1: 19/09/24(火)21:38:03 ID:Nh6

・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります


前作(のようなもの)
中野有香「ウソをついてみたい?」水本ゆかり「ええ」
※話の展開に繋がりはありません
2: 19/09/24(火)21:39:30 ID:Nh6


佐久間まゆ「それにしても……有香さんのスイカ割り、お見事でしたねぇ」

久川颯「ねー! こう、すぱーんって! 超カッコよかった!」

中野有香「え、えぇっ!? そ、そこまで褒められるほどのものでは……///」テレテレ

堀裕子「いえいえ! スイカを真っ二つにしたあの威力! このエスパーユッコのサイキック・ハンドカッターを持ってしても、及ばないかもしれません!」

有香「それに、ほら! あたしがうまくスイカを割れたのは、千枝ちゃんが先に一撃入れてくれていたおかげなので! ねっ、千枝ちゃん?」

佐々木千枝「えへへ……二人の共同作業、ですねっ」

ワイワイ
キャッキャ



水本ゆかり「……」

椎名法子「……」



3: 19/09/24(火)21:42:33 ID:Nh6


----翌日----



ゆかり「ずるいです」プクー

有香「えぇと……ゆかりちゃんはどうしてそう、頬を膨らませているのでしょう……?」

法子「ゆかりちゃんのほっぺた、もちもちドーナツみたい♪」ツンツン

ゆかり「はひゅっ」

有香「……あの、ゆかりちゃん。ずるい、とは……?」

ゆかり「私も、有香ちゃんや法子ちゃんと一緒に、海で遊びたかったです……」シュン

法子「ねー」

有香「あぁ、そのことでしたか……。今回はその、お仕事との兼ね合いでしたし……」

法子「プールは前にも行ったことあるけど、三人で海水浴も楽しそう♪」

有香「ですね。是非また今度、機会を作りましょう!」

法子「おー♪ えへへっ。海の家限定のドーナツとか、あるかなー?」

有香「そ、そもそも海にドーナツは売ってるんでしょうか……?」

4: 19/09/24(火)21:48:57 ID:Nh6
ゆかり「あ、あのっ」

法子「どうしたの? ゆかりちゃん」

ゆかり「それでしたら、私……一度やってみたいことがありまして」

有香「やってみたいこと?」

ゆかり「ええ。私も有香ちゃんのように、スイカ割りというものに挑戦してみたいのです」

法子「おぉー! いいねいいね! やろやろっ♪」

有香「ゆかりちゃんはスイカ割り、やったことが無いんですか?」

ゆかり「お恥ずかしながら……。以前からお話は聞いていて、淡い憧れはあったのですが、これまで機会に恵まれず……」

法子「うーん、それだったら……スイカ割りぐらいなら、事務所の中庭でもできるんじゃない?」

有香「確かにそうですね。スペースは充分ありますし」

5: 19/09/24(火)21:49:41 ID:Nh6
ゆかり「あら……? スイカ割りとは、ビーチじゃなくても可能なものなのですか?」

有香「もちろん、砂浜でやるほうが雰囲気は出るでしょうけど……」

法子「大丈夫! ドーナツだって、どんな場所で食べても美味しいもんっ♪」

ゆかり「確かに……一理ありますね」ウンウン

有香「あるかなぁ……?」

法子「じゃあじゃあ、早速明日にでもやっちゃう? スイカ買ってきて」

有香「ふふっ。思い立ったが吉日、というやつですね。どうかな、ゆかりちゃん?」

ゆかり「あ、明日、ですか……。自分で言い出しておいて恐縮なのですが、ちょっと……」

6: 19/09/24(火)21:51:08 ID:Nh6
法子「もしかして、都合悪い?」

ゆかり「いえ、明日はレッスンだけなので、予定は空いています。ただ……」

ゆかり「私のような初心者が、練習も無しにいきなり実践だなんて、うまくできるでしょうか……?」

有香「あはは、そんな大袈裟な。そう気負わずとも大丈夫ですよ」

ゆかり「ですが、有香ちゃんのような鋭いチョップは、私にはとても……」シュッ シュッ

有香「ちょっと待ってゆかりちゃん」

法子「ねぇゆかりちゃん? スイカ、素手で割るつもりなの?」

ゆかり「……えっ? だって、先日有香ちゃんはそうやってスイカを割ったと、話に聞いて……」キョトン

有香「それはっ! その、レアケース! レアケースなので! 忘れてください!」ワタワタ

ゆかり「は、はぁ……?」クビカシゲ


7: 19/09/24(火)21:56:02 ID:Nh6


----さらに翌日----



法子「それでは! ただいまより、メロウ・イ工口ーによる、スイカ割り大会を始めまーす!」

ゆかゆか「「ぱちぱちぱちー♪」」

有香「立派なスイカ、買ってきましたよっ」ヨイショ

法子「うわー、まんまるだぁ」

ゆかり「これは食べ甲斐が……もとい、割り甲斐がありそうですね」

有香「プロデューサーさんに許可ももらいましたし、友紀さんにお願いしてバットを借りてきましたし……準備は万全ですっ」

ゆかり「スイカを置くために、ブルーシートも用意しました」

法子「ドーナツも持ったよ!」

有香「それいります?」

法子「ふふふ、甘いねっ」

ゆかり「まさか、そのドーナツに秘密が……?」

法子「え? このハニーディップ、甘くて美味しいなって♪」モグモグ

有香「紛らわしい!!」

8: 19/09/24(火)21:56:54 ID:Nh6
ゆかり「ほら、法子ちゃん。このスイカも、きっと甘くて美味しいですよ」

有香「あっ。ちなみに、一応お塩も持ってきてますよ!」

ゆかり「お塩、ですか……? えぇと、どんな目的で……挑戦の前に、撒いたりするんでしょうか?」

有香「それだと、スイカ割りじゃなくて土俵入りになっちゃいますね」

法子「ゆかりちゃんは、スイカにお塩かけて食べたことない?」

ゆかり「え、えぇ……。初めて聞きました」

法子「あのね、お塩をちょっぴりかけると、スイカの甘さが引き立つの! 塩キャラメルとか、塩バニラ、塩ドーナツなんかとおんなじ!」

有香「最後のはあたしも馴染みが無いんですが」

ゆかり「なるほど……スイカに、お塩。少し、楽しみになってきました」ワクワク

有香「なんだか、目的が変わってきたような……気のせいでしょうか」

9: 19/09/24(火)21:57:47 ID:Nh6
法子「じゃあゆかりちゃん、早速チャレンジしてみよー♪」

ゆかり「あの、少し待ってもらえますか? 実践の前に、一度スイカ割りの作法というものを確認しておきたいのですが……」

有香「作法だなんて、また大袈裟な」

法子「えっとね、まずは目隠ししてー」

有香「棒をしっかりと手に持って」

法子「その場でぐるぐる回ってー」

有香「あとは周りの声を頼りに」

法子「持った棒で生地を伸ばしてー」

有香「丸く型抜きをしたら」

法子「170度の油でこんがりと!」

有香「って途中からドーナツのレシピになってるー!?」

ゆかり「お塩はどのタイミングでまぶせば良いのですか?」

有香「塩ドーナツは一旦置いといて!」

10: 19/09/24(火)22:00:10 ID:Nh6
~ルール説明中~


ゆかり「……なるほど。視界を遮断したうえに平衡感覚を失った状態で、周囲の皆さんの誘導を頼りに、いかにしてスイカまでたどり着き、上手に割ることができるか……そういう競技なのですね」フムフム

有香「競技というか、遊びですから。肩の力を抜いて楽しみましょう」

法子「あたしたちがばっちりサポートするから、頑張って、ゆかりちゃんっ♪」

ゆかり「はいっ。お力添え、よろしくお願いします」

法子「あっ。でもよく考えたらこれ、もしスイカが飛び散ったら服が汚れちゃわない?」

有香「確かにそうですね……この間は水着だったので、気にしていませんでした」

ゆかり「でしたら、私も水着に……」

有香「いやいや、事務所の中庭で水着になるのは、さすがにおかしいですって。それにもうそんな暑さでもないですし……」

法子「じゃあ、エプロン着けようよ! あたし、このあと寮でみちるちゃんとパン作りする約束してたから、ちょうどエプロン持ってるよ♪」

ゆかり「水着の上にエプロン、ですか……」ゴクリ

有香「そうじゃなくて」

11: 19/09/24(火)22:02:00 ID:Nh6
法子「はい、どうぞ♪」

ゆかり「ありがとうございます。……ふふっ。ドーナツ柄のエプロン、可愛いですね」

有香「本当に、法子ちゃんはいつも、よくあれだけのドーナツグッズを探してきますよね」

法子「ドーナツがあたしを呼んでるんだよっ」ドヤァ

ゆかり「よいしょ……。どうでしょう? 似合っていますか?」クルリ

法子「わー! ゆかりちゃんカワイイ♪ 似合ってるよー!」

有香「エプロンをすると、なんだかお嫁さんっぽいですね!」

法子「ねぇねぇ! 何かお嫁さんっぽいこと言ってみて?」

ゆかり「お、お嫁さんっぽいこと、ですか?」

有香「また無茶振りを……でもちょっと見てみたいです」

12: 19/09/24(火)22:05:36 ID:Nh6
ゆかり「えぇと……そうだ。こういう時の、常套句があったはず……確か……」

ゆかり「……こほん。お、お帰りなさい、あなたっ」

ゆかり「フルートにする? ドーナツにする? それとも、カ・ラ・テ?」ウインク

有香「はちゃめちゃな三択ですね」

法子「ドーナツでお願いします!」

ゆかり「では……はい、あーん♪」

法子「わーい♪」アーン

法子「うーん、ゆかりちゃんのドーナツ、美味しいっ♪」

有香「いやそれ、はじめから法子ちゃんが持ってたやつですよね?」

法子「有香ちゃんも食べる? はい、あーん♪」

有香「あーん……ん、美味しい……」モグモグ

有香「……って、そろそろ話を戻しましょう?」

13: 19/09/24(火)22:06:44 ID:Nh6
法子「ゆかりちゃん、スイカ割りのルールはばっちり?」

ゆかり「ばっちりですっ」グッ

有香「よぉし、じゃあ挑戦してみましょうか!」

ゆかり「わかりました! では、まずは目隠しを……」ゴソゴソ

ゆかり「……っ。はい、着けましたっ」

法子「あははっ。ブサイクなやつだー♪」

有香(あのぴにゃこら太アイマスク、流行っているんでしょうか……?)

ゆかり「それで次は、回転を……こんな感じ、でしょうか?」クルリッ

法子「おぉー! ゆかりちゃん、バレリーナみたい!」キラキラ

有香「お、思ってた回転と違う……!」

ゆかり「実は、以前穂乃香さんとお仕事をご一緒したときに、少しだけピルエットのやり方を教わったんです」クルリッ

有香「……ま、まぁ回転には変わりないし、いいのかな……?」

ゆかり「このアイマスクも、その時に穂乃香さんから頂いたものなんですよ♪」クルリッ

有香「あぁ、それで腑に落ちました」

14: 19/09/24(火)22:08:52 ID:Nh6
法子「はーち、きゅーう、じゅう! 十回転終わりだよー!」

ゆかり「うぅ……さすがに、目が回ってしまいました……」フラフラ

法子「それでいいんだよ! はい、バット持って!」

有香「まずは真っ直ぐ進んでください!」

ゆかり「は、はいっ」ヨロヨロ

有香「あぁっ! いきなり進路がずれています!」

法子「ゆかりちゃん! 左! 左向いてー!」

ゆかり「えと、こ、こうですか……?」ヨロヨロ

有香「はいっ! いい感じ……いや、ちょっと行き過ぎかも! もう少しだけ右へ!」

法子「右だよ右! ドーナツを持つ方!」

有香「それは利き手によるのでは?」

ゆかり「あのっ、できればフルートで例えていただけると……!」ヨロヨロ

有香「だからそれも利き手に……いや、そもそも両手で演奏するものですよね」

15: 19/09/24(火)22:13:52 ID:Nh6
法子「あ! 今いい感じ! あと3歩くらい歩いて!」

ゆかり「いち、に、さん……!」ピタッ

ゆかり「こ、これで、いかがでしょう……!?」

有香「オッケーです! あとはスイカ目掛けて、思いっきりバットを振り下ろしてください!」

ゆかり「はいっ! で、では……参りますっ!」

有香・法子「……!」ゴクリ

ゆかり「……それっ!」ポコン

法子「当たったー! …………よね?」

有香「割れて……ない?」

ゆかり「あ、あの、もう目隠しは取ってもいいんでしょうか?」オロオロ

有香「あっ、はい! もう大丈夫ですよ!」

法子「うーん、ヒビはちょっぴり入ってるけど……」

ゆかり「うーん、残念です……。力が足りなかったのでしょうか?」

有香「当たりどころが少し悪かったのかもしれませんね……」

16: 19/09/24(火)22:15:08 ID:Nh6
ゆかり「……では、次は法子ちゃん。やってみますか?」

法子「わーい! やるやるー♪ ゆかりちゃんのぶんも、頑張っちゃうよっ」

有香「いいんですか? ゆかりちゃんがやってみたいという話だったのに……」

ゆかり「こういうことはみんなで楽しみたいですから。それに、誘導する側にも興味がありましたし」

ゆかり「あっ。エプロンをお返ししないといけませんね」ヌギヌギ

法子「ありがとー♪ ……よいしょっと」ゴソゴソ

法子「じゃーん♪ どうどう? あたしだと、お嫁さんっていうにはちょっと子供っぽすぎるかな……?」エヘヘ

有香「いえいえ、そんなことありませんよ。法子ちゃんカワイイ!」

ゆかり「法子ちゃんっ。お嫁さんっぽい一言、お願いします♪」

法子「オールドファッションにする? シナモンシュガーにする? それとも、チョ・コ・フ・レ・ン・チ?」

有香「実質一択なのでは?」

17: 19/09/24(火)22:16:37 ID:Nh6
法子「よしっ。目隠しも着けて……回るよー! それーっ!」グルグルグル

ゆかり「は、速い……!」

有香「見事な足捌きです……! やりますね、法子ちゃん」

ゆかり「……なるほど。回転するということはすなわち、『円を描く』ということ……」

ゆかり「つまり、法子ちゃんのドーナツへの想いが、これだけのスピードを実現させたのですね……!」ウンウン

有香「そ、その考え方はちょっと……あぁでも、あの法子ちゃんのことだから、あながち違うとも言い切れないような……」

法子「あぅ~~、ちょっと張り切りすぎたかも……?」フラフラ

ゆかり「法子ちゃん、しっかり! スイカへ向かってください!」

法子「えぇと、スイカ……どこー?」ヨロヨロ

有香「ほら、ゆかりちゃん! 方向を指示しないと!」

ゆかり「そ、そうでした! 法子ちゃん、あちらです! あちらへ!」

有香「……指でさしても伝わりませんよ!?」

ゆかり「……そうだ! 一昨日行った、駅前にあるドーナツ屋さんの方角です、法子ちゃん!」

法子「わかったー!」トテトテ

有香「わかるんですか!? というか、本当に合ってるんですかっ!?」

18: 19/09/24(火)22:20:32 ID:Nh6
法子「んー……どう、ゆかりちゃん? このへんかな?」

ゆかり「もう少し前へ……あと、少しだけ右です!」

法子「右、右……よし、いっくよー!」

ゆかゆか「……!」ゴクリ

法子「……えいっ♪」ガスッ

有香「あぁっ! 惜しい!」

ゆかり「でも命中です! 割れましたよ、有香ちゃん!」

有香「割れた、というよりは……欠けた、ですかね……」

法子「うーん……ドーナツひとつぶんくらい、ずれちゃったかなぁ?」

ゆかり「やはり、なかなか難しいですね……」

有香「颯ちゃん達も、苦戦していましたから……。どうします? ゆかりちゃん、もう一度挑戦してみますか?」

ゆかり「いえ、次は有香ちゃんの番ですよ」

19: 19/09/24(火)22:21:20 ID:Nh6
有香「……えぇっ!? あ、あたし!?」

法子「もちろんだよー! カッコいいところ、見せてね♪」

有香「で、でも……あたしはこの間やったばかりで……二人を差し置いて、あたしがスイカを割ってしまっても、いいんですか……?」

ゆかり「だって……私達は、三人揃ってユニットですから」ニコッ

法子「そうそう! 三人で協力して、ひとつのことを成功させるのって、なんだかステキじゃない♪」ニパー

有香「ゆかりちゃん……法子ちゃん……! ふふっ。そこまで言われてしまったら、やるしかありませんね!」フンス

法子「うんっ! じゃあ、準備を……」

有香「いざ!」スタスタ

法子「って、あれ?」

20: 19/09/24(火)22:23:09 ID:Nh6
有香(……二人の想いは、確かに受け取りました。メロウ・イ工口ー最年長として、この想いに応えないわけにはいきません!)スタスタ

法子「有香ちゃん? おーい」

有香(見ていてください、ゆかりちゃん! 法子ちゃん! この中野有香、全身全霊を賭けたスイカ割りをっ!)カッ!

ゆかり「えぇと……」

有香「決めますっ! 覇ァァァァアアーーーッ!!」

パッカーン!!

ゆかり・法子「……」ポカーン

有香「ふぅっ……! 押忍っ!」

ゆかり「あの……有香ちゃん?」

有香「どうですか!? バッチリ決めましたよ!」

ゆかり「ど、どうだったか、と聞かれると……」

法子「あたしたち、チョップじゃなくてふつーにスイカ割りをやるんだと思ってたんだけど……目隠しして、回って。ねぇ?」

ゆかり「はい……私も、てっきりそのように」

有香「…………へ?」



有香「……ああぁぁーーーっ!?」ガーン


21: 19/09/24(火)22:24:33 ID:Nh6
法子「あ、今気付いたんだ」

有香「ごっごごごごめんなさい! ついクセでっ! いやクセというほど普段からチョップばかりしてるわけではないんですけど!」

有香「そうですよね! どう考えても普通にルールに則ってスイカ割りする流れでしたよね!? あたしったら勘違いしちゃって!」

ゆかり「ゆ、有香ちゃん。どうか落ち着いて……」

有香「あうぅぅ、やってしまった……恥ずかしい……! 穴があったら入りたいです……!」ズーン

法子「うーん、そんなにおっきなドーナツは、あたしも見たことないかも」

有香「その穴じゃありません……」

ゆかり「あっ。でも、見てください! とても綺麗に割れていますよ! まっぷたつです!」

法子「ホントだー! 断面がまんまる! これはこれでオッケー♪」

有香「うぅ……二人とも、気を遣ってくれて……ありがとうございますっ!」

ゆかり「いえいえ。私、充分楽しかったですから♪」

法子「あたしもー! 今度はビーチでやりたいなっ♪」

22: 19/09/24(火)22:25:57 ID:Nh6
有香「……ふふっ。そうですね!」

ゆかり「さあ、早速いただきましょう。三人で割ったスイカを」

法子「わーい!」

有香「あぁ、待ってください。ちゃんと食べやすく切り分けないと」

ゆかり「そうだ。私、お塩を試してみたいです……!」

法子「あたしは、ドーナツをちょい足ししちゃおっかなー♪」

ゆかり「なるほど……そんな組み合わせもあるんですね」

有香「いや、それは法子ちゃんだけ……って! ちょっと待って! 三段重ねは『ちょい』の範疇じゃないでしょう!」

法子「美味しいからだいじょーぶ!」

有香「もう……まぁ、いいか」クスッ

ゆかり「それでは……せーのっ」



ゆかゆかのりこ「いただきまーすっ♪」



おわり


23: 19/09/24(火)22:26:40 ID:Nh6

以上、お付き合いありがとうございました。

久々にSS書いたら、どうしようもなくとっちらかった内容になってしもうた……。
スイカの話なのに、書き終わる頃にはドーナツを食べたくなってるという不思議。

引用元: 中野有香「スイカ割りがしたい?」水本ゆかり「ええ」