1: 2013/08/25(日) 21:53:14.55 ID:V8Sz0tJD0

P「やっぱ仕事の後のドリンクは効くわぁ」ゴクゴク

智絵里「……」

P「お、智絵里じゃないか。おつか」

智絵里「……っ!」シュッ

P「ごはっ」ポムッ

智絵里「……」

P「うぐっ……ち、智絵里……!?」

智絵里「……」ダッ

P「ま、待てっ!」
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 023緒方智絵里

3: 2013/08/25(日) 21:56:05.65 ID:V8Sz0tJD0

P「……逃げられてしまった」

P「一体なんだったんだ……?」

P「智絵里がシャアズゴックみたいな動きでどついてきた……」

P「……もしかして、何か怒らせてしまったのか?」

P「それはいけないな。今度会ったら謝るか」

P「にしても、えらいテクニカルな動きだったな……」


5: 2013/08/25(日) 21:59:36.33 ID:V8Sz0tJD0

P「ふんふふーん」

智絵里「……」

P「ん……あ、智絵里!」

智絵里「……」

P「探してたんだよ。それで、さっきの事なんだが……」

智絵里「……」

P「あれ、なんだその腰に下げてる道具は?」


6: 2013/08/25(日) 22:01:08.91 ID:V8Sz0tJD0

智絵里「……!」バシュッ

P「うわっ!」

智絵里「……」キュイーン

P「!?」

奈緒「おはよー。Pさん、今日の予定教え智絵里が立体機動してる!!」

智絵里「……!」キュイーン

P「痛っ」ペシッ

智絵里「……」

奈緒「Pさんとのすれ違い様に項へチョップした!!」

P「くそ、なんて速さ……!」

智絵里「……!」キュイーン

P「待て、逃げる気か!」

7: 2013/08/25(日) 22:05:18.03 ID:V8Sz0tJD0

P「逃げられたか……」

奈緒「な、なぁ。何だったんだ今の?」

P「俺が聞きたいくらいだ……」

奈緒「原因とか、分からないのか?」

P「さっぱりだ。心当たりも無い」

奈緒「うーん……それは困ったな」

P「全くだよ。今度は何をしでかすのか」

奈緒「まあ後で聞けばいいさ」

P「それもそうだな。出来たらだが……」

8: 2013/08/25(日) 22:11:07.81 ID:V8Sz0tJD0

P「結局、昨日は何も分からなかったな」

P「今日は朝一で仕事だし、まあ、智絵里にも昼までは会えないな」

P「さて、仕事するか……」ベチョ

P「……お?」

P「なんだこの感触……イ、イスにご飯が盛られてる!!」

P「しかも炊きたてホカホカだと……!」

P「だ、誰だ! こんなことしたのは!」


9: 2013/08/25(日) 22:16:21.25 ID:V8Sz0tJD0

智絵里「……」

P「ち、智絵里!」

智絵里「……!」ダッ

P「待て! 待つんだ!」

凛「おはよ。今日は早起きし智絵里が炊飯ジャー担いで全力疾走してる!!」

P「凛、智絵里を捕まえるんだ!」

凛「え、あー……無理かな。もう追いつけないし」

P「また逃げられたか……」


11: 2013/08/25(日) 22:21:24.75 ID:V8Sz0tJD0

凛「……一体何だったの?」

P「俺が聞きたい。とりあえず分かるのは、イスにホカホカご飯を盛られた事だけだ」

凛「ごめん。意味が分からない」

P「俺にも分からん」

凛「智絵里がそんなことするなんて、どんなひどいことしたの?」

P「何もしてないはずなんだ。心当たりも無い」

凛「そう……まあ、とりあえずズボン替えなよ」

P「……ああ」


12: 2013/08/25(日) 22:24:15.20 ID:V8Sz0tJD0

P「さて。営業行かないと……」

P「あれ、自転車が見当たらない」

P「おかしいな。朝は確かにここに置いたのに」

智絵里「……」チリンチリーン

P「あ、智絵里!」

智絵里「……」

P「それは俺の自転車じゃないか。どうして智絵里が乗って……まさか……?」


13: 2013/08/25(日) 22:28:09.44 ID:V8Sz0tJD0

智絵里「……」

P「……ん? あれ、パンクが直ってる……?」

智絵里「……」

P「もしかして修理に行ってくれてたのか?」

智絵里「……」コクコク

P「なんだ、疑って悪かった。智絵里はやっぱり良い子じゃないか!」

智絵里「……」

P「はは、ありがとうな。タイヤがパンクしたまま営業に行ったら面倒だったよ」

智絵里「……」

14: 2013/08/25(日) 22:35:06.34 ID:V8Sz0tJD0

P「それじゃ、行ってくるよ」

智絵里「……」

P「よいしょっと。お、やっぱ乗り心地がちガァァァ!」ガコーン

加蓮「おはよう。今日も頑張っプロデューサーがサドルトラップに遭ってる!!」

P「罠!! これは罠だ!!」

智絵里「……!」バシュッ

P「加蓮! 智絵里を追いかけてくれ!」

加蓮「ええっ!? いや、あっち飛んでるしこっち徒歩だし……」

P「うぐぐ、またしても!」

加蓮「色々聞きたい事はあるけど……とりあえず仕事行ったら?」

P「サドル上げたらな……」キコキコ


16: 2013/08/25(日) 22:40:12.75 ID:V8Sz0tJD0

P「昨日から散々な目に遭ってる……」

P「一度智絵里には、ギャフンと言わせなきゃならんようだな」

P「待ってろよ智絵里……」

P「助っ人を呼んで、確実に捕らえる!」

P「その身を!」

18: 2013/08/25(日) 22:45:48.16 ID:V8Sz0tJD0

P「というわけで、頼んだぞ!」

かな子「このクッキー美味しいですね」モキュモキュ

美優「ふえ……」

裕子「……ほうほう」

P「君達が頼りだ。智絵里をギャフンと言わせてくれ!」

かな子「ごくん……今一よく分かりませんけど、智絵里ちゃんを捕まえればいいんですよね?」

裕子「エスパーゆっこにかかれば、すぐに終わります!」

美優「あ、あの。ちょっといいでしょうか……」

P「なんでしょう?」

19: 2013/08/25(日) 22:48:51.48 ID:V8Sz0tJD0

美優「智絵里ちゃんを捕まえるのは分かりますけど……どうして私なんでしょうか」

P「何か不都合が?」

美優「もっと、こう……茜ちゃんとか、真尋ちゃんとか。適任が居るのに……」

裕子「私も居ますよ!」

かな子「超能力だもんね」

P「だって『智絵里を捕まえられたらなんでも言う事聞く』って言ったら、承諾したの美優さんじゃないですか」

美優「そ、それは……」

かな子「私は、駅にできたケーキバイキング連れて行って欲しいですね」

裕子「あ、私は超能力授けて欲しいです」

22: 2013/08/25(日) 22:51:39.90 ID:V8Sz0tJD0

P「美優さんは?」

美優「え!? そ、そんなの……言えません……!」

P「体重減らして欲しいとか?」

かな子「それも有りですね……それにすれば良かったかな」

美優「ち、違いますっ」

裕子「よーし、私が心を読んでみせましょう!」

P「できるのか」

裕子「ムムム……ムン! 見えました、美優さんの願い!」

美優「う……」

23: 2013/08/25(日) 22:55:51.03 ID:V8Sz0tJD0

裕子「……」

かな子「……」

美優「……?」

P「……裕子?」

裕子「んなーっ!」ドバー

P「どうした裕子!」

かな子「鼻血がすごいよ裕子ちゃん!」

美優「だ、大丈夫!?」

裕子「な……なんでもないでふ……ちょっと、ゆっこには早いモノが見えちゃっただけでふ」

P(ちゃんと見えたのか)

かな子(何が見えたんだろう)

美優「……はう」

24: 2013/08/25(日) 23:00:06.04 ID:V8Sz0tJD0

P「では、先陣はかな子に任せる。智絵里を捕縛するんだ!」

かな子「はいっ」

P「そろそろ智絵里が来る時間だ。俺たちは隠れてるからな」

かな子「ケーキのため、頑張ります!」

智絵里「……」テクテク

P(来たか……)

かな子「おはようございます、智絵里ちゃん。一緒にクッキー、食べませんか?」

P(お菓子で釣るんだな)

智絵里「……」

26: 2013/08/25(日) 23:05:24.72 ID:V8Sz0tJD0

智絵里「……!」シュッ

かな子「ひゃあ!?」ポムッ

智絵里「……」

P(俺じゃないのにどついた……?)

かな子「ち、智絵里ちゃん?」

智絵里「……」


27: 2013/08/25(日) 23:13:30.16 ID:V8Sz0tJD0

かな子(捕まえていいのかな……?)ソーッ

智絵里「……!」モミッ

かな子「ひゃっ」

智絵里「……」モミッモミッ

かな子「あはっ、ちょ、ちょっと智絵里ちゃん……!」

智絵里「……」モミモミモミ

かな子「あはは、お腹くすぐった……やめてぇ!」

P「……」

28: 2013/08/25(日) 23:18:04.63 ID:V8Sz0tJD0

かな子「はぁ、はぁ……」

智絵里「……」

P(駄目だ、かな子がやられた)

裕子(なんてことでしょう……)

P(こうなったら! 美優さん、行ってください!)

美優(えっ!? このタイミングでですか!?)

P(下着と屍は拾います!)

美優「着せたままにしてくださいぃ!」

智絵里「……!」


29: 2013/08/25(日) 23:23:39.38 ID:V8Sz0tJD0

美優「お、おはよう。智絵里ちゃん」

智絵里「……」

美優「今日はいいお天気ですよね。お話とか……」

智絵里「……!」バシュッ

美優「きゃっ」

智絵里「……」キュイーン

美優「ち、智絵里ちゃんが飛び回ってる……!」

30: 2013/08/25(日) 23:28:40.35 ID:V8Sz0tJD0

智絵里「……!」バシュッ

美優「きゃああ!」

P(まずい、美優さんに飛びかかる気か!)

智絵里「……!」キュイーン

美優「ふわぁ!?」ポスッ

P(美優さんの胸に飛び込んだ!)

智絵里「……」ギュッ

美優「あ……あら、あら?」

P(そして美優さんに抱きついただと……!)

裕子(コアラみたい……)

31: 2013/08/25(日) 23:36:04.43 ID:V8Sz0tJD0

美優(これって捕まえたことになるのかしら……)

智絵里「……」

美優(よし。Pさんの所へ戻れば……)

智絵里「……」ズリズリ

P(まずい! 段々ずり落ちてる!)

美優「よいしょ、よいしょ……」

智絵里「……」ズリズリ

裕子(しがみ付いてる智絵里ちゃん可愛いです!)

P(まずいまずい、このままだと……)

32: 2013/08/25(日) 23:39:31.24 ID:V8Sz0tJD0

美優「あともう少し……」

P(美優さん来ちゃ駄目だ!)

智絵里「……!」モミッ

美優「ひっ!」

智絵里「……!」モミッモミッ

美優「ち、智絵里ちゃん!」

智絵里「……!」モミモミモミ

美優「ひぁっ……だめぇ!」

裕子(ああ、美優さんのお尻が犠牲に!)

P(あなたの尊い犠牲は忘れません。美優さん)


34: 2013/08/25(日) 23:43:34.65 ID:V8Sz0tJD0

P「……裕子」

裕子「うん」

P「……頼む。二人の仇を」

裕子「討ち取ります。必ず」

P「ああ。行ってこい!」

裕子「はい!」

36: 2013/08/25(日) 23:51:18.60 ID:V8Sz0tJD0

裕子「フフ……」

智絵里「……」

裕子「かな子ちゃんも美優さんも、油断が命取りでした」

智絵里「……」

裕子「ですがゆっこは一味違います!」

智絵里「……」

裕子「ゆっこは一切の油断も隙もありません!」

智絵里「……」

裕子「近付く事無く、さいきっくで確実に智絵里ちゃんを」

智絵里「……」ガシッ

裕子「あっ」


38: 2013/08/25(日) 23:56:14.60 ID:V8Sz0tJD0

P(思いっきり腕掴まれてるじゃないか。大丈夫なのか)

裕子「あ、慌てない慌てない! まだ終わってない!」

智絵里「……」

裕子「いいですか智絵里ちゃん! 今からさいきっくで、智絵里ちゃんの身体を束縛します!」

P(や、やる気だ! 裕子の本気だ!)

裕子「ムムム……ムン!」

智絵里「……」ソワーッ

裕子「きた!」

P(まさか、本当にサイコキネシスか!?)

智絵里「……」フワフワ

裕子「……」

P(持ち上がった! ツーサイドアップが!)


39: 2013/08/25(日) 23:57:53.94 ID:V8Sz0tJD0

智絵里「……」

裕子「あ、あれー……」

P(おいおい、智絵里の髪型を乱しただけじゃないか……)

裕子「……」

智絵里「……」

P(どうする、今のは智絵里を怒らせたぞ……)

智絵里「……」

裕子「……」サッ

P(智絵里の髪を正した?)


40: 2013/08/26(月) 00:03:18.59 ID:8td5mJjy0

裕子「ゆ……ゆるしてください! 智絵里ちゃんの髪型だってもどしたしっ!」

P(折れた、ゆっこ折れた)

智絵里「……」

裕子「これで元に戻りました! ゆるして、ねっねっねっ」

智絵里「……」

P(ゆるすか、ゆるさないか。心の中を読んでみりゃいい)

智絵里「……」 NO! NO! NO! NO! NO! NO!

裕子「ひィえ~~~っ」


41: 2013/08/26(月) 00:06:39.99 ID:8td5mJjy0

裕子(プロデューサー助けてぇ!)

P(質問だ……右の胸を揉むか? 左の胸を揉むか? 当ててみろ)

裕子「ひ……ひと思いに右で……やってください」

智絵里「……」 NO! NO! NO! NO! NO!

裕子「ひ……左?」

智絵里「……」 NO! NO! NO! NO! NO!

裕子「り……りょうほーですかあああ~」

智絵里「……」 YES! YES! YES! YES! Y E S !

裕子「もしかしてモミモミですかーッ!?」

P(YES! YES! YES! OhMyYukko)

智絵里「……」モミミミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ


モミーン!

 

43: 2013/08/26(月) 00:10:48.87 ID:8td5mJjy0

P「……」

ちひろ「こんなところで何してるんですか?」

P「ああ、ちひろさん。智絵里が最近変なんです」

ちひろ「智絵里ちゃんが?」

P「何か知りません?」

ちひろ「さあ……新作のドリンクをプレゼントしたくらいですけど」

P「それじゃないですか? どんな毒薬を与えたんです?」

ちひろ「失礼ですね! ちょっとアイドルたちのエキス混ぜ合わせただけです!」

P「誰の?」

ちひろ「えっと、麗奈ちゃんと茜ちゃんと晶葉ちゃんと菜々さんと真奈美さんと……」

P「劇薬じゃないですか」


45: 2013/08/26(月) 00:15:27.74 ID:8td5mJjy0

P「なんでそんなものを智絵里に飲ませたんですか」

ちひろ「元気出してくれるかなって」

P「出すぎて困ってるんですが」

ちひろ「まあ、その元気だって、いつまでもは続きませんよ」

P「どうですかね……」

ちひろ「そこまで心配なら、私が見てきてあげますね」

P「……」

ちひろ「なんですかそのシュレッダーに飛び込む紙を見るような目は」

P「そんな目があったんだ」


47: 2013/08/26(月) 00:20:07.42 ID:8td5mJjy0

ちひろ「おはようございます智絵里ちゃん!」

智絵里「……」

ちひろ「あら、その小道具は何かしら?」

智絵里「……」

ちひろ「っていうか、手つきもちょっとワキワキしてるような」

智絵里「……」

ちひろ「それで、一番聞きたいのはですね」

智絵里「……」

ちひろ「周りで息絶え絶えな、かな子ちゃんと美優さんと裕子ちゃんは一体……」

智絵里「……」

ちひろ「もしや、これがプロデューサーさんの言っていた……」

智絵里「……!」ガシッ

ちひろ「ひっ……」


49: 2013/08/26(月) 00:24:42.38 ID:8td5mJjy0

P「……だから言ったのに」

凛「おはよ。部屋の前で何してるの?」

P「ああ、凛。奈緒と加蓮も」

奈緒「もしかして智絵里か?」

P「まあ、そうだ」

加蓮「まだあの調子だったんだ。大丈夫かな」

P「ちひろさんが全部面倒見てくれるってさ」

加蓮「そっかそっか」

奈緒「そりゃ良かった。心配だったんだよな」

凛「ま、これで安心だね」

50: 2013/08/26(月) 00:30:35.35 ID:8td5mJjy0

P「仕事までしばらく時間あるし、ちょっと食事でも行くか」

加蓮「おおーっ」

奈緒「Pさん太っ腹だなー」

凛「仕事前の腹ごしらえってやつだね」

P「ははは。3人はどこ行きたい?」

P「……」

P「3人とも?」


51: 2013/08/26(月) 00:33:45.69 ID:8td5mJjy0

加蓮「お腹らめぇ……」

奈緒「お尻素直になっちゃうぅ……」

凛「もう胸は許してぇ……」

P「え?」

智絵里「……」ガシッ

P「え?」




P「え?」


52: 2013/08/26(月) 00:37:33.63 ID:8td5mJjy0
おしまい
正直スレタイで終わってた

58: 2013/08/27(火) 12:52:43.38 ID:tdrGZ9fLo
おいおい、トライアドプリムスに何が起こったんだよ

引用元: モバP「智絵里がシャアズゴックみたいな動きでどついてきた……」