1: 2016/03/09(水) 15:41:47.57 ID:IAFoyMzS0
ハナヤマタのSSです
2: 2016/03/09(水) 15:42:20.00 ID:IAFoyMzS0
なる自室
なる「……」
なる(うぅ…… どきどきする)
なる(二人の恋はどうなっちゃうんだろう……)
なる「……」
なる(こ、このシーンは……)
なる「…… !」
なる「…… ふぅ、読み終わった」
なる「……」
なる(うぅ…… どきどきする)
なる(二人の恋はどうなっちゃうんだろう……)
なる「……」
なる(こ、このシーンは……)
なる「…… !」
なる「…… ふぅ、読み終わった」
3: 2016/03/09(水) 15:43:39.00 ID:IAFoyMzS0
なる(そういえばこの漫画のキャラクターってわたしとヤヤちゃんに似てるかも)
なる(こっちの地味で消極的な主人公がわたしで、こっちのかっこよくて可愛くて、少し素直じゃなくてツンデレ気味だけど面倒見がよくて、それに主人公の子が大好きな幼馴染がヤヤちゃん)
なる(えへへ、ヤヤちゃんもかっこいいけどこの幼馴染の子もかっこいいなぁ……)
なる(もしヤヤちゃんがこんなこと言ってくれたら……)
ヤヤ『どうしたの、なる? ちょっと元気無いみたいだけど……』
なる『あのね…… あっ、ううん 何でも、何でもないの!』
ヤヤ『もう、全然何でもないって顔してないじゃない!』
なる『わ、わかるの…… ?』
なる(こっちの地味で消極的な主人公がわたしで、こっちのかっこよくて可愛くて、少し素直じゃなくてツンデレ気味だけど面倒見がよくて、それに主人公の子が大好きな幼馴染がヤヤちゃん)
なる(えへへ、ヤヤちゃんもかっこいいけどこの幼馴染の子もかっこいいなぁ……)
なる(もしヤヤちゃんがこんなこと言ってくれたら……)
ヤヤ『どうしたの、なる? ちょっと元気無いみたいだけど……』
なる『あのね…… あっ、ううん 何でも、何でもないの!』
ヤヤ『もう、全然何でもないって顔してないじゃない!』
なる『わ、わかるの…… ?』
4: 2016/03/09(水) 15:44:56.87 ID:IAFoyMzS0
なる(そういえばこの漫画のキャラクターってわたしとヤヤちゃんに似てるかも)
なる(こっちの地味で消極的な主人公がわたしで、こっちのかっこよくて可愛くて、少し素直じゃなくてツンデレ気味だけど面倒見がよくて、それに主人公の子が大好きな幼馴染がヤヤちゃん)
なる(えへへ、ヤヤちゃんもかっこいいけどこの幼馴染の子もかっこいいなぁ……)
なる(もしヤヤちゃんがこんなこと言ってくれたら……)
ヤヤ『どうしたの、なる? ちょっと元気無いみたいだけど……』
なる『あのね…… あっ、ううん 何でも、何でもないの!』
ヤヤ『もう、全然何でもないって顔してないじゃない!』
なる『わ、わかるの…… ?』
なる(こっちの地味で消極的な主人公がわたしで、こっちのかっこよくて可愛くて、少し素直じゃなくてツンデレ気味だけど面倒見がよくて、それに主人公の子が大好きな幼馴染がヤヤちゃん)
なる(えへへ、ヤヤちゃんもかっこいいけどこの幼馴染の子もかっこいいなぁ……)
なる(もしヤヤちゃんがこんなこと言ってくれたら……)
ヤヤ『どうしたの、なる? ちょっと元気無いみたいだけど……』
なる『あのね…… あっ、ううん 何でも、何でもないの!』
ヤヤ『もう、全然何でもないって顔してないじゃない!』
なる『わ、わかるの…… ?』
5: 2016/03/09(水) 15:46:21.40 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ『幼馴染なんだからなるのことなら何でもわかるに決まってるでしょ?』
なる『ヤヤちゃん…… !』
ヤヤ『それに…… 私たち…… もう恋人同士なんだから、さ…… もっと信用して欲しいな…… って』
なる『や、ヤヤちゃぁ~ん!』
なる(うぅ~ やっぱりヤヤちゃんはかっこいいよ~)
なる「…… もうこんな時間だ、寝ないと」
なる「……」
なる「……」
なる(さっきの漫画のこと考えちゃって眠れない……)
なる『ヤヤちゃん…… !』
ヤヤ『それに…… 私たち…… もう恋人同士なんだから、さ…… もっと信用して欲しいな…… って』
なる『や、ヤヤちゃぁ~ん!』
なる(うぅ~ やっぱりヤヤちゃんはかっこいいよ~)
なる「…… もうこんな時間だ、寝ないと」
なる「……」
なる「……」
なる(さっきの漫画のこと考えちゃって眠れない……)
6: 2016/03/09(水) 15:47:40.94 ID:IAFoyMzS0
なる(ラストのシーン、凄く良かったなぁ)
なる(日が落ちてきて、夕焼けに染まった教室で二人きり)
なる『それじゃ、帰ろっか?』
ヤヤ『あ、ちょっと待って』
なる『へ? どうしたの?』
ヤヤ『もう…… ちょっとだけ、ここに居ない?』
なる(幼馴染の子はふいに主人公を呼び止めるの)
なる(日が落ちてきて、夕焼けに染まった教室で二人きり)
なる『それじゃ、帰ろっか?』
ヤヤ『あ、ちょっと待って』
なる『へ? どうしたの?』
ヤヤ『もう…… ちょっとだけ、ここに居ない?』
なる(幼馴染の子はふいに主人公を呼び止めるの)
7: 2016/03/09(水) 15:49:21.23 ID:IAFoyMzS0
なる『別にいいけど…… ?』
なる(いつもと違う、教室の雰囲気と幼馴染の様子に少し困惑する主人公)
ヤヤ『こんな風にさ、何気無くなると一緒に居られる時間はあとどれくらいなのかな、って』
なる(意味深な幼馴染の発言に対して)
なる『や、ヤヤちゃんまさか転校しちゃうの!? それとも不治の病とか!?』
なる(主人公は思わず幼馴染の元に駆け寄って問い詰める)
ヤヤ『あっ、ゴメンゴメン そういうんじゃなくて ただ卒業まで後少しだな~ って話』
なる『も、もぉ~ 紛らわしいよ!』
なる(ただの思わせ振りな発言に安堵する主人公、でも幼馴染はまた真剣な顔に戻って)
なる(いつもと違う、教室の雰囲気と幼馴染の様子に少し困惑する主人公)
ヤヤ『こんな風にさ、何気無くなると一緒に居られる時間はあとどれくらいなのかな、って』
なる(意味深な幼馴染の発言に対して)
なる『や、ヤヤちゃんまさか転校しちゃうの!? それとも不治の病とか!?』
なる(主人公は思わず幼馴染の元に駆け寄って問い詰める)
ヤヤ『あっ、ゴメンゴメン そういうんじゃなくて ただ卒業まで後少しだな~ って話』
なる『も、もぉ~ 紛らわしいよ!』
なる(ただの思わせ振りな発言に安堵する主人公、でも幼馴染はまた真剣な顔に戻って)
8: 2016/03/09(水) 15:53:00.33 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ『…… でもさ、この時間はきっと特別だと思う 』
ヤヤ『いつもみたいに同じ学校に来て同じクラスで同じ授業を受けて同じ道を帰る、それは当たり前なんかじゃなくてきっと特別なこと』
ヤヤ『ずっと続く永遠なんて、無いよね……』
なる『ヤヤちゃん……』
ヤヤ『ごめん、なんか変なこと言っちゃったね』
なる『……ずっと続く永遠 あるよ』
なる『それはね、わたしとヤヤちゃん』
ヤヤ『えっ?』
なる『わたし、ずっとヤヤちゃんと一緒に居るよ それが永遠』
ヤヤ『なる……』
ヤヤ『いつもみたいに同じ学校に来て同じクラスで同じ授業を受けて同じ道を帰る、それは当たり前なんかじゃなくてきっと特別なこと』
ヤヤ『ずっと続く永遠なんて、無いよね……』
なる『ヤヤちゃん……』
ヤヤ『ごめん、なんか変なこと言っちゃったね』
なる『……ずっと続く永遠 あるよ』
なる『それはね、わたしとヤヤちゃん』
ヤヤ『えっ?』
なる『わたし、ずっとヤヤちゃんと一緒に居るよ それが永遠』
ヤヤ『なる……』
9: 2016/03/09(水) 15:54:05.01 ID:IAFoyMzS0
なる『あっ! も、もちろんヤヤちゃんが良かったら…… でいいん、だけど……』
ヤヤ『ふふっ、そんなのいいに決まってるでしょ?』
なる『ヤヤちゃん…… 』
ヤヤ『ふふっ、なるが私たちの時間を永遠にしてくれるなら、私はなるとの時間を特別にしてあげる』
なる『え? それって…… 』
ヤヤ『目、閉じて』
なる『…… うん』
なる(そうして日暮れの教室で繋がった二人の手は、日が落ちるまで離れることは無いのでした……)
なる(うぅ…… 凄いよぉ~ これ…… !)
なる「……」
なる(明日も学校だし寝なきゃ)
ヤヤ『ふふっ、そんなのいいに決まってるでしょ?』
なる『ヤヤちゃん…… 』
ヤヤ『ふふっ、なるが私たちの時間を永遠にしてくれるなら、私はなるとの時間を特別にしてあげる』
なる『え? それって…… 』
ヤヤ『目、閉じて』
なる『…… うん』
なる(そうして日暮れの教室で繋がった二人の手は、日が落ちるまで離れることは無いのでした……)
なる(うぅ…… 凄いよぉ~ これ…… !)
なる「……」
なる(明日も学校だし寝なきゃ)
10: 2016/03/09(水) 15:56:50.45 ID:IAFoyMzS0
次の日 通学路
なる「うぅ…… 眠い……」
なる(結局どきどきし続けて全然眠れなかった……)
なる(こ、こんな妄想ばっかりしてちゃまたヤヤちゃんに変な子だって思われちゃうよね! しゃきっとしなきゃ!)
ヤヤ「あっ、なる おはよ」
なる「や、ヤヤちゃん!?」
ヤヤ「そ、そうだけど…… 何でそんな驚いてるの?」
なる「あ、うん…… なんでもないよ~」
なる(うぅ~ しゃきっとしなきゃって思ったばっかりなのにまたヤヤちゃんに変なところ見せちゃった……)
なる「うぅ…… 眠い……」
なる(結局どきどきし続けて全然眠れなかった……)
なる(こ、こんな妄想ばっかりしてちゃまたヤヤちゃんに変な子だって思われちゃうよね! しゃきっとしなきゃ!)
ヤヤ「あっ、なる おはよ」
なる「や、ヤヤちゃん!?」
ヤヤ「そ、そうだけど…… 何でそんな驚いてるの?」
なる「あ、うん…… なんでもないよ~」
なる(うぅ~ しゃきっとしなきゃって思ったばっかりなのにまたヤヤちゃんに変なところ見せちゃった……)
11: 2016/03/09(水) 15:58:08.25 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ「…… なる、どうかした?」
なる「えっ!? な、何が?」
ヤヤ「いや何か疲れてるように見えてさ、寝不足みたいだし」
ヤヤ「もし悩みとかあるなら私で良かったら相談乗るよ?」
なる「あ、これはほんとにただの……
なる(あれっ? これって昨日の漫画のシーンと似てる?)
なる(ということはここで敢えてわたしがとぼけたら…… !)
なる「えっ!? な、何が?」
ヤヤ「いや何か疲れてるように見えてさ、寝不足みたいだし」
ヤヤ「もし悩みとかあるなら私で良かったら相談乗るよ?」
なる「あ、これはほんとにただの……
なる(あれっ? これって昨日の漫画のシーンと似てる?)
なる(ということはここで敢えてわたしがとぼけたら…… !)
12: 2016/03/09(水) 15:59:06.37 ID:IAFoyMzS0
なる「う、ううん! な、ななな何でも無いよ! ないないないよー!」
ヤヤ「えっ、いやどう見ても挙動不審だけど……」
なる(あれ 今のわたしそんなに変だったかな?)
ヤヤ「まぁなるにだって聞かれたく無いことあるだろうし無理には聞かないけど、さ」
ヤヤ「もし悩みを相談するなら一番に私に聞いて欲しいな、なるが悩んでるところなんて見たく無いし」
なる「わ、わたしのこと心配してくれてるの…… ?」
ヤヤ「当たり前でしょ、なんてたって私はなるの…… その…… お、幼馴染で、大切なよさこい部の仲間で、親友で……」
ヤヤ「と、とにかく私はなるのことが心配だからもっと私を頼ってって言ってるの!」
ヤヤ「えっ、いやどう見ても挙動不審だけど……」
なる(あれ 今のわたしそんなに変だったかな?)
ヤヤ「まぁなるにだって聞かれたく無いことあるだろうし無理には聞かないけど、さ」
ヤヤ「もし悩みを相談するなら一番に私に聞いて欲しいな、なるが悩んでるところなんて見たく無いし」
なる「わ、わたしのこと心配してくれてるの…… ?」
ヤヤ「当たり前でしょ、なんてたって私はなるの…… その…… お、幼馴染で、大切なよさこい部の仲間で、親友で……」
ヤヤ「と、とにかく私はなるのことが心配だからもっと私を頼ってって言ってるの!」
13: 2016/03/09(水) 16:00:11.64 ID:IAFoyMzS0
なる「や、ヤヤちゃぁ~ん」
なる(漫画とは違うけどやっぱりヤヤちゃんはかっこいいなぁ~)
ヤヤ「え…… こ、今度はどうしたの…… ?」
なる「えへ~」
ヤヤ「と、取り敢えず前見て歩いた方がいいんじゃない?」
なる(漫画とは違うけどやっぱりヤヤちゃんはかっこいいなぁ~)
ヤヤ「え…… こ、今度はどうしたの…… ?」
なる「えへ~」
ヤヤ「と、取り敢えず前見て歩いた方がいいんじゃない?」
14: 2016/03/09(水) 16:03:19.69 ID:IAFoyMzS0
学校 放課後
ハナ「ん~ 今日も一日がんばりました~」
ヤヤ「あんた授業中寝てたでしょ」
ハナ「そ、それは……」
なる「あははっ」
ヤヤ「それじゃあ今日は放課後どうする?」
なる「え? よさこい部の活動は?」
ヤヤ「もう何言ってんの、今日はよさこい部休みじゃない」
ハナ「ん~ 今日も一日がんばりました~」
ヤヤ「あんた授業中寝てたでしょ」
ハナ「そ、それは……」
なる「あははっ」
ヤヤ「それじゃあ今日は放課後どうする?」
なる「え? よさこい部の活動は?」
ヤヤ「もう何言ってんの、今日はよさこい部休みじゃない」
15: 2016/03/09(水) 16:03:59.10 ID:IAFoyMzS0
なる「あ…… そうだっけ……」
ヤヤ「まったくなるは~」
ハナ「『ほんと私が居ないとダメなんだから』デスね!」
ヤヤ「……」
ヤヤ「ちょっと私のセリフ取らないで、て言うか私そんなこと言わないから!」
ハナ「絶対今言いかけたじゃないデスか~」
なる「と、とにかく放課後どうしようか? どこかに遊びに行く?」
ヤヤ「まったくなるは~」
ハナ「『ほんと私が居ないとダメなんだから』デスね!」
ヤヤ「……」
ヤヤ「ちょっと私のセリフ取らないで、て言うか私そんなこと言わないから!」
ハナ「絶対今言いかけたじゃないデスか~」
なる「と、とにかく放課後どうしようか? どこかに遊びに行く?」
16: 2016/03/09(水) 16:05:22.10 ID:IAFoyMzS0
ハナ「あ、わたしはちょっと用事があるのでお先に失礼します ドロンって奴デスね!」
ヤヤ「どこで覚えたのよそんな日本語……」
なる「じゃあね、ハナちゃん」
ヤヤ「また明日」
ハナ「ハイ! ヤヤさんもなると二人で楽しんでください!」
ヤヤ「ちょ! アンタ何言ってんのよ!」
なる(ヤヤちゃんと…… 二人…… !)
なる(そうだ、これからヤヤちゃんと二人で遊びに行くんだ…… !)
ヤヤ「どこで覚えたのよそんな日本語……」
なる「じゃあね、ハナちゃん」
ヤヤ「また明日」
ハナ「ハイ! ヤヤさんもなると二人で楽しんでください!」
ヤヤ「ちょ! アンタ何言ってんのよ!」
なる(ヤヤちゃんと…… 二人…… !)
なる(そうだ、これからヤヤちゃんと二人で遊びに行くんだ…… !)
17: 2016/03/09(水) 16:06:41.05 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ「もうほんと何言ってるのよアイツは…… で、どうしよっか? なる」
なる(こ、これっていわゆる『放課後デート』って奴なのかな……)
なる「え、えっと~」
なる「……あっ!」
ヤヤ「ん、どうしたの?」
なる「何か降りてきた」
ヤヤ「何が?」
なる「新しいよさこい衣装の案、思い付いちゃった ちょっとデザインまとめてていい? すぐに終わるから」
ヤヤ「うん いいよ」
なる「よーし」
なる(こ、これっていわゆる『放課後デート』って奴なのかな……)
なる「え、えっと~」
なる「……あっ!」
ヤヤ「ん、どうしたの?」
なる「何か降りてきた」
ヤヤ「何が?」
なる「新しいよさこい衣装の案、思い付いちゃった ちょっとデザインまとめてていい? すぐに終わるから」
ヤヤ「うん いいよ」
なる「よーし」
18: 2016/03/09(水) 16:07:39.58 ID:IAFoyMzS0
なる「……」
なる「…… うん! このくらいでいいかな」
ヤヤ「完成した?」
なる「まだ全部じゃないけど、ちょうどキリのいいところまできたから」
ヤヤ「そっか、ちょっと私にも見せてみて」
なる「はい、まだ手直しするところあるけど……」
ヤヤ「うん、いいじゃん!」
なる「ほんと!?」
ヤヤ「ほんとだって」
なる「…… うん! このくらいでいいかな」
ヤヤ「完成した?」
なる「まだ全部じゃないけど、ちょうどキリのいいところまできたから」
ヤヤ「そっか、ちょっと私にも見せてみて」
なる「はい、まだ手直しするところあるけど……」
ヤヤ「うん、いいじゃん!」
なる「ほんと!?」
ヤヤ「ほんとだって」
19: 2016/03/09(水) 16:09:10.58 ID:IAFoyMzS0
なる「この衣装、全員ちょっとずつ違う奴にしたくて だけど一番最初はヤヤちゃんのイメージで作りたかったの」
ヤヤ「なる……」
なる「あ、そうだ! これからどこに遊びにいこっか?」
ヤヤ「ふふっ」
なる「え?」
ヤヤ「なる…… 時計見てみなよ……」
なる「…… あー! もうこんな時間…… !?」
ヤヤ「だんだん陽も落ちてきたし、流石に今から遊びに行くのはねぇ?」
ヤヤ「なる……」
なる「あ、そうだ! これからどこに遊びにいこっか?」
ヤヤ「ふふっ」
なる「え?」
ヤヤ「なる…… 時計見てみなよ……」
なる「…… あー! もうこんな時間…… !?」
ヤヤ「だんだん陽も落ちてきたし、流石に今から遊びに行くのはねぇ?」
20: 2016/03/09(水) 16:09:59.47 ID:IAFoyMzS0
なる「わ、わたしこんなに時間が経ってるなんて気付かなくて……」
ヤヤ「ふふっ、デザイン考えてる時のなる ほんと一生懸命だったもんねー」
なる「ご、ごめんね! ごめんねヤヤちゃん! わたしずっとデザインに夢中でヤヤちゃん暇だったよね!?」
ヤヤ「別に、そんなこと無いよ 一生懸命ななるの顔、私好きだし」
なる「や、ヤヤちゃん……」
ヤヤ「それにケータイでゲームやってたし」
なる「そ、そう……」
ヤヤ「ふふっ、デザイン考えてる時のなる ほんと一生懸命だったもんねー」
なる「ご、ごめんね! ごめんねヤヤちゃん! わたしずっとデザインに夢中でヤヤちゃん暇だったよね!?」
ヤヤ「別に、そんなこと無いよ 一生懸命ななるの顔、私好きだし」
なる「や、ヤヤちゃん……」
ヤヤ「それにケータイでゲームやってたし」
なる「そ、そう……」
21: 2016/03/09(水) 16:11:15.03 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ「じゃ、デザインも出来たし、今日は帰ろっか」
なる「あ、うん……」
なる(あ……! そう言えば夕暮れで染まった教室に二人きり…… これって漫画と一緒!?)
なる(そ、それならここでヤヤちゃんを引き留めたら…… )
ヤヤ「ん? 帰らないの?」
なる「あっ、えっと、ちょっ…… あのね……」
ヤヤ「…… そっか」
ヤヤ「今日は遊びに行けなかったし、まだ時間あるからもう少しここで話してよっか?」
なる「ヤヤちゃん…… ! うん! そうしよそうしよ!」
なる(す、凄い……! ほんとにヤヤちゃんあの漫画みたいなこと言ってくれる…… やっぱりヤヤちゃんかっこいいよ~!)
なる「あ、うん……」
なる(あ……! そう言えば夕暮れで染まった教室に二人きり…… これって漫画と一緒!?)
なる(そ、それならここでヤヤちゃんを引き留めたら…… )
ヤヤ「ん? 帰らないの?」
なる「あっ、えっと、ちょっ…… あのね……」
ヤヤ「…… そっか」
ヤヤ「今日は遊びに行けなかったし、まだ時間あるからもう少しここで話してよっか?」
なる「ヤヤちゃん…… ! うん! そうしよそうしよ!」
なる(す、凄い……! ほんとにヤヤちゃんあの漫画みたいなこと言ってくれる…… やっぱりヤヤちゃんかっこいいよ~!)
22: 2016/03/09(水) 16:12:05.45 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ「…… なんかさ、こうやってなると二人っきりで話す時って中々無くなっちゃったよね」
なる「えっ…… ?」
ヤヤ「最近はさ、ハナにタミさん、マチさん、ランにわ子 なるの周りにいっぱい人が居てさ」
ヤヤ「あっ、別に前みたいに嫉妬してる訳じゃないけど、それでもさ……」
なる「ヤヤちゃん…… ?」
ヤヤ「んー、と…… なんだろな……」
ヤヤ「うん 私、なると二人っきりになれて嬉しい! なると何気無く話す時とか、なるの真剣な表情を見てるのとか、そう言う時間が特別でさ、ずっと続けばいいのになって思う」
なる「ヤヤちゃん…… !」
なる「えっ…… ?」
ヤヤ「最近はさ、ハナにタミさん、マチさん、ランにわ子 なるの周りにいっぱい人が居てさ」
ヤヤ「あっ、別に前みたいに嫉妬してる訳じゃないけど、それでもさ……」
なる「ヤヤちゃん…… ?」
ヤヤ「んー、と…… なんだろな……」
ヤヤ「うん 私、なると二人っきりになれて嬉しい! なると何気無く話す時とか、なるの真剣な表情を見てるのとか、そう言う時間が特別でさ、ずっと続けばいいのになって思う」
なる「ヤヤちゃん…… !」
23: 2016/03/09(水) 16:12:57.04 ID:IAFoyMzS0
なる(ヤヤちゃんほんとに漫画みたいなこと言ってくれてる…… !)
なる(え、えっと…… それじゃわたしは何て言えばいいんだっけ……)
ヤヤ「なんて、ちょっとキザ過ぎるかな? まるでマンガのセリフみたいだよね」
なる「や、ヤヤちゃん…… 」
ヤヤ「ん?」
なる「え、えっと 永遠はあって、わたしとヤヤちゃんはずっとで、あれ? こうじゃないよね、えっと~ 永遠って言うのは……」
ヤヤ「ふふっ、もう何言ってんの」
なる「あっ、えっとこれは~」
なる(え、えっと…… それじゃわたしは何て言えばいいんだっけ……)
ヤヤ「なんて、ちょっとキザ過ぎるかな? まるでマンガのセリフみたいだよね」
なる「や、ヤヤちゃん…… 」
ヤヤ「ん?」
なる「え、えっと 永遠はあって、わたしとヤヤちゃんはずっとで、あれ? こうじゃないよね、えっと~ 永遠って言うのは……」
ヤヤ「ふふっ、もう何言ってんの」
なる「あっ、えっとこれは~」
24: 2016/03/09(水) 16:13:27.17 ID:IAFoyMzS0
ヤヤ「あははっ、なんか今日のなるずっと変だよ」
なる「えぇ~」
なる(や、ヤヤちゃんに変って思われちゃったぁ……)
ヤヤ「最近のなるは積極的で前向きで、少しかっこいいなって思ってたのに今日のなるは昔の頼りないメルヘン少女に逆戻りしちゃったみたい」
ヤヤ「でも…… 私はそういうなるも好きだよ!」
なる「ヤヤちゃん…… !」
ヤヤ「えへへ、どれだけなるが立派になったって、私はずっとなるの側でなるを守ってあげるからね! 一生!」
なる「や、ヤヤちゃぁ~ん!」
なる「えぇ~」
なる(や、ヤヤちゃんに変って思われちゃったぁ……)
ヤヤ「最近のなるは積極的で前向きで、少しかっこいいなって思ってたのに今日のなるは昔の頼りないメルヘン少女に逆戻りしちゃったみたい」
ヤヤ「でも…… 私はそういうなるも好きだよ!」
なる「ヤヤちゃん…… !」
ヤヤ「えへへ、どれだけなるが立派になったって、私はずっとなるの側でなるを守ってあげるからね! 一生!」
なる「や、ヤヤちゃぁ~ん!」
25: 2016/03/09(水) 16:14:22.63 ID:IAFoyMzS0
後日
ハナ「ヤヤさん! このマンガ読んでみてください!」
ヤヤ「はぁ? 私マンガとか読まないんだけど」
ハナ「まぁまぁ」
ヤヤ「てか何冊持ってきてるのよ!」
ハナ「全巻デス! 読み始めれば一瞬デスよ!」
ヤヤ「まぁそんなに勧めるなら今晩読んでくるけど……」
その日の夜
ヤヤ(な、何よこれ…… このマンガの主人公ってなるそっくりじゃない…… !)
終わり
ハナ「ヤヤさん! このマンガ読んでみてください!」
ヤヤ「はぁ? 私マンガとか読まないんだけど」
ハナ「まぁまぁ」
ヤヤ「てか何冊持ってきてるのよ!」
ハナ「全巻デス! 読み始めれば一瞬デスよ!」
ヤヤ「まぁそんなに勧めるなら今晩読んでくるけど……」
その日の夜
ヤヤ(な、何よこれ…… このマンガの主人公ってなるそっくりじゃない…… !)
終わり
26: 2016/03/09(水) 16:16:10.44 ID:IAFoyMzS0
たまにはヤヤちゃんのことが好き過ぎるなるが居てもいいんじゃないかって思い書きました。
詠んでくれた方ありがとうございます。意見感想があればご自由にどうぞ。
詠んでくれた方ありがとうございます。意見感想があればご自由にどうぞ。
引用元: メルヘン少女関谷なるの恋心日和
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります