1: 2017/01/10(火) 23:40:33.93 ID:u3F+BCo1.net
金曜までド短編ちかダイ

2: 2017/01/10(火) 23:41:02.16 ID:u3F+BCo1.net
千歌「あー……あったかーい」

ダイヤ「炬燵は落ち着きますわね……」

千歌「眠くなりますよね……あ、みかん食べます?」

ダイヤ「いただきましょう」

3: 2017/01/10(火) 23:41:30.63 ID:u3F+BCo1.net
千歌「皮むいてあげましょうか?」

ダイヤ「それくらい自分で出来ますわ」

千歌「ダイヤさんみかんの筋は綺麗に取るんですね」

ダイヤ「ええ、いけませんか?」

4: 2017/01/10(火) 23:41:58.23 ID:u3F+BCo1.net
千歌「ダメです!」

ダイヤ「えっ」

千歌「みかんの筋には栄養が沢山あるんですよ?食べた方が体にいいんです」

ダイヤ「……それでも昔からの癖は抜けませんわ」

5: 2017/01/10(火) 23:42:23.74 ID:u3F+BCo1.net
千歌「まあ美味しく食べられるのが一番ですよね、確かに」

ダイヤ「……食べます?」

千歌「私だって自分でむけますよーだ!」

ダイヤ「何もそんなにムキにならなくても……あら、綺麗にむきますのね」

6: 2017/01/10(火) 23:42:50.56 ID:u3F+BCo1.net
千歌「そりゃ好物ですし、面白い形にむくこともできますよー、見ます?」

ダイヤ「遠慮しておきますわ」

千歌「えー、せっかく乗ってきたのにー」

ダイヤ「食べ物で遊ぶんじゃありません」

7: 2017/01/10(火) 23:43:14.93 ID:u3F+BCo1.net
千歌「はーい」

ダイヤ「……そういえば宿題はちゃんとやってますの?」

千歌「ダイヤさんに怒られたくないですし、もちろんちゃんとやってますよ」

8: 2017/01/10(火) 23:43:40.11 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「それは結構ですわ」

千歌「だからー、今日はのんびりごろごろしましょう!」

ダイヤ「あなたいつもそんな風に過ごしてるじゃありませんか」

千歌「今日はやることもないので本当にのんびりなんです!」

9: 2017/01/10(火) 23:44:18.44 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「……それはそれで少し手が空いてしまいますわね」

千歌「んー、そうですねー……でも炬燵から出たくないです」

ダイヤ「まだ部屋あったまってませんものね」

千歌「ゲームも一人用のしかないし……」

10: 2017/01/10(火) 23:44:43.82 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「私はゲームできませんものね」

千歌「……正直暇じゃないですか?」

ダイヤ「そうですか?」

千歌「なんか……こう、動きたくないですか?」

11: 2017/01/10(火) 23:45:12.89 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「出たくないって言ってたじゃありませんか」

千歌「そうなんですけどー!なんかこう、どんどん堕落していく感じが……」

ダイヤ「あら、私はこんな風に静かな時間は好きですわよ?」

千歌「そうなんですか?」

12: 2017/01/10(火) 23:45:38.32 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「ええ、目の前に貴女がいますもの」

千歌「……たまの不意打ちはほんとずるい」

ダイヤ「何か?」

千歌「なんでもないですー……」

13: 2017/01/10(火) 23:46:03.77 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「……どうしてうつ伏せになるんですの?」

千歌「ちょっとのぼせただけです」

ダイヤ「じゃあ炬燵から出れば良いじゃありませんか」

千歌「そしたら寒いじゃないですか!」

15: 2017/01/10(火) 23:46:42.35 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「どっちなんですの……」

千歌「……ま、まあ良いんですよなんでも」

ダイヤ「そうですの?」

千歌「はい。あ、そうだ、私もダイヤさんといるだけで楽しいですよ?」

ダイヤ「……そうですか」

16: 2017/01/10(火) 23:47:09.78 ID:u3F+BCo1.net
千歌「あ、もしかして照れてます?」

ダイヤ「おあいこですわ」

千歌「……バレてたか」

ダイヤ「どれだけ一緒にいると思ってますの?バレバレですわ」

千歌「あはは……そういえばダイヤさん、ずっと正座で足痺れないんですか?」

17: 2017/01/10(火) 23:47:35.14 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「淑女として当然のことをしている迄です、貴女がだらしなさすぎるんですのよ」

千歌「今は女の子皆こんな感じですって」

ダイヤ「それでも他人様の家に上がっている以上、礼を失するのはいただけません!」

千歌「……私って、ダイヤさんにとっては他人扱いなんですね」

18: 2017/01/10(火) 23:47:59.98 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「あっ」

千歌「もう本当に大事だと思ってたのは私だけだったんですね……」

ダイヤ「いや、その……言葉のあやと言うもので……」

千歌「いいですよ、気を遣わなくても……」

19: 2017/01/10(火) 23:48:35.37 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「……ああもう!これでいいんですの?」

千歌「……なんて言ったら足崩してくれると思いましたよ、ダイヤさんっ」

ダイヤ「……あなたって人は!もう!」

千歌「えへへ、どうですか私の演技?」

ダイヤ「……見ての通りですわ」

千歌「やったっ」

21: 2017/01/10(火) 23:48:58.91 ID:u3F+BCo1.net
ダイヤ「……」

千歌「……ダイヤさん?」


ちゅ


ダイヤ「……ふんっ」

千歌「……うー」

22: 2017/01/10(火) 23:49:24.17 ID:u3F+BCo1.net
これにておしまい
炬燵みかんという最強の布陣
そんなテーマでした
ありがとうございました、また明日お会いしましょう

23: 2017/01/10(火) 23:51:28.66 ID:kpKbI75x.net
あぁ~

24: 2017/01/10(火) 23:53:25.47 ID:CPA+yQr0.net
おつ

引用元: 千歌「今日は2人で」ダイヤ「冬の炬燵の中、ですわ」