1: 2013/01/06(日) 04:08:08.63 ID:EGbZihMh0
綾波「おさむちゃんです」
シンジ「僕はシンジだよ」
綾波「じゃあ……おしい」
シンジ「なんだよ、それ……」
綾波「不満なの?」
シンジ「そりゃあ、いきなりおしいなんて言われたら、誰だって不満になるよ」
綾波「そう……そうなのね」
シンジ「それで、今日はどうしたの?」
綾波「私も碇くんと一緒に暮らしたい」
シンジ「えっ?ぼ、僕と一緒に暮らしたい?」
綾波「えぇ。2号機の人ばっかりずるい」
シンジ「別に、ばっかりってわけじゃないと思うよ?」
綾波「なに?2号機の人の肩を持つ気?」
シンジ「いや、そういうわけじゃないけど……」
シンジ「僕はシンジだよ」
綾波「じゃあ……おしい」
シンジ「なんだよ、それ……」
綾波「不満なの?」
シンジ「そりゃあ、いきなりおしいなんて言われたら、誰だって不満になるよ」
綾波「そう……そうなのね」
シンジ「それで、今日はどうしたの?」
綾波「私も碇くんと一緒に暮らしたい」
シンジ「えっ?ぼ、僕と一緒に暮らしたい?」
綾波「えぇ。2号機の人ばっかりずるい」
シンジ「別に、ばっかりってわけじゃないと思うよ?」
綾波「なに?2号機の人の肩を持つ気?」
シンジ「いや、そういうわけじゃないけど……」
4: 2013/01/06(日) 04:09:53.38 ID:EGbZihMh0
シンジ「というか……アスカは多分、僕と暮らすの嫌だと思う」
綾波「そうなの?」
シンジ「うん。僕、アスカに嫌われてるみたいだし……」
綾波「そんなことないと思う」
シンジ「そうかな?……まぁ嫌われてないとしても、召使いくらいにしか思われてないよ。きっと」
綾波「……不憫ね」
シンジ「……どういう意味かな?」
綾波「碇くんに対してじゃない」
シンジ「そうなの?それならいいけど……」
綾波「でも、そろそろ私と、代わってくれてもいいはず」
シンジ「アスカは多分……というか絶対、そんなことしないよ」
シンジ「「シンジと暮らすのはイヤだけど、エコヒイキなんかと代わるのはもっとイヤッ!」みたいな感じで」
綾波「ものまね、似てるわね」
シンジ「あっ、そっち?」
綾波「そうなの?」
シンジ「うん。僕、アスカに嫌われてるみたいだし……」
綾波「そんなことないと思う」
シンジ「そうかな?……まぁ嫌われてないとしても、召使いくらいにしか思われてないよ。きっと」
綾波「……不憫ね」
シンジ「……どういう意味かな?」
綾波「碇くんに対してじゃない」
シンジ「そうなの?それならいいけど……」
綾波「でも、そろそろ私と、代わってくれてもいいはず」
シンジ「アスカは多分……というか絶対、そんなことしないよ」
シンジ「「シンジと暮らすのはイヤだけど、エコヒイキなんかと代わるのはもっとイヤッ!」みたいな感じで」
綾波「ものまね、似てるわね」
シンジ「あっ、そっち?」
5: 2013/01/06(日) 04:11:34.66 ID:EGbZihMh0
綾波「どうして、2号機の人のものまね、そんなに上手なの?」
シンジ「僕としては、上手なつもりなんてまったくないんだけど……」
綾波「一緒に暮らしているから?」
シンジ「もしほんとに上手だとしたら、それが理由だろうね」
綾波「よく見てるのね、2号機の人のこと。羨ましい……」
シンジ「見てるというか、目につくというか……微妙なところだけど」
綾波「私のことも、2号機の人と同じくらい、見てくれているの?」
シンジ「綾波のことは……どうだろう?でも、見てなくはないと思うよ」
綾波「そう……じゃあ、ものまね、してみて」
シンジ「えっ!?い、いきなりそんなこと言われても……無茶だよ、そんなの」
綾波「そう……2号機の人のものまねはするのに、私のものまねは無茶なのね。分かったわ」
シンジ「そう言われても……いきなりものまねなんて出来るわけないじゃないか。それにアスカのは……」
綾波「もういい。もう、分かってるから」
シンジ「な、なんだよ……綾波だって、急に僕のものまねしろって……」
綾波「うるさい。黙って」
シンジ「僕としては、上手なつもりなんてまったくないんだけど……」
綾波「一緒に暮らしているから?」
シンジ「もしほんとに上手だとしたら、それが理由だろうね」
綾波「よく見てるのね、2号機の人のこと。羨ましい……」
シンジ「見てるというか、目につくというか……微妙なところだけど」
綾波「私のことも、2号機の人と同じくらい、見てくれているの?」
シンジ「綾波のことは……どうだろう?でも、見てなくはないと思うよ」
綾波「そう……じゃあ、ものまね、してみて」
シンジ「えっ!?い、いきなりそんなこと言われても……無茶だよ、そんなの」
綾波「そう……2号機の人のものまねはするのに、私のものまねは無茶なのね。分かったわ」
シンジ「そう言われても……いきなりものまねなんて出来るわけないじゃないか。それにアスカのは……」
綾波「もういい。もう、分かってるから」
シンジ「な、なんだよ……綾波だって、急に僕のものまねしろって……」
綾波「うるさい。黙って」
7: 2013/01/06(日) 04:14:29.98 ID:A5dA68zl0
シンジ「………………」
綾波「………………」
シンジ「……あ、あの……もしかして怒ってる……?」
綾波「怒ってない」
シンジ「そ、そう……」
綾波「………………」
シンジ「……ご、ごめんね?」
綾波「許さない」
シンジ「やっぱり怒ってるじゃないか……」
綾波「なに?怒っているか試すために謝ったの?……最低ね」
シンジ「い、いや!そんなつもりないよっ!?その……た、たまたまそうなっただけで……」
綾波「そう。よかったわね」
シンジ「なんにもよくないよ……そんなに、ものまねしなかったのが嫌だったの?」
綾波「知らない」
シンジ「なんで怒ってるかくらい、教えてくれてもいいじゃないか……」
綾波「………………」
シンジ「……あ、あの……もしかして怒ってる……?」
綾波「怒ってない」
シンジ「そ、そう……」
綾波「………………」
シンジ「……ご、ごめんね?」
綾波「許さない」
シンジ「やっぱり怒ってるじゃないか……」
綾波「なに?怒っているか試すために謝ったの?……最低ね」
シンジ「い、いや!そんなつもりないよっ!?その……た、たまたまそうなっただけで……」
綾波「そう。よかったわね」
シンジ「なんにもよくないよ……そんなに、ものまねしなかったのが嫌だったの?」
綾波「知らない」
シンジ「なんで怒ってるかくらい、教えてくれてもいいじゃないか……」
8: 2013/01/06(日) 04:16:30.09 ID:A5dA68zl0
綾波「………………」
シンジ「………………」
シンジ「わ、私……肉、嫌いだから……」
綾波「私、そんなんじゃない」
シンジ「そ、そっか……ニンニクラーメンチャーシュー抜き」
綾波「そんなこと言わない」
シンジ「この前、屋台で頼んでたじゃないか……私が氏んでも、代わりはいるもの」
綾波「私に代わりなんていない」
シンジ「そりゃあそうだけどさ……こういう時、どんな顔すればいいか分からないの」
綾波「笑えばいいと思うわ」
シンジ「いやそれ、僕のセリフ……あなたは氏なないわ。私が守るもの」
綾波「似てない」
シンジ「やっと出た、まともな感想がそれって……」
綾波「……もう終わり?」
シンジ「これ以上やると、僕の心が形象崩壊しちゃいそうだから……ごめんね」
シンジ「………………」
シンジ「わ、私……肉、嫌いだから……」
綾波「私、そんなんじゃない」
シンジ「そ、そっか……ニンニクラーメンチャーシュー抜き」
綾波「そんなこと言わない」
シンジ「この前、屋台で頼んでたじゃないか……私が氏んでも、代わりはいるもの」
綾波「私に代わりなんていない」
シンジ「そりゃあそうだけどさ……こういう時、どんな顔すればいいか分からないの」
綾波「笑えばいいと思うわ」
シンジ「いやそれ、僕のセリフ……あなたは氏なないわ。私が守るもの」
綾波「似てない」
シンジ「やっと出た、まともな感想がそれって……」
綾波「……もう終わり?」
シンジ「これ以上やると、僕の心が形象崩壊しちゃいそうだから……ごめんね」
10: 2013/01/06(日) 04:18:29.59 ID:A5dA68zl0
綾波「そう……結局、一つも似ていなかったわね」
シンジ「そこは大目に見てよ。これが精一杯なんだから……」
綾波「つまり碇くんは、私のこと、2号機の人ほど見ていないということね」
シンジ「それは……ものまね基準で考えたらそうかもしれないけど、そもそもその基準がおかしいって」
綾波「でも、他にはかるものがないもの。ものまねで判断するしかないわ」
シンジ「そうかもしれないけどさぁ……いまいち納得行かないなぁ……」
綾波「碇くんが私のことを、2号機の人ほど見ていないと分かった今、私が碇くんと一緒に暮らさないといけないのは、火を見るよりも明らか」
シンジ「結構なトンデモ理論だよ、それ」
綾波「そんなことない。エヴァで一緒に戦う時、連携が取れなくなる」
綾波「最悪、碇くんが2号機の人ばっかり見てる間に、使徒が私に襲いかかってきて、私がやられることも考えられるもの」
シンジ「いや、例えほんとに見てなくても、さすがにそれは気付くよ!」
綾波「どうかしらね。私がなにをされていようと、碇くんは2号機の人を見続けているわ。きっと」
シンジ「だから、そんなことないって!ちゃんと綾波のこと見てるからっ!!」
綾波「……碇くんのせいで氏ぬのね、私」
シンジ「やめてよっ!僕のせいで氏ぬとか、そんな縁起の悪いこと言うのっ!!」
シンジ「そこは大目に見てよ。これが精一杯なんだから……」
綾波「つまり碇くんは、私のこと、2号機の人ほど見ていないということね」
シンジ「それは……ものまね基準で考えたらそうかもしれないけど、そもそもその基準がおかしいって」
綾波「でも、他にはかるものがないもの。ものまねで判断するしかないわ」
シンジ「そうかもしれないけどさぁ……いまいち納得行かないなぁ……」
綾波「碇くんが私のことを、2号機の人ほど見ていないと分かった今、私が碇くんと一緒に暮らさないといけないのは、火を見るよりも明らか」
シンジ「結構なトンデモ理論だよ、それ」
綾波「そんなことない。エヴァで一緒に戦う時、連携が取れなくなる」
綾波「最悪、碇くんが2号機の人ばっかり見てる間に、使徒が私に襲いかかってきて、私がやられることも考えられるもの」
シンジ「いや、例えほんとに見てなくても、さすがにそれは気付くよ!」
綾波「どうかしらね。私がなにをされていようと、碇くんは2号機の人を見続けているわ。きっと」
シンジ「だから、そんなことないって!ちゃんと綾波のこと見てるからっ!!」
綾波「……碇くんのせいで氏ぬのね、私」
シンジ「やめてよっ!僕のせいで氏ぬとか、そんな縁起の悪いこと言うのっ!!」
12: 2013/01/06(日) 04:19:58.57 ID:A5dA68zl0
綾波「そうならないためにも、私と碇くんが一緒に暮らさないといけない。そうしないと、私の言った通りになってしまう」
シンジ「絶対、ああはならないと思うけど……そんなに一緒に暮らしたいの?」
綾波「……私の話、ちゃんと聞いていたの?」
シンジ「聞いてるよ。当たり前じゃないか」
綾波「なら、その疑問はおかしい。ちゃんと聞いていたなら、私の想いは伝わっているはず」
シンジ「あぁ……まぁ……うん……なんかごめんね」
綾波「分かってくれたならいい」
シンジ「でも、そんなこと僕たちだけじゃ決められないよ?ちゃんと許可を貰わないと」
綾波「既成事実って知ってる?」
シンジ「知ってるけど……それがどうかしたの?」
綾波「つまり、許可を貰う前に、もう一緒に暮らせばいい。そうしたら、許可を出さざるを得なくなる」
シンジ「そんなの、やった途端に絶対バレるよ」
綾波「この世に絶対なんて、絶対にないのよ。碇くん」
シンジ「そんなそれっぽいこと言って……騙されないからね」
シンジ「絶対、ああはならないと思うけど……そんなに一緒に暮らしたいの?」
綾波「……私の話、ちゃんと聞いていたの?」
シンジ「聞いてるよ。当たり前じゃないか」
綾波「なら、その疑問はおかしい。ちゃんと聞いていたなら、私の想いは伝わっているはず」
シンジ「あぁ……まぁ……うん……なんかごめんね」
綾波「分かってくれたならいい」
シンジ「でも、そんなこと僕たちだけじゃ決められないよ?ちゃんと許可を貰わないと」
綾波「既成事実って知ってる?」
シンジ「知ってるけど……それがどうかしたの?」
綾波「つまり、許可を貰う前に、もう一緒に暮らせばいい。そうしたら、許可を出さざるを得なくなる」
シンジ「そんなの、やった途端に絶対バレるよ」
綾波「この世に絶対なんて、絶対にないのよ。碇くん」
シンジ「そんなそれっぽいこと言って……騙されないからね」
13: 2013/01/06(日) 04:21:56.85 ID:A5dA68zl0
綾波「というかそもそも、ネルフが私に、一人で暮らすなと言っているの」
シンジ「ネルフが?……どういうこと?」
綾波「碇くん、私の部屋、どう思う?」
シンジ「どう思う……あんまり物がないよね」
綾波「あんまりどころじゃない。ほとんどなにもない」
綾波「あるのは引き出しと冷蔵庫と病院のベッドだけ。一体どういうこと?」
シンジ「ぼ、僕に聞かれても……」
綾波「テレビもない、ラジオもない、パソコンなんて以ての外。私は娯楽を楽しんではいけないの?」
綾波「それにこのベッド、寝心地がすごく悪い。寝たら逆に疲れるくらい」
綾波「それよりまず、なぜこんなにアパートが古いの?ちょっとした衝撃で、すぐに崩れそう」
シンジ「う、うっぷん溜まってるんだね、綾波……でもまぁ確かに、綾波の部屋はちょっとひどいかもね」
綾波「ちょっとどころじゃない。あなたのお父さん、一体なにを考えているの?」
綾波「仮にもまともな人間なら、14歳の少女に、こんな家で一人暮らしなんてさせない」
シンジ「それは……そもそも、父さんはまともな人間なんかじゃないよ」
綾波「……それもそうね」
シンジ「ネルフが?……どういうこと?」
綾波「碇くん、私の部屋、どう思う?」
シンジ「どう思う……あんまり物がないよね」
綾波「あんまりどころじゃない。ほとんどなにもない」
綾波「あるのは引き出しと冷蔵庫と病院のベッドだけ。一体どういうこと?」
シンジ「ぼ、僕に聞かれても……」
綾波「テレビもない、ラジオもない、パソコンなんて以ての外。私は娯楽を楽しんではいけないの?」
綾波「それにこのベッド、寝心地がすごく悪い。寝たら逆に疲れるくらい」
綾波「それよりまず、なぜこんなにアパートが古いの?ちょっとした衝撃で、すぐに崩れそう」
シンジ「う、うっぷん溜まってるんだね、綾波……でもまぁ確かに、綾波の部屋はちょっとひどいかもね」
綾波「ちょっとどころじゃない。あなたのお父さん、一体なにを考えているの?」
綾波「仮にもまともな人間なら、14歳の少女に、こんな家で一人暮らしなんてさせない」
シンジ「それは……そもそも、父さんはまともな人間なんかじゃないよ」
綾波「……それもそうね」
14: 2013/01/06(日) 04:23:08.75 ID:gktdmtwv0
小生意気な綾波可愛い
15: 2013/01/06(日) 04:23:43.65 ID:FKcUiSVs0
でもこれはもう綾波じゃないとおもうけどなww
20: 2013/01/06(日) 04:29:43.79 ID:A5dA68zl0
綾波「私をこんな所に住まわせているネルフって、まともな人間が1人も居ない組織なのね」
シンジ「いや……そんなことはないと思うよ?副指令は、なんだか真面目そうだし」
綾波「あの人はダメ。あの人は、まともな人間の皮を被ったとんでもない狸親父」
シンジ「えっ!?そ、そうなの……?」
綾波「えぇ。見た目で騙されてはいけない典型」
シンジ「そ、そうなんだ……」
綾波「気を付けて、碇くん。私、碇くんが女装を強要されてる姿なんて、見たくないから」
シンジ「じ、女装!?なんでいきなり女装なんて出てくるのっ!?」
綾波「副指令はそういう人だから」
シンジ「そ、そうなんだ……見る目変わっちゃうなぁ……」
綾波「これからは、あまり近付かないほうがいい」
シンジ「うん……今度から気を付けるよ。ありがとう、綾波」
綾波「でも……碇くんの女装姿は、ちょっと見てみたい」
シンジ「えっ!?ほ、ほんとに……?」
綾波「えぇ。嘘偽りのない、心からの言葉」
シンジ「いや……そんなことはないと思うよ?副指令は、なんだか真面目そうだし」
綾波「あの人はダメ。あの人は、まともな人間の皮を被ったとんでもない狸親父」
シンジ「えっ!?そ、そうなの……?」
綾波「えぇ。見た目で騙されてはいけない典型」
シンジ「そ、そうなんだ……」
綾波「気を付けて、碇くん。私、碇くんが女装を強要されてる姿なんて、見たくないから」
シンジ「じ、女装!?なんでいきなり女装なんて出てくるのっ!?」
綾波「副指令はそういう人だから」
シンジ「そ、そうなんだ……見る目変わっちゃうなぁ……」
綾波「これからは、あまり近付かないほうがいい」
シンジ「うん……今度から気を付けるよ。ありがとう、綾波」
綾波「でも……碇くんの女装姿は、ちょっと見てみたい」
シンジ「えっ!?ほ、ほんとに……?」
綾波「えぇ。嘘偽りのない、心からの言葉」
22: 2013/01/06(日) 04:34:15.22 ID:A5dA68zl0
シンジ「そ、そっか……でもまぁ、綾波が見たいって言うなら、考えなくもないけど……」
綾波「本当に?それならなにを着るの?やっぱり学校の制服?」
綾波「制服なら私に任せて。制服だけはたくさん持っているから」
綾波「なんなら1着くらいあげてもいい。むしろ今着ているのをプレゼントするわ」
シンジ「いや、あの……と、とりあえず話を戻そう!」
シンジ「ネルフが綾波に、一人で暮らすなって言ってるって言ってたけど、つまりどういうことなの?」
綾波「あんな環境に、私を住まわせている意味をよく考えてみて」
シンジ「えっと……財政難とか?」
綾波「それもあるかもしれない。けれど、本当の意味は違う」
シンジ「じゃあもう、僕にはさっぱり分からないよ」
綾波「人並みの暮らしがしたいなら、ネルフに頼らず、他の人間に頼れと言っているの。そうとしか考えられない」
シンジ「……なんか、どんどんネルフのイメージが崩れてくよ……」
綾波「幻想は所詮、幻想なのよ」
シンジ「人類を守ろうとしてる組織が、そんな他力本願だなんて……」
綾波「人類の存亡を私たちに頼っている時点で、もう十分他力本願だと思うわ」
綾波「本当に?それならなにを着るの?やっぱり学校の制服?」
綾波「制服なら私に任せて。制服だけはたくさん持っているから」
綾波「なんなら1着くらいあげてもいい。むしろ今着ているのをプレゼントするわ」
シンジ「いや、あの……と、とりあえず話を戻そう!」
シンジ「ネルフが綾波に、一人で暮らすなって言ってるって言ってたけど、つまりどういうことなの?」
綾波「あんな環境に、私を住まわせている意味をよく考えてみて」
シンジ「えっと……財政難とか?」
綾波「それもあるかもしれない。けれど、本当の意味は違う」
シンジ「じゃあもう、僕にはさっぱり分からないよ」
綾波「人並みの暮らしがしたいなら、ネルフに頼らず、他の人間に頼れと言っているの。そうとしか考えられない」
シンジ「……なんか、どんどんネルフのイメージが崩れてくよ……」
綾波「幻想は所詮、幻想なのよ」
シンジ「人類を守ろうとしてる組織が、そんな他力本願だなんて……」
綾波「人類の存亡を私たちに頼っている時点で、もう十分他力本願だと思うわ」
25: 2013/01/06(日) 04:36:19.03 ID:A5dA68zl0
綾波「というか、葛城三佐もおかしい」
シンジ「ミサトさんも?」
綾波「えぇ。私の生活力を知っているなら、真っ先に私を引き取るべき。それが大人の努め」
シンジ「ミサトさんは、そんなこと知らなそうだけどなぁ……」
綾波「そうだとしたら、それもおかしい。チルドレンを管理統括する戦闘指揮官なら、私の状況くらい、把握しておくべき」
シンジ「まぁ……ほら、ミサトさんってああだから、そういうのに期待するべきじゃないよ」
綾波「ああでもいいでも関係ない。役職についているなら、それに伴う責任も果たさなければいけない」
綾波「あの人は、大人の努めも役職の責任も果たさずに、私たちに命令を下す。それも思いつきや成功率が極端に低い命令を」
綾波「そして、いくら顔馴染みだからといって、後からやってきた2号機の人を引き取る始末。私のことはほっぽって」
綾波「正直言って、許せないわね」
シンジ「そ、そこまで言う?……ミサトさんのこと、嫌いなの?」
綾波「葛城三佐のことは、別に嫌いじゃない」
シンジ「そうなんだ。……あんまりそうは思えないけど……」
綾波「でも、胸の大きい人は嫌い。虫唾が走るわ」
シンジ「そこなのっ!?それに虫唾って……結構、相当じゃないか」
シンジ「ミサトさんも?」
綾波「えぇ。私の生活力を知っているなら、真っ先に私を引き取るべき。それが大人の努め」
シンジ「ミサトさんは、そんなこと知らなそうだけどなぁ……」
綾波「そうだとしたら、それもおかしい。チルドレンを管理統括する戦闘指揮官なら、私の状況くらい、把握しておくべき」
シンジ「まぁ……ほら、ミサトさんってああだから、そういうのに期待するべきじゃないよ」
綾波「ああでもいいでも関係ない。役職についているなら、それに伴う責任も果たさなければいけない」
綾波「あの人は、大人の努めも役職の責任も果たさずに、私たちに命令を下す。それも思いつきや成功率が極端に低い命令を」
綾波「そして、いくら顔馴染みだからといって、後からやってきた2号機の人を引き取る始末。私のことはほっぽって」
綾波「正直言って、許せないわね」
シンジ「そ、そこまで言う?……ミサトさんのこと、嫌いなの?」
綾波「葛城三佐のことは、別に嫌いじゃない」
シンジ「そうなんだ。……あんまりそうは思えないけど……」
綾波「でも、胸の大きい人は嫌い。虫唾が走るわ」
シンジ「そこなのっ!?それに虫唾って……結構、相当じゃないか」
26: 2013/01/06(日) 04:38:40.61 ID:A5dA68zl0
綾波「それより、どうすれば私が、碇くんと一緒になれるかを知りたい」
シンジ「それは……ちょっと意味が違ってくると思うよ?」
綾波「広い意味で見たら同じ。それで、結局どうすればいいの?」
シンジ「さっきも言ったけど、やっぱりネルフから許可を貰わないといけないんじゃないかな」
綾波「つまり指令から、碇くんと一緒に住んでいいという許可を貰えばいいのね?」
シンジ「それと、ミサトさんの家で暮らすならミサトさんの許可もいるね」
綾波「2号機の人のはいいの?」
シンジ「アスカのは……いいんじゃないかな、別に」
綾波「そう……とりあえず指令に電話して、許可を取ってみるわ」
シンジ「簡単に言うけど、そんなこと出来るの?」
綾波「私、何年ネルフにいると思っているの?指令の弱みくらい、いくつか握っているもの」
シンジ「よ、弱み!?そんなのあるの!?」
綾波「えぇ。赤木博士と親子2代にわたって浮気しているとか、碇くんを盗撮して悦に浸っているとか、その他諸々」
シンジ「そ、そうなんだ……あんまり知りたくなかったな……」
シンジ「それは……ちょっと意味が違ってくると思うよ?」
綾波「広い意味で見たら同じ。それで、結局どうすればいいの?」
シンジ「さっきも言ったけど、やっぱりネルフから許可を貰わないといけないんじゃないかな」
綾波「つまり指令から、碇くんと一緒に住んでいいという許可を貰えばいいのね?」
シンジ「それと、ミサトさんの家で暮らすならミサトさんの許可もいるね」
綾波「2号機の人のはいいの?」
シンジ「アスカのは……いいんじゃないかな、別に」
綾波「そう……とりあえず指令に電話して、許可を取ってみるわ」
シンジ「簡単に言うけど、そんなこと出来るの?」
綾波「私、何年ネルフにいると思っているの?指令の弱みくらい、いくつか握っているもの」
シンジ「よ、弱み!?そんなのあるの!?」
綾波「えぇ。赤木博士と親子2代にわたって浮気しているとか、碇くんを盗撮して悦に浸っているとか、その他諸々」
シンジ「そ、そうなんだ……あんまり知りたくなかったな……」
28: 2013/01/06(日) 04:40:08.65 ID:A5dA68zl0
綾波「許可が取れたわ」
シンジ「は、早いね……なにを言ったの?」
綾波「将棋がすごく弱いことを副指令に伝えると言ったら、すぐに許可を出すって」
シンジ「そんなことで!?それでいいのか、父さんっ!!」
綾波「ともかく、これでネルフの許可は取れた。あとは葛城三佐だけ」
シンジ「あっ、ミサトさんの家で一緒に暮らすつもりなんだ」
綾波「えぇ。いけない?」
シンジ「いや、いけないわけじゃないよ。ただ……部屋があったかなって」
綾波「部屋、もうないの?」
シンジ「うん。多分、もうなかったと思う」
綾波「そう……でも、碇くんの部屋に住むつもりだから、別にどうでもいい」
シンジ「えっ!?ぼ、僕の部屋に住むつもりなの!?」
綾波「えぇ。碇くんと一緒に暮らすって言ったでしょ?」
シンジ「そこまで一緒だとは思わなかったよ!部屋は別々にしようよ、ねっ!?」
綾波「それはダメ。許可出来ないわ」
シンジ「は、早いね……なにを言ったの?」
綾波「将棋がすごく弱いことを副指令に伝えると言ったら、すぐに許可を出すって」
シンジ「そんなことで!?それでいいのか、父さんっ!!」
綾波「ともかく、これでネルフの許可は取れた。あとは葛城三佐だけ」
シンジ「あっ、ミサトさんの家で一緒に暮らすつもりなんだ」
綾波「えぇ。いけない?」
シンジ「いや、いけないわけじゃないよ。ただ……部屋があったかなって」
綾波「部屋、もうないの?」
シンジ「うん。多分、もうなかったと思う」
綾波「そう……でも、碇くんの部屋に住むつもりだから、別にどうでもいい」
シンジ「えっ!?ぼ、僕の部屋に住むつもりなの!?」
綾波「えぇ。碇くんと一緒に暮らすって言ったでしょ?」
シンジ「そこまで一緒だとは思わなかったよ!部屋は別々にしようよ、ねっ!?」
綾波「それはダメ。許可出来ないわ」
30: 2013/01/06(日) 04:42:32.25 ID:A5dA68zl0
綾波「というわけで、今日からここで一緒に暮らすことになったの。よろしく」
アスカ「どーゆーわけよ!?ひとっっっつも分かんないんだけどっ!!」
シンジ「まぁまぁ……ネルフが決めたことなんだから、仕方ないじゃないか」
アスカ「なにが仕方ないのよっ!どうせ、エコヒイキが指令でも脅して、無理矢理許可取らせたんでしょ!?」
綾波「……なにそれ?ジャーマンジョーク?……笑えないわね」
アスカ「コイツ……!ケンカ売ってんのっ!?」
シンジ「2人ともやめなって。今日から一緒に暮らすんだし、仲良くしようよ」
綾波「そう。碇くんの言う通り。仲良くしましょう」
アスカ「こんな、なに考えてるか分かんない人形女と、仲良くなんか出来るわけないでしょ!?こちとら血の通った、普通の人間なのよ!?」
綾波「私は人形なんかじゃない。ゼーレに操られている指令のほうが、よっぽど人形みたいだもの」
アスカ「知らないわよ、そんなことっ!ていうか、アンタ部屋はどうすんのよ!?ウチはもういっぱいなのよ!?」
綾波「それは心配いらない。私、碇くんの部屋に住むから」
アスカ「は、はぁああぁぁあぁあ!?!?!?な、なによそれぇーーーーーー!!!!!!!」
綾波「私、碇くんの部屋に住むの」
アスカ「2回も言わんでいいっ!1回でちゃんと伝わってるわよっ!!」
アスカ「どーゆーわけよ!?ひとっっっつも分かんないんだけどっ!!」
シンジ「まぁまぁ……ネルフが決めたことなんだから、仕方ないじゃないか」
アスカ「なにが仕方ないのよっ!どうせ、エコヒイキが指令でも脅して、無理矢理許可取らせたんでしょ!?」
綾波「……なにそれ?ジャーマンジョーク?……笑えないわね」
アスカ「コイツ……!ケンカ売ってんのっ!?」
シンジ「2人ともやめなって。今日から一緒に暮らすんだし、仲良くしようよ」
綾波「そう。碇くんの言う通り。仲良くしましょう」
アスカ「こんな、なに考えてるか分かんない人形女と、仲良くなんか出来るわけないでしょ!?こちとら血の通った、普通の人間なのよ!?」
綾波「私は人形なんかじゃない。ゼーレに操られている指令のほうが、よっぽど人形みたいだもの」
アスカ「知らないわよ、そんなことっ!ていうか、アンタ部屋はどうすんのよ!?ウチはもういっぱいなのよ!?」
綾波「それは心配いらない。私、碇くんの部屋に住むから」
アスカ「は、はぁああぁぁあぁあ!?!?!?な、なによそれぇーーーーーー!!!!!!!」
綾波「私、碇くんの部屋に住むの」
アスカ「2回も言わんでいいっ!1回でちゃんと伝わってるわよっ!!」
32: 2013/01/06(日) 04:44:28.86 ID:A5dA68zl0
アスカ「ちょっとシンジッ!どういうことか説明しなさい!!」
シンジ「説明って言われても……綾波の言ってる通りだよ」
アスカ「アンタはそれでいいの!?こんな人形女と一緒の部屋なんて!!」
シンジ「僕もよくはないと思うけど、もう決まったことだし……でも、なるべく部屋にはいないようにするとは思うよ。綾波に悪いからね」
綾波「そんなこと、気にしなくていいのに。元々、碇くんの部屋なんだから、私のことは気にせず、部屋に引きこもったらいい」
シンジ「いや、引きこもるつもりはないけど……綾波は気にならないの?」
綾波「むしろ、私は碇くんと長い間一緒にいたい。だから、碇くんはなにも気にしなくていい」
シンジ「うーん……それじゃあ、そうさせてもらおうかなぁ……」
アスカ「そうさせてもらおうかなじゃないわよ、このバカッ!!」
シンジ「あうっ!!い、痛いじゃないか……なにするんだよ!?」
アスカ「アンタがアタシに殴られるようなこと言うからでしょ!このエOチ!スケベ!変態!信じらんないっ!!」
綾波「碇くん、大丈夫?」
シンジ「あっ、うん……そんな心配しなくて大丈夫だよ。毎度のことだから慣れてるし……でもありがとう、心配してくれて」
アスカ「イチャついてんじゃないわよっ!!」
シンジ「説明って言われても……綾波の言ってる通りだよ」
アスカ「アンタはそれでいいの!?こんな人形女と一緒の部屋なんて!!」
シンジ「僕もよくはないと思うけど、もう決まったことだし……でも、なるべく部屋にはいないようにするとは思うよ。綾波に悪いからね」
綾波「そんなこと、気にしなくていいのに。元々、碇くんの部屋なんだから、私のことは気にせず、部屋に引きこもったらいい」
シンジ「いや、引きこもるつもりはないけど……綾波は気にならないの?」
綾波「むしろ、私は碇くんと長い間一緒にいたい。だから、碇くんはなにも気にしなくていい」
シンジ「うーん……それじゃあ、そうさせてもらおうかなぁ……」
アスカ「そうさせてもらおうかなじゃないわよ、このバカッ!!」
シンジ「あうっ!!い、痛いじゃないか……なにするんだよ!?」
アスカ「アンタがアタシに殴られるようなこと言うからでしょ!このエOチ!スケベ!変態!信じらんないっ!!」
綾波「碇くん、大丈夫?」
シンジ「あっ、うん……そんな心配しなくて大丈夫だよ。毎度のことだから慣れてるし……でもありがとう、心配してくれて」
アスカ「イチャついてんじゃないわよっ!!」
35: 2013/01/06(日) 04:46:11.24 ID:A5dA68zl0
アスカ「……まぁいい……まぁいいわ。100万歩譲って、アンタがここで暮らすのはいいとする」
アスカ「それで、100億歩譲って……も許せないけど、シンジの部屋に住むのも……まぁ目を瞑ってあげるわ」
アスカ「でも、シンジが寝るのは私の部屋でだけよっ!!そうじゃないと許さないからねっ!!」
シンジ「えっ?……えぇぇっ!?ほ、本気で言ってるの!?」
綾波「……あなた、自分がなにを言っているか分かっているの?」
アスカ「分かってるわよ、それくらい!アンタが無防備な状態で、シンジと一緒には出来ないってこと!」
シンジ「えっと……どういう意味かな、それ?」
アスカ「アンタバカァ!?無防備な女の子が目の前にいて、襲わない男なんていないのよっ!!」
シンジ「いるよっ!少なくとも、僕は襲わないタイプの男だよっ!!」
アスカ「アンタの言うことなんて、信じられるわけないでしょ!アンタはずうぇーーーーーったいっ!エコヒイキのことを襲うわっ!!」
アスカ「そんなことになるって分かってて、一緒の部屋で寝かせるわけないでしょ!?」
シンジ「……じゃあ、アスカは僕に襲われてもいいの?」
アスカ「い、いいわけないでしょ!?バッカじゃないの!?」
シンジ「なら、なんでアスカの部屋で寝ろなんて言うのさっ!?」
アスカ「それで、100億歩譲って……も許せないけど、シンジの部屋に住むのも……まぁ目を瞑ってあげるわ」
アスカ「でも、シンジが寝るのは私の部屋でだけよっ!!そうじゃないと許さないからねっ!!」
シンジ「えっ?……えぇぇっ!?ほ、本気で言ってるの!?」
綾波「……あなた、自分がなにを言っているか分かっているの?」
アスカ「分かってるわよ、それくらい!アンタが無防備な状態で、シンジと一緒には出来ないってこと!」
シンジ「えっと……どういう意味かな、それ?」
アスカ「アンタバカァ!?無防備な女の子が目の前にいて、襲わない男なんていないのよっ!!」
シンジ「いるよっ!少なくとも、僕は襲わないタイプの男だよっ!!」
アスカ「アンタの言うことなんて、信じられるわけないでしょ!アンタはずうぇーーーーーったいっ!エコヒイキのことを襲うわっ!!」
アスカ「そんなことになるって分かってて、一緒の部屋で寝かせるわけないでしょ!?」
シンジ「……じゃあ、アスカは僕に襲われてもいいの?」
アスカ「い、いいわけないでしょ!?バッカじゃないの!?」
シンジ「なら、なんでアスカの部屋で寝ろなんて言うのさっ!?」
37: 2013/01/06(日) 04:48:38.72 ID:A5dA68zl0
アスカ「そ、それは……あ、アレよ!アタシはエコヒイキなんかと違って、武術の心得があるからよっ!!」
アスカ「それも、軍仕込みの本格的なマーシャルアーツ!だから、いくらシンジが寝込みを襲ってこようと、撃退出来るから大丈夫ってわけ!!」
アスカ「アンタなんて、アタシの敵じゃないのよ!!分かった!?」
シンジ「わ、分かったよ……でも、絶対アスカを襲うことはないけど」
アスカ「なっ!?襲いなさいよっ!!」
綾波「ちょっといい?」
アスカ「あ゙ん!?……なによ?文句でもあるわけ!?」
綾波「えぇ。むしろ、文句しかないわ。どうして私が、碇くんに襲われたくないと思っているなんて思っているの?」
アスカ「じゃあアンタは、シンジに襲われてもいいとでも思ってんの!?」
綾波「えぇ。むしろ、襲われたいとすら思っているわ」
アスカ「えっ」
シンジ「あ、綾波……?」
綾波「あっ……やだ、私ったら……なにを言ってるのかしら……」
アスカ「あ、アンタはよくても……その……し、シンジが嫌かもしれないじゃない!!」
アスカ「それも、軍仕込みの本格的なマーシャルアーツ!だから、いくらシンジが寝込みを襲ってこようと、撃退出来るから大丈夫ってわけ!!」
アスカ「アンタなんて、アタシの敵じゃないのよ!!分かった!?」
シンジ「わ、分かったよ……でも、絶対アスカを襲うことはないけど」
アスカ「なっ!?襲いなさいよっ!!」
綾波「ちょっといい?」
アスカ「あ゙ん!?……なによ?文句でもあるわけ!?」
綾波「えぇ。むしろ、文句しかないわ。どうして私が、碇くんに襲われたくないと思っているなんて思っているの?」
アスカ「じゃあアンタは、シンジに襲われてもいいとでも思ってんの!?」
綾波「えぇ。むしろ、襲われたいとすら思っているわ」
アスカ「えっ」
シンジ「あ、綾波……?」
綾波「あっ……やだ、私ったら……なにを言ってるのかしら……」
アスカ「あ、アンタはよくても……その……し、シンジが嫌かもしれないじゃない!!」
47: 2013/01/06(日) 05:11:50.28 ID:EGbZihMh0
綾波「……そうなの?」
シンジ「えっ!?そ、それは……ど、どうかなぁ……あはははは……」
アスカ「ハッキリ言ってやんなさいよ!エコヒイキなんか、これっぽっちも襲いたくならないって!!」
綾波「2号機の人、余計なこと言わないで。それで、碇くんは……本当に、私のこと襲いたくならないの?」
シンジ「え、えぇっと……あっ、あいたっ!アイタタタタタッ!き、急に腹痛が……ごめん、2人ともっ!!」
アスカ「あっ!コラッ、待ちなさい!バカシンジッ!!」
綾波「……随分、古典的な逃げ方をするのね」
ミサト「アンタたちぃ~、シンちゃんをいじめるのも、ほどほどにしときなさいよぉ~」
アスカ「えっ!?み、ミサト!?」
綾波「……いらっしゃったんですね」
ミサト「ずっといたわよ!……失礼しちゃうわね、もう」
綾波「さっきの言葉、どういった意味なんですか?」
ミサト「えっ?あぁ、アレは……あんなこと続けてたら、いつか本当に胃に穴が開いちゃうわよ?今はまだ、仮病ですんでるみたいだけど」
アスカ「ふんっ!だとしたら、自業自得よ!」
綾波「あなた、それ、本気で言っているの?」
シンジ「えっ!?そ、それは……ど、どうかなぁ……あはははは……」
アスカ「ハッキリ言ってやんなさいよ!エコヒイキなんか、これっぽっちも襲いたくならないって!!」
綾波「2号機の人、余計なこと言わないで。それで、碇くんは……本当に、私のこと襲いたくならないの?」
シンジ「え、えぇっと……あっ、あいたっ!アイタタタタタッ!き、急に腹痛が……ごめん、2人ともっ!!」
アスカ「あっ!コラッ、待ちなさい!バカシンジッ!!」
綾波「……随分、古典的な逃げ方をするのね」
ミサト「アンタたちぃ~、シンちゃんをいじめるのも、ほどほどにしときなさいよぉ~」
アスカ「えっ!?み、ミサト!?」
綾波「……いらっしゃったんですね」
ミサト「ずっといたわよ!……失礼しちゃうわね、もう」
綾波「さっきの言葉、どういった意味なんですか?」
ミサト「えっ?あぁ、アレは……あんなこと続けてたら、いつか本当に胃に穴が開いちゃうわよ?今はまだ、仮病ですんでるみたいだけど」
アスカ「ふんっ!だとしたら、自業自得よ!」
綾波「あなた、それ、本気で言っているの?」
51: 2013/01/06(日) 05:25:30.51 ID:A5dA68zl0
アスカ「そ、それは……別に、本気で胃に穴が開いちゃえばいいなんて、思ってはないけど……」
ミサト「とにかく、これからはシンちゃんを、あんまり悩ませるのはダメよ?あんなことが毎日だと、さすがに可哀相だからね」
アスカ「まぁ……ミサトの言いたいことは分かったけど、シンジの寝る部屋は、結局どうするつもりよ?」
ミサト「それは間を取って、私の部屋でいいんじゃないの?」
綾波・アスカ「「それはダメ」ッ!!」
ミサト「あらら……まぁそうよね。私と一緒に寝たら、我慢出来ずにホントに襲いそうだものね~。オホホホホホホ~」
アスカ「……は?シンジがミサトのことなんて、襲うはずないじゃない」
綾波「葛城三佐を襲うなんて、難易度の割りに見返りが少なすぎます」
ミサト「ち、ちょっと!どういう意味よ、それーっ!?」
ミサト「とにかく、これからはシンちゃんを、あんまり悩ませるのはダメよ?あんなことが毎日だと、さすがに可哀相だからね」
アスカ「まぁ……ミサトの言いたいことは分かったけど、シンジの寝る部屋は、結局どうするつもりよ?」
ミサト「それは間を取って、私の部屋でいいんじゃないの?」
綾波・アスカ「「それはダメ」ッ!!」
ミサト「あらら……まぁそうよね。私と一緒に寝たら、我慢出来ずにホントに襲いそうだものね~。オホホホホホホ~」
アスカ「……は?シンジがミサトのことなんて、襲うはずないじゃない」
綾波「葛城三佐を襲うなんて、難易度の割りに見返りが少なすぎます」
ミサト「ち、ちょっと!どういう意味よ、それーっ!?」
59: 2013/01/06(日) 05:40:07.38 ID:A5dA68zl0
アスカ「アタシが心配してんのは、ミサトがシンジを襲うほうよっ!!」
ミサト「なっ!?アンタ一体、どういう目で私のこと見てんのよ!!」
綾波「実はもうすでに、碇くんは葛城三佐に襲われていたりして」
ミサト「襲ってるわけないでしょ!?もしホントにそうだったら、シンジくんはもうこの家にはいないわよ!!」
アスカ「じゃあアンタは、今まで1回もシンジのことを襲ってやろうって、思わなかったの!?」
ミサト「そ、そうよ!そんなの当たり前じゃない!」
綾波「葛城三佐、正直に話してください」
ミサト「だから……お、思ってたとしても、ちょこっとだけだから……ほ、ホントに!」
アスカ「エコヒイキッ!シンジの荷物まとめるの手伝いなさいっ!!」
綾波「あなたに言われるまでもないわ。もう始めているもの」
ミサト「ち、ちょっと待ちなさい!さっきのはアレよ……あの……じ、冗談よ!冗談!!」
アスカ「今更、そんな言葉でごまかされるわけないでしょ!?このド変態ショタコン!!」
綾波「これからは碇くんに近づかないでください。碇くんが汚れてしまいますから」
ミサト「あうぅ……わ、私の大人の威厳が……あうぅ……!」
シンジ「ただいま……な、なにこの状況?」
ミサト「なっ!?アンタ一体、どういう目で私のこと見てんのよ!!」
綾波「実はもうすでに、碇くんは葛城三佐に襲われていたりして」
ミサト「襲ってるわけないでしょ!?もしホントにそうだったら、シンジくんはもうこの家にはいないわよ!!」
アスカ「じゃあアンタは、今まで1回もシンジのことを襲ってやろうって、思わなかったの!?」
ミサト「そ、そうよ!そんなの当たり前じゃない!」
綾波「葛城三佐、正直に話してください」
ミサト「だから……お、思ってたとしても、ちょこっとだけだから……ほ、ホントに!」
アスカ「エコヒイキッ!シンジの荷物まとめるの手伝いなさいっ!!」
綾波「あなたに言われるまでもないわ。もう始めているもの」
ミサト「ち、ちょっと待ちなさい!さっきのはアレよ……あの……じ、冗談よ!冗談!!」
アスカ「今更、そんな言葉でごまかされるわけないでしょ!?このド変態ショタコン!!」
綾波「これからは碇くんに近づかないでください。碇くんが汚れてしまいますから」
ミサト「あうぅ……わ、私の大人の威厳が……あうぅ……!」
シンジ「ただいま……な、なにこの状況?」
60: 2013/01/06(日) 05:40:40.77 ID:A5dA68zl0
これで終わり
待たせた上にオチが弱くてごめんね
待たせた上にオチが弱くてごめんね
67: 2013/01/06(日) 06:10:54.73 ID:A5dA68zl0
アスカ「シンジ!丁度いいところに来たわね!」
シンジ「えっ?ていうか、なんで僕の荷物をまとめてるの……?」
綾波「ここは碇くんにとって、とても危険な場所だから」
シンジ「き、危険ってなに?全然意味が分からないんだけど……」
ミサト「うぅ……達者でね、シンちゃん……あと、たまにでいいからご飯作りに来てね……およよ……」
シンジ「ミサトさん!?ど、どうして泣いてるんですか!?なにかあったんですか!?」
アスカ「さぁ、用意も出来たし行くわよ!」
シンジ「行くってどこへ!?誰かちゃんと説明してよっ!!」
綾波「大丈夫よ、碇くん。あなたは、なにも心配しなくていい」
シンジ「心配しか出来ないよ!なんなのほんと!?」
シンジ「それに、なんでミサトさんが泣いてるの!?泣いてるミサトさんをほっぽって、どこかに行くなんて出来ないよ!!」
ミサト「し、シンちゃん……♥」
シンジ「えっ?ていうか、なんで僕の荷物をまとめてるの……?」
綾波「ここは碇くんにとって、とても危険な場所だから」
シンジ「き、危険ってなに?全然意味が分からないんだけど……」
ミサト「うぅ……達者でね、シンちゃん……あと、たまにでいいからご飯作りに来てね……およよ……」
シンジ「ミサトさん!?ど、どうして泣いてるんですか!?なにかあったんですか!?」
アスカ「さぁ、用意も出来たし行くわよ!」
シンジ「行くってどこへ!?誰かちゃんと説明してよっ!!」
綾波「大丈夫よ、碇くん。あなたは、なにも心配しなくていい」
シンジ「心配しか出来ないよ!なんなのほんと!?」
シンジ「それに、なんでミサトさんが泣いてるの!?泣いてるミサトさんをほっぽって、どこかに行くなんて出来ないよ!!」
ミサト「し、シンちゃん……♥」
70: 2013/01/06(日) 06:16:29.85 ID:A5dA68zl0
アスカ「だ、ダメよシンジ!ソイツに近づいたりなんかしたら……!!」
綾波「そうよ、碇くん!はやまった真似はしないで……!!」
シンジ「ミサトさん、なにがあったんですか?こんなに泣いて……僕でよければ力になります!まぁ……頼りないかもしれませんけどね」
ミサト「……もうダメ……もう我慢出来ない……シンちゅわ~~~~~ん!!」
シンジ「えっ?ちょっ……み、ミサトさん!?やめっ……うわっ!!」
アスカ「え、エコヒイキ!ネルフに電話!早くっ!!」
綾波「もうしてるわ!……なんでこんな時に限って話し中なの……!!」
ミサト「シンちゃ~ん!ほら、ちゅーしましょ~?ちゅ~~~~~ ???」
シンジ「み、ミサトさん……やめ……や、やめて……だ、誰か助けてぇええぇぇえぇえぇええぇええぇ!!!!!!!!」
綾波「そうよ、碇くん!はやまった真似はしないで……!!」
シンジ「ミサトさん、なにがあったんですか?こんなに泣いて……僕でよければ力になります!まぁ……頼りないかもしれませんけどね」
ミサト「……もうダメ……もう我慢出来ない……シンちゅわ~~~~~ん!!」
シンジ「えっ?ちょっ……み、ミサトさん!?やめっ……うわっ!!」
アスカ「え、エコヒイキ!ネルフに電話!早くっ!!」
綾波「もうしてるわ!……なんでこんな時に限って話し中なの……!!」
ミサト「シンちゃ~ん!ほら、ちゅーしましょ~?ちゅ~~~~~ ???」
シンジ「み、ミサトさん……やめ……や、やめて……だ、誰か助けてぇええぇぇえぇえぇええぇええぇ!!!!!!!!」
71: 2013/01/06(日) 06:17:30.32 ID:A5dA68zl0
これで本当に終わり
どうしてこうなった
どうしてこうなった
引用元: 綾波「碇くんはお……お……」
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