女スパイ「どうも、スパイです」 : SSまにあっくす！

男「なんか飲みます？」

女スパイ「いえ、むしろ貴方に去り際に飲み物渡すんで飲んでくださいね」

男「怖い」

男「何見てるんですか？」

女スパイ「そりゃ、あの部屋…の…………言えません」

男「テレビつけて良いですか？」

女スパイ「ご自由に」

女スパイ「あの」

男「なんですか？」

女スパイ「お手洗い借りても良いですか？」

男「どうぞ、そこの角曲がってすぐです」

女スパイ「知ってます、じゃあお花摘んできますね」

男「お手洗いって言ってるのに」

男「ていうかなんで知ってるのか」

女スパイ「紙勝手に補充させてもらいましたけど良かったですか？」

男「良いですよ、無くなってましたか？ごめんなさい」

女スパイ「いえ、こちらこそスッキリしました」

女スパイ「おっと」

男「何か動きがありましたか？」

女スパイ「あの部屋の持ち主が………言えません」

男「もしかしてなんですけど貴女スパイ向いてなくないですか？」

女スパイ「カメラ、カメラ……あっ」

男「どうかしました？」

女スパイ「重ね重ね申し訳ないんですけどカメラの充電させてもらえませんか？」

男「そこのコンセント使ってください」

女スパイ「本当ありがとうございます」

男「今からコーヒー飲みますけど」

女スパイ「大丈夫です」

男「ココアもありますけど」

女スパイ「………大丈夫です」

男「ミルクも」

女スパイ「……………ください」

女スパイ「本当にありがとうございます」

男「いえ」

女スパイ「充電できたみたいです」

男「それは良かったですね」

女スパイ「うむむ」

男「どうかしましたか？」

女スパイ「逆光です」

男「フラッシュでどうにかなりません？」

女スパイ「光で場所がばれたら嫌ですし」

女スパイ「仕方ないです」

男「どうするんですか？」

女スパイ「おいとまします」

男「そうですか」

女スパイ「じゃあこれ、飲んでくださいね」

男「嫌です」

女スパイ「嫌ですか、なら仕方ありません」

男「どうするんですか？」

女スパイ「洗剤のセットを置いて去ります」

男「………はい？」

女スパイ「それでは」

男「お元気で」

女スパイ「そちらこそ」

男「なんだったんだ」

男「……ジュースだこれ」

男「あれからひと月くらいか」

女スパイ「どうも、スパイです」

男「いらっしゃい」

おしまい

正直言うと酸っぱくはないですが書きたかっただけ」

続きが気になる

女スパイポンコツかわいい

コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります