八幡「はぁ」

めぐり「でも、助かったなぁあの時一人寂しくやってたから。だから比企谷くんが来てくれたときはチョットびっくりしちゃった」

八幡「まぁ俺も少し驚きましたね。ああいうのを一人でやってるはちょっとかわいそうでしたよ」

めぐり「かわいそうって！私だってああいうの一人でけっこうするんだよ！」

八幡「大変そうっすね」

めぐり「しかし、比企谷くん上手いねぇ～。私よりすごかったんじゃない？」

八幡「ああいうのってコツがあるんですよ」

結衣「……」

雪乃「……」

めぐり「じゃあ私は生徒会室に戻ろね！」

八幡「これホントにもらっちゃてもいいんすか？」

めぐり「うん！たぶんだけど、もう生徒会じゃ使わないから！なんだったら比企谷くんが持って帰っちゃえば～？」

八幡「まぁ先輩がそう言うんなら」

めぐり「またなんかあったら比企谷くんにお願いするね」

八幡（絶対やめていただきたい）

八幡「そういう訳なんだが、お前らいる？ゴム？」

結衣「」

雪乃「」

八幡「ねぇ、聞いてる？黙頃しないでくんない？」

結衣「そ、そのヒッキーはめぐり先輩とやったの？//」

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん！？//」

八幡「一人でしてて大変そうだったからな」

結衣「ひ、一人で//」

雪乃「ひ、比企谷くんは、その、城廻先輩が一人でしているところを見たの？//」

八幡「そりゃあ見て手伝ってって言われたから手伝った訳なんだが」

結衣「ど、どのくらい手伝ったの？//」

八幡「どのくらいって１０～１５くらいじゃないか？途中からだったし」

雪乃「１０！！そ、そんなにやったの？//」

八幡「お、おう(雪ノ下がなぜか動揺している)」

雪乃「その、どのくらいの時間がかかったの？//」

結衣「ゆきのん！！？//」

八幡「はぁ？そんなの一々計ってねぇよ」

雪乃「そ、そよね//」

結衣「ヒッキーはそのめぐり先輩が好き、なの？//」

八幡「ば、ばっか何でそうなんだよ！」

結衣「だ、だってそうでしょ！普通そういうのって……」

雪乃「…最低ね」

八幡「はぁ？何でそうなんだよ！？こっちは嫌々ながら貴重な時間を使って手伝ったんだぞ！奉仕部が掲げている理念そってはないかもしれんが」

雪乃「そういう問題ではないでしょう。あなたのことはクズとして認識していたけれどそこまでクズだとは。愛情もないのに一時の感情でそんな愚行を犯すとは」

八幡「いや、普通一人寂しくやっててそんなとこに出くわしたら手伝っちゃうでしょう！？俺間違ってる？」

結衣「(ゆきのん、ゆきのん、ゆきのん、)」

雪乃「(何かしら由比ヶ浜さん)」

八幡「おい！目の前で陰口とかマジでやめてくんない？」

雪乃「ゴミクズは黙りなさい！！」

八幡「……(もう何なだよ俺が何したって言うんだよただ先輩を手伝っただけだろ)」

結衣「(あたし最初はヘアゴムか何かだと思ってたの)」

雪乃「(私もそんなところだと思っていたわ)」

結衣「(でも回数とか聞いたら、もうなんか)」

雪乃「(そうね、私も彼のことは他の外道達とは少し違うところがあると思っていたけれど、もうね)」

八幡「つぅか！雪ノ下なに愛情とか言ってんの？キリスト？」

雪乃「黙りなさい！！」

八幡「もうやだ」

結衣「いやなのはコッチだよ！！あたしヒッキーのこと、ヒッキーのこと…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

雪乃「由比ヶ浜さん……」

八幡「えぇ、何泣いてんの？意味わかんないんだけど」

雪乃「……由比ヶ浜さんこんな淫奔な男のためにながす涙ないわ」

結衣「……ゆきのん」ｳﾜｰﾝ

雪乃「由比ヶ浜さん……」ｷｯ

八幡（雪ノ下の睨みつける防御力がなくなった）

やぁ皆さん。俺は比企谷八幡、国語学年３位さらに家事の能力はそれなりに高く容姿も自分で並み以上と言って
いいほどには整いる。おそらくこのブルーチーズのカビの様な眼が無ければそれなりの努力をしていれば
それなりの人生を送れただろうとアレ本当に何でカビらせてんだろうね本当ぶち壊しだよね。しかしそんな
一見、いや一聞するとちょっとダメなところがあってカワイイ俺の前で一人の少女が泣き、もう一人が俺の防御力を下げている。
ことの発端はめぐり先輩のゴムの御裾分けから始まった。コンビニのビニール袋の中に箱で入っていたあのゴムがなぜか
俺を社会的というか精神的にぶっ頃しにきている。もうなんかねぇ、モテないし、友達いないしでどうにもなりませんよ

結衣「ゆ″ぎの″～ん」ｳｴｰﾝ

雪乃「由比ヶ浜さんそんなに、そんなに泣かないで。わ、私まで」ｸﾞｽｯ

八幡「……」

結衣「ヒッキーの″ごと…」ｸﾞｽｯ

雪乃「由比ヶ浜さん今日はもう帰りましょう」ｸﾞｽｯ

八幡「なぁ、お前ら…」

雪乃「話しかけないで！！」

八幡「！」ﾋﾞｸｯ

雪乃「私だって、私だって……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

結衣「もぉいいよ。ゆきのん一緒に帰ろ」ｸﾞｽｯ

八幡（何だコレ……）

結衣「じゃぁね、ヒッキー。あたしね…」ｸﾞｽｯ

雪乃「さようなら、比企谷君。私は…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

結衣雪乃「…」

八幡「…何？」

雪乃「行きましょう由比ヶ浜さん。もう泣き止みなさい」ｸﾞｽｯ

結衣「…うん」ｸﾞｽｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗﾗ

結衣雪乃「…」ﾁﾗｯ

ﾋﾟｼｬﾝｯ

八幡「……」

八幡「…」

八幡「もぉ氏のうかな。人間やめちゃおうかな。生きててもいいことないし」ﾊｧ

ｺﾝｺﾝｯ

八幡「…」

ｺﾝｺﾝｯ

八幡「居留守でぇす」

ｶﾞﾗｶﾞﾗﾗ

八幡「居留守なんですけど」

めぐり「えぇ～それより、なんか由比ヶ浜さんと雪ノ下さん私の顔見て泣き出したんだけどなんでかな？」

八幡「俺が聞きたいです」

めぐり「ふ～ん」ﾆﾔｯ

八幡「で、何しに来たんですか？」

めぐり「あ！また生徒会から全クラスに人数分プリント配るんだけどゴムでクラス毎にまとめるの手伝ってくれない？他の子忙しいみたいで」

八幡「俺が暇そうだと」

めぐり「え！いやほら比企谷くんものすごくまとめるの早かったし一学年１０クラスだから二人でぴったし１５だよ！」

八幡「途中からじゃない分俺の分担増えてますよね？」

めぐり「まぁまぁお願い！」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ

八幡「(だからその卑怯だから)早速コレの出番ですね」

めぐり「各クラス４つくらいだからえ～とだいたい６０くらいかな？」

八幡「……あの二人帰すんじゃなかった。尤、俺にそんな発言権ないけど」

めぐり「そんなぁ！二人っきりだけど頑張ろうよ！」ｵｰｯ

八幡「はぁ」

結衣「でも、ゆきのんもヒッキーのことが好きだなんて思わなかったよ」

雪乃「い、いえ私は彼のことなんか……」

結衣「えぇ？でもゆきのんヒッキーと抱き合ってたじゃん！」

雪乃「アレはその…」

結衣「……でも、なんかめぐり先輩とっていうのが許せないってわけじゃないけど。なんか…」

雪乃「………由比ヶ浜さん、もうこの話はやめましょう」

結衣「…うん、そうだね」

陽乃「あれぇ？雪乃ちゃんにガハマちゃんじゃない。眼を赤くしてどうしたの？」

雪乃「ね、姉さん？なぜここにいるの？」

陽乃「あ！比企谷くんだね？そうだ！きっとそうだよね！じゃなきゃ雪乃ちゃんが泣くわけないもんねぇ？お姉さんちょっと行ってこよう」ﾀｯﾀｯ

雪乃「ちょっと！姉さん！はぁ行ってしまったわ」

――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――

めぐり（ふふっ。これであの二人は誤解して距離を置き。そして、生徒会室で私の誘惑力によってそのまま比企谷くんは……」ﾆﾔｧ

めぐりＥＮＤ

まじ眠いからこれで本当に完

あとまぁ3つあるんで楽しみにしないで待っててください