1: 2017/01/28(土) 10:23:45.37 ID:4AxPLGVp.net
はや13作目 ヨハネのリトルデーモンゆえ、ラスト付近での規制に定評があります
2: 2017/01/28(土) 10:24:29.28 ID:4AxPLGVp.net
善子「今日はVR内のずらまるをヤンデレにして遊ぼうっと」ピッ
VR花丸「マ……マルは、善子ちゃん無しでは生きていけません……///」
善子「ここで重要なのは、ヤンデレに優しくすると、いともたやすく純愛ものにすり替わる事実」
VR善子「花丸……私も、あなた無しでは生きていけないわ……///」
VR花丸「よ……善子ちゃん……!! /////」ウルウル
VR善子「花丸!!」ヒシッ
VR花丸「善子ちゃん!!」ギュッ
VR善子・VR花丸「「愛してる……♡」」
善子「……はいはい、これではヤンデレものにした意味なーし」
善子「巻き戻しっと」ピッ
VR花丸「マ……マルは、善子ちゃん無しでは生きていけません……///」
善子「ここで重要なのは、ヤンデレに優しくすると、いともたやすく純愛ものにすり替わる事実」
VR善子「花丸……私も、あなた無しでは生きていけないわ……///」
VR花丸「よ……善子ちゃん……!! /////」ウルウル
VR善子「花丸!!」ヒシッ
VR花丸「善子ちゃん!!」ギュッ
VR善子・VR花丸「「愛してる……♡」」
善子「……はいはい、これではヤンデレものにした意味なーし」
善子「巻き戻しっと」ピッ
3: 2017/01/28(土) 10:26:00.59 ID:4AxPLGVp.net
VR花丸「マ……マルは、善子ちゃん無しでは生きていけません……///」
VR善子「そ、そうなんだ……あはは……」
VR善子「私、ちょっと用事があるから……行くね……」ダッ
VR花丸「よ……善子ちゃ……」ウルッ
タッタッタッタッタッタッ
VR花丸「ま、待ってよぅ……」ウルウル
善子「ヤンデレを持続させるには多少なりとも冷たく接する必要あり、っと……」
~~~~~~
VR善子「それで、私言ってやったのよ……」
VR善子「そ、そうなんだ……あはは……」
VR善子「私、ちょっと用事があるから……行くね……」ダッ
VR花丸「よ……善子ちゃ……」ウルッ
タッタッタッタッタッタッ
VR花丸「ま、待ってよぅ……」ウルウル
善子「ヤンデレを持続させるには多少なりとも冷たく接する必要あり、っと……」
~~~~~~
VR善子「それで、私言ってやったのよ……」
4: 2017/01/28(土) 10:28:13.93 ID:4AxPLGVp.net
VR善子「私は、堕天使ヨハネよ! って……」
VR千歌・VR梨子「「あ、あははは……」」
VR曜「そ、そうなんだー」
VR花丸「…………」ジーー
~~~~~~
VR善子「マリー、宿題でちょっと分かんないところがあるんだけど、教えてー」
VR鞠莉「う~ん、しょうがないな~」
VR鞠莉「マリーが優しく教えてア・ゲ・ル♡」
VRダイヤ「やれやれ、私も手伝って差し上げますわ」
VR千歌・VR梨子「「あ、あははは……」」
VR曜「そ、そうなんだー」
VR花丸「…………」ジーー
~~~~~~
VR善子「マリー、宿題でちょっと分かんないところがあるんだけど、教えてー」
VR鞠莉「う~ん、しょうがないな~」
VR鞠莉「マリーが優しく教えてア・ゲ・ル♡」
VRダイヤ「やれやれ、私も手伝って差し上げますわ」
5: 2017/01/28(土) 10:30:18.08 ID:4AxPLGVp.net
VR果南「善子、それ花丸に頼めばいいんじゃないの」
VR善子「いや~、だって、ずらまるに教えてもらうより上級生に頼んだ方が断然早いでしょ」
VR花丸「…………」ジーー
~~~~~~
VR善子「ルビィ、一緒にお昼食べよ?」
VRルビィ「最近よく誘ってくれるね♪ いいよ、善子ちゃん!」
VR花丸「…………」ジーー
VR善子「いや~、だって、ずらまるに教えてもらうより上級生に頼んだ方が断然早いでしょ」
VR花丸「…………」ジーー
~~~~~~
VR善子「ルビィ、一緒にお昼食べよ?」
VRルビィ「最近よく誘ってくれるね♪ いいよ、善子ちゃん!」
VR花丸「…………」ジーー
6: 2017/01/28(土) 10:32:34.50 ID:4AxPLGVp.net
~~~~~~
VR花丸「ここのところずっと、善子ちゃん……全然おらに構ってくれない……」
VR花丸「他の人たちとばっかり仲良くしてる……」
善子「ふむ」
VR花丸「許せない……絶対に許さない……」ブツブツ
VR花丸「善子ちゃんの隣に居ていいのはおらだけ……許してなるものか……」
善子「あ……」
VR花丸「そうだ! 善子ちゃんと仲いい子を、1人ずつ消していこう!!」
VR花丸「さて、まずは誰から……」
善子「ちょーーーっと待ったああああああああああ!!!」
VR花丸「ここのところずっと、善子ちゃん……全然おらに構ってくれない……」
VR花丸「他の人たちとばっかり仲良くしてる……」
善子「ふむ」
VR花丸「許せない……絶対に許さない……」ブツブツ
VR花丸「善子ちゃんの隣に居ていいのはおらだけ……許してなるものか……」
善子「あ……」
VR花丸「そうだ! 善子ちゃんと仲いい子を、1人ずつ消していこう!!」
VR花丸「さて、まずは誰から……」
善子「ちょーーーっと待ったああああああああああ!!!」
7: 2017/01/28(土) 10:34:53.64 ID:4AxPLGVp.net
善子「ヤンデレと言っても、人に危害を加えるヤンデレは絶対に禁止!!」
善子「その上で、冷たい私に健気に付いてくる! ……っと」ピッ
VR花丸「ここのところずっと、善子ちゃん……全然おらに構ってくれない……」
VR花丸「他の人たちとばっかり仲良くしてる……」
VR花丸「でも、きっといつか、おらに振り向いてくれるよね……」
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃ~ん」タタッ
VR善子「あっ、曜さん! 一緒に帰りましょ!」ダッ
善子「その上で、冷たい私に健気に付いてくる! ……っと」ピッ
VR花丸「ここのところずっと、善子ちゃん……全然おらに構ってくれない……」
VR花丸「他の人たちとばっかり仲良くしてる……」
VR花丸「でも、きっといつか、おらに振り向いてくれるよね……」
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃ~ん」タタッ
VR善子「あっ、曜さん! 一緒に帰りましょ!」ダッ
8: 2017/01/28(土) 10:37:08.37 ID:4AxPLGVp.net
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃん」
VR善子「マリー! また相談があるんだけど!」
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃ」
VR善子「リリー、ここのダンスの振りはこんな感じでいいのよね?」
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃん……」
VR善子「あ、ずらまる居たの?」
VR花丸「!!」
VR花丸「善子ちゃん」
VR善子「マリー! また相談があるんだけど!」
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃ」
VR善子「リリー、ここのダンスの振りはこんな感じでいいのよね?」
~~~~~~
VR花丸「善子ちゃん……」
VR善子「あ、ずらまる居たの?」
VR花丸「!!」
9: 2017/01/28(土) 10:40:50.28 ID:4AxPLGVp.net
VR善子「ごめーん、気付かなかったわ」
VR花丸「い、いいよ……気にしてないから///」
VR善子「今度の土曜日、一緒に買い物行きましょうよ」
VR花丸「ほんと!? 行く行く! ///」
~~~~~~
VR花丸「待ち合わせから2時間……遅いなぁ善子ちゃん」
VR花丸「こっちから電話しても出ないし、ラインもメールも……」
prrrrr
VR花丸「あ、善子ちゃんから電話だ」
VR善子『あ、ずらまる! ごめん、アンタと買い物の約束してたの忘れてたわ』
VR花丸「……え?」
VR花丸「い、いいよ……気にしてないから///」
VR善子「今度の土曜日、一緒に買い物行きましょうよ」
VR花丸「ほんと!? 行く行く! ///」
~~~~~~
VR花丸「待ち合わせから2時間……遅いなぁ善子ちゃん」
VR花丸「こっちから電話しても出ないし、ラインもメールも……」
prrrrr
VR花丸「あ、善子ちゃんから電話だ」
VR善子『あ、ずらまる! ごめん、アンタと買い物の約束してたの忘れてたわ』
VR花丸「……え?」
12: 2017/01/28(土) 10:43:35.83 ID:4AxPLGVp.net
VR善子『今日ルビィと映画見る約束をしてたのよね!』
VR善子『っていうか今、ルビィと2人きりで映画館にいるわ』
VR花丸「そ……そうなんだ」
VR善子『だからごめん、買い物いつになるか分かんないけど、また今度ね』プツッ
VR花丸「う……うん……あ、切れちゃってる……」
VR花丸「……善子ちゃん……」ウルウル
善子「さてと……この状態のずらまるを盛大に振ったら、どうなるかしら?」ゾクゾクッ
~~~~~~
VR花丸「あ、あの、善子ちゃん」
VR善子「ずらまる」
VR善子『っていうか今、ルビィと2人きりで映画館にいるわ』
VR花丸「そ……そうなんだ」
VR善子『だからごめん、買い物いつになるか分かんないけど、また今度ね』プツッ
VR花丸「う……うん……あ、切れちゃってる……」
VR花丸「……善子ちゃん……」ウルウル
善子「さてと……この状態のずらまるを盛大に振ったら、どうなるかしら?」ゾクゾクッ
~~~~~~
VR花丸「あ、あの、善子ちゃん」
VR善子「ずらまる」
13: 2017/01/28(土) 10:46:17.79 ID:4AxPLGVp.net
VR花丸「! な、なぁに? ///」
VR善子「もう私に関わらないで」
VR花丸「……え」
VR善子「授業やAqoursの活動等での、必要最低限の会話以外で私に話しかけないで」
VR花丸「…………」
VR善子「じゃあね。もう私に付いてこないでね」スタスタスタ
VR花丸「…………」
VR花丸「…………はい…………」
――それから程なくして、国木田花丸は屋上から飛び降り、自頃した――
VR善子「もう私に関わらないで」
VR花丸「……え」
VR善子「授業やAqoursの活動等での、必要最低限の会話以外で私に話しかけないで」
VR花丸「…………」
VR善子「じゃあね。もう私に付いてこないでね」スタスタスタ
VR花丸「…………」
VR花丸「…………はい…………」
――それから程なくして、国木田花丸は屋上から飛び降り、自頃した――
14: 2017/01/28(土) 10:48:28.97 ID:4AxPLGVp.net
善子「ノオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
善子「……強すぎる愛が、行き場を失うとこうなるのね……」
善子「ま、巻き戻し!!!」ピッ
VR花丸「あ、あの、善子ちゃん」
VR善子「ずらまる」
VR花丸「! な、なぁに? ///」
VR善子「私、今まで馬鹿だったわ……ほんと、大馬鹿だった」
VR花丸「え? そ、そんなこと……」
VR善子「花丸!!!」ギュッ
VR花丸「あ……/////」ギュウ
善子「……強すぎる愛が、行き場を失うとこうなるのね……」
善子「ま、巻き戻し!!!」ピッ
VR花丸「あ、あの、善子ちゃん」
VR善子「ずらまる」
VR花丸「! な、なぁに? ///」
VR善子「私、今まで馬鹿だったわ……ほんと、大馬鹿だった」
VR花丸「え? そ、そんなこと……」
VR善子「花丸!!!」ギュッ
VR花丸「あ……/////」ギュウ
17: 2017/01/28(土) 10:50:52.36 ID:4AxPLGVp.net
VR善子「私が間違ってた……あなたを蔑ろにしてたなんて……」
VR善子「どうかしてた……」
VR花丸「よ……善子ちゃん……/////」ウルウル
VR善子「私……やっと気付いたの……」
VR善子「誰よりも……あなたのことが誰よりも……」
VR花丸「…………」ウルウルウル
VR善子「この世で一番、大切で…………好きなんだって……」
VR花丸「…………」グスッ
VR花丸「善子ちゃん……」ポロポロ
VR善子「どうかしてた……」
VR花丸「よ……善子ちゃん……/////」ウルウル
VR善子「私……やっと気付いたの……」
VR善子「誰よりも……あなたのことが誰よりも……」
VR花丸「…………」ウルウルウル
VR善子「この世で一番、大切で…………好きなんだって……」
VR花丸「…………」グスッ
VR花丸「善子ちゃん……」ポロポロ
18: 2017/01/28(土) 10:53:21.48 ID:4AxPLGVp.net
VR花丸「マルも……善子ちゃんのことを……」ポロポロ
VR花丸「世界で一番…………愛してます……!!」ポロポロ ニコッ
善子「…………」
善子「…………うん」
善子「やっぱり純愛が一番ね」
善子「…………純愛……かぁ」
「善子ちゃーん」
善子「あ、ずらまるが呼んでる……行かなきゃ」
善子「モード・ヨハネ!」ギラン
ヨハネ「…………」バサァッ
VR花丸「世界で一番…………愛してます……!!」ポロポロ ニコッ
善子「…………」
善子「…………うん」
善子「やっぱり純愛が一番ね」
善子「…………純愛……かぁ」
「善子ちゃーん」
善子「あ、ずらまるが呼んでる……行かなきゃ」
善子「モード・ヨハネ!」ギラン
ヨハネ「…………」バサァッ
19: 2017/01/28(土) 10:56:01.64 ID:4AxPLGVp.net
~浦女・昼休み・屋上~
ヨハネ「お呼びでしょうかマスター」ギュオオオンッ バサァッ
花丸「遅いよ。瞬間移動もできるくせに、なんでいちいち飛んでくるの」
ヨハネ「も……申し訳ありません」
ヨハネ「この程度の距離での瞬間移動は、エネルギー効率的にですね……」
花丸「まあいいや。善子ちゃん」
善子「……何? ずらまる」シューーン
花丸「善子ちゃんはマルの奴隷なんだから、3秒で来るずら」
善子「……すみません、マスター」
花丸「善子ちゃん」
善子「あ」
ヨハネ「お呼びでしょうかマスター」ギュオオオンッ バサァッ
花丸「遅いよ。瞬間移動もできるくせに、なんでいちいち飛んでくるの」
ヨハネ「も……申し訳ありません」
ヨハネ「この程度の距離での瞬間移動は、エネルギー効率的にですね……」
花丸「まあいいや。善子ちゃん」
善子「……何? ずらまる」シューーン
花丸「善子ちゃんはマルの奴隷なんだから、3秒で来るずら」
善子「……すみません、マスター」
花丸「善子ちゃん」
善子「あ」
20: 2017/01/28(土) 10:59:02.88 ID:4AxPLGVp.net
花丸「そこは『ごめん、ずらまる』でしょ」
善子「しまった……ごめん、ずらまる」
花丸「まったく……堕天使ヨハネモードとは別人格の設定なんだから」
花丸「善子ちゃんモードの時は敬語不要! マスター呼び不要! ずら」
善子「ごめんなさい」
花丸「マルは今、とっても退屈なんだ」
善子「そう、なの」
花丸「何か面白いことないかな」
善子「うーん……そう言われても」
善子「しまった……ごめん、ずらまる」
花丸「まったく……堕天使ヨハネモードとは別人格の設定なんだから」
花丸「善子ちゃんモードの時は敬語不要! マスター呼び不要! ずら」
善子「ごめんなさい」
花丸「マルは今、とっても退屈なんだ」
善子「そう、なの」
花丸「何か面白いことないかな」
善子「うーん……そう言われても」
21: 2017/01/28(土) 11:01:39.07 ID:4AxPLGVp.net
花丸「善子ちゃんは『堕天使』なのに、なんでもできるよね?」
善子「なんでも……とは言えないけど、できないことはほとんどないかも」
花丸「じゃあ、限りなく『神』に近いよね」
善子「アンタたち人間にとってはね」
花丸「へえ……じゃあ神ってもっと凄いんだ」
善子「私も会ったことはないけど、全知全能よ? 私も神に生み出されたし」
善子「私がなんで堕天使になったかというとね、話せば長くなるけど」
花丸「うん、じゃあいいや」
善子「…………」
善子「なんでも……とは言えないけど、できないことはほとんどないかも」
花丸「じゃあ、限りなく『神』に近いよね」
善子「アンタたち人間にとってはね」
花丸「へえ……じゃあ神ってもっと凄いんだ」
善子「私も会ったことはないけど、全知全能よ? 私も神に生み出されたし」
善子「私がなんで堕天使になったかというとね、話せば長くなるけど」
花丸「うん、じゃあいいや」
善子「…………」
22: 2017/01/28(土) 11:03:47.87 ID:4AxPLGVp.net
花丸「それで……さ」
善子「うん」
花丸「地上に降りてきた堕天使は、力の呪縛から解き放たれて人間になることができる」
花丸「……とか……前言ってたよね」
善子「……まあ……そうね」
花丸「なんだっけ? その条件って」
善子「…………」
善子「契約したマスターと……」
花丸「うん」
善子「……恋に堕ちた上で……キスをすること」
善子「うん」
花丸「地上に降りてきた堕天使は、力の呪縛から解き放たれて人間になることができる」
花丸「……とか……前言ってたよね」
善子「……まあ……そうね」
花丸「なんだっけ? その条件って」
善子「…………」
善子「契約したマスターと……」
花丸「うん」
善子「……恋に堕ちた上で……キスをすること」
23: 2017/01/28(土) 11:06:18.05 ID:4AxPLGVp.net
花丸「…………」
花丸「人間になりたい?」
善子「ええ」
花丸「……どうして?」
善子「私の持つ堕天使の力……」
善子「こんな力を持ってても……虚しいだけだから……」
花丸「虚しい? 贅沢ずら~」
善子「…………」
善子「それから……マスターとの主従契約からも解き放たれて……」
善子「自由の身になれるから」
花丸「人間になりたい?」
善子「ええ」
花丸「……どうして?」
善子「私の持つ堕天使の力……」
善子「こんな力を持ってても……虚しいだけだから……」
花丸「虚しい? 贅沢ずら~」
善子「…………」
善子「それから……マスターとの主従契約からも解き放たれて……」
善子「自由の身になれるから」
24: 2017/01/28(土) 11:08:54.61 ID:4AxPLGVp.net
花丸「…………」
花丸「ふっふっふ……」
花丸「その願いは、叶わないずら」
花丸「このマルが、善子ちゃんの力を手放すとでも?」
善子「…………」
花丸「あー、それにしても退屈ずら。こんな世界、いっぺん滅ばないかなー」
善子「…………」
ヨハネ「かしこまりました」バサァッ
ヨハネ「その位置から絶対に動かないでくださいね、マスター」
ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスッ
花丸「!?」
花丸「ふっふっふ……」
花丸「その願いは、叶わないずら」
花丸「このマルが、善子ちゃんの力を手放すとでも?」
善子「…………」
花丸「あー、それにしても退屈ずら。こんな世界、いっぺん滅ばないかなー」
善子「…………」
ヨハネ「かしこまりました」バサァッ
ヨハネ「その位置から絶対に動かないでくださいね、マスター」
ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスドス ドスッ
花丸「!?」
25: 2017/01/28(土) 11:11:31.31 ID:4AxPLGVp.net
花丸「な……ぁ……」ブルブル
ヨハネ「とりあえず人類を滅ぼすことに焦点を当ててみました」
ヨハネ「マスターを除く全人類は、降り注いだ天の槍によって全員串刺しになりました」
ヨハネ「天の槍はあらゆる物質を貫通します。どこに隠れていようが、海に潜っていようが、1人残らず即氏です」
花丸「…………」
ヨハネ「ああ、宇宙空間に居た人間共も忘れずに頃しておきましたよ」
花丸「…………」
ヨハネ「表情が優れないですよ、マスター。お気に召しませんか?」
ヨハネ「全ての動植物も滅ぼしておきましょうか? それとも、この星の存在全てを消し去りましょうか?」
花丸「……やめておくよ」
花丸「ヨハネちゃんも泣いていることだしね」
ヨハネ「とりあえず人類を滅ぼすことに焦点を当ててみました」
ヨハネ「マスターを除く全人類は、降り注いだ天の槍によって全員串刺しになりました」
ヨハネ「天の槍はあらゆる物質を貫通します。どこに隠れていようが、海に潜っていようが、1人残らず即氏です」
花丸「…………」
ヨハネ「ああ、宇宙空間に居た人間共も忘れずに頃しておきましたよ」
花丸「…………」
ヨハネ「表情が優れないですよ、マスター。お気に召しませんか?」
ヨハネ「全ての動植物も滅ぼしておきましょうか? それとも、この星の存在全てを消し去りましょうか?」
花丸「……やめておくよ」
花丸「ヨハネちゃんも泣いていることだしね」
26: 2017/01/28(土) 11:14:18.13 ID:4AxPLGVp.net
ヨハネ「! ……っ」ポロポロ
花丸「感情があって、涙を零すなんて……まるで人間みたい……」
花丸「随分心優しい堕天使だね」
ヨハネ「……すみません……」ポロポロ
花丸「強大すぎる力……万能な力……」
花丸「うん……そうだね……」
花丸「こっちの方がよっぽど退屈で…………虚しいもの、だね……」
ヨハネ「はい……」ゴシゴシ
花丸「天の槍を使用する前に、時間を巻き戻して」
ヨハネ「はい……!」ゴゴゴゴゴ ギュオオオオオオオオオ
花丸「感情があって、涙を零すなんて……まるで人間みたい……」
花丸「随分心優しい堕天使だね」
ヨハネ「……すみません……」ポロポロ
花丸「強大すぎる力……万能な力……」
花丸「うん……そうだね……」
花丸「こっちの方がよっぽど退屈で…………虚しいもの、だね……」
ヨハネ「はい……」ゴシゴシ
花丸「天の槍を使用する前に、時間を巻き戻して」
ヨハネ「はい……!」ゴゴゴゴゴ ギュオオオオオオオオオ
27: 2017/01/28(土) 11:17:01.91 ID:4AxPLGVp.net
ワイワイ ザワザワ ガヤガヤ
花丸「…………」
花丸「ヨハ……善子ちゃん」
善子「何? ずらまる」
花丸「おらが間違ってたよ」
花丸「……もう、善子ちゃんはおらの奴隷じゃないずら」
善子「……え……」
花丸「やっぱり……」スッ
花丸「純愛が一番ずら」チュ
善子「ん……」
花丸「…………」
花丸「ヨハ……善子ちゃん」
善子「何? ずらまる」
花丸「おらが間違ってたよ」
花丸「……もう、善子ちゃんはおらの奴隷じゃないずら」
善子「……え……」
花丸「やっぱり……」スッ
花丸「純愛が一番ずら」チュ
善子「ん……」
28: 2017/01/28(土) 11:19:19.13 ID:4AxPLGVp.net
花丸「ど……どう?」
善子「…………」
善子「見なさい、花丸……」
善子「モード・ヨハネ!」ギラン
ヨハネ「…………」バサァッ
花丸「な……なぁぁ!?」
善子「……だって、当たり前じゃない」シューン
善子「私、まだアンタのこと……心から好きじゃないから」
花丸「…………はは」
花丸「まあ、そりゃそうだよね」
善子「だから……」
善子「…………」
善子「見なさい、花丸……」
善子「モード・ヨハネ!」ギラン
ヨハネ「…………」バサァッ
花丸「な……なぁぁ!?」
善子「……だって、当たり前じゃない」シューン
善子「私、まだアンタのこと……心から好きじゃないから」
花丸「…………はは」
花丸「まあ、そりゃそうだよね」
善子「だから……」
29: 2017/01/28(土) 11:21:52.48 ID:4AxPLGVp.net
善子「これから好きにさせてよね……花丸」
花丸「! 望むところずら……! ふふっ、楽しませてくれるね……!!」
善子「アンタが楽しんでどーすんのよ……。楽しませてもらうのはこっちの方でしょ?」
善子「……お互い、退屈しないで済みそうね」
花丸「……絶対に善子ちゃんを人間にしてあげるよ……!」
善子「ふん」
善子「期待しないで待ってるから」
おしまい
花丸「! 望むところずら……! ふふっ、楽しませてくれるね……!!」
善子「アンタが楽しんでどーすんのよ……。楽しませてもらうのはこっちの方でしょ?」
善子「……お互い、退屈しないで済みそうね」
花丸「……絶対に善子ちゃんを人間にしてあげるよ……!」
善子「ふん」
善子「期待しないで待ってるから」
おしまい
30: 2017/01/28(土) 11:25:00.74 ID:4AxPLGVp.net
おまけ
花丸「じゃあ、とりあえず……善子ちゃん、その首……チョーカー外していいよ」
善子「ええ!? なんでよ! っていうか、今首輪って言おうとしたでしょ!?」
花丸「言ってない言ってない、チョーカー、チョーカー」
花丸「今まで毎日付けてくれてありがとう。そしてごめん、マルが悪かったずら」
善子「なんで謝るのよ! アンタがプレゼントしてくれた物でしょ!」
花丸「あー、いやー……、奴隷の印として……」
善子「ええ!? ひどっ!? せっかく喜んで……」
花丸「ん? 喜んで?」
花丸「じゃあ、とりあえず……善子ちゃん、その首……チョーカー外していいよ」
善子「ええ!? なんでよ! っていうか、今首輪って言おうとしたでしょ!?」
花丸「言ってない言ってない、チョーカー、チョーカー」
花丸「今まで毎日付けてくれてありがとう。そしてごめん、マルが悪かったずら」
善子「なんで謝るのよ! アンタがプレゼントしてくれた物でしょ!」
花丸「あー、いやー……、奴隷の印として……」
善子「ええ!? ひどっ!? せっかく喜んで……」
花丸「ん? 喜んで?」
31: 2017/01/28(土) 11:27:25.80 ID:4AxPLGVp.net
善子「よ、喜んでない! 嬉しくない!! ///」
善子「そうよ! 毎日嫌々付けてたのよ! アンタに言われたから仕方なく! ///」
花丸「じゃあ返してよ。悪かったよ」
善子「なんで貰った物返さなきゃいけないのよ!」
花丸「えー、だって嫌だったんでしょ?」
善子「い、いらないなんて一言も……!」
花丸「え……いるの?」
善子「い、いらない!」
花丸「……ふむ」
善子「そうよ! 毎日嫌々付けてたのよ! アンタに言われたから仕方なく! ///」
花丸「じゃあ返してよ。悪かったよ」
善子「なんで貰った物返さなきゃいけないのよ!」
花丸「えー、だって嫌だったんでしょ?」
善子「い、いらないなんて一言も……!」
花丸「え……いるの?」
善子「い、いらない!」
花丸「……ふむ」
32: 2017/01/28(土) 11:29:29.98 ID:4AxPLGVp.net
花丸「いらないと」
善子「いる!!」
善子「……あ///」
花丸「…………」
善子「え、ええっとね! ///」アセアセ
善子「い、いらない! ……けど!」
善子「これは! アンタのことが大嫌いであると、自分を戒め続けるために!」
花丸「そんなぁ……」
善子「ずっと付けといてやるんだから!!」
おしまい
善子「いる!!」
善子「……あ///」
花丸「…………」
善子「え、ええっとね! ///」アセアセ
善子「い、いらない! ……けど!」
善子「これは! アンタのことが大嫌いであると、自分を戒め続けるために!」
花丸「そんなぁ……」
善子「ずっと付けといてやるんだから!!」
おしまい
34: 2017/01/28(土) 15:16:30.97 ID:4AxPLGVp.net
さてと……どうせ誰も見てないし、今こそ……こっそり貼るチャンス
■よしまる過去12作
ルビィ「善子ちゃん、今日は花丸ちゃんに膝枕してもらってないんだね」
【SS】善子「私にだけ素っ気ないずら丸」
善子「ずら丸、キスの練習相手になってくれない?」
花丸「クリスマスだけど、オラたちには関係ないよね」 善子「待ちなさい」ガシッ
【花丸】曜「仮想おもらし対策機……? なにそれ」【善子】
花丸「善子ちゃんが幼稚園児になっちゃった!?」
花丸「あなたからあだ名を授かりし者」
【SS】花丸「みかんおいしいずら~」 善子「どんだけ食べるのよアンタ」
善子「嫌いなものは」 花丸「口移しで」
善子「ずら丸の本心を引き出す黒魔術のつもりが、なぜか魅了の黒魔術になっていた」
善子「再会と夢と、2人の天使」
■よしまる過去12作
ルビィ「善子ちゃん、今日は花丸ちゃんに膝枕してもらってないんだね」
【SS】善子「私にだけ素っ気ないずら丸」
善子「ずら丸、キスの練習相手になってくれない?」
花丸「クリスマスだけど、オラたちには関係ないよね」 善子「待ちなさい」ガシッ
【花丸】曜「仮想おもらし対策機……? なにそれ」【善子】
花丸「善子ちゃんが幼稚園児になっちゃった!?」
花丸「あなたからあだ名を授かりし者」
【SS】花丸「みかんおいしいずら~」 善子「どんだけ食べるのよアンタ」
善子「嫌いなものは」 花丸「口移しで」
善子「ずら丸の本心を引き出す黒魔術のつもりが、なぜか魅了の黒魔術になっていた」
善子「再会と夢と、2人の天使」
引用元: 善子「ずらまると」 ヨハネ「マスター」
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