1: 2014/02/02(日) 00:10:19.66 ID:7DEY73jC0
~教室~


ワイワイ ガヤガヤ


ガラッ


花陽「おはよう、真姫ちゃん」

真姫「おはよう…って珍しいわね、花陽が遅刻ギリギリに来るなんて」

花陽「そ、それにはちょっと訳があって…」

真姫「それに、凛はどうしたの?」

真姫「いつも一緒に来るのに…ケンカでもした?」

花陽「そういうわけじゃないんだけど…」

花陽「……」

花陽「ちょ、ちょっと、真姫ちゃんに相談があってね」

真姫「?」

2: 2014/02/02(日) 00:13:43.00 ID:7DEY73jC0
花陽「こんなこと、ぜんぜん信じられないかもしれないけど…」

花陽「お、驚かないでね?いい?」

真姫「な、何よいきなり…一体どうしたっていうのよ?」

花陽「実はね…」




ジィィ…



パカッ




猫「にゃあ」



真姫「鞄から…猫?」

猫「~♪」ノビー

5: 2014/02/02(日) 00:16:36.92 ID:7DEY73jC0
真姫「よく鞄の中で大人しくしてたわね、この子」

猫「んにゃぁ」

真姫「可愛いけど…先生に見つかったら怒られるわよ?」

花陽「ち、違うの真姫ちゃん、凛ちゃんなの」

真姫「凛?凛のペットなの?この子」

猫「…」ポリポリ

花陽「えっと、違くて、その…」

花陽「り、凛ちゃんなの!その子が、その猫ちゃんが!」

真姫「…は?」

猫凛「にゃ~♪」

真姫「…え?」

7: 2014/02/02(日) 00:19:55.84 ID:7DEY73jC0
真姫「…冗談のつもりかしら?」

花陽「うぅ…やっぱり信じてもらえないよね…」

真姫「いや、だって…」

真姫「信じろっていう方が無理よ…どう考えても」

猫凛「にゃあ」

花陽「ほ、ほんとに凛ちゃんなんだってばぁ…ね、凛ちゃん?」

猫凛「んにゃ」

花陽「凛ちゃん、右手!」

猫凛「にゃ」サッ

花陽「左手!」

猫凛「にゃ」サッ

花陽「よしよし、凛ちゃんいい子いい子♪」ナデナデ

猫凛「~♪」ゴロゴロ

真姫「イミワカンナイ…」

8: 2014/02/02(日) 00:23:25.85 ID:7DEY73jC0
花陽「どう?信じてくれた…?」

真姫「た、確かに花陽によく懐いてるけど…」

真姫「でも、だからといって…」

花陽「もう!なかなか信じてくれないから凛ちゃんご機嫌斜めだよぉ!」

猫凛「…」ビッタンビッタン

花陽「ほら!こんなに尻尾振っちゃって…!」

真姫「わ、わかったわよ!信じる、信じるから…静かにしないと皆に見られちゃうじゃないの」

花陽「あ…ご、ごめんね、つい…」

猫凛「…」ムス

真姫「ヴェェ…」

11: 2014/02/02(日) 00:27:48.63 ID:7DEY73jC0
キーン コーン カーン コーン



花陽「あっ…チャイム!」

真姫「見つかったらマズいわね…」

真姫「とりあえず凛には鞄の中にいてもらって、また後でゆっくり話しましょう?」

花陽「う、うん…ありがとう真姫ちゃん」

花陽「ごめんね凛ちゃん…ちょっと狭いけど我慢してね」

花陽「お昼は一緒にお弁当食べよ?だから、それまで大人しくしててね?」

猫凛「にゃあ」モゾモゾ




ジィィ




花陽「(とりあえず、放課後になったら皆にも相談しなきゃ…)」

花陽「(はぁ…なんで猫になっちゃったんだろ…)」

14: 2014/02/02(日) 00:30:40.39 ID:7DEY73jC0
~放課後~


ガラッ


真姫「お待たせ、皆」

花陽「ごめんね、遅くなっちゃった」

穂乃果「真姫ちゃん!かよちゃん!」

猫凛「にゃ」

穂乃果「…と猫ちゃん!」

猫凛「~♪」

海未「猫…?花陽、この猫はいったい…?」

絵里「随分人慣れしてるわね、ずっと抱かれたままなんて…」

希「でも…学校にペット連れてくるのはマズいんとちゃう?」

真姫「いや、それがなんだけどね…」

花陽「えっと…凛ちゃんなの、この子」

17: 2014/02/02(日) 00:33:15.32 ID:7DEY73jC0
6人「???」

花陽「だ、だからね、この猫、凛ちゃんなの」

花陽「凛ちゃんが猫になっちゃったの、ね?」

猫凛「んにゃぁ」

海未「…」

希「…」

絵里「…今日は4月1日じゃないわよ?」

真姫「まぁ…そうなるわよね」

穂乃果「おぉ~!凛ちゃん猫になっちゃったんだぁ!毛並みふっさふさだね!!」

ことり「凛ちゃんかわいぃ~♪ねぇねぇかよちゃん!ことりにも凛ちゃん抱っこさせて♪」

花陽「うん!気をつけてねぇ」スッ

ことり「はぅぅ…凛ちゃんもふもふ……」

猫凛「にゃ~♪」スリスリ

穂乃果「あー!いいなぁことりちゃん…ねぇねぇ、次は穂乃果に抱っこさせて?」

にこ「なんですんなり信じてるのよ…」

19: 2014/02/02(日) 00:37:24.28 ID:7DEY73jC0
穂乃果「えー?にこちゃん信じてないのー!?」

ことり「こんなに可愛いのに!」

猫凛「…」ムスッ

にこ「いや、信じられるわけ無いじゃない…そんな漫画みたいな…」

にこ「どうせまた凛ちゃんのいたずらでしょ?」

猫凛「…」

ピョコン

ことり「あっ、凛ちゃん…」

スタスタ

猫凛「…」ジロリ

にこ「な、何よ…」

猫凛「…」





ガブッ

22: 2014/02/02(日) 00:40:53.21 ID:7DEY73jC0
にこ「い゛っだぁぁあ゛!?」

猫凛「」ガブガブ

にこ「ちょ、足!!やめ、痛いから!!やめなさいってbあだだ!!」

猫凛「」ガブガブ

にこ「わ、わかった!信じる!信じるから!だからもうやめいだだだだ!!!」

猫凛「…」クルッ

絵里「うっ…」

猫凛「…」ジー

希「め、めっちゃ見とる…」

海未「わ、わかりました、私達も信じますから」

海未「だからそんなに怒らないで下さい…ね、凛?」ナデナデ

猫凛「にゃ♪」

にこ「な、なんなのよぉ…」

26: 2014/02/02(日) 00:44:08.46 ID:7DEY73jC0
希「でも、凛ちゃんが猫のままじゃ練習できんよ?」

海未「特に私達のユニットは二人だけになってしまいますね」

花陽「うん…だから、みんなに相談したくって…」

花陽「どうしたら凛ちゃん元に戻るのかなぁ…?」





穂乃果「ほ~ら凛ちゃん、猫じゃらし~♪」

にこ「ほらほら右に右に~…と見せかけて左よ!」バッ

猫凛「にゃっ!」パシッ

ことり「お利口さんだね~、凛ちゃん♪偉い偉い♪」ヨシヨシ



キャッキャッ アハハ ニャーニャー



絵里「あっちは完全に遊んでるわね」

真姫「何だかんだでノリノリじゃない…にこちゃん」

27: 2014/02/02(日) 00:47:41.20 ID:7DEY73jC0
海未「花陽、いつから凛は猫になってしまったのですか?」

絵里「昨日の放課後、皆で練習したときはまだ人のままだったけど…」

花陽「それがね…」

花陽「昨日の夜、凛ちゃん、私の家に泊まっていったの」

真姫「花陽の家に?」

花陽「うん…それで、今朝眼が覚めたら凛ちゃんがどこにもいなくて」

希「ふむふむ」

花陽「かわりに、この猫ちゃんが幸せそうに…」

真姫「部屋は閉め切ってたの?」

花陽「うん…ドアも閉まってたし、窓も鍵をかけてたから…」

絵里「これはもう…本当にあの猫が凛ってことで間違い無さそうね」

希「スピリチュアルやねぇ」



猫凛「~♪」バリバリ

にこ「ちょ、何にこの鞄で爪研いでんのよぉ!」

28: 2014/02/02(日) 00:52:25.31 ID:7DEY73jC0
真姫「他に、何か思い当たることは?」

花陽「他に…えぇっと」

海未「何でもいいので思い出してみて下さい、凛が猫になってしまった原因がわかるかも…」

花陽「うぅーん…ちょっとまっててぇ」

絵里「遠くから希のスピリチュアルパワーが送られてくるのを感じたとか」

希「いやそれは無いやろ」

花陽「あ…!そういえば」

海未「何かわかりましたか?」

花陽「いや、でも、全然大したことじゃないし…」

絵里「何でもいいの、少しでも思い当たることなら」

真姫「言ってみなさいよ、凛が元に戻るヒントになるかもしれないし」

花陽「う、うん…実は昨日ね?」

30: 2014/02/02(日) 00:56:00.98 ID:7DEY73jC0
~昨晩 花陽ルーム~


凛『かよちーん!一緒に寝るにゃー!』ギュッ

花陽『ひゃっ!り、凛ちゃん!?』

花陽『べ、ベッド一人用だし、狭くなっちゃうよ…?』

凛『大丈夫大丈夫!昔はよくこうやって一緒に寝てたでしょ?』


ゴロン


凛『ほら、ちっとも狭くない!』

花陽『もう…凛ちゃんてばぁ』

凛『それにね…凛は、かよちんと一緒に寝るなら』

凛『どんなに狭くても、どんな場所でも平気だにゃ』

モギュ

花陽『うぅ…は、恥ずかしいよ凛ちゃん…』

凛『えへへ…』

33: 2014/02/02(日) 00:59:18.84 ID:7DEY73jC0
絵里「ハラショー…」

希「…熱々やなぁ……」

真姫「…なんかコーヒー飲みたくなってきたわ、すっごい苦いやつ」

海未「…惚気話でしょうか?」

花陽「ち、違うってば!まだ続きがあるの!」




にこ「ほーら凛、歯磨き粉ぉ~♪」ニュルン

猫凛「フギャァ!!」ヴェェ

穂乃果「猫って本当に歯磨き粉の匂い苦手なんだね…」

猫凛「フニャッ!」ビシッ

にこ「痛っ!ちょ、猫パンチやめ、あだっ、ちょ、ごめ」





花陽「それで、続きなんだけどね…?」

34: 2014/02/02(日) 01:03:12.89 ID:7DEY73jC0
凛『はぁ~かよちんはあったかいにゃ♪』

凛『ねぇねぇかよちん…こうやって一緒に寝てると、小さい頃のこと思いださない?」

花陽『うん…昔から凛ちゃん寝相が悪くって…あ、そういえば』

凛『?』

花陽『凛ちゃんって、よく「にゃ」って言うでしょ?』

花陽『それって、いくつくらいの時からだっけ…?ちょっと気になってたの』

凛『あぁー…実は凛もよくわからないんだにゃ』

花陽『え?』

凛『いつの間にかこの喋り方する様になってたから…』

凛『だから、なんで「にゃ」って言うのかも、いつ頃から言い始めたのかも』

凛『凛自身よく覚えてないんだにゃ♪』

花陽『変なの…でも、凛ちゃんらしいな』クスッ





凛『でもね…たまーに、凛が本当に猫だったらいいのになー、って思うこともあるよ』

35: 2014/02/02(日) 01:06:37.57 ID:7DEY73jC0
花陽『なんで?』キョトン

凛『だって、猫になったらね…』

凛『もっともーっと、いつでもどこでも、いつまでもかよちんと一緒にいられるにゃ』

花陽『…凛ちゃん…?』

凛『小さい頃から仲良しだったけどね、それでも、かよちんの傍にいつでもいられたわけじゃなかったにゃ』

凛『…これからだって、何がきっかけで離れ離れになっちゃうかなんて、全然わかんないにゃ』

凛『お引越しとか…そういうの、いろいろ…あるかもしれないし』

花陽『…』

凛『だからね、たまーにね?』

凛『かよちんの猫になっちゃえば、どんな時でも、何があっても一緒にいられるのになー…って』

花陽『……凛ちゃん』

凛『…な、なんか重くなっちゃった!この話はやめるにゃ、ハイ、やめやめ!にゃんにゃん!』ムギュ

花陽『はわっ?』

凛『ほらほら、明日も早いし、もう寝るにゃ!』

凛『おやすみ、かよちーん…』zzz

36: 2014/02/02(日) 01:10:22.27 ID:7DEY73jC0
花陽「…凛ちゃん昨日、そんなこと言ってた」

絵里「……なるほどね…」

希「凛ちゃん、かよちんのことほんまに大好きやもんなぁ」

真姫「じゃあ…凛は、自分から猫になりたいって…?」

海未「で、ですが、それで本当に猫になってしまうなんて…」

花陽「うん…凛ちゃんが戻るヒントにはならないかな…」

真姫「…でも、本当に凛が自らの意思で猫になってるなら」

海未「それは、私達がどうこう出来る事ではありませんね…」

希「凛ちゃん自身の望み、やもんねぇ」

絵里「希なだけに?」

希「わしわしされたいんかえりち」



ことり「ほーら凛ちゃん♪いないいな~い…」

ことり「(・8・)ちゅん」

猫凛「…」ファーア

38: 2014/02/02(日) 01:13:54.62 ID:7DEY73jC0
にこ「なんか眠そうね…」ナデナデ

猫凛「…」ウトウト

ことり「遊び疲れちゃったんだね、きっと」

穂乃果「なんか幸せそうだなー凛ちゃん…」

猫凛「…」ゴロン

にこ「大人しくしてれば可愛いわねぇ…やっぱり」ナデナデ

猫凛「~♪」スリスリ

ことり「にこちゃん、凛ちゃんに懐かれてるね」クスッ

にこ「えっ?ま、まぁ…嫌な気はしないけど」ニヤニヤ

穂乃果「嬉しそうだねー、にこちゃん」

にこ「べっ!別に嬉しくなんか…って」

猫凛「…」ムクリ



トテトテ

39: 2014/02/02(日) 01:17:38.82 ID:7DEY73jC0
穂乃果「どこ行くのかな…?」



トテトテ



猫凛「…」ジー

花陽「どうしたの?凛ちゃ」猫凛「んにゃっ」ピョコン

花陽「わっ」


ゴロン


猫凛「…」スヤスヤ

花陽「…眠っちゃった」

希「やっぱり、かよちんの膝が一番みたいやね♪」

海未「微笑ましいですね…」フフ

真姫「ほんとに花陽のこと好きなのねぇ…凛」

40: 2014/02/02(日) 01:21:02.51 ID:7DEY73jC0
キーン コーン カーン コーン



絵里「もうこんな時間…」

希「そろそろ帰らなあかんけど…」

穂乃果「ほんとにぐっすりだねー、凛ちゃん…」

猫凛「…」スヤスヤ

真姫「どうするの?花陽」

花陽「うん…今日はこのまま、私の家に連れて帰ろうかな」

花陽「凛ちゃんの家には、もう一晩私の家に泊まることになった、って連絡するよ」

にこ「…」

にこ「確かに、猫の凛と遊ぶのも楽しかったけど…」

にこ「…やっぱり、ちゃんと二本足で立ってる凛がいいわ、にこは」

穂乃果「そうだねにこちゃん…穂乃果も同じ」

ことり「このままじゃいつまでもたっても練習出来ないもんね…」

41: 2014/02/02(日) 01:23:21.10 ID:7DEY73jC0
花陽「凛ちゃん、起きて?」

猫凛「…」スヤスヤ

花陽「ほら凛ちゃん、帰って一緒にご飯食べよ?」ユサユサ

花陽「猫舌だからラーメンは無理かもしれないけど…」

猫凛「んぁ…」ムクリ

海未「やっと起きましたね」

絵里「じゃあ、私達も帰りましょう?」

絵里「花陽、凛、また明日ね?」

花陽「うん…皆、今日は色々手伝ってくれてほんとにありがとう」

花陽「ほら、凛ちゃんもお礼言って?」

猫凛「にゃん!」

にこ「明日はちゃんと人の姿で練習来なさいよー?」ツンツン

猫凛「んにゃ」ビシッ

にこ「あだっ!だ、だから何でパンチするのよ!!」

42: 2014/02/02(日) 01:27:32.30 ID:7DEY73jC0
~花陽宅 お風呂場~


猫凛「ン゛ニ゛ャァァア゛ア゛ア゛ァァ!!!」ジタバタ

花陽「ほら駄目だよ凛ちゃん大人しくしなきゃ!いっぱいお外で遊んだんだから!」ワシワシ

猫凛「ンア゛ーォ!ンア゛ァーオ゛ォォ!!」バタバタ

花陽「足の裏も真っ黒だからよーく洗わなきゃ…」

花陽「お風呂入ったらご飯だから、我慢してね!凛ちゃん!」ワシワシ

猫凛「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」




\ ンギャアアアアア! ! /






花陽「ふぅ…よーく乾かしたし、これで大丈夫だよね…お疲れ様、凛ちゃん♪」

猫凛「」グッタリ

43: 2014/02/02(日) 01:30:27.44 ID:7DEY73jC0
~花陽ルーム~


花陽「ふぁ…もうこんな時間なんだぁ」

花陽「凛ちゃん抱っこして遊んでたらすっかり遅くなっちゃった…」

猫凛「♪」ペロペロ

花陽「もう、くすぐったいよ凛ちゃん…♪」

花陽「もうちょっとだけ遊んであげたいけど…明日も学校だし、そろそろ寝よ?」

猫凛「にゃ!」

花陽「ふふ…凛ちゃんいい子いい子」ナデナデ

猫凛「~♪」ゴロゴロ

45: 2014/02/02(日) 01:33:25.45 ID:7DEY73jC0
花陽「よいしょっと…」モゾ

花陽「凛ちゃんちっちゃいし、一緒のベッドで寝よ?」

猫凛「にゃ」

花陽「じゃ、お休み凛ちゃん、また明日ね…」

猫凛「にゃぁ」ヨジヨジ

花陽「えっ、り、凛ちゃん?」

花陽「…お腹の上がいいの?」

猫凛「~♪」ゴロン

花陽「ちょ、ちょっと重たいけど…」

花陽「一晩くらいなら大丈夫かな、あったかいし」

花陽「凛ちゃんってば、甘えん坊さんなんだから」ギュ

46: 2014/02/02(日) 01:36:25.05 ID:7DEY73jC0
花陽「…」

花陽「…凛ちゃん、起きてる……?」

猫凛「…」

花陽「昨日はベッド、ちょっと窮屈だったけど…」

花陽「今日は二人一緒でも、ぜんぜん狭くないね」

花陽「でも…」







花陽「私は、ちょっと寂しいな…」

花陽「…昨日みたいに窮屈な方が、私は好きかな」

猫凛「…」

47: 2014/02/02(日) 01:39:04.46 ID:7DEY73jC0
花陽「凛ちゃん、今日は楽しかった?」

花陽「にこちゃん達にいっぱい遊んでもらって」

花陽「みんなが凛ちゃんのこと可愛がってくれて」

猫凛「…」

花陽「私はとっても楽しかったよ、ちょっと大変だったけど…」

花陽「先生が近くを通るたび、バレちゃうかもーって思った」クス

花陽「でもね、凛ちゃん、楽しかったのは今日だけじゃないの」












花陽「小さい頃から、ずーっと楽しかったの、凛ちゃんがいたから」

49: 2014/02/02(日) 01:42:12.16 ID:7DEY73jC0
花陽「凛ちゃんは昔からいっつも傍で、私を支えてくれたよね」

花陽「私がこうやってμ’sの一人になれたのも、凛ちゃんと真姫ちゃんが背中を押してくれたから」

花陽「本当に、ほんっとうに感謝してるの、ありがとう凛ちゃん」

猫凛「…」

花陽「だからね、今度は私が凛ちゃんを支えてあげたいの」

花陽「凛ちゃんの傍で、ずっとずっと凛ちゃんの力になりたい」

花陽「私は、いつまでも凛ちゃんと一緒にいたいの」

猫凛「…」

花陽「大丈夫、凛ちゃん」

花陽「猫になんてならなくても、私と凛ちゃんはいつまでも一緒だよ」

花陽「…凛ちゃん?」



猫凛「…」zzz

花陽「…寝ちゃってるよね」クス

花陽「それじゃ、今度こそお休み、凛ちゃん」

51: 2014/02/02(日) 01:45:17.54 ID:7DEY73jC0
~朝~

ジリリリリリリ


花陽「…」

花陽「……ぅ゛…」

花陽「………ぅぇ……」

花陽「ぐ…ぐるし…ぃ……ぐぇ…」

花陽「な…なん…で……」モゾ




凛「んが…」スヤスヤ

花陽「り…凛ちゃん…!?」

花陽「よかった…!凛ちゃんが元に…」

花陽「ってお、おもいぃ…!り゛、り゛ん゛ち゛ゃん゛お゛も゛い゛よ゛ぉ…!!」

凛「かよちぃ~ん…ラーメン食べにいくにゃあ……」ムニャムニャ

花陽「だ…ダレカタスケテェェ…」

53: 2014/02/02(日) 01:50:08.18 ID:7DEY73jC0
~教室~


真姫「…本当に何も覚えてないの?昨日のこと」

凛「うん!何でだろうねー?」

凛「なんだか不思議だけど…凛はいつも通り元気だし、深くは考えないことにするにゃ」

真姫「ま、いつも通りの一日だったし、覚えて無くても大丈夫じゃない?」

花陽「そうだね、あんまり気にしすぎないほうがいいかも」

花陽「(凛ちゃんには内緒にしておいた方がいいよね…一応)」

凛「あ、でもねでもね!昨日の夜、なんだかおかしな夢を見たよ!」

真姫「夢?」

花陽「どんなの?」

凛「それはね…」




凛「凛が猫になっちゃって、皆といっしょに遊ぶ夢!」

真姫「(ベタね…)」

54: 2014/02/02(日) 01:52:17.50 ID:7DEY73jC0
凛「みんなにいーっぱい遊んでもらって…撫でてもらって、抱っこしてもらって」

凛「それでね、夜はかよちんの部屋でいーっぱい可愛がってもらったの!」

花陽「…」

凛「それでそれで、夜は一緒のお布団で寝て…」

凛「あー、なんだかとっても楽しい夢だったにゃ!」

花陽「じゃあ…凛ちゃんは」







花陽「本当に猫になっちゃったら…どうする?」





凛「?」

真姫「…花陽」

花陽「猫になるのも悪くないなー、とか、思ってたりする…?」

55: 2014/02/02(日) 01:56:45.31 ID:7DEY73jC0
凛「ううん、ぜーんぜん!」

花陽「…!」

凛「だって、猫なんてならなくてもね」

凛「凛とかよちんはずーっと、いつまでも一緒だし」

凛「かよちんはいっぱい凛のことを可愛がってくれるにゃ!」

花陽「凛ちゃん…!」

凛「それにね」

凛「猫になっちゃったら、こうやってかよちんをぎゅーって出来ないにゃ!」モギュ

花陽「わわっ!り、凛ちゃん!?」

凛「かよち~ん、大好きだにゃ~」

花陽「わ、私も…」

花陽「私も、凛ちゃん大好き…!」

凛「えへへ…凛とかよちんはいつまでも一緒!」

凛「ずーっと、ずーっと一緒だにゃ!」

真姫「(…何かしらこの疎外感)」

56: 2014/02/02(日) 02:00:28.49 ID:7DEY73jC0
~放課後~

花陽「みんなー、お待たせぇ」

凛「今日も張り切って練習するにゃ!」

真姫「…ってなんか騒がしいわね」

海未「た、大変です三人とも!」

まきりんぱな「?」

絵里「こ…ことりが、ことりが…!!」








ことり「(・8・)ちゅん」

花陽「ト゛リ゛ニ゛ナ゛ッチ゛ャッタ゛ノ゛ォ!!??」




おわり

57: 2014/02/02(日) 02:01:12.43 ID:a6WKY5db0

ことりは鍋と焼き鳥どっちがいいかな

59: 2014/02/02(日) 02:02:29.79 ID:bK0E0cMa0
乙りんぱなは夫婦

60: 2014/02/02(日) 02:03:39.96 ID:7DEY73jC0
穂乃果「ほのキチ達が襲ってくる…」

穂乃果「新ユニット、チームサティスファクション!!」





こっちもよかったらどうぞー

見てくれた人遅くまでありがとうです

引用元: 花陽「ネ゛コ゛ニ゛ナ゛ッチ゛ャッタ゛ノ゛ォ!?」