ハルヒ「昨日の私の弁当食べたのあんただったのね！」

キョン「すまん」

ハルヒ「きいー！むかつく！」

キョン「許してくれ」

ハルヒ「絶対許さない！からあげ大好きなのに！」

ハルヒ「わざわざお母さんに頼んで作ってもらったのに！」

キョン「す、すまん」

ハルヒ「じゃあ今日の私の弁当食べたの誰よ！」

ハルヒ「みくるちゃん！あなたでしょ！」

みくる「ふえ？」

ハルヒ「あなたでしょって言ってるの！」

みくる「わ、私じゃないですよぅ…」

ハルヒ「いいやみくるちゃんに決まってるわ！他に考えられないもの！」

みくる「私しいたけ苦手なんで…」

ハルヒ「たしかに今日のはしいたけが入って…はっ！」

みくる「あっ！」

ハルヒ「一昨日の私の弁当食べたのみくるちゃんだったのね！」

みくる「ごめんなさぁい！」

ハルヒ「きいー！むかつく！」

みくる「許してくださいぃ～」

ハルヒ「絶対許さない！しいたけの煮物大好きなのに！」

ハルヒ「久しぶりに遊びに来てくれたおばあちゃん私のために作ってくれたやつなのに！」

みくる「ひ～ん」

ハルヒ「しいたけだけ残ってたのはそういうわけだったのね！まあいいわ」

ハルヒ「じゃあ今日の私の弁当食べたの誰よ！」

謎は深まるばかりだな……

しいたけ美味しいのに

お母さんに頼むとかかわいいが

大好きなしいたけが残っていていたのにしいたけの事を名残惜しそうに言うのに違和感が

ハルヒ「古泉くん！あなたでしょ！」

古泉「はて」

ハルヒ「あなたでしょって言ってるの！」

古泉「身に覚えはありませんが」

ハルヒ「古泉くんが食べたとはあんまり思いたくないけど…他に考えられないし…」

古泉「僕はオムライス担当なんで」

ハルヒ「なるほどオムライスは火曜日って決まってるから…はっ！」

古泉「しまった！」

ハルヒ「一昨々日の私の弁当食べたの古泉くんだったのね！」

古泉「おやおや」

ハルヒ「きいー！むかつく！」

古泉「これは困りましたね」

ハルヒ「絶対許さない！オムライス大好きなのに！」

ハルヒ「週に一回だけのオムライスなのに！お母さんより早起きして自分で作る特別なオムライスなのに！」

古泉「なるほど」

ハルヒ「なるほど、じゃない！古泉くん一番反省してない！」


古泉「グリンピースは苦手なのであまり入れないでくれますか」

ハルヒ「わかった気をつける！でも今はそんなことどうでもいいの！」

ハルヒ「今日の私の弁当を食べたのはいったい誰なのよ！」

ハルヒ「有希！あなたでしょ！」

長門「……」もぐもぐ

ハルヒ「あなたでしょって言ってるの！」

長門「……」もぐもぐ

ハルヒ「黙ってないでなんとか言いなさいよ！」

キョン「長門は食べるのが遅いんだ、少し待ってやってくれ」

ハルヒ「わ、わかったわよ…」

長門「……」もぐもぐ

ハルヒ「…美味しそうなおにぎりね、自分で作ったの？」

長門「そこの箱に入ってあった」もぐもぐ

ハルヒ「そこの箱？ああ、私の弁当箱のことね…はっ！」

長門「……」ごっくん

ハルヒ「私の弁当を食べたの有希だったのね！」

長門「……」

ハルヒ「きいー！むかつく！」

長門「……」

ハルヒ「絶対許さない！」

ハルヒ「今日の弁当は特になんでもないけど…！冷凍食品と残り物ばっかりだけど！」

長門「美味しかった」

ハルヒ「な、なによ！ありがとう！」

長門「おかわり」

ハルヒ「おかわりはないわよ！また月曜日作ってきてあげる！」

ハルヒ「だからもう勝手に食べないでよ！わかった！？」

長門「……」ｺｸ

ハルヒ「作るのはお母さんだけど！」

ハルヒ「みんなも！わかったら返事！」

キョン「おう！」

みくる「ひゃい！」

古泉「……」

ハルヒ「……」ｼﾞｰ

古泉「…はい」

ハルヒ「よし！良い返事！全員許す！」

ハルヒ「じゃあ私はこんなこともあろうかと今朝コンビニで買って来たパンを食べ…はっ！」ｶﾞｻｺﾞｿ

ハルヒ「ない！ないわ！私のカレーパン！空っぽの袋しかない！」

ハルヒ「ちょっと！私のカレーパン食べたの誰よ！」

おわり

はい

わぁい揚げ足鳥、あかり揚げ足鳥大好き！

わかった気をつけるって言っちゃうハルヒ可愛い

ハルヒは食堂派