1: 2009/11/09(月) 19:51:05.06 ID:/6RSLXlq0
音楽室
唯「うぁ~…」
律「なーに唸ってんだよ」
唯「さっきのテストでさぁ、書けなかったところがあったんだけど、今になって答えがわかったんだよ…」
梓「あぁ、私もたまにそういうのあります。悔しいですよねアレ」
唯「私なんて毎回だよ…」
澪「そうならないように、勉強をするんだよ」
唯「むぅ…。あーあ、タイムマシンでびゅーっと過去に戻ってテスト中の私に答えを教えたいよ」
律「ムチャクチャ言ってら」
唯「ねームギちゃん!タイムマシン持ってないの~?」
紬「あるわよ?」
唯律澪梓「あるんかい」
唯「うぁ~…」
律「なーに唸ってんだよ」
唯「さっきのテストでさぁ、書けなかったところがあったんだけど、今になって答えがわかったんだよ…」
梓「あぁ、私もたまにそういうのあります。悔しいですよねアレ」
唯「私なんて毎回だよ…」
澪「そうならないように、勉強をするんだよ」
唯「むぅ…。あーあ、タイムマシンでびゅーっと過去に戻ってテスト中の私に答えを教えたいよ」
律「ムチャクチャ言ってら」
唯「ねームギちゃん!タイムマシン持ってないの~?」
紬「あるわよ?」
唯律澪梓「あるんかい」
3: 2009/11/09(月) 19:52:55.21 ID:/6RSLXlq0
翌日 音楽室
紬「はい!これが昨日行ってたタイムマシンよ。琴吹家が極秘に開発してるものの試作品なの」
律「へぇ~…タイムマシンって言うから、こう…乗り物みたいなのを想像してたけど…」
梓「腕時計型なんですね」
唯「ねえねえ!早速使って試験中の私に答えを教えに行こうよ!!」モグモグ
澪「こらこら、そういうのを悪用って言うんだぞ。あと食べながら喋るのも行儀悪いよ」
唯「ゴクン…。えへへ~。ダメかなぁムギちゃん?」
紬「うん…。そういう使い方は良くないわ…」
梓「そうですよ!ズルしていい点とるなんて最低です!!」
唯「う…ごめんなさ~い」
律「でも面白そうだな!使ってみようぜ!」
紬「はい!これが昨日行ってたタイムマシンよ。琴吹家が極秘に開発してるものの試作品なの」
律「へぇ~…タイムマシンって言うから、こう…乗り物みたいなのを想像してたけど…」
梓「腕時計型なんですね」
唯「ねえねえ!早速使って試験中の私に答えを教えに行こうよ!!」モグモグ
澪「こらこら、そういうのを悪用って言うんだぞ。あと食べながら喋るのも行儀悪いよ」
唯「ゴクン…。えへへ~。ダメかなぁムギちゃん?」
紬「うん…。そういう使い方は良くないわ…」
梓「そうですよ!ズルしていい点とるなんて最低です!!」
唯「う…ごめんなさ~い」
律「でも面白そうだな!使ってみようぜ!」
5: 2009/11/09(月) 19:54:54.40 ID:/6RSLXlq0
澪「いや…でもこれ試作品なんだろ?危ないんじゃないか?」
紬「大丈夫。一応今のところ、ちゃんと時間旅行できるし、現代に戻ってくる事もできるみたい」
唯「じゃあ使ってみようよ!ね、どうやって使うの~?」
紬「使い方を教える前に注意事項があるの」
梓「注意事項?」
紬「うん。試作品って言ったけど、実際は機能面ではほぼ完成しているの。でも、これを使えばタイムパラドックスで簡単に悪事を働くことができちゃうのよ」
紬「さっきの唯ちゃんみたいに試験の結果を改竄したり、ズルしてお金儲けしたり、人を消したり…」
律「あっぶないなぁ」
紬「そういったものを防ぐ方法がまだ確立されていないから、このマシンを世に出すのは危険すぎる…。だから『試作品』なの」
紬「大丈夫。一応今のところ、ちゃんと時間旅行できるし、現代に戻ってくる事もできるみたい」
唯「じゃあ使ってみようよ!ね、どうやって使うの~?」
紬「使い方を教える前に注意事項があるの」
梓「注意事項?」
紬「うん。試作品って言ったけど、実際は機能面ではほぼ完成しているの。でも、これを使えばタイムパラドックスで簡単に悪事を働くことができちゃうのよ」
紬「さっきの唯ちゃんみたいに試験の結果を改竄したり、ズルしてお金儲けしたり、人を消したり…」
律「あっぶないなぁ」
紬「そういったものを防ぐ方法がまだ確立されていないから、このマシンを世に出すのは危険すぎる…。だから『試作品』なの」
6: 2009/11/09(月) 19:57:00.40 ID:/6RSLXlq0
梓「なるほど…」
紬「多分、このマシンは永久に日の目を見ることはないわ」
律「なんで?」
澪「もしこれがこの先世に出ているなら、今の時代に未来の人が来ているはず。でもその様子はないから…」
紬「そういう事。だから開発チームはこれを封印する事にしたし、これから先出回ることもないわ」
梓「いいんですか?そんな物を持ち出してきて…」
紬「うん。みんななら悪用はしないだろうし…それに面白そうだから♪」
澪「結局それか…」
唯「うーん…私には難しくてよくわかんなかったけど、とにかく悪いことをしなければいいんだね?」
紬「そう!」
紬「多分、このマシンは永久に日の目を見ることはないわ」
律「なんで?」
澪「もしこれがこの先世に出ているなら、今の時代に未来の人が来ているはず。でもその様子はないから…」
紬「そういう事。だから開発チームはこれを封印する事にしたし、これから先出回ることもないわ」
梓「いいんですか?そんな物を持ち出してきて…」
紬「うん。みんななら悪用はしないだろうし…それに面白そうだから♪」
澪「結局それか…」
唯「うーん…私には難しくてよくわかんなかったけど、とにかく悪いことをしなければいいんだね?」
紬「そう!」
8: 2009/11/09(月) 19:59:14.37 ID:/6RSLXlq0
律「わかった。悪さはしないよ。…じゃ、使っていいかっ!?」
紬「うん!…時計の表示を行きたい年月日時にあわせて、ここの横のスイッチを3回押すだけでオッケーよ。現代の時間は時計が自動的に覚えててくれてるから、スイッチを2回押すだけで元の時間に戻れるわ」
律「了解!で、いつの時代に行く?戦国?縄文?それとも1000年後?」
唯「あ、小学校の時にさぁ、憂がお祭りで迷子になった事があってね!その時はお巡りさんに見つけてもらったんだけど、本当はお姉ちゃんの私が見つけてあげたかったんだ~。だから…」
澪「その時に戻って子供の唯に憂ちゃんの居場所を教えてあげるってわけか」
梓「なんだかスケールが小さいですね…」
律「まぁでもそのほうが私達らしいかもな~」
唯「えーっと…確かあれは8年前の…○月×日だったよ!」
律「記憶力いいなおい!」
梓「唯先輩はすごいんだかすごくないんだかよくわかりません…」
紬「うん!…時計の表示を行きたい年月日時にあわせて、ここの横のスイッチを3回押すだけでオッケーよ。現代の時間は時計が自動的に覚えててくれてるから、スイッチを2回押すだけで元の時間に戻れるわ」
律「了解!で、いつの時代に行く?戦国?縄文?それとも1000年後?」
唯「あ、小学校の時にさぁ、憂がお祭りで迷子になった事があってね!その時はお巡りさんに見つけてもらったんだけど、本当はお姉ちゃんの私が見つけてあげたかったんだ~。だから…」
澪「その時に戻って子供の唯に憂ちゃんの居場所を教えてあげるってわけか」
梓「なんだかスケールが小さいですね…」
律「まぁでもそのほうが私達らしいかもな~」
唯「えーっと…確かあれは8年前の…○月×日だったよ!」
律「記憶力いいなおい!」
梓「唯先輩はすごいんだかすごくないんだかよくわかりません…」
10: 2009/11/09(月) 20:01:04.65 ID:/6RSLXlq0
紬「じゃあその日に戻ってみましょう♪」
澪「ム、ムギ!これ本当に安全なんだろうな!?」
紬「大丈夫!琴吹製品は安全・確実がモットーよ!」
唯「じゃあ早速いってみよ~!」
律「えーと…日付を合わせてっと」
唯「スイッチを3回だよね」
律「よし、じゃあみんな一斉にやろうぜ!」
澪「大丈夫…。怖くない怖くない…」ブツブツ
唯律澪梓紬「せ~のっ!!」
ポチポチポチ
澪「ム、ムギ!これ本当に安全なんだろうな!?」
紬「大丈夫!琴吹製品は安全・確実がモットーよ!」
唯「じゃあ早速いってみよ~!」
律「えーと…日付を合わせてっと」
唯「スイッチを3回だよね」
律「よし、じゃあみんな一斉にやろうぜ!」
澪「大丈夫…。怖くない怖くない…」ブツブツ
唯律澪梓紬「せ~のっ!!」
ポチポチポチ
13: 2009/11/09(月) 20:02:25.51 ID:/6RSLXlq0
唯「…」
律「…」
澪「うぅ…」ブルブル
梓「…」
紬「…」
唯「あれ?何も起こらないよ?」
律「壊れてるのか?」
紬「あ、あれ?そんなはずは…」
澪「ムギ…もしかして…」
紬「うん…。私も実際に使うのはこれが初めてよ」
梓「…やっぱりタイムマシンなんてそう簡単には作れないんですね…」
律「…」
澪「うぅ…」ブルブル
梓「…」
紬「…」
唯「あれ?何も起こらないよ?」
律「壊れてるのか?」
紬「あ、あれ?そんなはずは…」
澪「ムギ…もしかして…」
紬「うん…。私も実際に使うのはこれが初めてよ」
梓「…やっぱりタイムマシンなんてそう簡単には作れないんですね…」
14: 2009/11/09(月) 20:03:47.81 ID:/6RSLXlq0
律「ちぇ~!めちゃくちゃ期待したのに~」
唯「結局憂は迷子のままかぁ」
紬「ご、ごめんなさい…」
澪「まぁ失敗ならしょうがない!さ、練習しよう練習!」
律「急に強気になりやがって…」
唯「じゃあ練習始める前に食べかけのケーキ食べなきゃ!…って…あれ?」
唯「結局憂は迷子のままかぁ」
紬「ご、ごめんなさい…」
澪「まぁ失敗ならしょうがない!さ、練習しよう練習!」
律「急に強気になりやがって…」
唯「じゃあ練習始める前に食べかけのケーキ食べなきゃ!…って…あれ?」
15: 2009/11/09(月) 20:05:03.43 ID:/6RSLXlq0
澪「ん?どうしたの?」
唯「私のケーキがない…。りっちゃん!もしかして食べた!?」
律「なっ!いくら私でもそんなことしねーよ!大体私もまだ食べてる途中……あ、あれ?」
律「私のも無くなってる!!ていうか皿ごと消えてるぞ!?」
梓「全員分のお茶とお菓子がきれいさっぱり無くなってますね…」
紬「ケーキならまだあるし、お茶なら私が入れ……あれ?…ポットも食器棚もないわ…」
ガラッ
さわ子「…あら?」
唯「私のケーキがない…。りっちゃん!もしかして食べた!?」
律「なっ!いくら私でもそんなことしねーよ!大体私もまだ食べてる途中……あ、あれ?」
律「私のも無くなってる!!ていうか皿ごと消えてるぞ!?」
梓「全員分のお茶とお菓子がきれいさっぱり無くなってますね…」
紬「ケーキならまだあるし、お茶なら私が入れ……あれ?…ポットも食器棚もないわ…」
ガラッ
さわ子「…あら?」
16: 2009/11/09(月) 20:06:36.67 ID:/6RSLXlq0
律「お~、さわちゃん!…プッ!何だよその格好~!」
さわ子「さ、さわちゃん…?」
唯「ねえねえさわちゃん!何で制服なんて着てるの?」
さわ子「え…?」
梓「とうとう自分でコスプレするようになっちゃったんですね…」
澪「私が拒み続けたから…。ちょっと申し訳ないな…」
紬「先生、ごめんなさい…。ポットが無くなったから今日のティータイムは…」
さわ子「先生…?あの…ど、どちら様ですか…?」
律「は…?」
さわ子「さ、さわちゃん…?」
唯「ねえねえさわちゃん!何で制服なんて着てるの?」
さわ子「え…?」
梓「とうとう自分でコスプレするようになっちゃったんですね…」
澪「私が拒み続けたから…。ちょっと申し訳ないな…」
紬「先生、ごめんなさい…。ポットが無くなったから今日のティータイムは…」
さわ子「先生…?あの…ど、どちら様ですか…?」
律「は…?」
19: 2009/11/09(月) 20:09:00.73 ID:/6RSLXlq0
さわ子「えっと…ここ、軽音部の部室なんですけど…」
律「いや、そりゃそうだろ」
さわ子「あ…もしかして入部希望ですか…?」
唯「…さわちゃん…?」
さわ子「リボンが青いから…3年生ですね?そっちの小さい方は私と同学年ですよね」
梓「へっ?…あ…こ、これって…!」
律「な…なぁ…」
澪「も、もしかして…」
紬「ここ…8年前の…」
唯律澪紬梓「8年前の音楽室!?」
さわ子「…?」
律「いや、そりゃそうだろ」
さわ子「あ…もしかして入部希望ですか…?」
唯「…さわちゃん…?」
さわ子「リボンが青いから…3年生ですね?そっちの小さい方は私と同学年ですよね」
梓「へっ?…あ…こ、これって…!」
律「な…なぁ…」
澪「も、もしかして…」
紬「ここ…8年前の…」
唯律澪紬梓「8年前の音楽室!?」
さわ子「…?」
20: 2009/11/09(月) 20:10:46.54 ID:/6RSLXlq0
さわ子「あの…ど、どうしたんですか…?」
律「そしてこれは8年前のさわちゃんか…」
唯「このマシン、ちゃんと動くんだね~。さすが琴吹印!」
澪「あ、ああ…あああ…」ガクガク
さわ子「あの…もうすぐ他の部員も来ると思いますから、ちょっと待ってて下さいね」
梓「え、えーと…」
さわ子「あ、私、山中さわ子っていいます。2年生だけど一応副部長やらせていただいてます」
律「えーと…私らが2年で、今は8年前だから…ひぃふぅみぃ…あ!青リボンは3年か!」ポン
さわ子「…?」
律「そしてこれは8年前のさわちゃんか…」
唯「このマシン、ちゃんと動くんだね~。さすが琴吹印!」
澪「あ、ああ…あああ…」ガクガク
さわ子「あの…もうすぐ他の部員も来ると思いますから、ちょっと待ってて下さいね」
梓「え、えーと…」
さわ子「あ、私、山中さわ子っていいます。2年生だけど一応副部長やらせていただいてます」
律「えーと…私らが2年で、今は8年前だから…ひぃふぅみぃ…あ!青リボンは3年か!」ポン
さわ子「…?」
21: 2009/11/09(月) 20:13:13.62 ID:/6RSLXlq0
澪(ど、どーするんだよ!?私達入部希望者だと思われてるぞ!?)ヒソヒソ
律(う、うーん…)ヒソヒソ
さわ子「ご存知の通り、ウチの部はフォークをメインでやってて…あ、けっこう激しいバンドも在籍してますけど…みなさんはどういった音楽をやりたいんですか?」
唯「かわいいのがいいなぁ!」
梓(ちょっ…!唯先輩!まずいですって!不用意に会話するのは…)ヒソヒソ
唯「あぅ…」
律「あの…さわちゃ…じゃなくて山中さんは、その激しめのバンドをやってるんだよね?」
さわ子「いえ…私にあんな風なのは…。アコギでフォークをやってます」
澪(こ、これ…ヘビメタに目覚める前のさわ子先生だぞ…!)ヒソヒソ
紬(言われてみれば、物腰が柔らかくて大人しそうな感じね…)ヒソヒソ
律(う、うーん…)ヒソヒソ
さわ子「ご存知の通り、ウチの部はフォークをメインでやってて…あ、けっこう激しいバンドも在籍してますけど…みなさんはどういった音楽をやりたいんですか?」
唯「かわいいのがいいなぁ!」
梓(ちょっ…!唯先輩!まずいですって!不用意に会話するのは…)ヒソヒソ
唯「あぅ…」
律「あの…さわちゃ…じゃなくて山中さんは、その激しめのバンドをやってるんだよね?」
さわ子「いえ…私にあんな風なのは…。アコギでフォークをやってます」
澪(こ、これ…ヘビメタに目覚める前のさわ子先生だぞ…!)ヒソヒソ
紬(言われてみれば、物腰が柔らかくて大人しそうな感じね…)ヒソヒソ
22: 2009/11/09(月) 20:14:53.81 ID:/6RSLXlq0
律(ど、どーしよっか…)ヒソヒソ
澪(他の部員と顔を合わせるとややこしい事になりそうだ…)ヒソヒソ
梓(ここは一旦退室しましょう!)ヒソヒソ
紬(うん…そうしよう…)ヒソヒソ
さわ子「あ、あの~…」
律「ああ!ゴメンゴメン!私ら入部希望っていうかさ、ちょっと見学したかっただけなんだ!」
紬「日を改めてまたお邪魔させていただきますから…きょ、今日はこのへんで…」
さわ子「そうですか…。3年生は今年で部活引退ですし…今からだとライブに間に合うかわかりませんが、いつでも歓迎します」
梓「は、はい!ありがとうございます!じゃ、し…しつれいします!」スタコラサッサ
唯「さわちゃんまたね~」スタスタ
澪(他の部員と顔を合わせるとややこしい事になりそうだ…)ヒソヒソ
梓(ここは一旦退室しましょう!)ヒソヒソ
紬(うん…そうしよう…)ヒソヒソ
さわ子「あ、あの~…」
律「ああ!ゴメンゴメン!私ら入部希望っていうかさ、ちょっと見学したかっただけなんだ!」
紬「日を改めてまたお邪魔させていただきますから…きょ、今日はこのへんで…」
さわ子「そうですか…。3年生は今年で部活引退ですし…今からだとライブに間に合うかわかりませんが、いつでも歓迎します」
梓「は、はい!ありがとうございます!じゃ、し…しつれいします!」スタコラサッサ
唯「さわちゃんまたね~」スタスタ
24: 2009/11/09(月) 20:16:13.70 ID:/6RSLXlq0
音楽室外
律「うおおおおおおおおお!この時計すげえ!マジで過去に来ちゃったよ私達!!」
唯「ねえねえ!色んなところに行ってみようよ!」
澪「こらっ!あんまり派手に動くのはよくないぞ!!」
紬「そうね。何がキッカケで未来が歪むかわからないし…」
梓「そもそも、ここに来たのは迷子の憂の居場所を唯先輩に教えるためですよ?」
律「あ、そうかそうか!じゃあ早速お祭りに行ってみようぜ!」
唯「らじゃー!」
律「うおおおおおおおおお!この時計すげえ!マジで過去に来ちゃったよ私達!!」
唯「ねえねえ!色んなところに行ってみようよ!」
澪「こらっ!あんまり派手に動くのはよくないぞ!!」
紬「そうね。何がキッカケで未来が歪むかわからないし…」
梓「そもそも、ここに来たのは迷子の憂の居場所を唯先輩に教えるためですよ?」
律「あ、そうかそうか!じゃあ早速お祭りに行ってみようぜ!」
唯「らじゃー!」
25: 2009/11/09(月) 20:18:00.78 ID:/6RSLXlq0
お祭り
ガヤガヤ
澪「お祭りが始まるまでけっこう待ったな…」
梓「混んでますね…」
唯「でしょ?こりゃあ迷子になるのも無理ないよね~」
律「で、憂ちゃんはどこにいるんだ?」
唯「わかんない」
紬「え…」
唯「だってあの時の私は憂を見つけられなかったんだもん」
澪「はぁ…。てことは、これから私達が憂ちゃんを見つけて、子供の唯に教えてやらなきゃいけないのか」
梓「ややこしいですね…」
ガヤガヤ
澪「お祭りが始まるまでけっこう待ったな…」
梓「混んでますね…」
唯「でしょ?こりゃあ迷子になるのも無理ないよね~」
律「で、憂ちゃんはどこにいるんだ?」
唯「わかんない」
紬「え…」
唯「だってあの時の私は憂を見つけられなかったんだもん」
澪「はぁ…。てことは、これから私達が憂ちゃんを見つけて、子供の唯に教えてやらなきゃいけないのか」
梓「ややこしいですね…」
28: 2009/11/09(月) 20:20:19.50 ID:/6RSLXlq0
アナウンス『間もなく、花火の打ち上げが始まります』
唯「あ、そうそう!たしか花火のちょっと前に憂と離れ離れになっちゃったんだよ」
律「じゃあ今頃はもう憂ちゃんは迷子になってるのか」
紬「早速探しましょう」
澪「よし!じゃあみんなで手分けして探そう。30分後にここに集合ね」
唯「おっけー!」
梓「やってやるです!」
律「で、肝心の子供唯はどこなの?」
唯「え?うーん…今頃は憂を探してるんじゃないかなぁ。あちこち歩いて。ちなみにこの頃の私はちょんまげみたいな髪型してるよ~」
梓「じゃあそのちょんまげ先輩の事も探さなきゃいけないじゃないですか!」
唯「あ、そうそう!たしか花火のちょっと前に憂と離れ離れになっちゃったんだよ」
律「じゃあ今頃はもう憂ちゃんは迷子になってるのか」
紬「早速探しましょう」
澪「よし!じゃあみんなで手分けして探そう。30分後にここに集合ね」
唯「おっけー!」
梓「やってやるです!」
律「で、肝心の子供唯はどこなの?」
唯「え?うーん…今頃は憂を探してるんじゃないかなぁ。あちこち歩いて。ちなみにこの頃の私はちょんまげみたいな髪型してるよ~」
梓「じゃあそのちょんまげ先輩の事も探さなきゃいけないじゃないですか!」
30: 2009/11/09(月) 20:21:41.85 ID:/6RSLXlq0
紬「思ってたより大変ね…」
唯「大丈夫!なんとかなるよ!みんなもう大きいんだから!」
律「ああ!唯と憂ちゃんが再会できるように頑張ろうぜ!」
梓「わかりました!」
澪「くれぐれも騒ぎは起こすなよ。未来を変に歪めないように」
紬「じゃあ行きましょう!」
唯「待ってろー!私と憂!!」
唯「大丈夫!なんとかなるよ!みんなもう大きいんだから!」
律「ああ!唯と憂ちゃんが再会できるように頑張ろうぜ!」
梓「わかりました!」
澪「くれぐれも騒ぎは起こすなよ。未来を変に歪めないように」
紬「じゃあ行きましょう!」
唯「待ってろー!私と憂!!」
32: 2009/11/09(月) 20:23:12.89 ID:/6RSLXlq0
梓パート
梓「うーん…人が多すぎて見つからないなぁ…」
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
梓「唯先輩、あんな大声出して…。憂の事が心配なんだろうな…」
梓「…どこにいるんだろう…」
黒髪の女の子「ま、待ってよ~」
カチューシャの女の子「澪ちゃんこっちこっち!金魚すくいやろうよ!」
梓「ん…?あ、あれってもしかして…」
梓「うーん…人が多すぎて見つからないなぁ…」
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
梓「唯先輩、あんな大声出して…。憂の事が心配なんだろうな…」
梓「…どこにいるんだろう…」
黒髪の女の子「ま、待ってよ~」
カチューシャの女の子「澪ちゃんこっちこっち!金魚すくいやろうよ!」
梓「ん…?あ、あれってもしかして…」
34: 2009/11/09(月) 20:25:12.49 ID:/6RSLXlq0
律パート
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
律「唯のやつはりきってんなー。私も負けてられないな!」
律「…とは言ったものの、この人込みだもんなぁ。どうしたもんかね…」
さわ子「うふふ…そうなんですか。面白いですね」
男「そうだろ?あはは」
律「あっ!さわちゃんだ!…横にいる男は彼氏かな?」
律「いや…手を繋いでるわけじゃないし…あぁ、フラれたってのはあの人の事か」
さわ子(…今日こそは…手を繋げるといいな…)ドキドキ
男「それでさ、そいつがこう言うんだよ。「俺はカルアミルクじゃない!」って。笑っちゃうよね」
さわ子「うふふ」
律(さわちゃん…頑張れよー。フラれるけど)
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
律「唯のやつはりきってんなー。私も負けてられないな!」
律「…とは言ったものの、この人込みだもんなぁ。どうしたもんかね…」
さわ子「うふふ…そうなんですか。面白いですね」
男「そうだろ?あはは」
律「あっ!さわちゃんだ!…横にいる男は彼氏かな?」
律「いや…手を繋いでるわけじゃないし…あぁ、フラれたってのはあの人の事か」
さわ子(…今日こそは…手を繋げるといいな…)ドキドキ
男「それでさ、そいつがこう言うんだよ。「俺はカルアミルクじゃない!」って。笑っちゃうよね」
さわ子「うふふ」
律(さわちゃん…頑張れよー。フラれるけど)
35: 2009/11/09(月) 20:27:29.70 ID:/6RSLXlq0
澪パート
澪「うーん…いないなぁ…」
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
澪「唯の声だ…。…よし!あの二人を絶対に再会させてあげよう!」
DQN「お!ねえねえキミ!一人~?」
澪「ひっ!?」ビクッ
DQN「その制服、桜高だよね~?」
澪「あ、あの…えっと…」ビクビク
DQN「いやー、めっちゃ可愛いじゃん!ちょっと一緒に遊ぼうぜ~?」
澪「ひいいいいいいいいい!!(こわいこわいこわいこわい!)」
DQN「そんな怖がらなくていいって~。さ、行こう行こう!」グイ
澪「きゃっ!ちょ…ちょっと…!」
カチューシャの女の子「ていっ!!」ビシッ
DQN「いてっ」
澪「うーん…いないなぁ…」
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
澪「唯の声だ…。…よし!あの二人を絶対に再会させてあげよう!」
DQN「お!ねえねえキミ!一人~?」
澪「ひっ!?」ビクッ
DQN「その制服、桜高だよね~?」
澪「あ、あの…えっと…」ビクビク
DQN「いやー、めっちゃ可愛いじゃん!ちょっと一緒に遊ぼうぜ~?」
澪「ひいいいいいいいいい!!(こわいこわいこわいこわい!)」
DQN「そんな怖がらなくていいって~。さ、行こう行こう!」グイ
澪「きゃっ!ちょ…ちょっと…!」
カチューシャの女の子「ていっ!!」ビシッ
DQN「いてっ」
37: 2009/11/09(月) 20:29:01.66 ID:/6RSLXlq0
澪「え…?」
DQN「ん~?何だこのちびっ子は…」
カチューシャの女の子「その人嫌がってるじゃん!やめなよ!!」
黒髪の女の子「り、律ちゃん…やめようよ…。怖いよ…」
カチューシャの女の子「こーゆーのはオンナノテキって言うんだよ!あっちいけー!」
澪(こ、これ…子供の頃の私と律!?そういえば、このお祭り、律と一緒に来てたかも…)
DQN「あのさぁ君、俺はこのお姉ちゃんと遊ぶんだから、向こうに行っててくんないかな~?」
幼律「ていっ!」ビシッ
DQN「あいでっ」
DQN「ん~?何だこのちびっ子は…」
カチューシャの女の子「その人嫌がってるじゃん!やめなよ!!」
黒髪の女の子「り、律ちゃん…やめようよ…。怖いよ…」
カチューシャの女の子「こーゆーのはオンナノテキって言うんだよ!あっちいけー!」
澪(こ、これ…子供の頃の私と律!?そういえば、このお祭り、律と一緒に来てたかも…)
DQN「あのさぁ君、俺はこのお姉ちゃんと遊ぶんだから、向こうに行っててくんないかな~?」
幼律「ていっ!」ビシッ
DQN「あいでっ」
38: 2009/11/09(月) 20:30:32.18 ID:/6RSLXlq0
幼澪「うぅ…」ビクビク
幼律「ていていっ!」ビシシッ
DQN「わかった、わかったから!あーもー!!」スタコラサッサ
幼律「お姉ちゃん、大丈夫?」
澪「…」
幼律「お姉ちゃん?」
澪「…うん。大丈夫だよ。ありがとう、守ってくれて」
幼律「へへへ」
澪「…ふふっ」
澪「あ…そうだ。ポニーテールの女の子か、ちょんまげ?の女の子を見かけなかった?」
幼律「ていていっ!」ビシシッ
DQN「わかった、わかったから!あーもー!!」スタコラサッサ
幼律「お姉ちゃん、大丈夫?」
澪「…」
幼律「お姉ちゃん?」
澪「…うん。大丈夫だよ。ありがとう、守ってくれて」
幼律「へへへ」
澪「…ふふっ」
澪「あ…そうだ。ポニーテールの女の子か、ちょんまげ?の女の子を見かけなかった?」
40: 2009/11/09(月) 20:32:16.29 ID:/6RSLXlq0
幼律「え?うーん…ちょんまげの子なら見たような…」
澪「本当!?」
幼澪「さっき、「ういを見なかった!?」って聞かれて…怖かった…」
澪「どこ?どこで会ったの?」
幼律「えーっと…」
ちょんまげの女の子「うい~、うい~」
幼澪「あっ!あの子だ!」
澪「唯っ!」
幼唯「ふおっ!?」
澪「本当!?」
幼澪「さっき、「ういを見なかった!?」って聞かれて…怖かった…」
澪「どこ?どこで会ったの?」
幼律「えーっと…」
ちょんまげの女の子「うい~、うい~」
幼澪「あっ!あの子だ!」
澪「唯っ!」
幼唯「ふおっ!?」
41: 2009/11/09(月) 20:33:43.92 ID:/6RSLXlq0
澪「唯、良かった。見つかった…」
幼唯「え?」
澪「えと…キミ、妹を探してるんだろ?」
幼唯「うん!ういが迷子になっちゃって!私、お姉ちゃんだからみつけてあげないと!」
澪「私も一緒に探すよ」
幼唯「ほんとっ!?」
澪「うん。私の友達も一緒に探してくれてるからさ、きっと見つかるよ」
幼唯「わーい!」
澪「あ、キミたちもありが…」
澪「…って、あれ?いなくなってる…」
澪(……ありがとう、律)
幼唯「ね、早く行こう!」
澪「あ、うん!」
幼唯「え?」
澪「えと…キミ、妹を探してるんだろ?」
幼唯「うん!ういが迷子になっちゃって!私、お姉ちゃんだからみつけてあげないと!」
澪「私も一緒に探すよ」
幼唯「ほんとっ!?」
澪「うん。私の友達も一緒に探してくれてるからさ、きっと見つかるよ」
幼唯「わーい!」
澪「あ、キミたちもありが…」
澪「…って、あれ?いなくなってる…」
澪(……ありがとう、律)
幼唯「ね、早く行こう!」
澪「あ、うん!」
42: 2009/11/09(月) 20:35:49.72 ID:/6RSLXlq0
紬パート
紬「いないわ…。一体どこに…」
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
紬「唯ちゃん、頑張ってるわね。私も…」
紬「ういちゃ~ん!どこにい…」
黒服の男「お嬢様!」
紬「へっ!?」
タクアンの女の子「あ、金魚すくい!あれやりたいわ!」
紬(あ…)
黒服の男「お嬢様、あんまりはしゃがないほうが…危ないですから…」
タクアンの女の子「…わかったわ…」
紬(…子供の頃の私と…斉藤だ…)
紬「いないわ…。一体どこに…」
唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』
紬「唯ちゃん、頑張ってるわね。私も…」
紬「ういちゃ~ん!どこにい…」
黒服の男「お嬢様!」
紬「へっ!?」
タクアンの女の子「あ、金魚すくい!あれやりたいわ!」
紬(あ…)
黒服の男「お嬢様、あんまりはしゃがないほうが…危ないですから…」
タクアンの女の子「…わかったわ…」
紬(…子供の頃の私と…斉藤だ…)
45: 2009/11/09(月) 20:38:27.10 ID:/6RSLXlq0
斉藤「金魚すくいですか。では私も一緒にやりましょう」
幼紬「…うん」
斉藤「500円ですね」
幼紬「そうね…」
紬(そうだ…。この頃の私、友達と一緒にお祭り行くのが夢で…)
斉藤「どうぞお嬢様。金魚です」
幼紬「…自分でやりたかったのに…」
幼紬「それに…友達と来たかった…」
斉藤「…」
紬「…」
紬(…そろそろ30分ね。一旦戻らなきゃ…)
幼紬「…うん」
斉藤「500円ですね」
幼紬「そうね…」
紬(そうだ…。この頃の私、友達と一緒にお祭り行くのが夢で…)
斉藤「どうぞお嬢様。金魚です」
幼紬「…自分でやりたかったのに…」
幼紬「それに…友達と来たかった…」
斉藤「…」
紬「…」
紬(…そろそろ30分ね。一旦戻らなきゃ…)
47: 2009/11/09(月) 20:39:42.58 ID:/6RSLXlq0
集合場所
律「いたか!?」
梓「ダメです…。ちょんまげ先輩も、憂も見つかりません…」
紬「あ、りっちゃんに梓ちゃん!」タッタッタ
律「ムギ!見つかった!?」
紬「ううん…。二人とも見当たらないわ…」
律「くっそー…」
紬「…」
梓「ム、ムギ先輩…?どうしたんですか?」
紬「え…?」ポロポロ
律「いたか!?」
梓「ダメです…。ちょんまげ先輩も、憂も見つかりません…」
紬「あ、りっちゃんに梓ちゃん!」タッタッタ
律「ムギ!見つかった!?」
紬「ううん…。二人とも見当たらないわ…」
律「くっそー…」
紬「…」
梓「ム、ムギ先輩…?どうしたんですか?」
紬「え…?」ポロポロ
49: 2009/11/09(月) 20:41:30.14 ID:/6RSLXlq0
律「ムギ?なに泣いてんの…?」
紬「えっ?あ、あれ…?」ポロポロ
梓「何かあったんですか…?」
紬「う、ううん…!ふふ…ちょっと…嬉しくて…」ポロポロ
律「…?」
紬「…!」グイッ
紬「ごめんなさい!それより、早く唯ちゃんと憂ちゃんを見つけないと!」
律「ああ、そうだな。澪と唯はまだかな?」
澪「おーい!」タタタ
紬「えっ?あ、あれ…?」ポロポロ
梓「何かあったんですか…?」
紬「う、ううん…!ふふ…ちょっと…嬉しくて…」ポロポロ
律「…?」
紬「…!」グイッ
紬「ごめんなさい!それより、早く唯ちゃんと憂ちゃんを見つけないと!」
律「ああ、そうだな。澪と唯はまだかな?」
澪「おーい!」タタタ
52: 2009/11/09(月) 20:44:33.98 ID:/6RSLXlq0
梓「澪先輩!」
律「と、その横のちっさいのはもしかして…」
幼唯「あ、この人猫みたいでかわいい!」
梓「…」
澪「ちび唯のほうは見つけたよ。でも憂ちゃんはまだ…」
律「ナイス澪!じゃあ、後はデカ唯が来るのを待って、もう一度探しに行こう!」
紬「唯ちゃん、よろしくね」
幼唯「たくあんだ!」
紬「…」
律「と、その横のちっさいのはもしかして…」
幼唯「あ、この人猫みたいでかわいい!」
梓「…」
澪「ちび唯のほうは見つけたよ。でも憂ちゃんはまだ…」
律「ナイス澪!じゃあ、後はデカ唯が来るのを待って、もう一度探しに行こう!」
紬「唯ちゃん、よろしくね」
幼唯「たくあんだ!」
紬「…」
54: 2009/11/09(月) 20:45:53.30 ID:/6RSLXlq0
10分後
律「おっせーな…」
澪「何やってんだ唯のやつ…」
幼唯「わたし?」
紬「あ、そうじゃなくて、私達の友達の事よ」
梓「あの…あんまり考えたくないんですけど…もしかして唯先輩…」
律「あいつ…迷子になったのかな…」
澪「ありえる…」
紬「じゃあ、今度はおっきい唯ちゃんと、小さい憂ちゃんを探さないと…」
律「やれやれ…」
律「おっせーな…」
澪「何やってんだ唯のやつ…」
幼唯「わたし?」
紬「あ、そうじゃなくて、私達の友達の事よ」
梓「あの…あんまり考えたくないんですけど…もしかして唯先輩…」
律「あいつ…迷子になったのかな…」
澪「ありえる…」
紬「じゃあ、今度はおっきい唯ちゃんと、小さい憂ちゃんを探さないと…」
律「やれやれ…」
56: 2009/11/09(月) 20:47:41.72 ID:/6RSLXlq0
唯パート
唯「うぐぅ…中々見つからないなぁ…」
唯「おーい!うい~!あの頃のわたし~!どこ~!?」
唯「…」
唯「ダメだぁ…全然見つからないよぉ」
唯「うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?」
唯「…」
唯「仕方ない、一回合流地点に戻ってみよう」
唯「…あれ?」
唯「ここどこだろ…」
唯「うぐぅ…中々見つからないなぁ…」
唯「おーい!うい~!あの頃のわたし~!どこ~!?」
唯「…」
唯「ダメだぁ…全然見つからないよぉ」
唯「うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?」
唯「…」
唯「仕方ない、一回合流地点に戻ってみよう」
唯「…あれ?」
唯「ここどこだろ…」
57: 2009/11/09(月) 20:49:18.82 ID:/6RSLXlq0
唯「ど、どうしよ~!迷子になっちゃった~!」
唯「う…うう…」グスッ
唯「うえええええん」ポロポロ
唯「りっちゃーん!澪ちゃーん!ムギちゃーん!あずにゃーん!どこおお~!?」ポロポロ
女の子「うう…お姉ちゃ~ん…」ポロポロ
唯「うわああああああん」ポロポロ
女の子「うっ…ひぐっ…」ポロポロ
唯「うああああん…あ、あれ…?」
女の子「お姉ちゃ~ん…どこ~…?」ポロポロ
唯「憂っ!!」だきっ
幼憂「!?」
唯「う…うう…」グスッ
唯「うえええええん」ポロポロ
唯「りっちゃーん!澪ちゃーん!ムギちゃーん!あずにゃーん!どこおお~!?」ポロポロ
女の子「うう…お姉ちゃ~ん…」ポロポロ
唯「うわああああああん」ポロポロ
女の子「うっ…ひぐっ…」ポロポロ
唯「うああああん…あ、あれ…?」
女の子「お姉ちゃ~ん…どこ~…?」ポロポロ
唯「憂っ!!」だきっ
幼憂「!?」
58: 2009/11/09(月) 20:51:13.59 ID:/6RSLXlq0
唯「うい~!良かった~!こんなところにいたんだね~」スリスリ
幼憂「!!?」
唯「あ、ゴメンゴメン」サッ
幼憂「…うぅ…お姉ちゃんと…はぐれちゃって…」ぐすっ
唯「うん…。私も迷子なんだ…」
幼憂「う、うぅ…」ポロポロ
唯「う…ううっ…」ぐすっ
幼憂「お姉ちゃん…」ポロポロ
唯「う…うわああああん!みんなぁ~」ポロポロ
幼憂「!!?」
唯「あ、ゴメンゴメン」サッ
幼憂「…うぅ…お姉ちゃんと…はぐれちゃって…」ぐすっ
唯「うん…。私も迷子なんだ…」
幼憂「う、うぅ…」ポロポロ
唯「う…ううっ…」ぐすっ
幼憂「お姉ちゃん…」ポロポロ
唯「う…うわああああん!みんなぁ~」ポロポロ
59: 2009/11/09(月) 20:52:24.52 ID:/6RSLXlq0
幼憂「お姉ちゃ~ん…うえぇぇん…」ポロポロ
唯「うわあああああああん」ポロポロ
律「何だあいつら…」
梓「何で唯先輩まで泣いてるんでしょうね…」
澪「なんにせよ、見つかって良かったな」
紬「結局唯ちゃんが憂ちゃんを見つけちゃったのね」
律「ほら、妹のところに行ってあげなよ」
幼唯「うん!アリガトウお姉ちゃんたち!」タタタ
唯「うわあああああああん」ポロポロ
律「何だあいつら…」
梓「何で唯先輩まで泣いてるんでしょうね…」
澪「なんにせよ、見つかって良かったな」
紬「結局唯ちゃんが憂ちゃんを見つけちゃったのね」
律「ほら、妹のところに行ってあげなよ」
幼唯「うん!アリガトウお姉ちゃんたち!」タタタ
60: 2009/11/09(月) 20:54:13.24 ID:/6RSLXlq0
幼憂「ふぐっ…うぅ…お姉ちゃんどこ~…?」ポロポロ
唯「ふえええええええん!うわあああああん」ポロポロ
幼唯「うい~!」ザッ
幼憂「あっ…お姉ちゃん…!!」
唯「ふおっ!?」
幼唯「憂!手、繋いでなきゃだめだよ?迷子になっちゃうからね?」ガシッ
幼憂「…!…うんっ」
唯「ふえええええええん!うわあああああん」ポロポロ
幼唯「うい~!」ザッ
幼憂「あっ…お姉ちゃん…!!」
唯「ふおっ!?」
幼唯「憂!手、繋いでなきゃだめだよ?迷子になっちゃうからね?」ガシッ
幼憂「…!…うんっ」
62: 2009/11/09(月) 20:56:15.39 ID:/6RSLXlq0
幼唯「じゃ、いこっか!」
幼憂「うん!」
唯「良かったね憂…」
唯「そして私は…迷子のまま…」ブワッ
唯「う…うわああああああああん」ポロポロ
唯「ふえええええええええん!みんなどこ~!?ここどこ~!?」ポロポロ
唯「うわあああああああああああああああん」ポロポロ
律「おい、もう行くぞ」
唯「うわっ!?」ビクッ
幼憂「うん!」
唯「良かったね憂…」
唯「そして私は…迷子のまま…」ブワッ
唯「う…うわああああああああん」ポロポロ
唯「ふえええええええええん!みんなどこ~!?ここどこ~!?」ポロポロ
唯「うわあああああああああああああああん」ポロポロ
律「おい、もう行くぞ」
唯「うわっ!?」ビクッ
66: 2009/11/09(月) 20:57:41.14 ID:/6RSLXlq0
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・
・
唯「いや~お恥ずかしいところを…」
梓「全く、何で高校生の唯先輩が迷子になってるんですか…」
紬「でも良かった。うまくいったわね」
澪「ああ。ここに来た目的も果たせたしな」
律「さすがに疲れたな~…。もう帰ろうぜ?」
唯「そうだね~。えっと…帰るときはどうするんだっけ?」
紬「ここを2回押せばいいのよ」
・・・・・
・
唯「いや~お恥ずかしいところを…」
梓「全く、何で高校生の唯先輩が迷子になってるんですか…」
紬「でも良かった。うまくいったわね」
澪「ああ。ここに来た目的も果たせたしな」
律「さすがに疲れたな~…。もう帰ろうぜ?」
唯「そうだね~。えっと…帰るときはどうするんだっけ?」
紬「ここを2回押せばいいのよ」
67: 2009/11/09(月) 20:58:33.46 ID:/6RSLXlq0
澪「よし、じゃあ帰ろう。私達の時代に」
律「じゃ、いくぞ~!」
梓「はい!」
唯「せーの!!」
ポチポチ
唯律澪紬梓「…」
律「じゃ、いくぞ~!」
梓「はい!」
唯「せーの!!」
ポチポチ
唯律澪紬梓「…」
68: 2009/11/09(月) 20:59:40.36 ID:/6RSLXlq0
律「ん?何も起きないぞ?」
澪「いや、よく見ろ。祭がやってない」
梓「戻ってこれたみたいですね」
唯「なるほど~。マシンを使ったのと同じ場所に移動するんだね」
紬「そうみたいね」
律「じゃ、この時計はムギに返すよ」
紬「もういいの?」
律「うん。私一人でいってもつまんないしな。使いたくなったら、またみんなで使おうぜ」
澪「そうだな。はい、返すよムギ」
紬「うん。わかったわ」
澪「いや、よく見ろ。祭がやってない」
梓「戻ってこれたみたいですね」
唯「なるほど~。マシンを使ったのと同じ場所に移動するんだね」
紬「そうみたいね」
律「じゃ、この時計はムギに返すよ」
紬「もういいの?」
律「うん。私一人でいってもつまんないしな。使いたくなったら、またみんなで使おうぜ」
澪「そうだな。はい、返すよムギ」
紬「うん。わかったわ」
70: 2009/11/09(月) 21:00:40.81 ID:/6RSLXlq0
帰り道
律「いやー、面白かったなぁ」
澪「そうだな。たまには昔に戻るのも悪くないな」
律「私さ、実は祭のときに、さわちゃんを見たんだよ」
澪「先生を?」
律「うん!しかも男連れでさ!けっこうイケメンだったなぁ」
澪「もしかして、先生がフラれたのって…」
律「多分あの人の事だな」
律「いやー、面白かったなぁ」
澪「そうだな。たまには昔に戻るのも悪くないな」
律「私さ、実は祭のときに、さわちゃんを見たんだよ」
澪「先生を?」
律「うん!しかも男連れでさ!けっこうイケメンだったなぁ」
澪「もしかして、先生がフラれたのって…」
律「多分あの人の事だな」
73: 2009/11/09(月) 21:02:56.34 ID:/6RSLXlq0
澪「へぇ~。でも、二人でお祭りに行くくらいだから、いい感じなんじゃないか?」
律「うーん…男のほうは友達のつもりなんじゃないの?」
澪「そういうもんかなぁ」
律「あの頃のさわちゃんはけっこうモテそうなんだけどね」
澪「そうだな。あれでフラれるんだもんな…」
律「男ってのはわかんねーよなー」
澪「うん。よくわからな…」
澪「!!」
律「ん?澪?」
澪「な、なぁ律!もしかしてさ…!」
律「うーん…男のほうは友達のつもりなんじゃないの?」
澪「そういうもんかなぁ」
律「あの頃のさわちゃんはけっこうモテそうなんだけどね」
澪「そうだな。あれでフラれるんだもんな…」
律「男ってのはわかんねーよなー」
澪「うん。よくわからな…」
澪「!!」
律「ん?澪?」
澪「な、なぁ律!もしかしてさ…!」
75: 2009/11/09(月) 21:06:01.59 ID:/6RSLXlq0
翌日 音楽室
唯「さわちゃんを元に戻す…?」
澪「そう!さわちゃんは好きだった人にフラれたから、ヘビメタの道を歩み始めたんだ」
梓「あ…そうだったんですか」
澪「で、もしその人とうまくいってたら、先生はあのおしとやかな性格のままだったと思うんだよ」
律「今のさわちゃんはおしとやかキャラの皮を被った野獣だ。でも、元々はおしとやかなほうが本当のさわちゃんだったんだよ」
紬「う、う~ん…でも、私今のさわ子先生もいい人だと思うけど…」
澪「何言ってるんだ!おしとやかなままだったら、私達に変な衣装を着せる事もないんだぞ!」
唯「さわちゃんを元に戻す…?」
澪「そう!さわちゃんは好きだった人にフラれたから、ヘビメタの道を歩み始めたんだ」
梓「あ…そうだったんですか」
澪「で、もしその人とうまくいってたら、先生はあのおしとやかな性格のままだったと思うんだよ」
律「今のさわちゃんはおしとやかキャラの皮を被った野獣だ。でも、元々はおしとやかなほうが本当のさわちゃんだったんだよ」
紬「う、う~ん…でも、私今のさわ子先生もいい人だと思うけど…」
澪「何言ってるんだ!おしとやかなままだったら、私達に変な衣装を着せる事もないんだぞ!」
77: 2009/11/09(月) 21:07:38.25 ID:/6RSLXlq0
そうです
80: 2009/11/09(月) 21:09:10.02 ID:/6RSLXlq0
梓「あ!確かにそうかもしれませんね!」
律「だからさ、もっかい過去に行って、さわちゃんとあの人がうまくいくようにするんだよ!私達が!」
澪「そうすればもう先生に胸を揉まれたり、脱がされたり、恥ずかしい衣装を着せられる事もなくなるんだ!」
梓「さすが澪先輩!ナイスアイディアです!」
唯「え~?でも、私さわちゃんの衣装好きだよ?」
紬「私も」
律「ぐっ…そうだ…。こいつらそういうヤツだった…」
梓「で、でも!面白そうじゃないですか!?さわ子先生の恋愛を応援するのって!」
律「だからさ、もっかい過去に行って、さわちゃんとあの人がうまくいくようにするんだよ!私達が!」
澪「そうすればもう先生に胸を揉まれたり、脱がされたり、恥ずかしい衣装を着せられる事もなくなるんだ!」
梓「さすが澪先輩!ナイスアイディアです!」
唯「え~?でも、私さわちゃんの衣装好きだよ?」
紬「私も」
律「ぐっ…そうだ…。こいつらそういうヤツだった…」
梓「で、でも!面白そうじゃないですか!?さわ子先生の恋愛を応援するのって!」
81: 2009/11/09(月) 21:10:29.61 ID:/6RSLXlq0
唯「それは…」
紬「そうかも…」
澪(ナイス梓!)ヒソヒソ
梓(でへへ…///)
律「それにさ、好きな人とうまくいくのはさわちゃんだって嬉しいはずだよ!」
唯「それはそうだね~」
紬「わかったわ。やってみましょう。先生のためになるなら、悪用じゃないし」
律澪梓(よしっ!)グッ
紬「そうかも…」
澪(ナイス梓!)ヒソヒソ
梓(でへへ…///)
律「それにさ、好きな人とうまくいくのはさわちゃんだって嬉しいはずだよ!」
唯「それはそうだね~」
紬「わかったわ。やってみましょう。先生のためになるなら、悪用じゃないし」
律澪梓(よしっ!)グッ
83: 2009/11/09(月) 21:12:08.86 ID:/6RSLXlq0
紬「じゃあ、はい。腕時計」
唯「よーし!早速行こう!」
澪「待て待て。ここで使ったんじゃ、8年前の音楽室に飛んでしまう。それだといきなり私達が現れたみたいになるし、他の部員と鉢合わせになるかもしれない」
律「人目につかない校舎裏に行こうぜ」
梓「そうですね」
校舎裏
澪「じゃ、時間は8年前の…いつにする?」
律「昨日はまた後日…って言ってあるからな。とりあえず昨日行った時間の3日後くらいにしとこう」
唯「りょうかいです!」
紬「じゃあみんな、準備はいい?」
梓「やってやるです!」
唯「いっくよ~?」
唯律澪紬梓「せーの!!」
ポチポチポチ
唯「よーし!早速行こう!」
澪「待て待て。ここで使ったんじゃ、8年前の音楽室に飛んでしまう。それだといきなり私達が現れたみたいになるし、他の部員と鉢合わせになるかもしれない」
律「人目につかない校舎裏に行こうぜ」
梓「そうですね」
校舎裏
澪「じゃ、時間は8年前の…いつにする?」
律「昨日はまた後日…って言ってあるからな。とりあえず昨日行った時間の3日後くらいにしとこう」
唯「りょうかいです!」
紬「じゃあみんな、準備はいい?」
梓「やってやるです!」
唯「いっくよ~?」
唯律澪紬梓「せーの!!」
ポチポチポチ
100: 2009/11/09(月) 22:18:56.05 ID:/6RSLXlq0
8年前 桜高校舎裏
律「オッケーかな?」
紬「たぶん」
唯「それで、さわちゃんの応援って具体的に何するの?」
律「まずは相手の男の事を知っておかないとな」
澪「じゃあ、先生が部活を終えて下校するのを待って、直接聞いてみよう」
梓「この時代の軽音部もちょっと見てみたいですけど…仕方ないですね」
唯「なんかドキドキしてきたなぁ」
律「オッケーかな?」
紬「たぶん」
唯「それで、さわちゃんの応援って具体的に何するの?」
律「まずは相手の男の事を知っておかないとな」
澪「じゃあ、先生が部活を終えて下校するのを待って、直接聞いてみよう」
梓「この時代の軽音部もちょっと見てみたいですけど…仕方ないですね」
唯「なんかドキドキしてきたなぁ」
101: 2009/11/09(月) 22:20:05.02 ID:/6RSLXlq0
数時間後 桜高校門
さわ子「じゃ、また明日ね」
女生徒「うん。バイバーイ」
律「来たっ!」
唯「よーし!突撃ー!!」ザザーッ
さわ子「えっ!?な、何!?」
紬「どうも。ご無沙汰してます」
さわ子「あ…この前見学してた方達…」
さわ子「じゃ、また明日ね」
女生徒「うん。バイバーイ」
律「来たっ!」
唯「よーし!突撃ー!!」ザザーッ
さわ子「えっ!?な、何!?」
紬「どうも。ご無沙汰してます」
さわ子「あ…この前見学してた方達…」
102: 2009/11/09(月) 22:24:48.98 ID:/6RSLXlq0
澪「せんせ…じゃなくて…さわ子ちゃん、ちょっといい?」
さわ子「え?は、はい…」
律「さわちゃんさぁ、好きな人いるでしょ?」
さわ子「えっ…///」
律「私さ、こないだのお祭りで見ちゃったんだよ。男の人と歩いてるの」
さわ子「そ、そうですか…///」
唯「けっこういい感じだったみたいだね~?」
さわ子「そんな…いい感じだなんて…。まだ手を繋ぐ事もできないですし…」
梓(こ、これがあの先生…?殊勝だなぁ…)
さわ子「え?は、はい…」
律「さわちゃんさぁ、好きな人いるでしょ?」
さわ子「えっ…///」
律「私さ、こないだのお祭りで見ちゃったんだよ。男の人と歩いてるの」
さわ子「そ、そうですか…///」
唯「けっこういい感じだったみたいだね~?」
さわ子「そんな…いい感じだなんて…。まだ手を繋ぐ事もできないですし…」
梓(こ、これがあの先生…?殊勝だなぁ…)
103: 2009/11/09(月) 22:26:01.79 ID:/6RSLXlq0
律「告白しないの?」
さわ子「いつかはしようと思ってるんですけど…勇気がなくて…」
澪(先生にもこんな時代があったんだな…)
唯「じゃあさ!私達がうまくいくように協力してあげるよ!」
さわ子「え…本当ですか…?」
紬「はい!任せてください♪」
澪「だからその男の人の事を聞かせてほしいんだけど…」
さわ子「…わかりました。でもその前に…」
唯「?」
さわ子「あの…みなさんのお名前を…」
さわ子「いつかはしようと思ってるんですけど…勇気がなくて…」
澪(先生にもこんな時代があったんだな…)
唯「じゃあさ!私達がうまくいくように協力してあげるよ!」
さわ子「え…本当ですか…?」
紬「はい!任せてください♪」
澪「だからその男の人の事を聞かせてほしいんだけど…」
さわ子「…わかりました。でもその前に…」
唯「?」
さわ子「あの…みなさんのお名前を…」
104: 2009/11/09(月) 22:27:15.86 ID:/6RSLXlq0
律「ああ、ゴメンゴメン。私は田井中り…モガッ!?」
澪(バカ!本名を名乗ったら、色々ややこしくなるぞ!)ヒソヒソ
律(あ、そうか…)
律「ゴホン…。えっと…私の名前はド田舎律子だ」
さわ子「ど…どいなかさん…(変な名前…)」
律「で、この目つきキツイのが、チュ・サンジュ」
澪(なにィ)
さわ子「サンジュさん…?(外国人かしら?)」
律「この小さいのはゴキにゃんだ」
梓(ちょっ!?)
さわ子「ご…ごき…?(後輩だからイジられてるのかな?)」
澪(バカ!本名を名乗ったら、色々ややこしくなるぞ!)ヒソヒソ
律(あ、そうか…)
律「ゴホン…。えっと…私の名前はド田舎律子だ」
さわ子「ど…どいなかさん…(変な名前…)」
律「で、この目つきキツイのが、チュ・サンジュ」
澪(なにィ)
さわ子「サンジュさん…?(外国人かしら?)」
律「この小さいのはゴキにゃんだ」
梓(ちょっ!?)
さわ子「ご…ごき…?(後輩だからイジられてるのかな?)」
108: 2009/11/09(月) 22:29:30.32 ID:/6RSLXlq0
律「で、この金髪の子が潮吹油だ」
紬(え…)
さわ子「あ…油さん?(すごい名前…)」
律「最後にこのポケーっとしてるのがWung・Tungだよん」
唯「どーもーアルよ~」
さわ子「ウンタン…さん…(この人も外国の方なんだ…)」
澪紬梓「…」
律「じゃ、自己紹介も済んだことだし、早速その人の事教えてよ」
さわ子「は…はい…」
紬(え…)
さわ子「あ…油さん?(すごい名前…)」
律「最後にこのポケーっとしてるのがWung・Tungだよん」
唯「どーもーアルよ~」
さわ子「ウンタン…さん…(この人も外国の方なんだ…)」
澪紬梓「…」
律「じゃ、自己紹介も済んだことだし、早速その人の事教えてよ」
さわ子「は…はい…」
112: 2009/11/09(月) 22:31:05.90 ID:/6RSLXlq0
さわ子「彼は…○○大学の1年生で、ライブハウスで知り合ったんです」
唯「ふむふむ…アルよ」
さわ子「ギターの話で意気投合して、時々二人で会うようになったんですが…」
澪「なるほど…(絶対に「ニダ」なんて言わないぞ)」
さわ子「私は彼に恋をして…でも彼が私をどう思ってるかはよくわからないんです…」
律「切ないねぇ~」
さわ子「好みのタイプも良くわからないし…」
紬「あ…た、多分、ワイルドな女性が好きなんじゃないでしょうか…?」
さわ子「ワイルド…?」
唯「ふむふむ…アルよ」
さわ子「ギターの話で意気投合して、時々二人で会うようになったんですが…」
澪「なるほど…(絶対に「ニダ」なんて言わないぞ)」
さわ子「私は彼に恋をして…でも彼が私をどう思ってるかはよくわからないんです…」
律「切ないねぇ~」
さわ子「好みのタイプも良くわからないし…」
紬「あ…た、多分、ワイルドな女性が好きなんじゃないでしょうか…?」
さわ子「ワイルド…?」
117: 2009/11/09(月) 22:33:38.37 ID:/6RSLXlq0
澪(待てムギ!ワイルドなんて言ったら、ヘビメタ一直線になっちゃうぞ!!)ヒソヒソ
紬(あ、そっか…)ヒソヒソ
さわ子「ワイルド…かぁ…」
律「あー!ウソウソ!今のナシ!本当はおしとやかな人が好きだと思うよ!さわちゃんみたいなさ!」
さわ子「そ、そうですか…?///」テレテレ
唯律澪紬梓(うおっ!かわいい…!)
澪「うん!今のままで十分魅力的だよ!自信を持ったほうがいいぞ!」
さわ子「はい。ありがとうございます///」
律(…今日はこれ以上の情報は引き出せそうにないな…)ヒソヒソ
澪(うん。今日のところは引き上げよう)
紬(あ、そっか…)ヒソヒソ
さわ子「ワイルド…かぁ…」
律「あー!ウソウソ!今のナシ!本当はおしとやかな人が好きだと思うよ!さわちゃんみたいなさ!」
さわ子「そ、そうですか…?///」テレテレ
唯律澪紬梓(うおっ!かわいい…!)
澪「うん!今のままで十分魅力的だよ!自信を持ったほうがいいぞ!」
さわ子「はい。ありがとうございます///」
律(…今日はこれ以上の情報は引き出せそうにないな…)ヒソヒソ
澪(うん。今日のところは引き上げよう)
119: 2009/11/09(月) 22:35:47.63 ID:/6RSLXlq0
律「あ…じゃあさわちゃん、私らちょっと用があるから、もう帰るね?」
さわ子「えっ…?は、はい」
唯「またねーアル!」
さわ子「あの…入部のほうは…」
澪「あ、ああ。私達、もうバンド組んでるから、部活はいいんだ。ごめんね?」
さわ子「そうですか…。もし機会があったら、対バンしましょう?」
唯「あ!それいいアルね~」
梓「そ…それじゃあ失礼します!」スタコラ
さわ子「えっ…?は、はい」
唯「またねーアル!」
さわ子「あの…入部のほうは…」
澪「あ、ああ。私達、もうバンド組んでるから、部活はいいんだ。ごめんね?」
さわ子「そうですか…。もし機会があったら、対バンしましょう?」
唯「あ!それいいアルね~」
梓「そ…それじゃあ失礼します!」スタコラ
120: 2009/11/09(月) 22:38:52.72 ID:/6RSLXlq0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・
現代 桜高音楽室
澪「おい律!なんだよチュ・サンジュって!!」
梓「私もですよ!ゴキにゃんってなんですか!?」
紬「さすがにエOチな名前は嫌だわ…」
律「わ、悪かったって!仕方ないだろ!咄嗟にあれしか思い浮かばなかったんだから!」
唯「そうそう、だ~いじょうぶアルよ~」
梓「その口調やめてください!鬱陶しいです!!」
唯「ア…アル…」
律「そっ…それよりさ!どうする?あんまりいい情報は無かったぞ?」
・・・・・・・・
・・
現代 桜高音楽室
澪「おい律!なんだよチュ・サンジュって!!」
梓「私もですよ!ゴキにゃんってなんですか!?」
紬「さすがにエOチな名前は嫌だわ…」
律「わ、悪かったって!仕方ないだろ!咄嗟にあれしか思い浮かばなかったんだから!」
唯「そうそう、だ~いじょうぶアルよ~」
梓「その口調やめてください!鬱陶しいです!!」
唯「ア…アル…」
律「そっ…それよりさ!どうする?あんまりいい情報は無かったぞ?」
122: 2009/11/09(月) 22:40:36.48 ID:/6RSLXlq0
澪「はぁ…まったく…。…でも確かにそうだな。早くも手詰まりだ」
紬「とりあえず、一旦解散して、各自作戦を考えてくる?」
梓「そうですね…」
唯「じゃあ明日また作戦会議だね」
律「明日は土曜で休日だし、12時にムギのバイト先集合でいい?」
澪「うん。そうしよう」
梓「唯先輩、遅刻しないで下さいよ?」
唯「わかってるよ~」
澪「それと、すぐに過去の桜高に戻れるように、制服着てくるようにな」
唯律紬梓「はーい」
紬「とりあえず、一旦解散して、各自作戦を考えてくる?」
梓「そうですね…」
唯「じゃあ明日また作戦会議だね」
律「明日は土曜で休日だし、12時にムギのバイト先集合でいい?」
澪「うん。そうしよう」
梓「唯先輩、遅刻しないで下さいよ?」
唯「わかってるよ~」
澪「それと、すぐに過去の桜高に戻れるように、制服着てくるようにな」
唯律紬梓「はーい」
123: 2009/11/09(月) 22:42:39.41 ID:/6RSLXlq0
平沢家
唯「ごちそうさまアル~」
憂「ふふっ…なにそれお姉ちゃん。お粗末さまでした」
唯「えへへ~。…あ!そうだ、憂!」
憂「なーに?」
唯「子供の頃さ、お祭りで憂が迷子になった事あったよね~」
憂「そういえばそんな事もあったね。あの時はお姉ちゃんが見つけてくれて…」
唯(おお~!記憶が変わってる!)
憂「お姉ちゃん、かっこよかったよ」
唯「でへへ~」
憂「でも、今はお姉ちゃんがよく迷子になるよね?」
唯「グサッ」
唯「ごちそうさまアル~」
憂「ふふっ…なにそれお姉ちゃん。お粗末さまでした」
唯「えへへ~。…あ!そうだ、憂!」
憂「なーに?」
唯「子供の頃さ、お祭りで憂が迷子になった事あったよね~」
憂「そういえばそんな事もあったね。あの時はお姉ちゃんが見つけてくれて…」
唯(おお~!記憶が変わってる!)
憂「お姉ちゃん、かっこよかったよ」
唯「でへへ~」
憂「でも、今はお姉ちゃんがよく迷子になるよね?」
唯「グサッ」
124: 2009/11/09(月) 22:45:06.30 ID:/6RSLXlq0
翌日 マックスバーガー前
澪「早く来すぎちゃったな…」
澪「まだ誰も来てないや…」
澪「…はぁ」
DQN「チィーッス!なーにしてんのー?」
澪「」
DQN「ひとり~?暇ならちょっとカラオケいこうよカラオケ!」
澪「ひぃっ!?」
DQN「いや~きみ、めっちゃかわいいじゃん!…ってあれ?けっこう前に会った?」
澪(うわ…この人あの時の…さ、最悪だ…)
澪「早く来すぎちゃったな…」
澪「まだ誰も来てないや…」
澪「…はぁ」
DQN「チィーッス!なーにしてんのー?」
澪「」
DQN「ひとり~?暇ならちょっとカラオケいこうよカラオケ!」
澪「ひぃっ!?」
DQN「いや~きみ、めっちゃかわいいじゃん!…ってあれ?けっこう前に会った?」
澪(うわ…この人あの時の…さ、最悪だ…)
126: 2009/11/09(月) 22:46:03.90 ID:/6RSLXlq0
DQN「まあいいや!つーかきみ、胸でかいね~」
澪「ひいいいいいい」
DQN「ねえねえ、おっOいワンしていい~?」
澪「ひええええっ」
澪(さらにタチ悪くなってるうううううううううう)
DQN「あ、じゃあダブルで!」
澪「いやああああああああああああ」
律「おーす!澪~何やってんのー?」
澪「ひいいいいいい」
DQN「ねえねえ、おっOいワンしていい~?」
澪「ひええええっ」
澪(さらにタチ悪くなってるうううううううううう)
DQN「あ、じゃあダブルで!」
澪「いやああああああああああああ」
律「おーす!澪~何やってんのー?」
129: 2009/11/09(月) 22:47:44.38 ID:/6RSLXlq0
澪「あ!り、律っ!!」
DQN「あれ?お友達~?」
律「ん?この人知り合い…?どっかで見たような…」
澪「し、知らない!全然知らない人っ!!」
DQN「ひどいなぁ~」
律「あ~ゴメンねお兄さん。この子、ナンパお断りだからさ」
DQN(むっ…これだからカチューシャの女は嫌なんだ…)
律「ほらほら、しっしっ」
DQN「ち、ちきしょーめー!」スタコラ
DQN「あれ?お友達~?」
律「ん?この人知り合い…?どっかで見たような…」
澪「し、知らない!全然知らない人っ!!」
DQN「ひどいなぁ~」
律「あ~ゴメンねお兄さん。この子、ナンパお断りだからさ」
DQN(むっ…これだからカチューシャの女は嫌なんだ…)
律「ほらほら、しっしっ」
DQN「ち、ちきしょーめー!」スタコラ
131: 2009/11/09(月) 22:50:57.68 ID:/6RSLXlq0
澪「り…律…ありがとう」
律「プクク…。澪しゃんは相変わらずモテますわね~」
澪「…」
律「…ていうか、今の状況、なんかデジャブだな…。何でだろ?」
澪「…ふふっ」
律「ん?」
澪「いや…律、本当にありがとうな。守ってくれて」
律「お、おう。なんだよ…気持ち悪いな…」
唯「あっ、いたいた!」
梓「こんにちは!」
律「お、来たなー」
律「プクク…。澪しゃんは相変わらずモテますわね~」
澪「…」
律「…ていうか、今の状況、なんかデジャブだな…。何でだろ?」
澪「…ふふっ」
律「ん?」
澪「いや…律、本当にありがとうな。守ってくれて」
律「お、おう。なんだよ…気持ち悪いな…」
唯「あっ、いたいた!」
梓「こんにちは!」
律「お、来たなー」
132: 2009/11/09(月) 22:52:29.15 ID:/6RSLXlq0
唯「ムギちゃんはちょっと遅れてくるってさ~」
律「そっか。じゃあ先に店の中入ってるか」
澪「唯、今日は時間通りに来るんだな」
唯「憂のおかげだよ~」
律「ははは。もしかして、寝坊した未来の唯がタイムスリップしてるんじゃねーのー?」
唯「ああ!その手があったか!」
梓「ムギ先輩に時計返しててよかったですね…。唯先輩ならやりかねませんから…」
唯「でへへ。じゃ、入ろう入ろう!」
律「そっか。じゃあ先に店の中入ってるか」
澪「唯、今日は時間通りに来るんだな」
唯「憂のおかげだよ~」
律「ははは。もしかして、寝坊した未来の唯がタイムスリップしてるんじゃねーのー?」
唯「ああ!その手があったか!」
梓「ムギ先輩に時計返しててよかったですね…。唯先輩ならやりかねませんから…」
唯「でへへ。じゃ、入ろう入ろう!」
134: 2009/11/09(月) 22:54:05.79 ID:/6RSLXlq0
店内
律「で、何かいい作戦は思いついた?私、なんも思い浮かばなかったよ…」
唯「私も~」
澪「あのさ、先生をワイルドにしないで二人をくっつけなきゃいけないわけだろ?でも、相手のほうはワイルドな女性が好きだ」
梓「そこなんですよね…」
澪「だから、その男の人の好みを変えればいいんじゃないかな?」
唯「なるほど~。おしとやかな人を好きになるようにすればいいんだね」
律「でもどうやって?」
澪「あの時代の先生は、綺麗で優しくてステキな女性だ。相手にも、先生の良さをちゃんと理解してもらえればいいと思うんだ」
梓「確かに、あの頃の先生は女性として無敵な感じがしますよね」
律「で、何かいい作戦は思いついた?私、なんも思い浮かばなかったよ…」
唯「私も~」
澪「あのさ、先生をワイルドにしないで二人をくっつけなきゃいけないわけだろ?でも、相手のほうはワイルドな女性が好きだ」
梓「そこなんですよね…」
澪「だから、その男の人の好みを変えればいいんじゃないかな?」
唯「なるほど~。おしとやかな人を好きになるようにすればいいんだね」
律「でもどうやって?」
澪「あの時代の先生は、綺麗で優しくてステキな女性だ。相手にも、先生の良さをちゃんと理解してもらえればいいと思うんだ」
梓「確かに、あの頃の先生は女性として無敵な感じがしますよね」
136: 2009/11/09(月) 22:55:55.18 ID:/6RSLXlq0
律「そうだなぁ。あれでフラれるってかなりのレアケースだよな」
澪「な?いい考えだろ?」
唯「うん!いいと思う!それでいってみよう~」
梓「あとはムギ先輩が来るのを待つだけですね」
律「早くこないかなぁムギ」
1時間後…
律「ちょびーん…」
澪「飽きるなって…」
律「遅い!どこで油売ってるんだムギは!」
梓「律先輩が、油なんて名前つけるから…」
紬「ごめんなさい!遅くなって…」タタタ
澪「な?いい考えだろ?」
唯「うん!いいと思う!それでいってみよう~」
梓「あとはムギ先輩が来るのを待つだけですね」
律「早くこないかなぁムギ」
1時間後…
律「ちょびーん…」
澪「飽きるなって…」
律「遅い!どこで油売ってるんだムギは!」
梓「律先輩が、油なんて名前つけるから…」
紬「ごめんなさい!遅くなって…」タタタ
138: 2009/11/09(月) 23:01:48.73 ID:/6RSLXlq0
律「ムギ~待ちくたびれたよ~」
紬「みんなゴメンなさい…」
澪「いいっていいって」
唯「ムギちゃん、作戦決まったよ~」
紬「えっ?どんな作戦なの?」
梓「かくかくしかじか…」
紬「フムフム」
紬「みんなゴメンなさい…」
澪「いいっていいって」
唯「ムギちゃん、作戦決まったよ~」
紬「えっ?どんな作戦なの?」
梓「かくかくしかじか…」
紬「フムフム」
139: 2009/11/09(月) 23:03:20.73 ID:/6RSLXlq0
澪「よし、ムギ!早速過去に行こう!」
紬「あ…う、うん…。でも実は、時計1個忘れてきちゃったの…」
唯「え?」
紬「だから私はお留守番ね…。今日は本当にごめんなさい!」
梓「そ、そんなに謝らなくていいですよ!時計だってもともとムギ先輩のなんだし…」
唯「私がお留守番しよっか?」
紬「そんな…。悪いわ…。みんなで行ってきていいから…」
律「そっか…。ムギ、ありがとな」
紬「いえ…。みんなが楽しんでくれるならそれでいいの」
紬「あ…う、うん…。でも実は、時計1個忘れてきちゃったの…」
唯「え?」
紬「だから私はお留守番ね…。今日は本当にごめんなさい!」
梓「そ、そんなに謝らなくていいですよ!時計だってもともとムギ先輩のなんだし…」
唯「私がお留守番しよっか?」
紬「そんな…。悪いわ…。みんなで行ってきていいから…」
律「そっか…。ムギ、ありがとな」
紬「いえ…。みんなが楽しんでくれるならそれでいいの」
140: 2009/11/09(月) 23:05:09.25 ID:/6RSLXlq0
澪「じゃあ、一旦店を出よう。ここでマシンを使うのはまずい」
唯「あいあいさー」
店外
律「ここなら大丈夫だよな」
梓「はい!じゃあ早速行きましょう!」
唯「ムギちゃんごめんね?」
紬「ううん。報告楽しみにしてるね!」
澪「よし、行こう!」
唯律澪梓「せーの!!」
ポチポチポチ
唯「あいあいさー」
店外
律「ここなら大丈夫だよな」
梓「はい!じゃあ早速行きましょう!」
唯「ムギちゃんごめんね?」
紬「ううん。報告楽しみにしてるね!」
澪「よし、行こう!」
唯律澪梓「せーの!!」
ポチポチポチ
141: 2009/11/09(月) 23:07:14.49 ID:/6RSLXlq0
8年前
唯「うわっ!ムギちゃんが消えた!!」
梓「唯先輩、消えたのは私達のほうですよ」
唯「あ、そっかそっか」
澪「よし、じゃあ早速桜高に行って先生に会おう」
律「相手の居場所を聞くんだな?」
澪「うん。それから相手に会ってさわ子先生の良さをゴリ押しするんだ!」
梓「だいじょうぶかなぁ…」
唯「うわっ!ムギちゃんが消えた!!」
梓「唯先輩、消えたのは私達のほうですよ」
唯「あ、そっかそっか」
澪「よし、じゃあ早速桜高に行って先生に会おう」
律「相手の居場所を聞くんだな?」
澪「うん。それから相手に会ってさわ子先生の良さをゴリ押しするんだ!」
梓「だいじょうぶかなぁ…」
142: 2009/11/09(月) 23:08:56.96 ID:/6RSLXlq0
桜高校門
唯「おっ!早速さわちゃん発見!!」
さわ子「あ、みなさん。こんにちは」
律「おーす!さわちゃん!」
さわ子「こんにちはりっちゃん」
律「お?あだ名か?」
さわ子「あっ…は、はい…。ド田舎律子さんだから、りっちゃん…。ダメですか…?」
律「ん、まぁいいよ。私、先輩だけどそーゆーの気にしないから」イバリッ
梓(うわぁ…。3年と思われてるのをいい事に…)
澪「あのさ、その男の人の居場所を教えてくれないかな?」
唯「おっ!早速さわちゃん発見!!」
さわ子「あ、みなさん。こんにちは」
律「おーす!さわちゃん!」
さわ子「こんにちはりっちゃん」
律「お?あだ名か?」
さわ子「あっ…は、はい…。ド田舎律子さんだから、りっちゃん…。ダメですか…?」
律「ん、まぁいいよ。私、先輩だけどそーゆーの気にしないから」イバリッ
梓(うわぁ…。3年と思われてるのをいい事に…)
澪「あのさ、その男の人の居場所を教えてくれないかな?」
144: 2009/11/09(月) 23:11:30.80 ID:/6RSLXlq0
さわ子「えっ…?どうしてですかサンジュさん?」
澪(ぐっ…耐えろ…)
澪「えっと…その人自身を知らないと、協力のしようがないからね」
さわ子「でも…」
唯「だいじょーぶ!私達に任せるアルよ!」
さわ子「ウンタンさん…。…わかりました」
さわ子「彼は多分、今頃大学の講義だと思います。○○大のキャンパスにいるはずです」
律「なるほど!わかった!ちょっと会ってくるよ!」
澪(ぐっ…耐えろ…)
澪「えっと…その人自身を知らないと、協力のしようがないからね」
さわ子「でも…」
唯「だいじょーぶ!私達に任せるアルよ!」
さわ子「ウンタンさん…。…わかりました」
さわ子「彼は多分、今頃大学の講義だと思います。○○大のキャンパスにいるはずです」
律「なるほど!わかった!ちょっと会ってくるよ!」
145: 2009/11/09(月) 23:13:32.83 ID:/6RSLXlq0
さわ子「えっ…?い、今からですか?」
梓「はい。そうですよ」
さわ子「う…あ、あの…」
律「大丈夫だって。変な事言ったりしないからさ」
さわ子「わかりました…」
唯「じゃ、ちょっくら行ってくるアルよ~」
さわ子「あ、あの!…対バン、絶対しましょうね」
澪「うん。そうだね!約束するよ!」
梓「はい。そうですよ」
さわ子「う…あ、あの…」
律「大丈夫だって。変な事言ったりしないからさ」
さわ子「わかりました…」
唯「じゃ、ちょっくら行ってくるアルよ~」
さわ子「あ、あの!…対バン、絶対しましょうね」
澪「うん。そうだね!約束するよ!」
146: 2009/11/09(月) 23:15:05.92 ID:/6RSLXlq0
○○大学
律「さて…どこにいるのかな~?」
唯「顔知ってるの、りっちゃんだけなんだから頼むよ~」
律「任せろ!…って言いたいところだけど、けっこう人が多いからなぁ~」
梓「ていうか、私達制服だからジロジロ見られてますね…」
澪「うぅ…恥ずかしい…」
DQN「あれ~?JKじゃーん!マジかわいいんだけど~!」
澪「」
律「うわ!マックスバーガーの前にいた奴か!?…あいつ、ここの学生だったんだな…」
律「さて…どこにいるのかな~?」
唯「顔知ってるの、りっちゃんだけなんだから頼むよ~」
律「任せろ!…って言いたいところだけど、けっこう人が多いからなぁ~」
梓「ていうか、私達制服だからジロジロ見られてますね…」
澪「うぅ…恥ずかしい…」
DQN「あれ~?JKじゃーん!マジかわいいんだけど~!」
澪「」
律「うわ!マックスバーガーの前にいた奴か!?…あいつ、ここの学生だったんだな…」
148: 2009/11/09(月) 23:17:55.22 ID:/6RSLXlq0
DQN「ぱねえ!マジぱねえ!」
梓「あの…知り合いですか…?」
澪「ある意味…ね…」
DQN「え?俺の事知ってんの!?照れるなぁ~…っていうか、俺もキミの事見たことがあるような…」
澪「ひっ!!」
DQN「これって運命じゃね!?」
澪「ひいいいいいいいいい」
律(うぜえなコイツ…)
梓「あの…知り合いですか…?」
澪「ある意味…ね…」
DQN「え?俺の事知ってんの!?照れるなぁ~…っていうか、俺もキミの事見たことがあるような…」
澪「ひっ!!」
DQN「これって運命じゃね!?」
澪「ひいいいいいいいいい」
律(うぜえなコイツ…)
149: 2009/11/09(月) 23:19:15.48 ID:/6RSLXlq0
唯「へえ。この人、澪ちゃんの運命の人なんだね~」
澪「ち、違う違う違う!!」
DQN「冷たいなぁ~。大学見学?学食行く?行っちゃう?」
律「あのさぁ…悪いけど私達他にようがあるから」
DQN「遠慮しなくていいって~」
律「うぜぇ…」
男「おーい。何やってんの?」
澪「ち、違う違う違う!!」
DQN「冷たいなぁ~。大学見学?学食行く?行っちゃう?」
律「あのさぁ…悪いけど私達他にようがあるから」
DQN「遠慮しなくていいって~」
律「うぜぇ…」
男「おーい。何やってんの?」
159: 2009/11/09(月) 23:55:53.36 ID:/6RSLXlq0
DQN「お~!いやぁJKがいたからさ!先輩として大学案内してやろうと思ってんの。俺マジ優しくね?」
澪「うぅ…」ブルブル
男「嫌がってるようにしか見えないよ…」
律「あっ!こ、コイツだ!!」
唯「りっちゃん?」
律「この人!この人だよ!お祭りの時にさわちゃんと一緒にいたの!!」
梓「え?こ、この人が…?」
男「…?」
澪「うぅ…」ブルブル
男「嫌がってるようにしか見えないよ…」
律「あっ!こ、コイツだ!!」
唯「りっちゃん?」
律「この人!この人だよ!お祭りの時にさわちゃんと一緒にいたの!!」
梓「え?こ、この人が…?」
男「…?」
167: 2009/11/10(火) 00:03:26.06 ID:uoKvHycv0
食堂
男「なるほど…。お祭りの時、見られてたんだね」
律「そうなんですよ。ええ!」
澪「まさかあの変な奴の知り合いだったとは…」
男「あはは…。ごめんね。今度あいつにはきつく言っておくから」
唯(かっこいい人だね~)ヒソヒソ
梓(先生とならお似合いだと思うんですけどね)ヒソヒソ
男「それで、何の用?さわ子とは友達だけど…ははは、素行調査とか?」
律「あ、はい…。えーっと…好きなタイプを教えてくれませんか?」
唯(りっちゃん!ド直球…!)
男「なるほど…。お祭りの時、見られてたんだね」
律「そうなんですよ。ええ!」
澪「まさかあの変な奴の知り合いだったとは…」
男「あはは…。ごめんね。今度あいつにはきつく言っておくから」
唯(かっこいい人だね~)ヒソヒソ
梓(先生とならお似合いだと思うんですけどね)ヒソヒソ
男「それで、何の用?さわ子とは友達だけど…ははは、素行調査とか?」
律「あ、はい…。えーっと…好きなタイプを教えてくれませんか?」
唯(りっちゃん!ド直球…!)
169: 2009/11/10(火) 00:10:32.09 ID:uoKvHycv0
男「す…好きなタイプ…?何で…?」
律「いいから!教えてください!」
男「そ、そうだなぁ…ワイルドな人がいいな…」
澪(やっぱりそうくるか…)
梓「あの!おしとやかな人は嫌いなんですか!?」
男「嫌いじゃないけど…好きになるのはワイルドな人だなぁ…」
唯「でもでも、おしとやかな人もいいと思うんです!優しいし…えと…衣装作ってくれたり、指の怪我治してくれたり!」
男「な…なんか妙に具体的だね…」
律「いいから!教えてください!」
男「そ、そうだなぁ…ワイルドな人がいいな…」
澪(やっぱりそうくるか…)
梓「あの!おしとやかな人は嫌いなんですか!?」
男「嫌いじゃないけど…好きになるのはワイルドな人だなぁ…」
唯「でもでも、おしとやかな人もいいと思うんです!優しいし…えと…衣装作ってくれたり、指の怪我治してくれたり!」
男「な…なんか妙に具体的だね…」
171: 2009/11/10(火) 00:15:26.59 ID:uoKvHycv0
律「お兄さんにはワイルドな人より、おしとやかな人のほうが合ってると思うんです!こう…フォークをやってるような!」
澪(バカ!さすがにバレるって!)
男「そ、そうかな…?」
梓「あ、あと…眼鏡かけてたり!」
唯(あずにゃん…それはさすがにまずいよ…)
男「な…何の話…?」
澪(うわ…この人めちゃくちゃニブイ!!)
律「あとは…えーと…背が高くて…軽音部で…ギターが上手な人とか!」
澪「バカ!!具体的すぎだ!!」ゴツン
律「ぎゃん!!」
男(うお…!)
澪(バカ!さすがにバレるって!)
男「そ、そうかな…?」
梓「あ、あと…眼鏡かけてたり!」
唯(あずにゃん…それはさすがにまずいよ…)
男「な…何の話…?」
澪(うわ…この人めちゃくちゃニブイ!!)
律「あとは…えーと…背が高くて…軽音部で…ギターが上手な人とか!」
澪「バカ!!具体的すぎだ!!」ゴツン
律「ぎゃん!!」
男(うお…!)
172: 2009/11/10(火) 00:20:54.60 ID:uoKvHycv0
律「た、例えば名字が山中だったり!うん、いいと思うなぁ、この名字!」
澪「こらっ!!」ゴツーン
律「いだい!」
男(うわ…)
唯「お兄さん、ダメですか~?」
男「え…?う、うん…どうだろうなぁ…か、考えておくよ…」
律「ほんとっ!?」
男「うん…。じゃあ、これからゼミだから…」スッ
梓「あっ…すいません…お邪魔しちゃって…」
男「いや、いいんだ…。じゃあ俺はこれで…」
澪「こらっ!!」ゴツーン
律「いだい!」
男(うわ…)
唯「お兄さん、ダメですか~?」
男「え…?う、うん…どうだろうなぁ…か、考えておくよ…」
律「ほんとっ!?」
男「うん…。じゃあ、これからゼミだから…」スッ
梓「あっ…すいません…お邪魔しちゃって…」
男「いや、いいんだ…。じゃあ俺はこれで…」
173: 2009/11/10(火) 00:21:48.09 ID:uoKvHycv0
唯「行っちゃった」
律「でも、考えておくってさ!これってけっこういい感触なんじゃね?」
澪「全く…あの人が鈍いからよかったけど、先生の事だってバレるところだったぞ!?」
律「ま、まぁまぁ…結果オーライって事で…」
梓「じゃあ、早速先生のところに報告しに行きましょう!」
唯「だね!レッツゴー!!」
律「でも、考えておくってさ!これってけっこういい感触なんじゃね?」
澪「全く…あの人が鈍いからよかったけど、先生の事だってバレるところだったぞ!?」
律「ま、まぁまぁ…結果オーライって事で…」
梓「じゃあ、早速先生のところに報告しに行きましょう!」
唯「だね!レッツゴー!!」
174: 2009/11/10(火) 00:26:34.53 ID:uoKvHycv0
桜高校門
律「というわけなんだ!けっこういい感じになったと思うんだよね」
さわ子「それ…私が彼の事を好きってバレてるんじゃないですか…?」
澪「いや…彼も中々鈍いみたいだから、多分平気…」
さわ子「そうですか…。良かった…」
唯「ねえねえ!今から彼に会ってきたら~?あれはもう一押しでいけると思うんだ~」
さわ子「えっ?そ…そんなの…恥ずかしいですよ…」
梓「恥ずかしがってる場合じゃないですよ!善は急げです!」
さわ子「…」
律「というわけなんだ!けっこういい感じになったと思うんだよね」
さわ子「それ…私が彼の事を好きってバレてるんじゃないですか…?」
澪「いや…彼も中々鈍いみたいだから、多分平気…」
さわ子「そうですか…。良かった…」
唯「ねえねえ!今から彼に会ってきたら~?あれはもう一押しでいけると思うんだ~」
さわ子「えっ?そ…そんなの…恥ずかしいですよ…」
梓「恥ずかしがってる場合じゃないですよ!善は急げです!」
さわ子「…」
175: 2009/11/10(火) 00:32:09.18 ID:uoKvHycv0
さわ子「わかりました…。ちょっと会ってきます…」
律「おう!頑張れよさわちゃん!」
澪「あ、でもくれぐれも早まって告白はしないようにね」
さわ子「大丈夫です。私にはそんな勇気無いですから…」
唯「乙女だねぇ」
さわ子「じゃあ…いってきますね」
梓「やってやれです!」
律「おう!頑張れよさわちゃん!」
澪「あ、でもくれぐれも早まって告白はしないようにね」
さわ子「大丈夫です。私にはそんな勇気無いですから…」
唯「乙女だねぇ」
さわ子「じゃあ…いってきますね」
梓「やってやれです!」
176: 2009/11/10(火) 00:37:23.12 ID:uoKvHycv0
澪「…さて、とりあえず私達は現代に帰るか」
律「そうだな。ムギも待ってる事だし」
梓「じゃ、場所を変えましょうか」
校舎裏
唯「じゃ、いくよー」
唯律澪梓「せーの!!」
ポチポチ
律「そうだな。ムギも待ってる事だし」
梓「じゃ、場所を変えましょうか」
校舎裏
唯「じゃ、いくよー」
唯律澪梓「せーの!!」
ポチポチ
178: 2009/11/10(火) 00:43:29.59 ID:uoKvHycv0
マックスバーガー前
紬「みんなうまくやってるかしら…?」
律「おーい!ムギー!」
紬「あ、みんな!お帰りなさい!」
唯「お待たせー!」
紬「どうだった?」
梓「バッチリです!」
澪「あぁ。あれなら二人がくっつくのも時間の問題だ」
紬「そう!良かったぁ」
律「ま、そういうわけだ。じゃあ今日はこれで解散だな」
澪「ムギ、次は時計忘れるなよ?」
紬「う、うん…。ごめんね…」
紬「みんなうまくやってるかしら…?」
律「おーい!ムギー!」
紬「あ、みんな!お帰りなさい!」
唯「お待たせー!」
紬「どうだった?」
梓「バッチリです!」
澪「あぁ。あれなら二人がくっつくのも時間の問題だ」
紬「そう!良かったぁ」
律「ま、そういうわけだ。じゃあ今日はこれで解散だな」
澪「ムギ、次は時計忘れるなよ?」
紬「う、うん…。ごめんね…」
181: 2009/11/10(火) 00:49:47.18 ID:uoKvHycv0
翌々日 音楽室
さわ子「はぁ~…やっぱりティータイムは落ち着くわぁ…」のびー
律「なんつー幸せそうな顔…」
梓「これがあの品行方正な先生の成れの果てだとは思いたくないですね…」
さわ子「ムギちゃーん…お茶おかわり~…」ぐで~
紬「は、はい…」
澪「だ、大丈夫…。あと一押しで、先生も更正されるはずだから…」
唯「私はこっちのさわちゃんも好きだけどなぁ~」
さわ子「ふ~…幸せだわぁ…」
さわ子「はぁ~…やっぱりティータイムは落ち着くわぁ…」のびー
律「なんつー幸せそうな顔…」
梓「これがあの品行方正な先生の成れの果てだとは思いたくないですね…」
さわ子「ムギちゃーん…お茶おかわり~…」ぐで~
紬「は、はい…」
澪「だ、大丈夫…。あと一押しで、先生も更正されるはずだから…」
唯「私はこっちのさわちゃんも好きだけどなぁ~」
さわ子「ふ~…幸せだわぁ…」
186: 2009/11/10(火) 01:03:10.38 ID:uoKvHycv0
部活後 校舎裏
律「よし、とりあえず様子を見に行ってみるか」
澪「うん。あの調子だと、もう告白前にサポートするだけで充分だろ」
紬「じゃああれから一週間後くらいに行ってみる?」
梓「そうですね。最後にアドバイスしてあげて、後は本人達に任せましょう」
唯「後は若いお二人で…ってやつだね~」
澪「じゃあ行くぞ?」
唯律澪紬梓「せーの!!」
ポチポチポチ
律「よし、とりあえず様子を見に行ってみるか」
澪「うん。あの調子だと、もう告白前にサポートするだけで充分だろ」
紬「じゃああれから一週間後くらいに行ってみる?」
梓「そうですね。最後にアドバイスしてあげて、後は本人達に任せましょう」
唯「後は若いお二人で…ってやつだね~」
澪「じゃあ行くぞ?」
唯律澪紬梓「せーの!!」
ポチポチポチ
188: 2009/11/10(火) 01:08:19.84 ID:uoKvHycv0
8年前 桜高校門
さわ子「あ、みなさん…お久しぶりです」
律「よー!さわちゃん、元気でやってる?」
さわ子「はい。…あの、ところで…みなさんの事、普段全然学校で見かけないんですけど…」
紬(ギクッ)
さわ子「ゴキにゃんちゃんは同学年のはずなのに…どこのクラス覗いてもいないんですが…」
梓(やばっ…)
律「あ…えっと…わ、私ら不良なんだ!学校なんてたりーんだぜ!」
唯「そ、そうアル!やってらんないアル!」
さわ子「ふ…不良ですか…」
さわ子「あ、みなさん…お久しぶりです」
律「よー!さわちゃん、元気でやってる?」
さわ子「はい。…あの、ところで…みなさんの事、普段全然学校で見かけないんですけど…」
紬(ギクッ)
さわ子「ゴキにゃんちゃんは同学年のはずなのに…どこのクラス覗いてもいないんですが…」
梓(やばっ…)
律「あ…えっと…わ、私ら不良なんだ!学校なんてたりーんだぜ!」
唯「そ、そうアル!やってらんないアル!」
さわ子「ふ…不良ですか…」
189: 2009/11/10(火) 01:13:51.87 ID:uoKvHycv0
澪「そ、それよりさ!どうなの?あの彼とは?」
さわ子「あっ…はい。最近毎日メールしてて…とっても楽しいです」
唯「おおー!それは良かったアル!」
さわ子「みなさんの話も良く出てくるんですけど、彼と面識あったんですね?」
梓「え?はい。こないだ会いましたよ?」
さわ子「そうだったんですか。わ、私の事、何か言ってましたか?」
律「いや、だからこの前私らがさわちゃんの事勧めたんじゃん」
さわ子「え?そうですか…。ありがとうございます!」
澪「??」
さわ子「おかげで、告白する勇気が湧いてきました」
律「おお~!」
さわ子「あっ…はい。最近毎日メールしてて…とっても楽しいです」
唯「おおー!それは良かったアル!」
さわ子「みなさんの話も良く出てくるんですけど、彼と面識あったんですね?」
梓「え?はい。こないだ会いましたよ?」
さわ子「そうだったんですか。わ、私の事、何か言ってましたか?」
律「いや、だからこの前私らがさわちゃんの事勧めたんじゃん」
さわ子「え?そうですか…。ありがとうございます!」
澪「??」
さわ子「おかげで、告白する勇気が湧いてきました」
律「おお~!」
190: 2009/11/10(火) 01:19:04.33 ID:uoKvHycv0
澪「じゃあもうすぐ告白するんだね?」
さわ子「はい。緊張するけど…思い切って伝えてみようと思います」
唯「頑張るアル!ヤンキーの私達がついてるアル!」
さわ子「ふふっ」
梓「あれ…?今日はギター持ってるんですね?」
さわ子「あ、はい。普段は部室に置いてるんですけど…最近家で弾きたくなって…」
律「へえー。どんなの弾くの?」
さわ子「ラ…ラブソングを…///」
紬「まぁ」
律(うわー///こっちが恥ずかしくなる///)
さわ子「はい。緊張するけど…思い切って伝えてみようと思います」
唯「頑張るアル!ヤンキーの私達がついてるアル!」
さわ子「ふふっ」
梓「あれ…?今日はギター持ってるんですね?」
さわ子「あ、はい。普段は部室に置いてるんですけど…最近家で弾きたくなって…」
律「へえー。どんなの弾くの?」
さわ子「ラ…ラブソングを…///」
紬「まぁ」
律(うわー///こっちが恥ずかしくなる///)
193: 2009/11/10(火) 01:24:34.04 ID:uoKvHycv0
唯「ねえねえ!ちょっと弾いてみてよ!」
さわ子「えっ?こ、ここでですか…?さすがに恥ずかしいですよ…」
律「じゃあちょっと公園にでも行ってさ、聴かせてくれよ」
さわ子「それなら…大丈夫です。みなさんのおかげでここまで来れたんですし、感謝の気持ちも込めて演奏しますね」
梓(先生のアコギかぁ…)
澪(エレキしか聴いたことないからな…これは楽しみだ)
さわ子「えっ?こ、ここでですか…?さすがに恥ずかしいですよ…」
律「じゃあちょっと公園にでも行ってさ、聴かせてくれよ」
さわ子「それなら…大丈夫です。みなさんのおかげでここまで来れたんですし、感謝の気持ちも込めて演奏しますね」
梓(先生のアコギかぁ…)
澪(エレキしか聴いたことないからな…これは楽しみだ)
195: 2009/11/10(火) 01:29:34.90 ID:uoKvHycv0
公園
幼唯「ほー…げー…」
幼和「唯ちゃん、何見てるの?」
幼唯「流れる雲がわたあめみたいだなーって」
幼和「ふーん…」
律「ここなら大丈夫だな」
さわ子「はい」
唯「さわちゃんのアコギ、楽しみ~♪」
幼唯「あれ?あの人たち…」
幼和「どうしたの?」
幼唯「ほー…げー…」
幼和「唯ちゃん、何見てるの?」
幼唯「流れる雲がわたあめみたいだなーって」
幼和「ふーん…」
律「ここなら大丈夫だな」
さわ子「はい」
唯「さわちゃんのアコギ、楽しみ~♪」
幼唯「あれ?あの人たち…」
幼和「どうしたの?」
198: 2009/11/10(火) 01:37:38.47 ID:uoKvHycv0
梓「あっ!あそこにいるの、ちょんまげ先輩ですよ!」
澪「本当だ!…隣にいるのはもしかして…」
幼唯「和ちゃーん!こっちきてー!猫とたくあんのお姉ちゃんだよー!」
梓紬「…」
律「ちび和か!」
幼和「唯ちゃん…知らない人について行っちゃだめだよ」
律「大丈夫大丈夫!私達、優しいからさ」
幼和「うぅ…シャツがはみ出してる…。不良だぁ…」
律(ぐっ…この頃から説教くさいやつだったんだな…)
澪「本当だ!…隣にいるのはもしかして…」
幼唯「和ちゃーん!こっちきてー!猫とたくあんのお姉ちゃんだよー!」
梓紬「…」
律「ちび和か!」
幼和「唯ちゃん…知らない人について行っちゃだめだよ」
律「大丈夫大丈夫!私達、優しいからさ」
幼和「うぅ…シャツがはみ出してる…。不良だぁ…」
律(ぐっ…この頃から説教くさいやつだったんだな…)
199: 2009/11/10(火) 01:42:25.63 ID:uoKvHycv0
唯「これからさわちゃんが演奏してくれるんだよ!一緒に聴こうよ~」
幼唯「きく!おうた歌う!」
律「ほら、和も来いよ」
幼和「うう…」
紬「じゃあさわ子ちゃん、お願いしていいかしら?」
さわ子「はい」
さわ子「それじゃあ…バーバラ・ルイスをフォーク調で…『baby I’m yours』」
澪律梓(選曲渋っ!!)
幼唯「きく!おうた歌う!」
律「ほら、和も来いよ」
幼和「うう…」
紬「じゃあさわ子ちゃん、お願いしていいかしら?」
さわ子「はい」
さわ子「それじゃあ…バーバラ・ルイスをフォーク調で…『baby I’m yours』」
澪律梓(選曲渋っ!!)
201: 2009/11/10(火) 01:46:09.54 ID:uoKvHycv0
さわ子「~♪」ジャカジャカ
紬「ふわあぁぁ~…」
唯「上手だなぁ…」
幼唯「じゃかじゃか!じゃかじゃか!うんたん♪」
梓「歌もうまい…」
澪「やっぱヘビメタよりこっちのほうがいいな」
律「ははは、全くだ」
さわ子「~♪」ジャカジャカ
唯「澪ちゃん、これってどういう歌なの?」
澪「えっと…私はあなたのもの。星が空から落ちるまで。2+2が3になるまで。つまり永遠に…。っていう歌だよ」
唯「ほえ~(よくわかんないや)」
紬「ふわあぁぁ~…」
唯「上手だなぁ…」
幼唯「じゃかじゃか!じゃかじゃか!うんたん♪」
梓「歌もうまい…」
澪「やっぱヘビメタよりこっちのほうがいいな」
律「ははは、全くだ」
さわ子「~♪」ジャカジャカ
唯「澪ちゃん、これってどういう歌なの?」
澪「えっと…私はあなたのもの。星が空から落ちるまで。2+2が3になるまで。つまり永遠に…。っていう歌だよ」
唯「ほえ~(よくわかんないや)」
202: 2009/11/10(火) 01:50:12.24 ID:uoKvHycv0
さわ子「…」ジャカジャン
さわ子「…どうでした?」
唯「ブラボー!アルよ」パチパチ
紬「とっても素敵でした♪」パチパチ
澪(先生、本当にあの人の事好きなんだな~)パチパチ
梓(な、泣きそう…)パチパチ
幼和「…」パチパチ
幼唯「もっとやってー!もっとやってー!」
律「アンコール!アンコール!」
さわ子「えっと…じゃあ…」
さわ子「ちょっと趣向を変えて…山崎ハコで『呪い』」
律澪梓(うっ…)
さわ子「…どうでした?」
唯「ブラボー!アルよ」パチパチ
紬「とっても素敵でした♪」パチパチ
澪(先生、本当にあの人の事好きなんだな~)パチパチ
梓(な、泣きそう…)パチパチ
幼和「…」パチパチ
幼唯「もっとやってー!もっとやってー!」
律「アンコール!アンコール!」
さわ子「えっと…じゃあ…」
さわ子「ちょっと趣向を変えて…山崎ハコで『呪い』」
律澪梓(うっ…)
204: 2009/11/10(火) 02:00:17.99 ID:uoKvHycv0
さわ子「コーンコーン…コーンコーン…釘~を打つ~…♪」ジャカジャカ…
唯「な…なにこの曲…」
幼唯「こ、怖いよ…」
幼和「…」ビクビク
さわ子「コーンコーン…コーンコーン…釘~を打つ~…♪」ジャカジャカ…
律(あぁ…ヘビメタに走る要素は元々あったのかも…)
澪「聴こえない聴こえない聴こえない…」ガタガタ
紬(せ、先生…)
梓(何でよりによってこの曲…)
唯「な…なにこの曲…」
幼唯「こ、怖いよ…」
幼和「…」ビクビク
さわ子「コーンコーン…コーンコーン…釘~を打つ~…♪」ジャカジャカ…
律(あぁ…ヘビメタに走る要素は元々あったのかも…)
澪「聴こえない聴こえない聴こえない…」ガタガタ
紬(せ、先生…)
梓(何でよりによってこの曲…)
206: 2009/11/10(火) 02:01:47.68 ID:uoKvHycv0
さわ子「ど、どうでした?」
唯「ゆ、ユニークな曲アルね…あは…あはは…」ヒクヒク
律「ちび唯もちび和も怯えてどっかいっちゃったぞ…」
梓「彼の前では絶対演奏しないほうがいいと思います…」
さわ子「そうですか…」
紬「ま、まぁ…そうね。それさえ守れば、絶対うまくいくはずですよ…」
さわ子「はい。私…頑張ります…」
澪「聴こえない聴こえない聴こえない…」ガタガタガタ
唯「ゆ、ユニークな曲アルね…あは…あはは…」ヒクヒク
律「ちび唯もちび和も怯えてどっかいっちゃったぞ…」
梓「彼の前では絶対演奏しないほうがいいと思います…」
さわ子「そうですか…」
紬「ま、まぁ…そうね。それさえ守れば、絶対うまくいくはずですよ…」
さわ子「はい。私…頑張ります…」
澪「聴こえない聴こえない聴こえない…」ガタガタガタ
265: 2009/11/10(火) 19:05:03.62 ID:uoKvHycv0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・
さわ子「じゃあ私はこれで」
唯「うん!ありがとうアル」
律「んじゃね~頑張れよー」
澪「きこえないきこえない…」ガタガタ
紬「澪ちゃん、もう演奏は終わったから」
梓「くれぐれも彼の前で山崎ハコは…」
さわ子「はい。気をつけます。それでは…」
・・・・・・
・・
さわ子「じゃあ私はこれで」
唯「うん!ありがとうアル」
律「んじゃね~頑張れよー」
澪「きこえないきこえない…」ガタガタ
紬「澪ちゃん、もう演奏は終わったから」
梓「くれぐれも彼の前で山崎ハコは…」
さわ子「はい。気をつけます。それでは…」
266: 2009/11/10(火) 19:06:46.98 ID:uoKvHycv0
唯「さわちゃん、うまくいくなぁ?」
律「あぁ。よほどのヘマをしない限りは大丈夫だろ」
梓「様子見に行きますか?」
澪「うん。首尾よく付き合ってるだろうし、ここから3ヶ月後くらいに行ってみよう」
律「へへ…。イチャイチャを見せ付けられるかもな!」
紬「じゃあ行ってみましょう!」
唯律澪紬梓「せーの!!」
ポチポチポチ
律「あぁ。よほどのヘマをしない限りは大丈夫だろ」
梓「様子見に行きますか?」
澪「うん。首尾よく付き合ってるだろうし、ここから3ヶ月後くらいに行ってみよう」
律「へへ…。イチャイチャを見せ付けられるかもな!」
紬「じゃあ行ってみましょう!」
唯律澪紬梓「せーの!!」
ポチポチポチ
267: 2009/11/10(火) 19:11:37.90 ID:uoKvHycv0
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・
8年前 桜高校門
唯「うーん…さわちゃん来ないねぇ…」
律「おかしいな…。部活はとっくに終わってる時間なのに」
梓「ちょっと音楽室覗いてみますか?」
紬「そうね」
澪「もしかして部活そっちのけでデートだったりして」
唯「あはは!それあるかもねー!」
律「じゃ、とりあえず音楽室へ行ってみようぜ」
・・・・・・
・・
8年前 桜高校門
唯「うーん…さわちゃん来ないねぇ…」
律「おかしいな…。部活はとっくに終わってる時間なのに」
梓「ちょっと音楽室覗いてみますか?」
紬「そうね」
澪「もしかして部活そっちのけでデートだったりして」
唯「あはは!それあるかもねー!」
律「じゃ、とりあえず音楽室へ行ってみようぜ」
268: 2009/11/10(火) 19:14:38.74 ID:uoKvHycv0
音楽室
唯「誰もいないねー」
律「おっかしいな…。今日は部活自体休みだったのかな?」
澪「学校休んでるとか?それともやっぱりデートかな?」
紬「風邪かしら?」
唯「う、うーん…」
梓「せ…先輩方!!こ、これ見てください!!」
律「んー?…こ、これは…!?」
澪「うっ…ひどいなこれ…」
唯「誰もいないねー」
律「おっかしいな…。今日は部活自体休みだったのかな?」
澪「学校休んでるとか?それともやっぱりデートかな?」
紬「風邪かしら?」
唯「う、うーん…」
梓「せ…先輩方!!こ、これ見てください!!」
律「んー?…こ、これは…!?」
澪「うっ…ひどいなこれ…」
269: 2009/11/10(火) 19:18:49.78 ID:uoKvHycv0
唯「これって…さわちゃんのアコギだよね…?」
紬「弦がズタズタで…ネックも折れてる…」
律「誰がこんな事を…?」
梓「酷い…」
澪「さすがにこれじゃ修理もできないよな…」
唯「あっ!もしかしてさわちゃん、楽器屋にいるかも!」
律「新しいアコギ探してるかもな」
澪「行ってみよう!」
紬「弦がズタズタで…ネックも折れてる…」
律「誰がこんな事を…?」
梓「酷い…」
澪「さすがにこれじゃ修理もできないよな…」
唯「あっ!もしかしてさわちゃん、楽器屋にいるかも!」
律「新しいアコギ探してるかもな」
澪「行ってみよう!」
271: 2009/11/10(火) 19:22:27.77 ID:uoKvHycv0
楽器屋
唯「ここにもいない…」
澪「一体どこにいるんだろう…」
紬「ちょっと店員さんに、聞いてくる!」タタタ
梓「あ、これ…澪先輩のベースじゃないですか?」
澪「本当だ。この時から置いてあったんだな」
唯「うーん…ギー太は見当たらないね」
梓「あれは比較的新しいモデルですから」
唯「人に歴史あり!だね~」
律「人…?」
唯「ここにもいない…」
澪「一体どこにいるんだろう…」
紬「ちょっと店員さんに、聞いてくる!」タタタ
梓「あ、これ…澪先輩のベースじゃないですか?」
澪「本当だ。この時から置いてあったんだな」
唯「うーん…ギー太は見当たらないね」
梓「あれは比較的新しいモデルですから」
唯「人に歴史あり!だね~」
律「人…?」
272: 2009/11/10(火) 19:26:23.64 ID:uoKvHycv0
唯「わぁーい」みょーん
梓「唯先輩、今は遊んでる場合じゃ…」
澪「ジー…」
律「何でお前は楽器屋に来るとそうなるんだ…」
紬「みんな!」タタタ
唯「ムギちゃん!どうだった?」
紬「さっきこの店に来たらしいわ!!」
梓「本当ですか!?」
紬「ギターを買って行ったらしいけど…」
律「やっぱり折られたギターの代わりを買ってたのか」
紬「いえ…それが…」
梓「唯先輩、今は遊んでる場合じゃ…」
澪「ジー…」
律「何でお前は楽器屋に来るとそうなるんだ…」
紬「みんな!」タタタ
唯「ムギちゃん!どうだった?」
紬「さっきこの店に来たらしいわ!!」
梓「本当ですか!?」
紬「ギターを買って行ったらしいけど…」
律「やっぱり折られたギターの代わりを買ってたのか」
紬「いえ…それが…」
274: 2009/11/10(火) 19:30:21.83 ID:uoKvHycv0
紬「先生が買ったのはエレキギター…。それも…エピフォンのフライングV…」
律「そ、それって…」
梓「先生のギターですね…」
唯「あの白いやつ?」
律「じゃあ…先生は結局ヘビメタの道に…!?」
梓「ど、どうして…」
律「まさか…フラれたのか…?」
唯「で、でも、けっこういい感じっぽかったんじゃなかったの!?」
律「そ、それって…」
梓「先生のギターですね…」
唯「あの白いやつ?」
律「じゃあ…先生は結局ヘビメタの道に…!?」
梓「ど、どうして…」
律「まさか…フラれたのか…?」
唯「で、でも、けっこういい感じっぽかったんじゃなかったの!?」
277: 2009/11/10(火) 19:35:57.94 ID:uoKvHycv0
梓「わからない…。何がどうなってるのか…」
律「なぁ…とりあえずさ、この年の学祭の日に行ってみればわかるんじゃないか?」
紬「そうね…。そこでヘビメタやってたら失敗って事よね…。行ってみましょう!」
唯「澪ちゃん、いこ?」
澪「ヤダ!」ジー…
律「ああーもう!自分のベースなんだから現代に帰ればいくらでも見れるだろ!ほら行くぞ!」
澪「あう…」
店外 路地裏
澪「私のベース…」ショボーン
唯「じゃあ行くよみんな」
澪「う、うん」
唯律澪紬梓「せ…せーのっ!!」
ポチポチポチ
律「なぁ…とりあえずさ、この年の学祭の日に行ってみればわかるんじゃないか?」
紬「そうね…。そこでヘビメタやってたら失敗って事よね…。行ってみましょう!」
唯「澪ちゃん、いこ?」
澪「ヤダ!」ジー…
律「ああーもう!自分のベースなんだから現代に帰ればいくらでも見れるだろ!ほら行くぞ!」
澪「あう…」
店外 路地裏
澪「私のベース…」ショボーン
唯「じゃあ行くよみんな」
澪「う、うん」
唯律澪紬梓「せ…せーのっ!!」
ポチポチポチ
282: 2009/11/10(火) 20:00:17.78 ID:uoKvHycv0
8年前の10月 桜高
唯「学祭やってるよ~!チョコバナナ食べようよ!」
梓「唯先輩、そんな暇は…」
唯「むぅ…」
律「よし!講堂に行こう!」
澪「うぅ…もしヘビメタやってたら…」ガタガタ
梓「澪先輩、しっかりしてください…」
紬「先生…一体何が…」
唯「学祭やってるよ~!チョコバナナ食べようよ!」
梓「唯先輩、そんな暇は…」
唯「むぅ…」
律「よし!講堂に行こう!」
澪「うぅ…もしヘビメタやってたら…」ガタガタ
梓「澪先輩、しっかりしてください…」
紬「先生…一体何が…」
288: 2009/11/10(火) 20:05:13.22 ID:uoKvHycv0
講堂
バァン
唯「さわちゃん!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
律「うおっ!すげえ盛り上がってるな!」
ギュオオオオオオオオオン
梓「な、なんて爆音…」
紬「耳が痛いわ…」
澪「ひぃっ!!あ…あれ…!あれ見て!!」
さわ子『お前らが来るのを待っていたぁぁ…。シャラアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!』
唯律澪紬梓「」
バァン
唯「さわちゃん!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
律「うおっ!すげえ盛り上がってるな!」
ギュオオオオオオオオオン
梓「な、なんて爆音…」
紬「耳が痛いわ…」
澪「ひぃっ!!あ…あれ…!あれ見て!!」
さわ子『お前らが来るのを待っていたぁぁ…。シャラアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!』
唯律澪紬梓「」
291: 2009/11/10(火) 20:12:10.20 ID:uoKvHycv0
さわ子「てめぇらああああ!!ヤンキーだかなんだか知らねえけど、よくもノコノコと現れやがったなあああああ!!!」
律「げっ!?なんか知らんけどめちゃくちゃ怒ってるぞ!?」
澪「あ…あああ…」ガクガク
さわ子「そいつらは生贄だあああ!!!祭壇(ステージ)にそいつらをよこせええええええ!!!!」
紬「え?え!?」ワッショイワッショイ
唯「ちょっ…何!?お客さんが…」ワッショイワッショイ
律「な、なななななななな!?」ワッショイワッショイ
律「げっ!?なんか知らんけどめちゃくちゃ怒ってるぞ!?」
澪「あ…あああ…」ガクガク
さわ子「そいつらは生贄だあああ!!!祭壇(ステージ)にそいつらをよこせええええええ!!!!」
紬「え?え!?」ワッショイワッショイ
唯「ちょっ…何!?お客さんが…」ワッショイワッショイ
律「な、なななななななな!?」ワッショイワッショイ
294: 2009/11/10(火) 20:15:44.56 ID:uoKvHycv0
ドサッ
唯律澪紬梓「ひっ!?」
さわ子「ふぅぅぅぅぅ…くけけけけけけけけ」
唯「さ、さわ…ちゃん…?」ガクガク
さわ子「てめぇらぁ…テキトーなことばっかほざきやがってよおおおおおおおおお!!!」
梓「ひぃっ!?」
さわ子「特にその黒髪の女ぁぁぁぁぁ!!」
澪「あ…ああ…ああああああ…」ジョー…
さわ子「やってくれたじゃねええかああああ!!ああ!?このメス豚がよおおおお!?」
澪「」ブクブク
律「ま、まずい!このさわちゃん、現役最強バリバリの時だ!!私らが知ってるどのさわちゃんよりもやばいぞ!!?」
唯律澪紬梓「ひっ!?」
さわ子「ふぅぅぅぅぅ…くけけけけけけけけ」
唯「さ、さわ…ちゃん…?」ガクガク
さわ子「てめぇらぁ…テキトーなことばっかほざきやがってよおおおおおおおおお!!!」
梓「ひぃっ!?」
さわ子「特にその黒髪の女ぁぁぁぁぁ!!」
澪「あ…ああ…ああああああ…」ジョー…
さわ子「やってくれたじゃねええかああああ!!ああ!?このメス豚がよおおおお!?」
澪「」ブクブク
律「ま、まずい!このさわちゃん、現役最強バリバリの時だ!!私らが知ってるどのさわちゃんよりもやばいぞ!!?」
298: 2009/11/10(火) 20:19:53.10 ID:uoKvHycv0
さわ子「はぁぁっはっはっはァァ!!!貴様ら全員、ここで八つ裂きにしてくれるわあああああああ!!!」ギュオオオンガガガガガガ
紬「ギ、ギターの音がまるでチェンソーみたいに…!!」
さわ子「シャラアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」
唯「う…うわあああああん!」ポロポロ
梓「た…助けて…」ガクガク
澪「」ブクブク
律「い、いやだああああ!やめろおおおお!!」
さわ子「泣いたっておせえぞおおおおお!?ジャッジメントだオラァァァァァァァ!!!!」
唯律澪紬梓「いやああああああああああああ!!!」
ザッ
???「待ちなさい!!!」シャッ
紬「ギ、ギターの音がまるでチェンソーみたいに…!!」
さわ子「シャラアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」
唯「う…うわあああああん!」ポロポロ
梓「た…助けて…」ガクガク
澪「」ブクブク
律「い、いやだああああ!やめろおおおお!!」
さわ子「泣いたっておせえぞおおおおお!?ジャッジメントだオラァァァァァァァ!!!!」
唯律澪紬梓「いやああああああああああああ!!!」
ザッ
???「待ちなさい!!!」シャッ
300: 2009/11/10(火) 20:23:54.88 ID:uoKvHycv0
ザクッ
さわ子「いってぇ!!ピ、ピックが飛んできた…!?ああ!?何だテメェは!?どっから湧いてきやがった!?」
唯「あ…な…なななな…」
梓「そ、そんな…どうして…?」
律「何で…なんでここに…!?」
澪「」ブクブク
紬「あ…あ…!せ…せん…」
唯律梓紬「せんせえええええええ!!!」
さわ子「待たせたわね。さ、逃げるわよ」
さわ子「いってぇ!!ピ、ピックが飛んできた…!?ああ!?何だテメェは!?どっから湧いてきやがった!?」
唯「あ…な…なななな…」
梓「そ、そんな…どうして…?」
律「何で…なんでここに…!?」
澪「」ブクブク
紬「あ…あ…!せ…せん…」
唯律梓紬「せんせえええええええ!!!」
さわ子「待たせたわね。さ、逃げるわよ」
302: 2009/11/10(火) 20:28:12.08 ID:uoKvHycv0
さわ子「待てやこらババァァァァ!!ぐおおおおお血がとまんねえええええ!!!」
さわ子「はぁ…我ながら客観的に見るときついわね…」
唯「さわちゃん、どうしてここに…?」
律「ここ、8年前の桜高だぞ!?」
梓「た、タイムマシンがないとここには来れないはずですよ…?」
さわ子「それはもちろん、ホラ、あなた達と同じよ」
律「う、腕時計…?何で先生が…」
紬「…」
さわ子「さぁ、早く現代に帰るわよ」
唯「あ、そっか…。時計のスイッチ2回押すだけでここから逃げられるんだった…」
さわ子「はぁ…我ながら客観的に見るときついわね…」
唯「さわちゃん、どうしてここに…?」
律「ここ、8年前の桜高だぞ!?」
梓「た、タイムマシンがないとここには来れないはずですよ…?」
さわ子「それはもちろん、ホラ、あなた達と同じよ」
律「う、腕時計…?何で先生が…」
紬「…」
さわ子「さぁ、早く現代に帰るわよ」
唯「あ、そっか…。時計のスイッチ2回押すだけでここから逃げられるんだった…」
304: 2009/11/10(火) 20:32:58.89 ID:uoKvHycv0
さわ子「ごちゃごちゃ言ってんじゃねえぞオラァァ!!」グオオオオ
律「は、早く現代に逃げるぞ!!」
唯「澪ちゃん起きて!!」
澪「」ブクブク
律「私が自分のスイッチと澪のスイッチを一緒に押すから!早く!」
さわ子「ああ!?ここから逃げられると思ってんのかテメエらァァ!!」
さわ子「じゃあね。女子高生の私」
唯律紬梓「せ、せーの!!」
ポチポチ
律「は、早く現代に逃げるぞ!!」
唯「澪ちゃん起きて!!」
澪「」ブクブク
律「私が自分のスイッチと澪のスイッチを一緒に押すから!早く!」
さわ子「ああ!?ここから逃げられると思ってんのかテメエらァァ!!」
さわ子「じゃあね。女子高生の私」
唯律紬梓「せ、せーの!!」
ポチポチ
307: 2009/11/10(火) 20:36:02.78 ID:uoKvHycv0
現代 講堂
さわ子「ここまで来れば大丈夫ね」
澪「う、う~ん…」
律「お、気がついたか澪」
唯「さ、さわちゃん…どういう事なの?」
さわ子「ん?ああ、この時計ね、ムギちゃんに借りたの」
唯律澪梓「え!?」
紬「ごめんなさい…」
律「え?え…?何?どーなってんの?」
紬「…みんながマックスバーガーで作戦を立ててた時、私だけ遅れていったの覚えてる…?」
梓「あ、はい…」
紬「あの時、実は先生に呼び出されてたの…」
さわ子「ここまで来れば大丈夫ね」
澪「う、う~ん…」
律「お、気がついたか澪」
唯「さ、さわちゃん…どういう事なの?」
さわ子「ん?ああ、この時計ね、ムギちゃんに借りたの」
唯律澪梓「え!?」
紬「ごめんなさい…」
律「え?え…?何?どーなってんの?」
紬「…みんながマックスバーガーで作戦を立ててた時、私だけ遅れていったの覚えてる…?」
梓「あ、はい…」
紬「あの時、実は先生に呼び出されてたの…」
309: 2009/11/10(火) 20:40:47.90 ID:uoKvHycv0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・
数日前 山中家
紬「あの…先生、お話って…」
さわ子「ムギちゃん…あなたはウチの部で、一番しっかりしてるから聞きたいんだけど…」
紬「は、はい」
さわ子「私、高校の頃にあなた達に会ってる気がするのよ。潮吹…油だったかしら…?」
紬(あっ…そうか…。現代のさわ子先生に記憶の改竄が起きてるんだ…!)
さわ子「でも、私が見たみんなは、今のみんなと同じ姿で…それってどう考えてもおかしいわよね…。私もわけがわからなくて…」
紬「はい…(もうダメ…。全部バレるのも時間の問題…)」
さわ子「あれ…?何か心当たりがあるって顔してるわね…」
紬「先生…ごめんなさい…全部私のせいなんです…」
・・・・・・
・・
数日前 山中家
紬「あの…先生、お話って…」
さわ子「ムギちゃん…あなたはウチの部で、一番しっかりしてるから聞きたいんだけど…」
紬「は、はい」
さわ子「私、高校の頃にあなた達に会ってる気がするのよ。潮吹…油だったかしら…?」
紬(あっ…そうか…。現代のさわ子先生に記憶の改竄が起きてるんだ…!)
さわ子「でも、私が見たみんなは、今のみんなと同じ姿で…それってどう考えてもおかしいわよね…。私もわけがわからなくて…」
紬「はい…(もうダメ…。全部バレるのも時間の問題…)」
さわ子「あれ…?何か心当たりがあるって顔してるわね…」
紬「先生…ごめんなさい…全部私のせいなんです…」
311: 2009/11/10(火) 20:45:44.51 ID:uoKvHycv0
紬「実はかくかくしかじか…」
さわ子「な、なるほど…。タイムマシンで…私と彼をくっつけて私の性格を…」
紬「ごめんなさい…!ごめんなさいごめんなさい!!」
さわ子「え…?いや、いいけど…せ、性格更正させるってちょっとショックだわ…」
紬「あ…みんな先生の事は大好きです!でも…ちょっとしたイタズラ心というか…先生に好きな人とうまくいってほしかったですし…」
さわ子「そ、そう…」
紬「ごめんなさい…」
さわ子「…」
さわ子「ねえムギちゃん、ちょっとその腕時計借りてもいいかしら?」
紬「え…?」
さわ子「な、なるほど…。タイムマシンで…私と彼をくっつけて私の性格を…」
紬「ごめんなさい…!ごめんなさいごめんなさい!!」
さわ子「え…?いや、いいけど…せ、性格更正させるってちょっとショックだわ…」
紬「あ…みんな先生の事は大好きです!でも…ちょっとしたイタズラ心というか…先生に好きな人とうまくいってほしかったですし…」
さわ子「そ、そう…」
紬「ごめんなさい…」
さわ子「…」
さわ子「ねえムギちゃん、ちょっとその腕時計借りてもいいかしら?」
紬「え…?」
313: 2009/11/10(火) 20:48:16.52 ID:uoKvHycv0
現代 講堂
澪「んな…!ま、まさか…」
梓「あ…あの後私達が会ったのは、過去の先生じゃなくて現代の先生だったんですか!?」
さわ子「そういう事よ」
律「うわ~…やられた~…」
唯「全然気づかなかったよ~」
さわ子「ふふ…さすがに制服はムリがあるかなーって思ったけど、私もまだまだイケるわね~」
澪「じゃあ…公園で弾き語りしたのも…?」
さわ子「それは過去の私よ。私が過去に行ったのは、みんなが彼に会った日と、今この瞬間の2回だけ。もちろん、弾き語りをした記憶は今の私にもあるけどね」
紬「みんな…ごめんね…」
澪「んな…!ま、まさか…」
梓「あ…あの後私達が会ったのは、過去の先生じゃなくて現代の先生だったんですか!?」
さわ子「そういう事よ」
律「うわ~…やられた~…」
唯「全然気づかなかったよ~」
さわ子「ふふ…さすがに制服はムリがあるかなーって思ったけど、私もまだまだイケるわね~」
澪「じゃあ…公園で弾き語りしたのも…?」
さわ子「それは過去の私よ。私が過去に行ったのは、みんなが彼に会った日と、今この瞬間の2回だけ。もちろん、弾き語りをした記憶は今の私にもあるけどね」
紬「みんな…ごめんね…」
314: 2009/11/10(火) 20:49:40.36 ID:uoKvHycv0
みすった。
「今この瞬間」じゃなくて、「さっき」でお願いします。
「今この瞬間」じゃなくて、「さっき」でお願いします。
315: 2009/11/10(火) 20:51:52.97 ID:uoKvHycv0
律「いや、ムギがさわちゃんに時計を渡してなかったら今頃私達は…」
唯「うう…考えたくもないよ…」
さわ子「そうねぇ。あの頃の私はちょーっと乱暴だったのよね」
澪「ちょっとどころじゃないですよ…」
梓「で、でも!先生はあの人とうまくいきそうでした!どうしてまたヘビメタの道に…」
さわ子「…痛いところ突くわね。…結局フラれたのよ、私」
律「え!?何で!?」
さわ子「ワイルドな人がいいんですって…。澪ちゃんみたいな」
澪「え!?私!?」
唯「うう…考えたくもないよ…」
さわ子「そうねぇ。あの頃の私はちょーっと乱暴だったのよね」
澪「ちょっとどころじゃないですよ…」
梓「で、でも!先生はあの人とうまくいきそうでした!どうしてまたヘビメタの道に…」
さわ子「…痛いところ突くわね。…結局フラれたのよ、私」
律「え!?何で!?」
さわ子「ワイルドな人がいいんですって…。澪ちゃんみたいな」
澪「え!?私!?」
318: 2009/11/10(火) 21:01:20.24 ID:uoKvHycv0
さわ子「彼ね…りっちゃんをド突く澪ちゃんを見て、マジホの字になっちゃったのよ…」
律「なんだそりゃ!?」
梓「ワイルドと言えばワイルドかも知れないですけど…」
さわ子「そう。だからあの頃の私は、チュ・サンジュ憎し!って感じだったのよね」
澪「すいません…。なんかすいません…」
さわ子「ぐっ…謝られると余計むかつくわ…」
唯「それで結局ヘビメタの道に…」
さわ子「そう。それからまた告白したけど、結果は知っての通り。で、今度はみんなを処刑した記憶が生まれてね。さすがに可哀想だからあの時代に助けに行ったのよ」
律「なんだそりゃ!?」
梓「ワイルドと言えばワイルドかも知れないですけど…」
さわ子「そう。だからあの頃の私は、チュ・サンジュ憎し!って感じだったのよね」
澪「すいません…。なんかすいません…」
さわ子「ぐっ…謝られると余計むかつくわ…」
唯「それで結局ヘビメタの道に…」
さわ子「そう。それからまた告白したけど、結果は知っての通り。で、今度はみんなを処刑した記憶が生まれてね。さすがに可哀想だからあの時代に助けに行ったのよ」
319: 2009/11/10(火) 21:04:43.01 ID:uoKvHycv0
律「ね、ねえさわちゃん…。もしさわちゃんが助けに来なかったら、私達どうなってたんだ…?」
さわ子「さあ?私がみんなを助けちゃったから、今の私には、獲物が逃げた記憶しかないわよ」
澪「なるほど…」
さわ子「まあでも自分のする事だからね。大体何をしたか想像はできるわ」
梓「想像…?」
さわ子「そうねえ。まずは澪ちゃんを脱がせて、りっちゃんのピーを澪ちゃんのピーにピーして、澪ちゃんがピーするまでひたすらピーしまくった後に、唯ちゃん達も脱がせて、今度は梓ちゃんのピーをムギちゃんのピーにピーピーピーピーで、ピーピーピーピーピー、それから…」
律「さわちゃん、もういいや…。聞きたくねえ…」
さわ子「あら、そう?」
澪「ひ、酷すぎる…」
紬「ちょっと見たかったかも…」
さわ子「さあ?私がみんなを助けちゃったから、今の私には、獲物が逃げた記憶しかないわよ」
澪「なるほど…」
さわ子「まあでも自分のする事だからね。大体何をしたか想像はできるわ」
梓「想像…?」
さわ子「そうねえ。まずは澪ちゃんを脱がせて、りっちゃんのピーを澪ちゃんのピーにピーして、澪ちゃんがピーするまでひたすらピーしまくった後に、唯ちゃん達も脱がせて、今度は梓ちゃんのピーをムギちゃんのピーにピーピーピーピーで、ピーピーピーピーピー、それから…」
律「さわちゃん、もういいや…。聞きたくねえ…」
さわ子「あら、そう?」
澪「ひ、酷すぎる…」
紬「ちょっと見たかったかも…」
322: 2009/11/10(火) 21:09:33.04 ID:uoKvHycv0
律「昔の軽音部のライブは凄かったとは聞いてたけど…」
梓「先生方までノリノリでしたからね…。危なかったです…」
唯「ところで、さわちゃんはどうしてわざわざ変装までして、私達の前に現れたの?」
さわ子「え?そ…それは…」
澪「そう言えば…。私達の目論見を妨害するためですか?」
さわ子「違うわよ…。彼とくっつけたら、それはそれで良かったし」
梓「じゃあ何で…?もしかして、何か悪さしてたんじゃ…」
さわ子「え、えーと…」
紬「私も気になります。教えていただけませんか?」
さわ子「それは…その…」
律「いいだろさわちゃん!教えてよー!」
さわ子「う…」
さわ子「…あ…会いたかったのよ…///」
梓「先生方までノリノリでしたからね…。危なかったです…」
唯「ところで、さわちゃんはどうしてわざわざ変装までして、私達の前に現れたの?」
さわ子「え?そ…それは…」
澪「そう言えば…。私達の目論見を妨害するためですか?」
さわ子「違うわよ…。彼とくっつけたら、それはそれで良かったし」
梓「じゃあ何で…?もしかして、何か悪さしてたんじゃ…」
さわ子「え、えーと…」
紬「私も気になります。教えていただけませんか?」
さわ子「それは…その…」
律「いいだろさわちゃん!教えてよー!」
さわ子「う…」
さわ子「…あ…会いたかったのよ…///」
324: 2009/11/10(火) 21:11:54.36 ID:uoKvHycv0
律「へ…?」
さわ子「か、彼にもう一度だけ会いたくて…それで…///」
唯「ほえ~…」
さわ子「ぐっ…い、いいでしょそれくらい!?笑いたければ笑えばいいわ!!」
梓「そんな、笑ったりしないですよ」
澪「うん。全然おかしくないです」
さわ子「そ、そう…?」
律「ははは…。このさわちゃんにもそういう部分は残ってたんだな~」
唯「だからあの後の先生はやけに幸せそうだったんだね~」
紬「先生、この時計を使えば、どうにでもなりますから…また過去に行ったらどうですか?」
さわ子「…」
さわ子「そうねえ…。それも悪くないけど…やめておくわ」
さわ子「か、彼にもう一度だけ会いたくて…それで…///」
唯「ほえ~…」
さわ子「ぐっ…い、いいでしょそれくらい!?笑いたければ笑えばいいわ!!」
梓「そんな、笑ったりしないですよ」
澪「うん。全然おかしくないです」
さわ子「そ、そう…?」
律「ははは…。このさわちゃんにもそういう部分は残ってたんだな~」
唯「だからあの後の先生はやけに幸せそうだったんだね~」
紬「先生、この時計を使えば、どうにでもなりますから…また過去に行ったらどうですか?」
さわ子「…」
さわ子「そうねえ…。それも悪くないけど…やめておくわ」
330: 2009/11/10(火) 21:30:21.20 ID:uoKvHycv0
唯「なんで?あの人の事好きだったんでしょ?」
さわ子「今の自分も嫌いじゃないしね。ヘビメタもやっぱり好きだし。彼にも会えたから、それで満足よ」
律「もったいないなぁ」
さわ子「分別よ分別。それがあるから、大人って言うのよ」
梓「せ、先生がマトモな事を言ってる…」
澪「これ…もしかして、おしとやかな頃の先生がタイムスリップしてるんじゃないか?」
さわ子「あ、そうそう。みんな…特に澪ちゃん。私の性格を改造しようとした罰はちゃんと受けてもらうから」
澪「え…」
さわ子「ふふふ…まだ着てもらってない衣装が山ほどあるから、心行くまで堪能させてもらうわぁ」ニヤリ
律「あぁ…さわちゃんだ…。紛うこと無きさわちゃんだ…」
さわ子「今の自分も嫌いじゃないしね。ヘビメタもやっぱり好きだし。彼にも会えたから、それで満足よ」
律「もったいないなぁ」
さわ子「分別よ分別。それがあるから、大人って言うのよ」
梓「せ、先生がマトモな事を言ってる…」
澪「これ…もしかして、おしとやかな頃の先生がタイムスリップしてるんじゃないか?」
さわ子「あ、そうそう。みんな…特に澪ちゃん。私の性格を改造しようとした罰はちゃんと受けてもらうから」
澪「え…」
さわ子「ふふふ…まだ着てもらってない衣装が山ほどあるから、心行くまで堪能させてもらうわぁ」ニヤリ
律「あぁ…さわちゃんだ…。紛うこと無きさわちゃんだ…」
332: 2009/11/10(火) 21:36:52.08 ID:uoKvHycv0
紬「このタイムマシンは、もう使わないほうがいいわね…」
澪「良かれと思ってやった事が、悲劇を生む可能性もあるしな」
唯「でも、私は使ってよかったな~。憂を見つけてあげられたし」
紬「そうね。私も今の自分がどれだけ幸せかよくわかったわ」
澪「私も…なんだかんだで律は頼れるヤツだってわかったよ」
梓「え…?どういう事ですか…?」
律「お前らいつの間にそんな事を…」
澪紬「ふふふ」
澪「良かれと思ってやった事が、悲劇を生む可能性もあるしな」
唯「でも、私は使ってよかったな~。憂を見つけてあげられたし」
紬「そうね。私も今の自分がどれだけ幸せかよくわかったわ」
澪「私も…なんだかんだで律は頼れるヤツだってわかったよ」
梓「え…?どういう事ですか…?」
律「お前らいつの間にそんな事を…」
澪紬「ふふふ」
334: 2009/11/10(火) 21:39:04.36 ID:uoKvHycv0
律「なんだよお前ら…悪用してたんじゃないだろーなー?」
紬「ふふ…大丈夫よ」
澪「先生…ご迷惑かけてすいませんでした…」
唯律梓「ごめんなさい…」
さわ子「謝罪はいらないから、とりあえず衣装に着替えてくれない?」ジュルリ
澪「ぐっ…し、仕方ない…。ここは我慢しよう…」プルプル
さわ子「あ、そうそう。あなた達、まだ過去でやり残してる事があるわよ」
梓「やり残してる事?」
紬「ふふ…大丈夫よ」
澪「先生…ご迷惑かけてすいませんでした…」
唯律梓「ごめんなさい…」
さわ子「謝罪はいらないから、とりあえず衣装に着替えてくれない?」ジュルリ
澪「ぐっ…し、仕方ない…。ここは我慢しよう…」プルプル
さわ子「あ、そうそう。あなた達、まだ過去でやり残してる事があるわよ」
梓「やり残してる事?」
335: 2009/11/10(火) 21:41:36.03 ID:uoKvHycv0
音楽室
唯「対バンかぁ。すっかり忘れてたよ」
律「でも確かあれは…変装したさわちゃんとした約束だよな?」
さわ子「その前にも一度話してるじゃない」
澪「そうだっけ…?」
さわ子「私、けっこう楽しみにしてたんだから。さっさと過去に行って、あの頃のおしとやかな私と演奏してきなさい!」
唯「う…でも、さわちゃんすごく上手かったし…」
梓「私達のレベルで大丈夫かぁ…」
さわ子「大丈夫よ。あなた達の事は今の私が一番よく知ってるんだから。悪くないわよ?みんなの演奏も」
唯「対バンかぁ。すっかり忘れてたよ」
律「でも確かあれは…変装したさわちゃんとした約束だよな?」
さわ子「その前にも一度話してるじゃない」
澪「そうだっけ…?」
さわ子「私、けっこう楽しみにしてたんだから。さっさと過去に行って、あの頃のおしとやかな私と演奏してきなさい!」
唯「う…でも、さわちゃんすごく上手かったし…」
梓「私達のレベルで大丈夫かぁ…」
さわ子「大丈夫よ。あなた達の事は今の私が一番よく知ってるんだから。悪くないわよ?みんなの演奏も」
336: 2009/11/10(火) 21:44:19.65 ID:uoKvHycv0
律「そっか。じゃあ、ちょっと行ってギャフンと言わせてやるか!」
紬「私達不良だもんね♪」
唯「よーし…ぶちのめしてやるアル!!」
梓「対バンってそういう意味じゃないですよ…」
澪「私はニダなんて絶対言わないからな…」
律「じゃあみんな…楽器は持ったかっ?」
唯澪紬梓「オッケー!(です!)」
さわ子「ふふ。いってらっしゃい」
唯律澪紬梓「せぇーのっ!!」
完
紬「私達不良だもんね♪」
唯「よーし…ぶちのめしてやるアル!!」
梓「対バンってそういう意味じゃないですよ…」
澪「私はニダなんて絶対言わないからな…」
律「じゃあみんな…楽器は持ったかっ?」
唯澪紬梓「オッケー!(です!)」
さわ子「ふふ。いってらっしゃい」
唯律澪紬梓「せぇーのっ!!」
完
337: 2009/11/10(火) 21:45:42.43 ID:gon5JXdBO
乙!
引用元: 唯「さわちゃんを元に戻す…?」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります