1: 2014/04/13(日) 15:14:49.41 ID:3lYfwAq80
愛「さあ!今週も始まりました!いきますよ!!」

愛「愛と!!」

絵理「絵理の…」

愛・絵理「マスターラジオ!」

絵理「さっそく、今週のゲストを紹介しましょう…」

愛「現在にんききゅーじょーしょーちゅーのアイドルユニット、ニュージェネレーションから」

愛「島村卯月さんと渋谷凛さんです!!」

卯月「こんばんは!島村卯月です!」

凛「こんばんは。渋谷凛です」

絵理「今日はよろしくお願いします…?」

卯月「こちらこそ、よろしくお願いします!」

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)

2: 2014/04/13(日) 15:21:09.77 ID:3lYfwAq80
愛「まずは自己紹介からお願いします!」

卯月「はい!島村卯月17歳!高校2年生です!」

絵理「えっと…次は、凛さん…?」

凛「渋谷凛。15歳、高校1年です」

愛「ありがとうございました!!今度はあたしたちの自己紹介ですね!」

絵理「それはしなくていいんじゃないかな…?」

愛「えっ!?」

卯月「面白いですねー。お二人はボケとツッコミがちゃんと別れてるみたいで!」

愛「うわーん!!芸人さんじゃないよー!!」

3: 2014/04/13(日) 15:27:25.47 ID:3lYfwAq80
絵理「次はお便りの紹介です…」

卯月「すごーい!凛ちゃん!こんなにいっぱいお便り来てるよ!」

凛「はしゃぎ過ぎだって…。まあ、確かにすごいとは思うけど」

愛「それじゃ、読んでいきますね!」

愛「ラジオネーム『オテント様』さんからのお便りです!」

愛「愛さん、絵理さん、ニュージェネの皆さん、こんばんは!」


……………………………

5: 2014/04/13(日) 15:35:18.92 ID:3lYfwAq80
愛「今週もお別れの時間がやって参りました!」

卯月「凄かったですねー!緊張しました。凛ちゃんも緊張したよね?」

凛「そうだね。愛さんのおかげで緊張するのも忘れてたけど…」

絵理「ごめんね…?愛ちゃんがうるさくて…」

愛「あー!!絵理さん!それどういうことですかー!?」

卯月「それにしてもまだ話し足りないです…。もっと話してたかったなぁ…」

愛「じゃあ収録明けたら一緒にご飯食べましょう!」

卯月「いいですねー!凛ちゃんも来るよね?」

凛「え…ああ、うん。考えておくよ」

絵理(帰ってブログの更新したい…)

6: 2014/04/13(日) 15:45:39.25 ID:3lYfwAq80
凛「それよりも外でスタッフさんが必氏に『巻いて』って言ってるけど…」

愛「ああー!!ごめんなさい!つい話し込んじゃいましたね!」

絵理「それじゃお二人から告知を…どうぞ」

卯月「はい!現在、ニュージェネレーションの1stシングル、『輝く世界の魔法』が絶賛発売中です!」

凛「是非、私達に素敵な魔法をかけてくださいね…」

卯月「うわー!凛ちゃんが可愛い事言うなんて珍しいね!」

凛「いや、台本だから…」

愛「今週はここまで!ということで、皆さんまた来週会いましょう!!」

絵理「それでは、この曲を聴きながらお別れとしましょう…?」

絵理「現在発売中、ニュージェネレーションの1stシングル、『輝く世界の魔法』です。どうぞ…」


…………………………

7: 2014/04/13(日) 15:52:01.12 ID:3lYfwAq80
愛「お疲れ様でした!!」

卯月「お疲れ様でした!」

愛「さあ卯月さん!どこに行きましょうか!?美味しいケーキのお店があるんです!そこに行きましょう!!」

卯月「えっ!?あ、うん…!じゃなくて…はい!」

愛「あ、あたしの事は好きに呼んでいいですよ!」

卯月「そ、そう…?じゃあ、愛ちゃんで!」

愛「はい!行きましょう!卯月さん!!」

9: 2014/04/13(日) 15:58:28.49 ID:3lYfwAq80
イラッシャイマセー

卯月「あ、ここ…凛ちゃんと未央ちゃんと来たかったお店…」

愛「来たことあるんですか!?」

卯月「ううん。入ろうとしたんだけど、突然お仕事が入っちゃって…」

愛「そうですか…。お仕事なら仕方ないですね!それにしても…二人も来ればよかったのに!」

卯月「あ、じゃあ私未央ちゃんに電話してみるね!」

愛「私も涼さんに電話してみます!!」


prrrrrrrr

愛・卯月「繋がらない!」

10: 2014/04/13(日) 15:59:30.13 ID:3lYfwAq80
イラッシャイマセー

卯月「あ、ここ…凛ちゃんと未央ちゃんと来たかったお店…」

愛「来たことあるんですか!?」

卯月「ううん。入ろうとしたんだけど、突然プロデューサーさんから凛ちゃんに電話があって…」

愛「そうですか…。お仕事なら仕方ないですね!それにしても…二人も来ればよかったのに!」

卯月「あ、じゃあ私未央ちゃんに電話してみるね!」

愛「私も涼さんに電話してみます!!」


prrrrrrrr

愛・卯月「繋がらない!」

12: 2014/04/13(日) 16:03:00.72 ID:3lYfwAq80
愛「気を取り直して、食べましょう!何にします!?」

卯月「このショートケーキ美味しそう!」

愛「じゃあ私別なの頼むので二人で分けましょう!」

卯月「うん!」

愛「じゃあ私はこのチョコケーキにしますね!」

卯月「すいませーん!」

ハーイ

13: 2014/04/13(日) 16:06:12.26 ID:3lYfwAq80
愛「美味しいですねー!」

卯月「うん!」

愛「卯月さん、あーんしてください!」

卯月「えっ!?」

愛「あーんです!あーん!!」

卯月「え…あ、あーん…?」パクッ

愛「美味しいですか?」

卯月「う、うん…」

愛「よかったです!卯月さんのも分けてください!!あーん」

卯月「私もやるの!?」

14: 2014/04/13(日) 16:09:54.16 ID:3lYfwAq80
愛「ごちそうさまでしたー!!」

卯月「ごちそうさまでした!」

愛「ダイエットしないといけませんねー」

卯月「そうだねー」

愛「あたし、ずっとアイドルになりたかったから、体型維持とかの練習は結構してたんですよ!」

卯月「私もずっとアイドルになりたくて…同じだね」

愛「はい!でも…。でもあたし、夢見ちゃいけなかったから…」

卯月「夢を見ちゃ…いけない?」

15: 2014/04/13(日) 16:15:27.49 ID:3lYfwAq80
愛「あたしのママがアイドルをやってたのは知ってますよね?」

卯月「うん…。日高舞…。伝説のアイドル…」

愛「あたし、ママみたいなアイドルになりたいってずっと思ってて…でも、自分の力じゃなれないから…」

愛「あたしは夢を見ちゃいけないんだって…。そう思うようになって…」

愛「そんな時に声をかけてくれたのが春香センパイで…」

愛「あたし、春香センパイが声をかけてくれなかったら、ずっとアイドルになりたい人のままだったのかなって…」

愛「そう思うと…今でも怖いんです…」

卯月「愛ちゃん…」

16: 2014/04/13(日) 16:23:36.42 ID:3lYfwAq80
卯月「私も、プロデューサーさんが声をかけてくれなかったら…愛ちゃんと同じだったのかなって…」

卯月「私は愛ちゃんみたいにオーディションも受けようとはしてなかったし、ただ遠くから見ているだけだった…」

卯月「だけど、今はこうやってアイドルやってる。変われたんだなって…」

卯月「夢を見続けてよかったって、そう思うようになったよ」

愛「卯月さんは、怖くないんですか?」

卯月「怖くないよ。凛ちゃんや未央ちゃんや、プロデューサーさんも。みんながいるから怖くないよ」

愛「私にだって仲間はいます!でも…これだけは誰にも分かって貰えないから…」

卯月「そんなの当たり前だよ。人はみんなそれぞれだもん。愛ちゃんだって、他のみんなのことで分かってあげられてないこと、あるでしょ?」

愛「じゃあ、どうすればいいんですか…?」

17: 2014/04/13(日) 16:30:26.18 ID:3lYfwAq80
卯月「簡単だよ!クヨクヨ考えていても先には進めないから、クヨクヨにさよなら、だよ!」

愛「昔の自分を捨てちゃうんですか…?」

卯月「違うよ。変わるの。弱い自分から強い自分に…って言うと難しいかな?」

卯月「夢を見る立場から夢を見せる立場になる!ってことかな…?」

愛「いつも…ママが言ってることです…。アイドルは夢を見せる仕事だって…」

愛「分かりました!私、頑張りますね!!」

愛「卯月さんが追い付けないくらいに、パーッと走って行っちゃいますから!」

卯月「うん!約束しよう!」


卯月「島村卯月は夢を見る」 完

18: 2014/04/13(日) 16:31:13.34 ID:3lYfwAq80
凛「渋谷凛は前を向く」

20: 2014/04/13(日) 16:55:07.88 ID:3lYfwAq80
>>7 同刻

絵理「お疲れ様でした…?」

凛「お疲れでした。あの…この後よかったらお話、いいですか?」

絵理「え…?」

凛「話したいことがあるんです。二人で」

絵理「えっと…今日はこの後用事があって…」

凛「そうですか…。ではいつ頃なら空いていますか?スケジュールに余裕のある時に声をかけていただければ…」

絵理「うん…じゃあ、また今度…」

21: 2014/04/13(日) 17:03:55.20 ID:3lYfwAq80
To:凛さん
件名:絵理です

こんばんは。
前に話していた件、明日のお昼頃なら大丈夫です。
場所は凛さんの方で決めてもらっていいです。

P.S. プライベートの時くらいタメ口で話してくれてもいいです


凛「ふーん…。このまま逃げられるかと思ってたのに」

22: 2014/04/13(日) 17:10:25.70 ID:3lYfwAq80
翌日

絵理「お待たせ…。あの、話って…?」

凛「とりあえず中に入ってから話そう。外暑いし」

絵理「うん…」


イラッシャイマセー

凛「アイスコーヒー1つ」

絵理「私もそれで…」

アイスコーヒーガオフタツー

ゴチュウモンノカクニントラセテイタダキマスネー

………………………………

凛「仕事だから仕方のないことなのかもしれないけど、コーヒー2つくらいなのに確認されると笑えるよね…」

絵理「え…うん…。そうかな…?」

凛「絵理も」

絵理「え…?」

凛「私、絵理のことちょっと苦手だなって思ってね…」

23: 2014/04/13(日) 17:19:30.14 ID:3lYfwAq80
絵理「苦手…?」

凛「うん…。絵理って、ネットアイドルの出身なんだってね…」

絵理「うん…。それがどうかした…?」

凛「後輩の私がこんなこと言うのもなんだけど、絵理って現実が見れてないんじゃないかな」

絵理「現実…?」

凛「ネットの世界から出てきたはいいけど、どうしていいか分からなくてネットの世界に帰りたい感じかな」

絵理「そんなこと…」

凛「いつもうつ向きがちなのは何で?自分の発言を確かめる様に話すのは何で?」

凛「何がそんなに怖いの?」

絵理「……」

24: 2014/04/13(日) 17:27:39.03 ID:3lYfwAq80
絵理「凛さんは…逆に現実しか見てないと思うな…」

凛「そうだよ。余計なこと考えてたら絶対に途中で挫折するから」

絵理「夢を見るのがそんなに悪いこと…?」

絵理「卯月さんはずっと夢を見てたって愛ちゃんから聞いた…。愛ちゃんもそうだった…」

絵理「凛さんは一緒に進むべき仲間でさえ置いて進んじゃうの…?」

絵理「卯月さんはね、凛さんのCDデビューが決まった時に、三人一緒の時間が終わっちゃったって思ったんだって…」

絵理「三人一緒にトップアイドルになることを諦めちゃったんだって…」

絵理「凛さんは…仲間の夢さえ否定するんだね…」

25: 2014/04/13(日) 17:35:16.71 ID:3lYfwAq80
凛「先輩だからって…偉そうに言わないでよ…」

絵理「後輩のくせに偉そうに言わないで…」


絵理「確かに凛さんの言う通りだと思う…。私は現実を見てなかった…」

絵理「だけどね、私を見つけてくれた尾崎さんや、ネットアイドルの友達、それに愛ちゃんや涼さん達に勇気付けられて…今は少しずつ前を向けてる…」

絵理「凛さんも…少しくらい怖がったっていいと思う…。怖かったら魔法を信じてみてもいいと思う…」

絵理「夢の為に前を向いて走ればいいんだよ…」

凛「うん…」

26: 2014/04/13(日) 17:44:02.02 ID:3lYfwAq80
凛「説教するつもりが、まさか説教されるとはね…」

凛「誤解してた…。絵理は芯があって強いよ…」

絵理「先輩なりに、アドバイス…?」

凛「こういう時ばっかり先輩面して…」

凛「あとさっき後輩のくせにって言ったのは忘れないからね」

絵理「えっ…?わ、私も先輩だからって偉そうにしないでって言われたの忘れない…。ネットに晒して炎上させる…」

凛「待って…!それは困る。っていうかこれデジャブだよ」

凛「まったく…ネットアイドルってみんなこうなの?」



凛「渋谷凛は前を向く」 完

27: 2014/04/13(日) 17:45:05.95 ID:3lYfwAq80
未央「本田未央は静かに泣く」

28: 2014/04/13(日) 17:55:21.11 ID:3lYfwAq80
未央『えっ…?じゃあ私出れないの?『

P『ああ。知っての通りニュージェネのラジオ出演は初めてだ』

P『そこで、反省点等をまとめるために未央には聞く専門になってもらおうと思ってな』

未央『なんで!?そんなのオンエアをみんなで聞きながら話し合えば済むことでしょ!?』

P『ステージに立ってる者が観客の気持ちになれるか?そういうことだ』

未央『納得できないよ!それに向こうにはもう3人で出演って言ってあるんでしょ!?ねぇ!?なんとか言ってよ!』

P『悪いがもう決まったことだ』

未央『そんな…。訳分かんないよ…』

P『未央は三人の中で一番客観的なんだろう?頼んだぞ』

未央『待って!待ってよ!プロデューサー!』

29: 2014/04/13(日) 18:05:37.20 ID:3lYfwAq80
未央「って言うんだよ、悪魔だよねー」

未央「って誰に話してるんだろう…。私…」

未央「まあいいや、今日は久しぶりにレッスンもないから映画でも観に行こうかなー!」

未央「確か今は765プロの先輩方総出演のファンタジー映画がやってるよね!」

未央「それを観に行こう!そうしよう!」

31: 2014/04/13(日) 18:10:43.91 ID:3lYfwAq80
未央「うわー…バス混んでるなぁ…」

未央「まあ、なんとか座れそうかな…」

未央「よいしょっと!涼しいねぇ、快適快適!」

「あの…隣、いいですか?」

未央「どうぞー!って!876プロの秋月涼さん!」

涼「しーっ!静かに!今日はオフだからなるべく穏便に…」

未央「あ…ごめんなさい…」

涼「そういう君は本田未央ちゃんだよね?最近よく見かけるよ」

未央「知っててくれたんですか!?嬉しいなぁ…」

33: 2014/04/13(日) 18:17:01.19 ID:3lYfwAq80
未央「今日はどこまで?」

涼「せっかくのオフだから映画でも観ようかと思って」

未央「一緒だね!私も映画観に行くんだ!」

涼(急にタメ口!?)

涼「そ、そうなんだ…。未央ちゃんは何の映画観るの?」

未央「『眠り姫』っていう映画で…765プロ総出演の…」

涼「ああ…うん、僕もそれだよ…」

未央「おお!なんという偶然!アイドル同士は引かれ合う運命ってことだね!」

涼「うん…。そうだね…」

34: 2014/04/13(日) 18:30:54.62 ID:3lYfwAq80
未央「涼くんは765プロだと誰のファン?やっぱりあずささんかな?男の子だもんねー」

未央「私はやっぱりあみまみちゃんかなー!可愛くて面白くて最高だよね!」

未央「ミキちゃんもいいよね!MCは少し気が抜けてるけど、歌もダンスもバッチリ決めてカッコいいよ!」

涼(勝手にあずささんのファンにされてるし…)

涼「僕は…そうだなー。律子姉ちゃんのファンかなー…あはは…」

未央「えっ…。涼くんってそういう趣味…?」

涼「ぎゃおおおん!誤解だよー!」

39: 2014/04/13(日) 23:05:25.69 ID:3lYfwAq80
未央「映画も混んでるねー」

涼「公開2日目だしね…。ってなんで未央ちゃんと一緒に観ることに!?」

未央「よいではないかー!せっかく会えたのも何かの縁だし!」

涼「そうかな…。まあ、いいか…」

未央「それじゃあ行こう!」

涼「う、うん…」

40: 2014/04/13(日) 23:10:36.50 ID:3lYfwAq80
>>10 同刻

劇場内

涼「そういえば未央ちゃん、今日は二人は一緒じゃないの?」

未央「えっ?」

涼「三人はプライベートでも仲良しって聞いてるからさ…」

未央「今日は二人はお仕事なんだ。愛ちゃんと絵理ちゃんのラジオのゲストだよ」

涼「そうだったんだ…。未央ちゃんは?」

未央「私は…」


ブーーーーーーーー

未央「あ、始まるよ!」

涼「うん、そうだね…」


…………………………

41: 2014/04/13(日) 23:13:53.66 ID:3lYfwAq80
未央「映画、面白かったね!」

涼「そうだね」

未央「律子さんも見れたしね!」

涼「もう!からかわないでよ!」

未央「ごめーん!」

涼「未央ちゃん…ちょっと話があるんだけど、いいかな?」

未央「話…?何かな?」


……………………

42: 2014/04/13(日) 23:18:54.26 ID:3lYfwAq80
涼「そっか…。辛かったね…。ごめんね、無神経なこと聞いて」

未央「ううん。いいの…。涼くんに聞いてもらえてちょっとスッキリしたし」

未央「それにしても、私が辛そうだ、なんてよくわかったね」

涼「僕も、未央ちゃんと一緒だから…」

涼「誰に頼まれたってわけじゃないけど、ずっと愛ちゃんと絵理ちゃんを見守ってたから…」

涼「未央ちゃんも、その役目を任されたっていうのはいいことだと思うよ」

涼「だってそれって、二人のことがよく見えてるからでしょ?」

未央「そう…かな?」

43: 2014/04/13(日) 23:25:05.25 ID:3lYfwAq80
涼「そうだよ!未央ちゃんにしかできないことだって、僕も思うよ!」

未央「私にしか…できないこと…」

涼「未央ちゃんがニュージェネレーションの代表だって思うよ」

未央「代表?」

涼「卯月ちゃんがニュージェネレーションの顔で、凛ちゃんがリーダー」

涼「みんな似てるようだけど、それぞれ役割があって」

涼「ニュージェネレーションの目標…夢を宣誓できるのは未央ちゃんしかいないなって…」

涼「二人のことをよく見てるから、それぞれの夢がちゃんと分かって、全部合わせて一つにできる。それが未央ちゃんだよ」

45: 2014/04/13(日) 23:31:18.87 ID:3lYfwAq80
未央「そっか…。私が三人の夢なんだ…」

涼「それで、ラジオは聴くの?」

未央「当たり前だよ!後でいっぱい注意しちゃうよ!」

涼「そっか。元気になってよかった!僕はそろそろ行くね」

未央「もう行っちゃうの!?もっと話してようよ!」

涼「周りがざわついてきてるからさ…『秋月涼!白昼堂々新人アイドルとデート!』なんて書かれたら大変でしょ?」

未央「ちょっと嬉しそうじゃないかね?未央ちゃんとデートできたのがそんなに嬉しいのかな~?」

涼「ち、違うよ!とにかく僕は行くからね!じゃあね!」

未央「…うん!またいつか会おう!」

46: 2014/04/13(日) 23:36:50.32 ID:3lYfwAq80
未央「あ、もしもし?プロデューサー?」

未央「うん!私、やるよ!こんなに素敵な仕事をありがとう!」

未央「うん!今からニュージェネの初ラジオ出演を記念してパーッと…」

未央「冗談だって!お祝いくらいは買って帰るね!」

未央「え?泣いてなんかいないよ?大丈夫だって!」

未央「うん!じゃあ、切るね!」


未央「本田未央は静かに泣く」 完




47: 2014/04/13(日) 23:40:59.84 ID:3lYfwAq80
終わりです。読んでいただいた方、ありがとうございました。
途中途中に誤植等が多くてすみませんでした。

凛「渋谷凛は前を向く」は、以前書いた、鈴木彩音「サイネリア」で、ネリア様と話した後のしぶりんだったりします。


どうでもいいけどちゃんみおとデートしたら楽しそう。

引用元: 卯月「島村卯月は夢を見る」