1: 2013/04/07(日) 12:07:44.76 ID:AiaOYS9n0
-孫家-

ギャハハハ… プルプルプルプル

チチ「悟空さ、ちょっと電話ででけれ」

悟空「おう」ガチャ

ヤムチャ「悟空か?

悟空「ヤムチャじゃねえか!オラになんか用か?」

ヤムチャ「ああ…餃子の住所を知ってたら教えてくれないか?」

悟空「餃子?あいつなら天津飯と一緒にいるんじゃねえか?」

ヤムチャ「あ、そういわれればそうだな」

悟空「どうしたんだ?おめえと餃子ってそんなに仲良かったか?」

ヤムチャ「いや、ちょっとした私用があってな…じゃあな」

9: 2013/04/07(日) 12:12:02.05 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ(天津飯の気を読めば居場所は分かるはずだ…)

ヤムチャ(流石にあいつに勝てなければ俺の立つ瀬がない…)

ヤムチャ(決闘を申し込むか…いや、対策を練ってから…)

ベジータ「ヤムチャ、貴様さっきから何をブツブツ言っている」

ヤムチャ「ベジータ!」

ベジータ「ふん、相変わらず低俗な男だ」

12: 2013/04/07(日) 12:18:28.74 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「なあ、ベジータ!」

ベジータ「何だ」

ヤムチャ「俺に戦いを教えてくれ!俺は強くなりたいんだ!」

ベジータ「どうした突然。断る」

ヤムチャ「頼む!俺は強くなりたいんだ!」

ベジータ「反吐が出るぜ、この落ちこぼれの屑め」

ヤムチャ「ベジータ…俺は自分が情けないんだ。一緒に戦ってきた仲間にどんどん置いていかれ、馬鹿にされ、女まで取られてしまった」

ベジータ「・・・」

14: 2013/04/07(日) 12:24:40.24 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「ベジータ…お前にブルマを取られたのは悔しいが、誇りの高さは密かに尊敬していた」

ベジータ「ほう」

ヤムチャ「俺はこのままだと…本当に何の取り柄もない空っぽな男になってしまう…」ポロポロ

ヤムチャ「頼むベジータ!俺に力を貸してくれ!」

ベジータ「いいだろう」

ヤムチャ「本当か!」

ベジータ「ただし条件がある」

ヤムチャ「な、なんだ?」

16: 2013/04/07(日) 12:30:00.90 ID:AiaOYS9n0
ベジータ「確かナッパの背中にくっついて自爆したチビ禿がいたよな。奴と決闘して勝ってこい」

ヤムチャ「な…なんだって!?」

ベジータ「それくらいできんようじゃこの俺様に修行を乞う資格はない」

ヤムチャ「いや、それじゃ本来の目的が…」

ベジータ「何か文句でもあるのか?」

ヤムチャ「いや、別に…」

ベジータ「当然今日中にだ。あばよ」

ヤムチャ(ううっ…)

18: 2013/04/07(日) 12:34:46.38 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「くそっ、順序が逆になってしまった」

ヤムチャ「だが…あの餃子だぜ?いくらなんでも勝てるだろ…」

ヤムチャ「あの時…きっと餃子じゃサイバイマンに手も足も出ずやられてたはずだ」

ヤムチャ「あの腹痛を起こす超能力だけに気を付けて、狼牙風々拳で仕留めてやる!」

---ヤムチャ出発---

23: 2013/04/07(日) 12:40:15.80 ID:AiaOYS9n0
---数時間後---

餃子「天さん!誰か来たよ!」

天津飯「この気は…誰だっけ?」

スタッ
ヤムチャ「よう、久しぶりだな」

天津飯「誰だコイツ」

ヤムチャ「なっ…俺だよ!ヤムチャだよ!忘れてんじゃねえよボケ!」

天津飯「…ああ、お前か。俺に脚を折られて化物の自爆でくたばった」

ヤムチャ「・・・」

天津飯「で、何をしに来たんだ」

ヤムチャ「そこにいる餃子に決闘を申し込みに来た!」

24: 2013/04/07(日) 12:44:12.02 ID:AiaOYS9n0
餃子「へっ?」

ヤムチャ「さあ、準備を済まして俺と戦ってくれ。降参を宣言してもいいぜ」ブルブル

餃子「いいですよ、ヤムチャさん」

ヤムチャ「そ、そうか、ありがとう」(畜生…降参しやがれ!)

餃子「ヤムチャさん如き10秒あれば仕留められますから」

27: 2013/04/07(日) 12:48:36.83 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「な、なんだと?俺にはハッタリなんぞ通用しないぜ」(ヤバい)

天津飯「もう少し広い場所へ移動しようか」

---数分後---
天津飯「それではヤムチャ対餃子の一対一の試合を始める」

ヤムチャ「ご、ゴクリ…」

天津飯「スタート!」

ヤムチャ(餃子の超能力は指先から一直線上に作用する…そこさえ避ければ楽勝の筈…!)ダッ

29: 2013/04/07(日) 12:53:33.90 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ(まずは周囲を素早く動きまくって錯乱させてやるぜ!)ババババッ

餃子「」シーン

ヤムチャ(何故動かないんだ?きっと近づいてきたところを打とうと集中してるに違いない)

ヤムチャ(ならば…操気弾でしかけるか!)ボンッ

天津飯(くっくっく、やはりか)

32: 2013/04/07(日) 12:59:36.01 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「はあっ!」ドヒュン

餃子「気功法!」ドン!

ヤムチャ「!?」

ヤムチャ「馬鹿な…餃子が気功法を使えるとは…俺の操気弾が…」

天津飯「俺が教えたのさ」

餃子「もうおしまいですね」ババババッ

ヤムチャ(何だ…手を縦横無尽に降っている!?)

ヤムチャ(何かを飛ばしてくる気だ!動いて狙いを乱してやる!)シュバババッ

餃子「・・・」ババババッ

ヤムチャ「どうだこれで狙え…な…い……」バタン

天津飯「勝負あったな。所詮ヤムチャだったか」

36: 2013/04/07(日) 13:06:13.96 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「腹が痛ええええ!立てないっ!」

餃子「僕の勝ちですね」

ヤムチャ「超能力には気を付けてたのに…何をしたっ!」

餃子「以前の僕は手先から一方向にしか超能力を送れませんでした」

餃子「しかし僕は修行によって自分のいる位置からすべての方向に送れるようになったんです。範囲は半径10mくらいですけど」

ヤムチャ「そうか…グギギギギッ」

餃子「あなたは何も努力しなかったようですね。戦い方が古い」

ヤムチャ「面目ない。俺の負けだ…」

餃子「さて、もう一つの僕の新技をお見せしましょうか」

ヤムチャ「な…に…」

餃子「自爆です」

38: 2013/04/07(日) 13:10:37.86 ID:AiaOYS9n0
ヤムチャ「なにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

餃子「とは言っても自分は無傷ですむようシールドを貼るんですけどね。周りだけが吹っ飛ばされます」

ヤムチャ「やめてくれ!俺にはトラウマが」

餃子「シールドの技術があればサイヤ人と戦った時に木端微塵にならなくて済んだんですけどね」

ヤムチャ「ヒイイイイイイイイイイイイ」

餃子「因みに威力は軽くあの時の数倍はあります」

ヤムチャ「ゆるじでくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

43: 2013/04/07(日) 13:12:39.85 ID:AiaOYS9n0
天津飯「出直して来い」

餃子「3…2…1…」

ヤムチャ「うわああああああああああああああああああああ」

爆発

46: 2013/04/07(日) 13:15:50.19 ID:AiaOYS9n0
その後のヤムチャさんがどうなったかは皆さんのご想像にお任せします

無事に生き延びても今後のヤムチャさんの人生はハードモードでしょうが
どうか温かい目で応援してやって下さい

きっといつの日か彼の理想の境地に立てるはずです!

読んでくれた方ありがとうございました。   完

45: 2013/04/07(日) 13:14:27.59 ID:IPy3WAhB0
ウルフハリケーン流そうと思ったら

引用元: ヤムチャ「俺でも流石に餃子には勝てるよな・・・?」