希「そうやなぁ、『絶交する！』とか？」

絵里「意味的にはそうかもしれないけど絶交なんて使うの小学生くらいじゃない？」

希「せやね…他になにかあるかな？」

絵里「言葉が言葉だし皆に聞いて回るのも悪いしね…」

絵里「海未あたりに聞いたら『誰か怨んでいる人でもいるのですか！？』って心配されそうね」

希「ぶっちゃけそれウチも言いたいんやで、なんで悪口を真剣に考えてるんやえりち」

絵里「…」



絵里「暇つぶしよ」

希「今の間はなんやの」

絵里「『あっかんべー』ってあるけど、何であれが相手が嫌いな事を主張する手段なのかしら？」

希「なんでやろね、相手の腹を立たせようとしてるんかな」

絵里「いわゆる、アオリってやつね」

希「ちょっとやってみ？」

絵里「」ﾍﾞｰｯ

希「かわいい」

絵里「スパシーバ」

希(ハラショー以外も言えたんか)

希「ロシアではそういうスラングはあるん？」

絵里「別に私はロシアに詳しいわけじゃないんだけど…確かイェビ、だったかしら」

希「発音しづらい…」

絵里「これはナシね」

絵里「いっそ新たにスラングを作ってしまうのはどう？」

希「作る？」

絵里「スラングっていうとなんか難しい感じするけど、ヤバイとかKYとか、そういうことでしょ？」

希「wikiにいろいろ書いてあるで」

絵里「色々あるのね…」

希「やっぱりというべきか、男女関係の物が多めやね」

絵里「よし、かわいい悪口を考えてここに乗せてやるわぁ」ﾁｶｯ

希「なんやかわいい悪口て」

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絵里「アメリカのスラングは相手を何かに例える物が多いらしいわ」

希「ピーチとかやな、可愛いって意味やで」

絵里「イギリスではバードって言うらしいわ」

絵里「って違う、悪口よ悪口」

希「だからなんで悪口いうのにそんな真面目になってるん…」

絵里「なんででしょうね…そうね、私のチョコを誰かが勝手に食べたらビシッと言ってやるわ」

希「かわいい悪口を？」

絵里「えぇ、とびっきりのを」

希「楽しみにしとるね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

絵里「…ん？」

絵里「うーん…相手にそれとなく、悟られないように、かつ明確にこちらが悪口を言った満足感が得られるかわいい言葉……」

希「難し過ぎちゃう」

絵里「………はっ！」

希「どうしたん？」

絵里「おねんね！！！」

希「えっ…？ ん？ あれ……？？」

絵里「…あ、ダメね」

希「あっ… えぇ！？今のが！？」

絵里「いやぁ……ダメかしら今の」

希「ダメ………っていうかなあ…」

絵里「かわいいし受け取り方によっては悪口っぽくなるかと思ったんだけど」

希「一瞬何が起きたのかわからなくなったで」

絵里「あのね、そう、やっぱり私達って女の子だし、仮にもアイドルなのよ」

希「うん」

絵里「でね、その、どうにかこうにか『氏ぬ→寝る』っていう連想をしてね」

希「うん」

絵里「それで…なに、えっと、『氏ね→寝ろ』っていうアレから、おねんねっていう事なんだけど」

希「うん」

絵里「さっき食べてたのって私のチョコ？」

希「うん」

絵里「…どう、感想は」

希「………うん」

絵里「もう！いいわよ！スパシーバ！エリチカ帰るチカ！」ﾁｶｯ!!!

希(この子ハラショー忘れてスパシーバに変わっただけやな)

次の日

希(あれからメールとか来てないけど大丈夫かなえりち)

希「ん、あれは」



絵里「ラザヴァヤ！」

ことり「ロシア語？どういう意味？」

希「えりち、ことりちゃん、おはよ」

ことり「おはよう希ちゃん!」

絵里「…」

ことり「？ 絵里ちゃん？」



絵里「………おねんね！！」ﾕﾋﾞｻｼﾁｶｯ

ことり「！？」

希(根にもってる)

ことり「い、行っちゃった…」

希「せやね」

ことり「なんだったの今の…おねんねって聞こえたんだけど…」

希「…せやね」

ことり「もしかして、喧嘩しちゃったの？ロシア語の悪口とか…？」

希「うーん……」






希「エリチカ語、やで…」

おわり

俺はこのssで何を届けたかったんだろうか、とりあえずおねんね流行らせよう。

ちなみにおねんねは友達が考えました、おやすみ。

乙
続き書かなおねんねするよ？

続き書かなおねんねさすぞオラァ