1: ◆Yk/zqj0/vQ 2017/04/22(土) 10:47:29.02 ID:pqr1CBLd0



ちょっとしたお話(短編)です




~とある会話~

店員「この家ならどうですか?」

優花里「これです!これにします!」

店員「分かりました、それではこの手続きを...」



2: 2017/04/22(土) 10:48:49.95 ID:pqr1CBLd0

優花里「とゆうわけで.....」

優花里「自分の家を購入しました!」

沙織「よかったね!ゆかりん!」

華「これでやっと一人暮らしデビューですね。」

優香里「そうですよ!やっとですよやっと!」

みほ「でもどんな家を買ったの?」

優香里「ちょっとしたアパートです!」

沙織「なんでまたアパート?」

麻子「一軒家とかもあったのにか?」

優香里「ちゃんと理由ならありますよ?」

みほ「じゃあなんで?」

優香里「家賃がとても安かったんです!」

沙織「いくら?」

この金額を聞いてみんなは驚愕した。

みほ「......」

麻子「......」

華「......」

沙織「......」

優香里「皆さん?どうかしましたか?」

沙織「ねえ、ゆかりん」

沙織「それってやばくない?」

優香里「何がです?」

華「いわゆるいわくつき物件と言われているものじゃないですか?」

優香里「何ですか?そのいわくつき物件というのは」

みほ「前に事故や自殺があった家のこと,,,,だよね?」

沙織「そう!それで幽霊とかが出るかも,,,,と言うこと」

優花里「なるほど,,,,でも大丈夫ですよ」

沙織「え?」

優花里「私,,,,幽霊などは大丈夫な方で,,,,」

優花里「とにかく!一回住んでみます」

優花里「で、もし何か分かったら連絡ください!」

みほ「うん」

優花里「それでは!」タッタッ

3: 2017/04/22(土) 10:49:51.02 ID:pqr1CBLd0
沙織「,,,,,,,,,,,,」

華「どうしましょうか,,,,」

麻子「とりあえず、不動産屋に一回いってみるべき」

みほ「そうだね」

4: 2017/04/22(土) 10:51:02.85 ID:pqr1CBLd0
~不動産屋内~

店員「あ~ハイハイ、秋山様が購入された家はこちらです」

沙織「ほんとに8000円だ,,,,」

みほ「あの~すみません」

みほ「この家っていわくつき物件だったりしますか,,,,?」

店員「はい」

沙織(そんなにきっぱり言ってしまうんだ,,,,)

みほ「なんでいわくつき物件なんですか?」

店員「それはですね,,,,」

どうやらこの家には今まで3人が購入したことがあり、
その3人とも住みはじめて2週間ももたないのだという
そのうちの2人は2週間もないうちに出ていき
あとの1人は遺体で発見されているという
まさに本当のいわくつき物件だったのだ

みほ「そうだったんですか,,,,」

沙織「ありがとうございました」


~不動産屋外~


みほ「ヤバい,,,,よね」

華「確かに,,,,」

沙織「電話した方が良くない?」

麻子「そうだな、電話しよう」

5: 2017/04/22(土) 10:52:17.48 ID:pqr1CBLd0
プルルルルルルルルルル

ガチャ

優花里「もしもし?」

みほ「秋山さん!」

優花里「西住殿!どうかなさいましたか?」

みほ「あの家のことが分かったの」

優花里「それはどうゆう?」

みほ「それはね,,,,,,,,」

みほは優花里に店員から聞いたことを全て話した。

優花里「なるほど,,,,誰も住み始めて2週間もたないのですか,,,,」

みほ「そう、だから,,,,」

優花里「そんなことですか」

みほ「え?」

優花里「なら2週間で出ていけばいいだけの話ですよ!」

みほ「,,,,,,,,」

優花里「それでは切ります」

優花里「お電話ありがとうございました!」プツッ

みほ「,,,,,,,,」プープー

麻子「切っちゃったな」

沙織「ゆかりん大丈夫かな,,,,」


優花里は2週間あのいわくつき物件に住み始める事になる
あとであんな恐ろしいことになる事も知らずに,,,,,

6: 2017/04/22(土) 10:52:48.36 ID:pqr1CBLd0
そしてそれは突然起こった,,,,


~沙織家~


プルルルルルルルルルル

カチャ

沙織「もしもし?」

優花里「,,,,沙織殿」

沙織「どうしたの、ゆかりん?」

優花里「やっぱりこの家ヤバいですよ,,,,」

沙織「何があったの?」

優花里「私、なぜか絶対に夜中の2時に起きるんですよ」

優花里「そして、奥の方から階段の登る音が聞こえるんです」

沙織「それってやばくない?」

優花里「まだこのくらいなら大丈夫ですよ」

優花里「音がなっただけでそれ以外は特に何もなかったですし」

沙織「そう,,,,」

優花里「それでは、いきなり掛けてすみません,,,,」

沙織「大丈夫大丈夫、気にしないで」

ガチャ

沙織「,,,,,,,,,,,,」

7: 2017/04/22(土) 10:53:23.73 ID:pqr1CBLd0
~1日後~


みほ「沙織さん、ちょっと来てくれない?」

沙織「どうしたの?」

みほ「あのアパートについて調べてね」

みほ「ちょっと分かった事があるんだけど」

みほ「それが不気味なの,,,,」

沙織「どんなことなの?」

みほ「1人遺体で発見されたんだけど」

みほ「その氏因が部屋にいるのに」

みほ「窒息氏だったの」

沙織「窒息氏!?部屋の中なのに?」

みほ「そう、それがとても不気味なの」

沙織「確かに不気味だね,,,,」

みほ「,,,,,,,,」

みほ「秋山さん大丈夫かなぁ,,,,」

沙織「そうだよね,,,,」

8: 2017/04/22(土) 10:56:03.62 ID:pqr1CBLd0
~その夜~


プルルルルルルルルルル

ガチャ

沙織「もしもし?」

優花里「また掛けてすみません,,,,」

沙織「どうしたの?」

優花里「また音がなったんですよ」

優花里「しかも今回は2回!」

沙織「2回?」

優花里「はい、間違いありませんでした」

沙織「,,,,,,,,,,,,」

沙織(日が経つにつれ音のなる回数が増えている?)

優花里「沙織殿?どうしました?」

沙織「!ううん、なんでもない」

優花里「とにかくまだ様子をみてみます」

沙織「いいけど,,,,何かあったらいいに来たり電話してきてね?」

優花里「はい!分かっています!」

ガチャ


沙織「回数が増えている,,,,?」

これを最後に電話はなくなった
優花里も普通に登校してきていた。
優花里にも聞いてみたところ、音がなる回数が増えているだけで、
何も変化がないのだという。

こうして2週間がたとうとしていた時、事件が起きたのである,,,,

9: 2017/04/22(土) 10:57:03.38 ID:pqr1CBLd0
~沙織家~


プルルルルルルルルルル

ガチャ

沙織「もしもし?」

優花里「助けて下さい!沙織殿!」

沙織「どうしたの?いきなり?」

それは、明らかに焦っているような声だった。
そして、間髪入れずにしゃべり出した,,,,

優花里「あの日から音が増えていたんですけど」

優花里「今日だけは違ったんです!」

優花里「いきなり階段を走って来て」

優花里「私の家の扉を叩き出したんです!」

優花里「もう怖くてずっと怯えていたんですよ」

優花里「もういやです!今すぐ引っ越したいです!」

沙織「分かったから!今から向かうから!」

優花里「お願いします!できるだけ早く来てください!」

10: 2017/04/22(土) 10:57:54.16 ID:pqr1CBLd0
~優花里家~

コンコン

ガチャ

みほ「秋山さん?いる?」

優花里「西住殿~~!」ギュッ

みほ「秋山さん!?」

優花里「もう怖いですよ~!」

みほ「一回落ち着いて」

優花里「はい,,,,」

沙織「大丈夫!一応お札ももってきたし!」

沙織「早く引っ越しの準備をしよう!」

優花里「はい!」

優花里「,,,,そう言えば華殿と冷泉殿は?」

沙織「まこりんは家に引きこもっていて」

みほ「華さんは風邪をひいてしまいお休みです」

優花里「そうですか,,,,」

みほ「とにかく早く準備をしましょう」

11: 2017/04/22(土) 10:58:35.46 ID:pqr1CBLd0
~5時間後~


みほ「ある程度片付いたね」

優花里「そうですね!」

沙織「ちゃんとお札も貼ったし」

沙織「あとはこの荷物を直すだけだね!」

優花里「はい!」


ガシャン!


みほ「あれ?」

沙織「停電?」

みほ「真っ暗で何も見えない,,,,」

みほ「秋山さん?どこにいるの?」

優花里「,,,,,,,,,,,,」

沙織「ゆかりん?どこ?」

優花里「,,,,,,,,,,,,」

みほ(少しずつ目が慣れてきた)

みほ「!!!」

みほ「秋山さん!?」

沙織「ちょっとみぽりんいきなりどうしたの,,,,!!」

沙織「ゆかりん!」

優花里「,,,,ウー,,,,ウー,,,,」

沙織「とにかく一回外に出よう!」

みほ「はい!」

12: 2017/04/22(土) 10:59:16.73 ID:pqr1CBLd0
~優花里家前~

みほ「秋山さん!しっかりして下さい!」トントン

沙織「ゆかりん!しっかりしてよ!」トントン

優花里「ウー,,,,ウー,,,,ガハッ!」ビチャッ

優花里「ハァ,,,,ハァ,,,,」

みほ「大丈夫ですか!」

沙織「ゆかりん!大丈夫!?」

優花里「あ,,,,西住殿,,,,沙織殿,,,,」

優花里「はい,,,,何とか,,,,」

沙織「何を飲み込んでたの?」

みほ「何これ?」

沙織「,,,,お札?」

沙織「しかもとても小さく丸められている,,,,」

みほ「秋山さん、どうしてお札なんか飲み込んでたの?」

優花里「私にも分かりません,,,,」

優花里「気が付くと息が苦しくなっていまして,,,,」

みほ「!!!」

みほ「ねぇ、沙織さん」

沙織「うん、わかってる」

みほ「これって,,,,」

沙織「もし1人だけだったら,,,,」

みほ・沙織「窒息氏,,,,,,,,,,,,」



ここまで見てくださり、ありがとうございました。

13: 2017/04/22(土) 12:18:36.82 ID:ktYxLzK6o
終わり…だと…?

引用元: 【ガルパン】みほ「いわくつき物件?」優花里「そうです!」