エマ「果林ちゃんの唇がどう言う感触なのかは、確かめたいって言うのは世の中の女性全ての願いですからね」

彼方「でもさ、こうやって私達わちゃわちゃ言ってるけど、果林ちゃん本人はどうなの？」

彼方「果林ちゃんの承諾得ないとダメなんじゃない？」

エマ「みなさん、聞いてください！」

彼方・ミア「！！」

エマ「私、エマ・ヴェルデ、果林ちゃんと同じ寮に住んでいます」

エマ「そこで、果林ちゃんとお話をしまして、なんと！」

エマ「エマの出ている番組ならオッケ♡という事で」

エマ「許可取ってきました！」

エマ「私の！お陰で！」

彼方「エマちゃん、嘘はダメだよ」

エマ「違うって！」

エマ「嘘じゃないって！」

ミア「でもなんだろう？コンニャク？」

彼方「あん肝とかかな？」

彼方「もしくはゼラチンとか」

エマ「かなりの柔らかさじゃないかな？」

ミア「ペタペタ」自分のくちびるを触る

彼方「彼方ちゃんあん肝まだ食べた事ないんだ～」

ミア「うるさい」

彼方「！？」

エマ「ミアちゃんが収録中にキレた...」

エマ「いま確認中みたい」

ミア「くちびるは...くず餅より硬いんじゃないかな？」

ミア「コンニャク？」

エマ「さてさて、どうなるのか？」

エマ「こちらが確認のVTRです」

彼方「どうぞ」

ナレーション💙「朝香果林は20XX年にデビューした、ファッション、女優として活躍する高校生」

ナレーション💙「その唇はどれくらい柔らかいのか？」

ナレーション「まずは、朝香果林に一番近い、同じユニットの宮下愛に聞いてみた」



Ｑ「朝香果林のくちびるはどんな感じ？」

愛「うーん、どんな感じかぁ」

愛「見ての通りぷっくりしてるかなぁ。あとはわかんない」

Ｑ「触らせてもらっても良い？」

愛「えー、それ愛さんに言われても」

愛「多分ダメなんじゃない？」

Ｑ「触らないので計測しても良い？」

愛「まぁ...触らないのであれば」



ナレーション💙「そこで、朝香果林本人と交渉させていただきました」

ガチャ

布団ガバ！

スタッフ「おはよう御座います」

果林「？？？」むにゃむにゃ

スタッフ「寝起きのところすみません」

果林「？？？」

果林「なにこれ、答えればいいの？」

スタッフ「はい」



ナレーション💙「まずは番組スタッフが事情を説明」


Ｑ「くちびるを計測したい」

果林「計測って何？」

Ｑ「柔らかさとかを測りたいんですが」

果林「くちびるの....？胸とかでもいいけど」

Ｑ「ダメですか？」

果林「いや、ダメって訳じゃないのだけど...」

果林「貴方の八重歯とかじゃダメなの？」

果林「なんで私なの？」


ナレーション💙「朝香果林　快諾」

ナレーション💙「朝香果林全面協力のもと、くちびるのデータを計測する」


番組スタッフ「こちらです」ガチャ

果林「失礼します」

番組スタッフs「おはよう御座います！」

果林「わぁ！なになに？」

果林「これかぁ、エマが言ってたの...」

果林「なんなのよ...」

ナレーション💙「今回、朝香果林のくちびるのデータを測定」

ナレーション💙「柔らかさ、水分量、型、色、色の4つを計測」

ナレーション💙「より正確に測定する為、リップクリームは落として頂いた」



スタッフ「果林さん！こちらをお使いください！」

果林「あら...高級ティッシュじゃない。気が効くのね」

果林「フキフキ」

スタッフ「終わったら私に！」

果林「ありがとう。はい」つティッシュ

スタッフ「ではこのティッシュは私が持ち帰りますね！！」ポケットにすっ

果林「え？」

スタッフ「え！？」

計測開始

ナレーション💙「まずは、くちびるの柔らかさから」

ナレーション💙「食品などのやわらかさを計測する装置で計測を行う」


スタッフ「果林！この装置はフォースゲージ弾力計って言うのよ！」

スタッフ「測りたい物にこの先っちょを当てて、どれくらい反発したのかを測るのよ」

スタッフ「俗に言う先っちょだけだからってやつね！無問題ラ！」

スタッフ「さて、じっとしててね」ぴたっ

果林「んっ♡」

スタッフ「くちびるの柔らかさ、0.190Nよ」

ナレーション💙「つづいて水分量」

スタッフ「インテグラル水文計と言う装置を使います」

スタッフ「これもランジュちゃんが言っていたのと同じ様に、先だけ使います」

スタッフ「果林さん、じっとしていてくださいね」

果林「ええ、こうでいいかしら？」

スタッフ「それっ」ぴとっ

ぴぴぴ

スタッフ「ありがとうございました」

果林「歩夢は上手ね。さっきの乱暴なランジュとは大違い」

果林「まるでキスしてるみたいだったわ」

スタッフ「そ、そんなぁ...照れちゃいます」

スタッフ「次は型」

スタッフ「これだけはさっきのとは違って非接触」

スタッフ「このssの元ネタの番組は10年前に放送されたよ」

スタッフ「今では技術がとても進化して、スマホでも3Dの型が作れるようになった。気になる人はチェックしてみよう」

スタッフ「と言う訳で果林さんをスマホで撮影」

スタッフ「はい、オッケー👌」

果林「あら、すごいわね。シワの一本まで再現されてるのね」

スタッフ「細かく取ると、まあその分容量が大きくなっちゃうから注意」

スタッフ「璃奈ちゃんボード、むん！」

スタッフ「果林先輩♡最後に色彩ですよぉ～」

スタッフ「これも接触型の装置ですね」

スタッフ「はいジーッとしててください♡」

果林「...」

スタッフ「数値出ました！」

スタッフ「L46、 a18、b15ぐらいですかねぇ」

スタッフ「ピンク色ですね！」

果林「ねえ、これって身体のどんな場所にでも使えるの？」

スタッフ「そうですねぇ、多分そうだと思いますが...」

果林「じゃあ..」しゅるぱさ

スタッフ「な！なんでいきなり脱ぐんですか！！」

果林「私のちく....」


ピー！！！


ナレーション💙「これ以上は見せられません！」

ナレーション💙「この計測値を基にして、朝香果林のくちびるを再現してく」

ナレーション💙「まずは既存の食材の柔らかさを見てみましょう」

ナレーション💙「やわらかさの数値が0.19Nより大きければ堅く、小さければやわらかくなる」



スタッフ「それでは一品目！くちびるといえば、たらこくちびる！」

スタッフ「と言うわけでたらこです！」

ウィーン

「0.493N！」

スタッフ「ここでは数値が0.19Nより大きいので、たらこは果林さんのくちびるより堅い事を意味します！」

スタッフ「次行ってみましょう！」

二品目　グミ

「0.583N！」堅い

三品目　はんぺん

「ニャー！」かわいい

四品目　マシュマロ

「0.358N」堅い

_____________
_________
_____


51品目　コンニャクゼリー

「0.082N」やわらかすぎる



スタッフ「うーん、なかなかいいのがないね」

スタッフ「ねえ、歩夢！これいいんじゃない？」

スタッフ「つんつん。あぁ、いい感じかも。でももう遅いから明日にしよっか」

スタッフ「そうね！」

～二日目～

スタッフ「むむむ、粉物って果林先輩のくちびるに近い値が出ますね」

スタッフ「粉物は水分量が調整しやすいから。くず餅とか、芋類も少し調べてみるね」

スタッフ「ならタピオカ粉はどうでしょうか！！」

スタッフ「水に溶かす量をコントロールできるので、水分量も再現できます！」

スタッフ「どれどれ...それじゃあタピオカ粉で測ってみますね」

スタッフ「私も手伝います！」

スタッフ「せ、せつ菜先輩はちょっと椅子に座って落ち着いててください...」

スタッフ「どれどれ、こんな感じで」コネコネ

スタッフ「りな子、どうかな？」

スタッフ「それ...ピピ」

スタッフ「すごい、0.19N！」

スタッフ「これでクリアだよ！」

ナレーション💙「これでやわらかさと水分量はクリア」

ナレーション💙「残るは型と色」

ナレーション💙「今回は、先程の3Dから型を起こしたものに、タピオカを型に填める作戦を取る」

ナレーション💙「ここで新しく料理研究家の高咲さんに登場してもらいます」



高咲「タピオカに色をつければいいんだね」

スタッフ「うん。侑ちゃん、果林さんの唇のデータがこれなんだけど」

高咲「ピンク色と血の通った色かぁ...」

高咲「こんな感じかなぁ」

高咲「果林さんのくちびるは薄めのピンクだから、いちごオレをベースに、ムラサキキャベツ液を少々、野菜ジュースを少し」

高咲「これをタピオカに混ぜ合わせて」

高咲「型にはめて...」

高咲「冷却させれば！」

高咲「完成！」

スタッフ「きゃはっ！早速計測してみるわね！」

ピッ　ピッ　ピッ　ピッ

スタッフ「やわらかさ、水分量、型、色、全て完璧よ！」

スタッフ「完璧、なんだけど...」

高咲「なんだけど？」

スタッフ「果林のくちびるって、こんなにねちょねちょしてたかしら？」

ナレーション💙「タピオカ粉は片栗粉に似ています」

ナレーション💙「熱して固めるとネチョネチョしたゲルになります」

ナレーション💙「と言う事で、くちびるを再現する為に、薄い膜状の物を模索してみた」


一品目　湯葉
「なんか厚い！」

二品目　オブラート
「テカテカしすぎ！」

____________
________
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スタッフ「あぁん！もう疲れましたぁ！」

スタッフ「かすみちゃん、そんなに大きな声上げないで。頭がくらくらする」

ドア「ガチャ」

果林「みんなお疲れ様」

果林「差し入れ持ってきたわよ」

スタッフ「果林先輩神ぃ～」

果林「ところで何してたのかしら？」

スタッフ「くちびるの皮膚に近いような、薄い膜状の物を探していたところ」

果林「薄い...膜状？」

果林「あっ、それならここに.,.ゴソゴソ」

果林「あったわ」

つ コンドーム「やぁ」

スタッフ「」

ナレーション💙「試作する事４０回以上、ついにリアルな質感を持つ物にたどり着いた」

ナレーション💙「それは...」


高咲「たらこの皮です」

高咲「はじめに、たらこの卵を取り除いて、次に水で軽く洗います」

高咲「これを型に貼り付け、タピオカ生地を充填」

高咲「型から外せば...」

スタッフ「ついに、ですね！！」

高咲「ううん、まだまだ」

高咲「せつ菜ちゃん、初恋って何味か知ってる？」

スタッフ「？」

高咲「初恋ってね、レモンの味がするんだって」

高咲「だから、ここにレモンエキスをひとつまみ」ピチョン

高咲「....！」

高咲「完成！」

ナレーション💙「くちびるを本当に再現できているのか、本人に確かめてみた」



ドア「ガチャ」

布団バサっ

スタッフ「おはよう御座います」

果林「なによぉ、また？」しょぼしょぼ

スタッフ「またです」

スタッフ「こちらをどうぞ」アタッシュケースパカリ

果林「なにこれ？」

スタッフ「忘れましたか？くちびるです」

果林「あ、あぁ～」

スタッフ「どうでしょうか？」

果林「くちびるだけ単体で渡されても...くちびるだけを見る機会って、お医者さんや看護師さん除いてほとんどないじゃない」

果林「ちょっと反応に困るわ」

果林「触って身いいかしら？」

ツンツン

果林「私のくちびる」ツンツン


ナレーション💙「果たして、朝香果林のくちびるを完全再現できたのか？！？！？」

果林「あぁ、確かに」

果林「一緒な感じがするわね」

果林「でも、人のくちびるって大体こんな感じ「こうして、また新たなトリビアが生まれた」」


東京都　ペンネーム　日本さんの種から生まれたトリビア

ファッションモデル、朝香果林のくちびるを食材で完全再現する為には、タピオカ粉10gにトマトジュース7ccと、いちごミルク35cc、ムラサキキャベツの煮汁1ccを加え固体にし、たらこの皮で包むとできる

ミア「良くやったよね」

彼方「本当にね」

エマ「現物が届いています。再現したものが、こちらになります！」

ミア「来たよ...」

スタッフ「アタッシュケースパカリ」

彼方「うわぁ...」

エマ「見て、側で見るとシワまで入って」

ミア「わぁ...」

彼方「エマちゃんさぁ、このくちびる、彼方ちゃんに売ってくれないかな？」

エマ「言っておきますが、試行錯誤を含めた費用全部合わせると、一つ作るのに100万円以上かかってるんだよね」

彼方「えっ！？」

彼方「100万...じゃあ２つ！」

エマ「彼方ちゃんも変わり者だねぇ」

エマ「ミアちゃん、このトリビアは何分咲きですか？」

ミア「このトリビア....満開！！」

エマ「満開を頂きました！」

彼方「それではまたこのお時間にお会いしましょう！」

3人「さようなら～」




おしまい


言わずと知れた元ネタ
トリビアの泉
石原さとみのくちびるに最も質感が近いのは何？

果林さんにまつわるちょっとしたトリビア
グラビアアイドルだった小池栄子さんと体型が大体一緒
ことりちゃんは若い頃の蓮舫議員とスリーサイズが一緒

これでほんとのほんとに終わり
ありがとうございました

おつです
果林さんのくちびるに触りたいわ