1: 2014/12/25(木) 22:50:41.76 ID:Sk7tGtt9O


志希「あー、お仕事疲れたー」ばたん

P「お疲れ、志希。どうする、直帰にするか?」ばたん

志希「んにゃ、一旦事務所に寄りたいなー。プロデューサーもどうせ残業でしょ?」

P「どうせとか言うな。悲しいから」


ぶおぉん

…………


2: 2014/12/25(木) 23:00:03.86

がちゃ


P「うーん、まぁ11時じゃちひろさんもいないよなあ」

志希「ねえプロデューサー、ストーブつけてもいい?」

P「ああ、いいけど……志希はまだ帰らないのか?」

志希「んー、もうちょっと居るかな」

P「それならあんまり冷やさないようにな。ココアでもいれようか」

志希「あ、じゃあプロデューサーの分もあたしがいれるよ!」

P「そりゃありがたいや。俺コーヒーがいい」

志希「本格的にお仕事モードっぽい感じ?」

P「帰るまでに終わらせたいのがあるんだけど……いっそ泊まるかなあ」

志希「なんならあたしも手伝おうかー?」

P「はは、そうさせないように頑張るとするかね」


4: 2014/12/25(木) 23:08:01.34

ーーー


志希「……プロデューサー、ちょっと外出てくるねー」

P「んー?失踪とかやめてくれよー?」

志希「うーん、気持ち次第かにゃー?」

P「やっぱお前外出るな」

志希「んふふ、じょーだんじょーだん♪」

P「ったく……どこ行くか知らないけど、暖かくして行けよ。あとちゃんと帰ってくること」

志希「はいはーい♪」


ーーー

6: 2014/12/25(木) 23:11:47.54

ーーー


がちゃ


志希「ただいまー」

P「ん、結構早かったな」

志希「だって寮までだし?」

P「ええ……」

P「っつーか、それなら素直に帰らないのかよ」

志希「終わったらプロデューサーに用事あるんだよー」

P「俺に用事?」

志希「そーだよー。待ってる間、少しくらいハスハスさせてね?」

P「うーん……なるべく早く終わらせるから、ちょっと待っててくれないか?」

志希「ん。待ってる♪」


8: 2014/12/25(木) 23:15:41.27

ーーー


P「……」かたかた

志希「……」

P「……」かたかた

志希「……」もぞもぞ

P「……」かたかた

志希「……はすはす♪」

P「……やっぱ超邪魔」ぐい

志希「むぇぇー!」


ーーー
ーー



9: 2014/12/25(木) 23:23:51.65


ーー
ーーー



P「……っくー」ぱき ぽき

P「あー、いてて……あれ?」

志希「……すー」

P「あらま。って、もう日を跨ぐのか」

P「いくら頭が良くても、まだ18の女の子だもんなあ……ん?」

P「志希、何か持ってる」

P「……何だこれ、小瓶に液体だ。ラッピングされてら」ちゃぽん


かさっ


P「ん、何か落ちた……?」

10: 2014/12/25(木) 23:28:37.59


「プロデューサーへ

いつもありがと。

白いカーネーションで作った、志希ちゃん謹製フレグランスだよ
仄かにあまーいいい香りのやつ。
大変だったんだぞ!


メリークリスマス!

志希ちゃんより」



11: 2014/12/25(木) 23:32:36.74


P「…………あ、今日25日」

P「用事ってこのことだったのか……待たせちゃって、悪いことしたなぁ」

P「毛布もかけてないし。ええい、俺のコートで我慢してくれ」ばさっ

志希「くー……」

12: 2014/12/25(木) 23:45:31.35


P「にしても、白いカーネーションか」


きゅっ

ふわっ


P「……甘いけど爽やかでいい匂いだ。さすが志希」



P「トップアイドルになるって、やっぱ大変なことだな」

P「でも、志希には魅力がある。みんなを惹き付ける、不思議な力がある」

P「俺は、頂点に立って、いつも通り高笑いしてる志希が見たいんだ」

P「まあ、俺のわがままだけど。はは」


P「……いつになるかは分からないけど、とりあえず今は」


13: 2014/12/25(木) 23:47:15.96


なでなで


「メリークリスマス。ありがとな、志希」





「……♪」



14: 2014/12/25(木) 23:50:18.57

おしまい。

志希にゃん6位って聞いて書かずにはいられなかった。もしもしだけど。
次こそ目指せ1位!


15: 2014/12/26(金) 00:08:40.68
おつー

引用元: 志希「クリスマス!」