4: 2013/05/06(月) 05:15:06.94 ID:+42DNwAr0
美琴「ちょ…!まっ…!」

キュイーン!

上条「いいぜ…テメェらがこの俺を不幸にするってんなら…」

上条「まずはそのふざけた人間をぶち頃す!」

5: 2013/05/06(月) 05:16:17.22 ID:+42DNwAr0
帰宅。

上条「…」ガチャバタン

禁書「と……ぅ…まぁぁー!」

ガブッ

禁書「どうして夕食を用意していってくれなかったんだよ!お腹が減って氏にそうだったんだよ!」

上条「るせぇ」

禁書「え・・・?」

上条「ちょっと優しくしたら思う存分たかりやがって…テメェ」

禁書「ちょっと…ど、どうしたの…?とうま?」

上条「もうお前には耐えられない」

禁書「え…!?とうまっ、ちょ」

キュイーン!

上条「くく…俺の幻想頃しは覚醒したんだ…!全ての幻想だけでなく全ての厄災をもぶち頃す右手としてなぁ!!」

9: 2013/05/06(月) 05:17:35.66 ID:+42DNwAr0
外出。

上条「…」テクテク

黒子「…お姉様はどこにいってしまわれたのかしら…あっ!」

上条「…んだよ…」

黒子「さては類人猿!!あなたがお姉様をたぶらかしてあんなことやこんなk…

上条「うるせぇよ」

黒子「なっ…!なんですって!」

上条「テメェみてぇなガキに類人猿呼ばわりされる覚えはねぇっつってんだよ!」

黒子「あなた…突然なんですの…」

上条「くくく…テメェが探してるお姉様とやらの居場所は俺が知ってるぜ…」

黒子「な…!やっぱりあなたお姉様をたぶらかして…!」

上条「今頃は天国行きか地獄行きかの審判中だろうなぁ…」

黒子「それはどういう…。…!!…まさかあなた!」

上条「そうさ!あんな俺にとっての不幸の塊は消し去ってやったよ!」

黒子「き…貴様ぁぁぁぁぁ!!」

12: 2013/05/06(月) 05:18:49.35 ID:+42DNwAr0
黒子「絶対に…許しませんわ!!」シュン!

上条「…ふふ」

黒子「…?」

上条「はははは!!嘘だよ!俺がそんなことするはずねーだろww」

黒子「なんですの…一体…」

上条「今日は何の日か考えてみろよww」

黒子「今日は…5月…5日ですが…」

上条「そう…四月馬鹿…なわけないよなぁ…!!」

キュイーン!

上条「く…はははははは!!こんなにいとも簡単に落ちるとはなぁ!学園都市の大能力者も聞いて呆れるぜぇ!!」

13: 2013/05/06(月) 05:19:48.83 ID:+42DNwAr0
神裂「大変なことになりましたね・・・」

ローラ「これは学園都市にとっても十字教全体にとっても危機でありけるわね」

ステイル「しかも彼はわずかなの負の感情さえも一切制御できなくなっているらしい…。これじゃあ…破壊の権化だよ…(…インデックス…)」ギリッ

五和「何故…こんなことに…上条さん…」

16: 2013/05/06(月) 05:21:11.34 ID:+42DNwAr0
アレイスター「くそっ…これでは私のプランは台無しだ…!」

アレイスター「…あいつらに要請をだしてみるか」

17: 2013/05/06(月) 05:21:59.95 ID:+42DNwAr0
上条「くくくはははははは!!俺は新世界の神だー!」

浜面「おいおいこんな街中でなにデスノやってんだよ」

上条「…なんだ浜面か…」

浜面「なんだは余計だ」

上条「なぁーんか…気に障るなぁ…?」

浜面「えっ?」

上条「俺を誰だと思ってやがりますかぁ…?」

浜面「そんなの上条当麻に決まってるじゃねーか」

上条「あくまで反抗的だな…消えろ!」ダッ

浜面「うわっ!いきなり殴りかかるとか!くっ…やられr「はまづらぁーー!!」

上条・浜面「!?」

18: 2013/05/06(月) 05:22:57.09 ID:+42DNwAr0
浜面「た、滝壺!?」

ハマヅラカバッテバコーン!

滝壺「…!?ぐっ…うっ!」

浜面「滝壺っ!どうしたんだよこれしきのことで俺なんかかばいやがって…喧嘩慣れはしてr

滝壺「はまづら…消えなくて良かった…」ドサッ

浜面「滝壺…!…上条テメェ!!」ギリッ

19: 2013/05/06(月) 05:23:45.47 ID:+42DNwAr0
上条「ははは!まさか自分が消えると覚悟してかばいに来るとはな!」

浜面「消える?滝壺が?いや、待て。なんでいきなり俺を殴りかかってきたんだよ」

上条「俺の幻想頃しは俺にとって不幸になる存在を消し去る右手に覚醒したのさ…」

浜面「でも滝壺が消えてないってことは1人1人狙いを定めないといけないみたいだな…?」

??「そういうことなら簡単だな!!」

ビーム!ビーム!ビーム!ビーム!

上条「なんだと…!?」

20: 2013/05/06(月) 05:24:40.82 ID:+42DNwAr0
浜面「麦野!」

麦野「助けに来てやったぜぇ浜面ぁ!」

浜面「絹旗も!滝壺はお前らと一緒に来たのか」

絹旗「まって麦野!あいつまだ超ピンピンしてる!」

上条「なるほどな…今の俺は全身が幻想頃しってわけか!」

麦野「クソが…!太刀打ちできねぇじゃねぇか!」

23: 2013/05/06(月) 05:26:32.96 ID:+42DNwAr0
一方「何弱気になんてンだァ…?レベル5ともあろうものが…」

垣根「レベル5ならもっと堂々と余裕かましてればいーんだよ」

食蜂「あら、御坂さんもやられちゃったみたいだしぃ?油断はできないと思うケドぉ」

削板「第3位の仇は俺たちがとる!…精一杯の根性でな!!」

麦野「お前等!助太刀ってかぁ!?…ふっ…いくぞテメェらぁ!」

一方「…命令すンじゃねェ!第1位は俺だぞ?」

垣根「4位風情が何先陣きろうとしてんだ?調子のんなよムカつくぜ」

食蜂「レベル5は強さの序列じゃないことを忘れないで欲しいわねぇ」

絹旗「超ボロくそ言われてますね…」

麦野「」

26: 2013/05/06(月) 05:30:46.25 ID:+42DNwAr0
>>22
ありがとう


浜面「…?おい、食蜂。お前どこいくんだ?」

食蜂「ちょっとねぇ☆」

浜面「…トイレか?」

食蜂「アホかぁっ!!///」リモコンピッ

浜面「あれ、なに言ったんだっけ…?」

27: 2013/05/06(月) 05:32:52.76 ID:+42DNwAr0
一方「オラァ!!」
地面を踏んづけ、ベクトル操作で上条に向かって地割れを起こす

上条「効くかよ!」
キュイーン!
転がるボールを足で止めるように、少し前に出した足で地割れを止めた

垣根「後ろ見ろバーカ!」ツバサファサファサ

上条「なに!?」
後ろには白垣根が100体ほどいた

垣根「いけッ!」
白垣根たち「いくぞぉぉぉ!!」

白垣根軍団1人1人の未元物質で作り出された2m大の黒い球体が数えきれないほど飛んでくる

29: 2013/05/06(月) 05:34:08.91 ID:+42DNwAr0
上条「喰らうかよ!」
むしろ走り出す。白垣根軍団の方向に向かって。

白垣根軍団「くっ…!」

上条「⊂==( ^ω^)==⊃」ブーン
まさにこの格好で黒い球体ごと、白垣根軍団ごとラリアットをかまして行く。
全身幻想頃しになった上条には異能の塊である黒い球体や白垣根軍団など、吹いて散る灰のようなものだ。

白垣根軍団「「「「「「あばばばばbbbbbbbb…」」」」」」
あっという間に全軍消えうせた。

垣根「隙ありぃ!!」

上条「!!」
翼での低空飛行からいきおいよく殴りかかる。特殊が無理なら物理で、と。

上条「」ニヤッ

キュイーン!

いかんせん、今の上条には物理も効かなかったのだ。

30: 2013/05/06(月) 05:36:03.47 ID:+42DNwAr0
一方「テン…メェェ!!」ファッサァァア

麦野「コンビネーションだ一方通行、削板ぁ!!」

削板「りょーっかい!!」
踏み込み、頭を掴み、地面へ叩きつける。この間、わずか音速の2倍の速度で終わらせる。

上条「」
普段の上条なら首がへし折れ、後頭部からグチャグチャに潰れたミンチになってるところだ。
ところで、幻想頃しの右手は根元から切断されても何度でも生えてくるほどの再生力があった。
しかし今は全身が幻想頃し…

削板「・・・!?頭が…再生したぁ!?」

上条「はっはははははは」

削板「!!うおっ!あぶねっー!すごいパーンチ!」
右手が伸びてくるのをいち早く感知した削板はそれより素早く念動砲弾で上条を吹っ飛ばした。

31: 2013/05/06(月) 05:38:08.63 ID:+42DNwAr0
上条「ぐっ!」ダンッ
吹っ飛ばされながらも踏ん張る。

一方「おいおい不氏身だってかァ…!?冗談じゃねェ!!」
言うが速いか白い翼での低空飛行。その一瞬で上条の目の前に移動し、上空へ翼でオモクソ叩き付ける。
尾を引く流星になり、上空へと飛んでいった。(木原数多みたいに)

一方「どうだァ?塵になっちゃァさすがに復活もできねェだろ」



上条「誰が?」

一方「…ェ…!?」
一方通行は恐怖を感じた。

34: 2013/05/06(月) 05:39:39.48 ID:+42DNwAr0
上条「ちょちょいっと」

キュイーン!

麦野「一方通行ぁ!!」

削板「くそぉ!!根性でも無理なのかよっ!!」

滝壺「…待って。あれ、なんだろう」

浜面「滝壺、お前目ぇ覚ましてたのか」

絹旗「っていうか!浜面も私も今まで超空気だったんだけど!」

37: 2013/05/06(月) 05:46:21.82 ID:+42DNwAr0
食蜂「ふっふーん☆」

上条「?」

食蜂は必要悪の教会のメンバーを連れてやってきた。

ステイル「君は…あわれだね」

上条「なんだと…?」

ステイル「自分の弱い部分に支配されるばっかりだなんてさ」

上条「…」

ステイルは上条に向かって歩き始めた。

41: 2013/05/06(月) 05:53:01.25 ID:+42DNwAr0
上条「上等だ!」

キュイーン!

浜面「あいつ自分からノコノコと消されに行きやがった…」

滝壺「はまづら、安心して。あの人はきっと大丈夫」

浜面「?」

神裂「信じられないかもしれませんが、ステイルには新たに生み出した術式をかけてあります。」

浜面「術式って…」

滝壺「魔術」

43: 2013/05/06(月) 05:59:09.69 ID:+42DNwAr0
浜面「魔術!?そんなものがあるのか」

神裂「あの食蜂とかいう方にそちらの滝壺さんからの情報を伝達してもらってましてね」

滝壺「あのなんでも消す人を通して…私の能力追跡が反応してる」

神裂「当麻さんが消した人間はどうやら異次元に迷い込んでいるようなのです。」

滝壺「その人たちの位置情報なんかを食蜂って人を通してテレパシーこの人たちに伝えてた」

浜面「滝壺が?いつのまにそんなこと…」

48: 2013/05/06(月) 06:13:38.32 ID:+42DNwAr0
神裂「この事態に十字教全体が協力し、カーテナ=オリジナルを参考に他次元からこの次元へと移動する術式の方程式の完成、さらにその方程式を解くことも成功しました。」

滝壺「オルソラ教会ってところが中心になって頑張ったみたい」

浜面「さっぱりわかんねーぞ…」

食蜂「とにかくさっきの赤髪神父の心臓にその術式をかけたみたいよぉ」

滝壺「あの人が人間を消し去るときは周囲のAIM拡散力場の減少量が0になってたから」

神裂「つまり人を消す力と幻想頃しは切り替えて使っていたことになるようです。」

53: 2013/05/06(月) 06:35:47.76 ID:+42DNwAr0
麦野「滝壺、あの赤髪はその異次元の中なのか?」

滝壺「そうみたい」

神裂「こうしてる間にも十字教全体が術式のために魔力を溜め続けています。本来なら様々な宗派が対立している以上完成なしえなかった術式なのですがね。」

滝壺「異次元ではとりあえず頑張ってるみたい」

浜面「で、どうやって上条のやつを倒すんだ?」

神裂「まずはあの右手で誰かを消させます。その瞬間にステイルがあの異次元のなかで術式を発動すると同時に今スタンバイしてる魔術師全員が一気に魔力を開放するのです。」

滝壺「膨大な魔力で多数の術式が一気に発動。カーテナの原理で異次元が開いて十字教全てを混ぜ合わせた欠点のかけらもない召喚術でみんなを奪還する。」

54: 2013/05/06(月) 06:48:13.64 ID:+42DNwAr0
削板「話は聞いたぜ!俺が消される役に立候補する!」

麦野「そうね、根性でいってきたらいいんじゃない?」

削板「よし!俺はいいぞ!まじゅちゅし…?とかの準備はまだか!?」

神裂「……おkです!!」

削板「うっしゃあ!!」ダダッ
走り出し、上条の気を引く。

上条「なんかブツブツ話してたらしいが俺には何も効かないぜぇ!」

ステイル「(いくぞ!!)」

食蜂「(教徒のみなさぁん?ステイルさんが術式発動しまーす!)」

55: 2013/05/06(月) 06:59:14.54 ID:+42DNwAr0
削板「自ら消えるぜ!」

食蜂「(…3…)」

上条「ははは削板軍覇ァ!血迷ったのか!?」

キュイーン!

食蜂「(…2…)」

ステイル「(今ここに!現世より異次元へと続く通路は確立された!召喚術を発動する!!)」

食蜂「(…1…)」

浜面「いっけぇー!!」

ドッカァアーン!!

上条「ぐあああああああああああああああ」
上条の右手から膨大な魔力が吹き出す。
続いて目や口、毛穴にいたるまで全ての穴からも魔力が吹き出し、溢れそうになった。

神裂「吹き飛ばされるッ…くっ」
暴風が吹き荒れ、周囲の物はほぼ彼方へ飛ばされてゆく。

上条「ぐっああああああああああああああああああああああああああああああ」

吹き出す魔力が一際輝いた瞬間、光の中から消された人たちが現われた。

57: 2013/05/06(月) 07:13:35.35 ID:+42DNwAr0
麦野「お、お前等!!」

一方「戻ったのかァ…?」

垣根「みてぇだな…」

ステイル「…少し休ませてくれ…。ふぅ…。」

神裂「ステイル…。氏ななかっただけ良かったです…。」

上条「ぐっ…ああああああ…、あ、うあああ、お、、お、俺はぁあ」

神裂「仕上げといきましょう。はぁ!!」ジャキン!
神裂はまだ大量の魔力を滝のように垂れ流す上条の右腕を切り落とした。

59: 2013/05/06(月) 07:25:22.54 ID:+42DNwAr0

浜面「えっ?何で右腕を…」

神裂「この術式では右腕は異次元へのゲートです。いつまでも開いていてはこちらの次元まで歪んでしまいますので」

麦野「水を垂れ流す水道管を止めるために水道管ごと寸断されるみたいなことね」

絹旗「それって超荒っぽくはないですか!?」

神裂「あんな量の魔力を封じるなんてそれこそ世界中の教会が頑張っても無理ですし」

上条「ぐぁぁあぁああぁぁぁぁぁあ」
さっき切り落としたはずの右腕はもう再生していた。
しかし上条は変わらず魔力の反動に苦しんでいる。

禁書「と、とうま!!」

神裂「あ!まだ危険かm

ステイル「行かせてやれよ神裂…。あの子はきっと自分にも責任があるんだと思ってるはずさ」

60: 2013/05/06(月) 07:30:37.72 ID:+42DNwAr0
上条「ぐっ…!ぁ…。い、インデックス…。」

禁書「とうま!良かった!」

上条「…ご、ごめんな?なんか俺は世界中の人に迷惑をかけちゃったみたいだ…」

禁書「そんな!もとはといえば私がとうまに甘えてばっかりいたせいで…とうまは、怒って」

上条「いや、ちがうんだ、インデックス」

禁書「え?」

上条「確かに食費とか辛いこともあったけどさ、俺はかなり充実した毎日だと思ってるよ」

禁書「とうま…」

上条「でも一瞬、なんでみんなよってたかって俺を不幸にするんだー、と思ったらその感情が抑えきれなくなって…」

禁書「…」

61: 2013/05/06(月) 07:41:35.14 ID:+42DNwAr0
上条「でも実際問題不幸なのはこの右手のせいなんだし、俺がみんなに、世界にやったことはただの八つ当たりだったってことになるよなぁ…」

ステイル「本当なら君みたいな問題児は監獄にでもいれとくべきだと思うけどね」

神裂「それでも人柄で極刑は免除されるみたいです。実際は幸運ではないのですか?」

上条「そうだな…。目の前の小さな不幸にばっかり目が向いていたけど俺はなんていい仲間に囲まれて…」

上条「まったく、俺の神様からのラッキーなプレゼントは不幸な右手だったのかもな―」

62: 2013/05/06(月) 07:43:10.16 ID:+42DNwAr0
終わりです。

このスレにきてくれた方々ありがとうございました

63: 2013/05/06(月) 08:02:39.97 ID:DxMUGx+C0

引用元: 上条「消え失せろ」美琴「…え?」