41: 2008/04/07(月) 17:23:16.46 ID:wNdyup0VO
「…………です。一年間よろしくお願いします」

ぱちぱちぱち

岡部「それじゃあ次」

ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ」

ハルヒ「ただの人間には興味ありません」

ハルヒ「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私の所に来なさい、以上!」



「ねえ、さっきのどこまで本気なの?」

ハルヒ「さっきのって?」

佐々木「宇宙人とか言ってたじゃない」
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43: 2008/04/07(月) 17:26:43.10 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「そうよ!」

ガツン!

佐々木「っ!」

佐々木「……涼宮さん?」

ハルヒ「無ければ作ればいいのよ!」

佐々木「何を?」

ハルヒ「部活よ!」

46: 2008/04/07(月) 17:34:31.21 ID:wNdyup0VO
谷口「あ、あああ、あの佐々木さん」

佐々木「なんだい?」

谷口「涼宮にからまれるなんて災難でしたね」

国木田「あ、でも佐々木さんも少し変わってるから気が合うのかも」

佐々木「ふう、僕は変わってなんかないよ。君は昔から僕を誤解している」

国木田「そうかい?」

佐々木「ああ。まあ、理解してくれたのは彼くらいなものだけどね」

国木田「はは、キョンも変わり者だからね。そういえばキョンから何か連絡はあった?」

47: 2008/04/07(月) 17:39:16.83 ID:wNdyup0VO
佐々木「いや、無いよ。彼はそういうのは面倒くさがりだからね」

国木田「確かに」

佐々木「それにしても何故僕にそんな事を?」

国木田「え? だって佐々木さんキョンと付き合ってたじゃない」

谷口「NANANA、NAんだってー!」

佐々木「はあ、まったく……」

ハルヒ「…………」

朝倉「あ、涼宮さん」

ハルヒ「……私具合悪いから早退するわ」

朝倉「え、ちょっと涼宮さん!?」

66: 2008/04/07(月) 19:44:40.19 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「さ、行くわよ!」

佐々木「え、ちょ、ちょっと涼宮さん?」

ハルヒ「さあさあさあ!」

佐々木「行く! 行くから、せめてどこに行くか説明だけでも!」

ハルヒ「部室よ!」

佐々木「部室?」

ハルヒ「私達の部室!」

67: 2008/04/07(月) 19:51:02.63 ID:wNdyup0VO
佐々木「ここって文芸部じゃry」

ハルヒ「だっていいってry」

佐々木「本当にいいの? 朝倉さん」

朝倉「ええ、私と長門さんだけじゃ寂しいもの」

ハルヒ「ほら!」

佐々木「えっと……長門さん?」

長門「………………かまわない」

佐々木「はあ……それで、その人は? 見たところ先輩のようだけど」

みくる「こ、ここどこでry」

ハルヒ「ry」

みくry

ハry

ry

ハルヒ「SOS団よ!」

69: 2008/04/07(月) 19:56:56.10 ID:wNdyup0VO
朝倉「でね、私は実は宇宙人なの」

佐々木「えっと……いい病院を紹介するわよ?」

朝倉「あはは……取り敢えず話だけでも聞いてもらえるかな」



説明中



朝倉「て事で、私と長門さんは情報統合思念体に産み出された、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスなの」

佐々木「…………」

朝倉「信じて」

佐々木「………………朝倉さん」

朝倉「うん?」

佐々木「取り敢えず保留って事でいいかしら」

70: 2008/04/07(月) 20:11:04.64 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「転校生連れて来たわよ!」

古泉「どうも、古泉一樹です」

橘「橘京子です」

佐々木「へ? 二人も?」

ハルヒ「そうよ! 今の時期に同時に二人も転校してくるなんておかしいわよね!」

古泉「いやはや、僕としては偶然であるとしか言いようがありませんが」

佐々木「はあ……いいのかい、二人とも」

古泉「僕としては異存はありません」

橘「私もです」

佐々木「やれやれ。……はは、キョンの口癖がうつったかな?」

ハルヒ「………………」

72: 2008/04/07(月) 20:19:02.36 ID:wNdyup0VO
佐々木「ふう、不思議探索って何するのかしら」

キョン「ん? 佐々木か?」

佐々木「え?」

キョン「おお、やっぱり佐々木か、久しぶり」

佐々木「あ、ひ、久しぶり、キョン」

キョン「どうだ? 北高は」

佐々木「ああ、普通だよ。君こそどうだい。聞いた話じゃ国木田にも連絡してないんだろう?」

キョン「いやまあ、色々忙しくてな」

キョン「それよりこれから出掛けるのか? 俺も出掛けるんだが、駅まで行くなら話しながら行こうぜ」

75: 2008/04/07(月) 20:26:27.69 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「もう、何してんのよ遅いわねえ」

朝倉「涼宮さん、まだ30分前よ?」

ハルヒ「もうみんないるじゃない!」

長門「…………来た」

ハルヒ「本当? ちょっと遅………………」

佐々木「あれ? 僕が最後かい?」

キョン「佐々木……お前高校の友達の前でもその話し方なのか?」

佐々木「くっくっ、人はそう変わらないものだよ、キョン」

橘「えっと、その方は?」

紹介中

キョン「それじゃ俺はこれで。またな、佐々木」

77: 2008/04/07(月) 20:32:09.64 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「………………」

佐々木「涼宮さん?」

古泉「と、取り敢えず喫茶店にでも入りませんか?」

橘「古泉君の奢りなのです」

古泉「な……」

朝倉「あら、ありがとう古泉君」

長門「………………早く」

ハルヒ「悪いわね古泉君」

古泉「……いえ、いいんですよ」

80: 2008/04/07(月) 20:35:33.88 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「それじゃ班分けね」



ハルヒ「遊びじゃないんだからね! しっかりやりなさいよ!」


佐々木「それじゃどこに行きますか?」

みくる「あの、お話したい事がry」


説明中


佐々木「宇宙人の次は未来人、ね」

81: 2008/04/07(月) 20:40:28.05 ID:wNdyup0VO
橘「佐々木さん、ちょっといいですか?」

佐々木「あ、やっぱりあなたもなのね」

橘「あら、もう他の人からはお話があったんですか?」

佐々木「ええ」

橘「一応、ここでは話しにくい事なので中庭に行きましょう」



古泉「遅かったですね」

佐々木「古泉君?」

橘「なんでここに……」

古泉「あまり僕の機関を舐めないで頂きたい」

82: 2008/04/07(月) 20:45:38.98 ID:wNdyup0VO
佐々木「それで、もしかしてあなた達は超能力者とか?」

古泉「先に言わないで欲しいですね」

橘「そうです。超能力者なのです」



説明中



古泉「と言うわけで、我々は涼宮さんが」

橘「私達は佐々木さんが神様だと考えているのです」


佐々木「はは……神様に元神様って……」

83: 2008/04/07(月) 20:50:59.56 ID:wNdyup0VO
長門「あなたを頃して涼宮ハルヒの出方を見る」

佐々木「長門さん?」

ズッギャーン

朝倉「何してるのかしら、長門さん?」

佐々木「朝倉さん!?」

長門「どうして」

朝倉「いきなり私にバックアップデータを寄越さなければ、怪しむのは当然じゃない?」

朝倉「それにどうしたの? 焦りすぎて上面の情報封鎖に穴があるわよ? あなたらしくもない」

長門「あなたは私のバックアップ」

朝倉「独断専行は見逃せないわ」

85: 2008/04/07(月) 20:56:57.84 ID:wNdyup0VO
長門「ここは私の空間」

朝倉「これ以上独断でうごくならあなたの情報連結を解除するわよ」

長門「あなたの機能停止の方が先」



戦闘中



長門「私の負け……」

朝倉「教室を元に戻すわね」

佐々木「大丈夫?」

谷口「忘れ物ぉぉぉおおお!!! !? あ、ごゆっくり」

佐々木「ええー?」

朝倉「長門さんなら転校した事にするわ」

86: 2008/04/07(月) 21:00:36.72 ID:wNdyup0VO
みくる「あ、あの、キョン君……ですよね?」

キョン「は?」

みくる「あ、私は佐々木さんと同じ部活の……」

キョン「ああ、あの時の。どうしました?」

みくる「あの、あなたにお願いがあるんです」

キョン「はい?」

みくる「私と一緒に三年前の七夕の日に行ってくれませんか?」

87: 2008/04/07(月) 21:07:14.49 ID:wNdyup0VO
みくる大「それじゃあ、この服を着て下さい」

キョン「これは……北高の制服?」

みくる大「わあ、よく似合いますよ」

キョン「はあ……」

みくる大「あっちに行くと女の子がいるんで、助けてあげて下さい」

キョン「はあ……」

みくる大「それじゃあ、私を宜しくお願いしますね? ちゅうくらいならかまいませんよ?」

キョン「……ごくり……いやいや、いかんいかん」

88: 2008/04/07(月) 21:11:15.08 ID:wNdyup0VO
キョン「あれか……おい」

ハルヒ「……!」

キョン「何してんだ?」

ハルヒ「不法侵入よ! あんたも手伝いなさい!」

キョン「……やれやれ」



手伝い中



ハルヒ「あんた名前は?」

キョン「イロコィ・プリスキン」

ハルヒ「何よ、モロに偽名じゃない……そうね、ジョン! うん、ジョンの方がいいわ!」

キョン「そうかい」

94: 2008/04/07(月) 21:58:31.10 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「起きなさいよ!」

キョン「んお? ……なんだここは」




橘「大変なのです!」

佐々木「どうしたの橘さん」

古泉「あなたのご友人が、今この瞬間、この世界から消えているのです」

朝倉「涼宮さんが、閉鎖空間に彼を連れていっちゃったみたいなの」

佐々木「…………え?」

古泉「我々の能力でも侵入出来ないんです。朝倉さんの能力でも連絡さえとれない」

橘「そこで佐々木さんの力を借りたいんです」

佐々木「どうやって?」

朝倉「佐々木さんは何もしなくていいわ。私があなたに残ってる力のベクトルを揃えてみせる」

古泉「このままでは世界が崩壊してしまうかもしれません」

橘「お願いします」

佐々木「………………」

95: 2008/04/07(月) 22:07:37.50 ID:wNdyup0VO
ハルヒ「ねえ、あんた前私とあった事無い?」

キョン「この前佐々木と一緒にいた時か?」

ハルヒ「違うわよ! もっと前!」

キョン「さぁてね」

ハルヒ「もう! もしあんたがジョンだったら言いたい事があったのに……」

キョン(あの夜の子供はこいつだったのか)

ハルヒ「……え? 何あれ」

キョン「…………化け物?」

ハルヒ「……あら、消えていくわ」

キョン「お前も足から消えてるぞ」

ハルヒ「もう終わり? ……ま、いいわ。夢にしちゃ面白かったし。また会いましょ」

キョン「気が向いたらな」

96: 2008/04/07(月) 22:15:09.47 ID:wNdyup0VO
古泉「……閉鎖空間が消えました」

橘「大丈夫ですか、佐々木さん!」

佐々木「……ええ」

朝倉「ねえ、ちょっといいかしら」

佐々木「何?」

朝倉「今回は非常事態だったから佐々木さんの力を借りたの。でも、この力は本来はとても危険なもの。
   涼宮さんは自覚していないからなんとかなるけど、あなたは……」

佐々木「朝倉さん、いいわ。私もこんな力いらないもの」

橘「佐々木さん……」

佐々木「それに……」

佐々木「こんな力が無くとも、涼宮さんにキョンは渡さないんだから」

97: 2008/04/07(月) 22:18:04.26 ID:wNdyup0VO
佐々木「おはよう涼宮さん」

ハルヒ「あら、おはよう」

佐々木「どうしたの? 機嫌が良さそうだけど」

ハルヒ「ん? ふふ、ちょっと、ね」

ハルヒ「それよりどうしたのよ、なんか具合悪そうだけど」



佐々木「ちょっと最悪な夢を見たのよ」



終わり

107: 2008/04/07(月) 23:30:58.25 ID:cSFgAhsH0
古泉「ふう・・・いい加減いい男のいるところに派遣されたいものですね」

108: 2008/04/07(月) 23:42:37.40 ID:JKfjBYyT0
>>98

引用元: もしハルヒの世界にキョンがいなかったら