ミア「もういい。おいランジュ、こいつはなんなんだ？」

ランジュ「えっ」

ミア「お行儀のいい事ばかり言っちゃって。いかにも『日本人らしい』な」

栞子「……」ｶﾁﾝ

栞子「ここは日本ですが？」

ミア「あ？知ってるよ」

栞子「そうですか、知らなそうだったので」

ミア「はあ？」

栞子「なんですか？」

ランジュ(あわわわわわわわわわわ)

ランジュ「……こ、ここ日本だったのね！ランジュは香港だとばかり思ってたわ～！！」

栞子「なに言ってるんですか。バカにしてるんですか」

ランジュ「」

ミア「なんだいアジアではこういうジョークが流行っているのかい？HAHAHA！面白いじゃないか」

栞子「？流行ってませんが……」

ミア「あ？」

栞子「はい……？」

ミア「……fuck」ﾎﾞｿｯ

栞子「え？なんですか？よく聞こえなかったのですが」

ランジュ(あわわわわわわわわわわ)

コミ症×3

がんばれランジュ

ミア「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

栞子「ミアさん、食べ過ぎではないですか？もう5個目ですよ」

ミア「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

栞子「ミアさん、聞いているのですか？」

ミア「……」ｽﾁｬ(イヤホン装着)

栞子「音楽を聞きたかったのですね」

ミア「……」ｽﾞｼﾞｬｽﾞｼﾞｬｽﾞｼﾞｬ♪

栞子「ミアさん、音漏れが凄いですよ」

栞子「ミアさん、聞こえていないのですか？」

栞子「ミアさんミアさん」

ミア「……」

栞子「ちょっと、ミアさん」

ミア「……」ｲﾗｯ

栞子「ミアさ」

ミア「だーっ！！なんだよ！！」

栞子「なんだ、聞こえているのではないですか」

ミア「なんか喋ってるってのは分かるんだよ！！！」

ランジュ(あああああああああ)ｷﾞｭﾙﾙ

コミュ症3人がよく仲良くなれたな
いやコミュ症同士だからか？

ミア「もういい！ボクは帰るぞ！」

栞子「待ってくださいミアさん。怒っているのですか？」

ミア「怒ってるさ」

栞子「？なぜです？」

ミア「どうもキミとは波長が合わないようだ！」

栞子「それは……すみません。怒らせるつもりはなかったのですが……」

ミア「……」

ミア「まあ、ボクも少し大人げなかったよ。大きな声を出してすまなかったね」

ランジュ(ホッ)

栞子「大人げない……？ミアさんは年下じゃないですか」

ミア「はあ？」ﾌﾞﾁｯ

ランジュ(栞子～ッ！)

ミア「ボクはキミたちより先輩だぞ！」

栞子「なるほど。そう考えると18歳相当ということになりますね」

栞子「……しかしそれでも大人げないというのは変です。成人は20歳なのですから」

ミア「あ゛ぁん！？」

栞子「……あっ、アメリカでは違うのですか？」

ミア「州によるね！！！」

ランジュ(そこ？)

栞子「なるほど。流石州県制ですね」

ミア「だろ！？アメリカは日本と違って広いんだ！」

ミア「……香港よりもね！！！」

ランジュ(な、なんでランジュまで……？)

栞子「失礼しました。最近成人年齢は18歳まで引き下げられたのでした。ミアさんは成人です」

ミア「どうでもいいよ！」

栞子「よくないですね。結構なニュースでした」

ミア「ああそうかい！じゃあボクは大人だね！」

栞子「ミアさんは14歳なので違うと思うのですが……」

ミア「喧嘩売ってるのかキミは！」

栞子「売っていないのですが……」

ランジュ(ああああああああああああああ！！！！)

この2人ってひたすらギスギスしそうじゃないですか？

ミアとランジュは仲裁できそうだけど栞子はヤバそう

ワロタ

わかる、で、続きは？

草