1: 2008/03/04(火) 01:30:01.96 ID:8XuesNmI0
みくる 「はい、また明日」
ハルヒ「行くわよ、キョン!ちゃんとポテトもつけるのよ!」
キョン 「分かった分かった」
長門 「…また」
みくる 「は、はいっ! また明日」
「古泉くん、またあし…」
古泉 「………」
みくる 「あ…」
「………」
ハルヒ「行くわよ、キョン!ちゃんとポテトもつけるのよ!」
キョン 「分かった分かった」
長門 「…また」
みくる 「は、はいっ! また明日」
「古泉くん、またあし…」
古泉 「………」
みくる 「あ…」
「………」
4: 2008/03/04(火) 01:34:55.46 ID:8XuesNmI0
とぼとぼ
みくる「…はぁ」
古泉 「何か嫌な事でもあったんですか?」
みくる「え…!? ひゃあっ」
古泉 「おっと、大丈夫ですか?」
みくる「こ、古泉くん!? ど、どうしてここにっ」
「さっき、ばいばいしたはず…」
古泉 「僕は挨拶していませんよ?」
みくる「…あ…」
古泉 「すみません、無視したつもりではないのですが」
「少し、お話があるんですが…よろしいですか?」
みくる「…はぁ」
古泉 「何か嫌な事でもあったんですか?」
みくる「え…!? ひゃあっ」
古泉 「おっと、大丈夫ですか?」
みくる「こ、古泉くん!? ど、どうしてここにっ」
「さっき、ばいばいしたはず…」
古泉 「僕は挨拶していませんよ?」
みくる「…あ…」
古泉 「すみません、無視したつもりではないのですが」
「少し、お話があるんですが…よろしいですか?」
6: 2008/03/04(火) 01:40:25.71 ID:8XuesNmI0
みくる「さっき言ってくれれば良かったのに…私、少し傷ついちゃいましたよ」
古泉 「すみません。驚かせたかったもので」
みくる「とってもびっくりしちゃいましたよぉ」
古泉 「コーヒー、お飲みになって下さい。僕の奢りですから」
みくる「そんな…悪いです」
古泉 「驚かせてしまったお詫びですから」
みくる「いいんですか?」
古泉 「そんなに遠慮しないで下さい」
みくる「は、はい…ありがとうございます」
古泉 「すみません。驚かせたかったもので」
みくる「とってもびっくりしちゃいましたよぉ」
古泉 「コーヒー、お飲みになって下さい。僕の奢りですから」
みくる「そんな…悪いです」
古泉 「驚かせてしまったお詫びですから」
みくる「いいんですか?」
古泉 「そんなに遠慮しないで下さい」
みくる「は、はい…ありがとうございます」
12: 2008/03/04(火) 01:47:22.18 ID:8XuesNmI0
古泉 「それに、いつも美味しいお茶をご馳走になってますからね」
「ケーキやパフェも頼んでいいですよ」
みくる「そ、そんなっ…美味しいって、その言葉だけで十分嬉しいです」
古泉 「うーん、そうですか。残念です」
みくる「あ…じゃ、じゃあ、今度古泉くんがお茶を淹れてください」
古泉 「僕が、ですか?」
みくる「はい。古泉くんが淹れてくれたお茶、飲んでみたいです」
古泉 「…では、今度淹れてみましょう。朝比奈さん、やり方教えて下さい」
みくる「は、はい。私で、よければ…」
「ケーキやパフェも頼んでいいですよ」
みくる「そ、そんなっ…美味しいって、その言葉だけで十分嬉しいです」
古泉 「うーん、そうですか。残念です」
みくる「あ…じゃ、じゃあ、今度古泉くんがお茶を淹れてください」
古泉 「僕が、ですか?」
みくる「はい。古泉くんが淹れてくれたお茶、飲んでみたいです」
古泉 「…では、今度淹れてみましょう。朝比奈さん、やり方教えて下さい」
みくる「は、はい。私で、よければ…」
14: 2008/03/04(火) 01:54:35.63 ID:8XuesNmI0
みくる「それで、話って…」
古泉 「………」
みくる「古泉くん?」
古泉 「朝比奈さんは、恋ってどんなものだと思いますか?」
みくる「ふぇ? こ、恋…ですか?」
古泉 「はい。恋、です」
みくる「え、えっと…そうですね…、楽しいもの…かなぁ」
古泉 「…楽しいもの、ですか」
古泉 「………」
みくる「古泉くん?」
古泉 「朝比奈さんは、恋ってどんなものだと思いますか?」
みくる「ふぇ? こ、恋…ですか?」
古泉 「はい。恋、です」
みくる「え、えっと…そうですね…、楽しいもの…かなぁ」
古泉 「…楽しいもの、ですか」
19: 2008/03/04(火) 02:03:08.49 ID:8XuesNmI0
みくる「好きな人の事を考えると、楽しくなったりしませんか?」
「明日話せるかな、とか…会えるかな、とか…」
古泉 「………」
みくる「話しかけられたら、本当に嬉しくなっちゃったり…」
「さっきなんて私、心臓が…」
古泉 「…さっき?」
みくる「ひゃあっ! な、なんでもないですっ」
古泉 「答えて下さって、ありがとうございます」
みくる「す、すみません、お役に立てたかどうか…」
古泉 「とても立ちましたよ」
みくる「あ…そうだ、古泉くんはどんなものだと思いますか?」
古泉 「僕ですか」
「僕は…切ないものだと思います」
「明日話せるかな、とか…会えるかな、とか…」
古泉 「………」
みくる「話しかけられたら、本当に嬉しくなっちゃったり…」
「さっきなんて私、心臓が…」
古泉 「…さっき?」
みくる「ひゃあっ! な、なんでもないですっ」
古泉 「答えて下さって、ありがとうございます」
みくる「す、すみません、お役に立てたかどうか…」
古泉 「とても立ちましたよ」
みくる「あ…そうだ、古泉くんはどんなものだと思いますか?」
古泉 「僕ですか」
「僕は…切ないものだと思います」
26: 2008/03/04(火) 02:09:55.41 ID:8XuesNmI0
みくる「…切ない?」
古泉 「はい。とても切ないものだと思いますね」
みくる「それは、どうしてですか…?」
古泉 「相手の方に好きな人がいたら…と考えると、切なくなりませんか?」
「話しかけて嫌われないか、とか」
みくる「………」
古泉 「好きな人が、他の男性と楽しそうに話していたり…」
みくる「でも、それは…」
古泉 「叶わない恋、だったり」
古泉 「はい。とても切ないものだと思いますね」
みくる「それは、どうしてですか…?」
古泉 「相手の方に好きな人がいたら…と考えると、切なくなりませんか?」
「話しかけて嫌われないか、とか」
みくる「………」
古泉 「好きな人が、他の男性と楽しそうに話していたり…」
みくる「でも、それは…」
古泉 「叶わない恋、だったり」
32: 2008/03/04(火) 02:23:55.66 ID:8XuesNmI0
みくる「かなわ、ない…?」
古泉 「あなたなら、分かりますよね?」
みくる「…え…」
古泉 「なんて、冗談ですよ」
「朝比奈さんと逆の事を言ってみただけです」
みくる「…も…もう、古泉くん、いじわるです…」
古泉 「すみません。でも、本当に切ないものだと思っていますよ」
みくる「古泉くんは、今…恋を、してるんですか?」
古泉 「…はい。しています」
みくる「あ…相手の、方は…」
古泉 「………」
「長門さん、です」
古泉 「あなたなら、分かりますよね?」
みくる「…え…」
古泉 「なんて、冗談ですよ」
「朝比奈さんと逆の事を言ってみただけです」
みくる「…も…もう、古泉くん、いじわるです…」
古泉 「すみません。でも、本当に切ないものだと思っていますよ」
みくる「古泉くんは、今…恋を、してるんですか?」
古泉 「…はい。しています」
みくる「あ…相手の、方は…」
古泉 「………」
「長門さん、です」
38: 2008/03/04(火) 02:31:28.85 ID:8XuesNmI0
みくる「……ぁ…」
「な…長門、さん…」
古泉 「はい」
みくる「そ…そうだったんですかぁ!しっ、知りませんでした」
古泉 「悟られないよう、努力していますから」
みくる「凄いです、全然…わ、分かりませんでしたっ」
古泉 「秘密ですよ? 朝比奈さんしか知りませんからね」
みくる「大丈夫、です。私、口は堅いです」
古泉 「そうですか。つい言ってしまったのですが、安心しました」
みくる「え、えへへ…わ!私、応援しちゃいますっ」
古泉 「いいですよ、そんな事しなくても」
みくる「大丈夫ですっ、ちゃんとばれないように、こっそり応援します」
古泉 「…ありがとうございます」
「な…長門、さん…」
古泉 「はい」
みくる「そ…そうだったんですかぁ!しっ、知りませんでした」
古泉 「悟られないよう、努力していますから」
みくる「凄いです、全然…わ、分かりませんでしたっ」
古泉 「秘密ですよ? 朝比奈さんしか知りませんからね」
みくる「大丈夫、です。私、口は堅いです」
古泉 「そうですか。つい言ってしまったのですが、安心しました」
みくる「え、えへへ…わ!私、応援しちゃいますっ」
古泉 「いいですよ、そんな事しなくても」
みくる「大丈夫ですっ、ちゃんとばれないように、こっそり応援します」
古泉 「…ありがとうございます」
47: 2008/03/04(火) 02:37:42.79 ID:8XuesNmI0
みくる「コーヒー、ごちそうさまでした」
古泉 「いえ、こちらこそ。お話を聞いて下さってありがとうございます」
「…楽しかったです」
――――――――――――――――――――――――――――――
「朝比奈さんは、恋ってどんなものだと思いますか?」
「僕は…切ないものだと思います」
――――――――――――――――――――――――――――――
みくる「…わ、私…も、楽しかった、です」
古泉 「またよろしければ、相談に乗ってください」
みくる「私でよければ、い、いつでもっ」
古泉 「では、また」
みくる「はいっ、さよなら」
古泉 「いえ、こちらこそ。お話を聞いて下さってありがとうございます」
「…楽しかったです」
――――――――――――――――――――――――――――――
「朝比奈さんは、恋ってどんなものだと思いますか?」
「僕は…切ないものだと思います」
――――――――――――――――――――――――――――――
みくる「…わ、私…も、楽しかった、です」
古泉 「またよろしければ、相談に乗ってください」
みくる「私でよければ、い、いつでもっ」
古泉 「では、また」
みくる「はいっ、さよなら」
55: 2008/03/04(火) 02:46:51.20 ID:8XuesNmI0
みくる「…恋は、楽しいもの…」
「ふふ、私、何言ってるんだろう」
「私は恋をしちゃダメな人間なのに…」
「いつか、未来に帰らなきゃいけないのに…」
「なんでそんな大事な事を忘れて…古泉くんに、恋しちゃってるんだろう…」
「…ふ…うっ…やだよぉ…」
「おっ、応援なんて…したくない…」
「…ふえぇっ…」
「ふふ、私、何言ってるんだろう」
「私は恋をしちゃダメな人間なのに…」
「いつか、未来に帰らなきゃいけないのに…」
「なんでそんな大事な事を忘れて…古泉くんに、恋しちゃってるんだろう…」
「…ふ…うっ…やだよぉ…」
「おっ、応援なんて…したくない…」
「…ふえぇっ…」
66: 2008/03/04(火) 02:56:14.17 ID:8XuesNmI0
古泉 「こんにちは」
ハルヒ「あら、古泉くん。遅かったわね」
古泉 「すみません、担任に頼まれ事をされてしまいまして」
ハルヒ「ふぅん、大変ね」
みくる 「古泉くん、お茶どうぞ」
古泉 「ありがとうございます。すみません、お茶淹れれませんでしたね」
「今度早く来れた時にでも…」
みくる 「いいんですっ!」
古泉 「え…」
みくる 「い、淹れるなら私にじゃなくて、その…あっ、えっと…」
古泉 「…僕が淹れたお茶、飲みますか?」
キョン「いらねぇよ」
ハルヒ「あら、古泉くん。遅かったわね」
古泉 「すみません、担任に頼まれ事をされてしまいまして」
ハルヒ「ふぅん、大変ね」
みくる 「古泉くん、お茶どうぞ」
古泉 「ありがとうございます。すみません、お茶淹れれませんでしたね」
「今度早く来れた時にでも…」
みくる 「いいんですっ!」
古泉 「え…」
みくる 「い、淹れるなら私にじゃなくて、その…あっ、えっと…」
古泉 「…僕が淹れたお茶、飲みますか?」
キョン「いらねぇよ」
74: 2008/03/04(火) 03:08:36.79 ID:8XuesNmI0
古泉 「今日は、メイドさんじゃないんですね」
みくる 「は、はい…今日は…」
パタン
ハルヒ「あら、もうそんな時間? じゃ、帰りま…」
みくる 「あのっ、長門さん! 今日は戸締りお願いしますっ」
長門 「……?」
みくる 「涼宮さん、キョンくん、一緒に帰りませんかっ!?」
ハルヒ「い、いいけど…どうしたの? みくるちゃん」
みくる 「さぁ、早く行きましょ…ひゃあっ」
キョン 「朝比奈さんっ!? 大丈夫ですかっ」
みくる 「だ、大丈夫です。古泉くん、長門さん、また明日っ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとみくるちゃん…」
キョン 「なんだなんだ」
バタンッ
みくる 「は、はい…今日は…」
パタン
ハルヒ「あら、もうそんな時間? じゃ、帰りま…」
みくる 「あのっ、長門さん! 今日は戸締りお願いしますっ」
長門 「……?」
みくる 「涼宮さん、キョンくん、一緒に帰りませんかっ!?」
ハルヒ「い、いいけど…どうしたの? みくるちゃん」
みくる 「さぁ、早く行きましょ…ひゃあっ」
キョン 「朝比奈さんっ!? 大丈夫ですかっ」
みくる 「だ、大丈夫です。古泉くん、長門さん、また明日っ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとみくるちゃん…」
キョン 「なんだなんだ」
バタンッ
79: 2008/03/04(火) 03:15:51.79 ID:8XuesNmI0
古泉「………」
長門「朝比奈みくるがおかしい」
古泉「驚きましたね」
長門「…あなたも、おかしい」
古泉「僕は普段通りですよ」
長門「………」
古泉「戸締り、僕がしておきます」
長門「……分かった」
古泉「長門さん、また明日」
長門「…また」
長門「朝比奈みくるがおかしい」
古泉「驚きましたね」
長門「…あなたも、おかしい」
古泉「僕は普段通りですよ」
長門「………」
古泉「戸締り、僕がしておきます」
長門「……分かった」
古泉「長門さん、また明日」
長門「…また」
84: 2008/03/04(火) 03:25:10.32 ID:8XuesNmI0
ガチャ
キョン「…何してんだ、古泉」
古泉 「あなたこそ、どうしたんですか? 先程帰られましたよね」
キョン「上着忘れたんだよ」
古泉 「そうですか」
キョン「で、お前は何してんだ」
古泉 「見て分かりませんか? お茶を淹れてるんです」
キョン「どうして」
古泉 「…飲みますか?」
キョン「………」
古泉 「失敗してしまいましたが」
キョン「…何してんだ、古泉」
古泉 「あなたこそ、どうしたんですか? 先程帰られましたよね」
キョン「上着忘れたんだよ」
古泉 「そうですか」
キョン「で、お前は何してんだ」
古泉 「見て分かりませんか? お茶を淹れてるんです」
キョン「どうして」
古泉 「…飲みますか?」
キョン「………」
古泉 「失敗してしまいましたが」
88: 2008/03/04(火) 03:35:29.41 ID:8XuesNmI0
ハルヒ「ったく、遅いわね!キョンのやつ!」
みくる 「………」
ハルヒ「…ねぇ、みくるちゃん。何かあったの?」
みくる 「え…? な、何にもないですよ…」
ハルヒ「あたしに嘘つくつもり?」
みくる 「うっ、嘘なんか…、あれ…」
ハルヒ「何もなかったら涙なんて出ないわよね?」
みくる 「…こ、これは…」
ハルヒ「誰かに何かされたの? もしそうだったらちゃんと誰か言いなさい」
「あたしがぶん殴って来てあげるから!」
みくる 「す…涼宮、さん…ふっ…ふえぇっ」
ハルヒ「まったく、団長に隠し事なんて許されるわけないじゃない」
みくる 「…うぅっ…くっ…」
ハルヒ「落ち着いたら、ちゃんと話すのよ!」
みくる 「………」
ハルヒ「…ねぇ、みくるちゃん。何かあったの?」
みくる 「え…? な、何にもないですよ…」
ハルヒ「あたしに嘘つくつもり?」
みくる 「うっ、嘘なんか…、あれ…」
ハルヒ「何もなかったら涙なんて出ないわよね?」
みくる 「…こ、これは…」
ハルヒ「誰かに何かされたの? もしそうだったらちゃんと誰か言いなさい」
「あたしがぶん殴って来てあげるから!」
みくる 「す…涼宮、さん…ふっ…ふえぇっ」
ハルヒ「まったく、団長に隠し事なんて許されるわけないじゃない」
みくる 「…うぅっ…くっ…」
ハルヒ「落ち着いたら、ちゃんと話すのよ!」
93: 2008/03/04(火) 03:44:02.90 ID:8XuesNmI0
キョン「まずい」
古泉 「なかなか朝比奈さんのようにはいかないですね」
キョン「古泉、何かあったのか」
古泉 「…驚きました。あなたからもそんな事を言われるなんて」
「長門さんにも言われてしまいましたよ」
キョン「俺が気づいて、長門が気づかないわけないからな」
古泉 「おかしいですね、僕は普段通りに振舞っているはずなんですが」
キョン「今日のお前は変だ。いつも変だけどな」
古泉 「傷つきますね」
キョン「で、何があったんだ? お前が弱ってるところを見れそうだから聞かせろ」
古泉 「…困ったものですね。まぁ、あなたならいいでしょう」
古泉 「なかなか朝比奈さんのようにはいかないですね」
キョン「古泉、何かあったのか」
古泉 「…驚きました。あなたからもそんな事を言われるなんて」
「長門さんにも言われてしまいましたよ」
キョン「俺が気づいて、長門が気づかないわけないからな」
古泉 「おかしいですね、僕は普段通りに振舞っているはずなんですが」
キョン「今日のお前は変だ。いつも変だけどな」
古泉 「傷つきますね」
キョン「で、何があったんだ? お前が弱ってるところを見れそうだから聞かせろ」
古泉 「…困ったものですね。まぁ、あなたならいいでしょう」
98: 2008/03/04(火) 03:52:44.64 ID:8XuesNmI0
古泉 「僕に好きな人がいるのは、ご存知ですか?」
キョン「存じてない」
古泉 「そう思っていました」
キョン「マジなのか?」
古泉 「マジですよ。ですが、叶わない恋です」
キョン「叶わない恋?」
古泉 「はい。叶わない恋です」
キョン「…なぜ俺を見つめる」
古泉 「なぜでしょう?」
キョン「なぜ視線を外さない」
古泉 「なぜでしょう?」
キョン「………」
古泉 「………」
キョン「存じてない」
古泉 「そう思っていました」
キョン「マジなのか?」
古泉 「マジですよ。ですが、叶わない恋です」
キョン「叶わない恋?」
古泉 「はい。叶わない恋です」
キョン「…なぜ俺を見つめる」
古泉 「なぜでしょう?」
キョン「なぜ視線を外さない」
古泉 「なぜでしょう?」
キョン「………」
古泉 「………」
101: 2008/03/04(火) 03:59:45.79 ID:8XuesNmI0
古泉 「言っておきますが、あなたじゃありませんよ」
「僕は至ってノーマルな人間です」
キョン「今、凄くホッとした」
古泉 「あなたは僕をどんな人間だと思っているんですか」
キョン「冗談だ、冗談」
古泉 「人と話をするときは相手の目を見て…」
キョン「分かったから。さっきの続きをしろ」
古泉 「…僕は…」
「僕は至ってノーマルな人間です」
キョン「今、凄くホッとした」
古泉 「あなたは僕をどんな人間だと思っているんですか」
キョン「冗談だ、冗談」
古泉 「人と話をするときは相手の目を見て…」
キョン「分かったから。さっきの続きをしろ」
古泉 「…僕は…」
106: 2008/03/04(火) 04:08:53.37 ID:8XuesNmI0
キョン「なるほどな…」
古泉 「…僕は怖いんですよ。傷つく事が」
キョン「お前さ」
バンッ!
キョン「のわあっ! びっくりした…って、ハルヒ?」
ハルヒ「キョン! 行くわよ!」
キョン「えっ? うわ、引っ張るな! ぐ、ぐるじ…」
バタン
古泉 「………」
みくる「……あ、あの」
古泉 「お茶」
みくる「え…?」
古泉 「お茶、淹れますね」
古泉 「…僕は怖いんですよ。傷つく事が」
キョン「お前さ」
バンッ!
キョン「のわあっ! びっくりした…って、ハルヒ?」
ハルヒ「キョン! 行くわよ!」
キョン「えっ? うわ、引っ張るな! ぐ、ぐるじ…」
バタン
古泉 「………」
みくる「……あ、あの」
古泉 「お茶」
みくる「え…?」
古泉 「お茶、淹れますね」
109: 2008/03/04(火) 04:22:29.73 ID:8XuesNmI0
古泉 「美味しくありませんね」
みくる「そ、そんな事は…」
古泉 「いいんですよ。無理しなくても」
みくる「…少し、渋いです」
古泉 「………」
「どうして、戻ってこられたんですか?」
みくる「………」
みくる「そ、そんな事は…」
古泉 「いいんですよ。無理しなくても」
みくる「…少し、渋いです」
古泉 「………」
「どうして、戻ってこられたんですか?」
みくる「………」
112: 2008/03/04(火) 04:29:21.14 ID:8XuesNmI0
てす
113: 2008/03/04(火) 04:30:32.80 ID:8XuesNmI0
あれ、書き込めた。でも文章は消えた
118: 2008/03/04(火) 04:36:52.22 ID:8XuesNmI0
――――――――――――――――――――――――――――
ハルヒ「なるほどね」
みくる 「…もう、いいんです…私…」
ハルヒ「ダメよ! まだ想いを伝えてないじゃない」
みくる 「…でも…古泉くんは、長門さんが好きだって…」
「私、失恋しちゃってます…想いを伝えても…」
ハルヒ「みくるちゃんはそれでいいの!?」
みくる 「……よくない、です…私…古泉くんの事…好き、です」
ハルヒ「あたしに言ってどうするのよ」
みくる 「…無理、ですから…」
ハルヒ「どうせ無理だと思うなら、きちんと想いを伝えなさい」
「それに、今の状態を失恋とは言わないわ」
「きちんと想いを伝えて、振られたら、失恋って言うのよ」
みくる 「……わ…たし…」
ハルヒ「あー、もう! じれったいわね! 行くわよ、みくるちゃん!」
みくる 「…え? ひゃあぁっ」
――――――――――――――――――――――――――――
125: 2008/03/04(火) 04:48:52.12 ID:8XuesNmI0
みくる「…こ、古泉く」
古泉 「朝比奈さん」
みくる「あっ…は、はい…」
古泉 「僕があなたに、コーヒーを奢った日、何日か覚えていますか?」
みくる「……四月、一日…?」
古泉 「はい、四月一日です。何の日か知っていますか?」
みくる「エイプリル…フール…」
古泉 「そうです。実は、僕はあなたに嘘をつきました」
「どれが嘘か、分かりますか?」
みくる「…え…っと…こ、恋が切ないこと…ですか?」
古泉 「残念ながら、それは本当です」
「僕がついた嘘は、『長門さんが好き』だという事です」
古泉 「朝比奈さん」
みくる「あっ…は、はい…」
古泉 「僕があなたに、コーヒーを奢った日、何日か覚えていますか?」
みくる「……四月、一日…?」
古泉 「はい、四月一日です。何の日か知っていますか?」
みくる「エイプリル…フール…」
古泉 「そうです。実は、僕はあなたに嘘をつきました」
「どれが嘘か、分かりますか?」
みくる「…え…っと…こ、恋が切ないこと…ですか?」
古泉 「残念ながら、それは本当です」
「僕がついた嘘は、『長門さんが好き』だという事です」
130: 2008/03/04(火) 04:55:52.06 ID:8XuesNmI0
>>66は>>1の次の日じゃないつもりだったのに、スレタイに「また明日」って入れちゃってた
オーノー
オーノー
136: 2008/03/04(火) 05:10:17.55 ID:8XuesNmI0
みくる「…え?」
古泉 「僕が好きなのは、あなたです」
みくる「……ど、うして…嘘を、ついたんですか」
古泉 「怖かったからです」
みくる「怖い…?」
古泉 「あなたが僕を好いて下さっていたのは、分かっていました」
「ですが、あなたは未来人で、僕たち…敵対組織です」
みくる「………」
古泉 「許されないことですから。僕たちが、想い合う事は」
古泉 「僕が好きなのは、あなたです」
みくる「……ど、うして…嘘を、ついたんですか」
古泉 「怖かったからです」
みくる「怖い…?」
古泉 「あなたが僕を好いて下さっていたのは、分かっていました」
「ですが、あなたは未来人で、僕たち…敵対組織です」
みくる「………」
古泉 「許されないことですから。僕たちが、想い合う事は」
137: 2008/03/04(火) 05:11:10.46 ID:8XuesNmI0
×僕たち…敵対組織です
○僕たちは…敵対組織です
○僕たちは…敵対組織です
146: 2008/03/04(火) 05:26:01.50 ID:8XuesNmI0
古泉 「あぁ、組織が怖いわけではありませんよ」
「僕が怖いのは、あなたを失うことです」
みくる「…私、を…?」
古泉 「あなたは、いつか帰って…いや、帰らされてしまいますよね」
「僕たちが付き合っていたりしたら、あなたはきっと、今より泣いてしまうはずです」
みくる「あ……」
古泉 「その姿を見てしまえば、本当にあなたを失うという事を嫌でも実感させられますから」
みくる「…だから…嘘を…?」
古泉 「…長門さんの名前を嘘に使うのは気が引けましたが、長門さんも良いとおっしゃって下さったので」
「あなたに諦めてもらいたかったんです、僕を」
「僕が怖いのは、あなたを失うことです」
みくる「…私、を…?」
古泉 「あなたは、いつか帰って…いや、帰らされてしまいますよね」
「僕たちが付き合っていたりしたら、あなたはきっと、今より泣いてしまうはずです」
みくる「あ……」
古泉 「その姿を見てしまえば、本当にあなたを失うという事を嫌でも実感させられますから」
みくる「…だから…嘘を…?」
古泉 「…長門さんの名前を嘘に使うのは気が引けましたが、長門さんも良いとおっしゃって下さったので」
「あなたに諦めてもらいたかったんです、僕を」
152: 2008/03/04(火) 05:39:29.02 ID:8XuesNmI0
古泉 「そして僕も、あなたを諦めたかった」
「でも、無理でしたよ。あなたを諦めるなんて」
みくる「………」
古泉 「僕は弱い人間なんですよ」
「大きい傷を作りたくないから、先に小さい傷を作ろうとしたんです」
「でもあなたを傷つけた事が、一番自分を傷つけていました」
みくる「古泉くん…」
古泉 「ごめんなさい、朝比奈さん」
「僕は、あなたが好きです」
「でも、無理でしたよ。あなたを諦めるなんて」
みくる「………」
古泉 「僕は弱い人間なんですよ」
「大きい傷を作りたくないから、先に小さい傷を作ろうとしたんです」
「でもあなたを傷つけた事が、一番自分を傷つけていました」
みくる「古泉くん…」
古泉 「ごめんなさい、朝比奈さん」
「僕は、あなたが好きです」
153: 2008/03/04(火) 05:42:30.56 ID:8XuesNmI0
かゆうま
157: 2008/03/04(火) 05:49:19.72 ID:8XuesNmI0
みくる「…私も…古泉くんの事が…」
「…ぁ…」
古泉 「禁則事項、ですか?」
みくる「……古泉くんの、事が…」
古泉 「泣かないでください。大丈夫です、分かっていましたから」
「あなたの気持ちは、伝わっています」
みくる「…古泉、くんが…」
古泉 「ありがとうございます」
みくる「ごめんなさ…い…」
古泉 「謝らないでください。悪いのは僕ですから」
みくる「…違います。誰も、悪くないです…誰もっ…」
「…ぁ…」
古泉 「禁則事項、ですか?」
みくる「……古泉くんの、事が…」
古泉 「泣かないでください。大丈夫です、分かっていましたから」
「あなたの気持ちは、伝わっています」
みくる「…古泉、くんが…」
古泉 「ありがとうございます」
みくる「ごめんなさ…い…」
古泉 「謝らないでください。悪いのは僕ですから」
みくる「…違います。誰も、悪くないです…誰もっ…」
166: 2008/03/04(火) 06:14:51.41 ID:8XuesNmI0
古泉 「朝比奈さん」
みくる「はい」
古泉 「手を繋いで帰りましょうか」
みくる「はい…」
古泉 「怒られてしまいますか」
みくる「分かりません」
「でも、今は…普通の高校生、ですから」
古泉 「そうですか。では、いつか二人で普通に遊びに行きましょう」
「普通に手を繋いで街を歩いたり、普通にキスをしましょう」
「そして…普通に笑顔で、別れましょう」
みくる「…はい…」
「きっと、とっても楽しくなります」
「恋は…楽しいもの、ですから」
終わり
みくる「はい」
古泉 「手を繋いで帰りましょうか」
みくる「はい…」
古泉 「怒られてしまいますか」
みくる「分かりません」
「でも、今は…普通の高校生、ですから」
古泉 「そうですか。では、いつか二人で普通に遊びに行きましょう」
「普通に手を繋いで街を歩いたり、普通にキスをしましょう」
「そして…普通に笑顔で、別れましょう」
みくる「…はい…」
「きっと、とっても楽しくなります」
「恋は…楽しいもの、ですから」
終わり
230: 2008/03/04(火) 17:59:10.11 ID:8XuesNmI0
ハルヒ「ちょっとキョン!いつまで寝てるのよ!次の授業始まるわよ!」
キョン 「うるさい。まだ休み時間だろ」
ハルヒ「バカなんだから、ちゃんと授業聞きなさいよね!」
「団員にバカがいるのは、団長として恥ずかしいのよ!ふん!」
谷口 「怒られてばっかだな、お前」
キョン 「好きで怒られてるわけじゃない」
国木田「仲良いよね」
キョン 「そうかぁ…?」
国木田「うん。あ、先生来たよ」
谷口 「寝たらまた涼宮に怒られっぞー」
キョン 「はぁ…」
キョン 「うるさい。まだ休み時間だろ」
ハルヒ「バカなんだから、ちゃんと授業聞きなさいよね!」
「団員にバカがいるのは、団長として恥ずかしいのよ!ふん!」
谷口 「怒られてばっかだな、お前」
キョン 「好きで怒られてるわけじゃない」
国木田「仲良いよね」
キョン 「そうかぁ…?」
国木田「うん。あ、先生来たよ」
谷口 「寝たらまた涼宮に怒られっぞー」
キョン 「はぁ…」
231: 2008/03/04(火) 18:06:16.49 ID:8XuesNmI0
キョン 「(眠い)」
コンッ
キョン 「ん? 手紙?」
ハルヒ「………」
キョン 「(ハルヒか。えーっと、なになに?)」
「『キョン、さっきはごめんね。昼休み、部室の前に来て!』…?)」
キョン 「…はい?」
コンッ
キョン 「ん? 手紙?」
ハルヒ「………」
キョン 「(ハルヒか。えーっと、なになに?)」
「『キョン、さっきはごめんね。昼休み、部室の前に来て!』…?)」
キョン 「…はい?」
232: 2008/03/04(火) 18:09:04.68 ID:8XuesNmI0
キョン 「谷口、俺を殴ってくれ」
谷口 「は? 何だよ、突然。それより飯食おうぜ」
キョン 「いいから殴れ! 軽く」
ベシッ
谷口 「これでいいのか?」
キョン 「痛い…夢じゃないのか」
国木田「どうしたの?」
キョン 「なんでもない…俺、ちょっと用事があるから。お前ら二人で食ってろ」
谷口 「…何なんだ?」
国木田「さぁ?」
谷口 「は? 何だよ、突然。それより飯食おうぜ」
キョン 「いいから殴れ! 軽く」
ベシッ
谷口 「これでいいのか?」
キョン 「痛い…夢じゃないのか」
国木田「どうしたの?」
キョン 「なんでもない…俺、ちょっと用事があるから。お前ら二人で食ってろ」
谷口 「…何なんだ?」
国木田「さぁ?」
234: 2008/03/04(火) 18:16:11.65 ID:8XuesNmI0
キョン 「(部室の前か…ん? 挙動不審の人物が…)」
「って、ハルヒ?」
ハルヒ「あっ…キョン!」
キョン 「お前、さっきの手紙…」
ハルヒ「あ、あのね、キョン。さっきはみんなの前で怒鳴ってごめん、ね」
キョン 「!?」
ハルヒ「あたし、みんなの前じゃ…す、素直になれなくて、ああいう態度取っちゃって」
キョン 「いや、え?その…ハルヒ?」
ハルヒ「…そそ、それで、今日はキョンにお弁当を…作って」
キョン 「弁当…?」
長門 「………」
「って、ハルヒ?」
ハルヒ「あっ…キョン!」
キョン 「お前、さっきの手紙…」
ハルヒ「あ、あのね、キョン。さっきはみんなの前で怒鳴ってごめん、ね」
キョン 「!?」
ハルヒ「あたし、みんなの前じゃ…す、素直になれなくて、ああいう態度取っちゃって」
キョン 「いや、え?その…ハルヒ?」
ハルヒ「…そそ、それで、今日はキョンにお弁当を…作って」
キョン 「弁当…?」
長門 「………」
238: 2008/03/04(火) 18:19:51.53 ID:8XuesNmI0
ハルヒ「ゆ、有希っ」
キョン 「え? 長門?」
ハルヒ「…ちょうど良かったわ! 有希、一緒にご飯食べましょ!」
「キョン、あんたこんなところで何やってるわけ? あんたは教室で谷口達と仲良く食べてなさい!」
キョン 「お、おい、ハルヒ! お前さっき弁当…」
ハルヒ「これはあたしの弁当よ! ふん!」
「じゃ、行きましょ、有希!」
バタンッ
キョン 「な、なんなんだ…?」
キョン 「え? 長門?」
ハルヒ「…ちょうど良かったわ! 有希、一緒にご飯食べましょ!」
「キョン、あんたこんなところで何やってるわけ? あんたは教室で谷口達と仲良く食べてなさい!」
キョン 「お、おい、ハルヒ! お前さっき弁当…」
ハルヒ「これはあたしの弁当よ! ふん!」
「じゃ、行きましょ、有希!」
バタンッ
キョン 「な、なんなんだ…?」
241: 2008/03/04(火) 18:23:04.26 ID:8XuesNmI0
ハルヒ「………」
長門 「…良かったの?」
ハルヒ「えっ? なにが?」
長門 「…それ」
ハルヒ「何言ってるの、これはあたしのお弁当よ。あたしが食べるの」
長門 「…そう」
ハルヒ「いっただきます!」
「うん、美味しいわ。有希、一口どう?」
長門 「…いい」
ハルヒ「そ! さすがあたしよね~」
長門 「………」
ハルヒ「(早起きしてキョンの為に作ったのに…うぅ、あたしのバカ…)」
長門 「…良かったの?」
ハルヒ「えっ? なにが?」
長門 「…それ」
ハルヒ「何言ってるの、これはあたしのお弁当よ。あたしが食べるの」
長門 「…そう」
ハルヒ「いっただきます!」
「うん、美味しいわ。有希、一口どう?」
長門 「…いい」
ハルヒ「そ! さすがあたしよね~」
長門 「………」
ハルヒ「(早起きしてキョンの為に作ったのに…うぅ、あたしのバカ…)」
242: 2008/03/04(火) 18:26:43.58 ID:8XuesNmI0
谷口 「なんだ、もう用は済んだのか?」
キョン 「………」
ボカッ
谷口 「いてっ! なにすんだよ、キョン!」
キョン 「他人の夢でもないのか」
谷口 「…お前、変だぞ」
キョン 「うるせぇ」
キョン 「………」
ボカッ
谷口 「いてっ! なにすんだよ、キョン!」
キョン 「他人の夢でもないのか」
谷口 「…お前、変だぞ」
キョン 「うるせぇ」
245: 2008/03/04(火) 18:31:56.45 ID:8XuesNmI0
とぼとぼ
ハルヒ「あ…」
キョン 「ハルヒ…」
ハルヒ「キ、キョン! 今日はいつもより早めに部室に来るのよ!」
「いい!? 遅かったら氏刑だからね!」
キョン「あ、あぁ…」
「(普段通りだ。さっきのは、何だったんだ…?)」
ハルヒ「(みんなが来てないときならちゃんと話せるはず…頑張るのよ、あたし!)」
ハルヒ「あ…」
キョン 「ハルヒ…」
ハルヒ「キ、キョン! 今日はいつもより早めに部室に来るのよ!」
「いい!? 遅かったら氏刑だからね!」
キョン「あ、あぁ…」
「(普段通りだ。さっきのは、何だったんだ…?)」
ハルヒ「(みんなが来てないときならちゃんと話せるはず…頑張るのよ、あたし!)」
247: 2008/03/04(火) 18:42:34.73 ID:8XuesNmI0
キーンコーンカーンコーン
キョン 「ハル…」
ハルヒ「早く来なさいよアホキョン!」
ビュンッ
キョン 「ヒ…」
国木田「涼宮さん、早いね」
キョン 「…俺も行くか。じゃあな」
国木田「うん。また明日ね、キョン」
谷口 「おう、またな!」
国木田「谷口は掃除当番でしょ」
谷口 「お前も手伝え」
国木田「嫌だよ。じゃあね」
谷口 「………」
キョン 「ハル…」
ハルヒ「早く来なさいよアホキョン!」
ビュンッ
キョン 「ヒ…」
国木田「涼宮さん、早いね」
キョン 「…俺も行くか。じゃあな」
国木田「うん。また明日ね、キョン」
谷口 「おう、またな!」
国木田「谷口は掃除当番でしょ」
谷口 「お前も手伝え」
国木田「嫌だよ。じゃあね」
谷口 「………」
250: 2008/03/04(火) 18:55:43.56 ID:8XuesNmI0
ガチャッ
ハルヒ「キョン!」
キョン「お、おう。来たぞ」
ハルヒ「あああの、あのね!あのお弁当…本当はキョンの為に作ったの!」
「でもその…有希が来て、私、つい。明日も作ってくるから、その…食べてくれる?」
キョン「………」
ハルヒ「嫌ならいいのよ? 大丈夫だから、ハッキリ言って」
キョン「…食べる。食べたいから、作ってきてくれ」
ハルヒ「い…いい、の?」
キョン「ああ」
ハルヒ「ありがとう…キョン」
キョン「礼を言うのはこっちだ」
ハルヒ「お礼は、食べてからがいい」
キョン「…そうか」
ハルヒ「えへへ、良かった」
ハルヒ「キョン!」
キョン「お、おう。来たぞ」
ハルヒ「あああの、あのね!あのお弁当…本当はキョンの為に作ったの!」
「でもその…有希が来て、私、つい。明日も作ってくるから、その…食べてくれる?」
キョン「………」
ハルヒ「嫌ならいいのよ? 大丈夫だから、ハッキリ言って」
キョン「…食べる。食べたいから、作ってきてくれ」
ハルヒ「い…いい、の?」
キョン「ああ」
ハルヒ「ありがとう…キョン」
キョン「礼を言うのはこっちだ」
ハルヒ「お礼は、食べてからがいい」
キョン「…そうか」
ハルヒ「えへへ、良かった」
253: 2008/03/04(火) 19:03:34.68 ID:8XuesNmI0
キョン「顔、真っ赤だな」
ハルヒ「うるさいわよ、ばか…」
キョン「はは」
ハルヒ「あ…あのね、キョン」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「わわ、わた、わたし…その、キョンの事…」
キョン「………」
ハルヒ「ひ、ひょわっ! きょ、きょんなにやってなんでだきしめ…」
キョン「…つ、ついだ。体が勝手に動いた」
ハルヒ「キョン…」
キョン「ハルヒ…」
ガチャ
みくる「すみません、遅かったですかっ?」
パシーンッ
ハルヒ「うるさいわよ、ばか…」
キョン「はは」
ハルヒ「あ…あのね、キョン」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「わわ、わた、わたし…その、キョンの事…」
キョン「………」
ハルヒ「ひ、ひょわっ! きょ、きょんなにやってなんでだきしめ…」
キョン「…つ、ついだ。体が勝手に動いた」
ハルヒ「キョン…」
キョン「ハルヒ…」
ガチャ
みくる「すみません、遅かったですかっ?」
パシーンッ
255: 2008/03/04(火) 19:11:13.47 ID:8XuesNmI0
キョン「ぶはっ」
ハルヒ「キ、キョン! 顔に虫がついてたわよ! あたしが潰してあげたんだから感謝しなさい!」
みくる「あわわ、キョンくん、大丈夫ですか?」
古泉「おやおや、賑やかですね」
長門「………」
ハルヒ「みんな遅いわよ! 全く、息が詰まりそうだったわ!」
古泉「どうかなされたんですか? 目に涙が溜まっているように見えますが」
ハルヒ「あ、あくびよ、あくび! 退屈だったからねっ」
「(うぅ…ごめんね、キョン…)」
キョン「…やれやれ。相変わらず、前途多難だな」
終わり
>>252どうぞ
ハルヒ「キ、キョン! 顔に虫がついてたわよ! あたしが潰してあげたんだから感謝しなさい!」
みくる「あわわ、キョンくん、大丈夫ですか?」
古泉「おやおや、賑やかですね」
長門「………」
ハルヒ「みんな遅いわよ! 全く、息が詰まりそうだったわ!」
古泉「どうかなされたんですか? 目に涙が溜まっているように見えますが」
ハルヒ「あ、あくびよ、あくび! 退屈だったからねっ」
「(うぅ…ごめんね、キョン…)」
キョン「…やれやれ。相変わらず、前途多難だな」
終わり
>>252どうぞ
259: 2008/03/04(火) 19:37:44.35 ID:biPb2unG0
わっふるわふる
261: 2008/03/04(火) 19:49:04.47 ID:fwh2eaEQO
ちっ
おいついちまったか…
おいついちまったか…
引用元: ハルヒ「みくるちゃん、また明日ね!」
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