1: 2017/08/25(金)00:24:29 ID:3ud
2: 2017/08/25(金)00:24:55 ID:3ud
ちひろ「しかもドヤ顔で」
心「もー! ドヤ顔はいいだろー、別にー!」
ちひろ「はいはい……」
ちひろ「で、幸せですか?」
心「そ☆」
ちひろ「そんな抽象的で定義が曖昧なものは考えるだけ無駄です」
心「それじゃあ会話が成り立たないだろ☆」
心「ちょっとは考えて☆ 考えろよ☆」
ちひろ「えぇー、めんどくさい……」
心「めんどくさいって言うな☆」
心「もー! ドヤ顔はいいだろー、別にー!」
ちひろ「はいはい……」
ちひろ「で、幸せですか?」
心「そ☆」
ちひろ「そんな抽象的で定義が曖昧なものは考えるだけ無駄です」
心「それじゃあ会話が成り立たないだろ☆」
心「ちょっとは考えて☆ 考えろよ☆」
ちひろ「えぇー、めんどくさい……」
心「めんどくさいって言うな☆」
3: 2017/08/25(金)00:25:16 ID:3ud
ちひろ「あー、はいはい。じゃあ金ですよ、金。金さえあれば幸せです」
心「また投げやりな回答だな☆」
ちひろ「仕方ないじゃないですか。実際、よくわからないんですし」
心「んー、まぁそれもそっか」
ちひろ「心さんにとっての幸せって何です?」
心「ちひろちゃんとこうして楽しくおしゃべりする事サ☆」
ちひろ「片腹痛い」
心「おい☆ 今なんて言った☆」
ちひろ「わぁ嬉しいって言いました」
心「嘘つけ☆」
ちひろ「心さんだって本気で言ったわけじゃないでしょ?」
心「まぁねー」
心「ちひろちゃんとこうして遊んでるのは楽しいけど、幸せかどうかって聞かれたらわかんないよね」
ちひろ「幸せって難しいですからね」
心「あ、でも定時で帰れないちひろちゃんをこうしていじって遊んでる時は幸せを感じる☆」
心「また投げやりな回答だな☆」
ちひろ「仕方ないじゃないですか。実際、よくわからないんですし」
心「んー、まぁそれもそっか」
ちひろ「心さんにとっての幸せって何です?」
心「ちひろちゃんとこうして楽しくおしゃべりする事サ☆」
ちひろ「片腹痛い」
心「おい☆ 今なんて言った☆」
ちひろ「わぁ嬉しいって言いました」
心「嘘つけ☆」
ちひろ「心さんだって本気で言ったわけじゃないでしょ?」
心「まぁねー」
心「ちひろちゃんとこうして遊んでるのは楽しいけど、幸せかどうかって聞かれたらわかんないよね」
ちひろ「幸せって難しいですからね」
心「あ、でも定時で帰れないちひろちゃんをこうしていじって遊んでる時は幸せを感じる☆」
4: 2017/08/25(金)00:25:32 ID:3ud
ちひろ「盲腸にでもなっちゃえばいいのに。もしくは痛風」
心「なにその地味だけどかなり聞きそうな呪い」
ちひろ「盲腸はともかく、痛風はかなり辛いらしいですね」
心「らしいねー☆ 風が吹くだけでも痛いんだっけ?」
ちひろ「そうやって聞きますね」
ちひろ「出来れば縁がないままで人生を終えたいです」
心「はぁとも☆」
ちひろ「あ、わかりましたよ。幸せって何か」
心「お? なになに?」
ちひろ「やっぱり健康だと思いますよ」
心「健康かー。確かにそうかも」
心「なにその地味だけどかなり聞きそうな呪い」
ちひろ「盲腸はともかく、痛風はかなり辛いらしいですね」
心「らしいねー☆ 風が吹くだけでも痛いんだっけ?」
ちひろ「そうやって聞きますね」
ちひろ「出来れば縁がないままで人生を終えたいです」
心「はぁとも☆」
ちひろ「あ、わかりましたよ。幸せって何か」
心「お? なになに?」
ちひろ「やっぱり健康だと思いますよ」
心「健康かー。確かにそうかも」
5: 2017/08/25(金)00:25:47 ID:3ud
ちひろ「何をするにしても身体が資本ですし、健康な身体って言うのは大事だと思います」
心「うむうむ☆ その通り☆」
心「で、基礎体温は計ってるのかな?」
ちひろ「……」
心「オイ☆ 目ぇ背けんなー☆」
ちひろ「駄目ですよ、あれ。絶対に忘れます」
心「だから習慣づけろって言ってるだろ☆」
ちひろ「習慣づけましたよ」
ちひろ「朝起きて、顔洗ったり色々して、朝ごはんを食べてる時に『あ、基礎体温忘れてた』って思う習慣がですね」
心「駄目じゃねぇか☆」
ちひろ「だから駄目なんですってば……」
心「うむうむ☆ その通り☆」
心「で、基礎体温は計ってるのかな?」
ちひろ「……」
心「オイ☆ 目ぇ背けんなー☆」
ちひろ「駄目ですよ、あれ。絶対に忘れます」
心「だから習慣づけろって言ってるだろ☆」
ちひろ「習慣づけましたよ」
ちひろ「朝起きて、顔洗ったり色々して、朝ごはんを食べてる時に『あ、基礎体温忘れてた』って思う習慣がですね」
心「駄目じゃねぇか☆」
ちひろ「だから駄目なんですってば……」
6: 2017/08/25(金)00:26:09 ID:3ud
心「じゃあはぁとが泊まった時しか計ってないの?」
ちひろ「そんな事はないです! バカにしないでください!」
心「はぁとが居ない時には何回計ったの?」
ちひろ「……一回」
心「わかった☆ お前もバカの仲間だな☆」
ちひろ「人間ってバカな方が幸せで居られると思いません?」
心「それには同意する☆」
ちひろ「だから私はバカで良いんですよ……」
心「バカでもい良いけど、健康な身体が幸せって思うなら基礎体温は計ってね☆ 計れよ☆」
ちひろ「頑張ってはみます……」
ちひろ「そんな事はないです! バカにしないでください!」
心「はぁとが居ない時には何回計ったの?」
ちひろ「……一回」
心「わかった☆ お前もバカの仲間だな☆」
ちひろ「人間ってバカな方が幸せで居られると思いません?」
心「それには同意する☆」
ちひろ「だから私はバカで良いんですよ……」
心「バカでもい良いけど、健康な身体が幸せって思うなら基礎体温は計ってね☆ 計れよ☆」
ちひろ「頑張ってはみます……」
9: 1 2017/08/25(金)00:41:25 ID:d6P
心「あ、じゃあはぁとがちひろちゃんが起きる頃に『基礎体温!』ってLINEしてあげよっか?」
ちひろ「えぇー……」
心「『えぇー』ってなんだ☆」
ちひろ「だって心さんのLINE、うざいんですもん」
心「うざいってなんだお前☆」
ちひろ「スタンプ多いんですよ。何で自分のスタンプをそうも連打するんですか。めんどくさい」
心「スウィーティーでしょ☆」
ちひろ「スタンプはスウィーティーでも使用頻度がスウィーティーじゃないです」
心「えー」
ちひろ「どうしてそんなに自分のスタンプをなんの恥ずかしげもなく使えるのか」
心「スウィーティーだから☆」
ちひろ「はいはい……」
ちひろ「えぇー……」
心「『えぇー』ってなんだ☆」
ちひろ「だって心さんのLINE、うざいんですもん」
心「うざいってなんだお前☆」
ちひろ「スタンプ多いんですよ。何で自分のスタンプをそうも連打するんですか。めんどくさい」
心「スウィーティーでしょ☆」
ちひろ「スタンプはスウィーティーでも使用頻度がスウィーティーじゃないです」
心「えー」
ちひろ「どうしてそんなに自分のスタンプをなんの恥ずかしげもなく使えるのか」
心「スウィーティーだから☆」
ちひろ「はいはい……」
10: 1 2017/08/25(金)00:42:03 ID:d6P
心「んふふ☆」
ちひろ「なんですか、気持ち悪い笑い方して」
心「ちひろちゃんもはぁとのスタンプ買ってるくせに☆」
ちひろ「んな!?」
心「照れんな照れんな~☆」
ちひろ「どうして知ってるんですか!? 見たんですか!? 私の携帯勝手に見たんですか!?」
心「スタンプってプレゼント出来るの知ってる?」
ちひろ「あ……」
心「他の娘のスタンプは買ってないのに、はぁとが居るPaのスタンプは買ってるなんて……☆」
心「もう☆ ちひろちゃんてばはぁとの事、好き過ぎるでしょ♪」
ちひろ「違うんですよ……」
心「ん?」
ちひろ「違うんです……。心さんとかどうでもよくて。いや、ほんとに心さんとかどうでもいいんです。売り上げが……。そう! スタンプの売り上げが欲しくてですね!」
心「CuとCoは買ってないのに? 売り上げ欲しくて?」
ちひろ「……と、時子さんのスタンプが欲しかったんです!」
心「またまた~♪」
11: 1 2017/08/25(金)00:43:03 ID:d6P
ちひろ「『無様ね』ってすごく使いやすいじゃないですか!」
心「えぇ……? そうかぁ……?」
ちひろ「ほら! 心さんとLINE始める時とかに丁度いいじゃないですか!」
心「時子ちゃんの『無様ね』で始まる会話ってなんだ☆」
ちひろ「くっ!」
心「まぁ、わかったから☆ だいじょーぶだいじょーぶ☆」
ちひろ「……本当ですか?」
心「うん♪」
心「ちひろちゃんも素直になれないだけだよね☆」
ちひろ「ああああ、もぉー!」
心「恥ずかしがらずに、どんどんはぁとのスタンプ使っていこー!」
ちひろ「絶対に使わない」
心「おい☆ 使えよ☆」
ちひろ「やーです!」
心「なんか精神年齢下がってきてない?」
ちひろ「心さんに合わせてあげたんですー!」
ちひろ「ほら、喜んでくださいよ」
心「なんだとぅ!?」
12: 1 2017/08/25(金)00:43:41 ID:d6P
ちひろ「あ!」
心「ん?」
ちひろ「ほら! こういう時に時子さんの『無様ね』を使うんですよ!」
心「あー、なるほど」
ちひろ「やっぱり便利ですよ、時子さんのスタンプ!」
心「うん。これがLINE上の会話ならスタンプ使えるね」
心「でも、問題はこれが現実の会話ってとこだ☆」
ちひろ「……」
心「ほらほら、頭抱えてないで手を動かせ☆」
ちひろ「残業なんてしずにさっさと帰れば良かった……」
ちひろ「そうすれば心さんに巻き込まれなくても済んだのに……」
心「巻き込まれたってなんだ☆」
ちひろ「はぁ……」
心「ため息吐くと幸せ逃げるぞ☆」
ちひろ「幸せねぇ……」
13: 1 2017/08/25(金)00:44:12 ID:d6P
ちひろ「そう言えばどうして急に『幸せ』について聞いてきたんですか?」
心「あー、なんかね。昨日、はぁとのアパートによくわからない人が来て」
心「『あなたは本当に幸せですか?』みたいな事をインターホン越しにずーっとしゃべってたの」
ちひろ「あぁ、なるほど。私のとこもたまに来ますね」
心「で、はぁとは今がとっても幸せでしょ? だから、幸せかって聞かれても疑いようがないわけよ☆」
ちひろ「? じゃあ問題ないのでは?」
心「うん☆」
心「でも、はぁとは幸せだけど、具体的に幸せって何だろうって考えたら答えがわからなくなっちゃって☆」
心「だから、ちひろちゃんに聞いてみたってわけ☆」
ちひろ「なるほど」
心「うむ☆」
心「改めて聞くけど、幸せってなんだと思う?」
ちひろ「うーん……」
ちひろ「具体的な回答が欲しいんですよね?」
心「まぁ出来ればかな」
14: 1 2017/08/25(金)00:45:10 ID:d6P
ちひろ「具体的な幸せ……」
心「難しいよねぇ、やっぱり」
ちひろ「あくまで私の持論ですよ」
心「うん?」
ちひろ「こうやって『幸せってなんだろう』って考えられるのが『幸せ』だと思います」
心「どして?」
ちひろ「残業してる私が言うのもあれですけど、本当に忙しいとそんな事を考える余裕がないじゃないですか」
ちひろ「だから、そういう答えのなさそうな事を考える余裕があるのって幸せな事じゃないかなって思います」
心「なるほど」
ちひろ「忙殺されてると些細な事も考えられないですしね」
心「ふむふむ」
ちひろ「あと、こうやって友達とくだらない事に一喜一憂出来るのも幸せだと思いますよ。私は」
心「あはは☆ はぁとも同感☆」
ちひろ「大変な事もありますし、辛い事もありますけど、こうして居られるのが私は幸せだって思います」
心「さっすが、ちひろちゃんは良い事言うね☆」
ちひろ「ありがとうございます」
15: 1 2017/08/25(金)00:45:37 ID:d6P
ちひろ「ところでですね」
心「ん?」
ちひろ「こっちの書類を少しだけ手伝ってくれると私はもっと幸せになれるかなーって……」
心「えー、もう、仕方ないなぁ」
心「今度何か奢ってね☆」
ちひろ「スタドリで良いですか?」
心「もっとスウィーティーなものにして☆」
ちひろ「スタドリのスウィーティー味……売れませんかね」
心「え? 何言ってるの、お前」
ちひろ「駄目か」
ちひろ「それにそもそもスウィーティー味ってなんだよってなりますよね」
心「字の通りだと、甘い……?」
ちひろ「練乳……とか混ぜます?」
心「カオスな味になりそう……」
ちひろ「飲みたくないですね……」
心「だね……」
16: 1 2017/08/25(金)00:46:13 ID:d6P
ちひろ「と言うかそもそもスウィーティーってなんなんですか?」
心「ん? スウィーティーはスウィーティーだろ☆」
ちひろ「これまた抽象的な……」
心「ちひろちゃんはなんだと思う?」
ちひろ「んー、前に『魔法の言葉』って言ってましたよね」
心「あー……? うん、たぶん」
ちひろ「覚えてないんですか」
心「パッとは出てこないかなぁ」
ちひろ「まぁ良いです」
ちひろ「でも、私はスウィーティーは魔法の言葉だと思います」
ちひろ「なんだかんだ便利ですし、口に出すと前向きになれる気がしますし」
心「そうだろうそうだろう☆」
心「きっとね」
ちひろ「はい?」
心「スウィーティーって幸せなんだと思う☆」
17: 1 2017/08/25(金)00:46:42 ID:d6P
心「幸せとか嬉しいとか楽しいとか、そういうの全部ひっくるめて言えるのがスウィーティーって言葉☆」
ちひろ「ほぅ」
心「はぁとなりの幸せの表現の仕方、かな」
ちひろ「ふむ……」
ちひろ「じゃあ、心さんにとって幸せってなんですか?」
心「はぁとにとっての幸せは、スウィーティー☆」
ちひろ「ふふっ。意味わかんないですね」
心「あはは、だね☆」
ちひろ「まぁ、意味わかんなくても、良い言葉ですね。スウィーティー」
心「でしょ? 気に行っちゃったでしょ☆」
ちひろ「元々嫌いじゃないですよ」
心「よし! じゃあちひろちゃんもどんどんはぁとのスウィーティースタンプ使っていこうね☆」
ちひろ「えぇ……それは嫌です」
心「なんでだ☆」
ちひろ「それよりもさっさと終わらせましょうよ、その方が幸せになれます」
心「もう仕方ないなぁ☆」
End
引用元: 佐藤心「幸せってなんだと思う?」千川ちひろ「なんですか、急に」
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