1: 21/07/10(土)11:12:26 ID:KQES
美羽「なんで……私の誕生日が……なんでこんなことに……!」

本田未央「しっかりして、やぐっち!」

松山久美子「許せない……誕生日にお祝いすらさせないだなんて」



――果たして、この三人に何があったのか……

――CMの後、乞うご期待!

2: 21/07/10(土)11:14:18 ID:KQES
矢口美羽の誕生日ですが……



タイトル詐欺な為、出番は終盤にあるだけです

こちら独自の内容がありますのでよろしくお願いします
セガ限定 アイドルマスター シンデレラガールズ 缶バッジ 矢口美羽
3: 21/07/10(土)11:17:56 ID:KQES
――物語は遡る

モバP(以下P)「おーい、炎陣のみんなに仕事を取ってきたぞ」

拓海「あ゛?また変なフリフリを着せられてバンジージャンプとかじゃねぇよな?」

P「………………日程だが」

夏樹「……否定しないとこをみると、当たらずとも遠からずか」

4: 21/07/10(土)12:56:14 ID:KQES
P「といっても、お前達が主役ではない」

亜季「というと……?」

P「別の事務所の企画がウチに応援要請みたいな形でやってきたわけだ」

拓海「じれってえなぁ。いいから早く教えろよ」

里奈「まぁまぁ、たくみんは落ち着くぽよ」

拓海「誰がたくみんだ!」

5: 21/07/10(土)22:24:30 ID:KQES




拓海「というか、ケーキを作るんなら、スイーツファイブとかに任せりゃいいのになぁ」テキパキ

P「それじゃあ当たり前過ぎて絵にならんぞ」

涼「なるほど、アタシ達が料理。しかもスイーツを作るというギャップを撮りたいわけか」カチャカチャ

P「そういうことだ」

里奈「でもでもぉ、スイーツこそ作らないけど、別に料理ができないってわけじゃないぽよ?」ゴソゴソ

P「まぁ、それはそれ。まったく出来ない連中に任せるよりは、美羽達も安心だろ?」

亜季「達……でありますか?」

P「あぁ、後は未央と久美子だな」

夏樹「サンセットノスタルジーのメンバーってわけだな。よし……気合いれるか!」グッ



『応!』

6: 21/07/10(土)22:29:47 ID:KQES
チーン

拓海「おっし!スポンジが焼けたぞ!」

夏樹「冷ます前に竹串で中まで通ってるか見るんだったな」スッ

亜季「クリア!次のステップに行きましょう!」



里奈「クリームを塗るってのは以外に難しいねぇ」

涼「かな子や愛梨が簡単に作って持ってくるが、これは中々……」



拓海「おいおい、半分に切ってイチゴを入れてから塗るんじゃないのか?」

二人『あ』

夏樹「大丈夫か……?」

7: 21/07/10(土)22:32:51 ID:KQES






涼「『HAPPY BIRTHDAY』……っと」

拓海「できたか?……うん。やるじゃねぇか」

里奈「すごいすごい!これならお店でも売れるかもね」

夏樹「まぁ、見た目はな……」

亜季「大丈夫でしょう。砂糖と塩を間違えるような重大なミスは犯していないのですから」

拓海「そういう問題かよ……」

8: 21/07/10(土)22:37:33 ID:KQES
――その頃

未央「遅いね、ケーキ」

久美子「プロデューサーが、ケーキは持って来てくれるからって言ってたけど……」

美羽「ケーキがないとケーキ(景気)付けもできません!」





未央「ねぇ、くみっち。ピザでも取る?」

久美子「じゃあ、チキンも頼もうか」

美羽「……フォローの一つぐらいくださいよ!!」

9: 21/07/10(土)22:44:07 ID:KQES


拓海「よし、ろうそくは大丈夫だな!」

里奈「あとはこれを会議室まで持ってくぽよ!」





夏樹「なぁ……」

涼「どうやって持っていくんだ?」



つ【全長60cmのバースデーケーキ】



亜季「台車等でははみ出ますから……やはり手ですか?」

拓海「しゃーたねぇ、テーブルごといくか」ヨイショ

里奈「ちょちょ!傾け過ぎると落ちちゃうよ!」ヨイショ

涼「そっち引っ張るぞ」グイッ

夏樹「先にドアを開けないと」グイッ

P「あ、それぐらいは俺が手伝おう」ギィィ

亜季「申し訳ありません」グイッ



夏樹「というか、カメラマンはPさんかよ」

P「予算の関係でな……ま、腕は悪くないはずだぞ」

10: 21/07/10(土)22:51:00 ID:KQES
――そして

未央「さ、ピザが冷めないうちに始めようか」

久美子「結局、ケーキは来なかったか」

ドタドタドタ

美羽「な、なんの音でしょうか?」



『せーの』

『おらぁ!』ドゴッ!



三人『!?』



炎陣『初贔婆素泥だ、このやろー!!』

未央「斬新過ぎるよ!」

久美子「当て字にもほどがあるよ……」

美羽「わぁ…おっきなケーキ……もしかして、炎陣のみんなの手作り?」

拓海「あたぼーよ!」

涼「あまり味は保証しないがな」

里奈「一生懸命には作ったから大丈夫ぽよ」

未央「何が大丈夫かはわからないけど……」



「改めてやぐっち、お誕生日おめでとう!」

11: 21/07/10(土)23:02:13 ID:KQES


カチャカチャ

夏樹「意外にウマイな」モグモグ

拓海「へへっ、あたぼーよ!」

久美子「うん、その辺のお店で買うのと全然変わらないよ」

未央「しっかし、8人ががりで食べられる量かな」

涼「呼んだか?」

美羽「なるほど、サイズ的量と、涼さんの涼をかけたのですね!」

未央「あ、いやそんなつもりは……」

亜季「ははっ、照れることはありませんよ」



拓海「プロデューサーもこっちに座ってケーキを食えよ!」

里奈「そうそう、アタシ達の力作だよ」

美羽「あ、HAPPY BIRTHDAYと書いたチョコは先にいただきました!」

未央「おやぁ?最後まで残す派じゃないんだ」

亜季「自分も先に食べる派ですね。戦況は常に流動的ですから、食べられるうちに食べておきます!」

夏樹「そういえばだりーがこないだケータリングの飯で、時間がなくてハンバーグが食べられなかったって言ってたな」

涼「そういうこともあるのか」

久美子「うーん、でもゆっくりできる時は、自分で好きに食べたいしね」





P「……」

「なにはともあれ、誕生日おめでとうだな」

美羽「はい!」

12: 21/07/10(土)23:04:05 ID:KQES


以上になります。完成までに時間が開き過ぎて申し訳ありません

では、ありがとうございました

引用元: 美羽「パニックパニックパニックみんなが慌ててる~」未央「ワニワニ?」久美子「それ、菜々さん案件」