1: 2008/10/24(金) 18:38:05.41 ID:Pl7d//JGO
キョン「(にゃ?)」
キョン「やれやれ、おまえは相変わらず唐突だな」
ハルヒ「いいじゃにゃい、別に……」
キョン「で、その妙な口癖は何のつもりだ?」
ハルヒ「はぁ? にゃによ、あたしは別に変わりにゃいわよ」
キョン「いやいや、おまえ……?」
ハルヒ「ん?」ヒョコン
キョン「!!」
キョン「(尻尾が……生えてる?)」
キョン「やれやれ、おまえは相変わらず唐突だな」
ハルヒ「いいじゃにゃい、別に……」
キョン「で、その妙な口癖は何のつもりだ?」
ハルヒ「はぁ? にゃによ、あたしは別に変わりにゃいわよ」
キョン「いやいや、おまえ……?」
ハルヒ「ん?」ヒョコン
キョン「!!」
キョン「(尻尾が……生えてる?)」
4: 2008/10/24(金) 18:47:02.64 ID:Pl7d//JGO
キョン「おまえっ……!」
ガチャ
古泉「やぁ、なんだか騒がしいですね」
キョン「古泉…! 致し方ないが今はおまえに頼るしかない、ちょっとこっちこい!」グイッ
古泉「おや、これはまた珍しい……」
バタン
キョン「おい……どういうことだ? ハルヒの尻から無いはずの尻尾が……」
古泉「はて。それは単なるコスプレじゃないでしょうか」
キョン「いやいや! スカート貫通してたぞ!」
古泉「ふふ」
キョン「……何がおかしい?」
古泉「実は僕にも……」ヒョコン
キョン「……」
キョン「」
古泉「冗談ですよ、これは単なるコスプレです」
ガチャ
古泉「やぁ、なんだか騒がしいですね」
キョン「古泉…! 致し方ないが今はおまえに頼るしかない、ちょっとこっちこい!」グイッ
古泉「おや、これはまた珍しい……」
バタン
キョン「おい……どういうことだ? ハルヒの尻から無いはずの尻尾が……」
古泉「はて。それは単なるコスプレじゃないでしょうか」
キョン「いやいや! スカート貫通してたぞ!」
古泉「ふふ」
キョン「……何がおかしい?」
古泉「実は僕にも……」ヒョコン
キョン「……」
キョン「」
古泉「冗談ですよ、これは単なるコスプレです」
5: 2008/10/24(金) 18:54:41.54 ID:Pl7d//JGO
~校舎裏~
古泉「まさか殴られるとは……」ブチブチ
古泉「しかも草むしり二時間だなんて……」ブチブチ
古泉「……」ブチブチ
~SOS団部室~
ガチャ
キョン「……」
ハルヒ「あら、古泉君と出てったんじゃにゃいの? にゃんであんた一人なのよ」
キョン「あぁ、古泉は途端に草むしりがしたくなったようでな……」
ハルヒ「?」ヒョコン
キョン「(やはりあるぞ、生々しい尻尾が)」
キョン「(とりあえず長門に相談しなくては)」
キョン「あー、そうだ……長門はどうしたんだ?」
ハルヒ「なんか遅れるみたいよ」
キョン「あ、あー、そうか……」
キョン「(待つしかないのか……)」
古泉「まさか殴られるとは……」ブチブチ
古泉「しかも草むしり二時間だなんて……」ブチブチ
古泉「……」ブチブチ
~SOS団部室~
ガチャ
キョン「……」
ハルヒ「あら、古泉君と出てったんじゃにゃいの? にゃんであんた一人なのよ」
キョン「あぁ、古泉は途端に草むしりがしたくなったようでな……」
ハルヒ「?」ヒョコン
キョン「(やはりあるぞ、生々しい尻尾が)」
キョン「(とりあえず長門に相談しなくては)」
キョン「あー、そうだ……長門はどうしたんだ?」
ハルヒ「なんか遅れるみたいよ」
キョン「あ、あー、そうか……」
キョン「(待つしかないのか……)」
6: 2008/10/24(金) 19:01:13.97 ID:Pl7d//JGO
キョン「?」
ハルヒ「何よ?」
キョン「ハルヒ、おまえ今……普通に話さなかったか?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「喧嘩売ってんの?」
キョン「いやいや、そういう意味じゃなくてだな」
ハルヒ「……」ワキワキ
キョン「(幻覚だ……爪が伸びてるように見えるのは幻覚に違いない)」
キョン「落ち着け、ハルヒ。俺は喧嘩を売ったわけじゃ……!」
ガチャ
キョン「(おお、助け船が……!)」
古泉「草をむしって虫の息、なんてね」
キョン「(何故おまえが来るんだッ!!)」
ハルヒ「何よ?」
キョン「ハルヒ、おまえ今……普通に話さなかったか?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「喧嘩売ってんの?」
キョン「いやいや、そういう意味じゃなくてだな」
ハルヒ「……」ワキワキ
キョン「(幻覚だ……爪が伸びてるように見えるのは幻覚に違いない)」
キョン「落ち着け、ハルヒ。俺は喧嘩を売ったわけじゃ……!」
ガチャ
キョン「(おお、助け船が……!)」
古泉「草をむしって虫の息、なんてね」
キョン「(何故おまえが来るんだッ!!)」
9: 2008/10/24(金) 19:10:31.06 ID:Pl7d//JGO
古泉「いやはや、困りましたよ。途中で何度か息が青臭くなっちゃって」
キョン「(食べたのかよ…!)」
ハルヒ「あ……」
キョン「う、お。どうしたハルヒ」
ハルヒ「猫じゃら……」
古泉「ん? どうかしましたか? 涼宮さん」ヒョコン
キョン「(何故頭に猫じゃらしを生やしてるんだ、おまえは!)」
ハルヒ「……」
キョン「お、おい、ハル」
ハルヒ「ふぎゃーっ!」ダダダッ
キョン「!? 危ない、古泉!」
古泉「ま……」
ハルヒ「しゃぎゃーっ!」バッ
古泉「マッガーレ!」
ハルヒ「……!」ビクッ、ササッ
ズドォーン!
古泉「……外しましたか」
キョン「」
ハルヒ「」
ガチャ
みくる「こんに……ふぇええ天井に穴がァァァ!!」
キョン「(食べたのかよ…!)」
ハルヒ「あ……」
キョン「う、お。どうしたハルヒ」
ハルヒ「猫じゃら……」
古泉「ん? どうかしましたか? 涼宮さん」ヒョコン
キョン「(何故頭に猫じゃらしを生やしてるんだ、おまえは!)」
ハルヒ「……」
キョン「お、おい、ハル」
ハルヒ「ふぎゃーっ!」ダダダッ
キョン「!? 危ない、古泉!」
古泉「ま……」
ハルヒ「しゃぎゃーっ!」バッ
古泉「マッガーレ!」
ハルヒ「……!」ビクッ、ササッ
ズドォーン!
古泉「……外しましたか」
キョン「」
ハルヒ「」
ガチャ
みくる「こんに……ふぇええ天井に穴がァァァ!!」
10: 2008/10/24(金) 19:11:24.90 ID:Pl7d//JGO
おや、誰か来たみたいだ
ちょっと待っててくれると助かる
ちょっと待っててくれると助かる
13: 2008/10/24(金) 19:36:37.75 ID:Pl7d//JGO
キョン「古泉、おまえ……」
ハルヒ「」ガクガク
みくる「きゃァァァアァァァ! 天井がァァァ!」
古泉「くっ! 静まれ! すみません、皆さん……突然右腕が暴れ出して……ッ!」
pipipipipipipipi
古泉「まさかッ! 間違いない……! この臭いは……神人!」
キョン「こいず」
古泉「すみません、どうやら巻き込んでしまったようで…しかし、ご安心を」
キョン「おいこい」
古泉「あなた方は氏にません……僕が守りますから」キラーン
キョン「こ」
古泉「距離、四千! 標的、十二時の方角!」
キョン「ホいず」
古泉「クラッシャー!!」
パリーン
みくる「きゃァァァアァァァ! 古泉君が窓から飛び降りたァァァ!!」
ハルヒ「」ガクガク
みくる「きゃァァァアァァァ! 天井がァァァ!」
古泉「くっ! 静まれ! すみません、皆さん……突然右腕が暴れ出して……ッ!」
pipipipipipipipi
古泉「まさかッ! 間違いない……! この臭いは……神人!」
キョン「こいず」
古泉「すみません、どうやら巻き込んでしまったようで…しかし、ご安心を」
キョン「おいこい」
古泉「あなた方は氏にません……僕が守りますから」キラーン
キョン「こ」
古泉「距離、四千! 標的、十二時の方角!」
キョン「ホいず」
古泉「クラッシャー!!」
パリーン
みくる「きゃァァァアァァァ! 古泉君が窓から飛び降りたァァァ!!」
14: 2008/10/24(金) 19:39:36.61 ID:Pl7d//JGO
ガチャ
長門「……」
みくる「きゃァァァァァァ! 古泉君が! きゃひゃァァァ! クラッシャー!」
キョン「朝比奈さん! 落ち着いて下さい! 朝比奈さん!」
ハルヒ「」ガクガク
長門「……」
長門「部室を間違えた」
バタン
長門「……」
みくる「きゃァァァァァァ! 古泉君が! きゃひゃァァァ! クラッシャー!」
キョン「朝比奈さん! 落ち着いて下さい! 朝比奈さん!」
ハルヒ「」ガクガク
長門「……」
長門「部室を間違えた」
バタン
15: 2008/10/24(金) 19:43:02.09 ID:Pl7d//JGO
~その頃の古泉~
古泉「……」
古泉「……飛べると思ったんですがね」
古泉「へ、へへ……土がひやひやして気持ちいいぜ……」
古泉「……」モシャモシャ
古泉「草がうまい。しかし息はくっさー」
古泉「……」
古泉「殉職すると二階級特進でしたね、確か」
ガク
古泉「……」
古泉「……飛べると思ったんですがね」
古泉「へ、へへ……土がひやひやして気持ちいいぜ……」
古泉「……」モシャモシャ
古泉「草がうまい。しかし息はくっさー」
古泉「……」
古泉「殉職すると二階級特進でしたね、確か」
ガク
18: 2008/10/24(金) 19:47:19.81 ID:Pl7d//JGO
ハルヒ「」
キョン「おい、団長! いつまで放心してんだ!」
みくる「びゃァァァうまひィィィィ!!」ガクガク
キョン「ちょ、あ、失禁しないでください朝比奈さん!」
ガチャ
長門「……」
キョン「な……長門! ようやく来てくれ」
長門「ソーリー」
バタン
みくる「ぱしへろんだす! ぱしへろんだす!」
ハルヒ「」
キョン「おい、団長! いつまで放心してんだ!」
みくる「びゃァァァうまひィィィィ!!」ガクガク
キョン「ちょ、あ、失禁しないでください朝比奈さん!」
ガチャ
長門「……」
キョン「な……長門! ようやく来てくれ」
長門「ソーリー」
バタン
みくる「ぱしへろんだす! ぱしへろんだす!」
ハルヒ「」
19: 2008/10/24(金) 19:53:16.00 ID:Pl7d//JGO
長門「……」
長門「視神経異常無し」
長門「……」
長門「全神経を聴覚に注ぐ」
長門「……」ソッ
<ぱしへろんだす! ぱしへろんだす!
<朝比奈さん! やめて! これ以上出さないで!
<ゆあっしょーっく!
<うあああもうらめええぇぇえぇ!
長門「!」
長門「……」ドキドキ
<びゃァァァわさびィィィィ!
<あっ! 激しいです朝比奈さん!
<ゴルディオン! ミャンマァァァ!!
<びゃァァァうまひィィィィ!!
長門「……」ドキドキ
長門「激しい」
長門「視神経異常無し」
長門「……」
長門「全神経を聴覚に注ぐ」
長門「……」ソッ
<ぱしへろんだす! ぱしへろんだす!
<朝比奈さん! やめて! これ以上出さないで!
<ゆあっしょーっく!
<うあああもうらめええぇぇえぇ!
長門「!」
長門「……」ドキドキ
<びゃァァァわさびィィィィ!
<あっ! 激しいです朝比奈さん!
<ゴルディオン! ミャンマァァァ!!
<びゃァァァうまひィィィィ!!
長門「……」ドキドキ
長門「激しい」
21: 2008/10/24(金) 20:02:19.97 ID:Pl7d//JGO
古泉「しかし、残念なことに氏には到らなかった」
古泉「これは神様がくれたご褒美でしょうか」
/朝比奈さん! もうやめてぇぇえ!!\
古泉「……どうやらまだ氏ねないようですね」
キョン「……まさかこんな光景をハルヒの特等席で見ることになるとは」
みくる「」
ハルヒ「」
キョン「尿にまみれて気絶中の女が二人、そしておまけに座り込んだままの俺だ」
キョン「こんな光景を見られたら、俺は人として……」
ガチャ
長門「……」
キョン「……」
長門「……ぱしへろんだす……」
キョン「!?」
長門「取り乱した」
キョン「……そうか」
古泉「これは神様がくれたご褒美でしょうか」
/朝比奈さん! もうやめてぇぇえ!!\
古泉「……どうやらまだ氏ねないようですね」
キョン「……まさかこんな光景をハルヒの特等席で見ることになるとは」
みくる「」
ハルヒ「」
キョン「尿にまみれて気絶中の女が二人、そしておまけに座り込んだままの俺だ」
キョン「こんな光景を見られたら、俺は人として……」
ガチャ
長門「……」
キョン「……」
長門「……ぱしへろんだす……」
キョン「!?」
長門「取り乱した」
キョン「……そうか」
23: 2008/10/24(金) 20:12:29.95 ID:Pl7d//JGO
長門「これは」
キョン「知るか……いきなり襲ってきたハルヒを」
長門「……!」
キョン「……そしたら古泉が――に突っ込んで――」
長門「!」ドキドキ
キョン「失禁しだして――」
長門「!!」
キョン「するとどうだろう、朝比奈さんが壊れて――」
長門「!!!」
キョン「いきなり暴走したもんだから、俺は必氏に朝比奈さんを慰めて――」
長門「……!!」
キョン「って、どうした長門。そんな顔真っ赤にして」
長門「……」ドキドキ
長門「素晴らしい」
キョン「知るか……いきなり襲ってきたハルヒを」
長門「……!」
キョン「……そしたら古泉が――に突っ込んで――」
長門「!」ドキドキ
キョン「失禁しだして――」
長門「!!」
キョン「するとどうだろう、朝比奈さんが壊れて――」
長門「!!!」
キョン「いきなり暴走したもんだから、俺は必氏に朝比奈さんを慰めて――」
長門「……!!」
キョン「って、どうした長門。そんな顔真っ赤にして」
長門「……」ドキドキ
長門「素晴らしい」
24: 2008/10/24(金) 20:18:18.12 ID:Pl7d//JGO
ガチャ
古泉「フwフwフwフw……地獄から帰ってきましたよwww」
キョン「古泉! おまえ……」
長門「……」
長門「青臭い」
古泉「神人がですねwwwww予想以上にパねぇ奴でwwwwww」
キョン「……」
長門「……」
古泉「僕は全力で戦いましたがwwwwこの有様ですよwwwwwww」
キョン「分かったから、もう喋るな」
長門「臭い」
古泉「」
キョン「」
長門「」
俺「」
古泉「クラッシャー!」
パリーン
古泉「フwフwフwフw……地獄から帰ってきましたよwww」
キョン「古泉! おまえ……」
長門「……」
長門「青臭い」
古泉「神人がですねwwwww予想以上にパねぇ奴でwwwwww」
キョン「……」
長門「……」
古泉「僕は全力で戦いましたがwwwwこの有様ですよwwwwwww」
キョン「分かったから、もう喋るな」
長門「臭い」
古泉「」
キョン「」
長門「」
俺「」
古泉「クラッシャー!」
パリーン
26: 2008/10/24(金) 20:22:42.00 ID:Pl7d//JGO
キョン「……今度こそ氏んだか」
長門「氏んで詫びる、素晴らしい」
キョン「で、だ。話を戻すぞ」
長門「!」
長門「は、はい……」ドキドキ
キョン「……いやいや、そんなかしこまらなくていいぞ」
長門「了解した」
キョン「……。それで、おまえから見てあれはどうなんだ?」
長門「えっ」
キョン「さっき話しただろ?」
長門「……」
長門「とても素晴らしいと思った」
長門「氏んで詫びる、素晴らしい」
キョン「で、だ。話を戻すぞ」
長門「!」
長門「は、はい……」ドキドキ
キョン「……いやいや、そんなかしこまらなくていいぞ」
長門「了解した」
キョン「……。それで、おまえから見てあれはどうなんだ?」
長門「えっ」
キョン「さっき話しただろ?」
長門「……」
長門「とても素晴らしいと思った」
33: 2008/10/24(金) 21:34:44.23 ID:Pl7d//JGO
キョン「素晴らしい……? あんな惨劇が、どう素晴らしいって?」
長門「過激」
キョン「まぁ、そりゃ過激だったけどよ……で、ハルヒについてるあの尻尾は何なんだ?」
長門「……」
長門「コスプレイ」ドキドキ
キョン「え?」
長門「……」
長門「これはおかしい」
キョン「だろ? だからおまえに聞いて……」
長門「耳まで付いてるとは」
ハルヒ「うっ……にゃ、にゃによこれ。変な匂い……」ピョコピョコ
キョン「耳が……ある……」
長門「過激」
キョン「まぁ、そりゃ過激だったけどよ……で、ハルヒについてるあの尻尾は何なんだ?」
長門「……」
長門「コスプレイ」ドキドキ
キョン「え?」
長門「……」
長門「これはおかしい」
キョン「だろ? だからおまえに聞いて……」
長門「耳まで付いてるとは」
ハルヒ「うっ……にゃ、にゃによこれ。変な匂い……」ピョコピョコ
キョン「耳が……ある……」
34: 2008/10/24(金) 21:39:28.62 ID:Pl7d//JGO
キョン「おい、なんだあれは!?」
長門「……」
ハルヒ「ちょっとキョン! これ一体どういうことよ!」
キョン「いや、これはだな」
ハルヒ「もう! ちょっと着替えるから出て行きなさい!」
キョン「分かった分かった! 分かったからそのイス下ろせ! ったく」
ガチャ バタン
キョン「やれやれ……」
長門「……」
古泉「本当にまったく……」
長門「……」
ハルヒ「ちょっとキョン! これ一体どういうことよ!」
キョン「いや、これはだな」
ハルヒ「もう! ちょっと着替えるから出て行きなさい!」
キョン「分かった分かった! 分かったからそのイス下ろせ! ったく」
ガチャ バタン
キョン「やれやれ……」
長門「……」
古泉「本当にまったく……」
36: 2008/10/24(金) 21:47:18.61 ID:Pl7d//JGO
古泉「やぁ、正常になって帰ってきました」
キョン「てっきりもう氏んだのかと」
長門「同意」
古泉「はは、そんなことはないですよ。ありえないっスwwwwwwww」
キョン「……」
古泉「それで、本題なんですが」
キョン「あ、ああ」
古泉「どうして涼宮さんに猫耳と尻尾が付いているのか?」
長門「……」
長門「…コスプ――」
キョン「それはこっちのセリフだ。一体あれはどうなってんだ」
長門「……」
古泉「いやはや、こちらとしても判断材料が少なくて……」
長門「コス」
キョン「ったく……また面倒なことにならなきゃいいが……」
古泉「まったくですね」
長門「……」
キョン「そうだ、長門。おまえに一番聞きたかったんだが」
長門「!」
キョン「あれは一体なんなんだ?」
長門「……」
長門「涼宮ハルヒ自体の願望が自身に影響を及ぼしていると思われる」
キョン「てっきりもう氏んだのかと」
長門「同意」
古泉「はは、そんなことはないですよ。ありえないっスwwwwwwww」
キョン「……」
古泉「それで、本題なんですが」
キョン「あ、ああ」
古泉「どうして涼宮さんに猫耳と尻尾が付いているのか?」
長門「……」
長門「…コスプ――」
キョン「それはこっちのセリフだ。一体あれはどうなってんだ」
長門「……」
古泉「いやはや、こちらとしても判断材料が少なくて……」
長門「コス」
キョン「ったく……また面倒なことにならなきゃいいが……」
古泉「まったくですね」
長門「……」
キョン「そうだ、長門。おまえに一番聞きたかったんだが」
長門「!」
キョン「あれは一体なんなんだ?」
長門「……」
長門「涼宮ハルヒ自体の願望が自身に影響を及ぼしていると思われる」
38: 2008/10/24(金) 21:57:30.13 ID:Pl7d//JGO
キョン「またハルヒの宇宙的パワーか…」
長門「……(コスプレじゃなかった)」
古泉「解決策は、やはりあなたが接触した方が手っ取り早そうですね」
キョン「おいおい、勘弁してくれ。こっちはもう懲り懲りだぞ」
長門「……(でもかわいかった)」
古泉「まぁそうですね。涼宮さんに猫耳が生えたとなれば、あなたは放置したままでも構わない」
キョン「ちがっ……違う! とりあえずあんな猫耳さっさと取り外せ!」
長門「……(にゃんにゃん)」
古泉「いいんですか? 取り外せばもう二度と……」
キョン「知ったことか。で、さっさと取り外すにはどうすればいい?」
古泉「だから接触して下さいと先程から……」
<ちょっとキョン! もう入っていいわよ!
キョン「……してやろうじゃないか、何でも」
長門「……(コスプレじゃなかった)」
古泉「解決策は、やはりあなたが接触した方が手っ取り早そうですね」
キョン「おいおい、勘弁してくれ。こっちはもう懲り懲りだぞ」
長門「……(でもかわいかった)」
古泉「まぁそうですね。涼宮さんに猫耳が生えたとなれば、あなたは放置したままでも構わない」
キョン「ちがっ……違う! とりあえずあんな猫耳さっさと取り外せ!」
長門「……(にゃんにゃん)」
古泉「いいんですか? 取り外せばもう二度と……」
キョン「知ったことか。で、さっさと取り外すにはどうすればいい?」
古泉「だから接触して下さいと先程から……」
<ちょっとキョン! もう入っていいわよ!
キョン「……してやろうじゃないか、何でも」
39: 2008/10/24(金) 22:03:39.17 ID:Pl7d//JGO
ガチャ
ハルヒ「なーんだ、古泉君も来てたんじゃない」
古泉「ご無沙汰してます」ニコ
キョン「……おい……なんだあれは」
長門「……」
長門「にゃんにゃんメイド」
ハルヒ「ふっふーん。どうよ? 私の魅力的なメイド姿は!」
古泉「いやはや、とてもお似合いですよ」
長門「かわいい」
キョン「……」
ハルヒ「ありがとねー、古泉君に優希! ……で、キョン! あんたの感想は?」
キョン「……似合ってるぞ」
ハルヒ「」
古泉「おやおや仲睦まじい」
長門「……(にゃんにゃん)」
ハルヒ「なーんだ、古泉君も来てたんじゃない」
古泉「ご無沙汰してます」ニコ
キョン「……おい……なんだあれは」
長門「……」
長門「にゃんにゃんメイド」
ハルヒ「ふっふーん。どうよ? 私の魅力的なメイド姿は!」
古泉「いやはや、とてもお似合いですよ」
長門「かわいい」
キョン「……」
ハルヒ「ありがとねー、古泉君に優希! ……で、キョン! あんたの感想は?」
キョン「……似合ってるぞ」
ハルヒ「」
古泉「おやおや仲睦まじい」
長門「……(にゃんにゃん)」
42: 2008/10/24(金) 22:19:20.13 ID:Pl7d//JGO
キョン「」
ハルヒ「キョンにしてはやけに素直じゃない! ま、これで似合ってないなんて言ったら極刑ものだけど」
古泉「ははは。そうだ、そういえば朝比奈さんはどうしたのですか?」
ハルヒ「え? みくるちゃんはまだ来てないわよ?」
古泉「え? 僕達は涼宮さんが着替えるまで廊下に居ましたが――」
長門「……」
長門「伏せて」
その時、先程古泉がマッガーレで破壊した天井から一つの影が飛び出した。
キョン「っ!?」
人間では影の一部分すら捉えられないほどの高速で部屋を乱舞したその影。
ようやく止まった先はハルヒの真後ろだった。
ハルヒ「キョンにしてはやけに素直じゃない! ま、これで似合ってないなんて言ったら極刑ものだけど」
古泉「ははは。そうだ、そういえば朝比奈さんはどうしたのですか?」
ハルヒ「え? みくるちゃんはまだ来てないわよ?」
古泉「え? 僕達は涼宮さんが着替えるまで廊下に居ましたが――」
長門「……」
長門「伏せて」
その時、先程古泉がマッガーレで破壊した天井から一つの影が飛び出した。
キョン「っ!?」
人間では影の一部分すら捉えられないほどの高速で部屋を乱舞したその影。
ようやく止まった先はハルヒの真後ろだった。
43: 2008/10/24(金) 22:26:22.10 ID:Pl7d//JGO
キョンが目を回し混乱している中で、長門は一歩前へと足を踏み入れていた。
長門「……」
長門「朝倉涼子」
その影を完璧に捉えていた長門は、自らが発した人物だと確信を得ていた。
そう。かつて涼宮ハルヒの出方を探るためにキョンを殺そうとした――
みくる「ぱしへろんだすwwwwwwww」
長門「」
朝倉ではなく、朝比奈だった。
古泉「(大wwwwはずwwwwwwwれwwwwワロスwwww)」
長門「っ」カァァ
長門「……」
長門「朝倉涼子」
その影を完璧に捉えていた長門は、自らが発した人物だと確信を得ていた。
そう。かつて涼宮ハルヒの出方を探るためにキョンを殺そうとした――
みくる「ぱしへろんだすwwwwwwww」
長門「」
朝倉ではなく、朝比奈だった。
古泉「(大wwwwはずwwwwwwwれwwwwワロスwwww)」
長門「っ」カァァ
44: 2008/10/24(金) 22:32:11.50 ID:Pl7d//JGO
ハルヒ「あら、みくるちゃん! 来てたのね!」
みくる「でしゅwwwwwwでしゅwwwwwwww」
長門「っ」
古泉「おや、僕はてっきり朝倉さんかと…」ニヤニヤ
長門「……」
長門「っ」
キョン「おい……一体どうなってんだ」
古泉「まぁ、答えは簡単です」
キョン「ん?」
古泉「彼女も猫だった、ということ……」
キョン「!!」
長門「……(恥ずかしい)」
長門「っ」
みくる「でしゅwwwwwwww」
ハルヒ「分かったわ、みくるちゃん」
古泉「何か通じるものがあるみたいですね」
キョン「もう勝手にしてくれ…」
みくる「でしゅwwwwwwでしゅwwwwwwww」
長門「っ」
古泉「おや、僕はてっきり朝倉さんかと…」ニヤニヤ
長門「……」
長門「っ」
キョン「おい……一体どうなってんだ」
古泉「まぁ、答えは簡単です」
キョン「ん?」
古泉「彼女も猫だった、ということ……」
キョン「!!」
長門「……(恥ずかしい)」
長門「っ」
みくる「でしゅwwwwwwww」
ハルヒ「分かったわ、みくるちゃん」
古泉「何か通じるものがあるみたいですね」
キョン「もう勝手にしてくれ…」
46: 2008/10/24(金) 22:41:00.66 ID:Pl7d//JGO
キョン「しかしだ。どうやって朝比奈さんはあんな超スピードで……」
古泉「そうですねぇ。僕もてっきり、あ・さ・く・ら・さ・ん、かと思いましたよ」
長門「っ!」
キョン「おまえさっきから朝倉朝倉うるさいぞ」
古泉「え」
長門「……」キッ
長門「同意」
古泉「……」
古泉「長門……覚えていろ」ボソ
長門「……」ムカ
長門「古泉一樹を適性と判断」
キョン「おいおいおい落ち着け長門!」
古泉「……伏せて…………ww……プッwwwwwブフゥーwwwwwwww」
長門「……!」
キョン「古泉…!」
長門「……」
長門「……グス」
ハルヒ「!!!」
古泉「そうですねぇ。僕もてっきり、あ・さ・く・ら・さ・ん、かと思いましたよ」
長門「っ!」
キョン「おまえさっきから朝倉朝倉うるさいぞ」
古泉「え」
長門「……」キッ
長門「同意」
古泉「……」
古泉「長門……覚えていろ」ボソ
長門「……」ムカ
長門「古泉一樹を適性と判断」
キョン「おいおいおい落ち着け長門!」
古泉「……伏せて…………ww……プッwwwwwブフゥーwwwwwwww」
長門「……!」
キョン「古泉…!」
長門「……」
長門「……グス」
ハルヒ「!!!」
48: 2008/10/24(金) 22:51:03.04 ID:Pl7d//JGO
ハルヒ「古泉君」
古泉「プブフwwwwwww……何でしょうか涼みブフゥーwwwwwwww」
キョン「お、おお、ハルヒの周りにダークマターが浮いている」
長門「……グス……スンスン」
ハルヒ「優希を泣かしたわね?」
古泉「いえいえ、僕はただ長門さんが朝倉さプッwwwwwwwワロスwwwwwww」
みくる「……あわわ」動物的本能覚醒中
長門「ちが……ッヒ……私の判断が……ック……あまっ……ッ」
キョン「古泉! そこらへんにしとかないと……」
古泉「長門さん。かっこつけようとするからこんな失態をブフフwwwwwwwww」
ハルヒ「……古泉」
古泉「」
ハルヒ「あんた、極刑よ!!」
キョン「おお、ハルヒが指差した方に古泉の体が――」
パリーン
\ クラッシ…… /
キョン「……ハルヒの宇宙的パワーには敵うまい」
古泉「プブフwwwwwww……何でしょうか涼みブフゥーwwwwwwww」
キョン「お、おお、ハルヒの周りにダークマターが浮いている」
長門「……グス……スンスン」
ハルヒ「優希を泣かしたわね?」
古泉「いえいえ、僕はただ長門さんが朝倉さプッwwwwwwwワロスwwwwwww」
みくる「……あわわ」動物的本能覚醒中
長門「ちが……ッヒ……私の判断が……ック……あまっ……ッ」
キョン「古泉! そこらへんにしとかないと……」
古泉「長門さん。かっこつけようとするからこんな失態をブフフwwwwwwwww」
ハルヒ「……古泉」
古泉「」
ハルヒ「あんた、極刑よ!!」
キョン「おお、ハルヒが指差した方に古泉の体が――」
パリーン
\ クラッシ…… /
キョン「……ハルヒの宇宙的パワーには敵うまい」
50: 2008/10/24(金) 23:02:08.00 ID:Pl7d//JGO
長門「……グス」
ハルヒ「優希、落ち着いた?」
長門「…」コクリ
ハルヒ「そう。良かった」
長門「……ありがとう」
ハルヒ「どういたしまして」ニコ
長門「……(にゃんにゃん優しい)」
キョン「朝比奈さん……なんだかあの二人、今は近寄りがたい雰囲気ですね」
みくる「そうですねぇ~……でも、悪い雰囲気じゃないのでいいんじゃないですか?」
キョン「そうですね」
みくる「あ、お茶いれますね」
キョン「どうも、いつもすいません」
みくる「いえいえ」ニコ
~その頃の古泉~
生徒A「何あれ……」ヒソヒソ
生徒B「地面に埋まってるけど生きてるのかしら…引き抜く?」ヒソヒソ
鶴屋「いや~、あれは近付いちゃダメさっ」
生徒A「そうそう。もろ犬神家だし……危ない人だよ、ほっとこ」
鶴屋「さっ、とりあえず帰るにょろ!」
古泉「……」
古泉「……(氏にたい)」
ハルヒ「優希、落ち着いた?」
長門「…」コクリ
ハルヒ「そう。良かった」
長門「……ありがとう」
ハルヒ「どういたしまして」ニコ
長門「……(にゃんにゃん優しい)」
キョン「朝比奈さん……なんだかあの二人、今は近寄りがたい雰囲気ですね」
みくる「そうですねぇ~……でも、悪い雰囲気じゃないのでいいんじゃないですか?」
キョン「そうですね」
みくる「あ、お茶いれますね」
キョン「どうも、いつもすいません」
みくる「いえいえ」ニコ
~その頃の古泉~
生徒A「何あれ……」ヒソヒソ
生徒B「地面に埋まってるけど生きてるのかしら…引き抜く?」ヒソヒソ
鶴屋「いや~、あれは近付いちゃダメさっ」
生徒A「そうそう。もろ犬神家だし……危ない人だよ、ほっとこ」
鶴屋「さっ、とりあえず帰るにょろ!」
古泉「……」
古泉「……(氏にたい)」
54: 2008/10/24(金) 23:11:36.74 ID:Pl7d//JGO
キョン「さて、もうこんな時間ですね。朝比奈さん」
みくる「そうですねぇ。時間がたつのは早いですね~」
キョン「ですね(猫耳の朝比奈さんもかわいいなぁ)」
ハルヒ「有希、もうこんな時間よ」
長門「……そう」
ハルヒ「そろそろ帰りましょ」
長門「……」
ハルヒ「…まだ残りたい?」
長門「……」
長門「…」コクリ
ハルヒ「そ。じゃあ私ももう少し居るとするわ」
ハルヒ「でも、膝枕してあげる代わりに窓際に移っていい?」
長門「…?」コクリ
ハルヒ「ありがとね」
キョン「じゃ、ハルヒ。俺と朝比奈さんは先に帰るぞ」
ハルヒ「分かってるわよ。あたしと有希はまだ残るからね」
キョン「あいよ。……じゃ、行きましょうか朝比奈さん」
みくる「はいっ」
みくる「そうですねぇ。時間がたつのは早いですね~」
キョン「ですね(猫耳の朝比奈さんもかわいいなぁ)」
ハルヒ「有希、もうこんな時間よ」
長門「……そう」
ハルヒ「そろそろ帰りましょ」
長門「……」
ハルヒ「…まだ残りたい?」
長門「……」
長門「…」コクリ
ハルヒ「そ。じゃあ私ももう少し居るとするわ」
ハルヒ「でも、膝枕してあげる代わりに窓際に移っていい?」
長門「…?」コクリ
ハルヒ「ありがとね」
キョン「じゃ、ハルヒ。俺と朝比奈さんは先に帰るぞ」
ハルヒ「分かってるわよ。あたしと有希はまだ残るからね」
キョン「あいよ。……じゃ、行きましょうか朝比奈さん」
みくる「はいっ」
56: 2008/10/24(金) 23:23:18.71 ID:Pl7d//JGO
バタン
キョン「……あの、朝比奈さん」
みくる「はい?」
キョン「実は寄りたい所があるんで、ここからは別々に下校ということで…いいですか?」
みくる「ダメですっ」
キョン「え」
みくる「……って言ったら一緒に帰ってくれるんですか?」
キョン「いや、その、それは…えーと…」
みくる「ふふ、じゃあまた明日!」タッ
キョン「あ、すいません、また明日…!」
キョン「……やれやれ、せっかく朝比奈さんと一緒に帰れる所だったのに」
~SOS団部室~
長門「……」
ハルヒ「……」
長門「…何を見ているの?」
ハルヒ「へ? あ、あぁ、古泉君の痴態を見てるだけ――」
長門「あなたは古泉一樹の痴態を見て悲しむような人物ではない」
ハルヒ「……ぅ」
長門「…違う?」
ハルヒ「……」
長門「……」
ハルヒ「有希には敵わないわねっ!」ワシャワシャワシャワシャ
長門「~!!」
ハルヒ「ちょっとね、放課後になると馬鹿が湧くから見てるだけよ……」
キョン「……あの、朝比奈さん」
みくる「はい?」
キョン「実は寄りたい所があるんで、ここからは別々に下校ということで…いいですか?」
みくる「ダメですっ」
キョン「え」
みくる「……って言ったら一緒に帰ってくれるんですか?」
キョン「いや、その、それは…えーと…」
みくる「ふふ、じゃあまた明日!」タッ
キョン「あ、すいません、また明日…!」
キョン「……やれやれ、せっかく朝比奈さんと一緒に帰れる所だったのに」
~SOS団部室~
長門「……」
ハルヒ「……」
長門「…何を見ているの?」
ハルヒ「へ? あ、あぁ、古泉君の痴態を見てるだけ――」
長門「あなたは古泉一樹の痴態を見て悲しむような人物ではない」
ハルヒ「……ぅ」
長門「…違う?」
ハルヒ「……」
長門「……」
ハルヒ「有希には敵わないわねっ!」ワシャワシャワシャワシャ
長門「~!!」
ハルヒ「ちょっとね、放課後になると馬鹿が湧くから見てるだけよ……」
58: 2008/10/24(金) 23:36:39.61 ID:Pl7d//JGO
キョン「さて、馬鹿が居たぞ」
古泉「……」
キョン「やれやれ、こいつは何だってそんなポーズで地面に刺さるんだか」
古泉「……(こんにちは犬神家です)」
キョン「まぁ、お目当てはこいつじゃなくて…」
古泉「……(え? もう行っちゃうの?)」
キョン「ここらへんの茂みに……」ガサゴソ
古泉「……(らめぇっ! そこは出口なのぉぉお!)」
ニャーン
キョン「よしよし、居た居た」
古泉「……(あれ? スルーですか? 放置プレイですか? 僕を放置すると大変なことになり)」
子猫A「うなー」
キョン「ほら、スーパーで買っといた500円のミルクだぞー」
子猫A「うなー」ペロ
子猫B「うにゃん」ペロ
子猫C「みゃ」ペロ
古泉「(くぁんっ! やぁああ舐めちゃダメぇぇぇ……え? なんだこれが作者的パワーの神髄というものな――)」
キョン「これは700円くらいしたキャットフードだ、高かったんだぞ」
子猫A・B・C「にゃん」モグモグ
古泉「……(どうやら僕の出番もこれまでのようですね。では皆さんシーユー!)」
ハルヒ「……」
古泉「……」
キョン「やれやれ、こいつは何だってそんなポーズで地面に刺さるんだか」
古泉「……(こんにちは犬神家です)」
キョン「まぁ、お目当てはこいつじゃなくて…」
古泉「……(え? もう行っちゃうの?)」
キョン「ここらへんの茂みに……」ガサゴソ
古泉「……(らめぇっ! そこは出口なのぉぉお!)」
ニャーン
キョン「よしよし、居た居た」
古泉「……(あれ? スルーですか? 放置プレイですか? 僕を放置すると大変なことになり)」
子猫A「うなー」
キョン「ほら、スーパーで買っといた500円のミルクだぞー」
子猫A「うなー」ペロ
子猫B「うにゃん」ペロ
子猫C「みゃ」ペロ
古泉「(くぁんっ! やぁああ舐めちゃダメぇぇぇ……え? なんだこれが作者的パワーの神髄というものな――)」
キョン「これは700円くらいしたキャットフードだ、高かったんだぞ」
子猫A・B・C「にゃん」モグモグ
古泉「……(どうやら僕の出番もこれまでのようですね。では皆さんシーユー!)」
ハルヒ「……」
61: 2008/10/24(金) 23:49:32.60 ID:Pl7d//JGO
キョン「ほらよ、時価不明の膝枕だ!」
子猫A「うなー」
~SOS団部室~
ハルヒ「ね、有希」
長門「?」
ハルヒ「膝枕って気持ちいい?」
長門「……」
長門「暖かくて気持ちいい」
ハルヒ「ふ~ん……」
長門「…あなたも誰かにやってもらえばいい」
ハルヒ「へっ? え? あぁ…まぁね……でも」
長門「?」
ハルヒ「あたしは人間だから、そんな馴れなれしくはできないや」シュゥウゥ…
長門「!」
長門「……(耳が、尻尾が…消えた)」
ハルヒ「へへ。ま、いつかやってもらえることを願うわ」
長門「……そう」
長門「……」
長門「今、私が……」
ハルヒ「ん?」
長門「……」
長門「何でもない」
ハルヒ「そ。……あーあ、猫になってみたかったなぁ」
長門「……」
長門「(いつか、あなたがあの人に膝枕される日が来ることを願う)」
子猫A「うなー」
~SOS団部室~
ハルヒ「ね、有希」
長門「?」
ハルヒ「膝枕って気持ちいい?」
長門「……」
長門「暖かくて気持ちいい」
ハルヒ「ふ~ん……」
長門「…あなたも誰かにやってもらえばいい」
ハルヒ「へっ? え? あぁ…まぁね……でも」
長門「?」
ハルヒ「あたしは人間だから、そんな馴れなれしくはできないや」シュゥウゥ…
長門「!」
長門「……(耳が、尻尾が…消えた)」
ハルヒ「へへ。ま、いつかやってもらえることを願うわ」
長門「……そう」
長門「……」
長門「今、私が……」
ハルヒ「ん?」
長門「……」
長門「何でもない」
ハルヒ「そ。……あーあ、猫になってみたかったなぁ」
長門「……」
長門「(いつか、あなたがあの人に膝枕される日が来ることを願う)」
63: 2008/10/24(金) 23:59:50.11 ID:Pl7d//JGO
~翌日、放課後~
キョン「ほら、今日も餌もってきてやっ――」
「そこ! 何しとるか!」
キョン「!!」
ハルヒ「なんだ刺さった古泉君か」
キョン「おま…何をしにこんな……って尻尾が消え」
ハルヒ「んん?」
キョン「いや、なんでもない…(消えたのか、無事に)」
ハルヒ「所でさ」
キョン「な、なんだ」
ハルヒ「キョン! あんた最近、猫臭いのよ!」
キョン「!!(バレたのか!?)」
ハルヒ「私はね」
キョン「あ…あぁ」
ハルヒ「誰かから猫の匂いがすると……その……」
キョン「?」
ハルヒ「ひ、ざ……ひざ……」
長門「……」
長門「がんばって」
キョン「ほら、今日も餌もってきてやっ――」
「そこ! 何しとるか!」
キョン「!!」
ハルヒ「なんだ刺さった古泉君か」
キョン「おま…何をしにこんな……って尻尾が消え」
ハルヒ「んん?」
キョン「いや、なんでもない…(消えたのか、無事に)」
ハルヒ「所でさ」
キョン「な、なんだ」
ハルヒ「キョン! あんた最近、猫臭いのよ!」
キョン「!!(バレたのか!?)」
ハルヒ「私はね」
キョン「あ…あぁ」
ハルヒ「誰かから猫の匂いがすると……その……」
キョン「?」
ハルヒ「ひ、ざ……ひざ……」
長門「……」
長門「がんばって」
65: 2008/10/25(土) 00:05:39.64 ID:qtNqhwmbO
ニャーン
キョン「!!! おまえらっ」
ハルヒ「わ……」
キョン「違う違うぞ俺はただ餌を」
ハルヒ「近くで見るともっとかわいい……」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「ちょっとキョン。こんなかわいい猫が居るんなら私にも教えなさいよ」
キョン「ハ、ハルヒ……いやすまない、おまえのことだからてっきり俺の弱味をにぎって悪事の限りを」
ハルヒ「知ってたわよ」
キョン「!?」
ハルヒ「あんた最近、放課後は毎日ここに来るじゃない」
キョン「そ、そんなのどこで監視して…!」
ハルヒ「秘密よ」
キョン「おま…」
ハルヒ「ほら、猫達が早く餌くれって言ってるわよ」
キョン「ったく……分かっ」
ポフ
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……な、なんで膝に頭を」
ハルヒ「い、いいじゃない、猫の匂いのする人には膝枕してもらわないとダメなの!」
キョン「な、なんだと!?」
キョン「!!! おまえらっ」
ハルヒ「わ……」
キョン「違う違うぞ俺はただ餌を」
ハルヒ「近くで見るともっとかわいい……」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「ちょっとキョン。こんなかわいい猫が居るんなら私にも教えなさいよ」
キョン「ハ、ハルヒ……いやすまない、おまえのことだからてっきり俺の弱味をにぎって悪事の限りを」
ハルヒ「知ってたわよ」
キョン「!?」
ハルヒ「あんた最近、放課後は毎日ここに来るじゃない」
キョン「そ、そんなのどこで監視して…!」
ハルヒ「秘密よ」
キョン「おま…」
ハルヒ「ほら、猫達が早く餌くれって言ってるわよ」
キョン「ったく……分かっ」
ポフ
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……な、なんで膝に頭を」
ハルヒ「い、いいじゃない、猫の匂いのする人には膝枕してもらわないとダメなの!」
キョン「な、なんだと!?」
66: 2008/10/25(土) 00:08:39.89 ID:qtNqhwmbO
長門「……」
長門「仲良し」
長門「……」
長門「猫が四匹居るみたい」
長門「みんなかわいい」
長門「でも」
長門「゙一人゙だけ、彼にとっては一番かわいい猫が居る」
fin
長門「仲良し」
長門「……」
長門「猫が四匹居るみたい」
長門「みんなかわいい」
長門「でも」
長門「゙一人゙だけ、彼にとっては一番かわいい猫が居る」
fin
67: 2008/10/25(土) 00:09:15.87 ID:rX09d6BQ0
乙!久しぶりにカオスながらもほんわかした
68: 2008/10/25(土) 00:10:09.25 ID:FMYGiomE0
おっつん
69: 2008/10/25(土) 00:10:28.20 ID:aZ3jKIMBO
乙
70: 2008/10/25(土) 00:13:36.57 ID:qtNqhwmbO
どうも、携帯クオリティ(笑)に付いて来てくれてありがとうございました
初SSスレでハルヒはアニメとここのSSを少しかじっただけなので色々と苦しむ部分がありました
もしまたスレを立てることがあったらアニメだけでも見てからにします
では、おやすみなさい!
初SSスレでハルヒはアニメとここのSSを少しかじっただけなので色々と苦しむ部分がありました
もしまたスレを立てることがあったらアニメだけでも見てからにします
では、おやすみなさい!
73: 2008/10/25(土) 00:17:46.96 ID:FMYGiomE0
なにげにイイハナシでよかったよ
おやすみ~
おやすみ~
引用元: ハルヒ「猫に……にゃりたい」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります