1: 2013/01/22(火) 19:54:16.60 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「だって、あと60秒で帰還だったから…」

先輩ハンター「だとしてもお前口の近くにいたろ。俺が背中剥いでるのになんで鱗なんだよ。」

先輩ハンター「むしろ口から爪剥ぐのがすげーわ。」

新米ハンター「でも、報酬で出たからよかったじゃないですか…」

先輩ハンター「よくねーよ。お前と二分してなかったらもっと出てたわ。」
先輩ハンター「それに、お前二乙してんじゃん。報酬六割削られた上に二分してたら割に合わんわ」

新米ハンター「それは…ギルドが…」

3: 2013/01/22(火) 19:58:05.47 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「おかしいじゃないですか…こちとら命懸けて討伐してるのに見返りが目標の端切れとは端金だなんて」

先輩ハンター「それ以上は言うな」

新米ハンター「何がですか?」

先輩ハンター「ギルドの事はここで口に出すな。」

先輩ハンター「うちに来い。この村の…ギルドの事を教えてやる」

--先輩ハンターの家--
先輩ハンター「鍵と窓閉めろ。」

新米ハンター「わかりました…でも何でそんなに?」

先輩ハンター「どこでギルドの連中が見てるかわからんからな。」

5: 2013/01/22(火) 20:03:02.53 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「まずだ。お前、ギルドの役割言ってみろ、」

新米ハンター「えっと…まず大まかに、各フィールドへのキャンプ設置、ハンターの登録、管理、支援、それと古龍種や危険目標の監視ですかね。」

先輩ハンター「大体はそうだな。ギルドは主な村や町に集会所を設置し、地元ハンターへの支援、クエストや情報の提供、土地特有のモンスターの観察や警戒をしている。」
先輩ハンター「表向きはギルドはハンターの支援機関となっている。」

6: 2013/01/22(火) 20:07:28.96 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「ギルドがなきゃ、俺達は村周辺の雑魚を狩り尽くして村を食い潰してるだろうな。」

新米ハンター「ギルドいいところじゃないっすか。酒タダだし、受け付けのお嬢ちゃん可愛いしマネージャーさんも綺麗だし」

先輩ハンター「だろうな。ギルドがなきゃハンターなんて稼業すぐ潰れるだろうよ。」

新米ハンター「そうっすね…だからさっきギルドの愚痴吐くの止めたんですか?」

先輩ハンター「んな訳ねぇだろ。よく考えろ。」
先輩ハンター「逆に言うと俺達はギルドに飼い頃しにされてんだ。」
先輩ハンター「俺達はな。端金貰って氏にに行って大金持ち様からゴミ貰って生態系破壊するゴミのゴミなんだよ」

7: 2013/01/22(火) 20:08:59.65 ID:ybjg2XXEO
問題なのはギルドのピンハネだろ
一頭丸々捕獲してんのにゴミ素材寄越すとか舐めてるわ
少数精鋭(笑)とか抜かして街潰されたこともあるしな

10: 2013/01/22(火) 20:12:12.20 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「考えたことねぇか?」

先輩ハンター「俺達が討伐した目標はどこに行くのか」

先輩ハンター「なんで俺達の何倍もある図体から三度かそこいらしか素材を剥ぎ取れない?」

先輩ハンター「そもそも捕獲したモンスターはどこにいく?」

新米ハンター「そ、それは……」

先輩ハンター「火龍一匹狩りゃ、武器防具なんて数組すぐできんだろ。もちろん売ってもいい。数十万なんてすぐだ。」

新米ハンター「きっと、大きいから持ち運べずにフィールドに置き去りに…」

先輩ハンター「だったら俺が全部剥ぎ取ってやるよ。どうせ討伐した後は大した奴もいねーんだ。回復薬も地図も捨ててその分持ってやる」

11: 2013/01/22(火) 20:18:02.76 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「いいか、表向きは品行方正清廉潔白な正義の味方、ギルドなんて唱ってるがな。」

先輩ハンター「本当の姿は奴等は各村各国の首都に拠点を置く」

先輩ハンター「この世界唯一の大陸連絡機構なんだ。」

新米ハンター「なんすかそれ。」

先輩ハンター「例えば、このポッケ村の他にどんな村がある?」

新米ハンター「ええと、ココット村にずっと向こうのユクモ村、それに王国や火の国、砂漠の村なんかもありますね。」

先輩ハンター「お前はその村や国の人間見たことあるか?」

新米ハンター「そりゃ無いですよ。村のずっと外に出たら危ないじゃないですか。その為のハンターだし。」

12: 2013/01/22(火) 20:23:10.97 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「だがそれを軽々ギルドはやってのける」

新米ハンター「そりゃギルドも馬鹿じゃないでしょう。工房に行けば最新式の火砲とかもありますよ」

先輩ハンター「じゃあギルドが勝手にそれらで狩れよって思わないか?」

新米ハンター「ギルドだけじゃ手に負えないんじゃ」

先輩ハンター「それならギルドの隊商が襲われたなんて話聞いたか?」

新米ハンター「…ないですね。」

先輩ハンター「俺もない。奴等はどこからか知らんが逐一モンスターの情報を仕入れては俺達に押し付けてさっさと美味い所だけもっていきやがるんだ。」

新米ハンター「くそぅ、だんだんギルドがムカついてきたぞ。」

13: 2013/01/22(火) 20:26:49.18 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「だがな、俺達はギルドがなきゃ生きられないのも確かだ。」

新米ハンター「まぁ、確かにそうですね。」

新米ハンター「でも、その戦闘能力なんて皆無の奴等なんか、モンスターに比べりゃカスですよね?」

新米ハンター「いっそのこと一言言いにいってやりましょうよ!!」

先輩ハンター「…これは聞いた話なんだがな。」

新米ハンター「なんです?」

先輩ハンター「遠い遠いユクモ村あるだろ。」

新米ハンター「ええ。あのオンセンが有名な。」

先輩ハンター「あそこの渓谷付近に、昔もう1つの村があったらしいんだ。」

新米ハンター「そうなんですか?あったって、じゃあ今はもう?」

15: 2013/01/22(火) 20:31:38.21 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「ああ。滅亡したらしい。今じゃもう跡地しか無くて大型モンスターの休憩所になってるらしい」

新米ハンター「で、その村がどうしたんです?」

先輩ハンター「一説によると、ギルドに滅ぼされたとか」

新米ハンター「はぁ!?なんで!村の人々を守るのがギルドなんじゃ!!」

先輩ハンター「その村は主に渓流付近の小型モンスターや山菜などを取って生きてた少数民族だったらしい。」
先輩ハンター「元々ギルドはその村に集会所を置こうとしたらしいが、村は反発した。山の守り神を狩る手助けなんてできないってな。」

新米ハンター「それだけで滅ぼしたんですか!?」

先輩ハンター「ああ。だが、直接手を加えた訳じゃないらしい。」

新米ハンター「じゃあ、どうやって…?」

16: 2013/01/22(火) 20:37:12.42 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「元々その村は自給自足、足りない工芸品を行商人に頼って生活してたらしいんだが、」

先輩ハンター「ある日行商人が全く来なくなったらしい。」

新米ハンター「それだけで、村が滅びたと?」

先輩ハンター「それだけじゃない。ギルドの申しを断った途端、周辺の大型モンスターが凶暴化したそうだ。」

新米ハンター「先輩は、それをギルドの仕業だと思ってるんですか?ただの偶然じゃ…」

先輩ハンター「俺はこの稼業やって長いからな。何人ものハンターと会ったことあるし、ギルドの指令も沢山受けた。」
先輩ハンター「このポッケ村に来たのも、村付きのハンターがやられたって聞いて来たんだ。お前もそうだろ?」」

17: 2013/01/22(火) 20:42:58.95 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「ええ、そうですね」

先輩ハンター「お前、俺が来なかったらどうなってたんだ?」

新米ハンター「馬鹿にしてるんですか?俺だってやたらティガレックスなんかに挑みませんよ」
新米ハンター「ちゃんと村長の話聞いてから、段々とレベル上げて挑みます」

先輩ハンター「その間に、ティガレックス、見たか?」

新米ハンター「そういやこの村に来る前に吹き飛ばされて、その後草取りに行った雪山で見てからしばらく見なかったです」

先輩ハンター「その間、他の低級なモンスターや怪鳥類が活発化した。その周辺ではティガレックスが確認された後で、その縄張り内で、だ。」

新米ハンター「…考えすぎっすよ。」

先輩ハンター「そうだといいんだがな。まぁ、俺のギルドの印象はこれくらいだ。」

18: 2013/01/22(火) 20:46:11.50 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「…何だかギルドがよく解らなくなりました。」

先輩ハンター「それでいいんだよ。あんな得体の知れない組織に染まったら何が起きるかわからん。」

新米ハンター「…それもそうっすね。」

先輩ハンター「さぁ今日も遅い。明日もまたモンスター狩りだ。鱗と牙間違えんなよ」

新米ハンター「…善処します。」

先輩ハンター「じゃあな」

新米ハンター「ええ、お疲れ様でした」

19: 2013/01/22(火) 20:50:31.69 ID:vZ4Y4GJ80
--次の日--

先輩ハンター「今日は火竜だってよ」

新米ハンター「うへぇ、昨日雌狩ったばっかじゃいっすか。」

先輩ハンター「うるせぇ。ギルド様のご指令だ。さっさといくぞ。」

新米ハンター「へーい」

--森丘<昼>--

先輩ハンター「おい、鱗取れよ。」

新米ハンター「わかってますよ。」

先輩ハンター「わかってねぇから言うんだろ」

新米ハンター「取りましたよ、もう。」

先輩ハンター「ならいい。キャンプ戻ればちょうど迎え来る頃だろ。」

新米ハンター「へーい」

21: 2013/01/22(火) 20:55:35.01 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「しっかし」

先輩ハンター「ん?」

新米ハンター「一体どっからこんなにモンスター来るんすかね。」

先輩ハンター「さぁな。世界は広いんだ。そこら中にいるだろ。」

新米ハンター「だって、大型モンスターですよ?一匹いたら小さな村なんて壊滅する位の。」

先輩ハンター「じゃあそれを狩る俺達は何なんだ。」

新米ハンター「それは別にいいんですよ。考えたんですが、これもギルドの差し金だったりして。」

先輩ハンター「…あまり外でその話はするなよ。」

新米ハンター「わかってますよ、そのくらい。お、迎えだ」

先輩ハンター「とっとと帰って飯だ飯。」
--クエストクリア--

22: 2013/01/22(火) 20:59:19.82 ID:vZ4Y4GJ80
ギルドマネージャー「あら~新米ちゃん。お疲れ様~。」

新米ハンター「お疲れ様です。レウス狩ってきましたよ。」

ギルドマネージャー「あらあら~。ありがとうね。助かるわぁ。」

新米ハンター「いえいえ!村の平和守るためっす!!」

ギルドマネージャー「そう?ならもう新米ちゃんには頼んでも良さそうね~」

新米ハンター「えっ?もしかしてまた緊急ですか?」

ギルドマネージャー「そうよ~新米ちゃんが来たときにはティガレックスは一頭だったけれど、今度はつがいで来ちゃったらしいのよ~」

新米ハンター「えっ」

ギルドマネージャー「あらあらうふふ~。それじゃあよろしくね~」

新米ハンター「えっ」

23: 2013/01/22(火) 21:01:51.61 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「無理無理無理っすよティガ二頭なんて。氏ぬっす」

先輩ハンター「大丈夫だよ。」

新米ハンター「何を根拠に言ってるゆですか!ティガレックスっすよしかも二頭!!!」

先輩ハンター「俺の時も大丈夫だったんだ。いけるだろ」

新米ハンター「俺の時もって、先輩もやったんですか?」

先輩ハンター「ああ。全くお前と同じような時期にな。」

新米ハンター「どういうことっすか?緊急なんでしょ?」

先輩ハンター「そのうち分かる。そら、とっととやるぞ」

新米ハンター「へーい…」

25: 2013/01/22(火) 21:09:22.91 ID:vZ4Y4GJ80
--クエストクリア--

新米ハンター「氏ぬかと思った」

先輩ハンター「あ?一度も落ちてねーだろ。楽勝楽勝」

新米ハンター「先輩はG級装備だからいいじゃないっすか…」

先輩ハンター「こんな大層なの着てても氏ぬときゃ氏ぬんだよ」

新米ハンター「そういうこと言う人に限って氏なないんすよ…」

先輩ハンター「うるせぇ。黙ってろ。ほら、そこの雪に潜れ」

新米ハンター「もうすぐ迎え来ますよ?かくれんぼですか?」

先輩ハンター「ちげえよ馬鹿。見てみようぜ狩ったモンスターが何処に行くのか」

27: 2013/01/22(火) 21:11:45.85 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「本気っすか!?無理っすよ!!」

先輩ハンター「そう言ってお前ティガ倒したろ。いけるいける」

新米ハンター「うううバレたらどうなるんだろ…」

先輩ハンター「口封じに討伐だろうな。」

新米ハンター「嫌だ嫌だ嫌だ雷属性は嫌だ雷は…」

先輩ハンター「ほら来たぞ。獲物回収用の気球だ。乗るぞ」

新米ハンター「ちくしょう…」

29: 2013/01/22(火) 21:13:38.77 ID:vZ4Y4GJ80
ちょっと飯たべてくる。

このまま平和に仲良く古龍討伐エンドか架空の国巻き込んだ超大作エンドどっちがよろしいか

35: 2013/01/22(火) 21:30:55.68 ID:vZ4Y4GJ80
了解。とりあえず古龍討伐エンドで

--ギルド拠点--

新米ハンター「ここがギルド拠点、でけー…」

先輩ハンター「どこぞの貴族の城くらいあるな」

新米ハンター「あっあそこから獲物入りますよ。行きましょう!!」

先輩ハンター「お前さっきまでガタガタ震えてたじゃねーか…」

新米ハンター「ここまで来たらヤケですよ!!」

36: 2013/01/22(火) 21:34:22.09 ID:vZ4Y4GJ80
--ギルド拠点研究室--

研究者「誰だ貴様ら!!!」

先輩ハンター「早速捕まってるし」

新米ハンター「しゃがんでればバレないんじゃ…」

研究者「貴様ら王国の密偵か!!ならば容赦せん!!」

新米ハンター「ウワアアアアアアア」

先輩ハンター「違う違う。俺らはポッケ村の村付きハンターだよ。雪山で迎え待ってたんだが、ホットドリンク切れてな。仕方ないから気球に乗せて貰ったよ」

研究者「ポッケ村のハンター、なるほど彼処の。少し待て。主任に話を通す」

先輩ハンター「どうかご容赦をってな。」

新米ハンター「ガタガタガタガタ」

38: 2013/01/22(火) 21:39:07.48 ID:vZ4Y4GJ80
主任「これはこれはポッケ村のハンター殿らしいじゃないですか。初めましてこの研究室の主任をしています。」

先輩ハンター「これはご丁寧に。」

新米ハンター「ド,ドウモ」

主任「聞けば、ギルドの迎えを置き去りに獲物にしがみつきここまで密航してきたと?」

先輩ハンター「まぁ…そうなっちまいますかね。」

新米ハンター「ス,スミマセン」

先輩ハンター「いやね、少し気になってね、俺達の狩った獲物が一体どうなるのか。」

主任「なるほど、それは確かに。今まで獲物を返せ返せと怒鳴ってきたハンター達はいましたがここまで来たのは初めてです。」

主任「それに、ポッケ村の貴殿方にはあながち無関係じゃない。少し早いですがお話ししましょう。」

39: 2013/01/22(火) 21:45:02.62 ID:vZ4Y4GJ80
主任「どうぞこちらに。」

--実験場--

主任「これは先程討伐して頂いたティガレックスの大鳴き袋という器官です。」

先輩ハンター「でかいな。」

新米ハンター「鳴き袋って音爆弾の原料の?何十倍もあるじゃないですか!!」

主任「ええ。ティガレックスの咆哮の威力の秘密はこの器官にあります。」

先輩ハンター「して、こいつをどうするんだ?丸めて投げるのかね?」

主任「あながち間違ってませんね。我々はこれを兵器として運用しようと考えてます。」

新米ハンター「先輩、兵器って?」

先輩ハンター「人やモンスターを頃す為の武器さ」

42: 2013/01/22(火) 21:49:40.09 ID:vZ4Y4GJ80
主任「これは機密事項ですが、お話します。」

主任「近いうち、ポッケ村の周囲に古龍アカムトルムが、現れます。」

先輩ハンター「アカムが来るのか!!!」

新米ハンター「何ですかアカムって」

先輩ハンター「黒き神や、火山の暴君なんて呼ばれている…。ギルドや一部では覇種なんて呼ばれているらしいが」

主任「お詳しいですね。そうです。ソイツがこの地域に向かっているのです。」

新米ハンター「神だなんて大変じゃないですか!!早く逃げなきゃ…!!!」

主任「逃げたところでどうするんです?村人全員護衛したままアカムを振り切り別の地域へ逃げますか?」

新米ハンター「ぐぬぬ…」

43: 2013/01/22(火) 21:54:39.94 ID:vZ4Y4GJ80
主任「我々ギルドは、ポッケ村の移住は不可能と断定。既存の砦や城塞へ誘導、遺棄しながら火山の奥深くへ誘い込む計画です。」

先輩ハンター「で、そこで奴を討つ、と。」

主任「そのとおりです。」

新米ハンター「無理ですよそんなの相手は神ですよ!!」

先輩ハンター「神じゃない。所詮はモンスターだ」

主任「そうです。ごく僅かですが討伐報告も来ています。奴も生き物。攻撃は効く筈です」

先輩ハンター「そのための、大鳴き袋って訳か。」

主任「そのとおり。これを基に大樽爆弾Gの100倍の威力を目指します。」

先輩ハンター「そいつは凄まじいな。」

新米ハンター「大樽G100個分…一体何zに…」

先輩ハンター「食い付く所はそこかい」

45: 2013/01/22(火) 22:01:30.87 ID:vZ4Y4GJ80
主任「その他に、既存兵器であるボウガン類を改修、新しい兵器を作成しました」

主任「元々、 機構は大砲として古くからありましたが、持ち運べる大きさにするのが困難だったため、従来の火砲は撃鉄をボウガン部」
主任「薬莢を大型モンスターの脊椎などで作成していましたが、これを新素材の金属、機構をガンランスから取り入れる事により、どのような弾種でも速射をできる兵器を開発しました。」
主任「こちらはライフルなどどよんでいます。」

先輩ハンター「こりゃ工房が毎日お祭り騒ぎだな。」

新米ハンター「でも、俺ボウガン苦手っすよ」

主任「問題ありません。こちらのライフルは射程距離や反動も改善されており、訓練されていない一般人でも手順を踏まえれば使用できます。」

新米ハンター「すごいっすね!!」

46: 2013/01/22(火) 22:04:22.52 ID:vZ4Y4GJ80
主任「我々も必氏なのです。必ず奴を討伐せねばこの地域、いや世界すら危ういのかもしれません。」

主任「そして、貴殿方にお願いがあります。」
主任「どうか、あのアカムトルムの討伐を依頼したいのです。」

新米ハンター「無理っす」

先輩ハンター「早すぎんだろ返事」

新米ハンター「だってこんなに話されちゃ薄々分かりますよ!!!」

主任「お願いします!!ここでアカムトルムを止めねば終わりなのです!!!」

47: 2013/01/22(火) 22:08:07.27 ID:vZ4Y4GJ80
先輩ハンター「どっちにしろ受けなきゃいけない訳だな。」

新米ハンター「ウボァァァァァァァァァァァァァオワリダァァァァァァァァァァァ」

先輩ハンター「まさか二人でかかれなんて言わんよな?」

主任「まさか。お二人にはアカムトルムの気を引いて頂きたいのです。」

主任「少しの間足止めして頂ければ、我々の飛空船からの爆撃とライフルの斉射です仕留めます。」

先輩ハンター「ま、それなら大丈夫だろ。」

新米ハンター「なんかいける気がしてきた」

主任「引き受けてくれるのですね!!ありがたい!」

48: 2013/01/22(火) 22:12:06.38 ID:vZ4Y4GJ80
--火山決戦場付近--

先輩ハンター「おら、腹くくれ。氏ぬぞ」

新米ハンター「だだだだって神ですよ…そこらの龍とは格が違うじゃないですか…」

先輩ハンター「火竜だってあれで空の王者なんだぜ。神なんてすぐ手が届くさ」

新米ハンター「レウスは結局は飛竜種じゃないですか…相手は覇種ですよ…」

先輩ハンター「あーもううるせぇなどっちにしろ足止めだけなんだから大丈夫だって。いくぞ。」

新米ハンター「ああもう畜生やるしかねぇのかやってやんよおおおお!!!!」

49: 2013/01/22(火) 22:13:47.38 ID:vZ4Y4GJ80
アカムトルム「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!」

先輩ハンター「おうおう元気なこって」

新米ハンター「でけえ」

先輩ハンター「おら、ぼーっとしてんな。SELECT押せ」

新米ハンター「なんすかそれ!!」

先輩ハンター「何でもねぇよ。来るぞ!」

新米ハンター「えええ!?ああもう、はいっ!!」

52: 2013/01/22(火) 22:20:47.40 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「え?あの時の様子?いや、凄かったっすよ。」

新米ハンター「だって、今まで見た一番大きいモンスターの5倍はありましたもん。」

新米ハンター「そんなのが開幕ビーム撃って来るんすよ。ビビりますって。」

新米ハンター「しかも滅茶苦茶いたい。もう一撃貰ったらヤバい。二撃貰ったら氏ぬレベル。」

新米ハンター「でも逆にそれのお陰で避けが捗りましたよ。当たったら氏にますからね。避けなきゃって。」

新米ハンター「いやぁ、でも先輩すごいっすね。 流石ですよ。腹の下でひたすらつついてるんですから。」

新米ハンター「図体でかいな。から結構腹の下にいれば当たらないんですね。アイツ」

新米ハンター「まぁ、あの顎とデカさとビームはまさに神!って感じでしたね。あれは」

53: 2013/01/22(火) 22:25:16.05 ID:vZ4Y4GJ80

新米ハンター「いやでも、一番凄いのはあの新兵器ですね。」

新米ハンター「あの大鳴き袋。凄いっすよ。デカイ図体の脚吹き飛ばしてましたもん。ビチャッ!!!って。」

新米ハンター「あれあったらもうハンターいらないんじゃないですかね?」

新米ハンター「まぁ、近くにいたこっちも耳やられそうになりましたけど。」

新米ハンター「あとライフル。あれも凄いですね。」

新米ハンター「ライトボウガン位の大きさなのに、放った砲弾?弾丸が早くて見えないんですよ。それに、ダンダンダンダンって早いし沢山撃てるし。」

新米ハンター「あっちも凄い威力でしたよ。それこそ甲殻の割られた飛竜なんてミンチにするくらいに。」

54: 2013/01/22(火) 22:31:00.27 ID:vZ4Y4GJ80
新米ハンター「ともかく、村が救われてよかったっす。」

新米ハンター「俺もこれでめでたくG級に上がれました!!」

新米ハンター「これからは普段立ち入りを禁止されていた地域へ入って一味違う奴等を狩るようです。」

新米ハンター「まぁ、神頃しの俺にかかれば楽勝っすよ!!」

新米ハンター「そういや、ライフルくれって言ったら断られました。」

新米ハンター「そもそも生産コストが高すぎて材料が手に入らないらしいっす。作った分はまた鋳溶かして武具に変わるとか。もったいない。」

新米ハンター「まぁ、俺にはこのアカムトルムの甲殻で作った大剣があるから、要らないんだけど!!」

新米ハンター「全ての攻撃は大剣に通ず!!攻撃力を上げて物理で殴る(溜め3)!!」

新米ハンター「俺達の戦いはこれからだ!!」

おわり

56: 2013/01/22(火) 22:34:08.93 ID:vZ4Y4GJ80
最初は剥ぎ取りの糞加減と狩った獲物どこに行くんだよ。とか
大砲と火薬があるのに何でボウガンなんだよ。とか
そもそもボウガンなのに何で火吹いてんだよ。とか
こちとら命賭けてんのに報酬少なすぎだろ。とか
まず激運って、報酬運任せですか氏ね。とか
モンハンに因む恨みや悩みからスレ建てた。
そしたらもう何がしたいのか解らなくなった。
次は書き溜めて書きたい

59: 2013/01/22(火) 22:41:48.74 ID:rMLUUCNH0
とりあえず乙
電車の中では無言でやろうぜ

引用元: 先輩ハンター「何で鱗が必要なのに爪剥いで来るんだよ」