1: 2022/07/03(日) 12:12:55.51 ID:E2XzXu2I
ゴロゴロ……

愛「ま、マジで雷じゃんか……やっば……!!」

愛「ね、りなりー……」ソデクイ

璃奈「どうしたの?なんだか顔が青いけど」

愛「いや、実はあたし~」

ピカッ!!ドーン!!

愛「きゃああぁぁ~~!!りなりぃ~~!!」ガバッ ムンギュー

璃奈「ひゃあっ!?愛さん!?─うむっ!?」シロクロ

2: 2022/07/03(日) 12:29:23.58 ID:E2XzXu2I
愛「イヤッ!!イヤッ!!イヤァァ~~!!」ギュウギュウ

璃奈「ちょ、愛さん落ち着いて……苦しいよ」

愛「あ……ご、ごめん」

璃奈「もしかして……雷、怖いの?」

愛「ぅん……雷が鳴るとかみなり様が来ておへそ取られちゃうんだよ、だからりなりーも早くおへそ隠して」

璃奈「その話は迷信だって聞いた事あるけど」

愛「迷信じゃないよ!!ほんとに取られるんだってば!!」

璃奈「わ、わかった……」

璃奈(今の愛さんは変に刺激しない方がいいかも)

4: 2022/07/03(日) 12:35:50.83 ID:E2XzXu2I
ゴロゴロ……カッ!!ピシャーンッ!!

愛「きゃっ!!」ダキッ

愛「うえぇぇ……りなりぃ~ひぐっ」

璃奈「愛さん大丈夫?」

愛「だいじょばない~怖いよぉ~えっぐ」

璃奈(いつも明るくて頼りになるあの愛さんが顔をぐしゃぐしゃにして泣いてる……)

璃奈(あ……)トクン

璃奈(なんだろうこの気持ち、愛さんを放っておけないような)

璃奈(─そうだ、いつも愛さんには守ってもらってるんだ)

璃奈(今度は私が、愛さんを守ってあげないと!!)

6: 2022/07/03(日) 12:46:54.32 ID:E2XzXu2I
璃奈「愛さん、こっちに来て」グイッ

愛「へ?りなりー?─わっ」ポフン

璃奈「ん」ギュッ

愛「り、りなりーに抱き締められちゃった……////」

璃奈「愛さん、ほら聞こえる?」

トクン……トクン……

愛「聞こえる……りなりーの心臓の音が」

璃奈「雷の音よりこっちを聞いて、そうすれば落ち着くから」

愛「うん……少し、落ち着いたかも」

璃奈「大丈夫……大丈夫だよ。私がそばにいるからね」ナデナデ

愛「りなりー……ありがと」

9: 2022/07/03(日) 12:57:48.26 ID:E2XzXu2I
璃奈「─愛さんの気持ち、ちょっとわかったかも」

愛「え?あたしの気持ち?」

璃奈「愛さん、いつも私を抱き締めて頭を撫でてくれる。かわいいって言ってくれる」

璃奈「今の愛さんも、すごくかわいい」

愛「ちょ、りなりーいきなりなに言い出すんだよ~////」

璃奈「もっと私に甘えてもいいよ」

愛「いや~てか、よく考えたらこの絵面は何気にやばいような」

ゴロゴロピッシャンシャーンッ!!

愛「うわあぁぁ~~!!」ムンギュー

璃奈「ほら、かみなり様もそう言ってる」

愛「この……!!かみなり様のバカァ~~!!」

14: 2022/07/03(日) 13:20:28.56 ID:E2XzXu2I
愛「はぁ……なんか疲れた」コテン

璃奈「ふふふ、いらっしゃい」

愛「─りなりーの体ふにふにしてる~柔らか~い」サワサワ

璃奈「あはは、くすぐったいよ愛さん」

璃奈「体の柔らかさ、抱き心地は彼方さんのお墨付きをもらってるよ」

愛「なんか甘い香りもするし……あ~落ち着く」スンスン

璃奈(なんだか赤ちゃんみたい……甘える愛さん、やっぱりかわいい)

璃奈「うふふ、いい子いい子」ナデナデ

愛「きゃっきゃっ♪ばぶぅ~♪」

愛「─って、あたし赤ちゃんじゃないんだけど~////」

璃奈「流石愛さん、いいノリ突っ込み」

16: 2022/07/03(日) 13:41:45.27 ID:E2XzXu2I
愛「─お、いつの間にか雷やんで晴れてる」

愛「よっしゃー!!かみなり様いなくなったぞ~!!」

愛「ありがとりなりー、おかげでおへそ取られずに済んだよ」

璃奈「なんだ……もうやんじゃったのか……残念」ボソッ

愛「へ?」

璃奈「ううん、なんでもない。愛さんが元に戻ってよかった」

璃奈「やっぱり元気な愛さんが1番だね」

愛「うんうん、これもりなりーがあたしを守ってくれたから」

愛「あたしの腕を引っ張って抱き締めてくれたりなりー……かっこよかったよ♡」

愛「また雷が鳴ったら守って……くれる?////」

璃奈「愛さん……」キュンッ

璃奈「もちろん、任せて♪」フンス

18: 2022/07/03(日) 14:13:51.50 ID:E2XzXu2I
その後

愛「いや~あっつ~!!すっかり梅雨も明けたね~!!」

璃奈「あれから全然雨も降らなくて雷も鳴らない……ちぇっ、つまらない」

愛「おいおい、なに言ってんのさ。雷なんて鳴らない方がいいじゃんよ」

璃奈「だけどあれから愛さん甘えてくれないしさ」

愛「んな事言われてもなぁ~」

愛「─それじゃ、ちょっとひと休みしたいから膝枕でもしてもらおうかな~」チラッ

璃奈「!?─どうぞどうぞ、さぁおいで」

愛「よいしょ、─へへっ♪りなりーの太ももすべすべで気持ちいいね~♪」スリスリ

璃奈「うふっ、そうでしょ。ゆっくり休んでね」ナデナデ

愛「あぁ~最高~♪たまには甘えるのもいいねぇ」

璃奈「うん、甘やかすのも楽しい。すき♪」

20: 2022/07/03(日) 14:22:12.65 ID:E2XzXu2I
終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました

21: 2022/07/03(日) 14:23:59.12 ID:SxZWsxSP
っぱりなあいよ

22: 2022/07/03(日) 14:26:14.68 ID:rwtPGmJ3
かわいいYo!

引用元: 璃奈「あ、雷」愛「えっ!?かかか雷ぃ!?」