729: ◆NxEuUULS7s 2011/08/24(水) 15:27:11.74 ID:JrGsswDBo

前回
レッド「オリジナルガイドマップでも作るかな」シロナ「イッシュ地方!」

レッド「ここがシンオウ地方か……」パシャ

シロナ「そうです。ここのチャンピオンはアタシです。強いです」

レッド「じゃあ挑むのやめます」

シロナ「え?」

レッド「だって俺はここでシロナさんがチャンピオンやって方が嬉しい。恋人がチャンピオンって自慢出来るし」

シロナ「レッド君……」

レッド「と、言うわけです」

シロナ「嬉しいよレッド君!!でもね……」

レッド「ん?」

シロナ「敬語はなし!ってあれだけ言ったわよね」

レッド「え?あっ、……でもほらやっぱり年上だからどうしても扱いが上になってしまうし……」

シロナ「他の男は許さないけどレッド君だけ許す。あと、女の子も」

レッド「…………」

シロナ「何?」
ARTFX J 『ポケットモンスター』シリーズ シロナ with ガブリアス 1/8スケール PVC製 塗装済み完成品フィギュア PP953
730: 2011/08/24(水) 15:27:40.58 ID:JrGsswDBo
レッド「つまり俺は女と同じなんですか……なんかガッカリだ」シュン

シロナ「いやいや!レッド君が一番!一番だからっ!!」

レッド「~!いや、そんなに大声出さなくても……」テレッ

シロナ「あ……」

レッド「えっと……じゃあ頑張ってみる」

シロナ「お願いよ。さて、ここでの寝泊まり全てアタシの家で行う事」

レッド「……実家?」

シロナ「アタシの家兼研究所。散らかってるけど……」

レッド「なんと!!」

シロナ「どうかしたの?」

レッド「いや……女の子の家で寝ることなんてなかったから…ねぇ」

シロナ「アタシも男の子招くことなかったわ」

レッド「それはわかってます」

ドカッ

レッド「痛い……」

シロナ「まだ毒舌が治ってなかったのね……」

レッド「……個性ですから」

731: 2011/08/24(水) 15:28:08.38 ID:JrGsswDBo
シロナ「着いた!ここがアタシの家。しばらく出かけてたから埃とか凄いと思う」

レッド「少しくらい大丈夫………と、さっきまで思っていた」

シロナ「何で?」

レッド「いや、なんでポストに新聞めっちゃ入ってるのよ」

シロナ「いつもこうだけど……」

レッド「……いつから?」

シロナ「…………」

レッド「…………」

シロナ「では開けまーす!」カチリ

レッド「聞いてよ」

732: 2011/08/24(水) 15:28:38.83 ID:JrGsswDBo
シロナの家

シロナ「自慢の家で~す♪」

ごっちゃごちゃ~

レッド「」

シロナ「……どうかしたの?」

レッド「」

シロナ「……」

ドカッ

シロナ「感想は?」

レッド「きたなぁああああああ!!!」

ドカッ

レッド「いやいや、これは酷い」

シロナ「でもそこまで言わなくたっていいじゃん」

レッド「もし、シロナさんじゃなかったらソッコーで出てきます」

シロナ「……」

レッド「あーあ……これ何?…………うわカビパンじゃん」

シロナ「……ねえ」

レッド「はい?」

ドカッ

シロナ「掃除の権利を与える。よろしく」

733: 2011/08/24(水) 15:29:08.98 ID:JrGsswDBo
レッド「は?」

シロナ「この雰囲気が気に入らなかったらレッド君が掃除してください」

レッド「やってるよ!こんなところで寝泊まりしたら健康を害しちまう。それにシロナさんは憧れの的だから、綺麗にしてないと幻滅されそうだし……ここはひと肌脱いで俺式掃除でもしましょうか」

シロナ「やってみなさい!レッド君にこの城(ごみ山)を攻略できるわけがない!!!」

レッド「やってみなきゃわからない!てか、こんなの女の子の部屋じゃない!!!」

シロナ「……わるかったわね」ムスッ

レッド「手始めにここからかな……」

シロナ「…………早い」

レッド「……で、ここか」テキパキ

2時間後

きらきら~

シロナ「アタシの城(ごみ山)が!」

レッド「はい……こんなもん。家の隅々までピカピカにしましたよっと。これを業者呼ぶと軽く結構取られますね」

シロナ「……~ありがとうレッド君…んっ……」クイ

レッド「……なんか前より大胆になってる。嬉しいけど」

シロナ「あら?嫌だった?」

レッド「全然、嬉しいって」

734: 2011/08/24(水) 15:30:03.31 ID:JrGsswDBo
シロナ「えへへ……じゃあ作戦会議を始めます」

レッド「別に出しゃばらなきゃ良いだけだと思うの」

シロナ「……それじゃあダメ!レッド君にはガイドさんが居ないとダメなんだから」

レッド「……でもこのコードネームはないって…」

シロナ「『赤帽子』…名前で呼びたいけど仕方がないわ」

レッド「じゃあシロナさんはなんて呼べばいいの?」

シロナ「そう。それが悩みどころ!!レッド君だけに呼んでほしいのは…えっと………『シロシロ』とか…『シロにゃん』とか…」ゴニョゴニョ

レッド「……シロシロとか」

シロシロ「」

レッド「……シロにゃん?」

シロにゃん「」

レッド「……」

シロナ「………ハッ!これはまだダメ!アタシの精神がどこか飛んでくから絶対ダメ!!


レッド「えーそんなこと言わないでくれよシロシロ」

シロシロ「~!!だからだめぇえええ!!!」

レッド「つまんない。……じゃあなんて呼べばいいのよ?」

735: 2011/08/24(水) 15:33:14.14 ID:JrGsswDBo
シロナ「……そう!これよ!ハクにしなさい!!」

レッド「ハク?」

ハク「そう。アタシと二人っきりの時だけ本名。それ以外は全てハク!!良いわね?」

レッド「ちょっと待て」

シロナ「何よ?」

レッド「シロシロでも良いじゃん!シロにゃんがそう呼べって言っただろ!?」

シロにゃん「まだ言って無い!!!」

レッド「じゃあ今から決めたわ。俺はシロシロまたはシロにゃんって呼ぶわ」

シロシロ「レッド君……それすごく恥ずかしい…」カァ

レッド「誰もいないし良いじゃないですか」

シロナ「そうだけどね……そら…お隣さんに聞かれたりしたら………」

レッド「現実逃避は良いよ。それより観光行こ観光!」

シロナ「……」

ドカッ

レッド「なんで?」

736: 2011/08/24(水) 15:36:09.44 ID:JrGsswDBo
シロナ「今日はアタシが疲れた。明日から!」

レッド「シロシロ何かした?」

シロシロ「……」

ドカッ

シロナ「もう夜だけど…」

レッド「じゃあご飯の時間か」

シロナ「そうそう。とりあえず、買い置きのこれで我慢して……」

レッド「え?作らないんですか……の?」

シロナ「え!?」

レッド「いや、こんなもんばっかじゃ身体壊すでしょ普通。せめてサラダとか欲しい」

シロナ「……ちょっと待ってレッド君。これじゃもの足りないの?」

レッド「……シンオウ最初のご飯がカップ麺とかって………」

シロナ「……ならちょっと材料買ってくるわ」

レッド「あのシロにゃん聞きたいんだけど」

シロにゃん「何よ?」

レッド「料理出来るの?」

シロナ「……あっああああ当たり前よぉおお!!」

レッド「………」

シロナ「………」

レッド「…本当は?」

シロナ「……お粥くらい」ボソッ

737: 2011/08/24(水) 15:36:50.04 ID:JrGsswDBo
レッド「良かった。じゃあそれで良いや」

シロナ「へ?」

レッド「シロにゃんの手料理食べてみたかったんだよ」

シロにゃん「……」カァ

レッド「………どしたの?」

シロナ「えっと……そこまで期待しても…ご飯に水入れて火通すだけだし……」

レッド「別にカップ麺もあるし………バリエーションなんてこれから増やせば良いじゃん」

シロナ「れっどくぅん」ダキッ

レッド「わわ!」

シロナ「ありがとね…んっ……」

レッド「………いつからこんなシロナさんになってしまったのか?」

シロナ「全てレッド君のせいだぞ☆」テレッ

レッド「!」ドキッ

738: 2011/08/24(水) 15:40:47.13 ID:JrGsswDBo
シロナ「じゃあお粥だけどすぐ作るね……」スタスタ

レッド「よっしゃ!手料理来たよ!!」

シロナ「別にそこまで喜ばなくても……」

レッド「いや、ヤマブキの時から期待していた手料理……遂に食べれる」

シロナ「……そうなんだ」

レッド「どうかしたの?」

シロナ「なんかごめん。バリエーションなくて……家事も全然だし…スキル全くない女で……」

レッド「なければ増やせば良い。俺の観光写真だって最初の頃は全然なかったもん」

シロナ「でも、途中でアタシが関わらなければもっと写真とか撮れたんじゃない?やっぱりアタシ……」

レッド「それもある。でも、シロにゃんと観光するようになって思ったのは楽しいって事。1人より2人の方が話し相手がいて楽しかったよ」

シロにゃん「レッド君…」

レッド「シロシロと観光するようになってから多少後悔するようなことはあったけど……」

シロシロ「多少?」

レッド「…伝説ポケモン捕まえに行くとか」

シロナ「コレクション」

レッド「たまには使ってあげてくださいよ」

シロナ「ボックスの中が快適なんだって」

レッド「…………」

シロナ「…今度使ってあげるわよ」

739: 2011/08/24(水) 15:41:51.99 ID:JrGsswDBo
レッド「で、話戻すけど……俺はシロナさんと出会ったことに嬉しいと思っているし、こうして今隣にいてくれるだけで俺の居場所があってシロナさんが俺を求めてくれる。それがたまらなく嬉しいんだ」

シロナ「………レッド君」

レッド「何ですか?」

シロナ「今の発言嬉しいけどくさい」

レッド「それを言われちゃお仕舞よ!!」

シロナ「だって……そりゃあレッド君に言われたらズキューンってくるよ。元に今こうしているだけでも胸のドキドキが多少止まらないし…で、確かに嬉しいよ。アタシだってレッド君が好きだからレッド君の傍にいるし、でも今のはくさ過ぎ。なんていうか恥ずかしい……」

レッド「……今思ったけど2人っきりだし良いじゃん」

シロナ「いい、限度ってものがあるのよ」

レッド「知らない。それより鍋ヤバいよ」

シロナ「え?……あああ!!」

ドカッ

レッド「警告したじゃんか」

シロナ「……虫が居たからよ!!!」

レッド「虫くらいで……そんな強くしなくても…」

シロナ「アタシは嫉妬が強いみたい」

レッド「知ってた」

ドカッ

シロナ「……出来た」コト

740: 2011/08/24(水) 15:42:43.38 ID:JrGsswDBo
レッド「……普通だね」

シロナ「悪かったわね。芸がなくて……」ムスッ

レッド「……はい、怒り顔頂きました」パシャ

シロナ「あっ!ちょっと!!」

レッド「チャンピオンはスマイルスマイル」

シロナ「むぅ……」

レッド「じゃあいただいます」

シロナ「待った!」

レッド「はい?」

シロナ「…あっ、ああ、あ~ん……」カタカタ

レッド「……あ~ん」パクリ

シロナ「どっどうかな?」

レッド「………」

シロナ「……」ゴクリ

レッド「……シロシロ」

シロシロ「なっ、何!?」

レッド「お米研いだ?」

741: 2011/08/24(水) 15:47:29.40 ID:JrGsswDBo
シロナ「へ?」

レッド「いや、米を研いだか聞いてるんだけど……」

シロナ「……いや」

レッド「…………」

シロナ「…………」

レッド「……あ~ん」スッ

シロナ「あ~ん」パクリ

レッド「……どうよ?」

シロナ「…………あんまり美味しくない…」ズーン

レッド「お米研いだことある?」

シロナ「……あ」

レッド「何?」

シロナ「普段無洗米で、最近切らしたんだ……」

レッド「なら仕方がないか」パクパク

シロナ「あ…無理に食べなくてもいいのに……」

742: 2011/08/24(水) 15:51:30.30 ID:JrGsswDBo
レッド「勿体無いし、シロにゃんの手料理だから残すわけにはいかないの」モグモグ

シロにゃん「なんか家来てからダメダメっぷりしか発揮できてなくてごめん」ズーン

レッド「……いやいや、そこがシロシロの良いところでもあるのよ。俺にはわかる」

シロシロ「レッド君…」

レッド「……ごちそうさま。じゃあ次は俺が料理でも作ろうかな」

シロナ「へ?」

レッド「いや、だってシロにゃんだけ作らせとくのは俺が許せない」

シロにゃん「そんな…良いよ。カップ麺食べるし」

レッド「NO!!」

シロナ「!」ビクッ

レッド「あ、ごめん」

シロナ「え、ううん。別に……」

レッド「…とにかく、俺も何か作る!!……ってもしょぼいけどね」

シロナ「……材料ないよ」

743: 2011/08/24(水) 15:53:09.66 ID:JrGsswDBo
レッド「買ってくる。ポケットマネーで行ってくる」

シロナ「あ、ちょっとレッド君!!」

レッド「何です?」

シロナ「場所分かるの?」

レッド「……わかんないけど勘はこういう時に役に立つ!」キリッ

シロナ「…意地張んないでトゲキッスに乗っていきなさい」

レッド「トゲキッスわかるの?」

シロナ「地元。Do you understand?」

レッド「……I see.」

シロナ「ただし、早く帰ってくること!!あんまり遅いと泣いちゃうぞ」

レッド「それはそれは早く帰宅しないといけないのか。わかった。料理器具は綺麗豊富だから……よし!」

シロナ「それどういう意味よ?あ、盗まれないためにモンスターボールごと渡しておくから……はい」スッ

レッド「了解。すぐ行ってくる。所詮俺の料理なんかショボイからそこだけ覚えといて……」ガチャ

バタン

シロナ「…………」

744: 2011/08/24(水) 15:58:28.86 ID:JrGsswDBo
シロナ「……」カコカコ

シロナ「…………」

がちゃ

ナタネ『はい』

シロナ「今度お願いがあるの」

ナタネ『いきなりですか!まあ、内容によりますけど……』

シロナ「料理が上手くなりたい」

ナタネ『え?料理?』

シロナ「……うん」

ナタネ『あの……もしかして…』

シロナ「う……そうよ!!悪い!?」

ナタネ『あいや、そこまでは……』

シロナ「悪かったわね……」

ナタネ『落ち着いてください。とりあえず、何作れるんですか?』

シロナ「お粥」

ナタネ『え?』

シロナ「だからお粥」

ナタネ『……あのお米と水だけの?』

シロナ「…………うん」

ナタネ『……う、嘘ですよね?それ?』

シロナ「…………」

ナタネ『シロナさん?』

シロナ「!また今度」カチ

ナタネ『え?あっtyツーツー』

ガチャ

745: 2011/08/24(水) 16:00:09.39 ID:JrGsswDBo
レッド「ただいま」バタン

シロナ「おかえり」

レッド「はいトゲキッスありがとう。じゃあしょぼいけど作るよ」

シロナ「……えっと…期待していいの?」

レッド「……期待されても大したものじゃないから…」

シロナ「ちょっと見学してもよろしい?」

レッド「包丁危ないよ」

シロナ「包丁くらい平気。みんなのうらみとかしてくるのは嫌いだけど」

レッド「そうですかい。じゃまパパッとね。パパッと」

シロナ「……」ジー

レッド「……」トントン

シロナ「……」ジー

レッド「……」スパスパ

シロシロ「……」ジー

レッド「……」ジャー

シロにゃん「……」ジー

レッド「……」カチカチ

シロにゃん「……にゃ~ん♪」ダキッ

レッド「危ない危ない」

シロシロ「……」ムスッ

レッド「……」ナデナデ

シロにゃん「えへへ」スリスリ

746: 2011/08/24(水) 16:01:01.41 ID:JrGsswDBo
レッド「……出来た!」

シロナ「……何これ?」

レッド「鍋」

シロナ「……へぇ…テレビ見たいのと違うんだ」

レッド「最初に言ったでしょ。期待しない方が良いって」

シロナ「美味しいの?」

レッド「……素材の味しかしないからポン酢を使ってくださいな」

シロナ「………」

レッド「よいしょと」コト

シロナ「……」

レッド「ん?どうかしたの?」

シロナ「いや、誰かと鍋なんて久しぶりだなぁって」

レッド「1人鍋良くやってもんで何とも鍋は良く食べてたけど、誰かとは本当に久しぶりだね」

シロナ「いただきます」

レッド「熱いの大丈夫?ふーふーする?」

シロナ「そ、そそそこまで幼くない!!」

レッド「そりゃ良かった」

747: 2011/08/24(水) 16:01:58.02 ID:JrGsswDBo
シロナ「大体ヤマブキも結構温かい料理たくさんあったでしょ」

レッド「あー……でもナツメいたし、あの後シロシロ大変だったね」

シロシロ「ナツメさんヤバいよ。あの2ターンキル」

レッド「タスキとかで防げるでしょ」

シロナ「相手はミュウツーなんだけど……」

レッド「あ」

シロナ「仮に耐えても次でサヨナラよ。しかもレッド君のピカチュウよりLv:高かったし」

レッド「実を持っていたらこっちが氏んでいたよ」

シロナ「でしょ……」パクリ

レッド「どう?」

シロナ「……シンプルで美味しい」パクパク

レッド「そりゃ良かった」モグモグ

シロナ「アタシのお粥が比べ物にならないくらいまずく感じる」ズーン

レッド「そうでもなかったよ。だってあれは研ぎ忘れただけだし、研いでいたらもっと美味しかったに違いない!」

シロナ「レッド君それあんまりフォローになってない」ズーン

レッド「……とにかくこれから美味しくなるんだろ?なら良いでしょ!」

シロナ「…………とりあえず、この鍋伝授する」

748: 2011/08/24(水) 16:02:29.32 ID:JrGsswDBo
レッド「これ?いや、そもそも鍋って何でも突っ込んで煮れば鍋じゃない?」

シロナ「」パクパク

レッド「ごめんなさい」

シロナ「……」パクパク

レッド「……おかわりいる?」

シロナ「あるの?」

レッド「野菜あるし……締めにうどんでも入れれば完璧」

シロナ「欲しい」

レッド「了解しました。……そうそう研がなくて良い料理あった気がした」

シロナ「え?何々!?」

レッド「確か……ピラフ」

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「………レッド君さ」

レッド「はい」

シロナ「バカにしてる?」

749: 2011/08/24(水) 16:03:07.38 ID:JrGsswDBo
レッド「…これから覚えれば良いじゃないですか。料理できるシロシロマジ奥さん」

シロシロ「っ~!」ボン

レッド「てことで、おかわり作ってくる」

シロナ「」ポケー

レッド「………」

シロナ「……」ジー

レッド「何?」

シロナ「見物……ああ、空気だと思って」

レッド「うん」

シロナ「……」

ドカッ

レッド「たまに構って欲しいなら言えば良いのに……」ナデナデ

シロナ「あはは」

レッド「なんかテレビ見たい」

シロナ「テレビ……ああ、はいこれリモコン」

レッド「スゲー綺麗」

シロナ「買ってそのまま使ってなかったから」

レッド「へぇ~……さっすが金持ち」ピッ

750: 2011/08/24(水) 16:03:43.18 ID:JrGsswDBo
テレビ『ザー』

レッド「……ん?」

シロナ「あれ?新品だから壊れてるわけないのに……」

レッド「どこも砂嵐だ」カチカチ

シロナ「おかしいなぁ」

レッド「そう言えば最近アナログが終わったらしいですけど……まだアナログなんじゃ…」

シロナ「……多分」

レッド「……」

シロナ「今から工事頼むわ」カコカコ

レッド「うん。でも出来たよ」

シロナ「やっぱり後で♪」

レッド「ほいよと」コト

シロナ「いただきます」

レッド「味が薄く感じたら一旦捨てて新たにポン酢を入れても良いから」

シロナ「へー」パク

レッド「ただこれ欠点がある」

シロナ「何?」パクパク

751: 2011/08/24(水) 16:04:30.83 ID:JrGsswDBo
レッド「野菜がベースだから後でお腹が空く」モグモグ

シロナ「そこでカップ麺の出番!!」

レッド「あーなるほど」

シロナ「ならたくさん食べても平気って訳ね」パクパク

レッド「あ、うん。美味しかったのなら俺はうれしいし」

シロナ「……」モグモ

レッド「……ん?どうかしたの?」

シロナ(……今思ったけど…これレッド君の手料理じゃん。うわあああただただ食べてたああああ!!味わってないから美味しいしか乾燥言えない)

シロナ「……」チラッ

シロナ(もうほとんど残ってない。どうする?)

レッド「……」モグモグ

シロナ(……しかし…食べ過ぎた……流石におかわりは出来ない)

レッド「あれ?もう箸が進まなくなった?」

シロナ(……うん。次に作ってもらった時に言おう)パクパク

レッド「おお…食べきった」

シロナ「ごちそうさまレッド君。美味しかったわ」フキフキ

レッド「お粗末さま。あ、ちょっと」

シロナ「何かしら?」

752: 2011/08/24(水) 16:06:55.24 ID:JrGsswDBo
レッド「えっと……あっ!ここまで飛んでる」フキフキ

シロナ「!!」

レッド「やっぱり飛ぶんだよなぁ……はい、顔は綺麗になりました」フキフキ

シロナ「あ……ありがとぅ」ゴニョゴニョ

レッド「……では片付けるので寛いでてください」

シロナ「アタシがやる」

レッド「……出来るの?」

ドカツ

シロナ「お粥が作れるくらいなら洗うことも出来る!!」

レッド「……じゃあよろしくお願い。俺はシロシロの研究でも見てるよ」

シロシロ「わかった。ただ、レッド君が見てもわけわからないけどね」

レッド「わかってるって」

753: 2011/08/24(水) 16:08:48.55 ID:JrGsswDBo
研究室

レッド「」

レッド「……」

レッド「……いやいや」

レッド「これはないって」

シロナ「片付け完了!アタシってばてんさ~い♪」

レッド「その勢いでここもやるか?」

シロナ「あ……」

レッド「ここ何?研究室?」

シロナ「えっと……いろいろ」

レッド「……これ何?」ヒョイ

シロナ「えっと……何これ?ふえ?みたいだけど…」

レッド「何で知らないものがあるの!?」

シロナ「うるさーい!言いの!ほら出た出た!!ここは関係者以外立ち入り禁止!!」

レッド「俺部外者?シロにゃんの恋人なのに?」

シロにゃん「っ!…い、今はダメ!綺麗になってから!!」

レッド「……いつ綺麗になるんでしょう?」

シロナ「いつかよ!」

754: 2011/08/24(水) 16:09:44.18 ID:JrGsswDBo
居間

レッド「さて、お休みの時間です」

シロナ「はい、ふとん」

レッド「おけ!お休み」

シロナ「え?」

レッド「いや、まだ何かあるの?」

シロナ「夜って言えばお楽しみタイム……」

レッド「……ああ、探偵ナイトスクープか。テレビ映らなきゃ…」

シロナ「そうじゃなくて…こう……プロレスごっこ……」カァ

レッド「……シロにゃん発情期?」

シロにゃん「!?」

レッド「いやさ、ほら俺あれだし……おっ、お休み!!」ガバッ

シロにゃん「…………」

レッド「……」

シロにゃん「いつか……しよ」ボソッ

レッド「なんだと!?」ガバッ

シロナ「やっぱり起きてたか!!」ブン

ドカッ

レッド「不覚なり……」バタリ

シロナ「……」

レッド「……ZZZ」

シロナ「……ばーか」

761: 2011/08/25(木) 23:33:46.51 ID:pTCO4xo6o
次の日

レッド「ねぇシロシロ」

シロシロ「何?」

レッド「何してんの?」

シロナ「変装」

レッド「する必要あるの?」

シロナ「アタシは人気者だからレッド君という人の関係がバレちゃったら大変でしょ」

レッド「でもそれはないと思うの」

シロナ「なんでよ?」

レッド「いや、ほら見た目でバレる」

シロナ「そうかしら?完璧な気がするんだけど」

レッド「無理だろ。とりあえず、まずその耳外して」

シロナ「耳?」

レッド「……髪飾り?」

762: 2011/08/25(木) 23:34:13.21 ID:pTCO4xo6o
シロナ「ああ、これ?はい」パサッ

レッド「!!」ズキューン

シロナ「ん?どうかしたの?」クルリ

レッド「やっぱり付けてて」グイ

シロナ「何なのよもう」

レッド「外してると向き合って話せない」

シロナ「んなっ!!」

レッド「てことで、その耳飾りは付けてて」

シロナ「え~」スッ

レッド「だ~か~らっ!!」

シロナ「わかったわかった。じゃあどうすれば良いのよ?」

レッド「俺一人で観光!」

シロナ「……」

レッド「って言いたいけど、シロにゃんと俺は観光したいから却下」

シロにゃん「レッド君…」

763: 2011/08/25(木) 23:34:41.92 ID:pTCO4xo6o
レッド「さて、どうするか?」

シロナ「とりあえず、朝ご飯食べない?」

レッド「……ん?何か作れる?」

シロナ「………」

レッド「可愛いシロシロのために俺が定番の朝食を作ろう。歯を磨いといで」

シロシロ「わかった……レッド君は磨いたの?」

レッド「まあね。シロにゃんより早く起きてたし」

シロにゃん「……寝顔見た!?」

レッド「…………ほれ」スッ

ドカッ

レッド「ごめんなさい」

シロナ「許す」

レッド「消さなくて良いなんてシロシロはなんて心が広いんだ」

シロシロ「え?消しなさいよ」

レッド「……え?消さなくていい?」

ドカッ

レッド「……これで良い?」

シロナ「よろしい」スタスタ

764: 2011/08/25(木) 23:35:09.31 ID:pTCO4xo6o
レッド「……で、朝食といったら簡単なものだな」コンコン

レッド「……」ジャー

レッド「……」コトコト

シロナ「……レッド君完璧だよ~」

レッド「こっちも出来たところ」

シロナ「へ~。サンプルみたいな料理が並んでるわね」

レッド「普段は観光に行く時間なのにこんなにのんびりしてるっていいわ」

シロナ「……早すぎてアタシには辛かったです」

レッド「寝ててもよかったのに……」

シロナ「レッド君がいなくなるから嫌。いただきます」パクリ

レッド「どう?出来るだけ元の味のままなんだけど」

シロナ「レッド君が作ったのはほぼ美味しい」パクパク

レッド「ほぼ?」

765: 2011/08/25(木) 23:35:53.45 ID:pTCO4xo6o
シロナ「仮に全部美味しいと言ったら意地悪するでしょ?保険をかけといたの」

レッド「納得です」

シロナ「じゃあ今日は最初から回れるだけ回りましょっか?」

レッド「だね。また自転車?」

シロナ「車でも良いよ」

レッド「え?」

シロナ「いや、車でも良いよ。アタシ持ってるし」

レッド「……マジ?」

シロナ「うん」

レッド「……車で行こう!楽だし」

シロナ「……」

レッド「どうかしたの?」

766: 2011/08/25(木) 23:37:17.76 ID:pTCO4xo6o
シロナ「ん?いや、レッド君楽してない?」

レッド「え?」

シロナ「いや車で良いよ。でもジムリーダー挑むなら草むらに入ってポケモン倒して経験値稼いだりしないといけないけど……レッド君は最強だし良いよね。でも、それだとね……」グチグチ

レッド「………うん。自転車で行こう。シロシロ」

シロシロ「やった♪」

レッド「……まいっか」

レッド(シロシロ可愛いし)


フタバタウン

シロナ「てことで、ここが最初の場所かな?」

レッド「フタバタウン……何もない」パシャ

シロナ「さて、荷台に乗ったしレッツゴー♪」

レッド「もういいの?」

シロナ「それはレッド君の方だけど……」

レッド「……確かに…行こう」キコキコ


776: 2011/08/27(土) 23:51:29.03 ID:NjoMubMgo
201番道路

レッド「ここ寒い」

シロナ「そう?」パシャ

レッド「うん。だって雪あんじゃん」

シロナ「まあそうだけど……」

レッド「シロシロこんなとこでよくチャンピオンやってたね」

シロシロ「いや、それあんまり関係ないと思う」

レッド「やっぱり車で行こうよ。寒い」

シロナ「おりゃ!」ギュゥ

レッド「シロにゃん!?」

シロにゃん「これで少しは暖かくなったかな?」

レッド「……当たってる」ドキドキ

シロナ「当ててるの」ムニュウ

レッド「やっぱシロにゃん発情kドカッ


シンジこのほとり

レッド「何もない」パシャ

シロナ「まあ実質201番道路だし」

レッド「シロにゃん寒い」

シロにゃん「ん」ギュゥ

レッド「ありがとう」

シロにゃん「だっ、誰かに見られたらすぐにやめるからね」ギュゥ

777: 2011/08/27(土) 23:51:59.84 ID:NjoMubMgo
シンジこ

レッド「綺麗すぎる」パシャ

シロナ「あの洞窟みたいなところに」

レッド「カップルのスポットか」

ドカッ

シロナ「……エムリットっていう湖の三妖精の一体がいるの

レッド「他にもいるの?」

シロナ「アグノム・エムリット・ユクシー……通称:UMAトリオ」

レッド「妖精なのにトリオって……」

シロナ「まあまあ……じゃあ行くわよ」

レッド「いや、嘘でしょ?」

シロナ「善は急げ」


シンジこのくうどう

シロナ「お~よしよし」

レッド「こいつがエムリットか」パシャ

エムリットLv:50「きゃううん」

シロナ「あ、あれ?エムリット?」

エムリットはどこかへ行ってしまった

レッド「シロシロ怒らないで。俺悪くない。可愛い顔が台無しだぞ」

ドカッ

シロシロ「絶対レッド君のカメラの音にびっくりして逃げた」

レッド「ごめん」

シロナ「あ、そこまで落ち込まなくても……」

レッド「ごめん」

シロナ「…んっ……」クイ

レッド「………シロシロぉ…」ウルッ

シロシロ「レッド君だから許す。じゃあ次に行くわよ」

シロシロ(くっ、アタシもカメラ買わなきゃ!)

778: 2011/08/27(土) 23:53:43.05 ID:NjoMubMgo

マサゴタウン

レッド「シロシロここは?」パシャ

シロシロ「マサゴタウン。ここに研究所があるの。博士はいるかしら?」

レッド「そう言えばもうハクって呼べばいいの?」

ハク「提案しといてなんだけど……多分気づかない」

レッド「……そうですか」


ナナカマド研究所

レッド「こんにちは」

ナナカマド「おや~?どなただね?」

シロナ「博士こんにちは」

ナナカマド「おや、シロナ君じゃないか。どうしたんだい?」

レッド「俺と写真写ってくれない?オオカマ博士」

ナナカマド「はい?」

シロナ「ああ、こちらはアタシの連れなの。今観光に来てるから案内してあげてるの」

ナナカマド「そうなのか。それならいいよ……ってもしかしてレッド君かい?」

レッド「……俺自己紹介したっけ?」

ナナカマド「レッド君か!いや驚いた!あらゆる地方のジムを制覇したって言われてるけど本当みたいだね。いいよ写真撮ろうか」

レッド「シロシロ写る?」

779: 2011/08/27(土) 23:54:45.86 ID:NjoMubMgo
シロシロ「ちょっとレッド君」グイ

レッド「何さ?」

シロナ「ここではシロナさんにしなさい!親しいとバレるでしょ」ヒソヒソ

レッド「しょうがないな。後でアイス食べよ」ヒソヒソ

シロナ「それはこっちも光栄だわ」ヒソヒソ

ナナカマド「おうい!準備は良いぞ!」

レッド「今行きます!!」

パシャリ

レッド「へへ!ありがとうございました」

ナナカマド「それにしてもどうやって知り合ったんだい?レッド君はほんの一時しかチャンピオンじゃないって言われてるけど……」

シロナ「レッド君と知り合ったのはホント偶然です」

ナナカマド「なるほどう。そう言えばシロナ君はカントーのチャンピオンにもなったんだっけ?いやあシンオウの知名度も上がったもんだね。でも誰に負けたんだい?」

レッド「俺」

ドカッ

シロナ「自分から辞退しただけですよ。アタシはここが大好きですから……」

ナナカマド「なるほど。さっすが女性チャンピオン。シティに行ったらレッド君の観光案内できなるなっちゃうかもね。ははは」

シロナ「流石に大丈夫ですよははは」

レッド「…………」

780: 2011/08/27(土) 23:56:22.31 ID:NjoMubMgo
マサゴタウン

シロナ「ごめんなさい」

レッド「いや、良いですよ。正直シロシロに勝ったのもレベル差があったからって事もあったし……」

シロナ「それでも実力の内。レベル差があったからって勝てない時だってあるよ」

レッド「相性……ま、こんな言い争いはしたくない。ごめんなシロにゃん」

シロにゃん「ううん。こっちこそごめんね。じゃあ次行きましょ」


219番道路

シロナ「こっちにはパルパークだかなんか施設を建設中らしい」パシャ

レッド「なにそこ?」

シロナ「なんでもシンオウにカントーとかジョウトのポケモンを呼んでくるとか……普通にカントー行った方が早いのにね」

レッド「なんかあったりね」


220番水道

レッド「あれ?パルなんちゃらって?」

シロナ「……多分。変な所に建ててるよね。本当に」パシャ


221番道路

シロナ「あ、やっぱりまだ建設中だ」パシャ

レッド「まあ、ここはお世話にはならんだろ」

シロナ「流石流浪の幽霊チャンピオン」

レッド「元って言ってよ」

781: 2011/08/27(土) 23:57:18.97 ID:NjoMubMgo
202道路

レッド「ここは弱いな」

シロナ「あら?でもここで経験値稼がないと……」パシャ

レッド「まあ…ね」

シロナ「それにトレーナーが挑んでこないってことは……」

レッド「わかるんだろう。強いトレーナーってことを」

トレーナー共「シロナさんが彼氏とデート目撃なう」カチカチ


コトブキシティ

シロナ「変装の出番です!!」

レッド「え?どうすんの?」

シロナ「アタシがレッド君の帽子被ればバレる可能性がぐっと減る」

レッド「何そのミクロな変装」

シロナ「てことでちょっと貸して」

レッド「……はい」スッ

シロナ「えへへ、ありが…!」ズキューン

レッド「ん?どうかしたの?」

シロナ「~やっぱ帽子被ってなさい!!」

レッド「え?だって被りたいって……」

シロナ「良いから!!」

レッド「わかったよ」

782: 2011/08/27(土) 23:57:57.43 ID:NjoMubMgo
シロナ「………危なかった。あれはレッド君じゃない。ハイパーレッド君だった」

レッド「ハイパーって……じゃあどうするの?俺シロシロと早く観光したい」

シロシロ「……じゃあこれで大丈夫かな」

レッド「………おお!麦わら帽子とはまた可愛らしい。てか可愛い結婚して」

シロナ「良いよ……レッド君なら…」ゴニョゴニョ

レッド「………いっ、行こうか」キコキコ

シロナ「う、うん」ギュゥ

レッド「……えっとここはどういうところ?」

シロナ「ここがシンオウの中心部ってところかな。シティの中では多分一番の大都市」

レッド「へぇ……確かになんかでっかい建物がたくさん建ってるからなぁ」パシャ

シロナ「ねぇレッド君」

レッド「なんです?」

シロナ「あれ食べたい」スッ

レッド「アイス……そういやさっき約束したから買ってくるよ」

シロナ「トリプルで!!」

レッド「は?」

783: 2011/08/27(土) 23:58:26.18 ID:NjoMubMgo
シロナ「いや、トリプルよ。もしかして知らない?」

レッド「こんな寒いのにトリプル食べんの?」

シロナ「美味しいものは別腹よ」

レッド「はあ……じゃあ行ってきます」

シロナ「早めにね」

レッド「了解されました」

シロナ「…………」

シロナ「……しかし、何故か視線がアタシに集まってるのは何故?」

シロナ「もしかしてバレた?」

シロナ「いやこれは完璧に顔まで隠れる麦わら帽子。バレる訳がない」

レッド「シロシロ!!」グイ

シロシロ「おかえりってえ!?」

レッド「逃げるよ!なんかバレてた!!」

シロナ「嘘!?」

レッド「はいアイス。とりあえず、最初のジムはどこ?」

シロナ「ありがと。えっと……クロガネシティだから203番道路で…そこ右!」

レッド「オッケー!片手で大変だけどしっかり捕まってて!!」キコキコ

784: 2011/08/27(土) 23:58:55.04 ID:NjoMubMgo
203番道路

シロナ「……」ズーン

レッド「……どこでバレたんだ?」パシャ

シロナ「………」ペロペロ

レッド「美味しい?」

シロナ「うん……はぁ…でもバレちゃったよぉ…」ペロペロ

レッド「……思ったけどシロシロに恋人発覚ってそんなにまずいの?」

シロシロ「うん。まずレッド君の命が危ない」

レッド「物騒すぎるだろ」

シロナ「だからヤバいんだよぉ。レッド君氏んだらアタシも氏ぬ」ペロペロ

レッド「とりあえず、もう開き直るしかない気がする」

シロナ「それより……なんでミントないの?」

レッド「……並んでる途中にシロにゃんの危機を感じたから適当に選んだ」

シロナ「むぅ……次からはアタシの指定した奴にしなさいね」

レッド「しょうがないな」

シロナ「アイスにも組み合わせがあるのよ!!」

レッド「だからそう意気上がると……」

シロナ「え?何か言った?」

レッド「いえ……何も…」

びゅう

シロナ「あっ!麦わら帽子が!」

レッド「!!ピカチュウ!取り行ってきてくれ」

ピカチュウ「ぴかー」

レッド「一旦これ被ってて」パフ

シロナ「わっ!」

ピカチュウ「ぴかー」

レッド「サンキュー。おっ!もうすぐか。そこで麦わら帽子とチェンジするから」

シロナ「あ、うん」ギュッ

785: 2011/08/27(土) 23:59:24.18 ID:NjoMubMgo
クロガネシティ

レッド「う~ん。しっくりくる」

シロナ「その帽子被り易かった」

レッド「そいつはありがとうさん」

シロナ「それ欲しい」

レッド「シロシロはこんなキャップ帽よりも麦わら帽子の方がお似合いだけど……」

シロシロ「ぐむぅ……それを言われたら仕方がないなぁ………」

レッド「いや、やっぱり合うわ。今度買いに行こう」

シロナ「うん!ならトバリシティに着いてからかな」

レッド「わからないからよろしく。はい麦わらシロにゃんこっち向いて」

シロにゃん「ちょっと恥ずかしい」ピース

パシャリ

レッド「さて、ジム行きますか」

シロナ「ここは序の口よね」

レッド「なんか可哀想になってきたな」

シロナ「ジムリーダーってそんなものよ」

レッド「おい」

786: 2011/08/28(日) 00:00:56.65 ID:THAMFNjHo
クロガネジム

ヒョウタ「……完敗です。さすが元チャンピオンと言われただけあります。参りましたレッドさん。シンオウチャンピオンのシロナさんもわざわざお越しいただいてありがとうございます」

レッド「なんか申し訳ない。こんな虐めみたいなバトルになっちゃって……わざわざ、発掘中ジムのために呼んじゃって……」

ヒョウタ「とんでもない!良い経験でしたよ!」

シロナ「勉強になったの?」

ヒョウタ「はい。レベル差だけでなくレッドさんのポケモンはみんなレッドさんになついています。やっぱり手持ちはあまり変えない方が良い、ポケモンを大事にしてることが伝わりました」

シロナ「そう。良かったわね」

ヒョウタ「じゃあこれ。ここのバッジのコールバッジです」

レッド「ありがとう。写真も良いかい?」

ヒョウタ「良いんですか?」

レッド「観光出来てるから思い出が欲しいんだ」

ヒョウタ「それなら喜んで」

パシャリ

レッド「ありがとうございます」

ヒョウタ「それはこちらです。良い勉強になりました。ありがとうございました」

シロナ「じゃあ頑張ってね」

ヒョウタ「はい!」

787: 2011/08/28(日) 00:02:39.84 ID:THAMFNjHo
クロガネシティ

レッド「めっちゃ良い人やんけ」

シロナ「後のジムリーダーにお父さんが登場するわ」

レッド「へぇ~親子でジムリーダーか。スゲー」

シロナ「さて、どうやって行く?ここから上に行けばハクタイシティだけど……観光なら一旦コトブキシティに戻らなきゃいけない」

レッド「シロシロは戻りたい?」

シロシロ「……」

レッド「……」

シロナ「……良いよ。ちゃんとレッド君がアタシを守ってくれるならね♪」ダキッ

レッド「だからこういう行動が周りに見られるん……だと…思う」ポリポリ

シロナ「大丈夫。ここの人達は気付いてないみたい」ギュゥゥ

レッド「この麦わら帽子にワンピースなら完璧なんだよなぁ」

シロナ「着替えてくる?」

レッド「!?」

シロナ「変装ってこう言う事じゃないかしら?」

788: 2011/08/28(日) 00:04:36.19 ID:THAMFNjHo
レッド「うん!着替えてきて!!ただしショートパンツは穿くように!!」

シロナ「いや、わかってるけど今日は着替えないけど……」

レッド「…………」

シロナ「…………」

レッド「ちきしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

ドカッ

シロナ「静かに!」

レッド「ごめん」

シロナ「じゃあ行きましょう」

レッド「乗った?」

シロナ「とっくに」ギュゥ

レッド「さっすが」

789: 2011/08/28(日) 00:05:51.31 ID:THAMFNjHo
204番道路(南)

レッド「いや、危なかった」

シロナ「レッド君の自転車技術のお蔭でした」

レッド「ここはどんなものがお目当てなの?」パシャ

シロナ「えっと……自然が魅力」

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「……納得」


あれたぬけみち

レッド「シロシロの髪は大丈夫?湿気とかで」パシャ

シロシロ「ありがとう。でも大丈夫よ」

レッド「それは良かった……で、また抜けてくの?いわくだき必要な岩だけど……」

シロナ「何のためのぬけみちなのよ。いわくだきも抜けてくのが正しい抜け道よ」

レッド「????」

790: 2011/08/28(日) 00:06:20.64 ID:THAMFNjHo
204番道路(北)

レッド「やっぱり外の空気はおいしい!」パシャ

シロナ「そろそろ花畑とかたくさんあるからね」

レッド「やっぱワンピース着て」

シロナ「また来ればいい話だけど」


ソノオタウン

レッド「良いところじゃん。フラワーショップもあるし」パシャ

シロナ「ここは昔は荒れ果てた丘だったんだよ。それにしても一面花だらけで綺麗すぎてアタシが一層美しなっちゃう」

レッド「なーにシロにゃんの方が美しい」ナデナデ

シロにゃん「あぅ……ありがと」ボソボソ

レッド「それにしてもカントーにはこんなところがないから羨ましいかも」

シロナ「…………そう言えばそうね。あっ、ちなみにここから上に行くとタタラ製鉄所があるの」

レッド「へぇ~。じゃあそろそろ行きますか」

シロナ「了解」

791: 2011/08/28(日) 00:07:11.63 ID:THAMFNjHo
205番道路(南)

レッド「風力発電なんかあるのかよ」パシャ

シロナ「あそこは谷間の発電所。ちなみに風車」

レッド「そうなのか。製鉄所も発電所も近くにあるんだな。なんか無理矢理集めた感じ」

シロナ「それ言っちゃアカン」

レッド「ちょっと寄って良い?発電所」

シロナ「良いけど……」


たにまのはつでんしょ

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「何こいつ」

フワンテLv:15「ぷわわー」

シロナ「フワンテ」

レッド「ふうせん?」

シロナ「ふうせんポケモン」

792: 2011/08/28(日) 00:08:17.55 ID:THAMFNjHo
レッド「じゃあ捕まえられるって訳か」ニギッ

シロナ「あっ!そこ掴んじゃ……」

レッド「ん?」

フワンテ「ぷわわー」フワフワ

レッド「うおっ!」パッ

シロナ「レッド君大丈夫!?」

レッド「糸みたいなの掴んだらいきなり空飛び始めた」

シロナ「フワンテは当てもなく飛ぶ様子から迷える魂の道しるべと伝わる昔話もあるの。つまりあのまま掴んでいたら魂だけ持って行かれたかもね」

レッド「さらっと怖い事言わないでください」

シロナ「だってゴースト・飛行だし」

レッド「プリンみたいなポケモンだけじゃないのか……」

シロナ「……ああ、あの眠るが強いポケモンね。イベント戦51では大活躍よね」

レッド「なんの話ですか?」

793: 2011/08/28(日) 00:09:06.58 ID:THAMFNjHo
たたらせいてつじょ

レッド「次にここに来たよ!!」パシャ

シロナ「まあこんな感じです」

レッド「中はいいや。発電所も中まで見てないし」

シロナ「まあそうでしょう」

レッド「次行こう!次!!」

シロナ「そうだね。ここはこんだけだし……一旦下ってソノオの花畑をもう一回堪能しよう!」

レッド「行けるのか!?良いじゃん!!」


ソノオのはなばたけ

レッド「今思ったけど」

シロナ「何?」

レッド「シロシロの地元を案内して貰ってるけど…シロシロ自身は地元の観光とか飽きない?」

シロシロ「アタシはここ(シンオウ)が一番大好きだから……」

レッド「……」

794: 2011/08/28(日) 00:09:38.58 ID:THAMFNjHo
シロナ「でも今の一番はレッド君の隣かな♪」ギュッ

レッド「うっ、嬉しい事言ってくれるじゃん。俺もシロにゃんの隣が一番好きだし、落ち着ける」ナデナデ

シロにゃん「レッド君…んっ……」

レッド「……キス好きだね」

シロナ「誰のせいでこうなったかわかってるの?」ツンツン

レッド「……俺か。……じゃあその記念にここで写真を撮って行こう」

シロナ「ん~…じゃあここかな?ここを背景に……」

レッド「オッケー。タイマーセットよし!」カチカチ

シロナ「早く早く!!」

レッド「焦らんでも大丈夫」

シロナ「おりゃ!」ダキッ

レッド「また!?」

パシャリ

シロナ「……すごいブレてるかと思ったけど最近のカメラってすごいね」

レッド「値段も凄いですけど。久々に抱きつかれながら撮った気がする。ポケモンリーグ以来かも」

シロナ「じゃあもっと抱き着けばいいのね」

レッド「嬉しいけど普通にも撮りたい」

795: 2011/08/28(日) 00:10:28.05 ID:THAMFNjHo
205番道路(南)

レッド「さっき発電所寄って製鉄所寄ったから先に進もう」キコキコ

シロナ「ゴー!」パシャ

レッド「…………てわけで、ここまで来ました」パシャ

シロナ「……麦わら帽子が何度か飛びそうになりました」

レッド「ここ何?」

シロナ「トキワの森みたいなとこ」

レッド「なるほどね。じゃあ行ってみますか」


ハクタイの森

レッド「うわ~……しかしここはトキワの森よりも明るいな」パシャ

シロナ「ままパパッと行きましょ行きましょ!!」

?「あの~」

796: 2011/08/28(日) 00:11:21.88 ID:THAMFNjHo
レッド「にしてもここは困るな。蚊に刺される」

シロナ「虫よけスプレー……って意味ないか」

?「あの!」

レッド「ん?うち等?そっちの虫取り少年じゃないの?」

?「はい。2人乗りお2人に話しかけました」

シロナ「え?3人は無理よ」

?「あ、いえ……そういう話じゃなくて………」

レッド「じゃあな」

ドカッ

シロナ「えっと…何かしら?」

?「やっと話が進んだ。あたしのなまえはモミっていいます。あなた達は?」

シロナ「……アタシはハク。こっちは赤帽子」

797: 2011/08/28(日) 00:11:57.14 ID:THAMFNjHo
モミ「じゃあハクさんに赤帽子さんお願いがあるの!この森を抜けたいけど1人じゃ心細いの」

赤帽子「嘘つけポケモンがいるだろ」

ドカッ

ハク「ああ、続けて」

モミ「……あー一緒に行っても良いかしら?旅は道連れって言うし」

ハク「歓迎する」

赤帽子「とりあえず、憧れのトレーナーっている?」

モミ「それはここのチャンピオンのシロナさんです!」

ハク「そっ、そそそそうなんだ」

赤帽子「……シロシロ動揺し過ぎ」ボソボソ

ハク「で、ででででもバレたら……」ボソボソ

モミ「ハクさんどうかしたんですか?」

ハク「」プシュー

赤帽子「熱中症みたい。おぶって行くか」

798: 2011/08/28(日) 00:13:16.28 ID:THAMFNjHo
モミ「赤帽子さん大丈夫ですか?」

赤帽子「俺は男の子」

ハク「」プシュー

モミ「まあ、力持ちなんですね」

赤帽子「……で、出口どこ?」

モミ「えっと……こっちです」テクテク

赤帽子「……そっちか。あ、お願いがあるんだけど」

モミ「何ですか?」

赤帽子「写真……撮ってくれない?」

モミ「写真……ですか?」

赤帽子「うん。写りたいならタイマーにするけど……」

モミ「……ではご一緒してよろしいですか?」

赤帽子「オーケー……まあおぶったままでいいか」

モミ「では撮りましょう」

パシャリ

赤帽子「ありがとう」

モミ「では、行きましょう」

799: 2011/08/28(日) 00:14:03.04 ID:THAMFNjHo
ハクタイの森・出口

モミ「あっ!出口!やっとここまでこれた。ありがとう。赤帽子さんにハクさん。1人では来れなかった……多分」

赤帽子「良かったね」

モミ「ハクさん。ずっと寝てらっしゃったみたいですけど、大丈夫でしょうか?」

赤帽子「大丈夫。いつものことだから。そうそう、自転車押してくれてありがとね」

モミ「いえいえ。ではまたどこかでお会いしましょう!さよならです!!」

赤帽子「またね……」

赤帽子「…………で、たまに首絞めるのは勘弁して欲しかった」

シロナ「ふ~ん。随分良い雰囲気だったじゃない」

レッド「そりゃあ話しながら歩いてたし」

シロナ「………」

レッド「……シロシロ愛してる」

シロシロ「……」

レッド「ごめん」

シロナ「よろしい。後、嬉しい」

800: 2011/08/28(日) 00:14:59.11 ID:THAMFNjHo
レッド「ところで気になったけどさっき洋館みたいのがあったんだけど……」

シロナ「ああ……森の洋館の事?」

レッド「そうそう。あれ何?」

シロナ「行ってみる?」

レッド「…………マジ?」

シロナ「ただ、あそこナタネちゃん曰く出るらしいの」

レッド「……なら夜行こうか」

シロナ「レッド君平気なの?行くなら今行こうよ」

レッド「ポケモンタワーやタワーオブヘブンとか行けばお化けや幽霊とか普通にいましたし……平気平気」

シロナ「……」

レッド「怖いならシロシロは洋館前で待ってれば?」

シロシロ「そっちの方がはるかに怖いわよ!!」バシバシ

レッド「……だよね。じゃあ後でここは来るとして次のジムに行こう」


205番道路(東)

レッド「いや、結構広いねシンオウって」パシャ

シロナ「カントーも十分広いけどね」

レッド「いや、あの頃はただチャンピオンに憧れていた時期だから広さとか考えてなかった」

シロナ「あー……で、サントアンヌごうでアタシと知り合って…トラウマで逃げてたと」

レッド「それ以上黒歴史を掘り起こさないで」

801: 2011/08/28(日) 00:15:38.27 ID:THAMFNjHo
ハクタイシティ

レッド「ここは?」パシャ

シロナ「ハクタイシティ。伝説ポケモンを祀る町でもあるの」

レッド「ここが?」

シロナ「ほら、あそこにポケモンの像があるでしょ」

レッド「……本当だ」

シロナ「だからここは昔を今に繋ぐ町と言われてるの」

レッド「へ~……じゃあパパッとジム行きますか」

シロナ「ねえ」

レッド「何?」

シロナ「お腹減った」

ぎゅるる

レッド「……」

シロナ「あぅ…」カァ

レッド「これでジム戦終わるまで持つ?終わったら食べに行こう」スッ

シロナ「パパッと済ましてホント」

レッド「ジムの作りがややこしくなかったらね」

シロナ「ならもうアタシがリーダー呼んでくる!」スタスタ

レッド「あー……行っちゃった」

802: 2011/08/28(日) 00:16:19.74 ID:THAMFNjHo
ハクタイジム

ナタネ「」

レッド「……その…元気出せよ」

シロナ「……リザードンとかないわよレッド君」

レッド「お腹減ってるんでしょ?しょうがない」

シロナ「まあ、減ってるけど……ナタネちゃんが…」

ナタネ「……あはは。まっまあ仕方がないですよ。ジムリーダーはこんな仕事もありますから…」

レッド「元気じゃん」

シロナ「すごく無理してるけど……」

ナタネ「……そりゃあ泣きたいですけど…シロナさんがいる前じゃ泣けませんし。はい、フォレストバッジ」

レッド「どうも」

ナタネ「……ところでシロナさん」

シロナ「何かしら?」

ナタネ「この方とどういうご関係なんですか?」

シロナ「ん~……」チラッ

レッド「………」ジー

ナタネ「ああ。彼氏ですね、だから昨日電もがっ!」

レッド「ん?電?」

シロナ「レッド君はちょっと待ってなさい。ナタネちゃんと話があるから」ズルズル

ナタネ「んむー!!」

803: 2011/08/28(日) 00:17:12.69 ID:THAMFNjHo
ハクタイシティ

シロナ「ここで良いか」

ナタネ「ぷあっ!!もういきなり酷いじゃないですか!」

シロナ「この事は黙ってなさい!」

ナタネ「あ!やっぱりホウエンの元チャンピオンの話は本当なんだ!おめでとうございます」

シロナ「あっ、ああ…ありがとう……ってそうじゃなくて!!」

ナタネ「うんうん。黙っときますよ。あの話なんてあたしとスズナちゃんくらいしか興味なかったみたいですし……あと四天王のオーバさんとリョウさん。だから昨日料理を教えて欲しかったんですね」

シロナ「ぐ……」

ナタネ「まあまあ、とりあえずお昼ですし……どこか食べに行きましょうよ」

シロナ「貴女急に元気になったわね」

ナタネ「試合に負けて勝負に勝つとはこの事みたいです」

シロナ「……むぅ」

ナタネ「ほらほら、彼氏さん呼んで早く行きましょう。ほら逆ナンってやつですか?されてますよ」

シロナ「え?……あああ!」

804: 2011/08/28(日) 00:17:50.55 ID:THAMFNjHo
ハクタイジム

ミニスカート「合計で460円になります」

レッド「ふむ、お姉さん達とお茶飲んで460円とは安い」

アロマなお姉さん「お姉さん達だなんて嬉しいわ。おまけにこの芳香剤も付けちゃうわ」

レッド「わーい!ありがとぐぇえええ!!」バタリ

シロナ「はぁ…はぁ……きっ!」

ミニスカートとアロマなお姉さん「ひっ!」

ナタネ「あらら……ごめん。留守番お願い」

シロナ「行くわよ」ズルズル

レッド「」


ハクタイシティ

ナタネ「シロナさんって随分縛りが強いですね」

シロナ「あれは誘惑してたわ。ジムトレーナー替えた方が良いわよ」

ナタネ「いや、あの人たち普通に良い人ですよ」

シロナ「まあ、アタシからしたら毒ね」

ナタネ「で、どこ行きます?……あっ彼氏さん寝ちゃってるし…今の内に手料理でも作りましょう!!」

シロナ「へ?」

ナタネ「いや、お昼にシロナさんの手料理食べれるなんて羨ましいじゃないですか」

シロナ「でもアタシお粥しか……」

ナタネ「あたしがフォローしますよ。大丈夫です」

シロナ「………どこでやるの?」

ナタネ「彼氏さん起こしちゃいけないし……あたしの家にしましょう。近いし」

シロナ「……」

805: 2011/08/28(日) 00:18:16.93 ID:THAMFNjHo
ナタネの家

ナタネ「じゃあシンプルなサンドウィッチにしましょう」

シロナ「あれ難しくない?」

ナタネ「量産型サンドウィッチじゃないですよ。とりあえず、材料はレタス・トマト・ハム・タマゴ・当然パン・バター・チーズにマヨネーズ。はい、まあ今回のはスタンダードなのを作りますから……でも料理がダメなシロナさんはメモしてください」

シロナ「くっ…」メモメモ

ナタネ「ではタマゴサンドの具から作りましょう。まずはゆで卵をつくります」カチン

シロナ「茹でる時間は?」

ナタネ「沸騰で数分です」

シロナ「……」メモメモ

ナタネ「その間に簡単なものから作りましょう。今回のパンは食パンを使います。最近のサンドウィッチは耳なしみたいなので耳は切ります」トン

シロナ「耳?」

ナタネ「oh…この茶色い部分です」

シロナ「……ふ~ん」メモメモ

ナタネ(この知識とは…彼氏さんが可哀想だ)

822: 2011/08/31(水) 00:52:53.25 ID:CcdvpAt2o
シロナ「なんか今失礼なこと考えなかった?」

ナタネ「深く考えすぎです」

シロナ「で、沸騰してるけど……」

ナタネ「卵を入れて数分待ちます。あ、殻が割れて中身が飛び出さないように塩も入れておくんです」

シロナ「へー」

ナタネ「黄身を中心にするためにはかき混ぜてるのが良いとか聞いたことありますが、まあ今回は潰しちゃうので気にしなくて良いです」

シロナ「そうなんだ」

ナタネ「シロナさん知らなすぎ」

シロナ「悪かったわね」

ナタネ「……じゃあ野菜でもスライスして挟みましょう」

シロナ「スライスならこれ使えばいいじゃない」スッ

ナタネ「……まあそれでスライスしてください」

シロナ「よし!」グッ

ぐちゃ

ナタネ「……」

シロナ「」

823: 2011/08/31(水) 00:53:33.08 ID:CcdvpAt2o
ナタネ「……」トントン

シロナ「……」ググ

ぐちゃり

シロナ「……使えない子」ポイ

ナタネ「包丁使え包丁」

シロナ「……まあ一応スライス出来たわ」バッ

ナタネ「………いつあたしがトマトをすり潰せと言いました?」

シロナ「あれの使い方が良くわからない」

ナタネ「あれ万能ですよ。反面はスライス出来て反面はおろしになるんで」

シロナ「もしかしておろし作っちゃったとか?」

ナタネ「…あー…そりゃぐちゃって音聴こえる。とりあえず、これはスープとして使いますから、あたしのスライスしたのを使いましょう」

シロナ「どんな出来?」

ナタネ「あたしのはこんな感じです」スッ

シロナ「…………」

シロナ「……」

824: 2011/08/31(水) 00:54:00.59 ID:CcdvpAt2o
ナタネ「経験あるのみ。じゃあレタスとトマトのサンドウィッチから作りましょう」

シロナ「挟むだけなんて簡単」ペタペタ

ナタネ「……ん?バター塗りました?」

シロナ「バター?」

ナタネ「パンにバター塗りました?」

シロナ「塗ってないけど……」

ナタネ「あちゃー…バターかマーガーリン塗っておかないとパンが野菜の水分吸ってふやふやになっちゃいますよ」

シロナ「今更そんな事言われて……」

ナタネ「ほら、見てくださいよシロナさん。ぐちょぐちょじゃないですか」

シロナ「……なんか急に冷たくなってない?」

ナタネ「なんか料理スキルが驚くほど酷かったので……」

シロナ「……悪かったわね。お粥しか作れない女で」

ナタネ「彼氏さんが可哀想です!!もう、シロナさんはあたしの側でサンドウィッチの作り方を教えますから見ててください!メモもしてくださいよ」

825: 2011/08/31(水) 00:54:28.79 ID:CcdvpAt2o
シロナ「ナタネちゃんの手料理に…」

ナタネ「悔しかったら作れるようになってください」テキパキ

シロナ「くぅぅううう!!」

ナタネ「……」テキパキ

シロナ「……」ジーメモメモ

ナタネ「………」テキパキ

シロナ「……」ジー

ナタネ「……完成っと!」

シロナ「ねえ見ただけじゃわからないんだけど…」

ナタネ「一通りのレシピです」ピラッ

シロナ「………むぅ。ならメモした必要ないじゃない!」

ナタネ「メモ取るのも学習の一つですよ」

シロナ「ぐむむ」

ナタネ「シロナさん彼氏さん起こしてきてください」

826: 2011/08/31(水) 00:55:01.49 ID:CcdvpAt2o
シロナ「………」スタスタ

レッド「ZZZ」

ドカッ

レッド「ぐふっ……ん?シロシロ」

シロシロ「お昼…来て……」

レッド「?」

ナタネ「こっちですよ」

レッド「ああ、すみません」

ナタネ「はい、手作りなんですけどお口に合えばいいですけど……」

レッド「食べていいんですか?」

シロナ「ちょっと待ったー!」

レッド「ん?どしたの?」

シロナ「ちょっとナタネちゃん外行ってて……」

ナタネ「………あーなるほど……彼氏さん頑張ってください!」ガチャバタン

827: 2011/08/31(水) 00:55:35.86 ID:CcdvpAt2o
レッド「?」

シロナ「……ジムで何してたの?」

レッド「……ジム?」

シロナ「ちょっとナタネちゃんと外行ってた時」

レッド「ああ、あの時……お姉さん達とお茶飲んでた」

ドカッ

レッド「いたっ!」

シロナ「この浮気者―!!」ガー

レッド「はぁ?」

シロナ「やっぱりピチピチが良いのか!?そうでしょ!?レッド君の愛してるは所詮口だけだったのね!!!」グスッ

レッド「………落ち着いてくれシロシロ!お茶くらいで浮気はしないぞ!」

シロシロ「ちょっとポケギア貸しなさい!!さっきの女登録してるしょ」

レッド「だーからないって、俺はシロシロ一筋で生きるって決めたんだから……」

シロシロ「…………ない」

レッド「だから言っただろ」ギュッ(後ろから抱きしめる)

828: 2011/08/31(水) 00:56:04.44 ID:CcdvpAt2o
シロナ「ぐぅ!離しなさい!!」ジタバタ

レッド「嫌だ。落ち着いて俺の話を聞いてくれないか?」

シロナ「……その口八丁な言い訳を聞くだけなら…」

レッド「ありがとう。あの時は俺はお姉さん達とお茶飲んでたよ。でもそれだけ。ぶっちゃけお茶はシロシロの淹れたウーロン茶の方が美味しかったし、あのお姉さん達俺の事なんかサラサラ興味なかったよ。そりゃあシロシロから見るとデートしてると思われても仕方がないけど……シロシロだってジムリーダーなんかと仲良く話なんかしてて俺は悲しいぜ」

シロシロ「………」

レッド「ともかく、お茶してた事はあやまる。ごめん。許してくれないか?」

シロナ「……つっ、次またお茶してたら泣いちゃうからね!!」ビシッ

レッド「それはそれで見てみたい」

ドカッ

シロナ「……バカ」

レッド「はいはい。そう言いながらも許してくれるシロシロ大好き」

シロシロ「いっいきなり反則!!」バシバシ

レッド「だから痛いって」

シロナ「………まあ、良いわ。ともかくお昼にしましょう」

829: 2011/08/31(水) 00:56:52.12 ID:CcdvpAt2o
レッド「お昼何?」

シロナ「これ?」

レッド「へぇ~サンドウィッチ……そう言えば手作りだっけ?」

シロナ「ナタネちゃん作だけど……」

レッド「あれ?シロにゃんは何してたの?」

シロにゃん「……」

シロにゃん「………作り方学んでた」ボソッ

レッド「ふ~ん。じゃあ夜もサンドウィッチ食べたいから作ってよ」モグモグ

シロナ「は?」パクリ

レッド「作り方わかるなら作れるでしょ?」

シロナ「でっ、でもナタネちゃんの様なこんな綺麗には……」

レッド「料理で見た目にこだわるのは人に食べさせる時だけ」

シロナ「だからアタシの作ったのは……」

レッド「でも俺はシロシロの手料理が食べたいんだ。見た目が酷くたって良いぜ。このサンドウィッチにはないシロシロ特製の愛情が籠もってるんでしょ?」

シロシロ「ううう……」カァ

レッド「困ったら俺がフォローするからさ……ね?」

シロナ「……そっ、そこまで期待しても…どうせ結果はわかってるでしょ?」

レッド「さあね。ごちそうさま」

830: 2011/08/31(水) 00:57:44.27 ID:CcdvpAt2o
シロナ「………」

レッド「……さて次のジムでも行こうか」

シロナ「でもなんか忘れてるような気がする」

レッド「忘れてる?」

シロナ「……あ」

レッド「どうかしたの?」

シロナ「ナタネちゃん入れてあげるの忘れてた」

レッド「あ」

シロナ「ナタネちゃん」ガチャ

シーン

シロナ「いない」

831: 2011/08/31(水) 00:58:12.07 ID:CcdvpAt2o
ハクタイシティ・蕎麦屋

ナタネ「山菜蕎麦一つ」

店主「あいよー」

ナタネ「うまく行ったかな……ん?あの人どこかで…」

?「ごちそうさま。スタンプ頂戴」

店主「あいよ。おお!お姉ちゃんあのリニア蕎麦コンプリートしたんかい。凄いねぇ」

?「ありがと」スタスタ

ナタネ「……リニア蕎麦をコンプリート!?凄い凄すぎる!!」

店主「はい、山菜蕎麦」

ナタネ「待ってましたー!!」パチン

ナタネ「いただきまーす!!」ズルズル

ナタネ「おいひぃ~」

832: 2011/08/31(水) 00:58:39.54 ID:CcdvpAt2o
ハクタイシティ

レッド「次はどこ行けばいいの?」

シロナ「とりあえず、伝説ポケモンの像でも写真撮りに行きましょ」

レッド「あ……すっかり忘れてた」

シロナ「ナタネちゃんとのツーショットも忘れてるわよ」

レッド「そうじゃん!」

シロナ「………」

ドカッ

レッド「何故?」

シロナ「なんか嬉しそうだった」

レッド「……ごめん」

833: 2011/08/31(水) 00:59:09.89 ID:CcdvpAt2o
ハクタイシティ・伝説ポケモン像前

レッド「こいつはなんてポケモン?」パシャ

シロナ「パルキア……空間の神と言われて亜空を切り裂く力を持ってるとか……」

レッド「ここの伝説ポケモンってすごいな。カントーじゃ遺伝子だぜ」

シロナ「あの時は怖かった」

レッド「ごめん。怖かったよね」ギュッ

シロナ「レッド君が来てくれた時嬉しかったから許す」

レッド「過去の俺に感謝する日が来るとはな」

シロナ「……そして伝説ポケモンはまだいるの」

レッド「おいマジかよ」

シロナ「…パルキアに対する時間を司るポケモン、ディアルガ」

レッド「カッコいい名前だなおい」

シロナ「ディアルガの心臓が動くと時間が流れていく」

レッド「……じゃあTHE・WORLDの時はどうなの?」

シロナ「知らない」

レッド「……ですよね」

シロナ「とりあえず、次はサイクリングロード通って行くわよ」

レッド「こっちは?」

シロナ「今は関係ないの!」

レッド「ふ~ん」

834: 2011/08/31(水) 00:59:46.87 ID:CcdvpAt2o
206番道路(サイクリングロード)

シロナ「二人乗りいいんだ」パシャ

レッド「カントーとは大違いだよ。本当に」

シロナ「でもトレーナーばっかで困る」

ティ口リンン

サイクリング「勝負だ」

レッド「嫌だ」キコキコ

シロナ「ばいばーい」

サイクリング「………」

レッド「ここでポケモン勝負とかありえんな」

シロナ「追っかけてこないし良かった良かった」パシャ

サイクリング2「勝負」

レッド「ここじゃ他の利用者に迷惑だろ」

シロナ「出直してくることね」

サイクリング2「なら出たところでしょう……」

レッド「え?何か言った?」

シロナ「ミエナイキコエナイ」

レッド「おっと出口だ」

835: 2011/08/31(水) 01:00:23.39 ID:CcdvpAt2o
207番道路

シロナ「ここからクロガネシティに行けるの」

レッド「へぇ」パシャ

シロナ「こっちがテンガンざん」

レッド「テンガン山?」

シロナ「あの山。シンオウを二つ分ける山と言ってもおかしくないわ。ちなみにここもテンガン山に通じる山道だから地形が荒々しいでしょ。まあ自転車には不可能はないみたいだけど」

レッド「空気さっき入れて貰ったから平気です」


テンガン山

シロナ「ここでフラッシュ焚いても写りが良くなるとは限らないの」

レッド「俺の目的は観光だし……」

シロナ「まあ……今はこのまま出てヨスガシティを目指しましょう」

レッド「なんかまだあんの?」

シロナ「言ったでしょ。テンガン山はシンオウを二つに分ける山って」

レッド「……なるほど。後々で行こうか」

シロナ「いやまた通らないとキッサキシティとか行けないし」

836: 2011/08/31(水) 01:01:03.74 ID:CcdvpAt2o
208番道路

レッド「お!滝がある」パシャ

シロナ「こっちは険しい渓谷なの。落ちないように気を付けてよ」

レッド「おっと」

ドカッ

レッド「すみません。調子乗りました」

シロナ「吊り橋とかもあるのよ」

レッド「雄大な地形だね」

シロナ「まあ山近くだし……」

レッド「シロシロのお山も当たってドカッ


ヨスガシティ

シロシロ「……変態」ボソッ

レッド「……ごめんなさい。年頃な男の子だもん」

シロナ「許す……レッド君だから…」

レッド「シロシロ心広い。ありがとう」

シロシロ「っ~さっさとジム行くよ!」

837: 2011/08/31(水) 01:02:06.70 ID:CcdvpAt2o
レッド「ここの魅力は?」パシャ

シロナ「………ふれあいひろばとポケモンコンテスト会場」

レッド「ないか。じゃあジムだね」

シロナ「アタシが呼んでくるわ」


ヨスガジム

メリッサ「アナタ酷過ぎデス」

レッド「写真撮らせてくれよ」

ドカッ

シロナ「それ変質者みたい」ボソボソ

メリッサ「それは嫌味デスカ?」

レッド「………」

レッド(シロにゃん助けて)

シロナ「……まあまあ、この人はハードマウンテンで鍛えてきたみたいだから仕方がないわよ」

メリッサ「なら仕方がありませんね」

838: 2011/08/31(水) 01:02:39.37 ID:CcdvpAt2o
レッド「写真良いですか?思い出作りに……」

メリッサ「良いですよ」

パシャリ

レッド「ありがとうございます」

メリッサ「これがれリックバッジです」

レッド「どうも」

メリッサ「シロナさんの前で良いところ見せられなかったのが悔しいです」

シロナ「貴女が頑張ってるのは知ってるわ。だからその調子で頑張ってください」

メリッサ「はい、シロナさん」


ヨスガシティ

レッド「ふれあい広場ってところを行ってみたい」

シロナ「レッド君は入れるけどアタシのポケモンじゃ入れないんだけど……」

839: 2011/08/31(水) 01:03:36.12 ID:CcdvpAt2o
レッド「なんで?」

シロナ「そういうきまりだから」

レッド「つまらない」

シロナ「で、どっち行く?」

レッド「どっちって?」

シロナ「209番道路か212番道路」

レッド「夜にはハクタイの森の洋館に行かないといけないしな。どっちが森に近い?」

シロナ「……飛んで行くなら距離なんて変わらないわよ」

レッド「じゃあ209番道路で」

シロナ「じゃあ早く行くわよ」

レッド「あっ、アイス屋」

シロナ「早くアイス屋行くわよ!」

レッド「荷台に乗るの早いですねぇ」

シロナ「アイスはレッド君の次に好きなものなのだ!」

レッド「……ふ~ん。と、まあ着いたよ」

シロナ「次はアタシが買ってくる」

レッド「ダメ」

シロナ「なんでよお?」

840: 2011/08/31(水) 01:04:15.17 ID:CcdvpAt2o
レッド「コトブキシティでどうなったと思ってるのさ?」

シロナ「ぐむぅ……」

レッド「俺がすぐ買ってくるから。すぐ逃げる準備してて」

シロナ「でも麦わら帽子あるから完璧じゃ……」

レッド「コトブキシティでは全く意味なかったでしょ?日焼け防止くらいしか」

シロナ「……ちぇ」バシン

レッド「怒らないの」ナデナデ

シロナ「ちょちょっと!これもばれちゃうでしょ!!」

レッド「だって怒るんだもん」ナデナデ

シロナ「わわわかったから、早く行ってきて!!」

レッド「ふふんっ!了解」

シロナ「トリプル・チョコ・ミント・ブルーベリーで」

レッド「……了解した」

シロナ「………さてと…」

シロナ「ここは余り視線を感じない……」

シロナ「しかし……どこからかやっぱりまだ視線を感じる」

シロナ「麦わら帽子もっと深く被ろっと」クイクイ

841: 2011/08/31(水) 01:04:43.43 ID:CcdvpAt2o
レッド「お待たせ。今回はあんまり視線が無かったね。寧ろ観光に来てるシロナさんって印象だった」

シロナ「ありがと。じゃあゆっくり行きましょう」

レッド「いや、良かったよ。シロシロ可愛いからナンパされそうで心配でした」

シロシロ「するような人いた?」

レッド「あそこ……目線だけあんまり見ないように…」

雑魚エリートトレーナー共「…………」

シロナ「かっこわる……レッド君の方がはるかに強いしカッコいい」

レッド「ほら囲まれたりしたら大変じゃん」

シロナ「そこは助けてくれるんでしょ?」

レッド「ガブリアス出したらいいんじゃない?強いし」

シロナ「……」

ドカッ

842: 2011/08/31(水) 01:05:13.25 ID:CcdvpAt2o
209番道路

レッド「自然に戻ったよ」

シロナ「ここは中洲が多いの。だから橋で結ばれてるの。湿地帯と言っても過言でないわ」

レッド「へー……複雑な地形なだけあるわ」

シロナ「………あっ」

レッド「ん?どうかしたの?この石みたいなのがなんかあんの?」

シロナ「ここにかなめいしって石をはめ込むとみたまのとうになるの」

レッド「へー……で?」

シロナ「その後こうなるの」ポイ

ミカルゲ「おんみょーん」

レッド「やべーカッコいい!!」パシャ

シロナ「レッド君も捕まえたいの?」

レッド「うん。欲しい。シロシロのミカルゲ頂戴」

シロナ「無理。貸してあげるけどあげない」

843: 2011/08/31(水) 01:05:46.88 ID:CcdvpAt2o
レッド「まあ、なんかここでミカルゲに会うにはめんどくさそうだし……」

シロナ「あの時のアタシは頑張った」

レッド「ふ~ん……この石ではめ込んどけ」グググ

ゴゴゴゴ

ミカルゲLv:25「おんみょーん」

レッド「」

シロナ「」

2人「出たー!!」

レッド「シロシロ!ボール投げて!!」

シロシロ「…………」

レッド「シロシロ?」

シロシロ「冷静になってみたけど今思えばアタシミカルゲ持ってる」

844: 2011/08/31(水) 01:07:07.73 ID:CcdvpAt2o
レッド「……参ったな。このレベルじゃミカルゲさんが氏んじまう」

シロナ「……頑張れ」

レッド「え?冷たくない?」

シロナ「レッド君の有志を写真で収めてあげるから……」パシャ

レッド「……どうする?」

→ボール
  ボール
  ボール
  ボール

  ボール
  ボール
→ボール
  ボール

レッド「これだな」ポイ

バァン

レッド「」

シロナ「レッド君ボール!」ポイ

レッド「そんなネーミングセンスで捕まるほどアホなミカルゲさんじゃないですよ」

コト…コト…コト…ぽしゅん

シロナはミカルゲを捕まえた。

シロナ「……欲しい?」ニヤニヤ

845: 2011/08/31(水) 01:07:59.88 ID:CcdvpAt2o
レッド「欲しい……です」

シロナ「良いよ」

レッド「……軽すぎ!」

シロナ「こんなのレッド君だけ…んっ……」

レッド「……こんなところじゃ誰かに見られるよ」

シロナ「麦わら帽子で顔は隠せたわよ」

レッド「まあ、行こうか…」

シロナ「そうね……あの建物は………うん行って良いよ」

レッド「あれ?……ポケモンタワーみたいなものか」

シロナ「あそこはロクな思いでなかったから良いの!!」

レッド「そうなの?」

シロナ「ロストタワーって言うんだけど……ぶっちゃけ行く必要ないよ」

レッド「……じゃあ外見だけでいっか」パシャ

シロナ「では行きますか」

レッド「俺の台詞じゃない?」

846: 2011/08/31(水) 01:09:03.96 ID:CcdvpAt2o
ズイタウン

レッド「……」パシャ

シロナ「ここは昔からポケモンが多くいたみたいよ。牧場もあったとか……」

レッド「へー」

シロナ「ほら、育て屋さんにたくさんポケモンがいるでしょ」

レッド「ああ、なるほどね」

シロナ「でも最近メタモン増殖する人が多いみたい」

レッド「メタモン増殖?」

シロナ「例えばメタモンとイーブイを預けるでしょ。そうするとタマゴが出来るんだって」

レッド「マジで!?でもイーブイってたくさん進化先あるから良いんじゃないか?」

シロナ「それくらいなら良いんだけど……最近の人って性格や個体値とか気にしてて孵化した瞬間に能力判定してパソコンに行き。酷くない?」

レッド「勝つためってやつ?個体値って何?」

シロナ「同じポケモン捕まえても能力が固定されてないでしょ?多少バラつきがあるでしょ?それみたい。他にも種族値とか能力値、努力値とか……」

レッド「やけにシロシロ詳しいじゃん」

847: 2011/08/31(水) 01:09:31.47 ID:CcdvpAt2o
シロシロ「ええ!?いや、べべ別にこれくらいチャンピオンやってればとっ当然だし!!」

レッド「…………はい」

シロナ「ごめんなさい。昔ガブリアスのためにやってました」

レッド「……だからあんなに強いのか」

シロナ「えっとこの事は秘密にしててください」

レッド「例えばそこで必氏に行ったり来たりしてる自転車は成敗してみる価値があるけど……シロシロはどうしよっかなぁ」

シロシロ「お願いだよおレッド君……でもこれって別に悪い事じゃないんだよぉ」メソメソ

レッド「だからってメタモンさんや恵まれない個体値だったポケモンが可哀想だろ……まさかまだパソコンに?」

シロナ「いや!いやいや……流石に地元の子供にあげた」

レッド「随分と悪っすね」

シロナ「だってポケモンほしーって言ってたんだもん」

レッド「つかわるじゃん」

シロナ「ともかく黙っててよお……こんなのバレたらみんな幻滅だよお」

レッド「シロシロだけ許す」

シロシロ「ほんとお!?」

レッド「よく告白してくれました」ナデナデ

シロナ「……喜んでいいのかな?」

848: 2011/08/31(水) 01:10:02.95 ID:CcdvpAt2o
レッド「まあまあ。さて、あの自転車でも成敗してくるか」

シロナ「うん。いってらっしゃい」

レッド「ただいま」

シロナ「はやっ!!」

レッド「ピカチュウでイチ☆コロ。ちなみにあいつらは最強を目指すんじゃなくてコレクターだった」

シロナ「へー……レッド君のピカチュウってレベル高くて電気玉持ってるからすごく強いけど種族値300で低いの」

レッド「低いの?」

シロナ「奥が深いんだよ。ハマっちゃうのもわかるよ。中毒みたいなものだよ」

レッド「そうなの?」

シロナ「このガブリアスも今じゃ最高のパートナーだけどフカマルの頃はちょっとドーピングして反抗期起きたし……ああ、フカマルはガブリアスの進化前の前」

レッド「ドーピングまであるのかよ」

シロナ「タウリンとかインドメタシンとかレベル低いうちにしか与えられないでしょ?これらは努力値を上げるためのもの……これ以上はレッド君も中毒みたいになって欲しくないから言わないけど…最強のポケモン軍団を作るのって結構奥が深いんだよね」

レッド「よく足を洗えたじゃん」

シロナ「ガブリアス一体で満足した。後疲れたんだガブリアス一体でもすごく時間かかったからね……それに最強軍団つくっても最強って独りみたいなもので悲しいじゃん。誰かと競った方が強くなれそう。レッド君のポケモンは……」

レッド「俺が知るはずないだろ……今聞いたばっかだし…」

シロナ「それは良かった。そろそろ行かない?」

レッド「ん?ああ…」

シロナ「多少汚れてるけどアタシの事嫌いにならないでね」

レッド「人間に欲があっても仕方がないさ。俺だってこのレベルでジムに挑むことが酷い事でも気にしないで挑んでいるし」

シロナ「………なんか話が逸れてない?」

レッド「……要するにシロにゃん可愛いって事だ」

シロにゃん「……いっ、いきなりは反則!!」バシバシ

849: 2011/08/31(水) 01:10:40.27 ID:CcdvpAt2o
210番道路

レッド「自転車で漕げないほど丈のある草多いなここ」

シロナ「って言いながらきっちり自転車漕げるところ漕いでる」パシャ

レッド「そのガイドをしたのは誰だ?」

シロナ「アタシ?」

レッド「そう。でここにも花屋があるのか」

シロナ「ここはカフェみたいだけど……えへへへへ」

レッド「寄るの?」

シロナ「牛乳飲みたい」

レッド「…………」

シロナ「?…どうかしたの?」

レッド「……くっ!工口い!!工口いよシロにゃん!!!もう工口にゃんだよ!!!!」

工口にゃん「……?」

850: 2011/08/31(水) 01:11:34.49 ID:CcdvpAt2o
カフェ・やまごや

シロナ「牛乳2本」

レッド「あと、スマイル」

ドカッ

メイド「お待たせしましたー」

レッド「じゃあ写真良いですか?」

メイド「良いですよ」

シロナ「………」

レッド「……この子も一緒に居いですか?」

メイド「はい……えっと彼女さん…シロナさんにそっくり」

シロナ「………よく言われるけど人違いよ!」

パシャリ

レッド「どうも」

メイド「ごゆっくり~」

シロナ「……危なかった」ヒソヒソ

レッド「バラしても良かった気がする……」ヒソヒソ

シロナ「あれで絶対シンオウに広まるのよ」

レッド「ああ、パソコンね」

シロナ「違うその隣」

レッド「ん?」

シロナ「あのお金を出し入れする奴。良く見るけど絶対シンオウに広める装置付いてるはず」

レッド「機械ダメでしょ?」

851: 2011/08/31(水) 01:12:02.83 ID:CcdvpAt2o
210番道路

レッド「どっち行くの?この狭いところ?」

シロナ「狭いところは良いです。東に向かってください」

レッド「どうしたの?急に敬語なんて……」

シロナ「あっちは実家があるんだけどね……行きたくないの。うんだからこっち行って」

レッド「わかったけどさあ……実家先に行けないの?」

シロナ「実家は正直洋館より行きたくない」


215番道路

レッド「雨が凄いから早く通り抜けたいですね」

シロナ「元々ここは雨が凄かったよ。カメラもダメかな……雨粒で良く見えない。麦わら帽子のお蔭であまりレンズに当たらないけど」パシャ

レッド「パパッと行こうよパパッと」

シロナ「それはレッド君次第」

レッド「ですよね」

シロナ「早くしなさい!風邪ひきたいの!?」

レッド「看病してくれるなら……」

シロナ「……このままじゃアタシも風邪ひくんだけど…」

レッド「それはいかんな。パパッと行くか」

シロナ「そう言ったんだけどなあ」

852: 2011/08/31(水) 01:12:39.11 ID:CcdvpAt2o
トバリシティ

レッド「ここまで来てあれだけどさ」

シロナ「うん?」

レッド「もうお外が真っ暗」

シロナ「せめてジムリーダー倒してからにしなさい」

レッド「疲れた。雨にも打たれたし」

シロナ「ふ~ん。……で?」

レッド「お夕飯にしましょうか」

シロナ「じゃあそこのトバリデパートのファミレスで……」

レッド「やだ」

シロナ「……」

レッド「サンドウィッチ!手製!」

シロナ「……知らない?」

レッド「おい待て」

シロナ「何よ?」

レッド「サンドウィッチ食べさせてよ」

シロナ「買ってくる」

レッド「いや、だからね」ガシッ

853: 2011/08/31(水) 01:13:28.84 ID:CcdvpAt2o
シロナ「まあまあレッド君。落ち着いて」

レッド「サンドウィッチ!!」クワッ

シロナ「………」

レッド「食べたい」

シロナ「急に退化したわね」

レッド「約束ですからね」

シロナ「……うう」

レッド「ジムでも終わらしたらデパートで材料買って帰りましょう」

シロナ「……くっ!どうせ突破出来ないわよ!!」

レッド「このつんつんさぁ~ん」ツンツン

シロナ「……うわっ…きもっ!!」バシッ

レッド「」

シロナ「あ、ごめん」

レッド「……いやいいすよ…俺きもいんすね」

シロナ「そうじゃなくて……レッド君はイケメンだよ!でもさっきの行動が……」

レッド「それやったの俺っすよね?じゃあ俺がきもいじゃないですか」

シロナ(めんどくさい)

シロナ「……ジム行くわよ」

854: 2011/08/31(水) 01:14:46.79 ID:CcdvpAt2o
レッド「サヨナラ……シロナさん」ダッ

シロナ「あー!いつの間に!!」ガシッ

レッド「やめてくれ!俺はもう氏んでやるんだ!!」

シロナ「あれくらいで氏ぬな!!周りが見てる!!ほら家帰ったらサンドウィッチ作るから……ね?良いでしょ?」

レッド「……本当ですよね?」

シロナ「わかったわよ。このままじゃアタシの身分がバレるから早く行くわよ」

レッド「…………」

シロナ「レッド君?」

レッド「……っしゃ!!」

シロナ「はぁ~あ」

855: 2011/08/31(水) 01:15:34.68 ID:CcdvpAt2o
トバリジム

スモモ「くっ!参りました」

シロナ「まだポケモン残ってるじゃない」

スモモ「あれ?本当だ?でもあたしのポケモンじゃないですよ」

レッド「……」

シロナ「まっ、まあなんか戦いたそうな様子だし戦わしてあげたら?」

スモモ「そうなんですか?一応出てきて!」ポイ

ガブリアスLv:80「がおぉぶぶ」

レッド「」

スモモ「え?ガブリアス!?どっどうすれば……」オロオロ

シロナ「……」ゴニョゴニョ

スモモ「……はい、えっと…ストーンエッジ!」

ガブリアスのストーンエッジ
効果は抜群だ
リザードンは倒れた

856: 2011/08/31(水) 01:17:52.29 ID:CcdvpAt2o
レッド「」

シロナ「レッド君……負けて」ボソッ

レッド「……これで終わりだがな」

ラプラスLv:84「ぶわ~わ」

シロナ「げっ!」

スモモ「えっと氷4だから……その前に何の技覚えてるかわかりません!!」

シロナ「……」ゴニョゴニョ

スモモ「……あ、はい。じゃあもう一回ストーンエッジ」

レッド「ふぶき」

ガブリアスのストーンエッジ
急所に当たった

シロナ「そのまま倒れろ!!」

レッド「……持ってて良かった気合のタスキ」

ラプラスは気合のタスキで持ちこたえた
ラプラスのふぶき
効果は抜群だ
ガブリアスは倒れた

857: 2011/08/31(水) 01:19:28.56 ID:CcdvpAt2o
シロナ「そんな……」

レッド「さて約束通りだな」

スモモ「すみません。突然強くなったりして……」

レッド「いえいえ、元々あれのですから」

ドカッ

スモモ「……あっ、これどうぞ。トバリジムの突破した証のコボルバッジです」

レッド「ありがとう。写真も良いですか?俺観光してるもの何で……」

スモモ「あ、良いですよ」

パシャリ

レッド「ありがとう」

スモモ「あたしもまた一からやり直さなきゃ……」

シロナ「……頑張ってね」ドンヨリ

スモモ「元気ないですね。大丈夫ですかシロナさん?」

シロナ「スモモちゃんがもう少し頑張ってくれたら……」

スモモ「すっ、すみません」

レッド「行きますよ」ズルズル

シロナ「またね……」

スモモ「はい……どういうご関係なんでしょう?」

858: 2011/08/31(水) 01:22:04.52 ID:CcdvpAt2o
トバリシティ

レッド「めっ!」

シロナ「ごめんなさい」シュン

レッド「だからどんな出来になろうと俺は食べるよ。シロシロの手料理第二弾だし……」

シロナ「絶対見た目もあれだし味もあれだから食べない方が……」

レッド「じゃあ実家行くか」

シロナ「そっちもダメ!!」

レッド「決まり!じゃあ材料買いに行きましょう」


トバリデパート

レッド「さっすが、ゲームと違って食材もちゃんと売ってる」

シロナ「……ゲーム?」

レッド「まあまあ、で?何買うんです?」

シロナ「それもアタシが決めるの?」

レッド「当然」

シロナ「でも具が被るよ?」

レッド「良いよ。具なんてそんなにバリエーションないし、シロシロじゃバリエーション豊富でも今の段階では作れないだろうし」

シロナ「くっ……図星的な所を…」

859: 2011/08/31(水) 01:23:34.74 ID:CcdvpAt2o
レッド「怒らないで。可愛い顔が台無しだ」

シロナ「ううう……」ササッ

レッド「麦わら帽子万能だね」

シロナ「……そっ、そう言えば風邪気味とかじゃない?」

レッド「何で?」

シロナ「さっき凄い雨だったし……」

レッド「ああ、大丈夫。何ともなかった」

シロナ「」ズーン

レッド「まあまあ、約束通りフォローはするから……ね」

シロナ「……わかった」

860: 2011/08/31(水) 01:24:12.79 ID:CcdvpAt2o
シロナの家

シロナ「じゃっ、じゃあこれから作るわね」

レッド「落ち着いて」

シロナ「えっと…レシピレシピ……」ピラッ

ナタネレシピ『昼間見せたとおりやれば出来る。出来は悪くても彼氏さんは美味しいって言ってくれるから』

ビリリッ

シロナ「」

レッド「……なんか手伝う?」

シロナ「だっ、大丈夫大丈夫あはは……アタシは出来る子!」

レッド「むっ無理はしないようにね」

シロナ「無理なんてしてない!!」

869: 2011/09/01(木) 20:58:04.32 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ(とは言ったけど……)

シロナ「……どーするよ?」

シロナ「………とりあえず、思い出すか…昼の記憶」

シロナ「昼の記憶昼の記憶昼の記憶」ブツブツ

シロナの頭の中『レッド「これ美味しい」ミニスカート「うれしい」アロマなお姉さん「おかわりあるわよ」レッド「わーい」』

シロナ「…………」

ドカッ

レッド「ん?何かした?」

シロナ「いや、ツンデレってこの事だよねって……」

レッド「今のは暴力でしょ…って聞いてない」

シロナ「……さて、どうする?ナタネちゃんと作った思い出が思い出せない」

シロナ「さてどうする?」

シロナ「……確かまずはゆで卵を作るのよね」

シロナ「鍋に水入れて……思ったけどレンジでやった方が早い気がする」ピタッ

シロナ「作戦変更してこの容器に水と卵を入れて……」ポイポイ

シロナ「数分だっけ?………まあ沸騰させるのにも時間がかかるし15分でいいや」ピッ

870: 2011/09/01(木) 20:58:31.76 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「で……トマトをスライスしたよね?えっと…洗って」ジャー

シロナ「……この刃のついてる方で良いのよね?」グッ

スパッ

シロナ「お!」

スパスパ

シロナ「出来た!」スパスパ

シロナ「いたっ!……切っちゃった…」チュパ

シロナ「レッド君絆創膏とって」

レッド「……絆創膏?どこですか?」

シロナ「そこの戸棚の左上」

レッド「……あったあった」ガラッ

シロナ「早く早く!!」

レッド「あー……切っちゃったのか。水で洗って止血してからですね」

シロナ「そうなの?」

レッド「破傷風になりたくなかったら言う事聞きなさい」

シロナ「うむむ…」

871: 2011/09/01(木) 20:59:27.54 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「はい。出して」

シロナ「ん」スッ

レッド「うわっ!でも浅いな。良かった良かった」ジャー

シロナ「もう作るのやめた方がいい?」

レッド「食べたかったけど……まあ仕方がないな。続きは俺が作るか」クルクル

シロナ「なんかごめん」

レッド「故意じゃないアクシデントなら仕方がないさ……完成っと」

シロナ「………」

ボカン

シロナ「うひゃあっ!!」ダキッ

レッド「なっなんだ!?」

シロナ「何々なんなの?」

レッド「……あーレンジタマゴ…これはやっちゃいけない」

シロナ「なんで?」

レッド「仕組みはわかんないけど……レンジの中がすごいでしょ?」

シロナ「……洗っといて」

レッド「」

872: 2011/09/01(木) 21:00:25.63 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「……以後気を付けるわ」

レッド「………じゃあ居間で待っててください」

シロナ「そうさせてもらうわ」スタスタ

レッド「……そんなに料理するのが嫌だったか」

シロナ「そうじゃないんだけど……邪魔かなって…?」

レッド「いや、全然。傍で見てるだけでも勉強になるし」

シロナ「…………じゃあ見てる」スタスタ

レッド「……ふむふむ。ここまでやったのか…全然進んでないけど……」

シロナ「悪かったわね」バシン

レッド「……とりあえず、トマトにシロシロの血が混じってるとかこれは…一瞬病んでるかと思ったぜ」

シロナ「そのまま食べる?」

レッド「……ねえ目が怖いけど…シロデレ大丈夫?」

シロデレ「そのネーミングセンスはないと思う」

レッド「何でもデレを付ければ良いもんじゃないんだね」

873: 2011/09/01(木) 21:00:55.00 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「……で、ここからどうするの?」

レッド「……トマトのスライスが完成しているから…レタスの外側は捨てて…」ベリベリ

シロナ「何で?」

レッド「汚いから」

シロナ「……で?」

レッド「……レタスの葉は一枚二枚三枚でいいかな。これもう一回洗って」ジャー

シロナ「ふんふん」

レッド「次にパンにバターを塗ります」ヌリヌリ

シロナ「あー塗ってたねぇ」

レッド「レタス・トマト・レタスで良いかな。まあ味付けにマヨネーズでもかけとけ」ヌリヌリ

シロナ「おー」

レッド「ほい完成。野菜サンドウィッチ」スッ

シロナ「……」パクリ

シロナ「おいしー!」テッテレー

レッド「チーズ・ハム・チーズ」スッ

シロナ「おいひー!!」テーレッテレー

874: 2011/09/01(木) 21:02:06.75 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「……俺の分は?」

シロナ「ない」パクパク

レッド「………これがタマゴサンド」スッ

シロナ「……おいしい。流石家事係」パクパク

レッド「次回こそ頑張って作って頂戴」

シロナ「いやだ」パクパク

レッド「いや、そこを何とか頼むよ」

シロナ「アタシは料理がだめだから……」

レッド「そんなのやってみないとわからない。練習して何ぼだって」

シロナ「…………」

レッド「さて、俺は残った野菜でも食べて行きますか」

シロナ「どこ行くの?」

レッド「そりゃ森の洋館」

シロナ「え?もうやめない?」

レッド「ならお留守番?」

シロナ「いや、まあ行くけどさあ」

レッド「じゃあ行くか」

シロナ「……れっ、れ、レッド君お腹空いてない?」

レッド「まあ空いてるっ言えば空いてる」

シロナ「ちょっと待ってて……」スタスタ

875: 2011/09/01(木) 21:02:39.42 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「……ん?」

シロナ「はい」コト

レッド「ん?何これ?」

シロナ「お菓子」

レッド「これ食べていいの?」

シロナ「お腹空いてるでしょ?それにサンドウィッチはアタシがほとんど食べちゃったし……」

レッド「……」パク

シロナ「……気に入った?」

レッド「……まあ」モグモグ

シロナ「……ん」スッ

レッド「これも?」

シロナ「うん」コクリ

レッド「………」パクリ

シロナ「……味…合うかしら?」

レッド「……美味しい」パクパク

シロナ「…………これも」スッ

レッド「待ってくれ」

シロナ「ん?」

レッド「結構お腹一杯になった」

シロナ「……なっ、何か飲み物持ってくる!」

876: 2011/09/01(木) 21:03:07.30 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「……まさかね」

シロナ「はい。これ飲んで」ドン

レッド「」

シロナ「水分補給は大切だし」

レッド「でもこれ1.5リットルじゃないか」

シロナ「それくらい余裕でしょ?男の子でしょ?」

レッド「まあ……そうだけどさあ…」

シロナ「ならいけるでしょ?」

レッド「もしかして時間も時間だから怖いの?」

シロナ「そっ、そそそんな訳ないでしょ!!」

レッド「あーはいはい。怖いなら留守番してていいよ」

シロナ「それはダメ!!」

レッド「なら来る?」

シロナ「それもやだ」

レッド「どーするよ?」

シロナ「行かないで……」ギュッ

レッド「ええ!?」

シロナ「レッド君と離れるのは嫌だし行きたくない」ギュゥ

レッド「…………」

シロナ「お願い……」

レッド「……ならずっと手でも繋いでよう」

シロナ「へ?」

レッド「それなら大丈夫?まあ裾でも良いけど……」

シロナ「……まっ、とにかくアタシを守りなさい!」

レッド「さっきと態度が全然違う」

シロナ「そりゃ勝手に1人散策されたら嫌じゃない?」

レッド「でもハナダの洞窟とかポケモン屋敷とか1人で行ったんでしょ?」

シロナ「相手は幽霊よ!!それにハナダはダグトリオがお供でいたし、ポケモン屋敷はトレーナーが居たの!!」

レッド「……ごめん」

877: 2011/09/01(木) 21:03:43.43 ID:3Qaj0a/Ko
ハクタイの森・21時

レッド「昼間より一層不気味さが際立ってる」

シロナ「……昼間森にいたトレーナーが誰もいない」

レッド「ふ~ん。行くか」

シロナ「……」ギュッ

レッド「……裾で良いの?」

シロナ「誰かに見られたら恥ずかしぃ……」ゴニョゴニョ

レッド「麦わら帽子のお蔭でバレないって…」


森の洋館

レッド「気味悪いな……」

シロナ「写真は撮らない方が良いと思うの……」

レッド「……確かにそんな感じだねこれは」

シロナ「……もっ、もうちょっと引っ付いていい?」

レッド「……抱っこでもする?」

シロナ「そっそこまで子供じゃない!!」

レッド「怖いんでしょ?いつでも俺の顔見れて安心するよ」

ドカッ

シロナ「ばっ、バーカ!!」

878: 2011/09/01(木) 21:04:09.44 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「ノリが悪すぎた……ところでここはどういうところなの?」

シロナ「噂ではウラヤマっていう人が住んでたとか」

レッド「ウラヤマ?誰それ?」

シロナ「212番道路に大きな豪邸があってそこの主人が……ひっ!」ギュッ

レッド「どうかしたの?」

シロナ「あの……前にその豪邸に行ったことがあってその時そのポケモン像見た」スッ

レッド「……ふ~ん。面白そうじゃん。で、その像が左側にしかないからウラヤマって奴の洋館かもしれないってことか」

シロナ「……うん」

レッド「まあ確かにここはシロシロが行きたくないと拒むのもわかるな……ゴースばっかりだし」


森の洋館・食堂

おじいさん「」

レッド「なんだ人いるじゃん」

シロナ「……」ガクガク

レッド「どうしたの?」

シロナ「……あの人影がない」ギュッ

レッド「そう?まあいいや、ちょっと聞きたいけど良いか?」

おじいさん「」スー

レッド「なっ!?」

おじいさん「」フッ

シロナ「ね!レッド君。やっぱり帰らない?」グイグイ

879: 2011/09/01(木) 21:04:39.22 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「ミカルゲでも出してれば気分が和らぐ気がする」

ドカッ

レッド「まてまて。ミカルゲはゴースト・あくだからゴース避けになるぞ!!」

シロナ「……石だから動けない」

レッド「なんと!!」

シロナ「あっ、あのさ……」

レッド「おっ!毒消しだ!案でもあるの?」

シロナ「…やっ、やっぱりだだだ抱っこしてくれない?」

レッド「……良いよ」ヒョイ

シロナ「え!?ええ?この抱き方は!?」

レッド「一度やってみたかったんだよね。お姫様抱っこ。う~ん。まさかこんなところでやるとは……」

シロナ「はっ、恥ずかしいからやっぱり歩くから下ろして!!」ジタバタ

レッド「あっ、おじさん」

シロナ「ひっ!!」ダキッ

レッド「……見間違えたようだ」

シロナ「うぐぐ……」

レッド「ここでは大人しくお姫様気分で行こうじゃない」

シロナ「……後で覚えてなさい」

レッド「顔真っ赤で言われてもねえ」

880: 2011/09/01(木) 21:05:06.61 ID:3Qaj0a/Ko
森の洋館・2階・奥・廊下

レッド「部屋がたくさんある」

シロナ「ねえ」

レッド「ん?」

シロナ「あっちから音が聞こえてこない?」

レッド「……」

シロナ「………多分テレビの音。砂嵐」

レッド「……何かあるかもね」

シロナ「ええ!?」

レッド「だってシロシロをお姫様抱っこしてるだけでゴースが寄ってこない。これでは余りにもつまらない」

シロシロ「ゴース避けにしてる?」

レッド「いえ。温もりが良い」

バシン

レッド「…ビンタは止めて」ヒリヒリ

シロナ「ごめん」

881: 2011/09/01(木) 21:05:33.87 ID:3Qaj0a/Ko
森の洋館・2階・奥・左から2番目の部屋

レッド「……これか。音の原因」

シロナ「…砂嵐だ」

レッド「……なんか見られてる気がする」

シロナ「悪い冗談はやめてくれない?」

レッド「なんかいたりして……」ドカッ

ロトムLv:20「ぴぎゃぁああぁ」

レッド「なんか出たー!」

シロナ「ロトム!!」

レッド「ロトム?」

シロナ「珍しい……なんでここに…」

レッド「珍しいの?」

シロナ「こんなところに要る時点で珍しいと思わない?」

レッド「……ねえ、投げて」

シロナ「やだ、この姿勢が楽」

レッド「俺は両手塞がってるんだけど」

シロナ「アタシだって両手塞がってる」

レッド「下りてくれない?」

シロナ「いーや」

レッド「……でもこのままじゃ」

シロナ「しょうがないわね……ピカチュウ、ボール投げて」

ピカチュウ「ぴかー」ポイ

レッド「ピカチュウまで……」

コト…コト…バァン

882: 2011/09/01(木) 21:06:19.12 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「ん~参ったわね」

レッド「……手がしびれてきた」

シロナ「……ピカチュウもう一回投げて」

ピカチュウ「ぴかー?」

ピカチュウは言う事を聞かない

レッド「ピカチュウありがとう」

ぐにっ

レッド「痛い痛い!頬をつねらないで!」

シロナ「御主人がどうなっても良いのなら投げなくて良いわ」

ピカチュウ「ぴかー」ポイ

レッド「ピカチュウェ……」

コト…コト…コト…ぽしゅん

ロトムを捕まえた

シロナ「ふふんっ」

レッド「……なんてことだピカチュウまで…」

シロナ「さて、帰りましょう」

レッド「やだ」

883: 2011/09/01(木) 21:06:50.08 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「何でよ!!もう十分じゃない」

レッド「探索は大事」

シロナ「この洋館はもう十分でしょ!!」

レッド「じゃあ俺はまだ不十分だから先に帰る?」

シロナ「……しっ、しっかり守りなさい」ギュゥ

レッド「……可愛いやつめ!」


森の洋館・2階・右の部屋

レッド「……ん~廊下通ってた時に誰かに見られてる気がした」

シロナ「怖い事言わないでよ!!」

レッド「でもここは大丈夫だな。でもなんもないか」

シロナ「……ねえ」

レッド「何でしょう?」

シロナ「ちょっとフジ博士の時みたいに興味深いもの見つけた」

レッド「面倒事を……」

シロナ「そこの本見て」

レッド「無理」

シロナ「何でよ?」

884: 2011/09/01(木) 21:07:24.23 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「下ろしていい?抱っこしたままは見れない。てか腕がヤバいから一旦下りてください」

シロナ「えー」

レッド「怖くないでしょ?」

シロナ「……こ、ここなら平気…」ボソッ

レッド「それでも頼む!」

シロナ「……仕方がないなあ」スタッ

レッド「腕が軽い!!」

シロナ「………で、これ見て」

レッド「何々……あんな得体のしれ…… ……にモ……を持って行かれるとは……」

シロナ「ね♪興味深いでしょ」

レッド「……でもこれだけじゃわからない。得体のしれ……の部分は得体のしれない何かって事か」

シロナ「多分」

レッド「ふ~む。まあこれはこれで……にしてもポケモンの雑誌や写真集多いな」

シロナ「よっぽど好きだったんじゃない」

レッド「それより歩きにくい」

シロナ「怖い」

レッド「その割にはよくこんな書きなぐったの見つけたね」

シロナ「ふふんっ」

レッド「……まあ行こうか」

シロナ「はい。お願い」

レッド「え?何?」

シロナ「だからさっきの?」

レッド「さっきの?」

シロナ「……その…お、おお…オヒメサマダッコ」ゴニョゴニョ

レッド「……聞こえない」

シロナ「だから!!オヒメサマダッコ」ゴニョゴニョ

レッド「誰もいないし普通に言えば良いじゃん」

シロナ「うう…お姫様抱っこお願い」カァ

レッド「おけい!」ヒョイ

シロナ「……」

バシン

レッド「………反則だぁ…」

シロナ「ふんっ!」ツーン

885: 2011/09/01(木) 21:07:57.60 ID:3Qaj0a/Ko
森の洋館・2階・左の部屋

レッド「ここは特に気になるものは何もないな」

シロナ「………」

レッド「何かある?」

シロナ「ない」

レッド「……じゃあいっか」

シロナ「早く帰りたい」

レッド「まだ奥の部屋をコンプリートしてない」

シロナ「……」

バシン

レッド「だからビンタは止めてください」

シロナ「早く帰る」

レッド「もうちょっとだけ…」

886: 2011/09/01(木) 21:08:24.87 ID:3Qaj0a/Ko
森の洋館・2階・奥・真ん中の部屋

レッド「ベッドが二つある。休む?」

シロナ「嫌だ」ギュッ

レッド「俺もごめんだけどね」

シロナ「ごみ箱漁りした?」

レッド「するのかい?まあするけどさあ」

シロナ「……なんもない」

レッド「……ところで…隣の部屋から見られてる気配がする」

シロナ「こっ、怖い事言わないでよ」ギュゥ

レッド「なんかいたりな」


2階・右から2番目の部屋

レッド「!!」

シロナ「どうかしたの?」

レッド「隣の部屋に人の気配だ!」

シロナ「また?」

レッド「廊下に出た気がする!」


2階・奥・廊下

レッド「あれ?」

シロナ「……誰もいないけど…」

レッド「……おかしいな?」

シロナ「また幽霊?」

レッド「……部屋に戻って足りな。えっと…ここからだから……右端の部屋か」

シロナ「……今思ったけど蹴って部屋入るのはどうかと思うわ」

レッド「両手はシロシロで塞がってます」

シロシロ「それなら仕方がないわ」

レッド「……あの左端の部屋は寄らなくていいや」

シロナ「それは良かった。早く帰りたい」

887: 2011/09/01(木) 21:08:50.55 ID:3Qaj0a/Ko
右端の部屋

レッド「…みがわりの技マシンが落ちてる」

シロナ「……」

レッド「どうかしたの?」

シロナ「いや、アタシもなんか隣の部屋から見られてる気がするんだよね」

レッド「じゃあ行ってみるか」


右から2番目の部屋

レッド「……」ジー

シロナ「……」ジー

レッド「……あれだよね?」

シロナ「うん。あの絵の赤い目みたいなの」

レッド「もうちょい近くでみるか」

シロナ「やめとかない」

レッド「あ、赤い目みたいなのが消えた」

シロナ「嘘!?」

レッド「……なんかあると思ったらそれだけか」

シロナ「……それだけって十分怖いんだけど」

レッド「抱っこしてるから大丈夫でしょ」

シロナ「……ん!?ちょっとレッド君!!」

レッド「なんですか?……こいつは…」

シロナ「決めた早く帰りなさい」

レッド「まあそうだね。帰ろっか」

888: 2011/09/01(木) 21:09:17.71 ID:3Qaj0a/Ko
ハクタイの森・22時30分

レッド「……下りないの」

シロナ「……もうちょっと…このまま……」ギュッ

レッド「誰かに見られませんか?」

シロナ「この時間なら誰もいない」

ナタネ「こんばんは」

シロナ「うぇっ!!?」

レッド「ああ、そこのジムリーダーさん……ナタネさんだっけ?どうも」

ナタネ「わあ!名前覚えててくれたんですか!嬉しいです!!レッドさんで良いのかな?」

レッド「構いませんよ。あっ、お昼はありがとうございました。美味しかったです」

ナタネ「良かった。でもシロナさんも頑張ってくれたんですよ」

シロナ「なんで来るのよ……」

ナタネ「ここ気になるから見に来たら……ここはデートスポットですか」

シロナ「とっ、とりあえず下ろして!!」ジタバタ

レッド「はい」スッ

ナタネ「おーお熱い事」

シロナ「ちょっと来なさい!レッド君は先に戻ってて!!」グイ

レッド「えー」

シロナ「良いから!」

レッド「…わかったよ」

889: 2011/09/01(木) 21:09:49.17 ID:3Qaj0a/Ko
ハクタイシティ

ナタネ「随分あたしのイメージの中のシロナさんと違いました」

シロナ「氏にたい?」

ナタネ「いやいや、だから言いませんって……あの洋館で式でも挙げてたんですか?」

シロナ「……ミロカロス、冷凍ビーム」

ナタネ「ちょっと落ち着いてください」

シロナ「絶対誰のも言っちゃだめよ!!」

ナタネ「はいはい……もうちょっと…このまま……くっくっく」

シロナ「……生命保険は入っているかしら?」

ナタネ「ごめんなさい。調子乗りました」

シロナ「大体からかっている割にはナタネちゃんこそどうなのよ?」

ナタネ「あたしは草ポケモンが全てです!シロナさんみたいに男に走りま……ごめんなさい。ていうか、あたしにあの彼氏さんください」

シロナ「いーやーだ」

ナタネ「ちぇっ」

シロナ「いや、だってナタネちゃんなら余裕でしょ」

ナタネ「はぁ……何言ってるんですか?そんなシロナさんの彼氏さんみたいに良い人なんてそうそういませんよ。大体どこで知り合ったんです?」

シロナ「えっと……さn………何さりげなく情報聞き出してるのよ」

ナタネ「やっぱりばれましたか」

890: 2011/09/01(木) 21:10:25.16 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「とにかく黙ってなさい」

ナタネ「仕方がないですね」

シロナ「嫌ならここで凍っても良いのよ」

ナタネ「はい。黙ります」

シロナ「あと、インターネットとか使って言わないでよ」

ナタネ「あーはいはい。言いませんよ」

シロナ「……本当よね?」

ナタネ「そりゃここのチャンピオンシロナさんに誓って言いませんって」

シロナ「よろしい。じゃあもう帰るから」

ナタネ「あれ?もうお帰りですか?もうちょっとおしゃべりしていきましょうよ」

シロナ「待ってるし……そうそう昼はあのまま行っちゃったけど良かったの?」

ナタネ「勇者としてあたしの家に不法侵入して何か欲しいものありました?」

シロナ「ない」

ナタネ「だから入られても大丈夫ってことです」

891: 2011/09/01(木) 21:11:07.96 ID:3Qaj0a/Ko
シロナ「そう。で、あのレシピは何?」

ナタネ「何ってあたし特製のレシピですよ」

シロナ「あれが特製?」

ナタネ「そうです!だからちゃんとシロナさんオリジナルが出来たでしょ?……おっ!その指の怪我からして愛情のあるサンドウィッチになった気がしますね」

シロナ「この怪我で途中からレッド君が作ってくれた」

ナタネ「oh…」

シロナ「それじゃあね」

ナタネ「……あ、はい…………なんか物足りない会話だったなぁ」


シロナの家

シロナ「ただいまー」

レッド「ん。おかえり」

シロナ「何してるの?」

レッド「寛いでるの」

シロナ「寝ればいいじゃない」

レッド「先に寝てたら失礼でしょ」

シロナ「レッド君なら良いよ。寝顔見れるし」

892: 2011/09/01(木) 21:12:41.82 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「それは勘弁……あ、レンジ洗っておいたよ。疲れた」

シロナ「……」パカッ

シロナ「ほんとだありがとね」

レッド「いやいや。とりあえず、お風呂でも沸かしておいたから入ってきたら?」

シロナ「気が利くじゃない。一緒に入る?」

レッド「……いっ、いや、遠慮しとく!!もう入ったし」

シロナ「冗談よ」

レッド「…………俺を弄ぶか」

シロナ「ここの主ですから……」


風呂

シロナ「……」ゴクリ

シロナ(レッド君の入った後レッド君の入った後レッド君の入った後レッド君の入った後レッド君の入った後レッド君の入った後レッド君の入った後レッド君の入った後)

シロナ「………ちょ、ちょっとだけ飲んでみたい」

シロナ「……でもそれやったら人として終わる気がする」

シロナ「……ちょっと白湯が飲みたい気分だし…いやならそこからお湯出して飲めばいいわけだし……」

シロナ「でもやっぱり飲みたい!!」

シロナ「……ん?」

シロナ「今思ったけど……レッド君から貰えばいいんじゃないかしら?」

シロナ「…………何考えてるんだアタシ」

シロナ「上がろう」

893: 2011/09/01(木) 21:14:08.35 ID:3Qaj0a/Ko
寝床

レッド「…………」ジー

シロナ「……何よう?」

レッド「…シロシロの寝間着姿初めて見た……」

シロシロ「別に家なんだし良いじゃない」

レッド「……そっか」

シロナ「もう眠いから寝るわ。お休み」

レッド「お休み」

シロナ「……」

レッド「………ZZ」

シロナ「……」モゾモゾ

レッド「……ん?」

シロナ「レッド君と一緒に寝る」ダキッ

レッド「……は?」

シロナ「……あの洋館の後じゃ怖い」ギュゥ

レッド「…………マジ?」

シロナ「……すぅー…すぅー」

894: 2011/09/01(木) 21:14:40.05 ID:3Qaj0a/Ko
レッド「なんてことだ……危険じゃないか!?俺の理性が」

レッド「どうするよ?まさか寝間着で抱き着かれるとは思ってなかった。しかもいいシャンプーの匂いするしよお」

シロナ「……うるさい」

レッド「あっ、ごめんなさい」

シロナ「………ん。よろしぃ…」

レッド「……」

レッド(どうするよ?)

レッド(幸い背中に抱き着いててくれて良かった。正面なら理性が吹っ飛んでたし……いや、今でも十分に危ないけどね)

レッド(……シロシロと一緒は本当にどうする?)

シロシロ「……ん~ZZZ」ギュゥ

レッド(……シロにゃん結構デカいってそんな風に俺の可愛いシロにゃんを見てはいけない………仕方がない。俺の知り合いの耐え方。メリープでも数えるか……)

レッド(俺の理性が凄いのか俺はヘタレなのか……どっちでもいいや)

シロにゃん(……このヘタレ!)

901: 2011/09/02(金) 00:53:48.49 ID:1+N4f3ZAo

次の日・トバリシティ

レッド「流石に朝飯シーンは2度もいらない気がしてきた」

シロナ「……恥ずかしい」ササッ

レッド「いや、寧ろバレないって」

シロナ「朝の出来事の方……」

レッド「あ……」

シロナ「れっ、レッド君だから許すけど……恥ずかしかった」

レッド「まあまあ。それも観光途中で忘れるさ。さてどこから行けばいいの……ここやたら隕石多いけど…」パシャ

シロナ「石に囲まれた町だし……このまま214番道路に行くわよ」

レッド「……わかったけど…今回はホント誰かわからないな」

シロナ「……そりゃあいつものお気に入りの黒着てきてないし」

レッド「ピンクとシロシロっぽくて可愛らしい」

シロシロ「ありがと……」ササッ

レッド「麦わら帽子にもバリエーションがあったのか」

シロナ「同じだとバレるじゃない」

レッド「……服でイメージがつかめない」

シロナ「寧ろレッド君の服装を何とかして欲しかった……」

レッド「ごめんなさい。普段からこれで十分なんで……」

902: 2011/09/02(金) 00:54:19.91 ID:1+N4f3ZAo
214番道路

レッド「なんで町は立派なのに道路は荒れ地が多いんだ」

シロナ「自然保護」パシャ

レッド「……そう来たか…と、あそこ何?」

シロナ「……マニアが掘ってる穴」

レッド「ならいっか」

シロナ「そういうこと♪」


リッシこのほとり

レッド「建物が見える」

シロナ「そこは後回しにして先にリッシ湖行きましょう」

レッド「何かいるの?」

シロナ「シンジ湖の妖精さんの仲間」

レッド「なーるほど」

903: 2011/09/02(金) 00:54:47.30 ID:1+N4f3ZAo
リッシ湖

シロナ「相変わらず綺麗」パシャ

レッド「あの穴か」

シロナ「そうそう」

レッド「今度は逃げないよね」

シロナ「……」

レッド「え?またですか?」

シロナ「行ってみないとわかりません」

レッド「マジかよ……ボールは?」

シロナ「……レッド君のお金でハイパーボール65個」

レッド「……また無駄遣いを…」

シロナ「備えあれば患いなしって言うじゃん」

レッド「まあ、せめてダークボールとかクイックボールも買っておこうよ」

シロナ「買ったよ。大体1種類のボールに15個くらい」

レッド「…………残りのお金は?」

シロナ「……お財布確認してにして」

レッド「…………嘘だろ?」

シロナ「……」

レッド「6530円だと……!?」

シロナ「だってヤマブキレストランでお金飛んだじゃん」

レッド「いやでも何でシロシロマネーから出してくれないのさ?」

シロシロ「このお金はアタシ達の将来のために取っておくの」

レッド「前も言ってたね。そんなこと」

904: 2011/09/02(金) 00:55:16.06 ID:1+N4f3ZAo
リッシ湖の空洞

レッド「こいつは……」

シロナ「アグノム」

アグノムLv:50「きゅううん」

シロナ「確か意思の神じゃなかったっけ?」

レッド「神かよ……シンオウ伝説大すぎ」

シロナ「……逃げないのね」

レッド「ありがてえ」

シロナ「ではどうやってHPを削りましょう?」

レッド「ピカチュウ、でんこうせっか!」

ピカチュウLv:91「ぴかー」

ピカチュウのでんこうせっか
アグノムはかろうじて残った

ドカッ

レッド「……セーフじゃん!!」

シロナ「氏にかけてる……可哀想」

レッド「どうしろというんだ」

アグノムのスピードスター
ピカチュウは残った

905: 2011/09/02(金) 00:55:55.86 ID:1+N4f3ZAo
シロナ「いけ!レッド君ボール」ポイ

バァン

シロナ「使えないわね」

レッド「なんか俺が言われたみたいなんだけど……」ポイ

バァン

シロナ「……どうする?」

レッド「HPギリギリだし……あ…フシギバナだ」

シロナ「そっか。フシギバナ、眠り粉」

レッド「俺のポケモンだよ」

フシギバナの眠り粉
しかし、フシギバナの攻撃は外れた
アグノムのみらいよち
アグノムは未来に攻撃を仕掛けた

レッド「もう一回眠り粉」

フシギバナの眠り粉
アグノムは眠った

シロナ「これで終わりっと」ポイ

コト…コト…コト…ぽしゅん

アグノムを捕まえた。

シロナ「よし!」

レッド「さて、捕まえたけどうするのよ?」

シロナ「戻るわよ」

レッド「聞いてる?」

906: 2011/09/02(金) 00:56:22.53 ID:1+N4f3ZAo
リッシ湖のほとり

レッド「ここってどうなってるの?」

シロナ「ここのレストランってシンオウじゃ高級なのよ」

レッド「まだやってないけど……」

シロナ「まだ朝だし……」

レッド「ですよね」

シロナ「ここは豪華な所だけど途中から213番道路になるから注意ね」

レッド「マジかよ」

シロナ「ここはホテルグランドレイク。いつか泊りに来ようよ」

レッド「良いね」

シロナ「っても通り道なんだけどね」

レッド「さっきのほとりでもう一方の道は?」

シロナ「あっちはまだ先。ポケモンリーグに行くにはレッド君はまだバッジ足りないし」

レッド「いや足りるんだけど……」

シロナ「アタシが認めない」

レッド「これがチャンピオン様か」

907: 2011/09/02(金) 00:56:51.15 ID:1+N4f3ZAo
ホテルグランドレイク

レッド「ご苦労様です」

シロナ「です」パシャ

警備員「お疲れ様です」


213番道路

レッド「おお!海だ!!」

シロナ「長かった……」

レッド「で、この細い道?」

シロナ「ほら、頑張りなさい」

レッド「自転車で、こけたら……」

シロナ「こける?」

レッド「……頑張ります」キコキコ

シロナ「期待してるわ」ギュッ

レッド「おしゃああああ!!」キコキコキコ

シロナ「おお!早い!」

レッド「……よっと!」キキー

シロナ「わわっ!!」

908: 2011/09/02(金) 00:57:20.25 ID:1+N4f3ZAo
レッド「なんとか通り切りました」

シロナ「……誰も見てないよね?」

レッド「……大丈夫だけど何で?」

シロナ「………」キョロキョロ

シロナ「……恥ずかしいけどレッド君だから…」チラッ

レッド「ちょっ!!」

シロナ「だから誰も見てないか聞いたんでしょ」カァ

レッド「……さすがにワンピースだけとは…予想出来なかった」

シロナ「しっ、仕方がないでしょ!!」

レッド「次の町までどのくらい?」

シロナ「もうすぐ……だけど…」

レッド「ならそこで一旦飛んで帰るよ」

シロナ「ん」

レッド「ったく。飛んだ工口にゃんだ」キコキコ

ドカッ

工口にゃん「見た目のカモフラージュよ」

レッド「せめてショートパンツとか穿いて欲しかった」

909: 2011/09/02(金) 00:57:48.17 ID:1+N4f3ZAo
ノモセシティ

レッド「一旦帰る!!」

シロナ「そうだね」


シロナの家

シロナ「覗いちゃ駄目だから」

レッド「大丈夫大丈夫」

シロナ「……」

ドカッ

レッド「女心は難しいです」

シロナ「分かった頃にはレッド君は立派になってるのよ」シャッ

レッド「……どう?」

シロナ「……う~ん。下着も替えた方が良い?」

レッド「いっ、いや……それは替えなくていいかも」

シロナ「そう?まあ、そうね」ゴソゴソ

レッド「……どう?」

シロナ「これでどうかしら?」シャッ

レッド「良いんじゃないか。元が良いんだし何着ても完璧」

シロナ「ちゃんと下は穿いたから」チラッ

レッド「ぐっ……これはこれで工口にゃんだ…」

工口にゃん「誰が工口にゃんだ」

910: 2011/09/02(金) 00:58:47.14 ID:1+N4f3ZAo
ノモセシティ

レッド「へー。サファリゾーンあるんだ」パシャ

シロナ「ノモセ大湿原の事をね」

レッド「おっ!シロシロ、この顔出し版で写真撮らない」

シロシロ「もちろんレッド君が覗くんでしょ?」

レッド「……まじ?」

シロナ「はい。覗いた覗いた」

レッド「これは恥ずかしい」グッ

シロナ「やだ、可愛い……ん?」

レッド「お」

グレッグル「」テクテク

レッド「今の何?」

シロナ「グレッグル。ここのマスコットポケモンなのよ」パシャ

レッド「へ~。じゃあジムでも行くか。その後サファリパークでも行こうかな」

シロナ「サファリパークはお勧めしないわ」

レッド「何で?」

シロナ「泥まみれになるから」

レッド「なんてことだ……」

911: 2011/09/02(金) 00:59:17.79 ID:1+N4f3ZAo
ノモセジム

マキシ「グハハ!さすがシロナさんお気に入りだ!ほれ、フェンバッジだ」

レッド「ははは。どうも」

シロナ「ツーショットでも如何かしら?」

マキシ「俺様とか?良いだろう」

パシャリ

マキシ「しかし、この大敗は悔しいな。レッドと言ったな今度このマキシマム仮面が再戦を挑む!!」

レッド「なるほど。良いですよ。負ける気がしませんね。あ、写真ありがとうございました」

マキシ「構わん。楽しかったぞぉ!!」


ノモセシティ

レッド「……熱いな。カツラさんと違う意味で」

シロナ「良かった。レッド君が掘られなくて」

レッド「何言ってんだ?」

シロナ「次は自転車はきついかも」

レッド「なんで?」

シロナ「行けばわかる」

レッド「?」

912: 2011/09/02(金) 00:59:46.15 ID:1+N4f3ZAo
212番道路

レッド「また雨か」

シロナ「麦わら帽子って万能ってか寒い!!」

レッド「まあ下半身露出すごいからね」

シロナ「早く行こ!寒い!!」

レッド「とはいえ……沼地がある」パシャ

シロナ「こっち」ニギッ

レッド「最短ルート?」

シロナ「泥が当たらないところ」

レッド「さっすがシロシロ」

シロシロ「褒めてもキスくらいしか出来ないぞ」

レッド「期待していいの?」

シロナ「……ばか…」グイ

レッド「ん……」

シロナ「……はい。おしまい。行くよ」カァ

レッド「ガイドよろしく」

913: 2011/09/02(金) 01:00:22.71 ID:1+N4f3ZAo
シロナ「……ここからは自転車ね」

レッド「ふう……びしょびしょだ」

シロナ「……なんか上着貸してくれない」

レッド「……おっ、おけ!これ着て!!」ファサッ

レッド(服が透けるとかどんなイベントだよ!!)ドキドキ

シロナ「………やっぱり普段の方が良かったかな?」

レッド「いや、これで十分」

シロナ「そ、そう」

レッド「とりあえず、風邪引かないようにすぐ行くか」キコキコ

シロナ「……お願い」

レッド「大丈夫?」

シロナ「うん」パシャ

レッド「…………おっ!ここが森の洋館の主人かもしれない豪邸か」

シロナ「……ぅん」

レッド「シロシロ?」

シロシロ「……だいじょうへくちっ!!」

914: 2011/09/02(金) 01:00:56.38 ID:1+N4f3ZAo
レッド「やっぱり薄着で雨打たれて風邪引いちゃったか!!今日はもう帰ろう!」

シロナ「だっ、大丈夫だから……」

レッド「ダメだ!今やせ我慢されたら今よりもっと悪化する」

シロナ「でも……観光へくちっ!!」

レッド「ほら……寧ろ無理して観光しても俺は楽しめない」

シロナ「ううう……」

レッド「とりあえず……こっちってどこ?」

シロナ「……はぁ…はぁへくちっ!」

レッド「チッ!意識が危ない!!もうすぐで町みたいだけど……帰るか!!」


シロナの家

レッド「正当防衛正当防衛」ヌガシ

シロナ「……」グッタリ

レッド「えっと……これとこれ…まあうん。正当防衛だから」フキフキ

シロナ「……ううう」

レッド「……とにかく寝間着着て寝てること」キセキセ

シロナ「……ごめんねぇケホッケホッ」

レッド「良いよ。これくらい。寧ろ俺の方が感謝したい」

レッド(オールヌード拝めたし)

シロナ「……変なこと考えた?」

915: 2011/09/02(金) 01:06:06.67 ID:1+N4f3ZAo
レッド「いやぁああ!ほら寝た寝た」

シロナ「んぅ……まあ助けてくれたから許す」

レッド「ごめんなさい」

シロナ「へくちっ!!」

レッド「じ、じゃあ俺は薬とか買ってくるから……」

シロナ「もうちょっと一緒に居て…」ガシッ

レッド「!?」

シロナ「独りはやだぁ」ウルウル

レッド「……わかった。シロにゃんが寝るまで手を握ってるよ」

シロにゃん「ありがけほけほ」

レッド「……安静安静。ごめん。無理に違う服頼んじゃったから雨で………」ナデナデ

シロナ「………ん~ん。レッド君のせいじゃないよ」

レッド「やっぱりいつもの黒い服だな。シロシロは」

シロシロ「でも、レッド君のおかげで普段あんまり着てない服を着ること出来たから……」

レッド「そうなの?」

シロナ「いつも黒い服でしょ。だからね……けほっけほっ」

レッド「とにかく今は寝てて」ナデナデ



今日はここまでです。
どこで紅白コンビはくるってしまったのだろう。
失礼しました。

923: 2011/09/05(月) 01:15:24.80 ID:RcQBP/mKo
シロナ「……眠れない」

レッド「横になってるだけでも良いからさ」

シロナ「ん……」

レッド「ちょっと濡れた服洗濯してくるから……」

シロナ「レッド君って洗濯できるの?けほけほ」

レッド「2年くらい孤独な修行してたからな」

シロナ「……出来ればまだ傍にいて欲しいな」テレッ

レッド「わ、わかった」ドキッ

シロナ「ごめんね。色々後閊えちゃうと思うけど……」

レッド「シロシロを守るって約束したし、それくらい当然さ」

シロシロ「あ、ありがと……ケホッケホッ」

レッド「ああもう。無理しちゃ駄目だっての!!」サスリサスリ

シロナ「……ご、ごめん」

レッド「いや、謝らなくて良い。今やって欲しい事は大人しく寝てること」

シロナ「ん」

924: 2011/09/05(月) 01:16:09.85 ID:RcQBP/mKo
レッド「……もしかして絵本でも呼んでほしいの?」

シロナ「そっ、そこまで子供じゃげほっげほっ!」

レッド「もう大人しくしてなさい。今日はほぼ家にいるから」

シロナ「…むむ!?ほぼってどういうこと?」

レッド「買い出し」

シロナ「あーそっか」

レッド「その間はピカチュウとでもおしゃべりしててくれ」

シロナ「ピカチュウ何言ってるかわかんない」

レッド「まず人語じゃないしな。鳴き声だしな」

シロナ「分かってて言ったの?」

レッド「いや、俺の居ない間独りじゃ寂しいだろうし。俺が居なくてもポケモンが居ればいいかなと……ほら他のポケモン達じゃデカすぎたりして入りきれないだろ」

シロナ「トゲキッス」

レッド「……あーじゃあトゲキッスとおしゃべりしてて」

シロナ「だから無理だってごほごほ」

レッド「……わざと?」

シロナ「そんな訳ないでしょ」

レッド「だよね。じゃあ洗濯してくるよ」

シロナ「もうちょっと…」ガシッ

925: 2011/09/05(月) 01:16:40.47 ID:RcQBP/mKo
レッド「……とは言ってももう話すネタがないし、シロシロは病人なんだから寝てなきゃダメ」

シロナ「ぐうう」

レッド「……いや、そう唸られても…」

シロナ「だって眠くないんだもんげほげほ」

レッド「じゃあゲームとかしてたら?」

シロナ「テレビゲームや携帯ゲームってやつ?」

レッド「うん」

シロナ「遠慮しとくわ。廃人になるアタシをレッド君は見たい?」

レッド「いや廃人になるまでやるなよ」

シロナ「そうだ!!」

レッド「何?」

シロナ「レッド君が添い寝してくれればいいの!!」

レッド「それのどこが名案なのよ?」

シロナ「アタシはレッド君を感じられるし、レッド君もアタシを感じられる」

レッド「なんか工口いな。その発言」

シロナ「とにかくすぐに洗濯してきなさい」

レッド「今思ったけど、家に洗濯機あるし声は届くじゃん」

シロナ「風邪気味で声が出ないのけほけほ」

926: 2011/09/05(月) 01:17:07.10 ID:RcQBP/mKo
レッド「……つか、そんな事したら俺が風邪を引いちまう」

シロナ「もう引いてると思う」

レッド「………そうだね。いや、だからって添い寝はますますダメでしょ!!」

シロナ「ちえっ」

レッド「じゃあ行ってくるんで、何かあったらポケギアで呼んでください」

シロナ「……ん」


浴室付近

レッド「……これとこれとこれか」ポイポイ

ピピピピピ

レッド「ん?」ピッ

シロナ『すぐ来てツーツー』

レッド「……」


寝室

レッド「何のようです?」

シロナ「さびしいから呼んだ」

レッド「……いけピカチュウ!」

ピカチュウ「ぴかー」

927: 2011/09/05(月) 01:17:38.88 ID:RcQBP/mKo
レッド「話し相手になるんだ!!」

ピカチュウ「ぴかー」

シロナ「え?」

レッド「え?」

シロナ「レッド君が相手じゃないの?」

レッド「まだ洗濯の途中だし……」

シロナ「レッド君とおしゃべりしてたい」

レッド「いや、俺だっておしゃべりしてたけど……ネタと時間ないし」

シロナ「服なんてまた買えばいいの!!」

レッド「置き場がないんだけど……」

シロナ「なんでレッド君が家の事そんなに詳しくなってるのよ!!?」

レッド「そっ、そりゃあさっきシロシロの家全体探し回って服着せたし」

シロナ「……げほっげほっ」

レッド「ほら、だからもう大人しく寝てて」

シロナ「……へっ、タンスとか漁ってないよね?」

レッド「…………身体でも触って確認してくれ」

シロナ「………」ペタペタ

レッド「じゃあピカチュウ、後相手よろしく」

ピカチュウ「ぴかー」

928: 2011/09/05(月) 01:18:08.02 ID:RcQBP/mKo
シロナ「……今冷静になってくると……レッド君に裸見られた」カァァ

ピカチュウ「ぴかー」

シロナ「ピカチュウ、何か話せる?」

ピカチュウ「ぴかー」

シロナ「御主人の事好き?」

ピカチュウ「ぴかー」

シロナ「ぴかーじゃわかんないわよ」

ぴかちゅう「ぴかー?」

しろな「ぴかー」

ピカチュウ「ぴかぴか?」

シロナ「ぴかぴかちゅう!!」

ピカチュウ「ぴかー!!」

シロナ「ぴか?」

ピカチュウ「ぴーかちゅう」

シロナ「あー!!もうわかんない!げほげほ」

ピカチュウ「ぴかぴか」

シロナ「ありがとう……そうだ!レッド君呼んできて」

ピカチュウ「ぴかー」トテテ

シロナ「………」

929: 2011/09/05(月) 01:18:37.02 ID:RcQBP/mKo
レッド「お呼びですか?」

シロナ「ピカチュウ何しゃべってるかわかんない」

レッド「いや、だからって呼ばなくても……」

シロナ「レッド君はアタシの事嫌いなの?」

レッド「そんな訳ないじゃん」

シロナ「じゃあ話し相手になってくれても良いじゃない」

レッド「まだ、洗濯終わってません」

シロナ「暇なの!!」

レッド「病人は大人しく寝てるものです!」

シロナ「元気になった」

レッド「とりあえず、大人しくしてなさい」

シロナ「だから元気になっげほげほ」

レッド「はい、大人しくしてましょうね」

シロナ「むうう」

レッド「ピカチュウとトゲキッスの二匹とおしゃべりしてればいいじゃない」

シロナ「トゲキッス」

トゲキッス「ぶふふぽわぃんやー」

レッド「……あのさ」

930: 2011/09/05(月) 01:19:14.64 ID:RcQBP/mKo
シロナ「何よ?」

レッド「何でドアのところに出すのよ?俺が通れないでしょ」

シロナ「しらなーい」

レッド「……どいてくれ」

トゲキッス「ぶふふぽわぃんやー」

シロナ「動けないって」

レッド「おい」

シロナ「何よ?」

レッド「言葉分かるじゃん」

シロナ「見たまんま答えただけなんだけど……」

レッド「まあよっと」ヒョイ

シロナ「サイコキネシス」

レッド「ちょっ!」

シロナ「何よ?」

レッド「何俺に向けてサイコキネシス使ってるの!!」

シロナ「そりゃレッド君逃げるから」

レッド「いや、洗濯が……」

シロナ「洗濯とアタシどっちが大事なのよ!?」

931: 2011/09/05(月) 01:19:44.74 ID:RcQBP/mKo
レッド「そりゃあシロシロだけど…」

シロシロ「じゃあここにいて」

レッド「さっきのか弱いシロにゃんがどうしてこんな元気なシロにゃんになってしまったのか」

シロにゃん「アタシは寂しくなると氏ぬ」

レッド「ともかく、大人しく寝てて」

シロナ「暇」

レッド「いや、トゲキッスとピカチュウとおしゃべりしてればいいでしょ!!」

シロナ「アタシはレッド君とおしゃべりしたいの」

レッド「洗濯終わったらすぐに戻ってくるからさぁ」

シロナ「……本当?」

レッド「なんだったら添い寝もしてあげる」

シロナ「そっ、そこまでは良いわよ!!」

レッド「……まあというわけで行ってくる」

シロナ「……トゲキッス、戻りなさい」

レッド「パパッと終わらせてくるからさ」

シロナ「早く戻ってきなさいよ」

レッド「だから早く終わらせて帰ってきたかったのに……」

シロナ「……むむむ」

932: 2011/09/05(月) 01:20:31.18 ID:RcQBP/mKo
レッド「ピカチュウとおしゃべりでもしててくださいよ」

シロナ「…………」

ピカチュウ「ぴかー」

シロナ「……」

ピカチュウ「ぴか」

シロナ「……」

ピカチュウ「ぴかちゅう」

シロナ「……貴女、ご主人が良いの?」

ピカチュウ「ぴかー」

シロナ「………そう。アタシは?」

ピカチュウ「ぴかぴか」

シロナ「……何でよ?」

ピカチュウ「ぴかぴーか」

シロナ「……でもでも、あたしはレッド君の恋人なんだぞ!!げほっげほっ」

ピカチュウ「ぴーかぴかぴか」

シロナ「……うっ、うるさいわね!そういうのはレッド君の方からでしょ」

ピカチュウ「ぴーかぁ」

シロナ「……まあ、そうだけどお…」

ピカチュウ「ぴかー」

933: 2011/09/05(月) 01:20:59.18 ID:RcQBP/mKo
シロナ「……いや、でもレッド君…う~ん……」

ピカチュウ「ぴかぴか」

シロナ「……うん?どういうこと?」

ピカチュウ「ぴかぴかぴかちゅう」

シロナ「……さすがにまだない」カァァ

ピカチュウ「ぴっかー」

シロナ「……ななな!!それはまだ早い早いよ!!」

ぴかちゅう「ぴーか」

しろな「……げほげほ」

ぴかちゅう「ぴかぴか」

しろな「……ありがとピカチュウ」

ぴかちゅう「ぴか」

しろな「……うん。でもレッド君はアタシに首ったけだし大丈夫だよ」

ぴかちゅう「ぴかぴか」

しろな「……そうなの?」

ぴかちゅう「ぴかー」

しろな「……ふ~ん」

ぴかちゅう「ぴかぴかぴかぴか」

しろな「……へぇ~…そうなんだ」

ぴかちゅう「ぴか」

しろな「……そう。ありがとピカチュウ。後で成敗しないといけないのね」

934: 2011/09/05(月) 01:21:48.15 ID:RcQBP/mKo
レッド「終わったー」

シロナ「レッド君」

レッド「何ですか?」

シロナ「成敗!」ブン

スカッ

シロナ「あれ?」クラッ

レッド「おっと!」ダキッ

シロナ「あ、ありがと……」

レッド「ほら、元気でも身体が言う事聞かない間は大人しくしてること」

シロナ「うん……ここにいて」

レッド「今度はお昼までね」

シロナ「……ピカチュウからすべて聞いたよ」

レッド「何聞いたの?」

シロナ「アタシが一緒に付いてても女性トレーナーの方ばっか見てたみたいじゃない」ジトー

レッド「イヤソレハデスネシロナサン」

シロナ「そりゃあ他のトレーナーの子だってアタシにない魅力持ってて可愛いと思うよ。でもレッド君はその中でアタシを選んでくれたんだしもうちょっとアタシの事見てくれたっていいじゃない……」グチグチ

レッド「……だってシロシロばっか見てたら自転車漕げないじゃん」

シロシロ「他にもアタシがどかどかやるからレッド君ちょっと嫌いになってるでしょ?」

レッド「いや、寧ろそれやってるうちはシロシロに求められてるって思えるから安心できる」

シロシロ「じゃあやめたら?」

レッド「……女心わからない俺はそのまま走るかな。だからストッパーとしてシロにゃんが居て欲しい」

シロにゃん「アタシはただの保護者みたいな存在なの?」

レッド「そうじゃない。俺はシロナと観光してた時。そして今でも楽しい。なんていうかな。イッシュじゃずっと1人だったから質素だったんだけど……ジョウトでシロナと観光するようになってから楽しいと思ったんだよ!寧ろ観光するならシロナと一緒じゃなきゃ俺の方がいやなんだ。もちろん、シロナはガイドじゃなくて恋人としてだ!」

シロナ「……」カァァ

レッド「あと、基本的にシロナと行動するようになってからは女の子相手は基本相手のおでこあたり見てるからスタイルとかシロナくらいしかまともに見てない。イッシュは……気にスンナ」

シロナ「……」

レッド「というわけで、ピカチュウから聞いた事はこう言う事だ」

シロナ「……許す」ギュッ

935: 2011/09/05(月) 01:22:29.79 ID:RcQBP/mKo
レッド「……とりあえずだ」

シロナ「?」

レッド「大人しく寝ててくれ」

シロナ「……レッド君も寝ない?」

レッド「俺はまだいいよ」

シロナ「一緒に寝て」

レッド「………」

シロナ「……命令」

レッド「いや、俺は犬じゃない」

シロナ「何で嫌なの?」

レッド「……俺が危ない」

シロナ「別にここなら誰もバレないよ」

レッド「そうじゃない。俺が危ないんだ」

シロナ「どういうこと?」

レッド「……とにかく、手を握っててあげるからそれで我慢して…」ニギッ

シロナ「……じゃあ今度!」

レッド「……わかった」

シロナ「ふふんっごほごほ」

レッド「大丈夫?」

936: 2011/09/05(月) 01:23:09.46 ID:RcQBP/mKo
シロナ「……本当に辛くなってきたげほげほ…レッド君の言う事素直に聞いていれば良かった」

レッド「だから言ったじゃん」

シロナ「……寒い」

レッド「あー……風邪だ大人しく寝ること」

シロナ「……手」

レッド「俺はここにいるから」

シロナ「……恥ずかしい」ササッ

レッド「今更ですか」

シロナ「だって寝顔見られるんだよ!」

レッド「そこに拘って起きてたらいつまでたっても風邪が治らないよ」

シロナ「……みっ、見ないでよ!」ゴロッ

レッド「手握ったままだと辛いでしょ」

シロナ「…………」

レッド「諦めて手を放すか、こっち向くか」

シロナ「……」モゾモゾ

レッド「まあ……隠すか」

シロナ「……いいじゃない」

レッド「いや、隠すくらいなら俺の方向かなきゃ良いじゃん」

シロナ「レッド君の手を握っていたいの」

レッド「なるほど……ところでさ」

シロナ「何?」

レッド「そろそろ、観光しないと、このスレタイが詐欺になるけど……」

シロナ「……風邪は誰だって引くものじゃげほげほ」

レッド「だね。大人しくしてなさい」

シロナ「……」

レッド「明日元気になってれば観光の再開ってやつだ」

シロナ「ダメだったら?」

レッド「治った日から観光って事で飛ばされる」

シロナ「………理不尽」

レッド「いや、俺に言われても……」

937: 2011/09/05(月) 01:23:40.24 ID:RcQBP/mKo
次の日

シロナ「治った」テッテテー

レッド「良かったじゃん……ごほっごほっ」

シロナ「……」

レッド「げほげほ」

シロナ「もしかして……移しちゃった?」

レッド「今日は観光やめよう…ごほっ」

シロナ「……ごめん」

レッド「いや、シロシロのせいじゃないから……」

シロナ「……とりあえず、今日はアタシが看病してあげる!」

レッド「……寝かせて…」

シロナ「………」モゾモゾ

レッド「……何を…」

シロナ「添い寝」

レッド「なっ!」

シロナ「……ふふふ、観念しなさい」

レッド「……ちょまぁああ」

938: 2011/09/05(月) 01:25:07.10 ID:RcQBP/mKo
次の日

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「その……昨日の事はみんなには………」

レッド「言えるわけないでしょ」

シロナ「だっだよね。アハハハ」

レッド「……勢いだったけど…今思い出すと氏にたくなる」

シロナ「………出来たら責任取りなさい」

レッド「……ん……まあ、柿の種植えたところで木になるまで凄い時間かかるけどね」

シロナ「管理だけしっかり頼むわ……じゃあ、ミオシティ行くわよ」

レッド「場所は?」

シロナ「コトブキシティの西側」

レッド「今日の服は?」

シロナ「リベンジよ!」バーン

レッド「おお!」

シロナ「下もバッチシ!」ピラッ

レッド「そっ、そういうの見せなくて良いから……」

シロナ「そう?」

レッド「………だから工口にゃんなのよ」

ドカッ

939: 2011/09/05(月) 01:25:41.86 ID:RcQBP/mKo
コトブキシティ

レッド「こっち?」

シロナ「そうそう」

レッド「相変わらず、都会だなぁ」

シロナ「ミオシティも良いところよ」

レッド「その言葉。期待するよ」

シロナ「流石に今回はバレてないみたい」

レッド「またバレたかったの?」

シロナ「勘弁してよ」


201番道路

レッド「何にもない」パシャ

シロナ「……道路だから大目に見てあげて」ピース

レッド「シンオウは面白いところ多いから期待してたんだけどな」

940: 2011/09/05(月) 01:26:14.19 ID:RcQBP/mKo
ミオシティ

レッド「……クチバシティみたいなところか」パシャ

シロナ「そう。そこがミオ図書館。アタシもよくそこで調べてる」

レッド「今調べてないじゃん」

シロナ「頭に入ってるの」

レッド「スゲー!」

シロナ「……案内するよ」

レッド「遠慮しておきます」

シロナ「え?」

レッド「ジム行きたい」

シロナ「あー……なるほど」

レッド「じゃあジムリーダー呼んでよ」

シロナ「いや、お父さん呼ぶの?」

レッド「え?お父さん?」

シロナ「アタシのお父さんじゃないよ。最初のジムリーダーのお父さん」

レッド「真剣に焦った」

シロナ「別にそこまで焦る必要はないと思うんだけど……」

レッド「ところでこの古びた看板はなんでまだあるの?」パシャ

シロナ「本当だ……ここははとばのやど……文字がかすれてて読めない」

レッド「てことは随分古いな……まあいいや。ジム行こ」

941: 2011/09/05(月) 01:26:45.70 ID:RcQBP/mKo
ミオジム

トウガン「いや、参った。私のポケモン達がこうもあっさりとは……また鋼鉄島で鍛えてくるか」

レッド「いえ、弱点ついて申し訳ないです」

シロナ「………本当に申し訳ないです」

トウガン「いやいや、さすがシロナさんが惚れただけありますな。私にはわかりますから、無理に隠さなくて良いですよ……しかし、レッド君はカントー出身だったか?」

レッド「はい。観光に来ています」

トウガン「なるほど。やはり、彼がカントーチャンピオン代表か」

シロナ「それ何の話です?」

トウガン「シロナさんはご存じないですか?」

シロナ「ええ。その……考古学でポケモンリーグ空けていたので…」

トウガン「ヒョウタの奴、言い忘れたか……ちょっとレッド君」

レッド「何ですか?」

トウガン「悪いが席を外してくれないか。ここのリーグの話なもんでな」

レッド「了解です」スタスタ

シロナ「……それで、なんなのですか?」

トウガン「前回のポケモンリーグの会議でジムリーダー同士・四天王同士、そしてチャンピオン同士の大会がカントーポケモンリーグから連絡が来たとその話になったんです」

シロナ「全然知らない」

トウガン「まあ、その時シロナさん出席してませんでしたしな」

シロナ「じゃあ、大会があるのね」

トウガン「そうです。我々シンオウのチャンピオン代表は勝手に申し訳ないがシロナさんに決まった」

シロナ「いえ、アタシは構わないわ」

トウガン「そこは覚えておいてほしい。そろそろレッド君に戻ってきてもらおう」

942: 2011/09/05(月) 01:27:17.45 ID:RcQBP/mKo
シロナ「れっどくーん!!」

レッド「終わったんですか?」

トウガン「ああ。すまない。シロナさんに色々説明していた。ではこれを授ける。マインバッジだ!!」

レッド「写真いいですか?」

トウガン「私でよければ構わん!」

パシャリ

レッド「ありがとうございます」

シロナ「じゃあ行こっか。ではトウガンさんまた」

レッド「また」

トウガン「……ちょっと待って欲しい」

シロナ「まだ何か?」

トウガン「ここにふなのりのナミキという者がいてな。そこの息子が悪夢に魘されていて私にはどうすればいいのかわからん。2人で解決して欲しい」

レッド「……面白そうだ」

シロナ「…悪夢……ねえ」

943: 2011/09/05(月) 01:27:44.02 ID:RcQBP/mKo
ミオシティ

レッド「……どうせ階段落ちる夢でしょ」

シロナ「……悪夢…行ってみましょう」


ナミキの家

子ども「……だー…だーく…がこっち……」

母親「チャンピオンさんわかるかい?」

レッド「……ダークプリキュアか!?」

ドカッ

シロナ「……これはダークライの仕業よね。三日月の羽はあるかしら?」

母親「すまないねえ。ないんだよ」

シロナ「じゃあ取りに行きましょ。船出してもらえる?」

母親「旦那に言ってくるよ」

レッド「ダークライ?」

シロナ「簡単にいうと人に恐ろしい夢を見せるの。この子のようにね」

レッド「……俺も怖い夢見たぜ」

シロナ「どんな?」

レッド「電車に乗ったら乗客が次々と惨殺されてくんだ。しかも駅名の名前の通りな」

シロナ「それは洒落にならない怖い話ね」スタスタ

レッド「え?そんだけ?」

944: 2011/09/05(月) 01:28:54.92 ID:RcQBP/mKo
ミオシティ

ナミキ「満月島に行くよ」

シロナ「お願い」

レッド「船は毎回楽しみなんだよな」パシャ

シロナ「……そう?」


まんげつじま

シロナ「こっち」

レッド「来たことあるの?」

シロナ「チャンピオンですから……」

レッド「羨ましい身分だ」


満月島・奥

クレセリアLv:50「こぉおおおお」

レッド「なにあれ?」

シロナ「クレセリアだ……初めて見た…」

レッド「……エクレア?」

シロナ「みかづきポケモン。あの羽があればあの子も元気になる」

レッド「そうなんだ」

シロナ「……べっ、別にそこじゃないからね!!」

レッド「いっ、言ってねーし!!」

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「……今の忘れて…」

レッド「同じく俺の発言も……」

シロナ「うん」

レッド「……で、どうする?」

945: 2011/09/05(月) 01:29:31.30 ID:RcQBP/mKo
シロナ「えい」ポイ

レッド「ダブルボール」ポイ

シロナ「アタシのハイパーボールを更にレッド君のハイパーボールが当たった」

コト…コト…コト…ぽしゅん

クレセリアを捕まえた

レッド「どっちがこいつの親だ?」ポイ

シロナ「……ふふんっ!アタシが親だ!」

レッド「俺投げた意味ないな」

シロナ「まあまあ……あった!三日月の羽。戻ろう」

レッド「待った!ここ写真撮る」パシャ

シロナ「いや、クレセリア居た時撮るでしょ」ピース

レッド「良いよ。シロシロのピース撮れたし」

シロシロ「何その妥協?」

946: 2011/09/05(月) 01:31:21.04 ID:RcQBP/mKo
ナミキの家

シロナ「よっと」スッ

子ども「……すぅーすぅー」

母親「ありがとう。助かったよ。そうだ、お礼にこれあげるわ。祖父が入っていたメンバーズカード」

シロナ「……まだ使えるのかしら?」

母親「さあ?でも、昔はとばのやどと言われたところのカードだからそこに行けば、まだ使えるかもね」

レッド「はとばのやどって……」

母親「そういえば、ウチの子はそこに行ってからこうなったから何かあるかもしれないね」

シロナ「行くよ」

レッド「……行動速いなあ」



今回はここまでです。
さっきググってみたけど何年か一度他の地方のジムリーダーが戦うって話ありましたよね?
ググってもヒットしなかったんで聞いてみる。
失礼しました。

961: 2011/09/07(水) 01:05:07.56 ID:EVN7rXIAo
>>947
>>949
>>950
>>952
>>953
>>954
情報感謝します。まあやるかわかんないけどね。


もうちょいで載せます。

962: 2011/09/07(水) 01:12:46.29 ID:EVN7rXIAo
ミオシティ

シロナ「……嘘…」

レッド「これは驚いた……」

シロナ「ここははとばのやど。船乗りたちのとまりぎ。ふかふかベッドで楽しい夢を!……レッド君怖い…」ギュッ

レッド「行った方が早いな……でもここって開いてるの?」

シロナ「普段は閉まってるみたいだけど……」ガチャリ

レッド「こいつは……」


はとばのやど

男「ひひひ……お待ちしておりました」

レッド「いきなり、脅かすな」

シロナ「ねえレッド君……なんか眠くない?」

レッド「そういや眠い……今すぐ寝たい」

男「そうですか。こちらです」

レッド「おい、ベッド一つだけど……」ドサッ

シロナ「どーでもいいくらい眠い……」ドサッ

レッド「……」

シロナ「……」

963: 2011/09/07(水) 01:13:14.29 ID:EVN7rXIAo
しんげつじま

レッド「う~ん……う~ん…」

?「起きろ―!」

ドカッ

レッド「……ん?…ああ、シロシロ。良かった夢だったか」ダキッ

シロシロ「えっ……あ、うん。いきなり抱き着くのはズルいよ…」

レッド「あ、ごめんごめんシロシロ」パッ

シロシロ「……やっぱりもうちょっと抱き着いてて」

レッド「あ…うん。ところでシロシロ、ここどこ?」ギュッ

シロシロ「……新月島みたい」

レッド「……どこ?」

シロナ「えっと……満月島行ったでしょ?あそこのお隣みたいなもの」

レッド「……ふ~ん。しかし、恐ろしい夢だった」

シロナ「恐ろしい夢みたの?」

レッド「ああ、もうあんな夢は見たくない……シロシロは随分ご機嫌?というより顔真っ赤じゃないか」

シロシロ「あ、うん……えへへ…」

レッド「なんで俺は氏にたくなるような夢だったんだ……」

シロナ「聞いて欲しいみたいだし……どんな夢?」

レッド「俺の夢はな……」

964: 2011/09/07(水) 01:13:55.16 ID:EVN7rXIAo
レッドの夢の話

レッド『はぁ…はぁ……くっ、来るな!!』タタタ

グリーン『良いだろレッド……掘らせろよ』

レッド『来るなぁあああああ!!!』

?『捕まえた』ガシッ

レッド『おわあああああ』ブン

グリーン『おしいな!タケシ』

タケシ『悪い。しっかりホールドしとけばよかった』

レッド『うわああああああ!!』

?『ロックオン!』バシュッ

ひゅん

レッド『あぶねえええええ!!』

キョウ『チッ……逃がしたでござる』

マチス『ユーハ欲にサキバシリスギデース』

レッド『こえー!森に逃げるか』

965: 2011/09/07(水) 01:14:29.38 ID:EVN7rXIAo
夢の話・森

レッド『……ふぅ…なんとか撒いたぜ』

にゅるにゅる

レッド『ん?』

にゅるにゅる

レッド『あぶねえ!触手だと!?じゃあモンジャラかモジャンボか!!ざけんなちくしょう!!』


夢の話・海

レッド『ここならいいだろ。たまたまボートがあって助かった』ギコギコ

ざばーん

レッド『ん?』

ドククラゲ『……』

にゅるにゅる

レッド『うわあああああああ!!』ギコギコ

966: 2011/09/07(水) 01:15:17.87 ID:EVN7rXIAo
夢の話・山

レッド『疲れた……シロシロに会いてぇえ』

レッド『……くそっ!次はお前等か!!しかも足はえーよ!!』

タゲキ『ぷるうう』

ナゲキ『ぐるう』

レッド『うわあああああ!!』


夢の話・街

レッド『ここに隠れるか』

ゴーリキー『ごごぅ』

レッド『うわあああああ!!』ダダダ


夢の話・ポケモンリーグ

レッド『ヘルプミー』

シバ『…………』

レッド『……なんでアンタなんだよ!!』

シバ『……来たか』

レッド『え?アンタいつも狂ったテンションで草生やしてただろ?オイ!?』

シバ『……』ノソノソ

レッド『うおわあああああああああああ!!』ダッ


夢の話・おわり

967: 2011/09/07(水) 01:15:44.57 ID:EVN7rXIAo
シロナ「…………」

レッド「本当に氏にたくなった。あの後サカキにも掘られそうになったし……あーもう思い出したくない」

シロナ「……なんか聞いてごめん」

レッド「いいよ。まだ話せてヘドロから泥になったから……しばらく男が怖い」

シロナ「で、最後どうなったの?」

レッド「聞きたいか?」

シロナ「……ちょこっと…ちょびっと」

レッド「囲まれてダメかと思ったら急に視界が暗転して目の前にシロシロの顔があった」

シロシロ「ほっ……って何でポケモン使わなかったの?」

レッド「何故かボール自体なかった」

シロナ「きゃーこわい」

レッド「……シロシロはどんな夢みたの?」

シロシロ「さーて……行くわよ」スタスタ

レッド「ちょっと待て」ガシッ

シロナ「いや……アタシの夢はレッド君の夢の話と比べると申し訳ないからさ………後、恥ずかしいし…」ゴニョゴニョ

レッド「俺だって氏にたい悪夢を語ったんだぞ」

シロナ「まっ、まあ……あれは氏にたくなるわね。そっちの人じゃないと……」

レッド「ともかく、お互い様って事で夢の内容をカミングアウト!」

シロナ「……」ソワソワキョロキョロ

レッド「誰もいないし、あそこのふなのりには聞こえないって」

シロナ「絶対!!言わないで!!!」

レッド「言わないって」

シロナ「アタシのは……」

968: 2011/09/07(水) 01:16:43.00 ID:EVN7rXIAo
シロナの夢の話

レッド『本当に良いのかシロナ?』(後ろから抱きしめてる状態)

シロナ『うん。レッド君だから信じられる』

レッド『無理に強がらなくても良いんだぜ』

シロナ『大丈夫!』

レッド『……そっかじゃあ…』

シロナ『……あっ、いっいきなり……だめぇひゃぁっ!』ビクッ

以下この通り

つきのひかり
てんしのキッス
あまえる
くすぐる
メロメロ
かたくなる
したでなめる
がまん
あくまのキッス
どくどく
たくわえる
のみこむ
はきだす
ちいさくなる
てだすけ
メガホーン
のしかかり
つのでつく
からみつく
みだれづき
しめつける
こらえる
はなびらのまい
だくりゅう
アンコール
ねむる
あさのひざし


夢の話・おわり

969: 2011/09/07(水) 01:17:41.29 ID:EVN7rXIAo
シロナ「…で、あさのひざしと共に目が覚めたらここに……えへへへへ」テレッ

レッド「……」

シロナ「だっ、だから話したくなかったの!欲求不満って思われるから……」カァァ

レッド「なんかムラムラしてきた……なんで俺はホ〇に追っかけられてシロシロは羨ましい夢を見たんだよ」

シロナ「レッド君はそっちじゃないよね?確認だけど……」

レッド「ちげーよ!!ごめん。ちょっと行ってくる」

シロナ「あ、うん」

シロナ「……あ」

シロナ「これのおかげでアタシあんな夢見れたんだ」

シロナ「……えへへ…」テレッ

レッド「シロシロちょっと来てー!なんかいるー!!」

シロシロ「なんか?」

970: 2011/09/07(水) 01:18:36.00 ID:EVN7rXIAo
新月島・奥

レッド「なにあいつ?」

シロナ「……ダークライ」

レッド「……ああ、あの子供の」

シロナ「うん。あとレッド君しばらく寄らないで……その…臭うから……」

レッド「……ごめん」

ダークライLv:50「…………」

シロナ「さて、クイックボール!」ポイ

バァン

シロナ「やっぱり……」

レッド「こいつ弱点何?」

シロナ「悪タイプだから……格闘・虫…ってところ」

レッド「ならばカメックス!気合い玉だ!!」

シロナ「あほー!!」

ドカッ

レッド「え?」

シロナ「ダークライが一発でしょ!!」

レッド「捕まえるの?」

シロナ「うん」

レッド「じゃあ戻してピカチュウ電光石火」

ピカチュウのでんこうせっか
急所に当たった
ダークライは倒れた

ドカッ

レッド「ごめんなさい」

シロナ「もうっ…」ポイ

ダークライを捕まえた

971: 2011/09/07(水) 01:33:55.10 ID:EVN7rXIAo
レッド「いや、良かった良かった。捕まえられて」

シロナ「……レッド君静かに!」

レッド「はい?」

シロナ「どこからか声が聞こえる」

?「ダークライ……君の力は強い」

レッド「ああ!」キリッ

シロナ「」ササッ

レッド「……ねえ退かないで」

?「君が望まなくても…レッド「そういえばどうやってここに来たんだ?」

ドカッ

シロナ「静かに!!」

レッド「はい」

?「…………まがる……」

シロナ「……あー!もうっ!!何言ってたのかわかんなかったじゃない!!」

レッド「ごめん……てかまた眠たくなってきた…ぐー」

シロナ「ほんとだ……」

972: 2011/09/07(水) 01:35:13.71 ID:EVN7rXIAo
はとばのやど

レッド「……う~ん…」

シロナ「……起きた?」

レッド「……ここは?」

シロナ「さっきの宿」

レッド「いつの間に……今回はノンレム睡眠だったから良しだけど……」

シロナ「わかんないわ……出ましょう」


ミオシティ

船乗り「アンタら随分と寝てたね」

シロナ「そんなに?」

船乗り「まあ……しかし、ここは50年前から空き家だぜ…」

レッド「なんだと!?」

シロナ「……まあ、面白かったし次行きましょう。ダークライも捕まえたし…」

973: 2011/09/07(水) 01:35:46.14 ID:EVN7rXIAo
レッド「ところで、何で俺は悪夢だったんだよ!?」

シロナ「アタシこれ持ってた」

レッド「……三日月の羽だと」

シロナ「二つあったみたい」

レッド「俺の悪夢を払ってくれ」

シロナ「良いよ」ファサッ

レッド「あれ?随分あっさり……」

シロナ「クレセリア捕まえたし……」

レッド「………」

シロナ「………」

レッド「そうじゃん」

シロナ「でしょ。次はハクタイシティ行くわよ」

レッド「あのさ」

シロナ「何?」

レッド「俺、気になるところがあるんだけど……」

シロナ「場所によっては許可するわ」

レッド「210番道路のmシロナ「却下!!」

レッド「……何でよ?」

シロナ「あそこは霧が深くて自転車は危ない」

974: 2011/09/07(水) 01:38:09.76 ID:EVN7rXIAo
レッド「歩けば良いじゃん」

シロナ「危険だからだめ」

レッド「じゃあなんでシロシロは詳しいの?危険なのに…」

シロナ「シンオウじゃ有名なのよ」

レッド「……ちょっとトウガンさんに聞いて来よう」

シロナ「いい年のオジサマなトウガンさんに?」

レッド「…………」

シロナ「ふふふ。ハクタイシティから東に行きましょう」

レッド「何かあるでしょ?あそこスゲー気になる」

シロナ「深い霧に包まれていて危険なの。レッド君を危険に巻き込みたくないの」

レッド「……あ。空から行けばいいじゃん」

シロナ「あーだめだめ。あそこ霧が凄いから見えなくて……そもそもなんで行きたいの?」

レッド「観光」

シロナ「またまた」

レッド「シロシロもしかして、シロシロが嫌う何かがあるの?」

シロシロ「……そういうのはないけど……………」

レッド「……」

シロナ「…………そっ、そう!あそこ山男とかうじゃうじゃいるわよ」

レッド「……やめよう。なんかあるらしいけど…行きたくない」

シロナ「……危なかった」ボソッ

レッド「ん?」

975: 2011/09/07(水) 01:38:39.64 ID:EVN7rXIAo
ハクタイシティ

シロナ「こっち」

レッド「そっちねぇ」キコキコ


211番道路(西)

レッド「また山入るのか」

シロナ「いい!中はややこしいからアタシの案内に従って」パシャ

レッド「りょうかーい」

シロナ「絶対よ!!」

レッド「そこまで信用できないか?」


テンガン山

レッド「……まだ?」

シロナ「ちょっと待って…………こっち」

レッド「立ち乗りは危ない」キコキコ

シロナ「練習しました。だけど急カーブとかわざと通らないでね」

レッド「ここ直角カーブばっかなんだけど……」

シロナ「……そこを技と大げさにカーブしないでよ………レッド君以外の男に中見られちゃうし…まあショートパンツ穿いてるけど…」パシャ

レッド「それは気を付けます」

シロナ「さっすがね♪……あっ、そこそっちじゃない反対」

レッド「もうちょっと早く言って欲しかった」

シロナ「……ほら暗くて方角捉えるの大変なんだよ」

レッド「そうなの?ところで、さっきからそこらじゅうの銅鐸が動いてるんだけど……」

シロナ「ドーミラーじゃない」

レッド「鏡?」

シロナ「そうそう。まあ反射しないけど」

レッド「反射したら見えちゃうな」

シロナ「……へ?」

レッド「ほらシロシロ立ってるし……その…」

シロシロ「……」

ドカッ

976: 2011/09/07(水) 01:39:06.38 ID:EVN7rXIAo
211番道路(東)

シロナ「あっ、間違えた!!早く戻って!」

レッド「え?でもここ初めて来たところだし……」

シロナ「この先は危険なのよ!!行ったら呪い殺されちゃうわよ!!!早くUターン!」

レッド「おっ……あっちに町があるみたいだから行ってみよ」

シロナ「行かないで!!お願いだから!!!」ダキッ

レッド「えー観光だぜ今回の目的は…」パシャ

シロナ「お願い……アタシが後で写真撮ってきてあげるからぁあああ!!」ユサユサ

レッド「着いた」

シロナ「」


カンナギタウン

レッド「なんだここ?」パシャ

シロナ「不思議な所だね。もういいでしょ?行きましょう」

レッド「あの穴なに?」

シロナ「……知らない」

レッド「……なんでそんなにテンション低いの?」

シロナ「………レッド君のせい」

レッド「なんでよ?」

977: 2011/09/07(水) 01:40:47.15 ID:EVN7rXIAo
カンナギタウン・壁画

レッド「……考古学者の力を見せてくれ!!」パシャ

シロナ「いや」フイッ

レッド「なんでやねん!!」

シロナ「別にここの壁画なんてアタシの家で嫌って程語ってあげるから今は早くキッサキシティ行きましょ」

レッド「そんなにここが嫌なの?」

シロナ「そういうことじゃなくて」

長老「おや?若者がここに来るなんて珍しいね」

シロナ「oh…」ササッ

レッド「どうも」

長老「この壁画はシンオウの神話に出てくると言われているポケモン達さ」

レッド「……神話のポケモンはディアルガ・パルキア……こいつは?」

長老「ギラティナだよ……シンオウの神話はまごが詳しいんじゃがとっくにここを出てってのう」

シロナ(アタシ今ここにいるし)

レッド「おまごさんですか」

長老「今はシンオウのチャンピオンだそうじゃ」

レッド「」

シロナ「」

978: 2011/09/07(水) 01:44:25.02 ID:EVN7rXIAo
長老「まあ、ここに来たのは何かの縁でお二人とも家でお茶でも飲んでゆっくりしていきなされ。ここの伝説を話してやる」

レッド「」

シロナ「断りなさいよ!!」ヒソヒソ

レッド「何で暴露しないの?」ヒソヒソ

シロナ「連鎖が起こるのよ……ここからシンオウ全体。そして全国に…」

レッド「……ごめん」

シロナ「もう遅いわよ……だからあれだけ止めたのに…」

レッド「でも逆に行きたくなるじゃん」

シロナ「わかるけどお……はぁ…逃げましょう」

レッド「……マジ?」

シロナ「自転車貸して。アタシは211番道路で待ってるから」

女の人「まだここにいたんですか?お待ちですよ。案内しますからついてきてください」

シロナ「げっ」

レッド「ん?」

女の人「あれ?今の声……もしかしてお姉ちゃん?」

シロナ「……」フルフル

女の人「え?でも今の声は確かに……ちょっと失礼!」バッ

シロナ「!!」

979: 2011/09/07(水) 01:44:53.45 ID:EVN7rXIAo
女の人「あーやっぱりお姉ちゃんだ!!」

シロナ「……終わった」ガクリ

白妹「何が終わったの?あっ!もしかしてこちらの方がお姉ちゃんの……初めまして妹です」ペコリ

レッド「あ、どうも」ペコ

シロナ「妹!この事はおばあちゃんには黙っておきなさい!!!」

白妹「なんで?おめでたいじゃん」

シロナ「そうだけど……とにかく黙ってなさい!フカマルあげたでしょ」

白妹「そっか。じゃあそれで黙ってるよ。でもお姉ちゃんもお客さんとしておばあちゃん家呼ばれてるよ」

シロナ「アタシは……おっとポケモンリーグから連絡あった!今すぐ来い!?はい行きます!」

白妹「はいはい。芝居は良いから行くよ。彼氏さんもどうぞ」ズルズル

レッド「ん」

レッド(フシギバナ!眠り粉)

白妹「あれなんか眠くなってきて……ZZZ」バタリ

シロナ「レッド君…助かったよお」

レッド「それにしてもフシギバナの巨大な音に気付かなかったとは……凄いところだ」

シロナ「逃げるわよ!!」

レッド「シロシロは先に行ってて。俺は妹さんを送り届ける」

シロシロ「……」

レッド「このままほっといたら俺達が襲ったみたいになるだろ」

シロナ「納得。じゃあ211番道路で」

980: 2011/09/07(水) 01:45:46.39 ID:EVN7rXIAo
長老の家

レッド「では、失礼します」

長老「ジムに挑むのかい?頑張ってな」


211番道路

レッド「……ごめん」

シロナ「もういいわよ。何とかなったんだし……」

レッド「ところでさ」

シロナ「何よ?」

レッド「どんだけ強いガブリアス作ろうとしたの?フカマルがすごいたくさんいたんだけど……」

シロナ「…………個体値ノ遺伝ニ犠牲ハ付キ物デース」

レッド「な、なるほど……じゃああの壁画の話をしてくれない?」

シロナ「壁画の?まあ良いけど……」

981: 2011/09/07(水) 01:46:18.22 ID:EVN7rXIAo
テンガン山

シロナ「……ってわけ。あ、そこ左」

レッド「へぇ。じゃあその玉があればグラードンみたいに会えるのか?」

シロナ「さあ?アタシも会った事ないからわからないけど……玉なら家にあるわよ。勿論アタシの家ね。レッド君とアタシが寝てる家よ」

レッド「おいおい……にしてもシンオウ地方伝説多すぎだろ」

シロナ「カントーと言えば……サンダー・ファイヤー・フリーザーにミュウツー・ミュウ。シンオウはディアルガ・パルキア・ギラティナ・クレセリア・ダークライ・アグノム・ユクシー・エムリット……あと、噂だけどシェイミ・マナフィ・フィオネ………あとはなんだっけ?」

レッド「なんか悲しくなってきた」

シロナ「あっ!ヒードランだ!!」

レッド「なんかカントーがしょぼく感じる」

シロナ「まあまあ……あとここには宇宙を創造したポケモン、アルセウスがいるとか」

レッド「えらいビッグじゃん」

シロナ「会ってみたいわね。その宇宙を創ったポケモンに……」

レッド「会えるでしょ。今までほとんどの伝説ポケモンがパソコンに眠ってるし……」

シロナ「あれは待機させてるのよ」

982: 2011/09/07(水) 01:47:22.52 ID:EVN7rXIAo
216番道路

レッド「……さっ、寒い」ガタガタ

シロナ「あ、あああアタシの方がヤヴァイ!」ガクガク

レッド「ってっ撤退!」


テンガン山

シロナ「氏ぬかと思った」ギュッ

レッド「その服装が裏に出るとは……」ギュゥ

シロナ「一旦家帰って重装備になってからまた来ない?」

レッド「賛成」

シロナ「にしてもレッド君温かい」ギュゥゥ


2時間後・216番道路

レッド「自転車は諦めて」パシャ

シロナ「まあ仕方がないわね」

レッド「てか、動きづらい」

シロナ「転げ落ちないでよね」

レッド「ないない」

983: 2011/09/07(水) 01:48:19.33 ID:EVN7rXIAo
205番道路

レッド「ねえ」

シロナ「何?」

レッド「動けなくなった」

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「……」パシャ

レッド「ねえ」

シロナ「……」ノソノソ

レッド「……」

シロナ「……」グイッ

レッド「……」ノソノソ

シロナ「アタシこの地方出身だけど?」

レッド「感謝します!!」

シロナ「なんかまた動けなくなりそうだから手繋いであげる」ニギッ

レッド「ありがとう」

シロナ「はっ、早く行くよ!」

984: 2011/09/07(水) 01:49:11.60 ID:EVN7rXIAo
エイチこのほとり

シロナ「ここにいるんですよ!妖精さんが!」

レッド「………」パシャ

レッド「ここ登るの?」

シロナ「うん」

レッド「危ないでしょ」

シロナ「本当はポケモンで登るんだけど……大丈夫だよね?」ガッ

レッド「いや、俺に言われても……わからないんだけど…」

シロナ「ほっよっと」ヨジヨジ

レッド「……重装備じゃなきゃ絶景なのにな…」

シロナ「……着!レッド君早く早く!」フリフリ

レッド「了解しましたよ」ヨジヨジ

シロナ「おそーい」

レッド「これ下りる時どうするの?」

シロナ「……あ…」

レッド「ん?何、今の声は?」

シロナ「まっ、まあ行くわよ」

985: 2011/09/07(水) 01:49:50.34 ID:EVN7rXIAo
エイチこ

レッド「いや、ここスゲー冷たいんだろうな」パシャ

シロナ「落とさないでよ」

レッド「何で落とす必要があるのよ」


エイチこの空洞

ユクシーLv:50「きょうん」

レッド「……こいつが最後か」パシャ

シロナ「正確には一匹どこか行ったけどね」

レッド「カメラの音で逃げないとは……フシギバナ、眠り粉」

フシギバナの眠り粉
ユクシーは眠った

シロナ「ゲット!」ポイ

バァン

レッド「え?」

シロナ「…………」

ユクシーは眠っている

レッド「……ギガドレイン」

フシギバナのギガドレイン
ユクシーはのこった

986: 2011/09/07(水) 01:50:21.78 ID:EVN7rXIAo
シロナ「全然残ってるようには見えないけど……」

レッド「いやまあ……見た目で判断すんじゃねえぞ!!」

シロナ「気合玉」ポイ

コト…バァン

レッド「ネーミングセンスだな」

ドカッ

ユクシーは眠っている

シロナ「仕方がない。レッド君、クレセリアの時と同じようにやるよ」ポイ

レッド「これは一番せこいよね」ポイ

コト…コト…コト…ぽしゅん

ユクシーを捕まえた

シロナ「さて、どっちが親かな?」ポイ

ユクシー「きょううん」

シロナ「」

レッド「あげるから」

シロナ「レッド君大好き」

レッド「いや、だけどパソコンで永眠はやめたげて」

シロナ「わかったわよ……」

987: 2011/09/07(水) 01:51:06.45 ID:EVN7rXIAo
エイチこのほとり

レッド「さて……」

シロナ「あそこがキッサキシティ」

レッド「それはわかったけど……」

シロナ「……レッド君がためしに降りてみて」

レッド「え?」

シロナ「頑張って!」

レッド「…………まじ?」

シロナ「ごー!」

レッド「……おっよっ」ヨジヨジ

ずるっ

レッド「あ」

シロナ「あ」

レッド「おわああああああ!!」ゴロゴロ

シロナ「レッドくぅううううん!!!!!」

ゴロゴロゴロどさっ

レッド「」チーン

988: 2011/09/07(水) 01:52:18.34 ID:EVN7rXIAo
キッサキシティ・ポケモンセンター・人間科

シロナ「レッド君良かったよお」ギュゥゥ

レッド「天使が見えた」

シロナ「トゲキッスの行動がレッド君を救ったの」

レッド「そうか……で、どのくらい入院?」

シロナ「……入院はないけど……しばらくアタシの家で看病するから。道具貰ってきたし」

レッド「ここまで来てまた家に帰るのか」

シロナ「良いじゃない。お腹減ってきたころだし」

レッド「じゃあ何か作って」

シロナ「……やってやろうじゃない!!」


シロナの家

レッド「本当に大丈夫?」

シロナ「レッド君の心配。強く打ったらしいけど……雪や防寒着でダメージを軽減できたみたい。そのおかげで打撲と捻挫くらいで済んだけど……」

レッド「なるほどね。とりあえず、材料から何まで期待してます」

シロナ「材料?」

レッド「サンドウィッチの食材しかないし……ほら昨日の看病も結局お粥だったし…なんか期待してます」

シロナ「……」

シロナ(参ったわね…)

シロナ「……とりあえず買ってくるか」

シロナ「じゃあ留守番よろしく」

レッド「ん。了解」

989: 2011/09/07(水) 01:52:49.56 ID:EVN7rXIAo
30分後

シロナ「さて、まあこれで良いとして……」

シロナ「……そう言えばレッド君が家来たとき作ったのが鍋よね…それ作りましょう」

シロナ「えっと……材料は…結構シンプルだったから…鍋底が確かもやしだったわよね。洗ってポイ」

シロナ「大根……切って…皮はどうしよう?」

シロナ「とりあえず、皮むきでもしよう」トントン

シロナ「……なんか四角になって食べるところが減った。まあこれをさらに切って」トントン

シロナ「これを鍋に入れる」ゴロゴロ

シロナ「……結構鍋のスペース取った」

シロナ「まあ次に油揚げと豆腐を切って入れる」スパスパポイポイ

シロナ「……これで埋まってしまった」

シロナ「まあ水を入れる……一杯入れとかないと焦げちゃうよね」ジャー

シロナ「お肉入れるの忘れてた。上に重ならないように……」

シロナ「よし!火にかけよう」カチン

シロナ「ふふんっ!やればアタシだって出来るのよ!!」

シロナ「とりあえず、食器とか出しておきましょう」カチャカチャ

シロナ「……これでよし」

かたかたじゅわ~

シロナ「うわっ!溢れた!!止まらない!」アタフタ

シロナ「あつっ!!」

990: 2011/09/07(水) 01:53:34.96 ID:EVN7rXIAo
1分後

レッド「水入れ過ぎ」

シロナ「野菜から水分出るなんて……」

レッド「まあ、水は十分捨てたし…もう一回煮れば行ける!」

シロナ「ふ~ん。じゃあ何してればいいの?」

レッド「待つだけでしょ」

シロナ「ですよね」

レッド「だって食器とかは用意されてるしさ」

シロナ「先にアタシがやっておきました」

レッド「偉い偉い」ナデナデ

シロナ「えへへ~♪」

レッド「……っと鍋もう良いかも」

シロナ「そう?じゃあアタシがあとやるから」

レッド「大丈夫?」

シロナ「大丈夫」

レッド「そう。わかった」

シロナ「……ってことで鍋を運ぶか」

シロナ「あちっ!」

991: 2011/09/07(水) 01:54:07.42 ID:EVN7rXIAo
レッド「だっ、大丈夫か?」

シロナ「大丈夫大丈夫」ヘラヘラ

レッド「火傷は冷やさないと……」

シロナ「なんでもなおしは?」

レッド「使いたい?」

シロナ「……いい」

レッド「はい、冷やして」ジャー

シロナ「……」

レッド「俺は鍋運んどくからしばらくそのままで」

シロナ「ん」ジャー

シロナ「……」ジャー

シロナ「……」

レッド「はい、お待たせ。手当するよー」

シロナ「ん」

レッド「…………」クルクル

シロナ「……」

レッド「ほい完了」

シロナ「ありがと…」

レッド「まあまあ、そんな気を落とさないで……これから覚えて行けば良い訳じゃん。寧ろ今までよく怪我してこなかったのがすごいって」

シロナ「……コンビニ・外食・お粥・カップ麺だったから…」

レッド「ああ…そう……」

992: 2011/09/07(水) 01:54:58.28 ID:EVN7rXIAo
シロナ「やっぱり引くよね……家事スキルないと」

レッド「はいはい。わからないから鍋食べよ鍋」

シロナ「真面目な話なのに……」

レッド「だって毎回料理の度に落ち込んでたらこっちも落ち込むし……料理作る気がないならまだしも作ってるからシロシロは必ず家事スキルが身に付くよ。それに後片付けは出来るだけでも十分じゃん」

シロナ「レッド君…」

レッド「てことで、食べるよ」

シロナ「うん。いただきます」

レッド「いただきます」

シロナ「……」ジー

レッド「ん?食べないの?」

シロナ「いや、先にレッド君が食べて感想聞きたい」

レッド「……なるほどね」パクリ

シロナ「………」ゴクリ

レッド「……美味しいよ」モグモグ

シロナ「……」パクリ

シロナ「……」モグモグ

レッド「ね♪」

シロナ「よっ良かったぁー」ヘナヘナ

レッド「そこまで心配しなくても……」

シロナ「レッド君は乙女心がわかってない!」パクパク

レッド「すみません」

993: 2011/09/07(水) 01:55:33.16 ID:EVN7rXIAo
就寝前

レッド「……なんで俺のところに?」

シロナ「………ダークライの時の悪夢再来みたいにならないように一緒に寝てあげる」モゾモゾ

レッド「狭いんだけど……後、打ち身に響くんですけど……」

シロナ「包帯ぐるぐる巻きにしてあるから大丈夫でしょ」

レッド「……だからって俺のところで寝るのはないと思うの」

シロナ「いいの!」

レッド「……」

シロナ「……」


次の日

レッド「シロシロ、次から一緒に寝よ」

シロシロ「へ?いきなりどうしたの?」

レッド「良い夢見れた」

シロナ「どんな夢?」

レッド「それは秘密」

シロナ「むむむ」

レッド「というわけで今日も一緒に寝ようぜ」

シロナ「……ぅん…良いよ」テレッ

994: 2011/09/07(水) 01:56:07.02 ID:EVN7rXIAo
キッサキシティ

レッド「打ち身って案外動けるんですね」

シロナ「そうなんだ」

レッド「で……ここってどういうところ?」パシャ

シロナ「んとね……神殿があるの」

レッド「行ってみた?」

シロナ「そりゃああるけど……レジギガスがいるんだけど…ピクリとも動かないのよね」

レッド「ふ~ん。じゃあ行ってみるか。ジムの後で」

シロナ「やっぱ先行くのね」

レッド「そりゃ、バッジ集めは好きですので」


キッサキジム

スズナ「スズナに挑戦?」

レッド「……うん」

シロナ「悪いわね。ここのジム全く攻略してなくて……」

スズナ「いえいえ、シロナさんが来てくれてるからわざわざここのジムを攻略する時間は失礼ですからね」

シロナ「別に良いのに…」

レッド「そんなミニスカートみたいな恰好で寒くないの?」

スズナ「何?もしかしてスズナに惚れちゃった?」

レッド「いや、鳥肌が立ってきた」

スズナ「…………」

レッド「……ごめん」

シロナ「あーあ」

995: 2011/09/07(水) 01:56:36.31 ID:EVN7rXIAo
スズナ「……絶対負けない!」

シロナ「……どーするのよ?」

レッド「……どうしよう?」

スズナ「ニューラ!」

ニューラLv:40「にゃーご」

レッド「……」

シロナ「スズナちゃん頑張れー!」

スズナ「シロナさんが応援してくれてるから負けるわけにはいかない!!」

レッド「リザードン」

リザードンLv:87「ぼがぁぼがぁ」

スズナ「」

レッド「エアスラッシュ」

スズナ「……こおりのつぶて」

ニューラのこおりのつぶて
リザードンは残った
リザードンのエアスラッシュ
ニューラは倒れた

スズナに勝った

996: 2011/09/07(水) 01:57:02.95 ID:EVN7rXIAo
レッド「……あの…写真良いですか?」

スズナ「ん?ああ……はぁ…良いよ」

レッド「……シロナさんとツーショットで良いですか?」

スズナ「シロナさんと!?もちろんです」

シロナ「逃げたわね」

レッド「だって怖いじゃん」

パシャリ

スズナ「シロナさん。コイツシロナさんの何なんですか?」

シロナ「友達よ。カントーからのね」

スズナ「……へー。ああ、はいグレイシャバッジ。シロナさんに免じてだから」

レッド「どうも」

シロナ「……まあまあ。スズナちゃん許してあげて、この人いい人だから…」

スズナ「本当ですか?」ジトー

シロナ「……これで勘弁してあげて」スッ

スズナ「……良いですよ。すみません無愛想な態度とってしまって…」

レッド(買収された)

997: 2011/09/07(水) 01:57:29.61 ID:EVN7rXIAo
キッサキシティ

レッド「いくら渡したのよ?」

シロナ「ん~……トバリデパートの福引券」

レッド「……え?」

シロナ「最近ハマってるみたいなの」

レッド「へー」

シロナ「じゃあ行きましょう。神殿に」

レッド「覚えてたのか…」

シロナ「レジギガス捕まえなきゃ!!」


キッサキ神殿前

女「この先は許されたものだけが入れるキッサキ神殿……そこの者。お引き取りください」

レッド「じゃあな。ポケモンセンターで温まってる」

シロナ「待った!彼アタシ、ポケモン図鑑揃えようと頑張ってるの!だから入れても良いでしょ」

女「シロナさんの言う事なら……お入りください」

レッド「……なんてことを…」

シロナ「自転車乗って行くわよ」

998: 2011/09/07(水) 01:57:55.56 ID:EVN7rXIAo
キッサキ神殿

レッド「さみい」

シロナ「……そりゃ凍ってるし…」

レッド「ねえ自転車危ないんだけど」

シロナ「大丈夫」

レッド「何その無責任な台詞」

シロナ「早く行く」バシバシ

レッド「汗が気持ちわりい」


キッサキ神殿・最深部

レッド「こいつ?」

レジギガス「」

シロナ「そうそう。でも動かないのよ」

レッド「なんか書いてあるんだけど……」

シロナ「何々……岩・氷・鋼の体のポケモンが集まりし時、王が姿を見せるって」

レッド「それレジなんとかじゃない?」

シロナ「…………そうじゃん!」

レッド「……じゃ帰ろう」

シロナ「一旦出直して再度来るわよ」

レッド「俺キッサキのポケモンセンターで」

ドカッ

シロナ「出直しよ」

レッド「分かったよ」

999: 2011/09/07(水) 01:58:25.53 ID:EVN7rXIAo
10分後

シロナ「手持ちにわざわざ入れてきました」

レッド「ホウエン産だけど動くのか?」

レジギガス「…………」

ズッズッ!!

レッド「動いたよ」

シロナ「…………」

レッド「どしたの?」

シロナ「あの動かない時に捕まえれば良かった」

レッド「……え?また捕まえるの?」

シロナ「こいつ暴れた大変よ」

レッド「マジで!?」

レジギガスLv:1「ぎじゃじゃぁああ」

レッド「」

シロナ「」

2人「よわっ!!」

レッド「俺でも倒せる気がする」

シロナ「でも硬いよ」

2: 2011/09/07(水) 02:05:25.28 ID:EVN7rXIAo

レッド「ちょっとやってみる」

シロナ「大丈夫?危ないよ」

レッド「ちょっと一発……くらええええええ!!!」ダッ

レッド「おおおいてぇええええ!!」ゴロゴロ

シロナ「レッド君!?」

レッド「ううう……そう言えば全身打撲や捻挫状態だった」

シロナ「よく自転車漕げたわね」

レッド「鎮痛剤のお蔭かも」

シロナ「で、じゃあどうする?レベル1は流石にアタシのポケモンでもダメだわ。レジ系も」

レッド「石投げるか」ポイ

シロナ「ボール投げれば捕まえられるかも」ポイ

レッドは石を投げた
レジギガスは怒っている

コト…バァン

レッド「そういやこいつ攻撃してこないの何で?」

シロナ「えっと……スロースタートっていう特性だからだと思う」

レッド「ふ~ん。じゃあめんどくさいしダブルボールで捕まえるか」ポイ

シロナ「これ新発見よね」ポイ

コト…コト…コト…ぽしゅん

レジギガスを捕まえた

3: 2011/09/07(水) 02:05:52.39 ID:EVN7rXIAo
レッド「寒いから早く帰りたいんだけど」

シロナ「帰ったらマッサージしてあげようか?」

レッド「ホント!?」

シロナ「まあ、そこで痛みに耐えて寝転がってちゃ氏んじゃうし」

レッド「帰るなら早く帰ろう。思いっきり走って後悔した」


シロナの家

レッド「……どういうこと?」

シロナ「その包帯だらけじゃツボが分かりにくいからまた今度で……ご飯つくるからさあ」

レッド「……ぐぐぐ」

シロナ「それにドクターストップかかってるじゃん」

レッド「なんかごめんなさい」

シロナ「看病してあげる」ピッ

レッド「……そうか。ここシロシロの家だったか」

シロナ「ふふんっ!あと、この後のガイド先も案内の予定とかね」

レッド「そういえば後バッジも一個か……これでここともオサラバか」

シロナ「何言ってるの?ここアタシの家だけど……」

レッド「……」

4: 2011/09/07(水) 02:06:52.01 ID:EVN7rXIAo
シロナ「まっ、まあレッド君の実家でもアタシは構わないし……イッシュの別荘でも良いけどお…」モジモジ

レッド「シロシロ可愛いじゃん」

シロシロ「……そっ、それは元々よ!!」バシバシ

レッド「痛い!」

シロナ「あっ、ごめん。そういえば安静って言われてたんだ」ナデナデ

レッド「……ところでさシロシロ」

シロシロ「何?」

レッド「昔より言葉の棘が多くない?」

シロナ「そう?」

レッド「なんか可愛くなくなったとか面倒くさいとか噂で聞いた事あるんだけど……」

シロナ「……」

レッド「お、俺はどんな性格のシロシロでも好きだし!!」

シロシロ「レッド君…」スリスリ

レッド「こんなに可愛いのに絶対シロにゃんの良さわかってない!」

シロにゃん「えへへ」

レッド「じゃあ完治した行くところでも決めようか」

シロナ「良いよ」

14: 2011/09/09(金) 01:00:06.62 ID:s0u1CdL6o
レッド「まずは最後の一個のバッジを取に行きたい」

シロナ「却下」

レッド「早すぎだろ却下」

シロナ「テンガン山の頂上行ってみない?」

レッド「何かあるの?」

シロナ「宮殿みたいなのがある」

レッド「なにそのみたいなのっていうあいまいな発言」

シロナ「いや、細かく言っても良いんだけど……レッド君にわかるかなって感じで…」

レッド「わからないって言いたいの?」

シロナ「うん」

レッド「それはないだろ」

シロナ「いい、元々そらのはしらには……」ペラペラ

レッド「ごめん。悪かった」

シロナ「よろしい。て、いうわけで…完治したらテンガン山のてっぺんまで行きます」

レッド「そういえばさ」

シロナ「何?」

レッド「……トウガンさんの言ってた鋼鉄島ってどこ?」

シロナ「そこ行くの?」

レッド「ほら…俺オリジナルガイドマップ作ってるじゃん」

シロナ「あー本当に行くの?」

レッド「まあ写真だけ取りに……」

15: 2011/09/09(金) 01:00:53.24 ID:s0u1CdL6o
シロナ「ミオシティから船乗って行きます」

レッド「……写真ある?」

シロナ「ちょっと待ってて」スタスタ

レッド「…………」

シロナ「はいこれ」スッ

レッド「じゃあこれ貰うよ」

シロナ「いいよ。ガイドマップに作るなら使っても良いよ」

レッド「ほかにこんな写真何に使うんだよ?」

シロナ「……ないか」

レッド「とりあえず、山行ってバッジ8個目取りに行こう」

シロナ「あーはいはい」

レッド「何そのやる気のなさ」

シロナ「だって……そこまでバッジにこだわる理由がわからないもん」

レッド「……記念だよ」

シロナ「ふ~ん……じゃあそれで、バッジ8個になったら?」

レッド「どうしよっか?実家に帰ろうかな」

シロナ「え?ここじゃないの?」

レッド「え?」

シロナ「ほら?ここ家だし」

レッド「一旦です一旦」

シロナ「よろしい」

16: 2011/09/09(金) 01:01:42.80 ID:s0u1CdL6o
レッド「他なんかある?」

シロナ「ハードマウンテン」

レッド「暑そうだからパス」

シロナ「そんな事言わずに行くのよ!!ヒードランが居るっていうし」

レッド「ヒードラン?さっきも聞いたけど何そいつ?」

シロナ「…………残念な伝説ポケモン」

レッド「おい」

シロナ「でも伝説だよ!!ゲットしなきゃ!」

レッド「そういえばカントーにもう一匹伝説ポケモンが居たよ」

シロナ「何々!?」ワクワク

レッド「ウインディ」

シロナ「……ごめんレッド君もう一回」

レッド「ウインディ」

シロナ「………」

レッド「そうがっかりしないで」

シロナ「うん……もうちょっと珍しいポケモンかと思ってた」

レッド「……ごめん」

シロナ「いいよ。レッド君だから許す」

レッド「良かったよ。シロシロが優しくて」ナデナデ

シロシロ「あぅ…」テレッ

17: 2011/09/09(金) 01:02:34.79 ID:s0u1CdL6o
レッド「……あ、俺シロシロ倒すためにポケモンリーグ挑むわ」

シロシロ「それはやめてください」

レッド「なんでよ?」

シロナ「アタシからチャンピオン取ったら何が残るのよ?」

レッド「俺のシロナ」

シロナ「……」カァァ

レッド「もう良いじゃん。引退してのんびり暮らそうぜ」

シロナ「それも良いかも……って思ったけど、収入がなくなるからだめだって」

レッド「……そうか?」

シロナ「だってレッド君今の状態ってひもじゃん」

レッド「」グサリ

シロナ「で、でもさっきの言葉は嬉しかった。本当だから!!」

レッド「あ、ありがとう」

シロナ「え…えっと……その……」オロオロ

レッド「……俺もチャンピオンの職でも就くかな…ひもって思われたくないし……」

シロナ「そうだ!!アタシならアタシの執事になりなさい!!」

レッド「執事?」

シロナ「なんかおかしい」

レッド「うん。チャンピオンになるわ。そうすればシロシロに迷惑かけなくて済むし……ちょっと遠距離になるけど…」

シロナ「いや!もうひもで良い!!アタシがレッド君の事好きだからもうひもで良い!」

レッド「シロシロぉ…」

18: 2011/09/09(金) 01:03:04.36 ID:s0u1CdL6o
シロシロ「というか今はこんな話やめよう」

レッド「いや、元々俺がポケモンリーグ挑むって話なんだけど……」

シロナ「だからアタシはここのチャンピオンだからだめ」

レッド「じゃあ四天王だけ!」

シロナ「それなら良いわよ」

レッド「軽いね」

シロナ「アタシにはダメージないからね」

レッド「可哀想に…」

シロナ「いいじゃない。チャンピオンがめちゃくちゃ強いってイメージで」

レッド「……とりあえずさ」

シロナ「ん?」

レッド「安静にしてたいから寝たいんだけど……」

シロナ「……」

ドカッ

レッド「なんで?」

シロナ「なんかアタシの事避けてる気がする」

レッド「ならここで寝る?」

シロナ「なっ!!」

レッド「いいよ。寝ても」

シロナ「……じゃっ、じゃあお邪魔します」モゾモゾ

19: 2011/09/09(金) 01:03:40.93 ID:s0u1CdL6o
レッド「……」

シロナ「……」ギュッ

レッド「ごめん。痛い」

シロナ「慣れる」ギュゥ

レッド「…………」

シロナ「………ねっ、ねえレッド君」

レッド「なんですか?」

シロナ「……その…なんか……ムラムラしてこない?」

レッド「……は?」

シロナ「だから……その…ムラムラしてこない?こうアタシと一緒に居て…」

レッド「……いきなりなんですか工口にゃん!?」

工口にゃん「……そのほら…あんな夢見ちゃったから……その…ね」

レッド「……いやまあ…でも……」

工口にゃん「あの……ちょっと…触ってみていいかな?気になるの」サワッ

レッド「え?あっ、ちょっ!!」

何書いてるんだろ?省略しますわ。

20: 2011/09/09(金) 01:04:07.34 ID:s0u1CdL6o
完治後

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「……テンガン山行こうか」

シロナ「……うん」

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「………その…あの……」

レッド「気にしないで…」

シロナ「本当に?」

レッド「気にしたら負け」ビシッ

シロナ「れっどくぅん…」ジワッ

レッド「俺も……その…気持ち………良かったし…」テレッ

シロナ「可愛いなぁもう!」ツンツン

レッド「……行くよ!!」

シロナ「待って!持ち物にこんごうだまとしらたま持ってない」

レッド「ねえこれも持ってかない?」

シロナ「その笛?」

21: 2011/09/09(金) 01:04:42.60 ID:s0u1CdL6o
レッド「頂上で吹いたら気持ちが良いぞ!!」

シロナ「それアタシに吹けっていうの?」

レッド「うん」

シロナ「いや」

レッド「じゃあ俺にくれ」

シロナ「う~ん……貸ってことで」

レッド「何でよ?」

シロナ「一応古いものだし……一応名前はてんかいのふえっていうの」

レッド「へぇ~」

シロナ「準備オッケー!」

レッド「んじゃ、行きますか」

シロナ「もう定番になったね。このスタイル」

レッド「まあね」


テンガン山

シロナ「……っとまあシンオウの神話による古代のポケモンはこんな感じ」

レッド「へぇ…」

シロナ「レッド君にはもうちょっとわかりやすく説明したいんだけど……」

レッド「いいよ。この説明でも……全然頭に入らなかったし」

ドカッ

22: 2011/09/09(金) 01:05:09.09 ID:s0u1CdL6o
やりのはしら

レッド「……急に変わったな」パシャ

シロナ「……あら?この穴…」

レッド「何これ?ブラックホール?」

シロナ「……行けるみたい。行ってみましょ!!」グイ

レッド「まじかよ」


やぶれたせかい

レッド「なにここ?」パシャ

シロナ「…………」

レッド「なんか居心地悪いし早く帰りたいんだけど……」

シロナ「……やぶれたせかい」ボソッ

レッド「え?」

シロナ「この世の裏側に存在し、ギラティナのみが棲む世界。時空が捻れ、時間・空間の概念がない。青く渦巻く背景や浮遊する足場、重力の方向が傾いている場所があるなど現実世界の常識を覆す場所……それがここ…やぶれたせかいってアタシは呼ぶわ。いえ、そう呼ぶべき空間なのよ」

レッド「……」ポカーン

シロナ「行きましょう。ギラティナを拝みに……」

レッド「捕まえるの?」

シロナ「当たり前」

23: 2011/09/09(金) 01:05:35.13 ID:s0u1CdL6o
レッド「……ここは下にどんどん下りて行くのか」

シロナ「色々と仕掛けはあるみたいね」

レッド「めんどくさいな」ヒョイッ

シロナ「え?あっ!ちょっと!!」ジタバタ

レッド「二度目のお姫様抱っこです」

シロナ「恥ずかしい……けど誰も居ないから許す…」ギュッ

レッド「……じゃあしっかり捕まってて」

シロナ「どうする気?」

レッド「よっと」ダッ

シロナ「え?えええええ!!」ヒュー

レッド「早くて良いでしょ!!」ヒュー

シロナ「そんなことより着地はどうするのよぉおおお!!」

レッド「カビゴン!悪いマットになってくれ!!」

カビゴン「ぶわぁ」

ぼよん

シロナ「わわわ!」

レッド「よっと!着地」

24: 2011/09/09(金) 01:06:01.88 ID:s0u1CdL6o
シロナ「…………」

レッド「到着ですよ」

シロナ「……腰ぬけた」

レッド「あれで?」

シロナ「しばらくこのままでいなさい」

レッド「ん。わかった」

シロナ「で、ここが最下層……ね」

レッド「……あっちにいるのがギラティナってやつ?」

シロナ「……そうみたいね。ここはギラティナしかいない空間だから…」

レッド「面白そうじゃん」

ギラティナLv:47「ギゴガゴーゴーッ!!」

レッド「ピカチュウ!10まんボルトだ!!」

シロナ「あほー!!」

バシン

レッド「なんで?」

シロナ「見なさい」

急所に当たった
効果はいま一つのようだ
ギラティナは倒れた

25: 2011/09/09(金) 01:07:22.58 ID:s0u1CdL6o
レッド「まあいいじゃん」ポイ

ギラティナを捕まえた

シロナ「……生きたまま捕まえたいのに…」

レッド「ごめん。でも一度でいいから言ってみたかったんだ」

シロナ「……レッド君だから許す」ムスッ

レッド「とりあえず、帰りますよ」

シロナ「そうね……あっ!アレ持って帰りましょ」

レッド「……何これ?」

シロナ「はっきんだま。ギラティナに持たせてみると良いかも……ほらここにあったからギラティナには良いかなって思うの」

レッド「なるほどね……では帰りますかリザードン」

リザードン「ぼがぁぼがぁ」


やりのはしら

レッド「なんかまた新たな空間が二つ出来てるんだけど……」

シロナ「……時間を司るディアルガと空間を司るパルキアね」

レッド「ふ~ん……拝んでみたいな」

シロナ「当たり前でしょ?じゃあレッド君はパルキアね」

レッド「……ん?」

シロナ「捕まえといてね」

レッド「……まじ?」

シロナ「当たり前でしょ!!ほら出てこい!ディアルガ!!」

ぐわんぐわん

ディアルガLv:70「グギュグバァッ!!!」

パルキアLv:70「ガギャギャァッ!!!」

レッド「……あのなんか同時に出てきたんですけど…」

シロナ「それに挟み撃ちにされてるわね」

レッド「……ホウエンでもあったな。この感じ…」

シロナ「懐かしいわね。じゃあよろしく」

レッド「ラジャー!」



今回はここまでです。
寝ます。
失礼しました。
矛盾とか出来るだけスルーでお願いしやす。

32: 2011/09/12(月) 23:29:57.46 ID:CXCElQS+o

シロナ「さてガブリアス、地震」

ガブリアスの地震
効果は抜群だ
ディアルガは残った
ディアルガのかいふくふうじ
ガブリアスは回復を封じられた
ディアルガの残りのHP→オレンジ

シロナ「う~ん……どうする…ガブリアス戻って!トゲキッス!!」

トゲキッスLv:79「ぶふふぽわぃんやー」

シロナ「賭けるか……はどうだん」

トゲキッスの波動弾
効果は抜群だ

シロナ「残れ残れ残れ残れ残れ残れ残れ残れ残れ残れ残れ残れ」ブツブツ

急所に当たった
ディアルガは倒れた

シロナ「」

ディアルガを捕まえた

シロナ「……」

ドカッ

レッド「痛い!」

シロナ「まだ氏んでないよね?」

レッド「順調ですね」

パルキア残りのHP→赤

33: 2011/09/12(月) 23:30:24.25 ID:CXCElQS+o
レッド「フジギバナ眠り粉」

パルキアのあくうせつだん
急所に当たった
フシギバナは倒れた

シロナ「何してるのよ!!」

レッド「眠り粉したかっただけ」

シロナ「捕まれえええ!!」ポイ

バァン

レッド「……ちょっと後ろに下がってて。ラプラス」

ラプラスLv:84「ぶわ~わ」

レッド「とりあえずほら」ポイ

コト…バァン

シロナ「何で捕まえられないのよ!」

レッド「そりゃあ伝説ポケモンじゃん。そう簡単に捕まってたまらないでしょ!というより寧ろ普通は出会うだけでも凄いのに捕まえる時点で凄いよ」

シロナ「むぅ…」

パルキアのあくうせつだん
ラプラスは残った

レッド「行くよ!」

シロナ「これで捕まえるの?」

レッド「嫌なら別に時間かかるけど……」

シロナ「わかったわよ」ポイ

レッド「話が分かるシロシロ好きだよ」ポイ

パルキアを捕まえた

34: 2011/09/12(月) 23:30:53.70 ID:CXCElQS+o
シロシロ「……なんだかんだでレッド君ってもしかしてアタシにとっては福の神かも」

レッド「いきなりどうしたの?」

シロナ「だってレッド君と会う前じゃここ来ても何の反応もなかったし……やぶれたせかいも現れなかったもん」

レッド「時期が悪かったんじゃなかったの?」

シロナ「そうでもないの。結構ここには何かあると思って足を運んだんだけど何にも起らなかったの。……玉持って行ったりしたんだけどね」

レッド「そいつは良かったじゃん」

シロナ「ところで……さっきから変な音が聞こえるんだけど……」

レッド「変な音?」

シロナ「ポケギア?」

レッド「……いや、これじゃない」

シロナ「その笛からなんか音が聞こえるっぽいんだけど」

レッド「……こいつか」スッ

シロナ「……吹いてみたら?」

レッド「ここで?」

シロナ「家で気持ちが良いとか言ってたじゃん」

レッド「シロシロ吹いて」

シロシロ「レッド君でしょ」

レッド「……お願い」

シロナ「いや、レッド君が持ってきたんだからレッド君が吹くべきよ」

レッド「ちぇっ」

シロナ「良い音色を期待してるわ」

35: 2011/09/12(月) 23:31:23.04 ID:CXCElQS+o
レッド「いくぞ」スゥー

ぴろぴろ……ぺーろーぴーろー

シロナ「へったくそ」

レッド「悪かったな」

シロナ「あれ?なんか視界が……」ガシッ

レッド「本当だ!見えない」

シロナ「……やっと視界が見えてきたよ」

レッド「なんだったんだ?」

シロナ「あれね」

レッド「この階段って上に繋がってるぞ」

シロナ「大発見よ!これは考古学も大きく動く!!」

レッド「行くの?」

シロナ「当たり前よ」グイッ

レッド「そんなに走らなくても」

シロナ「これはアタシとレッド君が先に見つけたんだからこんな発見を奪われたくないでしょ!!」

レッド「こんなとこ誰も来ないって」

シロナ「善は急げよ!!……到着!」

レッド「たけー……降りるのも一苦労だな」

36: 2011/09/12(月) 23:31:53.73 ID:CXCElQS+o
シロナ「レッド君あれ……」グイ

レッド「ん?…………何あいつ?」

シロナ「……わからない。候補とするなら全てを想像した神、アルセウス」

レッド「じゃああれがアルセウスじゃね?」

シロナ「え?ちょっとレッド君?それ本当?」

レッド「だってギラティナ・ディアルガ・パルキアがさっき捕まえたばっかだし……ダークライやクレセリアでもないし、妖精さん達でもないんでしょ?ひーなんとかはここには居ないんだろ」

シロナ「消去法?」

レッド「うん」

シロナ「でもシェイミが……」

レッド「シェイミってどんなポケモン?」

シロナ「えっと確か……花畑にいるだとかで…」

レッド「はい。ここに花ある?」

シロナ「……ない」

レッド「じゃあアイツがアルセウスじゃん」

シロナ「なななな、なにぃいいいい!!!」

レッド「え?急にどうしたの?」

シロナ「そっ、そそそそんなやつ捕まえたら考古学界ががあああくぁw背Drftgyふじこlp;@:「」ガクガク

レッド「おっ、落ち着いて!!とりあえず深呼吸」

シロナ「そっ、そうねすぅーはーすぅーはー」

レッド「……どう?」

シロナ「落ち着かないに決まってるでしょー!!」

ドカッ

レッド「じゃあ逃げる?」

シロナ「いや、悪いけど創造者はアタシのポケモンになってもらうわ!!この興奮はその後味わうわ!!」

アルセウスLv:80「ドドギュウウーン!!」

37: 2011/09/12(月) 23:32:39.66 ID:CXCElQS+o
レッド「とりあえず」

シロナ「ダブルボール」ポイ

コト…コト…バァン

レッド「何!?」

シロナ「流石創造者。簡単には捕まえられないわね」

レッド「ってそんなこと言ってられない!」ヒョイ

シロナ「え!?何!?なんなの!!」

レッド「一旦非難!!」ダッシュ

アルセウスのはかいこうせん

レッド「おわああああ!!」

シロナ「ああああ!!ポケモン出してなかったから標的がアタシ達なのかぁあああって早くしてぇえええええ!!」

ずるっずがががががが

レッド「ぐわぁあああ!!」

シロナ「レッド君大丈夫……じゃないよね?………階段一気に下まで滑り降りちゃったし……」

レッド「……思いっきりケツ打った…しばらく動けない。ギャグ漫画じゃあるまいし……」

シロナ「……レッド君…わかった。レッド君のためにあいつ捕まえてくる!!」

レッド「一回撤退しない?」

シロナ「捕まえるのよ!!」ダッ

レッド「……頑張ってくれあーいたいいたい」ヒリヒリ

38: 2011/09/12(月) 23:33:07.44 ID:CXCElQS+o
シロナ「ハァ…ハァ…到着!!ゴー!ガブリアス!!」

ガブリアスLv:81「がおぉぶぶ」

シロナ「レベル差があんまりないなら容赦なしでいいわ!確か創造者はノーマルだったから瓦割り!!」

ガブリアスの瓦割り
効果は抜群だ
アルセウスは余裕で残った
アルセウスは反動で動けない

シロナ「もう一度よ!!」

アルセウスのハイパーボイス
ガブリアスは残った
ガブリアスの瓦割り
効果は抜群だ
アルセウスは残った

シロナ「レベル差変わらないしアルセウスのHPからして凄い種族値なのね……ガブリアスのHP半分持っていかれたし…瓦割り」

アルセウスの自己再生
HPを回復した
ガブリアスの瓦割り
効果は抜群だ
アルセウスは残った
アルセウス残りHP→オレンジ真ん中

シロナ「せこい真似を……もう一回よ」

アルセウスの破壊光線
ガブリアスは耐えれない
ガブリアスは倒れた

39: 2011/09/12(月) 23:33:35.14 ID:CXCElQS+o
シロナ「嘘でしょ?ならばルカリオ!」

ルカリオLv:80「ぎゃおぅ」

シロナ「はどうだん!」

アルセウスは反動で動けない
ルカリオのはどうだん
効果は抜群だ

シロナ「残って頂戴」ギリ

アルセウスはギリギリ残った

シロナ「しゃっ!!」

シロナ「これでアタシのものだぁああ!!」ポイ

バァン

シロナ「」

アルセウスの自己再生
HPを回復した

シロナ「」

アルセウスのだいちのちから
効果は抜群だ
ルカリオは倒れた

シロナ「……ヤバい。ミカルゲ」

ミカルゲLv:「おんみょーん」

ミカルゲはプレッシャーを放っている
アルセウスのだいちのちから
ミカルゲは倒れた

40: 2011/09/12(月) 23:34:26.15 ID:CXCElQS+o
シロナ「……ちょっとレッド君に来てもらわなきゃ…」カコカコ

シロナ「レッド君すぐ来て!!」

レッド『まだ痛いから動けない』

シロナ「良いから早くアタシが殺される!!」

レッド『つーか、これからっしょ』

シロナ「早く来い!!!」

レッド『もう……わかりましたよ』

シロナ「耐えるのよ!!ロズレイド!」

ロズレイドLv:78「ぴぴきゅあぽわわ」

アルセウスの自己再生
HPを回復した
ロズレイドのヘドロばくだん
アルセウスは残った

レッド「おす」

シロナ「遅いわよ!」

レッド「腰痛気味なんだから許してよ」

シロナ「今大変なのよ」

レッド「おー頑張ってるね」

シロナ「手持ちが3体やられた」

レッド「そりゃあ創造したポケモンだし……」

シロナ「自己再生がネックなの」

レッド「ふ~ん。もうマスターボール使っちゃえばいいんじゃない?」

シロナ「もったいない」

レッド「そうですか」

アルセウスのはかいこうせん
ロズレイドは倒れた

41: 2011/09/12(月) 23:34:57.79 ID:CXCElQS+o
シロナ「…………」

レッド「もう十分だな。これ以上は俺がさせん」ポイ

シロナ「どうせ捕まえられないわよ」

コト…コト…コト…ぽしゅん

アルセウスを捕まえた

シロナ「え」

レッド「はい、プレゼント」

シロナ「どうやって……ってこれは…」

レッド「今の内に使っておきたかったんだよね。なんかもう使うことなさそうだったし……」

シロナ「……ありがとうレッド君」ニコッ

レッド君「……っいっ、今のは反則だ!!さあ帰ろう!!」スタスタ

シロナ「……?どこが?」

レッド「俺にしかわからないものなんだよ」

シロナ「……ところで、次どこ行く?」

レッド「最後のバッジ取りに行きます」

シロナ「……最後ちょっとレッド君の技じゃキツいかも」

レッド「何でよ?」

シロナ「電気使いだから」

レッド「……そう?」

シロナ「効果抜群ないじゃん」

42: 2011/09/12(月) 23:35:26.66 ID:CXCElQS+o
レッド「そうか。でもレベル差が補ってくれるんだ」

シロナ「うわ……」

レッド「良いだろ。別に…」

シロナ「……ガブリアス貸す?」

レッド「いや、なついてないんで良いです」

シロナ「……まあ借りるって言っても貸さないけどね」

レッド「おい」


222番道路

レッド「浜辺だ」パシャ

シロナ「なんで浜辺を通るのよ」

レッド「海が見たいんだよ」

シロナ「今まで散々見てきたんだじゃないの?」

レッド「良いんだよ。どこも同じ浜辺じゃないんだから」

シロナ「珍しく正論ね」


ナギサシティ

シロナ「あそこがポケモンリーグ」

レッド「やっとここまで来たか」パシャ

シロナ「ま、行く必要ないんだけど……」

レッド「いや、行かせてよ。記念で」

シロナ「嫌よ。アタシの職奪わないでよ」

レッド「いや、行くだけだから……」

シロナ「あーはいはい。ちなみにここナギサシティは『たいようのまち』って呼ばれるから道路の一部がソーラーパネルになってるのよ」

レッド「……おっ!マジじゃん」

シロナ「あと、あれがポケモン岩です」

レッド「……カビゴン?」パシャ

シロナ「ゴンベよ」

レッド「シロシロあれは?」

シロシロ「シロベの灯台。シンオウのシンボル」

レッド「行ってみたい」

シロナ「はいはい」

レッド「なんか子供みたいな扱いされてるんだが……俺の方がポケモン強いんだぞ!!」

シロナ「その口調がものすごく子供っぽい」

43: 2011/09/12(月) 23:35:52.97 ID:CXCElQS+o
シルベの灯台

レッド「へーあれがポケモンリーグ」

シロナ「たきのぼりが必要よ」

レッド「飛べばいいじゃん」

シロナ「まあそうだけど……」

?「シロナさん?」

シロナ「ん?……ジムリーダーのデンジ君じゃない」

レッド「知り合い?」

シロナ「今ジムリーダーって言ったんだけど……」

デンジ「何してるんですか?」

シロナ「観光よ」

デンジ「そちらの彼と?」

シロナ「まっ、まあね」

デンジ「てことは挑戦者として受け取って良いのかな?」

シロナ「そうね」

デンジ「そうか……キミのポケモンは強そうだし…期待しているよ。先にジムで待ってるよ」スタスタ

シロナ「…………」

レッド「……」

シロナ「あー……なんか本気にさせちゃった」

レッド「良いじゃん。面白そうだ」

シロナ「だから電気オンリーだって」

レッド「……そうか。俺のポケモンには地面タイプの技がないのか」

シロナ「今更気づいたの?」

レッド「ガブリアス貸して」

シロナ「いーや」

レッド「ねえシロシロ俺の事嫌いなの?」

シロシロ「大好きよ、いや……愛してるわよ。でもレッド君はアタシよりも強いんだし勝てるわよ!!」

レッド「そうか。じゃあ応援してくれ。そしたら勝てるわ」

シロナ「みんなの前じゃ恥ずかしいよぉ…」テレッ

レッド「……なんだって?」

44: 2011/09/12(月) 23:37:18.48 ID:CXCElQS+o
ナギサジム

レッド「これでいいの?」

ぐるん

シロナ「そうそう……ちがう!あれ?どうだっけ?」

レッド「覚えてないの?」

シロナ「当たり前よ!!というか色々変わってて……」

レッド「リーダー呼ぼうよ」

シロナ「さっき呼んだんだけど挑戦者は出向いてこいだってよ」

レッド「はぁ……」

シロナ「アタシが付き添ってるんだからガッカリしないでよ」

レッド「シロシロ居なかったら直接飛んで行ったわ」

シロシロ「……ここ飛ぶと危ない気がする」

レッド「……なんかわかった気がする」

シロナ「でしょ……あっ!着いた着いた」

デンジ「待ってたよ」

レッド「さて、お相手して貰おうか」

45: 2011/09/12(月) 23:38:12.56 ID:CXCElQS+o
デンジ「強い相手ってことで楽しませてもらうよ。サンダース!」

サンダースLv:61「ぺーろりっ」

レッド「なんかモルフォンっぽいよね」

シロナ「……言われてみるとそうね」

レッド「さて、ごり押しで行くかリザードン」

リザードンLv:88「ぼがぁぼがぁ」

デンジ「おっほ、流石強いと言われるだけあってこのレベルじゃ物足りないか……チャージビーム」

レッド「りゅうのはどう」

リザードンのりゅうのはどう
サンダースは倒れた

シロナ「弱い者いじめはやめなさーい!!」

レッド「ホウエンの時にも同じ事言えたか」

デンジ「ならこいつはどうだ!!」

エレキブルLv:65「ぎがーべべっべべ」

レッド「ブラストバーン」

シロナ「ほんとごり押しね」

レッド「悪いか」

リザードンのブラストバーン
エレキブルは倒れた

46: 2011/09/12(月) 23:38:39.52 ID:CXCElQS+o
デンジ「ランターン」

ランターンLv:63「じぽん」

レッド「交替フシギバナ」

フシギバナLv:88「ぴゃーぎゃお」

デンジ「冷凍ビーム」

レッド「ハードプラント」

フシギバナのハードプラント
効果は抜群だ
ランターンは倒れた

デンジ「ちぃっ!!」

シロナ「レッド君頑張れー!!」ブンブン

レッド「やだ、可愛いじゃん」

デンジ「……そうか、オーバが言ってたシロナさんの男ってキミか」

レッド「ん?倒せたら教えてやるよ」

デンジ「もう諦めてるけどな。でも目標が出来るとは嬉しいことだ」

シロナ「なんか二人がアタシを取り合ってるような会話に聞こえる」

レントラーLv:62「ぐわぉわお~ぉ」

レッド「交替カビゴン」

カビゴンLv:86「ぶわぁ」

デンジ「かみなりのきば」

レッド「ギガインパクト」

レントラーの雷のキバ
カビゴンは残った
カビゴンはひるんで動けなかった

47: 2011/09/12(月) 23:39:27.66 ID:CXCElQS+o
デンジ「もう一度だ!」

レッド「こっちももう一度」

シロナ「ここで攻撃が外れれば面白いのよね」

レントラーの雷のキバ
カビゴンは残った
カビゴンのギガインパクト
しかし、カビゴンの攻撃は外れた

レッド「ちょっとぉお~」

シロナ「ごめんごめん」

デンジ「雷のキバ」

レッド「ふぶき」

レントラーの雷のキバ
カビゴンは残った
カビゴンのふぶき
レントラーは倒れた

デンジ「……ライチュウ」

ライチュウLv:61「らいー」

レッド「面白いこっちもいけ!ピカチュウ!!」

ピカチュウLv:92「ぴかー」

シロナ「おお!」

デンジ「かわらわり」

レッド「ボルテッカー」

ピカチュウのボルテッカー
効果はいま一つのようだ
ライチュウはのこった
ピカチュウは反動を受けた
ライチュウのかわらわり
ピカチュウは残った

48: 2011/09/12(月) 23:39:59.94 ID:CXCElQS+o
シロナ「……なんとも言えない状態ね」

レッド「ほんとだね」

デンジ「キミの切り札なのかな?」

レッド「ああ、なんせレベルがレベルだしな10万ボルト」

ピカチュウの10まんボルト
効果はいま一つのようだ
ライチュウは倒れた

デンジに勝った

デンジ「ビーコンバッジだ」

レッド「写真撮って良いかい?ツーショットで」

シロナ「…………」

デンジ「良いけど…」

パシャリ

デンジ「キミはこの後ポケモンリーグに行くのかい?」

レッド「行くけど…」

デンジ「そうか。ちょっとシロナさんと話したいからジム外で待っててくれないか?」

レッド「ん。てことで、先外行ってるよ」

シロナ「何かしら?」

デンジ「彼はここ出身なのかい?」

シロナ「いえ、ここじゃないわ」

デンジ「じゃあ、彼は地元のチャンピオンの代表か……」

シロナ「勘弁して欲しいわ」

デンジ「こっちに引き入れることは?」

シロナ「う~ん……アタシより強いのにチャンピオンじゃないから…」

デンジ「確かに……あのピカチュウは化け物だよ」

シロナ「でも、対策さえすれば負けないわよ」

49: 2011/09/12(月) 23:41:07.69 ID:CXCElQS+o
シロナ「……なんとも言えない状態ね」

レッド「ほんとだね」

デンジ「キミの切り札なのかな?」

レッド「ああ、なんせレベルがレベルだしな10万ボルト」

ピカチュウの10まんボルト
効果はいま一つのようだ
ライチュウは倒れた

デンジに勝った

デンジ「ビーコンバッジだ」

レッド「写真撮って良いかい?ツーショットで」

シロナ「…………」

デンジ「良いけど…」

パシャリ

デンジ「キミはこの後ポケモンリーグに行くのかい?」

レッド「行くけど…」

デンジ「そうか。ちょっとシロナさんと話したいからジム外で待っててくれないか?」

レッド「ん。てことで、先外行ってるよ」

シロナ「何かしら?」

デンジ「彼はここ出身なのかい?」

シロナ「いえ、ここじゃないわ」

デンジ「じゃあ、彼は地元のチャンピオンの代表か……」

シロナ「勘弁して欲しいわ」

デンジ「こっちに引き入れることは?」

シロナ「う~ん……アタシより強いのにチャンピオンじゃないから…」

デンジ「確かに……あのピカチュウは化け物だよ」

シロナ「でも、対策さえすれば負けないわよ」

50: 2011/09/12(月) 23:41:35.39 ID:CXCElQS+o
デンジ「……この後の行先は?」

シロナ「フロンティ辺りに行きたい。ポケモンリーグは正直行って欲しくないわね」

デンジ「……そういえば挑戦者がシロナさんを待ってるみたいだ。レベルはハッキリ言ってシロナさん以上とオーバが言っていた。四天王は何故かリョウが不在でチャンピオンまで上り詰めているとのことだ」

シロナ「え?」

デンジ「……俺的にはシロナさんに勝ってもらいたいが……厳しかったら彼氏に助けを求めてみたらいいかもな」

シロナ「かっ、彼氏なんて……」テレテレ

デンジ「本番で彼氏に負けないでくださいよ。それじゃ」

シロナ「負けないわよ」


ナギサシティ

シロナ「お待たせってレッド君?」キョロキョロ

シロナ「……ん?あれはミカンちゃんね。おーい!!」

ミカン「?……シロナさん!!」

シロナ「こんなところまで来て何してるの?」

ミカン「修行です」

レッド「買ってきたよー」

ミカン「遅い氏ね」

レッド「酷い!」

51: 2011/09/12(月) 23:42:20.30 ID:CXCElQS+o
シロナ「レッド君、アタシの分は?」

レッド「ない」

シロナ「もう一回行ってきて」

レッド「えー」

ミカン「シロナさんに失礼氏ね氏ね!!」

レッド「わかりましたよ」トボトボ

シロナ「あ、あの…ミカンちゃん?」

ミカン「なんですか?」

シロナ「あっ、あんまりレッド君虐めないで」

ミカン「いえ、虐めてません。でも氏ねばいいなって思います」

シロナ「いやだからその表現は……」

レッド「はい、お待たせー」

ミカン「遅いですレッドさん嫌いです氏ね」

レッド「はいはい」

シロナ「……」

レッド「ちょっとシロシロ」グイ

シロシロ「なによう?」

レッド「先ポケモンリーグ行ってるからミカンちゃん適当に撒いて来てよ」ボソボソ

シロナ「あ、うん」

レッド「じゃあねミカンちゃん」

ミカン「気安く呼ばないでください氏ね」

レッド「くそー最後まで嫌悪状態だったぜ」トボトボ

52: 2011/09/12(月) 23:43:22.74 ID:CXCElQS+o
シロナ「……じゃっ、じゃあミカンちゃんアタシもこれで……」

ミカン「そんな事言わずにもうちょっとお話に付き合ってくださいよー」ガシッ

シロナ「……じゃあもうちょっとだけね」

ミカン「やった♪えっとさっきここの四天王のオーバさんに相手してもらいました」

シロナ「あー……うん。どうだった?」

ミカン「相性悪かったです。ネールは炎技でエンペルトは10まんボルト……」ブツブツ

シロナ「あー……うん。ジムリーダーとして頑張ったわ」ナデナデ

ミカン「アイツ氏ねばいいのに……」ボソッ

シロナ(オーバ…)

ミカン「シロナさん!あたしの仇取ってください!!」

シロナ「え?」

ミカン「かたき討ちですよ!!」ゴゴゴ

シロナ「……うん。わかった」

ミカン「でね他にもこんなことが……」ペチャクチャ

シロナ「あーうん……」ボソ…ボソ

2時間後

ミカン「あーすっきりした。楽しかったです。それではシロナさん、ジムリーダー大会の時に会いましょう」フリフリ

シロナ「……またね」ゲッソリ

シロナ「……」カコカコ

レッド『……はい』

シロナ「……レッド君いまどこ?」

レッド『今家で寛いでる』

シロナ「じゃあすぐに戻るわ」

53: 2011/09/12(月) 23:43:53.46 ID:CXCElQS+o
シロナの家

シロナ「つかれたぁあー」バフ

レッド「おつかれさーん」ゴロゴロ

シロナ「本当に寛いでた」

レッド「腰がピンチなんで湿布貼って安静にしてました」

シロナ「それはお大事に。ところでポケモンリーグ行って無いよね?」

レッド「行ったけど、入り口で追い返された」

シロナ「あー、先に手を打っといて良かった」

レッド「やっぱりシロシロが原因か」

シロシロ「だーから、アタシがここのチャンピオンだからレッド君は挑んで欲しくないわけ」

レッド「……そうだね」

シロナ「あれ?素直じゃない」

レッド「グリーンに自慢できるし、俺の嫁はチャンピオンなんだぜって」

シロナ「よっ、嫁!!」

レッド「うん」

シロナ「まっ、まあれれ、レッド君なら……アタシの婿になってもいいけど……アタシの家事さえなんとかしてくれたら……」モジモジ

レッド「それより、アルセウスとか考古学的にどうなの?」

シロナ「話そらすな!!」

ドカッ

レッド「いてっ!」

54: 2011/09/12(月) 23:44:24.85 ID:CXCElQS+o
シロナ「……とりあえず、ナナカマド博士に報告ね」

レッド「なんで?」

シロナ「いや、いきなりアルセウスが宇宙を創ったって言ってもレッド君信じる?むしろそのポケモンが本当にアルセウスかどうかわからないでしょ?」

レッド「……なるほど」

シロナ「だから報告よ」

レッド「ふ~ん……そういえば、頂上での興奮はどこいったの?」

シロナ「……なんかいつの間にかなくなってた」

レッド「アルセウスもそんなものか…」

シロナ「……ミカンちゃんの暗い話を聞かされたら興奮から悲しいになるわよ」

レッド「そんなに暗かったの?」

シロナ「聞けばわかるよ……ジムリーダーのストレスってやつかな」

レッド「………」

シロナ「いや、ほらわかるでしょ?デンジ君みたいに負けないつもりでいくのは良いけど、レッド君みたいな相手や弱点ばっかついてくる相手」

レッド「………もういいわ」

シロナ「……わかってくれたね。あれを2時間聞かされたのよ」

レッド「もうシロシロ本当にお疲れ」

シロシロ「全くよ」

55: 2011/09/12(月) 23:45:03.44 ID:CXCElQS+o
レッド「アサギシティの頃はまだバラのトゲだったのに……」

シロナ「何したのよ?」

レッド「ただ、愚痴ばっかの電話に相槌打ってだけなんですけどねぇ……いつの間にか茨になってたのよ」

シロナ「いつ交換したのよ?」

レッド「………アサギの時…」

シロナ「……ふぅん」ムスッ

レッド「何で起こってるのよ?」

シロナ「べっつにぃ~」ゴロリ

レッド「何でも俺が唯一の男登録らしいよ」

シロナ「………」ゴロッ

レッド「ごめん」

シロナ「よろしい」

ぴろぴろ

シロナ「あ、ごめん。ちょっと電話」

レッド「ユニークな着信音だわ」

シロナ「着信音なんか適当で良いのよ」

レッド「意外とUFOが発信してそうな音だったりしてな」

ドカッ

レッド「おいぃいいい…」

56: 2011/09/12(月) 23:45:31.02 ID:CXCElQS+o
次の日

レッド「朝起きたらシロシロがいない。代わりの置手紙にポケモンリーグ行ってくると書いてある」

レッド「大方防衛戦だが嫌な予感しかいない。ピカチュウどう思う?」

ピカチュウ「ぴかー」

レッド「だよな。行くか」


ポケモンリーグ

レッド「ちょっと待て!入れないだと?」

係員「うん」

レッド「なんでよ?」

係員「今チャンピオンが防衛戦してる」

レッド(やっぱりか)

レッド「待てよ。なら四天王くらいは挑ませてくれよ」

係員「……君はレッド君だよね?」

レッド「だったら?」

係員「申し訳ないがこれはチャンピオンから命令でね」

レッド「チッ……四天王もダメなのかよ」

係員「……四天王?今1人行方不明で3人しかいないけど…」

レッド「なら、その挑戦者は3人しか挑んでなくてチャンピオンと戦ってるのか?」

係員「っすねぇ」

レッド「サンキュー!!」ダッ

係員「……やっべ!!行っちゃったよ…チャンピオンに何か言われちまうぜ!」

57: 2011/09/12(月) 23:45:59.85 ID:CXCElQS+o
リョウの部屋

レッド「……ここが居ないのか…」

レッド「ありがてえぇええ!!」ダッ

レッド「……どなたか知らんが恩に着るぜ!」


キクノの部屋

レッド「俺には時間がないんだよ!!」

キクノ「おほほ。急がば回れですよ」

レッド「チャンピオンが負けるかもしれないから焦ってるんだ!」


オーバの部屋

オーバ「…………燃え尽きちまったぜ」

レッド「あばよ」ダッ

オーバ「キミだろ?……シロナさん守ってやってくれ」

レッド「………言われなくても守ってやるさ」


ゴヨウの部屋

レッド「アンタのポケモンもなかなか強かったがナツメの方が強かったな」

ゴヨウ「四天王最強でもやはり最強のエスパー使いには勝りませんでしたか……」

レッド「なんだ戦ったのか?」

ゴヨウ「ええ、最近ここにやってこられましてね。チャンピオンが不在でしたが私と戦いたいとのことで……彼女のミュウツーに歯が立ちませんでした」

レッド「……なるほどね」

ゴヨウ「さて、先の挑戦者のチャンピオン戦も終わったようですね」

レッド「はえーよ!!」ダッ

ゴヨウ「………」

58: 2011/09/12(月) 23:46:31.23 ID:CXCElQS+o
チャンピオンの部屋

シロナ「…………お見事です。素晴らしい戦いだったわ…」

パール「いっよしゃーチャンピオン倒したぞー!!!」

シロナ「……さあ、殿堂入りの部屋に貴方のポケモン達を刻みましょう。……新しいチャンピオンさん」ギリ

パール「ようやく俺が最強になるのか……」

?「待てよ」

シロナ「!!」

パール「!?」

レッド「新チャンピオン、俺と戦え」

シロナ「………レッド君…どうしてここに…?」

パール「誰だよお前ー?」

レッド「ただの挑戦者さ…」

パール「なんだよー。先に殿堂入りしてからでもいいだろー?」

レッド「3人しか四天王倒してないんだってな」

パール「ああ。だっていないっていうんだもんよ」

レッド「それでチャンピオン倒したってのはおかしい。四天王を倒したもんだぜ」

パール「そうだけどさー」

レッド「俺も今からそこの前チャンピオン倒すからその後俺と勝負しろ」

パール「その間俺は何してばいいんだ?」

レッド「入口のポケモンセンターで回復」

パール「……なるほど、じゃあ行ってくるわ。逃げたら罰金100万円な!!」タタタ

59: 2011/09/12(月) 23:46:58.91 ID:CXCElQS+o
レッド「ふぅ…」

シロナ「レッド君……これはどういうこと?」

レッド「シロシロ、勝負してくれ」

シロシロ「どういうこと?」

レッド「ここのチャンピオンはシロシロが一番似合ってる。それに俺が挑もうとした時チャンピオンはやっていたいって言っただろ」

シロシロ「でもアタシは負けた……」

レッド「でもまだアイツは殿堂入りしていない。だからまだチャンピオンだろ?」

シロナ「そんなことしてアタシを侮辱してるの?」

レッド「……違うね。シロシロが負けていい相手は俺だけだ」

シロナ(よくわからない)

シロナ「………良いわ。アタシはカントーで負けたから…ここも負けたことにしてあげる」

レッド「そうかい」

シロナ「ただ、絶対に勝ちなさい!!」

レッド「……もちろん。負ける気がしない。手持ち教えてくれ」

シロナ「………これ本当は違反なんだけど…」ゴニョゴニョ

レッド「……ありがと」ナデナデ

シロナ「こ、こんなとこ見られたら……」カァァ

パール「待たせたな!!勝った?」

60: 2011/09/12(月) 23:47:51.12 ID:CXCElQS+o
レッド「ああ」バッ

シロナ「あっ…うう……」シュン

パール「なら、勝負だ!」

レッド「審判はシロナさんお願いします」

シロナ「……ええ」

パール「いけ!!ムクホーク!」

ムクホークLv:81「ケーーーーーン!!」

レッド「……カメックス」

カメックスLv:88「ぐぅわぐわ」

ムクホークのいかく
カメックスの攻撃がさがった

パール「インファイト」

レッド「ふぶき」

ムクホークのインファイト
カメックスはぎり残った
ムクホークの防御と特防がさがった
カメックスのふぶき
効果は抜群だ
ムクホークはぎり残った
ムクホークは凍りついた

61: 2011/09/12(月) 23:48:17.67 ID:CXCElQS+o
パール「なんだとー!?」

レッド「交替」

ラプラスLv:86「ぶわ~わ」

ムクホークは凍って動けない

レッド「サイコキネシス」

パール「インファイトだ!溶けてくれええ!!」

ムクホークは凍って動けない
ラプラスのサイコキネシス
ムクホークは倒れた

シロナ「ムクホーク、戦闘不能」

パール「げげっ!!」

パール「ドダイトス!!」

ドダイトスLv:85「ぎゅじゅじゅう」

レッド「交替でカビゴン、ふぶき」

パール「地震!」

ドダイトスのじしん
カビゴンは残った
カビゴンのふぶき
効果は抜群だ
ドダイトスは残った

パール「もう一度だ!」

レッド「ギガインパクト」

ドダイトスのじしん
カビゴンは倒れた

62: 2011/09/12(月) 23:48:45.95 ID:CXCElQS+o
シロナ「カビゴン、戦闘不能」

パール「しゃっ!これで5対5!!」

レッド「ラプラス」

ラプラスLv:86「ぶわ~わ」

パール「リーフストーム」

レッド「ふぶき」

ドダイトスのリーフストーム
効果は抜群だ
ラプラスは気合のタスキで持ちこたえた
ドダイトスの特攻が2下がった
ラプラスの吹雪
しかし、ラプラスの攻撃は外れた

レッド「……交替」

リザードンLv:88「ぼがぁぼがぁ」

パール「かみくだく!!」

ドダイトスの噛み砕く
リザードンは残った

レッド「エアスラッシュ」

パール「噛み砕くだ!!」

リザードンのエアスラッシュ
効果は抜群だ
ドダイトスは倒れた

63: 2011/09/12(月) 23:49:14.28 ID:CXCElQS+o
シロナ「ドダイトス、戦闘不能」

パール「良く頑張った」

レッド「………」

パール「フローゼル!!」

フローゼルLv:79「ぐるぐるやおーん」

レッド「交替だ。フシギバナ」

フシギバナLv:88「ぴゃーぎゃお」

パール「こおりのキバ」

レッド「ハードプラント」

フローゼルの氷のキバ
効果は抜群だ
フシギバナは残った
フシギバナのハードプラント
効果は抜群だ
フローゼルは倒れた

シロナ「フローゼル戦闘不能」

パール「お前なんなんだよ!?」

レッド「…………」

シロナ「……」ジー

シロナ(久々にレッド君の本気を見た気がする……カントーでアタシと戦った時もこんな感じだったのかな?)

64: 2011/09/12(月) 23:49:56.67 ID:CXCElQS+o
パール「……カビゴン!」

カビゴンLv:83「ぶわぁ」

パール「ギガインパクトだ!」

フシギバナは反動で動けない
カビゴンのギガインパクト
フシギバナは倒れた

シロナ「フシギバナ、戦闘不能」

レッド「カメックス」

カメックスLv:88「ぐぅわぐわ」

レッド「きあいだま」

カメックスのきあいだま
しかし、カビゴンに当たらなかった
カビゴンは反動で動けない

パール「じしん」

レッド「気合玉」

カメックスの気合玉
効果は抜群だ
カビゴンはぎりぎり残った
カビゴンの地震
カメックスは倒れた

シロナ「カメックス、戦闘不能」

レッド「…………」

リザードンLv:88「ぼがぁぼがぁ」

パール「しねんのずつき」

レッド「りゅうのはどう」

リザードンの竜の波動
カビゴンは倒れた

65: 2011/09/12(月) 23:50:23.98 ID:CXCElQS+o
シロナ「カビゴン、戦闘不能」

パール「ぐうう」

レッド「…………」

パール「ヘラクロス」

ヘラクロスLv:81「ぱらぴおん」

レッド「……」

パール「スローンエッジ」

レッド「ブラストバーン」

リザードンのブラストバーン
効果は抜群だ
ヘラクロスは倒れた

シロナ「ヘラクロス、戦闘不能」

パール「ギャロップ!!」

ギャロップLv:79「ぎゃおんばろん」

レッド「交替、ラプラス」

ラプラスLv:86「ぶわ~わ」

パール「おにび」

レッド「しおみず」

ギャロップのおにび
ラプラスはやけどを負った
ラプラスのしおみず
効果は抜群だ
ギャロップは残った
ラプラスはやけどのダメージを受けている
ラプラスは倒れた

66: 2011/09/12(月) 23:50:53.68 ID:CXCElQS+o
シロナ「ラプラス、戦闘不能」

レッド「…………」

ピカチュウLv:92「ぴかー」

パール「大文字」

レッド「ボルテッカー」

ギャロップのだいもんじ
ピカチュウは残った
ピカチュウはやけどを負った
ピカチュウのボルテッカー
ギャロップは倒れた
ピカチュウは反動のダメージを受けた
ピカチュウはやけどのダメージを受けている
ピカチュウは倒れた

シロナ「ギャロップ・ピカチュウ、戦闘不能」

レッド「……」

リザードンLv:88「ぼがぁぼがぁ」

パール「……だめだ。手持ちがもういねーよ」

パールに勝った

パール「くそーせっかくチャンピオンになったと思ったのに……」

レッド「………」

パール「くそー!次は絶対負けないからな!!」ダッ

67: 2011/09/12(月) 23:51:23.55 ID:CXCElQS+o
シロナ「……」

レッド「……いや~、危なかった」

シロナ「レッド君お疲れ様」

レッド「シロシロ」

シロシロ「久々の強敵だったの?」

レッド「シロシロ以来です。ムクホークが凍ってくれて更に溶けなかったからラッキーだったよ」

シロシロ「……悔しいなぁ」

レッド「シロシロなら余裕だよ」ナデナデ

シロシロ「負けたんだけど……惜敗だったけど…」

レッド「惜敗なら次は勝てるよ」

シロナ「そっかな?」

レッド「勝てる。さて、写真でもどうかな?」

シロナ「まあ良いわよ」

パシャリ

レッド「どうも」

シロナ「まあ、レッド君の頼みだし……」

レッド「じゃあ殿堂入りの部屋でも行きますか」

シロナ「え?」

レッド「いや、俺勝ったし」

シロナ「え……」

レッド「俺がここのチャンピオンだ!!」

シロナ「え、待ってよ!アタシに譲ってくれるんじゃ……」

レッド「よっと……」

うぃ~ん

シロナ「待て待て!!」ガシッ

レッド「危ないって飛び乗りは」ガシッ

シロナ「殿堂入りするって聞いてないわよ!」

レッド「まあまあ」

シロナ「まあまあで済むか!!」

68: 2011/09/12(月) 23:52:16.33 ID:CXCElQS+o
殿堂入りの部屋

レッド「これでよし」

シロナ「」ズーン

レッド「ほら、シロシロボール貸して」

シロシロ「え?」

レッド「記念だから……殿堂入りなんて」

シロナ「……」スッ

レッド「……はい。俺がチャンピオンになってから3分に旧チャンピオンに倒されましたとさ」コトコト

シロナ「れっどくぅん…ありがとお」スリスリ

レッド「やっぱりここのチャンピオンはシロシロがしっくり来るしな」

シロシロ「えへへ…お礼に何か一つお願いを聞いてあげよう」

レッド「ほんとけ!?」

シロナ「レッド君限定だけどね」

レッド「ほう。一旦帰ってから考えたいし、帰ろう」

シロナ「ん」

69: 2011/09/12(月) 23:52:51.96 ID:CXCElQS+o
シロナの家

レッド「これで、ここともオサラバか」

シロナ「……まだ、行くところあるわよ」

レッド「まだあんの!?」

シロナ「ファイトエリア」

レッド「ファイト…?どこですか?」

シロナ「バトルフロンティアって知ってる?」

レッド「聞いた事ないや」

シロナ「まあ、そこね。明日行きましょう」

レッド「まだ、あるとは……シンオウ…恐るべし……」

シロナ「チャンピオンロードにも別の道路に出るところがあるのよね」

レッド「うわ……まだまだ回るとこたくさんあるし」

シロナ「そういえば、オーキド博士が来てるって聞いたわ」

レッド「おいおい。博士何しに来たんだよ」

シロナ「さあ?」

レッド「まあ博士の件はほっといてファイトエリアってところに行こうか」

シロナ「……結構人が多くて楽しいところなのよね」

レッド「へぇ~」

70: 2011/09/12(月) 23:53:43.02 ID:CXCElQS+o
次の日・キッサキシティ

レッド「…………」ガタガタ

シロナ「……はっ、早く乗って!!」ガクブル

レッド「おっ、おけ!」


ファイトエリア

レッド「……おお!」パシャ

シロナ「凄いところでしょ?」

レッド「コトブキシティよりも賑やかじゃん」

シロナ「まあ、シンオウからたくさんの人が来てるから……」

レッド「へえ……ここがバトルフロンティアってところか」

シロナ「ちょっとここ寄ってって良いかしら?」

レッド「俺も行ってみたい」


バトルフロンティア

レッド「スゲー」パシャ

シロナ「ここは経験値もらえないわよ」

レッド「いや、あんまり関係ないでしょ」

シロナ「……じゃあ簡単にここの説明をするわ。五か所のところでポケモンバトルを楽しめるの」

レッド「ふ~ん」

71: 2011/09/12(月) 23:54:13.62 ID:CXCElQS+o
シロナ「あれの奥の高いのがバトルタワー……そこのミニチュアで確認するとここはペンタゴンみたいなってるから、バトルタワーから時計回りに紹介するとバトルファクトリー・バトルルーレット・バトルキャッスル・バトルステージで、バトルタワーとなってるの」

レッド「へー」

シロナ「ホウエン地方は2つ多かったらしいけどね。で、すぐそばのテントは景品交換所」

レッド「どうやって?」

シロナ「バトルポイントと交換するの。ここはお金は全く役に立たなくて施設でバトルポイントを貰ってここで交換するシステムなの。ちなみにBP=バトルポイントね」

レッド「なんだ。随分楽しそうじゃん」

シロナ「で、施設には各々フロンティアブレーンという施設のリーダーがいるの。そのリーダーを倒すとたくさんBPが貰えるわけ」

レッド「なんか証とか貰えるの?」

シロナ「さっき総合受付のところでバトルレコーダー貰ったでしょ。そこに記念プリントが貰えるの」

レッド「例えば?」

シロナ「ふふんっ!」バッ

レッド「げっ!全部コンプリートしてる!!」

シロナ「まあ、アタシなら出来ることね」ニヤリ

レッド「くう…」

シロナ「とりあえず、大まかな説明はこんなもんで後はどこか行ってそこのルールに従ってくること」

レッド「……シロシロはどこか行くの?」

シロナ「アタシはバトルキャッスルに行くわ」

レッド「ふ~ん。じゃあ俺もそこ行くわ」

シロナ「まあ、そうね。ここは結構アナウンサー多いからレッド君が奪われちゃうし」

レッド「………」

72: 2011/09/12(月) 23:55:00.81 ID:CXCElQS+o
バトルキャッスル

レッド「え?レベル50!!」

受付「はい」

レッド「俺レベル50以上なんだけど……」

受付「レベル50になるので心配ありません」

レッド「ふぅん。じゃあ、御三家で」

受付「かしこまりました。こちらへどうぞ」

レッド「へへへ……」

シロナ「お久しぶりです。コクランさん」

コクラン「お久しぶりです。シロナさん」

シロナ「カトレアちゃんは元気かしら?」

コクラン「ええ。ですが昼夜逆転で夜中に電話かかってきてこちらとしては不眠症になりかけでして……」

シロナ「まあそれは大変」

コクラン「なんでも、ガンネクがどうのこうのでキラ様がとかで……」

シロナ(信者になってしまったか)

コクラン「ですが、カトレアお嬢様がお元気なので何よりです」

シロナ「そうね」

73: 2011/09/12(月) 23:55:56.61 ID:CXCElQS+o
コクラン「何でも今度各ジムリーダー・四天王・チャンピオンの大会に出られるとのことでそのことを嬉しそうにおっしゃっていました。まさかカトレアお嬢様からご招待されましたので、見に行かせてもらいます」

シロナ「ああ、アタシもそれに出るわ」

コクラン「ここ、シンオウのチャンピオンとしてですか?」

シロナ「ええ……で、今戦っている赤帽子がおそらくカントーのチャンピオンとして出るはずよ」

コクラン「はず……ですか」

シロナ「彼は元チャンピオンだから……」

コクラン「それはそれは……通りでお強いはずです」

シロナ「……そういえばここってポケモンレンタルできたわよね?」

コクラン「ええ」

シロナ「ちょっと貸してくれないかしら?アイテムも……もちろんCP(キャッスルポイント)とBPはいらないわ」

コクラン「ええ。まあ、それでしたら構いませんよ」

シロナ「ありがとう、コクランさん」

コクラン「いえいえ、しかし……何するんですか?」

シロナ「彼とお遊びバトルするの」

レッド「しゃー!7連勝!!!」

74: 2011/09/12(月) 23:56:53.53 ID:CXCElQS+o
シロナ「レッド君」

レッド「あーシロシロどこ行ってたの?」

シロナ「レンタルバトルやらない?ここ借りて」

レッド「誰と?」

シロナ「アタシと」

レッド「まあ良いよ」

シロナ「じゃあレッド君のポケモンはこの3体ね」

レッド「シロシロのは……?」

シロナ「アタシもここでレンタルした3体。ちなみに負けても文句はなしね」

レッド「……ん?」

シロナ「……はいはい。こっちこっち」

レッド「……まさか、もう一度来るとは…」

シロナ「じゃあ審判お願いします」

コクラン「かしこまりました」

レッド「何のポケモンかわからないし」

シロナ「いけ!フォレトス!!」

フォレトスLv:50「ぐしゃぁごん」

75: 2011/09/12(月) 23:57:23.45 ID:CXCElQS+o
レッド「お前行って来い」ポイ

コイキングLv:50「ばぁぼぉ」

レッド「」

シロナ「まきびし!」

レッド「……」

フォレトスのまきびし
辺り一面にまきびしがちらばった
コイキングのはねる
しかし、なにもおこらない

シロナ「ふっふふふ……」プークスクス

レッド「……これはひいきですか?」

シロナ「いいえ、Fateです」

レッド「くそ、交替だ」ポイ

ピジョットLv:50「ぴぎゃぁーお」

ピジョットはまきびしのダメージを受けた

シロナ「ふっ」プルプル

レッド「あれ?何故だ?」

シロナ「持ち物見てみたら?」

レッド「……黒い鉄球だと!?」

シロナ「だいばくはつ」

レッド「バカめ!交替の方が早い」ポイ

フォレトスの大爆発
フォレトスは倒れた
ピジョットは倒れた
コイキングも巻き込まれて倒れた

レッド「」

シロナ「……もう、何にもいえない」クスクス

76: 2011/09/12(月) 23:57:51.71 ID:CXCElQS+o
レッド「まさか何も出来ずにピジョットがやられるとは……」ポイ

シロナ「アタシもこの子何かわかんないから」ポイ

ダグトリオLv:50「ぴろぴろぴろんでゅくしゅ」

ダグトリオはまきびしによるダメージを受けた

レッド「おお!期待できる!まきびしで一撃で氏ぬ状態だけど……」

マルマインLv:50「じぃじぃごばごぉお」

シロナ「おお!これは面白い!」

レッド「穴を掘る」

シロナ「させない!!」

マルマインの大爆発
マルマインは倒れた
ダグトリオは倒れた

レッドは負けた

係員「今のをビデオに記録しますか?」

レッド「するわけねーだろ!!」

シロナ「アタシはしておくわ」

コクラン「またいらしてください」

シロナ「ええ。今日はありがとう」

77: 2011/09/12(月) 23:58:19.02 ID:CXCElQS+o
バトルフロンティア

シロナ「いや~楽しかったね」

レッド「」ズーン

シロナ「あはは……レンタルだから運だって…実質バトルファクトリーなんて運だし」

レッド「……」ズーン

シロナ「まあまあ、他の施設回ってこの鬱憤晴らしてきなよ」

レッド「……そうする…シロシロ恨みたいけど……恨めない」

シロシロ「優しいレッド君は大好き!!」ダキッ

レッド「……」

レッド(やっぱり抱き着かれるっていいな)

3時間後・ファイトエリア

レッド「……疲れた」

シロナ「そりゃ、ほとんどの施設で暴れてたからね」

レッド「で、次はどこ行くんだ?」

シロナ「ここから上に行ってサバイバルエリアを目指します!」

レッド「そんなところもあるんだ。何か知らないけど」

シロナ「行くわよ」

レッド「定位置着いた?」

シロナ「とっくに」

レッド「じゃ行きますか」キコキコ

78: 2011/09/12(月) 23:58:46.45 ID:CXCElQS+o
225番道路

鳥使いが勝負を仕掛けてきた。
ポケモンレンジャーが勝負を仕掛けてきた。
サイキッカーが勝負を仕掛けてきた。
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた。
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた。
ドラゴン使いが勝負を仕掛けてきた。

レッド「なんか久しぶりに勝負を挑まれた気がする」パシャ

シロナ「ここにいる人たちってある意味選ばれた人たちだからねぇ」

レッド「チャンピオンに挑んでくるとは……」

シロナ「テレビ見てないんでしょ」

レッド「なるほど」


サバイバルエリア

シロナ「……ここが修行する場所みたいなところ」

レッド「へぇ~さっきよりショボイな」

シロナ「まあ、名前がサバイバルだけあって仕方がないでしょ……あら、バクじゃない」

バク「シロナさんじゃん。何してんすか?」

シロナ「観光」

バク「そっちの男が彼氏すか」

シロナ「……アタシも入って良い?」

バク「良いすよ。彼氏さんも」

シロナ「彼氏彼氏連呼するな!」

バク「おーこわい!じゃあ俺はフロンティア行ってこよ」

レッド「……何だったんだ?」

シロナ「バク。おそらくオーバの弟」

レッド「ふ~ん」

シロナ「じゃ、入りましょ」

レッド「どんなとこなのか……」

79: 2011/09/12(月) 23:59:27.18 ID:CXCElQS+o
しょうぶどころ

シロナ「こんにちは~」

ALLジムリーダー「…………」ギラッ

シロナ「……しっ、失礼しました~」バタン


サバイバルエリア

レッド「どしたの?」

シロナ「……ジムリーダーが一斉にこっち見てきたから怖くなって閉めた」

レッド「それは怖い。俺も入る気なくした」

シロナ「ちょっともう一回突入してくる」

レッド「が、頑張ってくれ」


しょうぶどころ

シロナ「こっ、こんにちは」

ALLジムリーダー「………」ギロッ

シロナ「しっ、失礼しましたぁ~!!!」バタン


サバイバルエリア

レッド「おーよしよし」ナデナデ

シロナ「こわいこわい」スリスリ

レッド「とりあえず、こっち行ってみたい」

シロナ「そうね、ハードマウンテンにも行きましょう」

80: 2011/09/13(火) 00:00:12.61 ID:f76a0MWFo
226番水道

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「俺はもうやだ」

シロナ「じゃあどうする?」

レッド「リザードンに乗って行こう!」パシャ

シロナ「おー!」


227番道路

レッド「……暑い」ダラー

シロナ「火山あるからね……」ダラダラ

レッド「……リザードンが余計に熱い」パシャ

シロナ「それ言っちゃ可哀想よ」


ハードマウンテン

レッド「おお!スゲー……でも暑い」パシャ

シロナ「でも、ここにヒードランがいるのよ」

レッド「……入るの?」

シロナ「自転車乗ってれば風が吹いて涼しくなるわよ」

レッド「ならない」

81: 2011/09/13(火) 00:00:56.23 ID:f76a0MWFo
ハードマウンテン・内部

レッド「……」パシャ

シロナ「ねぇ」ダラダラ

レッド「……わかってる」

シロナ「なら早く行ってよお」

レッド「行ってますとも……けど、結構辛いんです。サウナの中チャリ漕いでる感じで……」

シロナ「分かったから早くして……」グッタリ

レッド「……くそ!しっかり捕まっててくれ!色っぽいシロナを見ていいのは俺だけなんだよおおお!!」キコキコ

シロナ「大声出さないで……」グテー


ハードマウンテン・最深部

レッド「………」

シロナ「………」

レッド「ねえ……こいつ?」

シロナ「……おもてたんとちがーう!!」

ヒードランLv:50「ごごぼっごぼぼぼ!」

きらりーん☆

82: 2011/09/13(火) 00:01:38.65 ID:f76a0MWFo
レッド「ん?」

シロナ「もしかして……」

2人「「色違い!?」」

シロナ「うわーまさか色違いに会うとは…」

レッド「これは捕まえなきゃ!!」

シロナ「……んーレッド君頑張れ!!」

レッド「しょうがない……リザードン、りゅうのはどう」

リザードンのりゅのはどう
効果はいま一つのようだ
ヒードランは残った

シロナ「クイックボール!!」ポイ

コト…コト…コト…ぽしゅん

ヒードランを捕まえた

2人「「え?」」

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「ねえ、シロシロ」

シロシロ「………」

レッド「こんなあっさりなんて……」

シロナ「こいつ本当に伝説かしら?」

レッド「おい落ち着け」

83: 2011/09/13(火) 00:02:20.02 ID:f76a0MWFo
228番道路

レッド「空って楽だね」パシャ

シロナ「ええ、やっと涼しくなれたわ」

レッド「で、そろそろ自転車で行かない?」

シロナ「砂嵐すごいじゃん」

レッド「あー、なるほど」


229番道路

シロナ「先に230番道路行きましょう」

レッド「なんかあるの?」パシャ

シロナ「ファイトエリアに通じる」

レッド「なんもないのね」

230番水道

レッド「……」パシャ

シロナ「………」

レッド「本当に何にもないし……」

シロナ「何もなくたっていいじゃない」

レッド「つまんない」

シロナ「……そうじゃん!」

84: 2011/09/13(火) 00:03:01.23 ID:f76a0MWFo
229番道路

レッド「ここってなんもないんだな」

シロナ「あったらあったで嫌でしょ?」

レッド「……まあね」

シロナ「あ!着いたよ着いた!」


リゾートエリア

シロナ「ここはあれよ。お店がないの」

レッド「へぇ~」パシャ

シロナ「まあ、金持ちのリラックス場ね」

レッド「そうなの?」

シロナ「あれ、人の別荘だし」

レッド「……俺には一生縁がない」

シロナ「アタシの別荘あるから縁はあるでしょうが!」ビシ

レッド「いたい!」

シロナ「まあ、のんびりしましょう」

レッド「別荘もうちょい近くで見てみたい」テクテク

シロナ「そう」スタスタ

レッド「……プール付きかよ」

85: 2011/09/13(火) 00:03:33.80 ID:f76a0MWFo
シロナ「金持ちねぇ」

レッド「チャンピオンってどのくらいもらえるの?」

シロナ「う~ん。2年全く使わずに我慢すればこれが買えるわね」

レッド「マジかよ……」

シロナ「昨日はありがとねレッド君♪」

レッド「……まあシロシロの笑顔が見れればそれでいいや」

シロシロ「もうっ!」

男「ちょいそこの旅人達」

レッド「失礼な!観光人と呼べ!!」

シロナ(チャンピオンとして認識されてない……)ズーン

男「大して変わらないだろ!!いや、新婚夫婦と呼ぶべきか?」

シロナ「~!!」バシバシ

レッド「痛い痛い」

男「やっぱりそうか?そんなことよりこの別荘貰ってくれ!!」

レッド「」

シロナ「」

2人「「は?」」

男「もちろん。あやしい話じゃない。元々俺も貰いものだったんだけどいらないし、だから貰ってくれ」

レッド「えーせっかシロナ「貰うわ!!」

男「さんきゅ~。ありがとよ。ちょいと来てくれ」

86: 2011/09/13(火) 00:04:05.00 ID:f76a0MWFo
別荘内

男「ここのカタログで注文してくれ。持ち主の家具もないし、俺のもないし……とりあえず、テーブルをオーナーしてくれ。お礼だよ」

シロナ「………」

30分後

配達員「ちわーテーブルでーす」

男「じゃ、何かの注文はこのカタログでな。お二人さんのおかげでやっと旅に出れる。ありがとよ!じゃな!」

レッド「……」

シロナ「……さて、これで別荘持ちになってしまった訳ね」

ガチャ

男「そうそう。光熱費とかは自腹で頼むぜ」バタン

シロナ「……だって」

レッド「……なんてことだ」

シロナ「とりあえず、カタログの品全部注文しちゃうわよ」

レッド「え?」

シロナ「だって後から頼むのめんどうだし……」

レッド「……」

30分後

配達員「……ちょうど2500000万円です。ありがとーございましたー」

レッド「………何か言う事は?」

シロナ「……ごめんなさい」

87: 2011/09/13(火) 00:04:40.41 ID:f76a0MWFo
レッド「………よしよし」ナデナデ

シロナ「そこまで子供じゃない!」

レッド「にしても、カタログ全部買うと結構賑やかになるな」

シロナ「ピアノとか懐かしいわ」

レッド「え?シロシロ弾けるの?」

シロシロ「アタシをなめて貰っては困る」

レッド「……教養スキルが高いのか」

シロナ「うるさいわね!良く聴きなさいよ」

レッド「ああ」

シロナ「…………」

レッド「……」

シロナ「………」

レッド「ねえ、まだ?」

シロナ「その、やっぱり外にいて音が聴こえ始めたら入ってきてくれない?」

レッド「えー」

シロナ「だってはずかしいし……」

レッド「はいはい」

88: 2011/09/13(火) 00:05:30.83 ID:f76a0MWFo
別荘前

レッド「おいおい。プール結構広いな」

レッド「おまけにそこそこ深いし…」

レッド「ここから……ポケモンリーグとか眺められるかな」

レッド「天体観測セットを久しぶりに出すか」ゴソゴソ

レッド「…………おー!」

レッド「おおお!!」

レッド「なんとか見えるな。木が邪魔かと思ったがそこまで高い木じゃなくて助かったぜ」

レッド「……ん?急に見えなくなった……壊れたか?」

シロナ「…………」

レッド「……あ」

シロナ「……良い度胸じゃない?」

レッド「……回避可能?」

シロナ「無理♪」

ドカッ

89: 2011/09/13(火) 00:06:05.85 ID:f76a0MWFo
別荘内

シロナ「……」~♪

レッド「……」ボー

シロナ「……」~♪

レッド「本当に上手かった……」

シロナ「……む。アタシだってポケモンや考古学以外にだって特技持ってるわよ」

レッド「ごめん。家事スキルない。考古学者チャンピオンだと思ってた」

シロナ「今日から見直しなさい」

レッド「ああ。じゃあそろそろ帰るか」

シロナ「え?今日はここでお泊りでしょ。ベッドもあるし……」

レッド「食い物ないじゃん」

シロナ「ここはデリバリー呼ぶべきよ!!」

レッド「……お金が…」

30分後

90: 2011/09/13(火) 00:06:34.71 ID:f76a0MWFo
?「特製蕎麦お待たせしました」

レッド「どうも、すんません。ここまで」

シロナ「……なんで蕎麦頼んだのよ」

?「スタンプお持ちですか?」

レッド「ないです」

?「では……はい…これで」

シロナ「……今思ったけどナツメちゃん何してるの?」

レッド「え?……あっ、ナツメだ」

ナツメ「今思い出したのね」

シロナ「何してるの?」

ナツメ「ここの蕎麦のお汁が美味しいから覚えようと思って短期集中バイト」

レッド「ふ~ん。食ってく?」

ナツメ「食べたいけどまだ配達するから遠慮するわ」

シロナ「……」チュルチュル

シロナ「うん。確かにお汁が美味しい」

ナツメ「でしょ。まあこの蕎麦はついでなんだけど……」

レッド「あれか。四天王のエスパー使い倒してきたんだろ?」

ナツメ「へぇ。もう知ってたの?まあその通りなんだけど……」

シロナ「嘘?ゴヨウさん負けちゃったの?」

レッド「うん」

シロナ「あー、どうするかな~?」

91: 2011/09/13(火) 00:07:03.96 ID:f76a0MWFo
ナツメ「あっ、そうそうレッド」

レッド「なんだ?」

ナツメ「明日か明後日……出来れば今日含めて4日以内にカントーのポケモンリーグに来て。ワタルからの命令。あと、グリーンからの伝言」

レッド「嫌だと言ったら?」

ナツメ「元チャンピオン剥奪」

レッド「はい」

シロナ「良いじゃん。ここで元チャンピオンになったんだし」ズルズル

レッド「そうじゃん」

ナツメ「……まあとにかく来て頂戴」

レッド「シロシロ連れってって良い?」

ナツメ「それは無理だわ。と、いうよりシロナさんもこっちで呼ばれてるみたいだしシロナさんが行きたくても行けないって状況ね」

レッド「ふ~ん」

シロナ「……まあ、レッド君虐めたらアタシが成敗するから大丈夫よ。そうカントーポケモンリーグに伝えておいてちょうだい」

ナツメ「わかった。他はある?」

シロナ「これのおかわり」

レッド「俺のがなーい!!」

92: 2011/09/13(火) 00:07:50.78 ID:f76a0MWFo
次の日・別荘内

レッド「……おっOいって柔らかいんだ」

シロナ「……それ羽布団よ」

レッド「」

シロナ「それはともかく後三日以内に回りきれてないところを回ります!」

レッド「まだあるのかよ」

シロナ「あるわ。例えばフカマルのいるところとか」

レッド「そういえば一回も見てないな」

シロナ「まずはナナカマド博士のところに行きましょう」

レッド「何でよ?」

シロナ「アルセウスの報告。もしかしたらオーキド博士がいるかもしれないし」

レッド「納得だわ」


ナナカマド研究所

シロナ「博士ー」

レッド「はかせー」

ナナカマド「おお!シロナ君にレッド君ではないか」

93: 2011/09/13(火) 00:09:16.67 ID:f76a0MWFo
オーキド「おお!レッド!元気じゃっか?」

レッド「ああ」

オーキド「前、突然消えたからみんな心配しとったわい」

レッド「ええ」

オーキド「ポケモン図鑑はどうなってるかな?」

レッド「結構見つけました」

オーキド「どれどれ……」

オーキド「…………本当に見つけたポケモンだけは異常に多いんじゃな。それに比べ捕まえたポケモンが伝説ポケモンばっかとは…」

レッド「グリーンに負けませんよ」

オーキド「そうじゃな」

ナナカマド「どうしたんだい?」

シロナ「考古学界に衝撃ですよ。アルセウスってご存知ですよね?」

ナナカマド「あの宇宙を創ったという……」

シロナ「ええ。それがこのボールの中にいます」

ナナカマド「それはほんとうかい!?」

シロナ「ええ」

ナナカマド「確かにそれはものすごい事だね」

シロナ「ですが、アルセウスが宇宙を創ったと言うのは仮説にしかなりません。アタシは今度はそれを考古学で証明して見せたいと思います」

ナナカマド「つまり、アルセウスが全ての始まりと?」

シロナ「はい」

ナナカマド「それはすごい。でもシロナ君なら出来る。頑張れよ!!」

シロナ「はい!……あれ?」

94: 2011/09/13(火) 00:09:44.32 ID:f76a0MWFo
オーキド「で、まあ、レッドこれを見てくれんか」

レッド「……石碑?」

オーキド「そうじゃ。これと似たような石碑がカントーでも見つかってな、カントーの石碑を調べたところ『ありがとうという思いを刻む』らしいのじゃよ」

レッド「へー」

シロナ「その石碑見たことあります」ヒョコ

オーキド「ほんとかいシロナ君?」

シロナ「ええ。確か224番道路にあった気がします」

オーキド「そうか。じゃあすまんが調べてきてくれんかのう」

シロナ「お任せください。行くわよ」グイ

レッド「マジかよ」

シロナ「ええ」


マサゴタウン

シロナ「ただ、すぐ行くだけじゃつまらないからフカマルの穴に行きましょう」

レッド「ああ、そういやそんな事話してたね」

シロナ「あそこで良い個体値のフカマルのために粘りました」

レッド「……」

シロナ「ごめんなさい」

95: 2011/09/13(火) 00:10:34.97 ID:f76a0MWFo
207番道路

レッド「懐かしいなおい!」

シロナ「206番道路通って!」


206番道路

レッド「いあいぎり必要だってさ」

シロナ「……気にしない気にしない」スルリ

レッド「ですよね」スルリ

シロナ「で、ここ真っすぐ」

レッド「この穴?」

シロナ「こっちじゃないわ」

レッド「まだあるの?」

シロナ「ふふふ……隠しよ」

レッド「すげー」パシャ

シロナ「先に隠しじゃない方から行きましょう」


まよいのどうくつ

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「迷った」

レッド「おい」

シロナ「だって久々にここ来たんだもん」

レッド「まあぶらぶらしてたら帰れるだろ」

シロナ「だといいけど……」

96: 2011/09/13(火) 00:11:17.49 ID:f76a0MWFo
?「あの」

レッド「ん?幼女じゃないか」

シロナ「どこ反応してる」

?「ポケモンさん捕まえに来たら迷っちゃって……出口まで案内してください」

シロナ「任せなさい」ヒョイ

?「ひゃっ!」

シロナ「お名前は?」

?「ミルです」

シロナ「ミルちゃんね。しっかりお姉さんに抱き着いてなさい」

ミル「はい」

レッド「…………」

シロナ「……じゃあレッド君。先に出口で待ってるわ」

シロナは穴抜けの紐を使った

レッド「…………」

レッド「まじかよ…」

97: 2011/09/13(火) 00:11:52.60 ID:f76a0MWFo
206番道路

レッド「やっと出れた……」

シロナ「おそーい」

レッド「いや、穴抜けは反則」

シロナ「女の子待たせるなんてデリカシーなーい」

レッド「悪かったよ」

シロナ「じゃあ次にフカマルの洞窟に行きましょう」

レッド「そういやあったな」


迷いの洞窟(隠し)

レッド「暗っ!!」

シロナ「しっかりサポートしなさい」ギュッ

レッド「自転車危ない」

シロナ「レッド君の今までの運転技術なら大丈夫と信じてる」

レッド「やめてください」


206番道路

レッド「本当にフカマルがいた……」

シロナ「でしょ」

98: 2011/09/13(火) 00:12:20.92 ID:f76a0MWFo
別荘内

レッド「……で、午後にその224番道路行くの?」ゴロゴロ

シロナ「もう、お昼だし」

レッド「めんどくさいな」

シロナ「まあまあ」

レッド「あっ!そう言えばシロシロ俺のどんなお願い一個だけ聞いてくれるんだよね」

シロシロ「もちろん」

レッド「じゃあ、明日付き合ってもらうかな」

シロナ「……まあ良いけどね」

レッド「……で、なんでまた昼蕎麦なの?」

シロナ「昨日食べた蕎麦が美味しかった」ズルズル


チャンピオンロード

シロナ「こっちこっち」

レッド「リザードンをまさか洞窟内で飛ばせるとは思わなかったぞ」

シロナ「また、湖のほとりから落ちたい?」

レッド「いえ……」

シロナ「アタシにとっても勘弁して欲しいものだから、だからリザードンに頼んだのよ」

レッド「……トゲキッスは?」

シロナ「暗いとこじゃ可哀想じゃない。まあ見えるけど……洞窟だし」

レッド「おぃいい!!」

シロナ「あはは……ここ入るの」

レッド「こっち?」

シロナ「そう」

レッド「……霧深いな」

シロナ「リザードン、霧払いのマネ」

リザードン「ぼがぁぼがぁ」

レッド「…………」

シロナ「あら?もう反論は?」

レッド「……ふっ!良いさ。明日反論しないなら今反論するのがあほらしく思えるぜ」

シロナ「何言ってるかわからない」

99: 2011/09/13(火) 00:13:04.56 ID:f76a0MWFo
?「……あたしマイ。貴方達は?」

シロナ「シロナ」

レッド「レッド」

マイ「そう……お願いがあるんだけど…この洞窟抜けたいから一緒に連れってて」

シロナ「良いわ」

レッド「じゃ、飛んで行くか」

マイ「出来れば歩いて行きたい」

シロナ「分かったわ」

レッド「シロシロ、すぐにバテるのは勘弁してください」

シロシロ「ばてない!!」

マイ「……行こ」スタスタ

レッド「先行くと迷子になるよ」

マイ「…………」ピタッ

シロナ「……何とも言えないわ」

レッド「ところで、何しに行くんだ?」

マイ「………ここを抜けたところに石碑……そこに現れるポケモンを……を見るため…」

レッド「なんだ。俺らと一緒じゃん…………ん?」

マイ「………そうなの?」

シロナ「アタシ達もその石碑見に行くの?……ん?ポケモン?」

マイ「…………うん」コクリ

レッド「何のポケモン?」

マイ「………シェイミ」

シロナ「あの伝説の?」

マイ「…………うん」コクリ

レッド「ちょっとヤバいんじゃない?」ヒソヒソ

シロナ「アタシの伝説コレクションに……」ヒソヒソ

マイ「…………早く行こ……早く見たい……ちょっぴりだけど」

レッド「いや、出口なんだなこれが」

シロナ「さっすがレッド君!!」

100: 2011/09/13(火) 00:13:43.33 ID:f76a0MWFo
224番道路

マイ「…………これ」

シロナ「これは鏡石ね」

レッド「……確かに表面はピカピカしてるな」

マイ「私は話すのが苦手……」

レッド「知ってる」

ドカッ

マイ「………選んだ言葉はそのつもりじゃないのに誰かを傷つける……そう考えると口をつぐんでしまう」

シロナ「レッド君もつぐめば」

レッド「……」コチョコチョ

シロナ「ひっ!あははは!ごめん。降参」

マイ「ちょびっとイラッと来た」

2人「「すみません」」

101: 2011/09/13(火) 00:14:15.53 ID:f76a0MWFo
マイ「……ありがとうの気持ちを伝えてくれるポケモンは素敵…」

レッド「ところで見たかった石碑ってあれ?」

マイ「……うん。不思議な感じ」

シロナ「……確かにオーキド博士が言ってた『ありがとうという思いを刻む』ってまあ端折ったけど……大体その通りね」

レッド「……つまり、ありがとうと伝えたい相手は誰かって事か?」

シロナ「……誰?マイさん?」

マイ「…………わたし?」

レッド「相手が居ないとそのポケモンに会えないらしい」

マイ「…………レッドと…シロナ…ちょびっと感謝してる」ボソッ

レッド「のわああ!!また視界が真っ白に!!」

シロナ「これは結構味わってるけど慣れないわ」

マイ「…………」

レッド「と、まあ見えてきました」

シロナ「……あれ?いつの間に花畑に!?」

マイ「…………」

レッド「……おっおいシロシロ!!」

シロシロ「ん?」

シェイミ「……!」スタコラ

シロナ「シェイミ!!」

マイ「ありがとう……きっと今のが伝えてくれるポケモン……貴方達のお蔭で見ることが出来ました」

シロナ「見るだけじゃ物足りないでしょ」

マイ「……え?」

レッド「あっちに感謝を伝えるポケモンが逃げたぞ」

マイ「……でも、見るだけで…」

シロナ「満足なんてそんな貴女には見えない」

マイ「………でも、シロナが」

シロナ「諦めた」キッパリ

レッド「だってさ」

マイ「…………」

マイ「……レッド…シロナ……ありがとう。自分の言葉で伝えてくるね」ダッ

レッド「……」

シロナ「……」

レッド「帰るか」

シロナ「そうね」

102: 2011/09/13(火) 00:14:47.53 ID:f76a0MWFo
別荘内

レッド「……で、これでシンオウコンプリートってわけか」

シロナ「そうだけど……もうちょっとレッド君と色々回りたい」

レッド「いや、回ったじゃん」

シロナ「だってしばらくの間レッド君カントーに帰っちゃうじゃん!会えないじゃん!!」

レッド「じゃあ、明日シロシロの好きなところを巡ろう」

シロシロ「ほんと!!」

レッド「ただし、最終日に俺のお願いを聞いてくれ!!」

シロナ「わかった」


次の日・202番道路

シロナ「……出た!」ガサガサ

エムリットLv:50「きゅううん」

レッド「ソーナンス」

ソーナンスLv38「そーなんす」

シロナ「クイックレッド君ボール」ポイ

バァン

レッド「ネーミングセンスだな」

シロナ「……レッド君がついてカッコいいじゃん」

レッド「こっちは恥ずかしいよ!!」

エムリットのスピードスター
ソーナンスは残った

レッド「とりあえず、カウンターな」

シロナ「ハイパーダブルボール」ポイポイ

コト…コト…コト…ぽしゅん

エムリットを捕まえた

103: 2011/09/13(火) 00:15:28.89 ID:f76a0MWFo
レッド「……またせこい捕まえ方をして…」

シロナ「ふふんっ」

レッド「まあ、エムリットだけで一日終わったけどね」

シロナ「さて、お夕飯でも食べに行きましょう」

レッド「予約は?」

シロナ「完璧」


レストランななつぼし

シェフ「お待たせしました」コトコト

レッド「いただきます」

シロナ「いただきます」

レッド「……」パクリ

シロナ「……」パクリ

2人「「うまい!!」」テーレッテレー

レッド「さすがレストラン」モグモグ

シロナ「ヤマブキシティのといい勝負ね」パクパク

レッド「……最後は贅沢したいよね」

シロナ「今日までレッド君と過ごせたことがアタシにとっては贅沢なの」パクリ

レッド「……」スッ

レッド「ほらよ」

パシャリ

シロナ「!!」

レッド「食い意地を張るシンオウチャンピオン」

シロナ「ちょっと消しなさい!!」

レッド「保存。これは思い出の一つとなった」ニヤニヤ

シロナ「ぐぬぬ……」

104: 2011/09/13(火) 00:16:37.28 ID:f76a0MWFo
シロナの家

レッド「え?一緒に寝る?」

シロナ「いっ、良いでしょ!最後なんだし……その…れっ、レッド君を……味わいたいし………」ゴニョゴニョ

レッド「……良いよ」

シロナ「……おっ、お邪魔しましゅ!!」モゾモゾ

レッド「……じゃ、お休み」

シロナ「………」

シロナ「……」ギュッ

レッド「身動き取れない」

シロナ「最後くらい良いでしょ」ギュゥ

レッド「……」クスッ

レッド「そうだね」ギュッ

シロナ「あっ…」

レッド「お休み」

シロナ「……」ムー

シロナ「………お休み」ギュゥゥ


次の日

レッド「……もうちょっとシロシロと居たい」

シロシロ「それはアタシと同じ……で、どこ行くの?」

レッド「……グリーンにチキン野郎って言われるのはごめんだからな」


カンナギタウン

シロナ「こっ、ここは勘弁して欲しいなぁ~って……」

レッド「……すぐ、済ますよ」ニギッ

シロナ「えっあ、ちょっとレッド君!?」

レッド「たのもー!」

105: 2011/09/13(火) 00:17:04.19 ID:f76a0MWFo
カンナギタウン・長老の家

長老「おや?あの時の旅人じゃないか?それと……シロナじゃないか!」

白妹「あー!」

レッド「もうズバッと言わせてもらうぜ!!」

長老→ばあちゃん「なんだい?」

レッド「シロナを俺にくれ!」

シロナ「れっ、れれれレッド君!?」カァァ

白妹「うわぁ~」

ばあちゃん「いいよ」

レッド「よっしゃぁあああああああ!!!」

シロナ「え?えええ!!あっさりすぎない?」

ばあちゃん「だって、シロナも好きなんじゃろ?」

シロナ「……」ポリポリ

シロナ「ぅん」カァァ

レッド「じゃ、そう言う事でまたなシロナ!」グイッ

シロナ「わわっ!んんっ……」

白妹「あわわわ~」

レッド「……へへへ。浮気は厳禁だぜ」ダッ

シロナ「……」ボー

レッド「ばあさんに妹またなー!リザードンカントーに向かってくれ!!」

ばあちゃん「またのう」

白妹「彼氏さんばいばーい」フリフリ

リザードン「ぼがぁぼがぁ」

シロナ「……ハッ!レッド君は?」

白妹「もうカントー帰ったよ」

シロナ「……そう。アタシも帰るわ」

ばあちゃん「そうかい。お茶でも飲んでくかい?」

シロナ「いらないわ。それじゃ」


カンナギタウン

シロナ「…………」

シロナ「そっちこそ浮気したら許さないんだから!!」


シンオウガイドマップ完成

106: 2011/09/13(火) 00:20:37.00 ID:f76a0MWFo
てことで、シンオウ制覇しましたと。
とりあえず、このスレはこれで終わりにしてジムリーダーの大会を最後にこのシリーズを終わらせようと思います。
次スレはしばらく立てれない&書けないので日が開いてしまいますが覚えていてくれたら嬉しいです。
まあ、個人的には第四世代のカトレアお嬢様と観光させたかったんですけど……
依頼はもう出します。
失礼しました。

107: 2011/09/13(火) 00:22:51.01 ID:Cy8YmtdIo
乙!

引用元: シロナ「ただいまレッド君と観光中」

引用元: レッド「オリジナルガイドマップでも作るかな」