2: 2016/12/30(金) 21:42:08.37 ID:OPWqSH1q0.net
~放課後の練習後、部室~


善子「あー、暑い、汗かいた……喉乾いた……」

善子「えーと……私のペットボトルはっと……これね!」ガシッ

善子「ごくっごくっごくっ……」

善子「おええええぇぇぇ!!!? まっずぅぅぅぅ!?」ゲホッ ゲホッ

ガラッ

花丸「練習疲れたずら~」

ルビィ「そうだね~」

4: 2016/12/30(金) 21:42:47.65 ID:OPWqSH1q0.net
善子「~~~~~っ!! だ、誰よ!? 誰っ! 私のペットボトルにいたずらしたの!?」

ルビィ「ペットボトル? 善子ちゃんの?」

花丸「善子ちゃんのペットボトルって……あっちに置いてたやつじゃ……」ユビサシ

善子「!!」

善子「し、しまった……貼ってあるラベルも、中の液体の色も同じだったから……」プルプル

ガラッ

鞠莉「ふう、今日も練習、楽しかったわ♪ 疲れるけどね♪」

ダイヤ「ふふっ、そうですわね」

果南「いやいや、この程度でへばってちゃダメだよ~」

5: 2016/12/30(金) 21:43:45.47 ID:OPWqSH1q0.net
善子「しまったあああ!!! 誰のか知らないけど、人のを飲んじゃったあああああ!!!!」

果南「善子?」ビクッ

ダイヤ「善子さん!? 急に大声出さないでください!」

鞠莉「あああああああああああ!!!」

5人「!?」ビクッ

ダイヤ「今度は鞠莉さんまで!! 一体なんですの!?」

鞠莉「よ、善子……飲んじゃったのね、ソレ……」プルプル

ルビィ「ええっ!?」

花丸「の、飲んじゃったって……」

果南「なになに? まさか、ヤバイやつ……?」

7: 2016/12/30(金) 21:48:13.01 ID:OPWqSH1q0.net
善子「うぐっ、うぐぐぐぐ……ぅ……ぁ……」ブルブル

ルビィ「よ、善子ちゃん!?」

花丸「善子ちゃん!! 大丈夫!?」

ガラッ

千歌「あー、今日もいい汗かいたー!」

曜「そうだね! あー、喉乾いたー……ん?」

梨子「み、みんな、どうしたの……?」

8: 2016/12/30(金) 21:49:05.83 ID:OPWqSH1q0.net
ダイヤ「ちょっと鞠莉さん!!」グイグイ

果南「善子に一体何を飲ませたのさ!!」グイグイ

鞠莉「きゃー、引っ張らないでー!! せっ、説明するから!!」

ルビィ「う、うわああああああ!!!?」

花丸「い、一体なんずら~~~!!!?」

6人「!?」

よしこ「…………」シュウウウウウ

よしこ「…………あれ?」

7人「!?!?!?」

鞠莉「あちゃー」テヘッ♡

11: 2016/12/30(金) 21:54:12.02 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「そ……そんな……」

ルビィ「よ、善子ちゃんが……」

7人「ちっちゃくなっちゃった~~~~!?」

鞠莉「ちっちゃくなっちゃった~~~~♡」

よしこ「ふぇ!?」ビクッ

花丸「よ……よ……善子ちゃん……」ワナワナ

花丸「な、懐かしいずら~~~!!」キラキラキラ

ルビィ「か、可愛い!!」キラキラキラ

千歌「ほ、ほえ~~……」

曜「可愛い……」

梨子「…………」ボーゼン

13: 2016/12/30(金) 21:55:31.69 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「お、おねえさんたち、だれ? こ、ここは、どこ……?」

ダイヤ「ま、鞠莉さん!? 早く、早く説明を!!」

果南「鞠莉!!」

鞠莉「ハイハイ、分かったわよ!」

鞠莉「えっとね、善子が飲んだのは、『心身が幼児化する薬』よ!」

ダイヤ「し、心身が幼児化する薬……ですって!?」

鞠莉「そうそう! 身体だけじゃなく、心もね♪」

果南「こ、心も……」

15: 2016/12/30(金) 22:00:43.58 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「わ、わたしはようちえんにいたはずよ!」

よしこ「なに? なんなの、ここ……?」キョロキョロ

ダイヤ「心というか、記憶まで過去に遡ってますわ!?」

ルビィ「え、えーと……」

花丸「みんなと一緒に遊ぶ場所だよ♪ お姉さんたちと一緒に遊ぼう?」

よしこ「あそぶばしょ……って、なにこのふく!」ズルズル

よしこ「うごきづらい~~~!!」ズルズル

ルビィ「わわっ、どうしよう!」

16: 2016/12/30(金) 22:01:49.41 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「鞠莉さん! 実は用意してるんじゃないですか!?」

鞠莉「まっかせなサ~イ♡」タタッ ゴソゴソ

鞠莉「こんなこともあろうかと! ここに幼稚園スモックがっ!!」バッ

ダイヤ「ま~り~さ~~~ん?」ギロッ

果南「どうしてそんなものを用意してるのさ~~~!!」

鞠莉「あ、幼児用の下着もちゃーんとここに……」サッ

ダイヤ「そういうことではなく……!」

17: 2016/12/30(金) 22:02:58.36 ID:OPWqSH1q0.net
曜「まあまあ、待ってください、ダイヤさん」

千歌「このままじゃ可哀想だから早く着せてあげよう!」

梨子「そうね……」

鞠莉「はい、これ服と下着ね♪」

よしこ「う、うん……」

花丸「善子ちゃん、1人でおきがえできるよね?」

よしこ「あ、あったりまえでしょ!」

鞠莉「よし、じゃあ一応、みんな部室の外に退散しましょう」

18: 2016/12/30(金) 22:07:21.01 ID:OPWqSH1q0.net
~廊下~

果南「さて、今のうちに詳しい話を聞こうか」

ルビィ「よ、幼児化するなんていう薬がこの世に存在するなんて、し、信じらんないよぉ……」

ダイヤ「そんな薬が開発されていたとは、驚愕に値しますが……今はそれどころではないですね」

ダイヤ「どうして紛らわしく、その薬をスポーツドリンクのペットボトルに入れてたんですか! 鞠莉さん!」

梨子「ていうか、そんなもの部室に置かないでください!」

鞠莉「ごめん……つ、つい……」

果南「誰かが飲むのを楽しみに待ってたんじゃないの?」

鞠莉「え、えーと……そ、そんなことないわよ?」ギクッ

19: 2016/12/30(金) 22:08:33.85 ID:OPWqSH1q0.net
梨子「鞠莉さん……?」ジロッ

曜「あ、怪しいなぁ……」ジトー

鞠莉「ソ、ソーリーね! ついついこんな薬を、学校の部室に置きっぱなしにしちゃって!」アセアセ

千歌「それで鞠莉さん! どうやって元に戻すんですか!」

果南「そうだよ! 元に戻す薬はあるの!?」

鞠莉「……元に戻す薬は……」

7人「元に戻す薬は……?」

鞠莉「あっりまセーーン♪」

7人「ないんかーいっ!!!!!!!」

20: 2016/12/30(金) 22:13:30.65 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「そ、それじゃ、善子ちゃんは……」

鞠莉「でもダイジョウブでーす! 20分で元に戻りマース♪」

果南「ほ、ほんと!?」

ダイヤ「に、20分……」ホッ

千歌「なーんだ! 良かったぁ!」

曜「たった20分かぁ。それなら安心だね!」

梨子「いや、20分でも長いと思うし、充分危険な薬だと思うけどね……」

ルビィ「薬を飲んじゃってから瞬時に元に戻せないっていうのは、困るよね……」

21: 2016/12/30(金) 22:14:44.97 ID:OPWqSH1q0.net
ガラッ

よしこ「き、きがえたわよ……」

8人「!!!」

8人「かっ可愛い!!!」

ダイヤ「善子さんにもこんな時があったのですね……」

鞠莉「うんうん、園児服、とっても似合ってるわね♪」

果南「鞠莉……楽しんでるね」

ルビィ「善子ちゃんの小さい頃の姿が見れて、ルビィ、幸せ……♡」

花丸「天使さんを名乗ってた頃の善子ちゃん……懐かしいずら……」

23: 2016/12/30(金) 22:20:02.84 ID:OPWqSH1q0.net
千歌「……」ウズウズ

千歌「ちょっとなでなでさせて!」ナデナデ

よしこ「うわっ!?」

曜「あっ、ずるい! 私も!」ナデナデ

梨子「わっ私も!」ナデナデ

ルビィ「ル、ルビィも!」ナデナデ

よしこ「わああっ!?」

ダイヤ「ではわたくしも……」ナデナデ

果南「私も」ナデナデ

鞠莉「私も! 私もっ!」ナデナデ

よしこ「う、うう……」

24: 2016/12/30(金) 22:20:53.76 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「さすが善子ちゃん、大人気ずら~♪」

よしこ「や、やめてっ!」バッ

花丸「あ……」

千歌「ああっ! 花丸ちゃんの後ろに隠れた!」

曜「も、もうちょっと……!」ジリ

梨子「もうちょっとだけ……!」ジリジリ

7人「撫でさせてっ……!」ジリジリジリ

花丸「み、みんな! ちょっと落ち着いて!」バッ

よしこ「ヤぁっ!!」ダッ タッタッタッタッ

25: 2016/12/30(金) 22:21:51.49 ID:OPWqSH1q0.net
7人「ああっ!!」

ダイヤ「は、花丸さん! 善子さんが!!」

花丸「わ、分かってます!」

花丸「みんなで追いかけましょう……でも!」

花丸「マルたちが興奮して、善子ちゃんを刺激しすぎないようにするずら!」

千歌「そ、そうだね……」

梨子「確かに……」

果南「分かった! じゃあみんな行くよ!」

7人「はいっ!」

26: 2016/12/30(金) 22:26:57.77 ID:OPWqSH1q0.net
~~~~~~

果南「くっ、やっぱり見失った……!」

鞠莉「手分けして探しましょう!」

ダイヤ「1階、2階、3階にそれぞれ分かれて……」

梨子「体育館も……屋上はもう鍵かけたし……」

ルビィ「ルビィ、校門前の周辺を確認してくる!」ダッ

曜「あっ、ルビィちゃん!」

千歌「外に出てないか心配……私も行く!」ダッ

花丸「オラ、グラウンドに行くね!」ダッ

27: 2016/12/30(金) 22:27:45.01 ID:OPWqSH1q0.net
~グラウンド~

花丸「よ、善子ちゃん……!」ハァハァ

よしこ「ふんふふふ~ん♪」カキカキ

花丸「いた! ……どっかから見つけてきた棒で、魔法陣書いてる……!」

花丸「善子ちゃーん!」タタタッ

よしこ「! おねえさん……」

花丸「善子ちゃん! お姉さんと一緒に遊ぼうよ!」

よしこ「むぅ……1人であそびたい……」

花丸「ど、どうして?」

28: 2016/12/30(金) 22:32:22.31 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「だって、おねえさんたち、ベタベタしてきてヤなんだもん……」

花丸「ご、ごめんなさい……もうベタベタしないから……」

花丸「だから、一緒に遊ぼう?」

よしこ「はぁ……きょうはほんとは、はなまるちゃんと2人であそぶよていだったのに……」

花丸「ふふっ、そっか……」ニコニコ

よしこ「あれ? おねえさん……なんか……」

花丸「んー?」

よしこ「なんか……にてるような……うーん……」

29: 2016/12/30(金) 22:34:01.66 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「おねえさん、だれ? なまえは?」

花丸「! オラは……オラは……」

よしこ「オラって……まさか……」

~~~~~~~~~~~

善子『ねえ、ずら丸』

~~~~~~~~~~~

花丸「……ずっ! ずら丸! そう、オラの名前は国木田ずら丸だよ!」

よしこ「ず、ずらまる……かわったなまえだね、おねえさん」

花丸「そ、そうだね、えへへ……」

花丸(高校生になった善子ちゃんが付けてくれたあだ名なんだけどね……)

30: 2016/12/30(金) 22:39:31.03 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「ああっ! く、くにきだって言った!? ……や、やっぱり……」

花丸「そう! オラは、花丸のお姉さんなんだぁ。高校生の、1人暮らしのお姉さん」

よしこ「はなまるちゃんにおねえさん、いたんだ……へー、1人ぐらしかあ」

よしこ「どおりで、はなまるちゃんのいえにあそびにいっても、いままであったことがないわけだね!」

花丸「そうだね。マルとも仲良くしてね、善子ちゃん!」

よしこ「うん、いいよ! ……きょうははなまるちゃんと2人でぎしきごっこをするつもりだったけど……」

花丸「あしたやればいいよ。花丸と仲良くしてくれて、どうもありがとね♪」ニコッ

よしこ「はなまるちゃんのおねえさんなら……まあ……うん、いっか!」

花丸「ん?」

よしこ「このまほうじんのなかにはいって! わたしとりょうてをつないで!」

31: 2016/12/30(金) 22:41:04.84 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「こう?」ギュッ

よしこ「うん!」ギュッ

花丸(あ……! これ、善子ちゃんと一緒にやった記憶がある……!)

よしこ「天界にみちびかれし天使とにんげん。どんなときも、いかなるときも、」

よしこ「なにがあっても、わたしたちはえいえんのともだちです……」

花丸(……ありがとう、善子ちゃん……)ジーン

よしこ「天界ぎけつによってしょうにんされたこのえにしは、」

よしこ・花丸「「みらいえいごう、きれることはないでしょう……」」

よしこ「!!」

よしこ「ど、どうして、さいごのことばがわかったの!?」

花丸(しまった、覚えてたから、つい……)

32: 2016/12/30(金) 22:46:52.08 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「ごめん、なんとなくこう言うのかなーって分かっちゃったような気がして……」

よしこ「おねえさん、すごーい! もしかして、わたしとおなじく天使だったり!?」キラキラ

花丸「ちっ、違うよ! オラはただの人間!」

花丸「天使さんは、善子ちゃんただ1人だよ」ニコッ

よしこ「そっか、ざんねん……。でも! これで、わたしとおねえさんは、ずっとともだちだよ!」

花丸「うん! ありがとう、善子ちゃん!」

7人「みっ、見つけた~~~~っ!!!」ハァハァハァ

花丸「あ! みんな!」

よしこ「うー、またベタベタされちゃう……」

33: 2016/12/30(金) 22:48:38.17 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「だ、大丈夫だよ! みんな悪気があったわけじゃないよ!」

花丸「みんな、善子ちゃんのことが大好きで、善子ちゃんと友達になりたいと思ってて……」

花丸「みんな、マルの大切な友達なの! ……もう、みんなベタベタしないから、仲良く、ね?」

よしこ「う、う~ん……」

千歌「そ、そうだよ!」

曜「花丸ちゃんの言う通り!」

ダイヤ「さっきは撫で回してしまってすみません……」

鞠莉「そもそもの原因の発端は私……ごめんなさい……」

34: 2016/12/30(金) 22:49:39.81 ID:OPWqSH1q0.net
ルビィ「ルビィ、善子ちゃんともっと仲良くしたいな……」

梨子「私も! 友達になりたい!」

果南「どうかな? 善子……」

よしこ「…………おねえさんたち……」

花丸「善子ちゃん。さっきマルにしてくれた儀式、みんなともやってくれないかな?」

よしこ「……、わかった……」

よしこ「ずらまるおねえさんもいれて、ぜんいんでぎしきする!」

よしこ「だから、でっかいまほうじんかくの、みんなてつだって!」

8人「はい!!!」

35: 2016/12/30(金) 22:55:28.31 ID:OPWqSH1q0.net
~~~~~~

よしこ「で、できた! みんなまほうじんのなかにはいって、わになっててをつないで!」

よしこ「みんなでじゅんばんにとなえることにしたじゅもんだけど、みんなおぼえてくれた?」

ルビィ「大丈夫だよ!」

ダイヤ「バッチリですわ!」

千歌「オッケーだよ!」

よしこ「よーし! じゃあはじめるよ!」

よしこ「天界にみちびかれし天使とにんげんたち」

36: 2016/12/30(金) 22:56:15.25 ID:OPWqSH1q0.net
千歌「どんなときも、」

梨子「いかなるときも、」

曜「なにがあっても、」

よしこ「わたしたちは」

ルビィ「えいえんの」

花丸「ともだちです……」

よしこ「天界ぎけつによってしょうにんされた」

果南「このえにしは、」

鞠莉「みらいえいごう、」

ダイヤ「きれることはないでしょう……」

38: 2016/12/30(金) 22:57:27.23 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「これで、みんなと、ずっとずっと友達だよ!」ニコッ

8人(……天使だ、天使がいる……)

鞠莉「! マ、マズイわ!」

千歌「ど、どうしたんですか、鞠莉さん?」

鞠莉「もうすぐで20分経つわ!」

曜「やったぁ! これで元に戻るんだね!」

ルビィ「ちょっと名残惜しいけど……」

果南「で、何がマズイの?」

39: 2016/12/30(金) 23:02:14.85 ID:OPWqSH1q0.net
鞠莉「服よ!」

梨子「服……!」

花丸「た、大変ずら!」

ダイヤ「こ、このまま元に戻ったら、善子さんが大変なことに!!」

鞠莉「果南! 善子を抱えて部室までダッシュできる!?」

果南「任せて!」ヒョイ

よしこ「うわわっ!」

40: 2016/12/30(金) 23:03:19.97 ID:OPWqSH1q0.net
果南「全速力でぶっ飛ばすよ!」ダッ ギューーーン

よしこ「わああ! はやーい!!」

鞠莉「よーし、果南に続けー!」ダッ

6人「おーーっ!」ダッ


~部室~

果南「えっと、で、どうするの?」

鞠莉「ぬっ、脱がすの!」

果南「脱がす!?」

ダイヤ「は、破廉恥ですわ!」

鞠莉「しょうがないでしょ! 園児服着せたまま元に戻させるわけにはいかないんだから!」

41: 2016/12/30(金) 23:08:35.08 ID:OPWqSH1q0.net
鞠莉「曜! 高校生の善子でも全身を隠せるような、何か大きな布とかない!?」

曜「あるよ! ここに!」バサァッ

鞠莉「善子! 服と下着、全部脱いで! 裸になって!!」

よしこ「ええっ!? な、なんで!?」

鞠莉「花丸! 説得! 急いで!」

花丸「え!? あわわわ……えっと……」

花丸「善子ちゃん、ちょっとお洗濯する時間だから、着てるもの、全部脱いでほしいの」

42: 2016/12/30(金) 23:09:44.24 ID:OPWqSH1q0.net
よしこ「お洗濯?」

花丸「そう! すぐ替えのおきがえ持ってくるから!」

花丸「だから、服と下着を全部脱いだ後、この大きな布にくるまっててくれないかな?」

花丸「ちょっとの間でいいから! お願い!」

よしこ「うう……分かった……」

ダイヤ「善子さんのそばにたたんだ制服と、し、下着……を置いといて、っと……」パサッ 

鞠莉「急いでね、善子! 私たちはただちに廊下へ退散っ!!」ガラッ

7人「はいっ!!」ダッ

43: 2016/12/30(金) 23:14:27.10 ID:OPWqSH1q0.net
~廊下~

鞠莉「ちょ、ちょうど20分……」

梨子「ギ、ギリギリでしたね……」

「きゃあああああああああああ!!!!!!」

ルビィ「わあっ!?」

千歌「よ、善子ちゃんの悲鳴だ!」

果南「ま、そりゃそうなるよね……」

ダイヤ「ど、どうしましょう」

曜「ノ、ノックして確認してみよう」

花丸「いや、まだ着替えるには早いんじゃ……」

44: 2016/12/30(金) 23:15:43.95 ID:OPWqSH1q0.net
~~~~~~

花丸「よ、善子ちゃーん? もう着替え終わった~?」コンコン

「!!」

花丸「も、もう入っても大丈夫かなー……?」

「ず、ずら丸……え、ええ、いいわよ……」

花丸「みんな、もう入っていいって!」

7人「!」コクッ

ガラッ

8人「…………」ドヤドヤ

善子「! み、みんな……」

45: 2016/12/30(金) 23:17:18.87 ID:OPWqSH1q0.net
花丸「よ、善子ちゃん、気分はどう……?」

善子「……さ……最悪よ……!」

ルビィ「ええっ!? だ、大丈夫なの!?」

善子「大丈夫じゃないわよ! 目が覚めたら布1枚だけ纏ってるだけの真っ裸で!」

善子「し、下着まで脱がされてて……ま、まさか、私、誰かに変なことされたんじゃ……」ガタガタ

鞠莉「だ、大丈夫よ! ちゃんと説明するからっ!」


~~~~~~

善子「ま、まぁりぃいいいいいいいいい!!!!!!」

鞠莉「ひぃっ!」

果南「まあ、これは怒られて当然だよね……」

47: 2016/12/30(金) 23:22:31.74 ID:OPWqSH1q0.net
善子「許せない!! 絶対許せない~~~!!」ダッ

鞠莉「ごめん! ごめんってばーーー!!」ダッ

善子「鞠莉! 次はあなたがこれ飲みなさい!!」タタタタッ

鞠莉「ええ!? イヤよ!!」タタタタッ

ルビィ「よ、善子ちゃん! 抑えて抑えて!」

ダイヤ「部室で走らないでください!」

果南「もうその薬は捨てるか、鞠莉に持ち帰って貰おうよ、善子!」

花丸「そうずら! 鞠莉さんも反省してるから、許してあげて!」

善子「…………」ピタッ

48: 2016/12/30(金) 23:23:15.37 ID:OPWqSH1q0.net
善子「ずら丸……」ユラリ

花丸「な、何?」ビクッ

善子「あんたが代わりに飲みなさーーーいっ!」ダッ

花丸「えええええええ!!?」ダッ

善子「会ったんでしょ! 幼稚園の頃の私に会ったんでしょ!」タタタタッ

花丸「そ、それがどうしたずらーー!?」タタタタッ

善子「あんたばっかりずーるーい~~~~~~!!!」タタタタッ

49: 2016/12/30(金) 23:24:43.24 ID:OPWqSH1q0.net
ルビィ(花丸ちゃんの幼稚園児姿!? ……私も見たい!)

ダイヤ「ちょっと! お2人とも! 部室で走り回るのは危険ですから!!」


キャーキャー ワーワー ギャーギャー


千歌「よし! こうなったら、全員で一緒に飲もうか!」

曜「千歌ちゃん!?」

梨子「いや、ダメだから! 絶対にダメだから!!

50: 2016/12/30(金) 23:26:53.13 ID:OPWqSH1q0.net
善子「ずら丸~~!! 私ばっかり不公平よ~~~!!」ドドドドドド

花丸「い~や~ず~ら~~~!!」ダダダダダ

善子「観念して、懐かしい姿を拝ませなさい~~~~!!」ドドドドドド

花丸「お、追いつかれるずら~~~~!!」ダダダダダ

善子「この私の足にあんたが逃げ切れるとでも思ってんの~~~!!」ビューーン ガシイッ

花丸「ひええええええ!!! 誰か助けて~~~~!!」ジタバタ

51: 2016/12/30(金) 23:39:54.21 ID:OPWqSH1q0.net
まずい、連投規制で行数が規制されたかも

52: 2016/12/30(金) 23:41:02.15 ID:OPWqSH1q0.net
この後、無事に花丸は幼児化する薬を飲まされ、主に善子の手により、もみくちゃにされたとさ……


善子「な、懐かしいいいいい!!」ギュウウウウ

はなまる「ひぅっ!? お、おねえさん、だれずら!?」ビクッ

善子「花丸~~~~♡」スリスリ

はなまる「わああああ!? ///」

はなまる「よ、よしこちゃんどこ~~~!? た、たすけて~~~!!」ジタバタ


おしまい

53: 2016/12/30(金) 23:42:10.05 ID:OPWqSH1q0.net
よかった、ちょうどラスト前に規制されたから投稿できてよかったです、これでおわりです

58: 2016/12/31(土) 04:58:41.35 ID:DxD+8wvq0.net
乙乙 とても微笑ましい

引用元: 花丸「善子ちゃんが幼稚園児になっちゃった!?」