)

幸子「プロデューサーさん?」

P「ああ、なんでもない。行くとするか」

50: 2012/10/01(月) 03:02:39.23 ID:mW5OJta40
幸子「――うーん、困りましたね。どれも似合っちゃって選べません♪」

P(幸子に限らず、女の子は楽しそうに買い物するよなぁ)

幸子「プロデューサーさん、そんなところで見てないで手伝ってくださいよ!」

P「そうは言っても、どうせ全部買うんじゃないのか?」

幸子「そんな事無いですよ。ボクだってちゃんと選んで買い物してますから」

P「それはギャグか? ギャグなのか?」

幸子「それに、あんまり荷物を多くしちゃうと……ですしね」

P「うん? 俺のことは気にしないでこの前みたいに好きなだけ買っていいぞ?」

幸子「い、いいんです! とにかくボクと一緒に選んでくださいね!」

P「わかったよ、どれどれ――」

53: 2012/10/01(月) 03:17:41.94 ID:mW5OJta40
P「……」ゲッソリ

幸子「だらしないですねぇ、そんなに疲れた顔しなくてもいいじゃないですか」

P「お前がなかなか買う物決めないからだろう……」

幸子「プロデューサーさんこそ、ボクに一番似合いそうな物、はっきり言ってくれなかったですよね」

P「全部似合うから困るって言ってたのどこの誰だよ?」

幸子「たまにはプロデューサーさんのセンスに従ってあげようかと思ってたんです!」

P「だってなぁ。たしかにどれも似合ってたから決められなかったんだよ」

幸子「でしたら、プロデューサーさんのお好みの物でよかったのに」

P「俺の好み?」

幸子「そうですよ。プロデューサーさんにとってボクが一番カワイイと思う物があったなら、それにしてましたよ」

P「お前、俺のセンスは変わってるって言ってなかったっけ」

幸子「良い意味で、ですよ。そんなこともわからなかったのですか?」

P「わからなかったよ、それどころか少し傷付きかけたよ……」

55: 2012/10/01(月) 03:26:43.16 ID:mW5OJta40
幸子「まあ、ボクをプロデュースしてるという意味では、見る目があるって自覚してもいいんじゃないかと」

P「大した自信だな。さすが幸子」

幸子「とにかく、次はちゃんと選んでくださいね! では次のお店に……と思いましたが」

P「ん?」

幸子「これ以上何かを買ってしまうと、プロデューサーさんの両手が塞がっちゃいそうですね」

P「俺はそれでも構わんg」

幸子「仕方ありません。今日のショッピングはこのぐらいにしてあげましょう」

P「おい幸k」

幸子「まずはお店を出ましょうか」スッ

P「……聞く気がない。ただの幸子のようだ」ギュッ

57: 2012/10/01(月) 03:36:14.61 ID:mW5OJta40
P「なあ、買い物が終わったなら今日はもういいのか? このまま家まで送ってやるけど」

幸子「うーん……まだそこまで暗くないですよね、もうちょっとだけ」

P「じゃあやっぱり買い物の続きしたほうが」

幸子「……もう少し、デート気分でいたいなぁ」

P「」

幸子「ん? あれ、ボク今声に出してましたか!?」

P「う、ううん? べべべつに?」

幸子「そうですか? 良かった……また思ったことを口にしちゃったかと思いまして」

P「そ、その癖は早く直した方がいいな、うん!」

幸子「そうですよね……それより、プロデューサーさんはどこか行きたいところとかありませんか?」

P「行きたいところ?」

幸子「さっきはちゃんと選んでくれなかったので、プロデューサーさんに名誉挽回のチャンスをあげてるんですよ」

P「そうきたか。そうだな……>>59とか?」

59: 2012/10/01(月) 03:41:33.81 ID:92AuQB6U0
ホテルと冗談で言ってみる
本当は自分の買い物に付き合ってもらう

62: 2012/10/01(月) 03:56:09.35 ID:mW5OJta40
P「ホテル――とか、なんちゃって」

幸子「ホテル? ……プロデューサーさん、本当は疲れてたんですか?」

P「え? いや、そんなことないよ、冗談冗談」

P(なんだかんだ幸子もまだ14歳だもんな、そっちの発想に至らなかったか)

幸子「いいんですよ、正直に言ってください。公園に行った時、のんびりできて嬉しそうだったじゃないですか」

P「それはそれ、これはこれだ。とにかく俺は大丈夫だよ」

幸子「嘘じゃないですよね? お願いしますよ? ボクのせいで倒れられたりでもしたら、困りますし……」

P「お、心配してくれるのか」

幸子「べ、別にそんなつもりじゃないですよ! ボクのカワイさを世界中に知らしめるのに、支障をきたされたら困るって意味ですからね!」

P「はいはい、さいですか」

幸子「もう、気は利かないくせにこういう時は変に頭が回るんですから……」

P「悪かったよ、そう怒るなって」

幸子「怒ってなんかないですよ! それより、どこへ行くのか決まりましたか!」

P「んー、じゃあ今度は俺の買い物に付き合ってもらおう。いいか?」

幸子「プロデューサーさんの? わかりました、どこへなりともお伴しますよ」

65: 2012/10/01(月) 04:08:35.31 ID:mW5OJta40
幸子「プロデューサーさんの欲しい物ですか、ふふっ。ちょっと興味ありますね」

P「なんだよ、俺だって買い物くらいするぞ?」

幸子「夕飯のお買い物とかでしたら、ボクはお手伝いできませんよ?」

P「いや、さすがに女の子連れてんなもん買いに行かないだろ……一緒に食べるつもりならともかく」

幸子「そうですか? ではボクみたいにお洋服とか?」

P「幸子が選ぶ男性服ってのも面白そうだけど、服じゃあないな」

幸子「むー、なら何をこれから買いに行くっていうんですか?」

P「ついてくればわかるさ」

P(今日は幸子をかわいがるって決めてたし、俺が今欲しい物といったら――)

68: 2012/10/01(月) 04:18:16.07 ID:mW5OJta40
幸子「ここ、ですか……」

P「悪いか?」

幸子「いえ……でも、プロデューサーさんにカワイイ小物を集める趣味があるとは」

P(むぐぐ、でもそういうことにしておかないと勘付かれそうだしなぁ……)

P「人にはいろんな趣味があるんだよ。さあ入ろう、ここなら幸子も飽きないだろう?」

幸子「それはそうですけど、ね。まあボクがいたほうがこの手の店には入りやすそうですしね」

P(言われてみれば女性客かカップルしか見当たらないな。彼氏の人も居心地悪そうだ)

幸子「プロデューサーさん、どうしたんですか? なんならボクが良さそうなのを選んであげますよ?」

P「お前に任せたら日が暮れそうだ、自分で決める。それに」

P(自分で選ばないといけない気がするからな。とはいえどうしたものか)

71: 2012/10/01(月) 04:31:55.60 ID:mW5OJta40
P「しっかしいろんな物あるなぁ。この辺はアクセサリー系か」

幸子「ふふん、これくらいで驚かれてはボクのお買い物について来れませんよ!」

P「主に腕がついて来れなくなりそうだよな、いつか。さあ見て回るか」



  「あっ、これいいですね……ちょっと見てもいいですか?」

  「これもなかなか、どうですかプロデューサーさん。似合うでしょう?」

  「ふふん、わかってないですね。それはこっちの色のほうが――」

  「やっぱり何でも似合っちゃうなぁ、カワイイって罪ですよね。ね、プロデューサーさん?」



P「……」

幸子「あ、これってあの人がよく抱えてるうさぎですよね? こういうのもあるんですか」

P(結局振り回されるオチなのか……まあ、これで幸子が気に入りそうなのもわかったぞ)

72: 2012/10/01(月) 04:43:07.30 ID:mW5OJta40
P「よし、決めた。これにしよう」

P(といっても、自分用にしてもこれはさすがにないな……。隙を見てこっそり買ってしまおう)

幸子「これなんかも……ふふん。やっぱりボクに似合うものなんてないですね――」

P(……隙だらけだった。買うなら今だ)




幸子「ぷ、プロデューサーさん! どこに行ってたんですか!」

P「ああ、欲しい物あったから精算してきたところだ。ほら」

幸子「もう、それならそうと勝手にいなくならないでくださいよ! 置いてかれたかと思っちゃったじゃないですか!」

P「それは悪かったな。鏡見てウットリしてるもんだから邪魔するのもなと思って」

幸子「……それで、何をお買いになられたんですか?」

P「秘密」

幸子「えー、このボクがいろいろアドバイスして差し上げたのにそれは酷いと思うんですけど」

P「アドバイス? そんなのあったっけ」

幸子「聞いてなかったんですか!?」

P(楽しそうな声ならいくらでも、な)

74: 2012/10/01(月) 05:00:13.24 ID:mW5OJta40

P(結局最後まで手を繋いでた件について)

幸子「――この辺でいいですよ。荷物持ちますね」

P「そうか。……この前みたいに速攻でタクシーに頼ることにならなくてよかったよかった」

幸子「あれくらいの荷物で音を上げるなんて、情けないですよ」

P「持つだけならともかく、持ち歩くのは無理があるぞあれ」

幸子「そうですか? ま、まあ、今日はこの前よりもたくさん歩きましたよね……一緒に」

P「そうだな」

幸子「そうだな、って、もっと喜んでもいいと思いますよ? ボクと……その、手を繋いで歩いてたわけですから!」

P「まあ、貴重な体験だったよ」

幸子「むー、素直じゃありませんね。プロデューサーさんらしいですけど」

P「どういう意味だよ? ……、それじゃあ暗くならないうちに帰れよ。迎えは呼んであるのか?」

幸子「はい、あそこに止まってる車がそうです。それでは、プロデューサーさん」

P「おう。またな――って違う違う! ちょっと待った!」

幸子「? どうしたんですか?」

P「忘れるところだった……これ、お前にあげようと思ってたんだ」

76: 2012/10/01(月) 05:12:08.27 ID:mW5OJta40
幸子「これは――さっきのお店の?」

P「まあ、そういうことだ。一応言っとくけど、ああいう所に趣味で行ったりしないからな!」

幸子「……中を見ても?」

P「だめです。帰るまでが遠足って言うだろ」

幸子「……ふふっ、それって今言うことでしょうか?」

P「目の前で開けられたら恥ずかしいだろ……まあ、気に入らなければ誰かにあげたっていいぞ」

幸子「そんなことしませんよ。プロデューサーさんが自分で、選んで、ボクにくれたものなんですから」

P「そ、そうか。……なんか恥ずかしくなってきたな。俺は帰る! またな幸子!」

P「ああそれと、できればプライベートだけで使ってくれよ! 理由はわかるよな? それじゃ!」




P(――って、いい歳して何を恥ずかしがってるんだ俺は!)

P「……。今日の夕飯どうするかなぁ」

78: 2012/10/01(月) 05:29:41.12 ID:mW5OJta40
エピローグ とある事務所にて


  「こんにちは、ちひろさん。……プロデューサーさんは?」

  「こんにちは幸子ちゃん、プロデューサーさんはちょっと今は出ちゃってるわね」

  「そうですか、それならそれで好都合かもしれませんけど」

  「? プロデューサーさんに用事があるわけではないの?」

  「用事というか、ちょっとイジワルしてあげようかなと思いまして」

  「あんまりからかっちゃ可哀想よ? ……あら、その髪飾り」

  「ああ、これですか?」

  「初めて見るわね。うん、可愛い! 幸子ちゃんに似合ってるわよ」

  「そ、そうですか? よかった……じゃなくて、当然ですよ! お墨付きですしね!」

  「あら、誰かからもらったものなの?」

  「そうですよ。つい最近、ね。まあ、ボクに似合わないものなんてそうそうないとは思いますけど――」

  「けど?」

  「この髪飾りが一番似合うのはボクだって、証明してあげないといけませんからね。……誰かさんに♪」

79: 2012/10/01(月) 05:31:10.94 ID:mW5OJta40
終わりです。思った以上に甘いものになってしまった気がする

80: 2012/10/01(月) 05:33:10.14 ID:mW5OJta40
あと安価がぬるくてすまぬぅ。買い物ときてティンときたからそのまま一直線でしたわ

81: 2012/10/01(月) 05:33:56.81 ID:92AuQB6U0
乙です やっぱり幸子が1番かわいい

引用元: モバP「幸子をかわいがってみよう」