1: 2010/07/11(日) 01:22:41.98 ID:Czdqqq5IO
私はバス停前のベンチに座りバスを待っていた。
唯「次のバスが来るまで後、二時間かぁ…」
蝉の鳴き声、夏の日差し、夏特有の匂い。
唯「もう、すっかり夏だなー」
お茶を少し飲む。
唯「美味しい……」
唯「次のバスが来るまで後、二時間かぁ…」
蝉の鳴き声、夏の日差し、夏特有の匂い。
唯「もう、すっかり夏だなー」
お茶を少し飲む。
唯「美味しい……」
3: 2010/07/11(日) 01:29:04.54 ID:Czdqqq5IO
私が高校を卒業してから六年経った。
今では私も立派な社会人だ。
あの頃は楽しかったなぁ。
高校で過ごした三年間、本当に凄く楽しかった。
私の人生の中一番楽しかった。
今では私も立派な社会人だ。
あの頃は楽しかったなぁ。
高校で過ごした三年間、本当に凄く楽しかった。
私の人生の中一番楽しかった。
4: 2010/07/11(日) 01:34:17.25 ID:Czdqqq5IO
女の子「あ、あの……」
私があれこれ考えていると小さな女の子が私に話しかけて来た。
見た目は五歳ぐらいの、おさげをした可愛いらしい小さな女の子。
唯「どうしたの?」
女の子「聞きたい事があるんですけどぉ……」
涙ぐんだ目で女の子は私を見る。
道にでも迷ったのかな?
私があれこれ考えていると小さな女の子が私に話しかけて来た。
見た目は五歳ぐらいの、おさげをした可愛いらしい小さな女の子。
唯「どうしたの?」
女の子「聞きたい事があるんですけどぉ……」
涙ぐんだ目で女の子は私を見る。
道にでも迷ったのかな?
6: 2010/07/11(日) 01:37:24.63 ID:Czdqqq5IO
唯「聞きたい事?」
女の子「はい……あの……」
女の子と目を合わせる。
恥ずかしいのか女の子はすぐに私から目線を逸らした。
唯「うん、なに?」
女の子「バスの乗り方が分からなくて……」
女の子「はい……あの……」
女の子と目を合わせる。
恥ずかしいのか女の子はすぐに私から目線を逸らした。
唯「うん、なに?」
女の子「バスの乗り方が分からなくて……」
8: 2010/07/11(日) 01:41:01.87 ID:Czdqqq5IO
唯「何処に行きたいの?」
女の子「え…と……桜ヶ丘高校に行きたくて」
桜ヶ丘高校か…懐かしいな。
私が高校生の頃に通っていた高校。
1番の思い出の場所。
女の子「え…と……桜ヶ丘高校に行きたくて」
桜ヶ丘高校か…懐かしいな。
私が高校生の頃に通っていた高校。
1番の思い出の場所。
10: 2010/07/11(日) 01:45:14.83 ID:Czdqqq5IO
唯「桜ヶ丘高校?私も同じ所に行くよ」
女の子「そうなんですか……じ、じゃあ」
唯「うん、一緒に行こう」
女の子は俯いて少し笑った。
それを見て私も笑った。
安心したのか私の横にちょこんと座る。
女の子「そうなんですか……じ、じゃあ」
唯「うん、一緒に行こう」
女の子は俯いて少し笑った。
それを見て私も笑った。
安心したのか私の横にちょこんと座る。
12: 2010/07/11(日) 01:50:28.34 ID:Czdqqq5IO
唯「桜ヶ丘高校に何しに行くの?」
女の子「えーと……お母さんのお見舞いに」
唯「そっか……」
桜ヶ丘高校の少し離れた所に病院がある。
きっと、この女の子はそこに行くのだろう。
唯「お母さんはきっとアナタが来てくれて喜ぶと思うよ」
女の子「そう……かな?」
唯「うん喜ぶよ」
女の子「えーと……お母さんのお見舞いに」
唯「そっか……」
桜ヶ丘高校の少し離れた所に病院がある。
きっと、この女の子はそこに行くのだろう。
唯「お母さんはきっとアナタが来てくれて喜ぶと思うよ」
女の子「そう……かな?」
唯「うん喜ぶよ」
14: 2010/07/11(日) 01:54:40.36 ID:Czdqqq5IO
女の子「えへへー喜ぶよね!」
唯「うん!」
彼女は始めて私に目を合わせてくれた。
そして笑ってくれた。
女の子「お姉ちゃんも桜ヶ丘高校に行くの?」
唯「うん、そうだよ」
女の子「そうなんだーこの大きな鞄なぁに?」
唯「これ?これはねー!」
唯「うん!」
彼女は始めて私に目を合わせてくれた。
そして笑ってくれた。
女の子「お姉ちゃんも桜ヶ丘高校に行くの?」
唯「うん、そうだよ」
女の子「そうなんだーこの大きな鞄なぁに?」
唯「これ?これはねー!」
17: 2010/07/11(日) 01:59:50.08 ID:Czdqqq5IO
唯「ジャジャーン!」
私はギターケースを開けて女の子にギターを見せた。
女の子「これってギター?」
唯「うんそうだよー可愛いでしょ?」
女の子「うん!可愛いねー」
唯「アハハ、ありがとう」
私はギターケースを開けて女の子にギターを見せた。
女の子「これってギター?」
唯「うんそうだよー可愛いでしょ?」
女の子「うん!可愛いねー」
唯「アハハ、ありがとう」
20: 2010/07/11(日) 02:05:52.29 ID:Czdqqq5IO
女の子「触って見ていーい?」
唯「うんいいよー」
小さな真っ白な唯がギターのネックを触る。
ピーンと音が鳴ると彼女は慌てて手を離した。
女の子「お、音が…ごめんなさい」
申し訳なさそうに頭を下げる女の子の頭を優しく撫でた。
唯「ううん…ギー太も喜んでるよ」
唯「うんいいよー」
小さな真っ白な唯がギターのネックを触る。
ピーンと音が鳴ると彼女は慌てて手を離した。
女の子「お、音が…ごめんなさい」
申し訳なさそうに頭を下げる女の子の頭を優しく撫でた。
唯「ううん…ギー太も喜んでるよ」
21: 2010/07/11(日) 02:09:34.60 ID:Czdqqq5IO
女の子「ギー太?」
唯「このギターの名前だよ」
女の子「えへへーそっかギー太くんかぁー」
彼女はギターをまじまじと見つめる。
目が凄く輝いてる。
私も子供の頃はこんな目をよくしていたなぁ…。
唯「このギターの名前だよ」
女の子「えへへーそっかギー太くんかぁー」
彼女はギターをまじまじと見つめる。
目が凄く輝いてる。
私も子供の頃はこんな目をよくしていたなぁ…。
24: 2010/07/11(日) 02:24:28.10 ID:Czdqqq5IO
唯「小学生?」
女の子「違うよもうすぐ小学1年生だけどねー」
唯「そっかぁ」
来年小学生か……。
幼稚園から小学生になる時って楽しみでたまらないんだよね。
キャラクター物の大きなふでばこに鉛筆や消しゴム入れたり。
小学校で使う筈のノートに落書きしたり。
懐かしいなぁ……。
女の子「違うよもうすぐ小学1年生だけどねー」
唯「そっかぁ」
来年小学生か……。
幼稚園から小学生になる時って楽しみでたまらないんだよね。
キャラクター物の大きなふでばこに鉛筆や消しゴム入れたり。
小学校で使う筈のノートに落書きしたり。
懐かしいなぁ……。
25: 2010/07/11(日) 02:27:41.95 ID:Czdqqq5IO
女の子「お姉ちゃんは今何歳なの?」
唯「………………」
懐かしいなぁ……。
女の子「お姉ちゃん?」
唯「あ……ごめんちょっと考え事してた」
女の子「そうなんだ!あのねーお姉ちゃんって何歳?」
唯「………………」
懐かしいなぁ……。
女の子「お姉ちゃん?」
唯「あ……ごめんちょっと考え事してた」
女の子「そうなんだ!あのねーお姉ちゃんって何歳?」
26: 2010/07/11(日) 02:40:25.89 ID:Czdqqq5IO
唯「私は二十四歳だよ」
女の子「大人だねー」
唯「うん…大人になっちゃった」
女の子「いいなー私も早く大人になりたいなぁ…」
唯「そうかな?私は子供の頃に戻りたいな」
女の子「えーなんでぇ?大人って楽しそうなのになぁー」
女の子「大人だねー」
唯「うん…大人になっちゃった」
女の子「いいなー私も早く大人になりたいなぁ…」
唯「そうかな?私は子供の頃に戻りたいな」
女の子「えーなんでぇ?大人って楽しそうなのになぁー」
28: 2010/07/11(日) 02:43:26.18 ID:Czdqqq5IO
唯「大人はね皆、子供の頃に戻りたいんだよ」
女の子「なんで?」
唯「それはね……」
携帯の着信音が鳴る。
憂からだ。
唯「ごめんね…電話だ」
女の子「うん!わかった静かにしてるねー」
女の子「なんで?」
唯「それはね……」
携帯の着信音が鳴る。
憂からだ。
唯「ごめんね…電話だ」
女の子「うん!わかった静かにしてるねー」
30: 2010/07/11(日) 02:46:35.17 ID:Czdqqq5IO
唯「はい…もしもし?」
憂『あ!お姉ちゃん?』
唯「うん、どうかしたの?」
憂『今はバス停にいるの?』
唯「そうだよ」
憂『そうなんだお弁当忘れてないかな?』
憂『あ!お姉ちゃん?』
唯「うん、どうかしたの?」
憂『今はバス停にいるの?』
唯「そうだよ」
憂『そうなんだお弁当忘れてないかな?』
32: 2010/07/11(日) 02:50:14.42 ID:Czdqqq5IO
バックを見る。
お化粧道具と財布、お茶とスケジュール帳その他色々。
お弁当は入って無い。
唯「……忘れてる」
憂『机の上にお弁当箱があったからね、もしかしたらと思って電話したんだ』
唯「どうしよう……」
お化粧道具と財布、お茶とスケジュール帳その他色々。
お弁当は入って無い。
唯「……忘れてる」
憂『机の上にお弁当箱があったからね、もしかしたらと思って電話したんだ』
唯「どうしよう……」
33: 2010/07/11(日) 02:53:11.14 ID:Czdqqq5IO
憂『そっちまで行きたいけど…今から会社だから』
唯「ううん…大丈夫だよコンビニでおにぎり買うよ」
憂『そっか、わかったバイバイ』
唯「うん、バイバイお仕事頑張ってね」
憂『うん!』
電話を切る。
女の子「誰からだったの?」
唯「妹からだよ」
唯「ううん…大丈夫だよコンビニでおにぎり買うよ」
憂『そっか、わかったバイバイ』
唯「うん、バイバイお仕事頑張ってね」
憂『うん!』
電話を切る。
女の子「誰からだったの?」
唯「妹からだよ」
37: 2010/07/11(日) 02:58:29.90 ID:Czdqqq5IO
女の子「妹いるんだ!私のお母さんもねもうすぐ妹を産むんだぁー」
唯「そうなんだ!よかったねー!」
女の子「凄く楽しみ!私お姉ちゃんなんだよー」
唯「うん!凄いね!何だか私まで嬉しいよ」
唯「そうなんだ!よかったねー!」
女の子「凄く楽しみ!私お姉ちゃんなんだよー」
唯「うん!凄いね!何だか私まで嬉しいよ」
38: 2010/07/11(日) 03:01:15.86 ID:Czdqqq5IO
女の子「お姉ちゃんかぁー」
足をブラブラさせてニコリと笑う女の子を見て私は思った。
子供の笑顔は癒される。
唯「頑張ってねお姉ちゃん」
女の子「うん!」
足をブラブラさせてニコリと笑う女の子を見て私は思った。
子供の笑顔は癒される。
唯「頑張ってねお姉ちゃん」
女の子「うん!」
42: 2010/07/11(日) 03:05:38.79 ID:Czdqqq5IO
また、お茶を少し飲む。
女の子も私を見て肩からぶら下げていた水筒を持ち、蓋をコップ代わりにしてお茶を注ぐ。
ゴクゴクゴクとお茶を飲む音が微かに聞こえる。
唯「夏に飲むお茶は美味しいよね」
女の子「うん!美味しい!」
女の子も私を見て肩からぶら下げていた水筒を持ち、蓋をコップ代わりにしてお茶を注ぐ。
ゴクゴクゴクとお茶を飲む音が微かに聞こえる。
唯「夏に飲むお茶は美味しいよね」
女の子「うん!美味しい!」
44: 2010/07/11(日) 03:09:08.13 ID:Czdqqq5IO
唯「あ……そう言えば幼稚園生なんだよね?」
女の子「うん!年長さん!」
唯「年長さんなんだ!実は私ね幼稚園の先生なんだ!」
女の子「そーなんだぁ!」
唯「うん、とっても可愛い子ばかりでね働いてて面白いんだ」
女の子「私も幼稚園の先生になりたいんだぁー!」
女の子「うん!年長さん!」
唯「年長さんなんだ!実は私ね幼稚園の先生なんだ!」
女の子「そーなんだぁ!」
唯「うん、とっても可愛い子ばかりでね働いてて面白いんだ」
女の子「私も幼稚園の先生になりたいんだぁー!」
46: 2010/07/11(日) 03:11:27.28 ID:Czdqqq5IO
唯「そうなの?」
女の子「うん!子供好きなんだぁー」
唯「夢が叶うといいね」
女の子「ありがとー!」
私が働いてる幼稚園の園児にも将来の夢を語る子はいる。
女の子「うん!子供好きなんだぁー」
唯「夢が叶うといいね」
女の子「ありがとー!」
私が働いてる幼稚園の園児にも将来の夢を語る子はいる。
49: 2010/07/11(日) 03:17:36.35 ID:Czdqqq5IO
例えばパイロットになりたいとか、サッカー選手になりたいとか私に沢山の夢を語ってくれる。
本当に嬉しい事だよね。
女の子「お姉ちゃんみたいな優しい幼稚園の先生になりたいなぁー」
唯「……え?」
本当に嬉しい事だよね。
女の子「お姉ちゃんみたいな優しい幼稚園の先生になりたいなぁー」
唯「……え?」
51: 2010/07/11(日) 03:21:06.45 ID:Czdqqq5IO
私は女の子が言った言葉に少し固まった……。
唯「あ、ありがとう!」
凄く嬉しい……。
思わず溢れ出しそうになる涙をグッと堪える。
女の子「どうしたのー?」
唯「ううん…ただ凄く嬉しくてね」
女の子「私も嬉しい!」
唯「あ、ありがとう!」
凄く嬉しい……。
思わず溢れ出しそうになる涙をグッと堪える。
女の子「どうしたのー?」
唯「ううん…ただ凄く嬉しくてね」
女の子「私も嬉しい!」
53: 2010/07/11(日) 03:26:54.53 ID:Czdqqq5IO
女の子「でも、私お姉ちゃんギター持っるからミュージシャンかと思っちゃったぁ~」
唯「それ、私の高校生の頃の夢だよ」
女の子「高校生の頃の?」
唯「うん、軽音部だったから」
唯「それ、私の高校生の頃の夢だよ」
女の子「高校生の頃の?」
唯「うん、軽音部だったから」
55: 2010/07/11(日) 03:40:00.11 ID:Czdqqq5IO
女の子「けいおんぶってなぁに?」
唯「えーと…軽音部はねみんなで楽器を演奏したりするんだよ」
女の子「ギターを演奏したりするの?」
唯「うん、そうだよ」
女の子「カッコイイね!」
唯「そう……かな?」
ちょっぴり照れ臭いなぁ……。
唯「えーと…軽音部はねみんなで楽器を演奏したりするんだよ」
女の子「ギターを演奏したりするの?」
唯「うん、そうだよ」
女の子「カッコイイね!」
唯「そう……かな?」
ちょっぴり照れ臭いなぁ……。
58: 2010/07/11(日) 03:44:13.36 ID:Czdqqq5IO
女の子「けいおんぶって楽しい?」
唯「うん、とっても楽しいよ」
女の子「楽しいんだ~私もけいおんぶに入ろっかな~」
唯「その時が来たら是非入って欲しいな」
女の子「うん!絶対のぜったい入るよ!」
唯「うん、とっても楽しいよ」
女の子「楽しいんだ~私もけいおんぶに入ろっかな~」
唯「その時が来たら是非入って欲しいな」
女の子「うん!絶対のぜったい入るよ!」
59: 2010/07/11(日) 03:47:46.27 ID:Czdqqq5IO
唯「うん!演奏する時は私を呼んで」
女の子「わかった!」
時計を見る。
バスが来るまで、まだまだ時間が掛かるなぁ…。
女の子「お姉ちゃん?」
唯「どうしたの?」
女の子「お姉ちゃんがけいおんぶだった時のお話聞きたいなぁ……」
女の子「わかった!」
時計を見る。
バスが来るまで、まだまだ時間が掛かるなぁ…。
女の子「お姉ちゃん?」
唯「どうしたの?」
女の子「お姉ちゃんがけいおんぶだった時のお話聞きたいなぁ……」
60: 2010/07/11(日) 03:50:07.14 ID:Czdqqq5IO
唯「うん、いいよ」
みんなと過ごした思い出は毎日のように思い出せる。
まるで、昨日の事のように鮮明にね。
女子高生「あの~」
女の子「ほぇ?」
唯「………ん?」
みんなと過ごした思い出は毎日のように思い出せる。
まるで、昨日の事のように鮮明にね。
女子高生「あの~」
女の子「ほぇ?」
唯「………ん?」
61: 2010/07/11(日) 03:56:50.08 ID:Czdqqq5IO
女子高生「今、何時ですか?」
綺麗な黒髪をした女の子が私に話しかけて来た。
何処と無く澪ちゃんに似ている。
唯「今は八時だよ」
女子高生「また遅刻だぁーここバスが来る時間遅いから…あーもう少し早く来てるんだったなぁ……」
彼女は肩をガクッと落としベンチに座る。
女子高生「時間教えて頂いてありがとうございます」
唯「ううん大丈夫だよ」
綺麗な黒髪をした女の子が私に話しかけて来た。
何処と無く澪ちゃんに似ている。
唯「今は八時だよ」
女子高生「また遅刻だぁーここバスが来る時間遅いから…あーもう少し早く来てるんだったなぁ……」
彼女は肩をガクッと落としベンチに座る。
女子高生「時間教えて頂いてありがとうございます」
唯「ううん大丈夫だよ」
63: 2010/07/11(日) 04:00:16.20 ID:Czdqqq5IO
女子高生「はぁ~遅刻だぁ遅刻だぁ」
だ、大丈夫かな?
女の子「………………」
女の子もポカーンとして彼女を見ている。
唯「……あ、私が軽音部の時の話しするね」
女の子「う…うん!」
だ、大丈夫かな?
女の子「………………」
女の子もポカーンとして彼女を見ている。
唯「……あ、私が軽音部の時の話しするね」
女の子「う…うん!」
64: 2010/07/11(日) 04:03:27.71 ID:Czdqqq5IO
女子高生「え……軽音部なんですか?」
彼女は大きな声を出して言った。
唯「そ、そうだよ」
女子高生「私も軽音部なんですよ」
女の子「お姉ちゃんと同じだね」
唯「うん、そうだね」
彼女は大きな声を出して言った。
唯「そ、そうだよ」
女子高生「私も軽音部なんですよ」
女の子「お姉ちゃんと同じだね」
唯「うん、そうだね」
65: 2010/07/11(日) 04:07:29.47 ID:Czdqqq5IO
女子高生「あ、ごめんなさいいきなり」
唯「全然、大丈夫だよ」
女の子「お姉ちゃん軽音部の事話して?」
唯「うん、わかった!」
私は女の子に語り出す。
軽音部の事を……。
唯「全然、大丈夫だよ」
女の子「お姉ちゃん軽音部の事話して?」
唯「うん、わかった!」
私は女の子に語り出す。
軽音部の事を……。
70: 2010/07/11(日) 04:28:59.08 ID:Czdqqq5IO
――――えーとまずは何から話そうかな?
あ!軽音部のメンバーから話すね。
まずはベースの秋山澪ちゃんは綺麗で怖がり屋さん。
ドラムの田井中律ちゃん元気で軽音部のムードメーカー。
キーボードの琴吹紬ちゃんおっとりぽわぽわ可愛い人。
ギターの中野梓ちゃん小さくて可愛いくて私は毎日抱き着いてた――――
あ!軽音部のメンバーから話すね。
まずはベースの秋山澪ちゃんは綺麗で怖がり屋さん。
ドラムの田井中律ちゃん元気で軽音部のムードメーカー。
キーボードの琴吹紬ちゃんおっとりぽわぽわ可愛い人。
ギターの中野梓ちゃん小さくて可愛いくて私は毎日抱き着いてた――――
71: 2010/07/11(日) 04:32:18.98 ID:Czdqqq5IO
唯「これが軽音部のメンバーだよ」
女の子「ドラムとかベースとかよく分からないけど面白ろそう!」
女子高生「中野…梓?」
唯「どうしたの?」
女子高生「ひょっとしてあの中野梓ですか?」
女の子「ドラムとかベースとかよく分からないけど面白ろそう!」
女子高生「中野…梓?」
唯「どうしたの?」
女子高生「ひょっとしてあの中野梓ですか?」
73: 2010/07/11(日) 04:39:20.01 ID:Czdqqq5IO
唯「あずにゃ……梓ちゃんがどうかしたの?」
女子高生「中野梓って人もしかしたら黒髪でツインテールだったりします?」
唯「うん」
女子高生「しゃ…写真ありますか?」
唯「えーと確か卒業式にみんなで取った写真が財布の中に……」
財布から写真を取り出して彼女に渡す。
女子高生「中野梓って人もしかしたら黒髪でツインテールだったりします?」
唯「うん」
女子高生「しゃ…写真ありますか?」
唯「えーと確か卒業式にみんなで取った写真が財布の中に……」
財布から写真を取り出して彼女に渡す。
74: 2010/07/11(日) 04:44:12.17 ID:Czdqqq5IO
女子高生「な、中野梓だ!」
唯「知ってるの?」
女子高生「知ってるも何も大ファンです!」
唯「大ファン?」
女子高生「知りませんか?じゃじゃ猫WayToGoってバンド」
唯「えーと…知らない」
唯「知ってるの?」
女子高生「知ってるも何も大ファンです!」
唯「大ファン?」
女子高生「知りませんか?じゃじゃ猫WayToGoってバンド」
唯「えーと…知らない」
78: 2010/07/11(日) 04:52:19.00 ID:Czdqqq5IO
女子高生「知らないんですか?」
唯「うん……でも梓ちゃんミュージシャンなんだ」
女子高生「はい!じゃじゃ猫WayToGoのリーダーでありギタリスト!それが中野梓です」
唯「凄いなぁ~」
女子高生「まだまだ無名のバンドですけど絶対あのバンドは有名になりますよ!」
そっか…あずにゃんはミュージシャンなんだ。
唯「うん……でも梓ちゃんミュージシャンなんだ」
女子高生「はい!じゃじゃ猫WayToGoのリーダーでありギタリスト!それが中野梓です」
唯「凄いなぁ~」
女子高生「まだまだ無名のバンドですけど絶対あのバンドは有名になりますよ!」
そっか…あずにゃんはミュージシャンなんだ。
80: 2010/07/11(日) 04:58:32.06 ID:Czdqqq5IO
女の子「中野梓ちゃんって凄いんだね~」
唯「うん、私もびっくりしてる」
女子高生「あ、あの!私もアナタの軽音部の話し聞きたいです」
唯「ありがとう」
女子高生「はい!続きお願いします」
唯「うん!わかった……次は何話そうかな」
唯「うん、私もびっくりしてる」
女子高生「あ、あの!私もアナタの軽音部の話し聞きたいです」
唯「ありがとう」
女子高生「はい!続きお願いします」
唯「うん!わかった……次は何話そうかな」
81: 2010/07/11(日) 05:01:52.29 ID:Czdqqq5IO
―――そうだあの時の話しをしようかな。
あれは私達が三年生になりたての春の日。
学校が終わって放課後、私は何時も通り部室に行ったんだ。
そしたらね………。
あれは私達が三年生になりたての春の日。
学校が終わって放課後、私は何時も通り部室に行ったんだ。
そしたらね………。
82: 2010/07/11(日) 05:08:38.28 ID:Czdqqq5IO
部室には誰もいなかったけど、何処からか誰かの泣く声が聞こえたんだ。
シクシクシクシクってね。
唯「だ、誰かいるの?」
私は怖かった。
誰もいない部室に誰かの泣き声が聞こえるんだよ?
でも、正体がわかった途端、恐怖は無くなってた。
梓「うぅ…ぐすっ……」
梓ちゃんが部室の隅っこで泣いてた。
シクシクシクシクってね。
唯「だ、誰かいるの?」
私は怖かった。
誰もいない部室に誰かの泣き声が聞こえるんだよ?
でも、正体がわかった途端、恐怖は無くなってた。
梓「うぅ…ぐすっ……」
梓ちゃんが部室の隅っこで泣いてた。
85: 2010/07/11(日) 05:12:47.07 ID:Czdqqq5IO
唯「あずにゃん?」
私は呼び掛けたあずにゃんって。
あずにゃんって言うのは私が付けたあだ名だよ。
それで、梓ちゃんは振り返り私を見た。
梓「ゆ…い…先輩?」
涙目の梓ちゃんを見て私はどうすればいいか分からなかった。
梓ちゃんは制服の袖で涙を拭ってこう言ったんだ。
梓「もう…三年生ですね」
私は呼び掛けたあずにゃんって。
あずにゃんって言うのは私が付けたあだ名だよ。
それで、梓ちゃんは振り返り私を見た。
梓「ゆ…い…先輩?」
涙目の梓ちゃんを見て私はどうすればいいか分からなかった。
梓ちゃんは制服の袖で涙を拭ってこう言ったんだ。
梓「もう…三年生ですね」
87: 2010/07/11(日) 05:16:43.97 ID:Czdqqq5IO
唯「うん……」
梓ちゃんは立ち上がって私の目をジッーと見た。
涙が太陽の光でキラキラ輝いてて少女漫画のような目をしてた。
梓「もうすぐ……卒業しちゃうんですね」
唯「そうだね…」
梓「……高校でバンド出来なくなりますね」
梓ちゃんは立ち上がって私の目をジッーと見た。
涙が太陽の光でキラキラ輝いてて少女漫画のような目をしてた。
梓「もうすぐ……卒業しちゃうんですね」
唯「そうだね…」
梓「……高校でバンド出来なくなりますね」
88: 2010/07/11(日) 05:20:41.82 ID:Czdqqq5IO
また梓ちゃんは泣き始めた。
静かな部室に梓ちゃんのすすり泣く声だけが聞こえた。
とっても悲しい空間。
私は梓ちゃんを優しく抱きしめた。
梓「私達…離れちゃうんですね」
唯「離れたりなんかしないよ!」
静かな部室に梓ちゃんのすすり泣く声だけが聞こえた。
とっても悲しい空間。
私は梓ちゃんを優しく抱きしめた。
梓「私達…離れちゃうんですね」
唯「離れたりなんかしないよ!」
89: 2010/07/11(日) 05:24:09.10 ID:Czdqqq5IO
梓「……………」
梓ちゃんは黙って私の体に顔を埋めたんだ。
とっても可愛いかった。
梓「そう…ですよね……私達は離れたりしませんよね!」
いつの間にか梓ちゃんの顔は泣き顔から飛びっきりの笑顔になっていた。
唯「うん!絶対離れたりなんかしない約束だよ」
梓「はい!」
梓ちゃんは黙って私の体に顔を埋めたんだ。
とっても可愛いかった。
梓「そう…ですよね……私達は離れたりしませんよね!」
いつの間にか梓ちゃんの顔は泣き顔から飛びっきりの笑顔になっていた。
唯「うん!絶対離れたりなんかしない約束だよ」
梓「はい!」
92: 2010/07/11(日) 05:31:24.22 ID:Czdqqq5IO
でも、私が大学へ行って二年ぐらい経つと梓ちゃんとは会わなくなっていた。
何でか分からないけど会わなくなっていた。
私達は離れないよって言っておきながら…馬鹿だよね。
嘘つきだよ……私は――――
何でか分からないけど会わなくなっていた。
私達は離れないよって言っておきながら…馬鹿だよね。
嘘つきだよ……私は――――
97: 2010/07/11(日) 05:40:04.08 ID:Czdqqq5IO
唯「これで…終わり」
女子高生「…………ありますよねそう言う事って」
唯「…………え?」
女子高生「小学生の時の友達が中学生になったら、ただ顔を合わすだけの仲になるのって」
唯「…………うん」
何で梓ちゃんと会わなかっ理由は未だに分からない。
環境が変わったから?大学で友達がいたから?違う。
女子高生「…………ありますよねそう言う事って」
唯「…………え?」
女子高生「小学生の時の友達が中学生になったら、ただ顔を合わすだけの仲になるのって」
唯「…………うん」
何で梓ちゃんと会わなかっ理由は未だに分からない。
環境が変わったから?大学で友達がいたから?違う。
98: 2010/07/11(日) 05:47:28.02 ID:Czdqqq5IO
大人になる一歩手前だから?就職をどうするか悩んでいたから?進路の事でみんなの事は忘れていたから?
何で梓ちゃんと会わなくなったんだろう?
スタンドバイミーの映画のように友達と少し離れると、みんなそうやって顔を合わすだけの仲になるのかな?
女子高生「あ……バスがやっと来ました」
何で梓ちゃんと会わなくなったんだろう?
スタンドバイミーの映画のように友達と少し離れると、みんなそうやって顔を合わすだけの仲になるのかな?
女子高生「あ……バスがやっと来ました」
102: 2010/07/11(日) 05:58:36.06 ID:Czdqqq5IO
女の子「バス!」
唯「えーと…これは違うバスだよ」
女子高生「今日はいい話しを聞かせてくれてありがとうございました」
唯「ううん大丈夫だよ」
女子高生「あの…写真返しますね」
唯「うん!」
唯「えーと…これは違うバスだよ」
女子高生「今日はいい話しを聞かせてくれてありがとうございました」
唯「ううん大丈夫だよ」
女子高生「あの…写真返しますね」
唯「うん!」
103: 2010/07/11(日) 06:02:11.35 ID:Czdqqq5IO
女子高生「それじゃあさようなら」
彼女はバスに乗り込み窓から手を降ってくれた。
私達二人も手を降って彼女を見送った。
女の子「行っちゃったね」
唯「そうだね……」
おばさん「でも中々アナタのお話面白いわ」
彼女はバスに乗り込み窓から手を降ってくれた。
私達二人も手を降って彼女を見送った。
女の子「行っちゃったね」
唯「そうだね……」
おばさん「でも中々アナタのお話面白いわ」
104: 2010/07/11(日) 06:06:19.27 ID:Czdqqq5IO
急な声に思わず後ろを振り返る。
おばさんが後ろにいる。
うちわをパタパタとさせて立っている。
おばさん「聞いたわよ~アナタの話し」
女の子「ちょっとびっくりした……」
唯「聞いてたんですか?」
おばさん「えぇ、軽音部のメンバーを話してた辺りからいたわよ」
おばさんが後ろにいる。
うちわをパタパタとさせて立っている。
おばさん「聞いたわよ~アナタの話し」
女の子「ちょっとびっくりした……」
唯「聞いてたんですか?」
おばさん「えぇ、軽音部のメンバーを話してた辺りからいたわよ」
105: 2010/07/11(日) 06:09:56.44 ID:Czdqqq5IO
まったく気が付かなかった……こんなにうちわをパタパタさせているのに。
おばさん「他にないの?」
唯「えーと……」
女の子「私も聞きたい!」
唯「うん!…次は何を話そうかな?」
おばさん「何でもいいわ~若い人の話しを聞いてると楽しいの」
おばさん「他にないの?」
唯「えーと……」
女の子「私も聞きたい!」
唯「うん!…次は何を話そうかな?」
おばさん「何でもいいわ~若い人の話しを聞いてると楽しいの」
137: 2010/07/11(日) 16:03:09.72 ID:Czdqqq5IO
女の子「あ、お姉ちゃん?」
唯「ん?どうしたの?」
女の子「中野梓ちゃんとは会わなくなったんだよね?」
唯「うん」
女の子「他のみんなとはどうなのかなぁ?」
唯「ん?どうしたの?」
女の子「中野梓ちゃんとは会わなくなったんだよね?」
唯「うん」
女の子「他のみんなとはどうなのかなぁ?」
139: 2010/07/11(日) 16:11:03.62 ID:Czdqqq5IO
唯「他のみんなと?」
おばさん「どうなの?」
唯「えーて…会ってないかな……みんな大学がバラバラだったから」
女の子「そうなんだ……」
唯「うん、あの仲が良かったりっちゃんと澪ちゃんが違う大学へ行ったのはびっくりしたなぁ……」
おばさん「どうなの?」
唯「えーて…会ってないかな……みんな大学がバラバラだったから」
女の子「そうなんだ……」
唯「うん、あの仲が良かったりっちゃんと澪ちゃんが違う大学へ行ったのはびっくりしたなぁ……」
140: 2010/07/11(日) 16:14:06.37 ID:Czdqqq5IO
おばさん「その話しが聞きたいわ~」
女の子「うん、聞きたい!」
唯「りっちゃんと澪ちゃんが別々の大学へ行く話し?」
女の子「うん!」
唯「わかった……じゃあ話すね」
女の子「うん、聞きたい!」
唯「りっちゃんと澪ちゃんが別々の大学へ行く話し?」
女の子「うん!」
唯「わかった……じゃあ話すね」
142: 2010/07/11(日) 16:24:32.59 ID:Czdqqq5IO
―――段々と卒業式が近付いてく秋の日。
私は何時ものようにみんなとお話してたんだ。
律「澪ー!また少し太ったんじゃないのか?」
澪「う、うるさいな!」
りっちゃんが澪ちゃんに軽くからかってるのを私は見てた。
私は何時ものようにみんなとお話してたんだ。
律「澪ー!また少し太ったんじゃないのか?」
澪「う、うるさいな!」
りっちゃんが澪ちゃんに軽くからかってるのを私は見てた。
145: 2010/07/11(日) 16:38:19.00 ID:Czdqqq5IO
だけど私はこの二人のやり取りを見て何だか寂しくなった。
もう、二人の漫才みたいなやり取りも毎日見られ無くなるんだなぁ…って思うと寂しい気持ちになった。
律「なぁ唯?」
唯「ほぇ?どうしたの?」
律「いやぁー何だかボーッとしてたからさ」
唯「そっかぁ~」
もう、二人の漫才みたいなやり取りも毎日見られ無くなるんだなぁ…って思うと寂しい気持ちになった。
律「なぁ唯?」
唯「ほぇ?どうしたの?」
律「いやぁー何だかボーッとしてたからさ」
唯「そっかぁ~」
146: 2010/07/11(日) 16:47:54.87 ID:Czdqqq5IO
澪「でも、何だか最近、何時も以上にボーッとしてるな?」
唯「卒業式が近いから……」
二人は同時にお互いの顔を見た。
澪ちゃんは切ない表情。
りっちゃんは明るい笑顔。
澪「そうだよな……もうすぐ卒業か……」
唯「卒業式が近いから……」
二人は同時にお互いの顔を見た。
澪ちゃんは切ない表情。
りっちゃんは明るい笑顔。
澪「そうだよな……もうすぐ卒業か……」
147: 2010/07/11(日) 16:54:59.56 ID:Czdqqq5IO
律「何だよ~二人共らしくない顔しちゃって」
りっちゃんが私と澪ちゃんの肩をポンポン叩く。
唯「だって…卒業だよ?みんな離れてしまうんだよ?」
律「大丈夫だって、高校を離れても私達は離れないから」
りっちゃんが私と澪ちゃんの肩をポンポン叩く。
唯「だって…卒業だよ?みんな離れてしまうんだよ?」
律「大丈夫だって、高校を離れても私達は離れないから」
148: 2010/07/11(日) 17:04:28.49 ID:Czdqqq5IO
りっちゃんのその言葉が私を安心させてくれた。
律「私と澪も別々の大学に行くけど離れたり何かしない」
澪「うん……」
律「それはみんなも同じ、放課後ティータイムは卒業しません!」
唯「そっか…そうだよね!」
律「私と澪も別々の大学に行くけど離れたり何かしない」
澪「うん……」
律「それはみんなも同じ、放課後ティータイムは卒業しません!」
唯「そっか…そうだよね!」
151: 2010/07/11(日) 17:12:28.73 ID:Czdqqq5IO
律「うん!みんな別々の大学に行くけど離れたり何かしない」
澪「そうだよな!」
みんな自然に笑顔になる。
私達は離れないずっと友達、放課後ティータイムも解散しない―――
澪「そうだよな!」
みんな自然に笑顔になる。
私達は離れないずっと友達、放課後ティータイムも解散しない―――
152: 2010/07/11(日) 17:18:06.69 ID:Czdqqq5IO
唯「これで終わりです」
おばさん「大学へ行って二人とは会わなくなったの?」
唯「はい、まったく」
女の子「放課後ティータイムってなに?」
唯「あ、私達のバンド名だよ」
おばさん「大学へ行って二人とは会わなくなったの?」
唯「はい、まったく」
女の子「放課後ティータイムってなに?」
唯「あ、私達のバンド名だよ」
153: 2010/07/11(日) 17:23:05.49 ID:Czdqqq5IO
女の子「放課後ティータイムかぁー」
唯「うん、いいバンド名でしょ?」
女の子「うん!」
おばさん「ちょっと気になる事があるんだけど」
唯「何ですか?」
おばさん「二人は別々の大学に行っても会っていたのかしら?」
唯「うん、いいバンド名でしょ?」
女の子「うん!」
おばさん「ちょっと気になる事があるんだけど」
唯「何ですか?」
おばさん「二人は別々の大学に行っても会っていたのかしら?」
156: 2010/07/11(日) 17:47:59.87 ID:Czdqqq5IO
唯「ごめんなさい…分からないです」
おばさん「そうなの?残念だわぁ」
唯「はい……」
二人が今、何をしているのかも分からない。
でも、一つだけ分かる事がある。
りっちゃんと澪ちゃんはまだ私の事を覚えてくれている。
おばさん「あ……スーパーの特売が始まるわ」
おばさん「そうなの?残念だわぁ」
唯「はい……」
二人が今、何をしているのかも分からない。
でも、一つだけ分かる事がある。
りっちゃんと澪ちゃんはまだ私の事を覚えてくれている。
おばさん「あ……スーパーの特売が始まるわ」
158: 2010/07/11(日) 17:55:16.57 ID:Czdqqq5IO
唯「スーパーの特売?」
おばさん「もう少し話しを聞いていたいけど仕方ないわね」
唯「何処かに行くんですか?」
おばさん「今日はスーパーの特売なのよ~じゃあまた会ったら話しを聞かせてね」
唯「はい、わかりました」
おばさん「それじゃあさようなら~」
おばさん「もう少し話しを聞いていたいけど仕方ないわね」
唯「何処かに行くんですか?」
おばさん「今日はスーパーの特売なのよ~じゃあまた会ったら話しを聞かせてね」
唯「はい、わかりました」
おばさん「それじゃあさようなら~」
159: 2010/07/11(日) 18:01:59.40 ID:Czdqqq5IO
女の子「行っちゃったね~」
唯「うん、私バスを待ってるんだと思ったんだけど違うんだね」
女の子「私も思ってた~」
男「あ…はい、すみません……はいはい分かりました」
ケータイで何かを話しながらスーツを来た男の人が女の子の隣に座った。
唯「うん、私バスを待ってるんだと思ったんだけど違うんだね」
女の子「私も思ってた~」
男「あ…はい、すみません……はいはい分かりました」
ケータイで何かを話しながらスーツを来た男の人が女の子の隣に座った。
160: 2010/07/11(日) 18:05:05.70 ID:Czdqqq5IO
男「はい、今から向かいますので……それじゃあ」
男はケータイを閉じて胸ポケットにしまう。
女の子「軽音部の話しってまだあるの?」
唯「うん、いっぱいあるよ」
女の子「話して話してー!」
男はケータイを閉じて胸ポケットにしまう。
女の子「軽音部の話しってまだあるの?」
唯「うん、いっぱいあるよ」
女の子「話して話してー!」
161: 2010/07/11(日) 18:12:44.95 ID:Czdqqq5IO
唯「次は……ムギちゃんの話しをしようかな」
女の子「ムギちゃん?」
唯「琴吹紬ちゃんだよキーボードの」
女の子「そっかー話して話し話し!」
唯「うん、じゃあ話すね」
女の子「ムギちゃん?」
唯「琴吹紬ちゃんだよキーボードの」
女の子「そっかー話して話し話し!」
唯「うん、じゃあ話すね」
162: 2010/07/11(日) 18:17:29.55 ID:Czdqqq5IO
唯「あ…でも軽音部の話しじゃないかも」
女の子「違うの?」
唯「うん、ムギちゃんの話し」
女の子「大丈夫だよー話して話して」
唯「うん、わかった」
女の子「違うの?」
唯「うん、ムギちゃんの話し」
女の子「大丈夫だよー話して話して」
唯「うん、わかった」
164: 2010/07/11(日) 18:26:40.89 ID:Czdqqq5IO
―――私が大学を卒業した日だったな久しぶりにムギちゃんを見たのは。
私が妹と買い物をしてるとムギちゃんを見掛けた。
何だか大人びた雰囲気だったけどすぐにムギちゃんってわかったよ。
唯「ムギちゃん?」
紬「唯……ちゃん!」
ムギちゃんは私の手を握って嬉しそうに微笑んだ。
私が妹と買い物をしてるとムギちゃんを見掛けた。
何だか大人びた雰囲気だったけどすぐにムギちゃんってわかったよ。
唯「ムギちゃん?」
紬「唯……ちゃん!」
ムギちゃんは私の手を握って嬉しそうに微笑んだ。
165: 2010/07/11(日) 18:32:35.99 ID:Czdqqq5IO
紬「本当の本当に唯ちゃん?」
ムギちゃんは私の手をより強く握る。
唯「うん!そうだよ」
憂「お姉ちゃんどうしたの?」
紬「憂ちゃん!」
憂「紬さん?」
久しぶりにムギちゃんに会って私は嬉しかった。
でも、私以上にムギちゃんは嬉しそうにしていた。
ムギちゃんは私の手をより強く握る。
唯「うん!そうだよ」
憂「お姉ちゃんどうしたの?」
紬「憂ちゃん!」
憂「紬さん?」
久しぶりにムギちゃんに会って私は嬉しかった。
でも、私以上にムギちゃんは嬉しそうにしていた。
166: 2010/07/11(日) 18:44:47.69 ID:Czdqqq5IO
紬「本当に久しぶりね~元気だった?」
唯「うん!元気だよ」
憂「はい!」
ムギちゃんは私の手を話して言った。
紬「もし時間があるなら話しましょ?」
唯「うん!いいよ」
唯「うん!元気だよ」
憂「はい!」
ムギちゃんは私の手を話して言った。
紬「もし時間があるなら話しましょ?」
唯「うん!いいよ」
171: 2010/07/11(日) 18:54:48.51 ID:Czdqqq5IO
私達はお店の前にあるベンチに座って話した。
紬「本当に久しぶりね~高校生の時に戻ったみたいね」
唯「うん!」
紬「唯ちゃん全然変わってないからびっくりしたわ~」
唯「ムギちゃんは何だか大人って感じがするね!」
紬「本当に久しぶりね~高校生の時に戻ったみたいね」
唯「うん!」
紬「唯ちゃん全然変わってないからびっくりしたわ~」
唯「ムギちゃんは何だか大人って感じがするね!」
173: 2010/07/11(日) 18:59:18.46 ID:Czdqqq5IO
紬「そう…かな?」
唯「うん!大人になったって感じがするよね!」
憂「はい!」
ムギちゃんは少し悲しい顔をしていた。
紬「私、大人になりたくないわ……もう二十歳過ぎてるけどね」
唯「うん!大人になったって感じがするよね!」
憂「はい!」
ムギちゃんは少し悲しい顔をしていた。
紬「私、大人になりたくないわ……もう二十歳過ぎてるけどね」
174: 2010/07/11(日) 19:09:37.33 ID:Czdqqq5IO
唯「ムギちゃん……何かあったの?」
紬「うん…ちょっと進路の事で迷ってて」
唯「そっか……」
紬「東京に行くか迷ってるの……」
唯「え…ムギちゃん東京に行っちゃうの?」
紬「ううん、まだ分からないわ」
紬「うん…ちょっと進路の事で迷ってて」
唯「そっか……」
紬「東京に行くか迷ってるの……」
唯「え…ムギちゃん東京に行っちゃうの?」
紬「ううん、まだ分からないわ」
177: 2010/07/11(日) 19:14:12.28 ID:Czdqqq5IO
紬「東京に行くか行かないか迷ってるの」
唯「そっか……」
紬「あのね、唯ちゃん」
唯「うん、どうしたの?」
紬「時々だけど思い出すの私達が軽音部だった頃の事」
唯「あの頃は楽しかったね」
唯「そっか……」
紬「あのね、唯ちゃん」
唯「うん、どうしたの?」
紬「時々だけど思い出すの私達が軽音部だった頃の事」
唯「あの頃は楽しかったね」
181: 2010/07/11(日) 19:20:08.66 ID:Czdqqq5IO
紬「えぇ、とっても楽しかったわ…あの三年間が生きてて1番楽しかった」
唯「私も1番楽しかったな」
紬「懐かしいわね……またみんなと一緒に演奏したりティータイムしたいわ」
唯「もう一度高校生の時に戻りたいよね」
唯「私も1番楽しかったな」
紬「懐かしいわね……またみんなと一緒に演奏したりティータイムしたいわ」
唯「もう一度高校生の時に戻りたいよね」
182: 2010/07/11(日) 19:22:22.11 ID:Czdqqq5IO
紬「私も戻りたいわ」
唯「うん、またみんなと遊びたい」
紬「みんなそうなのかな?」
唯「何が?」
紬「みんな戻りたいって思ってるのかな?子供の時に」
唯「大人はみんなそうだよ」
唯「うん、またみんなと遊びたい」
紬「みんなそうなのかな?」
唯「何が?」
紬「みんな戻りたいって思ってるのかな?子供の時に」
唯「大人はみんなそうだよ」
187: 2010/07/11(日) 19:36:37.21 ID:Czdqqq5IO
唯「あの時の年齢でしかやれない事をもう一度戻ってやってみたいなぁ…」
紬「うん……」
唯「悪い思い出でも良い思い出でも、大人はみんな子供の時に戻りたいと思ってるんじゃないかな?」
紬「そうよね……」
唯「うん、きっとそうだよ」
紬「うん……」
唯「悪い思い出でも良い思い出でも、大人はみんな子供の時に戻りたいと思ってるんじゃないかな?」
紬「そうよね……」
唯「うん、きっとそうだよ」
190: 2010/07/11(日) 19:41:54.69 ID:Czdqqq5IO
唯「ねぇムギちゃん?」
紬「…なに?」
唯「ムギちゃんや放課後ティータイムのみんな和ちゃん……今でもみんなは私の大事な友達だよ」
紬「私も同じよ」
唯「今はまったく会ってないけどこの思いは変わらない」
紬「唯ちゃんも会ってないんだね……」
唯「うん」
紬「…なに?」
唯「ムギちゃんや放課後ティータイムのみんな和ちゃん……今でもみんなは私の大事な友達だよ」
紬「私も同じよ」
唯「今はまったく会ってないけどこの思いは変わらない」
紬「唯ちゃんも会ってないんだね……」
唯「うん」
191: 2010/07/11(日) 19:46:15.39 ID:Czdqqq5IO
唯「みんな何してるのかな?」
紬「わからないわ…」
唯「また、みんなとお話ししたいな」
紬「そうね……」
唯「何だかせっかく会ったのに暗い話しばかりしてるね!」
紬「そうよね!何か明るい話しをしましょう?」
唯「うん!」
紬「わからないわ…」
唯「また、みんなとお話ししたいな」
紬「そうね……」
唯「何だかせっかく会ったのに暗い話しばかりしてるね!」
紬「そうよね!何か明るい話しをしましょう?」
唯「うん!」
194: 2010/07/11(日) 19:57:04.13 ID:Czdqqq5IO
唯「楽しい話…楽しい話……」
憂「あ!お姉ちゃん保母さんになるんですよ!」
紬「そうなの?」
唯「う、うん……私子供が好きだから」
紬「頑張ってね!唯ちゃん」
唯「ありがとう」
憂「あ!お姉ちゃん保母さんになるんですよ!」
紬「そうなの?」
唯「う、うん……私子供が好きだから」
紬「頑張ってね!唯ちゃん」
唯「ありがとう」
196: 2010/07/11(日) 19:59:51.95 ID:Czdqqq5IO
紬「唯ちゃんが保母さん…何だか似合ってるわね」
唯「そ、そうかな……」
紬「そういえば…唯ちゃん高校生の時ヘアピン付けてたでしょ?」
唯「あ…付けてたね」
紬「ヘアピン外してる唯ちゃんも可愛いわ~」
唯「えへへーイメチェンしてみたんだ」
唯「そ、そうかな……」
紬「そういえば…唯ちゃん高校生の時ヘアピン付けてたでしょ?」
唯「あ…付けてたね」
紬「ヘアピン外してる唯ちゃんも可愛いわ~」
唯「えへへーイメチェンしてみたんだ」
197: 2010/07/11(日) 20:03:24.25 ID:Czdqqq5IO
紬「イメチェンね~私もしてみようかしら?」
唯「う~ん…ムギちゃんは今のままがいいな~」
紬「そう?ありがとう……あ!ごめんなさい電話だわ」
唯「うん気にしなくていいよ」
紬「ありがとう……はい、もしもし?」
唯「う~ん…ムギちゃんは今のままがいいな~」
紬「そう?ありがとう……あ!ごめんなさい電話だわ」
唯「うん気にしなくていいよ」
紬「ありがとう……はい、もしもし?」
198: 2010/07/11(日) 20:07:58.08 ID:Czdqqq5IO
紬「あ……お父様」
ムギちゃんは私達から少し離れる。
唯「ムギちゃんってお父さんの事、お父様って呼ぶんだね~」
憂「凄いねー」
唯「うん、凄い凄い!」
ムギちゃんは私達から少し離れる。
唯「ムギちゃんってお父さんの事、お父様って呼ぶんだね~」
憂「凄いねー」
唯「うん、凄い凄い!」
200: 2010/07/11(日) 20:17:13.42 ID:Czdqqq5IO
10分ぐらい経ってムギちゃんは話し終わった。
紬「ご、ごめんなさいお父様から電話だったから」
唯「ううん!大丈夫だよじゃあまた話そう?」
紬「あの……ごめんなさい私、帰らなくちゃ」
唯「そうなんだ……残念」
紬「あ、電話番号教えるわ!」
紬「ご、ごめんなさいお父様から電話だったから」
唯「ううん!大丈夫だよじゃあまた話そう?」
紬「あの……ごめんなさい私、帰らなくちゃ」
唯「そうなんだ……残念」
紬「あ、電話番号教えるわ!」
204: 2010/07/11(日) 20:28:28.36 ID:Czdqqq5IO
唯「あ、うん!」
ムギちゃんは電話番号を紙に書いて私にくれた。
紬「何時でも電話して来て待ってるから」
唯「うん、わかったぁ~」
紬「それじゃあ…さようなら」
唯「バイバイ」
憂「さようなら」
ムギちゃんは電話番号を紙に書いて私にくれた。
紬「何時でも電話して来て待ってるから」
唯「うん、わかったぁ~」
紬「それじゃあ…さようなら」
唯「バイバイ」
憂「さようなら」
207: 2010/07/11(日) 20:33:59.54 ID:Czdqqq5IO
私と憂はムギちゃんを見送った。
夕日、ひぐらしの泣き声。
何だか凄くムギちゃんの後ろ姿が悲しく見えた。
憂「私達も帰ろっか」
唯「うん…そうだね」
ムギちゃんから貰った電話番号大事にしなくちゃ―――
夕日、ひぐらしの泣き声。
何だか凄くムギちゃんの後ろ姿が悲しく見えた。
憂「私達も帰ろっか」
唯「うん…そうだね」
ムギちゃんから貰った電話番号大事にしなくちゃ―――
212: 2010/07/11(日) 20:44:49.72 ID:Czdqqq5IO
唯「これでムギちゃんの話しは終わり」
女の子「お姉ちゃんはムギちゃんに電話番号貰ったんだよね」
唯「うん、毎日のように電話してたよ」
女の子「そうなんだぁ~」
唯「でもね、一ヶ月後には東京へ行っちゃった」
女の子「お姉ちゃんはムギちゃんに電話番号貰ったんだよね」
唯「うん、毎日のように電話してたよ」
女の子「そうなんだぁ~」
唯「でもね、一ヶ月後には東京へ行っちゃった」
216: 2010/07/11(日) 21:08:00.58 ID:Czdqqq5IO
女の子「そっかぁー」
男「うっ……ううっ…」
唯「…………?」
女の子「どうしたのかな?」
男「すみません……ぐすっ……アナタの話しを聞いてたら子供の頃を思い出して……」
男「うっ……ううっ…」
唯「…………?」
女の子「どうしたのかな?」
男「すみません……ぐすっ……アナタの話しを聞いてたら子供の頃を思い出して……」
218: 2010/07/11(日) 21:12:38.43 ID:Czdqqq5IO
唯「大丈夫ですか?」
男「はい……盗み聞きしてすみません……」
唯「いえ、いいんですよ」
男「はぁ…子供の頃に戻りたいですよ」
唯「そうですね……」
男「あの頃に……すみませんまた涙が……」
男「はい……盗み聞きしてすみません……」
唯「いえ、いいんですよ」
男「はぁ…子供の頃に戻りたいですよ」
唯「そうですね……」
男「あの頃に……すみませんまた涙が……」
220: 2010/07/11(日) 21:18:05.16 ID:Czdqqq5IO
男「会社の上司にこき使われて……何が目的かも分からずにただ働いて」
唯「………………」
男「あの頃はよかった……母親から貰った100円を握りしめ……友達と一日中町を駆け回って……本当に戻りたい」
唯「はい……」
唯「………………」
男「あの頃はよかった……母親から貰った100円を握りしめ……友達と一日中町を駆け回って……本当に戻りたい」
唯「はい……」
224: 2010/07/11(日) 21:31:35.21 ID:Czdqqq5IO
女の子「あ……お姉ちゃんバス来たよー!」
唯「うん……じゃあ乗ろっか」
女の子「うん!」
唯「あの……」
ハンカチで涙を拭う男に私は一言声をかけた。
唯「お仕事頑張って下さいね!」
唯「うん……じゃあ乗ろっか」
女の子「うん!」
唯「あの……」
ハンカチで涙を拭う男に私は一言声をかけた。
唯「お仕事頑張って下さいね!」
226: 2010/07/11(日) 21:38:47.37 ID:Czdqqq5IO
男「はい、素敵なお話ありがとうございました」
唯「いえ…じゃあ行こっか」
女の子「うん!」
私達はバスに乗り席に座る。
しばらくしてバスは走り出した。
女の子「早く桜ヶ丘高校に着かないかなー」
唯「いえ…じゃあ行こっか」
女の子「うん!」
私達はバスに乗り席に座る。
しばらくしてバスは走り出した。
女の子「早く桜ヶ丘高校に着かないかなー」
227: 2010/07/11(日) 21:43:54.40 ID:Czdqqq5IO
唯「うん、早く着かないかな」
女の子「そう言えばお姉ちゃんは何しに桜ヶ丘高校に行くの?」
唯「みんなと会う為に行くんだ」
女の子「みんなって!」
唯「うん!放課後ティータイムのみんなや私の高校時代の友達に今日会えるんだ」
女の子「そう言えばお姉ちゃんは何しに桜ヶ丘高校に行くの?」
唯「みんなと会う為に行くんだ」
女の子「みんなって!」
唯「うん!放課後ティータイムのみんなや私の高校時代の友達に今日会えるんだ」
229: 2010/07/11(日) 21:52:02.07 ID:Czdqqq5IO
女の子「お姉ちゃんよかったね!」
唯「うん!凄く楽しみ!ムギちゃんも東京から帰って来て電話で言ってた凄く楽しみだって」
女の子「私も早くお母さんに会いたいなぁー」
唯「お母さんもきっと会いたがってるよ」
唯「うん!凄く楽しみ!ムギちゃんも東京から帰って来て電話で言ってた凄く楽しみだって」
女の子「私も早くお母さんに会いたいなぁー」
唯「お母さんもきっと会いたがってるよ」
236: 2010/07/11(日) 22:09:11.45 ID:Czdqqq5IO
女の子「あ…そう言えばお姉ちゃんのお名前まだ聞いてなかった!」
唯「私の名前?」
女の子「うん!教えて」
唯「私の名前は唯だよ平沢唯」
女の子「私と一緒の名前だぁ!」
唯「私の名前?」
女の子「うん!教えて」
唯「私の名前は唯だよ平沢唯」
女の子「私と一緒の名前だぁ!」
245: 2010/07/11(日) 22:18:21.38 ID:Czdqqq5IO
唯「そっか、一緒の名前なんだアナタのお名前?」
女の子「豊口唯だよ!」
唯「そうなんだ、あ!いい物あげよっか?」
女の子「なになに?」
バックからヘアピンを取り出す。
唯「私が高校時代付けていたヘアピンだよ!コレあげるね」
女の子「豊口唯だよ!」
唯「そうなんだ、あ!いい物あげよっか?」
女の子「なになに?」
バックからヘアピンを取り出す。
唯「私が高校時代付けていたヘアピンだよ!コレあげるね」
250: 2010/07/11(日) 22:24:02.80 ID:Czdqqq5IO
女の子「ありがとー!」
唯「うん、いいよ」
女の子「えへへ~」
女の子は早速、ヘアピンを髪に取り付ける。
女の子「似合う?」
唯「とっても可愛いよ」
唯「うん、いいよ」
女の子「えへへ~」
女の子は早速、ヘアピンを髪に取り付ける。
女の子「似合う?」
唯「とっても可愛いよ」
251: 2010/07/11(日) 22:29:59.00 ID:Czdqqq5IO
女の子「お姉ちゃんこのヘアピン大事にするよー!」
唯「うん!あ…もうすぐ着くね桜ヶ丘高校」
女の子「本当?やった!」
唯「ドキドキするなー」
女の子「緊張してるの?」
唯「うん!あ…もうすぐ着くね桜ヶ丘高校」
女の子「本当?やった!」
唯「ドキドキするなー」
女の子「緊張してるの?」
255: 2010/07/11(日) 22:36:12.03 ID:Czdqqq5IO
唯「うん!凄く緊張するなー」
女の子「なんでぇ?」
唯「だって久しぶりに会うんだもん緊張するよ」
女の子「そっかぁー」
私はバスの窓から風景を見る。
見慣れた町、でも何処か懐かしい。
女の子「なんでぇ?」
唯「だって久しぶりに会うんだもん緊張するよ」
女の子「そっかぁー」
私はバスの窓から風景を見る。
見慣れた町、でも何処か懐かしい。
261: 2010/07/11(日) 22:43:37.98 ID:Czdqqq5IO
しばらく見ていると桜ヶ丘高校が見えて来た。
私の1番の思い出の場所。
校門の前で見慣れた顔の5人組が何かを笑いながら話している。
バスのアナウンスが桜ヶ丘高校に着いた事を告げる。
私は唯ちゃんと手を繋ぎバスを降りる。
みんなはまだ私に気付いてない。
本当に緊張するなぁ。
私の1番の思い出の場所。
校門の前で見慣れた顔の5人組が何かを笑いながら話している。
バスのアナウンスが桜ヶ丘高校に着いた事を告げる。
私は唯ちゃんと手を繋ぎバスを降りる。
みんなはまだ私に気付いてない。
本当に緊張するなぁ。
264: 2010/07/11(日) 22:49:57.89 ID:Czdqqq5IO
女の子「じゃあ私は病院に行くねー!」
唯「うん!」
懐かしい風が私と唯ちゃんの髪をなびかせる。
唯「道は分かる?」
女の子「うん!じゃあバイバイ!」
唯ちゃんは私に手を降る。
私も唯ちゃんに手を降る。
女の子「また会おうねー!」
唯「うん!」
唯ちゃんは走って病院へ向かった。
唯「私も行こうかな」
唯「うん!」
懐かしい風が私と唯ちゃんの髪をなびかせる。
唯「道は分かる?」
女の子「うん!じゃあバイバイ!」
唯ちゃんは私に手を降る。
私も唯ちゃんに手を降る。
女の子「また会おうねー!」
唯「うん!」
唯ちゃんは走って病院へ向かった。
唯「私も行こうかな」
273: 2010/07/11(日) 23:07:04.91 ID:Czdqqq5IO
桜ヶ丘高校の横断歩道の前で校門の前にいるみんなを見る。
みんな変わってないなぁ…。
でも、みんな雰囲気が大人っぽくなっている。
私も雰囲気が大人っぽくなってるのかな?
子供のままの雰囲気でいいな。
まだ、みんなは私に気付いてない。
みんなをジーッと見ているとトラックが私の目の前に止まった。
唯「みえないよ……」
みんな変わってないなぁ…。
でも、みんな雰囲気が大人っぽくなっている。
私も雰囲気が大人っぽくなってるのかな?
子供のままの雰囲気でいいな。
まだ、みんなは私に気付いてない。
みんなをジーッと見ているとトラックが私の目の前に止まった。
唯「みえないよ……」
277: 2010/07/11(日) 23:14:58.24 ID:Czdqqq5IO
トラックが走り出したと同時に信号も青になる。
私は歩を進めた。
ムギちゃんが私を見た。
そして、みんなに話す。
みんなは私を見て笑って手を降ってくれた。
私も笑って手を振り返えす。
暑さも蝉の泣き声も全ての空間がとっても新鮮に感じる。
私は歩を進めた。
ムギちゃんが私を見た。
そして、みんなに話す。
みんなは私を見て笑って手を降ってくれた。
私も笑って手を振り返えす。
暑さも蝉の泣き声も全ての空間がとっても新鮮に感じる。
281: 2010/07/11(日) 23:25:06.31 ID:Czdqqq5IO
空気を深く吸い込んで吐く。
今日、みんなと何を話せばいいかな?
今日、みんなはどんな話を私に聞かせてくれるのかな?
昔、見た映画の言葉を思い出す。
何かいい物語があってそれを語る相手がいるかぎり人生捨てたもんじゃない。
その通りだよね。
とりあえず、私がみんなと最初に話す言葉はもう決まっている。
唯「みんな!久しぶり!」
END
今日、みんなと何を話せばいいかな?
今日、みんなはどんな話を私に聞かせてくれるのかな?
昔、見た映画の言葉を思い出す。
何かいい物語があってそれを語る相手がいるかぎり人生捨てたもんじゃない。
その通りだよね。
とりあえず、私がみんなと最初に話す言葉はもう決まっている。
唯「みんな!久しぶり!」
END
283: 2010/07/11(日) 23:25:50.39 ID:pAoq66XY0
これは乙せざるを得ない
290: 2010/07/11(日) 23:45:51.30 ID:Czdqqq5IO
女の子の名前は唯の声優から梓のバンド名はキャラソンから付けました
読んでくれた人支援してくれた人保守してくれた人ありがとうございました
読んでくれた人支援してくれた人保守してくれた人ありがとうございました
302: 2010/07/12(月) 00:21:51.05 ID:qnz8Ac7f0
乙
305: 2010/07/12(月) 00:38:53.91 ID:fUwAJJAcO
【サイドストーリー】
和「いってきます…」
誰もいない部屋にそう呟いて玄関のドアを閉めた。
今日はみんなと久しぶりに会う。
バックから車のキーを取り出し車のドアを開ける。
車の中はかなり暑くモワッとした空気が私を不機嫌にさせた。
すぐにクーラーを全開にする。
和「いってきます…」
誰もいない部屋にそう呟いて玄関のドアを閉めた。
今日はみんなと久しぶりに会う。
バックから車のキーを取り出し車のドアを開ける。
車の中はかなり暑くモワッとした空気が私を不機嫌にさせた。
すぐにクーラーを全開にする。
309: 2010/07/12(月) 00:43:39.50 ID:fUwAJJAcO
和「本当にこの暑さどうにかなんないの……」
本当に暑い。
車のキーを回しエンジンをかける。
アクセルを踏み車が動く。
車の免許を取ってまだ一年目。
この車が動く瞬間は本当にドキドキする。
本当に暑い。
車のキーを回しエンジンをかける。
アクセルを踏み車が動く。
車の免許を取ってまだ一年目。
この車が動く瞬間は本当にドキドキする。
310: 2010/07/12(月) 00:48:41.10 ID:fUwAJJAcO
運転席から外の景色を見る。
私の家から車を走らせ30分程で桜ヶ丘高校に着く。
早くみんなに会いたいな。
そう思うと自然と笑みがこぼれる。
唯やみんなは元気にしてるかな?
そう言えば昨日、久しぶりに澪から電話が係って来た。
澪は今、OLをやっているらしい。
私の家から車を走らせ30分程で桜ヶ丘高校に着く。
早くみんなに会いたいな。
そう思うと自然と笑みがこぼれる。
唯やみんなは元気にしてるかな?
そう言えば昨日、久しぶりに澪から電話が係って来た。
澪は今、OLをやっているらしい。
314: 2010/07/12(月) 00:55:54.62 ID:fUwAJJAcO
私も澪と一緒でOLだ。
キツイ事もあるけど楽しんでやっている。
澪から律の事も聞いた。
律は小学校の先生らしい。
二人は別々の大学へ行っても毎日のように会っていたらしい。
私は唯とあまり会えなかったから正直、二人が羨ましいと思った。
キツイ事もあるけど楽しんでやっている。
澪から律の事も聞いた。
律は小学校の先生らしい。
二人は別々の大学へ行っても毎日のように会っていたらしい。
私は唯とあまり会えなかったから正直、二人が羨ましいと思った。
315: 2010/07/12(月) 01:00:31.10 ID:fUwAJJAcO
信号が赤になり車を止める。
外を見ると女子中学生が、仲よさそうに歩いている。
私にもあんな時期があったけ。
唯と二人で一緒に学校へ行って帰りにアイスを買い公園のベンチで座って食べる。
懐かしいな……。
早く唯と会いたいな。
きっと唯は1番最後に桜ヶ丘高校に来るんだろうけど早く会いたい。
外を見ると女子中学生が、仲よさそうに歩いている。
私にもあんな時期があったけ。
唯と二人で一緒に学校へ行って帰りにアイスを買い公園のベンチで座って食べる。
懐かしいな……。
早く唯と会いたいな。
きっと唯は1番最後に桜ヶ丘高校に来るんだろうけど早く会いたい。
317: 2010/07/12(月) 01:06:32.96 ID:fUwAJJAcO
そう言えば昨日、澪と話していて私が今、メガネをしていない事に驚かれた。
「えー!和はメガネが似合うのにって」言われた。
あの澪が驚くんだからきっと唯も驚くのかな?
もし驚くんだったら、その時の反応が凄く楽しみ。
信号が青になり車を走らせる。
「えー!和はメガネが似合うのにって」言われた。
あの澪が驚くんだからきっと唯も驚くのかな?
もし驚くんだったら、その時の反応が凄く楽しみ。
信号が青になり車を走らせる。
319: 2010/07/12(月) 01:14:02.76 ID:fUwAJJAcO
外の景色を見る。
空は青く生クリームみたいな雲がゆっくりと動いている。
唯は、仕事何してるのかな?
以外とスーツを着て仕事をしているのかもしれない。
でも、唯がスーツを着てる姿があまり想像出来ない。
子供が好きだから幼稚園の先生とか?
空は青く生クリームみたいな雲がゆっくりと動いている。
唯は、仕事何してるのかな?
以外とスーツを着て仕事をしているのかもしれない。
でも、唯がスーツを着てる姿があまり想像出来ない。
子供が好きだから幼稚園の先生とか?
320: 2010/07/12(月) 01:22:21.61 ID:fUwAJJAcO
しばらく車を走らせていると見慣れた景色が広がる。
そう言えば唯は憂ちゃんと二人暮らししてるんだったよね。
少し前に唯のお母さんとバッタリ会った時に聞いた。
澪と律も一人暮らしをしているらしい。
車のカーステレオを付ける。
『次の曲は私の期待してるバンドじゃじゃ猫WayToGoの私は私の道を行く』
そう言えば唯は憂ちゃんと二人暮らししてるんだったよね。
少し前に唯のお母さんとバッタリ会った時に聞いた。
澪と律も一人暮らしをしているらしい。
車のカーステレオを付ける。
『次の曲は私の期待してるバンドじゃじゃ猫WayToGoの私は私の道を行く』
322: 2010/07/12(月) 01:26:10.18 ID:fUwAJJAcO
和「はぁ……」
ラジオから流れる楽しげな音楽とは裏腹に私はこの暑さにやられていた。
和「クーラーちゃんと聞いてるの?」
本当に暑い。
昔よりも遥かに暑くなっていると思う。
それにしても…このラジオから流れる音楽。
和「何処かで聞いた事のある声ね」
ラジオから流れる楽しげな音楽とは裏腹に私はこの暑さにやられていた。
和「クーラーちゃんと聞いてるの?」
本当に暑い。
昔よりも遥かに暑くなっていると思う。
それにしても…このラジオから流れる音楽。
和「何処かで聞いた事のある声ね」
324: 2010/07/12(月) 01:33:41.86 ID:fUwAJJAcO
和「もうすぐ付きそうね…」
音楽が終わる。
『実はこのバンド私の高校生の時の友達がやっているバンドなんですよね』
そう言えば唯達もバンドやっていた。
結構いいバンドだと思う。
今も昔も照れ臭くてそんな事言えないけどね。
音楽が終わる。
『実はこのバンド私の高校生の時の友達がやっているバンドなんですよね』
そう言えば唯達もバンドやっていた。
結構いいバンドだと思う。
今も昔も照れ臭くてそんな事言えないけどね。
329: 2010/07/12(月) 01:39:24.47 ID:fUwAJJAcO
『…………それでは皆さんさようなら司会は私、鈴木純でしたー』
ラジオが終わった、カーステレオの電源をオフにする。
和「着いたわね」
懐かしいな桜ヶ丘高校。
和「車、何処に止めようかな」
ラジオが終わった、カーステレオの電源をオフにする。
和「着いたわね」
懐かしいな桜ヶ丘高校。
和「車、何処に止めようかな」
331: 2010/07/12(月) 01:45:29.92 ID:fUwAJJAcO
桜ヶ丘高校の校門の前にはまだみんなは来ていない。
早く来過ぎたのかな?
とりあえず車を止めなくちゃ、確か桜ヶ丘高校の近くにパーキングエリアがあったと思うからそこに止めようかな。
さわ子「あれ?和ちゃんじゃない?」
誰かが私に手を降っている。
どこか見覚えのある顔。
和「あ……………」
早く来過ぎたのかな?
とりあえず車を止めなくちゃ、確か桜ヶ丘高校の近くにパーキングエリアがあったと思うからそこに止めようかな。
さわ子「あれ?和ちゃんじゃない?」
誰かが私に手を降っている。
どこか見覚えのある顔。
和「あ……………」
332: 2010/07/12(月) 01:52:08.18 ID:fUwAJJAcO
さわ子先生だ……。
さわ子先生は私の車に近付いて窓をコンコンと叩く。
車の窓を開ける。
さわ子「一目見てわかったわ!和ちゃん久しぶりね」
和「お久しぶりです」
さわ子「メガネ外してるのね」
和「はい」
さわ子先生は私の車に近付いて窓をコンコンと叩く。
車の窓を開ける。
さわ子「一目見てわかったわ!和ちゃん久しぶりね」
和「お久しぶりです」
さわ子「メガネ外してるのね」
和「はい」
333: 2010/07/12(月) 01:54:37.56 ID:fUwAJJAcO
さわ子「どうしたの?桜ヶ丘高校の前で」
和「いや…ここでみんなと会う約束をしているんです」
さわ子「そうなの!私も唯ちゃん達と会いたいけど今から仕事なのよ……」
和「そうですか……残念です」
さわ子「本当よね~」
和「いや…ここでみんなと会う約束をしているんです」
さわ子「そうなの!私も唯ちゃん達と会いたいけど今から仕事なのよ……」
和「そうですか……残念です」
さわ子「本当よね~」
334: 2010/07/12(月) 01:58:08.65 ID:fUwAJJAcO
和「あ……私、車パーキングエリアに止めないと、いけないからもう行きますね」
さわ子「あら?ここに止めればいいじゃない」
和「え?いいんですか?」
さわ子「大丈夫よ!」
和「……じゃあお言葉に甘えて学校に止めますね」
さわ子「あら?ここに止めればいいじゃない」
和「え?いいんですか?」
さわ子「大丈夫よ!」
和「……じゃあお言葉に甘えて学校に止めますね」
335: 2010/07/12(月) 02:04:01.99 ID:fUwAJJAcO
私は車を学校の駐車場に止め外に出る。
和「あの銅像懐かしいですね……」
さわ子「そう?私は毎日見てるから懐かしいと思わないわ」
車のキーを閉める。
和「じゃあ…校門に行きますね」
さわ子「私も職員室に行かなきゃ……バイバイ和ちゃん」
和「はい、さようなら」
和「あの銅像懐かしいですね……」
さわ子「そう?私は毎日見てるから懐かしいと思わないわ」
車のキーを閉める。
和「じゃあ…校門に行きますね」
さわ子「私も職員室に行かなきゃ……バイバイ和ちゃん」
和「はい、さようなら」
337: 2010/07/12(月) 02:09:49.46 ID:fUwAJJAcO
さわ子先生と別れた私は校門でみんなを待っていた。
和「早くみんな来ないかな」
辺りをキョロキョロしてみんなを探す。
和「…………ん?」
遠くから誰かがここに向かって歩いて来る。
和「早くみんな来ないかな」
辺りをキョロキョロしてみんなを探す。
和「…………ん?」
遠くから誰かがここに向かって歩いて来る。
338: 2010/07/12(月) 02:14:01.49 ID:fUwAJJAcO
だんだん近付いて来る。
あれは…澪と律だ。
私は二人に向かって手を降る。
二人も私に気付いて手を振り替えしてきた。
和「二人共…全然変わってないわね」
二人は小走りで私の目の前にたどり着いた。
澪「久しぶり和!」
律「久しぶりー!」
END
あれは…澪と律だ。
私は二人に向かって手を降る。
二人も私に気付いて手を振り替えしてきた。
和「二人共…全然変わってないわね」
二人は小走りで私の目の前にたどり着いた。
澪「久しぶり和!」
律「久しぶりー!」
END
342: 2010/07/12(月) 02:23:44.22 ID:fUwAJJAcO
これで本当に終わりです
ありがとうございました
ありがとうございました
351: 2010/07/12(月) 11:52:07.04 ID:6hQFX4iA0
続き書いてたのか、今気づいた
おつ!!
おつ!!
352: 2010/07/12(月) 14:28:40.23 ID:giKppmip0
乙!
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります