1: 2017/03/17(金) 01:17:34.67 ID:pV4qI/yLn
ーー学校ーー
キーンコーン
ガヴ「ふう、やっとお昼か」
ヴィーネ「ね、ガヴ。今日はお昼ごはんどうする?」
ガヴ「え?ああ、私は来るときにコンビニで買ったから。さっさと食べちゃってゲーム進めたいし」
ヴィーネ「あんた、さすがに授業中はやめた方がいいわよ……」
ガヴ「何言ってんのヴィーネ!魔王に侵略された世界は私を待ってるんだよ!?」
ヴィーネ「はいはい、まったく……それじゃ、私もお弁当作ってきたし教室で食べましょうか」
ガヴ「うーい」
キーンコーン
ガヴ「ふう、やっとお昼か」
ヴィーネ「ね、ガヴ。今日はお昼ごはんどうする?」
ガヴ「え?ああ、私は来るときにコンビニで買ったから。さっさと食べちゃってゲーム進めたいし」
ヴィーネ「あんた、さすがに授業中はやめた方がいいわよ……」
ガヴ「何言ってんのヴィーネ!魔王に侵略された世界は私を待ってるんだよ!?」
ヴィーネ「はいはい、まったく……それじゃ、私もお弁当作ってきたし教室で食べましょうか」
ガヴ「うーい」
2: 2017/03/17(金) 01:19:11.88 ID:pV4qI/yLn
サターニャ(あいつら、今日はここでお昼を食べるのね……ま、私は一人でも全然いいけれど、誘いに来て私がいなかったら可哀想だし、もう少し教室にいてあげようかしら)
ガヴ「んじゃ、食べるとしますか」
ヴィーネ「あ、ガヴ。ちょっと待ちなさい」
サターニャ(そうよ。この大悪魔サターニャ様を忘れるなんて、なってないわよ)
ヴィーネ「食べる前にはちゃんと手を洗わないと」
ガヴ「えー、めんどい」ペリペリ
ヴィーネ「あ、もう!……まったく、ガヴったら」
サターニャ(そっち!?違うわよ、そうじゃなくて……)
ガヴ「んじゃ、食べるとしますか」
ヴィーネ「あ、ガヴ。ちょっと待ちなさい」
サターニャ(そうよ。この大悪魔サターニャ様を忘れるなんて、なってないわよ)
ヴィーネ「食べる前にはちゃんと手を洗わないと」
ガヴ「えー、めんどい」ペリペリ
ヴィーネ「あ、もう!……まったく、ガヴったら」
サターニャ(そっち!?違うわよ、そうじゃなくて……)
3: 2017/03/17(金) 01:20:18.27 ID:pV4qI/yLn
ヴィーネ「あっ、そう言えば!」
サターニャ(さすがヴィネット!)
ヴィーネ「お漬け物漬けてみたの。ガヴも、ほら。野菜足りてないんだから」
ガヴ「えー、ヴィーネ、ババくさくね?」
ヴィーネ「バ、ババくさい、って……」
ガヴ「そんなことより、さっさと食べようよ」
ヴィーネ「……そうね。そんなに時間もないし。いただきます」
サターニャ(た、食べ始めちゃった!?な、なんでよ!こうなったら私の方から……って、別に私は一人でいいんだから、そんなことする必要なんて……)
サターニャ(さすがヴィネット!)
ヴィーネ「お漬け物漬けてみたの。ガヴも、ほら。野菜足りてないんだから」
ガヴ「えー、ヴィーネ、ババくさくね?」
ヴィーネ「バ、ババくさい、って……」
ガヴ「そんなことより、さっさと食べようよ」
ヴィーネ「……そうね。そんなに時間もないし。いただきます」
サターニャ(た、食べ始めちゃった!?な、なんでよ!こうなったら私の方から……って、別に私は一人でいいんだから、そんなことする必要なんて……)
4: 2017/03/17(金) 01:21:24.86 ID:pV4qI/yLn
ラフィエル「みなさん、こんにちは」
ヴィーネ「あら、ラフィ」
ラフィエル「私もお昼、ご一緒してもいいですかー?」
ヴィーネ「ええ、いいわよ」
ラフィエル「あれ?ヴィネットさん、今日はお弁当なんですね」
ヴィーネ「そうよ。早起きして作ってみたの」
ラフィエル「わー、すごいです。実は私も……あら?」
サターニャ「」ソワソワ
ラフィエル「うふふ……二人とも、少し待っててください」
ヴィーネ「あ、サターニャもお弁当なのかしら。誘ってくるの?」
ラフィエル「はい」
ヴィーネ「あら、ラフィ」
ラフィエル「私もお昼、ご一緒してもいいですかー?」
ヴィーネ「ええ、いいわよ」
ラフィエル「あれ?ヴィネットさん、今日はお弁当なんですね」
ヴィーネ「そうよ。早起きして作ってみたの」
ラフィエル「わー、すごいです。実は私も……あら?」
サターニャ「」ソワソワ
ラフィエル「うふふ……二人とも、少し待っててください」
ヴィーネ「あ、サターニャもお弁当なのかしら。誘ってくるの?」
ラフィエル「はい」
5: 2017/03/17(金) 01:22:27.70 ID:pV4qI/yLn
サターニャ「」ソワソワ
ラフィエル「サターニャさん」
サターニャ「っ!」パァァ
ラフィエル「」ゾクゾクッ
サターニャ「な、なによ?」
ラフィエル「いえ、ぜひサターニャさんと一緒にお昼を食べたいなと思いまして。ご迷惑ですかー?」
サターニャ「お昼ぅ?ま、そーね。あんたが頼むって言うなら、一緒に食べてあげないこともないわ」
ラフィエル「ええ、お願いします」
サターニャ「し、しょうがないわね!ありがたく思いなさい!」
ラフィエル「サターニャさん」
サターニャ「っ!」パァァ
ラフィエル「」ゾクゾクッ
サターニャ「な、なによ?」
ラフィエル「いえ、ぜひサターニャさんと一緒にお昼を食べたいなと思いまして。ご迷惑ですかー?」
サターニャ「お昼ぅ?ま、そーね。あんたが頼むって言うなら、一緒に食べてあげないこともないわ」
ラフィエル「ええ、お願いします」
サターニャ「し、しょうがないわね!ありがたく思いなさい!」
6: 2017/03/17(金) 01:23:16.27 ID:pV4qI/yLn
ガヴ「なんだ、お前も一緒に食べるのか」
サターニャ「そうよ!光栄に思うがいいわ」
ガヴ「あー、はいはい」
ヴィーネ「サターニャ、今日もおにぎりとメロンパンなのね」
サターニャ「ふふん。これこそ大悪魔に相応しい昼食よ。それじゃいただきまー……」
犬「」タタタッ……パクッ!
サターニャ「あ、なっ、なっ!?」
犬「」タタタッ
サターニャ「あーっ!」
ガヴ「あーあ」
ヴィーネ「いや、なんで教室にまで犬が……」
サターニャ「う、ううっ……」
サターニャ「そうよ!光栄に思うがいいわ」
ガヴ「あー、はいはい」
ヴィーネ「サターニャ、今日もおにぎりとメロンパンなのね」
サターニャ「ふふん。これこそ大悪魔に相応しい昼食よ。それじゃいただきまー……」
犬「」タタタッ……パクッ!
サターニャ「あ、なっ、なっ!?」
犬「」タタタッ
サターニャ「あーっ!」
ガヴ「あーあ」
ヴィーネ「いや、なんで教室にまで犬が……」
サターニャ「う、ううっ……」
7: 2017/03/17(金) 01:24:11.67 ID:pV4qI/yLn
ラフィエル「サターニャさん、そんなに落ち込まないでください」
サターニャ「お、落ち込んでなんていないわよっ!」
ラフィエル「実は私、お家で玉子焼きを作ってみたんです。メロンパンにも負けないくらいおいしくできたので、ぜひサターニャさんに召し上がってもらいたいなーと思って」
サターニャ「はぁ?玉子焼き?」
ヴィーネ「へー、ラフィエルも料理するのね。一つ食べてみてもいいかしら?」
ラフィエル「はい。では、これをどうぞ」
ヴィーネ「ありがと。……うん、おいしい!ちょうどいい甘さね、これ」
ラフィエル「ありがとうございますー。はい、ガヴちゃんにも」
ガヴ「ん。……おー、美味いな。さすがラフィエル」
サターニャ「お、落ち込んでなんていないわよっ!」
ラフィエル「実は私、お家で玉子焼きを作ってみたんです。メロンパンにも負けないくらいおいしくできたので、ぜひサターニャさんに召し上がってもらいたいなーと思って」
サターニャ「はぁ?玉子焼き?」
ヴィーネ「へー、ラフィエルも料理するのね。一つ食べてみてもいいかしら?」
ラフィエル「はい。では、これをどうぞ」
ヴィーネ「ありがと。……うん、おいしい!ちょうどいい甘さね、これ」
ラフィエル「ありがとうございますー。はい、ガヴちゃんにも」
ガヴ「ん。……おー、美味いな。さすがラフィエル」
8: 2017/03/17(金) 01:25:17.90 ID:pV4qI/yLn
サターニャ「へ、へー……」チラチラ
ラフィエル「サターニャさんも、ぜひお一つ。この大きいの、サターニャさんのために特別に作ったんですよ?」
サターニャ「私のため?そ、そこまで言われたら食べてあげないわけにはいかないわね」
ラフィエル「はい、あーん」
サターニャ「じ、自分で食べれるわよ」
ラフィエル「あーん」
サターニャ「だから自分で食べれるって」
ラフィエル「あーん」
サターニャ「わ、わかったわよ……あーん」パクッ
ラフィエル(やりました!)ワクワク
ラフィエル「サターニャさんも、ぜひお一つ。この大きいの、サターニャさんのために特別に作ったんですよ?」
サターニャ「私のため?そ、そこまで言われたら食べてあげないわけにはいかないわね」
ラフィエル「はい、あーん」
サターニャ「じ、自分で食べれるわよ」
ラフィエル「あーん」
サターニャ「だから自分で食べれるって」
ラフィエル「あーん」
サターニャ「わ、わかったわよ……あーん」パクッ
ラフィエル(やりました!)ワクワク
9: 2017/03/17(金) 01:25:48.10 ID:pV4qI/yLn
サターニャ「……ん、確かにおいしいわね。誉めてあげるわ」
ラフィエル「ええっ?」
ガヴ「お前は何食べても美味しいもんな。段ボールでも食べてればいいんじゃないか?」
ヴィーネ「サターニャ、味オンチだもんね……」
サターニャ「なによ。なんか文句あるの?」
ラフィエル(味オンチ……そういえば、そうでした……)ガックリ
ヴィーネ「ラフィ、どうしたの?がっかりした顔して」
ラフィエル「い、いえ!なんでもありません!あはは……」
ラフィエル「ええっ?」
ガヴ「お前は何食べても美味しいもんな。段ボールでも食べてればいいんじゃないか?」
ヴィーネ「サターニャ、味オンチだもんね……」
サターニャ「なによ。なんか文句あるの?」
ラフィエル(味オンチ……そういえば、そうでした……)ガックリ
ヴィーネ「ラフィ、どうしたの?がっかりした顔して」
ラフィエル「い、いえ!なんでもありません!あはは……」
10: 2017/03/17(金) 01:26:29.69 ID:pV4qI/yLn
~~~~
ーー放課後・ラフィエル家ーー
ラフィエル「失敗しましたー……私としたことが、サターニャさんが味オンチなのを失念していたなんて……」
ラフィエル(あの作戦がうまく行っていれば……)
~~~~
サターニャ『あーん』パクッ
ラフィエル『どうですかー?』
サターニャ『ん、んー……』モグモグ
サターニャ『か、辛いぃぃぃ!ら、らりよこれぇっ!』
ラフィエル『サターニャさん!大丈夫ですか!?早くこれを飲んでください!』
サターニャ『ん、んー!』ゴクゴク
サターニャ『ぎゃぁぁぁぁ!』
ラフィエル『あっ、これタバスコでした。てへっ』
~~~~
ーー放課後・ラフィエル家ーー
ラフィエル「失敗しましたー……私としたことが、サターニャさんが味オンチなのを失念していたなんて……」
ラフィエル(あの作戦がうまく行っていれば……)
~~~~
サターニャ『あーん』パクッ
ラフィエル『どうですかー?』
サターニャ『ん、んー……』モグモグ
サターニャ『か、辛いぃぃぃ!ら、らりよこれぇっ!』
ラフィエル『サターニャさん!大丈夫ですか!?早くこれを飲んでください!』
サターニャ『ん、んー!』ゴクゴク
サターニャ『ぎゃぁぁぁぁ!』
ラフィエル『あっ、これタバスコでした。てへっ』
~~~~
11: 2017/03/17(金) 01:27:28.47 ID:pV4qI/yLn
ラフィエル「はぁぁぁぁ……」ゾクゾクッ
ラフィエル(そのあとは普通に美味しく料理を食べてもらって……と思っていたのですが、サターニャさんがあそこまでの味オンチでは、うまくいきそうにないですねー……)
TV「さあ、今日の天界サプリはこれ!味覚障害に効果抜群、亜鉛サプリメント!」
ラフィエル「! これです!えーと、注文は……はっ!電話、お台所に起きっぱなしでした!」パタパタ……
TV「でもこの薬、ちょっと副作用がありますので、若い少年少女、特に思春期真っ盛りの皆さんは気を付けてくださいね!使い方を間違えると、天界コウノトリさんが大忙しなんてことに……」
~~~~
ラフィエル(そのあとは普通に美味しく料理を食べてもらって……と思っていたのですが、サターニャさんがあそこまでの味オンチでは、うまくいきそうにないですねー……)
TV「さあ、今日の天界サプリはこれ!味覚障害に効果抜群、亜鉛サプリメント!」
ラフィエル「! これです!えーと、注文は……はっ!電話、お台所に起きっぱなしでした!」パタパタ……
TV「でもこの薬、ちょっと副作用がありますので、若い少年少女、特に思春期真っ盛りの皆さんは気を付けてくださいね!使い方を間違えると、天界コウノトリさんが大忙しなんてことに……」
~~~~
12: 2017/03/17(金) 01:28:54.48 ID:pV4qI/yLn
ラフィエル「サターニャさん。実は私、ある薬を手に入れまして」
サターニャ「ふーん、何の薬よ」
ラフィエル「なんでも、飲めば悪魔としての魔力が飛躍的に高まるとか」
サターニャ「なんですって!?……って、だ、騙されないわよっ!どうせまた変な物を飲ませる気でしょ!」
ラフィエル「そ、そんな……私はただ、サターニャさんのためを思ってるだけなのに……悲しいです……」グスッ
サターニャ「あ、な、なにも泣くことないじゃないのよ!」
ラフィエル「うっ……ぐすっ……サターニャさんが私を信じてくれないなんて……」
サターニャ「わ、わわわ、わかったわよ!信じる!信じるから、泣き止みなさいよ!」アタフタ
ラフィエル「ぐすっ……それじゃ、この薬、飲んでくれますか……?」
サターニャ「飲む!飲むから、泣き止みなさい!」
ラフィエル「よかったですー。それじゃ、一日三回、二錠ずつ飲んでくださいね」
サターニャ「えっ?え、ええ。わかったわよ」
ラフィエル「はい、ではお願いします」
サターニャ「ふーん、何の薬よ」
ラフィエル「なんでも、飲めば悪魔としての魔力が飛躍的に高まるとか」
サターニャ「なんですって!?……って、だ、騙されないわよっ!どうせまた変な物を飲ませる気でしょ!」
ラフィエル「そ、そんな……私はただ、サターニャさんのためを思ってるだけなのに……悲しいです……」グスッ
サターニャ「あ、な、なにも泣くことないじゃないのよ!」
ラフィエル「うっ……ぐすっ……サターニャさんが私を信じてくれないなんて……」
サターニャ「わ、わわわ、わかったわよ!信じる!信じるから、泣き止みなさいよ!」アタフタ
ラフィエル「ぐすっ……それじゃ、この薬、飲んでくれますか……?」
サターニャ「飲む!飲むから、泣き止みなさい!」
ラフィエル「よかったですー。それじゃ、一日三回、二錠ずつ飲んでくださいね」
サターニャ「えっ?え、ええ。わかったわよ」
ラフィエル「はい、ではお願いします」
13: 2017/03/17(金) 01:29:31.48 ID:pV4qI/yLn
~~~~
ーー二週間後・教室ーー
サターニャ(ラフィエルから貰った薬を飲み始めて二週間。なんだか、体の中から沸き上がるこの感じ……。そう、今の私はまさしく超スーパーサタニキアと言っても過言ではないわ!その証拠に、先生にだって!)
サターニャ「いつものように立たされたけど、バケツが全然重たく感じないわ!」
サターニャ(メロンパンだって……)
犬「」ハッハッハッ
サターニャ「奪われたけど、なんか全然悔しくないわ!強者の余裕ってやつね!」
ガヴ「なぁヴィーネ。サターニャのやつ、一体どうしたんだ?いつもよりうざいんだけど」
ヴィーネ「……確かに、いつもより元気ね……」
サターニャ「我が宿敵、ガヴリール!覚悟しなさい!遂に決着を付けるときが来たわ!」
ガヴ「げっ、こっち来た」
ーー二週間後・教室ーー
サターニャ(ラフィエルから貰った薬を飲み始めて二週間。なんだか、体の中から沸き上がるこの感じ……。そう、今の私はまさしく超スーパーサタニキアと言っても過言ではないわ!その証拠に、先生にだって!)
サターニャ「いつものように立たされたけど、バケツが全然重たく感じないわ!」
サターニャ(メロンパンだって……)
犬「」ハッハッハッ
サターニャ「奪われたけど、なんか全然悔しくないわ!強者の余裕ってやつね!」
ガヴ「なぁヴィーネ。サターニャのやつ、一体どうしたんだ?いつもよりうざいんだけど」
ヴィーネ「……確かに、いつもより元気ね……」
サターニャ「我が宿敵、ガヴリール!覚悟しなさい!遂に決着を付けるときが来たわ!」
ガヴ「げっ、こっち来た」
14: 2017/03/17(金) 01:31:11.28 ID:pV4qI/yLn
サターニャ「この超スーパーサタニキア様が、真の力を……って、うっ!」
ガヴ「? どうしたんだよ」
サターニャ(ガ、ガヴリールのやつ、椅子に座った状態で足なんて組むから、スカートの中が見えそうに……)
ガヴ「おい、サターニャ?」
サターニャ(危ないところだったわ。私の中に蓄えられた魔力が解放されかけたじゃない)
サターニャ「な、なんでもないわよ!それよりあんた、スカート!少しは気を遣いなさいよ!」
ガヴ「はあ?何言ってんだお前」
ガヴ「? どうしたんだよ」
サターニャ(ガ、ガヴリールのやつ、椅子に座った状態で足なんて組むから、スカートの中が見えそうに……)
ガヴ「おい、サターニャ?」
サターニャ(危ないところだったわ。私の中に蓄えられた魔力が解放されかけたじゃない)
サターニャ「な、なんでもないわよ!それよりあんた、スカート!少しは気を遣いなさいよ!」
ガヴ「はあ?何言ってんだお前」
15: 2017/03/17(金) 01:31:43.34 ID:pV4qI/yLn
ヴィーネ「ね、ガヴ、サターニャ。今日のお昼ご飯は学食に行かない?」
ガヴ「えー、めんどいな」
サターニャ「そうねぇ……別にいいわよ」
ラフィエル「私もご一緒してもいいですかー?」ヒョコッ
ヴィーネ「ホント、ラフィは急に現れるわね」
ラフィエル「サターニャさんあるところ、ラフィエルありですからー」
ヴィーネ「じゃ、みんなで行きましょうか。ほら、ガヴも」
ガヴ「へいへい」
ガヴ「えー、めんどいな」
サターニャ「そうねぇ……別にいいわよ」
ラフィエル「私もご一緒してもいいですかー?」ヒョコッ
ヴィーネ「ホント、ラフィは急に現れるわね」
ラフィエル「サターニャさんあるところ、ラフィエルありですからー」
ヴィーネ「じゃ、みんなで行きましょうか。ほら、ガヴも」
ガヴ「へいへい」
16: 2017/03/17(金) 01:32:26.67 ID:pV4qI/yLn
~~~~
ガヴ「お前、またうどんか」
サターニャ「ええそうよ。この学食で最も私に相応しい悪魔的なメニュー。それこそこのうどんよ!」
ガヴ「具なしの素うどんが悪魔的ねぇ。ヴィーネ、お箸とって」
ヴィーネ「はいはい」スッ
サターニャ「! ……っ!」
サターニャ(ヴ、ヴィネットが身を乗り出したせいで、服の隙間から胸が見え……)
ヴィーネ「? どうしたの、サターニャ?」
サターニャ「べ、別に!早く食べるわよ!」
サターニャ(ま、また私の中の魔力が……)
ガヴ「お前、またうどんか」
サターニャ「ええそうよ。この学食で最も私に相応しい悪魔的なメニュー。それこそこのうどんよ!」
ガヴ「具なしの素うどんが悪魔的ねぇ。ヴィーネ、お箸とって」
ヴィーネ「はいはい」スッ
サターニャ「! ……っ!」
サターニャ(ヴ、ヴィネットが身を乗り出したせいで、服の隙間から胸が見え……)
ヴィーネ「? どうしたの、サターニャ?」
サターニャ「べ、別に!早く食べるわよ!」
サターニャ(ま、また私の中の魔力が……)
17: 2017/03/17(金) 01:33:15.32 ID:pV4qI/yLn
ガヴ「そーだサターニャ。七味かけなくていいのか?」
サターニャ「え?ああ、そうね。忘れてたわ」
サターニャ「~~♪」パッパッ
サターニャ「うん、これくらいでいいわね」ドッサリ
ガヴ「うわぁ……」
ラフィエル「てんこ盛りですねー」
ヴィーネ「匂いだけでもきついわね」
サターニャ「いっただっきまーす……んぐっ!」
サターニャ「え?ああ、そうね。忘れてたわ」
サターニャ「~~♪」パッパッ
サターニャ「うん、これくらいでいいわね」ドッサリ
ガヴ「うわぁ……」
ラフィエル「てんこ盛りですねー」
ヴィーネ「匂いだけでもきついわね」
サターニャ「いっただっきまーす……んぐっ!」
18: 2017/03/17(金) 01:33:44.89 ID:pV4qI/yLn
ガヴ(どーせ今日も『美味しい!』だろ)
サターニャ「な、何よこれ!舌がヒリヒリする!」
ガヴ「ど、どうしたんだサターニャ」
ヴィーネ「そんな、味オンチのサターニャが……」
ラフィエル「やりました!」
ヴィーネ「え?」
ラフィエル「あ、い、いえ。なんでもありません」
ラフィエル(どうやら、薬がちゃんと効いてるようですね……では、早速今日にでも……)
サターニャ「な、何よこれ!舌がヒリヒリする!」
ガヴ「ど、どうしたんだサターニャ」
ヴィーネ「そんな、味オンチのサターニャが……」
ラフィエル「やりました!」
ヴィーネ「え?」
ラフィエル「あ、い、いえ。なんでもありません」
ラフィエル(どうやら、薬がちゃんと効いてるようですね……では、早速今日にでも……)
19: 2017/03/17(金) 01:34:21.90 ID:pV4qI/yLn
~~~~
ーー放課後・サターニャ家ーー
サターニャ「はぁ。一体どうしたのかしら」
サターニャ(ガヴリールの太もも……)ウズウズ
サターニャ(ヴィネットの胸……)ウズウズ
サターニャ「なんなのよ……魔力が今にも暴走しそうだわ」ウズウズ
サターニャ(なんとかして、少しでも発散しないとおかしくなりそう……)
サターニャ「発散……」
サターニャ(こ、これはあくまでも、私の魔力の暴走によって世界が破滅するのを防ぐための行為で、決してあいつのように欲求不満だとか、そういうわけじゃ……)
サターニャ「そういえばあいつの胸、柔らかくて大きくて……」ウズウズ
ーー放課後・サターニャ家ーー
サターニャ「はぁ。一体どうしたのかしら」
サターニャ(ガヴリールの太もも……)ウズウズ
サターニャ(ヴィネットの胸……)ウズウズ
サターニャ「なんなのよ……魔力が今にも暴走しそうだわ」ウズウズ
サターニャ(なんとかして、少しでも発散しないとおかしくなりそう……)
サターニャ「発散……」
サターニャ(こ、これはあくまでも、私の魔力の暴走によって世界が破滅するのを防ぐための行為で、決してあいつのように欲求不満だとか、そういうわけじゃ……)
サターニャ「そういえばあいつの胸、柔らかくて大きくて……」ウズウズ
20: 2017/03/17(金) 01:34:53.88 ID:pV4qI/yLn
ピンポーン
サターニャサーン
サターニャ「んにゃっ!? は、はーい!」パタパタ ガチャッ
ラフィエル「サターニャさん。手料理を振る舞わせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
サターニャ「え?ええ。別にいいけど」
サターニャ(なんか少し気まずいわね……)
ラフィエル「わぁ……ありがとうございますー」
ラフィエル(今こそこの天界特製デスソースを使って、サターニャさんに最辛の1品を!)
サターニャサーン
サターニャ「んにゃっ!? は、はーい!」パタパタ ガチャッ
ラフィエル「サターニャさん。手料理を振る舞わせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
サターニャ「え?ええ。別にいいけど」
サターニャ(なんか少し気まずいわね……)
ラフィエル「わぁ……ありがとうございますー」
ラフィエル(今こそこの天界特製デスソースを使って、サターニャさんに最辛の1品を!)
21: 2017/03/17(金) 01:35:37.19 ID:pV4qI/yLn
ラフィエル「見てください、このエプロン、どうですかー?」
サターニャ「えっ!?い、いいんじゃない?」
ラフィエル「うふふ。それじゃ、キッチンお借りしますね」
サターニャ(ああもう。こいつ、なんてタイミングで来るのよ)
ラフィエル「~~~♪」トントン
サターニャ(料理してるラフィエルの後ろ姿……)
ラフィエル「お野菜を切り終わったら、次はお鍋を~♪」フリフリ
サターニャ(こいつ、無防備にお尻を向けて……)
サターニャ「えっ!?い、いいんじゃない?」
ラフィエル「うふふ。それじゃ、キッチンお借りしますね」
サターニャ(ああもう。こいつ、なんてタイミングで来るのよ)
ラフィエル「~~~♪」トントン
サターニャ(料理してるラフィエルの後ろ姿……)
ラフィエル「お野菜を切り終わったら、次はお鍋を~♪」フリフリ
サターニャ(こいつ、無防備にお尻を向けて……)
22: 2017/03/17(金) 01:36:26.28 ID:pV4qI/yLn
ラフィエル「あれ、火が付きませんねー」スッ
サターニャ(そ、そんなに前屈みになったら、スカートの中身が……フ、フリルの付いた黒色の……)
サターニャ「ラ、ラフィエルっ!」ガタッ
ラフィエル「はい?」
サターニャ「あ、あああ、あんたが悪いんだからね!」ガシッ
ラフィエル「え、ええっ?」
ラフィエル(私、サターニャさんに押さえ付けられてます)
サターニャ(そ、そんなに前屈みになったら、スカートの中身が……フ、フリルの付いた黒色の……)
サターニャ「ラ、ラフィエルっ!」ガタッ
ラフィエル「はい?」
サターニャ「あ、あああ、あんたが悪いんだからね!」ガシッ
ラフィエル「え、ええっ?」
ラフィエル(私、サターニャさんに押さえ付けられてます)
23: 2017/03/17(金) 01:36:47.69 ID:pV4qI/yLn
サターニャ「そんな誘うようなことして!」
ラフィエル(誘うようなって……はっ!もしかして、薬の副作用か何かで……)
サターニャ「そっちがその気なら、悪魔的行動を見せてやろうじゃない!」
ラフィエル「わ、わー、やめてください、サターニャさんー(棒読み)」
サターニャ「誰が止めるもんですか!泣いたって止めないんだから!」
ラフィエル「あーれー(棒読み)」
ラフィエル(誘うようなって……はっ!もしかして、薬の副作用か何かで……)
サターニャ「そっちがその気なら、悪魔的行動を見せてやろうじゃない!」
ラフィエル「わ、わー、やめてください、サターニャさんー(棒読み)」
サターニャ「誰が止めるもんですか!泣いたって止めないんだから!」
ラフィエル「あーれー(棒読み)」
24: 2017/03/17(金) 01:37:27.68 ID:pV4qI/yLn
~~~~
サターニャ「うっ……ううっ……」
ラフィエル「あっ、シャワー浴びたら帰ってくださいね」スパー
サターニャ「ここは私の家よ!」
ラフィエル「でも、ベッドも狭いですし。もう少しこっちに来たらどうですか?」
サターニャ「い、嫌よ!近づいたらまた襲われるじゃない!」
ラフィエル「襲うだなんて……襲われたのは私のほうですよー」
サターニャ「な、なんでこんなことに……」
ラフィエル「こっちに来ないなら、私から近づいちゃいまーす」
サターニャ「ちょ、ちょっと、やめて、来ないでよ」
ラフィエル「サターニャさん、また天国にいかせてあげますからねー」
サターニャ「ひ、ひぃぃぃぃっ!」
~~~~
サターニャ「うっ……ううっ……」
ラフィエル「あっ、シャワー浴びたら帰ってくださいね」スパー
サターニャ「ここは私の家よ!」
ラフィエル「でも、ベッドも狭いですし。もう少しこっちに来たらどうですか?」
サターニャ「い、嫌よ!近づいたらまた襲われるじゃない!」
ラフィエル「襲うだなんて……襲われたのは私のほうですよー」
サターニャ「な、なんでこんなことに……」
ラフィエル「こっちに来ないなら、私から近づいちゃいまーす」
サターニャ「ちょ、ちょっと、やめて、来ないでよ」
ラフィエル「サターニャさん、また天国にいかせてあげますからねー」
サターニャ「ひ、ひぃぃぃぃっ!」
~~~~
25: 2017/03/17(金) 01:37:53.09 ID:pV4qI/yLn
おわり
ラフィサタ流行ってください
何でもしますから
ラフィサタ流行ってください
何でもしますから
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります