5: 2022/06/12(日) 15:01:16.41 ID:OmvCEaN8.net
栞子「今日はあいにくの雨模様ですね....」
栞子「更に、バスに乗り遅れてしまいました」
栞子「仕方ありません。歩いて帰りましょう」
栞子「...テクテク」
栞子「おや、紫陽花が咲いていますね」
栞子「こういう発見もあるので、たまには歩いて帰ってみるのもいいですね」
テトテト
栞子「?」
栞子「おや、視界の端に何かが」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....テトテト」
栞子「何でしょうこの生き物」じーっ
ᶘイ^⇁^ナ川 「...?」ぴたっ
栞子「あっ、すみません、なんでもありませんよ」
栞子「更に、バスに乗り遅れてしまいました」
栞子「仕方ありません。歩いて帰りましょう」
栞子「...テクテク」
栞子「おや、紫陽花が咲いていますね」
栞子「こういう発見もあるので、たまには歩いて帰ってみるのもいいですね」
テトテト
栞子「?」
栞子「おや、視界の端に何かが」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....テトテト」
栞子「何でしょうこの生き物」じーっ
ᶘイ^⇁^ナ川 「...?」ぴたっ
栞子「あっ、すみません、なんでもありませんよ」
3: 2022/06/12(日) 14:59:57.62 ID:tGJayew4.net
テトテトしゃべってて草
9: 2022/06/12(日) 15:05:52.30 ID:OmvCEaN8.net
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」テトテト
栞子「わ、私の方に寄って来ました」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぎゅっ」
栞子「!!」
栞子「そのまま私の脚にしがみついています」
栞子「(私の膝より小さい、謎の生き物)」
栞子「どうされましたか?離れて頂けますか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ふるふる」
栞子「嫌なのですか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ふんふん」
栞子「あなた、お家は?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「?」
栞子「もしかして、迷子ですか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ふんふん」
栞子「どうしましょう....」
栞子「わ、私の方に寄って来ました」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぎゅっ」
栞子「!!」
栞子「そのまま私の脚にしがみついています」
栞子「(私の膝より小さい、謎の生き物)」
栞子「どうされましたか?離れて頂けますか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ふるふる」
栞子「嫌なのですか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ふんふん」
栞子「あなた、お家は?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「?」
栞子「もしかして、迷子ですか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ふんふん」
栞子「どうしましょう....」
17: 2022/06/12(日) 15:13:08.42 ID:OmvCEaN8.net
栞子「(この子は迷子で、こんな雨の中一人にさせておく訳にも...)」
栞子「(それに、体温がだいぶ低い様で、小さく震えています)」
栞子「...迷子は、迷子は」
栞子「うーん、一旦私の家で保護した方が良いのだと思います」
栞子「私の家、ここの近くなのですが、そこで一旦休憩しませんか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....!!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ふんふん」
栞子「ちょっとお待ちください。今、ハンカチで拭いてあげますね」サワサワ
ᶘイ^⇁^ナ川 「....!」
栞子「さて、抱っこしますね」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぎゅっ」
栞子「こちらです」テクテク
栞子「(それに、体温がだいぶ低い様で、小さく震えています)」
栞子「...迷子は、迷子は」
栞子「うーん、一旦私の家で保護した方が良いのだと思います」
栞子「私の家、ここの近くなのですが、そこで一旦休憩しませんか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....!!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ふんふん」
栞子「ちょっとお待ちください。今、ハンカチで拭いてあげますね」サワサワ
ᶘイ^⇁^ナ川 「....!」
栞子「さて、抱っこしますね」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぎゅっ」
栞子「こちらです」テクテク
19: 2022/06/12(日) 15:18:51.17 ID:OmvCEaN8.net
栞子「ただいま帰りました~」
薫子「栞子おかえり~」
栞子「...げ」
薫子「げってなによ、げって」
栞子「一番会いたくない人に会ってしまったなぁと」
薫子「実の姉妹なのに、酷いなぁ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」
薫子「....お?」
薫子「し、栞子に隠し子が!」
薫子「い、いつの間に付き合ってたのよ!お姉ちゃんは認知しないからね!!」
栞子「違います。この子はそこで迷子になってた子で」
栞子「可哀想に、傘も持たずに雨に濡れていたので、雨が止むまで家で休んで貰おうと」
薫子「誘拐じゃん」
栞子「言い方が悪いです!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「☺」
薫子「栞子おかえり~」
栞子「...げ」
薫子「げってなによ、げって」
栞子「一番会いたくない人に会ってしまったなぁと」
薫子「実の姉妹なのに、酷いなぁ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」
薫子「....お?」
薫子「し、栞子に隠し子が!」
薫子「い、いつの間に付き合ってたのよ!お姉ちゃんは認知しないからね!!」
栞子「違います。この子はそこで迷子になってた子で」
栞子「可哀想に、傘も持たずに雨に濡れていたので、雨が止むまで家で休んで貰おうと」
薫子「誘拐じゃん」
栞子「言い方が悪いです!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「☺」
24: 2022/06/12(日) 15:25:47.69 ID:OmvCEaN8.net
栞子「紹介しますね、薫子姉さんです」
薫子「どうも」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ぺこり」
栞子「私の名前は栞子です」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぺこり」
栞子「あなたの名前は?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...」書くのジェスチャー
栞子「紙とペンですね。どうぞ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「イナ川」汚い字
栞子「イナ川、さんですか」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....コクリ」
薫子「どうも」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ぺこり」
栞子「私の名前は栞子です」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぺこり」
栞子「あなたの名前は?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...」書くのジェスチャー
栞子「紙とペンですね。どうぞ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「イナ川」汚い字
栞子「イナ川、さんですか」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....コクリ」
27: 2022/06/12(日) 15:33:50.91 ID:OmvCEaN8.net
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ぶるぶる」
栞子「あっ、ついつい長話をしてしまいました」
栞子「何か着替える物を...私のTシャツでも良いでしょうか?」
薫子「脱衣所はこっちよ」
薫子「私達のおうち、乾燥機も付いてるから、洗ったらすぐに乾くでしょう」
薫子「安心して頂戴」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぶるぶる」
栞子「あっ、ついつい長話をしてしまいました」
栞子「何か着替える物を...私のTシャツでも良いでしょうか?」
薫子「脱衣所はこっちよ」
薫子「私達のおうち、乾燥機も付いてるから、洗ったらすぐに乾くでしょう」
薫子「安心して頂戴」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぶるぶる」
29: 2022/06/12(日) 15:40:33.51 ID:OmvCEaN8.net
ᶘイ^⇁^ナ川 「....るんるん」
薫子「着替えついでに髪の毛乾かしといたわ」
栞子「ありがとうございます」
栞子「イナ川さん、お腹減っていませんか?」
栞子「ちょうど、冷蔵庫にプッチンなプリンが置いてあったので、どうぞ食べてください」
プッチンなプリン「薫子の!食べるな!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」
薫子「ちょっ、それアタシの...」
薫子「でもまぁいいや。イナ川、気にしないで食べていいよ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....るんるん」ぺりっ
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ぱくぱく」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ニコニコ」
薫子「着替えついでに髪の毛乾かしといたわ」
栞子「ありがとうございます」
栞子「イナ川さん、お腹減っていませんか?」
栞子「ちょうど、冷蔵庫にプッチンなプリンが置いてあったので、どうぞ食べてください」
プッチンなプリン「薫子の!食べるな!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」
薫子「ちょっ、それアタシの...」
薫子「でもまぁいいや。イナ川、気にしないで食べていいよ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....るんるん」ぺりっ
ᶘイ^⇁^ナ川 「....ぱくぱく」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ニコニコ」
30: 2022/06/12(日) 15:51:02.91 ID:OmvCEaN8.net
薫子「ねえ、イナ川って人間なの?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...」書くのジェスチャー
栞子「はいどうぞ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ようせい」汚い字
薫子「ようせい?ようせいって、あの妖精?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「コクリ」
薫子「へぇ、妖精って実在するのね。私、初めて見た」
薫子「どこから来たの?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「しぶやく」カキカキ
栞子「まぁ、そんな所から」
栞子「都会派の妖精さんなのですね」
ᶘイ^⇁^ナ川 「?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...」書くのジェスチャー
栞子「はいどうぞ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ようせい」汚い字
薫子「ようせい?ようせいって、あの妖精?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「コクリ」
薫子「へぇ、妖精って実在するのね。私、初めて見た」
薫子「どこから来たの?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「しぶやく」カキカキ
栞子「まぁ、そんな所から」
栞子「都会派の妖精さんなのですね」
31: 2022/06/12(日) 16:02:59.48 ID:OmvCEaN8.net
栞子「イナ川さんは渋谷区住まいの妖精さんとのことですが、その先の住所はわかりますか?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ふるふる」
栞子「そうなのですか...困りましたね」
薫子「っていうか何でイナ川は迷子なの?」
薫子「渋谷区から、ここまで距離あるじゃん」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴっぴさんとけんかした」
ᶘイ^⇁^ナ川 「うみがみたくなった」
栞子「つまり、むしゃくしゃしてここまでやって来たと」
ᶘイ^⇁^ナ川 「うんうん」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ふるふる」
栞子「そうなのですか...困りましたね」
薫子「っていうか何でイナ川は迷子なの?」
薫子「渋谷区から、ここまで距離あるじゃん」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴっぴさんとけんかした」
ᶘイ^⇁^ナ川 「うみがみたくなった」
栞子「つまり、むしゃくしゃしてここまでやって来たと」
ᶘイ^⇁^ナ川 「うんうん」
32: 2022/06/12(日) 16:12:56.49 ID:OmvCEaN8.net
栞子「どうしましょう?おそらく、ぴっぴさんという方もイナ川さんを探しているはずです」
栞子「洋服が乾いたら、最寄りの交番に行くのが良いでしょうか?」
薫子「それなら車出すよ」
栞子「偶には姉さんも役に立つんですね」
薫子「何その言い方!」
薫子「ハァ...何でこんな妹に育っちゃったかなぁ全く」
栞子「その言葉、そっくりそのまま返します」
栞子「服が乾くまで動けませんから、それまでテレビでも見ましょう」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ウキウキ」
栞子「イナ川さんは何の番組が好きですか?」ピッ
栞子「洋服が乾いたら、最寄りの交番に行くのが良いでしょうか?」
薫子「それなら車出すよ」
栞子「偶には姉さんも役に立つんですね」
薫子「何その言い方!」
薫子「ハァ...何でこんな妹に育っちゃったかなぁ全く」
栞子「その言葉、そっくりそのまま返します」
栞子「服が乾くまで動けませんから、それまでテレビでも見ましょう」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ウキウキ」
栞子「イナ川さんは何の番組が好きですか?」ピッ
35: 2022/06/12(日) 16:24:37.08 ID:OmvCEaN8.net
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ニコニコ」
テレビ「モ◯バーガー🍔」
テレビ「私、恋する桜色」
テレビ「駿河湾の桜エビがバーガーに!」
テレビ「Everybody!好きになってもしょんないら」
テレビ「桜エビ コロッケバー↑ガー→」
ᶘイ^⇁^ナ川 「!!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「!!」栞子の袖を掴む
栞子「わっ、どうされましたか!?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴっぴさんいた!」
栞子「へ?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「今のぴっぴさん」
栞子「え~!?」
テレビ「モ◯バーガー🍔」
テレビ「私、恋する桜色」
テレビ「駿河湾の桜エビがバーガーに!」
テレビ「Everybody!好きになってもしょんないら」
テレビ「桜エビ コロッケバー↑ガー→」
ᶘイ^⇁^ナ川 「!!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「!!」栞子の袖を掴む
栞子「わっ、どうされましたか!?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴっぴさんいた!」
栞子「へ?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「今のぴっぴさん」
栞子「え~!?」
40: 2022/06/12(日) 16:36:52.29 ID:OmvCEaN8.net
薫子「整理すると、イナ川はさっきCMに出てたぴっぴさんと一緒に住んでて?」
薫子「喧嘩して、むしゃくしゃして海を目指したうちに迷子にと」
薫子「どうやら、ぴっぴさんの事務所が渋谷区にあるみたいだから、そこから来たのかもね」
薫子「イナ川、この建物に見覚えある?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...!」カキカキ
ᶘイ^⇁^ナ川 「ある」
栞子「本人も見覚えがあるようですし、交番に送り届けるよりもこちらに送り届けた方が良いかも知れませんね」
栞子「という訳で、姉さん車を」
薫子「ガッテン承知!任せて!」
栞子「もう少しでお家に帰れますからね」
栞子「イナ川さん、安心してください」
ᶘイ^⇁^ナ川 「カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ありがとう」
薫子「喧嘩して、むしゃくしゃして海を目指したうちに迷子にと」
薫子「どうやら、ぴっぴさんの事務所が渋谷区にあるみたいだから、そこから来たのかもね」
薫子「イナ川、この建物に見覚えある?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...!」カキカキ
ᶘイ^⇁^ナ川 「ある」
栞子「本人も見覚えがあるようですし、交番に送り届けるよりもこちらに送り届けた方が良いかも知れませんね」
栞子「という訳で、姉さん車を」
薫子「ガッテン承知!任せて!」
栞子「もう少しでお家に帰れますからね」
栞子「イナ川さん、安心してください」
ᶘイ^⇁^ナ川 「カキカキ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ありがとう」
43: 2022/06/12(日) 16:44:44.13 ID:OmvCEaN8.net
ブロロロ
薫子「やっば、車で来たのはいいけど、ここら辺止めるところあったかなぁ」
薫子「まあいいや、タクシーの所停めちゃえ」
薫子「着いたよ。行って来な」
栞子「姉さんありがとう」
栞子「イナ川さん、行きますよ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「コクリ」
栞子「抱っこしますね...んしょ」
テクテク
薫子「やっば、車で来たのはいいけど、ここら辺止めるところあったかなぁ」
薫子「まあいいや、タクシーの所停めちゃえ」
薫子「着いたよ。行って来な」
栞子「姉さんありがとう」
栞子「イナ川さん、行きますよ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「コクリ」
栞子「抱っこしますね...んしょ」
テクテク
47: 2022/06/12(日) 16:57:51.58 ID:OmvCEaN8.net
栞子「おっきな事務所です...」
警備員「こんにちは。今日はどうされましたか?」
栞子「あっ、あの、この子が」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ウッス」
警備員「あぁ、イナ川さんでしたか。ぴっぴさんがお待ちですよ。中へどうぞ。ご友人も、さぁ」
栞子「(イナ川さんって大物だったんですね)」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」ノシ
警備員「...」おててふりふり
栞子「ぴっぴさんはどこにいるんでしょう?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...👆」
栞子「上の階?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「コクリ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ツンツン」
栞子「それで、10階に行くと...」
ᶘイ^⇁^ナ川 「うんうん」
警備員「こんにちは。今日はどうされましたか?」
栞子「あっ、あの、この子が」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...ウッス」
警備員「あぁ、イナ川さんでしたか。ぴっぴさんがお待ちですよ。中へどうぞ。ご友人も、さぁ」
栞子「(イナ川さんって大物だったんですね)」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」ノシ
警備員「...」おててふりふり
栞子「ぴっぴさんはどこにいるんでしょう?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...👆」
栞子「上の階?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「コクリ」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ツンツン」
栞子「それで、10階に行くと...」
ᶘイ^⇁^ナ川 「うんうん」
48: 2022/06/12(日) 17:09:30.85 ID:OmvCEaN8.net
栞子「それで、この部屋?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「...コクリ」
栞子「コンコン、失礼しまーす」ガチャリ
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴょーん」
栞子「あっ!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「テトテト」
ぴっぴさん「イナ川が...イナ川が...」どんより
ふーちゃん「大丈夫だよ。絶対戻ってくるよ」さすさす
ぴっぴさん「私が悪かった。イナ川が私のiPhoneシャワーで洗っちゃって、キツく怒り過ぎた」
ぴっぴさん「イナ川、イナ川...」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ツンツン」
ぴっぴさん「あれ、イナ川の幻覚が...見え...?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴょんぴょん」
ぴっぴさん「イナ川!!イナ川が戻ってきた!」
ぴっぴさん「イナ川、ごめんね、ごめんね」ぎゅーっ
ᶘイ^⇁^ナ川 「...コクリ」
栞子「コンコン、失礼しまーす」ガチャリ
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴょーん」
栞子「あっ!」
ᶘイ^⇁^ナ川 「テトテト」
ぴっぴさん「イナ川が...イナ川が...」どんより
ふーちゃん「大丈夫だよ。絶対戻ってくるよ」さすさす
ぴっぴさん「私が悪かった。イナ川が私のiPhoneシャワーで洗っちゃって、キツく怒り過ぎた」
ぴっぴさん「イナ川、イナ川...」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ツンツン」
ぴっぴさん「あれ、イナ川の幻覚が...見え...?」
ᶘイ^⇁^ナ川 「ぴょんぴょん」
ぴっぴさん「イナ川!!イナ川が戻ってきた!」
ぴっぴさん「イナ川、ごめんね、ごめんね」ぎゅーっ
51: 2022/06/12(日) 17:26:22.19 ID:OmvCEaN8.net
ふーちゃん「かくかくしかじかで、イナ川ちゃんがこの子にお世話になったと」
ぴっぴさん「本当にご迷惑をお掛けしました」
栞子「いえいえ、当然の事をしたまでです」
ぴっぴさん「あの、住所とか連絡先教えて頂く事は可能でしょうか?後でお礼をしたいです」
栞子「...」
栞子「お礼なんて...私には」
栞子「私はこれで失礼させていただきます」バタン
ぴっぴさん「あっ...」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」
ぴっぴさん「本当にご迷惑をお掛けしました」
栞子「いえいえ、当然の事をしたまでです」
ぴっぴさん「あの、住所とか連絡先教えて頂く事は可能でしょうか?後でお礼をしたいです」
栞子「...」
栞子「お礼なんて...私には」
栞子「私はこれで失礼させていただきます」バタン
ぴっぴさん「あっ...」
ᶘイ^⇁^ナ川 「....」
53: 2022/06/12(日) 17:29:48.12 ID:OmvCEaN8.net
栞子「コンコン」
薫子「ん」ガチャ
栞子「ただいま戻りました」
薫子「どうだった?ぴっぴさんいた?」
栞子「ええ。無事イナ川さんも送り届けられました」
薫子「そっか、ならよかった」
ブロロロ
栞子「(イナ川さん、無事にお家に帰れてよかったです)」
栞子「(お元気で)」
薫子「ん」ガチャ
栞子「ただいま戻りました」
薫子「どうだった?ぴっぴさんいた?」
栞子「ええ。無事イナ川さんも送り届けられました」
薫子「そっか、ならよかった」
ブロロロ
栞子「(イナ川さん、無事にお家に帰れてよかったです)」
栞子「(お元気で)」
54: 2022/06/12(日) 17:35:54.90 ID:OmvCEaN8.net
~後日~
薫子「ひえ~、寝過ごしちゃった!」
栞子「またですか?」
栞子「私は準備がもう出来ているので、先に出ますね」ガチャリ
栞子「おや、玄関に何か置いてあります」
栞子「これは、プッチンなプリン?」
栞子「お手紙も...」ヒラリ
汚い字で書かれた手紙「ありがとう」
栞子「はっ!」
栞子「ふふっ、どういたしまして」
薫子「とっとっと、やばい、遅刻遅刻!」ガチャ
薫子「あれ?栞子何してんの?」
栞子「...なんでもないですよ」
栞子「姉さん、今日は帰ったらプリンを一緒に食べましょう」
薫子「?」
薫子「変な栞子」
終わり
薫子「ひえ~、寝過ごしちゃった!」
栞子「またですか?」
栞子「私は準備がもう出来ているので、先に出ますね」ガチャリ
栞子「おや、玄関に何か置いてあります」
栞子「これは、プッチンなプリン?」
栞子「お手紙も...」ヒラリ
汚い字で書かれた手紙「ありがとう」
栞子「はっ!」
栞子「ふふっ、どういたしまして」
薫子「とっとっと、やばい、遅刻遅刻!」ガチャ
薫子「あれ?栞子何してんの?」
栞子「...なんでもないですよ」
栞子「姉さん、今日は帰ったらプリンを一緒に食べましょう」
薫子「?」
薫子「変な栞子」
終わり
55: 2022/06/12(日) 17:38:21.97 ID:a8G62l5V.net
夏休みの映画みたいなSS
56: 2022/06/12(日) 17:38:52.69 ID:EQEjnWxK.net
いい話だけどちょっと悲しい
57: 2022/06/12(日) 17:39:06.63 ID:tHVTcFpa.net
イナ川が可愛すぎた
おつ
おつ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります