1: ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/07(日) 02:44:32.26 ID:80IjmPJ+0
アイドル勝手に家族化シリーズ

新作は美奈子・海美・環の(個人的には謎の)トリオ

温泉系のカードを見て&前作コメで思いつきました。(知る限りでは海美に温泉カード無いけど)

ミリ表記が基本?のため、今回からミリ表記に統一します。

あたためますか?

2: 2014/12/07(日) 02:45:38.89 ID:80IjmPJ+0
前作:ひなちづ

グリP「ただいまー」千鶴「おかえりなさい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417181508/

グリP「千鶴―!」千鶴「なんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417181508/

グリP「みんなで買い物にでも行くか」千鶴「あら、いいですわね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417289780/

グリP「もうすぐクリスマス!」千鶴「ですわ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417805291/

3: 2014/12/07(日) 02:47:46.01 ID:80IjmPJ+0
~自宅:リビング~


『…以上、饂飩温泉より最上静香がお送りしました』



美奈子「家族揃って秘湯巡りなんて、素敵ですね!」

ミリP(以下P)「行くとは言ってないが…まあ、考えておくよ」

4: 2014/12/07(日) 02:49:00.15 ID:80IjmPJ+0
美奈子「連れて行ってくれたらサービスしますよ。あ・な・た?」

P「あまり変なこと言うなよ……」

美奈子「照れないでくださいよ~、もう///」

P「自分が照れているじゃないか…」

―――――――
キキミミ
海美「ふーん…。温泉かぁ…!環に教えてあげよっと!」

―――――
―――

5: 2014/12/07(日) 02:50:16.98 ID:80IjmPJ+0
タッタッタッタ

海美「やっほー!お父さん!」

環「お父さん!温泉連れてってくれるってホント!?」ダキッ

P「おわっ!…環、そんなこと誰から聞いたんだ?」ガシッ

環「くふふ!うみみがね、『お父さん、温泉連れてってくれるんだって☆』って言ってたんだ!」

P「お前…どこからそんな情報を…」

6: 2014/12/07(日) 02:52:20.14 ID:80IjmPJ+0
海美「えー!?お父さんとお母さんが話してたじゃん!」

美奈子「あの時の会話、聞かれてたんだ……」

環「ねえねえ!いつ行くの!?」

美奈子「はいはい、落ち着きなさい環ちゃん」ナデナデ

P「そうだぞ。そもそも誰も行くとは言ってない」

美奈子「えっ」

海美「えっ」

7: 2014/12/07(日) 02:53:57.48 ID:80IjmPJ+0
環「えっ…!でも…お父さんが連れてってくれるって…」

P「海美は何を勘違いしたのかわからないが、俺は一言も行くと言ってないからな」

海美「そんなぁ…ひどいよお父さん…」シュン

環「うぅ…たまき、せっかく準備しようと思ってたのに…」ジワッ

P「うっ…」

8: 2014/12/07(日) 02:55:29.58 ID:80IjmPJ+0
美奈子「あなた、子供を泣かせないでください!」

P「い、いや、そんなつもりは……。……ああ、もう、分かった。環!海美!来週の休みに、温泉に連れて行ってやるからな!」

海美「本当!?」

環「…ほんとに?」

P「ああ、お父さんに二言は無いぞ!」

海美「やったね!」

9: 2014/12/07(日) 03:00:18.37 ID:80IjmPJ+0
P「まったく、急に元気になってさ……」

環「くふふ!お父さん、一緒に温泉入ろうね!」

P「たぶんそれはまずいだろうし、出来ないって思うな!」

美奈子「家族で貸し切ることのできる温泉もあるから大丈夫ですよ!」

P「あ、はい。そうですか…」

10: 2014/12/07(日) 03:05:09.66 ID:80IjmPJ+0
美奈子「わっほい!本当は一緒に入れて嬉しいくせに~!」

海美「え///いや~照れちゃうな///」

環「く、くふふ///」

P「おい」

―――――
―――

11: 2014/12/07(日) 03:07:15.27 ID:80IjmPJ+0
~温泉旅館:部屋~

P「へえ、秘湯って言うだけあって、景色は良いな」

美奈子「紅葉が素敵ですね」

P「しかも貸切だから、人目を気にすることもない!」

環「くふ!たまき、外で遊んできても良い!?」

P「構わないが、怪我だけはするなよ」

海美「あ!私も行ってくるね!さ、行くよ環!」

環「じゃあ外まで競争だね!」

ダダダダダ


―――――
―――

12: 2014/12/07(日) 03:08:29.48 ID:80IjmPJ+0
P「まったく…。あの元気さは、もはや才能だよな」

美奈子「いいじゃないですか。あ、お茶です」

P「ん、ありがとうな…。はぁ…あー、お茶がうまい」

美奈子「ふふっ。こうして二人でゆっくりするのも久しぶりですね」

P「そうだな…。最近はアイドルの活動も忙しかったしな。静かなくらいがちょうどいいよ」

13: 2014/12/07(日) 03:11:41.64 ID:80IjmPJ+0
美奈子「それに…こういう静かな場所で二人っきりだと、なんだかドキドキしませんか……?」

P「え?美奈子、それってどういう…」

美奈子「私、連れて行ってくれたらサービスしますよって言いましたよね?」ズイッ

P「いや…一応子供たちも来てるんだけど…って近いよ!」

美奈子「ふふふ…。私とイイコトしましょう…?」ススッ

P「ちょっ…待って!おい!」

―――――
―――

14: 2014/12/07(日) 03:12:43.77 ID:80IjmPJ+0
海美・環「ただいまー!」

P「お帰り…」

美奈子「お帰りなさい、二人とも」ニコニコ

海美「あれ?お父さん、なんだか疲れてない?」

P「あぁ、いや、大丈夫だよ。うん」

環「疲れてるなら、たまきが肩もんであげるよ?」

P「後でお願いするよ…」

美奈子「さ、そろそろ夕飯の時間ですよ!」

―――――
―――

15: 2014/12/07(日) 03:14:16.99 ID:80IjmPJ+0
P「へぇ…海の幸かぁ。山の中だけど」

美奈子「お刺身に海鮮鍋、魚の塩焼き、お味噌汁とかとかとか。盛りだくさんですね!」

P「そうだな。で、なんだこの量は。見た感じ5人前は有りそうだけども」

美奈子「わっほい!私が脅し…お願いして、皆の料理を増やしてもらいました!」

P「脅してって言おうとしなかったか」

美奈子「そんなことないですよぉ」

17: 2014/12/07(日) 03:15:51.65 ID:80IjmPJ+0
海美「でも、さすがにこの量は結構キツイよ…」

環「たまき、急に食欲なくなったぞ…」

美奈子「お残しは許しませんよー!」

P「こうなるとは思っていたさ…」

―――――
―――

19: 2014/12/07(日) 03:20:36.90 ID:80IjmPJ+0
P「スコシクライータベスギテモー」

海美「コワイモノーナンテーナーイ」

環「メーターフーリキッテクー」

美奈子「いやー、よく食べましたね!」

P「…ホントにな。おかげで動きづらいんだけど…」

環「うぅ…気持ち悪いぞ…」

海美「今日はもう料理を見たくないよ…」

美奈子「さあ!まだ温泉が残ってますよ、温泉!」

P「テンション高いね…」

―――――
―――

20: 2014/12/07(日) 03:22:34.12 ID:80IjmPJ+0
~温泉~

カポーン

P「はぁ…。いい湯だな…」

海美「そうだねー」

環「はふぅ…。いい湯だけど、ちょっと熱いよ…」

P(タオル越しだけど、娘の成長を見ることが出来てお父さん感激だよ)ウンウン

海美「ねぇ、お母さんはどこ行ったの?」

P「さてな、どこに行ったのやら…」

21: 2014/12/07(日) 03:23:57.93 ID:80IjmPJ+0
ガラガラッ

美奈子「わっほ~いっ!さあ、あなた!お背中流しま~す!」

P「うわっ!いきなりなんだ…?」

美奈子「たまにはこういうのも、悪くないですよね?」

P「あ、ああ。それじゃあ、お願いしようかな」

美奈子「おまかせください!」

―――――
―――

22: 2014/12/07(日) 03:25:07.83 ID:80IjmPJ+0
P「そういえば、海美と環は外へ遊びに行ってたけど、何か発見は無かったのか?」

環「あっ、ねえねえお父さん、聞いてよ!なんだか不思議な犬がいたんだよ!」ザバァ

美奈子「犬?」

海美「白い大きな犬で、歌舞伎役者みたいな模様してたんだよね」

P「?」

23: 2014/12/07(日) 03:26:36.31 ID:80IjmPJ+0
海美「壷に頭突きしてたり、岩を真っ二つにしたり、通った後に草が生えてきたり、もうなんだかわけが解らなかったよーっ!」

環「捕まえて子分にしようとしたんだけど、ものすごく足が速くて捕まえられなかったんだ!」

P「いったい、何を見たんだ…?」ヒソヒソ

美奈子「さあ…?夢でも見てたんですかね~?」ヒソヒソ

24: 2014/12/07(日) 03:27:59.26 ID:80IjmPJ+0
環「もう!信じてないな!本当に見たんだから…って、あうぅ…」フラッ

P「あっ!おい、環!大丈夫か」ガシッ

環「た、たまき…頭がボーッとしてきたよ…」

美奈子「あらら、のぼせちゃったんですね」

海美「環にはまだ熱すぎたんだね…」

美奈子「お部屋に連れてきますね」

P「そうしよう」

―――――
―――

25: 2014/12/07(日) 03:29:19.65 ID:80IjmPJ+0
~旅館:部屋~

美奈子「環ちゃーん、大丈夫?」パタパタ

環「うーん…。まだ熱いよ…」

海美「熱いなら早く上がればよかったのにー」

P「まったく…びっくりしたよ。ま、何にもなくてよかったな」

26: 2014/12/07(日) 03:30:27.59 ID:80IjmPJ+0
美奈子「ふふ、しばらくこうしてお休みしましょうね」

P「テレビでも見てるか?」ピッ


『格闘戦では、高度が高い方が圧勝するのさー!』ビシューン

『うぅ…バックパックがライフルの邪魔になるの…!』


海美「あ、響とミキが出てるね。他に何かやってるのかなぁ」ピッ

27: 2014/12/07(日) 03:31:58.88 ID:80IjmPJ+0
ゲンカイナーンテーナーイ(vocal:矢吹可奈)

『ねえ、未来!ガンプラの中から、ガンプラがっ!?』

『静香ちゃん…。あれは、琴葉さんのビルドバーニングガンダムだよ…!』

『くらいなさい可奈!次元覇王流!国家機密ビィー―――ッム(物理)!』ドゴォッ

『うわーん!ひどいよ志保ちゃん!』ドカーン


P「似たような番組しかやってないのか?」

―――――
―――

28: 2014/12/07(日) 03:33:15.09 ID:80IjmPJ+0
P「ふあぁ…、さすがに眠くなってきたな…」

海美「私もー…」ウトウト

美奈子「環ちゃんは寝ちゃいましたよ」

環「スー…スー…」

P「ま、のぼせたのもあったんだろうが、疲れてたんだな…」

美奈子「電気消しますね」パチッ

―――――
―――

30: 2014/12/07(日) 03:34:24.67 ID:80IjmPJ+0
~布団~

海美・環「zzz…」

美奈子「寝るの早かったですね」

P「ああ。しかし、今日も一日大変だったな…」

美奈子「え?何言ってるんですか?大変なのはこれからですよ、これから!」

P「なんでだ?」

31: 2014/12/07(日) 03:36:24.82 ID:80IjmPJ+0
美奈子「私、まだお風呂に入りたいんですよ!真夜中の貸切のお風呂…。楽しみです…!」

P「あ、ああ。それなら入ってくればいいじゃないか」

美奈子「やだなぁ、あなたったら///一緒に入ってくれるなんて~///」

P「いや、そんなことは一言も…」

美奈子「大丈夫ですって!一緒にお風呂に入れば気持ちよくなりますよ~!」ガシッ

P「ま、待てって!だからなんでこうなる!」ズルズル

ワッホーイ!


―――――
―――

32: 2014/12/07(日) 03:37:54.14 ID:80IjmPJ+0
チュンチュン

海美「うぅ~ん、おはよー…」ファァ

環「おはよう!うみみ!」

P「ああ…海美、おはよう」ウトウト

海美「あれ?まだ眠そうだね?」

P「よく眠れなかったからな…」チラッ

美奈子「新しい朝におっはよーう♪」フンフーン

33: 2014/12/07(日) 03:40:07.57 ID:80IjmPJ+0
環「お父さん、おふとん合わなかったの?」

P「そうだね…おふとんが合わなかったというか、どちらかというと会えなかったというべきか…」

海美「ふーん?大変だねー」

美奈子「さあ、朝ごはんの時間ですよ!」

P「朝くらいは普通の量だろうな…」


―――――
―――

34: 2014/12/07(日) 03:41:19.02 ID:80IjmPJ+0
P「ご飯に焼魚と味噌汁。そして和え物か…。スタンダードなメニューと量で良かった…」

美奈子「昨日の夕飯に材料使いすぎちゃったみたいです」テヘッ

海美(昨日は頑張ったかいがあった…)ホロッ

環「くふふっ、いただきまーす!」

―――――
―――

35: 2014/12/07(日) 03:43:59.40 ID:80IjmPJ+0
~旅館:玄関~

P「さて、名残惜しいが、そろそろ帰るか」

美奈子「楽しかったですね!」

海美「あっ、昨日の犬!お父さんお母さん!あれだよ、あれ!」



犬(?)「……」ジーッ



36: 2014/12/07(日) 03:46:03.23 ID:80IjmPJ+0
P「えっ?あの犬がそうかなのか?」

美奈子「狛犬ですかね~?」

P「うーん?なんか違う気もするが…」


犬(?)「……」クルッ

タッタッタッタ…

37: 2014/12/07(日) 03:47:31.69 ID:80IjmPJ+0
美奈子「あっ!…行っちゃった…。」

環「くふふっ!次来るときは、ぜったい子分にするからな!」

海美「そうだね!だから…」


海美・環「それまで元気でねー!」



f i n

38: 2014/12/07(日) 03:52:16.44 ID:80IjmPJ+0
終わりです。今回は割と悩んだため(組み合わせが)、友人のプレイしていた○神を見ながら考えてました。

みつけても、決して犬とか言っちゃいけませんからね。

ちなみに私は未プレイです。PS2のゲームですから、PSストアで探せばプレイできるのでしょうけど。



個人的には、今回の美奈子海美環は組み合わせは俺得って人がいるのか気になります。

普段から絡む要素が少ない組み合わせで書くと難しいですね。

あ、前作のコメにありました、風花&エミリーはまた次回にでも。HTML化依頼は昼か夜に出します。

47: 2014/12/07(日) 08:52:52.24 ID:BcIsPRy10
おつー

引用元: 【ミリマスSS】ミリP「ふーん…。温泉ねぇ…」美奈子「!」