キョン「ユ・・・ユキリン」

長門「キョン」

キョン「ユキリン」

長門「キョン」

キョン「ユキ…」

ガチャッ

ハルヒ「お待たせ！」

キョン・長門「！」

ハルヒ「どうしたの二人とも、顔が真っ赤だけど」

キョン「いや、ちょっと暑いなここ」

長門「暑い」

ハルヒ「何言ってるのよ、まだ三月よ」

ハルヒ「みくるちゃんと古泉くんは今日は来れないらしいのよ」

キョン「そうなのか、じゃあ今日はお前と俺と長門の三人か」

長門「…」

キョン（どうしてそんな目で見るんだ？）

ハルヒ「どうしたの？」

長門「…」

キョン（ユキリンと呼ばなかったからか？）

ハルヒ「どうしたのよ二人とも見つめ合って…」

キョン「じゃっじゃあ…今日はハルヒと俺とユキリンの三人だな」

長門「そう」

ハルヒ（ユキリン？）

キョン「長門、今日は本を読まないのか？」

長門「…」

キョン「ユキリン、今日は本を読まないのか？」

長門「借りてきた本は全部読んでしまった、今日図書館に借りにいくつもり」

キョン「そうか」

ハルヒ「…ねぇユキリン」

長門「私をユキリンと呼ばないでほしい」

ハルヒ「そ・・・そう」

長門「…」

キョン「ユキリン、本を読まないなら一緒にゲームでもしないか？トランプでもオセロでも何でもいいぞ」

長門「する」

ハルヒ（何よこれ）

ハルヒかわいい

わろた

キョン「ユキリンは強いな、オセロはまったくかなわなくなったよ」

長門「他のゲームでも構わない、キョンが決めて欲しい」

キョン「そうか、ユキリンと俺がちょうど楽しめるってのは、やっぱりトランプでババ抜きとかか？」

ハルヒ「ねぇちょっといい？」

キョン「何だ？」

長門「何？」

ハルヒ「私もあだ名で呼びなさいよ」

キョン「お前にあだ名なんて無いだろ」

長門「あなたは涼宮ハルヒ」

ハルヒ「そうじゃなくて…私も可愛いあだ名があるべきでしょ？」

キョン「ハルヒはハルヒでいいだろ」

長門「そう、あなたは涼宮ハルヒ」

ハルヒ「そうじゃなくて！ほら、ハルちゃんとかハルハルとか」

キョン「じゃあハルちゃんでいいだろ、ハルヒもういいだろ？俺はユキリンとトランプをしたいんだ」

ハルヒ「…」

ハルヒ「それで、みんなには私のあだ名をつけて欲しいわけよ」

古泉「あだ名ですかぁ…」

みくる「涼宮さんはあだ名がなくてもいいと思うんですけど」

谷口「突然呼ばれたと思ったらそんな事か…」

国木田「あだ名って決めるものじゃないと思うけどなぁ…」

ハルヒ「いいからあだ名を決めなさい！」

古泉「あだ名って名前をもじったりしますよね」

みくる「…ハルヒン…いや、ハルリンはどうですか？」

ハルヒ「却下！」

みくる「ううっ・・・」

谷口「名前じゃなくて名字から取ってみやっちとかどうだ？」

ハルヒ「ゴミ！」

谷口「…」

国木田「やっぱりあだ名はいつの間にか呼ばれてるもので、こうやって決める事じゃないよ」

古泉「確かにそうですね」

ハルハルユカイ

ハルヒ「そういえばみんなにあだ名無いわね」

古泉「そういえばそうですね」

国木田「キョンくらいかな、あだ名で呼ばれてるの」

みくる「もしかして…」

ハルヒ「みくるちゃんは今日からくるくるよ！」

みくる「…やっぱり…」

ハルヒ「くるくる、お茶を淹れて」

みくる「・・・はい」

古泉「ボクにも付けてくれるんですか？」

ハルヒ「古泉くんは、一樹だから、いっつんね」

古泉「…まぁ呼ばれてるうちに慣れるでしょう」

ハルヒ「国木田は、河童よ」

国木田「国木田河童からか…たまにそう呼ぶ人いるから別にいいや」

谷口「俺は？」

ハルヒ「あんたはゴミよ」
谷口「…」

みんなにあだ名がつけられるようになった
銀河の歴史がまた一ページ

完

次回
キョン氏す

お楽しみに

最後適当だなｗｗ

ちーん