2: 2022/05/12(木) 23:06:29.77 ID:2kwb+SjX.net
にこ「で、そのアイドルってのが凄かったのよ」
花陽「そうなんだ。にこちゃんいいな〜私も見たかったなぁ」
にこ「録画してあるから今度見せてあげるわよ」
花陽「本当?」
にこ「感謝しなさいよ。凛も見たい?」
凛「ラーメン食べたいにゃ~」
にこ「あっそ。可愛くない」
花陽「あれ?」
にこ「何?」
花陽「あれ…」
にこ「海未と絵里?」
花陽「うん。部室の前で何してるんだろう…」
凛「中に入らないのかな?」
花陽「そうなんだ。にこちゃんいいな〜私も見たかったなぁ」
にこ「録画してあるから今度見せてあげるわよ」
花陽「本当?」
にこ「感謝しなさいよ。凛も見たい?」
凛「ラーメン食べたいにゃ~」
にこ「あっそ。可愛くない」
花陽「あれ?」
にこ「何?」
花陽「あれ…」
にこ「海未と絵里?」
花陽「うん。部室の前で何してるんだろう…」
凛「中に入らないのかな?」
3: 2022/05/12(木) 23:10:51.71 ID:2kwb+SjX.net
海未「穂乃果ーーー!開けて下さい!」ドンドンドン
絵里「穂乃果ーー!!」ドンドンドン
花陽「あの…何してるの?」
にこ「ドア壊れちゃうんですけど」
海未「あなた達…」
にこ「ドア開かないの?」
海未「開かないと言うか…開けてくれないと言うか」
にこ「は?」
絵里「穂乃果が拗ねちゃったのよ」
にこ「……拗ねちゃった?」
凛「あっ!もしかして拗ねて部室の中に閉じこもってるとか?」
海未「そう言う事です」
凛「なんで拗ねちゃったの?」
海未「それは…その…」
にこ「なんか怒られる様な事したんでしょ!穂乃果も学習しないものね〜」
海未「いや…えっと…」
絵里「あはは…ねえ…」
絵里「穂乃果ーー!!」ドンドンドン
花陽「あの…何してるの?」
にこ「ドア壊れちゃうんですけど」
海未「あなた達…」
にこ「ドア開かないの?」
海未「開かないと言うか…開けてくれないと言うか」
にこ「は?」
絵里「穂乃果が拗ねちゃったのよ」
にこ「……拗ねちゃった?」
凛「あっ!もしかして拗ねて部室の中に閉じこもってるとか?」
海未「そう言う事です」
凛「なんで拗ねちゃったの?」
海未「それは…その…」
にこ「なんか怒られる様な事したんでしょ!穂乃果も学習しないものね〜」
海未「いや…えっと…」
絵里「あはは…ねえ…」
4: 2022/05/12(木) 23:11:56.68 ID:2kwb+SjX.net
にこ「え?違うの?」
海未「違うと言うか…」
絵里「まあ…半分合ってると言うか…」
花陽「半分?」
絵里「そう…半分ね…」
海未「違うと言うか…」
絵里「まあ…半分合ってると言うか…」
花陽「半分?」
絵里「そう…半分ね…」
7: 2022/05/12(木) 23:16:07.94 ID:2kwb+SjX.net
海未「実はその…こんな事が……」
ー30分前ー
海未『全く、穂乃果はどこに』
ガチャ
穂乃果『ん〜むにゃむにゃ』ZZZ
海未『穂乃果…まさかとは思ったけど…』
穂乃果『えへへ〜もう食べられない、むにゃむにゃ』
海未『穂乃果ぁ!!!!!!』
穂乃果『え?え!!?なに!!?海未ちゃん?!!どうしたの?』ビクッ
海未『どうしたのではありません。こんな所で昼寝などして。今日の放課後は生徒会の仕事があると言ったでしょう!!!!』
穂乃果『え?え?』
海未『なのに…』
ガチャ
絵里『ちょっと、外まで丸聞こえよ?』
ー30分前ー
海未『全く、穂乃果はどこに』
ガチャ
穂乃果『ん〜むにゃむにゃ』ZZZ
海未『穂乃果…まさかとは思ったけど…』
穂乃果『えへへ〜もう食べられない、むにゃむにゃ』
海未『穂乃果ぁ!!!!!!』
穂乃果『え?え!!?なに!!?海未ちゃん?!!どうしたの?』ビクッ
海未『どうしたのではありません。こんな所で昼寝などして。今日の放課後は生徒会の仕事があると言ったでしょう!!!!』
穂乃果『え?え?』
海未『なのに…』
ガチャ
絵里『ちょっと、外まで丸聞こえよ?』
9: 2022/05/12(木) 23:21:36 ID:2kwb+SjX.net
海未『絵里…聞いてください。穂乃果がまた生徒会の仕事をサボって、こんな所で昼寝してたんですよ』
穂乃果『あの…』
絵里『穂乃果、あなたねぇ。生徒会長なのよ?少しは自覚しなさい』
海未『そうです。穂乃果は自覚が足りません。だらしないです』
穂乃果『ちょ、ちょっと待ってよ。生徒会の仕事?何の事?私知らないんだけど』
海未『へ〜そんな事言いますか。では、何故私とことりは知ってるのです?』
穂乃果『そんな事言われても…』
海未『昼休みに先生に頼まれたじゃないですか』
穂乃果『昼休み?』
海未『忘れたのですか?お昼を食べてる時に先生が来て』
穂乃果『いや…本当に知らない…』
絵里『穂乃果、忘れた事はしょうがないの。でもね、嘘吐いてその場をやり過ごそうとするのは良くないわね。素直に謝るのが…』
穂乃果『だって、私用事があって昼休み絵里ちゃんと居たじゃん』
絵里『え?』
海未『あっ』
穂乃果『だから知る訳ないじゃん!!!なのに。なのに…頭ごなしに怒って…酷いよ。部室で待ってても誰も来ないしさ!!!遅れるなら連絡してよ』
穂乃果『あの…』
絵里『穂乃果、あなたねぇ。生徒会長なのよ?少しは自覚しなさい』
海未『そうです。穂乃果は自覚が足りません。だらしないです』
穂乃果『ちょ、ちょっと待ってよ。生徒会の仕事?何の事?私知らないんだけど』
海未『へ〜そんな事言いますか。では、何故私とことりは知ってるのです?』
穂乃果『そんな事言われても…』
海未『昼休みに先生に頼まれたじゃないですか』
穂乃果『昼休み?』
海未『忘れたのですか?お昼を食べてる時に先生が来て』
穂乃果『いや…本当に知らない…』
絵里『穂乃果、忘れた事はしょうがないの。でもね、嘘吐いてその場をやり過ごそうとするのは良くないわね。素直に謝るのが…』
穂乃果『だって、私用事があって昼休み絵里ちゃんと居たじゃん』
絵里『え?』
海未『あっ』
穂乃果『だから知る訳ないじゃん!!!なのに。なのに…頭ごなしに怒って…酷いよ。部室で待ってても誰も来ないしさ!!!遅れるなら連絡してよ』
11: 2022/05/12(木) 23:23:05 ID:2kwb+SjX.net
海未「という事がありまして。穂乃果が部室から出て行こうとしたので引き止めようとしたら」
絵里「私達が部室から出た隙に部室に閉じこもっちゃったのよ」
花陽「な、なるほど」
にこ「くだらないわね」
凛「でも、穂乃果ちゃん少し可哀想だにゃ」
海未「そうですね…」
絵里「穂乃果…私達が悪かったから。ね?開けて?」
海未「穂乃果、謝りますから。お願いします」
絵里「私達が部室から出た隙に部室に閉じこもっちゃったのよ」
花陽「な、なるほど」
にこ「くだらないわね」
凛「でも、穂乃果ちゃん少し可哀想だにゃ」
海未「そうですね…」
絵里「穂乃果…私達が悪かったから。ね?開けて?」
海未「穂乃果、謝りますから。お願いします」
12: 2022/05/12(木) 23:24:46 ID:2kwb+SjX.net
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
海未「穂乃果!」
絵里「やっと開けてくれたのね」
穂乃果「……」
にこ「穂乃果…あんたねぇ。子供じゃないんだから…くだらない事で拗ねるんじゃないわよ」
絵里「ちょ…にこ…」
穂乃果「……」
バタン!!!
海未「ああ…」
絵里「ちょっと…せっかく開けてくれたのに…なんて事言うのよ」
にこ「いや…だって」
花陽「穂乃果ちゃーん。あの…」
凛「穂乃果ちゃん。開けるにゃ~」
穂乃果「……」そろ〜り
海未「穂乃果!」
絵里「やっと開けてくれたのね」
穂乃果「……」
にこ「穂乃果…あんたねぇ。子供じゃないんだから…くだらない事で拗ねるんじゃないわよ」
絵里「ちょ…にこ…」
穂乃果「……」
バタン!!!
海未「ああ…」
絵里「ちょっと…せっかく開けてくれたのに…なんて事言うのよ」
にこ「いや…だって」
花陽「穂乃果ちゃーん。あの…」
凛「穂乃果ちゃん。開けるにゃ~」
13: 2022/05/12(木) 23:26:16 ID:2kwb+SjX.net
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
花陽「穂乃果ちゃん!」
凛「開けてくれたにゃ」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「え?私?」
穂乃果「…」コクコク
海未「ほ、穂乃果…あの」
穂乃果「…」ゴニョゴニョ
花陽「う、うん。そうなんだ…」
穂乃果「……」
バタン!!!
海未「穂乃果…」
穂乃果「……」そろ〜り
花陽「穂乃果ちゃん!」
凛「開けてくれたにゃ」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「え?私?」
穂乃果「…」コクコク
海未「ほ、穂乃果…あの」
穂乃果「…」ゴニョゴニョ
花陽「う、うん。そうなんだ…」
穂乃果「……」
バタン!!!
海未「穂乃果…」
14: 2022/05/12(木) 23:28:32 ID:2kwb+SjX.net
絵里「あの…花陽。穂乃果はなんて?」
花陽「えっとね。穂乃果ちゃんは傷ついちゃったんだって」
海未「うっ…」
花陽「海未ちゃんと絵里ちゃんは穂乃果ちゃんの事を…あの…馬鹿だと思ってるんだって言ってました」
絵里「そんな事…」
海未「そんな事ないです。穂乃果の事を馬鹿などと思った事は…思った事は…」
にこ「思った事はなんなのよ…?」
凛「無いって言い切れないんだね」
花陽「でね、にこちゃんなら穂乃果ちゃんの気持ちを分かってくれる仲間だと思ってたのにあんな事言われて傷ついたって」
にこ「私?」
絵里「ほら、にこがあんな事言うから」
にこ「いや、知らないわよ。だいたい、元々の原因はあんた達なんだから」
花陽「えっとね。穂乃果ちゃんは傷ついちゃったんだって」
海未「うっ…」
花陽「海未ちゃんと絵里ちゃんは穂乃果ちゃんの事を…あの…馬鹿だと思ってるんだって言ってました」
絵里「そんな事…」
海未「そんな事ないです。穂乃果の事を馬鹿などと思った事は…思った事は…」
にこ「思った事はなんなのよ…?」
凛「無いって言い切れないんだね」
花陽「でね、にこちゃんなら穂乃果ちゃんの気持ちを分かってくれる仲間だと思ってたのにあんな事言われて傷ついたって」
にこ「私?」
絵里「ほら、にこがあんな事言うから」
にこ「いや、知らないわよ。だいたい、元々の原因はあんた達なんだから」
15: 2022/05/12(木) 23:32:37 ID:2kwb+SjX.net
絵里「そうだけど…。穂乃果?!!聞いて。あの…ごめんなさい。私、そんなつもりじゃなかったの。私はね、穂乃果の事を信じてるのよ」
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
絵里「穂乃果!分かってくれたのね!!」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「え?」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「う、うん。えっと…信じてるのに何で話を聞いてくれなかったの?って言ってます」
穂乃果「……」
絵里「それは…穂乃果は普段から忘れっぽいから…てっきり今回も…」
バタン!!!!!
にこ「あんな事言ったら閉められるに決まってるでしょ」
絵里「だって。でも、穂乃果の事を信じてるのは本当なのよ?じゃなかったら、穂乃果を生徒会長に推薦なんかしないわよ」
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
絵里「穂乃果!分かってくれたのね!!」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「え?」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「う、うん。えっと…信じてるのに何で話を聞いてくれなかったの?って言ってます」
穂乃果「……」
絵里「それは…穂乃果は普段から忘れっぽいから…てっきり今回も…」
バタン!!!!!
にこ「あんな事言ったら閉められるに決まってるでしょ」
絵里「だって。でも、穂乃果の事を信じてるのは本当なのよ?じゃなかったら、穂乃果を生徒会長に推薦なんかしないわよ」
16: 2022/05/12(木) 23:34:09 ID:2kwb+SjX.net
にこ「ったく…どうすんのよ?余計拗ねさせちゃって」
海未「はあ…困りましたね」
希「まるで天岩戸状態やな」
海未「そうですね。って…希?」
絵里「いつから居たのよ?」
希「今来た所やけど。穂乃果ちゃんが拗ねて閉じこもってしまったんやろ?」
海未「そうなんです。私達が何を言っても出て来てくれなくて。どうしましょう」
希「う~ん。そうやなぁ…穂乃果ちゃんが出て来たくなる様にするって言うのはどう?」
凛「出て来たくなる様に?」
にこ「あのね、それが出来ないから困ってるのよ」
絵里「あっ!そっか。天の岩戸か…」
海未「なるほど。やってみる価値はありそうですね」
希「そうやろ?」
にこ「ちょっと待ちなさいよ。何あんた達だけで納得してんのよ」
海未「はあ…困りましたね」
希「まるで天岩戸状態やな」
海未「そうですね。って…希?」
絵里「いつから居たのよ?」
希「今来た所やけど。穂乃果ちゃんが拗ねて閉じこもってしまったんやろ?」
海未「そうなんです。私達が何を言っても出て来てくれなくて。どうしましょう」
希「う~ん。そうやなぁ…穂乃果ちゃんが出て来たくなる様にするって言うのはどう?」
凛「出て来たくなる様に?」
にこ「あのね、それが出来ないから困ってるのよ」
絵里「あっ!そっか。天の岩戸か…」
海未「なるほど。やってみる価値はありそうですね」
希「そうやろ?」
にこ「ちょっと待ちなさいよ。何あんた達だけで納得してんのよ」
18: 2022/05/12(木) 23:36:11 ID:2kwb+SjX.net
希「まあ、難しい話は割愛するけど、要は穂乃果ちゃんの気を引いて部室の外に誘い出すって事」
凛「穂乃果ちゃんの気を引くってどう言う事?」
絵里「私達が楽しそうにしてれば穂乃果も気になって出て来るかもしれないでしょ?」
花陽「そんなに上手くいくかな?」
海未「手をこまねいて居ても仕方ありません。やってみましょう」
凛「穂乃果ちゃんの気を引くってどう言う事?」
絵里「私達が楽しそうにしてれば穂乃果も気になって出て来るかもしれないでしょ?」
花陽「そんなに上手くいくかな?」
海未「手をこまねいて居ても仕方ありません。やってみましょう」
19: 2022/05/12(木) 23:37:24 ID:2kwb+SjX.net
凛「にゃーんにゃーんにゃーん」シャカシャカ
絵里「凛。マラカス上手じゃね〜」
海未「うふふ。楽しいですね〜」
にこ「そうね。楽しいわね〜」
希「こうして楽しく歌って踊っていれば穂乃果ちゃんも気になって出て来るはず」
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
希「ほらね?」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「あっ、うん」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「う、うん。えっと…そんな事はないよ?」
穂乃果「……」
バタン!!!!
絵里「凛。マラカス上手じゃね〜」
海未「うふふ。楽しいですね〜」
にこ「そうね。楽しいわね〜」
希「こうして楽しく歌って踊っていれば穂乃果ちゃんも気になって出て来るはず」
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
希「ほらね?」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「あっ、うん」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「う、うん。えっと…そんな事はないよ?」
穂乃果「……」
バタン!!!!
21: 2022/05/12(木) 23:40:51 ID:2kwb+SjX.net
絵里「ああ…閉めちゃった…どうして…」
海未「花陽?穂乃果は何と?」
花陽「えっと…えっと…穂乃果ちゃんが怒ってるのに海未ちゃん達が楽しそうにしてるのが気に入らないって…」
海未「そんな…」
にこ「ダメじゃない」
希「ダメかぁ。そう上手くはいかんね」
凛「まあ、確かに。怒ってるのに楽しくしてたら嫌だよね」
絵里「……よく考えたら扉を少しは開けてくれるのよね」
にこ「そうね。もういっその事、穂乃果が扉を開けた時に無理矢理入っちゃえばいいのよ。そうよ!簡単な話じゃない」
絵里「それはダメよ。あくまで穂乃果の機嫌が直ってくれなきゃ」
海未「そうです。力任せはダメです」
にこ「よく言うわ」
海未「花陽?穂乃果は何と?」
花陽「えっと…えっと…穂乃果ちゃんが怒ってるのに海未ちゃん達が楽しそうにしてるのが気に入らないって…」
海未「そんな…」
にこ「ダメじゃない」
希「ダメかぁ。そう上手くはいかんね」
凛「まあ、確かに。怒ってるのに楽しくしてたら嫌だよね」
絵里「……よく考えたら扉を少しは開けてくれるのよね」
にこ「そうね。もういっその事、穂乃果が扉を開けた時に無理矢理入っちゃえばいいのよ。そうよ!簡単な話じゃない」
絵里「それはダメよ。あくまで穂乃果の機嫌が直ってくれなきゃ」
海未「そうです。力任せはダメです」
にこ「よく言うわ」
22: 2022/05/12(木) 23:42:58 ID:2kwb+SjX.net
凛「しょうがないか。奥の手を出すにゃ」
にこ「奥の手?何よそれ?」
凛「穂乃果ちゃんの気を引く奥の手だよ」
海未「そ、それはいったい…」
凛「ふふふ〜穂乃果ちゃんの大好きなランチパックにゃ」
にこ「奥の手?何よそれ?」
凛「穂乃果ちゃんの気を引く奥の手だよ」
海未「そ、それはいったい…」
凛「ふふふ〜穂乃果ちゃんの大好きなランチパックにゃ」
23: 2022/05/12(木) 23:46:34 ID:2kwb+SjX.net
にこ「なるほど」
凛「ランチパックをここに置いておけば穂乃果ちゃんは必ず食いつくはずにゃ」
絵里「それはいくらなんでも…」
海未「いや、やってみましょう。穂乃果の意地汚さに賭ける価値はあります」
にこ「あんた、やっぱり馬鹿だと思ってるでしょ」
凛「おーい。穂乃果ちゃーん、開けて〜」
ガチャ
穂乃果「……」
凛「ほら!開けてくれたにゃ」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「は、はい」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「あ…うん…はい」
バタン
凛「ランチパックをここに置いておけば穂乃果ちゃんは必ず食いつくはずにゃ」
絵里「それはいくらなんでも…」
海未「いや、やってみましょう。穂乃果の意地汚さに賭ける価値はあります」
にこ「あんた、やっぱり馬鹿だと思ってるでしょ」
凛「おーい。穂乃果ちゃーん、開けて〜」
ガチャ
穂乃果「……」
凛「ほら!開けてくれたにゃ」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「は、はい」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「あ…うん…はい」
バタン
25: 2022/05/12(木) 23:48:07 ID:2kwb+SjX.net
凛「あれ…ダメ?」
海未「花陽…穂乃果はなんて?」
花陽「あの…いくらなんでも馬鹿にし過ぎだって怒ってます」
希「あの穂乃果ちゃんがランチパックに釣られないなんて…」
凛「これは相当怒ってるにゃ」
絵里「だから言ってたじゃない…」
凛「ん~どうすれば…」
海未「花陽…穂乃果はなんて?」
花陽「あの…いくらなんでも馬鹿にし過ぎだって怒ってます」
希「あの穂乃果ちゃんがランチパックに釣られないなんて…」
凛「これは相当怒ってるにゃ」
絵里「だから言ってたじゃない…」
凛「ん~どうすれば…」
26: 2022/05/12(木) 23:48:57 ID:2kwb+SjX.net
真姫「何やってるの?」
海未「真姫っ!?」
凛「真姫ちゃん!?」
にこ「あんたこそ随分のんびりと来たわね」
真姫「日直の仕事があったのよ。それより何してるのよ?」
絵里「実はかくかくしかじかで…」
真姫「なるほど。何やってるんだか…」
にこ「何よ?じゃあ、あんたがどうにかしなさいよ」
海未「真姫っ!?」
凛「真姫ちゃん!?」
にこ「あんたこそ随分のんびりと来たわね」
真姫「日直の仕事があったのよ。それより何してるのよ?」
絵里「実はかくかくしかじかで…」
真姫「なるほど。何やってるんだか…」
にこ「何よ?じゃあ、あんたがどうにかしなさいよ」
28: 2022/05/12(木) 23:52:42 ID:2kwb+SjX.net
真姫「大丈夫よ。穂乃果だってそこまで子供じゃないでしょ?引っ込みがつかなくなっちゃっただけよ。そうでしょ?」
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
真姫「ほらね?」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「は、はい」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「うん…そんな事は…」
穂乃果「……」
バタン!!!
真姫「あれ?穂乃果?」
にこ「何よ?ダメじゃない」
花陽「あの…」
真姫「穂乃果はなんて言ってたの?」
花陽「え?なんて言うか…」
絵里「言いにくい事なの?」
花陽「あの…真姫ちゃんにはしょっちゅう海未ちゃんに怒られる穂乃果ちゃんの気持ちは分からないって…」
真姫「はあ?なんですってぇ」
ガチャ
穂乃果「……」そろ〜り
真姫「ほらね?」
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「は、はい」
穂乃果「……」ゴニョゴニョ
花陽「うん…そんな事は…」
穂乃果「……」
バタン!!!
真姫「あれ?穂乃果?」
にこ「何よ?ダメじゃない」
花陽「あの…」
真姫「穂乃果はなんて言ってたの?」
花陽「え?なんて言うか…」
絵里「言いにくい事なの?」
花陽「あの…真姫ちゃんにはしょっちゅう海未ちゃんに怒られる穂乃果ちゃんの気持ちは分からないって…」
真姫「はあ?なんですってぇ」
29: 2022/05/12(木) 23:54:19 ID:2kwb+SjX.net
花陽「あれ?真姫ちゃん?」
真姫「穂乃果っ!!!!拗ねて閉じこもるなんてどんだけ子供なのよ!!!出て来なさいよ!!!聞こえてるんでしょ!!!怒るわよ!!!!」ドンドンドン
希「もう怒ってるし」
凛「真姫ちゃん…さっきと言ってる事が違うにゃ」
にこ「あんたも十分子供よ…」
真姫「何ですって?にこちゃんには言われたくない」
にこ「はあ?にこのどこが子供なのよ?」
真姫「どこもかしこもよ」
にこ「何ですってぇ?」
絵里「やめなさい。あなた達まで喧嘩してどうするの」
海未「そうです。これ以上ややこしくしないで下さい」
真姫「わ、分かってるわよ」
真姫「穂乃果っ!!!!拗ねて閉じこもるなんてどんだけ子供なのよ!!!出て来なさいよ!!!聞こえてるんでしょ!!!怒るわよ!!!!」ドンドンドン
希「もう怒ってるし」
凛「真姫ちゃん…さっきと言ってる事が違うにゃ」
にこ「あんたも十分子供よ…」
真姫「何ですって?にこちゃんには言われたくない」
にこ「はあ?にこのどこが子供なのよ?」
真姫「どこもかしこもよ」
にこ「何ですってぇ?」
絵里「やめなさい。あなた達まで喧嘩してどうするの」
海未「そうです。これ以上ややこしくしないで下さい」
真姫「わ、分かってるわよ」
30: 2022/05/12(木) 23:57:05 ID:2kwb+SjX.net
絵里「穂乃果、どうすれば許してくれるかな?」
海未「私達が悪かったです。開けて下さい。この通りです」
ガチャ
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「え?うん。うん」
にこ「どうして花陽にだけ話すのかしら?」
凛「かよちん優しいから」
花陽「えっと…海未ちゃんはどうせ穂乃果の事なんてどうでもいいんだ。と言ってます」
穂乃果「……」
海未「そ、そんな事ありません」
穂乃果「……」コソコソ
花陽「じゃあ、証拠を見せて欲しい。と言ってます」
にこ「うわっ。面倒くさっ。割と面倒臭い性格してるわよね穂乃果って。付き合ったら面倒臭いタイプよ」
絵里「にこっ!!」
にこ「わ、分かってるわよ」
海未「証拠って…そんなもの…いったいどうやって…」
穂乃果「……」コソコソ
花陽「…ほら、証拠がないじゃん。って言ってます」
海未「私達が悪かったです。開けて下さい。この通りです」
ガチャ
穂乃果「……」チョイチョイ
花陽「え?うん。うん」
にこ「どうして花陽にだけ話すのかしら?」
凛「かよちん優しいから」
花陽「えっと…海未ちゃんはどうせ穂乃果の事なんてどうでもいいんだ。と言ってます」
穂乃果「……」
海未「そ、そんな事ありません」
穂乃果「……」コソコソ
花陽「じゃあ、証拠を見せて欲しい。と言ってます」
にこ「うわっ。面倒くさっ。割と面倒臭い性格してるわよね穂乃果って。付き合ったら面倒臭いタイプよ」
絵里「にこっ!!」
にこ「わ、分かってるわよ」
海未「証拠って…そんなもの…いったいどうやって…」
穂乃果「……」コソコソ
花陽「…ほら、証拠がないじゃん。って言ってます」
31: 2022/05/13(金) 00:00:50 ID:KTe0M+rP.net
ことり「証拠ならあるよ」
海未「ことり!?」
花陽「ことりちゃん?」
にこ「そう言えば居なかったわね」
ことり「海未ちゃんが穂乃果ちゃんの事をどうでもいいと思ってるなんてそんな事は絶対にないよ」
海未「ことり?あの…」
穂乃果「…」
ことり「小さい頃からずっと見て来た。穂乃果ちゃんと海未ちゃんの事。海未ちゃんは子供の頃からずっと、一瞬だって穂乃果ちゃんの事をどうでもいいなんて思った事はないよ。私が証拠だよ」
穂乃果「……」
ことり「穂乃果ちゃんだって本当は分かってるでしょ?海未ちゃんの気持ち」
穂乃果「………うっ…ううっ…わがっでる。本当はわがってだ。でも…グスッ…ちょっとムッとなっで…それで…それで…うぁぁぁぁん。ごめんなさーーい」
海未「穂乃果、これで涙を拭いて下さい」
穂乃果「海未ぢゃーーーん」チーーーーン
にこ「うわっ…鼻水…」
絵里「にこ!!!」
海未「穂乃果…私の方こそごめんなさい」
穂乃果「うぁぁぁぁん。海未ぢゃん、これからも…グスッ…これからもずっと一緒にいでください」
海未「勿論です」
海未「ことり!?」
花陽「ことりちゃん?」
にこ「そう言えば居なかったわね」
ことり「海未ちゃんが穂乃果ちゃんの事をどうでもいいと思ってるなんてそんな事は絶対にないよ」
海未「ことり?あの…」
穂乃果「…」
ことり「小さい頃からずっと見て来た。穂乃果ちゃんと海未ちゃんの事。海未ちゃんは子供の頃からずっと、一瞬だって穂乃果ちゃんの事をどうでもいいなんて思った事はないよ。私が証拠だよ」
穂乃果「……」
ことり「穂乃果ちゃんだって本当は分かってるでしょ?海未ちゃんの気持ち」
穂乃果「………うっ…ううっ…わがっでる。本当はわがってだ。でも…グスッ…ちょっとムッとなっで…それで…それで…うぁぁぁぁん。ごめんなさーーい」
海未「穂乃果、これで涙を拭いて下さい」
穂乃果「海未ぢゃーーーん」チーーーーン
にこ「うわっ…鼻水…」
絵里「にこ!!!」
海未「穂乃果…私の方こそごめんなさい」
穂乃果「うぁぁぁぁん。海未ぢゃん、これからも…グスッ…これからもずっと一緒にいでください」
海未「勿論です」
32: 2022/05/13(金) 00:02:24 ID:KTe0M+rP.net
希「まっ、雨降って地固まるってやつね」
真姫「そうね」
凛「めでたしめでたしで良かったにゃ」
絵里「ことり。助かったわ。ありがとう」
ことり「ふふっ」
希「所でことりちゃんはどこに居たん?」
ことり「え?海未ちゃんが穂乃果ちゃんを呼びに行ってから全然帰って来ないから様子を見に来たら」
希「なるほど。そういう事ね」
ことり「所でどうしてこんな事になっちゃったのかな?」
絵里「実はね…かくかくしかじかで…」
真姫「そうね」
凛「めでたしめでたしで良かったにゃ」
絵里「ことり。助かったわ。ありがとう」
ことり「ふふっ」
希「所でことりちゃんはどこに居たん?」
ことり「え?海未ちゃんが穂乃果ちゃんを呼びに行ってから全然帰って来ないから様子を見に来たら」
希「なるほど。そういう事ね」
ことり「所でどうしてこんな事になっちゃったのかな?」
絵里「実はね…かくかくしかじかで…」
34: 2022/05/13(金) 00:03:37 ID:KTe0M+rP.net
ことり「そうなんだ。あれ?でも、私…穂乃果ちゃんに伝えたよね?」
穂乃果「え?………あっ!?そう言えばなんか言ってた様な…」
花陽「え?」
絵里「ええ?」
海未「穂乃果?」
穂乃果「あ、あの…」
ことり「え?あっ……あ〜……穂乃果ちゃん…ごめん」
穂乃果「え?………あっ!?そう言えばなんか言ってた様な…」
花陽「え?」
絵里「ええ?」
海未「穂乃果?」
穂乃果「あ、あの…」
ことり「え?あっ……あ〜……穂乃果ちゃん…ごめん」
35: 2022/05/13(金) 00:05:25 ID:KTe0M+rP.net
ドンドンドンドン
海未「穂乃果!出て来なさい!!!!」
ドンドンドンドン
海未「穂乃果ーーーっ!?開けなさい。あなたと言う人は!」
絵里「はあ…頭痛いわ…」
希「見事なフリやったなぁ。穂乃果ちゃん…」
凛「穂乃果ちゃん…。これは同情出来ないにゃ」
にこ「アホらしっ。先に屋上に行ってましょう」
真姫「そうね。全く人騒がせな人達」
海未「穂乃果ーーー!!!!」
ドンドン
ことり「穂乃果ちゃん、ごめーーーん」
花陽「あの…穂乃果ちゃん、怖くて部室から出て来れないって…」
海未「穂乃果!出て来なさい!!!!」
ドンドンドンドン
海未「穂乃果ーーーっ!?開けなさい。あなたと言う人は!」
絵里「はあ…頭痛いわ…」
希「見事なフリやったなぁ。穂乃果ちゃん…」
凛「穂乃果ちゃん…。これは同情出来ないにゃ」
にこ「アホらしっ。先に屋上に行ってましょう」
真姫「そうね。全く人騒がせな人達」
海未「穂乃果ーーー!!!!」
ドンドン
ことり「穂乃果ちゃん、ごめーーーん」
花陽「あの…穂乃果ちゃん、怖くて部室から出て来れないって…」
36: 2022/05/13(金) 00:12:39 ID:KTe0M+rP.net
おわり
37: 2022/05/13(金) 00:32:30.44 ID:KRVW5t65.net
オチが穂乃果らしくて笑ったw
38: 2022/05/13(金) 01:57:27.38 ID:eeisdrqt.net
おつ
日常感あって好き
日常感あって好き
引用元: 花陽「天岩戸」
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