6: 2014/10/04(土) 17:20:18.60 ID:Z5G0ptbjO.net
ソーニャ「は?」

やすな「だからぁ!このアイスの賞味期限がわかんないの!」

ソーニャ「…あのなぁ、アイスに賞味期限なんかあるわけないだろ。冷凍庫に入ってる限り半永久的に大丈夫だぞ」

やすな「でもこれ…」ガサッ

『ガリガリ君リッチ ナポレオン味』

ソーニャ(確かにありそう)

7: 2014/10/04(土) 17:28:59.00 ID:Z5G0ptbjO.net
ソーニャ「確かにこれは…いやしかし…」

あぎり「何かお困りですかぁ~?」

やすな「あ、あぎりさん。実はかくかくしかじかの」

あぎり「まるまるうまうまというわけですねぇ?わかりました。私が一肌脱いじゃいましょう」

やすな「うひょう!さっすがあぎりさん!」

あぎり「では早速…」ゴソゴソ

あぎり「忍法正露丸の術~」テッテレー

やすな「…はい?」

10: 2014/10/04(土) 17:38:53.65 ID:Z5G0ptbjO.net
やすな「あの、あぎりさん。これどうみても正露丸なんですが」

あぎり「そうですよ?正露丸の術って言ったじゃないですかぁ」

あぎり「この術さえあれば、万が一お腹が痛くなっても大丈夫ですよ~」

やすな「いやでも」

あぎり「それに正露丸は凄いんですよ?元は征露…つまりロシアの病気である赤痢を征するために作られたんですから」

やすな「へー」

ソーニャ「凍っているから大丈夫…いやしかし裏をかくということも…」ブツブツ

11: 2014/10/04(土) 17:45:13.93 ID:Z5G0ptbjO.net
あぎり「さあさあ、問題も解決したところでれっつとらい☆」

やすな「うう、不安しかない…でもここはあぎりさんを信じる!」

やすな「ソーニャちゃん!アイスちょうだい!」

ソーニャ「(ブツブツ)…えっ?あ、わ、わかった!」シュッ

やすな「ちょっ、何で投げんの!?」

ソーニャ「すまんついクセで」

やすな「ええいままよ、やすなスーパージャーンプ!」ダァン

やすな「アンドキャッt(バシャッ!)」

ソーニャ「………」

あぎり「………」

やすな「………」ポタ…ポタ…

13: 2014/10/04(土) 17:50:08.37 ID:Z5G0ptbjO.net
やすな「ねえソーニャちゃん」ポタ…ポタ…

ソーニャ(ビクッ)

やすな「目の前がオレンジ色で何も見えないんだけど…何が起きたの?」ポタ…

ソーニャ「あー、なんだ。その」

あぎり「色々考えてる間に、すっかり溶けちゃったみたいですねぇ」

やすな「もう!これじゃあ賞味期限以前の問題だよ!」プンスカポタ…

ソーニャ「わかった、わかったから顔をふけ」

やすな「ベロォ…あ、意外とおいしい」

ソーニャ「うわっ汚い、顔を洗え!」

やすな「はいはい、ソーニャちゃんはきれい好きだなぁ」

あぎり「一応正露丸の術かけておきますね~。はいお水」

やすな「ング…やっぱりこの味慣れないなぁ」

14: 2014/10/04(土) 17:55:10.18 ID:Z5G0ptbjO.net
ソーニャ「ところで、あのアイスはどうしたんだ?」

やすな「え?ソーニャちゃんが買ったんじゃないの?」

ソーニャ「いや?あぎりか?」

あぎり「私は知りませんよぉ」

やすな「まあいいじゃん!何だかんだで楽しかったし!」

あぎり「そぉですねぇ」ウフフ

ソーニャ「やれやれ、脳天気なやつらだ」



刺客「………」

刺客「アフリカ象を5秒で頃す猛毒をたっぷり入れておいたのに…なぜあの娘は平気なんだ…!?」

おしまい

15: 2014/10/04(土) 18:00:02.06 ID:ylaWRwRY0.net

刺客はやっぱり無能だ

17: 2014/10/04(土) 18:04:19.37 ID:agmPyk0g0.net
短編SS好き

引用元: やすな「どうしよう、このアイスの賞味期限が分からない」