1: ◆FYW.3i5lks 2016/04/26(火) 02:26:43.52 ID:XcEpMYXI0
慕「中学上がってからさ、『慕も部活で忙しいだろ?』っていつもお料理作ってくれてねー」
閑無「ほー……つか、おっさん料理できたのか」
慕「私を引き取るまで一人暮らししてたから元々いくらかできたみたい。 それでも最近は結構凝っててね?」
閑無「ふーん」
慕「私も作ったことない料理とか作ってくれたりしてさ、最近は一緒に料理したり……」
杏果「なんか、新婚夫婦みたいだね」
慕「えぇ!? な、なに言ってるの杏果ちゃん! もう……えへへ」
はやり「慕ちゃんも作ったことないお料理作るなんて、本当に凝ってるんだねー」
慕「うん、私も勉強になるよ……二人で相談してどんどんレシピをアレンジしていったりとか……」
玲奈「楽しそうだね……にしても良かったじゃん。 大好きな麻雀する時間が増えて」
慕「……うん、そうなんだけど…………っ!」
玲奈「えっ!? な、なに!? なんで泣くの!?」
慕「お、おじさん……私のご飯食べるの嫌なのかなぁ……」
閑無「はぁ?」
2: 2016/04/26(火) 02:27:52.45 ID:XcEpMYXI0
慕「だ、だって……昨日だって私が帰ってからご飯作ろうとすると『いいから待ってろよ、疲れてるだろ? 俺が用意するからさ』って……」
閑無「うーん……うん? は? なに言ってんだ?」
慕「えっ?」
玲奈「……単に気遣ってくれてるだけな気がするんだけど」
慕「でも……ここ数日この状態が続いてて……」
杏果「……大会前なのは知ってるだろうし、慕ちゃんが練習頑張ってるのもわかってるからじゃない?」
慕「でも……っ! 私は、おじさんにおいしいご飯つくってあげたいんだもん!」
閑無「…………」
玲奈「…………」
はやり「うんうん、気持ちはよーくわかるよ……大切な人にはやっぱりおいしいご飯食べさせてあげたいよねぇ」
杏果「あれ? はやりちゃん彼氏でもできた?」
閑無「はぁっ!? んだとっ!? てめぇ一応アイドルのくせして……っ!」
はやり「はやっ? 普通に家族とかそういう範囲で言ったつもりなんだけど……」
杏果「過剰反応しすぎでしょ」
玲奈「なに? ファンとしては裏切られた気分だった?」
閑無「は……はぁ!? 意味わかんねーし! つーかファンじゃねぇから! こいつのクソみたいな歌とかどうでもいいし!」
はやり「……そこまで言われるとさすがにちょっとへこむなぁ」
閑無「えっ……いや、その……ま、まあ? クソの中でもマシな方だとは思うけどな? こないだの新曲は意外と良……じゃなくて、悪くはなかっ……」
はやり「はやっ? 新曲、この間ミニライブで初お披露目だったんだけど見に来てくれてたの?」
閑無「ばっ……! えーとだな……そう、たまたま! たまたま近くを通りかかったんだよ!」
杏果「…………」
玲奈「閑無ってアホだよね」
閑無「あぁ!? 誰がアホだ誰が!」
3: 2016/04/26(火) 02:28:58.34 ID:XcEpMYXI0
慕「あ、あの……」
閑無「ん? どうした?」
慕「いや……だから、おじさんが……」
閑無「いや、それはもう……普通におっさんにさっきのそのまま言えば解決じゃね?」
玲奈「うん、たぶん解決するよね……っていうか私部活終わって帰ってから家事とか正直やる気しないんだけど……その根性がすごいわ」
はやり「はやりはお母さんがお店出てるし、たまに自分でご飯用意したりはするけど……」
閑無「はっ! 私は毎日自分で晩飯用意してるけどな!」
杏果「レトルトのくせに張り合うなって……」
はやり「レトルトばっかりじゃ体によくないよ? ……あっ! それじゃあ、今度はやりがご飯作りに行ってあげよっか?」
閑無「は……はぁぁぁ!? な、なに言ってんだバーカ! てめぇの施しなんか受けるかよ!」
はやり「そっか……ごめんね? 余計なこと言っちゃって……」
閑無「あ……その、ど、どうしてもってんなら食ってやらねぇこともないけどな! っていうかそれなら泊まりに来いよ! そうすりゃ徹夜で麻雀打てるし! ボッコボコにしてやるからな!」
杏果「閑無が徹夜……?」
玲奈「閑無は九時過ぎたらおねむじゃん」
閑無「もう中学生だぞ!? 十時ぐらいまで保つっての!」
杏果「それも十分早いって」
玲奈「なんでその時間に寝ていつも遅刻ギリギリなんだよ……」
閑無「うるせーな! 余計なお世話だっての! だいたい私だって早起きぐらいするから!」
玲奈「日曜だけな……休みの日だけ早い上に八時とかに『遊ぼーぜ!』とか電話寄越されても寝てるから」
閑無「八時とか平日なら学校行く時間だろうが! 起きてろよ!」
玲奈「いつも八時過ぎまで寝てパン食べながら走ってくる閑無に言われたくないんだけど!」
4: 2016/04/26(火) 02:30:05.36 ID:XcEpMYXI0
杏果「また始まった……」
慕「…………」
はやり「……慕ちゃん?」
慕「あ……なぁに? はやりちゃん」
はやり「変に我慢しないでおじさんとお話するのがいいと思うよ? だから、そんな顔しないのっ」
慕「わわっ……そんなって、そんな変な顔してた?」
はやり「うーん……ちょっと暗いかな? ほら、笑顔笑顔っ! せっかくかわいいのに台無しだぞっ☆」
慕「かっ……かわいいなんて、そんな……!」
はやり「照れない照れない! ……それに、慕ちゃんがそんな顔で帰ったらおじさんも心配しちゃうよ?」
慕「あう……そ、それは嫌かなあ……」
はやり「でしょ? それに、慕ちゃんとおじさんならなーんにも心配要らないから、ね?」
慕「……うんっ! そうだねっ!」
杏果「……はやりちゃんってやっぱりすごいよね」
はやり「そう? でも、慕ちゃんが落ち込んでたら心配だってするよ……それに」
杏果「それに?」
はやり「みんなの笑顔がはやりの幸せですっ☆」
杏果「…………」
はやり「えっ、なにその微妙な顔……」
5: 2016/04/26(火) 02:31:18.51 ID:XcEpMYXI0
――――――
慕(ついみんなに愚痴みたいなこと言っちゃったけど……はやりちゃんの言う通りだよね)
慕(私がしょんぼりしてたらおじさんに心配かけちゃうだろうし……素直におじさんのためにご飯作りたいって言えば大丈夫だよねっ!)
慕(……ほ、本当に私のご飯嫌がられてるなんてことは……ない、よね……?)
慕「…………よしっ!」
慕「ただいまー! おじさん、帰ったよー」
慕「……あれ?」
慕(いつもなら玄関まで来てくれるのに……)
慕(……ま、まさか……ご飯どころか私のことが……?)
慕(うぅ……そ、そうだよね……おじさんだってお仕事忙しいのに家事もやって私の面倒見てじゃ大変だろうし……)
慕(そろそろいい年なのにこぶ付きじゃ恋人だって作れないよね……)
慕(……やっぱり早く出ていった方がいいのかなあ……お勉強と麻雀頑張って、奨学金貰いながら寮のある私立高校通うとか……)
慕(うう……でも県外だとおじさんともなかなか会えなくなっちゃうしそれは寂しいよぅ……)
慕(県内で麻雀強いとこだと朝酌とか……? パンフレットとか取り寄せて……学費は……昔から貯金してる分もあるし、今からしっかり遣り繰りすればたぶんなんとか……)
慕(……食事のレベルは落としたくないしなぁ……しっかりタイムセールに合わせてお買い物行くようにしないと)
慕(……あ、そういえば圧力鍋買おうと思ってたんだけどどうしよう……ちょっと高いけど一回買っちゃえば当分買い換えなくていいし……今のままの手間とか時短できることとか考えたら長い目で見ればお得……?)
慕(……うん、圧力鍋は買っちゃおう。 夏服も去年のがまだ着れるし……背、伸びちゃうかな? 伸びないのも嫌だけど今伸びたら困っちゃうなあ……)
6: 2016/04/26(火) 02:32:33.48 ID:XcEpMYXI0
ガタッ
慕「!?」
ガタッバタバタドタドタゴッ
慕「……お、おじさん?」
耕介「し、しの……おかえり……ったぁ……」
慕「だ、大丈夫? ぶつけた?」
耕介「か、角に小指を……~~~~っ!」
慕「ど、どうする? 冷やす? 氷嚢とか……」
耕介「……ちょっとたてば大丈夫だから……あー……いってぇ……」
慕「大丈夫ならいいんだけど……もう、おうちの中で走ったらダメだよ?」
耕介「うん……いや、ちょっとうとうとしちゃってたからさ……」
慕「!」
慕(や、やっぱりおじさんも疲れてるよね……負担かけちゃってるのかな……)
耕介「やべえ慕帰ってきた! と思って……ごめん、洗濯干しっぱなし……」
慕「! 私がしまってくるから! おじさんは無理しないでちょっと休んでて!」
耕介「うん……お願い…………いたぁ……」
7: 2016/04/26(火) 02:33:40.53 ID:XcEpMYXI0
慕「洗濯物、しまってきたよ~」
耕介「ごめん、ありがとう慕……」
慕「おじさんは? もう大丈夫?」
耕介「おう、一気に目も覚めたし……夕飯すぐ用意するからさ、慕は休んでてくれよ。 疲れてるだろ?」
慕「!」
慕「今日は私が作るから! おじさんこそ疲れたまってるでしょ? ゆっくりしてて!」
耕介「いいからいいから……慕は部活頑張ってるんだから、家の事は俺に任せてくれよ」
慕「わ、私! 全然疲れてないから! だからおじさんは……」
耕介「あ、それじゃあお風呂掃除頼んでいいか? うっかり寝ちゃったせいでまだやってなくて……」
慕「あ、うん! それじゃあ……じゃなくって!」
耕介「うぉ!? ど、どうした慕?」
慕「おじさん……私に気を遣わなくていいんだよ? おじさんはお仕事もあるんだし、最近お疲れでしょ? 家事は私に任せてよ! 私、元気一杯だし! 若いし!」
耕介「お、俺もまだ若いし! そりゃあ慕から見たら……もう、おっさんかもしれないけど……おっさん……いや、まだお兄さんでいける……でも閑無ちゃんとか容赦なくおっさん呼ばわりだし……うう……俺ももうおっさんなのか……」
慕「あ、そ、そういう意味じゃなくって……」
耕介「……とにかく! 俺は大人で慕は子どもなんだから、慕こそ気を遣わないで目一杯遊んでていいんだって! やりたいことだってたくさんあるだろ?」
慕「……そりゃあ、やりたいことたくさんあるけど……」
耕介「だったら、な?」
8: 2016/04/26(火) 02:34:44.63 ID:XcEpMYXI0
慕「……私、おじさんにおいしいご飯作ってあげたい」
耕介「へ?」
慕「おじさん、いつも頑張ってくれてるし、ゆっくりしててほしいんだもん!」
耕介「し、慕……」
慕「麻雀は、そりゃあ大好きだしたくさん打ちたいけど……私はおじさんだって大好きなの!」
耕介「…………」
慕「おじさんが私のために、っておうちのこととかやってくれるのはうれしいけど……それでおじさんにばっかり大変な思いしてほしくないし……私、お料理をはじめとした家事とかも好きだし……」
慕「だ、だから……その……あの……」
耕介「……慕っ!」
慕「ひゃあっ!?」
耕介「ごめんな……俺、また慕のためにって勝手にいろいろ押しつけちゃってたな……」
慕「え、あの、べ、別に、その……」
耕介「慕が俺のこと考えてくれるのもうれしいよ……ふたりで暮らしてるんだから、ちゃんと話していいやり方見つけないとな……」
慕「あ、その……うん、そ、そうだよ」
耕介「俺も、慕のこと大好きだから……」
慕「!?!?!?」
耕介「やっぱり、俺は応援したいから……慕のやりたいこと」
慕「う、うん……あ、ありがと……だ、だけど……」
耕介「ん? どうした?」
慕「わ、私ももう中学生になったんだよ? と、年頃の女の子急に抱き締めたりとか……だ、ダメだよっ!」
耕介「あ、ごめん……嫌だったよな」
慕「嫌じゃないけどっ!」
耕介「……えっと、離した方がいい……?」
慕「……もうちょっとこのまま」
耕介「……甘えんぼだな、慕は」
慕「い、いいでしょ、少しぐらい……」
耕介「もちろん。むしろ慕にはもっと甘えて欲しいぐらいだ」
慕「……おじさんは……もうっ! ばか!」
耕介「えっ? なんで?」
慕「知らないっ!」
9: 2016/04/26(火) 02:35:54.83 ID:XcEpMYXI0
耕介「……それじゃあ、今日は久しぶりにふたりで夕飯作るか」
慕「うん! あ、お風呂掃除もしなくちゃだから……」
耕介「じゃあ、俺がやっとくからその間にご飯炊くの頼むよ。 メニューとか決まってる? 食べたいものとか……」
慕「今日は……おじさん疲れてるみたいだし、体力のつくものにしよっ! お肉セールで安かったから買ってきたの!」
耕介「おっ、いいな! 最近俺がパスタ作ったり、魚料理連続で作ったりで肉あんまり食べてなかったしな」
慕「添え物にサラダも作るから……」
耕介「ああ、この前ドレッシングの作り方も調べたもんな。 一緒に試してみるか!」
慕「うんっ!」
慕(よかった……おじさん、私や私のご飯が嫌になったわけじゃなかったんだ……)
慕(うん、ちゃんとお話してよかったな……はやりちゃんにはお礼言わないと……)
慕(というか…………だ、大好きって……)
慕「~~~~っもう!」
耕介「いたぁっ! な、なに? どうした?」
慕「あ……えっと、虫が……」
耕介「そっか、ありがとう慕」
慕「う、うん……」
10: 2016/04/26(火) 02:37:03.64 ID:XcEpMYXI0
――――――
慕「できたー」
耕介「うん、上手くできたな……お手製イタリアンドレッシング」
慕「……おじさん、トマトもちゃんと食べてね」
耕介「……うん?」
慕「おじさん?」
耕介「……食べるよ?」
慕「本当に?」
耕介「…………」
慕「はい、あーん」
耕介「…………えっと、慕さん?」
慕「お口、開けて?」
耕介「……あーん」
慕「おいしい?」
耕介「…………おいしいよ?」
慕「……本当に?」
耕介「……トマトは嫌いだけど慕のご飯は好きだし」
慕「えっ? えへへ、そう?」
耕介「そうだよ。 慕のご飯が一番!」
慕「えへへ……もう、褒めてもなんにも出ないよ~」
耕介「……トマトも出なくなったりしない?」
慕「まだまだたくさんあるからちゃんと食べてね!」
耕介「し、慕……」
慕「またあーんしてあげよっか?」
耕介「……いただきまーす」
慕「召し上がれ~」
11: 2016/04/26(火) 02:38:14.96 ID:XcEpMYXI0
耕介「……ごちそうさまでした!」
慕「ごちそうさまでしたー」
耕介「久しぶりにふたりで料理したけど、なかなか上手くできたよな……サラダの方はほとんど触らせてくれなかったけど」
慕「だっておじさん、トマト抜いちゃうんだもん……ドレッシング任せちゃってごめんね? おいしくできてたよ!」
耕介「イタリアンは得意分野だからな!」
慕「……トマトダメなのほんともったいないよね」
耕介「……今日は頑張って食べただろ?」
慕「子どもじゃないんだから好き嫌いしないの! もう……ふふっ、それじゃあ食器洗っとくからおじさんは先にお風呂入っちゃって」
耕介「え? いいよ、それぐらい俺がやるって。 慕が先に済ませちゃってくれよ」
慕「……じゃあ、お言葉に甘えて一番風呂はいただいちゃおっかな」
耕介「うん、そうしてくれよ。 夕飯の準備は慕の方が頑張ってくれたしな」
慕「ふふ、それじゃあよろしくお願いします」
耕介「まかせとけ! これくらいたいしたことじゃ……うぉ!? 冷たっ!」
慕「……おじさん、先にお風呂入ってきなよ……びしょびしょだし……」
耕介「……い、いやいや! これくらいたいしたことないって! エプロンちょっと濡れたぐらいだし……」
慕「それだけ水跳ねたら中までびっしょりでしょ? 見ればわかるんだから! そんな格好だと風邪引いちゃうから、ほら、私にまかせて!」
耕介「で、でも……」
慕「いいから! 早く脱がないと風邪引いちゃうよ! エプロンも洗濯しちゃうから籠に入れといて」
耕介「…………うん、ごめんな慕……」
12: 2016/04/26(火) 02:39:12.77 ID:XcEpMYXI0
耕介「それじゃあ……」
慕「うん、お風呂……ひゃああああ!?」
耕介「な、なに!? どうした!?」
慕「どっ……どうしたじゃないでしょ!! なっ、なんでここで脱いでるの!? だ、脱衣所、脱衣所で脱いでよぉ!」
耕介「あ、ごめん……早く脱げって言うからつい……」
慕「つ、ついじゃないでしょ! もうっ! もうっ! っひゃ! 冷たっ!」
耕介「……慕、先に風呂入ってこいよ。 風邪引くぞ?」
慕「おじさんのせいでしょ! お、おじさんが、変なことするからっ!」
耕介「えー……まあ、とりあえずここは俺にまかせて……」
慕「いっ、いいから! おじさんはもう服脱いじゃったんだしさっさとお風呂行って! 上裸でここいるのやめてよぉ!」
耕介「わかったわかった……あ!」
慕「今度はなに!?」
耕介「慕、このままだと風邪引いちゃうし一緒に風呂入るか?」
慕「なっ……なっ……~~~~!!」
耕介「いってぇ! ちょ、慕、落ち着け!」
慕「おじさんのばかぁ! えOち! わ、私もう中学生になったの! 一緒にお風呂なんて! 入るわけないでしょ! ばかっ! デリカシー無すぎ! だからおじさん彼女もできないんだよっ!」
耕介「い、痛いっ! 冗談だって! ぶたないで! 悪かったって! っていうか最後のは傷つくからやめて!」
13: 2016/04/26(火) 02:39:51.83 ID:XcEpMYXI0
慕「も、もう……お、おじさんは……もうっ!」
慕「急に服脱いだりとか……い、一緒にお風呂とか…………もうっ!」
慕「うー…………あ、あんなんじゃこぶ付きがどうとか以前の問題だよ……ほんとに、もう……」
慕「……はぁ……当分は私がお世話してあげないとだね……とはいえ私もお世話になってるんだけど」
慕「あ……タオル置きっぱなしだし……持ってってあげないと」
慕「……まったく、おじさんは……私がいないとダメなんだから……」
14: 2016/04/26(火) 02:40:54.24 ID:XcEpMYXI0
耕介「うーむ……」
耕介「やっぱり難しいな……慕もお年頃ってやつか……」
耕介「ちょっとした冗談だったのにまさかあそこまで言われるとは……」
耕介「もし慕に嫌われたら辛いな……短期的に見てもトマト祭り……長い目で見ると…………」
耕介「うん……ヤバい……慕に嫌われたら立ち直れない……」
耕介「…………早いとこ風呂上がるか、慕も水被ってたし……」
慕「おじさーん、バスタオル置い、とく……」
耕介「あっ……」
慕「っ……きゃあああああ!!」
耕介「ちょ、待って! これは事故……うわっ!」
慕「おじさんのばか! えOち!!」
耕介「いや、だから……違っ……!」
慕「あ、明日から3食トマト料理だからっ!」
耕介「勘弁してくださいっ!」
カン!
15: 2016/04/26(火) 02:43:12.48 ID:XcEpMYXI0
あぐり先生がツイッターで燃料投下してたので
リチャって萌えキャラ枠ですよね。かわいい
慕リチャ家族愛好き
かわいいは無敵
17: 2016/04/26(火) 03:11:34.66 ID:V0qTH7f2o
乙です
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