1: 2008/10/26(日) 18:30:14.53 ID:BwUyBLKz0
こなた「みゆきさんがあたしの仕掛けた石鹸で転んで氏んじゃうなんて…」

こなた「なんでこんなことに…」

6: 2008/10/26(日) 18:35:58.28 ID:BwUyBLKz0
~旅館の風呂場でみゆき以外みんな浴槽につかってるとこから~

こなた(これ完全にフラグたってるね)

テチテチテチ…ササッ

(みゆきさんの後ろに石鹸おいて…)

こなた「ミッションコンプリーッツ」

7: 2008/10/26(日) 18:43:13.76 ID:BwUyBLKz0
テチテチテチ…ザバッ

こなた「ねぇ かがみ~ん、いまね…」

かがみ「つかさは毛の処理どうしてるの…」

つかさ「あたしは結構つるつるだから…」

こなた(・・・・・・・・・)

ななこ「うちらよそから見たらどんな風にうつってんのやろ…」

ゆい「さぁ~~」

こなた(あれ…みんな石鹸気づいてないの…)

こなた(まぁいいや、みゆきさん転んだらみんな驚くよね、しっしっし)

13: 2008/10/26(日) 18:50:46.67 ID:BwUyBLKz0
みゆき「ふぅ…」

テチテチ…ツルゥ!

みゆき「えっ!きゃぁぁぁ!!」

ゴッ!

こなた(やった~大成功!でもみんなの反応も見たいからネタばらしはまだまだ…)

かがみ「どうしたの!?大丈夫!?みゆき?って、きゃぁぁ!みゆき血がでてる!!」

つかさ「えっ、もしかしてみゆきさんアレの日だったの?転んだひょうしに出ちゃった?」

かがみ「ちがうわよ!あたまから血がでてるの!それもスゴイ量!!大丈夫?みゆき?」

18: 2008/10/26(日) 18:54:36.11 ID:BwUyBLKz0
かがみ「ねぇ?みゆき大丈夫??」ユサユサ

みゆき「・・・・・・・・・」

かがみ「ねぇ?みゆきってば!!」

みゆき「・・・・・・・・・」

返 事 が な い た だ の 屍 の よ う だ

24: 2008/10/26(日) 19:01:22.38 ID:BwUyBLKz0
かがみ「ひっ…きゃああ!!みゆきが氏んでる!!」

他のメンバー「!?」

こなた(えっ…)

ななこ「なんや!?どないしたん!?」

かがみ「先生!!みゆきが頭うって動かないの!!それに血も…」

ななこ「まさか!アレの日やったんかな…」

かがみ「違うの!頭から血が!!」

ゆい「うごかしちゃダメよ…」テチテチテ…サッ

ゆい「脈もないし…出血の勢いがなくなってきてる…」

ゆい「残念だけど…しんじゃったみたいね。」

31: 2008/10/26(日) 19:20:12.88 ID:BwUyBLKz0
こなた(えっ・・・えっ・・・)

つかさ「ゆきちゃんが…シンジャッタ?…う~ん」バタッ

かがみ「つかさ!しっかり!」

ななこ「どないしよ…あたしの責任や…」

ななこ「あたしはこの子らを監督してやらなあかん立場なのに…」

こなた(えっ…みゆきさんが氏んだ…あたしのせいで…)

こなた(どうしよう…どうしよう…みゆきさんにたってたのは氏亡フラグだったの!?)

こなた(みゆきさんのお母さん悲しむだろうな…)

こなた(それより私は殺人犯としてつかまっちゃうのかな…皮肉にもいとこに)

こなた(ごめん・・・お父さん・・・)

こなた(なんか目の前がくらくらする、私も気絶しそう…うっ………………)

33: 2008/10/26(日) 19:24:43.00 ID:BwUyBLKz0
ゆい「いえ…先生のせいじゃありません、事故だったんですよ…」

ゆい「とりあえず、警察に連絡して、明日の朝にでも来てもらいます。あとみゆきさんのご両親にも…」

こなた(え!!そっか!あたしが石鹸置いたこと、誰にも気づかれてなかった!)

こなた(これなら、まぬがれられるかも…)

かがみ(・・・・・・・・・)ジロ

36: 2008/10/26(日) 19:29:23.38 ID:BwUyBLKz0
ゆい「わたし交通課ですが、人身事故現場にもたちあったことがあります。」

ゆい「こういうときは、とりあえず現場の保全につとめてください。」

ゆい「みなさん、気を落ち着かせて今日はもう休みましょう。」

ゆい「旅館の女将さんにも話しておきますから…」

43: 2008/10/26(日) 19:41:49.45 ID:BwUyBLKz0
旅館の一室でこなた、かがみ、つかさは布団に入った。

まだ明るい通路のほうでは、ななことゆいが絶えずどこかに電話している。

おそらくもう、みゆきの氏が両親にも伝えられただろう。

つかさ「う~ん、ゆきちゃん氏んじゃらめぇ…」ムニャムニャ

こなた(あぁ…みゆきさんごめんなさい…でも、あたしは大丈夫だよね…)

かがみ「ねぇこなた…」

ビクゥ!

こなた「えっ…えっ…あぁかががみんまだ起きてたの?」

かがみ「なんかあんたみゆきさんが転んでから妙にだんまりじゃない。」

こなた「そりゃ…親友が氏んじゃったんだもん…」

かがみ「・・・・・・・・・」

こなた「・・・・・・・・・」

かがみ「なにか妙じゃない?」

こなた「な、なにが?・・・」どきどき

52: 2008/10/26(日) 19:56:52.70 ID:BwUyBLKz0
かがみ「だっておかしいじゃない!!」

かがみ「この旅館のお風呂場のボディーソープ・シャンプー・リンスは全部液体のヤツだったのよ?」

かがみ「あの石鹸は更衣室にあったのをだれかが持ってきたとしか考えられないじゃない!!」

かがみ「それに偶然あんなところに!…偶然……あんなとこに……」

かがみ「ふぅ…ごめん…わたしもみゆきが氏んじゃって動揺してるの…ごめんね…おやすみ…」

こなた「・・・・・・・・・」

こなた(もしかして…あたしのこと疑ってたの・・・?)

こなた(あっ!!!そうだ!あの石鹸には私の指紋がついてるかも!!)

こなた(そしたら明日の朝、警察にばれちゃう!!なんとかしなきゃ…)

かがみ「・・・・・・・・・」

73: 2008/10/26(日) 20:15:29.88 ID:BwUyBLKz0
~翌日の3時~

こなた(結局眠れなかった…どうやら先生達ももう寝ちゃったみたいだし…)

こなた(今のうちに石鹸取り替えなきゃ!)

ガバッ タッタッタッ…

ガララ

旅館の風呂場は異様な空気が漂っていた。

みゆきの氏体は、せめてもと気を使ったゆいさんにバスタオルをかけられていた。

こなた「血だまりを踏まないようにね…」ソロソロ

ササッ

こなた「とりあえず、こっちの石鹸はポケットにしまっておいて…」

ガララ 不意に風呂場の扉が開いた

こなた「ひっ!!」

81: 2008/10/26(日) 20:23:02.96 ID:BwUyBLKz0
扉を開けたのはかがみだった

かがみ「あんたなにやってるのよ…」

こなた「あっ…これは…」

かがみ「やっぱりあんただったのね!!??」

こなた「あっ…」

かがみ「どうせくだらない悪ふざけでやったんでしょ!!」

かがみ「それで、みゆきさんを頃したんでしょ!!」

こなた「・・・・・・・・・」ブルブル

かがみ「人頃し!!あんたがみゆきさんを…みゆきさんを…」

89: 2008/10/26(日) 20:31:49.62 ID:BwUyBLKz0
こなた「もう………ってよ」スタ…スタスタ

かがみ「えっ…?」

こなた「もうだまってよ!!」ドンッ!

気が動転したこなたはかがみを突き飛ばした

ドガッ

かがみ「いったぁ…や…やっぱりあんたがやったのね!?」

こなた「もうだまってよ…」

倒れたかがみに馬乗りになったこなたの手がかがみの首をつかんだ

こなた「おねがい…もうしゃべらないで…」ギリギリギリ…

95: 2008/10/26(日) 20:42:41.17 ID:BwUyBLKz0
かがみ(うっ…くっ…くるしい…泉こなた…やっぱりこの女がみゆきを…)

かがみ(やはり…あたしは…間違って…なかった…が…ま…)

ジタバタと動いていたかがみが動かなくなり…

辺りに広がった静寂がこなたを正気に戻した

こなた「はっ…!えっ…かがみん…どうしたの?ねぇ…どうしたの?」

かがみ「・・・・・・・・・」

こなた「いっ…いやっ…いやぁぁぁ!」

こなた(また頃しちゃった…また…どうしよう…これで完全に捕まっちゃう…)

こなた(もう…ダメェ…)

混乱状態にあったこなた、だが逆にその状況が名案を与えた

こなた(そうだ!!こうなったら………)

102: 2008/10/26(日) 20:54:29.59 ID:BwUyBLKz0
~7時間後~
ななこ「なにぃ!?かがみが消えたぁ!?」

こなた「そうなんです…朝起きたらもういなくなってて…」

ななこ「どないなっとんのやぁ!!」

ゆい「・・・・・・・・・」

ゆい「先生…ちょっとこちらに…」

ななこ「なんや…」

ゆい「今朝、鑑識が現場を調べたんですが、みゆきさんが足を滑らせたと思われる石鹸に…」

ゆい「かがみさんの指紋が…」

ななこ「なんやて!?」

ゆい「もしかしたら…かがみさんが………とにかく今はかがみさんの捜索を優先します」

ななこ「あぁ…なんてこった…」

こなた(・・・・・・・・・)

ゆい「とりあえず、こなたは部屋に戻っててね。つかささんもまだ寝てるから。」

110: 2008/10/26(日) 21:07:35.98 ID:BwUyBLKz0
~旅館の部屋~

こなた(そう…あたしは最低なことをした…)

こなた(あのあとかがみんの氏体で指紋をつけた石鹸を置いてきた)

こなた(そしてかがみんは自頃したように見せるため海に流した。)

こなた「さすがにリアル犬神家をやるわけにもいかないしね…」ボソッ

こなた(なにやってんだろ…あたし…あんなので自殺に見せかけられるのかな?)

つかさ「う~ん」

ビクッ

こなた「そ…そっかぁ…つかさはまだうなされてたんだね…」

つかさ「ゆきちゃ~~ん………おねぇちゃん…」

こなた「!!」

こなた(そっか、あたしはこの子のおねぇちゃんを頃したんだ…)

こなた(悲しむだろうなぁ…おねぇちゃんもいなくなるなんて…)

こなた(悲しいだろうなぁ…おねぇちゃんに殺人容疑がかかってるなんて…)


117: 2008/10/26(日) 21:16:35.16 ID:BwUyBLKz0
こなた「うっ………」

こなた「おげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ………」

こなた「あぁあたしはなんてことを…」

こなた「2人はもういない…」

こなた「あぁ…なんてことを…お腹に黒いモヤモヤがある…」

こなた「なんか気持ち悪い…あたし…まだアレの日じゃないのに…」

こなた「もうやだよぅこんな気持ち…もう………」

クラクラッ…バタン………

122: 2008/10/26(日) 21:22:07.53 ID:BwUyBLKz0
???「ちょっと!もうおきなさいよ!」

こなた(だれ?遠くから声が…)

かがみ「そろそろ旅館出るわよ!」

こなた「え?かがみん生きてたの?」

かがみ「なに…寝ぼけてんのよ………」

こなた(そうか!あれは夢かぁ…これは犯罪者にならなかったハッピーエンドルートだね!)

こなた(石鹸置く前にセーブしててよかったぁ…)

かがみ「・・・・・・・・・」

133: 2008/10/26(日) 21:38:19.31 ID:BwUyBLKz0
かがみ「まぁ…無理も無いわよね、だって…みゆきさんが…親友が氏んじゃったんだもん…」

こなた「え?」

かがみ「覚えてないの?みゆきさんね…風呂場で誰かが仕掛けた石鹸に転んで氏んじゃったの。」

こなた「え?…え?…」

かがみ「あんたはあの後、つかさといっしょに気絶して、今朝まで、つまり半日寝てたのよ?」

うるさいほどなり響くサイレンが外から聞こえる…

かがみ「そうそう…警察の人が風呂場にいったりきたりでいま大変なんだから…」

少し開いた部屋の障子から、袋詰めにした石鹸をもった鑑識が横切ったのが見えた。

134: 2008/10/26(日) 21:38:35.58 ID:BwUyBLKz0
こなたは夢をみていた…しかしみゆきはやはり氏んでいた…

しかしそれ以上にこなたの頭を混乱させるものがあった…

こなた(いま…つかさ…『誰かが仕掛けた石鹸』って言ったの?)

かがみ「いまね…みゆきさんも運ばれてったの…それ見て…みゆきさんの両親…泣いてた…」

かがみ「こなた…」

心なしかさっきまで弱弱しかったかがみの声に力がこもった気がした

かがみ「あたし…あんたのこと一生許さないから。」

それはとても暗く深い、憎悪のこもった声だった。



―END―

135: 2008/10/26(日) 21:39:53.43 ID:WA1Vt0cVO
かがみが実は氏んでなかったって事か

136: 2008/10/26(日) 21:40:13.38 ID:50ZAEbmy0
KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE

乙!! 楽しかったぜ

167: 2008/10/26(日) 22:03:05.92 ID:BwUyBLKz0
>>162
えっと…初です…
勘違いして欲しくないのがTUKASA.UtUさん(ゲロこなた等を書いた偉人)
のファンであって本人ではありません。足元にも及びません。

実はスレ立ても初めてで…最初のほうで若干あらされたときは泣きそうでしたwww

引用元: こなた「うそでしょ…みゆきさんが死んじゃった…」