ルビィ「あと少し……あと少しで……。うぅ……緊張してきたよぉ……」

花丸「大丈夫ずら、ルビィちゃん」

善子「そうよ。このヨハネがいるのよ？なんの心配もないわ。ヨハネの魅惑の魔法で、リトルデーモンたち全員をクラクラさせてやるんだから！」

鞠莉「ワァオ♪みんなすごいヤル気♪こっちまで連られてテンションアップしちゃう♪」

ダイヤ「仕方ありませんわ。今日この日のために、私たちは頑張ってきたのですから」

果南「そうだね。今まで頑張ってきた成果、ここでしっかり見せないとね」

千歌「もう、違うよ果南ちゃん！」

果南「え？」

ダイヤ「そうですわね」

ルビィ「うんっ！」

梨子「頑張ってきたんじゃない。頑張り続ける、だよね」

曜「まだまだここから！私たちは始まってもない！」

花丸「私たちのことを応援してくれるみんなに！」

善子「私たちのことを知らないリトルデーモンたちに！」

鞠莉「私たちの歌で、ダンスで、ありったけの思いを届けてあげましょっ♪」

果南「みんな……うん！」

梨子「私たちを知ってもらう努力をしてきた。"あの人たち"を越えるための練習をしてきた」

花丸「まだまだ準備不足なところもあるけど……」

果南「ほーら、下向かない。私たち自身を信じよっ♪」

善子「そうよ！なにも不安がることなんかないわ！！なんたって、このヨハネがいるのよ！」

花丸「よりいっそう不安になったずら……」

善子「なんでっ！？」

梨子「まあまあ、よっちゃん」

善子「うわ～ん……リリ～……！」

ルビィ「エヘヘ。やっぱり……いつも通りがいいんだよね。いつも通りのみんなが、一番可愛いよねっ」

ダイヤ「あら、ルビィが気取っているなんて気付きもしませんでしたけど？」

ルビィ「おっ、お姉ちゃんっ！///」

ダイヤ「あなたも、いつも通りが可愛いですわよ」

ルビィ「うぅ……///」

鞠莉「～♪ほんっと、みんなシャイニー☆これならきっと大丈夫ねっ♪」

曜「順風満帆っ！風は私たちに吹いてるね！」

千歌「あと少し……もう少しで私たち……輝けるんだね！」

曜「じゃあ、始まる前にリーダーから気合いの一言を♪」

千歌「ええっ！？曜ちゃん無茶ぶり！！」

善子「いいじゃない。まだ見ぬリトルデーモンに宣戦布告してあげれば」

ダイヤ「いや、戦いを挑んでどうするんですの……」

果南「フフッ、まあ……ある意味戦いだよね」

花丸「勝算の少ない戦いずら……」

ダイヤ「負け戦はしない主義ですわ。ですから、戦いであるならば勝ちにいきますわよ！」

ルビィ「千歌ちゃん！がんばルビィ！だよっ！」

鞠莉「私たちを惹き付けたあなたの言葉で、今度は、みんなを惹き付けてあげて♪」

梨子「千歌ちゃん。千歌ちゃんの思いを、まっすぐに伝えて」

千歌「梨子ちゃん……みんな……」

梨子「私たちはみんな、千歌ちゃんについて行くから♪」

千歌「っ！うんっ！！」

千歌「みなさん、Aqoursのリーダー、高海千歌です。って、なんだか自己紹介みたいになっちゃうかな……？もう、しょうがないじゃん！一言なんて考えてないもん！！」



千歌「あぁ、ごめんなさい！！えっと……顔も名前も知らないみんなにメッセージっていうのは、なんだか不思議な感じです。上手く伝えられるかわからないけど、頑張りますっ！」



千歌「憧れから始めたスクールアイドル……キラキラして、眩しくて、かっこよくて、可愛くて！私もああなりたい……輝きたいって、そう思いました。今はまだ小さな光……覆っちゃえば隠れちゃうくらい、儚くて弱い光……。でも……小さな輝きは、いつか世界中を照らすような大きな輝きになるって信じてるから！！」



千歌「世界のどこかにいる名前も知らないあなたへ。私と、Aqoursのみんなと一緒に……輝いてくださいっ！！！」

千歌「それじゃあ、みんなっ！！！行くよっ！！」

Aqours「 」

――――みんなで叶える物語――――

おわり。
いや、楽しみです。

捕捉
>>14の空白は、μ's ミュージックスタートみたいな掛け声を補完でお願いします。

アニメ前に書けてよかったですわ。