219: 2013/02/23(土) 17:12:54.78 ID:Blb7pQYB0
レイ「バカシンジ、帰るわよ!」シンジ「!?」

ゲンドウ「バカシンジ!!」シンジ「父さん…?」の続きです
220: 2013/02/23(土) 17:19:31.35 ID:Blb7pQYB0
ネルフ本部

シンジ「…え?」キョトン

レイ「なによその顔、さっさと帰るわよ」

シンジ「綾波…だよね?」

レイ「はぁ?あんたバカァ?ふざけたこと言ってないで帰るわよ

もうお腹ペコペコなの!」

シンジ「綾波ってモノマネとかするんだ、意外だなぁ」

レイ「…いい加減にしないと怒るわよ」

シンジ「それに上手いよね、練習したの?」

レイ「…」

221: 2013/02/23(土) 17:26:30.39 ID:Blb7pQYB0
シンジ「あんたバカァ?とかすごく似てたよ」

レイ「おちょくってんの?」キッ

シンジ「そうやってすぐ怒るところとかもn」

レイ「もう我慢できないぃぃいいいい!!!!」バキッ

シンジ「ぐはっ…」バタッ

レイ「もう…そんなにエコヒイキがいいなら……勝手にすれば!?」

シンジ「どうして…だ…よ…綾波…」ガクッ

レイ「!!…バカシンジなんか…バカシンジなんか…大っキライ!!!」タッタッタッ

222: 2013/02/23(土) 17:58:12.06 ID:Blb7pQYB0
『…くん』

シンジ『(誰…だろう)』

『…かり…くん』

シンジ『(綾…波?)』

アスカ「碇くん!!」ユサユサ

シンジ「ん…僕は…何を…」

アスカ「分からない、、着替え終わって出てきたら

碇くんが倒れてた」

シンジ「そうだ…確か綾波に殴られたんだ」

アスカ「え?」

シンジ「ってアスカだったんだね…ビックリしたよもう」

アスカ「?」キョトン

224: 2013/02/23(土) 18:04:00.64 ID:Blb7pQYB0
シンジ「綾波ったら酷いんだよ、急にアスカの真似してきてさ

似てるって褒めたら殴られたんだ、何もあそこまで再現しなくても…」

アスカ「(碇くん、きっと頭を打ち付けて、おかしくなったのね)

碇くん、とりあえず、医務室に」

シンジ「ああ、大丈夫だよ」

アスカ「いいから」

シンジ「…そうだね、一応見てもらおうか

それにしてもアスカまで綾波の真似?」

アスカ「え?」

シンジ「よく似てるけど…2人ともいつからそんなに仲良くなったの?」

アスカ「?(ダメね、碇くん、本当にいかれてきてるわ)」

シンジ「2人が本当に仲良くなったんなら、僕は嬉しいよ」ニコッ

アスカ「///(よくわからないけど、碇くんがポカポカしてる

ポカポカするのは、いいこと、碇くんがポカポカすると

わたしも嬉しい、わたしも、ポカポカする)」

シンジ「アスカ?行こうよ」

アスカ「え、ええ」

226: 2013/02/23(土) 18:40:19.47 ID:Blb7pQYB0
医務室

プシュ

シンジ「あれ、誰もいないや」

アスカ「赤木博士に連絡してみるわ」シュッシュッ

プルルプルル

リツコ『はい』

アスカ「もしもし、赤木博士、碇くんが頭を打ったようなので

診てもらえませんか?」

リツコ『シンジくんが?様子はどう?』

アスカ「会話は正常にできます、でも少し人物に関する記憶が

曖昧になってるようで」

リツコ『…結構強く打ちつけたみたいね、了解、すぐに向かいます』ピッ

アスカ「すぐに来てくれるみたい」

シンジ「そっか」

アスカ「ええ」

227: 2013/02/23(土) 19:06:57.24 ID:Blb7pQYB0
シンジ「…」

アスカ「…」

シンジ「…(アスカと二人きりなんて、家ではよくあるけど

こういう時は緊張するなぁ)」

アスカ「…(碇くんと二人きり…ポカポカする)」

シンジ「…(ずっと無言はよくないよね、よし)」

アスカ「…(何か、話さないと)」

シンジ・アスカ「あの(さ)!」

シンジ・アスカ「!!」

シンジ「あはは、見事に被ったね」

アスカ「そうね」

228: 2013/02/23(土) 19:12:18.57 ID:Blb7pQYB0
シンジ「アスカさ、いつまで綾波の真似してるの?」

アスカ「真似?」

シンジ「そう、真似、上手いけどさ、疲れないのかなーって思って」

アスカ「真似なんかしてないわ」

シンジ「え?」

230: 2013/02/23(土) 20:41:36.94 ID:Blb7pQYB0
プシュ

シンジ「あっ、リツコさん」

リツコ「こんばんは、さて、早速診ましょうか」

シンジ「よろしくお願いします」

リツコ「アスカの話だと少し記憶に曖昧なところが見られるようね

私は誰か分かる?フルネームで答えて」

シンジ「(曖昧…?何もおかしくないと思うけどなぁ…)

赤木リツコさんです」

リツコ「では次にシンジくんの身近な人物の写真を見せていきます

これも本名で答えて」

シンジ「はい」

リツコ「これは?」

シンジ「ミサトさん…葛城ミサトさんです」

リツコ「これは?」

シンジ「冬月コウゾウ副司令です」

231: 2013/02/23(土) 20:47:51.04 ID:Blb7pQYB0
リツコ「じゃあ…これは?」

シンジ「父さ…碇ゲンドウ司令です」

リツコ「これは?」

シンジ「伊吹マヤさんです」

リツコ「最後に…これは?」

シンジ「…誰ですか?この長髪の人」

リツコ「おかしいわね…私も誰か分からないわ」

アスカ「確か、青なんとかって人です」

シンジ「…あー」

リツコ「いたわね、そういえば」

232: 2013/02/23(土) 20:58:56.84 ID:Blb7pQYB0
司令室

シゲル「へっくしゅ!!」

マコト「おいおい、手でぐらい抑えろよ」

マヤ「不潔です」

シゲル「ごめんごめん」

マコト「ていうか誰だよお前」

マヤ「部外者は出ていってもらえますか?」

シゲル「」

233: 2013/02/23(土) 22:30:27.42 ID:Blb7pQYB0
医務室

リツコ「…特に記憶障害があるわけではなさそうね」

シンジ「ですよね、自分でも正常だとは思ってたんですけど」

リツコ「どうしてそう思ったの?アスカ」

アスカ「(赤木博士まで…)碇くんが、私のことを2号機の人と間違えていたので」

リツコ「アスカ、あなた大丈夫?」

アスカ「何がですか?」

リツコ「今、あなたは2号機の人、つまりアスカと間違われたと言ったわね?」

アスカ「はい」

リツコ「…アスカの方が検査する必要がありそうね」

シンジ「大丈夫ですよリツコさん、アスカは綾波の真似をしてるだけですから

だよね?アスカ」

アスカ「真似なんかじゃない、わたしは、綾波レイ」

シンジ・リツコ「え」

241: 2013/02/24(日) 14:29:11.66 ID:q0uTU+c00


レイ「バカシンジのやつ、人のことエコヒイキエコヒイキって…

あたしの気も知らないで…はぁ…」トボトボ

ヒカリ「綾波さん!」

レイ「ヒカリじゃない、って…あんたも何?」イラッ

ヒカリ「え…どうしたの?何かあった?」

レイ「あんたもエコヒイキのほうがいいんだ」イライラ

ヒカリ「エコヒイキ?(それってアスカが綾波さんに使ってる呼び方よね?)」

レイ「ヒカリまで…ひどい…うっ…」グスッ

ヒカリ「え…大丈夫?」

レイ「近寄らないで!!バカシンジもヒカリも何なのよ!!!」ダッ

ヒカリ「綾波さ…行っちゃった」

242: 2013/02/24(日) 14:36:06.00 ID:q0uTU+c00
レイ「…もうイヤ」グスッ

トウジ「おう、綾波やんけー」

ケンスケ「シンクロテストの帰り?」

バキッドゴッガスッ

トウジ・ケンスケ「いやー…んな感…じ…」ガクッ

245: 2013/02/25(月) 13:04:17.05 ID:uqHcAcPB0
ミサト宅

プシュ

レイ「ただいまー」

ペンペン「クワッ!?」

レイ「…なに驚いてんのよ、唐揚げにでもされたいわけ?」キッ

ペンペン「ガーッ」タッタッタッ

レイ「ペンペンもエコヒイキの方がいいのね…

まぁ中の人が一緒だししょうがないか」

グーッ

レイ「ちょっと小腹が空いたわねー

お菓子…ちょっとだけ食べよ!」

レイ「おっとその前に…手、洗わなきゃね」

246: 2013/02/25(月) 13:24:16.36 ID:uqHcAcPB0
医務室

リツコ「ちょっと…状況が飲み込めないわ

あなたは式波・アスカ・ラングレー大尉、でいいわね?」

アスカ「いいえ、綾波レイです」

シンジ「真似じゃないの…?」

リツコ「もし真似なら、悪ふざけはここまでにしてちょうだい」

アスカ「碇くんと赤木博士こそ、からかうのは止めてください」

シンジ「どうしちゃったんだよアスカ…

(綾波の性格にアスカの身体?…最高じゃないか!!!)」ハアハア

リツコ「シンジくん?どうしたの?」

シンジ「い、いえ…」

247: 2013/02/25(月) 13:28:20.05 ID:uqHcAcPB0
リツコ「本当にふざけているわけではないのね?」

アスカ「はい」

シンジ「(ダメだ、清楚なアスカなんて…反則すぎるよ!!)」ハアハア

リツコ「どういうことかしら…あなた、鏡は見た?」

アスカ「いえ」

リツコ「なら一度見てみなさい

自分の目で、確認して」パッ

アスカ「!!」

248: 2013/02/25(月) 13:40:31.18 ID:uqHcAcPB0
ミサト宅

レイ「なんで…なんでエコヒイキが映ってるのよ」サワッ

レイ「髪も短い…色も違う…胸は」チラッ

レイ「…まぁギリ勝ってるわね」グッ

レイ「ってそんなこと言ってる場合じゃないわ!!

どうすんのよこれ…」ガクッ

252: 2013/02/25(月) 23:20:53.66 ID:uqHcAcPB0
医務室

アスカ(レイ)「2号機の人…」

リツコ「これで納得してもらえた?」

アスカ(レイ)「…はい」

リツコ「何か心当たりはある?」

アスカ(レイ)「いえ」

リツコ「そう…困ったわね、こうなった原因が分かれば

色々と助かるのだけれど」

シンジ「綾波がこうなったということは

アスカも…だからあんな感じだったんだ」

リツコ「アスカもなの?」

253: 2013/02/25(月) 23:36:25.52 ID:uqHcAcPB0
シンジ「はい、身体は綾波で中身はアスカみたいでしたから」

リツコ「今どこにいるかわかる?」

シンジ「殴られて気を失ってたみたいなので…分からないです

多分家に帰ってるんじゃないですか」

リツコ「探しだして連れてきてもらえる?」

シンジ「分かりました、アス…綾波はどうする?」

アスカ(レイ)「…やめておくわ、彼女、わたしを見たら

パニックになるかもしれないから」

シンジ「分かった、じゃあ、いってきます」

257: 2013/02/26(火) 12:04:17.01 ID:U6ptRKru0
ミサト宅

シンジ「ただいまー、アスカいるー?」

シーン

シンジ「(帰ってないのかな…?)アスカー?」

258: 2013/02/26(火) 12:13:18.19 ID:U6ptRKru0
シンジ「(でも靴はあるから…もしかして…

ショックで…氏んd)何を考えてるんだ僕は…

アスカァー!!」

レイ「うっさいわねー…」ゴシゴシッ

シンジ「あやな…アスカ…良かった、生きてたんだね」

レイ「はぁ?あたしが氏んでると思ってたわけ?」

260: 2013/02/26(火) 12:19:58.62 ID:U6ptRKru0
シンジ「ま、まさか、そんなこと思うわけないだろ!」

レイ「ふん…」ゴシゴシッ

シンジ「寝てたの?」

レイ「うん」

シンジ「そっか、リツコさんがさ、アスカを連れてきてって」

レイ(アスカ)「そう…」

261: 2013/02/26(火) 14:01:04.81 ID:U6ptRKru0
シンジ「じゃあ、行こう」

レイ(アスカ)「待って」ガシッ

グーッ

レイ(アスカ)「お腹…空いた」カーッ

シンジ「あはは、じゃあちょっと何か作るよ」

レイ(アスカ)「…お願い」

262: 2013/02/26(火) 14:20:51.59 ID:U6ptRKru0
シンジ「はい、どうぞ」

レイ(アスカ)「ありがと、あんたってホント

料理の腕だけは凄いわよね~、料理だけは」

シンジ「そうかな、じゃがいもを薄く切って揚げただけなんだけどね」テレッ

レイ(アスカ)「(料理だけじゃないんだけどね、ホントは)

他はダメシンジだけど」カリッ

シンジ「なんだよそれ」ムッ

263: 2013/02/26(火) 14:28:14.28 ID:U6ptRKru0
レイ(アスカ)「ごちそーさま」

シンジ「お粗末さま」

レイ(アスカ)「ふーっ」

シンジ「片付けるよ」ガタッ

レイ(アスカ)「はいよー」

264: 2013/02/26(火) 14:33:10.42 ID:U6ptRKru0
レイ(アスカ)「…」

シンジ「…」カチャカチャ

レイ(アスカ)「…ねえ、バカシンジ」

シンジ「どうしたの?」

レイ(アスカ)「アンタってさ、エコヒイキのこと

…す、好きなの?」

シンジ「!!ごほっごほっ…きゅ、急になんだよ…」

レイ(アスカ)「ちょ、ちょっと気になったのよ」

シンジ「そ、そっか…」

レイ(アスカ)「ど、どうなのよ…」ゴクッ

シンジ「綾波のことは…好きだよ」

レイ(アスカ)「!!」

265: 2013/02/26(火) 14:42:36.30 ID:U6ptRKru0
シンジ「で、でも誤解しないでね、そういう好きとはちg」

レイ(アスカ)「ううっ…」グスッ

シンジ「アスカ?」

レイ(アスカ)「ううううううううう」ポロポロ

シンジ「な、泣いてるの?アスカ?」

レイ(アスカ)「もう…知らない」ダッ

シンジ「ア、アスカぁ?」

プシュ

シンジ「アスカ!!…追いかけないと!!

(でもなんでアスカが怒るんだ?)」ダッ

266: 2013/02/26(火) 14:53:46.19 ID:U6ptRKru0
ネルフ本部

リツコ「遅いわね、シンジくん」

ミサト「そうねー、探すのに手間取ってるとか?」

アスカ(レイ)「一緒に行っておけばよかった…」

リツコ「いえ、あなたの判断は正しかったわ

ああ見えてアスカ、心は繊細だから」

267: 2013/02/26(火) 15:18:13.57 ID:U6ptRKru0


シンジ「アスカぁ!待ってよ!!」タッタッタッ

レイ(アスカ)「来ないで!!」タッタッタッ

シンジ「お願いだから…止まってよ!!」タッタッタッ

レイ(アスカ)「アンタなんか…エコヒイキのところに行っちゃえばいいのよ!!」タッタッタッ

シンジ「なんで…なんでそこで綾波が出てくるんだよ!!」タッタッタッ

レイ(アスカ)「好きなんでしょ!?だからよ!!」タッタッタッ

シンジ「好きって…そういう意味じゃないよ!!

僕が好きなのは…」

キィィィィイイイッ

269: 2013/02/26(火) 15:47:37.08 ID:U6ptRKru0
シンジ「うわああああああ!!!!」

ドンッ

キキィィィイイイッ

レイ(アスカ)「え?…シンジ?」タッタッタッ

270: 2013/02/26(火) 15:50:55.92 ID:U6ptRKru0
ガチャ

黒服「君!大丈夫か!?」

???「…シンジ!!」

レイ(アスカ)「どおおおおりゃああああ!!!」

バキッドゴッ

271: 2013/02/26(火) 15:55:50.86 ID:U6ptRKru0
黒服「ぐっ…」ガクッ

???「ぬうっ…シン…ジ…」ガクッ

レイ(アスカ)「はぁ…はぁ…シンジ!!大丈夫!?」ユサユサ

シンジ「…」

レイ(アスカ)「ねぇ…シンジ!!…返事ぐらい…しなさいよ」ユサユサ

シンジ「…」

レイ(アスカ)「シンジぃ!!!!」

272: 2013/02/26(火) 16:11:48.85 ID:U6ptRKru0
シンジ「…ん」

レイ(アスカ)「シンジ!?」ポロポロ

シンジ「あ…や…なみ?」

レイ(アスカ)「!!…違うわよ…アスカよ…」グスッ

シンジ「あっ…そっか、入れ替わったんだったね…ごめん」

レイ(アスカ)「謝らなくていい!!…大丈夫?」

シンジ「大丈夫…上手く車が避けてくれて、かすっただけだから」

レイ(アスカ)「もう…良かった…うっ」

シンジ「心配かけてごめんね」

レイ(アスカ)「ううううううううう」ボロボロ

シンジ「ホントにごめん」

レイ(アスカ)「いい…から…アンタが無事なら…それで…」

シンジ「アスカ、さっきのことなんだけど…」

キィィイイイ

273: 2013/02/26(火) 16:19:21.81 ID:U6ptRKru0
ガチャ

ミサト「アスカ!シンジくん!!」

レイ(アスカ)「ミサト!!」

シンジ「ミサトさん…」

ミサト「大丈夫?」

シンジ「はい…」

レイ(アスカ)「どうしてここが分かったの?」

ミサト「碇司令の車が事故ったって連絡があって…」

シンジ・レイ(アスカ)「え」

275: 2013/02/26(火) 17:12:20.64 ID:U6ptRKru0
ネルフ本部 病棟

シンジ「まさかあの車に父さんが乗ってたなんてね…」

ミサト「ホント、すごい偶然よねー」

レイ(アスカ)「あの、碇司令…ごめんなさい!!」ペコッ

ゲンドウ「ああ」

レイ(アスカ)「シンジが撥ねられたと思って、無我夢中で…

本っ当にごめんなさい!!」ペコッ

ゲンドウ「いいんだ、しかしレイ、いつからそんなに強くなったんだ?」

シンジ「あ…父さn」

ドゴォ

276: 2013/02/26(火) 17:18:32.46 ID:U6ptRKru0
ゲンドウ「ひっ」

レイ(アスカ)「…碇司令、あたしはアスカです」ニコッ

ゲンドウ「何を言ってるんだレイ、お前はレイd」

ドゴォ

レイ(アスカ)「碇司令、アスカです」ニコッ

ゲンドウ「ひぃぃいいいい」チョロチョロ

シンジ「アスカ!父さんは2人が入れ替わったことは知らないよ!」

レイ(アスカ)「あっ、そうだった…ごめんなさい!!」

ゲンドウ「はは…いいんだ…いいんだ…」ガクガク

ゲンドウ「赤木くん」ボソッ

リツコ「はい」

ゲンドウ「私の病室の壁の補修と…代えの下着を持ってきてくれ」

リツコ「(漏らしたのね…)はい、すぐに」

277: 2013/02/26(火) 17:37:01.88 ID:U6ptRKru0
シンジ「リツコさん、綾波は?」

リツコ「レイならマヤに検査してもらってるわ

アスカも後で検査、あるから」

レイ(アスカ)「はーい」

ミサト「そろそろ行きましょうか」

リツコ「そうね、司令、お大事に」

シンジ「また来るよ、父さん」

レイ(アスカ)「…失礼します」

プシュ

279: 2013/02/26(火) 17:56:27.89 ID:U6ptRKru0
司令室

プシュ

ミサト「ただいま~」

マコト「おかえりなさい」

シゲル「おかえりなs」

ミサト「誰?」

シゲル「」

280: 2013/02/26(火) 18:01:52.66 ID:U6ptRKru0
マヤ「先輩!レイの検査、終わりました」

リツコ「ありがとう、どうだった?」

マヤ「特に異常は見られませんでした」

リツコ「そう、ということはアスカも同じ結果になる

可能性が高いわね」

レイ(アスカ)「じゃあ…」

リツコ「ダメよ、念の為に検査は受けてもらいます」

レイ(アスカ)「ちぇ…」

281: 2013/02/26(火) 18:23:17.14 ID:U6ptRKru0
アスカ(レイ)「碇くん」

シンジ「綾波、検査お疲れさま」

アスカ(レイ)「ありがとう」

レイ(アスカ)「変な感じ、目の前にあたしがいるみたいで」

アスカ(レイ)「わたしも、同じ」

シンジ「そういえば、アスカは心当たりないの?

こうなったことの」

レイ(アスカ)「んー…ないわね、気づいたら入れ替わってた」

アスカ(レイ)「わたしも、同じ」

シンジ「そっか…」

282: 2013/02/26(火) 18:32:10.32 ID:U6ptRKru0
リツコ「アスカ、検査よ」

レイ(アスカ)「はーい」

シンジ「いってらっしゃい」ニコッ

レイ(アスカ)「い、いってくるわ、精々待ってなさいよ!」

シンジ「分かってるよ」

レイ(アスカ)「(顔が…熱い)」ニヘラ

ミサト「アスカー、素直じゃないわね~」

レイ(アスカ)「うっさいわね!!リツコ!早く済ませるわよ!!」

リツコ「はいはい」

290: 2013/02/27(水) 13:45:01.31 ID:Oo04+hiZ0
ミサト「さて、と、2人とも帰っていいわよ」

シンジ「まだ帰れませんよ、アスカを待たないと」

ミサト「あらシンちゃん、相変わらず優しいわねー」ニヤニヤ

シンジ「か、からかわないでくださいよ!待っておかないと

あとで何言われるか分かったもんじゃないんですから…」

アスカ(レイ)「(なぜかしら、ムカムカする)」

292: 2013/02/27(水) 14:03:43.20 ID:Oo04+hiZ0
ミサト「じゃあ私は仕事に戻るわ、帰りちょっと遅くなるかも」

シンジ「分かりました」

ミサト「じゃーね」

プシュ

シンジ「…」

アスカ(レイ)「…」

294: 2013/02/27(水) 14:13:35.73 ID:Oo04+hiZ0
シンジ「…(入れ替わったってことは、さっきはアスカとじゃなくて

綾波と二人きりだったてことか、で今も…)」

アスカ(レイ)「…(また、碇くんと二人きり…ポカポカする)」

シンジ「…(ダメだ、綾波と二人きりなんて、余計何を話していいのかわからない)」

アスカ(レイ)「…(碇くんは、わたしといたらポカポカする?…気になる)」ジーッ

シンジ「ど、どうしたの?綾波」

アスカ(レイ)「(逃げたらダメ逃げたらダメ逃げたらダメ)…碇くんは

わたしといて、ポカポカする?」

シンジ「え、ポカポカ?」

アスカ(レイ)「そう、ポカポカ」

295: 2013/02/27(水) 14:25:19.55 ID:Oo04+hiZ0
シンジ「それって、どういう意味かな?」アセアセ

アスカ(レイ)「よく、わからない

でもわたしは、碇くんといると、ポカポカする」

シンジ「嬉しいってこと…?」

アスカ(レイ)「多分、そう」

シンジ「(嬉しい…アスカに…嬉しい)ぼ、僕もアスカといると

ポ、ポカポカするよ…あ」

アスカ(レイ)「碇くん…酷い」グスッ

シンジ「(し、しまった)ご、ごめん綾波」オロオロ

296: 2013/02/27(水) 14:47:12.62 ID:Oo04+hiZ0
アスカ(レイ)「いくら、身体が2号機の人だからって…」ポロポロ

シンジ「ホントにごめん、綾波」オロオロ

アスカ(レイ)「凄く…ムカムカするわ」キッ

シンジ「ひっ」ビクッ

アスカ(レイ)「碇くん」ガタッ

シンジ「は、はい!」ビクッ

アスカ(レイ)「碇くんは…わたしのこと…どう思ってるの?」

シンジ「綾波のこと…?」

297: 2013/02/27(水) 14:49:32.51 ID:Oo04+hiZ0
アスカ(レイ)「ええ」

シンジ「好き…だよ」

アスカ(レイ)「…ホントに?」グスッ

シンジ「うん、でも…」

プシュ

298: 2013/02/27(水) 15:02:47.05 ID:Oo04+hiZ0
レイ(アスカ)「あー、やっと終わったー」ゴキッゴキッ

シンジ「アスカ、お疲れさま」ニコッ

レイ(アスカ)「///さっさと帰るわよ!!」スタスタ

シンジ「ま、待ってよアスカ!」タッタッタッ

プシュ

アスカ(レイ)「(碇くんは…わたしのことが…好き)」ポカポカ

リツコ「レイ?どうしたの?」

アスカ(レイ)「いえ、なんでも、失礼します」スタスタ

プシュ

299: 2013/02/27(水) 15:04:59.76 ID:Oo04+hiZ0
廊下

スタスタ

アスカ(レイ)「(2号機の人に…勝った…!!)」グッ

305: 2013/02/27(水) 22:49:21.88 ID:Oo04+hiZ0


レイ(アスカ)「もう夜ね」

シンジ「そうだね、お腹空いた?」

レイ(アスカ)「うん、あまりの空腹でお腹と背中がひっつくぐらい」

シンジ「はは、今日は何が食べたい?」

レイ(アスカ)「んーと…ハンバーグ」

シンジ「またハンバーグ?3日連続だよ?」

レイ(アスカ)「うっさいわねー、あんたの作るハンバーグが…その…

一番好きだから…」ボソッ

シンジ「え?」

レイ(アスカ)「な、なんでもないわよ!!」

シンジ「?そっか」

306: 2013/02/27(水) 23:27:17.31 ID:Oo04+hiZ0
レイ(アスカ)「ねえバカシンジ」

シンジ「ん?」

レイ(アスカ)「撥ねられる前、何か言おうとしてなかった?」

シンジ「あー…うん」

レイ(アスカ)「何よ…言いなさいよ」ドキドキ

シンジ「あのねアスカ、僕が好k」

キィィィィイイイッ

307: 2013/02/27(水) 23:32:30.17 ID:Oo04+hiZ0
トウジ「おーうシンジ」

シンジ「トウジ」

ケンスケ「よっ、碇…とあ、綾波だ!!」

レイ(アスカ)「またあんたたちか…また…」ドクン

シンジ「?」

トウジ「に、逃げるでケンスケ!!」

ケンスケ「ああ、またな!碇!!」

ギュゥゥゥウウン

シンジ「ははは、自転車ってあんなにスピード出るんだね

それにしてもどうしたんだろう、2人共」

レイ(アスカ)「…」ムカムカ

310: 2013/02/28(木) 00:09:56.63 ID:uqHirycb0
シンジ「…」

レイ(アスカ)「ねえ」

シンジ「どうしたの?」

レイ(アスカ)「あんたバカァ?さっきの続き、言いなさいよ!」

シンジ「も、もう着くし、あとで言うよ!」アセアセ

レイ(アスカ)「今、言って」ドキドキ

シンジ「(強気な綾波もいいなぁ…は、何を考えてるんだ僕は)…」

レイ(アスカ)「早く…!!」ドキドキ

シンジ「わ、分かったよ…」ゴクッ

シンジ「僕がす、好きなのは…」

レイ(アスカ)「うん…」

ミサト「2人共何してるのー?」ニヤニヤ

シンジ・レイ(アスカ)「うわあ(きゃあ)!!」

311: 2013/02/28(木) 00:25:49.52 ID:uqHirycb0
ミサト「そ、そんなに驚かなくたっていいじゃないのよー」

シンジ「急に現れたら誰だってビックリしますよ!」

レイ(アスカ)「空気読みなさいよ!!」

ミサト「はいはい、邪魔者はさっさと消えますよ~」

タッタッタッ

レイ(アスカ)「もう…」

シンジ「はは…僕たちも帰ろっか」

レイ(アスカ)「…そうね」シュン

312: 2013/02/28(木) 00:37:33.65 ID:uqHirycb0
ミサト宅

シンジ「ただいまー」

ミサト「あら、もう帰ってきたの?」

シンジ「話って雰囲気じゃなくなったんで…はは」

レイ(アスカ)「ミサトー」タッタッタッ

ミサト「何?」

レイ(アスカ)「覚えときなさいよ、三十路」ボソッ

ミサト「ひぃ」ゾクッ

シンジ「?」

313: 2013/02/28(木) 00:43:28.48 ID:uqHirycb0
リビング

ミサト「ホント不思議ねー」モグモグ

レイ(アスカ)「何がよ」モグモグ

ミサト「アスカがいなくて、レイがいる食卓が」モグモグ

シンジ「心はアスカでも見た目が綾波だと違和感がありますね」

レイ(アスカ)「特にあたし自身違和感はないのよ

感覚が違ったりもないし」

シンジ「肉、大丈夫だもんね」

315: 2013/02/28(木) 00:55:16.38 ID:uqHirycb0
シンジの部屋

シンジ「(やっぱり…変な感じだったな

いつものアスカなんだけど、そのアスカは綾波で…)」

ガラッ

シンジ「誰?」

レイ(アスカ)「起きてたのね」

シンジ「うん…」

316: 2013/02/28(木) 01:00:02.41 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「今日は、ここで寝るわ」

シンジ「え?…ちょ…(これは…チャンスかもしれない!!)」

レイ(アスカ)「変なこと考えてたら、大事な玉握りつぶすわよ」

シンジ「…はい」ガクガク

レイ(アスカ)「さっきの続き…今度こそ言いなさいよ」

317: 2013/02/28(木) 01:03:35.30 ID:uqHirycb0
シンジ「い、今じゃなきゃダメかな?」

レイ(アスカ)「ダメよ、気になるじゃない…」

シンジ「(ちょっと眠くなってきたな…)そんな…」

レイ(アスカ)「早く言いなさいよ…」

シンジ「(なんだか…急に眠気が…)ふぁ…」

319: 2013/02/28(木) 01:16:01.88 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「ちょっと…眠いの?」

シンジ「(眠っちゃダメだ眠っちゃダメだ眠っちゃダメだ)

そ、そんなことないよ」

レイ(アスカ)「そ…じゃあ早く」

320: 2013/02/28(木) 01:20:06.42 ID:uqHirycb0
シンジ「(ダメだ…もう…アス…)」スーッ

レイ(アスカ)「(…まだかな)」ドキドキ

シンジ「…」スーッスーッ

レイ(アスカ)「シンジ?…寝たの?」

シンジ「…」スーッ

321: 2013/02/28(木) 01:26:56.65 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「はぁ…なんでこういう時にね…はぁ」

シンジ「…」スーッ

レイ(アスカ)「(好きなのはエコヒイキってこいつは言ったわ…

その後、何かを言おうとしてた)」ジーッ

レイ(アスカ)「(…もしかしてあたしのこと?

いいえ、期待は出来ないわ…)ふぁ…なんだか

あたしも眠くなってきたわね…」

レイ(アスカ)「(寝顔、可愛い…)おやすみ、ニブシンジ」

322: 2013/02/28(木) 01:30:55.54 ID:uqHirycb0
翌朝

ガラッ

ミサト「シンジくん!起き…て…」

シンジ「ん…おはようございます、ミサトさん」

アスカ「…うっさいわねー」

ミサト「アスカ、なんでシンジくんの部屋に…

ってそんなことより!使徒よ!」

327: 2013/02/28(木) 12:54:52.48 ID:uqHirycb0
車内

ミサト「状況は?」

マコト『現在戦自が応戦していますが…あまり思わしくありません』

シゲル『全滅も時間の問題かと』

ミサト「(…誰?)そう、足止めになってるならいいわ」

328: 2013/02/28(木) 13:00:27.38 ID:uqHirycb0
ミサト「ところでシンちゃん、アスカ、部屋で何してたの?」ニヤニヤ

シンジ「何って…寝てただけですよ、ね、アスカ」

レイ(アスカ)「え、ええ…何も…してこなかったわ」

ミサト「いいわねー、そういうの

でもあなたたち、まだ中学生なんだから、よく考えて行動してね」

シンジ「分かってますよ、それにアスカとはそういうのじゃないですから」

レイ(アスカ)「…」ズキッ

シンジ「(からかわれるの嫌だから、否定しちゃった…

そういえば昨日、言えずに寝ちゃったな…)」

329: 2013/02/28(木) 13:27:26.61 ID:uqHirycb0
ネルフ本部司令室

マヤ「葛城一左、セカンド、及びサード・チルドレン、到着しました!」

ミサト「レイは?」

アスカ(レイ)「います」

ミサト「では3人共、すぐに着替えて!」

330: 2013/02/28(木) 13:36:46.84 ID:uqHirycb0
女子更衣室

レイ(アスカ)「…」ヌギヌギ

アスカ(レイ)「…」ヌギヌギ

レイ(アスカ)「…エコヒイキ」

アスカ(レイ)「何?」

レイ(アスカ)「…あんたって、あのバカのことどう思ってんのよ」

331: 2013/02/28(木) 13:59:50.81 ID:uqHirycb0
アスカ(レイ)「バカ?」

レイ(アスカ)「バカと言ったらバカシンジよ」

アスカ(レイ)「シンジ…碇くん?」

レイ(アスカ)「そうよ、で、どう思ってんの?」プシュ

アスカ(レイ)「…ポカポカする」

レイ(アスカ)「ポカポカァ?何よそれ」

アスカ(レイ)「分からない、でも、碇くんといると、ポカポカする」プシュ

レイ(アスカ)「嬉しいってこと?」

アスカ(レイ)「多分、そう」

レイ(アスカ)「ふ、ふーん、じゃ、あたし、先に行くわよ」

アスカ(レイ)「待って」

332: 2013/02/28(木) 14:29:44.35 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「何よ」

アスカ(レイ)「碇くん、わたしとポカポカするって…好きって、言ったわ」

レイ(アスカ)「!!…ホントなの?それ」

アスカ(レイ)「ええ」

レイ(アスカ)「そっか…まあ別に?バカシンジが誰を好きだろうが?

あたしには関係ないことだし、どうでもいいわ!」

アスカ(レイ)「そう」

レイ(アスカ)「そんなことを言うためだけにこのあたしを

呼び止めたってわけぇ?」

アスカ(レイ)「ごめんなさい」

レイ(アスカ)「ふん…」

プシュ

アスカ(レイ)「…」

333: 2013/02/28(木) 14:38:11.67 ID:uqHirycb0
廊下

レイ(アスカ)「バカシンジのやつ…何よ

やっぱりエコヒイキのこと…好きだったんじゃ…ない」

レイ(アスカ)「ううっ…うううう…」ポロポロ

334: 2013/02/28(木) 15:04:04.17 ID:uqHirycb0
男子更衣室

シンジ「…」ヌギヌギ

シンジ「(結局アスカに…好きって言えてないや

…綾波のこと、誤解してないかな

綾波のことは好きだけど、異性としてじゃなくて

妹、というか…妙に親近感が沸くから…)」プシュ

シンジ「(今来てる使徒を倒したら…言おう)」

プシュ

335: 2013/02/28(木) 15:21:16.09 ID:uqHirycb0
司令室

リツコ「ミサト」

ミサト「どうしたの?」

リツコ「レイとアスカのことだけど…どうするの?」

ミサト「どうするって…あ」

リツコ「分かった?入れ替わってるのよあの子たち

乗せるエヴァも入れ替える?」

ミサト「そうね…そうしないと起動しないだろうし」

リツコ「了解」

337: 2013/02/28(木) 15:30:23.49 ID:uqHirycb0
リツコ「シンクロ率…入れ替わる前と変わりないわね」

マヤ「身体はあまり影響しないんですね」

リツコ「そうね」

ミサト「3人とも、行ける?」

シンジ「行けます」

アスカ(レイ)「はい」

レイ(アスカ)「…」

ミサト「アスカ?」

レイ(アスカ)「いけるわよ」

ミサト「(何かあったのかしら)

よし、エヴァンゲリオン、発進!!」

シンジ「(アスカ…)」

338: 2013/02/28(木) 15:37:40.40 ID:uqHirycb0
ガァァン

シーン

レイ(アスカ)「使徒は…?」

シンジ「…いないじゃないか」

アスカ(レイ)「どこ…?」

339: 2013/02/28(木) 15:40:54.23 ID:uqHirycb0
司令室

リツコ「使徒が…消えた?」

シゲル「(チャド…)」

マコト「おい、お前今余計なこと考えてただろ?」

マヤ「不潔です」

ミサト「退出させなさい」

シゲル「え?」

黒服「失礼します」ガシッ

シゲル「な、何をするんだ…やめろーーーーー!!!!」

340: 2013/02/28(木) 15:45:00.57 ID:uqHirycb0
マヤ「エヴァが出撃するまでは確認できたのに…」

リツコ「どういうことかしら」

ミサト「3人とも、気をつけて!

目標は姿を消す能力を持っている可能性があるわ!」

341: 2013/02/28(木) 15:50:41.28 ID:uqHirycb0
シンジ「なんだよそれ…それじゃあどうしようもないじゃないか」

レイ(アスカ)「銃で周りを撃ちまくるとか?」

アスカ(レイ)「下手に動くとかえって危険、ここは、目標が現れるまで、待つべき」

シンジ「そうだね、待とう」

レイ(アスカ)「はいはい、ごちそうさま」

シンジ「いきなりなんだよアスカ…」ムッ

レイ(アスカ)「ふん…」

ヒュッ

342: 2013/02/28(木) 16:30:08.09 ID:uqHirycb0
スパッ

アスカ(レイ)「きゃああああああ!!!」

シンジ「綾波ぃ!!」

レイ(アスカ)「エコヒイキ!…足が!」

アスカ(レイ)「っ…わたしはいいから…早く使徒を!」

シンジ「くそぉ!」ダダダダ

レイ(アスカ)「ど、どこにいるのよ…出て来なさいよ!!」ダダダダ

343: 2013/02/28(木) 16:40:04.21 ID:uqHirycb0
司令室

マヤ「零号機、右足切断!」

ミサト「レイのシンクロ率を60%にカット!

…どうすればいいのかしら」

344: 2013/02/28(木) 16:48:38.10 ID:uqHirycb0
シンジ「はぁ…はぁ…ダメだ、当たらない」

レイ(アスカ)「くっ…どうすればいいのよ!」

ヒュッ

スパッ

シンジ「うわあああああ!!!」

レイ(アスカ)「シンジ!?こんのぉぉおおおお!!!」ダッ

ミサト『アスカ!待ちなさい!!』

スパッ

345: 2013/02/28(木) 16:53:49.26 ID:uqHirycb0
マヤ『初号機、左腕切断!…弐号機は腹部に損傷!』

ミサト『両機ともシンクロ率をカット!

一旦引くしかないわね…』

シンジ「ぐっ…」

レイ(アスカ)「うぐぅっ…」

アスカ(レイ)「あ、あれは…?」

シンジ「血が…浮いてる?」

346: 2013/02/28(木) 17:04:59.17 ID:uqHirycb0
シンジ「返り血か…お陰でどこにいるか分かるよ!

うおおおおお!!!」ダダダダ

使徒「…」シュッ

アスカ(レイ)「碇くん危ない!」ドンッ

スパッ

シンジ「はやなみ!?」

アスカ(レイ)「…」ドスン

マヤ『零号機、完全に沈黙!』

ミサト『シンジくん!アスカ!レイを連れて早く引いて!』

347: 2013/02/28(木) 17:11:32.15 ID:uqHirycb0
シンジ「分かりまs」

スパッ

シンジ「うわあああああ!!!」

レイ(アスカ)「シンジ!」

マヤ『初号機、両足切断…完全に沈黙…』

ミサト『マズい…!!』

348: 2013/02/28(木) 17:21:14.73 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「(…シンジもエコヒイキも動けない

逃げ道は使徒に潰された、援護はもう期待できない…)

あたしがなんとかするしかないじゃない…!!」

レイ(アスカ)「(…使うなとは言われたけど、今使わなきゃいつ使うのよ…!!)

モード反転!裏コード…"ザ・ビースト"!!」ガコン

メキメキメキ

レイ(アスカ)「っ…痛…行くわよ!弐号機!!」ダッ

350: 2013/02/28(木) 17:46:29.41 ID:uqHirycb0
司令室

マコト「エヴァにこんな機能が…?」

リツコ「(これは…あれほど使うなといっておいたのに…)」

マヤ「すべて規格外です!!」

ミサト「アスカ…」

ミサト「アスカ…」

351: 2013/02/28(木) 17:54:17.34 ID:uqHirycb0
司令室

マコト「エヴァにこんな機能が…?」

リツコ「(これは…あれほど使うなといっておいたのに…)」

マヤ「すべて規格外です!!」

ミサト「アスカ…」

353: 2013/02/28(木) 18:21:37.60 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「どおおおおりゃああああ!!!」ガッ

使徒「グオオオオオ」バキッ

レイ(アスカ)「うっ…負けてらんないのよぉぉおおお!!!

シンジの前でなんかぁぁあああ!!!」ドゴッ

シンジ「僕も…助けに行かないと!!」

354: 2013/02/28(木) 18:27:54.85 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「おらぁ!!」ベリベリ

レイ(アスカ)「よし、これでコアが…!!」

シンジ「アスカ!!」ダッダッダッ

レイ(アスカ)「シンジ!?」

使徒「!!」シュッ

ザクッ

355: 2013/02/28(木) 18:44:47.47 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「うぐっ!!!」

シンジ「アス…」

シュッ

スパッ

ドーン

使徒「…」スーッ

シンジ「ア、アス…カ…」グググッ

使徒「…」ザクッザクッ

シンジ「うあっ…ぐっ…ああ」

レイ(アスカ)「シンジぃ!」

356: 2013/02/28(木) 18:47:39.22 ID:uqHirycb0
司令室

マヤ「もう…もう見たくありません!!」

ミサト「シンジくん…!!」

リツコ「もう打つ手は…ないわ」

マヤ「そんな!」

357: 2013/02/28(木) 18:50:35.75 ID:uqHirycb0
使徒「…」ザクッザクッ

シンジ「うぐっ…あっ」

レイ(アスカ)「(このままじゃシンジが…シンジが…

でも、どうすれば…)…こうするしかないわね

…式波・アスカ・ラングレー、最後の仕事よ」

レイ(アスカ)「どおおおおりゃああああ」バッ

358: 2013/02/28(木) 18:58:30.38 ID:uqHirycb0
司令室

マヤ「2号機、目標に密着!」

ミサト「アスカ!?何をするつもり!?」

レイ(アスカ)『こうするしか…もう方法がないの』

リツコ「まさか…自爆するつもり?」

ミサト「!!止めなさい!アスカ!!」

レイ(アスカ)『じゃあね』

プシュン

マヤ「2号機、通信を切断…」

ミサト「アスカ!」

359: 2013/02/28(木) 19:04:01.77 ID:uqHirycb0
ピッピッピッ

レイ(アスカ)「…エコヒイキ、聞こえる?」

アスカ(レイ)「…ええ」

レイ(アスカ)「…バカシンジのこと、頼んだわよ」

アスカ(レイ)「…」

レイ(アスカ)「あいつはあんたといることを望んでるの

だから、最後までめんどうみてやって」

アスカ(レイ)「…やめて」

レイ(アスカ)「あんたの身体、吹き飛ぶけど…勘弁しなさいよね」

アスカ(レイ)「やめて!!」

プシュン

アスカ(レイ)「…2号機の…人」

360: 2013/02/28(木) 19:14:41.19 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「あとは…」

ピッピッピッ

レイ(アスカ)「バカシンジ」

シンジ「アスカ…うっ」

レイ(アスカ)「良かったわね、エコヒイキとあんた、両想いよ」

シンジ「それは…誤k」

使徒「グオオ」ブンブン

レイ(アスカ)「わっ…このっ!!」ガンッ

レイ(アスカ)「もう時間…ないわね」

レイ(アスカ)「あたしは…あんたのこと、好き

でもあんたは…エコヒイキを選んだ

情けないわよね、エコヒイキなんかに負けるなんて」

シンジ「違うよアスカ…僕は」

レイ(アスカ)「エコヒイキのこと、大事にしてあげなさいよね、お幸せに」

シンジ「アスカ!…僕もアスカのこと…!!」

プシュン

シンジ「好きだ…ううっ…アスカぁ…」

361: 2013/02/28(木) 19:22:16.21 ID:uqHirycb0
レイ(アスカ)「さて…と、あーあ、短い人生だったわね

バカシンジのやつ…何か言おうとしてたけど、結局なんだったのかしら」

使徒「ウオオオオ」ブンブン

レイ(アスカ)「きゃ…危ないわねー…はぁ!」ゴンッ

レイ(アスカ)「じゃあね、シンジ」ピッ

シンジ「アスカあああああああああ!!!」

ドォォォォン

362: 2013/02/28(木) 19:35:18.36 ID:uqHirycb0
1か月後

ミーンミーンミーン

キッ…キッ…

シンジ「今日も暑いね」

アスカ「ええ、ほんっと、嫌になるわね」

シンジ「ごめんね、こんな時に車椅子なんか押させて…」

アスカ「いいのよ、わたしが好きでやってるんだし」

シンジ「いつもありがと…アスカ」

363: 2013/02/28(木) 19:37:38.46 ID:uqHirycb0
司令室

ミサト「…」

リツコ「どうかしたの?浮かない顔して」

ミサト「…レイに…申し訳ないなって」

リツコ「…仕方ないわ、ああするしか、なかったのよ」

ミサト「…」

365: 2013/02/28(木) 19:41:18.01 ID:uqHirycb0
冬月「…酷い有様だな」

ゲンドウ「…」

冬月「セカンド・チルドレンを失い、お前の息子は精神を病み

…綾波レイは」

ゲンドウ「冬月、やめろ」

冬月「しかしだな、碇」

ゲンドウ「…シンジの為だ」

366: 2013/02/28(木) 19:47:46.36 ID:uqHirycb0
シンジ「今日の入院食は何かな」

アスカ「知らないわよそんなの」

シンジ「またマズいんだろうなー、自分で作らせてください

って言っても、ダメだの一点張りで」

アスカ「病人だし大人しくしとけってことよ」

シンジ「はは、そうかもね」

アスカ「ええ」

シンジ「ねえアスカ」

アスカ「何?」

シンジ「その…好きだよ」

アスカ(レイ)「…ありがと、バカシンジ」

終劇

367: 2013/02/28(木) 19:49:05.78 ID:OnKT5b7h0
まさかやったわ

368: 2013/02/28(木) 20:35:17.81 ID:qq05ufif0
辛すぎる、目から水が出てきた

369: 2013/02/28(木) 21:09:34.62 ID:royCKBBX0
レイェ…

371: 2013/02/28(木) 22:11:05.60 ID:3b8WC80k0
鬱END

372: 2013/02/28(木) 22:36:09.95 ID:MFIE0M4oi
分岐はよ

373: 2013/02/28(木) 22:42:30.12 ID:uqHirycb0
分岐するとしたら>>310
ミサトに邪魔されるかどうかになる

引用元: ゲンドウ「バカシンジ!!」シンジ「父さん…?」