栞子｢はい｣

菜々｢その…｣

菜々｢三船さんには、是非とも眼鏡をかけてほしいんです！｣

栞子｢…は？｣

菜々｢その…私たち生徒会役員ってみんな眼鏡じゃないですか？三船さんと仕事をするなら、眼鏡をかけてもらったほうが一体感が出るかなと。｣

栞子｢はぁ…｣

菜々｢(実は前から、三船さんには眼鏡がよく似合うと思ってたんです…眼鏡は真面目さや清楚さを強調するアイテム)｣

菜々｢(本性はあんなはっちゃけた私ですら三つ編みと眼鏡の組み合わせで真面目系の生徒会長に見えちゃうんですから、真面目さと清楚さが服着て歩いてるような三船さんが眼鏡をかけたら…まさに萌え要素の塊！是非一度見てみたい！)｣

菜々｢(なんて…口が裂けても言えませんね)｣

副会長｢その案、私も賛成です。｣

栞子｢えっ？｣

せつ菜｢(！？)｣

副会長｢三船さんのルックスには、眼鏡がとてもよく似合うと思うんです。黒髪と眼鏡の組み合わせはまさに正義です。｣

副会長｢欲を言うなら、私が推しているスクールアイドルの優木せつ菜ちゃんにも眼鏡をかけてほしいですね。｣

副会長｢あの活発で天真爛漫なせつ菜ちゃんが眼鏡をかけているというギャップ…最高じゃないですか！｣

副会長｢せつ菜ちゃんには…赤い眼鏡が似合いそうですね。あの黒髪ロングを三つ編みに束ねて、眼鏡をかけて赤面して恥じらうせつ菜ちゃん…あぁ、想像しただけで興奮して鼻血が…｣

菜々｢(冷や汗ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ)｣

栞子｢は、はぁ…(副会長、生真面目な方だと思ったらこんなにはっちゃけた人だったんですね)｣

右月(書記)｢その案、私も賛成です！｣

左月(書記)｢私もです！｣

右月｢栞子ちゃんは絶対に眼鏡をかけるべきです！｣

左月｢いいですか栞子ちゃん、眼鏡とは文字通りかけた人の心を映し出す鏡なのです！｣

右月｢栞子ちゃんの真面目で清楚でお淑やかな心が、眼鏡をかけることによって外見に表れ、魅力が何倍にも増幅されるんです！｣

左月｢前々から、文化祭の打ち合わせで栞子ちゃんに会うたびにずっとこう思ってたんです！｣

右月・左月｢｢眼鏡をかけた栞子ちゃんはまさに無敵だと！！！｣｣

栞子｢(右月さんと左月さんも真面目な方だと思ってたんてすが…この生徒会は一体何なんでしょう？)｣

栞子｢そ、そんなことないですよ…私なんて地味で根暗で堅物で…｣

菜々｢決まりですね。全会一致で、三船さんには眼鏡をかけてもらいますよ！｣

菜々｢丁度ここに、私のスペアの眼鏡があります。さぁどうぞ！｣

栞子｢皆さんがそこまで言うなら…｣

栞子｢その…どうでしょう？｣ｽﾁｬ

生徒会の4人｢｢｢｢か…｣｣｣｣

生徒会の4人｢｢｢｢可愛い！！！！｣｣｣｣

菜々｢素晴らしいです三船さん！あまりにも似合いすぎていて明日から私に代わって生徒会長をして欲しいくらいです！！！｣

副会長｢これは…想像以上のインパクトですね(鼻血ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ)｣

右月｢栞子ちゃん可愛い！！！｣

左月｢今すぐスクールアイドル同好会に行ってアイドルデビューしましょう！！！｣

栞子｢そ、そんなに褒められたら私…照れちゃいます(赤面)｣

菜々｢ぐはっ！赤面まで加わって破壊力が上限突破してますよこの子！｣

副会長｢会長、この子には生徒会長では役不足です。是非ともこの学園の理事長に！｣

右月｢可愛い…可愛すぎるよ栞子ちゃん…！ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ｣

左月｢右月！興奮しすぎて過呼吸になっちゃってるよ！｣

栞子｢こんなに容姿を褒められるのは初めてです…｣

栞子｢(昔から私は地味で真面目で、容姿を褒められることはあまりありませんでしたが…)｣

栞子｢(他人にちやほやされるのって…こんなに快感なんですね)｣ｿﾞｸｿﾞｸ

侑｢すみませ～ん、スクールアイドルフェスティバルの件で会長に相談が…｣

菜々｢侑さん！丁度良いところに！｣

侑｢なにこの子！？すっごく可愛い！！最高にときめいちゃった！！｣

栞子｢！？｣

侑｢ねぇあなた！｣

侑｢スクールアイドル、やってみない？｣

(完)

短いですが以上です。

この前作った栞子の眼鏡コラが思いの外好評だったので、眼鏡栞子になった経緯を妄想して書いてみました。

すこ
眼鏡エピソードまたあったら書いて

若い女の子がよくかけてるでっかいフレームの眼鏡も似合いそう

乙
栞子は眼鏡かけると顔がちょっと幼い印象になるね

>>18
こういうのですかね？
本文中には載せませんでしたが、菜々のスペアならやっぱり細縁の眼鏡かなと…

>>24
コンセントレイト！は猫耳眼鏡メイドコスの栞子に歌って欲しいですね