Ｐ「じゃあ今日の掃除リストなんだが」ﾋﾟﾗｯ

洋子「どれどれ……。あー、ちょっとハードになりそう」

Ｐ「すっきりしてくれ。もう夏だしな」

洋子「分かりました。じゃあ友紀ちゃん、茜ちゃん、よろしく」

茜「任されました！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

友紀「了解隊長。行ってくるねー」ﾀｯﾀｯﾀｯ

洋子「いってらっしゃーい」





かな子「ふーんふーん♪」

茜「確保！」ｶﾞｼｯ

かな子「え！？　な、なに！？　あ、引っ張らないでー！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ



菜帆「今日はどこの和菓子屋さんに行こうかしら～」

美優「私もお付き合いしてよかったのかしら……」

菜帆「いいのよ～♪」

友紀「まとめて連行！」ｶﾞｼｶﾞｼｯ

菜帆「あらあら？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

美優「ひ、姫川さん……！？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

友紀「連れて」

茜「来ました！」

洋子「ご苦労様。じゃあさっそくお掃除始めましょうか」

かな子「えっと……え？」

菜帆「お掃除？」

美優「わ、私たちＰさんに何かしましたか……？」

友紀「あー、違う違う。いつもの掃除屋じゃないよ」

茜「私たちは別の掃除屋です！」

かな子「別の？」

洋子「はい」





洋子「体脂肪掃除屋です」

かな子「」
菜帆「」
美優「」

茜「この機会にいっぱい掃除しちゃいましょう！」

かな子「気にしてるのに……」ｼｸｼｸ

美優「私も……ですか？」

洋子「最近楓さんや礼子さんによく飲みに連れてかれてるそうですね。裏は取れてますよ」

美優「た、確かにそうですけど……。友紀ちゃんも一緒じゃあ……」

友紀「あたし体重増えにくい体質なんだよね」

美優「うう……羨ましい……」

菜帆「明確には何をするのかしら～？」

洋子「まずは準備運動も兼ねてジョギングだよ！　それじゃ、みんな運動しやすい格好に着替えて」

３人「はーい……」

　
　………
　　…

お着替え完了


洋子「じゃあ行くよー。なるべく大きく腕を振ってね」ﾀｯﾀｯ

かな子「せっかくのお休みなのにぃ……」ﾀｯﾀｯ

菜帆「早く終わらせて和菓子屋さんに行きたいわ～」ﾀｯﾀｯ

美優「あまり運動は得意な方じゃないんだけどなぁ……」ﾀｯﾀｯ

茜「ほら皆さん！　無駄口叩いてないで声を出していきましょう！　いっちに！　いっちに！」

かな子「いっちに、いっちに」ﾌﾞﾙﾝﾌﾞﾙﾝ

菜帆「いっちに～、いっちに～」ﾄﾞﾀﾌﾟﾝﾄﾞﾀﾌﾟﾝ

美優「いっちに、いっちに……」ﾎﾟﾖﾝﾎﾟﾖﾝ

友紀(藍子ちゃんがいたら悲鳴あげてそうな光景だなー)

１ｋｍジョギング終了


３人「」ｾﾞｪｾﾞｪ…

洋子「よしっ、準備運動終了。次は茜ちゃんについて走ってね」

かな子「嫌な予感しか……」

美優「しないわね……」

茜「ほらほら！　いきますよ！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

菜帆「は、速い……」ﾀﾀﾀｯ

かな子「姫川さん、いつの間に自転車なんか……」ﾀﾀﾀｯ

友紀「さっきみんなが走ってる間にね。それより気をつけてね」

美優「え……？」

友紀「茜ちゃんから１００ｍくらい後ろをきらりちゃんが走ってるから。ほら、今直線だから見えるでしょ」

菜帆「え？」ｸﾙｯ

きらり「遅れた人はにょわにょわ☆(可愛がり)するにぃ……☆」ﾆｮﾜﾆｮﾜ

３人「」

友紀「今日のために３日間杏ちゃん禁止してるから。茜ちゃんに離されすぎないようにねー」

３人「」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ!

茜「おや？　皆さんまだまだ元気ですね！　ならもっとペース上げますよ！」ﾊﾞﾊﾞﾋｭﾝ!

かな子「やめて茜ちゃん！　ペース落として！」

茜「それじゃあ脂肪が落ちないじゃないですか！」

友紀「ほら、がんばがんばー」ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

きらり「待つにー☆」

全力ランニング３ｋｍ終了


３人「」

きらり「生きてゆー？」

友紀「ぎり。普段運動しない人たちにこのメニューはキツいだろうなぁ」

洋子「だからって手を抜くわけにはいかないからね。プロデューサーには２ｋｇ減を目標にって言われてるし」

友紀「２１ｇならもうすぐ減りそうだけどね」

きらり「それはダメだにぃ」

茜「なんですかそれ？」

友紀「ん？　魂の重さ」

３人「」

茜「ああ、なるほど」

洋子「ほらほら、いつまでも休んでないで立ち上がる！　次始めるよ」

３人「」ﾖﾛﾖﾛ…

洋子「じゃあ紹介するね。特別講師の伊吹ちゃん」

伊吹「おっす。今日はよろしくね」

かな子「つ、次はなんですか？」

洋子「伊吹ちゃんにはシェイクアップを兼ねたダンスを披露してもらうから。一緒に踊ってね」

伊吹「じゃあいくよ！　まずは腰回りから！」

菜帆「さっきに比べたらマシに感じますね～……」

美優「本当に……え？」

伊吹「そりゃ！」ｳｨﾝﾄﾞﾐﾙ

美優「」

伊吹「せい！」ﾍｯﾄﾞｽﾋﾟﾝ

洋子「みんなも踊って」

かな子「せめて真似できるレベルでお願いします」

シェイクアップダンス終了


伊吹「お疲れー」

洋子「ありがとね」

友紀「伊吹ちゃん、ただ踊りにきてただけな気が……」

きらり「言わなきゃバレないにぃ」

かな子「足の筋が……！」

美優「」ﾀﾝｺﾌﾞ

菜帆「大丈夫～？」

洋子「みんなお疲れ様。それじゃあお昼だし、ご飯食べよっか」

かな子「！」ﾋﾟｸｯ

菜帆「やっと休憩なのね～……」

美優「うう……、頭痛い……」

洋子「じゃあ女子寮の食堂までダッシュ」

３人「また！？」

友紀「ほら行くよー」ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

茜「ご飯が待ってますよ！」

女子寮


拓海「お。お帰り」

洋子「ただいま。ご飯出来てる？」

拓海「ああ。新鮮な食材も手に入ったしばっちりだ」

美優「すっかりお腹空いちゃった……」

かな子「美味しそうな匂いがしてますね！」

菜帆「何かしらね～？」

友紀「……」
きらり「……」

拓海「ほら、ダイエットのための特別メニューだ。しっかり食べな」ｺﾄｯ

かな子「え。これって……」





なめこ汁
えのきともやし炒め
きのこ鍋


拓海「きのこはカ口リー低いし食物繊維も豊富だからな。食材もさっき取れたばかりの新鮮なの使ってる」



ﾏｲﾌﾚｴｴｪｪｴｴﾝｽﾞ!

友紀「どこからか断末魔が」

かな子「食べづらいよ……」

５時きたからちょっとランニングしてくる。

美優「あ、でも美味しい……」

菜帆「ほんと。口当たりも良いしすんなり食べれるわ～」

拓海「だろ？」

友紀「料理番組のメイン張ってるだけはあるわね。よし、うちに嫁にこい！」

拓海「飲んだくれの嫁にはいかねーよ」

友紀「うう、フられちった……」

きらり「よしよし。たっくんはＰちゃん大好きだから仕方ないゆー」

拓海「ああっ！？　な、なにしれっと嘘ついてんだテメェ！」

きらり「ほっぺ真っ赤だにぃー☆」

拓海「ちげぇよ！　こ、これはその……。ともかく違うんだよ！」

　
ｷﾞｬｰﾆｮﾜｰﾌﾚｴｪｴﾝｽﾞ

かな子「はぁ……幸せ……♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

みちる「突然ですが出番です」

かな子「ふぇっ！？」

洋子「特別講師その２、大原みちるちゃんです」

みちる「皆さんいいですか？　確かにカ口リー低いものを食べるのも大事ですが、何よりよく噛む事が大切です。よく噛めば消化を促されますからね！」

美優「私はよく噛んで食べるように気をつけてるけど……」

みちる「いい心掛けですがそれだけじゃあ物足りませんね」

みちる「あたしがお手本を見せますので真似して下さい」ｽﾁｬ

菜帆「パン？」





みちる「フゴフゴ！　フゴフゴフゴフゴゴフフゴフゴフゴ！」

美優「た、確かによく噛んでるけど……」

かな子「なんでだろう。真似したくない……」

菜帆「アイドルがしていい顔じゃないわね～……」

洋子「ほら、皆さんも一緒に」

３人「……」ﾌｺﾞﾌｺﾞ



友紀「ぶっちゃけみちるちゃんが特別講師って説得力ないよね」

きらり「人のこと言えゆー？」

友紀「ほら、あたしはまだ運動してるから」

茜「やっぱり運動は大事ですよね！」

昼食終了


洋子「じゃあ今日最後のメニューね」

かな子「お腹いっぱいだからあんまり激しい動きはやだなぁ……」

菜帆「デザートに和菓子食べたいわね～」

美優「あ、いいですね……」

洋子「無駄口叩かないの。じゃあさっそく」

きらり「にょわ☆」

茜「出番です！」

早苗「どーもー」

かな子「あれ、早苗さん？」

早苗「仕事終わって帰ってきたら面白そうなことしてるからねー。特別参加」

洋子「ルールは簡単、今から１７時までの４時間。掃除屋と鬼ごっこしてもらいます」

友紀「長い上に無理ゲーだね」

洋子「捕まったらきらりちゃんの部屋に強制送還ね」

きらり「きらりんルームではぴはぴ(減量)するゆ☆」

３人「」

早苗「街から出たり自宅に逃げ込むとかは無しね。そんなことしたらレッスン場にぶち込むから」

洋子「じゃあスタート！　鬼は１分後スタートね」

かな子「食べ過ぎるんじゃなかった！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

菜帆「諦めて和菓子屋さんに行こうかしら～」ﾀｯﾀｯﾀｯ

美優「もう限界なのに……」ﾀﾀﾀｯ

友紀「がんばがんばー」

　
　………
　　…

洋子「じゃあみんな、お願い」

茜「うおおおっ、燃えてきたー！　私のやる気で皆さんの脂肪を燃やし尽くしますよ！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

きらり「はぴはぴすゆよー☆」ﾊﾞﾋｭﾝ!

早苗「若い子は元気があっていいわねー」

友紀「たいちょーは行かないの？」

早苗「闇雲に走ってちゃあ体力持たないからね。こういうのはみんなが行きそうなところで待ち伏せる方が楽なのよ。まあそろそろ行きますか」ﾄｺﾄｺ

友紀「なるほどねー」

洋子「じゃあ私もレッスンしてくるね。あとお願い」

友紀「……へ？」ﾎﾟﾂﾝ

菜帆「あら、美味しそうな砂糖菓子……。ちょびっとくらい食べても大丈夫ですよね～。すいませ～ん」

早苗「いらっしゃいませー」

菜帆「」

早苗「御注文がお決まりでしたらお伺いします。伺うだけだけどね」



ｱｰﾚｰ!



美優「はあはあ……。取り敢えず路地裏に隠れよう……。ふう、汗かいちゃったなぁ……」

きらり「にょわ☆」

美優「」

きらり「きらりんルームでキレイキレイするにぃ☆」



ｲﾔｰ!



茜「ん？　メールですか……。おお、お２人はさすがですね！　私も負けてられません！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

かな子「……行ったかな？」ﾋｮｺｯ

かな子「うう、なんでことに……。今日は新作のお菓子作ろうと思ってたのになぁ……」

茜「いいですね！　是非頂きたいです！」

かな子「……今向こうに走っていかなかった？」

茜「見落としてる箇所がある気がして戻ってきました！」ﾎﾞﾝﾊﾞｰ

かな子「それにしても速すぎるよ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

茜「お。追いかけっこですか！　負けませんよ！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

かな子「お願い……だからっ！　許してぇ！」

茜「かな子さんも速いですね！　負けられません！　ボンバー！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

かな子「……え？」ﾀｯﾀｯ

茜「やっぱり走るのは気持ちいいですね！」ﾊﾞﾋｭﾝ!

かな子「……行っちゃった」

　
　………
　　…


１７時


早苗「で、隣町まで走ってきたと」

茜「申し訳ありません……」

かな子「あははは……」

洋子「よく逃げ切れましたね。お疲れ様でした」

かな子(やっぱり捕まるの前提だったんだ……)

洋子「いっぱい汗もかきましたしお風呂に行きましょうか。頑張ったご褒美に奢りますよ」

早苗「お、いいわねー。あたしのよく行くスパにしない？」

茜「お供させてもらいます！」

かな子「じゃあお言葉に甘えようかな？」

洋子「決まりね」

かな子「そういえばお２人はどうしたんですか？」

早苗「ん？　きらりんルームに逝ったけど」

かな子(なんか発音おかしかったような)

洋子「今頃はぴはぴしてるかな？」





きらり「逃げちゃやー☆　大人しくするにぃ」

菜帆「ねえきらりちゃん？　そんな衣装は杏ちゃんに着させたらどうかしら～……？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

きらり「杏ちゃんにサウナスーツはいらないにぃ☆」

美優「うう……」ｼｸｼｸ

菜帆「私の知ってるサウナスーツはそんな猫っぽい服装はしてないと思うんだけどな～」

きらり「大丈夫だゆー☆　これ着てはぴはぴしたらいっぱい汗かけるにぃ……☆」

菜帆「やっぱりお断りよ！」

きらり「待つにぃ！」





ｱｰﾚｰ

早苗「じゃあ着替えてくるから待っててね」

洋子「はーい。じゃあその間にかな子ちゃんは体重計ろっか」

かな子「うう……！　はい！」



〇kg


洋子「やった！　マイナス１ｋｇよ！」

かな子「本当ですか！？」

茜「やりましたね！」

かな子「今日１日が無駄にならなくてよかったぁ……」

洋子「あ、でも」





洋子「マイナス２ｋｇが目標だからあとで特別メニューこなしてもらうわね」

かな子「」





乙女の敵をしっかり焼却処分した洋子一同。
また舞い戻る日も近いかもしれないが。
だが負けるな洋子一同！
全ての敵を燃やし尽くすその日まで！





早苗「……なにやってんの？」

友紀「あ、聞いてよたいちょー！　ひとりぼっちにされて寂しかったんだから！」ﾋｯｸ

早苗「で、ビール飲んでたと」

友紀「もう心の友はビールしかいないっ！」

早苗「これは掃除が必要ね」

友紀「！？」





おわり

うん、オチが思い付かなかったんだ…。
最後の方ぐだぐだで申し訳ない…。
アイドル掃除は終わったけど、こんな感じでまたちょこちょこ掃除するかもです。


【モバマス】早苗「掃除屋でーす」
【モバマス】凛「掃除屋だよ」
【モバマス】早苗「掃除屋に入りたい？」
長い間お付き合いありがとうございました！

おっつおっつ

美優さんがかわいい服着せられてはぴはぴされてるシーンはよ

おっつおっつ