1: 2017/01/21(土) 17:09:08.97 ID:Kscat0lu.net
真姫「こんばんはにこちゃん」

にこ「いらっしゃい、お仕事お疲れさま」

にこ「ほら入って入って」

真姫「うん」

2: 2017/01/21(土) 17:10:43.39 ID:Kscat0lu.net
にこ「ご飯ならもうできてるわ」

真姫「…美味しそう」

にこ「当たり前でしょ。このにこが作ったんだから!」

にこ「味わって食べてよね」

真姫「ええ」

にこまき「いただきまーす」

4: 2017/01/21(土) 17:12:37.76 ID:Kscat0lu.net
にこ「それでね、希ったら会うたびに惚気話を披露してくるのよ。まぁにこは優しいから仕方なく聞いてあげてるんだけど」

真姫「…」モグモグ

にこ「先週は絵里と2人で水族館に行ったんだって。ほら、この間できたばかりの。結構やるわよね、あいつら」

真姫「…」モグモグ

にこ「話聞いたら、わりと楽しかったみたいよ。それで、今度2人で行けたらいいなって…思ってるんだけど…」

にこ「真姫ちゃん?」

真姫「えっ?」

にこ「話聞いてた?」

真姫「え、あ…うん、聞いてたけど」

にこ「どこか上の空ね」ムスッ

真姫「…ごめん」

にこ「疲れてる?」

真姫「…少し」

にこ「大変だものね、お医者さん」

真姫「…ええ」

5: 2017/01/21(土) 17:15:05.74 ID:Kscat0lu.net
にこ「今は、どんな仕事してるの?」

真姫「色々やってるわよ」

にこ「へぇ」

にこ「どんな患者さんが来るの?」

真姫「…色々」

にこ「……へぇ」

真姫「…」モグモグ

にこ「…サラダ美味しい?」

真姫「あ、うん」

にこ「…」

にこ(ぜんぜん会話続かないじゃない)ムゥ

7: 2017/01/21(土) 17:17:44.55 ID:Kscat0lu.net
テレビ「なんでやねん!!」アハハハ

真姫「……」ボー

にこ「今日は泊まってくでしょ?」

真姫「えっ?」

にこ「えっ?」

にこ「明日オフって行ってなかったっけ?」

真姫「…あ、ああ、ごめんなさい、明日は用事が……」

にこ「用事?」

真姫「……仕事で、食事会に誘われて…」

にこ「…そう」

にこ「仕事ならしょうがないわね」

真姫「…ごめん」

にこ「…」

9: 2017/01/21(土) 17:20:34.98 ID:Kscat0lu.net
にこ「気をつけて帰りなさいよ」

真姫「うん」

にこ「…つ、次は」

真姫「?」

にこ「次のお休みの日は、絶対空けておきなさいよね!」

真姫「…うん」

真姫「じゃ、おやすみ」タッ

にこ「…」

にこ「はぁ…」

にこ「嘘ね、食事会なんて」

にこ「嘘をつくとき、決まって目をそらすんだから」

にこ「バレバレよ、ばーか…」

10: 2017/01/21(土) 17:23:16.41 ID:Kscat0lu.net
にこ(真姫ちゃん、なんであんな嘘ついたんだろう…)

にこ(いや、きっと疲れてるのよ。デートどころじゃなくて、ひとりでゆっくり休みたかったんだわ)

にこ「…でも、それなら、にことのんびりするっていう選択肢もあったのに」

にこ「…」

にこ「それに何よ、いくら疲れてるからって、冷たすぎじゃない?」プンスカ

にこ「ただでさえ会える日少ないのに……ありえない!」

にこ「…はぁ」

13: 2017/01/21(土) 17:36:11.89 ID:Kscat0lu.net
にこ「ふー、今日も疲れた」ノビー

にこ「もう2週間も真姫ちゃんと会ってないわね」

にこ「LINEのやり取りはしてるけど、相変わらず返信は遅いし」

にこ「あ、そういえば、明日からオフが続くって言ってたような…」

にこ「ちょっとLINEしてみようかしら」

14: 2017/01/21(土) 17:39:14.45 ID:Kscat0lu.net
『真姫ちゃん、明日から仕事休みだよね?
どこか出かけない?ドライブとかしたい』

にこ「絵文字、どれがいいかな…」

にこ「これは、ちょっとダサいし…これは前使ったやつだし…」

にこ「うーん」

にこ「…よし、これにしよっと」

にこ「ふふん、完璧ね!送信!」ピッ

にこ「にこがこんな可愛いメールを送る相手なんて、真姫ちゃんだけなんだから」

にこ「早く返事よこしなさいよね」

15: 2017/01/21(土) 17:43:35.18 ID:Kscat0lu.net
にこ「うん!今日のご飯も美味しそう!」

にこ「インスタに載せよ」カシャッ

にこ「…そういえば、真姫ちゃんからの返事は…」ピッ

にこ「……まぁこんなすぐに来るわけないか」

16: 2017/01/21(土) 17:47:57.34 ID:Kscat0lu.net
にこ「ふー、いいお湯だった」

にこ「返事来てるかしら」ピッ

『新着:0件』

にこ「……」

17: 2017/01/21(土) 17:50:02.44 ID:Kscat0lu.net
テレビ「あっはっはっは!!」

にこ「ふふっ、この芸人面白いわね」

にこ「あ、返事…」ピッ

にこ「…来てない」

18: 2017/01/21(土) 17:54:19.58 ID:Kscat0lu.net
にこ「もう1時ねー、そろそろ寝ないと」

にこ「真姫ちゃんからの返事…」

にこ「…まだ、か」

にこ「相当忙しいのかしら…」

にこ「まぁ、明日の朝には流石に来てるわよね」

にこ「…寝よっと」

21: 2017/01/21(土) 18:10:13.83 ID:Kscat0lu.net
にこ「朝…」

にこ「もう11時なのに…」

にこ「まだ返事が来ない!!!」

にこ「もー!!いくら何でも遅すぎるわよ!何やってんのよっ」

にこ「電話してやるんだから」プルルル

プルルルルルルルルル

にこ「出ないし…」

ガチャッ

『んんぅ……にこちゃ…?』

にこ「ちょっと真姫ちゃん、にこのLINE……って、何、まさか今起きたの?」

『……ぅん……』

22: 2017/01/21(土) 18:14:38.04 ID:Kscat0lu.net
にこ「昨日は早く帰れるからーって、この前言ってなかったっけ?」

『え……ぁ、う、うん…』

にこ「帰ってから何やってたのよ?仕事?」

『……いろいろ…』

にこ「えっ?」

『えっ、あ、うん、そうそう、仕事…』

にこ(絶対嘘だ)

にこ「真姫ちゃんのバカ!どうせにこのLINEも見てないんでしょ!!」

『え、ら、LINE……?』

にこ「返事すっぽかして何やってたのよ!もう知らない!!」

『ちょ、にこちゃ』ブツッ

にこ「あったまきた!仕事もせずに何やってたのよ!!」

にこ「もーっ、ありえない!!」

25: 2017/01/21(土) 18:37:10.44 ID:Kscat0lu.net
ピンポーン

にこ「…」ガチャッ

真姫「はぁっ、はぁっ…に、にこちゃ…」ゼェゼェ

真姫「ごめ……LINE、気づいてなくて…」ゼェゼェ

にこ「…もうお昼の2時よ」

にこ「今から出かけるなんて遅すぎるわ」プイッ

真姫「ご、ごめん…」

26: 2017/01/21(土) 18:41:19.26 ID:Kscat0lu.net
真姫「きょ、今日は、にこちゃん家でゆっくりするのはどうかしら…あっ、私の家でもいいけど…」オロオロ

にこ「…」

にこ(にこの機嫌を取ろうとしてるの、丸分かりだし…)

にこ「…別にいいけど」

にこ「部屋も片づいてるし、上がれば」

真姫「…ありがと」ホッ

29: 2017/01/21(土) 18:55:20.76 ID:Kscat0lu.net
真姫「…」

にこ「…」

にこ(昨日の夜、何してたの?って、すごく聞きたい)

にこ(めちゃくちゃに問い詰めてやりたい…うぅ)

にこ(……でも)


『えっ、あ、うん、そうそう、仕事…』


にこ(なんか、怖い。聞くのが)

にこ(あのしどろもどろの真姫ちゃんの返答をもう一度聞くことが)

真姫「…」

にこ(このバカ、ほんとに、何してたのよ…)

36: 2017/01/21(土) 20:26:32.15 ID:Kscat0lu.net
にこ(そういえば、ちょっと前の真姫ちゃんって、すごく甘えんぼだった気がする)

にこ(にこが少しでも拗ねれば)


『にこちゃん怒ってる?』


にこ(って聞いてきたっけ)

にこ(多分にこは今、付き合い始めてから1番怒ってる……なのに)

真姫「…」ボー

にこ(にこの方を見てすらいない)ハァ

にこ(あの頃はしょっちゅう)


『にこちゃん、私のこと好き?』


にこ(とか聞いてきたくせに)

真姫「…」ボケー

にこ「…はぁ」

にこ(何これ?親離れ?いや倦怠期??)

37: 2017/01/21(土) 20:28:33.20 ID:Kscat0lu.net
にこ(なに弱気になってんのよ、だめだめ!)

にこ(こんな事ぐらいで不安になってちゃにこにーにこちゃんの名が廃るわ!)

にこ「真姫ちゃん!」

真姫「何?」

にこ「明日は絶対デートに行くわよ」

真姫「え?」

真姫「あ、そうね…今日どこにも行けなかったし…にこちゃんの行きたい所に付き合うわ」

にこ(付き合うって…)ムゥ

にこ(まぁいいや)

にこ「それじゃ、動物園!」

38: 2017/01/21(土) 20:30:16.04 ID:Kscat0lu.net
にこ「例の水族館も行きたいけど、明日はせっかくの晴れだし」

真姫「分かったわ。それじゃ、今日は夜になったら一旦帰るわね」

にこ「えっ?泊まっていかないの?」

真姫「着替え取りに行かなきゃいけないし。にこちゃんだって準備あるでしょ」

にこ「そうだけど…」

真姫「楽しみね、明日」

にこ「…」

にこ(今日はやっと一緒に寝られると思ったのに)

にこ(はぁ、やっぱり倦怠期ってやつなのかしら…)

43: 2017/01/21(土) 22:02:52.68 ID:Kscat0lu.net
にこ(とは言え、今日は久々のデート!)

にこ(気を取り直して、楽しんじゃうんだから!)

にこ「予報どおり晴れてよかったー」

にこ「ハイネックのロングセーターに、ふわふわのスカート!」

にこ「コテで髪先も少しだけ巻いて……と」

にこ「ネイルもばっちり!やーん、にこったら可愛すぎ!」

にこ「真姫ちゃん、どんな反応をしてくれるかしら」ウズウズ

にこ「…ふふ、ほんと、お出かけデートなんて久しぶりね」

にこ「楽しみだなぁ」

44: 2017/01/21(土) 22:19:09.00 ID:Kscat0lu.net
真姫「おはよう、にこちゃん」

にこ「今日は遅刻しなかったわね、真姫ちゃん!」

真姫「しっかり目覚ましをかけておいたからね」

真姫「マンションの下に車をとめてるわ。いきましょ」スタスタ

にこ「うん!」

にこ(……あれ?服装スルー!?)ガーン

45: 2017/01/21(土) 23:04:28.24 ID:Kscat0lu.net
にこ「着いたー!結構人多いのね」

真姫「平日にしては賑わってるわね」

にこ「まずどれを見る?あっ、見て!あのパンダ!すっごく可愛い!!」ダダッ

真姫「ちょっ、にこちゃん待って」

46: 2017/01/21(土) 23:50:26.72 ID:Kscat0lu.net
にこ「やっぱりライオンは近くで見ると迫力が違うわねぇ」

にこ「見て真姫ちゃん!あの子供のライオン、すっごく可愛い!にこより可愛いかも!」キャッキャッ

真姫「…」ボー

47: 2017/01/21(土) 23:51:11.79 ID:Kscat0lu.net
にこ「象ってこんなに大きかったっけ!?」

にこ「見て真姫ちゃん、この子すごく長生きだわ」

真姫「…」ボー

にこ「真姫ちゃん?」

真姫「…」ボー

にこ「真姫ちゃんってば!」

真姫「えっ!?あっ、な、何?」

にこ「にこの話聞いてなかったでしょ」
真姫「い、いや、その…」

にこ「…」

真姫「…」

48: 2017/01/21(土) 23:53:34.18 ID:Kscat0lu.net
にこ「…」モグモグ

真姫「…」モグモグ

にこ(せっかくお弁当作ってきてあげたのに)

にこ(美味しいの一言も言ってくれない)ムゥ

にこ(服装のことも何も言ってくれないし…)

にこ「ねえ」

真姫「ん?」

にこ「…服、どう思う」

真姫「えっ?」

にこ「にこの服!!」

真姫「…?い、いいんじゃない……?」

にこ「……」

にこ「はぁ…」

真姫「?」

50: 2017/01/21(土) 23:55:22.59 ID:Kscat0lu.net
にこ「…」

真姫「…」

にこ「曲、変えていい?」

真姫「え?あ、ええ」

にこ(はぁ、車内の空気が重い…)

にこ(結局、今日は全然盛り上がらなかったな)

真姫「…」

にこ(…済ました横顔で黙々と運転しちゃって)

にこ「…ねぇ」

真姫「ん?」

にこ「……何でもない」

真姫「?そう」

にこ(ねぇ、真姫ちゃん)

にこ(私、あんたの考えてること、全然分からないわ…)

52: 2017/01/22(日) 00:02:52.00 ID:S9VRUdS/.net
ブロロロ…キキッ

にこ「…今日は、ありがと」

真姫「うん」

にこ「…それじゃ」タタッ

にこ(なんかもう、目も合わせられなかった…)

にこ「……」トボトボ

にこ「ただいま」ガチャ

シーン

にこ(…ほんとは、今日だって、一緒に泊まりたかった)

にこ(でも明日仕事だっていうから、それなら仕方ないわねって、我慢したけど…)

にこ「…」

にこ(もし、仕事じゃなかったら?)

53: 2017/01/22(日) 00:05:08.75 ID:S9VRUdS/.net
にこ「……っ」

にこ「…」ブンブンッ

にこ「やめやめ!こんなうじうじしているのはにこらしくないわ!!」

にこ「せっかくだし、鏡の前で自撮りしちゃお」パシャ

にこ「やーん、やっぱり今日のにこったら抜群にプリティーね・

にこ「…」

にこ「……」シュン

にこ「ほんとありえない」

にこ「こんなに可愛い服を着るのは、あんたの前でだけなんだから!」

にこ「…バカ真姫」

59: 2017/01/22(日) 07:02:32.54 ID:S9VRUdS/.net
希「いやぁ、にこっちから電話してくるなんて珍しいなぁ」

にこ「うるさい、にこだってねぇ、人間なんだから、誘いたくなるときぐらいあるわよっ」グビグビッ

希「ちょっと飲みすぎやない?」

にこ「いいの!今日ぐらいっ」プハーッ

60: 2017/01/22(日) 07:04:36.28 ID:S9VRUdS/.net
希「それにしても、にこっちの家はいつ見ても綺麗やな。一人暮らしやのに、偉いなぁ。ちゃんと掃除してるんやね」

にこ「当たり前でしょ」

希「…しょっちゅう来るお客さんのため?」クスクス

にこ「…」

にこ「最近はぜんっぜん来ないけどねっ」グビグビッ

希「…上手くいってないん?」

にこ「…ふんっ」グビグビッ

希「…」

希(ウチを呼んだのも、それが原因やったんやね)

希(まぁ少なからず理由に真姫ちゃんが絡んでるとは思ってたけど)

61: 2017/01/22(日) 07:07:04.35 ID:S9VRUdS/.net
にこ「何なのよ、あいつ…最近の真姫は、無愛想にも程があるわ!!」

希「まぁ、しょうがないよ。真姫ちゃんはお医者さんで、忙しいやろうし」

にこ「それぐらい分かってるわよっ!」

にこ「…にこだって、それぐらい分かってる」

にこ「でも、それにしたって、最近のあいつは酷すぎるのよ!」

にこ「忙しいのは承知だけど、LINEも全然返事をよこさないし、デートに誘っても歯切れの悪い返事で…一昨日なんて寝坊してきたのよ!」

にこ「寝坊した理由だって、仕事で夜更かししたからって言ってたけど…あんなの、絶対嘘で……何してたって言うのよ!!」

62: 2017/01/22(日) 07:10:05.99 ID:S9VRUdS/.net
にこ「昨日だって、久しぶりのデートだっていうのに、終始ぼーっとして!車の中でも一言も喋ってくれないし!にこにーの最高にプリティーな服にも全く触れてくれないし!!」

にこ「ほんと、ありえないんだけど!!!」

希「落ち着いて、にこっち」

にこ「」ゼェッゼェッ

にこ「…ごめん、つい」ゴクゴク

希「いいよいいよ」

希「…つらかったね、にこっち」

にこ「…」

にこ「……っ」グシグシッ

にこ「もう、わかんないのよ」

にこ「真姫が何を考えているのか、分からなくなったの」

63: 2017/01/22(日) 07:13:19.79 ID:S9VRUdS/.net
にこ「少し前まで、子供みたいに甘えてきて。にこちゃんにこちゃんって。私のこと好き?なんて聞いてきてさ」

にこ「可愛くて仕方なかったわ。嬉しくてたまらなくて、飽きるほど希に惚気話を聞いてもらったわよね」

希「…うん」

にこ「でも最近はそんなこともなくなって、気づいたらあの子はだんだん私から離れていって…」

にこ「もしかしたら、このままもう何も見えなくなるんじゃないかって」


にこ「……どうしてこうなったのか分からないの。もうこのままずっと、何も分からないまま離れてっちゃうのかな」

希「…」

64: 2017/01/22(日) 07:17:29.99 ID:S9VRUdS/.net
にこ「悪いわね、こんなどうしようもない話聞かせちゃって」

にこ「ありがとう希。話を聞いてもらうだけでも、ちょっと気が楽になったわ」

希「…うん」

希「…」

希「ね、にこっち」

にこ「ん?」

希「んっと…まぁその、にこっちと真姫ちゃんの関係は、2人だけのものやから、ウチは口出しできる立場でも何でもないけど」

希「ウチは高校の頃、にこっちと真姫ちゃんを見るたびに、2人は似てるなーって思ってたんよ」

65: 2017/01/22(日) 07:27:26.07 ID:S9VRUdS/.net
にこ「私と真姫が?」

希「意地っぱりだったり、素直じゃなかったり。そっくりやん」

にこ「…まぁよく言われたわね。希だけじゃなくて、凛や花陽、絵里にも言われたことがある気がする」

希「少し、自覚もあるやろ?」

にこ「……ちょっとはね」

希「ふふ。だから、2人の考えもきっと似たようなものなんじゃないかな?」

66: 2017/01/22(日) 07:31:06.63 ID:S9VRUdS/.net
にこ「どういうこと?」

希「にこっちが寂しいと思ってるなら、真姫ちゃんもにこっちと同じようにどこか寂しがってるんじゃないかなって」

にこ「真姫が寂しがってる…?なんで?」

希「それは分からないけど」

希「あの子が理由もなくにこっちを避けるわけがないやん。真姫ちゃんも、にこっちと同じように、何か思うところがあると思うん」

にこ「…」

希「それが何なのかは、きっと2人の間にしか見えてこないものなんじゃないかな」

67: 2017/01/22(日) 07:33:17.86 ID:S9VRUdS/.net
希「まぁ、ウチの想像に過ぎないから独り言やと思っておいて。ごめんね、勝手なことぺらぺらと喋ってしもて」

希「でも…きっと大丈夫よ」

希「だって2人は似たもの同士やもん。にこっちが真姫ちゃんを好きなら、真姫ちゃんの気持ちだって変わらないはずやから」

70: 2017/01/22(日) 11:01:52.11 ID:S9VRUdS/.net
希「もう22時かぁ。そろそろ帰ろうかな」

にこ「ごめん、遅くまで付き合ってもらって」

希「いいよいいよ」

にこ「帰り、送ってこうか?」

希「んーん、車で来たから大丈夫」

71: 2017/01/22(日) 11:03:13.62 ID:S9VRUdS/.net
希「じゃ、また飲もーね、にこっち!今度はウチと絵里ちの惚気話たっぷり聞いてもらおかなー」

にこ「ほどほどにしなさいよね…」

希「あはは、それじゃ、おやすみ」パタン

にこ「…」

にこ「ふぅ、食器片付けなきゃ…」カチャカチャ


『にこっちが寂しいと思ってるなら、真姫ちゃんもにこっちと同じようにどこか寂しがってるんじゃないかなって』


にこ「…」

にこ「希の、あの言葉の意味って…」

72: 2017/01/22(日) 11:04:25.67 ID:S9VRUdS/.net
にこ(真姫が、寂しがってる?どうして?)

にこ「…」

にこ(分からない、いくら考えても…)

にこ(もし希の言葉が本当のことだとしたら…)

にこ(真姫は私に何を求めていたの?)

にこ(何を求めて…そして、いつの間に諦めて離れていったの?)

にこ「…」

73: 2017/01/22(日) 11:06:51.30 ID:S9VRUdS/.net
にこ(私が気づかないうちに、真姫は、何かを諦めて……)


『…あ、ああ、ごめんなさい、明日は用事が……』


にこ(私からもらえなかったものを…)


『えっ、あ、うん、そうそう、仕事…』


にこ(誰かに…)




にこ「…っ!」ダッ

82: 2017/01/22(日) 15:51:15.08 ID:S9VRUdS/.net
ピンポーン

真姫「はい…、っ!?」

にこ「」ゼェゼェ

真姫「どうしたの?こんな夜遅くに」

にこ「…会いたくなったの」

にこ「家に入れて」

真姫「は?」

83: 2017/01/22(日) 15:55:30.90 ID:S9VRUdS/.net
にこ「急に会いたくなったの…。ねぇ、今日は、一緒にいたい。真姫ちゃんと一緒に寝たいの」

にこ「だから、家に…」

真姫「だ、だめ」

にこ「…どうして?」

真姫「その…散らかってるから」

にこ(…っ、また、嘘ついてる)

にこ「真姫ちゃんが片付けられない人ってぐらい、知ってるわよ。今更気にしないわ」

真姫「いや、そういう問題じゃなくて…」

にこ「じゃあ、何よ」

真姫「その、ほんとに…今日は、無理だから…」

にこ「……どうして嘘をつくの」

真姫「え」

にこ「誰か家にいるんでしょ?」

真姫「は?」

84: 2017/01/22(日) 15:58:12.94 ID:S9VRUdS/.net
にこ「にこじゃない女の子を家に連れて来てて、それがにこにバレたくないから、ごまかしてるんじゃないの?」

真姫「な、何言ってんのよ!そんなわけないでしょ!?」

にこ「じゃあなんで嘘をつくのよ!!」

真姫「っ!」

にこ「バレてないとでも思ってた?すぐに分かるわ。あんたの嘘は」

にこ「嘘をつくときに決まって目をそらすものね。ぜんぶ知ってる。だってずっと一緒にいたもの。ずっと好きだったもの」

にこ「付き合ってからずっと、にこは真姫のことを誰よりも見てたつもりだから」

真姫「っ、に、にこちゃ…」

にこ「…教えて」

にこ「何が足りなかったか、自分では分からないの」

85: 2017/01/22(日) 16:01:03.84 ID:S9VRUdS/.net
真姫「え…」

にこ「返事をしてくれないのも一緒にいてくれないのも何も話してくれないのも、何か理由があるからなの?」

にこ「にこの何が足りなかったのか…いくら考えても分からないの。だってにこはあんたに、あげられるもの全てあげていたつもりだから」

真姫「…」

にこ「だから真姫の口から教えて。それが分かれば…きっぱり諦めることができる。真姫がにこに愛想を尽かしているのなら……潔く、この場から立ち去るし」

にこ「真姫が望むなら、もう会わないから」

86: 2017/01/22(日) 16:04:43.83 ID:S9VRUdS/.net
真姫「にこちゃん、違うの、私は…」

真姫「…」

にこ「…」

真姫「……」

真姫「…その……」

にこ「…」

真姫「…」

にこ「そうやってまた黙りを決め込むの?」

87: 2017/01/22(日) 16:07:02.90 ID:S9VRUdS/.net
にこ「真姫、私はね、そういうのをやめてって言ってるの」

にこ「中途半端にごまかして、中途半端に笑って、ずるずるこんな関係を引きずるのはもうやめて」

にこ「嫌いなら嫌いって言って。もう抱きしめないで、優しい言葉も囁かないでよ…」ポロ

真姫「……にこ、ちゃ」

にこ「……っ」ポロポロ

にこ「もう、最悪……」グスッ

88: 2017/01/22(日) 16:09:33.96 ID:S9VRUdS/.net
にこ「……あんたがいなければ、こんなふうに傷ついたり泣いたりしなくていいのに…っ」ポロポロ

にこ「どうして、まだ好きでいさせるのよ…突き放してくれないのよ……」ポロポロ

真姫「…」

にこ「ぅぐ…っ、ぐすっ…」ポロポロ

真姫「にこちゃん」

にこ「……ぁに、よ」ポロポロ

真姫「入って、中に」グイッ

にこ「え……きゃっ!?」

94: 2017/01/22(日) 19:21:28.91 ID:S9VRUdS/.net
にこ「お、お邪魔します…」

にこ(真姫ちゃんの家に入ったの、何日ぶりだろ…)

にこ(相変わらず生活感を感じないなぁ…)

にこ「…あれ」

にこ(人なんて、1人もいない……)

にこ(それに、部屋の床に散らばってる、これは……?)

95: 2017/01/22(日) 19:23:55.07 ID:S9VRUdS/.net
にこ「真姫ちゃ…」

真姫「うん、急にごめんなさい。でも、準備はほとんど整ってるから」

にこ(誰かと電話してる…)

真姫「うん、うん、ありがと。それじゃ」ピッ

にこ「ま、真姫ちゃん…?」

真姫「…」チラ

真姫「にこちゃん、ちょっと付き合って」

にこ「えっ?」

真姫「少し遠い場所だけど」

真姫「見せたいものがあるの」

97: 2017/01/22(日) 20:25:08.38 ID:S9VRUdS/.net
キキッ

真姫「ここよ。降りて」ガチャ

にこ「え……?」

にこ(雪が積もってるだけで、それ以外何もない…)

にこ「ねぇ、見せたいものって…」

真姫「…」

真姫「スイッチON」ピッ


パアアアァァァァァッ

にこ「うわああっ!!??」

99: 2017/01/22(日) 20:26:10.16 ID:S9VRUdS/.net
にこ「なっ、なにこれ!?」

キラキラキラキラ…

にこ「すごい数のイルミネーション…」

にこ(辺り一面の雪が、一斉に青白く濡れて…)

にこ(真っ暗な夜空が、ほんのり明るくなって…)

にこ「……すごく、綺麗…」

100: 2017/01/22(日) 20:27:54.91 ID:S9VRUdS/.net
にこ「すごい!すごいわ、真姫ちゃん!!こんなの、見たことない!」

真姫「でしょ?」

にこ「見せたかったものって、これ?」

真姫「うん」

にこ「……まさか、真姫ちゃんが作ったの…?」

真姫「流石に私ひとりじゃ無理よ。数え切れないほどの人たちに手伝ってもらったわ」

真姫「ずっと前からデザインも考えて、準備してきたの」

101: 2017/01/22(日) 20:28:42.63 ID:S9VRUdS/.net
にこ「……あっ」

にこ「もしかして、最近、用事用事って言ってたのって…」

真姫「……上手い言い訳が思いつかなかったの。ごめんね」

にこ(…まさか、あの日寝坊したのも、この計画を立ててたから……?)

102: 2017/01/22(日) 20:31:00.98 ID:S9VRUdS/.net
真姫「ねぇ、にこちゃん。明明後日は何の日か覚えてる?」

にこ「え…?」

真姫「1月25日。私たちが付き合い始めた記念日」

真姫「本当はその日に向けて作り上げていたの。でも、さっき予定を変更して、今こうしてにこちゃんに見てもらうことにしたわ」

真姫「ごめんなさい。急なことだったから、プレゼントは間に合わなかった」

にこ「あの床に散らばっていたのは…」

真姫「…出来かけのマフラーよ。編んでいたの。……あ、あまりいい出来じゃないけど」プイッ

104: 2017/01/22(日) 20:33:09.60 ID:S9VRUdS/.net
にこ「……」

真姫「にこちゃん?」

にこ「…最低」

真姫「え?」

にこ「私、最低だわ…」

にこ「真姫ちゃんに文句ばかり言って、浮気だ何だって被害妄想して…つらく当たって…」

にこ「真姫ちゃんが……私のために、そんなに頑張ってくれてたって…」ポロ

にこ「何も知らなかったくせに、私は…」ポロポロ

にこ「…ごめん。ごめんなさい……」

真姫「……」

真姫「にこちゃん」

真姫「あのね、私、怖かったの」

にこ「え……?」

105: 2017/01/22(日) 20:36:17.08 ID:S9VRUdS/.net
真姫「にこちゃんと付き合い始めて…私は医者になって、にこちゃんも働き詰めで…」

真姫「会えない日が増えていくたびに、にこちゃんと疎遠になっていく気がした。にこちゃんの気持ちが、だんだん冷めていっているんじゃないかって」

真姫「私の気持ちだけ一方通行なんじゃないかって考えるようになって」

にこ「あ…」

真姫「それで、思い出したの。子供の頃、両親がくれたプレゼントのことを」

106: 2017/01/22(日) 20:38:14.01 ID:S9VRUdS/.net
真姫「両親は昼も夜も病院にいて、私は寂しかった。それを気遣ってくれたんでしょうね。寒い冬の夜、2人は私を連れ出して、こんなふうにイルミネーションを見せてくれた」

真姫「すごく綺麗で、嬉しかった。2人のあたたかい手を握りしめながら、私はパパとママにちゃんと愛されてたんだって思えたの」

真姫「だからあの時の両親のように、私もにこちゃんに私が作った景色を見てほしくなった」

にこ「…」

真姫「私がどれだけにこちゃんを好きか、改めて知ってもらいたくて」

107: 2017/01/22(日) 20:40:46.51 ID:S9VRUdS/.net
真姫「でも…私は、私が思っていた以上に不器用な人間だったみたい」

真姫「計画を立てていくうちに、イルミネーションのことしか頭に無くなってしまったの。仕事も上手くいかなくなって、ぼーっとする事が多くなって…」

真姫「にこちゃんに、寂しい思いをさせていたのね」

108: 2017/01/22(日) 20:42:11.87 ID:S9VRUdS/.net
にこ「真姫ちゃん…」

真姫「にこちゃんを喜ばせようと思って頑張った…それが、こんなににこちゃんにつらい思いをさせる種になってたなんて、知らなかった」

真姫「これじゃ、何の意味もないわよね……でも、せめて、私がにこちゃんを変わらず大好きだってことだけは知ってほしくて、ここに来てもらったの」

にこ「…」

真姫「にこちゃん、ごめんね」

109: 2017/01/22(日) 20:45:55.81 ID:S9VRUdS/.net
にこ(真姫ちゃんが、にこに何度も尋ねた質問…)


『にこちゃん、私のこと好き?』


にこ(それに対して、私はちゃんと答えてた…?真剣に向き合えていた…?)


『いま忙しいからあとでにして』

『何度も聞かないでよ』

『恥ずかしいからやめて』


にこ(照れくさいから、素直になれずに、いつも逃げてばかりで…)

にこ(そうして寂しい思いをさせていたなんて、何も知らないで、私は…)


『意地っぱりだったり、素直じゃなかったり。そっくりやん』


にこ(私は…)ポロ

110: 2017/01/22(日) 20:47:06.09 ID:S9VRUdS/.net
真姫「にこちゃん、泣かないで…」ギュ

にこ「…」ポロポロ

にこ「真姫ちゃん…」ギュ

にこ「私は、ずっと、寂しい思いをしてるのは私だけだって…そうやって被害者ぶってきて…」

にこ「ごめんなさい……ごまかしてたのは、私の方だったのに…」ポロポロ

真姫「そんなの、私だって…」ギュ

にこ(…真姫ちゃんが私に求めていたのは)

にこ(愛してるとか好きとか…そういう気持ち、ただ、それだけで)

111: 2017/01/22(日) 20:49:24.49 ID:S9VRUdS/.net
にこ「…真姫ちゃん、ちゃんと言うわ」


にこ「私、真姫ちゃんのことが世界一大好き。誰よりも、ずっと好きだから」ギュ

真姫「にこちゃん……」

112: 2017/01/22(日) 20:51:21.97 ID:S9VRUdS/.net
真姫「私だって、にこちゃんのこと、にこちゃんに負けないぐらい、世界でいちばん、ずっとずっと大好きなんだから」ムギュ

にこ「うん……、っ」ポロ

真姫「にこちゃんって、結構泣き虫なのね」クス

にこ「……ぅるさい」ポロポロ

真姫「ふふ、ほら、泣かないで」チュ

にこ「…ん」

にこ「口にしてよ」

真姫「え?」

にこ「今度はちゃんと、口にして」

真姫「……」

真姫「目、とじて」

にこ「…うん」ギュ

114: 2017/01/22(日) 20:53:00.06 ID:S9VRUdS/.net
にこ(細くて大きな手の温もりも、頬に触れるふわふわの髪も、甘くて優しい唇の感触も)

にこ(いつか氏んで2人が離ればなれになっちゃうまで)

にこ(何もかも、ずっと好きでいたい)

119: 2017/01/22(日) 22:18:13.77 ID:S9VRUdS/.net
にこ「はぁー、凄かったわ、イルミネーション…」ウットリ

真姫「喜んでもらえてよかったわ」

にこ「本当にありがとう、真姫ちゃん。それから、ごめん…」

真姫「もういいのよ。それに、私だって謝らなくちゃ。にこちゃんに寂しい思いをさせていたんだから」

120: 2017/01/22(日) 22:19:24.79 ID:S9VRUdS/.net
真姫「今度はにこちゃんの言っていた水族館に行きましょう」

にこ「うんっ!」

真姫「遊園地もいいわね」

にこ「あら、真姫ちゃんが遊園地って言い出すなんて意外」

真姫「な、何よ。悪い?」

にこ「ううん、かわいいなって」

真姫「…イミワカンナイ///」プイッ

123: 2017/01/22(日) 22:22:17.96 ID:S9VRUdS/.net
にこ「でも真姫ちゃん、絶叫系とか無理そうよね」

真姫「そんなことないわよ!馬鹿にしないでよね」

にこ「えー、でも凛と花陽と3人で行った時はジェットコースターに乗って吐いたって聞いたけど?」

真姫「うっ、何でそれを…」

にこ「凛から聞いたの。しょうがないわねぇ、遊園地はキッズコーナー行きね」

真姫「だから、馬鹿にしないで!」

にこ「それか、まずはアイドルイベントに行って慣れることね!」

真姫「アイドルイベントと絶叫系は関係ないでしょ!」

にこ「いいえ、あの高揚感には何か似たようなものを感じるもの」

真姫「はぁ…それ、にこちゃんが行きたいだけでしょ」

にこ「行きたいのはもちろんよ!来週の月曜日にばっちり参加するんだから、真姫ちゃんも空けておいてよね。ライブデートよ」

真姫「ヴえぇ……まぁ、たまにはいいか…」

124: 2017/01/22(日) 22:23:37.11 ID:S9VRUdS/.net
にこ「それから…映画に行くのもいいわね」

真姫「映画を見るのは半年ぶりね……確かにいいかも」

にこ「ショッピングにも行きましょ!可愛い服、いっぱい買うんだからっ」

真姫「はいはい」クスクス

125: 2017/01/22(日) 22:25:15.10 ID:S9VRUdS/.net
にこ「それから…」

真姫「何?」

にこ「……」

真姫「にこちゃん?」


にこ「…今日は、一緒に寝たい」


真姫「…」

にこ「…」

真姫「そ、そうね…」ゴホンッ

127: 2017/01/22(日) 22:32:20.89 ID:S9VRUdS/.net
にこ「いいわよ」

真姫「え?」

にこ「…にこは、いいわよ……。真姫ちゃんと、そういうことシても」

キキィィィーーーーーッ

にこ「おわっ!?」

真姫「お、驚かせるようなこと言わないで…」ゼェッゼェッ

128: 2017/01/22(日) 22:54:23.14 ID:S9VRUdS/.net
にこ「ちょっと運転しっかりしてよ!これで事故にあったら洒落になんないわよ」

真姫「にこちゃんが変なこと言うからっ!///」

にこ「…ふふっ」

真姫「笑わないでよ!!///」

にこ「だって、真姫ちゃん可愛いんだもん」

真姫「…そうやってすぐ子ども扱いして」

にこ「してないわよ」

にこ「…ねぇ」

真姫「何よ…」

にこ「シてもいいって…本気で言ってるんだけど///」

130: 2017/01/22(日) 22:57:17.29 ID:S9VRUdS/.net
真姫「……っ///」

真姫「ほ、ほら、もう着いたわよっ、早く降りてっ!」ガチャ

にこ「話そらそうとしてる」

真姫「っ」ギクッ

にこ「…ま、真姫ちゃんは、にことシたくないわけ?///」

真姫「えっ!?別にそんなこと思ってないけどっ!」アタフタ

にこ「じゃあ、なんで逃げるのよ…」

真姫「……だってその、急すぎるし…」

にこ「急って…にこたち、もう付き合ってから2年経ってるし、遅いぐらいよ!」

132: 2017/01/22(日) 23:04:42.21 ID:S9VRUdS/.net
真姫「でも、その、心の準備が…」

にこ「そんなこと言いながら、にこはこうして真姫ちゃんのお家にお持ち帰りされてるわけだけど?」

真姫「そ、それは…」

にこ「…」シュル

にこ「ねぇ、こっち見てよ」

真姫「え…、っ!!///」ドキッ

真姫(に、にこちゃんの今日の部屋着、よくよく見たらすごく可愛い…)

真姫「…」ドキドキ


にこ「…これね」

にこ「この服ね、脱がせやすいの」

真姫「ッ!!??///」ドキーーーンッ

135: 2017/01/22(日) 23:18:42.01 ID:S9VRUdS/.net
にこ「このボタンを外せば、こうやって、一気に脱げるし…///」

真姫「ちょちょちょちょっ!実践しなくていいからっ!!///」

にこ「…じゃあ、真姫ちゃんが脱がせてよ」

真姫「はっ?」

にこ「真姫ちゃんが服を脱がせて」

真姫「・チ!!!///」

138: 2017/01/22(日) 23:24:20.61 ID:S9VRUdS/.net
にこ「真姫ちゃん…///」

真姫「に、にこちゃ…」

真姫(いつの間にかベッドに押し倒してるし…)

真姫(に、にこちゃんの色気が、すごい…)

真姫「…」プルプル

真姫「や、やっぱり、また今度にっ///」バッ

にこ「なっ!ちょっと、逃げないでってば!」

真姫「だって…」

にこ「……」

にこ「にこ、可愛くない?」ウル

真姫「!?」

にこ「そんなに嫌ってことは、にこが魅力的じゃないってことでしょ」

真姫「え、いや…」オロオロ

139: 2017/01/22(日) 23:26:31.59 ID:S9VRUdS/.net
真姫「…っ」

真姫「…可愛いわよ、にこちゃんは……」

真姫「可愛いに決まってるでしょっ!!///」

にこ「……真姫ちゃん」

真姫「勇気が出ないから…。それだけよ」

真姫「はじめての経験だから分からないの…にこちゃんを傷つけないかって心配で、勇気が出ないのよ…///」

にこ「…」

にこ「傷つけたっていいわよ…だって真姫ちゃんだもん」

にこ「真姫ちゃんになら、何されたっていい」

140: 2017/01/22(日) 23:29:16.83 ID:S9VRUdS/.net
真姫「に、にこちゃ…///」

にこ「だって、真姫ちゃんはにこを好きだからって、ちゃんと知ることが出来たんだもの」

にこ「もう強がるのはやめたの。だから真姫ちゃんも、怖がらなくていいから……」

にこ「にこのこと、好きなようにしてよ」

真姫「…っ///」

にこ「……キス」

真姫「え」

にこ「キスして…」

真姫「う、ヴぇ…///」

真姫「……」プルプル

真姫「っ」チュ

にこ「ん…」

141: 2017/01/22(日) 23:31:36.32 ID:S9VRUdS/.net
にこ「…ふふ、真姫ちゃんの唇って、甘いわよね」

真姫「にこちゃ…」

真姫「にこちゃんも…にこちゃんの唇も、甘いわよ」

にこ「ほんと?何だか不思議」クスクス

真姫「……うん…」クス

にこ「…」

真姫「…」

にこ「ん…」チュ

真姫「んむ…」チュル

142: 2017/01/22(日) 23:35:42.26 ID:S9VRUdS/.net
にこ「…ぷはっ」

にこ「真姫ちゃん…」

真姫「何……?」

にこ「…好き」ギュ

真姫「……何回同じこと言うのよ…」

にこ「今まで言えなかった分、たくさん言うって決めたから」

真姫「……///」

真姫「…わ、私だって、大好きだし……」ギュ

にこ「うん、ありがと…」ギュ

にこ「…ねぇ」

真姫「?」

にこ「服、脱がせてくれる…?///」

143: 2017/01/22(日) 23:46:38.29 ID:S9VRUdS/.net
真姫「っ!///」ドキッ

にこ「…」

真姫「……わ、わかった、わよ…///」ドキドキ

にこ「……それじゃ、そ、そこのボタン、外して…///」

真姫「…っ」プチプチ

ハラリ

にこ「……///」

にこ(う、やっぱり緊張する…///)

にこ(いちごブラにしておいてよかった…可愛いって思ってもらえてるかしら…)

にこ(あぁ、でも、見られてるかと思うと、やっぱり恥ずかしっ…///)ギュウッ

144: 2017/01/22(日) 23:47:35.93 ID:S9VRUdS/.net
真姫「……にこ、ちゃ」

にこ「…っ///い、いいわよ、真姫ちゃん」

にこ「早く来て…」ギュ

真姫「…」バックンバックン

真姫「……ーーっ」バックンバックンバックン

145: 2017/01/22(日) 23:50:10.99 ID:S9VRUdS/.net
にこ「……」

にこ「…まき、ちゃん?」

真姫「ごめん、にこちゃん」

にこ「えっ?」

真姫「やっぱり無理っ!!///」ダダッ

にこ「……はっ?」

バタバタバタッ ガチャンッ


にこ「……」

にこ「な…」



にこ「………えっ?」

146: 2017/01/22(日) 23:51:01.16 ID:S9VRUdS/.net
にこ「ちょ、真姫ちゃん…?」

にこ「家、出ていったの……?」

にこ「脱ぎかけのにこを放置して…」

にこ「うそでしょ……?」

147: 2017/01/22(日) 23:52:21.50 ID:S9VRUdS/.net
にこ「……にこだって氏ぬほど恥ずかしかったし…」

にこ「それでも頑張ってここまでリードして…」

にこ「これからってところで…?」

にこ「……」


にこ「ーーーーーっ!!!!!///」

148: 2017/01/22(日) 23:54:14.76 ID:S9VRUdS/.net
にこ「ば、ばかぁぁぁぁぁ!!!!!!///」

にこ「真姫ちゃんのばかっ!!最低!ヘタレ!!」

にこ「せっかく一緒になれたのに…っ///」



にこ「もーーっ、やっぱり、ありえないっ!!!」

149: 2017/01/22(日) 23:55:37.51 ID:S9VRUdS/.net
おしまい

150: 2017/01/22(日) 23:56:40.09 ID:w/HslP9H.net
一旦乙
続き書いてもいいんだよ?

151: 2017/01/22(日) 23:56:45.04 ID:IResKrkx.net
乙よかったよ

155: 2017/01/23(月) 01:40:45.76 ID:oDYEWsF1.net
神スレおつでした

最高だったぞ

引用元: にこ「ありえない!!」