1: 2022/06/10(金) 21:20:45.80 ID:m0I/ld1x.net
朝 通学路
梨子(こうやって慌てて走ってると曲がり角でイケメンとぶつかって……)
梨子(のちのちその子といい感じになって恋に発展したりなんかして……)
梨子「でへへ~////なーんちゃってなんちゃってぇ♪」ウットリ
???「ああぁーーっ!!」
梨子「へ?」
ドンッ!!
梨子「きゃっ!?」ズデンッ
梨子「いっ……いった~い……!!」
穂乃果「痛たたた……ごめ~ん大丈夫?」
梨子「あ、穂乃果ちゃん」
梨子(こうやって慌てて走ってると曲がり角でイケメンとぶつかって……)
梨子(のちのちその子といい感じになって恋に発展したりなんかして……)
梨子「でへへ~////なーんちゃってなんちゃってぇ♪」ウットリ
???「ああぁーーっ!!」
梨子「へ?」
ドンッ!!
梨子「きゃっ!?」ズデンッ
梨子「いっ……いった~い……!!」
穂乃果「痛たたた……ごめ~ん大丈夫?」
梨子「あ、穂乃果ちゃん」
3: 2022/06/10(金) 21:23:40.88 ID:tge11g6j.net
穂乃果「あ、梨子ちゃんだ。おはよー」
梨子「お、おはよう……」
穂乃果「立てる?ほら手出して」スッ
梨子「う、うん」ギュッ
穂乃果「ごめんねぇ~私寝坊しちゃってさぁ、急いでたもんで」グイッ
梨子「─よいしょ、ありがと……私の方こそ前もろくに見ないで走ってたから……ごめんなさい」
穂乃果「もしかして梨子ちゃんも寝坊して走ってたの?」
梨子「そ、そうなの……////」カァァ
穂乃果「なぁんだ、私と一緒じゃーん。あはは♪」ニコッ
梨子「うふふ♪そうだね~」ニコッ
穂乃果「─って、ヤバッ!!このままじゃ本当に遅刻しちゃうよ!!行こ梨子ちゃん!!」ダッ
梨子「ちょっ!?穂乃果ちゃん待って!!手繫いだままだってば~!!」ダッ
梨子「お、おはよう……」
穂乃果「立てる?ほら手出して」スッ
梨子「う、うん」ギュッ
穂乃果「ごめんねぇ~私寝坊しちゃってさぁ、急いでたもんで」グイッ
梨子「─よいしょ、ありがと……私の方こそ前もろくに見ないで走ってたから……ごめんなさい」
穂乃果「もしかして梨子ちゃんも寝坊して走ってたの?」
梨子「そ、そうなの……////」カァァ
穂乃果「なぁんだ、私と一緒じゃーん。あはは♪」ニコッ
梨子「うふふ♪そうだね~」ニコッ
穂乃果「─って、ヤバッ!!このままじゃ本当に遅刻しちゃうよ!!行こ梨子ちゃん!!」ダッ
梨子「ちょっ!?穂乃果ちゃん待って!!手繫いだままだってば~!!」ダッ
5: 2022/06/10(金) 21:29:27.86 ID:tge11g6j.net
学校
穂乃果「よーしっ!!セーフ!!」ズシャー
穂乃果「はぁ~なんとかギリギリ間に合ったね~」
梨子「はぁっ……!!はぁっ……!!よ、よかった……」
穂乃果「これ以上遅刻したら先生に怒られるところだったよ、お互い気を付けないとね」
梨子「そ、そうだね……」
穂乃果「それじゃ、私教室あっちだから。じゃあねぇ~」フリフリ
梨子「うん、またね」
梨子「……」
梨子(走ってる時は夢中で気が付かなかったけど……)
梨子(この展開……まさに少女漫画のテンプレじゃないの!!)
梨子(もしかして、穂乃果ちゃんが私の運命の……?)
梨子「─えへへ~////そんなまさかねぇ~////」クネクネ
梨子「─はっ!?こんな事考えてる場合じゃない!!私も教室に行かないと」
穂乃果「よーしっ!!セーフ!!」ズシャー
穂乃果「はぁ~なんとかギリギリ間に合ったね~」
梨子「はぁっ……!!はぁっ……!!よ、よかった……」
穂乃果「これ以上遅刻したら先生に怒られるところだったよ、お互い気を付けないとね」
梨子「そ、そうだね……」
穂乃果「それじゃ、私教室あっちだから。じゃあねぇ~」フリフリ
梨子「うん、またね」
梨子「……」
梨子(走ってる時は夢中で気が付かなかったけど……)
梨子(この展開……まさに少女漫画のテンプレじゃないの!!)
梨子(もしかして、穂乃果ちゃんが私の運命の……?)
梨子「─えへへ~////そんなまさかねぇ~////」クネクネ
梨子「─はっ!?こんな事考えてる場合じゃない!!私も教室に行かないと」
6: 2022/06/10(金) 21:37:15.31 ID:tge11g6j.net
お昼休み
梨子「あ、そう言えば朝忙しくてお弁当忘れたんだった」
梨子「仕方ない、購買でサンドイッチでも買ってこよ」
購買部
梨子「サンドイッチ~サンドイッチは~と」キョロキョロ
梨子「─あ、見つけた」スッ
穂乃果「あ、あったあった。これにしよー」スッ
ピトッ……
梨子「ひゃっ!?////ごめんなさい!!」パッ
穂乃果「わっ!?梨子ちゃん!?びっくりした~」
梨子「穂乃果ちゃん……また会ったね」
梨子「あ、そう言えば朝忙しくてお弁当忘れたんだった」
梨子「仕方ない、購買でサンドイッチでも買ってこよ」
購買部
梨子「サンドイッチ~サンドイッチは~と」キョロキョロ
梨子「─あ、見つけた」スッ
穂乃果「あ、あったあった。これにしよー」スッ
ピトッ……
梨子「ひゃっ!?////ごめんなさい!!」パッ
穂乃果「わっ!?梨子ちゃん!?びっくりした~」
梨子「穂乃果ちゃん……また会ったね」
8: 2022/06/10(金) 21:44:14.93 ID:tge11g6j.net
穂乃果「偶然だね、梨子ちゃんもパン買いに来たの?」
梨子「うん、お弁当忘れちゃって……」
穂乃果「そっか、それじゃそのサンドイッチは梨子ちゃんに譲るよ」
梨子「え?いいの?」
穂乃果「うん、もうひとつパン買ったし」
梨子「なら、お言葉に甘えて」
穂乃果「そうだ、せっかくだから一緒に食べよーよ」
梨子「え?」
穂乃果「今日は天気もいいし中庭に行こっか、ほらほら」グイグイ
梨子「え?え?え?ちょっと押さないで~~!!」
梨子「うん、お弁当忘れちゃって……」
穂乃果「そっか、それじゃそのサンドイッチは梨子ちゃんに譲るよ」
梨子「え?いいの?」
穂乃果「うん、もうひとつパン買ったし」
梨子「なら、お言葉に甘えて」
穂乃果「そうだ、せっかくだから一緒に食べよーよ」
梨子「え?」
穂乃果「今日は天気もいいし中庭に行こっか、ほらほら」グイグイ
梨子「え?え?え?ちょっと押さないで~~!!」
9: 2022/06/10(金) 21:50:54.23 ID:tge11g6j.net
中庭
穂乃果「梨子ちゃんここに座ろー」ストン
梨子「もう……穂乃果ちゃんって強引だね」チョコン
穂乃果「あはは、もしかして迷惑だったかな?」
梨子「そんな事は……誘ってもらって嬉しいよ」
穂乃果「よかった、それじゃ食べよっか」
梨子「うん」
穂乃果「はーむっ、─う~ん、今日もパンがうまい!!」モグモグ
梨子「本当だね、購買のサンドイッチおいしいから好きなんだ」モグモグ
穂乃果「へぇ、梨子ちゃんもパンが好きなんだ」
穂乃果「私もパンだーい好き♪」
梨子「そうなんだ」
梨子(私と穂乃果ちゃん……こんな共通点があったんだ)
穂乃果「梨子ちゃんここに座ろー」ストン
梨子「もう……穂乃果ちゃんって強引だね」チョコン
穂乃果「あはは、もしかして迷惑だったかな?」
梨子「そんな事は……誘ってもらって嬉しいよ」
穂乃果「よかった、それじゃ食べよっか」
梨子「うん」
穂乃果「はーむっ、─う~ん、今日もパンがうまい!!」モグモグ
梨子「本当だね、購買のサンドイッチおいしいから好きなんだ」モグモグ
穂乃果「へぇ、梨子ちゃんもパンが好きなんだ」
穂乃果「私もパンだーい好き♪」
梨子「そうなんだ」
梨子(私と穂乃果ちゃん……こんな共通点があったんだ)
12: 2022/06/10(金) 22:02:23.49 ID:tge11g6j.net
穂乃果「……じゅるり」ジーッ
梨子「ん?どうしたの?」
穂乃果「……そのサンドイッチ、おいしそうだね」
梨子「え?─あ」
梨子「よかったら……穂乃果ちゃんも食べる?」スッ
穂乃果「えっ!?いいの~?」パァァ
梨子「そんな目で見られたら……ね」
穂乃果「いや~そんなつもりはなかったんだけど」
穂乃果「それじゃいただきま~す」パクッ
梨子「あ、それ……」
穂乃果「ん?どーしたの?」モグモグ
梨子「な、なんでもないよ////」
梨子(よりによって私の食べかけの方を食べるなんて……これって間接キスなんじゃ////)
穂乃果「このサンドイッチもおいしいね~♪」ニコッ
穂乃果「お返しに私のパンも食べる?」スッ
梨子「いえ……私もう(ある意味)お腹いっぱい……////」
梨子「ん?どうしたの?」
穂乃果「……そのサンドイッチ、おいしそうだね」
梨子「え?─あ」
梨子「よかったら……穂乃果ちゃんも食べる?」スッ
穂乃果「えっ!?いいの~?」パァァ
梨子「そんな目で見られたら……ね」
穂乃果「いや~そんなつもりはなかったんだけど」
穂乃果「それじゃいただきま~す」パクッ
梨子「あ、それ……」
穂乃果「ん?どーしたの?」モグモグ
梨子「な、なんでもないよ////」
梨子(よりによって私の食べかけの方を食べるなんて……これって間接キスなんじゃ////)
穂乃果「このサンドイッチもおいしいね~♪」ニコッ
穂乃果「お返しに私のパンも食べる?」スッ
梨子「いえ……私もう(ある意味)お腹いっぱい……////」
15: 2022/06/10(金) 22:08:32.62 ID:tge11g6j.net
穂乃果「サンドイッチごちそうさま、付き合ってくれてありがとね」ニコッ
梨子「こちらこそ。穂乃果ちゃんと一緒にお昼食べられて楽しかったよ」
穂乃果「また一緒に食べよーね、それじゃ」
梨子「うん、今度はちゃんとお弁当持って来るよ」
梨子「……ふぅ」
梨子「あぁ~色々な事が起きて今頃になってドキドキしてきた////」
梨子(穂乃果ちゃんとパンを取る手が重なったり、一緒にお昼を食べて穂乃果ちゃんと間接キスしたり……)
梨子「─やだぁ~!!これも少女漫画あるあるじゃな~い♡」クネクネ
梨子(穂乃果ちゃんグイグイ来るからなぁ……ほんと漫画に出て来そう)
梨子「あとはどんな展開があったっけかなぁ~」ニヤニヤ
梨子「こちらこそ。穂乃果ちゃんと一緒にお昼食べられて楽しかったよ」
穂乃果「また一緒に食べよーね、それじゃ」
梨子「うん、今度はちゃんとお弁当持って来るよ」
梨子「……ふぅ」
梨子「あぁ~色々な事が起きて今頃になってドキドキしてきた////」
梨子(穂乃果ちゃんとパンを取る手が重なったり、一緒にお昼を食べて穂乃果ちゃんと間接キスしたり……)
梨子「─やだぁ~!!これも少女漫画あるあるじゃな~い♡」クネクネ
梨子(穂乃果ちゃんグイグイ来るからなぁ……ほんと漫画に出て来そう)
梨子「あとはどんな展開があったっけかなぁ~」ニヤニヤ
17: 2022/06/10(金) 22:20:36.08 ID:tge11g6j.net
放課後
サァーッ……
梨子「あれ、雨降ってきた。日中は晴れてたのに」
梨子「参ったなぁ、傘家に置いて来ちゃったよ」
梨子「どうしよう……走って帰るしかないかな、でも濡れるの嫌だなぁ」
穂乃果「やぁ梨子ちゃん、帰らないの?」
梨子「わ、穂乃果ちゃん」
梨子「えっと……実は傘を忘れちゃって、走って帰ろうかな~って、あはは」
穂乃果「そんな事したら風邪引いちゃうよ、私の傘に入れてあげる」
梨子「え?でも」
穂乃果「いーからいーから、一緒に帰ろ~」グイッ
梨子「はわわ~!?」
サァーッ……
梨子「あれ、雨降ってきた。日中は晴れてたのに」
梨子「参ったなぁ、傘家に置いて来ちゃったよ」
梨子「どうしよう……走って帰るしかないかな、でも濡れるの嫌だなぁ」
穂乃果「やぁ梨子ちゃん、帰らないの?」
梨子「わ、穂乃果ちゃん」
梨子「えっと……実は傘を忘れちゃって、走って帰ろうかな~って、あはは」
穂乃果「そんな事したら風邪引いちゃうよ、私の傘に入れてあげる」
梨子「え?でも」
穂乃果「いーからいーから、一緒に帰ろ~」グイッ
梨子「はわわ~!?」
19: 2022/06/10(金) 22:27:32.83 ID:tge11g6j.net
穂乃果「ごめんね~入れてあげるなんて言ったけど私の傘折り畳みだから小さかったね」
梨子「そ、そんな事ないよ……」チラッ
梨子(ここここれは……!!まさしく王道の相合い傘!!)
穂乃果「ん?なーに?」
梨子「な、なんでもないっ」サッ
穂乃果「ほら、もっとこっち来ないと濡れちゃうよ。おいで」グイッ
梨子「ひゃんっ!?////」ピトッ
梨子(触れ合う肩、近付く距離……テンプレキタコレ!!)
梨子(穂乃果ちゃんの体、温かい……いい匂いもする……////)ドキドキ
穂乃果「いや~たまにはこうして相合い傘もいいよねぇ」ニコッ
梨子「ソ、ソウダネ……スゴクイイトオモウ////」ボソッ
梨子(傘を忘れて……よかったかも)
梨子「そ、そんな事ないよ……」チラッ
梨子(ここここれは……!!まさしく王道の相合い傘!!)
穂乃果「ん?なーに?」
梨子「な、なんでもないっ」サッ
穂乃果「ほら、もっとこっち来ないと濡れちゃうよ。おいで」グイッ
梨子「ひゃんっ!?////」ピトッ
梨子(触れ合う肩、近付く距離……テンプレキタコレ!!)
梨子(穂乃果ちゃんの体、温かい……いい匂いもする……////)ドキドキ
穂乃果「いや~たまにはこうして相合い傘もいいよねぇ」ニコッ
梨子「ソ、ソウダネ……スゴクイイトオモウ////」ボソッ
梨子(傘を忘れて……よかったかも)
20: 2022/06/10(金) 22:34:15.70 ID:tge11g6j.net
梨子の家
梨子「ごめんね、家まで付き添ってもらっちゃって」
穂乃果「気にしないで、困った時はお互い様だよ」
梨子(家に着くまであっと言う間だったな……残念)ガクッ
梨子「─あら、穂乃果ちゃんの服濡れてるじゃない」
梨子「ずっと私の方に傘を向けてくれていたから雨に当たっていたのね」
穂乃果「え?あぁこれくらい別に大した事ないって~」
梨子「ダメだよ、それで風邪引いたらどうするの」
梨子「そうだ、服が乾くまでうちで休んでいったら?」
穂乃果「そう?なら少しだけお邪魔しよっかな」
梨子「うんうん、それがいいよ♪」
梨子(これでもうちょっとだけ穂乃果ちゃんと一緒にいられる、うふっ♪)
梨子「ごめんね、家まで付き添ってもらっちゃって」
穂乃果「気にしないで、困った時はお互い様だよ」
梨子(家に着くまであっと言う間だったな……残念)ガクッ
梨子「─あら、穂乃果ちゃんの服濡れてるじゃない」
梨子「ずっと私の方に傘を向けてくれていたから雨に当たっていたのね」
穂乃果「え?あぁこれくらい別に大した事ないって~」
梨子「ダメだよ、それで風邪引いたらどうするの」
梨子「そうだ、服が乾くまでうちで休んでいったら?」
穂乃果「そう?なら少しだけお邪魔しよっかな」
梨子「うんうん、それがいいよ♪」
梨子(これでもうちょっとだけ穂乃果ちゃんと一緒にいられる、うふっ♪)
21: 2022/06/10(金) 22:41:12.69 ID:tge11g6j.net
穂乃果「お邪魔しま~す」
梨子「ただいま~お母さんは……いないみたい」
梨子「それじゃ穂乃果ちゃん、濡れた服乾燥機にかけるから。今着替え持ってくるね」
穂乃果「は~い」
梨子の部屋
梨子「さて、穂乃果ちゃんに合う服は~っと」キョロキョロ
梨子「─はっ!?同人誌がテーブルに置きっ放しじゃない!!やっば!!」
梨子「こんなの見られたら幻滅されちゃう~!!片付けないと」カクシカクシ
梨子「─ふぅ、こんなもんかな」
穂乃果「梨子ちゃ~ん?まだ~?」
梨子「あっ、今持って行くよ!!」
梨子「ただいま~お母さんは……いないみたい」
梨子「それじゃ穂乃果ちゃん、濡れた服乾燥機にかけるから。今着替え持ってくるね」
穂乃果「は~い」
梨子の部屋
梨子「さて、穂乃果ちゃんに合う服は~っと」キョロキョロ
梨子「─はっ!?同人誌がテーブルに置きっ放しじゃない!!やっば!!」
梨子「こんなの見られたら幻滅されちゃう~!!片付けないと」カクシカクシ
梨子「─ふぅ、こんなもんかな」
穂乃果「梨子ちゃ~ん?まだ~?」
梨子「あっ、今持って行くよ!!」
22: 2022/06/10(金) 22:46:37.86 ID:tge11g6j.net
梨子「はい、穂乃果ちゃんの趣味じゃないと思うけどここにいる間だけだから我慢してね」スッ
穂乃果「わぁ、かわいい~♪私もこういう服好きだよ」
梨子「本当?それならよかった」
梨子「飲み物持ってくるね、寛いでて」
穂乃果「なんか悪いねぇ~ありがとー」
穂乃果「へーこれが梨子ちゃんの部屋かぁ」キョロキョロ
穂乃果「あ、ピアノがある~そう言えば梨子ちゃんもピアノ弾くんだよね、あとで聞かせてもらお」
穂乃果「─ん?なんだろこれ……漫画?」
穂乃果「『彼と壁に挟まれてサンドイッチになった私』……?」ペラ…
穂乃果「……」ペラ…ペラ…
梨子「穂乃果ちゃんおまたせ─へっく!?////」
穂乃果「わぁ、かわいい~♪私もこういう服好きだよ」
梨子「本当?それならよかった」
梨子「飲み物持ってくるね、寛いでて」
穂乃果「なんか悪いねぇ~ありがとー」
穂乃果「へーこれが梨子ちゃんの部屋かぁ」キョロキョロ
穂乃果「あ、ピアノがある~そう言えば梨子ちゃんもピアノ弾くんだよね、あとで聞かせてもらお」
穂乃果「─ん?なんだろこれ……漫画?」
穂乃果「『彼と壁に挟まれてサンドイッチになった私』……?」ペラ…
穂乃果「……」ペラ…ペラ…
梨子「穂乃果ちゃんおまたせ─へっく!?////」
23: 2022/06/10(金) 22:51:54.00 ID:tge11g6j.net
梨子「な、な、な、なななな……////」
穂乃果「あ、梨子ちゃん。この漫画結構面白いね~」ペラ
梨子「はわわっ!?////ダ、ダメェ~~!!」シュバッ バッ
穂乃果「わっ?なになに?」
梨子「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!!」
梨子「ほっ、穂乃果ちゃん……!!これどこにあったの……!?」
穂乃果「え?ピアノのそばにあったけど」
梨子「ピアノ……!!そこにもあったか~!!」
梨子「誰にも知られてない私の秘密……よりにもよって穂乃果ちゃんに見られた~うわあぁ~ん恥ずかしい~!!////」
穂乃果「あ、梨子ちゃん。この漫画結構面白いね~」ペラ
梨子「はわわっ!?////ダ、ダメェ~~!!」シュバッ バッ
穂乃果「わっ?なになに?」
梨子「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!!」
梨子「ほっ、穂乃果ちゃん……!!これどこにあったの……!?」
穂乃果「え?ピアノのそばにあったけど」
梨子「ピアノ……!!そこにもあったか~!!」
梨子「誰にも知られてない私の秘密……よりにもよって穂乃果ちゃんに見られた~うわあぁ~ん恥ずかしい~!!////」
24: 2022/06/10(金) 22:59:15.59 ID:tge11g6j.net
穂乃果「ちょ、梨子ちゃん落ち着いて」
穂乃果「その漫画、そんなに恥ずかしいかな」
梨子「だって、こんな……一般向けじゃない本……恥ずかしいに決まって」
穂乃果「そうかな?結構ロマンチックだと思うけど」
梨子「へ……?」
梨子「わ、わかるの?この作品の良さが?」
穂乃果「まだ全部読んでないからよくはわからないけど」
穂乃果「それに描いてある『壁ドン』ってやつ?それ素敵だよねぇ~私もよく漫画読むからこういうの憧れるなぁ」
梨子「……!!」ズギャーン!!
梨子「う、うれじい……!!まさかこんな所に同好の士がいたなんて……」ウルウル
穂乃果「その漫画、そんなに恥ずかしいかな」
梨子「だって、こんな……一般向けじゃない本……恥ずかしいに決まって」
穂乃果「そうかな?結構ロマンチックだと思うけど」
梨子「へ……?」
梨子「わ、わかるの?この作品の良さが?」
穂乃果「まだ全部読んでないからよくはわからないけど」
穂乃果「それに描いてある『壁ドン』ってやつ?それ素敵だよねぇ~私もよく漫画読むからこういうの憧れるなぁ」
梨子「……!!」ズギャーン!!
梨子「う、うれじい……!!まさかこんな所に同好の士がいたなんて……」ウルウル
25: 2022/06/10(金) 23:08:00.36 ID:tge11g6j.net
穂乃果「梨子ちゃんはこういう本が好きなんだね」
梨子「そうなの……////その本のようなシチュエーションに憧れてて」
梨子「いつも妄想ばかりしてて……それで今朝穂乃果ちゃんにぶつかったの」
穂乃果「あはは、そうなんだ。まるで少女漫画みたいだったよねあれ」
穂乃果「……うーん」
穂乃果「─壁ドン、かぁ」
ドンッ
梨子「ひゃっ!?」ビクッ
穂乃果「好きだ!!愛してる!!」イケボ
梨子「はわわわぁ~~~!?////」
穂乃果「─こんな感じかなぁ?どう?」
梨子「……あへ♡」チーン
穂乃果「わっ、梨子ちゃんしっかりして~!!」
梨子「そうなの……////その本のようなシチュエーションに憧れてて」
梨子「いつも妄想ばかりしてて……それで今朝穂乃果ちゃんにぶつかったの」
穂乃果「あはは、そうなんだ。まるで少女漫画みたいだったよねあれ」
穂乃果「……うーん」
穂乃果「─壁ドン、かぁ」
ドンッ
梨子「ひゃっ!?」ビクッ
穂乃果「好きだ!!愛してる!!」イケボ
梨子「はわわわぁ~~~!?////」
穂乃果「─こんな感じかなぁ?どう?」
梨子「……あへ♡」チーン
穂乃果「わっ、梨子ちゃんしっかりして~!!」
27: 2022/06/10(金) 23:17:15.75 ID:tge11g6j.net
梨子「」
梨子「─はっ!?」
穂乃果「大丈夫梨子ちゃん?」ズイッ
梨子「はわっ!?////顔がいい!!」
穂乃果「え?」
梨子「あ、いや、なんでもない////」
梨子「もぅ……急にあんな事するんだもの、ビックリしちゃった」
穂乃果「いや~どんなもんなのかと思ってね~まさか気絶するとは思わなかったけど」
梨子「穂乃果ちゃんがやると破壊力が大きすぎるよ……////」
梨子(穂乃果ちゃん、本当大胆なんだから)
ピーッピーッピーッ
穂乃果「ん?なんの音?」
梨子「乾燥が終わったんだ、取ってくるね」
梨子「─あの……あまりその辺見ないでね?////」
穂乃果「はいはい、わかったよ」
梨子「─はっ!?」
穂乃果「大丈夫梨子ちゃん?」ズイッ
梨子「はわっ!?////顔がいい!!」
穂乃果「え?」
梨子「あ、いや、なんでもない////」
梨子「もぅ……急にあんな事するんだもの、ビックリしちゃった」
穂乃果「いや~どんなもんなのかと思ってね~まさか気絶するとは思わなかったけど」
梨子「穂乃果ちゃんがやると破壊力が大きすぎるよ……////」
梨子(穂乃果ちゃん、本当大胆なんだから)
ピーッピーッピーッ
穂乃果「ん?なんの音?」
梨子「乾燥が終わったんだ、取ってくるね」
梨子「─あの……あまりその辺見ないでね?////」
穂乃果「はいはい、わかったよ」
29: 2022/06/10(金) 23:27:28.45 ID:tge11g6j.net
梨子「はい、ちゃんと乾いたよ」スッ
穂乃果「ありがと」ファサッ
梨子「ごめんね、帰り遅くなっちゃったね」
穂乃果「いーよ、親には連絡してあるし。私も子供じゃないんだから」
穂乃果「梨子ちゃんの漫画も面白かったし、楽しかったよ」
梨子「もう、その話はやめてよ……////」
穂乃果「─お、雨止んでる。帰るなら今のうちかな」ガチャッ
穂乃果「それじゃ、お邪魔しました」
梨子「うん、帰り気を付けて。また学校でね」
梨子「─はぁぁ~なんか今日一日疲れたなぁ」グッタリ
梨子「穂乃果ちゃんは漫画よりもイケメンだから私の心臓がもたないよ……////」
梨子(私の恥ずかしい秘密も笑って聞いてくれる穂乃果ちゃん……)
梨子(イケメンって穂乃果ちゃんみたいな娘の事を言うのかな)
穂乃果「ありがと」ファサッ
梨子「ごめんね、帰り遅くなっちゃったね」
穂乃果「いーよ、親には連絡してあるし。私も子供じゃないんだから」
穂乃果「梨子ちゃんの漫画も面白かったし、楽しかったよ」
梨子「もう、その話はやめてよ……////」
穂乃果「─お、雨止んでる。帰るなら今のうちかな」ガチャッ
穂乃果「それじゃ、お邪魔しました」
梨子「うん、帰り気を付けて。また学校でね」
梨子「─はぁぁ~なんか今日一日疲れたなぁ」グッタリ
梨子「穂乃果ちゃんは漫画よりもイケメンだから私の心臓がもたないよ……////」
梨子(私の恥ずかしい秘密も笑って聞いてくれる穂乃果ちゃん……)
梨子(イケメンって穂乃果ちゃんみたいな娘の事を言うのかな)
31: 2022/06/10(金) 23:33:10.28 ID:tge11g6j.net
その後 日曜日
穂乃果「やっほー梨子ちゃん、待った?」
梨子「ううん、今来たところ」
穂乃果「そんな事言って~ずっと待ってたんでしょ?」
梨子「バレた?30分前には来てたの、言ってみたかっただけ」
穂乃果「いいよね~そのセリフ♪わかるわかる♪」
穂乃果「今来たところさ……ふっ」イケボ
穂乃果「─みたいな?」
梨子「きゃあ~~そうそう♡もうたまらな~い////」
穂乃果「あはは、それじゃ行こっか」
梨子「うん♪こうして腕を組むのも憧れてたんだぁ」ギュッ
穂乃果「梨子ちゃん大胆だねぇ」
梨子「穂乃果ちゃんほどじゃないよ」
穂乃果「え~?そうかな~」
穂乃果「やっほー梨子ちゃん、待った?」
梨子「ううん、今来たところ」
穂乃果「そんな事言って~ずっと待ってたんでしょ?」
梨子「バレた?30分前には来てたの、言ってみたかっただけ」
穂乃果「いいよね~そのセリフ♪わかるわかる♪」
穂乃果「今来たところさ……ふっ」イケボ
穂乃果「─みたいな?」
梨子「きゃあ~~そうそう♡もうたまらな~い////」
穂乃果「あはは、それじゃ行こっか」
梨子「うん♪こうして腕を組むのも憧れてたんだぁ」ギュッ
穂乃果「梨子ちゃん大胆だねぇ」
梨子「穂乃果ちゃんほどじゃないよ」
穂乃果「え~?そうかな~」
32: 2022/06/10(金) 23:38:02.15 ID:tge11g6j.net
穂乃果「あ、梨子ちゃんアイス食べない?」
梨子「いいね、食べる食べる」
穂乃果「私は大好きないちご!!」
梨子「私はなににしようかな……バニラでいっか」
穂乃果「あーん」パクッ
穂乃果「─んん~おいっしい~♪」
梨子「本当、味が濃くておいしいね」パクッ
穂乃果「あ、口元にアイスが付いてるよ」
梨子「ふぇっ!?////」
穂乃果「へへっ、梨子ちゃんのアイスもーらい♪」ヒョイペロッ
梨子「や、やだっなにするの恥ずかしい////」
穂乃果「うんうん、バニラもおいしいね♪」
梨子「もう……穂乃果ちゃんたら」
梨子(素でこういう事するんだから……ズルいよ////)
梨子「いいね、食べる食べる」
穂乃果「私は大好きないちご!!」
梨子「私はなににしようかな……バニラでいっか」
穂乃果「あーん」パクッ
穂乃果「─んん~おいっしい~♪」
梨子「本当、味が濃くておいしいね」パクッ
穂乃果「あ、口元にアイスが付いてるよ」
梨子「ふぇっ!?////」
穂乃果「へへっ、梨子ちゃんのアイスもーらい♪」ヒョイペロッ
梨子「や、やだっなにするの恥ずかしい////」
穂乃果「うんうん、バニラもおいしいね♪」
梨子「もう……穂乃果ちゃんたら」
梨子(素でこういう事するんだから……ズルいよ////)
33: 2022/06/10(金) 23:43:44.97 ID:tge11g6j.net
梨子「─ねぇ穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん?」
梨子「ずっと思ってたんだけど……穂乃果ちゃんってかっこいいよね」
穂乃果「かっこいい?私が?」
梨子「うん、天真爛漫でごく自然に手を差し伸べて助けてくれてどんな話も笑わないで聞いてくれる」
梨子「私、少女漫画に出てくるようなイケメンに憧れてたんだけど」
梨子「本当のイケメンって、きっと穂乃果ちゃんみたいな娘の事なんだなって気付いたの」
穂乃果「え~穂乃果がイケメン?そんな事ないよ~」
梨子「ふふっ、そういうところなんだよなぁ」
穂乃果「なにが?」キョトン
梨子「いいの、穂乃果ちゃんはそのままでいて」
梨子「これからも、私と仲良くしてね♡」ピトッ
穂乃果「うん♪こちらこそよろしく梨子ちゃん」ニコッ
梨子(事実は小説より奇なりってよく言うけど)
梨子(穂乃果ちゃんは少女漫画よりも素敵なイケメンです♪)
穂乃果「ん?」
梨子「ずっと思ってたんだけど……穂乃果ちゃんってかっこいいよね」
穂乃果「かっこいい?私が?」
梨子「うん、天真爛漫でごく自然に手を差し伸べて助けてくれてどんな話も笑わないで聞いてくれる」
梨子「私、少女漫画に出てくるようなイケメンに憧れてたんだけど」
梨子「本当のイケメンって、きっと穂乃果ちゃんみたいな娘の事なんだなって気付いたの」
穂乃果「え~穂乃果がイケメン?そんな事ないよ~」
梨子「ふふっ、そういうところなんだよなぁ」
穂乃果「なにが?」キョトン
梨子「いいの、穂乃果ちゃんはそのままでいて」
梨子「これからも、私と仲良くしてね♡」ピトッ
穂乃果「うん♪こちらこそよろしく梨子ちゃん」ニコッ
梨子(事実は小説より奇なりってよく言うけど)
梨子(穂乃果ちゃんは少女漫画よりも素敵なイケメンです♪)
34: 2022/06/10(金) 23:44:40.99 ID:tge11g6j.net
終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました
35: 2022/06/11(土) 00:00:30.42 ID:CCs2Y8oi.net
乙
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります