1:◆pKgHTU2GLc 2017/02/23(木) 23:57:49.71 ID:n/Ocbaz3O
ナレーション「三十路の誕生日を迎えたレッド、自宅のポストに謎の招待状が来る。

自分の誕生日パーティをメンバーが開いてくれると思い、ウキウキで会場に行くと、

そこには宿敵「江川達也見たら舌打ちする団」の幹部が!敵の思惑にまんまとひっかかりあえなく捕まるレッド!

一体、いったいどうなってしまうのか!?

次回!「交換条件」来週も楽しみにしてくれよな!」

アジト内 薄明りの中 椅子に座らされ手足を縛られ大音量のヘッドフォン付けられているレッド



2: 2017/02/24(金) 00:02:43.57 ID:26T+cFovO
幹部「おい!そろそろ起きたらどうだ!?レッドよ!おい!起きろってば!!」

幹部「こいつ寝てるのか?」

容赦なくレッドにビンタする幹部

幹部「おい!起きろって!話進まねえだろ!」

レッド「いてッ!何!?なんだよ!?」

幹部「あっ…ヘッドフォンしてたんだっけ。ごめんな。」

ヘッドフォン外してあげる幹部


3: 2017/02/24(金) 00:10:47.17 ID:26T+cFovO
レッド「ってえな!ビンタすることねえだろ!?つか、ここどこだよ?」

幹部「我々のアジトだ。味方はいないぞ。お前ひとりだけ拉致した。」

レッド「何のために?」

幹部「決まっているだろう。お前らヒーロー共の弱点、アジト、本名、その他もろもろすべて吐いてもらうためだ。」

レッド「くっ…言えねえよ…」

幹部「ハッハッハ、ヒーローの鏡だな!仲間は売れないってか!ならば無理矢理にでもしゃべってもらおう」

幹部は鞭とスタンガンを用意した。

4: 2017/02/24(金) 00:17:27.11 ID:26T+cFovO
レッド「フン、そんな物騒なモン見せられたって吐けねェもんは吐けねェんだよ。」

幹部「いつまでそんな減らず口が利けるかな?まずはコッチから試そうか。」

スタンガンをONにする。バチバチと音を立てレッドを威嚇している。

レッド「ちょっ!ちょっと待て!知らないものは何してもしゃべれねえだろ!」

幹部「は?知らない?」

レッド「そうだよ!知らねえよ!」

幹部「お前ら仲間じゃないのか?」

レッド「仲間って言えば仲間だけどさ、俺ら現地集合現地解散だぞ。仲良くなるタイミングとかねえよ!」

5: 2017/02/24(金) 00:32:28.68 ID:26T+cFovO
レッド「そもそもおかしいと思ったんだよなあ!なんであいつらが俺のお誕生日会してくれるんだろー?って。クッソーすっげえ嬉しかったのにぃ!」

幹部「…」

レッド「でもさ!俺生まれてから誕生日祝ってくれる友達なんていなかったじゃん?」

幹部「それは知らんが。つか悲しいな。お前いくつだ?」

レッド「今日で三十路だよ!なんだよ!文句あんのか?!」

幹部「いや、無いです…ね…」

レッド「おう!それでだ、まだチーム組まされて1か月じゃんか。俺のお誕生日会がきっかけでみんな仲良くなればいいなあって思ってたの!俺一応リーダーだし」

幹部「ん、ンン…」

レッド「そしたら、何この仕打ち!あーあー!やる気でねえわー!」

6: 2017/02/24(金) 00:52:29.27 ID:26T+cFovO
幹部「いや、あのな…」

レッド「つうかさ、俺今まで見て見ぬふりしてたけどさ、あいつら徐々に仲良くなってんだよね!」

幹部「それは、だから…」

レッド「この間なんてさ、お前らがアポなしで街襲ったりするから緊急で徴集されたんだよ。そこでな」

幹部「おう」

レッド「ブルー、イ工口ー、グリーン、ピンク、俺の順番で連絡網まわってくんだけど、ピンクにさ最後に聞こえるか聞こえないくらいの声で『氏ね』って言われたんだよね」

幹部「…」

レッド「おかしくね!?」

7: 2017/02/24(金) 01:06:18.91 ID:26T+cFovO
幹部「お前悲しいな。長いこと悪役の幹部やってるけど、そこまで邪険にされているレッド見たことないぞ。」

レッド「だろ?」

幹部「っていうか、このノリで言っちゃうけど先週お前らと戦った時あっただろう?」

レッド「うん。俺が不意打ち食らって気絶して残りの四人がお前らを撃退した時だろ?」

幹部「そうだ。その時気絶してるのをいいことに、戦闘中のドサクサに紛れてお前にみんな蹴り入れてたぞ。ブルーなんてもっとひどくて顔にツバ吐いてたしな。」

レッド「は?うそでしょ?」


8: 2017/02/24(金) 01:13:14.39 ID:26T+cFovO
幹部「マジだ。さらにはだな、我々を撃退したあと気絶したお前を放置して、和民で打ち上げしてるところを観たぞ。」

レッド「えっ…」

幹部「我々も反省会をそこでしていてな、恥ずかしながらお互いちょっと仲良くなってしまった。あいつら良いヤツだな。」

レッド「…」

幹部「あっ、そうそうお前を気絶させたウチの戦闘員なんてブルーに1万もらってたぞ。「良くやった!ありがとう!」って涙を目に貯めつつ握手までして。」

レッド「もうやめろー!!やめてくれー!!」

9: 2017/02/24(金) 01:23:53.72 ID:26T+cFovO
レッド「わかった!な、仲間割れさせようとしてるだろ!さすが悪役!きったねー!」

幹部「「うそではない。私も酔っていたせいか、これはいい記念写真になるなと思って憎きブルーと戦闘員の握手してるとこを撮ったのだ。ほれ、見てみろ。」

レッド スマホ見る

レッド「げ、げ、げげ現代のー、しゃ、しゃしゃしゃ写真合成技術ー、鬼ヤバイしー、コウロギみたいなブスでもパッケージになると美女にだって見えるしー。」


10: 2017/02/24(金) 01:32:20.06 ID:26T+cFovO
幹部「残念ながら現実なんだよ。これ。それにコウロギみたいなブスって相当だな。」

幹部「す、すまん・・・くしゃみが出そうだ。」

幹部「そ、そ、ソフマップ!!」

レッド「今のくしゃみ・・・悪意がチラッと見えたぞ。」

幹部「ふぅ、これは現実だ。」

レッド「いやいやいや!あの時気絶から戻った時に、博士に聞いたから!

『あれ?あいつらはどこに?まさか敵のアジトに!?』って。

そしたら『いいや、お前を守りながら戦っていたもんじゃから、みんな病院じゃよ。』って!

それでぇ!次の日ブルーとグリーンはナースと一緒に来たしぃ!

イ工口ーとピンクなんて、包帯ぐるぐる巻きで来たよ!確実に病院から帰ってきた奴の恰好じゃん!」



11: 2017/02/24(金) 01:34:31.97 ID:26T+cFovO
幹部「まずお前に思い出してもらいたい。博士はお前の眼を見てしっかりハキハキと喋っていたか?声は震えていなかったか?」

レッド「…ハッ!」

幹部「そうだな。人間とんでもないウソの時には罪悪感ってものが表に出るからな。」

レッド「で、でも、ナースに連れられて来たし、包帯ぐるぐる巻きだったしぃ!」

幹部「そのことに関しては、たまたま和民に病院関係者の宴会があってだな、やっぱりヒーローってのはモテるんだな。

ブルーとグリーンはナースをお持ち帰り。イ工口ーとピンクはロレックス着けてるお医者様とどっかへ消えてったぞ。

おそらく包帯ぐるぐる巻きは、そういうプレイの一種だろう。」



12: 2017/02/24(金) 01:37:19.53 ID:26T+cFovO
レッド「ちくしょおおおおおお!!」

幹部「まさか正義の味方のリーダーが仲間に嫌われるなんてな。かわいそうなリーダーだ。」

幹部レッド肩ポンポン

レッド「ナースとやりてえええええ!!」

幹部「えっ!?そっち?」

レッド「そうだよ!嫌われるとか嫌うとか、関係ないね!第一仕事だしな、仕事の仲間と仲良くしてても来年にはおさらばでまた違うヒーローが集まるだけなんだよ!」

幹部「それはそうだが・・・。」

13: 2017/02/24(金) 01:38:50.07 ID:26T+cFovO
レッド「くっそ!あのヤリチンどもが!ほどけ!あいつらに怒りの鉄拳を見舞ってくる!ここから出せ!」

幹部「出すか!」

レッド「悔しいよぉ。あいつらばっかモテてよぉ・・・。オレ童Oなのによぉ・・・」

幹部「えっ!!お前童Oなの!いくつ!?」

レッド「今日で30だよ!わりいかよ!」

幹部「い、いや・・・悪くないが、その歳で童Oっていろいろきつくないか?」

レッド「キイイイイイ!だまらっしゃい!○すぞ!」

幹部「怖い!怖いけど、今から○されるのお前だぞ?」

レッド「ええっ!?は?なんで?人質じゃないの?人質って丁重に扱うもんじゃないの?」

14: 2017/02/24(金) 01:43:24.14 ID:26T+cFovO
幹部「いや、あいつらに脅迫状を送ったんだがな、ほら、読んでみろ」

レッド「なになに?」

手紙

『レッドを預かった。本日午後15時までに現金二千万と貴様らの武器をいけふくろう前に持って来い。さもなくば、レッドは○す。』

レッド「…おい!今何時だ!」

幹部「15時10分だ」

レッド「おい!あいつら、おい!!」

幹部「ということで、○んでもらおう。」

幹部、銃をレッドのこめかみに当てる

15: 2017/02/24(金) 01:45:53.31 ID:26T+cFovO
レッド「タヒにたくなあああい!!童Oで氏にたくないよおおお!!なんでもしますからあああ!鬼!悪魔!バカ!女の子投げ!水虫!インキン!

    えーっと、えーっと、未だにプラスチックのことプラッチックって言っちゃう!」

幹部「言い過ぎだ。…ん?今何でもするって言ったな?」

レッド「はいィィィ!何でもします!靴舐めます!三回廻ってワンってのもやります!」

幹部「プライドゼロだな!」

レッド「わたくしめは、卑しい卑しい貴方様の奴隷でございます。へっへへ・・・」

幹部「ちびっこに聞かせてやりたいわ。うーん、なんでもするかぁ・・・。」

16: 2017/02/24(金) 01:50:04.34 ID:26T+cFovO
幹部「うーん…」

レッド(え?イケる?イケちゃう!?俺チェリーのままこの世去りたくないよ?!)

幹部「ダメだ。やっぱ殺そう。」

レッド「ハアアアアア!?!??なんでだよ!なんでもすんだぞ?なんでも!逆に引くわ!その頭の固さに!

そんなカッタいカッタいアタマしてっから俺らにやられんの!大体なんで俺らが変身してる時にピッシーと止まってるのさ!

変身途中なんてTVだと編集して瞬時に変身してるように見えてるけど実際は、普段の服の着替えと変わらないくらいのスキのデカさだからね。バカなんじゃないの?」

幹部「それはだな、スポンサー企業があそこで攻撃したらスポンサー辞めるっていうからだな・・・」

レッド「えっ!?お前らにもスポンサーいんの!?あー、だから毎週毎週、外国人のボスが出てくるのかー。」


17: 2017/02/24(金) 01:54:05.32 ID:26T+cFovO
幹部「ていっても、貧乏外国人留学生のバイトだけどな。なんかプロデューサーがモヤシっ子日本人よりムキムキ外国人のほうが迫力あるから。だって。」

レッド「ていってもさー、もうちょい日本語練習させた方がいいんじゃない?なんだよカタコトで「オマエラ、コロスケ、」って!なんで俺らが藤子Fワールドの住人になるんだよ。

この前戦闘中笑っちゃいそうになったわ!バカか!」

幹部「イラッ(レッドに銃を突きつける)」

レッド「あ、ごめんなさい。バカは言いすぎました」

幹部「言葉には気をつけろよ。お前らも毎週毎週、変な武器使うではないか。先々週なんて…。えーと武器名なんだっけ?」

レッド「先々週はー…『シュワっとさわやかコケ・コーラの火炎瓶』だね。」

幹部「なんだその名前!大人の事情の使い方へたすぎるだろ!しかも火炎瓶って!
   
   全然さわやかじゃねえし、子供も見てんだぞ!海外のデモ隊じゃねえんだからよ!企業イメージ上げる気あんのか!」




18: 2017/02/24(金) 01:57:44.27 ID:26T+cFovO
レッド「あっ、やっぱビンで君らの頭部カチ割った方が良かった?」

幹部「ヤクザ映画か!どっちにしてもビンを武器にすんじゃねえ!」

レッド「しょうがねえだろ!こっちだってスポンサーから頼まれてんだよ。金あるやつの方が強い。これって資本主義の基本だよねぇ。」

幹部「そうだな。確かに俺たちは資本主義の豚だ。お前と違って俺には守るべき家庭がいるからな。『家族』というものを維持するのにも、金は必要だ。」


レッド「へー、お前家庭持ってるんだー。意外だなー。へー。悪いヤツにも家庭があるんだなー。なに?奥さんキレイ?」

幹部「ま、まあな。それにまだ新婚3か月でラブラブだ(ドヤァ)」

レッド「ヒューヒュー!お二人さんアチチだね!」

幹部「表現が古いわ。まあ、家庭を持つと俺の稼ぎがどうしても必要になってくるからな。仕事を頑張らんと・・・」

19: 2017/02/24(金) 02:01:32.92 ID:26T+cFovO
レッド「なあなあ、今の奥さんとどうやって知り合ったの?」

幹部「どうやって、かあ。あれは3年前の寒い日だった。」

省略

幹部「ということで、めでたく、俺たちは結ばれたわけだ。」

レッド「長え!知り合ったきっかけを聞いただけで、なんで俺は1時間もゴールインまで聞かなきゃいけねえんだ。

   大体なあ、きっかけが本屋で残り1冊の本を取ろうとして手と手が触れ合ってそこから…ってなんだよ!
   
   ロマンチックじゃねえか。止めてくれ!俺の中にある行き場のないロマンティックを止めてくれ!!」

幹部「ロマンティックあげーるよー♪ロマンティックあげーるよー♪ホントの勇気みせてくれたら♪」

レッド「いらねえよお!ロマンティックなんかより、女体が欲しいの!今の俺は、命より金より女体が欲しいの!」

幹部「すがすがしいまでの漢だな」

20: 2017/02/24(金) 02:07:54.64 ID:26T+cFovO
レッド「金なんて持っててもモテないし、オレ趣味も無いし、友達居ないから交際費使わないし…。誰が友達居ないんだ!やかましいわ!」

幹部「いや、なんも言ってないから!でもヒーローってのはさぞ儲かるんだろうな。・・・いやらしいこと聞くが貯金はいくらだ。」

レッド「今いくらあったっけかなー。いーち、じゅう、ひゃく…」

レッド「0が8コつきますね!」

幹部「おー・・・いいなぁ・・・いいなあ!おい!」

幹部(そんだけ金持ってて容姿もそこまで悪くない。なんでこいつモテないんだろう。やっぱり相当性格アレなんだな)


レッド「…ハッ」

レッド「あー、こんだけ貯めた金も俺が今氏んだら結局はどこかの慈善事業団の懐にいくんだろうなあ。何に使われているかわからないまま
    
    どこぞの復興支援という名目でどこかのバカが私腹を肥やすだけの金になってしまうんだろうなあ…
    
    あーあ・・・せめて最後に童Oを卒業してから氏にたいなあ。あーあ!」

幹部の顔をチラチラ見るレッド

幹部「遺産は家族の元に行くのではないのか?」

21: 2017/02/24(金) 02:16:22.14 ID:26T+cFovO
レッド「オレ、孤児だもん。なんか昔両親は怪人に食べられちゃったんだって。

   んで、俺は小さい時から孤児院っていう体のヒーロー養成施設に預けられて今に至るってわけ。
   
   俺が氏んだら遺産は慈善事業に寄付することを契約させられたんだ。

   ま、大人の汚い部分ってやつ?孤児で儲けようとしてんの。きったねえよなあいつら。ヒーローの約7割が途中で殉職するんだもん。

   おいしい商売だよなー。」

幹部「そうか。お前らもいろいろあるんだな。それと、両親の件はスマン。年代的に俺の先代、先々代の話だとは思うが。」



22: 2017/02/24(金) 02:19:04.33 ID:26T+cFovO
レッド「いいって。オレ、両親の思い出なんて、タバコと酒と殴られたことしかないもん。唯一親からもらったものって首筋のやつしかねえよ。ほれ見てみ?」

レッドの首に巻いてあるバンダナを外す。

幹部「俺が言うのもおかしいけど、最悪だな。子供の時だろ?これ。」

レッド「これは、そう確か5歳の時だから25年前だね。これの後すぐに両親・・・両親ともあんまり言いたくないけど、両親が食べられちゃって助かったよ。

    あのまんまだったらオレ、親に殺されてたかもな。怪人に助けられるってなんだか皮肉なもんだな。」

幹部「ましてや、成長してヒーローになるなんてな。」

レッド「ははは、ちげえねえや。」


23: 2017/02/24(金) 02:21:27.78 ID:26T+cFovO
レッド「別になりたくてなったわけじゃねえよぉ。なるしか生きる道が無かったの。

   それにヒーローって意外と大変なんだぜ?童O捨てたくても、ヒーローって肩書きもあって風俗にも行けやしない。

   いや、行ったところでどこかの阿呆みたいに歌舞伎町でキャッチにひっかかり鼻の下伸ばしながら写真指名で若くてかわいいギャルを選んだつもりが

   出てきたのはマツコ・デラックスみたいなババアが来るのがオチだ。」

幹部「いやに、生々しい体験談だな。」

レッド「実話だからな。」

24: 2017/02/24(金) 02:27:16.42 ID:26T+cFovO
見てくれている方いればだけど、いったんここで、中断します。

ストックが切れちゃいました。

早くて1時間ほどで続きを投下できたらいいなと思ってます。

25: 2017/02/24(金) 02:49:42.04 ID:26T+cFovO
幹部「っていうか、お前の仲間に女が居ただろう!?そいつらと仲良くなって性交渉すればいいんじゃあないのか?」

レッド「ああ、居るさ。ピンクとイ工口ーがな。」

幹部「だったら、そいつらで卒業すればよいだろう。」

レッド「…ったよ…」

幹部「何・・・?良く聞こえんかった。」

レッド「したかった!っつってんの!!特にイ工口ーとさぁ!!
   アイツ、マジ最悪だよ!お前らが攻めるじゃん?俺んとこの基地にさー!ね!攻めたでしょ?一か月前!」

幹部「あ、ああ…」

レッド「その時さ、イ工口ーがすっげえピンチだったの!お前らの手下がイ工口ーの戦闘服をはぎ取ってさ、身動きなーんもできないの。マジ、あいつお嬢様育ちだからそういうのダメなんだよね。っつうか、お嬢様が道楽でヒーローやってんじゃねえつうんだよ!命がけだぞ!!アホか!」

レッド「まあ、それはいいや。それでさ、イ工口ーがさ『キャーやめてくださいましー』とか言って、胸と股間押さえてるの。
   
    そういうの闘う者にとってダメじゃん?ねぇ!わかる?ねえ!君だって、君が真っ裸になっても俺が瀕氏になってたらトドメさすよね!?
    
    たとえ渋谷のスクランブル交差点でもさ!」

幹部「ん、ンン・・・それは少し考えるな。」

26: 2017/02/24(金) 02:57:54.17 ID:26T+cFovO
レッド「うっそだー!俺だよ!?敵の最重要人物だよ?」

幹部「ま、まぁ頃したとしよう。そのあと、私が社会的に氏んでしまうではないか。
   
   それは、幹部として大人として、そして家庭を持つ身としてはそれは避けたい。」

レッド「っかー!!!甘ちゃんだね!甘ちゃん!!だからいっつも俺らにやられんの!」

幹部「悪役の前に私は常識のある大人でありたいからな。」

レッド「ゲロ甘だね。」

幹部「[ピーーー]か。」

レッド「ちょいちょいちょーい!待ってって!イ工口ーの話途中だから!まだピンク編もあるしぃ!」

幹部「ん、まあ、俺も続きは気になるな」

レッド「だべ?」

27: 2017/02/24(金) 02:59:03.14 ID:26T+cFovO
レッド「ゲロ甘だね。」

幹部「頃すか。」

レッド「ちょいちょいちょーい!待ってって!イ工口ーの話途中だから!まだピンク編もあるしぃ!」

幹部「ん、まあ、俺も続きは気になるな」

レッド「だべ?」

>>26 修正

28: 2017/02/24(金) 03:03:23.29 ID:26T+cFovO
レッド「ええっと・・・どこまで話したっけ?」

幹部「イ工口ーが私の部下に、服をはぎとられたってところだったな。確か。」

レッド「ああ、そうそう。イ工口ー服取られるじゃん?恥ずかしがってるじゃん?すげえイイ身体してるじゃん?こう、なんていうか…

   ちょうどいい肉付きにアンバランスなお嬢様らしい清楚な顔立ち。俺、そういうの好きじゃん?俺、ギンギンじゃん?」

幹部「戦闘中に…。猿だなお前。」

レッド「は?お前、堀北真希似の顔に、井上和香のボディが目の前でヌードなってても同じこと言えるの?」

幹部「…すまん。私が悪かった。」

レッド「わかればよし。んでさー、ギンギンの状態でもさ、そこひた隠して助けたよ!

 すっげえ良い声で『待てい!俺の仲間を傷つける奴はゆるさーん!』って。さらには、俺の私服着させたよ?すげえ高い奴。グッチ。

 普通さ、そこで俺に惚れるじゃん!?『レッド…あなたって人は、どこまで紳士なの…?抱いて』的な感じでさ!

 でもさ、イ工口ーなんて言ったと思う?!」

幹部「さ、さあ?わからんな。」

レッド「『はぁ…あざっす…』だぜ!?お嬢様育ちが、『あざっす。』だぜ!?『あざっす』なんて言うの、その辺の文系バカ大学生しか使わないっつーの。」

幹部「偏見ありすぎだろ。お前。」

29: 2017/02/24(金) 03:08:35.40 ID:26T+cFovO
レッド「しかもさー、そのあとなんもしてないブルーにさ、すげえ猫なで声でさ」

 イ工口ー「あぁーん、怖かったですぅ~。でも、みなさんのおかげで、ていうかブルーさんのおかげで助かりました。」

レッド「だよ?おかしいだろ!違うじゃん!助けたの俺じゃん。俺のみじゃん。俺オンリーじゃん。でもアイツブルーに色目使ってるんだぜ!?
   
    悔しいじゃん!ムラムラさせるだけさせておいて、ノーはいかんでしょ!?おっパブ以下だよ、あいつは!」

幹部「同情はするが、お前も大概だな。」

レッド「まあ、俺も言ってることおかしいとは思うけどさ」

幹部「あっ、わかってるんだ。」

幹部「よし、時間も時間だし、面白い話も聞けたし、そろそろ氏のうか」

レッド「いやっ、ちょい!ピンク!ほら、ピンク編もあるから!」

幹部「ん、んんー。いや、聞きたいけどさあ、俺17時定時なんだよね。あと30分以内に終わる?」

レッド「終わる終わる!」

レッド(ん?終わらしていいのか?まあ、いい。とりあえず時間稼ごう)

30: 2017/02/24(金) 03:13:52.39 ID:26T+cFovO
幹部「んで、ピンクとはどうなんだ?」

レッド「結論は、まあわかるでしょ?」

幹部「今現在童Oの時点でな。そんなことはどうでもいい。お前の失敗談が聞きたい。それでピンクにはどうせまったんだ」

レッド「ピンクにはねぇ、あっ!っていうかピンクってどうやって集められてるか知ってる?」

幹部「いや、知らんな。」

レッド「歴代ピンクって、すげえ額の借金抱えてる風俗嬢なんだよ。あいつもそう。」

幹部「子供が知ったらすげえへこむな。」

レッド「まあ、知ってるの俺と本人とお偉いさんくらいしか、知らないからこの話はシーッでお願いしますよ。」


31: 2017/02/24(金) 03:21:40.11 ID:26T+cFovO
レッド「それで話戻るけど、俺思ったんだ。俺金持ちじゃん?あいつの借金全額返せるくらいの金は持ってるのよ」

幹部「まあ、さっきの話聞く限りだとそうだな。お前まさか…?」

レッド「そう、借金肩代わりするから一発やらせろ。って言ったの。」

幹部「ゲスすぎる。うっわー!すっげえゲスだ!俺より悪だ!」

レッド「わかる!あなた様がそう思うのは重々承知!だけどさ、俺も必氏なわけ!卒業することに!ね!」

幹部「ひどすぎる」

レッド「お前さんも童Oのころは、必氏だっただろうがよ!あの時の気持ち忘れちまったのかよ!おい!!」

幹部「必氏は必氏だったが、ここまでじゃない。」

レッド「うるせええ!」

幹部「しかも結果から推測するに、断られたんだろ?最悪だな。」

レッド「そうだよ!」

ピンク「わたしぃ、ヤリ○ンって自覚あるけどぉ、レッドだけは絶対無理。キモイ。」

レッド「って言われたよ!もう思い出すのも嫌なんだけどおおおお!!!」

幹部「金積んでも無理だったのか。マジでお前やばいな。」

32: 2017/02/24(金) 03:25:38.52 ID:26T+cFovO
幹部「男として、聴くのがつらくなってきた。」

レッド「だろぉ。俺も話してて辛くなってきたし、涙出そう。」

幹部「でも、お前は頃す。」

レッド「なんでさー!」

幹部「それが私の仕事だからだ。お前を殺せばこの冬ボーナスが出る。」

レッド「小学校の頃、道徳の授業受けたのかよ。言われただろ!「生き物の命は大事にしましょう」って!」

幹部「・・・私は、幼卒だ・・・」

レッド「なに?ようそつ。って。」

幹部「最終学歴が幼稚園だ。」

レッド「お前マジかよ!義務教育受けてない奴が、幹部になっていいのかよ」

幹部「わ、私の会社、実力主義だし・・・。」

レッド「えー!実力主義とはいえ、部下が聞いたら反感買うぞ。幼卒にアゴでこき使われるとか、マジでないわ。俺だったら自頃する。」

幹部「キーッ!!!お前と違って、妻も子供もいるから!毎週末には、嫁とチョメチョメ三昧だから!」

レッド「お前この野郎…うらやましいヤツめ…」

幹部「フハハハハ!うらやましいだろう!」

レッド「くそぉ…このままじゃ、氏んでも氏にきれない…せっかく出会い系で出会えそうだったのに…」

33: 2017/02/24(金) 03:28:12.62 ID:26T+cFovO
幹部「なに?出会い系?お前ヒーローが出会い系やってるのか!?」

レッド「ああ、そうだよ!職場がビXチしかいねえからなぁ!」

幹部「にしても、正義の味方が出会い系なんて使ったらダメだろう…」

レッド「みんなを守る正義のヒーローが出会い系使っちゃ悪いのかよ!なあ!ダメなんですか?
   
    六法全書に「ヒーローは出会い系を使っちゃダメです」なんて書いてあるか?ああん!?」

敵「い、いや、書いてはないが、イメージってもんがあるだろう…」

レッド「イメージ?童Oを卒業することに比べちゃ屁みたいなもんだね。」

敵「ま、まあお前のフラれ話は聞いてて愉快だからな。ちょっと詳しく聞かせてみろ」

34: 2017/02/24(金) 03:32:43.63 ID:26T+cFovO
レッド「フラれ話?ふふふー。甘いな。俺がモテないのは、職場だけなんだよ。

   プロフィールの職業欄には、『自営業:年収1億』と書いてある。そりゃあ、モテるモテる。

   てめえで言うのもおかしいけど、俺は顔自体は普通だからな!女どもは寄ってくるのさ!」

幹部(こいつの発言を録音して、公表すると脅した方がよかったのかもしれん)

レッド「それでだ!新婚ホヤホヤの人妻となあ、3日後会う約束取り付けてるんだよなあ!」

幹部「なにっ!?」

レッド「ハッハッハッハ!!!」

35: 2017/02/24(金) 03:40:39.98 ID:26T+cFovO
幹部「3日後か!んー3日後かー」

レッド「そうだよ!今殺されたら氏んでも氏にきれないんだよ。

   卒業目前のチェリーボーイをあなた頃すつもりだったんだよ!?チェリーだった時の自分を思い出せ!!」
幹部「3日後かー。うーん…」

レッド「じゃ、じゃあこうしよう!3日後俺もう一回ここにくるよ!そしたら、俺は殺されてもいい!」

幹部「お前が戻ってくる保証はなにもないだろう。そんなのはダメだ。ダメダメ」

レッド「えぇー…。じゃあ、俺の預金通帳と印鑑預けるよ!もし来なかったらその通帳あげる。今日お金おろそうと思って持ってきてたんだ。」

レッド「ちょっとさ、俺の荷物に通帳と印鑑入ってるから。見てみ?」

幹部「どれどれ。」

幹部「マジで0が8つもあるではないか…」

レッド「でしょ?だからさ、帰ってこなかったらそれはそのままアンタのものにしていいし、帰ってきたら来たで俺を殺せる。アンタはボーナスも出るし、株も上がる」

レッド「どっちにしてもおいしいじゃない?」

幹部(確かに。どっちにしても俺はおいしい!つうか、帰ってくるな!)

幹部「よ、よし!交渉は成立だ。」

レッド「マジ!?よっしゃ!3日後やりまくるぞー」

幹部「帰ってこなくていいぞ!」

37: 2017/02/24(金) 03:44:06.88 ID:26T+cFovO
3日後
レッド「いやーーーーー!!!!よかったっすよーーー!!!」

幹部「帰ってくるな!くるんじゃない!」

レッド「いや、約束は約束だし。」

幹部「ま、まあいい。これで私にもボーナスが手に入るし。」

レッド「奥さんと子供大事にしてあげなよ?家族、大事だろ?仕事ばっかじゃなく、たまには家族サービスしたほうがいいんじゃない?」

幹部「こ、こいつ心なしか、凄く良いヤツになってる気がする。これが卒業したばかりの男・・・今のこいつの心は冬の青空のように澄み渡っている。」

38: 2017/02/24(金) 03:47:11.86 ID:26T+cFovO
レッド「よし、早く殺せ!さあ!」

幹部「くそ、なんという爽やかさ。頃しにくい!」

レッド「オレは、あんな気持ちいいことを知らずに生きてきたのか。って思ったよ。
   
   だから、氏ぬほどヤったさ。向うがへばるまで。って思ったけど向うもたまってたんだろうな。
   
   凄かった。氏ぬ気で行った俺が本当に氏にかけるくらいに。
   
   話を聞くと、向うの旦那さん、めっちゃヘタなんだってさ。
   
   俺もへただったけど、向うが手取り足取り教えてくれて、終盤向うがへとへとになるくらいまで上達したんだ。
   
   ありがとう。俺に猶予をくれて」

幹部「ほぉ。やはり人妻は工口いな。」

レッド「あぁ…慣れてるほうが、童Oの俺には…おっと、童Oだった俺には、良かったのかもしれないな。

    旦那さん、よっぽど下手でアレが小さいんだろうな。俺、めちゃくちゃ褒めてくれたよ。デカい。って」

幹部「ち、小さくても硬さが重要だろうに。」

レッド「硬さもいいけど、やっぱり大きさはある程度必要だって言ってたけどなあ。」

幹部「ええい!黙れ!黙れぃ!」



39: 2017/02/24(金) 03:53:35.33 ID:26T+cFovO
レッド「なんで怒るんだ!いいじゃないか!お前には、嫁と子供が居てこれから幸せになるんだろ?」

幹部「あ、あぁ。取り乱してすまない。さあ、覚悟はいいか?」

レッド「すまん待ってくれ。もう一回昨晩の美由紀さんとの思い出に浸りたい」

幹部「あぁ…いいだろう。…美由紀と言ったな?」

レッド「あ、あぁ・・・」

幹部「22歳と言ったな?」

レッド「あ、ああ。」

幹部「苗字はわかるか?」

レッド「それは、秘密だって。なんでもあなたにだけは知られたくないって。」

幹部「はあ、そっ、そうか。・・・写メはあるか!?」

レッド「あるけど…なんで?」

幹部「いいから!」

レッド「じゃあ見せるけど。なんだか恥ずかしいなー。エヘヘ」
幹部「うわっ!嫁だ…」

レッド「ええっ!?うそ!」

幹部「ホントだよおお!!!!!!」

レッド「うわっ、マジかよー!気まずいわー。初体験が憎き悪役の嫁とか。勘弁してよぉ」

幹部「勘弁してほしいのは、こっちだよ!!!!」

幹部「えぇ…マジかよぉ…えぇ…うそぉ…」

レッド「ですよねぇ…」

幹部「頃す気…失せた…オレ シゴト…ヤメル…リコン…スル…」

レッド「ええっ!?」

レッド「やったあああああああ!!!」

おしまい。

40: 2017/02/24(金) 03:57:20.14 ID:26T+cFovO
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、初SSでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので下ネタで挑んでみた所存ですw
以下、俺のみんなへのメッセジをどぞ

俺「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

俺「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

俺「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

俺「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

俺「・・・ありがと」ファサ

では、

俺、俺、俺、俺、俺、俺「皆さんありがとうございました!」



俺、俺、俺、俺、俺「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

41: 2017/02/24(金) 09:33:51.40 ID:Hka6gtB6O
うん
けっこう好き

42: 2017/02/24(金) 09:37:25.27 ID:NhBQCWW/o
あとがきやめろwwwwwwww

43: 2017/02/24(金) 10:20:39.97 ID:v2261dDeo
コピペだとわかっててもウザく感じるこの破壊力w
本編も面白い

引用元: ヒーロー「招待状?まさかあいつら俺の誕生日を…?」