4: 2021/12/26(日) 15:00:02.07 ID:vUatL1oS.net
にこ「いつまで泣いてんのよ」

花陽「だ、だってぇ…」

凛「そうだよ。サッカーバトルで中学生にボコボコにされたからって気にすることないにゃ~」

にこ「中学生!?アンタらなにやってんのよ!」

花陽「ごめんなさーい!」ピャアアア

5: 2021/12/26(日) 15:19:11.67 ID:vUatL1oS.net
海未「面目次第もございません…」

にこ「花陽がGKやる人選も正直どうかと思うけど…海未と凛がいて簡単に突破させるなんて」

希「まあまあにこっち、怒るのはそのへんにして、詳しく話聞こ?」



凛「この前電車で稲妻町のアイドルショップを見にいったんだよ」

凛「穂乃果ちゃんが起きなかったり、隣にいたことりちゃんも降りられなくて隣の駅にレッツゴーしたり、色々あったけど楽しく遊んでたんだにゃ」

7: 2021/12/26(日) 15:38:50.02 ID:vUatL1oS.net
ことり「帰りに河川敷駅に向かう途中、男の子たちにバトルを申し込まれたの」

ことり「次の電車まで時間あったから、断る理由もないし勝負を受けたんだけど…」

海未「結果はご覧の通りです。シュートを撃てば化身に阻まれ、ブロックしようにも手も足も出ず」

真姫「花陽も頑張ってキャッチしようとしたけど、威力がありすぎてゴールネットを揺らすだけだったわ」

8: 2021/12/26(日) 15:53:39.13 ID:vUatL1oS.net
穂乃果「これがそのときの動画だよ!」

にこ「へぇ…かわいい後輩をいじめてくれたやつらの顔、見てやろうじゃない」

マジン ザ ハンド!
ディフューズコード!
カザアナドライブ!
ジ アース インフィニティ!

にこ「にこの負けよ」

花陽「マケヲミトメチャッタノォ!?」

9: 2021/12/26(日) 16:01:15.53 ID:vUatL1oS.net
にこ「無理よ。今の神シックス(仮)が勝てるワケないわ」

穂乃果「そんなことないよ!練習はパンだよ!今までの練習が血となり肉となるんだよ!」

花陽「それはおにぎりだよ?」

真姫「どっちも血や肉にはならない」

ことり「そもそもサッカーの練習はしてないかなぁ」

10: 2021/12/26(日) 16:12:57.13 ID:vUatL1oS.net
にこ「こいつら、分野は違うけど大銀河宇宙No.1よ。サッカーで宇宙救ったとかそういうの感じるわ」

希「にこっちにしてはスピリチュアルやね」

にこ「昔宇宙人やカッパ、天使と悪魔の伝説がどうって眉唾はあったけど、にこと並ぶ存在が東京にいたなんてね…」

海未「では花陽は泣き寝入りする他ないと?」

11: 2021/12/26(日) 16:23:58.70 ID:vUatL1oS.net
にこ「なんとかするわよ。部長がそれじゃ任命責任を問われるし」

にこ「なによりこのグレー髪、誰かに似てて頭にくるもの」ジーッ

真姫「なんでこっち見るのよにこちゃん」

ことり「確かに、必殺技がいい音するし」

海未「育ちの良さそうな雰囲気です」

穂乃果「でっかい家に住んでそう!」

真姫「イミワカンナイ!」

12: 2021/12/26(日) 16:40:26.07 ID:vUatL1oS.net
にこ「一週間しっかり必殺技の練習をしなさい、それで私率いるニコニーズとサッカーやるわよ!」

にこ「宇宙と戦う術を叩き込んでやるわ」

海未「やはり実戦、ということですね」


希「おおー、ファイトやね」

にこ「アンタもメンバーよ」

希「えっ」

にこ「当たり前でしょう!《ひとりワンツー》なんか教えてどうすんの、ぼっちのメタファーじゃない」

13: 2021/12/26(日) 17:01:25.64 ID:vUatL1oS.net
希「あの技はウチやえりちにも刺さるなぁ…しょーがないやねぇ」

にこ「ビミョーに被せてくるのやめて。じゃあまた来週ね、花陽」

花陽「う、うん!花陽、みんなと頑張ります!」

14: 2021/12/26(日) 17:15:41.63 ID:vUatL1oS.net
ことり「どうやって練習しよっか?」

海未「それぞれ得意なことを取り入れてみるのはどうでしょう」

凛「凛は走ってみるにゃ」シュタタタ

穂乃果「海未ちゃんは…ラブアローシュート?」

海未「なっ//やめてくだ……いえ、アリですね」

穂乃果「?」

海未「確かあったはずです、ボールを後ろに蹴りあげて…」

15: 2021/12/26(日) 17:23:20.06 ID:vUatL1oS.net
海未「《ラブ・アロー》!」バキュン

花陽「わわっ」サッ

凛「いけるにゃ、《疾風ダッ…ぎゃふん!」GOAL!

ことり「凛ちゃーん!」

16: 2021/12/26(日) 17:33:44.88 ID:vUatL1oS.net
凛「あまりにも痛すぎるにゃ…」

海未「すみません、大丈夫ですか」

凛「ラーメン食べれば治るよ」

海未「買って帰りましょう」

真姫「そうね。秘伝書も見ておかないとだし」

28: 2021/12/26(日) 21:21:33.09 ID:vUatL1oS.net
穂乃果「秘伝書かー、使ったことないなあ」

真姫「結構あちこちに売ってるから、学校にもあるんじゃないかしら?」

花陽「購買、寄ってこうかな」

ことり「サッカー部の子にも聞いてみようよ」

海未「それがいいかもしれませんね」

穂乃果「サッカー部…そうだ!音ノ木坂って古い学校だし、隠された秘密の秘伝書とかあるかも!」

海未「ありません。漫画の読みすぎです」

穂乃果「じゃあ地下に特訓施設とか…」

ことり「そんなのあったら、もっとサッカー強くて生徒もたくさんいたと思うよぉ」

30: 2021/12/26(日) 21:57:14.81 ID:vUatL1oS.net
凛「かよちん達は何を取り入れるにゃ?」

穂乃果「ボールを蹴ったらパンがどーん!ってなる技がいい!」

花陽「なら私はごはんで!」

ことり「ケーキは任せてね」

真姫「ないわよ、そんな食い意地のはった技…私は音楽にちなんだのにしようかしら」

海未「《ディフューズコード》ですね」

真姫「真似するだけじゃ勝てないから、他にも何か覚えなきゃいけないけど」

33: 2021/12/27(月) 22:14:04.50 ID:ZXp/I+4q.net
穂乃果「ホントにないかなー」

海未「あっても食べる前に消えると思います」

穂乃果「ちぇーっ。まあいいや、まだ時間はあるし、細かいことは明日から考えよう!」


次の日

海未「さあ、早速昨日買った秘伝書を読んで練習…と言いたいところですが」

ことり「ですが?」

海未「ポジションを見直すところから始めましょう」

34: 2021/12/27(月) 22:40:29.40 ID:ZXp/I+4q.net
海未「にこに人選について指摘されたでしょう?このまま強くなっても、うまくいかないんだと思います」

花陽「足の速い凛ちゃんが前にいるのは間違いじゃないと思うけど…やっぱり、私がチームの穴になっちゃってるよね」

真姫「私だってそうよ、悪いけどDFってガラじゃないわ」

ことり「今のサッカーバトルは5対5で私達は6人。控えはGKを用意したいねぇ」

穂乃果「じゃあ穂乃果がサブキーパーやる!」

海未「それはちょっと…」

36: 2021/12/28(火) 22:52:30.96 ID:tM2dN2tM.net
穂乃果「なんで!?︎やってみないと分かんないじゃん!」

海未「向き不向きはともかく、穂乃果がおとなしく「控えのGKだけ」をやってくれるとは思えません」

真姫「そうね。交代したが最後、間違いなく前線に飛び出して技に加わるわよ」

穂乃果「しないよ!最後の最後以外!しないったらしない!」

花陽「やるにはやるんだね…」

37: 2021/12/28(火) 22:56:31.24 ID:tM2dN2tM.net
ことり「いいんじゃない?穂乃果ちゃんがキーパーになれば、みんな前線で思いっきりプレーできるよ」

海未「ですが…」

ことり「私もGKやるからいいでしょ?ダメならまた代わるよ?おねがい海未ちゃん♡」

海未「くっ……ずるいですよ。わかりました、ひとまずそれでいきます」

穂乃果「わーい!」

凛(ちょっとちょろくないかにゃー?)
花陽(だ、ダメだよ凛ちゃん、またこじれちゃう)

39: 2021/12/30(木) 03:00:01.03 ID:eIoQ7KDB.net
穂乃果「あとは花陽ちゃんと真姫ちゃんのコンバート先だけど……」

真姫「私は、DFでなければどっちでもいいわ」

花陽「わ、私はMFかなぁ」

凛「えーっ!?3人でFWやろうよー。かよちんと真姫ちゃんが一緒に蹴ってくれればキーパー化身だって怖くないよ!」

真姫「バカね、それだとチームの守備力ガタ落ちよ」

花陽「残った海未ちゃん1人で守らなきゃいけないもんね」

海未「やってやれないことはありませんが、FWは2人までが無難かと思います。1点取られれば負けのルールですからね」

真姫「ロングシュートからのシュートチェインを狙うにしても、MFを経由した方が確実よね」

凛「そういうことならしょうがないにゃ……」

42: 2021/12/30(木) 14:18:12.85 ID:eIoQ7KDB.net
凛「でも3人技の時は前にきてねー」

花陽「うん、もちろん!」

ことり「役割分担は済んだから、本題の必殺技の練習に入ろっか♪」

海未「では、各自秘伝書を読み込んでください」

穂乃果「よーし、頑張るぞぉ!」

凛「おーっ!」

43: 2021/12/30(木) 14:20:42.45 ID:eIoQ7KDB.net
数分後

穂乃果「」チーン
凛「」チーン

海未「穂乃果、しっかりしてください」

穂乃果「無理……しんどいよぉ。数学といい勝負だよ」

海未「気持ちは分かりますが、これくらいでへばっていてはサッカーできませんよ」

凛「読んだだけで覚えられるような、簡単なのはないのー?」

花陽「それでできたら漫画だよ凛ちゃん。がんばって」

凛「かよちーん…あっ、あそこにごはん!」ユビサシ

花陽「ええっ!?どこだー?ご飯…」キョロキョロ

真姫「同じ手に何度もかからないで!」

45: 2021/12/31(金) 19:29:07.52 ID:L+SUzmpy.net
真姫「まったく。これで抜かれたら相当恥ずかしいわよ」

花陽「ご、ごめんなさい…」

ことり「でも他の人も引っかかりそうな気がするねぇ」

穂乃果「あーっ《あそこにUFO》が!…なんて技があるかも!」

真姫「ないない」

凛「ゆーふぉー、ゆーふぉー………あったにゃ!」

真姫「ヴェェエ!?」

ことり「あれ、ほんとだ。しかもそこそこ難しい技だね」

海未「演技力が試されますね。しかしこれのどこにオーラを削る力が……?」

46: 2022/01/01(土) 08:44:06.58 ID:u0xFxhbx.net
穂乃果「UFOってどことなくスピリチュアルな感じがしない?不思議パワーで大ダメージなんだよきっと!」

海未「しますか?どちらかというと機械的なイメージです」

凛「そーれ、あそこにトマト!」

真姫「必殺技が実在したとしても、林属性だし私には効かないって」

凛「あそこにサンタクロースのUFO!」

真姫「ソリじゃないから偽物よ」

凛「あそこにチョコレート!」

真姫「エリーくらいしか騙せないわね…」

49: 2022/01/02(日) 08:57:11.39 ID:WAfCFkLH.net
真姫「《ファイアトルネード》!」ゴッ

ことり「《はなふぶき》」ぶおおおん!

穂乃果「止まった!」

ぶおおおおお…

ことり「あっ、まってー」GOAL!

穂乃果「あちゃ~」


海未「だいぶ形になってきましたね」

凛「真姫ちゃんなんでその技なの?」

真姫「医者の子供はこれって決まってるらしいの。へたれた仲間に撃って治す、なんて逸話もあるわ」

花陽「ひ、ひぃ…」グスン

真姫「やらないわよ……よほどのことがなければ」

凛「あっても認められないにゃ!」

50: 2022/01/02(日) 09:55:17.96 ID:WAfCFkLH.net
海未「しかし、ニコニーズとの勝負までもう2日しかありません。あちらのサッカーの実力、残りのメンバーが誰かも見当がつきませんし…今のままでは不安ですね」

穂乃果「大丈夫、なんとかなるさ!」

真姫「その自信はどっからくるのかしら……」

凛「楽天的で羨ましいにゃー」

花陽「や、やっぱり、実際にバトルしてみないことには」

穂乃果「それだよ花陽ちゃん!」

52: 2022/01/02(日) 13:18:47.05 ID:WAfCFkLH.net
穂乃果「スクールアイドルと同じで練習したら実戦あるのみ!野良バトルで強くなろうよ!」

海未「でも今日はサッカー部、練習お休みみたいですよ」

凛「他に強い人が集まる場所って、いったいどこだろう?」

花陽「ま、また稲妻町にいくのは、ちょっと……遠いし」

ことり「やっぱり秋葉原じゃないかなぁ」

花陽「それなら……い、行きましょう!」
一同「おぉー!」

53: 2022/01/02(日) 17:23:23.86 ID:WAfCFkLH.net
海未「あの…」

穂乃果「よろしくお願いしまーっす!」
凛「対戦相手募集中にゃー!」

海未「ここ、こんな街中でサッカーするのですか!?」

ことり「ライブができるならサッカーだってできるよ♪」

真姫「ボールもゴールもあるわよ」

海未「それとこれとは話が別でしょう!」

穂乃果「相手チーム見つけたよー!いざキックオフ!」

海未「あ、かなりレアなの出たみたいです」ガチャ
ことり「海未ちゃんまた現実逃避しようとしてるぅ…」

54: 2022/01/02(日) 19:21:31.05 ID:WAfCFkLH.net
海未「こ、これは…!」カプセルパカッ

花陽「う、海未ちゃん、そろそろポジションにつかないと」

海未「すみません、穂乃果にフィールドに出るよう伝えてください!」ガチャガチャ

花陽「ええっ!?」

海未「秋葉原にこんなものがあったなんて、灯台もと暗しです」ガチャガチャガチャ

ことり「よくわからないけど、わかったよぉ!穂乃果ちゃーん!」

55: 2022/01/02(日) 20:56:46.21 ID:WAfCFkLH.net
凛「空を跳び跳ねて蹴る、これが《パルクールアタック》にゃ!」
GOAL!

真姫「意外とやるじゃない、凛」クルクル

凛「意外とってなんだにゃー!むきー!」

ことり「海未ちゃん、こっちは試合終わったよ」

海未「えぇ、こちらもバッチリです!」ドッサリ

一同「」

56: 2022/01/02(日) 21:10:15.20 ID:WAfCFkLH.net
穂乃果「海未ちゃん、穂乃果たちが試合してる間、カプセルの山作って遊んでたんだ…」

海未「違います。私はただ、サッカーに必要なものを見つけたんです」

穂乃果「必要なもの?」

海未「はい。これこそ、秋葉原が導く勝利のルート!」カプセルパカッ


ことり「…おにぎり?」

真姫「中身がおにぎりのガチャなんてイミワカンナイ!」

58: 2022/01/02(日) 21:25:48.43 ID:WAfCFkLH.net
花陽「不思議だねぇ、カプセルに入ってたのにおいし「あ、それハズレです」

花陽「い…は?」

海未「おにぎりだけでなく、何故か入っているミネラルウォーターやナッツ、食べ物の類いは、みんなハズレのようです」

花陽「笑うところじゃないよぉ!」バン!

海未「ひっ!」

花陽「海未ちゃん!おにぎりは決して、決してハズレなんかじゃ…」
凛「ストーップ!落ち着くにゃかよちん!」

真姫「そ、そうよ。海未が作ったものじゃないんだから」

花陽「……ハッ!ごめんなさい、つい……」
海未「いえ、いいんですよ。

59: 2022/01/02(日) 22:05:38.99 ID:WAfCFkLH.net
海未「他のカプセルを見てください」

ことり「シューズにグローブ…それにミサンガ、ペンダント。アクセサリーが多いね」

海未「はい。前者は見ての通り、後者もおそらくはサッカーに関係するアイテムなのでしょう」

穂乃果「なるほど、これを身に着けていれば、能力が上がるってことかな?」


真姫「道具も大事だけど、それだけで勝てるわけないわ。こんなに回すくらいだもの、まだなにかあるはずよ」

真姫「例えば…この前買ったのより強力な秘伝書とか」

61: 2022/01/03(月) 22:04:05.21 ID:nN8sbqdu.net
海未「ご明察です。これらを使って、バトルとトレーニングを続ければ…」

穂乃果「きっとにこちゃんのチームとも、中学生の子とだって互角に戦えるね!」

海未「ふふっ…」パタッ

花陽「海未ちゃん?」

海未「ただで力が手に入るはずもなく…代償は大きかったようです」

穂乃果「海未ちゃん!そんな…」

海未「私は大丈夫です、が…お財布がやられました…」カラッ

凛「割り勘するにゃ」

62: 2022/01/03(月) 22:04:53.05 ID:nN8sbqdu.net
イw´ヮ`ハ それからそれから?

試合当日
稲妻町 河川敷グラウンド

穂乃果「さぁついに来たよ!」

海未「因縁の場所ですね」

花陽「……」

真姫「どうしたの花陽?」

花陽「ううん、なんでもないよ」

真姫「(まだ気にしてるのかしら)まぁでも、今日は私がいるわ」

ことり「この前もいたよね?」

真姫「DFの私がね。今の私はエースストライカー真姫ちゃんよ」

ことり「そっかー、頼りにしてるね」

真姫「…ツッコんでほしかったんだけど」

63: 2022/01/03(月) 22:57:47.98 ID:nN8sbqdu.net
穂乃果「あれっ、にこちゃん達は?」

凛「いないね、不戦勝かな」

「ぬわぁんでよ!」

花陽「そ、その声は」



希「ウチや」

凛「なんだ希ちゃんかー。にこちゃーん、どこだにゃー?」

希「なんだとはなんや」

凛「なんだとはなんやとはなんだにゃ」

66: 2022/01/06(木) 00:27:56.30 ID:tex5N2aT.net
のぞりん「なんだとはなんやとはなんだにゃとはなんやとは…」キャッキャッ

絵里「はい、そのへんにしときなさい」

凛「絵里ちゃん。もしかしてニコニーズの3人目?」

絵里「そうよ。今日はいい試合にしましょう」

凛「うん。でも勝つのはかよちんのチームだよ!」

絵里「それはどうかしら。私たち結構強いのよ」

67: 2022/01/06(木) 00:30:09.54 ID:tex5N2aT.net
にこ「待たせたわね」

真姫「別に待ってないけど……」

にこ「ぬわぁんでよ!」

希「本家はキレがいいね」

穂乃果「揃ったところで、早速始めよう!」

絵里「まだダメよ、あとふた」

穂乃果「どうして?」

希「流石に3対6じゃウチら不利やん?だからあとふ」

穂乃果「むぅ、確かに……じゃあ4対5に
しよう!」

にこ「最後まで聞きなさい。こっちにはあと2人いるのよ」

68: 2022/01/06(木) 09:31:09.34 ID:tex5N2aT.net
希「ウチが召喚するね。来ませい!ニコニーズの超新星!」




亜里沙「先輩方、ハラショー♪」トコトコ

雪穂「どうも」トコトコ

ことり「普通に歩いてきたね」

穂乃果「雪穂!?アイドル研究部を裏切ったの…?」

雪穂「人聞きの悪いこと言わないで。先輩方には悪いと思うけど…お姉ちゃん、私に店番押しつけてサッカーしてたじゃない。そっちにはつけません」

70: 2022/01/06(木) 22:07:37.10 ID:tex5N2aT.net
亜里沙「私も本当はそっちに入るべきなんですけど……かつてのμ'sと戦えるなら、こちらの方が面白そうかなって思って」

にこ「いわゆる下克上ね。にこ程じゃないけど、舐めてかかると痛い目みるわよ」

希「下手したら、宇宙と戦えるようになる前に部を乗っとられちゃうかもねぇ」

絵里「次に音ノ木坂からラブライブに出場するのは…案外この2人かもしれないわね」

凛「いつになく厳しいね」
花陽「でも……これに勝っちゃえば」
真姫「えぇ。宇宙一もただの通過点、ってことね」

72: 2022/01/08(土) 06:00:21.95 ID:wTTw2glj.net
海未「飛躍しすぎです。全国一の次が宇宙一なんて」

穂乃果「でもあっちは宇宙一を自称しているんだよ。たとえサッカーでも勝てたら私達も名乗っていいんじゃないかな」

ことり「それは……うん、そうかもしれないね」

花陽「にこちゃん、正々堂々勝負です!」
にこ「もちろんよ。さぁ、かかってきなさい!」

74: 2022/01/09(日) 19:47:12.39 ID:anQJ+yvF.net
テーンテーン テテッテテーテーテー

神シックス(仮)VSニコニーズ

神シックス(仮)
FW ほしぞら にしきの
MF こいずみ
DF そのだ
GK みなみ
ベンチ ほのか

ニコニーズ
FW やざわ エリチカ  ありさ
DFゆきほ
GK とうじょう
ベンチ なし

75: 2022/01/09(日) 19:50:14.19 ID:anQJ+yvF.net
希「意外やね、穂乃果ちゃんベンチスタートなん?」

凛「うん。元リーダーとしてベンチを温めてくれてるんだよ」

雪穂「お姉ちゃん…BW(ベンチウォーマー)がんばって」

穂乃果「変なポジションできてる!ちがうよ!」ゴーン!

海未「切り札だから自主的に温存されてる…だそうです」

希「ほぉ、なるほど「隠し持ってるけどできれば使わない方がいいカード」ってことやね」

穂乃果「言い方に悪意が見えるよっ!」

76: 2022/01/09(日) 20:57:48.22 ID:anQJ+yvF.net
海未「そちらはFW3人、ずいぶん思いきった布陣ですね」

亜里沙「守備の2人を信じてますから」

希「ウチらに任しとき」ビシッ

にこ「まあ、私がサクッと1点決めれば終わりだけどね」

絵里「あっ、それなんだけど」

絵里「得点してその都度仕切り直すのも面倒でしょう?だから普通のサッカーみたいに30分ハーフにしない?前半後半合わせて60分で決着をつけるの」

77: 2022/01/09(日) 22:10:05.12 ID:anQJ+yvF.net
☆矢澤にこの超次元サッカーのコツ サッカーバトルと普通のサッカーの違い

にっこにっこにー!
いろんな場所で行われる「サッカーバトル」は5VS5の15分1点先取のミニゲームよ
昔は4VS4で、ちょっと前まで「ボールを奪え」「ボールを取られるな」ってルールもあったのよ


真姫「構わないけど」

花陽「私も、いいと思う」

にこ「本番とちょっと勝手は違うけど…まあ、プロはステージを選ばないものよ」

ことり「決まりだね」

78: 2022/01/09(日) 22:20:40.06 ID:anQJ+yvF.net
穂乃果「よーっし、ウェアに着替えて始めよう!」

真姫「え?今回は作ってる時間なかったでしょ?」

ことり「既製品だけど、可愛いのがあったんだぁ」
つブレザーウェア

花陽「学生服みたい」

海未「普段とあんまり変わらないですね」

80: 2022/01/09(日) 22:33:25.58 ID:anQJ+yvF.net
凛「あっちはどんなか……にゃ」カチーン

真姫「ヴェ…」ヒキッ


にこ「いいでしょう?今じゃレア物の「じゅんじょうウェア」よ!」

絵里「ハラショー…//」

希「雪穂ちゃんたちはともかく、今ウチらが着るのは、結構きつくない…?//」

雪穂「ブルマですからね」

穂乃果「う、うん…ファイトだよ」

83: 2022/01/10(月) 22:26:04.96 ID:LfY8/rri.net
KICK OFF!

穂乃果「えー、解説、実況はベンチから高坂穂乃果がお送りします」


凛「まずは速攻!」バッ

穂乃果「試合開始直後凛ちゃん猛ダッシュ!速い速い」

凛「テンションあがるにゃー!」

絵里「いきなり全力ね」

穂乃果「立ちはだかるのはぅ絵里ちゃん。ブロックできるか!?」

84: 2022/01/10(月) 22:38:44.43 ID:LfY8/rri.net
凛「《あそこにUFO G2》!」びしっ
絵里「えっどこどこ?」キョロキョロ

凛「ばいばーい」ダッシュ!
UFO「じゃあの」キラーン

絵里「あぁもう!」
穂乃果「絵里ちゃん振り切られた!進化したあそこにUFOにひっかかるーっ」

真姫「かわいらしい名前のわりにG進化だったのよね」

86: 2022/01/11(火) 22:07:55.84 ID:fu33h4zK.net
亜里沙「止めないと!」

にこ「凛を1人で止めるのは無理!アレやるわよ!」

海未「凛、警戒してください」

凛「平気だよ、このまま《疾風ダッシュ》で」

にこゆきあり「《ファランクス》!」

凛「3人抜い…ふぎゃ!」バシーン!

穂乃果「凛ちゃんふっとばされたー!にこちゃんを中心に巨大な盾が3つ、まさにファランクス矢澤!」

にこ「そこ、変なあだ名つけんじゃなーいっ!!」

87: 2022/01/11(火) 22:29:24.76 ID:fu33h4zK.net
にこ「まあいいわ、ベンチのおねーちゃんに目に物見せてやりなさい」

雪穂「それっ…」ポイッ

ほのぱな「お餅!?」

雪穂「《やきもちスクリュー》!」ドンッ

ぷくーっ… パァァン!

穂乃果「ちょっと雪穂、その技私に教えて!」
花陽「お餅にボールをぶつけるなんて…」ワナワナ
真姫「そんなこと言ってる場合じゃないデッショー!」

89: 2022/01/11(火) 23:10:58.12 ID:fu33h4zK.net
亜里沙「私も蹴ります!風、林、火、山……」ゴゴゴゴ

亜里沙「デストロイヤー!」ドゴォン!

穂乃果「はっ!いつの間にかチェインされてる!」

真姫「お餅ばかり見てるから!海未!」

海未「はい!1人で止められるかは怪しいですが……威力を落とすくらいなら」

92: 2022/01/13(木) 20:58:12.17 ID:RP9o3ExA.net
海未「《ウォーターフォール》っ!」

ゴゴゴゴゴ ザパーン!

亜里沙「ハラショー!」パチパチ

希「さながら滝行やね。でも《風林火山デストロイヤー》はまだ生きてる」

花陽「焼けたお餅の香りは、消えてしまいました…」ションボリ

穂乃度「花陽ちゃん、私も覚えるから、できたら食べよう!」

海未「必殺技は食べられません、やるなら真面目に実況してください…」

93: 2022/01/13(木) 20:59:32.83 ID:RP9o3ExA.net
ことり「これだけ弱まれば、なんとかなりそうかな……?《はなふぶき》」クルクル

ぶおおおん…

ことり「キャッチ♡」ポス

穂乃果「ことりちゃん止めたっ!落ちてきたボールを余裕のキャッチ」

凛「すごいにゃ」

ことり「距離があったのと、海未ちゃんのシュートブロックのおかげで威力がだいぶ落ちてたから」

94: 2022/01/13(木) 21:01:19.46 ID:RP9o3ExA.net
にこ「やるじゃない。とった後のあざといポーズ含めて点数高いわよ」

ことり「ありがとう♪」

ことり「次はことり達の番だね。花陽ちゃん!」スロー

花陽「うん。まずはボールを前へ……」



絵里「認められないわぁ!」
花陽「え、絵里ちゃん!?」

95: 2022/01/13(木) 21:03:03.78 ID:RP9o3ExA.net
絵里「今の一連のプレー、私だけポンコツだだったじゃない!」プンスコ

凛「自業自得だよ」

真姫「そうね」

絵里「悪いけど私も活躍させてもらうわ!《アイスグランド》!」

シャーッ バキバキバキ

花陽「」パキーン

絵里「ハラショー」イナバウアー

穂乃果「花陽ちゃん氷付け!?やたら優雅に抜かれちゃった!」

96: 2022/01/13(木) 21:06:37.80 ID:RP9o3ExA.net
海未「行かせません、ウォーター…」

絵里「《プリマドンナ》」

海未「えっ、あっ、これはっ?」

ズキューン

ことり「ンミチェア!?」

穂乃果「海未ちゃんつられて踊り出すぅ!」

海未「体が勝手に…不覚……」ガクッ

穂乃果「絵里ちゃんゴール前、ことりちゃんと1対1!」

絵里「かしこいかわいいーっ、キューティー…」

絵里「《パンサーブリザード》ッ!」

97: 2022/01/13(木) 22:08:55.83 ID:RP9o3ExA.net
グオオォーッ!!

ことり「はなふ……きゃあああーっ!」GOAL!

リーヨ!
0-1
前半4分 エリチカ

穂乃果「突然始まった絵里ちゃん無双…2人抜いて最初のゴールを持ってっちゃった!」

絵里「にゃんにゃん♪なんてね」

凛「あーっ、ゴールパフォーマンス取られたにゃー!」

98: 2022/01/13(木) 22:55:46.52 ID:RP9o3ExA.net
真姫「あのシュート…速かったわね」

ことり「必殺技、間に合わなくてごめんなさい……」

花陽「ううん、私がボール取られちゃったから」

穂乃果「いやいや、まだ始まったばっかりだし気にしないで!」

海未「こちらも必殺シュートで反撃しましょう。始まったら全員、前に出てください」

100: 2022/01/14(金) 21:20:44.70 ID:Xahp94vB.net
絵里「やったわ!みんな見てた?」

雪穂「先制点です!すごい!」

亜里沙「かっこいい!お姉ちゃん!」

にこ「さっきのと差し引きで、とりあえずプラスね」

希「にこっち手厳しいなぁ」

にこ「当然よ。今回は僅差の勝ちじゃ困るの。希も点をやっちゃダメよ」

希「せやね」

101: 2022/01/14(金) 21:21:35.85 ID:Xahp94vB.net
シアイサイカイ ピーッ

凛「反撃いくよ、真姫ちゃん、かよちん」
真姫「えぇ。手はず通り」
花陽「こ、今度こそ…」

ダッ

穂乃果「アイドル研究部の三権分立トリオ、一斉に前に出ました。ボールを持つのは海未ちゃん」

亜里沙「海未先輩……来ないんですか?」

海未「すみません、用があるのは…」スッ

102: 2022/01/14(金) 21:23:20.60 ID:Xahp94vB.net
希「ウチ?」

海未「あなたのゴール、撃ち抜かせてもらいます」

希「う、海未ちゃん…それって告白?」

海未「なっ」
亜里沙「ハラショー//試合中になんて大胆…」

希「きゃーっ♡」

海未「ち、違いますっ!私はただ、点をとりたいだけですっ」

希「照れなくてもええんよ?ほら、おいで♡」スシザンマイ

海未「くっ」

にこ「希ぃ!真面目にやんなさい!」

103: 2022/01/14(金) 21:24:39.92 ID:Xahp94vB.net
海未「し、《真ラブ・アロー》!」バキュン

絵里「この短期間で2段階も進化してる!」

ことり「専売特許だからねぇ」

希「真の愛かぁ、ウチ嬉しくてもう……」

にこ「それはもういいから」


真姫「私達は付き合わないでやるわよ?」

凛「うん」

104: 2022/01/14(金) 21:43:05.98 ID:Xahp94vB.net
花陽「ペンギンさん、整列ー!」ピャアー

ズボッ ズボッ ズボッ

絵里「たくさんいて可愛いわね」

花陽「後はお願い!皇帝ペンギンっ」パス

まきりん「2号!!」シュート!

穂乃果「神シックス(仮)の反撃のロングシュート、愛は太陽じゃなくてペンギンだったよ!」

105: 2022/01/14(金) 21:45:28.43 ID:Xahp94vB.net
希「これは直接受け取ったら…蜂の巣にされちゃうね」

雪穂「《もちもち黄粉餅》!」パワーダウン!

穂乃果「あーっ!雪穂またお餅出した!ずるい!」

雪穂「お姉ちゃんもお父さんに習えばいいんじゃ…あっ!」

絵里「希!」

106: 2022/01/14(金) 22:42:40.33 ID:Xahp94vB.net
────

絵里『素人にしか見えない』

にこ『そりゃそうよ、トレーニングの一環としてのサッカーしかしたことないもの』

希『なのに「宇宙と戦う術を叩き込んでやるわ」なんて言ったん?』

にこ『あの場は……勢いよ!悪い!?』

にこ『でも、戦えるようにするのは本当。にこの勘が当たってて、相手が本当に大銀河宇宙No.1だったとしても』

にこ『中学生だもの。スクールアイドルの基礎体力なら、技さえ身に付けば太刀打ちできるはずよ』

108: 2022/01/15(土) 22:22:24.52 ID:lFCBBkAF.net
絵里『簡単に言うわね……確かに今までしてきた練習は運動部並みだけど』

希『海未ちゃんのおかげでね』

にこ『まあ、本当に勝てるようになるかはそこまで重要じゃないわ。あの子達が、負けても折れずにやっていけるかどうか。それが大事なのよ』

希『あー…確かにウチら、μ'sやっててこれ!って敗北は味わったことないかも』

絵里『最初のライブ…はまだ3人だったわね』

希『えりちは盗撮してたんだっけ?』

にこ『そういう希も外にいたそうじゃない?』

絵里『ちょっと、にこも隠れて観てたわよね?』

109: 2022/01/15(土) 22:24:11.24 ID:lFCBBkAF.net
のぞえりにこ『……』

絵里『やめましょこの話』

にこ『そうね』

希『話戻すね。最初のラブライブは出場辞退、2回目は最初の予選の順位こそ良くなかったけど結果は優勝』

絵里『途中で色々あったけど、終わり良ければ全てよし!……で済ませてきちゃったわね』

にこ『天狗になってるワケじゃないから、お説教してどうにかなるもんでもないけど……』

希『勝ち慣れた奴には見えない景色がある』

にこ『そういうこと』

110: 2022/01/15(土) 22:24:52.22 ID:lFCBBkAF.net
にこ『それに、サッカーで起きた問題はサッカーで解決するしかないのよ。そもそもアイドルって気軽に野良試合とかしないし』

希『今のままやと、花陽ちゃんサッカーボールおにぎり見たら泣いちゃうかもしれへんね』

絵里『世界の終わりね』

にこ『その前に部が終わるわ。だから放っておけないの、ニコニーズで全力で叩きのめす!』

希『ウチらが負けたら?』

にこ『そ、それはそれで……その時考える!』

112: 2022/01/16(日) 20:55:39.54 ID:pMcNNekp.net
────

 希(にこっちもえりちも、一切手加減してない)

希(だからウチも…今日は鬼にでもなったつもりで、遠慮せんでいくよ?)



希「その尖ったラブコール、もうひとクッションだけ入れさせてもらうね♪」

にこ「もうアレ、使うの…?」ゾクッ

絵里「亜里沙…あなたは見ない方がいいかも」

亜里沙「?」

113: 2022/01/16(日) 20:57:02.42 ID:pMcNNekp.net
希「スピリチュアルとわしわしを掛け合わせたキーパー必殺技、その名も《サクリファイス》!」

海未「えっ」シュン!

ことり「ンミチェア!?」
花陽「キエチャッタノォ!?」

真姫「違うわ、ゴール前!」

海未「な、なぜ私はこんな所に」

希「からの~…わしわし♪」
海未「!?!!???っ///」

114: 2022/01/16(日) 20:58:28.11 ID:pMcNNekp.net
穂乃果「あーっと!海未ちゃんワープ先でわしられるー!」

希「そしてリリース」サッ

海未「うっ…希!この破廉恥な技のどこが」

凛「海未ちゃん前!」

海未「ゴールキうみゅっ!??!」ゴシャアア!



ポーン

115: 2022/01/16(日) 20:59:30.85 ID:pMcNNekp.net
海未「」ビクンビクン

ゆきあり「お姉ちゃん」

絵里「誤解よ2人とも」
穂乃果「あんな腹筋の鍛え方してないから」

亜里沙「……揉む方は?」

絵里「希だけはやるわ」

雪穂「私、部活変えようかな……」

穂乃果「違うってばぁ!!」

116: 2022/01/16(日) 21:01:41.56 ID:pMcNNekp.net
真姫「ボールは生きてる…海未の犠牲、無駄にはしない」ダッ

海未「し、氏んでません…」

凛「真姫ちゃんやめよう?ああなってもいいの?」ガクブル

真姫「い、今さら怖気付いてどうするのよ」ガクブル

真姫(あんな大技、おそらく連発はできない…ハズ。ダメなら骨は拾って)

真姫「《ファイアトルネード》!」ゴッ


希「真姫ちゃん勇ましいなぁ。じゃあウチ、もう1つ凄いのサービスしよっか」

真姫「……?」

117: 2022/01/16(日) 21:04:38.63 ID:pMcNNekp.net
希「白尾神タマズサ」

バシュウウン

絵里(うそっ、まだ前半よ希?)

花陽「希ちゃん、化身使いだったんですかっ」

希「ほいっ」パシッ

真姫「ノーマルキャッチ!?」

ことり「やんやん…」

海未「あ、あの化身……」
凛「おっOいでかいにゃ」
にこ「味方なのに頭にくるにこ」

118: 2022/01/16(日) 22:42:10.79 ID:pMcNNekp.net
ラブリンク
:必殺技補足《サクリファイス》
:シュートした選手をGKの前にワープさせて、シュートを跳ね返すパンチング(?)技 痛そう
:シュートチェインが挟まっても、シュート始動の選手がワープしてお腹でシュートを受け止める、痛そう
:成功しても失敗しても、どのみちシュートは腹筋ブロックさせられる、痛そう

122: 2022/01/17(月) 23:41:17.13 ID:Mcp6qORj.net
希「こっからスローイン…の前にちょっと試合止めてもらうね」


希「海未ちゃん、大丈夫?ほんとにごめんね」

海未「一瞬走馬灯のようなものが見えた気がしますが、問題ありません。そういう技なのでしょう」スクッ

にこ「タフね…まあ《ジャッジスルー2》とか技としてまかり通るくらいだし、当然と言えば当然だけど」

穂乃果「ところでその化身、いつから使えたの?」

希「んー……出すだけなら3年生になる頃にはできたかな」

穂乃果「ならライブで使ってくれればよかったのにー」

にこ「あほのか、ライブ中に出したらデカくて邪魔でしょ」

123: 2022/01/18(火) 00:01:20.70 ID:7yGtOb3T.net
穂乃果「アホじゃないよ!じゃあ…あれ!化身アームドすればいいんだよ」

海未「パフォーマンスはぐっと良くなりますけど、一朝一夕にできるものではありませんよ?」

亜里沙「それに、せっかくことり先輩が作ってくれた衣装が見えなくなっちゃいます!」

穂乃果「確かに!ことりちゃんごめーん!」ゴーン!

絵里「まあ、アームドを利用した演出自体は研究する価値が有りそうね」

125: 2022/01/18(火) 22:53:41.80 ID:7yGtOb3T.net
穂乃果「さあ、一時中断した試合が再開だぁ!前半残り22分、ボールは希ちゃんからにこちゃんへ」

にこ「さーて、そろそろキャプテンらしく仕事しないとね」

真姫「行かせないわよ」

にこ「やっぱり来たわね真姫ちゃん」

真姫「早速止めさせても「はいパス」

真姫「ら…えっ」
絵里「さすがにこね」

真姫「今の流れでそうくる!?」

にこ「馬鹿正直に突破するのは、あっちに任せてるから」

126: 2022/01/18(火) 22:54:21.94 ID:7yGtOb3T.net
絵里「はいはい、キャプテンの期待にお応えするわ」

海未「今度は通しませんよ、絵里」ダッ
花陽「2人でなら、止められるはずです」

絵里「あら、これは骨が折れそうね」


亜里沙「お姉ちゃん、こっち」

凛「そこは塞いどくにゃ!」

絵里(前にふたり、にこと亜里沙はマークされてる、バックパスも危険だし…)

129: 2022/01/20(木) 22:40:08.80 ID:3z/CeLVw.net
絵里「ちょっと早いけど、私もジョーカー切らせて貰おうかしら」

絵里「豪雪のサイア…アームド!」シャキン!

ことり「2人目!?」

希「やっぱりえりちの化身は綺麗やね」

絵里「知ってる?アームドって速くて強いのよ」

絵里(代わりに燃費最悪だけど…後半はなんとかしてもらいましょう)

130: 2022/01/20(木) 22:41:20.42 ID:3z/CeLVw.net
しゅばっ

花陽「ま、またっ…ことりちゃん!」

ことり「大丈夫だよ、これ以上点差は広げさせない!」

絵里「《パンサーブリザード》!」

ことり(穂乃果ちゃんが控えにいるから、これで!)

ピューイッ!

ザクザクザクッ

雪穂「腕に刺さった!?」

ことり「《ペンギン・ザ・ハンド》ぉ!」

133: 2022/01/22(土) 12:30:27.89 ID:jSA0M7FF.net
バシュウウウン!


穂乃果「ことりちゃん止めたっ。でも…」

ことり「っ…うっ……」ビリビリ

絵里「えっ、ちょっとやりすぎた?」

ことり「大丈夫……ちょっと痺れただけだから……そういう技なの」

ことり「海未ちゃん、おねがいっ」スロー

海未「任されました」

134: 2022/01/22(土) 17:33:35.41 ID:jSA0M7FF.net
海未(極力使わないようにと言ったのに、穂乃果みたいな無茶を……仕方ないですね)

海未「《爆ラブ・アロー》!!」バキュン

花陽「さっきより、強くなってる!」

海未(少しでもゴールから、ことりからボールを遠ざけます!)

希「みんな手ぇ出さんといて、今度はウチが1人で止めるから」

ぱん ぱんっ
希「μ'sのエンドを守ってきたウチの、化身必殺技……《シキガミラインズ》の御披露目やん!」

135: 2022/01/22(土) 18:56:54.41 ID:jSA0M7FF.net
希「それっ」

パララララ…
ポトッ

穂乃果「紙人形の列でシュートを防いだ!ラブアロー、またしてもゴールまで届かない!」

希「そしてえりち、キミに決めたっ」

絵里「ポケモンみたいに言わないの」

136: 2022/01/22(土) 21:15:33.26 ID:jSA0M7FF.net
絵里「勝手にアームドしといて悪いけど…時間が惜しいの、ワンマンっぽくなっちゃうけどいい?」

にこ「いいわよ、やっちゃいなさい」


花陽「来るよ!止めなきゃ!」

真姫「分かってるけどっ!」

凛「今の絵里ちゃん、速すぎて追い付けないよ!」

花陽「そ、それならっ…」

137: 2022/01/22(土) 21:17:05.98 ID:jSA0M7FF.net
花陽「絵里ちゃん!ここは、通しません…絶対に!」

凛「シュートしたければ凛とかよちん、あと海未ちゃんの屍をこえていくにゃー!」

海未「私だけ氏ぬの前提ですか!?」

絵里「ゴール前に固まれば相手せざるをえない、悪くない作戦ね」

絵里「でも……私たちは止まるつもりはないわよ。亜里沙っ」


亜里沙「それっ」バシバシバシッ

絵里「この技、元々は兄弟2人で使うらしいの…《ウルフレジェンド》!」

「「うおおおおっ!」」ワオーン!

139: 2022/01/22(土) 23:50:25.89 ID:jSA0M7FF.net
花陽「止めます……!」

花陽「時代…もとい、次元の嵐には逆らえぬさだめ!《ディメンションストーム》!」

絵里「シュート技でブロック……まさか蹴り返すつもり!?」

ことり「無茶だよ、花陽ちゃーん!」

花陽「やあああっ!」

キラッ

海未(今なにか、光った…?)

凛「海未ちゃん、加勢しよう!」

海未「そ、そうですね!ちょっと春情っ」

うみりん「《バタフライドリーム》!」

141: 2022/01/23(日) 22:49:03.86 ID:VOQ09yuv.net
ググググッ


にこ「やるじゃない、ずいぶん練習してきたみたいね。もうちょっとでカウンター成功よ」

にこ「でも真姫も下げなかったの、今回は失敗だったんじゃない?」

にこ「サイキック…《マキシマムファイア》ァ!」チェイン!

花陽「あっ……」
海未「これはっ……」

ドカァン!

うみりんぱな「きゃああぁっ!?」

穂乃果「拮抗が崩れた!にこちゃんの真姫シマムファイアが嵐をかき消したぁ!」

雪穂「お姉ちゃん字がおかしくない?」

142: 2022/01/23(日) 22:50:39.37 ID:VOQ09yuv.net
真姫「ことり!」

ことり「……!《ペンギン・ザ・ハンド》!」

カブガブッ


ことり「大丈夫……まだ……大丈夫だから」

ことり(とは言っても、さっきより威力があって、腕がもう……)


ことり「ぁうっ!」

ガシャン!

穂乃果「ことりちゃん執念のキャッチは惜しくも失敗。ボールは、ゴールポストに弾かれた、けど……」

143: 2022/01/23(日) 23:02:02.63 ID:VOQ09yuv.net
ことり「2発受けただけなのに……」ビリビリ

穂乃果「ことりちゃんっ」

ことり「ごめん、穂乃果ちゃん……まだ前半だけど、もう限界かも」

ことり「次の1点、止められるかわからない」

穂乃果「十分すぎるくらいだよ、ありがとう」

選手交代
神シックス
OUT    IN
GKみなみ→GKほのか

145: 2022/01/24(月) 22:40:16.41 ID:v0Ow0fuF.net
花陽「……」

海未「ことりなら大丈夫です。怪我したワケではないので心配しないでください」

真姫「あの技、威力がある代わりにものすごく腕がシビレるのよ。しばらく休めば治るわ」

花陽「うん、それは分かってる」

花陽「けど……私、何度もあっさり抜かれちゃってるから、このままだと穂乃果ちゃんも」

凛「そんなにヤワじゃないと思うよ、穂乃果ちゃん」

海未「それに花陽、一緒に抜かれた私にもグサグサ刺さってます」

花陽「うぅ……ごめんなさい……」

146: 2022/01/24(月) 22:41:01.49 ID:v0Ow0fuF.net
真姫「別に、無理に守れないならその分点を取り返せばいいだけの話よ」クルクル

凛「まだ1点も取れてないけどね」

真姫「うるさいわね。まだ使ってない技もあるんだし、それでゴールを奪ってみせるわよ」


海未「いえ、化身キーパーの希は厄介ですが、先に前線で暴れまわる絵里のアームドに対処した方がいいのかもしれません」

凛「パスまわしで時間稼ぎ…とかはできないよね」

海未「はい。身体能力が大幅に向上している絵里を避け続けるのは難しいです」

花陽「直接勝負も、化身無しだとさっきみたいに力負けするかもしれない」

海未「ええ、ここはやはり……」

148: 2022/01/24(月) 22:44:22.13 ID:v0Ow0fuF.net
絵里「大怪我させちゃったんじゃないかと思ったけど…思ったよりも元気そうで安心したわ」

希「そうやね。で、ここからどうする?」

にこ「あんな技を使ってくるなんて予想外だったわ。でもま、なんとかなるでしょ」

にこ「穂乃果が出てきたし、せっかくだから雪穂も攻撃参加させましょ。そしたら一気に楽になるはずだから」

絵里「そうね。じゃあこのまま畳み掛けましょう」

亜里沙「はーい」

雪穂「任せてください。ことり先輩ならともかく、お姉ちゃんのゴールなら割れます」

153: 2022/01/27(木) 17:07:26.77 ID:avnmCjdu.net
穂乃果「よぉーし、行くぞー!反撃
開始だ!」

ピー

ことり「ここからは、ベンチから私が実況するね」

ことり「神シックス(仮)は海未ちゃんにボールを渡しました。他のみんなは前に出て攻撃態勢です」

ことり「ニコニーズも黙って見てはいません。前に出たメンバーを戻して守りを固めています」

ことり「海未ちゃんに向かってくるのは…やはり絵里ちゃーん!」

155: 2022/01/27(木) 21:55:18.64 ID:avnmCjdu.net
絵里「今回も速攻よぉ!ボールをいただくわ!」

海未「そう言うと思いましたよ」

海未「蒼天の覇者 玉竜!」

バシュウウン

絵里「化身!?あなたも使えたの?」

海未「ええ。本当は後半まで温存するつもりでしたが、出し惜しみをしている場合ではないようなので」

ゴロゴロ…

絵里「なんか暗くなってきたような……にこ!」ヒシッ
にこ「ちょっ、こっち来んじゃないわよ!離しなさい!」

海未「《テンペスト》」

ピシャーン! ピシャーン!
ドカーン!
絵里「チカァァ!」
にこ「に゛こ゛ぉ゛っ!!」

ことり「雷が2人に直撃っ!やんやんっ!」

160: 2022/01/29(土) 23:34:10.38 ID:g3dk/7e+.net
海未「今です、花陽!」

花陽「うん!真姫ちゃんお願い!」

真姫「任せて」

♪~

亜里沙「虹のリング?」

雪穂「いや、これは…五線譜!」

真姫「《ディフューズコード》!」

ジャンッ!

穂乃果「弾ける音符が相手を退ける、あの時受けたやつそのものだ!すごいよ!」

162: 2022/01/29(土) 23:46:18.20 ID:g3dk/7e+.net
希「氷と炎、流石に火の方って分かるよ……《シキガミラインズ》!」パンパンッ

バリバリバリ…

花陽「式神が破けてる……決まるかも!」

希「うぅ……でも、点は取らせへんよ!」

パシッ

真姫「この技でもダメなの!?」

穂乃果「でも効いてるよ、真姫ちゃん!もう1回撃とう!」

凛「冷たいヤケドを」

真姫「それはもういい!」

163: 2022/01/29(土) 23:51:53.25 ID:g3dk/7e+.net
ラブリンク
:属性について
:必殺技と選手には風林火山のいずれか、もしくは無といった属性がついていて、一致するとちょっと強くなる
:ちなみにクロスファイアは風属性版、火属性版が存在する
:風は山、山は火、火は林、林は風に有利
:今回のメンバーの属性は以下の通り

風 そのだ ほしぞら エリチカ
林 みなみ とうじょう ありさ
火 ほのか にしきの ゆきほ
山 こいずみ にこ

165: 2022/01/31(月) 07:01:15.37 ID:1x6S/VXm.net
希「雪穂ちゃん、まかせた!」

雪穂「了解です!亜里沙!」

亜里沙「よし、行くよー!」

絵里「あのギョクリュウ…だっけ?ドリブル化身を出してる海未は、ブロック技を出せないわ!狙って!」

花陽「オーラ削り…させないよ!」

166: 2022/01/31(月) 22:01:29.12 ID:1x6S/VXm.net
花陽「《マジカルフラワー》」フッ

キラキラ…
ぽんっ!

雪穂「わわっ」


フワーッ……ドーン!

亜里沙「花火にされちゃった」

穂乃果「たまやー!」

167: 2022/01/31(月) 22:02:56.14 ID:1x6S/VXm.net
ことり「花陽ちゃん、反撃を封じることに成功!このまま攻め立てることができるかな?」

ガサッ

花陽「真姫ちゃん凛ちゃん、もう1回…」

ガサガサ…

にこ「」コソコソ

絵里「」コソコソ

凛「かよちん後ろ後ろ!」

花陽「えっ……ピャアァァ!」

にこえり「《スニーキングレイド》ォ!」ズバァン!

真姫「両手に木の枝持って隠れるとか、小学生じゃないんだから」

希「そういう技だから仕方ないやん?海の広さに比べたらちっぽけな事やんね」

172: 2022/02/03(木) 09:56:28.16 ID:JQq1M+Nx.net
絵里「前半終わる前に、もう1点取るわよ!《ジャックナイフ》」

バシャア

ことり「水の刃が海未ちゃんを攻撃!」

海未「当たりません、ボールは返してもらいます」スッ

絵里「と思うじゃない?」



バスッ!

海未「なっ…」

亜里沙「一回わざと外した後、戻って来るんです!」

173: 2022/02/03(木) 10:02:22.47 ID:JQq1M+Nx.net
絵里「さあ穂乃果、あなたにこれが止められるかしら?」

穂乃果「止めるよ。止めてみせる!」

絵里「《ギアドライブ》!」

ジャーン!

花陽「は、歯車…?」

絵里「この技、たくさん出てきて格好いい…のよねっ!」

希(時々よくわからんなぁ…えりちのセンス)

176: 2022/02/03(木) 22:30:26.43 ID:JQq1M+Nx.net
カンッ
ガガガガガガ!

ことり「ボールが歯車で跳ね返って、コースが読めない!」

海未「穂乃果!」

穂乃果「うっ、たしかに分かんない…なら、大きな必殺技を使えばいいんだ!」

穂乃果「《フェンス・オブ・ガイア》!!」

ズガンッ!

にこ「でかい岩でゴールを塞いだ!?」

177: 2022/02/03(木) 22:42:18.32 ID:JQq1M+Nx.net
パシーン!

絵里「穂乃果にしてはかしこい選択ね。でも甘いわ!」

雪穂「ここで畳み掛ける!《やきもちスクリュー》!」

パアァン!

花陽「またお餅の必殺技……お願い、止めて!」



穂乃果「大丈夫…穂乃果に任せて!」

178: 2022/02/03(木) 23:01:00.60 ID:JQq1M+Nx.net
────

海未「いいのですか?穂乃果」

穂乃果「なにがさ」

海未「ポジションの件です。サブキーパーだなんて、らしくありません」

穂乃果「そうかな」

海未「そうです。どう考えても前線にいるべき選手でしょう、あなたは」

穂乃果「でも、GKって格好いいじゃん」

海未「格好いい?」

穂乃果「うん、どんなチームにも1人しか存在できない、特別の存在だよ」

海未「……理解はできますが、格好よさだけで選んだのなら、お説教の時間でしょうか」

穂乃果「ひっ!違うよ海未ちゃん、冗談だってば!…7割くらいは」

181: 2022/02/04(金) 22:46:22.51 ID:cqI4dB2W.net
穂乃果『先輩面したいんだよ、私は』

穂乃果『威張りたい!とか、そういうのじゃなくって。μ'sは先輩禁止だったし、そうなる前も頼れるリーダー!…って感じじゃなかったしさ』

海未『それはまあ……否定は出来ませんが』

穂乃果『私も3年生だから、たまには希ちゃんみたいに後ろにドーン!と構えていたいなって思ったんだ』

穂乃果『まあ、今回困ってるのが花陽ちゃんってのもあるけど』

海未『?』

穂乃果『真姫ちゃんは穂乃果より大人だし、凛ちゃんとは一緒にふざける側だし、ときどき一歩引いて毒吐くし…』

海未『消去法ですか……』

────

182: 2022/02/04(金) 22:48:16.39 ID:cqI4dB2W.net
穂乃果(まあ、本当はもうひとつ理由があって)

穂乃果(はじめてのライブ、最初のお客さんが、花陽ちゃんだったから)

穂乃果(あの時、あのまま講堂に誰も来なかったら……今頃、どうなってたか分からないよ)

穂乃果(だから今度は私の番、私の力で、あなたの涙を止めてみせる!)

183: 2022/02/04(金) 22:50:02.50 ID:cqI4dB2W.net
穂乃果(あっ、でも後で聞いた話だけど、実はμ'sになるメンバー、全員近くにいたんだっけ?)

穂乃果(後から来た凛ちゃんはともかく……外にいた希ちゃんと真姫ちゃんは、ちゃんと席についてくれたら良かったじゃん!)

穂乃果(にこちゃんは隠れてるし、絵里ちゃんも勝手に観てるし、お行儀がよくないよまったく!!)プンスコ!

穂乃果(雪穂は今日これ見よがしにお餅振り回したり焼いたり…なんか腹立つなぁ!この怒りはボールにぶつけてやるっ!)

穂乃果「はああああ!」

マジンさん「ガアァァ!」

穂乃果「《いかりのてっつい》!!!」

186: 2022/02/06(日) 01:22:30.46 ID:DBsYxDcw.net
ことり「穂乃果ちゃんっ、マジンさんと一緒に…大きく腕を振り下ろす!」


ドスンッ!


凛「すごい音したにゃ!」
 
亜里沙「ゴールの前にクレーターが出来ちゃった」

雪穂「そんなに嫌だったの!?」

絵里「め、滅多に怒らないのに……」


にこ「…何故か私まで怒られた気分なんだけど?」

希「ウチも急に寒気が……」

真姫「殺気を感じたわ」

188: 2022/02/06(日) 22:56:23.01 ID:DBsYxDcw.net
穂乃果「やったー!止めれたよ!」

花陽「す、すごいよぉ~!」

穂乃果「えへへー♪ベンチに控えてた分、まだまだいけるよ!」


穂乃果「さ、どんどん撃ってきて!全部止めちゃうから」

にこ「言ってくれるじゃない」

海未「穂乃果!調子に乗りすぎです、いくら絵里の化身アームドが終わりそうとはいえ…」

穂乃果「だいじょーぶっ!ガンガン撃たせて、はやく解除させちゃお!」

189: 2022/02/06(日) 22:57:02.44 ID:DBsYxDcw.net
真姫「不安だわ……本当に大丈夫かしら」

花陽「……うん、でも穂乃果ちゃんなら、きっとできるよね!」

ことり「さあ、前半も残り数分!一気に点差を広げたいニコニーズ、追いつきたい神シックス(仮)、お互い気合十分です!」

海未「蒼天の覇者 玉竜」

絵里「ま、また雷落とすつもり!?今度はそう簡単に」ビクッ

海未「ご心配なく、正々堂々ぶつかります。アームド!」

シャキィン!

亜里沙「こっちもハラッセオ!!」

190: 2022/02/06(日) 23:02:01.54 ID:DBsYxDcw.net
絵里「暗くならないならそっちの方が助かるわね!《アイスグランド》!」

シャーッ

凛「当たると凍っちゃう技だにゃ」

海未「躍りはあなたの専売特許ではありませんよ、《風神の舞》」

ヒュン ヒュン ヒュン
ゴオオオ!

絵里「きゃあああっ…!」


ことり「竜巻で絵里ちゃんを打ち上げて抜き去り……」

191: 2022/02/06(日) 23:03:02.88 ID:DBsYxDcw.net
ことり「なんと海未ちゃん、そのままシュート体勢に入りました!」


海未「《天地雷鳴》!はっ!」

ゴロゴロ…

絵里「ま、また暗くなった…」

海未「今度こそ決めます、希!」パシン!

ズガァン!

ことり「黒雲と稲妻の必殺シュートが、ニコニーズのゴールに迫るぅ!」

192: 2022/02/06(日) 23:05:08.52 ID:DBsYxDcw.net
希「いかにもシビレそうな一撃やね、でもウチはやるしかない!《シキガミラインズ》」パンパン

ババババッ!
ばりっ!


穂乃果「押してる、行けるよ海未ちゃん!」

希「アカン、流石にこれは…止められへんっ」
 
GOAL!

前半25分 そのだ

194: 2022/02/07(月) 23:04:02.10 ID:5fWqD3bZ.net
凛「これで1-1、同点だね!」

真姫「私達も続きましょう」

花陽「うんっ」



希「1点差で後半にもっていきたかったんだけどなぁ。ごめんみんな!」

にこ「謝ることないわ、後半で10点くらい返せば問題なしよ」

203: 2022/02/11(金) 22:51:48.56 ID:1XarS9Hp.net
シアイサイカイ ピーッ


絵里「とはいえ、あと5分…ジョーカー切った以上は、なんとかもう1発」

海未「させると思いますか?甘く見ないで下さい!」

ガキィン!

絵里「くぅっ…!」

ことり「両者化身アタック!μ's時代では考えられない光景が今、ピッチの上に広がっています!」

穂乃果「アームド同士だとサッカーというより、バトル漫画みたいだね」

凛「身も蓋もないね」

208: 2022/02/13(日) 23:07:23.85 ID:VVdpYk4W.net
シュウウウ…

絵里「っ……!」

真姫「絵里の化身が消えたわ!」

穂乃果「いいよ海未ちゃん、そのままいっけー!」

亜里沙「そういうわけには!《トレースプレス》」ザッ

雪穂「《ディフェンス方程式》!」メガネスチャッ

209: 2022/02/13(日) 23:08:02.05 ID:VVdpYk4W.net
海未「一方が私の動きに追従して隙を作り、もう一方がそこを突く。よく考えています」

海未「ですが無駄です、バラバラの技でかかってくるだけならば!」

海未「今の私からボールを奪うことは出来ません!」

シュパッ

雪穂「そんなっ」

海未「《天地雷鳴》!」ズガァン!

210: 2022/02/13(日) 23:09:07.59 ID:VVdpYk4W.net
にこ「続けて受けたら、いくら希でも後半ザルになるわね……貸し1つよ!」

にこ「《ザ・ウォール》っ!」

ゴォッ!

にこ「ぐっ……!?」

凛「壁は、はいはいはい!壊せーるものにゃ!」



「本当にそうかな?」

211: 2022/02/13(日) 23:13:48.74 ID:VVdpYk4W.net
ダッシュ!

ことり「の、希ちゃん、ゴールから飛び出しちゃった……もしかして、諦めた?」


希「にこっち、これでチャラにしよ!《ゴッドハンド》!」

花陽「き、キャッチ化身が出てるのに、必殺技ツカエチャウノォ!?」

にこ「にこの見せ場だってのに。…まあ、手伝いたいならしょうがないわね」



にこ「覚えておきなさい花陽、パートナー側なら問題なく使えるの!」

のぞにこ「《ロックウォールダム》!!」

219: 2022/02/18(金) 22:31:31.45 ID:Pykumtkn.net
ズゴゴゴゴゴ!

穂乃果「ひゃー、ド迫力!」

にこ「ふふん」ドヤァ
希「これぞ友情の笑顔、もとい必殺ブロックや」ドヤァ


海未「待ってください、ペナルティエリア外でのそれは文字通りハンドじゃないのですか!?」

亜里沙「押してるのは岩壁の方で、《ガニメデプロトン》と同じくボールに直接触ってないのでセーフです!」

真姫「ルール的にはそうね。けど、希のゴッドハンド……」



ワシワシ

凛「押し出す手つきがいやらしいにゃ」

ことり「あはは、必殺技って性格でるよねぇ…」

222: 2022/02/20(日) 12:05:45.75 ID:56ar/PDS.net
にこ「カウンターよ、アンタも一緒に蹴りなさい?」

希「ええん?それじゃ遠慮なく」

絵里「私も入れてもらえる?」

にこ「いいわ。じゃあポーズから!」



バーン!×3


穂乃果「なんだろ…飛行機の真似?」

凛「その構え、ちょっとダサくないかにゃ~?」

223: 2022/02/20(日) 12:06:30.45 ID:56ar/PDS.net
絵里「そんなこと言ってられるのは今のうちよ!」ダッ

希「技は見かけによらないんや!」

にこ「めいっぱい回って、思いっきり蹴るのよ!」ダッ


シュイン シュイン シュイン

のぞえりにこ「「「ジェット……ストリィィム!」」」

ズゴォォン!

224: 2022/02/20(日) 12:07:44.74 ID:56ar/PDS.net
ことり「元3年生による必殺ロングシュート!おそらく今日一番の旋風だよ!」

ことり「穂乃果ちゃん、止めれる……?」

穂乃果「うん!……う、ううん、無理かもあれは!ダレカタスケテー!」

凛「チョットマッテテー!」ダッ


花陽「あれ?凛ちゃんって、シュートブロックできる技、持ってたっけ…?」

真姫「そういえば凛、ブロック技は全然……シュートもそういうのは」

225: 2022/02/20(日) 12:09:12.57 ID:56ar/PDS.net
凛「ふにゃあああぁぁぁ!!!」ピューン!

花陽「り、凛ちゃーん!!?」


真姫「言わんこっちゃない!花陽、ボールはやるから助けに行ってあげて!」

グッ

真姫「《アインザッツ》!」パワーダウン!



ゴオオオ!

海未「ボールの勢い、殆ど落ちていません!」

226: 2022/02/20(日) 12:56:25.21 ID:56ar/PDS.net
にこ「無駄よ真姫ちゃん、そんなんじゃ伝説の技《ジェットストリーム》は止まらない!」

穂乃果「こんな時、穂乃果にも海未ちゃん達みたいな化身が出せれば……」

穂乃果「出ろ~!ゴールを守れる強い化身ー!!」

カッ!

穂乃果「な、なんかいける気がしてきた!よし、来い!」


バシュウウン


穂乃果「太陽神 アポロ!!」


ゴゴゴゴゴ!

海未「穂乃果の化身が出ました!しかしこれは……!?」

227: 2022/02/20(日) 13:01:44.34 ID:56ar/PDS.net
穂乃果「無頼ハン…!ハン……」


スカッ

穂乃果「えっ?あれっ?」スカッスカッ

希「あー…」

雪穂「お姉ちゃん、それは…」


穂乃果「ハンバーガー食べに行きたへぶっ」

GOAL!

1-2
前半30分 にこ

ことり「キーパー穂乃果ちゃん…シュート化身に目覚めてしまいました」

花陽「お、おめでとうって、言っていいのかなぁ…」

絵里「そっとしておくのも優しさよ、花陽……」

229: 2022/02/20(日) 22:05:05.07 ID:56ar/PDS.net
ハーフタイム 神シックス(仮)側


穂乃果「まさかゴールを守るどころか、技すら出せないタイプだなんてぇ~!」ワーン

海未「初回から上手く出来るわけではありませんよ。穂乃果の性格上、前線向きの化身じゃない方が不自然です」

真姫「そうね。気を取り直して後半頑張りましょ。化身シュートなら十分取り返して、お釣りが来るわよ」

穂乃果「うぅ、ありがとー…」


凛「ポジション変更が必要だね。ゴールがら空きはまずいにゃ」

ことり「ことりがキーパーに戻る?もうシビレは治まったから、大丈夫だよ!」

真姫「頼もしいけど……待って。ことりには他にやって欲しいことがあるの」

230: 2022/02/20(日) 22:07:07.35 ID:56ar/PDS.net
ことり「?」

真姫「ちょっと2人きりで話したいから、借りていい?ポジション変更はお任せするわ」

海未「わかりました」

ことり「じゃあ、行ってくるね♪」フリフリ




真姫「………を……せて」
ことり「……それなら!」



凛「何を話してるか聞こえないにゃ」

穂乃果「きっと秘密の作戦会議だよ。あの2人は頭良いし、任せよう」

凛「それもそうだね。凛たちもこっちで後半に備えるにゃ」

231: 2022/02/20(日) 22:10:54.05 ID:56ar/PDS.net
海未「ことりがベンチ継続、穂乃果が攻撃に加わるので、GKは私が務めます」

海未「玉竜はキャッチ化身ではありませんが、アームドしていればなんとか。多少はキャッチ技の心得もあります」

花陽「ごめんなさい。花陽がGKやれれば、まだ攻撃に参加できたのに……」

穂乃果「いいのいいの!欠員出しちゃったのは穂乃果の責任だし、ライブの要領でカバーし合えばいいんだよ!」

海未「そもそも前半の私は、DFにしては前に出過ぎました。後半は守備に専念です」

凛「かよちんは凛と一緒に、穂乃果ちゃんと真姫ちゃんを援護しよう?」

花陽「…うん、そうだね!みんな、後半も頑張ろう!」

232: 2022/02/20(日) 22:11:49.68 ID:56ar/PDS.net
ニコニーズ側

希「ラッキー…とは言いきれんけど、1点リードや。この流れを切らんようにせんとね」

絵里「そうね。穂乃果が化身ストライカーになったから、ボールが渡らないうちにガンガン攻めましょう!」



雪穂「私が前に出るんですか?」

にこ「絵里がもう化身出せないから、下げた方がいいのよ」

233: 2022/02/20(日) 22:12:58.25 ID:56ar/PDS.net
にこ「亜里沙と組んで、上級生に一泡吹かせてやりなさい。あるでしょ?そういう技」

亜里沙「あります!それはもうすっごく強力な技が!!」

雪穂「ちょっと亜里沙、ハードル上げすぎ!」

にこ「上手くいかなくても大丈夫だから思いっきりやんなさい。にこも「とっておき」を使うわ」



にこ「……あんまり、気が進まないけど」ボソ

242: 2022/02/26(土) 07:59:28.77 ID:BAUeDo3a.net
後半配置

神シックス(仮)
FW ほのか にしきの
MF こいずみ ほしぞら
GK そのだ
ベンチ みなみ

ニコニーズ
FW ゆきほ  ありさ
MF にこ
DF エリチカ
GK とうじょう
ベンチ なし

243: 2022/02/26(土) 08:02:32.22 ID:BAUeDo3a.net
絵里「また意外なGKの登場ね。ことり、穂乃果ときて今度は海未?」

海未「ことりはやることがあるそうなので」

にこ「やることって実況?まさか劣勢だからって、マイクで妨害するとか言わないわよね」

ことり「ううん、そこは平等にやらせてもらうよっ」

ことり「でも…上手くいけば、試合がひっくり返るとだけ言っておくね♪」

にこ「そう。まぁ仮に空から鉄骨が降ってきたところで、この試合に勝つのはにこたちだけど!」

244: 2022/02/26(土) 08:14:28.11 ID:BAUeDo3a.net
コウハンカイシ ピーッ!

ことり「神シックス(仮)のボールで後半戦スタート!…とここでさっそく」

ジャキン!


穂乃果「なんかSFっぽい銃!あれが真姫ちゃんの作戦?」

雪穂「まさか撃つ気ですか!思いっきり反則ですよ!?」

ことり「君にー飛んでけ!スキスキぷわぷわ~♪」BiBiBiBi

希「抵抗するで、化身で!シキガミ」




花陽「ぴゃあああっ!?」バリバリ!

希「ライ……花陽ちゃーん!!」

245: 2022/02/26(土) 08:15:02.72 ID:BAUeDo3a.net
凛「なんてことするにゃー!これのどこが試合をひっくり返す作戦なのー!」フシャー!

真姫「安心して、凛。あの銃は武器じゃないわ」


花陽「うぅぅ……」

亜里沙「無事ですか、花陽先ぱ……い…?」

246: 2022/02/26(土) 08:16:47.35 ID:BAUeDo3a.net
花陽「どうしたの、亜里沙ちゃん?」


亜里沙「さっきまで髪の毛、ベージュでしたっけ?」
花陽「えっ…?」


にこ「ちょっとタイム。はい」
つ鏡

花陽「これは…誰?いつも見てるような、そうでもないような」

にこ「花陽よ」

花陽「……ふぇぇぇぇ~っ!?なんで、どうして……?」

250: 2022/02/27(日) 22:37:49.32 ID:mVb7eJDi.net
穂乃果「わぁー、目の色も変わってる!まるで…」

希「ことりちゃんの瞳みたい、やね。面白い物持ってるやん」

雪穂「知ってるんですか?」

希「あの銃が何かは知らないけど、この現象が何かは分かるよ。そういうの得意分野だから」

希「花陽ちゃんとことりちゃんを、ミキシマックスさせたんやね」

亜里沙「みきしまくん?」

253: 2022/03/01(火) 20:38:10.38 ID:LXpjCmON.net
絵里「ミキシマックス。異なる生き物の個性を融合させる事をそう呼ぶらしいわ。ただ、出所はよく分かってないそうよ」

希「気の具現化である化身を使って、ミキシマックスさせたい相手に向かってオーラを……はーい、プシュッ!」ビシッ

希「あら不思議、合体アイドルの完成や」

穂乃果「すごぉいっ!私にもできるかな?」

希「できるとは思うけど、オーラ送る側はかなり消耗するから試合中は厳しいかもね」


希「ウチが思うに、ことりちゃんがベンチにいるのはそれが理由。あの銃はおそらく、化身なしでミキシマックスさせる道具、やろ?」

真姫「バレバレね……」

254: 2022/03/01(火) 20:58:38.65 ID:LXpjCmON.net
真姫「そう、これはミキシマックス・ガン。うちの病院の備品…の試作機、パパの私物を貸してもらったの」

海未「病院でミキシマックスを?」

真姫「パワーアップじゃなくて、解除のために開発されたのよ。面白半分に試して、戻してほしいって駆け込んでくる患者がいるから」クルクル

真姫「一応再現はできたけど、まだ解明されていない部分も多くて…完成には200年くらいかかるんじゃないかって言われたわ」

花陽「に、にひゃくねん!?」

凛「未来にゃ」

255: 2022/03/01(火) 22:27:34.30 ID:LXpjCmON.net
花陽「うん、特に違和感はない……と思う。むしろ、なんだか体が軽い感じ」

ことり「やったぁ!ミキシマックス、コンプリート♥」


花陽「えっと…あの、ことりちゃん、真姫ちゃん。どうして、私にオーラをくれたの?」

花陽「花陽じゃなくて、元々サッカーの上手な凛ちゃんを強くした方が……」

真姫「オーラにも相性があるの。凛より花陽の方がことりとマッチするわ」

花陽「な、なら穂乃果ちゃんか海未ちゃんの方が良かったんじゃ?」

258: 2022/03/03(木) 04:20:52.02 ID:5sJiLp8y.net
ことり「そうかも。でも、花陽ちゃんに渡すのが一番だと思ったんだぁ」

真姫「花陽、今日のサッカーの目的を思い出してみて?」


花陽「この前負けちゃった、中学生のチームと…」グスッ

真姫「思い出しすぎよ!泣くとこじゃないでしょ」

花陽「ごめんね……」

259: 2022/03/03(木) 04:21:28.43 ID:5sJiLp8y.net
ことり「負けるのが悔しい、怖いって気持ちはわかるよ。サッカーがメインの活動じゃなくても、あんなに一方的に負けちゃうのは辛いよね」ナデナデ

ことり「でもね、花陽ちゃん。今、目の前の相手チームにいるのはだぁれ?」

花陽「雪穂ちゃん、亜里沙ちゃん、希ちゃんと絵里ちゃんと……にこちゃん」

真姫「敵わない相手だと思う?……違うでしょ?一緒に活動してきた、これからする仲間でしょ?」


花陽「…うん「負けるわけがないにゃー!」シュバッ!

260: 2022/03/03(木) 04:22:31.73 ID:5sJiLp8y.net
花陽「凛ちゃん!?」

真姫「ちょっと、今良い感じだったのにジャマシナイデ」

凛「3人の世界に入るの禁止だよ!凛も混ぜてほしいにゃ」

海未「そうですね、私達もいることを忘れないでください」

穂乃果「押されてはいるけど、宇宙一への前哨戦みたいなものだもんねっ」

261: 2022/03/03(木) 04:23:59.37 ID:5sJiLp8y.net
凛「にこちゃんなんか、ボールと一緒に軽ーく蹴散らしてやるにゃ!それからリベンジだよ、かよちん!」

花陽「……そうだねっ!ことりちゃんの、みんなの力、お借りします!」





にこ「ふっきれたみたいね……って、ぬわぁんでさらっとディスられてんのよ!?」ゴーン!

希「どうどう。ここは水注さず見守るとこやん?」

にこ「後で覚えときなさいよ……」

268: 2022/03/06(日) 22:50:47.50 ID:mWA8+hLG.net
コンドコソコウハンカイシ ピーッ


ことり「神シックス(仮)の反撃、ボールを持つのは私たちの2代目部長、花陽ちゃんです!」


花陽(にこちゃんから部長を引き継いでから、花陽はまだ何もできていません)

花陽(新しいグループの名前だって仮のものだし、1年生もまだ2人だけ。賑やかな部にはまだまだ遠い)

花陽(その上、メンバーを増やすどころかサッカーもぼろ負け。同じようには、飛べないよ…)

花陽(でも…それで良かったんです。こんな部長に、みんな、ついてきてくれました。諦めませんでした)

花陽(それなら私は……きっと何回負けたって、燃え尽きちゃダメなの!お米みたいに、泥まみれでも光ってないと!)

269: 2022/03/06(日) 22:51:20.26 ID:mWA8+hLG.net
花陽「待ってて穂乃果ちゃん、そこまで届けます!」

穂乃果「うんっ!」

雪穂「お姉ちゃんには渡せません、こっちも2人で行きます!ウイニング…」スチャッ
亜里沙「ロジック!」ビシッ

シュンッ シュンッ

真姫「速い、それでいて無駄のない交差の連続…」

にこ「ずっとμ'sを見ていた2人の推理と洞察力、かわせないわよ」

271: 2022/03/08(火) 06:45:46.68 ID:x8o9BGxe.net
花陽「たしかに、このままだとボールを取られちゃう。対抗できる技もないです」


花陽「でも…「ことりちゃんの技」なら」

バサッ

花陽「《シャイニーフェザー》!」

キィイイン…

亜里沙「青白く光る翼……とっても綺麗」

雪穂「見惚れてる場合じゃないって、ボール持ってかれてる!」

273: 2022/03/08(火) 22:13:33.72 ID:x8o9BGxe.net
絵里「必殺技抜きに、着地の瞬間を狙えば……もらったわ!」


ドンッ

花陽「わっ!」

絵里(重たっ……!?)


真姫「チャージされてもびくともしないわ…ちょっと強くなりすぎじゃない?」

凛「通学路のすっごい坂道や、おっきな炊飯器で鍛えられたパワーだにゃ」

海未「ことりも今でこそ華奢に見えますが、素質はありました。昔、私がしがみついてしまっても木から落ちませんでしたから…」

穂乃果「あったねそんなこと!懐かしいなぁ。じゃあ今の花陽ちゃんは、2人の秘めたるパワーが駄々漏れ状態なんだね」

276: 2022/03/10(木) 23:09:16.17 ID:kPcQ6aX/.net
花陽「いけますっ、今の私なら。それっ」パス

穂乃果「よーしっ、これで同点っ」

にこ「させるわけないでしょ」

穂乃果「あーっ!」

ことり「運んできたボールを、にこちゃんがカット!」

にこ「ここまで攻め上がってきたのは悪くなかったけど、詰めが甘かったわね」



<そうでもないにゃ!

277: 2022/03/10(木) 23:09:34.73 ID:kPcQ6aX/.net
<こ、今回だけだからね!
<そう来ると信じてました!

ヤーンヤーンヤーンヤーン

にこ「何これ、踏切!?変な警告音まで聞こえてくるんだけど!?」

      ジャーン!
\ (>ω<)从;廿 _ 廿从イw´ヮ`ハ /

海未「この並び…なるほど、ことりの」

ヤーンヤーンヤーンヤーン

278: 2022/03/10(木) 23:10:06.39 ID:kPcQ6aX/.net
にこ「ことりの何よ!電車ごっこでもするつもり!?」

ことり「ただいま電車が急いでいます。危険ですので、踏切の真ん中で立ち止まらないようにお願いいたします♪」

にこ「いや完全に閉まってるし!もう間に合わないでしょ!」


まきりんぱな「《真マッドエクスプレス》!!!」ドカン!

にこ「にこぉーーーーーっ!!?」

280: 2022/03/11(金) 23:07:33.93 ID:a1YzYzZa.net
絵里「あの勢い、もう電車というより稲妻、雷鳴よ!」

海未「ライメイ!ぶるーべりぃとれいん……うーん」

雪穂「そっちに合わせる必要はないと思います…」


真姫「穂乃果、ここまでやったんだから…外したら承知しないわよ」

穂乃果「わかってるよ。太陽神 アポロ!」

281: 2022/03/11(金) 23:08:21.65 ID:a1YzYzZa.net
穂乃果「いっけぇえええええ!」

ゴオォオオオッ


亜里沙「ハラショー……すごい炎。本物の太陽のようです!」


穂乃果「これが私の化身シュート《サンシャインフォース》だっ!」バシュンッ!


希「ぶっつけ本番でこんな大技を……穂乃果ちゃんらしいやん」

絵里「感心してる場合じゃないわ。止められるかどうかよ!」

希「ん~…カードは五分五分って言ってる。やるだけやってみよ!」

283: 2022/03/13(日) 21:32:41.88 ID:yvlg8rjU.net
希「おっきなお耳のタマズサを、化身アームド!」シャキィン

希「穂乃果ちゃん。μ'sはなくなっても、ウチらが友達であることに変わりはないよね?」

穂乃果「うんっ!」


希「そっか…《サクリファイスV2》!」


穂乃果「へ?」シュンッ

希「ごめんっ!氏ぬときは一緒やよ、穂乃果ちゃん!」ワシワシ

穂乃果「嘘でしょ!?1発目なんだから普通に決めさせてよ~!」ジタバタ

284: 2022/03/13(日) 21:33:28.25 ID:yvlg8rjU.net
海未「穂乃果ぁ!」

穂乃果「海未ちゃん、助けてー!//」

海未「無理に立ち向かわず、それでいてお腹に力を入れる感じで耐えてください!健闘を祈ります…」グッ

穂乃果「」



イイシュート…ヤッタヨ…
ア,アリガト…

GOAL!

2-2
後半3分 ほのか

285: 2022/03/13(日) 21:34:20.73 ID:yvlg8rjU.net
穂乃果「うぅ~……ひどいよ希ちゃあん」

希「ごめんて……でもキーパーとして、今はあの技しか思い浮かばなかったんよ。シキガミラインズは4発も撃てないし」

穂乃果「確かに強い技だけどさ……ってあれ?」

ワイワイ
ガヤガヤ

亜里沙「花陽先輩、不思議な感じ!」

雪穂「足して2で割った、って表現がピッタリ…」

286: 2022/03/13(日) 21:36:11.22 ID:yvlg8rjU.net
穂乃果「ちょっと!激闘の末に点が入ったのに、そっちだけで盛り上がらないでよー!」

凛「穂乃果ちゃんと希ちゃんも混ざればいいにゃ。とさかよちん誕生だよ!」

穂乃果「とさ…何が?」

海未「説明するより見た方が早いですよ。正直私もまだ飲み込めていませんし…」

穂乃果「だから何が……」


「ほ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ことりちゃん。穂乃果がシュートしてる間に、ちょっとイメチェンした?髪短くなってる!」

287: 2022/03/13(日) 21:40:55.99 ID:yvlg8rjU.net
花陽?「えっと…花陽、です」

穂乃果「えっ?でも髪型、特に前髪の上のトサカはことりちゃんのだよ」

花陽?「それは、また私にもよく分からなくて…」

絵里「穂乃果、そっちにいることりにも聞いてみたら?」

穂乃果「あ、そっか。ねぇ、ことりちゃん。この人ことりちゃんだよね?」

ことり「ううん。私がことりで、そっちは花陽ちゃん」

穂乃果「やだなあ、このトサカはことりちゃん以外では、ことりちゃんのお母さんくらいしか……」


穂乃果「いち、にぃ…トサカがふたつ!?ことりちゃんが2人いる!?」ガビーン

にこ「気づくの遅すぎでしょ……」

288: 2022/03/13(日) 22:11:57.99 ID:yvlg8rjU.net
真姫「ベストマッチね。相性のいい人同士のミキシマックスでは、こんなふうに大きく見た目が変わるのよ」

穂乃果「おぉー…サイドテールがない代わりに後ろが跳ねてたり、ちょこちょこ花陽ちゃんの要素が残ってるね」

ことり「穂乃果ちゃん、今までこれで私のこと見分けてたのかな…?」ピョコン


希「こっちはどうかな」わしっ

花陽「ひゃんっ」

希「B81ってとこかな。両者のいいとこ取りって感じでなかなか…」わしわし

花陽「希ちゃん、やめてぇ……///」

289: 2022/03/13(日) 22:13:45.54 ID:yvlg8rjU.net
穂乃果「でもなんで急に?最初は髪と目の色だけ変わってたよね」

にこ「ミキシマックスって、ただオーラ注げばいいだけじゃないのよ。受け取る側にも器が要るの」

にこ「ことりがガンを使った時の花陽には、まだ迷いが見えたわ。だから全部は入らなかったってだけ」

にこ「でも今のあなたからはそれが消えてる。仲間の力をまるまる受け入れるだけの、部長としての覚悟が戻ってきたのよ」

花陽「にこちゃん……」

292: 2022/03/14(月) 22:40:20.13 ID:us6sCLeC.net
花陽「ありがとう。私、もう大丈夫です!」

にこ「……ふんっ、まだまだ試合は終わってないんだから。気を抜くんじゃないわよ」

花陽「うんっ!」



希「まあそれはそれとして。どうしてことりちゃんのオーラからあの技が出たん?」

亜里沙「私も聞きたい!GKなのにドリブルとブロック、両方に強い技を持ってるなんて不思議です!」

海未「主力にする予定だった《ペンギン・ザ・ハンド》が連発できるものではなかったので、手を休める合間に他のポジションの練習に混ざっていたんです」

ことり「私、あんまりサッカー得意じゃないから。せめて必殺技くらいは、強力なのにしようと思って」

絵里「それが思わぬ形で役に立ちすぎた、ということかしら」

にこ「帰り、電車乗るのやめたくなったわよ……」

295: 2022/03/16(水) 22:10:55.32 ID:LRoiTzQf.net
ことり「でも私が普通に使っても、あそこまで威力は出なかったと思うよ?ことりもびっくりしちゃったもん」

穂乃果「ことりちゃん器用だからすぐ覚えちゃったけど、あんなに吹っ飛んじゃうとは思わなかった!」

希「にこっち軽いもんなぁ。風船みたいに。パワー勝負だと厳しいかも」

にこ「そうそう、もっと空気入れて重たくなれば耐えられ…ってそういう問題じゃないっての!仕事できなくなるわ!」ビシッ

花陽「あはは……なんというか、こう…初めて使う技なのに、前から知り尽くしているような感じで出せたよ」

雪穂「個性の融合、誰が考えたのか…言い得て妙ですね」

297: 2022/03/17(木) 22:00:01.48 ID:Hhlu7Lvj.net
凛「あ、そういえばシュート決まってたね。穂乃果ちゃんおめでとにゃ」

穂乃果「見てなかったの!?すごい体はったのにぃ…」

凛「とさかよちんに気を取られて、にこちゃんが飛んでった直後くらいから見てなかったにゃ…ごめんね?」

亜里沙「凄かったんですよ先輩、その…色々。後はノーコメントで」

絵里「とりあえず、希はサクリファイスの使用は控えましょう?怖くてシュートできないし、多分これ以上は世間体に関わるわ…」

希「は~い」

298: 2022/03/17(木) 22:01:58.36 ID:Hhlu7Lvj.net
シアイサイカイ ピーッ

にこ(正直、ここまで拮抗するとは思っていなかった。このタイミングで花陽が立ち直っちゃうのも予想外)

にこ(自力で大差つけて勝って、それから良いこと言ってキメたかったから……いろんな意味で悔しい、でもしょうがないわね!)



にこ「いい、アンタたち。今からこのグラウンド、にこがジャックするわよ」

にこ「残り27分…最強のアイドルの、楽しいサッカーライブに招待してあげる!」

にこ「ミキシトランス!!」カッ

299: 2022/03/17(木) 22:08:27.57 ID:Hhlu7Lvj.net
花陽「うぅ、眩しい……」


にこ「スーパーにこにー、降臨!キラにこっ☆」ジャーン!


亜里沙「あれが使いたがらなかった「とっておき」?」

花陽「あ、あの姿…存在感…もしかして!」

にこ「どぅめどぅめどぅめ~、花陽ちゃーん。分かっても言っちゃダ・メ。行くにこ!」

ことり「突如現れた謎のにこちゃん、雪穂ちゃんからパスを受け、フィールドを駆け抜ける!」

300: 2022/03/17(木) 22:28:02.91 ID:Hhlu7Lvj.net
真姫「注意しなさい。さっきは花陽の読み通り、にこちゃんにドリブル技がなかったけど…」

凛「アームドほど速くないし、これなら追い付けそうだにゃ」

穂乃果「アポロもいるし、2人で挟んで止めよう!」

真姫「ダメ!そんなことしたら……」


にこ「《極ヘブンズタイム》」パチンッ

301: 2022/03/17(木) 22:34:47.60 ID:Hhlu7Lvj.net
ピタッ

凛「」
穂乃果「」

にこ「この技、このまま走ってゴールまで行けたらいいのに……」

パチンッ


凛「あれ、にこちゃ…にゃああああっ!?」

穂乃果「うわああっ!?」

花陽「凛ちゃんっ!」

ことり「ホノカチャン!」

302: 2022/03/18(金) 22:21:15.50 ID:55LbW4LA.net
海未「2人の前にいたのに、消えて…瞬間移動の技ですか!?」

真姫「人の話を最後まで聞かないから。チーム外の誰かとミキシマックスしてきてるのよ、どんな技が増えたのか分からないわ」

花陽「真姫ちゃん、海未ちゃん、それなんだけど……」

にこ「おっと、ライブの最中に仕掛けをバラすのはマナー違反にこよ~?」ウィンク

にこ「《極ヘブンズタイム》」パチンッ

ピタッ

真姫「」


にこ「格好いいけど、時間止めるのってアイドル的にはポイント低いわよね。そう思わない?」


花陽「…同感です」

304: 2022/03/18(金) 22:24:54.57 ID:55LbW4LA.net
ラブリンク
:必殺技補足《ヘブンズタイム》
:時間を止め、その間に歩いてディフェンスを突破するドリブル技
:解除したときに起こる突風で相手選手を吹き飛ばす
:媒体によって高速移動だったり意識はあっても動けなかったり、暗示だったり設定がまちまち

305: 2022/03/18(金) 23:10:39.11 ID:55LbW4LA.net
花陽「どれだけ高度な必殺技でも、お客さんに見えなければ意味がありませんから」

にこ「流石2代目、わかってるじゃない」


真姫「……えっ!?2人とも、いつの間に後ろに!」

花陽「でも、ここはサッカーをする場所。目で追えないような技でも、ファンを沸かせるパフォーマンスができるはず。あの人はずっとそうしてきました」

凛「かよちん、あの人って?」

絵里「にこ、話が見えないわ。私たち置いてけぼりよ」



花陽「にこちゃん……ごめんね、やっぱり言いたいな」

花陽「そのオーラ、綺羅ツバサさんの、だよね!」

にこ「そうよ。どう?第1回、2回大会の優勝チーム同士のミキシマックスは!」ドヤァ

花陽「今度私にもやらせてくださーい!」キラキラ

309: 2022/03/21(月) 06:37:59.04 ID:FaAqVWnY.net
穂乃果「えっ?にこちゃんと、ツバサさんの……?」

真姫「ベストマッチっぽいけど…どのあたりに要素が残ってるか分からないわ」

海未「髪にメッシュがかかってはいますけど、8割方にこですね。言われないと気付きませんよ」

凛「おデコ広いし、でこちゃんって呼んでもいい?」

希「でこっち!」

にこ「デコデコうるさいわね!本人いたら泣くわよ!?」

花陽「その通りです、ツバサさんはファンレターにオー「デコ」ロンと書かれていただけで壁にもたれて一晩中自身の髪型について考え続けたという伝説の持ち主です」

雪穂「嫌な伝説ですね」

312: 2022/03/22(火) 06:40:29.74 ID:enXQUK8U.net
ことり「花陽ちゃん、よく分かったねぇ」

花陽「ずっと前から追いかけてたから、一目みてピンときました!」


にこ「まあ確かに、もうちょっとだけツバサに寄せた見た目になってくれれば…とは思ったわよ。だからあんまり使いたくなかったの」

にこ「それに……この姿、引くほど強いわよ。たぶんもう、アンタたちの練習相手にはならないレベルで」

凛「ほんとかにゃー?凛はふっとばされたけど、今のかよちんとは互角くらいじゃない?」

亜里沙「ヘブンズタイム中でも動けてたし、私もそんなに強いようには……」

にこ「そうね。「このままなら」って条件付きだけど」

にこ「ことりのオーラにはない、フルパワー状態があんのよね」

314: 2022/03/22(火) 20:49:24.86 ID:enXQUK8U.net
にこ「後半だし、もったいぶらずに見せてくわよ!魔神ペガサス!」

ウオオオオオオオ!!

凛「あれがにこちゃんの化身?」

花陽「ううん、あれは…ツバサさんの化身!」

希「オーラ側の人が化身使いなら、ミキシマックスしたときその化身も使えるんよ」


にこ「もちろんこの後何するか…分かってるわよね?」

花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん、ブロックの準備!」

真姫「わ、私はパス」

穂乃果「まかせて!臨時車両、発進!」

315: 2022/03/22(火) 21:46:26.71 ID:enXQUK8U.net
ほのりんぱな「《真マッドエクスプレス》!!」プァーン!

ヤーンヤーンヤーン

にこ「そう何度もはねられたくないし……踏切ごと壊すわ!」

にこ「《ペガサスブレイク》!」

ズガンッ!

ことり「落雷でぶるーべりぃとれいん脱線!やんやん!」

花陽「うぐっ……!」バリバリ

凛「今日こういう役ばっかりにゃー!」バリバリ

穂乃果「あばばば」バリバリ

322: 2022/03/25(金) 22:35:52.32 ID:rxRlxQCW.net
真姫「そんな…こんなのあり!?」

にこ「アリよ。ハンドには妙に厳しいけど、それ以外はだいたい通るのがサッカー」

にこ「滅多なことでは…ファウルとられないしっ」とっぱ!
真姫「ああっ!」


海未「1人くらいなら技を出すまでもないと……にこ、あなたは一体どこまで」

にこ「知りたい?良いわよ、教えてあげる」

にこ「魔神ペガサス、アームド!」ガシィン!

にこ「ツバサからの伝言代わりに、1発派手なのをお見舞いするわ!」

花陽「う、海未ちゃんっ、たぶん《ゴッドノウズ》が来るよ!」

327: 2022/03/27(日) 22:48:18.76 ID:sOcFjPGD.net
海未「確か、天高く飛び上がって放つシュート技…でしたね。受けて立ちましょう」

にこ「撃つ前にネタばらしされるのも、人気者の宿命ね……」

バサッ

ことり「ペガサスの翼から、金色の翼に生え変わるっ!」

花陽「あれっ?あの技、たしか白い…」


にこ「まぁでも?ファンの期待に答える……いや、越えるのがプロのアイドルってもんでしょ!」

海未(以前花陽が話していたものと、動きが違う!?)

にこ「《ゴッドブレイク》!」

331: 2022/03/28(月) 21:54:25.67 ID:/V1oMMzK.net
ズガシィィン!!


海未(神が……いえ、神を砕く、という事でしょうか。踵落としとは、彼女にしてはずいぶんと荒々しい技ですね)

海未「ですが……舞台が違えど、一度勝った相手に穂乃果も勝利も、渡しません!」

海未「はああああっ!」

ブンッ! ブンッ!

亜里沙「構えがハラショー、手刀で十字の刃ができた!」

凛「イタズラする穂乃果ちゃんをしばき続けて生まれた必殺技にゃ」

雪穂「うちのお姉ちゃんがスミマセン…」

穂乃果「ちょっとぉ!?」

332: 2022/03/28(月) 21:57:33.37 ID:/V1oMMzK.net
海未「《弧月十字掌》!」ドンッ!

ガガガガガッ

ことり「海未ちゃんの必殺技が、にこちゃんの技を迎え撃って……ゴール前の大激突!」


穂乃果「どうっ?そのまま押し返せそう?」

海未「無理と言ったら、諦めてくれますか?」

穂乃果「う~ん……できればやだなぁ」

海未「ふふ、なら答えは簡単です」

ぐぐっ

海未「たまには力押しというのも、悪くありません。《熱血パンチ》!」

333: 2022/03/28(月) 22:50:34.49 ID:/V1oMMzK.net
海未「はっ!」

バンッ!!

希「衝撃波もボールも、まとめて弾き返しちゃった……執念の勝利やん」


にこ「やるじゃない!そうこなくっちゃ面白くないわ!」

真姫「ずいぶん余裕ね?」

にこ「あったりまえじゃない。1発止められたくらいではいお開き、なんてライブじゃあり得ないんだから」

334: 2022/03/28(月) 22:51:07.91 ID:/V1oMMzK.net
亜里沙「ポジション入れ替え、アンコール入りまーす!」


亜里沙「まずは一口」カリッ

穂乃果「ボール食べた!?いや亜里沙ちゃん、ハンドだよそれ!?」


絵里「よく見て穂乃果、ボールじゃなくてリンゴよ、ハンドじゃないわ」

穂乃果「ホントだ…あれっボールは?」

335: 2022/03/28(月) 22:52:27.46 ID:/V1oMMzK.net
亜里沙「お願いっ」ポイッ

雪穂「任せて。うおおお!」

シュウウウウ…

花陽「り、リンゴが腐って紫に……」



ゆきあり「《スクリーム・オブ・エデン》!!」ガッ…バシュン!


穂乃果「リンゴ蹴った!?2人でリンゴ蹴ったよ絵里ちゃん!!」

絵里「よく見て穂乃果、リンゴじゃなくてボールよ。何も悪いことしてないわ」

穂乃果「えっ…?な、なるほど???」

338: 2022/03/29(火) 22:18:24.71 ID:tQeUkVTB.net
ことり「かじられた金のリンゴ、禁断の果実!海未ちゃん、これも返せるかなぁ?」

海未「当然です。園田は私ですから」

海未「弧月、十字しょ…」ガクッ

シュウウン

海未(しま……っ)

雪穂「先輩のアームドが切れた!」

海未「くっ、まだまだ……!」ガッ

ずざざざざ…

花陽「海未ちゃんっ」

真姫「ダメよ花陽、あの技はひとまず例外として…無理に割り込むのは危険すぎる!」

花陽「そ、それでも…」

339: 2022/03/29(火) 22:20:23.55 ID:tQeUkVTB.net
花陽「後ろから支えるくらいなら、できるよっ!」バッ

穂乃果「花陽ちゃんっ、私も一緒に行くよ!」バッ


がしっ


海未「穂乃果、花陽……」

花陽「3人…4人がかりなら、必殺技なしでもできるはずっ」

穂乃果「いっけぇっ!」

キラッ

希(ん…?)

344: 2022/03/31(木) 22:54:07.55 ID:InIZs6lR.net
絵里「希、私あの技本で見たことある。《トリプルディフェンス》よね」

希「えっ、ああうん、そうやね」

希「でも3人とも、多分知らないでやってると思うけどね。偶然同じ形になってるだけで」

雪穂「じゃあ、アドリブでスクリーム・オブ・エデンと拮抗してることに……!?」

亜里沙「ハラッセオ!!私が雪穂と覚えてきた、一番強いシュートなのに!」

346: 2022/04/01(金) 22:34:04.84 ID:lAPppDDN.net
海未「ええ、確かに素晴らしい必殺技です。亜里沙、雪穂」

穂乃果「まさか食べられる必殺技があるなんて思わなかったよね、海未ちゃん」

花陽「穂乃果ちゃん、今はその話は…」

穂乃果「えーっ?花陽ちゃんもやきもちスクリュー食べてみたかったんじゃないの?」

花陽「そ、それは……!うぅ……」

海未「ふふ、それだけ無駄口を叩けるなら心配いりませんね。一気にやりましょう!」

ぐぐぐぐぐ……

ほのうみぱな「はああっ!」

バシィン!

347: 2022/04/01(金) 22:34:51.56 ID:lAPppDDN.net
雪穂「完全に止められた……!」

亜里沙「すごい!これが海未先輩の…かつてのμ'sだった人たちの力なんだっ!」

海未「ちょっと違います。「μ's時代の園田海未」なら、おそらくゴールを割られていました」

海未「今の私達…「神シックス(仮)の園田海未」だからできたことです」

穂乃果「海未ちゃん…」


穂乃果「グループ名のせいで、いまひとつ格好つかないね」

海未「そ、そういうことは言わない約束でしょう!?」

真姫「そもそも穂乃果考案よね、これ」

凛「じゃあもう片方でやり直す?」

ことり「あはは、仏の方…も、あんまりかっこよくはないかも…」

花陽「ぶ、部員が集まったら、正式なの考えようね」

348: 2022/04/01(金) 22:35:59.80 ID:lAPppDDN.net
海未「こほん。とにかく、これでこちらの攻撃です」パス

真姫「任せなさい」


にこ「真姫、さっき簡単に抜かれたのにまだやるつもり?」

真姫「にこちゃんだって、引くほどは強くなかったじゃない。本当は他の人のオーラなんじゃないの?」

にこ「うっさいわね!詳しいことは企業秘密だけど、正真正銘ちゃんと綺羅ツバサのよ!」


────

349: 2022/04/01(金) 22:39:42.70 ID:lAPppDDN.net
試合前日

にこ『《マキシマムファイア》!!』

ズバァン!

にこ『ふぅっ…これなら十分使えそうね』



ツバサ『いたいた。にこ、久しぶりね』

にこ『ツバサ!?何でここに!今日仕事でしょ?』

ツバサ『予定より早く終わって今帰り。聞いたわよ。神シックス(仮)にサッカー教えるんでしょう?』

にこ『あほのかね…というか、そのグループ名もう校外に知れ渡ってるのね……』

350: 2022/04/01(金) 22:40:35.83 ID:lAPppDDN.net
ツバサ『UTXの後輩の子たちの中で、話題沸騰中なのよ。「A-RISEの仇を取るのは私だー!」って言ってる子もいるみたいだし』

ツバサ『まあ、それはうちの後輩に限った話ではないけれど』

にこ『それで?わざわざこんなところまで来て、何か用でもあるの?』

ツバサ『ええ。私もサッカー、混ぜてもらおうと思って』

にこ『ホントに!?ちょうど1人少ないから助か……』ハッ

にこ(いや、待ちなさい矢澤にこ)

にこ(ツバサなんて連れてったら、私の見せ場がなくなっちゃうじゃない!)

351: 2022/04/01(金) 22:42:08.17 ID:lAPppDDN.net
にこ(ただでさえ絵里が私より目立ちそうで困ってるのに、スクールアイドル時代サッカーの助っ人で「キャプテン」なんてあだ名つけられた万能選手が入って来たら…)



花陽『ツバサさん、一緒に戦ってください!』
穂乃果『お願いします、どうしてもあのチームに勝ちたいんです!』
ツバサ『もちろんいいわよ。私もサッカーは好きだもの』



にこ(あああああ……!こうなる未来が見えるのよねーっ!!)

にこ『ダメダメダメ!絶対ダメ!自分の後輩は自分で面倒見ないと意味ないでしょ!?』

にこ『サッカーから曲やダンスのヒントが見つかるかもしれないし、今回は身内だけでやらせてちょうだい!』

ツバサ『一理あるわね』

352: 2022/04/01(金) 22:44:05.76 ID:lAPppDDN.net
ツバサ『なら、間接的になら手伝わせてもらえるかしら?たとえば…私とにこでミキシマックスとか』

ツバサ『後輩をまとめて面倒見てあげるなら、パワーはいくらあっても足りないんじゃない?』

にこ『化身使ってやるやつ?それなら……うん、まあ』

にこ(ツバサのオーラ…これは思わぬ収穫!握手とかそういうレベルじゃないわ、どんなグッズよりもレア物、役得ね!)

ツバサ『決まりね。魔神ペガサス!』

にこ『にこぉーっ!』

カッ!!






ツバサ『えっと…その…うまくいったのかしら……?』

にこ『見た目は…ごめんだけど……でも、能力は想像を遥かに超えてるわ……うん』

ツバサ『そう、よかった。実際使うかはにこに任せるけど、できれば使ってもらえると嬉しいわ。私もスクールアイドルの先輩として…いえ、綺羅ツバサ個人としての挑戦状も仕込めたから』

にこ『あの技?…いい趣味してるわね』

ツバサ『ふふっ、ありがとう。じゃあ、また今度仕事のない時に』

にこ『ええ、楽しみにしてるわ。その時はお互いに後輩連れて、サッカー対決も悪くないかもね』

359: 2022/04/04(月) 23:31:06.46 ID:IXZkVz7F.net
────

にこ「ふっとばしてやるんだから!《ザ・ウォール改》!!」
真姫「飛ぶのはそっちよ、《ディフューズコードV2》!!」

ドォンッ!

ことり「岩壁と音符の力は…おおむね互角みたい。ボールはまだ真姫ちゃんがキープ!」

真姫(分かってはいたつもり…だけど、大技出してこれだと、精神的にも肉体的にもキツイわね)

絵里「ベースパワーの差が大きすぎる。化身かミキシマックス、どちらか片方なら真姫が勝ってたでしょう」

希「にこっち張り切りすぎやん。楽しいのは分かるけど、そんなに気合入れたら、後が怖いよ?」

365: 2022/04/07(木) 22:27:15.11 ID:2Npnk4Bm.net
にこ「平気よ、このくらい。にこのことより、自分の出番を心配するべきじゃない?」

希「そう?まあゴールキーパーって、暇なくらいがちょうどいいんやけどね」

絵里「ほんとにね」

にこ「絵里もよ」

凛「真姫ちゃん、なめられてるにゃ。ここは凛たちで反撃しよ!」

真姫「……言われなくても、そのつもりよ」

366: 2022/04/07(木) 22:27:51.33 ID:2Npnk4Bm.net
凛「あーっ!!にこちゃん《あそこにUFO G3》!」びしっ

にこ「向かないわよ。多分それもらったら化身の力を大きく削られるし」


凛(今だよ真姫ちゃん)チラッ

真姫(ええ)ダッ

にこ「しまっ……」

367: 2022/04/07(木) 22:28:40.59 ID:2Npnk4Bm.net
にこ「たなんて言うと思った?」


雪穂「《もちもち黄粉餅改》!!」ブンッ

真姫「うぇっ!?」

雪穂「ほっ」ぼにょんっ

ことり「雪穂ちゃん、ボールを奪ったぁ!…その技、お餅髪の毛にくっついちゃわない?」

雪穂「意外と大丈夫ですよ」

368: 2022/04/07(木) 22:29:41.51 ID:2Npnk4Bm.net
にこ「凛を囮に使ったのはいい判断だったわ。でも、まだ甘い。そんなんじゃスーパーにこにーは抜けないわよ」

真姫「ぐっ……!」

花陽「真姫ちゃん、落ち着いて。ボールはまた取り返せばいいんだよ」

穂乃果「私が行く!ボールを奪うくらい、アームドできなくったってやれるよっ!」ボシュウッ!


雪穂「亜里沙、手伝って!《合気道》で今度こそお姉ちゃんたちを突破しよう!」

亜里沙「任せてっ!あいっ」ビシッ

雪穂「きっ」ビシッ

ゆきあり「どーっ!」シュッ

穂乃果「へっ?」

ステンッ

ことり「ええっと…息のあったポージングから、ソニックブームが発生して…ちゅんちゅん」グルグル

絵里「合気道って、そういうものなのかしら……?」

海未「違うと思います…」

371: 2022/04/08(金) 22:12:31.75 ID:0pw9EYG7.net
亜里沙「もう一度…《スクリーム・オブ・エデン》で」シャリシャリ

希「ほんと美味しそうに食べるね。あのボー…リンゴ」

凛「かじってもボールはなんともないのがサッカーの不思議なところにゃ」


ゆきあり「はっ!」バシュン!

海未「先程は不覚を取りましたが……今度は確実に打ち返します、《弧月十字掌》!」

バシーン!

374: 2022/04/10(日) 23:05:22.00 ID:O+HYV1SY.net
ガガガ…ギュオン!

雪穂「き、効いてないっ!?」

亜里沙「やっぱり、強い…!」

穂乃果「海未ちゃんやるぅー
!!」

にこ「ほっ」トラップ

にこ「惜しかったわね。返されはしたけど、今のはなかなかよかったわ」

375: 2022/04/10(日) 23:05:38.39 ID:O+HYV1SY.net
にこ「後はにこに任せなさい。次のシュートは絶対に決めさせてあげるから」

真姫「まさか、またジェットストリームとか言わないでしょうね……?」

にこ「あれも凄くいい技だけど……今回は別の技。とびきり宇宙っぽいやつね」

にこ「まずは…亜里沙、私の真似してついてきて!」

亜里沙「はいっ!」

379: 2022/04/11(月) 23:09:46.85 ID:hQXM71v/.net
にこ「いくわよ!これが今日一番の見せ場っ!!」

キィイイン!

花陽「ボ、ボールが、まぶしっ……!」




穂乃果「おさまった…って、もう夜!?真っ暗!星空が見えるよ!」

絵里「というより…宇宙そのものね。銀河の中央にボールが浮かんでいるみたい」

海未「にこと亜里沙は、どこに…」

380: 2022/04/11(月) 23:10:49.47 ID:hQXM71v/.net
亜里沙「上ですっ」

凛「ボールより更にたっかいにゃー…」


にこ「いい?ボールに向かってまっすぐ落ちて」

亜里沙「その次は?」

にこ「そのまま2人で銀河ごとゴール…いや、海未に突っ込むわ!」
亜里沙「喜んで!」パァアア

真姫「なんか物騒なワードが聞こえてきたわね」

381: 2022/04/11(月) 23:11:29.99 ID:hQXM71v/.net
にこ「行くわよぉおおおっ!!!」
亜里沙「はいぃいいっ!」

にこあり「《ギャラクティカフォール》!!!」ドカッ!


キュオオオオン!

ことり「2人に蹴られたボールが……銀河が渦を巻いているよ!」

シュイイイイン…

雪穂「そんなに速いシュートじゃない、けど…凄まじい重量感」

希「例の《ジ・アース∞》に負けずとも劣らないパワーやね」

にこ「次は雪穂に手伝ってもらうから、よく見ときなさい!」

雪穂「は、はいっ!」

384: 2022/04/12(火) 22:05:58.91 ID:FlxziD0L.net
ゴオオオオ…

海未「隕石が迫ってくる時の気持ちって、こんな感じなのでしょうか……逆に落ち着くというか、いい詞が書けそうですね」

真姫「そんな呑気なこと言ってる場合!?さっきの勢いはどうしたのよ!」

穂乃果「真姫ちゃん、これは避けちゃっても誰も怒らないと思う!うん!」

凛「でも2発目も予告されてるよ!?このままじゃ」

花陽「そ、そうだね……止めないと。一緒に、止めようっ」

凛「かよちん……うんっ!」

388: 2022/04/14(木) 21:45:08.82 ID:tRTjgq2k.net
凛「とは言ったけど…」



花陽「さあ、凛ちゃん私を使って!」ぴしっ

凛「それは協力プレーとは言わないにゃー!?」

穂乃果「あれは遊びの必殺技で、本気のシュートにぶつけたら…顔が潰れたあんパンみたいになっちゃうよ!!」

花陽「大丈夫、今の花陽のパワーなら《メガネクラッシュ》でも耐えられるはずだから!信じて!」

真姫「出会ってからこれまでで最も信じられないわよ!気を確かに持って、ミキシマックスだって万能じゃないのよ!?」

海未「ふふふふ…」

ことり「あぁ~…!ギャラクティカフォールを前に神シックス(仮)、大混乱……」

389: 2022/04/14(木) 21:46:26.27 ID:tRTjgq2k.net
凛「うううう……えーい!万が一なにかあったら凛が責任取るからね!」がしっ


雪穂「野球みたいな構え…って、まさか…」

絵里「バットの代わりに花陽で打ち返すつもり!?」

希「さすがにアカン!亜里沙ちゃん、にこっち、ストップ!!止まってぇ!!」

にこ「無理!もう止められないっ!!」


りんぱな「《ド根性バット》!!」ブォン !

390: 2022/04/14(木) 21:47:46.71 ID:tRTjgq2k.net
カキィン!!

ことり「り、凛ちゃんフルスイング!花陽ちゃんの顔がボールを捉えてる!」

凛「重いぃ……っ!かよちん、大丈夫っ?」
花陽「」コクコク

亜里沙「こ、このシュートを顔面ブロックして平然としている……!」

穂乃果「す、すごいよ」

キラキラ……

穂乃果「なんかちょっぴり輝いて見えるっ!」

海未「はい…微かにですが、化身の青黒いものとは逆の、青白い光が」

真姫「光…?」


希「えりちは、花陽ちゃん光って見えてる?ウチにも見えとるんやけど」

絵里「いえ、特に何も。ギャラクティカフォールの光じゃないかしら?」

希「うーん、なにか違うような……」

391: 2022/04/14(木) 21:48:56.64 ID:tRTjgq2k.net
にこ「思いっきりぶつかっといて、こんなこと言うのもおかしいけど…傷つけるのは不本意だから、せめて早くゴールに入って!!」シュイイイン

凛「なら大人しくホームランされればいいにゃ!!」グググ

にこ「勝負は勝負だし、それは…!嫌よっ!!」

ドシュゥン!!

りんぱな「うわあああっ!!」

海未「花陽っ、凛っ……!《熱血パンチ》っ……ぐはっ!」
GOAL!

2-3
後半9分 にこ

392: 2022/04/14(木) 21:50:43.36 ID:tRTjgq2k.net
真姫「ちょっと、3人とも無事なの!?」

花陽「お、おかげ様で、なんとか……」

凛「凛も生きてるよー……」

海未「平気です。力及ばず申し訳ありません……」


穂乃果「花陽ちゃん、トサカなくなっちゃったね。元に戻ってる」

花陽「えへへ……ことりちゃんに借りた力、今のでもう使い切っちゃったみたい。ちょっと力が入らないや」

真姫「やっぱり、2人分のパワーは消耗が激しいわね…無理させてごめんなさい」

花陽「ううん、大丈夫。私のためにしてくれたことだもん」

398: 2022/04/18(月) 15:09:20.01 ID:EPrEx4Zd.net
ことり「でも、にこちゃんもすぐ後に使ってるのに、なんともなさそうだよ?」

凛「凛知ってるよ!化身出してる間はあんまり体力使わないんだって!」

穂乃果「そうなの?」

凛「うん。前借りって感じで、解除したらまとめて疲れるらしいんだけど……」


にこ「よくわかってるじゃない」

にこ「…と、それはさておき、さっきのはなによ!?」

凛「ド根性バットのこと?」

399: 2022/04/18(月) 15:10:20.45 ID:EPrEx4Zd.net
にこ「そうよ!ダメじゃない、顔が潰れたあんパンみたいになっちゃったらどうするのよ!?」

穂乃果「それさっき私言った」

花陽「で、でも、なんともないよ。大丈夫だからっ」

にこ「それは結果論よ。アイドルにとって、顔に傷つくような必殺技はご法度なんだから…試合中でも立ち振舞いに気をつけてよね!」

絵里「そう言うにこだって、結構無茶苦茶なプレーしてたと思うけど?」

にこ「そ、それとこれとは話が別よ!とにかく、今後ああいう技を使うのは禁止!正面から向かってくる度胸は認めるけど、メガネクラッシュなんてもってのほか!」

凛「はぁい」

花陽「わ、わかりましたっ」

400: 2022/04/18(月) 23:24:30.46 ID:EPrEx4Zd.net
にこ「あと、これあげるわ」

花陽「おでんの…缶詰め?」

にこ「ふふん。ただのおでんじゃない、「極上のおでん」の缶よ」

絵里「にこ、あなたまで亜里沙みたいなことを…」

にこ「分かってるわよ飲み物じゃなくて食べ物だって言いたいんでしょ!?ちゃんと分かった上で買ってきてもらったんだから!」

亜里沙「買ってきましたーっ」
雪穂「右に同じく」

穂乃果「ちょっと来るの遅かったのって、そのせいだったんだね……」

402: 2022/04/19(火) 22:46:20.35 ID:TfW5W7fp.net
花陽「いただきます♪……ん、おいしい!」

凛「いいなーかよちん…」ジーッ

亜里沙「ちゃんと全員分ありますよっ」

凛「やったにゃー!」



海未「名前の通り、高価なもののようですが…ずいぶん羽振りが良いのですね?」

にこ「まあね。それにこれ、新発売の商品だし…アイドル的には見逃せないわ」

希「へーっ。「消耗しきった相手に勝っても嬉しくない」とか言うのかと思った」

にこ「そういうキャラは真姫ちゃんだけで間に合ってるの」

真姫「どういう意味よ!?」

406: 2022/04/21(木) 18:00:58.01 ID:gAgDLj5u.net
穂乃果「ふぅー……全快っ!試合再開だよ!!」

選手交代
神シックス(仮)
OUT    IN
GKそのだ→GKみなみ

ピーッ

海未「えー、マイク代わりまして、園田海未です。ベンチから実況と解説をお送りします」


にこ「これは…チャンスね」

絵里「そうね……ちょっとかわいそうだけど」

407: 2022/04/21(木) 18:01:32.24 ID:gAgDLj5u.net
絵里「海未、誰とミキシマックスしてるか教えてもらえる?」

海未「それはできません。マイクを持った以上、どちらかのチームの不利益になるものを伝えるわけにはいきませんので」

にこ「ことりでしょ?この矢澤にこの、スーパーシュートを受け止めないと勝てないんだし、ミキシするならキーパーよ」

海未「教えません」フッ

希「凛ちゃんやない?あっちのチームで最もスポーツできる組み合わせやん」

海未「教えません」フッ

絵里「穂乃果よね?化身持ってる同士、力を合わせるのが一番強いはずだわ」

海未「教えません」エッ!!?




にこ「穂乃果をマークすればいいのね。わかったわ」

海未「えぇ!?ちょ、ちょっと待ってください!何を言ってるのですか!?」

穂乃果「海未ちゃーん!!めちゃくちゃ顔に出てるよーっ!」

408: 2022/04/21(木) 23:34:01.68 ID:gAgDLj5u.net
真姫「まあ…こうなるわよね」

海未「うっ、すみません…」


穂乃果「もっといい場面でカッコよく使いたかったけど……バレちゃったものは
しょうがない!」

穂乃果「いくよ、ミキシトランス!海未ちゃん!」

カッ!

穂乃果「ふふん。どう?」

ことり「言うまでもなくベストマッチ♪」

雪穂「いつものお姉ちゃんより、なんだか凛々しい気がする……」

希「髪が伸びて、見た目はすっごく強そうやね」

凛「かっこいー!凛もミキシマックスしたかったにゃー!」

409: 2022/04/21(木) 23:34:08.55 ID:gAgDLj5u.net
真姫「まあ…こうなるわよね」

海未「うっ、すみません…」


穂乃果「もっといい場面でカッコよく使いたかったけど……バレちゃったものは
しょうがない!」

穂乃果「いくよ、ミキシトランス!海未ちゃん!」

カッ!

穂乃果「ふふん。どう?」

ことり「言うまでもなくベストマッチ♪」

雪穂「いつものお姉ちゃんより、なんだか凛々しい気がする……」

希「髪が伸びて、見た目はすっごく強そうやね」

凛「かっこいー!凛もミキシマックスしたかったにゃー!」

415: 2022/04/24(日) 18:11:24.01 ID:hwvjpG8v.net
穂乃果「見た目だけじゃないよ。パワーだって!アポロ、いけえ!」ブォン!!

にこ「ふんっ!」

ドゴォン!

花陽「すごい……!当たり負けしてない!」

ことり「うん。これならいけるっ!」


にこ「アシストお願い、止めたらすぐ次だから!《ファランクス》!」

雪穂「はい!」バンッ

416: 2022/04/24(日) 18:11:56.78 ID:hwvjpG8v.net
穂乃果「ならこっちも…化身アームドで!」キィィン



しゅうううん……

穂乃果「あれっ…?うわあっ!」ゴツン!

花陽「ほ、穂乃果ちゃん!?」


絵里「さすがにこればかりは、本人がアームドできないと」

希「ついさっき出せるようになったばかりの穂乃果ちゃんには、ちょっと厳しいかもね」

417: 2022/04/24(日) 18:12:22 ID:hwvjpG8v.net
にこゆき「《ギャラクティカフォールG2》!」キュイイン

真姫「続けては決めさせない!《アインザッツ》!」

りんぱな「《バタフライドリーム》!」



にこ「まとめて来たって、そう簡単に…ライブの主役は譲れないんだから!」

ヴェエエ!
ピャア!
ニャー!

海未「穂乃果を止め、シュートブロックに入った3人もまとめて弾き飛ばしました!ゴールを守るのはことりだけに!」

419: 2022/04/24(日) 18:20:14 ID:hwvjpG8v.net
ことり「《はなふぶき改》っ!」

ぶおおおおんっ

にこ「ちょっと威力を落としたからって、そんな弱い技で止められるものじゃないわよ」

ことり「止めるよ……絶対にっ!!」

ことり「んっ……!」

ことり「んんんんんんっ!!!」


ググッ

雪穂「勢いが……!?もしかして、私なにか間違えました?」

にこ「いや、そんなことないわ。そのまま続けて!」

420: 2022/04/24(日) 18:21:41 ID:hwvjpG8v.net
希「化身は出した直後が一番強いから、今回のにこっちみたいに大技を連発したらそれだけパワーは下がってく。止めに入ったのは無駄じゃなかったね」

穂乃果「なら今が、私たちにとって最大のチャンスだ!」


ことり「ことりにもやれる!続けてペンギンを呼んで…」


絵里「《パンサーブリザードV2》!」チェイン!

雪穂「えっ」
にこ「はあ!?」


ことり「うそっ……」

GOAL!

2-4
後半11分 エリチカ

421: 2022/04/24(日) 18:22:54 ID:hwvjpG8v.net
シュウウウン…

希「ウチのタマズサより先に消えちゃった。にこっち、化身使いが荒いなぁ?」

にこ「逆にあんたのが長持ちしすぎでしょ?」

希「こういうのは得意分野なんよ。キーパー1人だからセツヤクせんとね」


絵里「ごめんなさい、雪穂ちゃん。見せ場を邪魔しちゃって」

雪穂「いえ、大丈夫です」

にこ「私には何かないの?」

絵里「あるわけないでしょ」

にこ「ぬわぁんでよ!」

422: 2022/04/24(日) 20:45:47.67 ID:hwvjpG8v.net
ことり「またパンサーブリザードでゴール決められちゃった。悔しい……」

花陽「でも、ギャラクティカフォール自体は攻略できそうだったよ。ペガサスが消えたし、みんなで協力すれば、まだ勝機はあるはず…」

真姫「花陽、水を差すようだけど……にこちゃん、自分の化身は別に持ってると思うわ」

海未「何故ですか?」

真姫「穂乃果は海未とミキシマックスしてもアームドできなかったのに、にこちゃんはあっさり使ったでしょ。既に習得していたとしか、思えないわ」

花陽「た、確かに……」

穂乃果「うわーん!これじゃ化身使いのバーゲンセールだよ!なんでみんな今まで黙ってたのさ!」

428: 2022/04/26(火) 21:19:03 ID:hQRhZrEF.net
海未「舞台上で邪魔になるのはにこが言った通りで、日常生活においても化身を使う機会が無かったので」

穂乃果「修学旅行の時の台風とか止められたんじゃない?」

海未「物凄く頑張れば、発生させる方ならできたと思いますが…おそらく消すのは無理だったかと」

穂乃果「な、なにか壊すとか」

海未「街中で何を…?あ、登山の際に障害物を破壊するのに便利ですよ化身。今度穂乃果も一緒に」

穂乃果「あー!そんなことより次の作戦考えないと!なんか良い案ないかなー!」

凛(逃げたにゃ)

429: 2022/04/26(火) 21:46:52.15 ID:hQRhZrEF.net
ことり「どうにかしてにこちゃんを止めるしかないよね……真姫ちゃん、他のみんなもミキシマックスさせることってできる?」

真姫「できるけど、人数減らして勝てるかは怪しいわね。一応、ここにいるメンバー以外のオーラも用意してはいるけど…」

凛「はいはい!じゃあ凛がやる!」

真姫「そう?なら…」BiBiBiBi

ぼふんっ

凛「なんか髪の毛がもこもこする……これ何のオーラ?」

真姫「アルパカ」

凛「なんでぇ!?」

430: 2022/04/26(火) 22:56:01.31 ID:hQRhZrEF.net
ことり「わぁ、可愛い♡いいなぁ!」

真姫「白い方もあるわよ。凛に撃ったのは茶色の方」

ことり「欲しい!!」

凛「真姫ちゃん真姫ちゃん、そのチョイスはおかしくないかにゃ?」

真姫「大丈夫よ、そのへんの人間より強いから」

凛「う~ん…やっぱり凛は元に戻してもらってもいい?」

花陽「なら私がもらおうっと♪」

凛「かよちん!?」

436: 2022/04/28(木) 19:56:45.73 ID:GZ8TE6mG.net
亜里沙「先輩方、そろそろ試合を…わあっ」

ことぱな「♪」

雪穂「なんかもこもこして……えっ、どうしたんですか?」

海未「アルパカらしいです」

絵里「あ、アルパカ……」

希「えりち、なんか嫌なこと思い出してない?大丈夫?」

にこ「なりふり構わなくなってきたわね。ま、そういうの嫌いじゃないけど!」

437: 2022/04/28(木) 22:43:50.67 ID:GZ8TE6mG.net
シアイサイカイ ピーッ

にこ「悪いけど、次の化身を使わせてもらうわよ。このまま2-5のニコ勝ちね!」

にこ「神官ジャッジ!」バシュウウン

海未「またずいぶんと…いかつい見た目の化身ですね」

希「これがそうでもなくてね。ほら、よく見て」

凛「…あっ、化身が持ってるやつ、杖じゃなくてマイクにゃ!」

真姫「へえ、名前のイメージと違って音楽関係の化身なのね」

にこ「ふふ、もちろん必殺技も強力よ。《ブラッディアンコール》!」

446: 2022/05/04(水) 14:48:16 ID:Oo1wcEPK.net
ブンブンブンブン

にこ「ジャッジも一緒にっ、せ~のっ!」


にこ「にっこにっこぉ!にいぃぃぃぃ♪」キィィィン!


花陽「う、歌声そのものはとても綺麗なのに」

穂乃果「うるさぁぁい!!」

真姫「耳栓しても聞こえそうね…!」

凛「耳おかしくなるにゃ!」

447: 2022/05/04(水) 14:49:38 ID:Oo1wcEPK.net
ことり「み、みんな、一発で…」

にこ「このままジャッジをアームドしてもいいんだけど、この技お気に入りだし……流石に同じシュート3連発もちょっとね」


にこ「亜里沙、雪穂。2人に任せるわ」

雪穂「えっ、私達がですか!?」

にこ「ギャラクティカフォールに合わせられたんだから、十分できるでしょ」

絵里「大丈夫、この点差ならちょっとくらい失敗したって平気よ」

451: 2022/05/05(木) 22:11:19.86 ID:dGRvKsyU.net
希「ウチらでフォローするし、こういう時は思いきってぶつからなアカンよ?」

雪穂「そこまで言われたら…」

亜里沙「やるしかないですね!」


亜里沙「どうせなら新技を…」ヒソヒソ
雪穂「なら、さっきのを……」ヒソヒソ
亜里沙「……してみる?」
雪穂「いけそう!」


海未「どうやらここまでのシュートとは別のものが来るようですよ!」

452: 2022/05/05(木) 22:11:57.99 ID:dGRvKsyU.net
雪穂「はあっ!」
亜里沙「とうっ!」

ガッ! キュインキュイン

穂乃果「宇宙……ちょっと小さいけど結局ギャラクティカフォール、っぽい?」

花陽「雰囲気は似てるけど、かわりに暗くて、星も大きくて…重たい感じがするっ」

ゆきあり「《ユニバースブラスト》!」ガッ

グイィィッ シューン!

希「一緒に落下するギャラクティカフォールと違って、発生した宇宙がゴールに伸びてく感じやね」

453: 2022/05/05(木) 22:12:41.26 ID:dGRvKsyU.net
ことり(1回ずつ技に参加しただけで、新しく自分たちのものにできるなんてすごいよぉ)

ことり「…でも大丈夫、アルパカさんの力のこもったこの技なら、きっと止められるはず!」


ことり(両手で筒を作って…思いっきり息を吹き込むイメージで)スゥゥゥ

ことり「《アクアブレスA》!」

ブシュウウウウ!

絵里「」ビクッ

凛「すごい勢いで水が出てる!」

真姫「アルパカが吐くものといったら…まあ、アレかしら」

にこ「あんまり汚い技使わないでほしいんだけど?」

※水です

458: 2022/05/07(土) 20:46:08.13 ID:3TteCW9U.net
海未「威力はほぼ互角…いや、わずかにユニバースブラストの方が強いかもしれません」

絵里「時間の問題ね、そのまま押し切って!」


凛「……このままだと、軽く蹴散らすどころか大差つけられて負けちゃうかも」

凛「にゅーリーダーとして、ここは一肌脱ぐしかないかにゃ!」

ぴょんっ

希「おおっ」

花陽「えぇぇ!?」

459: 2022/05/07(土) 20:47:02.88 ID:3TteCW9U.net
くるくるくるっ

しゅたっ!

海未「何を思ったか、技同士が激しくぶつかり合うボールの上に飛び乗りました!」

雪穂「ちょっと、そんな無茶な……!」


凛「よっ、ほっ!」

コロコロコロ

穂乃果「凛ちゃんが玉乗りしてるうちに、ちょっと盛り返してきた?」

真姫「イミワカンナイ……でも、これなら確かに」

絵里「まさか、凛も新しい必殺技を?」

460: 2022/05/07(土) 21:15:07.70 ID:3TteCW9U.net
凛「この水の流れを使って《たまのりピ工口》…ううん、《なみのりピ工口》!」

ザバァ!

亜里沙「そんなぁ…」

花陽「凛ちゃんの技が…シュートの勢いを上書きしちゃった!」

ことり「凛ちゃん、ありがとうパカ!」

凛「このままゴールまで突っ走るにゃー!ことりちゃん、もっと水出して!」

ことり「うん!《アクアブレスA》パカ!」

461: 2022/05/07(土) 21:17:45.26 ID:3TteCW9U.net
ザバーッ

凛「自分で走るより楽ちんにゃ~」コロコロ


穂乃果「絵里ちゃん!凛ちゃん通るからちょっとそこどいてあげて!」

絵里「ディフェンダーが「はいわかりました」って言うと思う?《アイスグランド改》っ」

凛「大丈夫だよ、避けちゃえば……にゃぁ!?」

パキンッ

海未「直撃は避けたものの、絵里の狙いは乗っていた波を凍らせて凛の行く手を阻むことでしたね」


真姫「凛、急いで!取られる前にシュートよ!」

凛「け、蹴ってるけど、ボールも凍っちゃって撃てないよ!」ガンッガンッ!

466: 2022/05/09(月) 22:39:21.97 ID:MDJ32TYH.net
真姫「なら今そっちに行くわ、クロスファイアで壊せばいいのよ!」

絵里「距離的に無理よ、私が奪う方が速い!」


花陽「私も穂乃果ちゃんもここからだと間に合わないよぉ……せっかくチャンスだったのに」

穂乃果「あー、こんな時氷に強いか、空飛べる人がいればなぁ!」

ことり「それっ、穂乃果ちゃんっ!」

穂乃果「えっ?」

花陽「あ、私も分かっちゃいました!ヒトじゃないけど、あの子たちを呼べば助けられるかも!」

穂乃果「なになに、誰を呼ぶつもり?」

ことり「ヒントは…口笛!みんなで一緒に吹けばきっと来てくれるからっ」

穂乃果「わかった、やってみる!」

ピイィィィ
ピャアァァァ

468: 2022/05/10(火) 22:43:03.89 ID:kDjl4YyJ.net
キラン!

海未「空から降りてくる、あの愛らしいシルエットの数々は…」

キィィィン!

亜里沙「ペンギン!こんなに一度にたくさん!」


ことり「お願いっ、力を貸して!必殺タクティクス《ペンギンカーニバル》!」

花陽「真姫ちゃんが間に合うように、時間を稼いでほしいの!」

469: 2022/05/10(火) 22:43:30.45 ID:kDjl4YyJ.net
穂乃果「よーし、足止めしちゃえ、とっとっととっしん!」

ギュオン!

べしべしべしべしっ!

絵里「いたっ、ちょ、多いってば!」

雪穂「わっ、こっちにもきた!」

亜里沙「きゃあっ!雪穂、逃げよう!」


希「キーパー以外を無差別攻撃、か。見事にやり返されたね」

にこ「呑気か!」

470: 2022/05/11(水) 06:45:37.92 ID:/nE2cjC+.net
ラブリンク
:必殺タクティクス補足《ペンギンカーニバル》
:みんなで口笛を吹くことで上空からペンギンの群れが飛んできて、地上近くで急旋回、まっすぐ相手チームの選手を襲い動きを止める
:その姿はさながら戦闘機のよう
:過去には《アマゾンリバーウェーブ》という更に凶悪な必殺タクティクスがあったが、あまりに強すぎたので使われなくなったとか

473: 2022/05/12(木) 23:10:34.96 ID:ZnfjYG0X.net
真姫「あっちはすごいことになってるけど、助かったわ!」

まきりん「《クロスファイア改》!」ドンッ

ガシャーンッ!

海未「氷を砕き、そのままゴールへ一直線です!」


希「えりちはサクリファイス使っちゃダメっていうし…アームドの固さを活かしたこれにしよか」

希「吐いてー…めいっぱい吸ってー……」ググ

穂乃果「あのくらい吸えば穂乃果の胸も大きくなるかな?」

ことり「吐いたら、しぼんじゃうんじゃないかなぁ…?」

希「止めるっ!《超エクセレントブレスト》!」

ドォンッ!

475: 2022/05/14(土) 10:06:39.16 ID:CKdtjjYk.net
海未「クロスファイアを…胸で受け止めました!」

真姫「もう手を使うまでもないってことかしら……」

凛「いろんな意味で不本意だにゃ」



希(やばっ、空気抜けそう!)ブフッ

希(化身使ってこれじゃ、普通に受けてたらにこっち化不可避やったなぁ……)チラ

にこ「なんとなく何考えてるか分かるわよ?こっち見ないで!」

477: 2022/05/15(日) 09:49:07.41 ID:RpU0X5OT.net
ポスッ

希「ふぅ……なんとかセーブ。さすがに化身もここまでかな。お疲れ様」シュウウ


ことり「あれだけ威力のあったシュートなのに……」

希「サッカーはスピチュアルな面もあるスポーツやからね。そっちより多く化身が使える以上、簡単には負けられんよ」

凛「凛たちは玉竜とアポロの2体。希ちゃんたちはタマズサ、サイア、ペガサス、ジャッジの4体…まあ確かに差はあるよね~」

真姫「でも残りの化身はお互い1体ずつ、勝負はここから…そうでしょ?」

穂乃果「アルパカもついてるから、人数では勝ってるしね!」

花陽「ツバサさんと、アルパカさんが同じカウントでいいのかは分からないけど……最後まで諦めずに頑張ります!」

479: 2022/05/15(日) 13:12:53.43 ID:RpU0X5OT.net
希「それならウチも…直接勝負といこうかな!」ダッ

海未「キーパー自らドリブルですか……!他のメンバーがまだ動けないとはいえ、思い切りのよい行動ですね」

真姫「止めたら即点が入るわよ?」

希「止められたら、の話やろ?きっとカードも行けって言ってる!」


希「ドロー!《ビッグカード》!」シュパッ

真姫「……普通サイズじゃない」

希「流石に大きなカードはブルマのポケットにそのまま入らないからね。こうするんよ!」バッ

ぐおおおおんっ

希「それっ!」バシーン!

真姫「きゃっ!?」ドサッ

穂乃果「真姫ちゃんがメンコみたいにひっくり返された!」

海未「引いたカードを大きくして、上から叩きつける技だったようですね」

480: 2022/05/15(日) 13:23:58.81 ID:RpU0X5OT.net
希「今のは戦車の正位置、勝利、成功、突進力。このまま凛ちゃんも…ウチの好きな星座で突破させてもらおうかな!」

凛「はい、南十字星!」ピンポーン

希「正解っ!賞品は……《サザンクロスカット》!」キュィィン

カッ

凛「はっ、ついうっかり…ぎにゃーっ!?」ドカーン!

花陽「凛ちゃん!」

絵里「これもちょっと宇宙の見えるお洒落なドリブル技よね」

亜里沙「ボンバーマンの爆弾がこんな感じだっけ。十字に爆発して」

481: 2022/05/15(日) 21:06:36.78 ID:RpU0X5OT.net
希「ふっふっふ、ウチもまあまあフィールドでやれるね」


穂乃果「まだまだっ!私の相手もしてもらうよ!」ボシュウッ!

希「…とはいえ、3人続けて、化身とミキシマックスの両方なしで穂乃果ちゃんの相手はきついかな……」


絵里「希、もう動けるわ。こっちよ!」

希「おっ、えりちドンピシャ!」パス

花陽「それは…通さないっ!」カット!
希「ありゃ、取られちゃったか」

482: 2022/05/15(日) 21:07:33.86 ID:RpU0X5OT.net
穂乃果「花陽ちゃんナイス!そのまま……!」

にこ「戻って希!私が行くわ!」

希「ゴメン、任せた!」


花陽「にこちゃん…!」

にこ「この際だし、初代と2代目、どっちが上か決めてみましょうか!」

花陽「私だって……負けられないんです!」

483: 2022/05/15(日) 21:10:01.36 ID:RpU0X5OT.net
花陽「あの時もらったマントと王冠、それに相応しいパフォーマンス……今お見せします!」

花陽「はっ!」キィィン


ガシャァンッ…


花陽「《王の剣》!」シャキーン!

海未「何もない空間から剣を……なんというまばゆい光でしょう!」

ことり「ユニフォームと一緒にマントも持ってくればよかったなぁ」

真姫「さすがにそれは邪魔よ」

凛「こういうかよちんに限ってマントはセーフにゃ!」

487: 2022/05/16(月) 22:54:54.75 ID:DC04BOwY.net
花陽「この剣なら……きっと、あの大きなマイクだって斬り裂ける!」

にこ「かかってきなさい、ジャッジ!」

ガキンッ!

にこ「くっ……!」


にこ(パワーで互角!?化身の分こっちが有利だと思ってたのに……!)

凛「かよちん押してる、いけるよ!」

雪穂「技が技だけに、絵面がスポーツっぽくないですね」

海未「それは今に始まったことでは……む、また青白い、キラキラとした光」

亜里沙「?剣は金色に光ってますよ」

希「……あ、もしかして花陽ちゃんって」

488: 2022/05/16(月) 23:10:03.03 ID:DC04BOwY.net
希「にこっち、ウチもうゴール守れるから、ここはいったん退いて!」

にこ「希!?何言って……!」

希「ほら、早く!」

にこ「今いいとこだから待って!次で勝つから!」


花陽「はあっ!」バシィッ!

にこ「ちっ……!」グラッ

穂乃果「いいよいいよ!このままぶった斬れ~っ!!」

花陽「《王の剣》!これで……終わりです!」

にこ「《ブラッディアンコール》!」キィィン!
花陽「うっ……!?」

491: 2022/05/17(火) 22:58:16.68 ID:dYWhM86m.net
にこ「本気ーでも、不器用!ぶつーかりあう!こ!こ!ろ!」

オオオオオン!


海未「懐かしくありつつも、この大音量、やはり耳には良くない必殺技ですね…!」

花陽「……っ」

真姫「花陽、剣は捨てて!近くで聞き続けたら倒れてしまうわ!」

花陽「まだ……大丈夫だよ」

花陽「まだやりきってない。それに……」

花陽「宇宙一のアイドルが、すぐ目の前で歌ってくれてるんだよ、耳を塞ぐなんてできない……!」

492: 2022/05/17(火) 22:58:44.25 ID:dYWhM86m.net
凛「かよちぃん……!」


花陽「歌の必殺技なら…私も声で、対抗できるはずっ!」

花陽「うわあああっ!」


しゅいいぃん…

キィンッ!!


「グオォオッ!!」

にこ「えっ、は、花陽?いやクマ?でかっ!?」

493: 2022/05/17(火) 23:06:42.48 ID:dYWhM86m.net
花陽?「ガァッ!」ブンッ!

にこ「きゃあああっ!?」ビターン!

絵里「嘘、一瞬で押し倒された…」

希「ウチ、初めて見た。あれはソ海未「《ソウルストライク》!おそらくツキノワグマの!花陽はソウル使いだったのですか!」


花陽「あ、あれ?私…にこちゃん?どうしてそんなところにいるの?」

穂乃果「すごいよ花陽ちゃん!あんな大きいのを倒しちゃうんだもん!」

花陽「ふぇっ!?そ、そうなの……?」

希「セリフとられた…」
凛「どんまいにゃ」

497: 2022/05/19(木) 22:24:39 ID:f8gOzkPV.net
ことり「花陽ちゃん、ひとまず詳しいことはあとにして……今は、試合をどうにかしないと!」

花陽「そうでした……!まずは1点返さなきゃ!」

海未「花陽、ソウルは通常の化身とアームドの中間のような性質を持ちます。今の技以外に、元々の必殺技も使えるはずです!」

花陽「それなら、ここは奪われる前にロングシュートで」

花陽「みんなと一緒だけど…孤独な《ヘブンドライブ》!」ドォン!

バシュウウン!

498: 2022/05/19(木) 22:25:28 ID:f8gOzkPV.net
絵里「ボールが空に向かって飛んでいく……来るわよ!」


キィィィン!
ゴオオオオオ


亜里沙「すごいサイズの光のオーラ!」

雪穂「これ、得点力も化身並かも……!《もちもち黄粉餅改》!」ブンッ


ぶちぃっ

凛「雪穂ちゃんのブロック技を貫通して……!」

穂乃果「いける、これなら希ちゃんでも止められない!」

499: 2022/05/19(木) 22:26:16 ID:f8gOzkPV.net
希「雲を割って落ちてくるシュート、薄明光線みたいで素敵やね、花陽ちゃん」


希「なら正々堂々、ウチも雲で勝負する!《デスティニークラウド》!」バッ

ギュオオオ…

希「そー…れっ!」グイーッ!

ズガガン!

海未「光の塊と雲の渦!勝つのは…?」


バシュンッ!

希「まぶしっ…きゃーっ!」

GOAL!

3-4
後半19分 こいずみ

501: 2022/05/20(金) 23:08:14.61 ID:lDuAJOq7.net
花陽「と、通った……!」

凛「やったぁ!あと1点で追いつくよ!」

絵里「あの距離からこの威力。とんでもない力を隠し持ってたものね」


にこ「ちょっと花陽、ソウルってなんなのよ!いきなり光りだしたり、巨大なクマに変身したり!」

花陽「えっと、その、それは……今初めて使ったから、私もわからないんです……」


希「人間の中に眠るケモノの力、やね」

海未「化身が「気」なら、ソウルは古来「精霊」と呼ばれた存在…ちょっと説明が難しいですね」

穂乃果「おぉ~、違いはよくわからないけど、なんというかスピリチュアルなことは伝わったよ!」

海未「まあ、とりあえずそれで大丈夫です」

502: 2022/05/21(土) 22:38:47.97 ID:r3jo2k1z.net
亜里沙「でも、どうしてそれが急に覚醒したんでしょう?」

海未「兆候はありました。ウルフレジェンド、ギャラクティカフォールといった強力なシュートを止めに入った際、光を放っていましたから」

穂乃果「それ見た見た!ソウルだったんだ」

希「スクリーム・オブ・エデンを3人がかりで止めたときにウチが見たのも、同じやつかも」

雪穂「えっ…特になにも変わったことはなかったと思いますけど……」

真姫「化身使いにしか見えないのかもしれないわね」

絵里「私見てないわよ?」

にこ「にこもよ!」

504: 2022/05/22(日) 22:07:13.92 ID:2Sh2CUvw.net
ことり「3人にだけ共通するもの……あっ、もしかして、希ちゃんのサクリファイスでシュートを受けたのが原因だったり?」

穂乃果「氏にかけると何か見えるようになるってやつ?確かにお腹は8つに割れるかと思ったけど」

希「それはホントごめん!キャプテンのにこっちも頭を丸めてお詫びします!」

にこ「現場の判断にこ。キーパーがやりました」


凛「かよちん、漫才は置いといてもう一回やってみせて!」

花陽「うん。確か……こんな感じで……!」キィンッ!

ずしーん!

絵里「普通のクマよりふたまわり以上大きいわね……」

凛「ちょっとごわごわしてるけど、こういうかよちんも好きにゃ」ヨジヨジ

真姫「登らないの」

505: 2022/05/22(日) 22:15:18.97 ID:2Sh2CUvw.net
希「それにしても、海未ちゃんがソウルのことの知ってるなんて意外やったわ」

海未「使える方に会った時に教えて頂きました」

海未「以前、家族と歌舞伎を観に行った帰りに、引ったくりの現場に遭遇したのです」

海未「道の反対側、でも化身アームドして跳べば追いつける。そう思ったときでした」

海未「私の頭上を飛び越えた人──ライオンがサッカーボールを犯人に打ち出し、取り押さえてくれたんです」

穂乃果「ふむふむ」

海未「とても物腰柔らかな方で、警察が到着するまで話を聞いてみると、ソウルについて色々とお話を聞かせてくれました」

海未「「私ごとき、名もなき小市民ですから」…と謙遜されていましたが、ただ者ではない雰囲気を感じましたね」

507: 2022/05/23(月) 21:22:50.00 ID:7lYLG0Dv.net
ことり「海未ちゃん、その人本当にお名前ないの?」

海未「あるとは思いますが、聞きそびれてしまいまして……」

にこ「なるほどねぇ。アイドル研究部にオカルト要員が増えたのかと思っちゃったじゃない、希1人で間に合ってるのに」

希「ウチはもうちょっといてもいいと思うんやけどなぁ…まあ、試合展開としてはよろしくないね」

雪穂「どうしてですか?」

希「ソウルは化身に強い。出力自体は化身の方が上だけど、対峙するとソウル側がパワーアップするらしいんよ」

希「さっき花陽ちゃんがにこっちと互角以上に斬り結んでたのは、そういう部分の影響もあったのかもしれないね」

ことり「ということは」

穂乃果「チャンスだよ!いける、この試合もらった!」

508: 2022/05/23(月) 21:37:10.09 ID:7lYLG0Dv.net
にこ「ちょっと待ちなさいよ!まだ勝負が決まったわけじゃないわよ」

絵里「そうよ。あと11分、ゴールを守りきればニコニーズの勝利なんだから」

真姫「そんなもの、10分で十分よ」

凛「真姫ちゃん、それだいぶ寒くないかにゃ?」

真姫「……う、うるさい!とにかく、今度こそ本当にゴールを割ってやるんだから!//」

花陽「ふふ、そうだね。勝つのは神シックス(仮)…だよね!」

512: 2022/05/25(水) 23:59:01.44 ID:jn1kTcXK.net
シアイサイカイ ピーッ!!

にこ「直接ぶつかるのは悪手っていうんなら、スピード勝負よ!」アームド!

にこ「ついて来られるかしら?」ダッ!

海未「1点リードのニコニーズ、どうやらにこがボールを保持して逃げ切る作戦のようです」

花陽「逃がさないよっ」タタッ

513: 2022/05/25(水) 23:59:13.38 ID:jn1kTcXK.net
~2分経過

花陽「ま、待って!……えっと、《マジカルフラワー》!」ポンッ!

にこ「パワーはあっても、アームド状態なら逃げきれるみたいね!」サッ シュタタタ


穂乃果「どうしよう、花陽ちゃん全然追いつけそうにない!」

真姫「はあっ、はあっ……連携して止めようにも、私たちを狙ったドリブル技で、抜けられちゃってるし……」

凛「にこちゃんの卑怯者ー!」

絵里「ルール上問題はないわよ。見映えは悪いけどね」

514: 2022/05/26(木) 00:00:23.86 ID:SCw0Xu6I.net
にこ「確かに…こんなダサい勝ち方じゃ、ファンは納得しないわね」

希「おっ、ならもう一回いっとく?ジェットストリーム」

にこ「乗ったわ!」


穂乃果「あわわわわ、逆転どころか今度こそもうダメだ、おしまいだー!!」

海未「さっきまでの勢いはどこにいったのですか…」

穂乃果「だって誰もにこちゃんに追いつけないからボールとれないし、ボールとれないから点も取り返せないし、このままだと負けるよぉ」

海未「では今からアームドのやり方を教えましょうか?まず心を落ち着けて」

穂乃果「そんな悠長な事やってられないよー!」

515: 2022/05/26(木) 00:10:54.44 ID:SCw0Xu6I.net
ことり「穂乃果ちゃん!こっちに来て!」

穂乃果「えっ、何!?今慌てるのに忙しいんだけど」

ことり「いいから!早くっ」

穂乃果「わわ、わかったよ」


ぽんっ

穂乃果「ことりちゃん、穂乃果の背中に手を置いて…何をしてるの?」

ことり「ことりにしかできない方法で、穂乃果ちゃんを化身アームドさせてあげるの」

ことり「素材はいつもと違うし、鎧も作ったことないけど……でも大丈夫、きっとできるよ!」

516: 2022/05/26(木) 12:03:20.73 ID:SCw0Xu6I.net
穂乃果「化身にミシンってこと!?でも名案!太陽神アポロ!」

ことり「化身よ、穂乃果ちゃんの衣装にっ…穂乃果ちゃんと、ひとつになぁれ!」

しゅぱあんっ!


のぞえりにこ「《ジェットストリームG2》!!!」ズゴォン!

海未「果敢な追跡もむなしく、1回目より更に数段上乗せされた竜巻が、ゴールに一直線に向かっていきます!」





穂乃果「《極ウォーターフォール》!」ザパン!

523: 2022/05/27(金) 22:17:59.96 ID:V+24ACCE.net
シュルルル…

ことり「これだけ弱まれば…《ペンギン・ザ・ハンド改》っ!」バシッ!


雪穂「お姉ちゃん、その格好……!」

穂乃果「いいでしょ、これが私の化身アームドなんだ!」

絵里「ハラショー。他人をアームドさせるなんて、服飾もここまでくると魔法ね!」

ことり「えっへん!穂乃果ちゃん、がんばって!」

凛「さっきの滝は海未ちゃんの必殺技だったね」

真姫「三位一体、って感じかしら?」

524: 2022/05/27(金) 23:08:24.41 ID:V+24ACCE.net
穂乃果「普通の化身もだけど、このわきあがる力…落ち着いてられないね!」

穂乃果「なんかドキドキしてきたっ、ハテナ《アグレッシブビート》!」ダンッ!

ピーッ…

亜里沙「緑の線、これって必殺技!?」

雪穂「《ウイニング…うわあっ!」ギュオオンッ!

花陽「心電図の波って、実際にこんな風なのかな」

海未「止まった状態からここまで激しく動くとなると、素人目にみてもだいぶ重症ですよ…」

526: 2022/05/29(日) 11:47:53.10 ID:SJ9e42Lz.net
にこ「あれを止めたのは素直にすごいと思うけど、ここからどうするのかしら?」

穂乃果「ドリブル突破してたら間に合わない…なら私の答えはこれ!」

ゴロゴロ…!

絵里「天地雷鳴!?」

亜里沙「待って、あの技なら足元に岩がせりあがってきたハズ!」

穂乃果「絵里ちゃんにはそっちの方が効きそうだけど、正々堂々勝負だよ!」

穂乃果「雨も雷も、やめー!!」ブンッ

カッ!

海未「雲を割り、青空から来るのは火球!」


穂乃果「《サンシャインストーム》!」ゴオオオ

531: 2022/05/30(月) 21:24:54.64 ID:pYbe2zWq.net
絵里「すっごい威力ね……!けれど」

ゴオ…

にこ「ロングシュート向きの技じゃないわね。目に見えて減速してるし、無理に止めることないわ」

希「穂乃果ちゃん、ウチらのゴールまで届かないんとちがう?」

穂乃果「うん。だから!」


パシッ

真姫「代わりに打てってこと?無茶苦茶ね」

凛「じゃあ凛が打つ?」

真姫「やらないとは言ってないでしょ」

532: 2022/05/30(月) 21:25:20.63 ID:pYbe2zWq.net
にこ「ぬぁっ!?必殺シュートでパスを出すなんて……」

海未「穂乃果にしては頭を使いましたね。いつもなら直接ゴールを狙っていたでしょう」



花陽「真姫ちゃん、どの技でいく?やっぱり、クロスファイアかな」

真姫「あれは2回止められてるし、3人で合わせないと」

凛「じゃあ皇帝ペンギン2号だ!」

真姫「ブロック込みとはいえ、海未のラブ・アローにチェインしてたのよね……」

533: 2022/05/30(月) 21:26:13.77 ID:pYbe2zWq.net
亜里沙「先輩たち、もめてる…?チャンス!」

ことり「戻ってきてるよミナノシュー!早く打たないと!」

真姫「わかってるわよ!……こうなったらぶっつけ本番でやるしかないわね」


真姫「凛、花陽、ファイアトルネードで行くわ!花陽は私のと同じ向きで、凛は左右対称になるよう回って!」

凛「それ知ってる!日本代表の選手が1回だけ使った合体シュートだ!」

花陽「えぇ!?そんな大技、いきなりできるの!?」

534: 2022/05/30(月) 21:26:46.77 ID:pYbe2zWq.net
真姫「もう時間がないのよ!早くっ」

花陽「……わかった、やってみる!」

凛「こっちで合わせるにゃ!」


ダンッ! シュルルル

希「来るか…《ファイアトルネードDD》(ダブルドライブ)!」グッ


真姫「惜しいわ。この技の……センターは私だから!」


くるるるっ ぐりんっ


りんぱな「ファイアトルネード…!」
真姫「トリプルクラッシャー!!」ズガァン!

539: 2022/06/02(木) 10:50:51.74 ID:Uoyy9nnc.net
ボォオオオ!!

希「なっ……」


海未「横回転2人に縦回転を追加、さらに蹴る直前にボールにひねりを加たことで、通常のファイアトルネードより大幅に破壊力が増しています!」

花陽「う、打てた…!」

凛「これなら希ちゃんでも…」

真姫「と、止められないわよっ……!」

希(こういうのオーバーキルっていうんやろか。ウチの必殺技で返せる気がしない)

541: 2022/06/02(木) 20:52:36.15 ID:Uoyy9nnc.net
希「《ゴッドハンド》!……っくぅ!」ガッ!

ズザザザ!


にこ「ちょっと、めちゃくちゃ押されてんじゃない!?しっかりしなさいよ!」

希「ごめんっ、オーラうんぬん抜きで、凛ちゃんたちのシュートを止められるイメージがわかない……っ」

絵里「諦めないで!まだ何かあるはずよ!」

雪穂「希先輩、左手!両手を使ってください!」

希「左?」チラッ

542: 2022/06/02(木) 20:54:00.75 ID:Uoyy9nnc.net
希「…言われてみれば、わしわしする時も、両手でしっかり掴んで……ボールも、おんなじ?」


希「それなら、こうやっ!」バッ


グオオオオッ!

穂乃果「手がもっとおっきくなって……!」

海未「ここへきて、両チーム土壇場でのアドリブ対決ですか!?」

希「どんな時も今が最高!スクールアイドルやめたってそこは変わらない……そうやんね、みんな!」

希「《ゴッドハンドW》(ダブル)!」

543: 2022/06/02(木) 22:13:30.62 ID:Uoyy9nnc.net
ガガガガ!!

真姫「ちょっ、なんでそんな技使えるのよ!」

希「そこはお互いさまやない?ウチだって、簡単に逆転されたくはないし!」

花陽「希ちゃん、珍しい顔してますっ!」

穂乃果「うん、わかる!こんなに楽しい勝負、私も絶対に負けたくない!」

穂乃果「待ってて!《サンシャインストーム》をチェインして突破するよ!」
にこ「行かせるわけないでしょ!」ザッ

544: 2022/06/02(木) 22:30:53.77 ID:Uoyy9nnc.net
穂乃果「むむむ」

ことり「ハノケチェン!こうなったらことりが…でも同じようにブロックされたら、ゴールががら空きになっちゃう!」

ことり「何かかわりに、助けてあげられる方法…はっ!」




穂乃果『いっけーオーディーン!』ピッピッ

凛『アキレスかっこいいにゃー』ピコピコ

海未『穂乃果!凛!おもちゃで遊んでいないで、真面目に練習をしてください!』

穂乃果『でも海未ちゃん、このロボットだって秋葉原のガチャから出てきたんだよ?サッカーに関係あるかもしれないじゃん?』

凛『きっとこれは、とんでもない威力の必殺シュートに使えるはず…かもしれないにゃ』

海未『そういうのはいいですから。しばらく没収です!ことりに預かってもらいます!』

穂乃果『そんなー!』

ことり「これだっ!」ピコーン!

546: 2022/06/03(金) 22:42:04.89 ID:v1nSEm2l.net
ことり「海未ちゃん、私の荷物からあのおもちゃ、持ってきてくれるかなぁ。コントローラーと白い方のセット!」

海未「今ですか?穂乃果に返すのは後でも……」

ことり「違うよ、あれを使えば、なんとかなるかもっ!」

海未「えっと……わかりました。それっ」ポイッ

ことり「ありがと♪」パシッ


凛「真姫ちゃん、もしこのシュートが止められちゃったらどうしようか?」

真姫「その時は、その……お手上げね」

凛「だよね。もう1試合、するしかないにゃ」

花陽「勝つまで、何度でも……!」

絵里「あっちは変なスイッチ入っちゃってるわね……あら?」

547: 2022/06/03(金) 22:42:25.30 ID:v1nSEm2l.net
キィーン!

絵里「むこうのゴールから、何か飛んでくるわよ!?」

雪穂「手のひらサイズの飛行機!?」

ガシャンッ!

亜里沙「人型に変形した!」

にこ「あれって!まさかLBX?たしか、かなりレアなモデル……誰のよ!」

穂乃果「私のだ!ということは」


ことり「お願い、オーディーンMk-2!必殺ファンクション!」
システムボイス「アタックファンクション《グ口リアスレイ》」

548: 2022/06/03(金) 23:05:48.13 ID:v1nSEm2l.net
チュンチュンチュンチュンッ!

にこ「ちょ、それ強化ダンボールの外で人に向けて撃ったらダメなやつ!」

チュドン!

海未「光弾の雨がゴッドハンドに降り注ぎます!」

凛「ことりちゃんって、時々おっかないね……サッカーでよかったよ」

真姫「あれでシュートするって言い出したのは凛と穂乃果だけど…そうね。必殺技で受けなかったら、多分病院送りだったわ」

花陽「真姫ちゃんが言うと冗談にならないよぉ!?」

穂乃果「で、でもチャンスには変わりないよね!がんばれーっ!」

549: 2022/06/03(金) 23:26:08.75 ID:v1nSEm2l.net
ラブリンク
:必殺技補足《グ口リアスレイ》
:かつての世界チャンピオン兼アキハバラキングのLBXの必殺ファンクションで、サッカー的には持ち主と不一致の風属性シュート
:リストレイターと呼ばれる槍から光弾を放つ
:オリジナルは無限稼働機関のエターナルサイクラーを搭載しているが、今回のは市販品なのでそんな物騒なものは積んでいない

555: 2022/06/05(日) 21:16:54.37 ID:WASzVvin.net
ドドドドン!
ぱりんっ!

希「ゴッドハンドWが…!割られた!?」

ズバァン!
GOAL!

4-4
後半27分 にしきの

海未「そしてそのまま、ファイアトルネードTCがゴールネットに突き刺さりました!」



にこ「えっ、なに?アキレスD9もあんの!?元アキバの伝説は伊達じゃないわね…」

穂乃果「どっちも当てたのは海未ちゃんだけどね。でも動かすのすっごい上手だった!私にも教えてよ~」

ことり「えへへ、サッカー終わったらねぇ」

真姫「まったく……結果的には助かったし、点は追いついたからいいけど」クルクル

556: 2022/06/05(日) 21:58:49.88 ID:WASzVvin.net
希「せっかくリードしてたのに、続けてゴール決められるとは思わんかったなぁ……」

亜里沙「希先輩、大丈夫です!まだ負けたわけじゃありません!」

希「亜里沙ちゃん……よし、励ましのお礼にパワーのこもったゴッドハンドわしわしMAXを」

絵里「やめて!冗談抜きにもげちゃうでしょ!?」


雪穂「とても長く感じた1時間も、あと3分ですね。このまま最後まで行けば、引き分けです」

花陽「うん。でも、きっとみんな諦めていないと思う」

海未「決着をつけましょう。どっちが勝っても恨みっこなしですよ!」

557: 2022/06/05(日) 22:33:15.49 ID:WASzVvin.net
サイゴノシアイサイカイ ピー!

海未「ニコニーズ側のボールで試合再か……おおっと、これは!」


ドドドドドド!!

亜里沙「なにがなんでも…あと1点っ!」

雪穂「ホントにいいんですか?ゴールそっちのけで攻め上がっても」

絵里「キャプテンがそれで良いって言ってるんだから、仕方ないわ。それに、もう残り時間は多くない」

希「たまには、こういうのもありやん?ウチらもガンガン行くでー!」

にこ「最後に勝つのは…にこにーよ!」



花陽「全員来ちゃったのぉ!?」

凛「戦略もポジションもあったもんじゃないにゃ~」

真姫「まあ、らしいといえば、らしいわね」

ことり「そうかも。じゃあ、私たちも行こうか♪」

穂乃果「よーし!これが私たちの…サッカーだっ!!」

562: 2022/06/07(火) 22:04:36 ID:+DSOLxly.net
ワーキャー! ボールヲヨコセー!

海未(一番いいタイミングでベンチとは…次は後半で出してもらいましょうか)


にこ(ふふっ……なんの考えもなしに全員で突っ込んで楽しいお団子サッカー)

にこ(…と見せかけて、ヘブンズタイムでまとめて抜き去ってやるわ!)

にこ(おそらく穂乃果と花陽は動けるでしょうけど、これだけ密集してれば関係ない!)



にこ「《極ヘブンズタイm「「《スニーキングレイド》!」」

ズバァン!

にこ「んぎゅっ!?」

絵里「最後に得点した人にジュース奢り~」

希「さっきおでん貰ったんやし、もうええんやない?」

563: 2022/06/07(火) 22:28:22 ID:+DSOLxly.net
にこ「こらぁ!味方からボールを奪うなんてどういうつもりよ!?」

絵里「にこだって、今ヘブンズタイムって言おうとしたじゃない」

にこ「ぐぬっ……!こ、こういう時に限っては、連携しない方が相手を出し抜けるのよ!」

真姫「それだとエリーたちの勝手も肯定することになるけど」

にこ「…………っ!」

穂乃果「図星っぽいね」

希「まあまあ、にこっち。こっちも最後の切り札で結果は出すから」

絵里「みんな、力をちょっとずつ分けてちょうだい!化身ドローイングよぉ!」

567: 2022/06/09(木) 22:37:23.99 ID:bKbjzd6P.net
雪穂「こうでしたっけ?」バッ

亜里沙「そうそう、お送りしまーす」バッ

希「ほいな」バッ

にこ「はいはい……外したら承知しないわよ」バッ


穂乃果「気みたいなのが絵里ちゃんに集まってく!」

ことり「もしかして、仲間から力を集めて化身を復活させる技だったりして」

真姫「いかにもって名前してるものね。ありえるわ」

凛「どうする?邪魔しにいく?」

花陽「ううん。ここまできたら、正面から勝負したい」

凛「わかったにゃ!」

571: 2022/06/10(金) 22:54:43.07 ID:VQ2ObRdM.net
希「あらら、説明しなくてよくなっちゃった。だいぶ化身バトル慣れしてきたみたいやね、みんな」

雪穂「5人もいれば慣れちゃいますよ」

絵里「でも何も言わないのも味気ないから…一応説明はしておくわ」


絵里「これが半永久的に化身の力を持続させる、化身ドローイングよ!」バシュウン

穂乃果「おおー、ホントに復活した」パチパチ

花陽「穂乃果ちゃん、拍手してないで下がらないと」

穂乃果「そうだった。でもすごいね!」

絵里「でしょう?チームへの負担もすごいから、本当に最後の手段よ」

絵里「それでこれが……私の化身シュート!《アイシクルロード》!」


ヒュイイン…ドンッ!


海未「絵里のキックに続いて、化身が槍をボールに振り下ろし…」

バキバキバキ!

ことり「ぼ、ボールがまわりを凍らせながら飛んでくる!?」

572: 2022/06/10(金) 23:10:06.74 ID:VQ2ObRdM.net
亜里沙「最後なので、おまけに《風林火山デストロイヤー改》をチェインします!」

ドゴォン!

にこ「まだまだっ!《真マキシマムファイア》もつけてあげるわ!」

ボシュゥゥ!


グギョオオオン!!

真姫「とんでもない音を立ててるんだけど……」

凛「混ぜすぎ注意にゃー」


穂乃果「勝つにはやっぱり…これを蹴り返すしかないよね!」

花陽「う、うん!カウンターシュートでいこう!」

577: 2022/06/12(日) 23:33:34.44 ID:IC0D7cC5.net

ことり「このまま蹴っても、きっと弾き飛ばされちゃう。まずは威力を弱めよう!」

凛「とびっきり立派なのを建てないとね」

真姫「えぇ、にこちゃんも文句をつけられないようなヤツを建てるわよ」

希「建てる?」


ことりんまき「せーのっ!《一夜城》!!」ドドン!

バシンバシン!

絵里「お、お城ぉ!?」

579: 2022/06/12(日) 23:34:17.51 ID:IC0D7cC5.net
ガキィッ!


花陽「あっ!?」

ポーン…

海未「化身とソウルの力の乗ったコンビネーションシュートも、わずかに力及ばずか!?ボールは空に弾かれました!このまま引き分けになるのでしょうか?」


にこ「いいえ、ゴッドブレイクでフィナーレよ!」バサッ

真姫「凛のパルクールアタックか、ことりのシャイニーフェザーならボールまでいける?」

凛「いくらなんでも、あんなに高くまでは跳べないと思うんだ」

ことり「飛べてもあの技に競り勝つのは難しいかも……」

穂乃果「こうなったら……花陽ちゃん!」ガシッ
花陽「えっ?なに?」

580: 2022/06/12(日) 23:34:34.51 ID:IC0D7cC5.net
穂乃果「私たちで飛ばすから、後よろしくね!そぉれっ!」ぶんっ!

花陽「ふぇえええっ!?」ピューン



真姫「《一夜城》!この上からスタートなら、いけるわね?」

凛「任せるにゃ!」キャッチ

凛「《パルクールアタック》!」シュババッ

ことり「《シャイニーフェザー》!」キィィン

花陽「ダレカタスケテー!?」

海未「なんということでしょう。神シックス(仮)、連携プレーで花陽を上空に飛ばしてしまいました!」

581: 2022/06/12(日) 23:35:05.41 ID:IC0D7cC5.net
花陽「あわわわわわ!?」

にこ「空中戦ってわけね」


花陽(ここから打てるシュート、ここから打てるシュート!)

花陽(アイドルなら、こんな時でも、グレートでマックスな、ファンを惹き付けて離さない必殺技があるはず!ええいっ)





花陽「今、ここに再誕します!」バチバチバチ

にこ「あっつ!何よこれ、熱風!?」



花陽「《グレートマックスなオレ》!!」
みんな「グレートマックスなオレ!?」

590: 2022/06/16(木) 22:55:38.42 ID:aZuuaVQQ.net
花陽「スーピャーぁああ!!!」ズガシィン!!

にこ「ちょっと、肝心なとこで噛んでちゃしまらな…ぐはああっ!?」ドゴォ!

海未「ああっと!思わずツッコミを入れてしまったにこ、至近距離から放たれた必殺シュートを受け、吹っ飛んだー!」


ズバァン!



ピッ ピッ
ピー!

591: 2022/06/16(木) 22:56:07.80 ID:aZuuaVQQ.net
     試合終了
神シックス(仮)VSニコニーズ
       5-4

592: 2022/06/16(木) 23:25:26.63 ID:aZuuaVQQ.net
ひゅーーーーっ……


ことり「《はなふぶき改》」ぶおおん
希「両手版《ゴッドハンドW》」カッ



花陽「わっ」ポスッ
にこ「きゃっ」ポスッ

海未「ナイスキャッチです、ことり、希」


にこ「いたた……」

花陽「ご、ごめんなさい!」

にこ「いいわよ、別に。キーパーはいつもこれを受けてるわけだし。今の技…アルパカのオーラの技?」

花陽「えっと、そういうわけじゃなくて……こんな時、一人前のアイドルならどうするかなって考えてたら、自然と出たんです」

にこ「…………へぇ」

亜里沙「ということは、花陽先輩の中からにじみ出てきた必殺技、ということですか?」

花陽「えぇ!?そ、そうなのかな?」

絵里「その表現はちょっと気持ち悪いけど……そうだったら素敵ね」

593: 2022/06/17(金) 22:40:21.42 ID:N+9m5RzL.net
雪穂「でも意外ですね。花陽先輩が、あんなグレ…大胆なシュートを打つなんて」

穂乃果「そうでもないよ。花陽ちゃん、普段は控えめだけど歌うとすごいもん。グレートマックスにはビックリだけど」

ことり「大人っぽいというか、キリッとした声も出せるしね。グレートマックスは何事かと思っちゃったけど」

花陽「技名には、あんまり深く突っ込まないで……あと、突然勢いよく投げるのはやめてくださいぃ」

穂乃果「ごめんね。海未ちゃんのオーラが思ったより強くて加減が効かなくって」

海未「私のせいですか!?」


穂乃果「かわりに穂乃果のこと、クマになって思いっきり投げてもいいよ!さぁ来い!」

花陽「えぇと……それは気持ちだけ受け取っておくね?」

598: 2022/06/19(日) 22:18:25.14 ID:vtQRV5Qb.net
凛「まあなんにせよ、とにかくぅー……勝っったにゃー!」バンザーイ

ことり「うん♪エースストライカーのおかげだよね」

穂乃果「クロスファイアもトリプルクラッシャーも、すっごくカッコよかったよ!」

真姫「それはもう忘れて!//」



亜里沙「やっぱりμ'sの…いえ、神シックス(仮)の先輩たちは、本当に強かった!」

雪穂「本業じゃないサッカーで、ここまで実力差を見せつけられると……ちょっと自信なくなります」

絵里「大丈夫。にこ以外のメンバーは活動期間が1年もなかったんだから。数ヶ月きちんと練習すれば、雪穂ちゃんも亜里沙も、きっと追いつけるわ」

希「そうやね。ウチらも最初は素人やったし、えりちは全てが素人に見えてたくらいなんやから」

海未「あー…ありましたね、そんなこと」

絵里「やめてってば!」

599: 2022/06/19(日) 22:57:01.51 ID:vtQRV5Qb.net
希「ところでにこっち。負けた時のことはその時考えればいいとか言ってたやん?どうしよっか?これから」

にこ「あっちにはミキシマックス・ガンがあって、化身使いもソウル使いもいる。花陽も立ち直った。当初の目的はほぼ達成したワケだし、そのへんはもういいんじゃ…」


シュゥゥゥ…


にこ「お、化身アームドの時間切ぐああああっ!?」バターン!

真姫「にこちゃん!?」


穂乃果「きゅ、急にまとめて疲れたー……!」グテー

花陽「私もなんだか、力が……抜けちゃいましたぁ」ヘナァ

ことり「3人ともしっかりして~…あっ、ことりもダメかもぉ」シュゥゥゥ

凛「もこもこが消えた!」

雪穂「あとの3人は、化身、ソウルごとミキシマックスが解けてます」

希「だから後が怖いって言ったのに…」

海未「途中でおでんを補給してもここまでとは…併用はさすがに厳しいですね」

601: 2022/06/20(月) 23:07:04.40 ID:8XjgDMdZ.net
穂乃果「雪穂ぉー……お茶ぁー」

雪穂「試合中はかっこよかったのになぁ…」

凛「この間のガチャのおにぎりまだあるよ!食べる?」

穂乃果「たべるぅ……」

花陽「わたしも……」

真姫「何するにしても、ひとまず休憩ね」

絵里「こんなところに詰めてもちゃんと保存できてるの、何気にすごい技術よね。…どこで作ってるのかしら?」

607: 2022/06/24(金) 07:06:27.01 ID:ErmJEexC.net
ことり「穂乃果ちゃん、そこでソードビット!」

穂乃果「こ、こう?」ピッピッ

アタックファンクション ソードビット!

にこ「なんの!」ピピピピッ

ガキンッ!

真姫「きゃっ!?こっちにハジカナイデ!」



希「ゴッドハンドって、元々は福岡の陽花戸中出身のキーパーが作った技なんよ」

花陽「なんとなく親近感のわく名前だなぁ。希ちゃんはいたことあるの?」

希「ちょっとだけ。それでね、同じく陽花戸中のキーパーが受け継いだ技の中に《ムゲン・ザ・ハンド》っていうのがあるんよ。ほら、この動画」

ドバババババン!

亜里沙「1 2 3 4……腕が数え切れない!」

希「今度はこれに挑戦してみようかなって」

凛「希ちゃん、こんなのでわしわしされたら氏んじゃうにゃ…」

609: 2022/06/24(金) 22:28:13.11 ID:bKJkvqlF.net
絵里「動画といえば、私たちチームには誘われたけど、例のサッカーバトルのやつ観てないのよね。今ここで観せてもらうことってできるかしら?」

海未「ことりー、お願いできますかー」


ことり「うん。穂乃果ちゃんにこちゃん、ちょっとむこうに行ってくるね」

穂乃果「あ、私も行く。もっかい観て対策練ろうっと」

にこ「私はパス。もうちょっとLBXで遊んでたいから」


にこ「穂乃果の代わりは…真姫ちゃんこういうの下手そうだし、花陽連れてきて」

真姫「なによそれ!まあ確かに得意じゃないけど……わかったわよ!」

610: 2022/06/24(金) 22:52:46.26 ID:bKJkvqlF.net
花陽「にこちゃん、あんまり真姫ちゃんのこといじめたらだめだよ?後でファイアトルネードするって」

にこ「別にいじめてはいな……えっ何それ怖っ!」

花陽「そういう治療方もあるんだって」

にこ「世も末ね……どうにかして避けるわ」

花陽「それで…にこちゃん、私もあんまりこういうのは得意じゃないんだけど」

にこ「いいの。本題はそこじゃないし。形だけ動かしてるように見せてくれれば。どっちにする?」

花陽「えっ?ええと…じゃあ花陽は、アキレスD9で」

615: 2022/06/26(日) 23:16:56.07 ID:NqnSvwI+.net
バトルスタート

ガシャン ガシャン


にこ「まずはおめでと。ほんの一週間で、よくここまで上達したわね」

花陽「ありがとう。でも、土壇場で生まれた力や技だったり、みんなの協力があってこそだから」

にこ「実力じゃないって言いたいわけ?謙虚なのも度が過ぎると嫌味になるわよ」ジト

花陽「そ、そんなつもりは……!ただ、本当にそう思ってるし、前半は全然動けなかったから」

にこ「冗談よ。たしかに前半は先週の負けを引きずりまくってたみたいだけど、後半は見違えたわ」

616: 2022/06/26(日) 23:18:11.93 ID:NqnSvwI+.net
にこ「…本当はね、めいっぱい点差つけて勝って、かっこいいところ見せた上でビシッと決めるつもりだったのよ」

花陽「え?」

にこ「ただサッカーで中学生に負けただけで、あんな風にしょげてたワケじゃないってのは想像ついたわ。大きくなった部を引き継いだ以上、しっかりしないと!って焦ってたんでしょう?」

花陽「…………うん」

にこ「だから、負けちゃった時に必要以上に落ち込まないで、次に向けて切り替えられるようにしようと思ったの。「にこに負けるのは恥ずかしい事じゃないわよ」とか言って」

にこ「それがどう?そっちより多く化身使えるニコニーズで挑んで、なんならツバサとのミキシマックスは隠して勝とうとして…結果はご覧の通り」

にこ「完敗よ。正直いって…めちゃくちゃ悔しいわ」

618: 2022/06/27(月) 23:22:06.64 ID:RdPucTlR.net
花陽「にこちゃん」

にこ「なによ。笑えばいいでしょ。かっこわるくて悪かったわね」プイッ

にこ「でも手伝ってくれた絵里と希以外のみんなには絶対言わないで。アイドル研究部OGとアンタだけの秘密よ」

花陽「うん」

にこ「こんなの知られたら、何言われるか分かったもんじゃ…」

花陽「…隙ありっ!」

アタックファンクション ビッグバンスラッシュ!

ドカーン!

ポーン…

にこ「えっ!?ちょっ、ズルっ!」

620: 2022/06/28(火) 22:30:40.80 ID:CIgaRCZX.net
花陽「ごめんね。今のはちょっと卑怯だったかも。でも、これが私の気持ち」

にこ「なにが……」



花陽「かっこよかったよ、にこちゃん」

花陽「まだ高校生の花陽たちと違って、きっとお仕事の合間に練習してくれたんだよね。デビューしてすぐなのに、すごく大変だったと思う」

花陽「それでもにこちゃんは、私たちのために時間を作ってくれて、全力で戦ってくれた」

花陽「私、もうサッカー怖いなんて言わない。みんなとする本気のサッカー、とっても楽しかったから」

花陽「ありがとう、にこちゃん。また一緒に…サッカーやろうねっ!」ニコッ♪

626: 2022/06/30(木) 21:55:14.62 ID:x4MDzzmq.net
数分前

真姫「まったく、話がしたいなら素直にそう言ってほしいものね」

凛「真姫ちゃんがそれ言っちゃう?」


絵里「どれどれ……あら、すごい負け方したなんて聞いてたけど、なかなかいい動きよ」

ことり「うん、ここまではとってもよかったの」


穂乃果『凛ちゃん!』パス

凛『それっ!』シュート!


雪穂「ゴールの隅ギリギリ、まさか…これを?」

穂乃果「相手のキーパーは背が低いし、届かないと思ったんだけどね」

627: 2022/06/30(木) 21:56:30.43 ID:x4MDzzmq.net
GK「《ぶっとびパンチ》!!」ダダダダッ

バシンッ!


絵里「あれを弾くのね。でも海未が次の動きに入った!」


海未『ならばっ、覇ぁあああっ!!!』バスン!

亜里沙「ハラッセオ!!ノーマルシュートとは思えない威力!」


MF『シンスケ!』

GK『任せて!護星神タイタニアス!《マジン・ザ・ハンド》!!』ドスンッ!


シュウウウ…


絵里「これは…アームドしてたとしても、必殺技無しでは抜けたか怪しいわね」

629: 2022/06/30(木) 22:35:57.70 ID:x4MDzzmq.net
MF2『たとえオフだとしても、このチーム相手に手加減する余裕は無いぞ!』

GK『す、すみません!お願いします!』

DF『シンドウ!』パス

MF2『《ディフューズコード》!!』

穂乃果『音符…?うわっ!?』

MF『《風穴ドライブ》!!』ゴオオオ!

真姫『竜巻の中を……花陽!』

FW『見た目はそうでもないが…おそらくこの人も相当な使い手のはずです。シンドウさん!テンマ!』

『いくぞっ、《ジ・アース∞》!!!』

632: 2022/07/01(金) 21:35:23 ID:/Nww8Wku.net
ドシュン!

花陽『と、止めます……きゃああ!』バスーン!

カヨチーン!



絵里「…ねえ」ウーン

海未「言わないでください、絵里。それ以上言わないでください…」

絵里「責めるつもりはないわよ?どちらかのシュートが入っていればこうならなかった、なんて結果論だもの」

海未「ではなぜ、そんな顔をしているのです?」

絵里「相手のチームのこと、調べてみたのかなって。並大抵の実力じゃないわよ、あの子たち」

絵里「宇宙を救った…かはともかく、素人目にも全国レベルなのは分かる。おそらくネットで検索すればすぐに出てくるでしょうね」

穂乃果「言われてみれば!」

真姫「そういう雰囲気じゃなかったからスルーしていたけれど、これだけ強ければどこかしらの大会に出ていてもおかしくないわね」

633: 2022/07/01(金) 21:35:52 ID:/Nww8Wku.net
穂乃果「それじゃ早速……なんて入れればいいんだろ?」

希「化身の名前でいいと思うよ。ほら、めったに被ることはないやろうし」

穂乃果「そっか。ご、せ、い、し、ん、た、い、た、に、あ、す…っと」ポチポチ

ピャッ

ことり「あ、出た!」

穂乃果「えーと……なんて読むんだろ。かみなりもんなか?」

海未「「らいもんちゅう」ですよ」

絵里「雷門中……?」



「あーーーーっ!!!?」

636: 2022/07/02(土) 23:37:24.19 ID:xSVhvMp7.net
にこ「絵里ぃ!一度ならず二度までも!!」

絵里「ご、ごめんなさい…邪魔しちゃった?」

にこ「いい感じで終わりそうだったのよ今!」

穂乃果「にこちゃん、落ち着いて。……それで、その学校がどうしたの?」

絵里「どうもこうもないわよ。雷門中学って言ったらサッカーの超名門校よ。サッカー棟まであるくらいの」

ことり「サッカー棟?」

637: 2022/07/02(土) 23:37:45.29 ID:xSVhvMp7.net
希「サッカー部専用の部室棟やね。だいたい校舎と同じくらい大きいやつ!」

にこ「専用の部室棟!?羨ま…何したらそんなもの建ててもらえるような待遇受けられるわけ?」

絵里「11年前の少年サッカーの世界大会で、雷門から何人も代表選手が出てたのよ。日本が優勝して、そのあたりからサッカーブームが始まったらしいけど…覚えてない?」

にこ「ない」キッパリ

海未「さすがに、そこまで昔のことは……」

絵里「……やっぱり?」

638: 2022/07/03(日) 00:38:44.43 ID:kq1nGFMN.net
真姫「妙に詳しいわね」

希「ほら、廃校の件あったでしょ。あの時えりち、新入生集めるのに必氏やったやろ?」

希「「やっぱり、宣伝するなら人の多い中学校からよね!」とか言って、真っ先にマンモス校の雷門に目をつけたんよ」

穂乃果「かしこい!」


希「まあ…音ノ木坂はちょっと距離あるし、去年まではフィフスセクターうんぬんの渦中で特にゴタゴタしてて、その上あちこちでサッカーバトルをしかけられて、思うような成果はあげられへんかったみたいだけどね」

花陽「か、かわいい…」

絵里「それでも何人か勝利して引き抜いたのよ?」

亜里沙「お姉ちゃん、そんなことサッカーでやってたの?知らなかった!」

絵里「だ、だって……ここでは昔からそうだって言われたんだもの!仕方ないじゃない!」

639: 2022/07/03(日) 01:46:32.25 ID:kq1nGFMN.net
にこ「そ、それで?昔強い選手が大勢いたからって、これから戦う相手も、同じように強いとは限らないわよ?」

絵里「残念ながらそうでもないわ。さっきの動画のメンバー5人、全員…去年のホーリーロード優勝時のメンバーみたいよ、ほら」

凛「にゃ!?」


雪穂「わ……まだあります。予選終わったあたりでうやむやになって、それっきりのFFIV2(フットボールフロンティア・インターナショナル ビジョンツー)にも3人出てます」

希「うわー、また日本代表クラスやね」


真姫「それに、シンドウって呼ばれてた人……あの神童拓人だったのね。道理であんな技使うわけだわ」

海未「知っているんですか?」

真姫「名前だけね。私たちの2つ下で、ピアノのコンクールで上位を総なめにしてた本物の天才よ。ちなみに家も大きいらしいわ」

穂乃果「ホントにでっかい家に住んでた!真姫ちゃんちとどっちが広いかなぁ?」

真姫「知らないわ。メイドや執事が大勢いる豪邸だとか、そういう話は聞いたことがあるけれど」

にこ「ほぼ知ってるじゃない!なによこの世界観の格差は!!こんなのおかしいわよ!!」

640: 2022/07/03(日) 03:26:29.60 ID:kq1nGFMN.net
希「他4人の化身も出てきた。ランスロット、ペガサスアーク…進化系かな?ブリュンヒルデ、マエストロ。ほほぅ、これまた全員が化身アームド使いで……」

ことり「情報量が多いよぉ~」

花陽「ここまで来ると、ほ、本当に宇宙一なのかも……」

穂乃果「えへへ……なんかすごいことになってきたね」

凛「凛たちのサッカー、本当に勝てるかな?」

にこ「勝つのよ!そのために特訓しに来たんでしょうが!この際負けても構わないから、まずは絶対に勝ちなさい!」

真姫「どっちなのよ」

641: 2022/07/03(日) 03:27:35.54 ID:kq1nGFMN.net
にこ「とにかく勝てばいいの!ちょうど私達11人いることだし、普通の試合形式でもいいわ!手を貸してあげるから頑張りなさい!いい!?」

ことり「にこちゃん、急にやる気になった?」

亜里沙「サッカー棟のあたりからずっと様子は変でした」

海未「嫉妬とは見苦しいものですね」

にこ「そこ、うるさい!グレーもだけどこの…ブロッコリーみたいな髪型のヤツには、絶対負けるんじゃないわよ!!」



天馬「ブロッコリー……?もしかして、三国先輩のことですか?」

にこ「そうそう!ソイツよ!……って誰!?」

643: 2022/07/03(日) 21:17:30 ID:kq1nGFMN.net
海未「噂をすれば影、ですね。あなたはこの前の…」

天馬「はいっ。俺、松風天馬っていいます。すみません…声をかけようと思ったらすごい盛り上がってたので、近くまで来ちゃいました」

穂乃果「うるさい先輩でごめんねぇ。もしかして、グラウンドを予約してたり?それともまたサッカーする?」

天馬「いえ、今日はサッカーじゃなくて。どうしても皆さんにお願いしたいことがあって、サッカー部のみんなで探してたんです」

花陽「私たちに…お願い?」

にこ「えーっ?今オフだからぁ、サインならまた今度に」

天馬「あ、いえ、サインは結構です」

にこ「嘘でも欲しいって言いなさいよ!そこは!」

644: 2022/07/03(日) 21:17:48 ID:kq1nGFMN.net
天馬「実は…」

にこ「え、無視?ねえ、ちょっと……松風くーん?」

凛「大事な話っぽいからちゃんと聞くにゃ」






天馬「宇宙で一番大きな星に、俺達と一緒に来てもらいたいんです!」

真姫「イミワカンナイ」

649: 2022/07/05(火) 23:10:31.22 ID:tVB/hHDH.net
雪穂「宇宙で一番、大きな……えっ?」

天馬「あっ、一番なのは大きさじゃありませんでした!たしか、英知と軍事力が宇宙最高だって言ってたような……でも巨大なのは間違いありません!」

ことり「ひっかかってるの、そういうとこじゃないと思うなあ……」

絵里「そうね……天馬くん。キミが率いるチームと違って、私達はサッカーが本職じゃないの。練習のひとつとして取り入れてはいるけど、それでも本業はアイドル活動よ」

絵里「おそらく同行したとしても、あまり力になれるとは思えないわ」

にこ(えっ、コイツがキャプテンなの?全然そんな感じじゃ)チラッ



穂乃果「」ポカーン
凛「」ポケー

にこ(うちも似たようなものね…)

650: 2022/07/05(火) 23:12:31.68 ID:tVB/hHDH.net
天馬「そうですよね……俺達も当時はすごく混乱したし、無理なお願いだったみたいで…」

真姫「そんなに落ち込まないで。確かに私達には難しいかもしれないけれど、他の人に協力してもらうとか……何かできることがあるはずよ」

天馬「分かりました。ライブの出演依頼はUTX学園を当たってみます。ありがとうございました!」



にこ「待ちなさい」ガシッ

天馬「な、なんでしょう?」

651: 2022/07/05(火) 23:13:04.71 ID:tVB/hHDH.net
にこ「えっ、サッカーじゃなくてライブ?アンタ、今、ライブの予定があるって言ったわよね。それも、宇宙でやるって?」

天馬「は、はい、そうです」

にこ「こんな案件、UTXに持ってくのは止めときなさい。それより、そのライブ、私たちにやらせてもらえないかしら」

天馬「えっ、手伝ってくれるんですか?」

凛「急にすごい食い付くにゃ~」

海未「凄まじい変わり身ですね」

希「これがプロのやり方か……」

654: 2022/07/07(木) 21:44:23.02 ID:jeE8sbH4.net
花陽「にこちゃん、そんな風に安請け合いしちゃっていいの?」

にこ「何よ、花陽は宇宙に行きたくないわけ?」

花陽「私も、興味が無い訳じゃないんだけど……どうやって行くのか、どういうイベントなのかも、まだ全然分かってないから」

穂乃果「それにほら、お金の問題とかも出てくるし……真姫ちゃんお金貸してくれる?」

真姫「流石にないわよ。宇宙旅行するだけのは」

天馬「そこは大丈夫だと思います。今回も、豪炎寺さんや鬼道さん達が色々動いてくれて……円堂監督も、今音ノ木坂の南理事長と交渉してくれているところなんです!」

ことり「えっ、お母さんのところ!?大丈夫かなぁ…」






円堂「……というワケで、研究部の生徒さんの方には、うちの部員が直接交渉に向かってます」

理事長「それで、ライブの開催地というのは?」

円堂「宇宙です!」

理事長「………はい?」

655: 2022/07/07(木) 22:26:23.43 ID:jeE8sbH4.net
希「円堂、鬼道、豪炎寺…サッカー詳しくなくても、名前くらいは知ってるレベルの有名どころばかりやん…これはまさか本当に」

ことり「お母さんからメールっ!『あまりに突拍子もないことだけど…ファラム・オービアスって名前の星で、ライブをやってみたい?』って……」

亜里沙「話が繋がっちゃった」

凛「頭がマジボンバーにゃ」ドカーン!


ことり「な、なんて返信すればいいんだろう……えっと、えーと」アタフタ

穂乃果「とりあえず『やるっ!』で」

ことり「や、るっ!」スッス

海未「穂乃果、少しは考えて下さい!ことりも送信を押さない!」

659: 2022/07/08(金) 22:52:59.82 ID:W6O6CV4I.net
穂乃果「海未ちゃんひどいよー」プスプス

天馬(化身のドリブル技が当たっても平然としてる…スクールアイドルってすごい)

真姫「騒がしい先輩でごめんなさいね」

天馬「いえ、楽しそうでいいと思います」

絵里「すっごく脱線したけど、とりあえずライブについてもう少し説明してもらえる?」

天馬「はい。えっと……」


数日前

天馬『第2回グランドセレスタ・ギャラクシー!?』

オズロック『そうだ。ララヤ・オビエスが、サッカー宇宙一を決める大会を、再び開催したいと言い出したのだ……』

剣城『ララヤが?』

660: 2022/07/08(金) 22:54:09.89 ID:W6O6CV4I.net
神童『また居住惑星を賭けて戦え、とでも言うのか?』

オズロック『その心配はない。本人からのメッセージを預かっている』


ララヤ『ツルギ、そして他のアースイレブンのみんな、元気にしておるか?こちらはようやく一段落、といったところじゃ』

ララヤ『前回の大会では、ファラム・オービアスは多くの惑星に多大な迷惑をかけた。ブラックホールを消してくれたこと、本当に感謝してもしきれぬ』

ララヤ『そこでじゃ!感謝と謝罪の意味を込め、純粋に誇りのみを賭けてサッカーを楽しむ大会を開催したいのじゃ!』


ララヤ『それでのう…わらわ、1つだけ個人的なお願いがあるのじゃが……』

664: 2022/07/10(日) 21:50:57.92 ID:OmUB+6PM.net
ララヤ『地球で流行っているという、スクールアイドルというものを一度この目で見てみたいのじゃ』

ララヤ『宇宙でも類をみない文化として、非常に興味深い!しかし、わらわの立場上なかなか観に行くチャンスがなくてのう……この言伝もオズロックを頼る他なかった』

ララヤ『大勢連れて来いなどとは言わぬ。地球で一番のグループを1組!開会式のパフォーマンスとして一曲披露してくれるだけでよいのじゃ!』

ララヤ『無論、地球の選手及びアイドルの滞在中の費用はこちらで持つ!必要な物があればそれも用意しようぞ!』

ララヤ『まあ、無理なら無理で構わぬが…大会には参加してほしい。前回優勝チームが不在では盛り上がらんからの』

ララヤ『良き返事を待っておるぞ! 』

オズロック『以上だ。今回は月を消したりはしないから安心しろ』



天馬「…という事があって」

花陽「な、なんだかスケールが大きい話になってきたね……」

凛「凛たち、さらっととんでもないことに巻き込まれてない?」

665: 2022/07/10(日) 21:51:33.59 ID:OmUB+6PM.net
希「はい、質問!今の話で出てきた人たち、もしかして本物の異星人?昔あちこちの学校を壊してまわったっていう、エイリア星人みたいな?」

天馬「エイリア星人…に宇宙で会ったことはないですけど、オズロックとララヤはそうです」

希「そっかぁ……それは楽しみやねぇ」


絵里「ハラショー、私はちょっと聞いたの後悔してきたかも」

海未「同じく。理解を軽く超えていますね」

真姫「もういちいちつっこむのも野暮だけど、月とかブラックホールって、そんな簡単に消せるものじゃないんじゃない?」

天馬「ブラックホールは説明するとすごく長くなっちゃうんで割愛しますけど、月はサッカーボールくらいの大きさの兵器で……」

にこ「はいストップ。気になるワードしかないけど今大事なのはそこじゃないわ」

668: 2022/07/11(月) 21:48:00.16 ID:EMbof2Nv.net
にこ「地球で一番!地球で一番よ!それを連れて来いって話で、お呼びがかかったってことは!!」

亜里沙「スケールダウン?」

にこ「ぬわぁんでよ!いやにこ的には違わないけど…とにかく、私たちが呼ばれたのよ!?」

ことり「私たちが、地球で一番強いスクールアイドルのグループだって思われてる…んだよね!?」

天馬「はい!」

穂乃果「地上最強!?やったー!!」バンザーイ

真姫「他の国にはまだ浸透しきっていないから、日本でラブライブに優勝すれば自動的に世界一ってことにはなるのよね…」

海未「「類を見ない文化」と言っていたので、いつの間にか実質宇宙一!?……も、無くはないのが怖いところですね」

凛「消去法だけどね」

669: 2022/07/11(月) 21:49:18.21 ID:EMbof2Nv.net
花陽「で、でもっ。それだけだと、1位タイだよね?一番ではあるけど…私たちで、いいのかな」

雪穂「私と亜里沙に至っては、まだ何もアイドルらしい活動をしていません。いきなり出場って言われても…」

にこ「いいのよ、別に」

雪穂「え?」

にこ「A-RISEとの再戦は私がやる。アンタ達はUTXの後継グループを今年の予選で倒す。これで全部解決するわよ。どう?」

花陽「ら、ラブライブ連覇が前提!?まさに前人未到…!」

絵里「強引だけど、筋は通るわね。ただ…」



絵里「私たちもう参加できないのよね。スクールアイドルじゃないでしょう?」

のぞにこ「」

672: 2022/07/12(火) 22:37:33.11 ID:CnWXQ64q.net
希「宇宙人…会いたかったなぁ……」ガクッ

にこ「ワンチャン、KPガールズ越えもあり得たのに…うぅ」ガクッ

※KPガールズ
メンバー全員が化身使いのアイドルグループ
今地球でもっとも人気がある

海未「予選前の花陽並みの落ち込みようですね。まあ、気持ちはわかりますが…」

花陽「わ、私こんな感じだったの?」

絵里「2人ともごめんなさい、でも今回ばかりはまだ生徒です!じゃ通らないわ……」

673: 2022/07/12(火) 22:38:41.33 ID:CnWXQ64q.net
にこ「この際、今からでも顧問とかコーチとか空いてる枠に入り込むか、なんなら密航でも……」ヒソヒソ

希「それで宇宙に放り出されでもしたら終わりや……いっそサッカーの方で入れるように……」ヒソヒソ

絵里「そこまでして行きたい?……でも私だけお留守番もイヤね、やるなら入れてちょうだい」

にこ「いいわよ。じゃあ、そういう方向で……」



凛「さすがに可哀想で見てられないにゃ。なんとかならない?」

天馬「引退したメンバーも含めて全員で行く方が、ララヤも喜ぶと思います。でも…」

真姫「この状態じゃ話しても無理そうね。とはいえ、向こうからOK出るまでこのテンションでいられても困るし」

花陽「だったら、こうするのはどうかな?私たちと、天馬さんたちで…」

天馬「……なるほど、それならイナリンクで!」

677: 2022/07/14(木) 22:27:43.01 ID:0NIbzk2u.net
にこ「ふっ…しょーがないわねー!大舞台は現役に譲ろうかしら!」

希「代わりに、宇宙人にサインもらってきてね」

穂乃果「うん!」

ことり「絵里ちゃん、なに話してたの?なにかしようとしてるよね?」

絵里「な、なんでもないわよ」

にこ「というワケだから、あなた達だけで行ってきなさい。スクールアイドルという概念を宇宙の歴史に刻みこんで、本当に神に…」





凛「ミトメラレナイワァ!そんなの凛たちが許さないにゃー!!」

にこ「ん?」

678: 2022/07/14(木) 22:28:47.20 ID:0NIbzk2u.net
天馬「え、えぇーっ!?」

凛「かよちんはわかるでしょ!?」

花陽「う、うん。だって、地球で一番になれるのは、みんなの力あってこそなのに……」

花陽「8人だけしか、宇宙に行けないなんて……そんなのおかしすぎるよ!絶対ダメだよ!!」

天馬「で、でも連れてくるのはスクールアイドルって指定されてて、卒業生や、プロのアイドルは…」

真姫「全員連れていけないならオコトワリシマス」

天馬「なら、どうすれば引き受けてもらえますか?」


真姫「あなたの得意な、サッカーで決めましょ」

天馬「サッカーで?」

679: 2022/07/14(木) 22:31:23.02 ID:0NIbzk2u.net
真姫「あなたが勝ったら、要求を全て呑むわ。にこちゃんは地球に置いていって良いし、逆に増員も認める」

にこ「ちょっと!…まさかこっちが勝ったら、この話蹴るつもり!?それは困…こんなステージ2度と無いわよ!」

花陽「ううん。アイドル研究部として、アキバドゥームだろうと他の星だろうと、できる限りは参加します!」

凛「凛たちが勝ったら~……11人全員を連れて行かせてもらうにゃ!!」

天馬「ぜ、全員!?」

真姫「どんな手を使ってでも、依頼主を説得しなさい。それができないなら……交渉決裂ね」

天馬「わ、分かりました…だったらこっちも!」


天馬「みんなー!!サッカーやろうぜーー!!!」

680: 2022/07/14(木) 22:33:10.13 ID:0NIbzk2u.net
\\ オオー!! //


わらわら


信助「わぁー!先週の神シックス(仮)のメンバー以外も…本物の矢澤にこもさんいる!!」

瞬木「よくそこまでのめり込めたよな。ファンの前ではいい人ぶってるだけかもしれないのに」

さくら「相変わらず捻くれてるわね…」

剣城「油断するな。必殺技なしのシュートで信助に化身を出させた手練れがいるんだ」

白竜「最強のスクールアイドル…かつて究極を目指した俺の相手として不足はない」


ぞろぞろ…


真姫(河川敷のどこにこんなに隠れてたのよ!)
凛(打ち合わせより人数多くないかにゃー!?)

681: 2022/07/14(木) 22:35:41.57 ID:0NIbzk2u.net
海未「む、あなたは…ライオンのソウル使いの」

穂乃果「名もなき小市民さん?」

座名九郎「そう言うと思いましたよ。改めまして、市川座名九郎と申します。その節はどうも」

海未「…市川!?というと、あの時「獅子王」を?」

座名九郎「おや、園田さんは私のことをご存知でしたか。光栄です」

穂乃果「有名な人なの?」

海未「中学生の頃からプロの歌舞伎役者として舞台に立っている方です。亜里沙たちと同じ学年だそうですが…舞台とはずいぶん雰囲気が違いますね」

ことり「海未ちゃんもそうだよぉ?」

682: 2022/07/14(木) 22:36:49.18 ID:0NIbzk2u.net
にこ「ちょっと、あの大きな人って」


壁山「キャプテン、またオレたち未来の宇宙に連れて行かれちゃうッスか?」

円堂「心配すんなって。今回は平和なんだし、いつも通りサッカーやればいいだけだ!」

鬼道「この時代の俺たちも参加するらしい。サッカーバカでなくてもワクワクするな」


にこ「子どもへの人気投票で1位常連の壁山選手……の中学時代!?なにこれ幻覚?お土産にサイン貰っても大丈夫かしら?」

希「過去の日本代表メンバーもおる……さすがのウチもそろそろキャパオーバーかな…」

天馬(鬼道さん、もうワンダバと連絡ついてたんだ…!)

683: 2022/07/14(木) 22:37:30.98 ID:0NIbzk2u.net
花陽「あわわわわわわ……」

天馬「しっかりして下さい花陽さん!部員以外も含めてこんなに来ちゃったのは俺も想定外ですけど、丸く収めましょう!」

花陽「は、はい!研究部のみんな、い、いったん、落ち着いて聞いてくだひゃい!」

真姫「花陽もね」

花陽「う、うん………よしっ。相手チームは大勢だけど、私たちもたくさん練習したから……きっと負けません!全員での宇宙進出に、力を貸してください!!」

亜里沙「はい!今度は私たちも同じチームっ!」

雪穂「もちろんです、ぶっつけでも、足は引っ張りません!」

にこ「なるほどね。これくらい越えられなきゃ、スクールアイドルの神にはなれない……乗ったわ!」


神童(あっちでは、黒岩監督みたいなことを言い出したぞ…この人も、ファラムに残るとか言わないと良いが)

684: 2022/07/14(木) 22:40:43.42 ID:0NIbzk2u.net
穂乃果「よーし、やるぞー!!ミキシトランスだ!」

海未「私も出るんですよ、オーラは返してください」

穂乃果「そんなっ!」

絵里(みんな勢いで誤魔化されそうになってるけど「勝ったら11人全員」「負けたら天馬くんの希望通りの人数」)

絵里(この条件だと、どのみち11人で宇宙に行けるように思える……一芝居打たれたわね)

絵里(まあ、どう転んでも私たちは行くんだけど……でも、どうせなら)


絵里「いくわよ!サッカーに勝ってみんなで宇宙に!」

新旧アイ研「おおー!」


絵里(無粋なツッコミはなしで……ね?)

685: 2022/07/14(木) 23:13:08.36 ID:0NIbzk2u.net
从*´ ヮ`ルそれから?イw´ヮ`ハ




花陽「誰か助けてえぇ~!!」

雪穂「もう無理ですよ先輩。開会式始まってますから……」

希「ほら、あっち見てみ?凛ちゃんは平常運転や」

凛「ガードンの人ってことりちゃんに似てるよねー、穂乃果ちゃん」

穂乃果「そうかな?みんながトサカ生やしてるわけじゃないし、ことりちゃんの方が立派だと思う!」

ことり「2人とも、私のこと鳥だと思ってる…?」

海未「大丈夫ですよ、ことりには機械の腕も翼もないじゃないですか」

ことり「ぴぃっ!?そういう問題じゃなくてぇ……」

687: 2022/07/15(金) 22:32:28.25 ID:oHin1a52.net
亜里沙「場馴れしていると違うなぁ……こんな場所なのに、先輩たちはいつもと同じ雰囲気」

絵里「大丈夫よ亜里沙。ブラックルームでの練習の成果、お客さんに見せてあげましょう」

にこ「そりゃバーチャルとはいえミサイルや爆弾避けながら踊らされればねぇ!スタジアムの方がマシよ!」

真姫「バクレツドリブルなんて選ぶからよ。ホバリングラリーはわりと楽しめたけど」クルクル



ダクスガン『イエー!ララヤ女王陛下の挨拶の次は、特別ゲストのご登場だ!』

花陽「も、もう出番!?」

688: 2022/07/15(金) 22:34:14.33 ID:oHin1a52.net
穂乃果「花陽ちゃん、部長として…とか、余計なことは考えない!グレートマックスな花陽ちゃんでGOだよ!」

ダクスガン『前回のグランドセレスタ・ギャラクシーを銀河辺境Aブロックから勝ち進み、18万8000光年の彼方からやってきた地球代表!』

にこ「アンタ達のアイドルはまだまだこれからなんだから。経験値もらうくらいの感覚でぱぱっとワープよ!」

ダクスガン『その選手たちが連れてきた、とびっきりのスクールアイドル!ラトニーク出身は、曲が終わるまで寿命を迎えるなよー!』

花陽「グレートマックス……うん!今できる全てを、この紫の空に響かせる!ステージをめいっぱい楽しみます!」

ピュンッ!


ダクスガン『今日限りのスペシャルユニット!エンデカイアで』


花陽「サッカーやろうぜ!……立ち上がリーヨ、です!」


おしまい

689: 2022/07/15(金) 22:40:35 ID:oHin1a52.net
長いこと保守、支援してくれてスゲーッマジで感謝!

レベルファイブさん、このさい松風天馬伝説か新しいストライカーズでいいので新作ゲームください

引用元: 花陽「サッカーやろうぜ、悪魔の言葉…です」