50: 2011/05/04(水) 00:07:27.46 ID:iNAaTF5DO
それでは宗教企画スタート!
一番手行きます
一番手行きます
51: 2011/05/04(水) 00:11:58.71 ID:iNAaTF5DO
唯「し、宗教?」
和「ええ……興味ないかしら?」
唯「う、う~ん……」
唯(どうしよう、全然興味ないよぅ……。和ちゃん、一体どうしたんだろう?)
和「ちょっと待ってね、えーっと」ゴソゴソ
唯「どうしたの?」
和「あったあった……」ペラッ
唯「紙?」
和「ええ……興味ないかしら?」
唯「う、う~ん……」
唯(どうしよう、全然興味ないよぅ……。和ちゃん、一体どうしたんだろう?)
和「ちょっと待ってね、えーっと」ゴソゴソ
唯「どうしたの?」
和「あったあった……」ペラッ
唯「紙?」
52: 2011/05/04(水) 00:14:42.30 ID:iNAaTF5DO
和「えっと……唯、『この宗教に入ったとたん、私は成績が急上昇し大学一発合格。宝くじが当たり、スポーツでも大活躍、友達からお肌がスベスベの美人になりました』」
唯「えっ?えっ?」
和「『それまでの私の人生とは一体何だったのか、そう思ってしまうほど入信してからの私の生活は輝かしいものとなりました』」
唯「……」
和「『悩みがあるあなた、今すぐ私と一緒に入信しましょう!我らが神の偉大なる御心に触れた時、あなたの人生が180度変わります』……ということらしいわ」
唯「……わお」
唯(か、完全に怪しい新興宗教だよ……和ちゃん……)
唯「えっ?えっ?」
和「『それまでの私の人生とは一体何だったのか、そう思ってしまうほど入信してからの私の生活は輝かしいものとなりました』」
唯「……」
和「『悩みがあるあなた、今すぐ私と一緒に入信しましょう!我らが神の偉大なる御心に触れた時、あなたの人生が180度変わります』……ということらしいわ」
唯「……わお」
唯(か、完全に怪しい新興宗教だよ……和ちゃん……)
53: 2011/05/04(水) 00:17:13.46 ID:iNAaTF5DO
和「で、どう?入会してみる?」
唯「……あ、あはは」
和「……」
唯(の、和ちゃんが怖い……でもちゃんと言わなきゃ。そして、和ちゃんも変な宗教にはまらないよう説得しないと!)
和「唯?」
唯「ご、ごめん和ちゃん!私そういうの興味ないんだ!」
唯「こう言ったら和ちゃんに悪いかもだけど、和ちゃんもそういうのに参加するのはやめたほうが……」
和「唯」
唯「っ!」ビクッ
唯(お、怒らせちゃった……?)ドキドキ
和「……ありがとう、唯」ギュッ
唯「え……?」
唯「……あ、あはは」
和「……」
唯(の、和ちゃんが怖い……でもちゃんと言わなきゃ。そして、和ちゃんも変な宗教にはまらないよう説得しないと!)
和「唯?」
唯「ご、ごめん和ちゃん!私そういうの興味ないんだ!」
唯「こう言ったら和ちゃんに悪いかもだけど、和ちゃんもそういうのに参加するのはやめたほうが……」
和「唯」
唯「っ!」ビクッ
唯(お、怒らせちゃった……?)ドキドキ
和「……ありがとう、唯」ギュッ
唯「え……?」
54: 2011/05/04(水) 00:19:38.33 ID:iNAaTF5DO
和「ごめんね、怖がらせちゃって。本当は私も勧誘なんてしたくなかったの」
唯「和ちゃん……でも、何で?」
和「ちゃんと活動しないとあの人に異端審問にかけられちゃうのよ。私こう見えても、桜高支部のトップに据えられてし」
唯「桜高支部!?」
和「ええ、私が入らされてるとこは規模が大きくてね……元々の母体はここにあったし」
唯「え、えっと……あの人って」
和「……曽我部先輩よ。今はN女子大で教祖様として活躍されているわ」
唯「……。も、もしかして和ちゃんの言ってるのって……」
和「『澪たん統一教会』。それが曽我部先輩が作り、今急速に勢力を拡大している新興宗教よ」
唯「」
唯「和ちゃん……でも、何で?」
和「ちゃんと活動しないとあの人に異端審問にかけられちゃうのよ。私こう見えても、桜高支部のトップに据えられてし」
唯「桜高支部!?」
和「ええ、私が入らされてるとこは規模が大きくてね……元々の母体はここにあったし」
唯「え、えっと……あの人って」
和「……曽我部先輩よ。今はN女子大で教祖様として活躍されているわ」
唯「……。も、もしかして和ちゃんの言ってるのって……」
和「『澪たん統一教会』。それが曽我部先輩が作り、今急速に勢力を拡大している新興宗教よ」
唯「」
55: 2011/05/04(水) 00:20:11.32 ID:iNAaTF5DO
和「どうやら曽我部先輩、澪と離れたせいか在学中よりさらに澪の神格化が進んじゃったみたいで……」
唯「Oh...」
和「最近のあの人は『澪たんの可愛さが世界を平和に導く!』が口癖でね……ちょっと私もついて行けなくなってたの」
唯「あはは……た、大変だね」
和「ファンクラブ会員は全員もれなく入信しちゃったし、本当に大変なのよ。これで唯にまで入信する!なんて言い出されてたら……」
唯(よかった……断って正解だったんだね)ホッ
和「本当にありがとね、唯。私のことまで心配してくれて」ナデナデ
唯「えへへ、くすぐったいよぅ」
和「やっぱり私は間違っていなかったわ。唯……あなたこそ、この暗い世界を明るく照らす救世主(メシア)よ」
唯「……え?」
唯「Oh...」
和「最近のあの人は『澪たんの可愛さが世界を平和に導く!』が口癖でね……ちょっと私もついて行けなくなってたの」
唯「あはは……た、大変だね」
和「ファンクラブ会員は全員もれなく入信しちゃったし、本当に大変なのよ。これで唯にまで入信する!なんて言い出されてたら……」
唯(よかった……断って正解だったんだね)ホッ
和「本当にありがとね、唯。私のことまで心配してくれて」ナデナデ
唯「えへへ、くすぐったいよぅ」
和「やっぱり私は間違っていなかったわ。唯……あなたこそ、この暗い世界を明るく照らす救世主(メシア)よ」
唯「……え?」
56: 2011/05/04(水) 00:23:22.90 ID:iNAaTF5DO
和「偉大なる唯一神よ、貴女の敬虔なる使徒・真鍋和はここに誓うわ……」ザッ
唯「えっ?えっ?」
バンッ!
唯「ひゃっ!?」ビクッ
「いたわ!裏切り者よ!」
「支部長……残念です」
「平沢唯もいるわ!」
和「異教徒たちを根絶やしにして――――真に信ずべき神が、誰であるかを知らしめるわ!」ドンッ!
「「「きゃあっ!?」」」
和「……」シュウシュウ
唯「の、和ちゃん……?」ビクビク
和「怯えないで唯。私たちは負けないわ」
唯「わ、私『たち』って――」
唯「えっ?えっ?」
バンッ!
唯「ひゃっ!?」ビクッ
「いたわ!裏切り者よ!」
「支部長……残念です」
「平沢唯もいるわ!」
和「異教徒たちを根絶やしにして――――真に信ずべき神が、誰であるかを知らしめるわ!」ドンッ!
「「「きゃあっ!?」」」
和「……」シュウシュウ
唯「の、和ちゃん……?」ビクビク
和「怯えないで唯。私たちは負けないわ」
唯「わ、私『たち』って――」
57: 2011/05/04(水) 00:26:08.32 ID:iNAaTF5DO
梓「唯先輩、無事ですか!?」
憂「お姉ちゃん、怪我はない!?」
唯「あずにゃん、憂!ちょうどいいところに、実はちょっと和ちゃんたちがおかしくて……」
「いたわ!平沢唯正教会の連中よ!」
「一網打尽ね……覚悟しなさい」
「澪たんの裁きを受けなさいっ」
和「ちっ、やっぱり数は多いわね」
唯「ひ、平沢唯正教会の連中って……」
梓「唯先輩、ちょっと待ってて下さいね。異教徒どもを黙らせてきますから」
憂「ふふ、お姉ちゃんの神威を理解できないなんて可哀想な人たちだね!」
唯「あずにゃん……憂ぃ……」
憂「お姉ちゃん、怪我はない!?」
唯「あずにゃん、憂!ちょうどいいところに、実はちょっと和ちゃんたちがおかしくて……」
「いたわ!平沢唯正教会の連中よ!」
「一網打尽ね……覚悟しなさい」
「澪たんの裁きを受けなさいっ」
和「ちっ、やっぱり数は多いわね」
唯「ひ、平沢唯正教会の連中って……」
梓「唯先輩、ちょっと待ってて下さいね。異教徒どもを黙らせてきますから」
憂「ふふ、お姉ちゃんの神威を理解できないなんて可哀想な人たちだね!」
唯「あずにゃん……憂ぃ……」
58: 2011/05/04(水) 00:28:22.34 ID:iNAaTF5DO
和「二人とも、分かっているわね!これは『聖戦(ジハード)』よ!」
梓「もちろん。この世に神はただ一人!」
憂「お姉ちゃんは隠れてて。さあ、行くよ!」
ドンッ!ドンッ!
ゴウッ!
唯「ひいぃ……もうやだよう!」ダッ
「あっ、邪神が逃げたわ!」
「追いなさいっ」
唯「追いかけて来ないでよ~っ!」タタッ
姫子「……」ザッ
唯「あっ、姫ちゃん!ここにいちゃ危ないよ、早く――」
姫子「ついにこの時が来たのね、唯。今こそふざけた異教をなくし、我らが平沢唯正教会がこの世界を……」
唯「姫ちゃんまでええええっ!?わ~んっ」ダダッ
梓「もちろん。この世に神はただ一人!」
憂「お姉ちゃんは隠れてて。さあ、行くよ!」
ドンッ!ドンッ!
ゴウッ!
唯「ひいぃ……もうやだよう!」ダッ
「あっ、邪神が逃げたわ!」
「追いなさいっ」
唯「追いかけて来ないでよ~っ!」タタッ
姫子「……」ザッ
唯「あっ、姫ちゃん!ここにいちゃ危ないよ、早く――」
姫子「ついにこの時が来たのね、唯。今こそふざけた異教をなくし、我らが平沢唯正教会がこの世界を……」
唯「姫ちゃんまでええええっ!?わ~んっ」ダダッ
59: 2011/05/04(水) 00:30:12.64 ID:iNAaTF5DO
……
唯「はあ、はあ……ここまで来れば」
澪「唯……無事か?」
唯「澪ちゃん!」
澪「大変なことになってるな……」
唯「うん……まさか皆があんな変な宗教にはまってたなんて……」
澪「全くだ、しかも私たちが神扱いとはびっくりだな」
唯「あはは、澪たん統一教会だっけ?」
澪「曽我部先輩もなんでそんなものを作ったんだろうなあ……唯はなんだっけ、平沢唯正教会か」
唯「はあ……まさか和ちゃんやあずにゃんがそんなことしてたなんて……」
唯「はあ、はあ……ここまで来れば」
澪「唯……無事か?」
唯「澪ちゃん!」
澪「大変なことになってるな……」
唯「うん……まさか皆があんな変な宗教にはまってたなんて……」
澪「全くだ、しかも私たちが神扱いとはびっくりだな」
唯「あはは、澪たん統一教会だっけ?」
澪「曽我部先輩もなんでそんなものを作ったんだろうなあ……唯はなんだっけ、平沢唯正教会か」
唯「はあ……まさか和ちゃんやあずにゃんがそんなことしてたなんて……」
60: 2011/05/04(水) 00:31:13.07 ID:iNAaTF5DO
澪「……」
唯「……」
澪「なあ、唯」
唯「ほえ?」
澪「私たちは一応……あの人たちから見れば神様……なんだよな?」
唯「……うん、そうらしいね」
澪「なら、私たち二人が一緒に呼びかければ……争いは収まるんじゃないかな」
唯「あ……!そ、それだよ澪ちゃん!」
澪「みんな仲良く、が一番だよな」
唯「うんうん!」
澪「そう……みんな間違ってるんだよ。だから争いが起こるんだ」
唯「うんうん!」
唯「……」
澪「なあ、唯」
唯「ほえ?」
澪「私たちは一応……あの人たちから見れば神様……なんだよな?」
唯「……うん、そうらしいね」
澪「なら、私たち二人が一緒に呼びかければ……争いは収まるんじゃないかな」
唯「あ……!そ、それだよ澪ちゃん!」
澪「みんな仲良く、が一番だよな」
唯「うんうん!」
澪「そう……みんな間違ってるんだよ。だから争いが起こるんだ」
唯「うんうん!」
61: 2011/05/04(水) 00:32:09.19 ID:iNAaTF5DO
澪「みんな仲良く……本当の神の存在を目の当たりにすれば……」
唯「うんう……?」
澪「私たちが真の神が誰なのか呼びかければ、一気に……ふふ、ふふふふふ」
唯「澪ちゃん……?」
澪「みんなおかしいんだ。私なんかより、はるかに可愛いのに。この世界を救うために舞い降りてくれた天使がいるのに」ブツブツ
唯「み、みおちゃ――」
澪「待っててね……りつぅ……」ギラッ
唯「ひっ!?に、逃げ……うわっ!?」ドサッ
紬「ふふ……唯ちゃん、逃げちゃダメよ」ムギュッ
唯「うんう……?」
澪「私たちが真の神が誰なのか呼びかければ、一気に……ふふ、ふふふふふ」
唯「澪ちゃん……?」
澪「みんなおかしいんだ。私なんかより、はるかに可愛いのに。この世界を救うために舞い降りてくれた天使がいるのに」ブツブツ
唯「み、みおちゃ――」
澪「待っててね……りつぅ……」ギラッ
唯「ひっ!?に、逃げ……うわっ!?」ドサッ
紬「ふふ……唯ちゃん、逃げちゃダメよ」ムギュッ
62: 2011/05/04(水) 00:32:48.03 ID:iNAaTF5DO
澪「ムギ……用意はいいか?」
紬「ええ。あの人たちに伝えてあげましょう」
唯「ムギちゃんまで……二人はどうして……」
澪「私たちは……」
紬「……『田井中律聖堂教会』。りっちゃんこそ至高の存在だと考える集まりよ」
唯「そ、そんな……」
澪「ふふ、唯も今から入信するんだぞ?たっぷり律の魅力を教えてやるからな……」
紬「その後は唯ちゃんと澪ちゃんの演説。最大宗派の統一教会も強者揃いの正教会も、一度に吸収してしまえるわ♪」
澪「さあ……始めようか」
紬「うふふふふ……」
唯「ひ……い、」
唯「嫌あああああああああ…………」
紬「ええ。あの人たちに伝えてあげましょう」
唯「ムギちゃんまで……二人はどうして……」
澪「私たちは……」
紬「……『田井中律聖堂教会』。りっちゃんこそ至高の存在だと考える集まりよ」
唯「そ、そんな……」
澪「ふふ、唯も今から入信するんだぞ?たっぷり律の魅力を教えてやるからな……」
紬「その後は唯ちゃんと澪ちゃんの演説。最大宗派の統一教会も強者揃いの正教会も、一度に吸収してしまえるわ♪」
澪「さあ……始めようか」
紬「うふふふふ……」
唯「ひ……い、」
唯「嫌あああああああああ…………」
63: 2011/05/04(水) 00:35:25.98 ID:iNAaTF5DO
……
数ヶ月後!
唯「みんなー!今日は私たち放課後ティータイムのライブに来てくれてありがとー!」
わあああああああっ!
律「ははっ、すごい人数だなあ。私たちも有名になったもんだ!」
澪「ふふふ、そうだな」
律「これも私の人気の賜物だなっ!」
澪「……」
紬「……」
律「冗談だってー!何か言えよぅ……」
数ヶ月後!
唯「みんなー!今日は私たち放課後ティータイムのライブに来てくれてありがとー!」
わあああああああっ!
律「ははっ、すごい人数だなあ。私たちも有名になったもんだ!」
澪「ふふふ、そうだな」
律「これも私の人気の賜物だなっ!」
澪「……」
紬「……」
律「冗談だってー!何か言えよぅ……」
64: 2011/05/04(水) 00:35:51.97 ID:iNAaTF5DO
唯「それじゃあメンバーを紹介するね!まずはベースの澪ちゃん!」
わあああああっ!
みおちゃーん!
律「おーおー、相変わらず大人気だな澪は」
唯「次にリズムギターのあずにゃんこと、梓ちゃん!」
あずにゃーん!
可愛いー!
唯「キーボード担当、ムギちゃんこと紬ちゃん!
む・ぎ・ちゃーん!
こっち向いてー!
唯「そして私、リードギターの平沢唯!」
ゆいちゃーん!
がんばれー!
わあああああっ!
みおちゃーん!
律「おーおー、相変わらず大人気だな澪は」
唯「次にリズムギターのあずにゃんこと、梓ちゃん!」
あずにゃーん!
可愛いー!
唯「キーボード担当、ムギちゃんこと紬ちゃん!
む・ぎ・ちゃーん!
こっち向いてー!
唯「そして私、リードギターの平沢唯!」
ゆいちゃーん!
がんばれー!
65: 2011/05/04(水) 00:36:49.39 ID:iNAaTF5DO
律「おいおい、私がトリかよ」
律(しっかし、唯にしてはえらく簡単な紹介だな。みんなも微妙に大人しいし……)
唯「そしてに最後に!我らが神!」
澪「その笑顔はこの穢れた世界を浄化し、その声は清浄なる神の調べ!」
紬「その姿は世界を遍く照らす希望の光にして、我らが人類の憧憬する至高の存在!」
梓「彼女こそこの世の救世主!唯一絶対の神!この世に舞い降りた天使!」
唯・澪・紬・梓「りっちゃんこと……田井中律ーーーーっ!」
律(しっかし、唯にしてはえらく簡単な紹介だな。みんなも微妙に大人しいし……)
唯「そしてに最後に!我らが神!」
澪「その笑顔はこの穢れた世界を浄化し、その声は清浄なる神の調べ!」
紬「その姿は世界を遍く照らす希望の光にして、我らが人類の憧憬する至高の存在!」
梓「彼女こそこの世の救世主!唯一絶対の神!この世に舞い降りた天使!」
唯・澪・紬・梓「りっちゃんこと……田井中律ーーーーっ!」
66: 2011/05/04(水) 00:38:22.11 ID:iNAaTF5DO
きゃあああああああああああああああああああああっ!!!
りっちゃ~~~~~~ん!!!
可愛いー!
美しいー!
我らが神!天使!
ああ、眩い光が私たちぃいいいぃぃぃいいっ!!!
わあああああああああああああああああああああああああああっ
りっちゃあああああああああっ!
律「えっ」
りっちゃ~~~~~~ん!!!
可愛いー!
美しいー!
我らが神!天使!
ああ、眩い光が私たちぃいいいぃぃぃいいっ!!!
わあああああああああああああああああああああああああああっ
りっちゃあああああああああっ!
律「えっ」
67: 2011/05/04(水) 00:39:12.43 ID:iNAaTF5DO
和「りーつ!りーつ!」
憂「律さああああああんっ!頑張ってくださあああいっ!!!」
恵「りっちゃああああああああんっ!ああああん可愛いいいいっ!」
澪「律……みんな、お前のために集まってくれたんだ」
律「澪……」
澪「さあ、みんなに応えてやってくれ!」
律「……」
唯「りっちゃん、さあっ」
梓「律先輩……!」
紬「りっちゃん……!」
律「……」
律「何これ怖っ」
おしまい
憂「律さああああああんっ!頑張ってくださあああいっ!!!」
恵「りっちゃああああああああんっ!ああああん可愛いいいいっ!」
澪「律……みんな、お前のために集まってくれたんだ」
律「澪……」
澪「さあ、みんなに応えてやってくれ!」
律「……」
唯「りっちゃん、さあっ」
梓「律先輩……!」
紬「りっちゃん……!」
律「……」
律「何これ怖っ」
おしまい
68: 2011/05/04(水) 00:40:06.57 ID:iNAaTF5DO
投下に手間取ってちょっとオーバーしちゃいました、すみません
次の方どうぞ
次の方どうぞ
69: 2011/05/04(水) 00:42:26.24 ID:ucm7pEhAO
前の人ご苦労さまです
二番手いきます
二番手いきます
70: 2011/05/04(水) 00:43:59.29 ID:ucm7pEhAO
澪「私たちの歌には何かが足りない」
律「はっ?」
澪「私たちの歌ってさ何かうすっぺらいと思わないか?」
律「お前がかいてるんだけどな」
澪「」
律「みおしゃん?」
澪「と、とにかく私たちは、より高い音楽性を追求する必要があるんだよっ」
澪「例えば…宗教とか!」
律「は?」
律「はっ?」
澪「私たちの歌ってさ何かうすっぺらいと思わないか?」
律「お前がかいてるんだけどな」
澪「」
律「みおしゃん?」
澪「と、とにかく私たちは、より高い音楽性を追求する必要があるんだよっ」
澪「例えば…宗教とか!」
律「は?」
71: 2011/05/04(水) 00:45:03.02 ID:ucm7pEhAO
部室!
律「というわけなんだ…」
梓「はぁ、宗教ときましたか…」
紬「で、でもなにも宗教じゃなくてもいいんじゃないかしら?」
澪「じゃあ他になにかあるか?」
唯「うーん、思いつかないなー」
梓「まあ唯先輩ですから」
唯「あずにゃん!もしかしてバカにしたね?」
梓「てへっ」
律「…正直きついぞ」
唯「あずにゃんかっわいいー」ダキッ
梓「や、やめてくださいよー//」
澪「どうしてこうなった」
紬「」ニコニコ
72: 2011/05/04(水) 00:46:28.13 ID:ucm7pEhAO
唯「でも宗教って、なんだか難しいよー」
澪「確かにそうだな。だけど、私たちの音楽性を確実に高めることもできる」
澪「あのビートルズだって、インド宗教に傾倒していた頃もあったんだぞ…そして私はその頃のビートルズが一番好きだ!」
律「最後、完全に自分の好みだったじゃんっ!」
梓「それにビートルズって盲信的な信仰わを皮肉って、『ビートルズはキリストよりも人気がある』って言ったんじゃないでしたっけ?」
唯「ビートルズってマッシュルームの人だよね!…あっキノコのこと考えたら、お腹減ってきたー」
紬「じゃあティタイムにしましょうか!」
唯律「やったあ!」
梓「あのー練習は…」
澪「あのー宗教は…」
澪「確かにそうだな。だけど、私たちの音楽性を確実に高めることもできる」
澪「あのビートルズだって、インド宗教に傾倒していた頃もあったんだぞ…そして私はその頃のビートルズが一番好きだ!」
律「最後、完全に自分の好みだったじゃんっ!」
梓「それにビートルズって盲信的な信仰わを皮肉って、『ビートルズはキリストよりも人気がある』って言ったんじゃないでしたっけ?」
唯「ビートルズってマッシュルームの人だよね!…あっキノコのこと考えたら、お腹減ってきたー」
紬「じゃあティタイムにしましょうか!」
唯律「やったあ!」
梓「あのー練習は…」
澪「あのー宗教は…」
73: 2011/05/04(水) 00:48:49.28 ID:ucm7pEhAO
紬「今日はキノコを持ってきたの~」
唯律「「えっ」」
澪(えっ)
紬「冗談でーす。今日のお菓子はモンブランでしたー!」
澪「なんだ、冗談か。ムギがいうと冗談に聞こえないんだよなー」
澪(ふーキノコが食べられないのバレるところだった)ホッ
唯「いやあ、こりゃ一本とられましたなーりっちゃん隊長」
律「そうだな、わたしたちもまだまだっことだ、唯隊員!」
ワッハッハッ
澪「だけど、ちょっとキノコはムリがあったなぁ」
紬「そうかしら…流れを読んだ素晴らしいジョークだと思ったのに」
梓「少なくとも、素晴らしくはありませんでしたね」
紬「」シュン
梓「あ、あっ嘘です、嘘!あまりに素晴らしくて悔しくって」
紬「ふふっ」
梓(わたしって扱いやすいのかなー)
律「このキノコくだりって…」
唯「キノコ、キノコぉ、キノキョー、キノ教だよ!」
74: 2011/05/04(水) 00:49:54.84 ID:ucm7pEhAO
唯「いやーやっぱり、ティータイムは最高だねー」
梓「練習もしてくださいよ」パクパク
唯「そんなこといいながらあずにゃんも食べてるじゃん!」
梓「わたしは練習と休憩のメリハリがついてますから」
唯「わたしだってついてるよ!」
梓「ホントですかー?だいいち昨日だって」ガミガミ
唯「うっ…じゃあ、わたし、これからは部活が終わったらすぐ家に帰って勉強するよ!」
梓「…!!今日帰りアイス食べにいく予定だったじゃないですか」
唯「でも、メリハリつけろって、言ったのはあずにゃんだよー」
梓「だから、そっちは遊びのほうで…」
唯「あずにゃんと勉強どっちが大事なのかなー?」
梓「…うっ」
唯「わたしはあずにゃんだと思うなー」
梓「…!//」
梓「練習もしてくださいよ」パクパク
唯「そんなこといいながらあずにゃんも食べてるじゃん!」
梓「わたしは練習と休憩のメリハリがついてますから」
唯「わたしだってついてるよ!」
梓「ホントですかー?だいいち昨日だって」ガミガミ
唯「うっ…じゃあ、わたし、これからは部活が終わったらすぐ家に帰って勉強するよ!」
梓「…!!今日帰りアイス食べにいく予定だったじゃないですか」
唯「でも、メリハリつけろって、言ったのはあずにゃんだよー」
梓「だから、そっちは遊びのほうで…」
唯「あずにゃんと勉強どっちが大事なのかなー?」
梓「…うっ」
唯「わたしはあずにゃんだと思うなー」
梓「…!//」
75: 2011/05/04(水) 00:50:39.40 ID:ucm7pEhAO
唯「あずにゃんはティータイムと練習どっちが大事?」
梓「れ、れん…」
唯「わたし勉強したかったんだけどなぁー」ニヤニヤ
梓「…てぃ、ティータイムです//」ウッ…
律「梓すっかり手玉にとられてるなー」
梓「…//が、外野は黙ってろですっ」
律「とうとうわたしも外野か…」
律「ムギ、わたしにボールきてる?」
紬「きたみたいだったけど、ファールだったわ」
律「それは残念だ」
梓「れ、れん…」
唯「わたし勉強したかったんだけどなぁー」ニヤニヤ
梓「…てぃ、ティータイムです//」ウッ…
律「梓すっかり手玉にとられてるなー」
梓「…//が、外野は黙ってろですっ」
律「とうとうわたしも外野か…」
律「ムギ、わたしにボールきてる?」
紬「きたみたいだったけど、ファールだったわ」
律「それは残念だ」
76: 2011/05/04(水) 00:54:00.40 ID:ucm7pEhAO
澪「なぁなんか忘れてないか?」
律「どうした?もしかして、教室に忘れ物したけど怖くてとりにいけないのか?」
律「しょうがない、この律様が一緒にいってやるよ」
澪「そーじゃないっ」ポカッ
律「あっ、じゃああれか新しい歌詞かなんかか『わたしはなにかをわすれて~きた~♪』」
澪「その歌、相当ひどいな」
律「澪には言われたくなかった!」
律「どうした?もしかして、教室に忘れ物したけど怖くてとりにいけないのか?」
律「しょうがない、この律様が一緒にいってやるよ」
澪「そーじゃないっ」ポカッ
律「あっ、じゃああれか新しい歌詞かなんかか『わたしはなにかをわすれて~きた~♪』」
澪「その歌、相当ひどいな」
律「澪には言われたくなかった!」
77: 2011/05/04(水) 00:54:45.66 ID:ucm7pEhAO
澪「宗教と音楽についてだよっ!」
唯律紬梓「忘れてたっ!」
澪「一応少しは歌詞も考えてるんだ」
唯「どんなー?」
澪『ら~らら~ら、ブッダとイエスが出会ってFall in love ムハンマドも忘れちゃダメよ~♪…』
一同「…」
澪「ど、どうだっ?」
紬「思ったんだけど、宗教を意識した歌じゃなくて、ただ教租の名前をいれただけじゃないかしら」
澪「」
唯律紬梓「忘れてたっ!」
澪「一応少しは歌詞も考えてるんだ」
唯「どんなー?」
澪『ら~らら~ら、ブッダとイエスが出会ってFall in love ムハンマドも忘れちゃダメよ~♪…』
一同「…」
澪「ど、どうだっ?」
紬「思ったんだけど、宗教を意識した歌じゃなくて、ただ教租の名前をいれただけじゃないかしら」
澪「」
78: 2011/05/04(水) 00:56:04.25 ID:ucm7pEhAO
唯「でも、わたしはいいと思ったたよ!澪ちゃんっ!」キラキラ
澪「そ、そうかっ//」
梓「この人たちのセンスがよくわからない」
紬「いいわぁ」トローン
梓「あと、この人もだ」
紬「梓ちゃんに言えることかしら?ずっと唯ちゃんのことだけを考えてる梓ちゃんに」フフフ
梓「ず、ずっとじゃないですよ!」
梓「おっと、訂正させていただきます」
梓「か、考えてないです!」
律「おーい手遅れだぞー。…いろんな意味で」
梓「うるせーです」
律「でも、梓的にわたしは理解できる存在なんだろー?」
梓「そうですね。まあその愚かさを理解することに、どれだけの意味があるかは理解できませんけど」
律「な~か~のぉ~」ガシッと
梓「うわっ!ギブですーギブー!」バタバタ
澪「そ、そうかっ//」
梓「この人たちのセンスがよくわからない」
紬「いいわぁ」トローン
梓「あと、この人もだ」
紬「梓ちゃんに言えることかしら?ずっと唯ちゃんのことだけを考えてる梓ちゃんに」フフフ
梓「ず、ずっとじゃないですよ!」
梓「おっと、訂正させていただきます」
梓「か、考えてないです!」
律「おーい手遅れだぞー。…いろんな意味で」
梓「うるせーです」
律「でも、梓的にわたしは理解できる存在なんだろー?」
梓「そうですね。まあその愚かさを理解することに、どれだけの意味があるかは理解できませんけど」
律「な~か~のぉ~」ガシッと
梓「うわっ!ギブですーギブー!」バタバタ
79: 2011/05/04(水) 00:57:13.63 ID:ucm7pEhAO
澪「もしかして、唯以外も賛成してくれるのかー?」
紬「わたし宗教で曲をつくるのが夢だったの~」
梓「とってもすばらしいですっ!」
律「こいつら、めんどくさくなりやがった!!!」
澪「あとは律だけだな」
律「しかたないなぁ、、みんなが…」
澪「まっ、律が賛成しなくても多数決で決まるけどな」
律「」
律「うるせーし」
澪「そうと決まったら、宗教についてもっと知らなきゃな」
ガラッ
?「その言葉を待っていたわ」
紬「わたし宗教で曲をつくるのが夢だったの~」
梓「とってもすばらしいですっ!」
律「こいつら、めんどくさくなりやがった!!!」
澪「あとは律だけだな」
律「しかたないなぁ、、みんなが…」
澪「まっ、律が賛成しなくても多数決で決まるけどな」
律「」
律「うるせーし」
澪「そうと決まったら、宗教についてもっと知らなきゃな」
ガラッ
?「その言葉を待っていたわ」
80: 2011/05/04(水) 00:57:55.76 ID:ucm7pEhAO
唯「わっ、和ちゃん」
和「そして、私はいちいちそれを拾ったりしないわよ」
澪「いつからいたんだ?」
和「宗教の話が聞こえてから、出番を待っていたのよ」
和「みんなでワイワイ、イチャイチャ、まったく待つ方の身にもなって欲しいわ」
律「頼んでないけどな」
澪「それで、宗教について聞きたいんだけど」
和「宗教といってもいろいろあるけど…」
唯「なにがあるのー?」
和「まあ、あげるとすれば…キリスト教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、イスラム教、仏教、神道、シーク教、バハーイー教、ジャイナ教、澪たん統一教、平沢唯正教、田中井律聖堂教くらいかしらね」
梓「聞いたことないのもけっこうありますね」
和「そして、私はいちいちそれを拾ったりしないわよ」
澪「いつからいたんだ?」
和「宗教の話が聞こえてから、出番を待っていたのよ」
和「みんなでワイワイ、イチャイチャ、まったく待つ方の身にもなって欲しいわ」
律「頼んでないけどな」
澪「それで、宗教について聞きたいんだけど」
和「宗教といってもいろいろあるけど…」
唯「なにがあるのー?」
和「まあ、あげるとすれば…キリスト教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、イスラム教、仏教、神道、シーク教、バハーイー教、ジャイナ教、澪たん統一教、平沢唯正教、田中井律聖堂教くらいかしらね」
梓「聞いたことないのもけっこうありますね」
81: 2011/05/04(水) 00:58:43.15 ID:ucm7pEhAO
澪「そ、それで和は何か信仰してるのか?」
和「私?私はカボチャ大王を信仰してるけど」
一同「はいっ?」
和「まさか、あなたたちカボチャ大王知らないの?」
一同「はいっ!」
和「唯はともかく、澪までなんて!」
和「いい?カボチャ大王っていうのは、ハロウィンの日に子供たちにおもちゃを配ってくれたりするのよ」
梓「それって、サン…」フガッ
律「梓!きっとそれは言ってはいけないんだ!」
…それから、わたしたちは二時間少々カボチャ大王について聞かされました。
和「私?私はカボチャ大王を信仰してるけど」
一同「はいっ?」
和「まさか、あなたたちカボチャ大王知らないの?」
一同「はいっ!」
和「唯はともかく、澪までなんて!」
和「いい?カボチャ大王っていうのは、ハロウィンの日に子供たちにおもちゃを配ってくれたりするのよ」
梓「それって、サン…」フガッ
律「梓!きっとそれは言ってはいけないんだ!」
…それから、わたしたちは二時間少々カボチャ大王について聞かされました。
82: 2011/05/04(水) 01:00:00.59 ID:ucm7pEhAO
次の日!
澪「…ごめん、もう宗教はいいよ」
律「ああ…やっとわかってくれたかっ!」
澪「で、今度はさ、おとぎ話をとりいれるなんてどうだ?」
律「もういいよっ!」
完
澪「…ごめん、もう宗教はいいよ」
律「ああ…やっとわかってくれたかっ!」
澪「で、今度はさ、おとぎ話をとりいれるなんてどうだ?」
律「もういいよっ!」
完
83: 2011/05/04(水) 01:02:22.80 ID:ucm7pEhAO
読んでくれた人ありがとうございます。
あと、前の方のネタを少し引用させていただきました。ありがとうございます。
では、次の方お願いします
あと、前の方のネタを少し引用させていただきました。ありがとうございます。
では、次の方お願いします
88: 2011/05/04(水) 01:13:34.21 ID:MR9UyGk60
唯「ねぇねぇ、和ちゃん」
和「なにかしら、唯」
唯「ちょっとさ、この紙に書いてある言葉、声に出して読んでほしいんだけど」ペラッ
和「そうなんだ。じゃあ、私、生徒会行くね」
唯「っっっはぁああああ!!!」
和「な、なによ、唯。そんなあからさまにため息ついて」
唯「がっっっかりだよ、和ちゃんっっっ!!!」
和「・・・・どういうこと?」
唯「またそれだよ。困ったときの『生徒会行くね』。最近1パターンだよ」ヤレヤレ
和「・・・・なんですってぇ?」ピクッ
和「なにかしら、唯」
唯「ちょっとさ、この紙に書いてある言葉、声に出して読んでほしいんだけど」ペラッ
和「そうなんだ。じゃあ、私、生徒会行くね」
唯「っっっはぁああああ!!!」
和「な、なによ、唯。そんなあからさまにため息ついて」
唯「がっっっかりだよ、和ちゃんっっっ!!!」
和「・・・・どういうこと?」
唯「またそれだよ。困ったときの『生徒会行くね』。最近1パターンだよ」ヤレヤレ
和「・・・・なんですってぇ?」ピクッ
89: 2011/05/04(水) 01:15:34.45 ID:MR9UyGk60
唯「言ってしまえばパターン青だよ。使徒です、だよ。
あれだよね。使徒でいうところの赤メガネマトリエルだよね、和ちゃんって」
和「・・・なにがいいたいのかしら?あとそんな使徒はいないわ。知ったかブッタわね?唯」
唯「ん、もう!さっきも言ったでしょ?
この紙に書いてある言葉、読んでほしいの、和ちゃんに」
私「言葉って・・・・なによ・・・・」
唯「まさに今、日本が求めている言葉なんだよ!!!」
唯「いや、日本になんてとどまらないね!!世界狙えるよ、世界!!!」
唯「マイケル的に言うところの『this is it』 だよ、和ちゃん!!!!」
和「・・・・唯のことだからまたしょうもないことなんじゃないの?」ウタガイ
唯「しょうもなくなんかないよ」ブーブー
和「・・・・じゃあ、いいわ。読んであげるから紙かしなさい」
唯「うん、はい紙」スッ
和(見たところ普通の紙ね。ご丁寧に4つ折り。・・・・文字は・・・・見えないわね)
和「」チラッ
唯「はやくあけて読んでヨォ~~」ニッコニッコ
和「わ、わかったわよ。読めばいいんでしょ、読めば」
あれだよね。使徒でいうところの赤メガネマトリエルだよね、和ちゃんって」
和「・・・なにがいいたいのかしら?あとそんな使徒はいないわ。知ったかブッタわね?唯」
唯「ん、もう!さっきも言ったでしょ?
この紙に書いてある言葉、読んでほしいの、和ちゃんに」
私「言葉って・・・・なによ・・・・」
唯「まさに今、日本が求めている言葉なんだよ!!!」
唯「いや、日本になんてとどまらないね!!世界狙えるよ、世界!!!」
唯「マイケル的に言うところの『this is it』 だよ、和ちゃん!!!!」
和「・・・・唯のことだからまたしょうもないことなんじゃないの?」ウタガイ
唯「しょうもなくなんかないよ」ブーブー
和「・・・・じゃあ、いいわ。読んであげるから紙かしなさい」
唯「うん、はい紙」スッ
和(見たところ普通の紙ね。ご丁寧に4つ折り。・・・・文字は・・・・見えないわね)
和「」チラッ
唯「はやくあけて読んでヨォ~~」ニッコニッコ
和「わ、わかったわよ。読めばいいんでしょ、読めば」
90: 2011/05/04(水) 01:17:04.14 ID:MR9UyGk60
ペラッ
和「・・・・」
唯「さ!和ちゃん、読んで!!!!大声でいいよ!!!」
和「唯・・・・これ・・・・」
唯「えっ?どうかしたのかな?」
和「なんて読めばいいのかしら・・・?」
唯「和ちゃんが思ったとおりに読めばいいんだよ~」
和「そ、そう・・・・なの・・・・?」
唯「うん!思った通りに読んで!声に出して!はい!
あるがままに!Let It Beだよ!れっりっびー!」
和「・・・・和」ボソッ
唯「和ちゃん!!聞こえないよっ!もっと大きな声で!!
世界的にオープンノドカのハートだよっ!ハイッ!!」
和「・・・・」
唯「さ!和ちゃん、読んで!!!!大声でいいよ!!!」
和「唯・・・・これ・・・・」
唯「えっ?どうかしたのかな?」
和「なんて読めばいいのかしら・・・?」
唯「和ちゃんが思ったとおりに読めばいいんだよ~」
和「そ、そう・・・・なの・・・・?」
唯「うん!思った通りに読んで!声に出して!はい!
あるがままに!Let It Beだよ!れっりっびー!」
和「・・・・和」ボソッ
唯「和ちゃん!!聞こえないよっ!もっと大きな声で!!
世界的にオープンノドカのハートだよっ!ハイッ!!」
91: 2011/05/04(水) 01:18:04.65 ID:MR9UyGk60
和「・・・・」
和「へい・・・・のどか・・・・」
唯「え」
和「え」
唯「ほんとに和ちゃんはそう読むの・・・?」
和「えぇ、そうね。・・・・へい、のどかって読むわね」
唯「ファイナランサァ~?」
和「発音いいわね。ファイナルアンサーよ、唯」
唯「遠慮しなくていいんだよ?あだ名はトビウオ、アベマリアもしくはカナリア?」
和「なによ、それ。ファイナルアンサーは変わらないわよ」
唯「あちゃ~~~、和ちゃん、残念っ!!不正解ですっ!!!」
和「へ?え?な、なんなのよ、不正解って!?」
唯「不正解は不正解ですっ!
チャンスをあげたのに1つの見方しかできないなんて暴君ネロもびっくりだよっ!!」
和「というか今の読み方のどこが不正解なのか教えなさいよっ!!気になるじゃないっ!!」
唯「そうなんだ、じゃあ、私、音楽準備室いくねっ!!」ダッ
和「ちょ!?パクるな唯!!待ちなさいって!!こらっ!!!!」ダッ
和「へい・・・・のどか・・・・」
唯「え」
和「え」
唯「ほんとに和ちゃんはそう読むの・・・?」
和「えぇ、そうね。・・・・へい、のどかって読むわね」
唯「ファイナランサァ~?」
和「発音いいわね。ファイナルアンサーよ、唯」
唯「遠慮しなくていいんだよ?あだ名はトビウオ、アベマリアもしくはカナリア?」
和「なによ、それ。ファイナルアンサーは変わらないわよ」
唯「あちゃ~~~、和ちゃん、残念っ!!不正解ですっ!!!」
和「へ?え?な、なんなのよ、不正解って!?」
唯「不正解は不正解ですっ!
チャンスをあげたのに1つの見方しかできないなんて暴君ネロもびっくりだよっ!!」
和「というか今の読み方のどこが不正解なのか教えなさいよっ!!気になるじゃないっ!!」
唯「そうなんだ、じゃあ、私、音楽準備室いくねっ!!」ダッ
和「ちょ!?パクるな唯!!待ちなさいって!!こらっ!!!!」ダッ
92: 2011/05/04(水) 01:20:00.36 ID:MR9UyGk60
和「唯、準備室の鍵かけるなんて・・・・なんなのよ、いったい・・・」
和「・・・・そして、本当はなんて読むのよ、これ・・・・」ナワナワナワ
びゅおぉおおおおおお
和「あ、風で紙がっ!?」
和「まぁ、・・・・・いいわ。なにもなかった。なにもなかったのよ」
ぴ
ら
ぴ
ら
ぴら
ぴら
ベチョッ
和「・・・・そして、本当はなんて読むのよ、これ・・・・」ナワナワナワ
びゅおぉおおおおおお
和「あ、風で紙がっ!?」
和「まぁ、・・・・・いいわ。なにもなかった。なにもなかったのよ」
ぴ
ら
ぴ
ら
ぴら
ぴら
ベチョッ
93: 2011/05/04(水) 01:22:43.87 ID:MR9UyGk60
純「んあぁ!?な、なんだ!!いきなり顔に紙がっ!!!?」
純「ん?なにか書いてある・・・・?」
純「なんて読むんだろう・・・・これ」ウーン
純「・・・Hey和・・・?」
純「・・・・えーと、うん、これたぶん」
純「・・・・へいわって読むんだろうな、これ・・・へぇーなんかシャレてんじゃん」
唯「純ちゃんせぃか――――い!!!」パンパカパーン
純「どわぁわっわわわわわ!?唯先輩、どっから現れた!?」
唯「ふっふっふ。純ちゃん、普段から気をつけておけないと。
あらゆるものはアラユルモノに擬態して日常を巣食っているんだよ」
純「はい?てか、せいかいって何がなんやら。このヘイワってなんなんですか?」
唯「そんなことはどうだっていいんだよ。正解者には私からのハグ~~~」ギュー
純「うわっ!?なにすんですか、いきなりっ!?」
唯「ちゃんと読めた人には私からのハグをプレゼントしているのです」
純「ちゃんと読めた・・・?あぁ。この文字をってことですか」
唯「そうそう」ゴロゴロ
純「ん?なにか書いてある・・・・?」
純「なんて読むんだろう・・・・これ」ウーン
純「・・・Hey和・・・?」
純「・・・・えーと、うん、これたぶん」
純「・・・・へいわって読むんだろうな、これ・・・へぇーなんかシャレてんじゃん」
唯「純ちゃんせぃか――――い!!!」パンパカパーン
純「どわぁわっわわわわわ!?唯先輩、どっから現れた!?」
唯「ふっふっふ。純ちゃん、普段から気をつけておけないと。
あらゆるものはアラユルモノに擬態して日常を巣食っているんだよ」
純「はい?てか、せいかいって何がなんやら。このヘイワってなんなんですか?」
唯「そんなことはどうだっていいんだよ。正解者には私からのハグ~~~」ギュー
純「うわっ!?なにすんですか、いきなりっ!?」
唯「ちゃんと読めた人には私からのハグをプレゼントしているのです」
純「ちゃんと読めた・・・?あぁ。この文字をってことですか」
唯「そうそう」ゴロゴロ
94: 2011/05/04(水) 01:24:12.68 ID:MR9UyGk60
純「へぇ~~。てか、これ読めなかった人、いるんですか?」
唯「うん。今のとこ1人だけいるよ~」マグマグ
純「え!?マジですか!!誰ですか?その1人って。もしかして梓とか?」
唯「ううん、あずにゃんは1秒で答えたよ」
純「それはそれで梓すげぇー!!!なら、誰ですか?もしかして澪せんぱ―――」
唯「赤メガネマトリエルだよ」
純「えっ?」
唯「赤メガネマトリエルだよ」
純「なんですか?それ」
唯「正式な契約を受けられなかったものに対する名称だよ」
純「・・・・そうなんですか(赤メガネマトリエル・・・・?てか、まず人なの?)」
唯「えへへぇ~~純ちゃ~ん」ギュー
純「・・・・ま、いっか(唯先輩、暖かくて幸せだなぁ~)」ナデナデ
唯「うん。今のとこ1人だけいるよ~」マグマグ
純「え!?マジですか!!誰ですか?その1人って。もしかして梓とか?」
唯「ううん、あずにゃんは1秒で答えたよ」
純「それはそれで梓すげぇー!!!なら、誰ですか?もしかして澪せんぱ―――」
唯「赤メガネマトリエルだよ」
純「えっ?」
唯「赤メガネマトリエルだよ」
純「なんですか?それ」
唯「正式な契約を受けられなかったものに対する名称だよ」
純「・・・・そうなんですか(赤メガネマトリエル・・・・?てか、まず人なの?)」
唯「えへへぇ~~純ちゃ~ん」ギュー
純「・・・・ま、いっか(唯先輩、暖かくて幸せだなぁ~)」ナデナデ
95: 2011/05/04(水) 01:24:56.19 ID:MR9UyGk60
和「・・・・やっぱ気になるわ。なんて読むのよ、あれ・・・・」
唯「サマヨエル、メガネマトリエルにソーメン」
純「アーメンでしょ?」
おわり
96: 2011/05/04(水) 01:25:39.16 ID:MR9UyGk60
終わりました。次の方お願いしますっ!!
100: 2011/05/04(水) 01:37:07.41 ID:BzCHUqft0
四番手いきます
101: 2011/05/04(水) 01:38:00.95 ID:BzCHUqft0
~K大学 新入生ガイダンス~
『新入生の皆さん、入学おめでとうございます』
和「いよいよ私も大学生ね」
和「それにしても大学って広いのね。ガイダンス会場に来るまでに迷ってしまったわ」
『新入生の方々にいくつか注意があります』
和「担任もいないし、大学生には自主性が大事なのね」
『まず、サークルを装った怪しい宗教勧誘には十分注意をし・・・』
和「・・・宗教は、私は興味ないわね」
和「そういうのに引っかかる人いるのかしら」
102: 2011/05/04(水) 01:39:03.57 ID:BzCHUqft0
『自分の周りの人にも、そういう詐欺に引っかかってないか、注意してあげましょう』
和「自分の周り・・・」
和「・・・・・・・・・あぁ、いたわね、引っかかりそうな人」
和「唯たちの大学でも同じような注意は言ってるとは思うけど・・・」
和「あの子たちのことだから、ガイダンスにすら出てないこともありえるわね」
和「なんだか不安になってきたわ・・・」
和「・・・一度忠告したほうがよさそうね」
和「でも、普通の忠告じゃ聴く耳を持たないかもしれないわね・・・」
和「一度痛い目に合ってもらったほうが、実感として覚えるかも」
和「そうね・・・一度、あの子たちを引っかけてみようかしら」
和「早速明日、唯を呼び出して・・・」
103: 2011/05/04(水) 01:40:10.58 ID:BzCHUqft0
―――――――――――――――
【平沢唯の場合】
唯「和ちゃーん!久しぶりー!」
和「唯、久しぶり、大学はどう?」
唯「えへへ、楽しいよ~」
和「そう、それは良かったわ」
唯「で、今日和ちゃんの用事って何なの?」
和「あぁ・・・それなんだけどね・・・」
和「唯、ちょっと宗教に興味ない?」
104: 2011/05/04(水) 01:41:10.78 ID:BzCHUqft0
唯「宗教?なんで?」
和「実は私、宗教に入ったのよ」
唯「なんと!和ちゃんは神様になるんですか!」
和「宗教に入った人が神様になるわけじゃないのよ」
唯「そうなんだ。難しくてよくわかんないや」
和「で、宗教を始めてから運が向いてきてね。いい事づくしなのよ」
唯「おぉ!それはすごいね!」
和「だから唯にも入って欲しくって。このネックレスを買えば誰でも入れるのよ」
唯「わぁ~可愛いネックレスだね~」
和「今なら通常価格6万円のところを、半額の3万円で買えるわ」
唯「3万!・・・むむむ」
和「大丈夫よ。これから来る幸運に比べれば、安いものだわ」
唯「・・・じゃ、じゃぁ、買っちゃおうかな・・・」
105: 2011/05/04(水) 01:41:42.00 ID:BzCHUqft0
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
和「・・・いとも簡単に引っかかったわね」
和「これはあとで忠告しなくっちゃ」
和「次は・・・ムギあたりが危険そうね」
106: 2011/05/04(水) 01:42:20.92 ID:BzCHUqft0
―――――――――――――――
【琴吹紬の場合】
紬「和ちゃん久しぶり~」
和「久しぶり、ムギ。大学はどう?」
紬「毎日がとっても楽しいわ!」
和「そう、それは良かったわ」
紬「今日は何の用事なの?二人だけで会いたいって、どこに行くの?」ドキドキ
和「あぁ・・・それなんだけどね・・・」
和「ムギ、ちょっと宗教に興味ない?」
107: 2011/05/04(水) 01:43:07.89 ID:BzCHUqft0
紬「宗教?」
和「ええ。実は私、大学に入って宗教始めたのよ」
紬「どんな宗教?キリスト系ならうちの家系もよ」
和「そういう大きなところじゃないのよ。独自の宗教なのよ」
紬「まぁ、そうなの」
和「それで、ムギにも是非入って欲しいと思って」
紬「私に?うーん・・・」
和「私は入ってすごく良かったと思ってるわ。交友関係も広がったし」
和「自分の知らない世界を見ることが出来たの。ムギもけいおん部に入ったとき、経験したでしょう?」
紬「けいおん部に入ったとき・・・」
和「あの感覚をまた味わうことが出来たのよ。何も不幸なことは起きてないわ」
108: 2011/05/04(水) 01:43:39.59 ID:BzCHUqft0
紬「どうしようかしら・・・」
和「別に無理に余暇を潰すようなことはしないわ。信仰を心にとどめておくだけでいいのよ」
和「今ならお布施も一部私が負担するわ。半額の3万円でいいわよ」
紬「・・・ちょっとだけなら、のぞいてみようかしら・・・」
和「えぇ、合わないと思ったらやめればいいのよ。宗教なんてそんなもんよ」
紬「そうね。和ちゃんが勧めてくれるなら、一度見てみたいわ」
和「そう、ありがとう。私も嬉しいわ」
109: 2011/05/04(水) 01:44:11.97 ID:BzCHUqft0
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
和「やっぱりムギは押しに弱いわね」
和「ムギにも後できつく言っておかないと」
和「・・・律はどうかしら」
和「一応ちゃんとしてそうだけど、何も考えて無さそうで・・・」
和「確かめる余地はありそうね」
110: 2011/05/04(水) 01:45:42.02 ID:BzCHUqft0
―――――――――――――――
【田井中律の場合】
律「オーッス、和ー」
和「久しぶり、律。大学はどう?」
律「授業がさっそくだるいなー。ま、大学は楽しいぜ」
和「そう、それは良かったわ」
律「で、今日は何の用事なんだ?和が二人で会いたいなんて珍しいなー」
和「あぁ・・・それなんだけどね・・・」
和「律、ちょっと宗教に興味ない?」
111: 2011/05/04(水) 01:46:21.05 ID:BzCHUqft0
律「え・・・?宗教?」
和「そう。私、大学に入ってから宗教始めたの」
律「へ、へー・・・」
和「そう引かないで。別に怪しい宗教じゃないのよ」
和「そうねぇ・・・音楽を聴くようなものかしら」
律「音楽?」
和「そう。神様を信じるというよりは、心の支えよ」
和「何か不安になったとき、その支えとなるのが宗教なのよ」
和「不安なことを周囲に話して、それで解消する程度のことね」
律「へー、そんな気楽なもんか」
112: 2011/05/04(水) 01:46:59.65 ID:BzCHUqft0
和「それに、色んな人とも知り合えるわ。雑談サークルみたいなものよ」
和「確か・・・洋楽好きの人もいたわよ」
律「おっ、マジ?」
和「ええ。ドラマーの人もいたし、久しぶりに本気で音楽について語れるんじゃない?」
律「へぇー、それはちょっと興味出てきたなー」
和「律がそこで交流を深めれば、さらにバンド活動も活発になるんじゃない?」
律「そうだなー・・・じゃあ、和がそこまで言うなら一回行ってみよっかなー」
和「あらそう、嬉しいわ。じゃあ一応参加費が必要なんだけど、今回は3000円でいいわ」
律「りょーかい。サンキューな、和」
113: 2011/05/04(水) 01:47:45.36 ID:BzCHUqft0
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
和「最初の手ごたえが悪いときは趣味から攻める。基本ね」
和「あとお金はふっかけると引くから、始めは少なめにしたほうがいいのよね」
和「小金をたくさん払わせて大金にする方法ね」
和「さて・・・あと、少し不安なのが澪ね」
和「しっかりしてるけど優しいから、そういうところを狙われるんじゃないかしら」
114: 2011/05/04(水) 01:48:35.31 ID:BzCHUqft0
―――――――――――――――
【秋山澪の場合】
澪「久しぶり、和」
和「久しぶりね、澪。大学はどう?」
澪「あぁ、みんなもいるし楽しいよ。・・・和がいないのは少し寂しいけどな」
和「そう、楽しんでるなら良かったわ」
澪「今日は一体何の用事だ?何か困ってることでもあるのか?」
和「あぁ・・・それなんだけどね・・・」
和「澪、ちょっと宗教に興味ない?」
115: 2011/05/04(水) 01:49:15.13 ID:BzCHUqft0
澪「しゅ、宗教?」
和「大学に入ってから始めたのよ。澪も興味ない?」
澪「宗教・・・かぁ・・・私はちょっと・・・」
和「別にそんな堅苦しい感じじゃないのよ。気楽に雑談する感じよ」
澪「う、うーん・・・でもそういうのは色々怖いし・・・」
和「何も怖がることはないわ。私だって何も不幸な目にあってないし」
澪「で、でも・・・」
和「・・・そうね。無理を言うのはよくないわね。ちょっと聞いてみただけよ。忘れて頂戴」
澪「・・・」
116: 2011/05/04(水) 01:49:54.75 ID:BzCHUqft0
和「でも、私は宗教を始めてから、すごく世界が広がったの」
和「今まで話したこと無い人と、様々な価値観を共有できたわ」
和「だから澪にも、きっと良い刺激になると思って誘ったんだけど・・・無理を言って悪かったわね」
澪「和・・・」
和「色んな人と話すことは、澪の自信にも繋がると思うけど・・・別にそれは宗教じゃなくてもいいわよね」
澪「ま・・・待ってくれ、和」
澪「和がせっかく誘ってくれたんだ。頭ごなしに否定するのは・・・良くないよな」
澪「それに、和なら信用できるよ。一回、顔を出してみたいな・・・」
和「・・・いいの?別に無理は言わないわよ」
澪「いや、興味が出てきたんだ。一度行ってみたい。・・・いいかな?」
和「ありがとう、澪。そう言ってもらえると嬉しいわ」
117: 2011/05/04(水) 01:51:01.63 ID:BzCHUqft0
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
和「なんとか上手くいったわね」
和「押して駄目なら引いてみろ作戦も成功ね」
和「お金は取れる雰囲気では無かったけど・・・それは仕方ないわね」
和「律と一緒で、どうせ後から大金がかかることになるんだから」
和「・・・・・・どうせなら、梓ちゃんにも試してみようかしら」
118: 2011/05/04(水) 01:51:42.74 ID:BzCHUqft0
―――――――――――――――
【中野梓の場合】
和「久しぶりね、梓ちゃん」
梓「あ、お久しぶりです。和先輩」
和「新生けいおん部はどう?」
梓「はい、順調です。・・・それにしても珍しいですね。和先輩が二人きりで会いたいなんて・・・」
和「緊張しなくていいわよ。今日は梓ちゃんに話があるの」
梓「話・・・ですか?」
和「梓ちゃん、ちょっと宗教に興味ない?」
119: 2011/05/04(水) 01:52:14.81 ID:BzCHUqft0
梓「えっ」
和「実は私、大学に入って宗教を始めたの」
梓「は、はぁ・・・」
和「で、梓ちゃんも興味が無いかなと思って」
梓「わ、私はそういうのは・・・」
和「別に怪しい宗教じゃないのよ。ただメンバーで集まって雑談するだけ」
和「宗教というよりは、サークルに近いかしら」
梓「・・・」
120: 2011/05/04(水) 01:52:56.37 ID:BzCHUqft0
和「メンバーの中には受験生もいるし、色んな話が聞けるわ」
和「受験の不安とか言い合えば、気が晴れるし、連帯感も生まれるし」
和「無理にとは言わないけど、一度だけでも顔を出してみたらどうかしら?」
梓「え、えーっと・・・」
和「・・・まぁ、梓ちゃんにも梓ちゃんの都合があるわよね。いきなり変なこと言って悪かったわ」
梓「あ、いえ、その・・・」
和「ただ、興味を持ったらいつでも言ってくれれば、歓迎できるから、考えてみて頂戴」
梓「ま、まぁ一応考えておきます・・・」
121: 2011/05/04(水) 01:54:01.00 ID:BzCHUqft0
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
和「・・・失敗ね」
和「押しても引いても乗り気じゃなかったわ」
和「梓ちゃんは普段からネットとか使ってるし、警戒心が強いのかもしれないわね」
和「他のメンバーも梓ちゃんを見習って欲しいわね・・・」
122: 2011/05/04(水) 01:54:38.34 ID:BzCHUqft0
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
~中野家~
梓「うわー和先輩絶対悪い宗教にはまってるよ・・・」
梓「真面目な人ほどはまりやすいっていうし・・・」
梓「どうしよう・・・」
梓「これは警察に通報したほうがいいよね・・・」
梓「私が和先輩の目を覚まさなきゃ・・・!」
梓「やってやるです!」
123: 2011/05/04(水) 01:55:16.12 ID:BzCHUqft0
~数週間後~
ドンドンドン
和「はい、どちら様?」
ガチャ
警官「警察だ!もう証拠はあがってるぞ!」
和「え?」
警官「とぼけるな!貴様、宗教を騙り友人から金品を巻き上げていたそうじゃないか!」
和「え?え?」
124: 2011/05/04(水) 01:56:02.76 ID:BzCHUqft0
警官「後輩を名乗る人物からリークがあったぞ!ま、詳しくは署で聞こうか」
和「い、いえ、その、誤解です」
警官「もう逮捕状も出てるんだ。ほら、手を出せ!真鍋和を詐欺容疑で逮捕する!」
和「そんな・・・」
ガチャン
警官「手錠の冷たさを覚えておくんだぞ」
和「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みんな、宗教には気をつけないと駄目よ」
おしまい
130: 2011/05/04(水) 15:16:31.79 ID:XR2WYRGAO
では投下させてもらいます
もしかしたら知ってる人もいるかもしれません
もしかしたら知ってる人もいるかもしれません
131: 2011/05/04(水) 15:17:39.29 ID:XR2WYRGAO
紬「不思議に思ってたんだけど唯ちゃん達とりっちゃん達はどうやって幼馴染みになったの?」
律「どうやってって……」
澪「言われても……」
律「なぁ?」
澪「うん……。ただ昔から律がちょっかい出してくるから自然と毎日一緒にいるようになって……って感じかな」
律「ほんとは嬉しかったくせにぃ~」
澪「はいはい」
紬「いいなぁ~。私はそういう人いないから……唯ちゃん達は?」
唯「んふぇ?」
和「ほら、クリームついてるわよ」
紬「~ッ! やっぱり羨ましいわぁ~幼馴染みって」
律「どうやってって……」
澪「言われても……」
律「なぁ?」
澪「うん……。ただ昔から律がちょっかい出してくるから自然と毎日一緒にいるようになって……って感じかな」
律「ほんとは嬉しかったくせにぃ~」
澪「はいはい」
紬「いいなぁ~。私はそういう人いないから……唯ちゃん達は?」
唯「んふぇ?」
和「ほら、クリームついてるわよ」
紬「~ッ! やっぱり羨ましいわぁ~幼馴染みって」
132: 2011/05/04(水) 15:21:09.56 ID:XR2WYRGAO
和「そんないいものじゃないわよ。世話焼く方は苦労の連続だしね」
唯「しょんなぁ~……」ショボーン
和「まあ勿論いいこともあるけどね」
唯「そうそう!」ニコニコ
紬「今からでも幼馴染みってできないかしら……」
律「いや無理だろ」
澪「幼い頃に馴染むから幼馴染みって言うし……今からは……」
和「確かに幼馴染みは無理かもしれないけど……それに近いものが出来る場所ならあるわ」
紬「ほんとにっ!? どこどこ?」
和「それを話すにはまず私達が幼馴染みに成り得た秘話から話さないと……ね」
唯「今明かされる私達の秘話、だね!」
唯「しょんなぁ~……」ショボーン
和「まあ勿論いいこともあるけどね」
唯「そうそう!」ニコニコ
紬「今からでも幼馴染みってできないかしら……」
律「いや無理だろ」
澪「幼い頃に馴染むから幼馴染みって言うし……今からは……」
和「確かに幼馴染みは無理かもしれないけど……それに近いものが出来る場所ならあるわ」
紬「ほんとにっ!? どこどこ?」
和「それを話すにはまず私達が幼馴染みに成り得た秘話から話さないと……ね」
唯「今明かされる私達の秘話、だね!」
133: 2011/05/04(水) 15:22:03.61 ID:XR2WYRGAO
律「お~気になる気になる」
澪「私達みたいに一緒に遊んでたからじゃないのか?」
和「それもあるけど……それ以前に唯と私のお母さんが仲が良かったのよ」
唯「私とお母さんと和ちゃんと和のお母さんでよく色々な場所行ったもんね~」
律「なるほどな~」
澪「家が近いとそういう場合が多いかもな」
紬「ドラマとかでよくある母親達が公園で話している間に子供達は親睦を深めてくっていうあれね!」
和「まあ楽しかったわよね。夜の公園」
唯「うんうん」
律「えっ!? 夜!?」
紬「お昼じゃないの?」
澪「私達みたいに一緒に遊んでたからじゃないのか?」
和「それもあるけど……それ以前に唯と私のお母さんが仲が良かったのよ」
唯「私とお母さんと和ちゃんと和のお母さんでよく色々な場所行ったもんね~」
律「なるほどな~」
澪「家が近いとそういう場合が多いかもな」
紬「ドラマとかでよくある母親達が公園で話している間に子供達は親睦を深めてくっていうあれね!」
和「まあ楽しかったわよね。夜の公園」
唯「うんうん」
律「えっ!? 夜!?」
紬「お昼じゃないの?」
134: 2011/05/04(水) 15:22:47.38 ID:XR2WYRGAO
唯「夜だよ~」
和「ええ、夜ね」
律「夜に子供連れて公園行くかフツー?」
澪「お母さんの仕事の都合とかじゃない?」
唯「お母さん主婦だよ~」
和「私のところもそうね」
澪「ん~? じゃあなんだろ」
律「何か急に話が変な方向に行きだしたな……」
紬「でも夜に二人きりで遊べるなんて羨ましい! それで二人は仲良くなったのね~」
唯「ううん。他にもいっぱい人いたよ」
和「私達と同い年くらいの子達もいたわね」
紬「え?」
律「なんで夜の公園に人がいっぱいいるんだよ!」
澪「もう想像がつかないな……」
和「ええ、夜ね」
律「夜に子供連れて公園行くかフツー?」
澪「お母さんの仕事の都合とかじゃない?」
唯「お母さん主婦だよ~」
和「私のところもそうね」
澪「ん~? じゃあなんだろ」
律「何か急に話が変な方向に行きだしたな……」
紬「でも夜に二人きりで遊べるなんて羨ましい! それで二人は仲良くなったのね~」
唯「ううん。他にもいっぱい人いたよ」
和「私達と同い年くらいの子達もいたわね」
紬「え?」
律「なんで夜の公園に人がいっぱいいるんだよ!」
澪「もう想像がつかないな……」
135: 2011/05/04(水) 15:23:52.63 ID:XR2WYRGAO
律「てか何するんだよ夜の公園で」
唯「うーんとね……お遊戯とか発表会とかかな」
澪「発表会?」
紬「きっと学校とかであったことをみんなに聞いてもらうのね!」
和「それに近いわね。自分の行いやそれに殉ずる心なんかを言葉にするの。後は朗読とか」
律「……なんか難しいな」
澪「……それを子供達が言うの?」
唯「みんながみんな言えるわけじゃないんだよ! 代表として一番真面目に尽くしてる子だけしか言えないの!
大体は和ちゃんだったよね~さすが和ちゃんだよー」
和「ふふ。ありがと唯」
律「益々わけわからん」
唯「うーんとね……お遊戯とか発表会とかかな」
澪「発表会?」
紬「きっと学校とかであったことをみんなに聞いてもらうのね!」
和「それに近いわね。自分の行いやそれに殉ずる心なんかを言葉にするの。後は朗読とか」
律「……なんか難しいな」
澪「……それを子供達が言うの?」
唯「みんながみんな言えるわけじゃないんだよ! 代表として一番真面目に尽くしてる子だけしか言えないの!
大体は和ちゃんだったよね~さすが和ちゃんだよー」
和「ふふ。ありがと唯」
律「益々わけわからん」
136: 2011/05/04(水) 15:26:11.71 ID:XR2WYRGAO
澪「よくわからないけどその集まりを通して仲良くなったってこと?」
唯「そだよ」
和「それがあったから私も昔から唯に目を掛けてたしね」
唯「でへへ。お世話かけました」
紬「つまりその夜の公園の集まりに参加すれば私も唯ちゃんや和ちゃんのようになれるのね?」
和「まあ簡単に言えばそうなるわね」
紬「私ももっと小さい頃から参加したかったわ……誕生日会にお祭り……他にも楽しいこといっぱい二人でやったんでしょうね~」
唯「やってないよ~」
和「やってないわね」
紬「えっ?」
律「は?」
澪「えっ」
唯「誕生日もお祭りもやってないよ」
和「それどころかひな祭りも七夕もハロウィンも学校の運動会さえ参加してないわね」
唯「そだよ」
和「それがあったから私も昔から唯に目を掛けてたしね」
唯「でへへ。お世話かけました」
紬「つまりその夜の公園の集まりに参加すれば私も唯ちゃんや和ちゃんのようになれるのね?」
和「まあ簡単に言えばそうなるわね」
紬「私ももっと小さい頃から参加したかったわ……誕生日会にお祭り……他にも楽しいこといっぱい二人でやったんでしょうね~」
唯「やってないよ~」
和「やってないわね」
紬「えっ?」
律「は?」
澪「えっ」
唯「誕生日もお祭りもやってないよ」
和「それどころかひな祭りも七夕もハロウィンも学校の運動会さえ参加してないわね」
137: 2011/05/04(水) 15:29:11.69 ID:XR2WYRGAO
澪「運動会までって……」
律「なんでしないんだよ? つまらないだろ!」
和「やらないのが普通なのよ私達は」
唯「そうそう」
澪「なんか寂しいな……」
和「そもそも誕生日なんてそんな特別な日でもないでしょ?」
唯「だよね~もっと大切な日があるよね」
律「は?」
澪「もっと大切な日……?」
和「キリストの氏んだ日とか」
唯「その日はみんなで盛り上がるよね~」
律「……(澪、これってもしかして」
澪「……(ああ、私も同じこと考えてた」
紬「??? なんでキリストさんが氏んで盛り上がるの?」
唯「……さあ?」
和「全く唯は……。キリストは本当の神じゃなく神を語った愚者だから、でしょ?」
唯「そうそうそんな感じ! さすが和ちゃんだよ~」
紬「そうだったの……キリストさんは悪い人ね!」
律「(おい、このままじゃムギまで取り込まれるぞ! なんとかしろよ澪!」
澪「(なんとかって言われても……それにまだ宗教だって決まったわけじゃないし」
律「(よし……確認するか」
律「……な、なぁ和」
和「なにかしら?」
律「その発表会で言ってたのをちょっとここで言ってみてくれないか?」
和「ここで? それはちょっと……ここは王国じゃないし」
澪「おうこっ……」
律「なんでしないんだよ? つまらないだろ!」
和「やらないのが普通なのよ私達は」
唯「そうそう」
澪「なんか寂しいな……」
和「そもそも誕生日なんてそんな特別な日でもないでしょ?」
唯「だよね~もっと大切な日があるよね」
律「は?」
澪「もっと大切な日……?」
和「キリストの氏んだ日とか」
唯「その日はみんなで盛り上がるよね~」
律「……(澪、これってもしかして」
澪「……(ああ、私も同じこと考えてた」
紬「??? なんでキリストさんが氏んで盛り上がるの?」
唯「……さあ?」
和「全く唯は……。キリストは本当の神じゃなく神を語った愚者だから、でしょ?」
唯「そうそうそんな感じ! さすが和ちゃんだよ~」
紬「そうだったの……キリストさんは悪い人ね!」
律「(おい、このままじゃムギまで取り込まれるぞ! なんとかしろよ澪!」
澪「(なんとかって言われても……それにまだ宗教だって決まったわけじゃないし」
律「(よし……確認するか」
律「……な、なぁ和」
和「なにかしら?」
律「その発表会で言ってたのをちょっとここで言ってみてくれないか?」
和「ここで? それはちょっと……ここは王国じゃないし」
澪「おうこっ……」
138: 2011/05/04(水) 15:30:17.74 ID:XR2WYRGAO
律「そう言わずにさ! わ、私も興味あるんだ」
和「まあそういうことなら……」
唯「いきなり和ちゃんの朗読を聞けるなんてみんな幸せ者だよ~?」
律「(幸せなのはお前の頭だよ!」
澪「(まあまあ」
和「じゃあ行くわね」
和「……目覚めよ。我れが愛し我れを尊ぶ者達よ」
和「我れを信じ我れを思え、さすれば楽園の扉は開かれん」
和「○○○の証人 第一条一項、我、不殺を約束せん」
律「ストーップストーップ!! もう結構ですぅ!!!」
和「あら? そう」
澪「(予想の斜め上だったーッ!!!)」
律「(絶対宗教だーッ!)」
和「まあそういうことなら……」
唯「いきなり和ちゃんの朗読を聞けるなんてみんな幸せ者だよ~?」
律「(幸せなのはお前の頭だよ!」
澪「(まあまあ」
和「じゃあ行くわね」
和「……目覚めよ。我れが愛し我れを尊ぶ者達よ」
和「我れを信じ我れを思え、さすれば楽園の扉は開かれん」
和「○○○の証人 第一条一項、我、不殺を約束せん」
律「ストーップストーップ!! もう結構ですぅ!!!」
和「あら? そう」
澪「(予想の斜め上だったーッ!!!)」
律「(絶対宗教だーッ!)」
139: 2011/05/04(水) 15:31:31.79 ID:XR2WYRGAO
和「正直なところみんなにも参加して欲しいの」
唯「和ちゃん! それは……!」
律「(な、なんだ?」
澪「(勧誘……かな?」
和「いいの? 唯。このまま他のみんなが楽園に行けなくても」
唯「っ……! 私は……」
和「素直になりなさい。確かに他の人達は愚かだけど……軽音部のみんなはまだ救いようがあると思うの」
唯「和ちゃ……ん」
唯「ありがとね……」グスッ
律「(何か泣き始めちゃったよ!」
澪「(胡散臭い涙だなぁ」
紬「いい話ね……」グスッ
唯「和ちゃん! それは……!」
律「(な、なんだ?」
澪「(勧誘……かな?」
和「いいの? 唯。このまま他のみんなが楽園に行けなくても」
唯「っ……! 私は……」
和「素直になりなさい。確かに他の人達は愚かだけど……軽音部のみんなはまだ救いようがあると思うの」
唯「和ちゃ……ん」
唯「ありがとね……」グスッ
律「(何か泣き始めちゃったよ!」
澪「(胡散臭い涙だなぁ」
紬「いい話ね……」グスッ
140: 2011/05/04(水) 15:34:26.10 ID:XR2WYRGAO
唯「でも、私から言うよ和ちゃん。私がみんなを救いたい!」
和「そ、なら止めはしないわ。あなたの信仰心、見せてもらうわね」
唯「」コクリ
唯「みんな聞いて! 人間っていうのはね……とても愚かなんだよ」
律「……」
澪「……」
紬「……」
唯「他の人を騙したり他の人に暴力を振るったりますたぁーべーしょんだってしちゃう」
律「ぶっっっ」
澪「ぶふっっっ」
紬「ますたーべーしょん?」
唯「そんなことしちゃうと氏んじゃった時に楽園に行けなくなっちゃうの」
唯「だから私達はそれをしない」
唯「何かを祝いあげるってことは騙されてるってことに繋がるから……私達はそれにも参加しない」
唯「この世の中にただ、平和をもたらす存在。それが私達なんだ」
唯「だからみんな……解き放たれて。この嘘だらけの世界の呪縛から。そして一緒に楽園にいこうっ!」
唯「さあ、今こそ……目覚めよ!!!」
律「お前が目覚めろおおおおおおおおおっ!」パシィィィン
唯「ぶふぁっ」
和「ちょっと律! あなたなにやって(ry」
律「お前も目覚めろおおおおおおお!!!」パシィィィン
和「ふひぃんっ」
澪「」
紬「」
和「そ、なら止めはしないわ。あなたの信仰心、見せてもらうわね」
唯「」コクリ
唯「みんな聞いて! 人間っていうのはね……とても愚かなんだよ」
律「……」
澪「……」
紬「……」
唯「他の人を騙したり他の人に暴力を振るったりますたぁーべーしょんだってしちゃう」
律「ぶっっっ」
澪「ぶふっっっ」
紬「ますたーべーしょん?」
唯「そんなことしちゃうと氏んじゃった時に楽園に行けなくなっちゃうの」
唯「だから私達はそれをしない」
唯「何かを祝いあげるってことは騙されてるってことに繋がるから……私達はそれにも参加しない」
唯「この世の中にただ、平和をもたらす存在。それが私達なんだ」
唯「だからみんな……解き放たれて。この嘘だらけの世界の呪縛から。そして一緒に楽園にいこうっ!」
唯「さあ、今こそ……目覚めよ!!!」
律「お前が目覚めろおおおおおおおおおっ!」パシィィィン
唯「ぶふぁっ」
和「ちょっと律! あなたなにやって(ry」
律「お前も目覚めろおおおおおおお!!!」パシィィィン
和「ふひぃんっ」
澪「」
紬「」
141: 2011/05/04(水) 15:35:45.64 ID:XR2WYRGAO
────
律「辛いことが悪だなんて言わせない! 辛いことがあるから楽しさがわかるんだ!
辛さをなくすってことはその楽しみも奪うってことなんだ!
お前らはその両方を捨ててる! 生きるってことを放棄してるんだ!!!」
唯「うっ…うぅ…そうだったんだね…」ポロポロ
和「私達が間違ってたわ……律」ポロポロ
律「いいんだ……。人間は何度だってやり直せる。生きている限り……な」キリッ
唯「りっちゃん!!! 私は一生りっちゃんについてくよ!!!」
和「私もよ!!!」
澪「(こうやって宗教って生まれて行くんだな」
紬「」ポケー
澪「どうしたのムギ? さっきからぼーっとして」
紬「えっ? う、ううん、何でもないわ」
澪「?」
唯「りっちゃんケーキあげる!」
和「律様、紅茶をどうぞ」
律「いや~なんか悪いね~」
紬「(宗教っていいわ~。みんながああやって仲良くなれるのね!私も入りたーい)」ぽわぽわーん
澪「(ああ、ムギのやつ絶対勘違いしてる……」
律「辛いことが悪だなんて言わせない! 辛いことがあるから楽しさがわかるんだ!
辛さをなくすってことはその楽しみも奪うってことなんだ!
お前らはその両方を捨ててる! 生きるってことを放棄してるんだ!!!」
唯「うっ…うぅ…そうだったんだね…」ポロポロ
和「私達が間違ってたわ……律」ポロポロ
律「いいんだ……。人間は何度だってやり直せる。生きている限り……な」キリッ
唯「りっちゃん!!! 私は一生りっちゃんについてくよ!!!」
和「私もよ!!!」
澪「(こうやって宗教って生まれて行くんだな」
紬「」ポケー
澪「どうしたのムギ? さっきからぼーっとして」
紬「えっ? う、ううん、何でもないわ」
澪「?」
唯「りっちゃんケーキあげる!」
和「律様、紅茶をどうぞ」
律「いや~なんか悪いね~」
紬「(宗教っていいわ~。みんながああやって仲良くなれるのね!私も入りたーい)」ぽわぽわーん
澪「(ああ、ムギのやつ絶対勘違いしてる……」
142: 2011/05/04(水) 15:37:23.01 ID:XR2WYRGAO
それから!
○○の会集い B2ホールにて────
紬「ここかしら……」
紬「空いてる席は……」
梓「ここどうぞ。空いてますよ」
紬「ありがとう」
梓「見たことない顔ですね。ここ初めてですか?」
紬「そうなの。今日から来させてもらって」
教壇の人『人は何かを得るために何かを落としています!!!』
梓「それは何故か!」
周りの人「それは何故か!」
紬「?!」ビクゥッ
梓「ほら、ちゃんとパンフレットにあるように聞き返さないと」
紬「あっ、うんっ」アセアセ
教壇の人『人の幸せには許容量があるに他ならないからです!!!』
梓「そんなの間違ってます!」
紬「そ、そんなの間違ってます」
教壇の人『そうです!!! 間違っています!!!』
梓「ならどうする!!!?」
紬「な、ならどうしよう?」
教壇の人『許容量を増やせばいいのです!!! 我々、幸せの会はそのすべを持ってます!!!
さあ!!! もう捨てることはないのです!!! 悲しむことはないのです!!! 皆さんも我々と一緒に幸せになりましょう!!!』
梓「うおおおお!!!」
紬「ぅぉ~……?」
○○の会集い B2ホールにて────
紬「ここかしら……」
紬「空いてる席は……」
梓「ここどうぞ。空いてますよ」
紬「ありがとう」
梓「見たことない顔ですね。ここ初めてですか?」
紬「そうなの。今日から来させてもらって」
教壇の人『人は何かを得るために何かを落としています!!!』
梓「それは何故か!」
周りの人「それは何故か!」
紬「?!」ビクゥッ
梓「ほら、ちゃんとパンフレットにあるように聞き返さないと」
紬「あっ、うんっ」アセアセ
教壇の人『人の幸せには許容量があるに他ならないからです!!!』
梓「そんなの間違ってます!」
紬「そ、そんなの間違ってます」
教壇の人『そうです!!! 間違っています!!!』
梓「ならどうする!!!?」
紬「な、ならどうしよう?」
教壇の人『許容量を増やせばいいのです!!! 我々、幸せの会はそのすべを持ってます!!!
さあ!!! もう捨てることはないのです!!! 悲しむことはないのです!!! 皆さんも我々と一緒に幸せになりましょう!!!』
梓「うおおおお!!!」
紬「ぅぉ~……?」
143: 2011/05/04(水) 15:40:24.39 ID:XR2WYRGAO
梓「ふぅ。今日も有意義な集会でした」
紬「そ、そうね……(なんだか思ってたのと違うわ……」
梓「中野梓」
紬「はい?」
梓「私の名前です」
紬「あ……あっ、私は琴吹紬です。よろしくね梓ちゃん。いいお名前ね」
梓「梓って横に辛ってあるからあんまり好きじゃないんですけどね」
紬「そんなことないわ。とってもいい名前よ」
梓「……」
梓「……///」
梓「ありがとうございます。紬さんもいい名前ですよ」
紬「ムギでいいよ。これからよろしくね、梓ちゃん」
梓「はい。一緒に幸せになりましょう。ムギさん」
この一年後、彼女達は再会を果たすのだが……それはまた別のお話。
梓「幸せを掴みたいかー!」
紬「おーっ!」
おしまい
紬「そ、そうね……(なんだか思ってたのと違うわ……」
梓「中野梓」
紬「はい?」
梓「私の名前です」
紬「あ……あっ、私は琴吹紬です。よろしくね梓ちゃん。いいお名前ね」
梓「梓って横に辛ってあるからあんまり好きじゃないんですけどね」
紬「そんなことないわ。とってもいい名前よ」
梓「……」
梓「……///」
梓「ありがとうございます。紬さんもいい名前ですよ」
紬「ムギでいいよ。これからよろしくね、梓ちゃん」
梓「はい。一緒に幸せになりましょう。ムギさん」
この一年後、彼女達は再会を果たすのだが……それはまた別のお話。
梓「幸せを掴みたいかー!」
紬「おーっ!」
おしまい
144: 2011/05/04(水) 15:41:39.00 ID:XR2WYRGAO
終わりました
結構長くなっちゃった
飛び入り失礼しました
後の方もがんばってください
結構長くなっちゃった
飛び入り失礼しました
後の方もがんばってください
146: 2011/05/04(水) 20:07:36.38 ID:Y5HzE21do
遅くなりましたが今から投下します
147: 2011/05/04(水) 20:08:40.31 ID:Y5HzE21do
唯「神様、神様、世界で一番偉くてすごい神様」
唯「聞いてますか、神様、聞こえますか」
唯「お願いです、私の願いを、どうかお聞きください……」
唯「お願いごとを叶えるためなら、ギターの練習もするし、お茶も飲まないし、勉強もするし」
唯「家事のお手伝いもするし、、、えーと、あとはー……」
憂「お姉ちゃん何してるの?」
唯「!」ササッ
唯「な、なんでもないよ! 憂には関係ない話!」
憂「お祈りみたいな格好して、お手伝いがどうとか聞こえたんだけど」
唯「そ、それはね、うーん、あっ、今度あずにゃんのお部屋のお片付けを手伝おうと思って」
唯「今メールをしようと思ったところ!」
憂「そうなの?」
唯「そう! だからなんでもないよ!」
憂「ふふ、変なお姉ちゃん。でも梓ちゃんのお部屋を片付ける前に、自分の部屋も片付けなきゃだめだよ」
唯「ぐぅ」
唯「聞いてますか、神様、聞こえますか」
唯「お願いです、私の願いを、どうかお聞きください……」
唯「お願いごとを叶えるためなら、ギターの練習もするし、お茶も飲まないし、勉強もするし」
唯「家事のお手伝いもするし、、、えーと、あとはー……」
憂「お姉ちゃん何してるの?」
唯「!」ササッ
唯「な、なんでもないよ! 憂には関係ない話!」
憂「お祈りみたいな格好して、お手伝いがどうとか聞こえたんだけど」
唯「そ、それはね、うーん、あっ、今度あずにゃんのお部屋のお片付けを手伝おうと思って」
唯「今メールをしようと思ったところ!」
憂「そうなの?」
唯「そう! だからなんでもないよ!」
憂「ふふ、変なお姉ちゃん。でも梓ちゃんのお部屋を片付ける前に、自分の部屋も片付けなきゃだめだよ」
唯「ぐぅ」
148: 2011/05/04(水) 20:09:14.03 ID:Y5HzE21do
憂「まあ、特に用はなかったんだけど……じゃあ私、夕飯の支度をしてくるね」
唯「あっ、ご飯の支度なら私も手伝うよ!」
憂「? どうかしたの、お姉ちゃん?」
唯「えっ? どうって?」
憂「なんだか変だよさっきから。お姉ちゃんらしくないっていうか……」
唯「え……変じゃないよ」
唯「お姉ちゃんらしくしたいから、お手伝いくらい、しようかなあ、って」
憂「ふぅん……でもお姉ちゃんが手伝ってくれるなら嬉しい」
唯「そうでしょ!」
唯「何でも頼んでよ、お料理でも、お掃除でも、何でもするよ!」
憂「じゃあ、野菜の皮むきをお願いしようかな」
唯「ガッテンガッテン!」
憂「たまには一緒にお料理するのも楽しいよね」
唯「た、たまにじゃないよぉ……」
憂「先に梓ちゃんにメールしちゃう?」
唯「うん?」
憂「?」
唯「あっ! そうそう、梓ちゃんにメールしなきゃ、憂は先に降りてて!」
憂「(やっぱり何かおかしいなあ)」
唯「あっ、ご飯の支度なら私も手伝うよ!」
憂「? どうかしたの、お姉ちゃん?」
唯「えっ? どうって?」
憂「なんだか変だよさっきから。お姉ちゃんらしくないっていうか……」
唯「え……変じゃないよ」
唯「お姉ちゃんらしくしたいから、お手伝いくらい、しようかなあ、って」
憂「ふぅん……でもお姉ちゃんが手伝ってくれるなら嬉しい」
唯「そうでしょ!」
唯「何でも頼んでよ、お料理でも、お掃除でも、何でもするよ!」
憂「じゃあ、野菜の皮むきをお願いしようかな」
唯「ガッテンガッテン!」
憂「たまには一緒にお料理するのも楽しいよね」
唯「た、たまにじゃないよぉ……」
憂「先に梓ちゃんにメールしちゃう?」
唯「うん?」
憂「?」
唯「あっ! そうそう、梓ちゃんにメールしなきゃ、憂は先に降りてて!」
憂「(やっぱり何かおかしいなあ)」
149: 2011/05/04(水) 20:09:57.88 ID:Y5HzE21do
憂「じゃあ、待ってるね」ガチャッ
唯「ふー……」
唯「危ない危ない」
唯「憂はもう台所にいる時間かと思ってドアを開けっ放しにしてたよ」
唯「油断できないね……」
唯「……」
唯「神様、お願いします、憂と同じくらいでいいんです」
唯「私の胸を、もうちょっとだけ大きくしてください」
---
かき「はあ、そう言われても」
かき「もう唯ちゃんの方がちっぱいだって、設定決めちゃったしなあ」
唯「そこを何とか! お願い神様!」
かき「僕は神様じゃあないんだなあ」
唯「私たちにとっては神様だよ! 私をカッコよくするのもかわいくするのも神様の右手次第なんでしょ!」
かき「うーん……そう言えなくもないけど」
かき「自由自在ってほど絵はうまくないよ」
唯「うまいじゃん! お願い、胸くらい、ね!」
かき「うーん……」
唯「ふー……」
唯「危ない危ない」
唯「憂はもう台所にいる時間かと思ってドアを開けっ放しにしてたよ」
唯「油断できないね……」
唯「……」
唯「神様、お願いします、憂と同じくらいでいいんです」
唯「私の胸を、もうちょっとだけ大きくしてください」
---
かき「はあ、そう言われても」
かき「もう唯ちゃんの方がちっぱいだって、設定決めちゃったしなあ」
唯「そこを何とか! お願い神様!」
かき「僕は神様じゃあないんだなあ」
唯「私たちにとっては神様だよ! 私をカッコよくするのもかわいくするのも神様の右手次第なんでしょ!」
かき「うーん……そう言えなくもないけど」
かき「自由自在ってほど絵はうまくないよ」
唯「うまいじゃん! お願い、胸くらい、ね!」
かき「うーん……」
150: 2011/05/04(水) 20:10:39.10 ID:Y5HzE21do
唯「お願いします、妹より小っちゃいのは、いくらなんでも悲しいよ……」
かき「でもなあ、後付けは嫌われやすいし……」
唯「ほら、私って成長するキャラじゃん、このくらい、さ……」
かき「うーん……」
唯「……」
かき「んんー……」
唯「…… サービスショットとか、欲しい?」
かき「ブッ いらん、いらん! わかったから、書くから!」
唯「やったー!」
かき「いいのかなあ。嫌な予感がするなあ」
唯「主人公の胸が大きくなって悲しむ読者はいないって!」
かき「じゃあ、編集の人にちょっと聞いてみるわ」
唯「ありがとうございます!!」
かき「でもなあ、後付けは嫌われやすいし……」
唯「ほら、私って成長するキャラじゃん、このくらい、さ……」
かき「うーん……」
唯「……」
かき「んんー……」
唯「…… サービスショットとか、欲しい?」
かき「ブッ いらん、いらん! わかったから、書くから!」
唯「やったー!」
かき「いいのかなあ。嫌な予感がするなあ」
唯「主人公の胸が大きくなって悲しむ読者はいないって!」
かき「じゃあ、編集の人にちょっと聞いてみるわ」
唯「ありがとうございます!!」
151: 2011/05/04(水) 20:11:15.70 ID:Y5HzE21do
---
朝
唯「はっ」
唯「夢……?」
唯「……むにゅ」
唯「…… !」
唯「ちょっとだけ大きくなってる!」
唯「なんかブラがキツい! やったよ!大きくなってる!」
唯「うへへぇ、どうしよう、おっきくなっちゃったぁ」
唯「ブラのサイズ合わないなあ、今から学校なのに、買いに行けないなあ」
唯「困っちゃうなあ、成長期は」
かき「戻しちゃう?」
唯「! 変態! 覗きだ!」
かき「唯ちゃんのためを思って言ってるのに」
唯「私のためを思ってるなら、ブラの方を大きくしてよ」
かき「ブラとか書いたことないですし……」
唯「え?じゃあ今私がつけてるのは?」
かき「着替えのシーンは読者には見えないでしょ、だから想像で補ってもらってるの」
朝
唯「はっ」
唯「夢……?」
唯「……むにゅ」
唯「…… !」
唯「ちょっとだけ大きくなってる!」
唯「なんかブラがキツい! やったよ!大きくなってる!」
唯「うへへぇ、どうしよう、おっきくなっちゃったぁ」
唯「ブラのサイズ合わないなあ、今から学校なのに、買いに行けないなあ」
唯「困っちゃうなあ、成長期は」
かき「戻しちゃう?」
唯「! 変態! 覗きだ!」
かき「唯ちゃんのためを思って言ってるのに」
唯「私のためを思ってるなら、ブラの方を大きくしてよ」
かき「ブラとか書いたことないですし……」
唯「え?じゃあ今私がつけてるのは?」
かき「着替えのシーンは読者には見えないでしょ、だから想像で補ってもらってるの」
152: 2011/05/04(水) 20:12:10.85 ID:Y5HzE21do
唯「はあ……そうなの」
かき「戻しちゃう?」
唯「憂にブラ借りてくる」
かき「そっか」
唯「ありがとう神様!」
かき「どういたしまして」
---
かき「戻しちゃう?」
唯「憂にブラ借りてくる」
かき「そっか」
唯「ありがとう神様!」
かき「どういたしまして」
---
153: 2011/05/04(水) 20:12:55.68 ID:Y5HzE21do
唯「でね、今日は憂のブラしてきたの!」
律「はぁ?」
唯「ほんとだよ、みんなも何か頼んだほうがいいよ!」
律「って言ってもなあ」
紬「私、テバサキっていうのを一度食べてみたかったの」
梓「手羽先?」
紬「辛くておいしいんでしょう?」
澪「庶民的な夢のような、庶民的じゃないような……」
律「人に夢だけ見せるのは罪だぞー?」
唯「嘘じゃないもん! なんなら今ここで証拠を」ヌギッ
澪「わわわ、こんなところで脱ぐな!」
梓「」ブッ
律「仕舞え、仕舞え!」
律「はぁ?」
唯「ほんとだよ、みんなも何か頼んだほうがいいよ!」
律「って言ってもなあ」
紬「私、テバサキっていうのを一度食べてみたかったの」
梓「手羽先?」
紬「辛くておいしいんでしょう?」
澪「庶民的な夢のような、庶民的じゃないような……」
律「人に夢だけ見せるのは罪だぞー?」
唯「嘘じゃないもん! なんなら今ここで証拠を」ヌギッ
澪「わわわ、こんなところで脱ぐな!」
梓「」ブッ
律「仕舞え、仕舞え!」
154: 2011/05/04(水) 20:13:21.94 ID:Y5HzE21do
唯「でもみんな信じてくれないでしょ?」
澪「だ、大体、唯の普段のサイズなんて覚えてないし」
唯「えーっ」
律「あ、分かったこの先」
唯「?」
律「さわ子先生が出てきて一目で見抜くんだぜ」
さわ子「こんにちは、憂ちゃん。お菓子もらうわね」
律「な」
唯「憂じゃないよ!」
さわ子「私の目は誤魔化せないわよ。唯ちゃんのはもう一回り小ぶりで、きれいなお椀型の……」
唯「だから神様に頼んで大きくしてもら
さわ子「!! 違うっ! あなた誰!?」
梓「?」
澪「だ、大体、唯の普段のサイズなんて覚えてないし」
唯「えーっ」
律「あ、分かったこの先」
唯「?」
律「さわ子先生が出てきて一目で見抜くんだぜ」
さわ子「こんにちは、憂ちゃん。お菓子もらうわね」
律「な」
唯「憂じゃないよ!」
さわ子「私の目は誤魔化せないわよ。唯ちゃんのはもう一回り小ぶりで、きれいなお椀型の……」
唯「だから神様に頼んで大きくしてもら
さわ子「!! 違うっ! あなた誰!?」
梓「?」
155: 2011/05/04(水) 20:13:54.58 ID:Y5HzE21do
さわ子「大きさは確かに憂ちゃんと同じ、だけど形と向きはむしろ唯ちゃんに近い!」
唯「ね、そうでsy ひゃっ」
さわ子「この触り心地……ブラは憂ちゃんのだけど、形状はやっぱり唯ちゃんの方にちk あいたっ!」
律「生徒の胸を揉むなー!!」
---
唯「ということで、私の胸が本当に大きくなったことが分かりました」
さわ子「はい」
梓「それが神様のおかげだって言うんですか?」
唯「そうだよ。あずにゃんも大人の胸にしてもらえるよ」
梓「余計なお世話です!」
律「その、神様っていうの? 何の神様なの?」
唯「えーっと……全部、かな?」
唯「ね、そうでsy ひゃっ」
さわ子「この触り心地……ブラは憂ちゃんのだけど、形状はやっぱり唯ちゃんの方にちk あいたっ!」
律「生徒の胸を揉むなー!!」
---
唯「ということで、私の胸が本当に大きくなったことが分かりました」
さわ子「はい」
梓「それが神様のおかげだって言うんですか?」
唯「そうだよ。あずにゃんも大人の胸にしてもらえるよ」
梓「余計なお世話です!」
律「その、神様っていうの? 何の神様なの?」
唯「えーっと……全部、かな?」
156: 2011/05/04(水) 20:14:31.04 ID:Y5HzE21do
律「全部?」
唯「神様がこの世界を作ったんだから、全部だよ」
紬「キリスト教の神様みたいなものかしら」
唯「違うよ、かきふらいだよ」
梓「かきふらいって……かきふらい教のかきふらいですか?」
唯「なあにそれ?」
梓「知らないで言ってるんですか?」
唯「だって神様は神様だし……」
澪「テストにもちゃんと出たぞ」
律「ほんとに?」
唯「神様がこの世界を作ったんだから、全部だよ」
紬「キリスト教の神様みたいなものかしら」
唯「違うよ、かきふらいだよ」
梓「かきふらいって……かきふらい教のかきふらいですか?」
唯「なあにそれ?」
梓「知らないで言ってるんですか?」
唯「だって神様は神様だし……」
澪「テストにもちゃんと出たぞ」
律「ほんとに?」
157: 2011/05/04(水) 20:14:59.40 ID:Y5HzE21do
紬「かきふらい教と言ったら、世界で一番歴史のある宗教よ」
梓「はい、だから教派もたくさんあるんです。トラック派とか、マシマシ派とか、万引きJK派とか」
澪「過激派のレクイエム解釈派が生まれたときはニュースにもなったな」
唯「たくさんあるんだね」
梓「主なのはゲンサク教会派、アニメズム教会派の2つ、次いでウスイホン派とかSS派とか」
梓「かつてかきふらい神は海の幸定食神という別の神だった、って主張する異端もあるとか」
澪「へぇ~、梓は詳しいんだな」
梓「……あ、すいません。熱くなっちゃって」
紬「いいのよ。宗教って大事なことだし。梓ちゃんは何か宗教に入ってるの?」
梓「私は違うんですが、両親が熱心な初期かきふらい派で……」
梓「私が産まれたのもかきふらい様に祈りが通じたお陰だとか言ってるくらいです」
律「ふぅん。全然知らなかったなー」
梓「はい、だから教派もたくさんあるんです。トラック派とか、マシマシ派とか、万引きJK派とか」
澪「過激派のレクイエム解釈派が生まれたときはニュースにもなったな」
唯「たくさんあるんだね」
梓「主なのはゲンサク教会派、アニメズム教会派の2つ、次いでウスイホン派とかSS派とか」
梓「かつてかきふらい神は海の幸定食神という別の神だった、って主張する異端もあるとか」
澪「へぇ~、梓は詳しいんだな」
梓「……あ、すいません。熱くなっちゃって」
紬「いいのよ。宗教って大事なことだし。梓ちゃんは何か宗教に入ってるの?」
梓「私は違うんですが、両親が熱心な初期かきふらい派で……」
梓「私が産まれたのもかきふらい様に祈りが通じたお陰だとか言ってるくらいです」
律「ふぅん。全然知らなかったなー」
158: 2011/05/04(水) 20:15:51.06 ID:Y5HzE21do
唯「でもこれで、神様は本当にいるって分かったでしょ!」
律「わかんねぇよ」
唯「いいからとにかく祈ってみようよ! きっと皆にも信じてもらえるから!」
澪「そうは言ったって…」
さわ子「まあ、唯ちゃんの胸が急に大きくなったのは本当だし、やってみてもいいんじゃない?」
梓「(なんだか変なことになっちゃったな……)」
律「じゃあー、祈って出てこなかったら終わりな」
唯「いいよ。 じゃあ、私が言ったことを真似して言ってね」
唯「神様、神様、世界で一番えらい神様、聞こえますか」
唯「お願いします、私の願いを聞いてください」
『神様、神様、世界で一番えらい神様、聞こえますか』
『お願いします、私の願いを聞いてください』
律「わかんねぇよ」
唯「いいからとにかく祈ってみようよ! きっと皆にも信じてもらえるから!」
澪「そうは言ったって…」
さわ子「まあ、唯ちゃんの胸が急に大きくなったのは本当だし、やってみてもいいんじゃない?」
梓「(なんだか変なことになっちゃったな……)」
律「じゃあー、祈って出てこなかったら終わりな」
唯「いいよ。 じゃあ、私が言ったことを真似して言ってね」
唯「神様、神様、世界で一番えらい神様、聞こえますか」
唯「お願いします、私の願いを聞いてください」
『神様、神様、世界で一番えらい神様、聞こえますか』
『お願いします、私の願いを聞いてください』
159: 2011/05/04(水) 20:16:17.62 ID:Y5HzE21do
ぴかー
もくもくもく
かき「ねえ、もうやめてよ」
唯「出た! ほら、言ったでしょ!」
律「ん? どこに?」
唯「天井だよ天井! 藍色のシャツのおじさんがいるでしょ!」
澪「そんなのいないけど……」
梓「私にも見えませんね」
紬「どこ? どこにいるの?」
唯「ほら、四角いメガネをかけてるおじさんが……」
かき「みんなには見えないんだよ」
唯「なんで? どうして私だけなの?」
かき「みんなのお願いを叶えるつもりはないからね」
唯「そんなこと言わないでよ! 神様なら簡単でしょ?」
もくもくもく
かき「ねえ、もうやめてよ」
唯「出た! ほら、言ったでしょ!」
律「ん? どこに?」
唯「天井だよ天井! 藍色のシャツのおじさんがいるでしょ!」
澪「そんなのいないけど……」
梓「私にも見えませんね」
紬「どこ? どこにいるの?」
唯「ほら、四角いメガネをかけてるおじさんが……」
かき「みんなには見えないんだよ」
唯「なんで? どうして私だけなの?」
かき「みんなのお願いを叶えるつもりはないからね」
唯「そんなこと言わないでよ! 神様なら簡単でしょ?」
160: 2011/05/04(水) 20:16:43.46 ID:Y5HzE21do
かき「設定をいじったりしたら後が大変なんだよ。整合性を考え直さなくちゃいけないから」
唯「どうせ同人上がりのくせに!」
かき「なんだと、男にするぞ!」
唯「してみろ! そしたら同人書きに後戻りだよ!」
かき「ぐっ……それは困る」
唯「お願い、一人、一回だけ!」
かき「みんなに姿を見せる?」
唯「それとは別。みんなのお願いを叶えてあげて」
かき「……」
唯「私だけ夢が叶うなんてずるいよ」
唯「どうせ同人上がりのくせに!」
かき「なんだと、男にするぞ!」
唯「してみろ! そしたら同人書きに後戻りだよ!」
かき「ぐっ……それは困る」
唯「お願い、一人、一回だけ!」
かき「みんなに姿を見せる?」
唯「それとは別。みんなのお願いを叶えてあげて」
かき「……」
唯「私だけ夢が叶うなんてずるいよ」
161: 2011/05/04(水) 20:17:38.98 ID:Y5HzE21do
かき「1人だけなのがずるいんなら、唯ちゃんを元に戻そうか」
唯「育った胸が引っ込むなんてそんなの絶対おかしいよ」
かき「実はパットだった、とか」
唯「ひどい!」
かき「うん、それで万事解決だね」
唯「待ってよ! お願い、お願いします! もうこれ以上文句は言わないから!」
かき「でも……」
唯「嬉しかったの!胸が大きくなって! 私みんなより子供っぽいし、悔しくて……」
かき「うーん」
唯「だから、みんなにも一つだけ、お願いを叶えさせてあげて! お願いします!」
かき「そこまで言うなら……」
唯「ほんとに!」
かき「1人1つ、ね」
唯「ありがとうごぜいます!」
唯「育った胸が引っ込むなんてそんなの絶対おかしいよ」
かき「実はパットだった、とか」
唯「ひどい!」
かき「うん、それで万事解決だね」
唯「待ってよ! お願い、お願いします! もうこれ以上文句は言わないから!」
かき「でも……」
唯「嬉しかったの!胸が大きくなって! 私みんなより子供っぽいし、悔しくて……」
かき「うーん」
唯「だから、みんなにも一つだけ、お願いを叶えさせてあげて! お願いします!」
かき「そこまで言うなら……」
唯「ほんとに!」
かき「1人1つ、ね」
唯「ありがとうごぜいます!」
162: 2011/05/04(水) 20:18:05.03 ID:Y5HzE21do
---
唯「みんな! みんなのお願いも聞いてもらえるって!」
律「さっきから誰と話してたんだ?」
唯「神様だよ、かきふらいの神様」
澪「ほ、本気で言ってるのか?」
唯「本気だよ! みんなのお願いごと、1つだけ叶えてもらえるよ」
梓「あの、もうそういう冗談は」
唯「ほんとだって! ねえ、かき、何かすごいことして見せてあげてよ!」
かき「神を試してはならない」
唯「だってみんなが信じないとお願いを頼んでくれないでしょ!」
梓「なんだかすごいことになってる……」
かき「わかったよ、じゃあ、ほら」
ひょーい
唯「みんな! みんなのお願いも聞いてもらえるって!」
律「さっきから誰と話してたんだ?」
唯「神様だよ、かきふらいの神様」
澪「ほ、本気で言ってるのか?」
唯「本気だよ! みんなのお願いごと、1つだけ叶えてもらえるよ」
梓「あの、もうそういう冗談は」
唯「ほんとだって! ねえ、かき、何かすごいことして見せてあげてよ!」
かき「神を試してはならない」
唯「だってみんなが信じないとお願いを頼んでくれないでしょ!」
梓「なんだかすごいことになってる……」
かき「わかったよ、じゃあ、ほら」
ひょーい
163: 2011/05/04(水) 20:18:30.78 ID:Y5HzE21do
唯「わわっ」
律「う、浮いた!?」
紬「唯ちゃんが宙に浮いてるわ!」
唯「ありがとうかき! これでみんなも信じてくれるよ!」
かき「なあに、お安い御用さ」
さわ子「ねえ、私も何か頼めば夢を叶えてくれるの?」
唯「もちろん! でも1人1つだけだよ」
律「じゃあ、何でも願いを叶えられる力をください!」
唯「あ、律っちゃんずるい!」
かき「それはアウト」
律「あ、なんかおっさんの声が聞こえたぞ」
さわ子「去年のクリスマス前に別れた元彼との縒りを戻して!」
かき「そんなことでいいの?」
さわ子「大事なことなの!」
かき「はぁ。前向きに検討します」
唯「ねえ、あずにゃんは何かない?」
梓「えーと……急に言われても……」
律「う、浮いた!?」
紬「唯ちゃんが宙に浮いてるわ!」
唯「ありがとうかき! これでみんなも信じてくれるよ!」
かき「なあに、お安い御用さ」
さわ子「ねえ、私も何か頼めば夢を叶えてくれるの?」
唯「もちろん! でも1人1つだけだよ」
律「じゃあ、何でも願いを叶えられる力をください!」
唯「あ、律っちゃんずるい!」
かき「それはアウト」
律「あ、なんかおっさんの声が聞こえたぞ」
さわ子「去年のクリスマス前に別れた元彼との縒りを戻して!」
かき「そんなことでいいの?」
さわ子「大事なことなの!」
かき「はぁ。前向きに検討します」
唯「ねえ、あずにゃんは何かない?」
梓「えーと……急に言われても……」
164: 2011/05/04(水) 20:18:56.24 ID:Y5HzE21do
澪「確かに、いきなり過ぎて願い事なんて思いつかないよ」
紬「はいはいはい! 私、毎日夏祭りに行きたい!」
律「なんだぁ、それ」
かき「はー、この子は無茶を言うね」
紬「お願いします! もう一度みんなで焼きそばを食べたいの!」
かき「分かったよ、約束したからね。今夜をお楽しみに」
澪「なんだかわけの分からないことに……」
律「だったら私は、いつでも好きなときに好きなものを食べられる能力!」
かき「駄目! けいおんは異能力漫画じゃないの!」
律「なんだよ! 毎日夏祭りだっておかしいじゃねーか!」
かき「夏祭りはコマの外でやるからいいの! 律っちゃんは絶対部活中にやるでしょ、それ」
律「やらないよー、信じろよー」
かき「あ、そうか。食べ物を与えるも奪うもぼくの自由なんだった」
かき「よし、それじゃあ律っちゃんも決まり」
紬「はいはいはい! 私、毎日夏祭りに行きたい!」
律「なんだぁ、それ」
かき「はー、この子は無茶を言うね」
紬「お願いします! もう一度みんなで焼きそばを食べたいの!」
かき「分かったよ、約束したからね。今夜をお楽しみに」
澪「なんだかわけの分からないことに……」
律「だったら私は、いつでも好きなときに好きなものを食べられる能力!」
かき「駄目! けいおんは異能力漫画じゃないの!」
律「なんだよ! 毎日夏祭りだっておかしいじゃねーか!」
かき「夏祭りはコマの外でやるからいいの! 律っちゃんは絶対部活中にやるでしょ、それ」
律「やらないよー、信じろよー」
かき「あ、そうか。食べ物を与えるも奪うもぼくの自由なんだった」
かき「よし、それじゃあ律っちゃんも決まり」
165: 2011/05/04(水) 20:19:23.56 ID:Y5HzE21do
律「やりい! ねえ今はオフだよね、やっていい!?」
かき「いいよ、好きにして」
律「じゃあタコ焼きと、ハンバーグと、お好み焼きとー」
紬「律っちゃん、焼きそば食べましょう!」
律「よぉし焼きそば5人前追加!」
かき「おい、ちょっと待ってよそんなにたくさん急には描けないって」
かき「とりあえず焼きそばだけね」
紬「やったぁ!」
律「うめー! 澪も食えよ!」
澪「わ、私はいいよ」
律「いいの? だったら私がもらうけど、後で言っても遅いからなー」
澪「あ、あの」
かき「うん?」
澪「その……ゴニョゴニョ」
かき「ああ、はい、分かります。太りにくい体質にしておきます」
澪「あ、ありがとうございます!」
かき「いいよ、好きにして」
律「じゃあタコ焼きと、ハンバーグと、お好み焼きとー」
紬「律っちゃん、焼きそば食べましょう!」
律「よぉし焼きそば5人前追加!」
かき「おい、ちょっと待ってよそんなにたくさん急には描けないって」
かき「とりあえず焼きそばだけね」
紬「やったぁ!」
律「うめー! 澪も食えよ!」
澪「わ、私はいいよ」
律「いいの? だったら私がもらうけど、後で言っても遅いからなー」
澪「あ、あの」
かき「うん?」
澪「その……ゴニョゴニョ」
かき「ああ、はい、分かります。太りにくい体質にしておきます」
澪「あ、ありがとうございます!」
166: 2011/05/04(水) 20:19:50.57 ID:Y5HzE21do
唯「えへへ、みんな幸せだね」
梓「こんなの……絶対変です!」
唯「あずにゃんもお願い頼みなよ」
唯「ギター上手にしてもらう?それともお金?アイスにする?」
梓「そんなことどうだっていいんです!」
梓「みんな、自分のためだけに夢を叶えてもらって……」
梓「絶対間違ってます!」
唯「あずにゃん?……」
梓「私は、みなさんが卒業しても、ずっと軽音部で一緒にいられたら、って……それだけで十分です」
梓「それに比べたらほかの願い事なんてどうだっていいんです!」
梓「だけど、そんなの絶対叶わないじゃないですか!」
紬「梓ちゃんは、みんなのことを思って……」
かき「やるよ」
梓「えっ?」
かき「続ければいいんだよ、高校生編を」
梓「こんなの……絶対変です!」
唯「あずにゃんもお願い頼みなよ」
唯「ギター上手にしてもらう?それともお金?アイスにする?」
梓「そんなことどうだっていいんです!」
梓「みんな、自分のためだけに夢を叶えてもらって……」
梓「絶対間違ってます!」
唯「あずにゃん?……」
梓「私は、みなさんが卒業しても、ずっと軽音部で一緒にいられたら、って……それだけで十分です」
梓「それに比べたらほかの願い事なんてどうだっていいんです!」
梓「だけど、そんなの絶対叶わないじゃないですか!」
紬「梓ちゃんは、みんなのことを思って……」
かき「やるよ」
梓「えっ?」
かき「続ければいいんだよ、高校生編を」
167: 2011/05/04(水) 20:20:18.71 ID:Y5HzE21do
梓「ほんとですか?」
かき「もう数年続けるよう編集にも言われてるし、もうそれでいいよ」
梓「!!」
かき「けいおん!!」
唯「やったねあずにゃん!」
梓「はい!」
かき「じゃあ私、編集に電話するね」
唯「待って!まだ和ちゃんと憂と、あと曽我部先輩と……」
かき「えっ?」
和「私を呼ばないままなんてずるいわ!」
憂「お姉ちゃん!」
曽我部「澪ちゃん!」
純「待ってました!」
トン「カメーッ!」
かき「えっ えっ」
かき「もう数年続けるよう編集にも言われてるし、もうそれでいいよ」
梓「!!」
かき「けいおん!!」
唯「やったねあずにゃん!」
梓「はい!」
かき「じゃあ私、編集に電話するね」
唯「待って!まだ和ちゃんと憂と、あと曽我部先輩と……」
かき「えっ?」
和「私を呼ばないままなんてずるいわ!」
憂「お姉ちゃん!」
曽我部「澪ちゃん!」
純「待ってました!」
トン「カメーッ!」
かき「えっ えっ」
168: 2011/05/04(水) 20:20:57.13 ID:Y5HzE21do
和「私の出番を増やしなさい!」
曽我部「澪ちゃんとの愛を育むサイドストーリーを書きなさい!」
純「サラサラな髪になって軽音部でお茶したい!」
憂「お姉ちゃんと一緒!」
トン「カメッ、カメーッ!」
唯「1人1つの約束だよ!」
かき「わかった、わかった!」
かき「けいおん!の続編は、おっOいの大きい唯ちゃんと、お菓子を自由自在に操る律っちゃん、
スレンダーな澪ちゃんに、夏祭り好きの紬ちゃん、猫耳の似合う後輩あずにゃん、ことあるごとに
軽音部に絡んでくる和ちゃん、ストレートヘアの似合う純ちゃんに、お姉ちゃんと瓜二つの憂ちゃん、
彼氏とイチャラブのさわ子先生に、作中第二のヒロイン曽我部恵、そしてカメのトンちゃんでお送りします!!」
編集「都合良すぎるだろう」
かき「ですよねー」
みんなも変な宗教に騙されちゃ駄目だよ。めでたしめでたし。
曽我部「澪ちゃんとの愛を育むサイドストーリーを書きなさい!」
純「サラサラな髪になって軽音部でお茶したい!」
憂「お姉ちゃんと一緒!」
トン「カメッ、カメーッ!」
唯「1人1つの約束だよ!」
かき「わかった、わかった!」
かき「けいおん!の続編は、おっOいの大きい唯ちゃんと、お菓子を自由自在に操る律っちゃん、
スレンダーな澪ちゃんに、夏祭り好きの紬ちゃん、猫耳の似合う後輩あずにゃん、ことあるごとに
軽音部に絡んでくる和ちゃん、ストレートヘアの似合う純ちゃんに、お姉ちゃんと瓜二つの憂ちゃん、
彼氏とイチャラブのさわ子先生に、作中第二のヒロイン曽我部恵、そしてカメのトンちゃんでお送りします!!」
編集「都合良すぎるだろう」
かき「ですよねー」
みんなも変な宗教に騙されちゃ駄目だよ。めでたしめでたし。
169: 2011/05/04(水) 20:25:29.97 ID:Y5HzE21do
以上です
宗教?何それおいしいの?
後の方もがんばってください
宗教?何それおいしいの?
後の方もがんばってください
172: 2011/05/04(水) 22:47:30.55 ID:jUMraR2Q0
すみません、遅くなりました!今からいきます
173: 2011/05/04(水) 22:48:31.01 ID:jUMraR2Q0
和「そう、宗教」
唯「私そういうのはちょっと……」
和「まあ待ちなさい唯。私が言う宗教は、あなたが今考えているような怪しげなものではないわ。この世で唯一信頼できる素晴らしい宗教よ」
唯「その台詞で既に怪しいんだけど……」
和「私が信仰する宗教……その名もグーグル教!」ドーン!
唯「ぐ……何て?」
和「グーグル教、よ」
唯「……何かどこかで聞いたことあるような」
和「ふふっ、唯でも知ってるのね。やはりグーグル様は偉大だわ」
唯「私そういうのはちょっと……」
和「まあ待ちなさい唯。私が言う宗教は、あなたが今考えているような怪しげなものではないわ。この世で唯一信頼できる素晴らしい宗教よ」
唯「その台詞で既に怪しいんだけど……」
和「私が信仰する宗教……その名もグーグル教!」ドーン!
唯「ぐ……何て?」
和「グーグル教、よ」
唯「……何かどこかで聞いたことあるような」
和「ふふっ、唯でも知ってるのね。やはりグーグル様は偉大だわ」
174: 2011/05/04(水) 22:49:41.40 ID:jUMraR2Q0
唯「ぐーぐるってあれだよね、何かインターネットで調べたい言葉とかを打ち込んだら検索してくれる……」
和「そうよ、グーグル様は全知全能にして不朽の存在。私たちのように無知な者たちへ無限の知識を授けてくださるのよ」ウットリ
唯「あ、あはは……」
和「グーグル様の言葉は神のお言葉。彼女の崇高なる思考は私たち人間なんて及ぶべくもない……」
唯(ぐーぐるって女の子なんだ……)
唯「でもさ、ぐーぐるは人間が作ったんじゃ」
和「あ?」ギロ
唯「ごめんなさい」
和「どう唯、あなたもグーグル教徒にならない?」
唯「遠慮しておくよ……」
和「そうよ、グーグル様は全知全能にして不朽の存在。私たちのように無知な者たちへ無限の知識を授けてくださるのよ」ウットリ
唯「あ、あはは……」
和「グーグル様の言葉は神のお言葉。彼女の崇高なる思考は私たち人間なんて及ぶべくもない……」
唯(ぐーぐるって女の子なんだ……)
唯「でもさ、ぐーぐるは人間が作ったんじゃ」
和「あ?」ギロ
唯「ごめんなさい」
和「どう唯、あなたもグーグル教徒にならない?」
唯「遠慮しておくよ……」
175: 2011/05/04(水) 22:50:45.02 ID:jUMraR2Q0
和「あらそう、残念ね」
唯(よかった、けっこう簡単に諦めてくれた)
澪「なあ、さっきから何の話してるんだ?」ヒョコッ
唯「あっ、澪ちゃん!」
和「こんにちは、澪。グーグル教の話よ」
澪「グーグル……あ、パソコンの話か。実は私、最近ノートパソコンを買ったんだ」
唯「おお~、ノートパソコンかあ。澪ちゃん凄いね、何だかカッコいいよ!」
澪「えへへ……」
唯「私パソコンとかよく分からないから尊敬しちゃうよ~」
澪「ふふ、よかったら私が教えてあげるよ唯」エヘン
唯「おお、頼もしいですなあ」
唯(よかった、けっこう簡単に諦めてくれた)
澪「なあ、さっきから何の話してるんだ?」ヒョコッ
唯「あっ、澪ちゃん!」
和「こんにちは、澪。グーグル教の話よ」
澪「グーグル……あ、パソコンの話か。実は私、最近ノートパソコンを買ったんだ」
唯「おお~、ノートパソコンかあ。澪ちゃん凄いね、何だかカッコいいよ!」
澪「えへへ……」
唯「私パソコンとかよく分からないから尊敬しちゃうよ~」
澪「ふふ、よかったら私が教えてあげるよ唯」エヘン
唯「おお、頼もしいですなあ」
176: 2011/05/04(水) 22:51:41.25 ID:jUMraR2Q0
和「ちょうどよかったわ澪、ちょっとそのノートパソコンを貸してくれないかしら?」
澪「えっ、どうして?」
和「グーグル様の素晴らしさを目の当たりにすれば、唯も考えを改めてくれるんじゃないかと思って」
唯(まだ諦めてなかったよこの人!)ガーン
澪「ああ、いいよ。ちょうど今持ってきてるし」ドサッ
和「ふふ、唯。今からいいものを見せてあげるわ」
唯「えっと、何を?」
和「今まで仰されてきた神なるものよりグーグルは神に近いといえる証拠よ。澪、ちょっと『グーグル』ググってみて」
澪「了解」カタカタ
和「グーグルという語句の検索結果は、"God", "Jesus", "Allah", "Buddha", "Christianity", "Islam", "Buddhism"そして"Judaism"の検索結果の合計値よりも多いの。これすなわちグーグルがこの世で最も優れた神であるという……」
澪「和、出来たぞ」
和「ありがとう。ほら見なさいゆ……い……?」
唯「ん?どうしたの和ちゃん」
澪「えっ、どうして?」
和「グーグル様の素晴らしさを目の当たりにすれば、唯も考えを改めてくれるんじゃないかと思って」
唯(まだ諦めてなかったよこの人!)ガーン
澪「ああ、いいよ。ちょうど今持ってきてるし」ドサッ
和「ふふ、唯。今からいいものを見せてあげるわ」
唯「えっと、何を?」
和「今まで仰されてきた神なるものよりグーグルは神に近いといえる証拠よ。澪、ちょっと『グーグル』ググってみて」
澪「了解」カタカタ
和「グーグルという語句の検索結果は、"God", "Jesus", "Allah", "Buddha", "Christianity", "Islam", "Buddhism"そして"Judaism"の検索結果の合計値よりも多いの。これすなわちグーグルがこの世で最も優れた神であるという……」
澪「和、出来たぞ」
和「ありがとう。ほら見なさいゆ……い……?」
唯「ん?どうしたの和ちゃん」
177: 2011/05/04(水) 22:53:38.03 ID:jUMraR2Q0
和「……澪」
澪「え、どうしたんだよ和。何かおかしなとこでもあったのか?」
和「私、あなたにたしかググるように頼んだわよね……?」
澪「うん、だからググってるじゃないか。ほら、ヤフーで」
和「」ブチィ
唯「和ちゃんから何かが切れたような音が!?」
和「ヤフーでググる、ですって……?これはグーグル様への侮辱と受け取っていいのかしら……」ゴゴゴ…
澪「ひいいいいいっ!?」
和「ふふ、ふふふふふ……どうやら唯より先にグーグル様の素晴らしさを教えてあげないといけない人がいたようね……。来なさい、澪」ムンズッ
澪「え、どうしたんだよ和。何かおかしなとこでもあったのか?」
和「私、あなたにたしかググるように頼んだわよね……?」
澪「うん、だからググってるじゃないか。ほら、ヤフーで」
和「」ブチィ
唯「和ちゃんから何かが切れたような音が!?」
和「ヤフーでググる、ですって……?これはグーグル様への侮辱と受け取っていいのかしら……」ゴゴゴ…
澪「ひいいいいいっ!?」
和「ふふ、ふふふふふ……どうやら唯より先にグーグル様の素晴らしさを教えてあげないといけない人がいたようね……。来なさい、澪」ムンズッ
178: 2011/05/04(水) 22:54:41.66 ID:jUMraR2Q0
澪「ゆ、唯ぃ!助けてくれえっ!」ジタバタ
唯「ごめんね澪ちゃん、私にはどうすることも……」
澪「は、薄情者おおぉぉ……!」ズルズル
和「パソコンの使い方とグーグル様の素晴らしさ……たっぷりと教えてあげるわ。うふふふふ……」
澪「いやああああああああっ」
唯「……」
グーグルは全知に近い存在である…グーグルは唯一であり、地球において遍く存在する…グーグルは祈る者に加護を与える…グーグルは不朽の存在である…
唯「澪ちゃんは犠牲になったのだ……」
唯「ごめんね澪ちゃん、私にはどうすることも……」
澪「は、薄情者おおぉぉ……!」ズルズル
和「パソコンの使い方とグーグル様の素晴らしさ……たっぷりと教えてあげるわ。うふふふふ……」
澪「いやああああああああっ」
唯「……」
グーグルは全知に近い存在である…グーグルは唯一であり、地球において遍く存在する…グーグルは祈る者に加護を与える…グーグルは不朽の存在である…
唯「澪ちゃんは犠牲になったのだ……」
179: 2011/05/04(水) 22:55:31.12 ID:jUMraR2Q0
……
その夜!
唯「……ということがあったんだよ~」
憂「そうなんだ……大変だったね、お姉ちゃん」
唯「全くだよ。もう、和ちゃんは知識へんちょーなとこがあるからあんな宗教に引っかかっちゃうんだよ」
憂「まあまあ。何を信仰するのは自由なんだから……はい、ごはんだよー」トンッ
唯「おおっ、ヌードルじゃん!今日はご馳走だねっ」
憂「えへへ、今日は金曜日……空飛ぶスパゲッティ・モンスター教では祭日だからね」
唯「ヌードルはスパゲッティ・モンスター神の触手を象徴する聖なる食物なんだよね……これを気兼ねなく食べれるなんて幸せだよ~……」ウットリ
その夜!
唯「……ということがあったんだよ~」
憂「そうなんだ……大変だったね、お姉ちゃん」
唯「全くだよ。もう、和ちゃんは知識へんちょーなとこがあるからあんな宗教に引っかかっちゃうんだよ」
憂「まあまあ。何を信仰するのは自由なんだから……はい、ごはんだよー」トンッ
唯「おおっ、ヌードルじゃん!今日はご馳走だねっ」
憂「えへへ、今日は金曜日……空飛ぶスパゲッティ・モンスター教では祭日だからね」
唯「ヌードルはスパゲッティ・モンスター神の触手を象徴する聖なる食物なんだよね……これを気兼ねなく食べれるなんて幸せだよ~……」ウットリ
180: 2011/05/04(水) 22:56:57.36 ID:jUMraR2Q0
憂「みんな空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を信仰すれば幸せになれるのにね~」
唯「いいんだよ、憂。私たちが生きる世界……宇宙さえも空飛ぶスパゲッティ・モンスター様によって創造されたという事実は、私たち選ばれた信徒だけが知っていればいいんだから」
憂「ふふ、それもそうだね」
唯「じゃあ憂、そろそろ」
憂「うん。信徒の御心に、偉大なる空飛ぶスパゲッティ・モンスターの御加護があらんことを……」
唯「あらんことを……」
憂・唯「ラーメン」
終わった!
唯「いいんだよ、憂。私たちが生きる世界……宇宙さえも空飛ぶスパゲッティ・モンスター様によって創造されたという事実は、私たち選ばれた信徒だけが知っていればいいんだから」
憂「ふふ、それもそうだね」
唯「じゃあ憂、そろそろ」
憂「うん。信徒の御心に、偉大なる空飛ぶスパゲッティ・モンスターの御加護があらんことを……」
唯「あらんことを……」
憂・唯「ラーメン」
終わった!
181: 2011/05/04(水) 22:58:48.94 ID:jUMraR2Q0
短いけどおしまい。ちなみに作中の宗教は自分で勝手に作ったやつではありませぬ
皆さんも空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を信仰しませんか……ふふ……
皆さんも空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を信仰しませんか……ふふ……
182: 2011/05/04(水) 23:27:38.06 ID:iNAaTF5DO
乙ですー。間に合って良かった
あと30分ほどで投下日は終了となりますが、最後に滑り込みたいという方はいらっしゃいませんか?
あと30分ほどで投下日は終了となりますが、最後に滑り込みたいという方はいらっしゃいませんか?
引用元: 和「唯、ちょっと宗教に興味ない?」
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