1: 2011/04/29(金) 21:36:04.47 ID:UWx6bDVJ0
律澪紬梓「・・・?」

唯「もう!みんなもっとビックリしてよ!」

梓「いや、いきなり映画!って言われても何のことだかわかりませんよ(唯先輩今日もかわいいな///)」

澪「そうだぞ、ちゃんと私たち人間がわかるように話してくれ」

律「ってことで唯、もう1回ドア開ける前からやり直せ(相変わらずかわいいなコイツ///)」

紬「唯ちゃん頑張って~」

唯「うぅ・・・」

梓「もう、皆さんちょっと言い過ぎですよ。で、映画がどうしたんですか唯先輩」

律「おい梓、さっきと言ってること違くないか?」

澪「そうだ映画の話だったな。唯、私も気になるぞ(侮れないな梓・・・)」

律「えっ(クソッ・・・流れに乗り遅れたか)」

けいおん!Shuffle 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

4: 2011/04/29(金) 21:40:59.44 ID:GGxBc03J0
唯「そう!映画だよ!なんと私たちが映画化されたんだよ!」

澪「おお映画か。ついに大スクリーンで私たちが!うんうん、いいんじゃn・・・・・え?」

梓「いいですね!ついに私たちも劇場デビューですね!あれ?でも私たち映画なんて撮りましたっけ?」

律「いや撮ってないし、そんな話は一言も聞いてないぞ?」

唯「あれ?そういえばそうだね~?」

紬「唯ちゃん!映画館!私映画館に行きたいわ!」

唯「あ、そうそう先行上映のチケットあるから一緒に行こうムギちゃん!」

律澪梓「なん・・・だと?」

唯「あ、勿論みんなの分もあるから5人で観に行こうね!」

紬「私映画館で映画観るの夢だったの~。お菓子とお茶持って行ってもいいのかしら?」

律「いや、ダメだぞムギ。あっちで売ってるから持ち込みは禁止なんだよ」

紬「そう・・・残念」

6: 2011/04/29(金) 21:43:07.10 ID:GGxBc03J0
梓「でも色んな味のポップコーンとかお菓子も色々売ってますよムギ先輩。ポップコーンとか食べたことありますか?」

紬「ポップコーン?トウモロコシのお菓子か何かかしら?」

澪「まぁそんなところだな。私はキャラメル味が一番好きかな」

唯「私は焼きプリン味が一番好き~」

梓「あ、私も焼きプリン味が一番好きです(そんな味あったっけ?)」

律「私も(そんな味あるのか?)」

澪「私も(初めて聞いた味だ)」

唯「・・・あれ?でも澪ちゃんさっきキャラメル味が一b」

澪「いやぁ~唯、気が合うな。隠してたけど私も一番好きなんだよ、焼きプリン味」

律梓「」

紬「おいしそうなお菓子ね、ポップコーン!楽しみだわ~」

唯「あ、ちなみに貰ったチケット明後日の日曜日なんだけど・・・みんな空いてる?行ける人だけでもいいかr」

律澪紬梓「空いてます」

8: 2011/04/29(金) 21:44:32.68 ID:GGxBc03J0
ーーーーーーーーーーーー日曜日ーーーーーーーーーーーー

唯「行ってくるね~憂」

憂「忘れ物ない?お姉ちゃん」

唯「大丈夫だよ~。それじゃあ行ってくるよ~」

憂「うん、気をつけてね!(なんで私の名前は出演欄になかったんだろう・・・)」

ガチャッ

唯「あれ?」

律澪紬梓「おはようさぎ」

憂「」

11: 2011/04/29(金) 21:47:25.45 ID:GGxBc03J0
唯「おはようみんな~。私の家の前集合だったっけ~?」

律「いや、私は唯のことだから寝坊してんじゃないかって心配で」

澪「わ、私も。唯朝弱いから心配で」

梓「べ、別に私は唯先輩が心配だから来たわけじゃなくって、たまたま通りかかっただけです!」

唯「朝からあずにゃん分補給できる!あずにゃ~ん」ギュッ

梓「もう朝っぱらから外で恥ずかしいことしないでください(あぁん幸せ///)」

律澪憂「」

紬「えっと、私はみんなの位置は携帯のGPSで把握してるから辿って来てみただけなの~」

唯「よくわからないけど・・・さすがムギちゃんだね!」

律「とりあえず・・・行くか」

唯「うん!」

14: 2011/04/29(金) 21:49:11.09 ID:GGxBc03J0
トコトコ

唯「なんか休日って感じ~」

梓「なんですか唐突に」

唯「ん~?だって平日ってスーツ姿の人ばっかりだけど今日は親子や私服の学生ばっかりだな~って」

澪「まぁ天気もいいし普通の人は休みだからな。そりゃ外出したくなるだろ」

唯「そうなんだけど、この雰囲気がなんか私好き~」

律「まぁなんとなくわかるわ」

唯「さすがりっちゃん!」

梓「とりあえず上映時間もありますからちょっと急ぎましょう!」





15: 2011/04/29(金) 21:50:31.69 ID:GGxBc03J0




唯「着いたぁ!」

梓「結構早く着いちゃいましたね」

澪「結構古い映画館なんだな」

律「まぁ古いとかどうでもいいじゃん?なんてったって私たちの初作品初上映なんだからさ!」

紬「wktk」

梓「唯先輩チケットちゃんと持ってきましたか?」

唯「もう!あずにゃんったら!私そんなにドジじゃないよ!ちゃんと憂が用意してくれたもん!」

梓「唯先輩がそんなんだから憂がいつも大変なんですよ。たまには私を頼ってくれてもいいんですよ?」

唯「頼るって言っても・・・例えば今回の場合はどうするのあずにゃん?前日の夜に家にいるのは憂だけなんだよ?」

17: 2011/04/29(金) 21:51:45.13 ID:GGxBc03J0
梓「そんなの簡単です!私が唯先輩の家の前日泊まれb」

律「さあ唯がチケットちゃんと持ってきてるってわかったことだしそろそろ中に入ろうか」

紬「早くポップコーン食べたいわ~」

唯「あ、先にチケット渡しておくね!はい!これみんなの分」

澪「ありがとう唯・・・って今どき指定席じゃないのか。まぁ昔ながらの映画館だからかな?(何かすごい色のチケットだな)」

律「ん~、でも普通こういうときって指定席じゃないか?(このチケットすげえ色だな)」

梓「ですよね。(こういうこと初めてだからよく知らないけど)」

紬「早くポップコーン食べましょ~」

唯「じゃあしゅっぱ~つ!」

18: 2011/04/29(金) 21:53:13.70 ID:GGxBc03J0
~店内~

紬「わあ~!すごいわ~、色々な映画のポスターが貼ってあるのねココ!」

律「まぁ映画館だからな(・・・ん?)」

梓「ムギ先輩、あっちでポップコーン売ってますよ」

紬「!!なんとしても手に入れないと!私ちょっと行ってくるわ!」

梓「(今のうちに・・・)」

澪「すごい勢いで走ってったな。あれじゃ他の客の迷惑に・・・あれ?」

律「澪、私も今言おうと思ってたところだ」

澪「なんで客は私たちの他は誰もいないんだ?今日は日曜だろ?貸し切りなのか?」

律「招待されたのは私たちだけってことかねー」

澪「もしかして私たち誘拐でもされるんじゃ・・・」

律「ないない。まぁVIP待遇だとでも思って楽しもうぜ!(誘拐とか・・・唯はともかく私たち4人はないな)」

20: 2011/04/29(金) 21:55:01.90 ID:GGxBc03J0
澪「そういえば唯と梓はどこいった?」

律「いないのか!?(唯のやつまさか本当に!?)」

紬「唯ちゃんと梓ちゃんなら先に入場してたわよ~」モシャモシャ

澪「ああ先に行ったのか・・・ってムギどんだけポップコーン買ってんだよ(焼きプリン味・・・本当にあったんだ)」

律「っていうかそれ一番大きいサイズじゃないか(焼きプリン味って実在したのかよ)・・・ってしまったああああああああああ(梓の奴唯の隣の席を!クソっ、唯の隣は残りは1つ!)」

澪「どうした律、トイレならまだ間に合うぞ」

紬「大きいほうかしら?それでもまだ十分時間はあr」

律「違うわ!ちょっと私も一足先に入場するわ!うおおおおおおおおおおお」

澪「?律の奴何をそんなに慌てて・・・っ!!(しまったあああああああああああああ)」

紬「どうしたの澪ちゃん?トイレなr」

澪「ムギ!私も走って行くぞ!」

紬「何かよくわからないけどわかったわ!」

澪紬「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

21: 2011/04/29(金) 21:56:11.72 ID:GGxBc03J0
~劇場内~

唯「みんな遅いね~」

梓「トイレでも行ってるんじゃないですか」

唯「あ~私もおトイレ行ってこようかな」

梓「あ、行ってきていいですよ。私が荷物見てますから」

唯「あずにゃんは行かなくていいの?漏らしちゃうよ?」

梓「大丈夫です。飲み物のカップがありますから」

唯「???よくわからないけど私行ってくるね?」

梓「さよならいおん」




22: 2011/04/29(金) 21:57:22.44 ID:GGxBc03J0




律「ハァ・・・ハァ・・・」

梓「どうしたんですか律先輩。息なんか切らして(思ったより早いですね律先輩)」

律「(唯の席は・・・そこか)いや、準備運動してたからなー」

梓「映画観るのに準備運動ですか?」

律「(よし、なんとか確保)よっこいしょ。するだろ?普通」

梓「しませんよ、普通」

23: 2011/04/29(金) 21:58:24.48 ID:GGxBc03J0
律「まぁ、いい。それより唯はどこいった?」

梓「唯先輩ならトイレに行きましたけど」

律「あ、私もちょっと行ってくる」

梓「あ、でもドリンクのカップならありますよ?」

律「・・・は?」

梓「ですから、カップなら余分に取ってきたんで律先輩に分けてもいいですよ」

律「ちょっと何言ってるかわからないぞ梓」

梓「え?上映中におしっこしたくなったらトイレに行くわけにはいかないですからカップにしますよね?だからk」

律「まてまてまて。何か根本的におかしいぞ。つまりだ、梓は上映中に催してきたらトイレに行かずその場ですると?」

梓「当たり前じゃないですか。しますよ?普通」

律「しないだろ、普通」

25: 2011/04/29(金) 21:59:19.05 ID:GGxBc03J0
梓「さっきから律先輩と私の常識は結構違うみたいですね(唯先輩にとって律先輩の常識は悪影響だ・・・何としても唯先輩を守らないと)」

律「そのようだな。おかしいのは圧倒的に梓だけど(唯にとって梓の常識はとんでもない悪影響だ・・・何としても唯を守らないと)」

澪「ハァ・・・ハァ・・・」

梓「なんで息切らしてるんですか澪先輩」

澪「いや・・・ハァ、走ってきたから・・・ハァ」

紬「澪ちゃん大丈夫?」

澪「なんでムギはそんな平然としてんだ・・・」

26: 2011/04/29(金) 22:00:39.33 ID:GGxBc03J0
律「(唯の隣はもう空いてないけどな)ま、まぁなんだ、お疲れ・・・ん?澪、ブラの位置おかしくないか?」

澪「え?・・・うわああ本当だ・・・いつのまに。すごい勢いで走ったからか・・・(というか唯の隣はやっぱり間に合わなかったか)」

律「いや、走ったくらいでそんなになるわけないだろ」

梓「私もさすがに走ったぐらいでそうなるとは思いませんよ」

澪「いや、なるだろ普通」

律梓「ならない(です)よ、普通」

紬「私も稀になるときあるわ~」

澪「だよな~さすがムギ!寧ろこの中じゃムギにしかわかってもらえないか~」

律梓「」

27: 2011/04/29(金) 22:01:40.94 ID:GGxBc03J0
唯「ふぅ・・・ただいま!」

律澪紬梓「おかえりなサイ」

梓「あれ?ムギ先輩もうポップコーン食べてるんですか?」

紬「えぇ、美味しくて上映まで待てなかったの。梓ちゃんもどうぞ」

梓「あ、いただきます・・・モシャモシャモシャ・・・!これすっごく美味しいですね。えっと・・・焼きプリン味?(本当にあったんだ)」

紬「あ、そういえばみんなの飲み物も買って来てあるわよ~」

澪「それ持って走ってたのかよムギ・・・」

29: 2011/04/29(金) 22:02:21.88 ID:GGxBc03J0
紬「はい!唯ちゃん!」

唯「わ~、パープルアルゼンチンジュースだ~。ありがとうムギちゃん!」

紬「澪ちゃんは好きなものがわからなかったからコーラにしておいたわ~」

澪「サンキューな、ムギ」

紬「はい!りっちゃんと梓ちゃんも!」

律「おお悪いな、ムギ」

梓「わ~ありがとうございますムギ先輩」

律「私たちも澪と一緒でコーラ・・・じゃないな?」

梓「なんか濃厚?な味ですね」

紬「りっちゃんと梓ちゃんはミルクにしておいたわ~」

律梓「」

30: 2011/04/29(金) 22:03:16.18 ID:GGxBc03J0
唯「あ、もうそろそろ始まる時間だよ~」

梓「楽しみですね。私たちの映画」

律「まぁ撮影した覚えとかないけどな」

澪「ホント、夢みたいな話だな」

唯「これは現実だよ!」

紬「モシャモシャ」

32: 2011/04/29(金) 22:04:20.86 ID:GGxBc03J0
律「映画っつってもまぁたぶんうちらの文化祭のステージ映像とかだろうけど」

梓「あ、暗くなりましたね」

唯「みんな!劇場では私語は厳禁だよ!」

律「客うちらしかいないけどな」

澪「まぁマナーだからな、一応」

紬「モシャモシャ」

唯「あ、始まるよ!」

34: 2011/04/29(金) 22:05:30.95 ID:GGxBc03J0
♪~

[映画が盗まれている・・・海賊版DVD撲滅キャンペーン]

律「(古っ)」

♪~OP~

澪「(お、ようやく始まったな)」

唯「(私たちの映画・・・wktk)」

梓「(あ、なんか筋肉すごい人でてきた)」

律「(・・・あれ?ライブの映像じゃない・・・っていうかこれ私たちじゃない・・・)」

紬「モシャモシャ」

35: 2011/04/29(金) 22:05:57.68 ID:GGxBc03J0
>>31
ハハッぬかしおる

36: 2011/04/29(金) 22:06:57.87 ID:GGxBc03J0
唯「(すごい体だな~この人。憂と同じくらいかな?)」

澪「(なんだこの展開・・・これから私たちにどう繋がるんだ?)」

梓「(あ、おしっこしたくなってきたかも・・・)」

ドオオオオオオオオオオン!!

律「(うわああああビビッたああ・・・って爆発!?)」

澪「(爆発した!これは筋肉モリモリの人生きてないだろ・・・)」

梓「(・・・・・爆発のせいでちょっと・・・)」

38: 2011/04/29(金) 22:08:05.74 ID:GGxBc03J0
唯「(!生きてるよ!筋肉の人生きてる!すごいなー、憂と同じくらいすごい!)」

澪「(なんであの爆発で生きてるんだ・・・まぁ映画だからなんでもアリか)」

紬「チューチュー」

律「(今度は車乗り出したぞ・・・本格的に私たちと関係なくなってきたな・・・ん?)」

梓「(下着の代えなんて持ってきてないよ・・・ゴソゴソ・・・あれ?)」

澪「(これ本当に私たち騙されてるんじゃ・・・ん、なんだ?)」

唯「(・・・?なんだろうこれ・・・チケットが・・・光ってる)」

紬「モシャモシャチューチュー」

唯律澪紬梓「!?」ヒュインッ

39: 2011/04/29(金) 22:09:04.36 ID:GGxBc03J0
~Unknown~

梓「んっ・・・一体何が・・・!?(唯先輩が私の上に覆い被さってる!)」

唯律澪紬「」

梓「(皆まだ気を失ってる・・・今なら胸くらい触っても・・・よし、行くしかない!)」

フニッ

唯「・・・んっ」

梓「(うわああああああ柔らかい・・・もっと・・・もっと!今しかないんだあああああ)」

律「・・・ん?あれ、ここどこだ?さっきまで確か映画を・・・って中野おおおおおおおおおおおおお」

40: 2011/04/29(金) 22:10:05.83 ID:GGxBc03J0
梓「(チッ)どうかしましたか律先輩」

律「どうしたも何も、唯になにしてんだ?」

梓「目が覚めたらこんな体勢になってただけですよ」

律「(梓の奴、唯の胸を触ってたくせに・・・!なんてうらやまけしからん)そうか、じゃあとりあえずみんな起こそうか」

梓「そうですね、そうしたほうがよさそうです(まぁ唯先輩のフニフニ触れただけでもラッキーです)」

律「唯ー起きろー」

41: 2011/04/29(金) 22:11:03.43 ID:GGxBc03J0
唯「・・・んにゃ?・・・あれ?あずにゃんなんで私の下にいるの?」

梓「それはこっちのセリフですよ。なんで私の上に覆い被さってるんですか」

唯「私のあずにゃんへの思いが無意識のうちに形となって現れたんだね!」

律「よし、冗談はそれくらいにしてさっさと起きろ、唯。澪とムギも起きろー!」

紬「・・・ぅん・・・?あれ?私・・・寝ちゃったの・・・?・・・モシャモシャ」

澪「・・・ん?律?なんでここに・・・じゃなくて映画!映画の途中に寝ちゃったのか私?」

42: 2011/04/29(金) 22:12:05.35 ID:GGxBc03J0
律「いや私もよく覚えてなくて・・・」

唯「ん~何か映画のチケットが光ったことまでは覚えてるんだけど~」

梓「あ、私のチケットもなんか光ってました」

律「そういえば私のも光ってたな・・・」

澪「私も記憶の最後はそれだ・・・」

紬「モシャモシャ・・・そう言われてみれば私のチケットも・・・」

ジ[!?なんだお前ら!?]

唯律澪紬梓「!?」

44: 2011/04/29(金) 22:13:05.10 ID:GGxBc03J0
ジ[なぜそこにいる!?]

唯「えっと・・・」

律「あれ?そういえば私たちがいるこの場所・・・車?(軽トラか?いや、でもちょっと違うな)」

澪「!・・・今頃気づくなんて私たちまだ寝ぼけてるんじゃ・・・」

梓「それであの・・・この人は・・・?」

紬「モシャモシャ・・・さっきまで観てた映画の人ね」

唯律澪梓「・・・!!筋肉モリモリマッチョマン!」

45: 2011/04/29(金) 22:14:14.36 ID:GGxBc03J0
唯「じゃあここは・・・」

紬「チューチュー・・・映画の中って考えるのが普通だわ、唯ちゃん」

唯「なんと!」

律澪梓「またまた御冗談を」

唯「ん?・・・なんだろこの指輪・・・」カポン

フシュッ

律「あれ?・・・唯!?唯はどこいった!?」

澪「まさか落ちたんじゃ・・・!」

梓「いやいや、今さっきまで私たちの目の前にいましたよ!」

46: 2011/04/29(金) 22:15:15.33 ID:GGxBc03J0
唯「?私はここにいるよー?」

紬「どこ?唯ちゃんどこにいるの?」

律「隠れてないででてこいよー」

澪「声は聞こえるのに・・・なんなんだこの感覚・・・」

唯「(指輪のせいかな・・・)」カポン

律澪紬梓「え!?」

唯「いやーなんかこの指輪はめるとみんなから見えなくなっちゃうみたいだね~」カポン

フシュッ

カポン

律「なんだそりゃあああ夢のアイテムじゃねえか!(これがあれば唯の風呂やトイレ覗き放題・・・)」

47: 2011/04/29(金) 22:16:18.90 ID:GGxBc03J0
澪「信じられないが見てしまった以上信じるしかないな・・・(この指輪があれば!)」

梓「で、その指輪どうするんですか?いらないなら私g」

律澪紬「ちょぉぉぉっと待ったあああああああああああ」

梓「(ちっ)」

唯「む。私が拾ったんだから私のものだよ!(これがあれば授業中寝ててもばれない!)」

律澪紬梓「(ちっ)」

48: 2011/04/29(金) 22:17:11.21 ID:GGxBc03J0
律「にしても信じられんことが起こっているぞ・・・」

澪「本当に映画の中に・・・」

梓「でも普通に考えてありえなくないですか?」

紬「モシャモシャ・・・そうね、もう1つの可能性としては夢ってとこかしら」

律「まぁそっちのほうが現実的だな・・・ん?夢なのに現実的・・・なんか頭が痛くなってきtってうわああああなんか飛んできたああ」

梓「ダイナマイト・・・ですね」

49: 2011/04/29(金) 22:18:21.73 ID:GGxBc03J0
澪「ひいいなんでこんなもんが車の荷台にいいい」

紬「ポリポリ・・・後ろの車から飛んできたわ」

ジ[そいつをよこせ!はやく!]

唯「ほい」

律「うわああああああああ唯何普通に手で持ってんだああああ」

ジ[フンッ]

ボッカーーーーーン!

澪「あ・・・あ・・・爆発・・・した・・・」

50: 2011/04/29(金) 22:19:09.72 ID:GGxBc03J0
唯「すごーい!おじさんやっぱりすごい人だよ!」

梓「生で体験するとすごい爆発音ですね(もうどれだけ漏らしても同じだからいいや)」

ジ[君たちは一体なんなんだ。いつから車に乗っていた]

律「いやー私たちもちょっとよくわかってないのが現状でして・・・」

紬「ポリポリ・・・とりあえず落ち着ける場所に行きましょう。話はそこで」




52: 2011/04/29(金) 22:20:07.05 ID:GGxBc03J0




ジ[つまり私がいる世界が映画の世界で君たちがいた世界が現実と言いたいのか]

律「まぁ本当のことだしな」

ジ[で、君たちはそのチケットを使ってこっち(映画)の世界に来たと言うんだな]

唯「ん~でも使ったっていうより勝手に連れてこられたって感じかな~」

澪「そうだな。そんなことが起こるなんて知らなかったし、私たちの意思でもないからな」

梓「ですね(漏らしたのも私の意思じゃないし)」

紬「パキパキ(やっぱりポッキーよりトッポね)」

53: 2011/04/29(金) 22:21:07.56 ID:GGxBc03J0
ジ[ではその魔法のようなチケットを使えば私もそっちの世界に行けるのか?]

唯「それはどうだろう?」

梓「そもそも夢の可能性もありますからね」

唯「私たち5人全員が同じ夢を見ているってこと?」

律「そう言われるとその可能性は低いな」

紬「パキパキ・・・そうね。やっぱり映画の世界に入った線が濃厚ね」

澪「私たちの世界に来たいんですか?その・・・」

ジ[ジャック・スレイターだ。ジャックでいい。行ってみたいとも勿論思うがやることが山ほどあるからな]

54: 2011/04/29(金) 22:22:22.39 ID:GGxBc03J0
唯「え~残念。憂と戦って欲しかったのに・・・ジャック・スレイターVS平沢憂!って感じで」

ジ[うい?誰だそれは?]

唯「私の妹なんだけどすっごく強いんだよ~」

律「おいおいそんなこと言って本当に来たらマズイだろ」ヒソヒソ

唯「そうかな~」

ジ[大丈夫だ。私よりも他の奴らに注意したほうがいい。そんな物があると知ったら狙われる可能性が高いぞ]ピッピッ

唯「?どこかに電話?」

ジ[ちょっと友人にな]

唯「なんか私おなかすいてきた~」

55: 2011/04/29(金) 22:23:17.30 ID:GGxBc03J0
澪「狙われる・・・私たちが・・・(唯は私が守らないと)」

律「そんな大げさな・・・(唯は私が必ず守る)」

梓「そうですよ。さすがにそんなことには・・・(唯先輩を危険なやつらから守ってみせる!)」

紬「モグモグ・・・(やっぱりたけのこの里の限るわ・・・きのこの山(笑))」

ジ[とりあえず空港まで送っていくからそこで○4つをシンボルにした黒の車が来るからそれに乗って行き先を告げろ]

唯「○4つの黒い車?」

ジ[そう。彼は君たちが望む場所に必ず送り届けてくれる]

律「なんかすごい人みたいだな・・・」

ジ[彼の任務遂行率は100%だ]

56: 2011/04/29(金) 22:24:06.84 ID:GGxBc03J0
梓「すごい人の友はすごい人ってお決まりですね」

澪「類友・・・か」

唯「それって私たちもかな?」

律澪梓「/////////////」

紬「そうね、唯ちゃん。私たちは似たもの同士よ!」

唯「わ~い」

ジ[それじゃあ行くぞ!]

唯「しゅっぱ~つ!」




57: 2011/04/29(金) 22:25:03.89 ID:GGxBc03J0




~とある空港~

唯「とうちゃ~く!」

ジ[じゃあ後は彼を頼りなさい]

唯「うん!ありがとね~」

律澪紬梓「さようならいおん」

ジ[サヨウナライオン]

ブーン・・・

律「まだ来てないみたいだから中をブラブラするか~」

58: 2011/04/29(金) 22:26:03.78 ID:GGxBc03J0
澪「考えてみれば私空港来たの初めてかも・・・」

梓「初の空港がどこかわからない英語だらけの空港だとは・・・」

唯「そういえばなんでみんな日本語喋れるんだろうね~」

律澪梓「(確 か に)」

紬「唯ちゃん。ここは映画の世界なんだからなんでもありえるのよ~」

唯「そっか~。そうだよね~。吹き替え版とかもあるしね~」

律「そんなんで納得するのか・・・さすが唯だな(カワイイ)」

唯「あ、なんかあっちにスロットみたいなゲームあるよ~」ダダダッ

律「こら唯、勝手に移動して迷子になったらどうすんだー!」ダッ




59: 2011/04/29(金) 22:27:22.88 ID:GGxBc03J0




唯「わ~すごーい!カジノみたい!(行ったことないけど)」

ラ[もうフライトだから行かないと。お嬢さん、この台出るぞ]

唯「わ~ありがとう!やってみるよ!(背高~い。でもどこかでみたことあるような・・・)」

律「おーい唯!勝手に1人で行動しちゃダメじゃないか」

唯「あ、りっちゃん。ごめんね、なんか楽しそうなゲームがあったからつい」

60: 2011/04/29(金) 22:28:15.73 ID:GGxBc03J0
律「だからってスロット・・・お金持ってるのかよ唯」

唯「ないよ!でもなんか飛行機に乗る時間が来ちゃったーっていう人から1枚貰ったんだよ!」

律「1枚って・・・まあいい、早く終わらせてみんなのとこに戻るぞ」

唯「うん!」

コイーン

唯「当たるかな・・・wktk」

律「(まあ無理だろ・・・)」

7 7 7

唯律「え」

ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ

61: 2011/04/29(金) 22:29:18.12 ID:GGxBc03J0
律「おいいいい!当たっちゃったぞ!唯!おいいいいいいいいいいい」

唯「やったね!りっちゃん!みんなで何か美味しいもの食べられるね!」

律「でもこれ私たちのお金でやったわけじゃ・・・いや、貰ったんだからいいのか!でかした!唯!(やっぱり・・・かわいいって正義!)」

唯「お金結構いっぱいだね」

律「まぁお金はあっても困るもんじゃないからいいんじゃないか。じゃあそろそろみんなを探して・・・ん?」

唯「どったの?りっちゃん」

律「いや・・・なんかさっきそこにいた人が消えたというか・・・」

唯「?」

62: 2011/04/29(金) 22:30:05.71 ID:GGxBc03J0
律「おい、唯ちゃんと前見て歩け!人にぶつかるぞ」

唯「え?・・・うぉっと!危なかった・・・ごめんなさい」

律「(唯に顔近付けすぎだぞ・・・なんだこいつ唯に何かする気か?まさか唯のファーストキスを奪う気か!?)」

グ[・・・・・・ボウゥ!]ヒュイン

律「!!・・・消えた?こいつも消えたぞ!?どうなってんだ・・・」

唯「消えたね。きっとテレポートだよ!りっちゃん!」

律「どこのジャッジメントだよ」

63: 2011/04/29(金) 22:31:03.94 ID:GGxBc03J0
澪「おーいどうしたんだ2人で盛り上がって」

梓「何か面白いことでもあったんですか?」

唯「人が目の前で消えたんだよ、あずにゃん!」

紬「ジャッジメントですの?」

澪「いやまさか」

梓「まだ寝ぼけてるんですか?」

唯「本当だよ!私の目の前で跡形もなく消えたんだよ!」

64: 2011/04/29(金) 22:32:04.42 ID:GGxBc03J0
律「まぁこっちの世界に来てる時点で何が起きてもおかしくないからな」

澪「まあ確かにな・・・それより唯、その手に持ってる袋はなんだ?」

唯「これ?お金だよ澪ちゃん!」

律「唯がスロットで大当たり出したんだよ」

澪「ああ、なるほど・・・ってええええええええ!?」

梓「そんなものに使うお金持ってたんですか?唯先輩」

唯「背の高い男の人に貰ったんだよ!」

紬「さすがね唯ちゃん」

澪梓「(かわいいは正義・・・!)」

66: 2011/04/29(金) 22:33:09.24 ID:GGxBc03J0
律「じゃあそろそろ車の人探すか」

唯「そうだね!○が5つの・・・」

紬「唯ちゃんそれオリンピック」

唯「あれ?そうだっけ?色は黒だったよね!」

梓「あ、あれじゃないですか?」

澪「○が4つの黒・・・あれっぽいな」

律「よし、行ってるみるか」

梓「なんかちょっと怖い気がするんですけど・・・」

唯「大丈夫だよあずにゃん!あずにゃんは私が守るから!」ギュッ

梓「//////////」

律澪「(くそっ・・・梓の奴ズルイないつも)」

67: 2011/04/29(金) 22:34:08.53 ID:GGxBc03J0
紬「やっぱり車のナンバーは細長いほうがかっこいいわね~」

澪「ああ、当たり前に日本のナンバーじゃないのか・・・・うおっ」

律「どした?」

澪「今ナンバーが・・・」

紬「変わったわね」

唯「おぉ~なんかかっこいい!」

梓「(普通に違法なんじゃ・・・)」

68: 2011/04/29(金) 22:35:24.48 ID:GGxBc03J0
律「・・・と、とりあえず乗るか!」

唯「うん!」

澪「そうだな」

紬「ええ!」

梓「ですね」

ガチャッ

律「あの~・・・」

律澪梓「!!」

唯「おぉ~頭つるつる~」

律澪「おい唯!」

70: 2011/04/29(金) 22:36:12.24 ID:GGxBc03J0
唯「でもかっこいいね~」

梓「確かにすごくかっこいいですね。私も禿げてきたらこんな風になりたいです」

澪「・・・ん?なんだ梓?私に何かついてるか?」

梓「いや、なんでもないですよ?」

唯「憂も歳とったらこんな風になってくれるかな~」

律「・・・唯はそれでいいのか?」

澪「というか本当にかっこいいな」

唯「だね~。髪がなくてもかっこいい人はかっこいいってことが証明されたね!」

梓「※ただしイケメンに限る」

71: 2011/04/29(金) 22:37:06.63 ID:GGxBc03J0
フ[・・・ルールNo.1、車に敬意を払う]

律澪紬梓「シャベッタアアアアアアアアアア」

唯「声もかっこいいね!」

フ[・・・ルールNo.2、挨拶をする]

唯律澪梓「こんにちわん」

フ[こんにちは、5人のお嬢さん]

唯「ねえおじさn」

フ[フランク。フランク・マーティンだ。]

72: 2011/04/29(金) 22:38:04.00 ID:GGxBc03J0
唯「ねぇフランク!私たちを好きな場所に連れていってくれるの?」

フ[その前にルールNo.3、シートベルト]

唯「はい!」カチャッ

律澪梓「」カチャッ

フ[・・・行き先は?]

唯律澪梓「私たちの世界へ!」

フ[無理な注文だ]

唯「え~なんで~?」

フ[ルールNo.4、できない約束はしない]

律「いや、あの・・・話すと長くなるんだが・・・」




73: 2011/04/29(金) 22:39:06.01 ID:GGxBc03J0




フ[つまりそのチケットの力でこっちの世界に来た・・・ということか]

澪「嘘のような本当の話なんです・・・」

律「夢の可能性も0ではないんだけどなー、5人同時に同じ夢をみるなんて確立も限りなく低いからなー」

フ[仮に君たちの言ってることが本当だとしても私ではどうにもできないし、普段この手も仕事もしない]

唯「お金はあるよ~、ほい!」

律「そうだった!これ全部あげるからどうか私たちを無事に届けて!」

74: 2011/04/29(金) 22:40:03.55 ID:GGxBc03J0
澪「どうかお願いします!悪い人たちに狙われるかもしれないんです」

フ[・・・・・]

梓「・・・任務遂行率100%じゃなくなりますよ?」

フ[・・・とりあえずここを離れる]

唯「やった~!ありがとうフランク~」

ブーン・・・

75: 2011/04/29(金) 22:41:06.46 ID:GGxBc03J0
律「外はもうすっかり暗くなってきたなー」

唯「ねえフランク!この世界のこと教えてよ!」

梓「確かに色々知っておきたいですね」

フ[ここの世界のことなら色々ある。動物と会話ができる医者がいるとか海から恐竜が出てきただとか最近じゃあ夜に展示品が動き出す博物館があるだとか色々だ]

澪「それは・・・すごいな。でも・・・そうだな、何か最近のニュースとか聞きたいな」

フ[一番最近起こった事件なら、ついこの前に出来たばかりのホテル&カジノが大地震で潰れたことだ]

律「大地震?こっちの世界でもやっぱりあるのか・・・」

澪「(耐震しっかりしてなかったのが悪いな)」

澪「・・・まさか東d」

梓「おっとその先は言わせませんよ、澪先輩。第一ここは映画の世界ですよ」

77: 2011/04/29(金) 22:42:17.97 ID:GGxBc03J0
澪「そう・・・だよな・・・。他にはどんなニュースがありますか?物騒な事件とか」

フ「若者が原因不明の氏・・・というのが多発しているという事件を最近耳にしたが」

唯「原因不明?じゃあ自殺かもしれないし他殺かもしれないってこと?怖いね~あずにゃん」

梓「他殺なら犯人もまだ捕まってないってことだから一応私たちも気をつけておく必要がありそうですね・・・(大丈夫です!唯先輩は私が守りますから!)」

律「原因不明ってのが怖いな・・・(私が唯を守って唯は私にゾッコンか・・・フフフ・・・)」

澪「あぁ・・・聞くんじゃなっかった・・・いくらなんでも物騒すぎるだろ・・・(唯を危機から救ってお礼にあんなことやこんなk)

78: 2011/04/29(金) 22:43:36.14 ID:GGxBc03J0
梓「他にも何かありませんか?もっとこう・・・私たちの身に危険が及ぶ可能性のある事件とか」

フ[誘拐事件・・・というよりも毒薬による大量殺人未遂ならつい最近]

澪「未遂・・・?」

律「ってことは誰かが阻止したのか?」

唯「すごいね!きっと筋肉モリモリな人だね!」

フ[・・・・・]

梓「でも解決したなら私たちにはあまり関係ありませんね」

唯「ああ!そういえばフランクもすごい筋肉だね」サワサワ

フ[!?]

律「うわああああフランク前!前みてええええええ!」

79: 2011/04/29(金) 22:44:35.35 ID:GGxBc03J0
澪「前に!なんだあれ?ロボット!?ぶつかるううううううううう」

梓「ひっ」

ガツンッ

オ[このスーツは最高だ!]

唯「なんか大きなロボットに掴まれたね」

律「唯はなんでそんなに冷静なんだ!うわああああ投げられるのか!?」

ト[車をおろせ!ステイン!]

オ[ついに民間人に被害が及んだなトニー!]

ト[胸部にパワーを集中・・・]キューン

ちゅどおおおおおおおおおおおおん!

澪「うわあああさっきのでっかいロボット吹っ飛んだあああああ」

律「おいいいいいい今度は小さなロボットに掴まれたぞおおおおお」

梓「ひっ」

唯「なんかかっこいいー!(あれ?あっちのほうになんか紐に掴まりながら写真撮ってる人がいる・・・)」

80: 2011/04/29(金) 22:45:22.24 ID:GGxBc03J0
フ[みんな何かに捕まれ。アクセル踏み込むぞ]ギュイーン

澪「うわああああああああああああ」

梓「ひっ」

ト[くっ・・・おじさん!落ち着いて!]

キキキキューーーン

ト[まてまてまて!うぉぉ]

ガコンッ

唯「後ろに転げ落ちて行っちゃったね」

澪「助かった・・・のか」

律「やっぱり私たち狙われてるんじゃ・・・」

梓「(もうビショビショだよ・・・)」




81: 2011/04/29(金) 22:46:13.78 ID:GGxBc03J0




律「う・・・ん・・・?いつの間にか寝てたのか・・・」

唯澪梓「zzzzzzz」

律「みんな起きてないな・・・(唯は助手席で寝てる・・・これは・・・行くしかない!)」

律「////」

フニッ

律「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

唯澪梓「!」

82: 2011/04/29(金) 22:47:10.57 ID:GGxBc03J0
澪「・・・朝からうるさいぞ、律」

唯「みんなおはよ~」

梓「それより私たち寝ちゃってたんですね」

律「そ、そうだぞー。だから先に目が覚めた私が奇声を発して起こしてあげたんだぞー」

唯「ありがと~りっちゃん」

律「////(そんな純粋な目で私を見ないでくれ)」

澪「それでここは・・・」

梓「ガソリンスタンドみたいですね」

唯「おなかすいた~」

83: 2011/04/29(金) 22:48:08.46 ID:GGxBc03J0
澪「私もちょっと・・・フランクさんもいないみたいだな」

律「とりあえず車から降りるか」

ガチャッ

唯「ん~いい天気だね~」

律「ああ快晴だなっ!」

ガコン

唯律澪梓「!?」

梓「トランクが・・・勝手に空きましたね」

澪「ひいいいい」

84: 2011/04/29(金) 22:49:06.05 ID:GGxBc03J0
唯「なんだろう?」トコトコ

律「こら唯!危ないって!」

梓「危険です!唯先輩!私たちも一緒に」

唯「ん~じゃあみんなで見てみよう!」トコトコ


ゴクリ


!?

唯律澪梓「・・・ってムギ(ちゃん)(先輩)!?」

紬「おはようさぎ」

85: 2011/04/29(金) 22:50:05.01 ID:GGxBc03J0
唯「おはよ~ムギちゃん。なんでトランクなんかにいたの?」

律「いったいいつからd・・・はっ」

澪「そういえば昨日から車の中にいなかったな・・・」

梓「5人乗りですからね・・・この車」

紬「それより何か食べましょ~」

唯「そうだった!もうお腹ペコペコだよ~」

律「フランクどこ行ったんだろ」

86: 2011/04/29(金) 22:51:03.46 ID:GGxBc03J0
澪「あ!あの中にいるのフランクじゃないか?」

唯「ホントだ!フランク~!」

フ[ルールNo.2]

唯「おはよ~フランク」

フ[おはよう]

律澪紬梓「おはようさぎ」

フ[おはようさぎ]

唯「フランク~私たちお腹すいたよ~」

フ[ホットドッグならたくさんある]

唯「おお~、いただきま~す!」

87: 2011/04/29(金) 22:52:05.68 ID:GGxBc03J0
梓「頂いちゃってもいいんでしょうか」

紬「映画の世界だしいいんじゃないかしら」

澪「・・・お腹減ったもんな」

律「よ~し食うぞおおおおお」

紬「ムシャムシャ」

梓「あ、新聞がありますね」

律「お、何か新情報が得られるかも・・・って全部英語じゃねえか!」

澪「高校生で理解するのはちょっと厳しいか・・・」

88: 2011/04/29(金) 22:53:03.66 ID:GGxBc03J0
唯「りっちゃん隊員!私に任せて!」

律「いや、唯じゃ読めないだろ」

唯「もう!チャレンジしてみたいんだよ!えっと・・・WHO IS THE IRON MAN ?」

梓「あ、それくらいの英語なら読めるんですね」

律「(唯の奴読めるのか!?)」

唯「えっへん!」

澪「いやそれくらい読めて当然だぞ」

律「だ、だよなー。高校生なんだし」

フ[話の途中すまないが実は君たちを元の世界に返せるかもしれない]

唯律澪梓「ホント(ですか)!?」

紬「ムシャムシャ」

89: 2011/04/29(金) 22:54:05.03 ID:GGxBc03J0
フ[この辺りに1つ古い映画館がある。そこは前にも変な噂があった。そこに行けばもしかしたら]

律「よーし!そうと決まれば今すぐレッツゴー!だ」

唯「みんなCome with Me!!」

梓「あ、そういえば車に鍵掛けてないけど大丈夫でしょうか」

フ[ここから車が見えるから問題ない]

澪「じゃあ車に戻って早いとこその映画館に向かおうか」

紬[ゴキュッゴキュッ]

トコトコ

どごおおおおおおおおおおおおおおおおん!!

フ律澪梓「!?」

律「おいいいいいいいい爆発したぞ!?おいいいいいい」

澪「私たちが乗ってるときだったら・・・」gkbr

梓「」

唯「なんかかっこいいー!」

90: 2011/04/29(金) 22:55:07.71 ID:GGxBc03J0
紬「私のジュースが・・・(もう1本買ってこよう・・・)」ダッ

梓「・・・・・!!(その手があったか!)」

梓「あーしまったー私のジュースがー」

律「・・・棒読みでどうした梓」

梓「いやー爆発の衝撃でジュースこぼしちゃってパンツまで染みちゃったのでちょっと服着替えてきます」

唯「えー大丈夫?でもあずにゃん代えの服なんて持ってるの?」

梓「あ、えっと・・・(あぁそう言えばそんなの持ってないや・・・)」

唯「大丈夫だよあずにゃん!濡れたのは下だけだよね?・・・あれ?でもスカートあんまり濡れてないね?」

91: 2011/04/29(金) 22:56:04.64 ID:GGxBc03J0
梓「あ!な、なんか乾いてきちゃったみたいです!さすが通気性のいいスカートだなあああああ!さすがMADE IN JAPAN」

律澪「(梓の奴まさか・・・)」

唯「おぉ~日本の技術は世界一だね!でもあずにゃん、パンツは大丈夫なの?」

梓「(いい方向に話が転がった!)ああ、パンツはまだグジュグジュで気持ち悪いです・・・(唯先輩はやっぱり私の天使!)」

唯「じゃあこれ!私のタイツ貸してあげる!」

律澪梓「!?」

梓「うっはあああああ唯先輩のタイツゲットオオオオオオオオ!(あ、ありがとうございます唯先輩)」

律澪「ちょぉぉぉぉっと待ったあああああああああああ」

唯「?」

92: 2011/04/29(金) 22:57:05.05 ID:GGxBc03J0
梓「・・・どうかしましたか律先輩と澪先輩」

律「いやいやおかしいだろ!唯が履いてるものを梓が履くなんて!パンツが濡れてるからなんだ!そもそも梓はジュースこぼしたわけじゃなk」

梓「おっとそこまでですよ律先輩。たかがタイツ1つで何をそんなにムキになって」

澪「それは違うぞ梓。"タイツ"が重要なんじゃない。"唯が"履いたものだからこんなことになってるんだろうがあああああああああ」

唯「りっちゃんも澪ちゃんもちょっと落ち着いて!その・・・私が履いたタイツが・・・汚・・・い・・・こと・・・ぐらい・・・グスッ」ウルウル

梓「律先輩も澪先輩も最低です!私は唯先輩のものなら何だって平気ですから!」

唯「あずにゃん・・・うわあああん」ギュッ

梓「泣いてる唯先輩カワイイ!(大丈夫ですよ、唯先輩は天使のように綺麗ですから)」

律「違うんだ唯!私は別に汚いとかそんなこと言ってるんじゃなくて・・・(梓の奴心の声が口に出てないか)」

93: 2011/04/29(金) 22:58:03.98 ID:GGxBc03J0
澪「そ、そうだぞ唯!私は寧ろ唯が履いたタイツなら頭から被りたいくらいだ!」

律「わ、私もだぞ!でもな、唯がタイツ脱いだらその・・・寒いだろ?だかr」

梓「それくらい大丈夫です!」

律澪「(なんでお前が言うんだよ)」

唯「ウッ・・・グスッ・・・ごめんね2人とも・・・私が1人で勘違いを・・・でもあずにゃんがビショビショのパンツ履いてるの可哀そうだし、ノーパンってわけにもいかないし」

梓「というか友達のタイツ履くなんて日常茶飯事じゃないですか」

律「・・・・・日常的に?」

梓「え?しますよね普通」

律澪「しないだろ普通」

94: 2011/04/29(金) 22:59:04.44 ID:GGxBc03J0
唯「とりあえず着替えに行ってきなよ、あずにゃん。早くしないと風邪ひいちゃうよ?」

梓「あ、そうですね、じゃあ行ってきまうす」

フ[(俺の車・・・)]ダッ

唯「?フランク走ってどっか行っちゃったね」

澪「ん~爆弾しかけた奴らを成敗しにでも行ったんじゃないか?」

律「まぁそうなるわな・・・って私らは!?」

唯「ど~しよ~ね?」

95: 2011/04/29(金) 23:00:05.19 ID:GGxBc03J0
紬「ただいま~」

唯「あれ?ムギちゃんどっか行ってたの?」

紬「うん!ジュース買いに行ってたの~。あ、勿論みんなの分もあるわよ~」ゴキュッ

律「悪いな、ムギ。・・・ん?やっぱ見慣れない飲み物ばっかりだな(英語読めねえ・・・)」

~その頃トイレでは~

梓「あああああいい臭いだよおおおおおおおおおおおお」スハークンカクンカクンカクンカクチュッ




97: 2011/04/29(金) 23:01:08.62 ID:GGxBc03J0




唯「ありがと~ムギちゃん。あ、私この水みたいな奴がいい~。・・・すぴりーつす?」ゴキュッ

律「やっぱり英語読めないんじゃないのか~唯。じゃあ私は・・・この麦茶っぽいのにしよ。えっと・・・えすたるか?」ゴキュッ

唯「む。そんなことないもん!りっちゃんもたぶんそれ読み方違うよ!」

律「なんだとー!こうしてやる!」フニッ

澪「ありがとうな、ムギ。私はこの赤いの貰うよ。カシス系かな?んっと・・・えっくせれんと?いや、エクセレントおおおおおおおお!」ゴキュッ

99: 2011/04/29(金) 23:03:03.75 ID:GGxBc03J0
梓「騒がいけどどうかしたんですか?」

紬「あら、梓ちゃんおかえり~」

唯「おかえりあずにゃん!あのね~ムギちゃんが美味しそうなジュース買ってきてくれたんだよ~」

梓「あ、そうなんですか。ありがとうございます。この1本余ってるバナナジュースみたいな奴私貰っちゃっていいんですか?」

紬「いいわよ~。みんな梓ちゃんがそれ好きそうだから残しておいたんだと思うわ~」

唯「そうだよ!あずにゃんバナナ大好きだもんね~」

梓「その言い方なんか卑猥です」

唯「?」

梓「いや、なんでもありません・・・あ、じゃあさっそく頂きます・・・かみの?って読むんですかね?」ゴキュッ

唯律澪紬梓「ふぅ・・・(なんか・・・暑っ)」

100: 2011/04/29(金) 23:04:07.72 ID:GGxBc03J0
律「なんかきょうあついな~」

唯「そうらね~」グタッ

梓「ゆいせんぱいよりかからないでくらさいよ~(あぁやわらかいゆいせんぱいのからだ)」

澪「なんか・・・つかれたな~・・・」

紬「そうね~あさからばくはつりたりぃたからかしら~」

唯「zzzzz」

梓「(ゆいせんぱいねちゃった・・・)・・・・・zzzzzz」

律「・・・・・(あれ、なんかねむけが・・・)」

澪「zzzzz」

紬「zzzzz」

律「(おいみんなこんなとこでねちゃうのかよ・・・クソッわたしもねむけが・・・)・・・・・zzzzz」




101: 2011/04/29(金) 23:05:55.14 ID:GGxBc03J0




ブーン キッ

律「zzz・・・(・・・んっ?フラ・・・ンク・・・?もどってきてくれたのか・・・)」

フ[無理して起きなくていい。そのまま寝てろ。ちゃんと映画館まで送り届けてやる(なんだこの酒瓶は・・・ウォッカ?こんなもん飲んだのか)]

律「・・・・・(クソっ・・・ねむいうえにあたまがいたい・・・)」

フ[・・・ルールNo.4、できない約束はしない。俺の任務遂行率は100%だ。安心して眠ってろ]

律「・・・・・zzzzz」

・・・ブーン

 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |     ↑ |
 |         |
 |  ELM STREET |
 |________|   
||
   ||



102: 2011/04/29(金) 23:06:37.11 ID:GGxBc03J0
看板ずれたわろりっしゅwww

104: 2011/04/29(金) 23:07:39.41 ID:GGxBc03J0




ピッ

澪「う・・・ん?またいつのまにか寝ちゃってたのか・・・唯はどこに・・・」キョロキョロ

律梓「・・・」

唯「zzzz」

澪「(!!!)」

律梓「/////」

唯「zzzz」

澪「(パ・・・パパパ・・・パンツ丸見え!・・・なんて体勢で寝てんだ・・・)」

105: 2011/04/29(金) 23:09:04.41 ID:GGxBc03J0
唯「zzzz」

澪「(普段はタイツ履いてるから唯のパンモロなんてそうそうお目にかかれるものじゃ・・・アリガタヤー)」

唯「zzzz」

澪「(かわいいピンクの水玉か・・・唯らしいな)」

律梓「・・・」

唯「zzzz」

澪「(このぷっくらしたとこ触ってみたい・・・みんなまだ・・・起きてないな。よし・・・これは・・・行くしかない!)」ドキドキ

律梓「・・・・・ムクッ」

澪「(もうすぐだ・・・もうすぐ・・・もうすぐで唯の×××に・・・)・・・・・・ブフォッ」

106: 2011/04/29(金) 23:10:07.59 ID:GGxBc03J0
唯「・・・う・・・ん?」

律「な~にしようとしてんたんだ澪?」

梓「澪先輩がそんな変態だとは思いませんでした」

澪「ゲホッ・・・お前ら・・・起きてたのか・・・うぷっ」

唯「あれ?おはようみんな~。私ったらまた眠っちゃってたんだね~」

ピピッ パタン

紬「あら~みんな起きたのね~」

109: 2011/04/29(金) 23:31:14.78 ID:VbOPnOYj0
唯「あ、ムギちゃんおはよ~」

紬「おはよう唯ちゃん。それよりここ、どこかしら」

澪「!?私たちガソリンスタンドにいたはずじゃ・・・」

110: 2011/04/29(金) 23:32:41.48 ID:VbOPnOYj0
あ、規制解除されるまでもしもしからレスします

112: 2011/04/29(金) 23:36:59.49 ID:VbOPnOYj0
律「いや、私らはガソリンスタンドからフランクの車に乗ったはずだ。というよりみんなが寝てる間にフランクが運んでくれたって感じだが」

唯「じゃあここはフランクのおうち?でもなんだか・・・学校みたい?」

梓「学校というより・・・幼稚園っぽいですね」

115: 2011/04/29(金) 23:43:48.96 ID:VbOPnOYj0
紬「おなかすいたわね~」

唯「ね~。なんか食べ物探そうかムギちゃん!」

紬「そうね、唯ちゃん!手分けして探しましょう!」

[1つ 2つ フレディが来るよ]

唯「?なんか誰かの声聞こえない?」

116: 2011/04/29(金) 23:49:26.42 ID:VbOPnOYj0
澪「おい唯そういうのやめてくれ」

律「そそそそそうだぞー唯。私を怖がらせようなんて100年早いぞー」

紬「いいえ、私も聞こえたわ唯ちゃん。何か話してるっていうよりも・・・歌・・・かしら?」

梓「ははは、まったく唯先輩もムギ先輩もまだ寝ぼけてるんじゃないでs」

[3つ 4つ 鍵をかけて]

律「うわああああああああああああああああ」

梓「」

117: 2011/04/29(金) 23:52:27.44 ID:VbOPnOYj0
澪「なんか言ってる!言ってるううううううううう」

紬「誰なの!?」

[5つ 6つ 十字架を握って]

唯「誰かいるってことは食べ物貰えるかな?」

118: 2011/04/29(金) 23:56:59.74 ID:VbOPnOYj0
律「いやいやいや今はそんなこと言ってる場合じゃあ・・・」

[7つ 8つ 今日は夜更かし]

澪「いやああああああああああああ」

紬「落ち着いて澪ちゃん!相手はきっと人間よ!幽霊とかではないわ!(たぶん)」

梓「(唯先輩から借りたタイツなのに・・・)」

121: 2011/04/30(土) 00:00:52.15 ID:L0zFUF1i0
[9つ 10・・・・・]

梓「(私を怖がらせてこんな目にあわせるなんて・・・絶対に許さない・・・)」プルプル

[眠ったら おしまい]

梓「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

唯律澪紬「!?」

124: 2011/04/30(土) 00:09:03.77 ID:M5WQSDYr0
唯「ど、どうしたの、あずにゃん!」

梓「終わるのはお前のほうだあああああああああああああああ」ダッ

律「おい梓ー!」

澪「すごい勢いで走ってったな・・・(怖くないのか梓の奴・・・)」

唯「きっとお腹すいてたんだね!」

紬「そうね。私たちも追いかけるわよ!」ダッ

唯「らじゃー!」ダッ

律澪「(マジかよ・・・けど行くしかないか・・・)」トコトコ




125: 2011/04/30(土) 00:14:26.78 ID:M5WQSDYr0




梓「うおおおおお!どこだあああああああああ!」

F[・・・・・ハハッ]

梓「!!お前かあああああああああああああああ」

F[]ザシュッ

梓「!?」

梓「唯先輩のタイツによくもおおおおおおおおおお」

F[(・・・?)・・・]

梓「(少しカスっただけだ・・・よかった・・・)あんただけは絶対許さない!」

F[元気のいい子供は大好きだぞ]ダッ




130: 2011/04/30(土) 00:21:27.41 ID:M5WQSDYr0




紬「唯ちゃん!あっちで梓ちゃんの声が!」

唯「あずにゃんが!?行こう!ムギちゃん!」ダッ

紬「ええ!」ダッ

律「あの3人元気だなー」

澪「ちょっと元気すぎるだろ・・・。少し休まないか律」

律「賛成だっ」

澪「ふぅ・・・それにしても私たち最近寝すぎじゃないか?」

律「まぁ自分たちの意思で寝てるわけじゃなくっていつのまにか、だもんなー」

澪「今回だって私たちスタンドでただ皆でジュース飲んでただけなのに急に眠気が襲ってきて・・・」

律「あー、なんだろう・・・疲れてんのかな私たち。というかそもそも私たち自身の映画を観に来ただけだってのに・・」

131: 2011/04/30(土) 00:25:06.69 ID:M5WQSDYr0
澪「おかしな話だよなー。やっぱりこれ夢なんじゃないのかな?」

律「ん~かもな。というかそうであってほしいな色々・・・あ!そうだ!澪なんか回るもの持ってないか?」

澪「なんだ急に?回るもの・・・駒とかか?持ってないな・・・何に使うんだ?」

律「いやな、ちょっと前に観た映画で夢と現実の区別をつけるのに駒を回してたんだよ」

澪「つまり現実では駒は倒れて、夢なら回り続ける・・・ってことか?」

律「さすが澪しゅわん、理解が早いくて助かるわ~」

澪「でも生憎そんなものないから試し用がないだろ」

律「まぁそうなんだけど・・・おっ、そうだ!これを使おう!」

澪「・・・カチューシャ?」

律「そう!一応回りそうじゃん?」

澪「(無理だろ)」

133: 2011/04/30(土) 00:28:39.74 ID:M5WQSDYr0
律「よーし・・・えい!」

カタンッ

律「・・・なんで回らないんだよ!」

澪「(回ってないのはお前の頭だ)」

律「はぁ~やっぱ無理だったか~」

澪「回らなくて当然だ。というかカチューシャ回そうとするか?普通」

律「何事もチャレンジだよ!」

澪「ん~まぁあそれはいいことなんだけど・・・それよりぼちぼち皆と合流しないか?」

律「それもそうだな・・・よっと」




135: 2011/04/30(土) 00:35:26.99 ID:M5WQSDYr0




F[・・・]シュッ

紬「!!危ないわね!」

唯「ねーあずにゃんなんでこの人私たちを襲ってくるの?」

梓「知りませんよ!唯先輩がかわいいからじゃないですか?」

唯「そんな~照れますな~」

紬「違うわ梓ちゃん!唯ちゃんがかわいいのは同意だけど私たち2人が襲われてるのよ?かわいさは関係ないわ!」

梓「いざ言われると結構グッサリキマスネ・・・」

F[その通り・・・グサッといくよ]シュッ

梓「っと!・・・危ないじゃないですか!」

唯「そうだよ!料理してくれるわけじゃないなら刃物はしまって!早くしないと憂呼ぶよ!」

F[ぬかしおる・・・]シュッ

138: 2011/04/30(土) 00:48:18.39 ID:L0zFUF1i0
キンッ

F[!?(カチューシャだと!?)]

律「ふぅ・・・危なかったな唯(私tueeeeeeee!)

唯「やだりっちゃんカッコいい。私の命の恩人だね!ありがとうりっちゃん!」ギュウ

律「ちょ、唯・・・今はそんなことしてる場合じゃ・・・(ああああああん最高////////)」


140: 2011/04/30(土) 00:58:57.33 ID:L0zFUF1i0
F[フンッ]カキンッ

律「っな!?(うわあああああやべええええやっぱコイツ超こええええええ)」

澪「ってい!」ドカッ

F[ゴフッ]

澪「なんで私たちを襲うんだよ!」

F[(イスで人を殴るとは良い根性してる・・・うぷっ)]

梓「あんたまさか・・・私たちのチケットが目的?」

澪「(そういえば)」

律「(そんなの)」

唯「(あったな~)」

141: 2011/04/30(土) 01:06:22.48 ID:L0zFUF1i0
F[なんのことかわからんね・・・私はただ少女を襲いたいだけだっ]シュッ

唯律澪紬梓「(ただの口リコンだー)」

F「私が怖いかああああ!」ザシュッ

澪「!!(危なっ!イスって全然盾にならないじゃん!)」

F[最初の威勢はどうしたああ]シュッ

梓「うっ・・・(危ない・・・避けるので精一杯・・・)」

F[フハハハハ]シュシュッ

律紬「うわぁっ・・・」

カポンッ フシュッ

142: 2011/04/30(土) 01:12:15.70 ID:M5WQSDYr0
F[さあお嬢さん方!私といいことしよう!ハハッハハハh]バキィィィィッ

ドサッ

F[(!?だ、誰がどこから!?)・・・う・・・うぷっ]

カポン

唯「みんな!はやくここから逃げよう!」

律澪紬梓「(夢のアイテムキター)」

唯「もう!何ぼ~っとしてんのみんな!早くここから出ようよ!」

律澪紬梓「賛成~」




143: 2011/04/30(土) 01:21:58.17 ID:M5WQSDYr0




ブーン

フ[・・・もうすぐ着くぞ。起きてるか?]

唯律澪梓「う~ん・・・zzzz」

フ[おい全員起きろ!Wake Up!!]ユサッ

唯「・・・いやぁ・・・」

梓「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

律澪「・・・うっ・・・うぅ・・・」

トランク「ガタンッガタンッ」

フ[(夢でうなされている・・・揺らしても起きない・・・これは・・・ヤバイ)]

フ[(映画館に・・・車ごと突っ込む!!)]キキキキュイーーーン

フ[(!!あれか!・・・チケットが光だした・・・間に合うか・・・!)]




144: 2011/04/30(土) 01:30:27.78 ID:M5WQSDYr0




唯「ハァ・・・ハァ・・・もう・・・走れない・・・」

梓「ハァ・・・さすがに・・・ハァ・・・疲れましたね」

律「ハァ・・・ちょっと休憩・・・するか・・・」

澪「賛・・・ハァ・・・成・・・」

紬「モシャモシャ」

唯「ってああああああああムギちゃん!何食べてんの!?」

紬「ポップコーンよ!さっきのとこから持ってきたの~」

律「いつのまに」

澪「私も少し貰っていいか?ムギ」

紬「いいわよ~みんなで食べましょ~」

唯「わ~い!いただきま~す!」モシャモシャ

律「私もちょっと貰うわ」モシャモシャ

梓「えっと、じゃあ、私も」モシャモシャ

145: 2011/04/30(土) 01:36:13.72 ID:M5WQSDYr0
澪「やっぱキャラメル味美味いな~」

ゴゴゴゴゴゴゴ

律「・・・ん?なんか揺れてないか?」

唯「揺れというより・・・なんか重力が何倍にもなった感じで不思議~」

澪「うん、唯の例えがわかりやすい。ホントなんか不思議な感覚だ」

紬「モシャモシャ」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

律「おいいいいなんかすごいことになってきてねえか!?」

梓「なんか地球が終わりそうな気が・・・」

澪「縁起でもないこと言うな梓ああああああ!」

唯「ムギちゃんもう少しポップコーン頂戴!」

紬「どうぞ~」モシャモシャ

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

唯律澪紬梓「うわああああああああああああああああああああああ」



147: 2011/04/30(土) 01:41:17.42 ID:M5WQSDYr0




唯律澪紬梓「はっ!?」

唯「・・・あれ?私たち・・・」

澪「確か口リコンから逃げて・・・きて・・・?ここは・・・」

梓「私たちが最初にいた映画館・・・ですね・・・」

唯「席もそのままだね」

紬「何も変わったところはない・・・わね。映画も終わっちゃってるわ。私たち寝ちゃってたのね・・・」

律「はぁぁぁぁ・・・。結局夢だったってオチ?」

梓「あ、やっぱりみなさんも同じ夢を見たんですか?」

澪「あぁ、不思議な夢だったな」

紬「5人同時に同じ夢みるなんて私たちの絆ってやっぱりすごく強いのね~」モシャモシャ

澪「まぁこんなに近くで寝るっていうのもあんまりないことだしな。同じ夢を見ても不思議じゃないかも」

律「てゆーか映画の中に入るなんてほうが非現実的すぎるだろ」

梓「まぁ、そうですね」

149: 2011/04/30(土) 01:46:55.55 ID:M5WQSDYr0
唯「でも私面白かったよ~」

澪「私もだ。夢だから何でもアリって感じだったな」

律「変態と戦ってた私を忘れるなよ唯!」

唯「勿論!あのときのりっちゃんかっこよかったよ~」

律「へへっ照れるじゃねえかコノヤロー!」

梓「まぁでもトドメ刺したのは唯先輩ですけどね」

紬「夢の最初は何だったかしら?」

唯「え~っと確か・・・あっ!」

唯律澪紬梓「筋肉モリモリマッチョマン!」

唯「あはは~みんな覚えてるんだね~」

律「ダイナマイトを唯が手で掴んだときはもう冷や汗もんだったぞ」

梓「夢だからよかったものの現実であんなことするのはやめてくださいよ?」

151: 2011/04/30(土) 01:51:07.74 ID:M5WQSDYr0
唯「大丈夫だよ~あずにゃん。私はあのロボットがかっこよかったな~」

澪「あ~新聞にも載ってたな・・・アイアンマンだっけ?」

律「唯は新聞の英語よく読めまちたね~」ヨシヨシ

唯「私だってあのくらいの英語は読めるのです」エッヘン

紬「?なんの話かしら?」

梓「あ~ムギ先輩はトランクの中でしたね・・・」

唯「まあ後でゆっくり話すよ~ムギちゃん!」

紬「うん!楽しみにしてるわ~」

律「上映も終わったことだしそろそろ帰るか(寝てて観てないけど)」




152: 2011/04/30(土) 01:55:18.18 ID:M5WQSDYr0




澪「なぁ、結局私たち主演の映画ってどういうことだったんだ?」

律「まぁ~チケットくれたおっさんの嘘だったんだろ。客も私たちだけだし繁盛してないからこんな嘘ついてまで来て欲しかったんじゃないかな~」

梓「確かに潰れそうですよね・・・この映画館」

唯「ま!楽しかったから来てよかったよ!」

律澪「だな」

梓「ですね」

紬「そうね~」モシャモシャ

唯「あ~ムギちゃん私も食べていい?」

紬「いいわよ~。みんなもどうぞ~」

唯「わ~い!はむ」モシャモシャ

律「美味いなー。なんで映画館に来るとポップコーン食べたくなるんだろ~な~」モシャモシャ

澪「なんでだろうな~。美味いからじゃないか?」モシャモシャ

紬「答えになってないわ、澪ちゃん!」モシャモシャ

155: 2011/04/30(土) 01:58:16.65 ID:M5WQSDYr0
梓「あ、私と唯先輩こっちですので。今日はありがとうございました先輩方」

律「なんだ~こいつぅ!急に素直になりやがって~」

澪「ああ、また明日な!唯と梓」

紬「気をつけてね~」

唯梓「さようならいおん」

律澪紬「さようならいおん」

律「ふぅ・・・今日は楽しかったけどその分疲れたな~」

澪「そうだな。今日はゆっくり眠れそうだ」

律「まだ寝るつもりかよっ!あ、ムギまたポップコーン頂戴」モシャモシャ

紬「どうぞ~。またこんな体験してみたいわ~」

澪「そうだな。5人同時に同じ夢見るなんて滅多にあるもんじゃないけど・・・またいつか体験したいな(やっぱキャラメル味umeeeee)」モシャモシャ




156: 2011/04/30(土) 01:59:37.03 ID:M5WQSDYr0




唯「ふぅ~今日は本当に不思議で楽しかったね!あずにゃんは今日どうだった?」

梓「勿論楽しかったです!」

唯「うんうん、素直でよろしい」ナデナデ

梓「//////」

唯「あれ?」

梓「どうしました?」

唯「なんか雰囲気違くない?」

梓「・・・?」

唯「なんか来る前と何かが違うような・・・」

梓「そりゃ行く時は昼間で帰ってる今は夕方ですからね」

唯「そうじゃないよ、あずにゃん!なんか・・・あ!平日だ!」

梓「今日は日曜ですよ」

唯「違うよ!スーツの人と制服の人の多いんだよ!」

158: 2011/04/30(土) 02:05:18.97 ID:M5WQSDYr0
梓「それは休日出勤の人とか部活の人とかもいるからじゃないですか?」

唯「休日なのに会社あるの!?」

梓「今どきそういう会社なんてゴロゴロありますよ」

唯「あずにゃん・・・私働きたくなくなってk」

梓「大人になったらちゃんと働いてください!」

唯「うっ・・・でもあずにゃん。おかしいと思ってても働かなくちゃいけないの?」

梓「え?どういう意味ですか?」

唯「世の中には不公平なことや明らかに間違ってることとかあるのに、ただ黙ってるだけじゃ何も変わらないんじゃない?」

梓「・・・続けてください」

唯「皆がわかってたり感じてても皆、誰かがどうにかするだろうって思ってるだけじゃ結局誰も何もしないし何も変わらないんだよ!」

梓「まぁ・・・そうなりますね」

唯「おかしいって思うことはどういう形であれ正していかないといけないんだよ!あずにゃん!」

梓「言いたいことはわかりました。確かにその通りです。でも唯先輩はまだ社会に出てないので唯先輩が働きたくない理由にはなりませんよそれ」

唯「はうっ」

160: 2011/04/30(土) 02:10:42.08 ID:M5WQSDYr0
梓「ふふ・・・帰りましょうか唯先輩」

唯「うん!私たちはまだ高校生だもんね!残りの時間を楽しまないと!」

梓「そうですね。もっともっとずっと一緒にみんなで色んな事を楽しみたいです」

唯「卒業してもそれは終わりじゃないからね!これからもずっと、ずっと仲間だから!」

梓「はい!唯先輩・・・大好き!」

唯「私もあずにゃんが・・・大大好きだよ!」

梓「(/////)・・・あ、あと唯先輩。この借りてたタイツ破けちゃってるんですけど・・・すみません」

唯「いいよ~タイツくらいいっぱい持ってるからあげるよ~」

~完~

163: 2011/04/30(土) 02:34:25.39 ID:rtG7Ynfg0
おつ

引用元: 唯「映画!」